JP2004192529A - 情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェア - Google Patents
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Abstract
【課題】ファームウェアの書き換えを許可する機能とファームウェアの不正書き換えを防止する機能を備えた情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアの提供。
【解決手段】情報処理装置は、フラッシュメモリー6とRAM領域10とEEPROM7とマイコン5とを具備する。第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されているCD−R媒体2が挿入された時、マイコン5がファームウェアの書き換えを許可する。第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコン5がファームウェアの書き換えを禁止する情報をEEPROM7に格納し、ファームウェアの不正書き換えを防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報処理装置は、フラッシュメモリー6とRAM領域10とEEPROM7とマイコン5とを具備する。第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されているCD−R媒体2が挿入された時、マイコン5がファームウェアの書き換えを許可する。第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコン5がファームウェアの書き換えを禁止する情報をEEPROM7に格納し、ファームウェアの不正書き換えを防止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書き換え可能な制御ファームウェアを有する情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアに関し、前記制御ファームウェアの書き換えを許可する機能、及び前記制御ファームウェアの不正書き換えを防止する機能を備えた情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファームウェアの不正コピーを防止する手段として、例えば、特許文献1では、プログラムとそのプログラムの実行を許可する情報を別々の媒体に格納する方法が述べられている。
【0003】
この方法によれば、プログラムの実行が許可されているワークステーション等の機器のみでプログラムの実行可能であり、プログラムを格納したフレキシブルディスク(Flexible Disk;FD)等の媒体を不正コピーして他のワークステーション等の機器で不正に実行することの防止は可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−38523号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、DVD(Digital Video Disc)再生専用機のように、実行許可情報を格納可能な磁気カードのような読み書き可能な別の媒体にアクセスできる機能を有していない機器の場合、DVD再生専用機等の機器の制御マイコンのバージョンアップファームウェアをCD−R(Compact Disc−Recordable)等の媒体に格納しておいてファームウェアを書き換える場合を想定すると、上記特許文献1に開示された従来例の手段を用いることができないため、前記CD−R等の媒体もしくはそのコピーを入手しただけで、誰にでも容易に不正バージョンアップ作業が行えてしまうという欠点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果であり、ファームウェアの書き換えを第1のステップと第2のステップの2つに分け、特に、第1のステップで実行する処理に関する情報を入手することが極めて困難となるような構成とし、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを許可し、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換え、また、書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体を不正に入手できたとしても、不正にファームウェアの書き換えを行うことは極めて困難で、しかも、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを禁止する情報を第2の不揮発性記憶手段に格納し、ファームウェアの不正書き換えを確実に防止することが可能な情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ファームウェアの書き換えを第1のステップと第2のステップで行う構成とし、また、第1のステップで実行する処理に関する情報を入手することが極めて困難となるような構成とし、さらに、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を試みた場合は、第2のステップの実行を禁止する情報を不揮発性メモリーに格納する構成をとっている。
【0008】
本発明の情報処理装置は、ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、遠隔操作手段が提供する前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を格納可能な記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイクロコンピュータ(以下単にマイコンという)とを具備した情報処理装置であって、前記マイコンが、前記遠隔操作手段によって前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記記憶手段に格納された前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段に前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とを備えたことを特徴とする構成を有するものである。
【0009】
本発明によれば、遠隔操作手段によってファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、マイコンがファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納する第1のステップを実行するので、ファームウェアの書き換えを許可することができ、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイコンが書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体から書き換え用ファームウェア本体を読み出して第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行するので、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換えることができ、第1のステップが実行されてファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、マイコンが記憶手段に格納されたファームウェアの書き換えを許可する情報を消去するので、ファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段より除去することができ、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段にファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納するので、ファームウェアの不正書き換えを防止することが可能となる。
【0010】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行して上記第2のステップが実行された場合、上記記憶手段に格納された上記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能を備えている。
【0011】
本発明によれば、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、マイコンが記憶手段に格納されたファームウェアの書き換えを許可する情報を消去するので、ファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段より削除することができる。
【0012】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行することなく、上記第2のステップの実行を行おうとした場合、上記ファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0013】
本発明によれば、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンがファームウェアの書き換えを禁止するので、不正なファームウェアの書き換えができなくなる。
【0014】
本発明の情報処理装置は、ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイコンとを具備した情報処理装置であって、前記マイコンが、特定の情報を格納されている媒体が挿入され、前記特定の情報を格納されている媒体に対する制御処理中に特定の操作を行った時、特定情報を前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記特定情報を前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された前記特定情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリアに前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とを備えたことを特徴とする構成を有するものである。
【0015】
本発明によれば、特定の情報を格納されている媒体が挿入され、特定の情報を格納されている媒体に対する制御処理中に特定の操作を行った時、マイコンが特定情報を第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納する第1のステップを実行するので、特定情報によりファームウェアの書き換えを許可することができ、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイコンが書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体から書き換え用ファームウェア本体を読み出して第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行するので、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換えることができ、第1のステップが実行されて特定情報を第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された特定情報を消去するので、特定情報を第2の不揮発性記憶手段より除去することができ、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリアにファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納するので、ファームウェアの不正書き換えを防止することが可能となる。
【0016】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行して上記第2のステップが実行された場合、上記第2の不揮発性記憶手段内部の上記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された上記特定情報を消去する機能を備えている。
【0017】
本発明によれば、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された特定情報を消去するので、特定情報を第2の不揮発性記憶手段より削除することができる。
【0018】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行することなく、上記第2のステップの実行を行おうとした場合、上記ファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0019】
本発明によれば、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンがファームウェアの書き換えを禁止するので、不正なファームウェアの書き換えができなくなる。
【0020】
本発明のコンピュータ・ソフトウェアは、ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、遠隔操作手段が提供する前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を格納可能な記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイコンとを具備した情報処理装置に使用されるコンピュータ・ソフトウェアであって、前記遠隔操作手段によって前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記記憶手段に格納された前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段に前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とをコンピュータに実現させるプログラムからなることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置の第1の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図である。
本発明の情報処理装置は、マイコンファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段であるフラッシュメモリー6と、遠隔操作手段であるリモコン9が提供するマイコンファームウェアの書き換えを許可する情報となるバージョンアップ許可情報を格納可能な記憶手段であるマイコン5内部のRAM(Random Access Memory)領域10と、マイコンファームウェアの書き換えを禁止する情報となるバージョンアップ禁止情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段であるEEPROM(Electrically ErasableProgrammable Read Only Memory)7と、マイコンファームウェアの書き換えを実行するマイコン5とを具備している。
【0022】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、リモコン9によってバージョンアップ許可情報を提供するキーコードとなるバージョンアップ用特殊キーコードが入力された時、バージョンアップ許可情報をマイコン5内部のRAM領域10に格納する第1のステップを実行する機能と、第1のステップが実行された場合、書き換え用マイコンファームウェア本体となるバージョンアップマイコンファームウェア本体を格納されている媒体であるバージョンアップ用CD−R(Compact Disc−Recordable)媒体2が挿入された時、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出してフラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、第1のステップが実行されてバージョンアップ許可情報をマイコン5内部のRAM領域10に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、マイコン5内部のRAM領域10に格納されたバージョンアップ許可情報を消去する機能と、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、EEPROM7にバージョンアップ禁止情報を格納する機能とを備えている。
【0023】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、マイコン5内部のRAM領域10に格納されたバージョンアップ許可情報を消去する機能を備えている。
【0024】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0025】
本発明の第1の実施形態の情報処理装置であるDVD(Digital Video Disc)再生専用機1は、図1に示すように、ピックアップ3、データ処理部4、マイコン5、フラッシュメモリー6、EEPROM7、及びリモコン受光部8を備えている。
【0026】
マイコン5の内部には、図1に示すように、RAM領域10を有している。
【0027】
図2は本発明の第1の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図である。
EEPROM7の内部には、図2に示すように、バージョンアップ禁止情報の格納エリア21を有している。
【0028】
次に、図1に示すDVD再生専用機の場合について、第1の形態の実施例を説明する。
図1は、DVD再生専用機1にマイコンファームウェアのバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された状態を表している。
【0029】
図1において、3は情報読み取り用ピックアップ、4はデータ処理部、5はDVD再生専用機1の動作制御用マイコン、6はマイコンファームウェア格納用フラッシュメモリー、7は不揮発性メモリーに相当するEEPROM、8はリモコン受光部、9はリモコン、10はマイコン5内部に有るRAM領域であり、該RAM領域10に格納された情報は電源遮断時に消去される。
【0030】
また、図2は、EEPROM7内部のエリア割当の様子を表したものであり、21はバージョンアップ禁止情報の格納エリアであり、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21以外のエリア(図示していない)は、DVD再生専用機1の通常動作中に使用する情報の格納エリアであり、例えば、ユーザがDVDの映画コンテンツをDVD再生専用機1により再生する時には、最初に必ず英語音声、日本語字幕にする等のいわゆるデフォルト設定の情報を格納するためのエリアである。
【0031】
以下、フラッシュメモリー6に格納されたマイコンファームウェアの本発明によるバージョンアップ動作手順について説明する。
初めに、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21には、バージョンアップ禁止情報が格納されていないものとする。
【0032】
DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されていない状態で、DVD再生専用機1の電源が入れられると、マイコン5は内部のRAM領域10内にバージョンアップ許可情報の格納エリア(図示せず)を確保し、その領域にバージョンアップ許可情報以外の情報を格納した後、DVD再生専用機1は待機状態になる。
【0033】
この待機状態で、第1のステップとして、リモコン9によってリモコン信号としてバージョンアップ用特殊キーコードがDVD再生専用機1のリモコン受光部8に送信されると、リモコン受光部8で受け付けられた前記バージョンアップ用特殊キーコードはマイコン5で解読され、マイコン5はEEPROM7のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出して、該情報がバージョンアップ禁止情報でないことを確認した後、マイコン5内部のRAM領域10内に確保されているバージョンアップ許可情報の格納エリアにバージョンアップ許可情報を格納する。
ここまでが第1のステップで行われる処理である。
【0034】
第1のステップ実行後、第2のステップとして、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0035】
ここで、マイコン5は、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出すと、該情報がバージョンアップ禁止情報ではないことを確認できるので、ピックアップ3及びデータ処理部4を介してバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出し、フラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェア部分を該バージョンアップマイコンファームウェアに書き換える。
【0036】
該書き換え終了後、マイコン5は内部のRAM領域10内のバージョンアップ許可情報の格納エリアに格納されているバージョンアップ許可情報を消去する。
ここまでが第2のステップで行われる処理である。
【0037】
次に、DVD再生専用機1が待機状態の時に、第1のステップを実行することなく、すなわち、リモコン9によってバージョンアップ用特殊キーコードがDVD再生専用機1に入力されることなく、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された場合の動作について説明する。
この場合、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0038】
ここで、マイコン5が内部のRAM領域10内のバージョンアップ許可情報の格納エリアに格納されている情報を読み出すと、該情報がバージョンアップ許可情報でないことを認識するので、マイコンファームウェアのバージョンアップ動作を行わず、バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1より排出、もしくはバージョンアップができない旨の情報をモニター画面に表示して、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報を格納する。
【0039】
DVD再生専用機1の電源遮断動作を行っても、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されているバージョンアップ禁止情報を消去しない。
【0040】
EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態で、DVD再生専用機1が待機状態の時に、第1のステップの実行を行った、すなわち、リモコン9によってバージョンアップ用特殊キーコードがDVD再生専用機1に入力された場合、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報がバージョンアップ禁止情報であることを確認すると、マイコン5内部のRAM領域10内のバージョンアップ許可情報の格納エリアにバージョンアップ許可情報を格納する処理は実行しない。
【0041】
従って、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態では、バージョンアップ用CD−R媒体2によるマイコンファームウェアのバージョンアップ作業ができなくなる。
【0042】
なお、図1に示す本発明の第1の形態の実施例では、10がマイコン5内部のRAM領域であるとしたが、RAM領域10をマイコン5外部のRAMで構成しても勿論かまわない。
【0043】
図3は本発明に係る情報処理装置の第2の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図である。
本発明の情報処理装置は、マイコンファームウェアを格納しているフラッシュメモリー6と、バージョンアップ禁止情報を格納可能なEEPROM7と、マイコンファームウェアの書き換えを実行するマイコン5とを具備している。
【0044】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、一般には入手不可能な特定の情報となる社内検討用に作成したコンテンツを格納されている媒体であるデモディスク11が挿入され、社内検討用に作成したコンテンツを格納されているデモディスク11に対する制御処理中に特定の操作となる停止キーの入力を行った時、特定情報となるつづき再生情報をEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21以外のエリアであるつづき再生情報の格納エリア22に格納する第1のステップを実行する機能と、第1のステップが実行された場合、バージョンアップマイコンファームウェア本体を格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された時、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出してフラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、第1のステップが実行されてつづき再生情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、EEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されたつづき再生情報を消去する機能と、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報を格納する機能とを備えている。
【0045】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、EEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されたつづき再生情報を消去する機能を備えている。
【0046】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0047】
本発明の第2の実施形態の情報処理装置であるDVD再生専用機1は、図3に示すように、ピックアップ3、データ処理部4、マイコン5、フラッシュメモリー6、及びEEPROM7を備えている。
【0048】
マイコン5の内部には、図3に示すように、RAM領域10を有している。
【0049】
図4は本発明の第2の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図である。
EEPROM7の内部には、図4に示すように、バージョンアップ禁止情報の格納エリア21と、つづき再生情報の格納エリア22とを有している。
【0050】
次に、図3に示すDVD再生専用機の場合について、第2の形態の実施例を説明する。
図3は、DVD再生専用機1に一般には入手不可能な特定の情報を格納された媒体であるデモディスク11が挿入された状態を表している。
【0051】
図3において、11はDVD再生専用機1の開発会社が社内検討用に作成したコンテンツが格納されたDVD規格に適合するデモディスクであり、特に、デモディスク11にはマイコンファームウェアのバージョンアップに関連する情報は格納されていない。
【0052】
その他の構成については、図1に示した本発明の第1の形態の実施例で用いたリモコン受光部8とリモコン9が必須の構成ではない、ということを除いて、図1と同一なので説明は省略する。
【0053】
また、図4は、EEPROM7内部のエリア割当の様子を表したものであり、21は図2と同じバージョンアップ禁止情報の格納エリアであり、22は特定情報に相当するディスクのつづき再生情報の格納エリアであり、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21及びつづき再生情報の格納エリア22以外のエリア(図示していない)は、DVD再生専用機1の通常動作中に使用する情報の格納エリアである。
【0054】
以下、フラッシュメモリー6に格納されたマイコンファームウェアの本発明によるバージョンアップ動作手順について説明する。
初めに、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21には、バージョンアップ禁止情報が格納されていないものとする。
【0055】
また、DVD再生専用機1は、ディスクの再生中に特定の操作を行った時に相当する停止キーが入力されると、停止キーが入力されたシーンの特定情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納し、次いで、再生キーが入力された時には、前記停止キーが入力されたシーンの続きから再生を開始する機能を有しているものとする。
【0056】
このような機能を有している機器として、例えば、シャープ製のビデオ一体型DVDプレイヤー「DV−NC550」が挙げられる。
【0057】
DVD再生専用機1の電源が入れられ、DVD再生専用機1にデモディスク11が挿入されると、デモディスク11に格納された社内検討用に作成したコンテンツの再生が開始される。
【0058】
この状態で第1のステップとして、前記コンテンツの特定シーン(例えば、タイトル1・チャプター2の先頭から10秒間以内)で停止キーを入力すると、前記の機能が作用して、マイコン5は、前記停止キーが入力されたシーンの特定情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納する。
ここまでが第1のステップで行われる処理である。
【0059】
第1のステップ実行後、第2のステップとして、DVD再生専用機1からデモディスク11を取り出した後、引き続いてDVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0060】
次いで、マイコン5は、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出して、該情報がバージョンアップ禁止情報ではないことを確認した後、EEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている特定情報がデモディスク11の前記特定シーンに関する情報であることを確認した後、ピックアップ3及びデータ処理部4を介してバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出し、フラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェア部分を該バージョンアップマイコンファームウェアに書き換える。
【0061】
該書き換え終了後、マイコン5はEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている特定情報を消去する。
ここまでが第2のステップで行われる処理である。
【0062】
なお、DVD再生専用機1からデモディスク11を取り出した直後に、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2以外のディスクが挿入された場合は、マイコン5はEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている情報を消去し、DVD再生専用機1は挿入されたディスクの通常再生動作を行う。
【0063】
次に、第1のステップが実行されることなく、すなわち、DVD再生専用機1にデモディスク11が挿入されることなく、或いはデモディスク11再生中に前記特定シーンで停止キーが入力されることなく、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された時の動作について説明する。
DVD再生専用機1の電源が入れられ、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0064】
ここで、マイコン5はEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている情報を読み出すが、該情報がデモディスク11の前記特定シーンに関する特定情報ではないことを認識するので、マイコンファームウェアのバージョンアップ動作を行わず、バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1より排出、もしくはバージョンアップができない旨の情報をモニター画面に表示して、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報を格納する。
【0065】
DVD再生専用機1の電源遮断動作を行っても、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されているバージョンアップ禁止情報を消去しない。
【0066】
EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態で、DVD再生専用機1にデモディスク11が挿入された場合、マイコン5はデモディスク11の通常再生動作を行い、デモディスク11再生中に前記特定シーンで停止キーが入力された時に、前記停止キーが入力されたシーンの特定情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納する。
【0067】
ここで、DVD再生専用機1からデモディスク11を取り出した後、引き続いてDVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2を挿入すると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0068】
次いで、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出すと、該情報がバージョンアップ禁止情報であることを認識するので、マイコンファームウェアのバージョンアップ動作を行わず、バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1より排出、もしくはバージョンアップができない旨の情報をモニター画面に表示する。
【0069】
従って、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態では、デモディスク11及びバージョンアップ用CD−R媒体2によるマイコンファームウェアのバージョンアップ作業ができなくなる。
【0070】
なお、図3に示す本発明の第2の形態の実施例では、10がマイコン5内部のRAM領域であるとしたが、RAM領域10をマイコン5外部のRAMで構成しても勿論かまわない。
【0071】
以上詳記したように、本発明によれば、マイコンファームウェアのバージョンアップ作業が第1,第2の2つのステップに分けられており、特に、第1のステップで行う処理に関する情報をマイコンファームウェア著作者の同意を得ることなく入手するのが極めて困難であるような構成となっている。
【0072】
具体的には、本発明の第1の実施形態に記載のリモコン9のバージョンアップ用特殊キーコードは、一般家庭に存在するリモコンには備えられていないキーコードであるという理由で入手するのが極めて困難である。
【0073】
また、本発明の第2の実施形態に記載のデモディスク11の特定シーンで停止キーを入力するという作業は、デモディスク11が市販品でないので、デモディスク11の入手が困難であること、及び前記特定シーンを発見するのが極めて困難であること、というように2つの困難が重なる構成としたため、この特定な作業に関する情報を入手するのは通常不可能である。
【0074】
以上のような構成をとっているため、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2を1枚だけ第三者がマイコンファームウェア著作者の同意を得ることなく不正に入手できたとしても、不正にマイコンファームウェアのバージョンアップ作業を行うことは極めて困難である。
【0075】
また、第1のステップの作業を行わずに、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1に読み込ませるとバージョンアップ禁止情報がEEPROM7に格納される構成をとっているため、次のような効果がある。
【0076】
すなわち、バージョンアップ用CD−R媒体2が何らかの原因で第三者の手に渡った場合のことを想定すると、通常、第三者は前記バージョンアップ用CD−R媒体2の中身が外見からは判断できないため、まずは前記バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1に挿入することを試みるが、この試みが第1のステップを実行せずに第2のステップを実行した行為に該当するため、バージョンアップ禁止情報がEEPROM7に格納されて、バージョンアップ用CD−R媒体2によるマイコンファームウェアのバージョンアップ作業ができなくなる。
【0077】
すなわち、本発明に記載のマイコンファームウェアのバージョンアップ作業を行う手段に関する情報を知り得てもバージョンアップ作業ができなくなるという効果が得られる。
【0078】
なお、上記実施例では、情報処理装置を説明したが、遠隔操作手段によってファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、ファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から書き換え用ファームウェア本体を読み出して第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、第1のステップが実行されてファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、記憶手段に格納されたファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、第2の不揮発性記憶手段にファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とをコンピュータに実現させるプログラムからなるコンピュータ・ソフトウェア又はこのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、CD−ROM等)を使用することにより、本発明の情報処理装置を得ることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、ファームウェアの書き換えが第1のステップと第2のステップの2つに分けられており、特に、第1のステップで実行する処理に関する情報を入手することが極めて困難となるような構成とし、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを許可するので、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換えることができ、また、書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体を不正に入手できたとしても、不正にファームウェアの書き換えを行うことは極めて困難であり、しかも、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを禁止する情報を第2の不揮発性記憶手段に格納するので、ファームウェアの不正書き換えを確実に防止することが可能な情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の第1の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図。
【図3】本発明に係る情報処理装置の第2の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 DVD再生専用機(情報処理装置)
2 バージョンアップ用CD−R媒体
3 ピックアップ
4 データ処理部
5 マイコン(マイクロコンピュータ)
6 フラッシュメモリー(第1の不揮発性記憶手段)
7 EEPROM(第2の不揮発性記憶手段)
8 リモコン受光部
9 リモコン(遠隔操作手段)
10 RAM領域(記憶手段)
11 デモディスク
21 バージョンアップ禁止情報の格納エリア
22 つづき再生情報の格納エリア
【発明の属する技術分野】
本発明は、書き換え可能な制御ファームウェアを有する情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアに関し、前記制御ファームウェアの書き換えを許可する機能、及び前記制御ファームウェアの不正書き換えを防止する機能を備えた情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファームウェアの不正コピーを防止する手段として、例えば、特許文献1では、プログラムとそのプログラムの実行を許可する情報を別々の媒体に格納する方法が述べられている。
【0003】
この方法によれば、プログラムの実行が許可されているワークステーション等の機器のみでプログラムの実行可能であり、プログラムを格納したフレキシブルディスク(Flexible Disk;FD)等の媒体を不正コピーして他のワークステーション等の機器で不正に実行することの防止は可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−38523号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、DVD(Digital Video Disc)再生専用機のように、実行許可情報を格納可能な磁気カードのような読み書き可能な別の媒体にアクセスできる機能を有していない機器の場合、DVD再生専用機等の機器の制御マイコンのバージョンアップファームウェアをCD−R(Compact Disc−Recordable)等の媒体に格納しておいてファームウェアを書き換える場合を想定すると、上記特許文献1に開示された従来例の手段を用いることができないため、前記CD−R等の媒体もしくはそのコピーを入手しただけで、誰にでも容易に不正バージョンアップ作業が行えてしまうという欠点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果であり、ファームウェアの書き換えを第1のステップと第2のステップの2つに分け、特に、第1のステップで実行する処理に関する情報を入手することが極めて困難となるような構成とし、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを許可し、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換え、また、書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体を不正に入手できたとしても、不正にファームウェアの書き換えを行うことは極めて困難で、しかも、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを禁止する情報を第2の不揮発性記憶手段に格納し、ファームウェアの不正書き換えを確実に防止することが可能な情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ファームウェアの書き換えを第1のステップと第2のステップで行う構成とし、また、第1のステップで実行する処理に関する情報を入手することが極めて困難となるような構成とし、さらに、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を試みた場合は、第2のステップの実行を禁止する情報を不揮発性メモリーに格納する構成をとっている。
【0008】
本発明の情報処理装置は、ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、遠隔操作手段が提供する前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を格納可能な記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイクロコンピュータ(以下単にマイコンという)とを具備した情報処理装置であって、前記マイコンが、前記遠隔操作手段によって前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記記憶手段に格納された前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段に前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とを備えたことを特徴とする構成を有するものである。
【0009】
本発明によれば、遠隔操作手段によってファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、マイコンがファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納する第1のステップを実行するので、ファームウェアの書き換えを許可することができ、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイコンが書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体から書き換え用ファームウェア本体を読み出して第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行するので、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換えることができ、第1のステップが実行されてファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、マイコンが記憶手段に格納されたファームウェアの書き換えを許可する情報を消去するので、ファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段より除去することができ、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段にファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納するので、ファームウェアの不正書き換えを防止することが可能となる。
【0010】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行して上記第2のステップが実行された場合、上記記憶手段に格納された上記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能を備えている。
【0011】
本発明によれば、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、マイコンが記憶手段に格納されたファームウェアの書き換えを許可する情報を消去するので、ファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段より削除することができる。
【0012】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行することなく、上記第2のステップの実行を行おうとした場合、上記ファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0013】
本発明によれば、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンがファームウェアの書き換えを禁止するので、不正なファームウェアの書き換えができなくなる。
【0014】
本発明の情報処理装置は、ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイコンとを具備した情報処理装置であって、前記マイコンが、特定の情報を格納されている媒体が挿入され、前記特定の情報を格納されている媒体に対する制御処理中に特定の操作を行った時、特定情報を前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記特定情報を前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された前記特定情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリアに前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とを備えたことを特徴とする構成を有するものである。
【0015】
本発明によれば、特定の情報を格納されている媒体が挿入され、特定の情報を格納されている媒体に対する制御処理中に特定の操作を行った時、マイコンが特定情報を第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納する第1のステップを実行するので、特定情報によりファームウェアの書き換えを許可することができ、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイコンが書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体から書き換え用ファームウェア本体を読み出して第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行するので、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換えることができ、第1のステップが実行されて特定情報を第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された特定情報を消去するので、特定情報を第2の不揮発性記憶手段より除去することができ、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリアにファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納するので、ファームウェアの不正書き換えを防止することが可能となる。
【0016】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行して上記第2のステップが実行された場合、上記第2の不揮発性記憶手段内部の上記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された上記特定情報を消去する機能を備えている。
【0017】
本発明によれば、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、マイコンが第2の不揮発性記憶手段内部のファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された特定情報を消去するので、特定情報を第2の不揮発性記憶手段より削除することができる。
【0018】
本発明の情報処理装置は、上記マイコンが、上記第1のステップを実行することなく、上記第2のステップの実行を行おうとした場合、上記ファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0019】
本発明によれば、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンがファームウェアの書き換えを禁止するので、不正なファームウェアの書き換えができなくなる。
【0020】
本発明のコンピュータ・ソフトウェアは、ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、遠隔操作手段が提供する前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を格納可能な記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイコンとを具備した情報処理装置に使用されるコンピュータ・ソフトウェアであって、前記遠隔操作手段によって前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記記憶手段に格納された前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段に前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とをコンピュータに実現させるプログラムからなることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置の第1の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図である。
本発明の情報処理装置は、マイコンファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段であるフラッシュメモリー6と、遠隔操作手段であるリモコン9が提供するマイコンファームウェアの書き換えを許可する情報となるバージョンアップ許可情報を格納可能な記憶手段であるマイコン5内部のRAM(Random Access Memory)領域10と、マイコンファームウェアの書き換えを禁止する情報となるバージョンアップ禁止情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段であるEEPROM(Electrically ErasableProgrammable Read Only Memory)7と、マイコンファームウェアの書き換えを実行するマイコン5とを具備している。
【0022】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、リモコン9によってバージョンアップ許可情報を提供するキーコードとなるバージョンアップ用特殊キーコードが入力された時、バージョンアップ許可情報をマイコン5内部のRAM領域10に格納する第1のステップを実行する機能と、第1のステップが実行された場合、書き換え用マイコンファームウェア本体となるバージョンアップマイコンファームウェア本体を格納されている媒体であるバージョンアップ用CD−R(Compact Disc−Recordable)媒体2が挿入された時、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出してフラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、第1のステップが実行されてバージョンアップ許可情報をマイコン5内部のRAM領域10に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、マイコン5内部のRAM領域10に格納されたバージョンアップ許可情報を消去する機能と、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、EEPROM7にバージョンアップ禁止情報を格納する機能とを備えている。
【0023】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、マイコン5内部のRAM領域10に格納されたバージョンアップ許可情報を消去する機能を備えている。
【0024】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0025】
本発明の第1の実施形態の情報処理装置であるDVD(Digital Video Disc)再生専用機1は、図1に示すように、ピックアップ3、データ処理部4、マイコン5、フラッシュメモリー6、EEPROM7、及びリモコン受光部8を備えている。
【0026】
マイコン5の内部には、図1に示すように、RAM領域10を有している。
【0027】
図2は本発明の第1の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図である。
EEPROM7の内部には、図2に示すように、バージョンアップ禁止情報の格納エリア21を有している。
【0028】
次に、図1に示すDVD再生専用機の場合について、第1の形態の実施例を説明する。
図1は、DVD再生専用機1にマイコンファームウェアのバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された状態を表している。
【0029】
図1において、3は情報読み取り用ピックアップ、4はデータ処理部、5はDVD再生専用機1の動作制御用マイコン、6はマイコンファームウェア格納用フラッシュメモリー、7は不揮発性メモリーに相当するEEPROM、8はリモコン受光部、9はリモコン、10はマイコン5内部に有るRAM領域であり、該RAM領域10に格納された情報は電源遮断時に消去される。
【0030】
また、図2は、EEPROM7内部のエリア割当の様子を表したものであり、21はバージョンアップ禁止情報の格納エリアであり、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21以外のエリア(図示していない)は、DVD再生専用機1の通常動作中に使用する情報の格納エリアであり、例えば、ユーザがDVDの映画コンテンツをDVD再生専用機1により再生する時には、最初に必ず英語音声、日本語字幕にする等のいわゆるデフォルト設定の情報を格納するためのエリアである。
【0031】
以下、フラッシュメモリー6に格納されたマイコンファームウェアの本発明によるバージョンアップ動作手順について説明する。
初めに、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21には、バージョンアップ禁止情報が格納されていないものとする。
【0032】
DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されていない状態で、DVD再生専用機1の電源が入れられると、マイコン5は内部のRAM領域10内にバージョンアップ許可情報の格納エリア(図示せず)を確保し、その領域にバージョンアップ許可情報以外の情報を格納した後、DVD再生専用機1は待機状態になる。
【0033】
この待機状態で、第1のステップとして、リモコン9によってリモコン信号としてバージョンアップ用特殊キーコードがDVD再生専用機1のリモコン受光部8に送信されると、リモコン受光部8で受け付けられた前記バージョンアップ用特殊キーコードはマイコン5で解読され、マイコン5はEEPROM7のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出して、該情報がバージョンアップ禁止情報でないことを確認した後、マイコン5内部のRAM領域10内に確保されているバージョンアップ許可情報の格納エリアにバージョンアップ許可情報を格納する。
ここまでが第1のステップで行われる処理である。
【0034】
第1のステップ実行後、第2のステップとして、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0035】
ここで、マイコン5は、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出すと、該情報がバージョンアップ禁止情報ではないことを確認できるので、ピックアップ3及びデータ処理部4を介してバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出し、フラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェア部分を該バージョンアップマイコンファームウェアに書き換える。
【0036】
該書き換え終了後、マイコン5は内部のRAM領域10内のバージョンアップ許可情報の格納エリアに格納されているバージョンアップ許可情報を消去する。
ここまでが第2のステップで行われる処理である。
【0037】
次に、DVD再生専用機1が待機状態の時に、第1のステップを実行することなく、すなわち、リモコン9によってバージョンアップ用特殊キーコードがDVD再生専用機1に入力されることなく、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された場合の動作について説明する。
この場合、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0038】
ここで、マイコン5が内部のRAM領域10内のバージョンアップ許可情報の格納エリアに格納されている情報を読み出すと、該情報がバージョンアップ許可情報でないことを認識するので、マイコンファームウェアのバージョンアップ動作を行わず、バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1より排出、もしくはバージョンアップができない旨の情報をモニター画面に表示して、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報を格納する。
【0039】
DVD再生専用機1の電源遮断動作を行っても、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されているバージョンアップ禁止情報を消去しない。
【0040】
EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態で、DVD再生専用機1が待機状態の時に、第1のステップの実行を行った、すなわち、リモコン9によってバージョンアップ用特殊キーコードがDVD再生専用機1に入力された場合、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報がバージョンアップ禁止情報であることを確認すると、マイコン5内部のRAM領域10内のバージョンアップ許可情報の格納エリアにバージョンアップ許可情報を格納する処理は実行しない。
【0041】
従って、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態では、バージョンアップ用CD−R媒体2によるマイコンファームウェアのバージョンアップ作業ができなくなる。
【0042】
なお、図1に示す本発明の第1の形態の実施例では、10がマイコン5内部のRAM領域であるとしたが、RAM領域10をマイコン5外部のRAMで構成しても勿論かまわない。
【0043】
図3は本発明に係る情報処理装置の第2の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図である。
本発明の情報処理装置は、マイコンファームウェアを格納しているフラッシュメモリー6と、バージョンアップ禁止情報を格納可能なEEPROM7と、マイコンファームウェアの書き換えを実行するマイコン5とを具備している。
【0044】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、一般には入手不可能な特定の情報となる社内検討用に作成したコンテンツを格納されている媒体であるデモディスク11が挿入され、社内検討用に作成したコンテンツを格納されているデモディスク11に対する制御処理中に特定の操作となる停止キーの入力を行った時、特定情報となるつづき再生情報をEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21以外のエリアであるつづき再生情報の格納エリア22に格納する第1のステップを実行する機能と、第1のステップが実行された場合、バージョンアップマイコンファームウェア本体を格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された時、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出してフラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、第1のステップが実行されてつづき再生情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、EEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されたつづき再生情報を消去する機能と、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報を格納する機能とを備えている。
【0045】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行して第2のステップが実行された場合、EEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されたつづき再生情報を消去する機能を備えている。
【0046】
本発明の情報処理装置は、マイコン5が、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイコンファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている。
【0047】
本発明の第2の実施形態の情報処理装置であるDVD再生専用機1は、図3に示すように、ピックアップ3、データ処理部4、マイコン5、フラッシュメモリー6、及びEEPROM7を備えている。
【0048】
マイコン5の内部には、図3に示すように、RAM領域10を有している。
【0049】
図4は本発明の第2の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図である。
EEPROM7の内部には、図4に示すように、バージョンアップ禁止情報の格納エリア21と、つづき再生情報の格納エリア22とを有している。
【0050】
次に、図3に示すDVD再生専用機の場合について、第2の形態の実施例を説明する。
図3は、DVD再生専用機1に一般には入手不可能な特定の情報を格納された媒体であるデモディスク11が挿入された状態を表している。
【0051】
図3において、11はDVD再生専用機1の開発会社が社内検討用に作成したコンテンツが格納されたDVD規格に適合するデモディスクであり、特に、デモディスク11にはマイコンファームウェアのバージョンアップに関連する情報は格納されていない。
【0052】
その他の構成については、図1に示した本発明の第1の形態の実施例で用いたリモコン受光部8とリモコン9が必須の構成ではない、ということを除いて、図1と同一なので説明は省略する。
【0053】
また、図4は、EEPROM7内部のエリア割当の様子を表したものであり、21は図2と同じバージョンアップ禁止情報の格納エリアであり、22は特定情報に相当するディスクのつづき再生情報の格納エリアであり、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21及びつづき再生情報の格納エリア22以外のエリア(図示していない)は、DVD再生専用機1の通常動作中に使用する情報の格納エリアである。
【0054】
以下、フラッシュメモリー6に格納されたマイコンファームウェアの本発明によるバージョンアップ動作手順について説明する。
初めに、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21には、バージョンアップ禁止情報が格納されていないものとする。
【0055】
また、DVD再生専用機1は、ディスクの再生中に特定の操作を行った時に相当する停止キーが入力されると、停止キーが入力されたシーンの特定情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納し、次いで、再生キーが入力された時には、前記停止キーが入力されたシーンの続きから再生を開始する機能を有しているものとする。
【0056】
このような機能を有している機器として、例えば、シャープ製のビデオ一体型DVDプレイヤー「DV−NC550」が挙げられる。
【0057】
DVD再生専用機1の電源が入れられ、DVD再生専用機1にデモディスク11が挿入されると、デモディスク11に格納された社内検討用に作成したコンテンツの再生が開始される。
【0058】
この状態で第1のステップとして、前記コンテンツの特定シーン(例えば、タイトル1・チャプター2の先頭から10秒間以内)で停止キーを入力すると、前記の機能が作用して、マイコン5は、前記停止キーが入力されたシーンの特定情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納する。
ここまでが第1のステップで行われる処理である。
【0059】
第1のステップ実行後、第2のステップとして、DVD再生専用機1からデモディスク11を取り出した後、引き続いてDVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0060】
次いで、マイコン5は、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出して、該情報がバージョンアップ禁止情報ではないことを確認した後、EEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている特定情報がデモディスク11の前記特定シーンに関する情報であることを確認した後、ピックアップ3及びデータ処理部4を介してバージョンアップ用CD−R媒体2からバージョンアップマイコンファームウェア本体を読み出し、フラッシュメモリー6に格納されているマイコンファームウェア部分を該バージョンアップマイコンファームウェアに書き換える。
【0061】
該書き換え終了後、マイコン5はEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている特定情報を消去する。
ここまでが第2のステップで行われる処理である。
【0062】
なお、DVD再生専用機1からデモディスク11を取り出した直後に、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2以外のディスクが挿入された場合は、マイコン5はEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている情報を消去し、DVD再生専用機1は挿入されたディスクの通常再生動作を行う。
【0063】
次に、第1のステップが実行されることなく、すなわち、DVD再生専用機1にデモディスク11が挿入されることなく、或いはデモディスク11再生中に前記特定シーンで停止キーが入力されることなく、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入された時の動作について説明する。
DVD再生専用機1の電源が入れられ、DVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2が挿入されると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0064】
ここで、マイコン5はEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納されている情報を読み出すが、該情報がデモディスク11の前記特定シーンに関する特定情報ではないことを認識するので、マイコンファームウェアのバージョンアップ動作を行わず、バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1より排出、もしくはバージョンアップができない旨の情報をモニター画面に表示して、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報を格納する。
【0065】
DVD再生専用機1の電源遮断動作を行っても、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されているバージョンアップ禁止情報を消去しない。
【0066】
EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態で、DVD再生専用機1にデモディスク11が挿入された場合、マイコン5はデモディスク11の通常再生動作を行い、デモディスク11再生中に前記特定シーンで停止キーが入力された時に、前記停止キーが入力されたシーンの特定情報をEEPROM7内部のつづき再生情報の格納エリア22に格納する。
【0067】
ここで、DVD再生専用機1からデモディスク11を取り出した後、引き続いてDVD再生専用機1にバージョンアップ用CD−R媒体2を挿入すると、マイコン5はピックアップ3を介してバージョンアップ用CD−R媒体2に格納されている情報を読み出し、データ処理部4によって該情報がバージョンアップマイコンファームウェア本体であることを認識する。
【0068】
次いで、マイコン5はEEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21に格納されている情報を読み出すと、該情報がバージョンアップ禁止情報であることを認識するので、マイコンファームウェアのバージョンアップ動作を行わず、バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1より排出、もしくはバージョンアップができない旨の情報をモニター画面に表示する。
【0069】
従って、EEPROM7内部のバージョンアップ禁止情報の格納エリア21にバージョンアップ禁止情報が格納された状態では、デモディスク11及びバージョンアップ用CD−R媒体2によるマイコンファームウェアのバージョンアップ作業ができなくなる。
【0070】
なお、図3に示す本発明の第2の形態の実施例では、10がマイコン5内部のRAM領域であるとしたが、RAM領域10をマイコン5外部のRAMで構成しても勿論かまわない。
【0071】
以上詳記したように、本発明によれば、マイコンファームウェアのバージョンアップ作業が第1,第2の2つのステップに分けられており、特に、第1のステップで行う処理に関する情報をマイコンファームウェア著作者の同意を得ることなく入手するのが極めて困難であるような構成となっている。
【0072】
具体的には、本発明の第1の実施形態に記載のリモコン9のバージョンアップ用特殊キーコードは、一般家庭に存在するリモコンには備えられていないキーコードであるという理由で入手するのが極めて困難である。
【0073】
また、本発明の第2の実施形態に記載のデモディスク11の特定シーンで停止キーを入力するという作業は、デモディスク11が市販品でないので、デモディスク11の入手が困難であること、及び前記特定シーンを発見するのが極めて困難であること、というように2つの困難が重なる構成としたため、この特定な作業に関する情報を入手するのは通常不可能である。
【0074】
以上のような構成をとっているため、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2を1枚だけ第三者がマイコンファームウェア著作者の同意を得ることなく不正に入手できたとしても、不正にマイコンファームウェアのバージョンアップ作業を行うことは極めて困難である。
【0075】
また、第1のステップの作業を行わずに、バージョンアップマイコンファームウェア本体が格納されているバージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1に読み込ませるとバージョンアップ禁止情報がEEPROM7に格納される構成をとっているため、次のような効果がある。
【0076】
すなわち、バージョンアップ用CD−R媒体2が何らかの原因で第三者の手に渡った場合のことを想定すると、通常、第三者は前記バージョンアップ用CD−R媒体2の中身が外見からは判断できないため、まずは前記バージョンアップ用CD−R媒体2をDVD再生専用機1に挿入することを試みるが、この試みが第1のステップを実行せずに第2のステップを実行した行為に該当するため、バージョンアップ禁止情報がEEPROM7に格納されて、バージョンアップ用CD−R媒体2によるマイコンファームウェアのバージョンアップ作業ができなくなる。
【0077】
すなわち、本発明に記載のマイコンファームウェアのバージョンアップ作業を行う手段に関する情報を知り得てもバージョンアップ作業ができなくなるという効果が得られる。
【0078】
なお、上記実施例では、情報処理装置を説明したが、遠隔操作手段によってファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、ファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から書き換え用ファームウェア本体を読み出して第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、第1のステップが実行されてファームウェアの書き換えを許可する情報を記憶手段に格納している間に、第2のステップが実行されなかった場合、記憶手段に格納されたファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、第2の不揮発性記憶手段にファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とをコンピュータに実現させるプログラムからなるコンピュータ・ソフトウェア又はこのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、CD−ROM等)を使用することにより、本発明の情報処理装置を得ることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、ファームウェアの書き換えが第1のステップと第2のステップの2つに分けられており、特に、第1のステップで実行する処理に関する情報を入手することが極めて困難となるような構成とし、第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを許可するので、第1の不揮発性記憶手段に格納されているファームウェアを書き換え用ファームウェアに書き換えることができ、また、書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体を不正に入手できたとしても、不正にファームウェアの書き換えを行うことは極めて困難であり、しかも、第1のステップを実行することなく、第2のステップの実行を行おうとした場合、マイクロコンピュータがファームウェアの書き換えを禁止する情報を第2の不揮発性記憶手段に格納するので、ファームウェアの不正書き換えを確実に防止することが可能な情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の第1の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図。
【図3】本発明に係る情報処理装置の第2の実施形態であるDVD再生専用機の一例を示す構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるDVD再生専用機のEEPROM内部の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 DVD再生専用機(情報処理装置)
2 バージョンアップ用CD−R媒体
3 ピックアップ
4 データ処理部
5 マイコン(マイクロコンピュータ)
6 フラッシュメモリー(第1の不揮発性記憶手段)
7 EEPROM(第2の不揮発性記憶手段)
8 リモコン受光部
9 リモコン(遠隔操作手段)
10 RAM領域(記憶手段)
11 デモディスク
21 バージョンアップ禁止情報の格納エリア
22 つづき再生情報の格納エリア
Claims (7)
- ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、遠隔操作手段が提供する前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を格納可能な記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイクロコンピュータとを具備した情報処理装置であって、
前記マイクロコンピュータは、前記遠隔操作手段によって前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記記憶手段に格納された前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段に前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 上記マイクロコンピュータは、上記第1のステップを実行して上記第2のステップが実行された場合、上記記憶手段に格納された上記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能を備えている請求項1に記載の情報処理装置。
- 上記マイクロコンピュータは、上記第1のステップを実行することなく、上記第2のステップの実行を行おうとした場合、上記ファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている請求項1または2に記載の情報処理装置。
- ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイクロコンピュータとを具備した情報処理装置であって、
前記マイクロコンピュータは、特定の情報を格納されている媒体が挿入され、前記特定の情報を格納されている媒体に対する制御処理中に特定の操作を行った時、特定情報を前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記特定情報を前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された前記特定情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段内部の前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリアに前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 上記マイクロコンピュータは、上記第1のステップを実行して上記第2のステップが実行された場合、上記第2の不揮発性記憶手段内部の上記ファームウェアの書き換えを禁止する情報の格納エリア以外のエリアに格納された上記特定情報を消去する機能を備えている請求項4に記載の情報処理装置。
- 上記マイクロコンピュータは、上記第1のステップを実行することなく、上記第2のステップの実行を行おうとした場合、上記ファームウェアの書き換えを禁止する機能を備えている請求項4または5に記載の情報処理装置。
- ファームウェアを格納している第1の不揮発性記憶手段と、遠隔操作手段が提供する前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を格納可能な記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納可能な第2の不揮発性記憶手段と、前記ファームウェアの書き換えを実行するマイクロコンピュータとを具備した情報処理装置に使用されるコンピュータ・ソフトウェアであって、
前記遠隔操作手段によって前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を提供するキーコードが入力された時、前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納する第1のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行された場合、書き換え用ファームウェア本体を格納されている媒体が挿入された時、前記書き換え用ファームウェア本体が格納されている媒体から前記書き換え用ファームウェア本体を読み出して前記第1の不揮発性記憶手段に格納されている前記ファームウェアと書き換えを行う第2のステップを実行する機能と、前記第1のステップが実行されて前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を前記記憶手段に格納している間に、前記第2のステップが実行されなかった場合、前記記憶手段に格納された前記ファームウェアの書き換えを許可する情報を消去する機能と、前記第1のステップを実行することなく、前記第2のステップの実行を行おうとした場合、前記第2の不揮発性記憶手段に前記ファームウェアの書き換えを禁止する情報を格納する機能とをコンピュータに実現させるプログラムからなることを特徴とするコンピュータ・ソフトウェア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002362414A JP2004192529A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002362414A JP2004192529A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004192529A true JP2004192529A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32760867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002362414A Pending JP2004192529A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 情報処理装置及びコンピュータ・ソフトウェア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004192529A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008146352A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Fujitsu Ltd | 情報保護方法,情報保護用のファームウェアおよびファームウェア書き換えプログラム |
| JP2012003785A (ja) * | 2005-09-16 | 2012-01-05 | Panasonic Electric Works Sunx Co Ltd | 検出センサ |
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-
2002
- 2002-12-13 JP JP2002362414A patent/JP2004192529A/ja active Pending
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