JP2004193282A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安価に製造することが可能な小型で高性能の不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置1Aは、シリコン基板101と、ビット線160と、ワード線170と、メモリセルとを備える。ビット線160は、シリコン基板101の主表面よりも上方に位置し、ワード線170は、ビット線160と交差するように設けらる。メモリセルは、ビット線160とワード線170とが交差する領域に位置し、一方端がビット線160に電気的に接続され、かつ他方端がワード線170に電気的に接続される。メモリセルは、電気的に直列に接続されたTMR素子190およびセル選択ダイオード180を含む。セル選択ダイオード180は、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型シリコン層181とp型シリコン層182とを含み、このn型シリコン層181とp型シリコン層の界面においてpn接合を有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セル選択素子としてダイオードを用いた不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Statistic Random Access Memory)に代わる次世代の半導体記憶装置として、MRAM(Magnetic Random Access Memory)が注目を浴びている。このMRAMは、理論上はSRAM並みの高速動作とDRAM並みの集積度とが同時に実現可能であり、低消費電力で無制限にデータの書き換えができる不揮発性の半導体記憶装置として脚光を浴びている。
【0003】
MRAMでは、データを記憶する記憶素子としてTMR(Tunneling Magnetoresistive)素子を使用することが検討されている。このTMR素子は、2つの強磁性体層とその間に挟まれた薄いトンネル絶縁体層からなるMTJ(Magnetic Tunneling Junction)と、一方の強磁性体層と接する反強磁性体層とを含んでいる。
【0004】
反強磁性体層に接している方の強磁性体層は、反強磁性体層との間で交換接合が支配的になっており、その磁気モーメントが固定されている。この強磁性体層を固定層という。一方、反強磁性体層に接していない方の強磁性体層は、外部から磁場を与えることによってその磁化方向を容易に変更することができる。この性質を利用してメモリセルへのデータの書き換えが行なわれる。外部磁場によって磁化方向が反転するこの強磁性体層のことをフリー層という。
【0005】
上記構造のTMR素子においては、固定層の磁化方向に対してフリー層の磁化方向を平行/反平行に制御することにより、トンネル磁気抵抗効果によって抵抗値が変動する。MRAMにおいては、このトンネル磁気抵抗効果を利用してデータの読み出しが行なわれる。
【0006】
一般に、TMR素子を用いた不揮発性半導体記憶装置においては、メモリセルは行列状に配置される。この行列状にメモリセルが配置された不揮発性半導体記憶装置に関する文献として、米国特許第5640343号(特許文献1)がある。この特許文献1に開示の不揮発性半導体記憶装置にあっては、行列状に配置されたメモリセルに対応して、各列に第1導電線としてのビット線が、各行に第2導電線としてのワード線が配置される。ビット線とワード線との交差領域には、直列に接続されたTMR素子およびダイオードからなるメモリセルが配置される。ここで、TMR素子に直列に接続されるダイオードは、メモリセルへのアクセス素子として機能するセル選択ダイオードである。
【0007】
上記構成の不揮発性半導体記憶装置にあっては、互いに交差する複数のワード線およびビット線のうち、選択的に選んだビット線とワード線に電流を流すことによって生じる2方向の磁場の合成磁場を用いることにより、フリー層の磁化方向の書き換えが行なわれる。
【0008】
一方、データの読み出し時においては、選択されたメモリセルに対応するワード線は、低電圧(たとえば接地電圧VSS)状態に設定される。このとき、ビット線を高電圧(たとえば電源電圧VCC)状態にプリチャージしておくことにより、ダイオードを導通させることが可能になり、選択したMTJにセンス電流を流すことが可能になる。これにより、データの読み出しが可能になる。なお、非選択のメモリセルにおいては、ワード線を高電圧状態に設定することにより、対応するダイオードは非導通状態に維持されるため、非選択のMTJにセンス電流は流れない。
【0009】
上述の如く、メモリセルが1つのTMR素子と1つのセル選択ダイオードとからなるいわゆる1MTJ+1ダイオード型の不揮発性半導体記憶装置は、セル選択素子としてトランジスタを用いるいわゆる1MTJ+1トランジスタ型の不揮発性半導体記憶装置よりもメモリセルアレイの面積を低面積化することが可能であり、集積度の飛躍的な向上が見込まれる。このため、1MTJ+1ダイオード型の不揮発性半導体記憶装置の開発が鋭意行なわれている。
【0010】
この1MTJ+1ダイオード型の不揮発性半導体記憶装置を実際に半導体基板上に形成する場合には、構造的な制約やプロセス的な制約により、その設計自由度はあまり高いものではない。その中で、以下に示すいくつかの構造が提案されている。
【0011】
第1の構造は、シリコン基板上に金属材料からなるワード線を形成し、このワード線上にn型シリコン層とp型シリコン層とを順次堆積し、その上にTMR素子を形成し、さらにその上に金属材料からなるビット線を堆積した構造である(たとえば、特許文献1、図1C参照)。この構造では、n型シリコン層とp型シリコン層とによってセル選択ダイオードが構成され、これらの界面においてpn接合が形成されている。なお、n型シリコン層およびp型シリコン層としては、多結晶シリコン層や非晶質シリコン層が用いられる。
【0012】
第2の構造は、p型シリコン基板の主表面にp型拡散領域とn型拡散領域とを形成し、p型拡散領域上にTMR素子を形成し、さらにその上に金属材料からなるビット線を堆積した構造である(たとえば、特許文献1、図10A〜図10C参照)。この構造では、n型拡散領域にてワード線を構成するとともに、p型拡散領域とn型拡散領域とによってセル選択ダイオードを構成し、これらの界面においてpn接合が形成されている。
【0013】
第3の構造は、シリコン基板上に金属材料からなるワード線を形成し、このワード線上にTMR素子を形成し、その上にリン(P)をドープしたn型シリコン層を形成し、その上にアルミニウム層を堆積し、さらにその上にビット線を形成した構造である(たとえば、特許文献2、図8参照)。この構造では、リンをドープしたn型シリコン層とアルミニウム層とによってショットキーダイオードが構成される。なお、リンをドープしたn型シリコン層としては、多結晶シリコン層や非晶質シリコン層が用いられる。
【0014】
以上においては、メモリセルに適用される記憶素子として磁気抵抗効果素子が採用されたMRAMについて説明を行なったが、他の不揮発性半導体記憶装置として、容量性記憶素子をメモリセルに適用した不揮発性半導体記憶装置が知られている(たとえば、特許文献3参照、図4参照)。この特許文献3に記載の不揮発性半導体記憶装置は、記憶素子として容量性記憶素子の一種であるアンチヒューズを用いたものであり、このアンチヒューズに直列に接続したダイオードをセル選択素子として利用したものである。
【0015】
【特許文献1】
米国特許第5640343号明細書
【0016】
【特許文献2】
特開2000−196030号公報
【0017】
【特許文献3】
特開平7−176772号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述の不揮発性半導体記憶装置においては、セル選択素子として採用するダイオードの電気特性が非常に重要となる。たとえば、MRAMにおいては、読み出し時の読み出し電流の値は、ワード線とビット線の間に生じる電位差と、セル選択ダイオードおよびTMR素子の抵抗値との関係によって決定される。したがって、ダイオードの内部抵抗にばらつきが生じると、TMR素子に記憶された情報を正しく読み出すことができなくなる。また、個々のダイオードの逆方向特性も重要であり、リーク電流にばらつきが生じることにより誤動作が生じることも考えられる。すなわち、セル選択素子としてダイオードを採用した不揮発性半導体記憶装置を実現するためには、良好な電気特性を有するセル選択ダイオードを歩留まりよく製作することが必要不可欠である。
【0019】
しかしながら、上述の第1の構造の不揮発性半導体記憶装置にあっては、セル選択ダイオードを構成する半導体層として多結晶シリコン層または非晶質シリコン層を用いているため、セル選択ダイオードの電気特性に大きなばらつきが生じる。この電気特性のばらつきは、主にこれらの層中に存在する多数の粒界(グレイン)によるものであり、これではセル選択ダイオードとしての機能を十分に発揮することができない。このため、第1の構造では、高性能の不揮発性半導体記憶装置を実現することが非常に困難である。
【0020】
また、上述の第2の構造の不揮発性半導体記憶装置にあっては、セル選択ダイオードを構成する半導体層として単結晶シリコン層である半導体基板に形成した拡散領域を用いているため、その電気特性は非常に良好なものとなる。しかしながら、ワード線を拡散領域にて構成しているため、十分な量の電流を流すことが困難であり、S/N比を大きく確保することが困難となる。このため、第2の構造では、高性能の不揮発性半導体記憶装置を実現することが非常に困難である。
【0021】
また、上述の第3の構造の不揮発性半導体記憶装置にあっては、セル選択ダイオードをショットキーダイオードにて構成しているため、pn接合ダイオードに比べ比較的電気特性に優れたセル選択ダイオードとすることが可能になる。しかしながら、セル選択ダイオードが多結晶シリコン層を含んでいるため、やはり電気特性に大きなばらつきが生じる。このため、第3の構造では、高性能の不揮発性半導体記憶装置を歩留まりよく製作することは非常に困難である。
【0022】
したがって、メモリセルアレイの低面積化と良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりにて製造することは非常に困難であり、これら条件をすべて充足する技術の開発が望まれていた。
【0023】
そこで、本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、安価に製造することが可能な小型で高性能の不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面に基づく不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、第1導電線と、第2導電線と、メモリセルとを備えている。半導体基板は、主表面を有しており、第1導電線は、この半導体基板の主表面よりも上方に位置する。第2導電線は、第1導電線と交差するように設けらる。メモリセルは、第1導電線と第2導電線とが交差する領域またはその近傍に位置し、一方端が第1導電線に電気的に接続され、かつ他方端が第2導電線に電気的に接続される。このメモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子およびセル選択ダイオードを含んでいる。このうち、セル選択ダイオードは、溶融再結晶化法により再結晶化された半導体層を含んでおり、この半導体層の内部にpn接合を有している。
【0025】
本発明の第2の局面に基づく不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、第1導電線と、第2導電線と、メモリセルとを備えている。半導体基板は、主表面を有しており、第1導電線は、この半導体基板の主表面よりも上方に位置する。第2導電線は、第1導電線と交差するように設けらる。メモリセルは、第1導電線と第2導電線とが交差する領域またはその近傍に位置し、一方端が第1導電線に電気的に接続され、かつ他方端が第2導電線に電気的に接続される。このメモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子およびセル選択ダイオードを含んでいる。このうち、セル選択ダイオードは、エピタキシャル成長法により半導体基板の主表面上に選択的に成長させた第1半導体層を含んでおり、この第1半導体層の内部またはこの第1半導体層と半導体基板との界面にpn接合を有している。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。
なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0027】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置1の主要部を説明する回路図である。
【0028】
図1を参照して、不揮発性半導体記憶装置1は、メモリアレイ2と、WLドライバ4および6と、BLドライバ8と、センスアンプ回路&BLドライバ10とを含む。
【0029】
メモリセルアレイ2は、ビット線BL1〜BLnと、ビット線BL1〜BLnに交差して設けられるワード線WL1〜WLkと、ビット線BL1〜BLnとワード線WL1〜WLkとのn×k個の交差領域に各々設けられるメモリセルを含む。
【0030】
メモリセルは、対応するビット線と対応するワード線との間に直列に接続されるTMR素子と、ビット線からワード線に向かう方向が順方向となるように接続されるダイオードとを含む。
【0031】
図1において、メモリセルの構成について、代表としてビット線BL1とワード線WL3との間に直列に接続されるメモリセル12に符号を付して説明する。
メモリセル12は、ビット線BL1とワード線WL3との間に直列に接続されるTMR素子14と、ダイオード16とを含む。ダイオード16は、ビット線BL1からワード線WL3に向かう方向が順方向になるように接続されている。
【0032】
セル選択素子としてダイオード16を使用することにより、セル選択素子にトランジスタを用いる場合と比べてメモリセル面積を大幅に削減できる。また、ダイオード16として後に説明するような安定したpn接合を有する素子を用いるので、メモリセルに流れる電流を安定化させることができる。
【0033】
WLドライバ6は、ワード線WL1〜WLkにそれぞれ対応するnチャネルMOSトランジスタ21〜2kを含む。nチャネルMOSトランジスタ21〜2kは、ゲートにそれぞれ制御信号S1〜Skを受ける。
【0034】
次にメモリセル12へのデータの書込について説明する。メモリセル12にデータ書込を行なう場合には、WLドライバ4はワード線WL3を活性化しそれ以外のワード線を接地電位に非活性化する。WLドライバ6では制御信号S3が活性化され、制御信号S1,S2,S4〜Skは非活性化される。これによりワード線WL3には電流i3が流れる。この電流i3は、TMR素子14の磁化困難軸方向の磁界を発生させる。
【0035】
同時にBLドライバ8とセンスアンプ回路&BLドライバ10とによってビット線BL1に書込電流i1またはi2が流れる。センスアンプ回路&BLドライバ10は、書込時においてはBLドライバとして動作する。ビット線BL1に書込電流i1、書込電流i2のいずれが流れるかは書込むデータに応じて変化する。ビット線BL1に流れる書込電流は、TMR素子14の磁化容易軸方向の磁界を発生させる。ビット線BL1に流れる電流の向きによってTMR素子の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化によってメモリセル12は不揮発的にデータを保持する。
【0036】
次にメモリセル12からのデータの読出について説明する。
データ読出時においては、WLドライバ4はワード線WL3とは非接続状態となり、またBLドライバ8はBL1とは非接続状態となる。そして、センスアンプ回路&BLドライバ10は、センスアンプとして動作し、ビット線BL1に対して読出電流i4を流し込むように所定の電位をビット線BL1に印加する。読出電流i4は、メモリセル12を経由してワード線WL3に流れ込み、さらにnチャネルMOSトランジスタ23を経由して接地ノードに流れ込む。この読出電流i4の大きさをセンスアンプ回路&BLドライバ10で参照値と比較判定することによりメモリセルの保持データの読出が行なわれる。
【0037】
このときビット線BL1に接続される他のメモリセルに電流が流れないようにWLドライバ4はワード線WL3を除く他のワード線をビット線BL1の電位と同電位かもしくはそれより高い電位に設定する。そして制御信号S1,S2,S4〜Skは非活性化されワード線WL3を除く他のワード線から接地ノードに向けて電流が流れないように制御される。
【0038】
次に、上記回路構成の不揮発性半導体記憶装置を、実際に半導体基板上に形成する場合の構造について説明する。
【0039】
図2は、本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの模式上面図である。なお、図2においては、ワード線、ビット線およびメモリセルのみを図示し、その他の部分の図示は省略している。
【0040】
図2に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Aのメモリセルアレイ2においては、行列状に配置されたn×k個のメモリセル12に対応して、各行に第1導電線としてのビット線BL1〜BLnが略平行にn本配置されており、各列に第2導電線としてのワード線WL1〜WLkが略平行にk本配置されている。すなわち、各ビット線と各ワード線との各々の交差領域またはその近傍にメモリセル12が配置されることになる。
【0041】
次に、図3および図4を参照して、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Aの構造について詳細に説明する。図3は、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図であり、図2中におけるIII−III線に沿って切断した場合の図である。また、図4は、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図であり、図2におけるIV−IV線に沿って切断した場合の図である。
【0042】
まず、図3および図4に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Aは、メモリセルアレイ部と、BLドライバ部と、WLドライバ部とを備えている。なお、BLドライバ部は、図1におけるBLドライバ8が形成される領域に相当する部分であり、WLドライバ部は、図1におけるWLドライバ6が形成される領域に相当する部分である。
【0043】
メモリセルアレイ部には、磁気抵抗効果素子としてのTMR素子190とセル選択素子としてのセル選択ダイオード180とを含むメモリセルが複数形成されている。TMR素子190は、図1に示す回路における符号14に相当する素子であり、セル選択ダイオード180は、図1に示す回路における符号16に相当する素子である。
【0044】
また、BLドライバ部には、メモリセルの制御を行なうための2つの電界効果トランジスタが形成されている。この2つの電界効果トランジスタは、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタである。
【0045】
また、WLドライバ部には、メモリセルの制御を行なうための電界効果トランジスタが形成されている。この電界効果トランジスタは、nチャネルMOSトランジスタである。
【0046】
以下、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Aの構造について具体的に説明する。
【0047】
図3に示すように、BLドライバ部のpチャネルMOSトランジスタが形成される領域においては、半導体基板としてのp型シリコン基板101の主表面にpチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域102a,102bが形成されている。ソース/ドレイン領域102a,102bは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域102a,102b間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜103aを介してゲート電極104aが形成されている。このゲート電極104aは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜105aによって覆われている。
【0048】
BLドライバ部のnチャネルMOSトランジスタが形成される領域においては、シリコン基板101にn型ウェル領域102kが形成されている。このn型ウェル領域102kが形成されたシリコン基板101の主表面には、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域102c,102dが形成されている。ソース/ドレイン領域102c,102dは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域102c,102d間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜103bを介してゲート電極104bが形成されている。このゲート電極104bは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜105bによって覆われている。なお、以上において説明したBLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタは、シリコン基板101の主表面に形成された素子分離膜106により分離されている。
【0049】
これらpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜110が形成されている。第1の層間絶縁膜110においては、ソース/ドレイン領域102a〜102d上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜110中に接続コンタクト112a〜112dが形成されている。なお、接続コンタクト112bと接続コンタクト112cとは第1の層間絶縁膜110上において接続されている。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのドレインとnチャネルMOSトランジスタのソースとは電気的に接続されている。また、接続コンタクト112dには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、BLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。
【0050】
第1の層間絶縁膜110上には、第2の層間絶縁膜120が形成されている。
第2の層間絶縁膜120においては、第1の層間絶縁膜110中に形成された接続コンタクト112a上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。また、接続コンタクト112b,112cの接続部上には、1つのコンタクトホールが形成されている。これら2つのコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜120中に接続コンタクト122a,122bが形成されている。なお、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのソースは、電源に接続される。これにより、接続コンタクト122aには、電源電圧(VCC)が与えられることになる。
【0051】
第2の層間絶縁膜120上には、パッシベーション膜130が形成されている。第2の層間絶縁膜120とパッシベーション膜130との間にはビット線160が形成されており、このビット線160は、第2の層間絶縁膜120中に形成された接続コンタクト122bに接続されている。このビット線160は、図1および図2に示すビット線BL1〜BLnのうちの任意の1本に相当する。なお、ビット線160は、後述するメモリセルアレイ部において、メモリセルに電気的に接続されている。
【0052】
図4に示すように、WLドライバ部においては、シリコン基板101にn型ウェル領域102kが形成されている。シリコン基板101の主表面には、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域102e,102fが形成されている。ソース/ドレイン領域102e,102fは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソースドレイン領域102e,102f間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜103cを介してゲート電極104cが形成されている。このゲート電極104cは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜105cによって覆われている。
【0053】
このnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜110が形成されている。第1の層間絶縁膜110においては、ソース/ドレイン領域102e,102f上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されてることにより、第1の層間絶縁膜110中に接続コンタクト112e,112fが形成されている。なお、接続コンタクト112fには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、WLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。
【0054】
第1の層間絶縁膜110上には、第2の層間絶縁膜120およびパッシベーション膜130が形成されている。第1の層間絶縁膜110と第2の層間絶縁膜120との間には、ワード線170が形成されており、このワード線170は、第2の層間絶縁膜120中に形成された接続コンタクト112eに接続されている。このワード線170は、図1および図2に示すワード線WL1〜WLkのうちの任意の1本に相当する。なお、ワード線170は、後述するメモリセルアレイ部において、メモリセルに電気的に接続されている。
【0055】
図3および図4に示すように、メモリセルアレイ部においては、シリコン基板101の主表面上に、第1の層間絶縁膜110が形成されている。第1の層間絶縁膜110上には、第2の層間絶縁膜120が形成されている。第2の層間絶縁膜120においては、図3において紙面と垂直な方向に略平行に延びる複数のワード線170が位置している。
【0056】
各々のワード線170上には、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型半導体層としてのn型シリコン層181および溶融再結晶化法により再結晶化されたp型半導体層としてのp型シリコン層182からなるセル選択ダイオード180が位置している。セル選択第ダイオード180は、n型シリコン層181とp型シリコン層182の界面においてpn接合を有している。
【0057】
各々のセル選択ダイオード180上には、TMR素子190が位置している。
各々のTMR素子190上には、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト126が形成されている。この接続コンタクト126の各々は、図4において紙面と垂直な方向に延びる複数のビット線160にそれぞれ接続されている。なお、ビット線160上には、パッシベーション膜130が形成されている。
【0058】
次に、メモリセルの構造について詳細に説明する。図5は、メモリセルの構造を示す拡大断面図である。
【0059】
図5に示すように、メモリセルは、TMR素子190とセル選択ダイオード180とを含む。TMR素子190は、図5に示すように、強磁性体層とトンネル絶縁体層と強磁性体層からなる3層の積層膜からなるMTJ層192と、片方の強磁性体層の磁化方向を固定する反強磁性体層191とを含んでいる。セル選択ダイオード180は、上述の通り、n型シリコン層181とp型シリコン層182とを含んでいる。さらに、ワード線170とセル選択ダイオード180の間には、第1バッファ層196aが位置しており、セル選択ダイオード180とTMR素子190の間には、第2バッファ層196bが位置しており、TMR素子190とビット線160との間には、第3バッファ層196cが位置している。
【0060】
以上において説明した、本実施の形態に基づく不揮発性半導体記憶装置1Aの特徴的な構造を要約すれば、不揮発性半導体記憶装置1Aは、半導体基板としてのシリコン基板101と、第1導電線としてのビット線160と、第2導電線としてのワード線170と、メモリセルとを備えている。シリコン基板101は、主表面を有しており、ビット線160は、このシリコン基板101の主表面よりも上方に位置している。ワード線170は、ビット線160と交差するように設けらている。メモリセルは、ビット線160とワード線170とが交差する領域に位置し、一方端がビット線160に電気的に接続され、かつ他方端がワード線170に電気的に接続されている。このメモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子としてのTMR素子190およびセル選択素子としてのセル選択ダイオード180を含んでいる。このうち、セル選択ダイオード180は、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型シリコン層181とp型シリコン層182とを含んでおり、このn型シリコン層181とp型シリコン層182の界面においてpn接合を有している。
【0061】
上述のように、溶融再結晶化法を用いて形成した半導体層を含み、かつこの半導体層中にpn接合を有するpn接合ダイオードをセル選択素子として用いることにより、内部抵抗や逆方向特性といった電気特性に優れたダイオードをセル選択素子として利用することが可能になる。この結果、良好な読み出しおよび書き込み動作の実現が図られた不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能になる。
【0062】
また、上述のpn接合ダイオードをセル選択素子に適用することにより、メモリセルに形成される各々のセル選択ダイオードの電気特性にばらつきが生じ難くなる。このため、センス電流を安定化させることができるため、良好な読み出しおよび書き込み動作の実現が図られた不揮発性半導体記憶装置を歩留まりよく提供することが可能になる。
【0063】
また、セル選択素子としてダイオードを用いることにより、セル選択素子としてトランジスタを用いる場合と比べてメモリセルアレイの面積を大幅に低面積化することが可能になる。
【0064】
以上により、この溶融再結晶化法を用いて再結晶化された半導体層を含むダイオードをセル選択ダイオードとして用いることにより、低面積化が図られ、かつ良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりで製造することが可能になる。
【0065】
なお、ここで、溶融再結晶化法とは、多結晶シリコン層や非晶質シリコン層に熱処理を加え、一旦溶融させた後に熱を奪うことにより再結晶化させる方法である。この溶融再結晶化法を用いて再結晶化された半導体層では、再結晶化させていない多結晶シリコン層や非晶質シリコン層に比べてその内部に含まれるグレインの数が大幅に少なくなる。このため、溶融再結晶化法を用いることにより、電気特性に優れたダイオードを形成することが可能になる。
【0066】
溶融再結晶化法においては、再結晶化する際にシリコン層の単結晶化が進むため、熱処理前に比べて著しくグレインが減少する。これにより、溶融再結晶化法を用いて再結晶化された半導体層は、著しく粒径の大きい結晶粒を備えた半導体層となり、その内部に多結晶シリコンや非晶質シリコンよりも大きい粒径の粒界を含むことになる。このため、その粒径の大きさは、通常の成膜処理によって形成された多結晶シリコン層またはアモルファスシリコン層の最大粒径である100nmよりも大きい粒径の結晶粒を含むことになる。
【0067】
次に、図6から図17を参照して、図3および図4に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図6から図17は、図1に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法を説明するための概略断面図である。なお、図6,8,10,12,14および16は、ビット線の延びる方向に沿う概略断面図であり、図7,9,11,13,15および17は、ワード線の延びる方向に沿う概略断面図である。
【0068】
まず、図6および図7に示すように、シリコン基板101の主表面に通常の成膜工程、写真製版加工工程およびイオン注入工程などを用いてBLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ、WLドライバ部を構成するnチャネルMOSトランジスタ、ならびに図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタを形成する。
【0069】
具体的には、p型のシリコン基板101の所定の領域(nチャネルMOSトランジスタを形成する領域)に、マスク(図示せず)を用いてn型ウェル領域102kを形成する。次に、シリコン基板101の所定領域に素子分離膜106を形成する。
【0070】
そして、シリコン基板101の主表面にゲート絶縁膜103a〜103cとなるべき絶縁膜を形成する。この絶縁膜上にゲート電極104a〜104cとなるべき導電体膜を形成する。この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)を形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜および絶縁膜をエッチングにより部分的に除去する。その後、レジスト膜を除去する。このようにして、ゲート絶縁膜103a〜103cおよびゲート電極104a〜104cを形成する。
【0071】
次に、ゲート電極104a〜104cをマスクとしてシリコン基板101の主表面に導電性の不純物を注入することにより、ソース/ドレイン領域102a〜102fを形成する。なお、このとき、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタとは、それぞれ異なる導電型の不純物を導入することにより、作り分けられる。
【0072】
次に、ゲート電極104a〜104cを覆うようにサイドウォール絶縁膜105a〜105cとなるべき絶縁膜を堆積する。この絶縁膜を異方性エッチングにより選択的に除去することにより、サイドウォール絶縁膜105a〜105cを形成する。以上により、BLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ、WLドライバ部を構成するnチャネルMOSトランジスタ、ならびに図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタが形成される。
【0073】
次に、図8および図9に示すように、シリコン基板101の全面を覆うように、第1の層間絶縁膜110を形成する。第1の層間絶縁膜110としては、たとえばBPTEOS(Boro−Phospho Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜を用い、その厚さは概ね200nm程度とすることが望ましい。そして、第1の層間絶縁膜110上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第1の層間絶縁膜110の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第1の層間絶縁膜110において、コンタクトホールが形成される。
【0074】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第1の層間絶縁膜110の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。このとき用いられる導電体膜の材質としては、たとえば高融点金属であるプラチナ(Pt)を用いることが好ましい。また、導電体膜の密着性を向上させるためには、コンタクトホールにチタン−ニッケル(Ti−Ni)膜からなるバリアメタル膜を堆積し、その上に導電体膜の下層を構成するタングステン(W)膜を厚さ300nm程度となるように堆積し、その上に密着性向上のためのチタン(Ti)膜を厚さ5nm程度となるように堆積し、さらにその上に導電体膜の上層を構成するプラチナ膜を形成することが望ましい。ここで、堆積するプラチナ膜の厚みを100nm程度とすることにより、後述する非晶質シリコン層の溶融再結晶化の際の熱処理による導電体膜の劣化を防止することが可能になる。
【0075】
その後、この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第1の層間絶縁膜110において、コンタクトホールを充填し、かつ第1の層間絶縁膜110上にまで延在する接続コンタクト112a〜112fが形成される。また、メモリセルアレイ部においては、第1の層間絶縁膜110上に略平行に延びるk本のワード線170が形成される。
【0076】
次に、図10および図11に示すように、第1の層間絶縁膜110の全面を覆うように、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型シリコン層181およびp型シリコン層182を形成する。
【0077】
具体的には、まず導電体膜の上にCVD法などを用いて厚さ300nm程度の非晶質シリコン層を堆積させる。次に、この非晶質シリコン層にn型の不純物であるリン(P)をイオン注入法により注入する。このときの注入エネルギーはたとえば5keVとし、注入濃度はたとえば1×1014cm−2程度とする。次に、この不純物が注入された非晶質シリコン層をレーザーアニール法により溶融させ、再結晶化させる。次に、この再結晶化されたシリコン層の上に、ボロン(B)をドープした非晶質シリコン層をCVD法等を用いて厚さ100nm程度となるように堆積する。つづいて、このボロンがドープされた非晶質層に600℃程度の熱処理を加え、再結晶化させる。
【0078】
なお、上述の方法以外にも、ワード線170上に、再結晶化されたn型シリコン層181を形成する方法は種々考えられる。その具体的な形成方法については、後述することとする。
【0079】
次に、図12および図13に示すように、p型シリコン層182の全面を覆うように、TMR素子190となるべき積層膜を形成する。なお、この積層膜は、2つの強磁性体層とその間に挟まれた薄いトンネル絶縁体層からなるMTJ層と、一方の強磁性体層と接する反強磁性体層とを備える。
【0080】
次に、TMR素子190となるべき積層膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)を形成する。このレジスト膜をマスクとして、積層膜、n型シリコン層およびp型シリコン層を部分的に除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、図14および図15に示すように、TMR素子190およびセル選択ダイオード180が各々のワード線170上に形成される。
【0081】
次に、図16および図17に示すように、第1の層間絶縁膜110を覆うように第2の層間絶縁膜120を形成する。そして、第1の層間絶縁膜120上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第2の層間絶縁膜120の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第2の層間絶縁膜110において、コンタクトホールが形成される。
【0082】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第2の層間絶縁膜120の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。その後、この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜の一部をエッチングにより除去する。
その後レジスト膜を除去する。この結果、第2の層間絶縁膜110において、コンタクトホールを充填し、かつ第2の層間絶縁膜120上にまで延在する接続コンタクト122a,122b,126が形成される。また、メモリセルアレイ部においては、TMR素子190上に略平行に延び、接続コンタクト126に接続されたn本のビット線160が形成される。
【0083】
つづいて、第2の層間絶縁膜120の全面を覆うように、パッシベーション膜130を形成する。以上の工程を経ることにより、図3および図4に示す構造の不揮発性半導体記憶装置1Aが得られる。なお、本実施の形態においては、セル選択ダイオードを構成する再結晶化された半導体層として、非晶質シリコン層を再結晶化された場合を例示して説明を行なったが、多結晶シリコン層を再結晶化させることによっても再結晶化された半導体層を形成することが可能である。
【0084】
この発明に基づく図6から図17に示す不揮発性半導体記憶装置1Aの製造方法の特徴的な工程を要約すると、本製造方法は、半導体基板としてのシリコン基板101の主表面の上方に第2導電線としてのワード線170を形成する工程と、ワード線170上に、溶融再結晶化法により形成された半導体層としてのn型シリコン層181およびp型シリコン層182を形成する工程と、p型シリコン層182上に記憶素子としてのTMR素子190を形成する工程と、このTMR素子190上に第1の導電線としてのビット線160を形成する工程とを含んでいる。
【0085】
以上の工程を経ることにより、低面積化が図られ、かつ良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりで製造することが可能になる。
【0086】
以下においては、セル選択ダイオード180を構成するn型シリコン層181の形成方法の他の例について、図を参照して説明する。
【0087】
図18は、ワード線上に溶融再結晶化法を用いて再結晶化されたシリコン層の形成方法の他の例を示す模式断面図である。図18に示すように、本形成方法は、ダイシング部に設けられたコンタクトホール111を活用して再結晶化されたn型シリコン層181を形成するものである。
【0088】
本形成方法では、n型シリコン層181となるべき非晶質シリコン層をメモリセルアレイ部のワード線170上に形成する工程において、同時に、この非晶質シリコン層にてダイシング部に設けられたコンタクトホール111を充填するようにする。このとき、ダイシング部のコンタクトホール111の開口下端に位置するシリコン基板101の主表面101aに非晶質シリコン層が接触するようにする。また、このとき、メモリセルアレイ部の非晶質シリコン層とダイシング部の非晶質シリコン層とが連続するようにする。
【0089】
次に、この非晶質シリコン層に熱処理を加える。この熱処理としては、好ましくはレーザーアニール法を用いる。具体的には、ダイシング部に位置する部分の非晶質シリコン層にレーザーを照射することにより、非晶質シリコン層全体を溶融させる。その後、レーザーの照射を止め、非晶質シリコン層を冷却する。このとき、シリコン基板101の主表面101aを種に、溶融した非晶質シリコン層が再結晶化し、シリコン基板101の主表面101aから上方に向かって再結晶化が進行する。コンタクトホール111外へと進行した再結晶化は、つづいて横方向へと進行し、メモリセルアレイ部にまで到達する。
【0090】
以上により、グレインが大幅に削減され、単結晶シリコン層に限りなく近いシリコン層を、ワード線上に形成することが可能になる。なお、ダイシング部は、後の工程であるダイシング工程において除去されるため、不揮発性半導体記憶装置が大型化することもない。また、ダイシング部のみにレーザーを照射することにより、メモリセルアレイ部が異常加熱することが防止されるため、信頼性の点においても問題は生じない。
【0091】
また、図19は、ワード線上に溶融再結晶化法を用いて再結晶化されたシリコン層の形成方法の他の例を示す模式断面図である。図19に示すように、本形成方法も、ダイシング部に設けられたコンタクトホール111を活用して再結晶化されたn型シリコン層181を形成するものである。
【0092】
本形成方法では、n型シリコン層181となるべき非晶質シリコン層をメモリセルアレイ部のワード線170上に形成する工程に先立ち、ダイシング部のコンタクトホール111内に、エピタキシャル成長法により選択的にエピタキシャル層181aを形成する。次に、n型シリコン層181となるべき非晶質シリコン層をメモリセルアレイ部のワード線170上に形成する工程において、同時に、この非晶質シリコン層にてダイシング部に設けられたコンタクトホール111を充填するようにする。このとき、ダイシング部のコンタクトホール111の開口下部に位置するエピタキシャル層181aの表面に非晶質シリコン層が接触するようにする。また、このとき、メモリセルアレイ部の非晶質シリコン層とダイシング部の非晶質シリコン層とが連続するようにする。
【0093】
次に、この非晶質シリコン層に熱処理を加える。この熱処理としては、好ましくはレーザーアニール法を用いる。具体的には、ダイシング部に位置する部分の非晶質シリコン層にレーザーを照射することにより、非晶質シリコン層全体を溶融させる。その後、レーザーの照射を止め、非晶質シリコン層を冷却する。このとき、エピタキシャル層181aの表面を種に、溶融した非晶質シリコン層が再結晶化し、シリコン基板101の主表面101aから上方に向かって再結晶化が進行する。コンタクトホール111外へと進行した再結晶化は、つづいて横方向へと進行し、メモリセルアレイ部にまで到達する。
【0094】
以上により、グレインが大幅に削減され、単結晶層に限りなく近いシリコン層を、ワード線上に形成することが可能になる。なお、ダイシング部は、後の工程であるダイシング工程において除去されるため、不揮発性半導体記憶装置が大型化することもない。また、ダイシング部のみにレーザーを照射することにより、メモリセルアレイ部が異常加熱することが防止されるため、信頼性の点においても問題は生じない。
【0095】
また、ダイシング部のコンタクトホール111内にエピタキシャル成長法により選択的に成長させるエピタキシャル層181aを、図20に示すように、コンタクトホール111外部にまで延在するように形成してもよい。この場合には、種とワード線170上に形成されるn型シリコン層との距離が縮まるため、よりグレインの少ないn型シリコン層を製作することが可能になる。
【0096】
さらに、図21は、ワード線上にグレインの少ないシリコン層を形成する方法のさらに他の例を示す模式断面図である。図21に示すように、本形成方法は、予めワード線170上に層間絶縁膜120aを堆積し、この層間絶縁膜120aの一部を除去することにより形成したコンタクトホール121を用いてグレインの少ないシリコン層を形成するものである。
【0097】
本形成方法では、予め層間絶縁膜120aのワード線170上に位置する領域にコンタクトホール121を形成する。このとき、このコンタクトホール121の開口寸法αをシリコンの格子定数の整数倍とする。次に、このコンタクトホール121の開口下端に位置するワード線170上にシリコン層を形成する。この方法を用いれば、ワード線170直上に形成されたシリコン層181bは、比較的単結晶に近い結晶構造を有するようになる。このため、このシリコン層181bを種として上方に向かってシリコン層を成長させることにより、グレインの少ないシリコン層を形成することが可能になる。
【0098】
[実施の形態2]
図22は、本発明の実施の形態2における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Bは、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aとワード線の延伸方向におけるメモリセルアレイ部の構造のみが異なっている。なお、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Bの回路構成は、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aの回路構成と同様である。
【0099】
図22に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Bのメモリセルアレイ部におけるワード線170上に位置するセル選択ダイオード180のn型シリコン層181は、同一のワード線170に接続されるn型シリコン層につき、共通の層となっている。すなわち、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aにおいては、各メモリセル毎に個別にn型シリコン層181を有していたが、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Bにおいては、1本のワード線170に接続されるn型シリコン層181が共通の層として形成されており、互いに独立していない。
【0100】
このように、セル選択ダイオードにおいては、p型シリコン層のみを各メモリセル毎に独立して形成すればよく、n型シリコン層は特に独立して形成される必要はない。
【0101】
[実施の形態3]
図23は、本発明の実施の形態3における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図であり、図24は、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。なお、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Cの回路構成は、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aの回路構成と同様である。
【0102】
図23に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Cは、ビット線の延伸方向において、半導体基板としてのp型シリコン基板201の主表面に、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタならびにロジック回路を構成するpチャネルMOSトランジスタを備えている。また、図24に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Cは、ワード線の延伸方向において、p型シリコン基板201の主表面に、WLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタを備えている。さらに、これらトランジスタの上方にメモリセルアレイが積層配置されている。
【0103】
以下、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Cの構造について具体的に説明する。
【0104】
図23に示すように、シリコン基板201の主表面の所定領域には、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域202a,202bが形成されている。ソース/ドレイン領域202a,202bは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域202a,202b間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜203aを介してゲート電極204aが形成されている。このゲート電極204aは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜205aによって覆われている。
【0105】
BLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタが形成されるシリコン基板201の領域においては、n型ウェル領域202kが形成されている。このn型ウェル領域が形成されたシリコン基板201の主表面には、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域202c,202dが形成されている。
ソース/ドレイン領域202c,202dは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域202c,202d間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜203bを介してゲート電極204bが形成されている。このゲート電極204bは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜205bによって覆われている。
【0106】
ロジック回路を構成するpチャネルMOSトランジスタが形成されるシリコン基板201の主表面には、pチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域202i,202jが形成されている。ソース/ドレイン領域202i,202jは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域202i,202j間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜203dを介してゲート電極204dが形成されている。このゲート電極204dは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜205dによって覆われている。なお、以上において説明したpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタは、素子分離膜206によって各々分離されている。
【0107】
また、図24に示すように、WLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタが形成されるシリコン基板201の領域においては、n型ウェル領域202kが形成されている。このn型ウェル領域202kが形成されたシリコン基板201の主表面には、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域202e,202fが形成されている。ソース/ドレイン領域202e,202fは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域202e,202f間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜203cを介してゲート電極204cが形成されている。このゲート電極204cは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜205cによって覆われている。
【0108】
図23および図24に示すように、これらpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜210が形成されている。第1の層間絶縁膜210においては、ソース/ドレイン領域202a〜202f,202i,202j上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜210中に接続コンタクト212a〜212f,212i,212jが形成されている。なお、接続コンタクト212bと接続コンタクト212cとは第1の層間絶縁膜210上において接続されている。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのドレインとnチャネルMOSトランジスタのソースとは電気的に接続されている。また、接続コンタクト212aは電源に接続される。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのソースには、電源電圧(VCC)が与えられることになる。また、接続コンタクト212dには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、BLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。また、接続コンタクト212eには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、WLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。
【0109】
図23および図24に示すように、第1の層間絶縁膜210上には、第2の層間絶縁膜220が形成されている。第2の層間絶縁膜220上には、第3の層間絶縁膜230が形成されている。第2の層間絶縁膜220においては、第1の層間絶縁膜210中に形成された接続コンタクト212f上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト222aが形成されている。第2の層間絶縁膜220および第3の層間絶縁膜230においては、第1の層間絶縁膜210中に形成された接続コンタクト212b,212cの接続部上に位置する領域に、1つのコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜220および第3の層間絶縁膜230中に接続コンタクト232aが形成されている。
【0110】
第3の層間絶縁膜230においては、図23において紙面と垂直な方向に略平行に延びる複数のワード線270が位置している。各々のワード線270上には、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型半導体層としてのn型シリコン層281および溶融再結晶化法により再結晶化されたp型半導体層としてのp型シリコン層282からなるセル選択ダイオード280が位置している。セル選択第ダイオード280は、n型シリコン層281とp型シリコン層282の界面においてpn接合を有している。
【0111】
各々のセル選択ダイオード280上には、TMR素子290が位置している。
各々のTMR素子290は、強磁性体層とトンネル絶縁体層と強磁性体層からなるMTJ層と、片方の強磁性体層に接する反強磁性体層とを含んでいる。各々のTMR素子290上には、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト236が形成されている。この導電体膜236の各々は、図24において紙面と垂直な方向に延びる複数のビット線260にそれぞれ接続されている。なお、ビット線260上には、パッシベーション膜240が形成されている。
【0112】
以上において説明した、本実施の形態に基づく不揮発性半導体記憶装置1Cの特徴的な構造を要約すれば、不揮発性半導体記憶装置1Cは、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aの有する特徴に加え、BLドライバやWLドライバ、ロジック回路などを構成する電界効果トランジスタによって構成される回路部をさらに備えている。半導体基板としてのシリコン基板201の主表面上方には、上記回路部とメモリセルとが積層配置されている。
【0113】
本構造を採用することにより、回路部とメモリセルアレイとを積層配置することが可能になるため、上述の実施の形態1の効果に加え、さらにメモリセルアレイの低面積化および回路部の低面積化が可能となる。このため、不揮発性半導体記憶装置を大幅に小型化することが可能になる。
【0114】
[実施の形態4]
図25は、本発明の実施の形態4における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。なお、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Dの回路構成は、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aの回路構成と同様である。なお、ワード線の延伸方向における不揮発性半導体記憶装置の構造については、ここではその説明を省略する。
【0115】
図25に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Dは、ビット線の延伸方向において、半導体基板としてのp型シリコン基板201の主表面に、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタを2組と、図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタとを備えている。さらに、これらトランジスタの上方に、2層のメモリセルアレイが積層配置されている。
【0116】
以下、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Dの構造について具体的に説明する。
【0117】
図25に示すように、シリコン基板201の主表面の所定領域には、BLドライバを構成する2つのpチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域202a,202bおよび202e,202fが形成されている。ソース/ドレイン領域202a,202bおよび202e,202fの各々は、それぞれチャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域202a,202b間およびソース/ドレイン領域202e,202f間の各々のチャネル領域上には、それぞれゲート絶縁膜203aおよび203cを介してゲート電極204aおよび204cが形成されている。これらゲート電極204aおよび204cは、その上面および側面がそれぞれサイドウォール絶縁膜205aおよび205cによって覆われている。
【0118】
BLドライバを構成する2つのnチャネルMOSトランジスタが形成されるシリコン基板201の領域においては、n型ウェル領域202kが形成されている。このn型ウェル領域202kが形成されたシリコン基板201の主表面には、2つのnチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域202c,202dおよび202g,202hが形成されている。ソース/ドレイン領域202c,202dおよび202g,202hの各々は、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域202c,202d間およびソース/ドレイン領域202g,202h間の各々のチャネル領域上には、それぞれゲート絶縁膜203bおよび203dを介してゲート電極204bおよび204dが形成されている。これらゲート電極204bおよび204dは、その上面および側面がそれぞれサイドウォール絶縁膜205bおよび205dによって覆われている。なお、以上において説明したBLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタは、素子分離膜206によって各々分離されている。
【0119】
これらBLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜210が形成されている。第1の層間絶縁膜210においては、ソース/ドレイン領域202a〜202h上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜210中に接続コンタクト212a〜212hが形成されている。なお、接続コンタクト212bと接続コンタクト212cとは第1の層間絶縁膜210上において接続されている。また、接続コンタクト212fと接続コンタクト212gとは第1の層間絶縁膜210上において接続されている。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのドレインとnチャネルMOSトランジスタのソースとは電気的に接続されている。また、接続コンタクト212aおよび212eは電源に接続される。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのソースには、電源電圧(VCC)が与えられることになる。また、接続コンタクト212dおよび212hには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、BLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。
【0120】
図25に示すように、第1の層間絶縁膜210上には、第2の層間絶縁膜220が形成されている。第2の層間絶縁膜220上には、第3の層間絶縁膜230が形成されている。第3の層間絶縁膜230上には、第4の層間絶縁膜241が形成されている。第4の層間絶縁膜241上には、第5の層間絶縁膜251が形成されている。
【0121】
第2および第3の層間絶縁膜220,230においては、第1の層間絶縁膜210中に形成された接続コンタクト212f,212gの接続部上に位置する領域に、1つのコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜220および第3の層間絶縁膜230中に接続コンタクト232aが形成されている。また、第3の層間絶縁膜230と第4の層間絶縁膜241との間には、ビット線260bが形成されている。このビット線260bは、第2の層間絶縁膜220および第3の層間絶縁膜230中に形成された接続コンタクト232aに接続されている。
【0122】
第2の層間絶縁膜220、第3の層間絶縁膜230、第4の層間絶縁膜241および第5の層間絶縁膜251においては、第1の層間絶縁膜210中に形成された接続コンタクト212b,212cの接続部上に位置する領域に、1つのコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜220、第3の層間絶縁膜230、第4の層間絶縁膜241および第5の層間絶縁膜251中に接続コンタクト252aが形成されている。また、第4の層間絶縁膜241と第5の層間絶縁膜251との間には、ビット線260aが形成されている。このビット線260aは、第2の層間絶縁膜220、第3の層間絶縁膜230、第4の層間絶縁膜241および第5の層間絶縁膜251中に形成された接続コンタクト252aに接続されている。
【0123】
第3の層間絶縁膜230においては、図25において紙面と垂直な方向に略平行に延びる複数のワード線270bが位置している。各々のワード線270b上には、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型半導体層としてのn型シリコン層281bおよび溶融再結晶化法により再結晶化されたp型半導体層としてのp型シリコン層282bからなるセル選択ダイオード280bが位置している。セル選択第ダイオード280bは、n型シリコン層281bとp型シリコン層282bの界面においてpn接合を有している。
【0124】
各々のセル選択ダイオード280b上には、TMR素子290bが位置している。各々のTMR素子280bは、強磁性体層とトンネル絶縁体層と強磁性体層からなるMTJ層と、片方の強磁性体層に接する反強磁性体層とを含んでいる。
各々のTMR素子290b上には、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト236bが形成されている。この接続コンタクト236bの各々は、図25において紙面と平行な方向に延びるビット線260bにそれぞれ接続されている。
【0125】
第5の層間絶縁膜251においては、図25において紙面と垂直な方向に略平行に延びる複数のワード線270aが位置している。各々のワード線270a上には、溶融再結晶化法により再結晶化されたn型半導体層としてのn型シリコン層281aおよび溶融再結晶化法により再結晶化されたp型半導体層としてのp型シリコン層282aからなるセル選択ダイオード280aが位置している。セル選択第ダイオード280aは、n型シリコン層281aとp型シリコン層282aの界面においてpn接合を有している。
【0126】
各々のセル選択ダイオード280a上には、TMR素子290aが位置している。各々のTMR素子280aは、強磁性体層とトンネル絶縁体層と強磁性体層からなるMTJ層と、片方の強磁性体層に接する反強磁性体層とを含んでいる。
各々のTMR素子290a上には、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト256aが形成されている。この接続コンタクト256aの各々は、図25において紙面と平行な方向に延びるビット線260aにそれぞれ接続されている。なお、ビット線260a上には、パッシベーション膜253が形成されている。
【0127】
以上において説明した、本実施の形態に基づく不揮発性半導体記憶装置1Dの特徴的な構造を要約すれば、不揮発性半導体記憶装置1Dは、上述の実施の形態3における不揮発性半導体記憶装置1Cの有する特徴に加え、半導体基板としてのシリコン基板201の主表面上方に積層配置された複数のメモリセルを有している。
【0128】
本構造を採用することにより、メモリセルアレイを積層配置することが可能になるため、上述の実施の形態1の効果に加え、さらにメモリセルアレイの低面積化が可能となる。このため、不揮発性半導体記憶装置を大幅に小型化することが可能になる。
【0129】
[実施の形態5]
図26は、本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図であり、図27は、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。なお、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Eの回路構成は、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aの回路構成と異なり、各々のワード線を書き込み用のワード線と読み出し用のワード線とに分離した回路構成となっている。すなわち、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Eは、略平行に配置されたn本のビット線と、これらビット線に交差するように、略平行に配置されたk本の書き込み用ワード線および略平行に配置されたk本の読み出し用ワード線とを備えている。
【0130】
図26および図27に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Eは、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aと同様に、メモリセルアレイ部と、BLドライバ部と、WLドライバ部とを備えている。
【0131】
メモリセルアレイ部には、TMR素子190とセル選択ダイオード180とを含むメモリセルが複数形成されている。また、BLドライバ部には、メモリセルの制御を行なうための2つの電界効果トランジスタが形成されている。この2つの電界効果トランジスタは、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタである。また、WLドライバ部には、メモリセルの制御を行なうための電界効果トランジスタが形成されている。この電界効果トランジスタは、nチャネルMOSトランジスタである。
【0132】
以下、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Eの構造について具体的に説明する。
【0133】
図26に示すように、不揮発性半導体記憶装置1EのBLドライバ部においては、半導体基板としてのp型シリコン基板301の主表面にpチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域302a,302bが形成されている。ソース/ドレイン領域302a,302bは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域302a,302b間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜303aを介してゲート電極304aが形成されている。このゲート電極304aは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜305aによって覆われている。
【0134】
BLドライバ部のnチャネルMOSトランジスタが形成される領域においては、シリコン基板301にn型ウェル領域302kが形成されている。このn型ウェル領域302kが形成されたシリコン基板301の主表面には、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域302c,302dが形成されている。ソース/ドレイン領域302c,302dは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域302c,302d間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜303bを介してゲート電極304bが形成されている。このゲート電極304bは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜305bによって覆われている。なお、以上において説明したpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタは、素子分離膜306によって分離されている。
【0135】
これらBLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜310が形成されている。第1の層間絶縁膜310においては、ソース/ドレイン領域302a〜302d上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜310中に接続コンタクト312a〜312dが形成されている。なお、接続コンタクト312bと接続コンタクト312cとは第1の層間絶縁膜310上において接続されている。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのドレインとnチャネルMOSトランジスタのソースとは電気的に接続されている。
【0136】
第1の層間絶縁膜310上には、第2の層間絶縁膜320が形成されている。
第2の層間絶縁膜320においては、第1の層間絶縁膜310中に形成された接続コンタクト312aおよび312d上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。また、接続コンタクト312b,312cの接続部上には、1つのコンタクトホールが形成されている。これら3つのコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜320中に接続コンタクト322a〜322cが形成されている。なお、接続コンタクト322cには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、BLドライバ部を構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。
【0137】
第2の層間絶縁膜320上には、第3の層間絶縁膜330および第4の層間絶縁膜340が形成されている。第3の層間絶縁膜330および第4の層間絶縁膜340においては、第2の層間絶縁膜320中に形成された接続コンタクト322aおよび322b上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。
これら2つのコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第3の層間絶縁膜330および第4の層間絶縁膜340中に接続コンタクト342a,342bが形成されている。なお、接続コンタクト342aは電源に接続される。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのソースには、電源電圧(VCC)が与えられることになる。
【0138】
第4の層間絶縁膜340上には、パッシベーション膜350が形成される。第4の層間絶縁膜340とパッシベーション膜350との間にはビット線360が形成されている。このビット線360は、第3の層間絶縁膜330および第4の層間絶縁膜340中に形成された接続コンタクト342bに接続されている。なお、ビット線360は、後述するメモリセルアレイ部において、メモリセルに電気的に接続されている。
【0139】
図27に示すように、WLドライバ部のnチャネルMOSトランジスタが形成される領域においては、シリコン基板301にn型ウェル領域302kが形成されている。このn型ウェル領域302kが形成されたシリコン基板301の主表面には、ソース/ドレイン領域302e,302fが形成されている。ソース/ドレイン領域302e,302fは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソースドレイン領域302e,302f間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜303cを介してゲート電極304cが形成されている。このゲート電極304cは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜305cによって覆われている。
【0140】
このnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜310が形成されている。第1の層間絶縁膜310においては、ソース/ドレイン領域302e,302f上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜310中に接続コンタクト312e,312fが形成されている。
【0141】
第1の層間絶縁膜310上には、第2の層間絶縁膜320が形成されている。
第2の層間絶縁膜320においては、第1の層間絶縁膜310中に形成された接続コンタクト312e,312f上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜320中に接続コンタクト322d,322eが形成されている。なお、接続コンタクト322eには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、WLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。
【0142】
第2の層間絶縁膜320上には、第3の層間絶縁膜330、第4の層間絶縁膜340およびパッシベーション膜350が形成されている。第2の層間絶縁膜320と第3の層間絶縁膜330との間には、書き込み用のワード線362が形成されており、この書き込み用のワード線362は、第2の層間絶縁膜320中に形成された接続コンタクト322dに接続されている。
【0143】
図26および図27に示すように、不揮発性半導体記憶装置1Eのメモリセルアレイ部においては、ビット線の延伸方向において、シリコン基板301が素子分離膜306によって区切られている。シリコン基板301の主表面には、n型拡散層308が形成されている。
【0144】
シリコン基板301の主表面上には、第1の層間絶縁膜310が形成されている。第1の層間絶縁膜310においては、n型拡散層308上に各メモリセル毎に2つのコンタクトホールが形成されている。このうちの一方のコンタクトホールの下部には、エピタキシャル成長法によりp型シリコン層316が形成されている。このp型シリコン層316は、その下端の界面においてシリコン基板301のn型拡散層308と接触しており、pn接合を形成している。また、このp型シリコン層116上のコンタクトホールに導電体膜が充填されることにより、第1の層間絶縁膜310中に接続コンタクト318aが形成されている。また、他方のコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜310中に接続コンタクト318bが形成されている。
【0145】
第1の層間絶縁膜310上には、第2の層間絶縁膜320が形成されている。
第1の層間絶縁膜310と第2の層間絶縁膜320との間には、図26において紙面に垂直な方向に延びる複数の読み出し用のワード線370が形成されている。この読み出し用のワード線370は、それぞれ接続コンタクト318bに接続されている。
【0146】
第2の層間絶縁膜320においては、第1の層間絶縁膜310中に形成された接続コンタクト318a上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜320中に接続コンタクト322gが形成されている。
【0147】
第2の層間絶縁膜320上には、第3の層間絶縁膜330が形成されている。
第2の層間絶縁膜320と第3の層間絶縁膜330との間の上記読み出し用ワード線370の上方に対応した位置には、図26において紙面に垂直な方向に延びる複数の書き込み用のワード線362が形成されている。
【0148】
また、第3の層間絶縁膜330においては、第2の層間絶縁膜320中に形成された接続コンタクト322g上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第3の層間絶縁膜330中に接続コンタクト332gが形成されている。
【0149】
第3の層間絶縁膜330上には、第4の層間絶縁膜340が形成されている。
第3の層間絶縁膜330と第4の層間絶縁膜340との間には、ストラップ332が形成されており、このストラップ332は、接続コンタクト332gに接続されている。また、ストラップ332の他端は、上記書き込み用のワード線362の上方にまで延在している。ストラップ332上の上記書き込み用のワード線362に対応した位置には、TMR素子390が形成されている。各々のTMR素子390は、強磁性体層とトンネル絶縁体層と強磁性体層からなるMTJ層と、片方の強磁性体層に接する反強磁性体層とを含んでいる。各々のTMR素子390上には、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト342cが形成されている。
【0150】
第4の層間絶縁膜340上には、パッシベーション膜350が形成されている。第4の層間絶縁膜340とパッシベーション膜350との間には、図27において紙面に垂直な方向に延びる複数のビット線360が形成されている。このビット線360は、接続コンタクト342cに接続されている。
【0151】
以上において説明した、本実施の形態に基づく不揮発性半導体記憶装置1Eの特徴的な構造を要約すれば、不揮発性半導体記憶装置1Eは、半導体基板としてのシリコン基板301と、第1導電線としてのビット線360と、第2導電線としての読み出し用のワード線370と、メモリセルとを備えている。シリコン基板301は、主表面を有しており、ビット線360は、このシリコン基板301の主表面よりも上方に位置している。読み出し用のワード線370は、ビット線360と交差するように設けられている。メモリセルは、ビット線360と読み出し用のワード線370とが交差する領域およびその近傍に位置し、一方端がビット線360に電気的に接続され、かつ他方端が読み出し用のワード線370に電気的に接続されている。このメモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子としてのTMR素子390およびセル選択素子としてのセル選択ダイオード380を含んでいる。このうち、セル選択ダイオード380は、エピタキシャル成長法によりシリコン基板301の主表面上に選択的に成長させた第1半導体層としてのp型シリコン層316を含んでおり、このp型シリコン層316とシリコン基板301との界面にpn接合を有している。
【0152】
上述のように、エピタキシャル成長法を用いて形成した第1半導体層を含み、かつこの半導体層と半導体基板との間にpn接合を有するpn接合ダイオードをセル選択素子として用いることにより、内部抵抗や逆方向特性といった電気特性に優れたダイオードをセル選択素子として利用することが可能になる。この結果、良好な読み出しおよび書き込み動作の実現が図られた不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能になる。
【0153】
また、上述のpn接合ダイオードをセル選択素子に適用することにより、メモリセルに形成される各々のセル選択ダイオードの電気特性にばらつきが生じ難くなる。このため、センス電流を安定化させることができるため、良好な読み出しおよび書き込み動作の実現が図られた不揮発性半導体記憶装置を歩留まりよく提供することが可能になる。
【0154】
また、セル選択素子としてダイオードを用いることにより、セル選択素子としてトランジスタを用いる場合と比べてメモリセルアレイの面積を大幅に低面積化することが可能になる。また、半導体基板に拡散層を形成することによって半導体基板中にpnダイオードを形成し、セル選択素子としてこのpnダイオードを採用した構造よりも、メモリセルアレイの面積をさらに低面積化することが可能になる。
【0155】
また、本構造では、ワード線を、読み出し用のワード線と書き込み用のワード線とに分離しているため、良好な読み出しおよび書き込み特性を備えた不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
【0156】
以上により、このエピタキシャル成長法を用いて形成された半導体層を含むダイオードをセル選択ダイオードとして用いることにより、低面積化が図られ、かつ良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりで製造することが可能になる。
【0157】
次に、図28から図42を参照して、図26および図27に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図28から図42は、図26および図27に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法を説明するための概略断面図である。なお、図28,30,32,33,35,37,39および41は、ビット線の延びる方向に沿う概略断面図であり、図29,31,34,36,38,40および42は、ワード線の延びる方向に沿う概略断面図である。
【0158】
まず、図28および図29に示すように、シリコン基板301の主表面に通常の成膜工程、写真製版加工工程およびイオン注入工程などを用いてBLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ、WLドライバ部を構成するnチャネルMOSトランジスタ、ならびに図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタを形成する。
【0159】
具体的には、p型のシリコン基板301の所定の領域(nチャネルMOSトランジスタを形成する領域)に、マスク(図示せず)を用いてn型ウェル領域302kを形成する。次に、シリコン基板301の所定領域に素子分離膜306を形成する。
【0160】
そして、シリコン基板301の主表面にゲート絶縁膜303a〜303cとなるべき絶縁膜を形成する。この絶縁膜上にゲート電極304a〜304cとなるべき導電体膜を形成する。この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜および絶縁膜をエッチングにより部分的に除去する。その後、レジスト膜を除去する。このようにして、ゲート絶縁膜303a〜303cおよびゲート電極304a〜304cを形成する。
【0161】
次に、ゲート電極304a〜304cをマスクとしてシリコン基板301の主表面に導電性の不純物を注入することにより、ソース/ドレイン領域302a〜302fを形成する。なお、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタとは、それぞれ異なる導電型の不純物を導入することにより、作り分けられる。このとき、pチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域302a,302bの形成と同時に、メモリセルアレイ部においてn型拡散層308を形成する。
【0162】
次に、ゲート電極304a〜304cを覆うようにサイドウォール絶縁膜305a〜305cとなるべき絶縁膜を堆積する。この絶縁膜を異方性エッチングにより選択的に除去することにより、サイドウォール絶縁膜305a〜305cを形成する。以上により、BLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ、WLドライバ部を構成するnチャネルMOSトランジスタならびに図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタを形成する。
【0163】
次に、図30および図31に示すように、シリコン基板301の全面を覆うように、第1の層間絶縁膜310を形成する。第1の層間絶縁膜310としては、たとえば、BPTEOS膜を用い、その厚さは概ね200nm程度とすることが望ましい。そして、第1の層間絶縁膜310上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第1の層間絶縁膜310の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第1の層間絶縁膜310において、コンタクトホールが形成される。なお、このとき開口するコンタクトホールとしては、セル選択ダイオードが形成されるコンタクトホールのみとし、第1層間絶縁膜310中に形成される他のコンタクトホールは、この時点では形成しない。
【0164】
つづいて、図32に示すように、エピタキシャル成長法により、上記コンタクトホールの開口下部にエピタキシャル成長層を厚さ5nm程度となるように形成する。次に、このエピタキシャル成長層にp型の不純物であるボロン(B)をイオン注入法によって注入する。このときの注入エネルギーは、たとえば5keVとし、注入濃度はたとえば1×1015cm−2程度とする。この結果、上記コンタクトホールの開口下部にp型シリコン層316が形成される。このp型シリコン層316と、シリコン基板301に形成されたn型拡散領域308とにより、セル選択ダイオード380が構成される。
【0165】
次に、図33および図34に示すように、第1の層間絶縁膜310上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このとき、既に形成したp型シリコン層316もレジスト膜にて覆う。このレジスト膜をマスクとして、第1の層間絶縁膜310の一部をエッチングにより除去し、セル選択ダイオードが形成されるコンタクトホール以外の残りのコンタクトホールを形成する。その後レジスト膜を除去する。
【0166】
つづいて、第1の層間絶縁膜310中に形成されたすべてのコンタクトホールの内部を充填するとともに第1の層間絶縁膜310の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。この導電体膜としては、たとえばタングステン(W)が用いられる。なお、その密着性を向上させるために、タングステン膜の埋め込み前にTiNからなるバリアメタル膜を形成していもよい。その後、この導電体膜の上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィに法より形成する。このレジスト膜をマスクとして、導電体膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第1の層間絶縁膜310において、コンタクトホールを充填し、かつ第1の層間絶縁膜310上にまで延在する接続コンタクト312a〜312fおよび接続コンタクト318a,318bが形成される。また、メモリセルアレイ部においては、接続コンタクト318b上に伸びるk本の読み出し用のワード線370が形成される。
【0167】
次に、図35および36に示すように、第1の層間絶縁膜310を覆うように、第2の層間絶縁膜320を形成する。そして、第2の層間絶縁膜320上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第2の層間絶縁膜320の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第2の層間絶縁膜320において、コンタクトホールが形成される。
【0168】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第2の層間絶縁膜320の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。導電体膜としては、たとえば銅(Cu)が用いられる。その後、この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第2の層間絶縁膜320上にまで延在する接続コンタクト322a〜322e,322gが形成される。また、メモリセルアレイ部においては、読み出し用のワード線370に対応する位置に、書き込み用のワード線362が形成される。
【0169】
次に、図37および38に示すように、第2の層間絶縁膜320を覆うように、第3の層間絶縁膜330を形成する。第3の層間絶縁膜としては、たとえば、誘電率の低いいわゆるLow−k膜が用いられる。そして、第3の層間絶縁膜330上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第3の層間絶縁膜330の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第3の層間絶縁膜330において、コンタクトホールが形成される。
【0170】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第3の層間絶縁膜330の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。その後、この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜の一部をエッチングにより除去する。
その後レジスト膜を除去する。この結果、第3の層間絶縁膜330上にまで延在する接続コンタクト332gと、この接続コンタクト332gと連続し、書き込み用のワード線362に対応した位置にまで延びるストラップ332が形成される。
【0171】
次に、図39および図40に示すように、第3の層間絶縁膜330を覆うように、TMR素子390となるべき積層膜を形成する。なお、この積層膜は、2つの強磁性体層とその間に挟まれた薄い絶縁体層からなるMTJ層と、一方の強磁性体層と接する反強磁性体層とを備える。
【0172】
つづいて、この積層膜上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成し、このレジスト膜をマスクとして積層膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、書き込み用のワード線362に対応した位置のストラップ332上にTMR素子390が形成される。
【0173】
次に、図41および42に示すように、第3の層間絶縁膜330を覆うように、第4の層間絶縁膜340を形成する。第4の層間絶縁膜としては、たとえば、誘電率の低いいわゆるLow−k膜が用いられる。そして、第4の層間絶縁膜340上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第4の層間絶縁膜340の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第4の層間絶縁膜340において、コンタクトホールが形成される。
【0174】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第4の層間絶縁膜340の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。導電体膜としては、たとえば、銅(Cu)が用いられる。その後、この導電体膜の上にパターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィに法より形成する。このレジスト膜をマスクとして、導電体膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第4の層間絶縁膜340において、コンタクトホールを充填し、かつ第4の層間絶縁膜340上にまで延在する接続コンタクト342a〜342cが形成される。また、メモリセルアレイ部においては、接続コンタクト342c上に伸びるn本のビット線360が形成される。
【0175】
つづいて、第4の層間絶縁膜340の全面を覆うように、パッシベーション膜350を形成する。以上の工程を経ることにより、図26および図27に示す構造の不揮発性半導体記憶装置1Eが得られる。
【0176】
この発明に基づく図28から図42に示す不揮発性半導体記憶装置1Eの製造方法の特徴的な工程を要約すると、本製造方法は、半導体基板としてのシリコン基板301の主表面にn型拡散領域308を形成する工程と、n型拡散領域308が形成されたシリコン基板301の主表面にエピタキシャル成長法により、第1半導体層としてのp型シリコン層316を形成する工程と、n型拡散領域308に電気的に接続され、かつシリコン基板301の主表面の上方に位置するように、第2導電線としての読み出し用のワード線370を形成する工程と、p型シリコン層316に電気的に接続された記憶素子としてのTMR素子390を形成する工程と、このTMR素子390上に第1の導電線としてのビット線360を形成する工程とを含んでいる。
【0177】
以上の工程を経ることにより、低面積化が図られ、かつ良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりで製造することが可能になる。
【0178】
[実施の形態6]
図43は、本発明の実施の形態6における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Fは、上述の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置1EとWLドライバ部の構造のみが異なっている。具体的には、上述の実施の形態5においては、ライン選択素子としてnチャネルMOSトランジスタを採用していたが、本実施の形態においては、ライン選択素子としてエピタキシャル成長層を含むpnダイオードを採用している。なお、ビット線の延伸方向における不揮発性半導体記憶装置の構造については、ここではその説明を省略する。
【0179】
図1に示すように、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1AのWLドライバ6は、ワード線WL1〜WLkにそれぞれ対応するnチャネルMOSトランジスタ21〜2kを含んでいた。本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Fは、このトランジスタ21〜2kに代えて対応するワード線から接地ノードに向かう方向を順方向とするダイオード素子に置換えたものである。
この場合には、WLドライバ4は、書込み時に選択したワード線に接地電位よりも高い書込み電位を与え、非選択のワード線には電流を流さないように非接続状態とするか、または、接地電位を与えることで制御される。
【0180】
図43に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Fは、WLドライバ部にライン選択ダイオード386を備えている。具体的には、WLドライバ部におけるシリコン基板301の主表面にn型拡散領域387が形成されている。このn型拡散層387上に位置する第1の層間絶縁膜310には、各メモリセル毎に2つのコンタクトホールが形成されている。このうちの一方のコンタクトホールの下部には、エピタキシャル成長法により第2半導体層であるp型シリコン層388が形成されている。このp型シリコン層388は、その下端の界面においてシリコン基板301のn型拡散層387と接触しており、pn接合を形成している。また、このp型シリコン層388上のコンタクトホールに導電体膜が充填されることにより、第1の層間絶縁膜310中に接続コンタクト312eが形成されている。また、他方のコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜310中に接続コンタクト312fが形成されている。
【0181】
本構成を採用することにより、上述の実施の形態5の効果に加え、メモリセルアレイ部のみならずWLドライバ部をも低面積化することが可能になるため、さらなる不揮発性半導体記憶装置の小型化が可能になる。
【0182】
[実施の形態7]
図44は、本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。なお、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Gの回路構成は、上述の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置1Aの回路構成と同様である。
【0183】
まず、図44に示すように、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Gは、上述の実施の形態1と同様に、メモリセルアレイ部と、BLドライバ部とを備えている。BLドライバ部は、図1におけるBLドライバ8が形成される領域に相当する部分である。なお、ワード線の延伸方向における不揮発性半導体記憶装置の構造については、ここではその説明を省略する。
【0184】
メモリセルアレイ部には、TMR素子490とセル選択ダイオード480とを含むメモリセルが複数形成されている。TMR素子490は、図1に示す回路における符号14に相当する素子であり、セル選択ダイオード480は、図1に示す回路における符号16に相当する素子である。また、BLドライバ部には、メモリセルの制御を行なうための2つの電界効果トランジスタが形成されている。
この2つの電界効果トランジスタは、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタとを含んでいる。
【0185】
以下、本実施の形態における不揮発性半導体記憶装置1Gの構造について具体的に説明する。
【0186】
図44に示すように、不揮発性半導体記憶装置1GのBLドライバ部においては、半導体基板としてのp型シリコン基板401の主表面にpチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域402a,402bが形成されている。ソース/ドレイン領域402a,402bは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域402a,402b間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜403aを介してゲート電極404aが形成されている。このゲート電極404aは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜405aによって覆われている。
【0187】
BLドライバ部のnチャネルMOSトランジスタが形成される領域においては、シリコン基板401にn型ウェル領域402kが形成されている。このn型ウェル領域402kが形成されたシリコン基板401の主表面には、nチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域402c,402dが形成されている。ソース/ドレイン領域402c,402dは、チャネル領域を介して対向するように配置されている。ソース/ドレイン領域402c,402d間のチャネル領域上には、ゲート絶縁膜403bを介してゲート電極404bが形成されている。このゲート電極404bは、その上面および側面がサイドウォール絶縁膜405bによって覆われている。なお、以上において説明したpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタは、素子分離膜406によって分離されている。
【0188】
これらBLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタ上には、第1の層間絶縁膜410が形成されている。第1の層間絶縁膜410においては、ソース/ドレイン領域402a〜402d上に位置する領域にそれぞれコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールの開口底面には、n型シリコン層407a〜407dが位置している。また、このn型シリコン層407a〜407d上に位置するコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第1の層間絶縁膜410中に接続コンタクト412a〜412dが形成されている。
【0189】
第1の層間絶縁膜410上には、第2の層間絶縁膜420が形成されている。
第2の層間絶縁膜420においては、第1の層間絶縁膜410中に形成された接続コンタクト412a〜412d上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第2の層間絶縁膜420中に接続コンタクト422a〜422dが形成されている。なお、接続コンタクト422aは電源に接続される。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのソースには、電源電圧(VCC)が与えられることになる。また、接続コンタクト422dには接地電圧(VSS)が与えられる。これにより、BLドライバを構成するnチャネルMOSトランジスタのドレインは接地されることになる。また、接続コンタクト422bと接続コンタクト422cとは第2の層間絶縁膜420上において接続されている。これにより、BLドライバを構成するpチャネルMOSトランジスタのドレインとnチャネルMOSトランジスタのソースとは電気的に接続されている。
【0190】
第2の層間絶縁膜420上には、第3の層間絶縁膜430が形成されている。
第3の層間絶縁膜430においては、第2の層間絶縁膜420中に形成された接続コンタクト422b,422cの接続部上に、1つのコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第3の層間絶縁膜430中に接続コンタクト432aが形成されている。
【0191】
第3の層間絶縁膜430上には、パッシベーション膜440が形成される。第3の層間絶縁膜430とパッシベーション膜440の間にはビット線460が形成されており、このビット線460は、第3の層間絶縁膜430中に形成された接続コンタクト432aに接続されている。このビット線460は、図1および図2に示すビット線BL1〜BLnのうちの任意の1本に相当する。なお、ビット線460は、後述するメモリセルアレイ部において、メモリセルに電気的に接続されている。
【0192】
また、図44に示すように、不揮発性半導体記憶装置1Gのメモリセルアレイ部においては、ビット線の延伸方向において、シリコン基板401が素子分離膜406によって区切られている。シリコン基板401の主表面には、n型拡散層408が形成されている。このn型拡散層408は、図1および図2に示すワード線WL1〜WLkのうちの任意の1本に相当する。
【0193】
シリコン基板401の主表面上には、第1の層間絶縁膜410が形成されている。第1の層間絶縁膜410においては、n型拡散層408上に各メモリセル毎にコンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールの下部には、エピタキシャル成長法によりp型シリコン層416が形成されている。このp型シリコン層416は、その下端の界面においてシリコン基板401のn型拡散層408と接触しており、pn接合を形成している。また、このp型シリコン層416上のコンタクトホールに導電体膜が充填されることにより、第1の層間絶縁膜410中に接続コンタクト418が形成されている。
【0194】
第1の層間絶縁膜410上には、第2の層間絶縁膜420が形成されている。
第2の層間絶縁膜420においては、第1の層間絶縁膜410中に形成された接続コンタクト418上に位置する領域にTMR素子490が形成されている。各々のTMR素子490は、強磁性体層とトンネル絶縁体層と強磁性体層からなるMTJ層と、片方の強磁性体層に接する反強磁性体層とを含んでいる。各々のTMR素子490上には、コンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、接続コンタクト422gが形成されている。
【0195】
第2の層間絶縁膜420上には、第3の層間絶縁膜430が形成されている。
第3の層間絶縁膜430においては、第2の層間絶縁膜420中に形成された接続コンタクト422g上に位置する領域に、コンタクトホールが形成されている。このコンタクトホールが導電体膜によって充填されることにより、第3の層間絶縁膜430中に接続コンタクト436が形成されている。
【0196】
第3の層間絶縁膜430上には、パッシベーション膜440が形成されている。第3の層間絶縁膜430とパッシベーション膜440との間には、ビット線460が形成されている。このビット線460は、接続コンタクト436に接続されている。このビット線460は、図1および図2に示すビット線BL1〜BLkのうちの任意の1本に相当する。
【0197】
以上において説明した、本実施の形態に基づく不揮発性半導体記憶装置1Gの特徴的な構造を要約すれば、不揮発性半導体記憶装置1Gは、半導体基板としてのシリコン基板401と、第1導電線としてのビット線460と、第2導電線としてのワード線470と、メモリセルとを備えている。シリコン基板401は、主表面を有しており、ビット線460は、このシリコン基板401の主表面よりも上方に位置している。ワード線470は、ビット線460と交差するようにシリコン基板401に設けらたn型拡散層408によって構成されている。メモリセルは、ビット線460とワード線470とが交差する領域に位置し、一方端がビット線460に電気的に接続され、かつ他方端がワード線470に電気的に接続されている。このメモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子としてのTMR素子490およびセル選択素子としてのセル選択ダイオード480を含んでいる。このうち、セル選択ダイオード480は、エピタキシャル成長法によりシリコン基板401の主表面上に選択的に成長させた第1半導体層としてのp型シリコン層416を含んでおり、このp型シリコン層416とシリコン基板401との界面にpn接合を有している。
【0198】
上述のように、エピタキシャル成長法を用いて形成した第1半導体層を含み、かつこの半導体層と半導体基板との間にpn接合を有するpn接合ダイオードをセル選択素子として用いることにより、内部抵抗や逆方向特性といった電気特性に優れたダイオードをセル選択素子として利用することが可能になる。この結果、良好な読み出しおよび書き込み動作の実現が図られた不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能になる。
【0199】
また、上述のpn接合ダイオードをセル選択素子に適用することにより、メモリセルに形成される各々のセル選択ダイオードの電気特性にばらつきが生じ難くなる。このため、センス電流を安定化させることができるため、良好な読み出しおよび書き込み動作の実現が図られた不揮発性半導体記憶装置を歩留まりよく提供することが可能になる。
【0200】
また、セル選択素子としてダイオードを用いることにより、セル選択素子としてトランジスタを用いる場合と比べてメモリセルアレイの面積を大幅に低面積化することが可能になる。また、半導体基板に拡散層を形成することによって半導体基板中にpnダイオードを形成し、セル選択素子としてこのpnダイオードを採用した構造よりも、メモリセルアレイの面積をさらに低面積化することが可能になる。
【0201】
以上により、このエピタキシャル成長法を用いて形成された半導体層を含むダイオードをセル選択ダイオードとして用いることにより、低面積化が図られ、かつ良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりで製造することが可能になる。
【0202】
次に、図45から図51を参照して、図44に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図45から図51は、図44に示した不揮発性半導体記憶装置の製造方法を説明するためのビット線の延びる方向に沿う概略断面図である。
【0203】
まず、図45に示すように、シリコン基板401の主表面に通常の成膜工程、写真製版加工工程およびイオン注入工程などを用いてBLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタならびに図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタを形成する。
【0204】
具体的には、p型のシリコン基板401の所定の領域(nチャネルMOSトランジスタを形成する領域)に、マスク(図示しない)を用いてn型ウェル領域402kを形成する。次に、シリコン基板401の所定領域に素子分離膜406を形成する。
【0205】
そして、シリコン基板401の主表面にゲート絶縁膜403a,403bとなるべき絶縁膜を形成する。この絶縁膜上にゲート電極404a,404bとなるべき導電体膜を形成する。この導電体膜上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)を形成し、このレジスト膜をマスクとして導電体膜および絶縁膜をエッチングにより部分的に除去する。その後、レジスト膜を除去する。このようにして、ゲート絶縁膜403a,403bおよびゲート電極404a,404bを形成する。
【0206】
次に、ゲート電極404a,404bをマスクとしてシリコン基板401の主表面に導電性の不純物を注入することにより、ソース/ドレイン領域402a〜402dを形成する。なお、pチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタとは、それぞれ異なる導電型の不純物を導入することにより、作り分けられる。このとき、pチャネルMOSトランジスタのソース/ドレイン領域402a,402bの形成と同時に、メモリセルアレイ部においてn型拡散層408を形成する。
【0207】
次に、ゲート電極404a,404bを覆うようにサイドウォール絶縁膜405a,405bとなるべき絶縁膜を堆積する。この絶縁膜を異方性エッチングにより選択的に除去することにより、サイドウォール絶縁膜405a,405bを形成する。以上により、BLドライバ部を構成するpチャネルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジスタならびに図示しないロジック回路を構成する電界効果トランジスタを形成する。
【0208】
次に、図46に示すように、シリコン基板401の全面を覆うように、第1の層間絶縁膜410を形成する。第1の層間絶縁膜410としては、たとえば、BPTEOS膜を用い、その厚さは概ね200nm程度とすることが望ましい。そして、第1の層間絶縁膜410上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第1の層間絶縁膜410の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第1の層間絶縁膜410において、コンタクトホールが形成される。
【0209】
つづいて、図47に示すように、エピタキシャル成長法により、上記コンタクトホールの開口部の下部にエピタキシャル成長層を厚さ5nm程度となるように形成する。次に、メモリセルアレイ部以外の位置に形成されたコンタクトホールをレジスト膜(図示しない)にて覆い、メモリセルアレイ部に形成されたエピタキシャル成長層にのみ、p型の不純物であるボロン(B)をイオン注入法によって注入する。このときの注入エネルギーは、たとえば5keVとし、注入濃度は1×1015cm−2程度とする。その後レジスト膜を除去する。この結果、メモリセルアレイ部のコンタクトホールの開口部の底面にp型シリコン層416が形成される。このp型シリコン層416と、シリコン基板401に形成されたn型拡散領域408とにより、セル選択ダイオード480が構成される。
【0210】
つづいて、メモリセルアレイ部に形成されたp型シリコン層416をレジスト膜(図示しない)にて覆い、メモリセルアレイ部以外に形成されたエピタキシャル成長層にのみ、n型の不純物であるリン(P)をイオン注入法によって注入する。このときの注入エネルギーは、たとえば10keVとし、注入濃度は3×1015cm−2程度とする。その後レジスト膜を除去する。この結果、メモリセルアレイ部以外のコンタクトホールの開口部の底面にn型シリコン層407a〜407dが形成される。
【0211】
次に、図48に示すように、第1の層間絶縁膜410中に形成されたコンタクトホールの内部を充填する導電体膜を形成する。この結果、第1の層間絶縁膜410において、コンタクトホールを充填する接続コンタクト412a〜412dおよび接続コンタクト418が形成される。
【0212】
次に、図49に示すように、第1の層間絶縁膜410を覆うように、TMR素子490となるべき積層膜を形成する。なお、この積層膜は、2つの強磁性体層とその間に挟まれた薄い絶縁体層からなるMTJ層と、一方の強磁性体層と接する反強磁性体層とを備える。
【0213】
つづいて、この積層膜上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)をフォトリソグラフィ法により形成し、このレジスト膜をマスクとして積層膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、接続コンタクト418上にTMR素子490が形成される。
【0214】
次に、図50に示すように、第1の層間絶縁膜410を覆うように、第2の層間絶縁膜420を形成する。そして、第2の層間絶縁膜420上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第2の層間絶縁膜420の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第2の層間絶縁膜420において、コンタクトホールが形成される。
【0215】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第2の層間絶縁膜420の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。その後、この導電体膜の上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)とフォトリソグラフィに法より形成する。このレジスト膜をマスクとして、導電体膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第2の層間絶縁膜420において、コンタクトホールを充填し、かつ第2の層間絶縁膜420上にまで延在する接続コンタクト422a〜422dおよび接続コンタクト422gが形成される。
【0216】
次に、図51に示すように、第2の層間絶縁膜420を覆うように、第3の層間絶縁膜430を形成する。そして、第3の層間絶縁膜430上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして、第3の層間絶縁膜430の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第3の層間絶縁膜430において、コンタクトホールが形成される。
【0217】
つづいて、コンタクトホールの内部を充填するとともに第3の層間絶縁膜430の上部表面上にまで延在する導電体膜を形成する。その後、この導電体膜の上にパターンを有するレジスト膜(図示しない)をフォトリソグラフィに法より形成する。このレジスト膜をマスクとして、導電体膜の一部をエッチングにより除去する。その後レジスト膜を除去する。この結果、第3の層間絶縁膜430において、コンタクトホールを充填し、かつ第3の層間絶縁膜430上にまで延在する接続コンタクト432aおよび接続コンタクト436が形成される。また、メモリセルアレイ部においては、接続コンタクト436上にビット線460が形成される。
【0218】
つづいて、第3の層間絶縁膜430の全面を覆うように、パッシベーション膜440を形成する。以上の工程を経ることにより、図44に示す構造の不揮発性半導体記憶装置1Gが得られる。
【0219】
この発明に基づく図45から図51に示す不揮発性半導体記憶装置1Gの製造方法の特徴的な工程を要約すると、本製造方法は、半導体基板としてのシリコン基板401の主表面に、第2導電線としてのワード線として機能するn型拡散領域408を形成する工程と、シリコン基板401の主表面にエピタキシャル成長法により、第1半導体層としてのp型シリコン層416を形成する工程と、p型シリコン層416に電気的に接続された記憶素子としてのTMR素子490を形成する工程と、このTMR素子490上に第1の導電線としてのビット線460を形成する工程とを含んでいる。
【0220】
以上の工程を経ることにより、低面積化が図られ、かつ良好な特性を有する不揮発性半導体記憶装置を高い歩留まりで製造することが可能になる。
【0221】
[実施の形態8]
本発明で用いられるpn接合ダイオードは、MRAMに限らず、抵抗値の変化によってデータを不揮発的に保持する記憶素子に対するスイッチング素子としてに適用することが可能である。
【0222】
図52は、実施の形態8の不揮発性半導体記憶装置51の主要部の構成を示した回路図である。
【0223】
図52を参照して、不揮発性半導体記憶装置51は、メモリアレイ52と、BLドライバ58と、WLドライバ54と、センスアンプ回路60とを含む。
【0224】
メモリセルアレイ52は、ワード線WL1〜WLkと、ワード線WL1〜WLkに交差して設けられるビット線BL1〜BLnと、ワード線WL1〜WLkとビット線BL1〜BLnのk×n個の交差部にそれぞれ設けられる複数のメモリセルを含む。各メモリセルは、対応するビット線と対応するワード線との間に直列に接続されるアンチヒューズとダイオードとを含む。メモリセルの代表として、ビット線BL1とワード線WL3の交差部に設けられるメモリセル62に符号を付してその構成を説明する。
【0225】
メモリセル62は、ビット線BL1とワード線WL3との間に直列に接続される容量性記憶素子としてのアンチヒューズ素子64とダイオード66とを含む。
ダイオード66は、アンチヒューズ素子からワード線WL3に向かう向きが順方向になるように接続されている。なお、メモリセル62には、アンチヒューズ64が破壊された場合の等価回路としてアンチヒューズの電極間を結ぶように接続されている抵抗68が図示されている。もちろんアンチヒューズ64が未破壊の場合には、抵抗68は存在しない。
【0226】
セル選択素子としてダイオード66を使用することにより、セル選択素子にトランジスタを用いる場合と比べてメモリセル面積を大幅に削減できる。また、ダイオード66として上述の安定したpn接合を有する素子を用いるので、メモリセルに流れる電流を安定化させることができる。
【0227】
BLドライバ58は、各ビット線にそれぞれ対応して設けられる複数の駆動回路を含む。
【0228】
複数の駆動回路の代表として、ビット線BL1に対応する駆動回路70について符号を付して詳しく説明する。
【0229】
駆動回路70は、電源ノードとビット線BL1との間に接続されゲートに制御信号HB1を受けるpチャネルMOSトランジスタ72と、ビット線BL1と接地ノードとの間に接続されゲートに制御信号LB1を受けるnチャネルMOSトランジスタ74とを含む。他のビット線BL2〜BLnについても同様な構成を有する駆動回路が設けられている。すなわち、ビット線BL2には制御信号HB2,LB2を受ける駆動回路が設けられる。ビット線BLnに対応して制御信号HBn,LBnが与えられる駆動回路が設けられる。
【0230】
WLドライバ54は、ワード線WL1〜WLkにそれぞれ対応する複数の駆動回路を含む。複数の駆動回路の代表としてWL3に対応して設けられる駆動回路80について符号を付して詳しく説明する。
【0231】
駆動回路80は、電源ノードとワード線WL3との間に接続されゲートに信号PR3を受けるpチャネルMOSトランジスタ82と、ワード線WL3と接地ノードとの間に接続されゲートに信号WT3を受けるnチャネルMOSトランジスタ84と、ワード線WL3と読出電位VRが与えられるノードとの間に接続されゲートに信号RD3を受けるnチャネルMOSトランジスタ86とを含む。
【0232】
他のワード線WL1,WL2,WL4〜WLkについても、同様な構成を有する駆動回路が設けられる。但しワード線WL1に接続される駆動回路には制御信号PR1,WT1,RD1が与えられる。またワード線WL2に対応する駆動回路には制御信号PR2,WT2,RD2が与えられる。またワード線WLkに対応する駆動回路には制御信号PRk,WTk,RDkが与えられる。
【0233】
次にメモリセル62への書込動作について説明する。
待機時においては、ビット線BL1〜BLnは電源電位VCCにプリチャージされ、各メモリセルに電流が流れないようにワード線WL1〜WLkも電源電位VCCにプリチャージされる。
【0234】
メモリセル62に対して書込つまりアンチヒューズのプログラムを行なう場合には、制御信号WT3がHレベルに設定され選択ワード線WL3が接地電位に設定される。そして制御信号HB1がLレベルに活性化されビット線BL1に電源電位VCCが与えられる。
【0235】
アンチヒューズ64の両端に十分な電位差が印加されるとアンチヒューズ64は破壊され等価回路として抵抗68による電流経路が形成される。ビット線BL1に接続される他のメモリセルのアンチヒューズが破壊されないように、ワード線WL1,WL2,WL4〜WLkは信号PR1,PR2,PR4〜PRkがLレベルに設定されることによりビット線BL1と等しい電位である電源電位VCCに設定される。またビット線BL2〜BLnは、ワード線WL3に接続されている他のメモリセルが破壊されないようにBLドライバ58によって接地電位に設定される。
【0236】
なお、その他にも書込時において選択ワード線を接地電位とし、非選択ビット線を電源電位VCCより高い電位に昇圧してアンチヒューズ素子に高電界を印加しアンチヒューズ素子の抵抗を変更する方法もある。
【0237】
次にメモリセル62の保持情報を読出す動作について説明する。
読出時には、ワード線WL3をプリチャージレベルである電源電位VCCから少し低い電位である読出電位VRに設定する。これは制御信号RD3をHレベルに活性化しnチャネルMOSトランジスタ84を導通状態とし、制御信号PR3をHレベルに非活性化しpチャネルMOSトランジスタ82を非導通状態とすることにより設定される。
【0238】
一方、ビット線BL1にはセンスアンプ回路60から読出電流i5が流入する。BLドライバ58は非活性化され、ビット線BL1〜BLnとは切り離された状態となっている。センスアンプ回路がビット線BL1に選択的に読出電流i5を流入させこれが抵抗68を流れることによりワード線WL3を経由して、さらにnチャネルMOSトランジスタ86を通り、読出電位VRが与えられるノードに向けて電流が流れる。この電流が流れるか否かをセンスアンプ回路60で検出することによりアンチヒューズ64が破壊されているか否かを検出することができる。
【0239】
なお、以上の説明では、ビット線やワード線が待機状態において電源電位VCCレベルにプリチャージされるとして説明したが、このプリチャージについては接地電位にプリチャージしてもかまわない。すなわちビット線とワード線との間に電位差が生じないように等しい電位に設定すればよい。
【0240】
上述の実施の形態1から4においては、TMR素子の下方にセル選択ダイオードを積層し、セル選択ダイオードのカソードをTMR素子に接続した構成としたが、TMR素子の上方にセル選択ダイオードを積層し、セル選択ダイオードのアノードをTMR素子に接続した構成とすることも可能である。
【0241】
また、上述の実施の形態1から8においては、記憶素子として磁気抵抗効果素子であるTMR素子と容量性記憶素子としてのアンチヒューズ素子を採用した場合について例示して説明を行なったが、特にこれに限定されるものではなく、他の記憶素子として相転移素子を用いたOUM(Ovonic Unified Memories)に本発明を適用することも可能である。
【0242】
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0243】
【発明の効果】
本発明によれば、安価に製造することが可能な小型で高性能の不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の主要部を説明する回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの模式上面図である。
【図3】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの構造を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第1工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第1工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第2工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第2工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第3工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第3工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図14】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第5工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図15】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第5工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図16】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第6工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図17】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第6工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図18】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程の他の例を説明するための模式断面図である。
【図19】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程の他の例を説明するための模式断面図である。
【図20】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程の他の例を説明するための模式断面図である。
【図21】本発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程のさらに他の例を説明するための模式断面図である。
【図22】本発明の実施の形態2における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図23】本発明の実施の形態3における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図24】本発明の実施の形態3における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図25】本発明の実施の形態4における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図26】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図27】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図28】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第1工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図29】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第1工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図30】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第2工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図31】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第2工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図32】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第3工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図33】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図34】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図35】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第5工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図36】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第5工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図37】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第6工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図38】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第6工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図39】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第7工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図40】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第7工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図41】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第8工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図42】本発明の実施の形態5における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第8工程を示す、ワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図43】本発明の実施の形態6における不揮発性半導体記憶装置のワード線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図44】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置のビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図45】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第1工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図46】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第2工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図47】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第3工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図48】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第4工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図49】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第5工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図50】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第6工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図51】本発明の実施の形態7における不揮発性半導体記憶装置の製造方法の第7工程を示す、ビット線の延伸方向に沿う概略断面図である。
【図52】本発明の実施の形態8における不揮発性半導体記憶装置の主要部の構成を示した回路図である。
【符号の説明】
1 不揮発性半導体記憶装置、2 メモリセルアレイ、4,6 WLドライバ、8 BLドライバ、10 センスアンプ回路&BLドライバ、12 メモリセル、14 TMR素子、16 ダイオード、21〜2k nチャネルMOSトランジスタ、101 シリコン基板、102a〜102f ソース/ドレイン領域、102k n型ウェル領域、103a〜103c ゲート絶縁膜、104a〜104c ゲート電極、105a〜105c サイドウォール絶縁膜、106 素子分離膜、110 第1の層間絶縁膜、112a〜112f,122a,122b,126 接続コンタクト、120 第2の層間絶縁膜、130 パッシベーション膜、160 ビット線、170 ワード線、180 セル選択ダイオード、181 n型シリコン層、182 p型シリコン層、190 TMR素子。

Claims (8)

  1. 主表面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の主表面上方に位置する第1導電線と、
    前記第1導電線と交差するように設けられた第2導電線と、
    前記第1導電線と前記第2導電線とが交差する領域またはその近傍に位置し、一方端が前記第1導電線に電気的に接続され、かつ他方端が前記第2導電線に電気的に接続されたメモリセルとを備え、
    前記メモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子およびセル選択ダイオードを含み、
    前記セル選択ダイオードは、溶融再結晶化法により再結晶化された半導体層を有し、この半導体層の内部にpn接合を有している、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記再結晶化された半導体層は、100nmよりも大きい粒径の結晶粒を有している、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1導電線は、前記半導体基板を上方から見て、略平行にn本(nは2以上の整数)配置されており、
    前記第2導電線は、前記半導体基板を上方から見て、略平行にk本(kは2以上の整数)配置されており、
    これらn本の第1導電線とk本の第2導電線とが交差するn×k個の交差領域またはその近傍に、前記メモリセルが各々配置されている、請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. トランジスタによって構成される回路部をさらに備え、
    前記半導体基板の主表面上方に、前記回路部と前記メモリセルとが積層配置されている、請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記半導体基板の主表面上方に、前記メモリセルが積層配置されている、請求項3または4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 主表面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の主表面上方に位置する第1導電線と、
    前記第1導電線と交差するように設けられた第2導電線と、
    前記第1導電線と前記第2導電線とが交差する領域またはその近傍に位置し、一方端が前記第1導電線に電気的に接続され、かつ他方端が前記第2導電線に電気的に接続されたメモリセルとを備え、
    前記メモリセルは、電気的に直列に接続された記憶素子およびセル選択ダイオードを含み、
    前記セル選択ダイオードは、エピタキシャル成長法により前記半導体基板の主表面上に選択的に成長させた第1半導体層を有し、この第1半導体層の内部またはこの第1半導体層と前記半導体基板との界面にpn接合を有している、不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記第1導電線は、前記半導体基板を上方から見て、略平行にn本(nは2以上の整数)配置されており、
    前記第2導電線は、前記半導体基板を上方から見て、略平行にk本(kは2以上の整数)配置されており、
    これらn本の第1導電線とk本の第2導電線とが交差するn×k個の交差領域またはその近傍に、前記メモリセルが各々配置されている、請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記k本の第2導電線の各々と、接地電位との間に電気的に接続されたk個のライン選択ダイオードを備え、
    前記ライン選択ダイオードの各々は、エピタキシャル成長法により前記半導体基板の主表面上に選択的に成長させた第2半導体層を有し、この第2半導体層の内部またはこの第2半導体層と前記半導体基板との界面にpn接合を有している、請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP2002358560A 2002-12-10 2002-12-10 不揮発性半導体記憶装置 Withdrawn JP2004193282A (ja)

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