JP2004197331A - 洋風便器及びその設置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】洋風便器の製造歩留りが高くなり、しかも排水ソケットの流入管と雑排水用配管との接続作業も容易に行うことができる洋風便器及びその設置構造を提供する。
【解決手段】陶器製の洋風便器10の後面又は側面には、略鉛直な上下方向面50と、該上下方向面50の下部から洋風便器10の後方又は側方に向って延出する略水平な延出面52とが設けられている。この上下方向面50の上下方向の中央付近から延出面52の後端手前までにわたり、開口60が設けられている。排水口16を嵌合口24内に差し込んだ状態において、排水ソケット22の流入管28の先端は、開口60を通って洋風便器10外に位置する。このため、流入管28の先端に雑排水用配管を容易に接続することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】陶器製の洋風便器10の後面又は側面には、略鉛直な上下方向面50と、該上下方向面50の下部から洋風便器10の後方又は側方に向って延出する略水平な延出面52とが設けられている。この上下方向面50の上下方向の中央付近から延出面52の後端手前までにわたり、開口60が設けられている。排水口16を嵌合口24内に差し込んだ状態において、排水ソケット22の流入管28の先端は、開口60を通って洋風便器10外に位置する。このため、流入管28の先端に雑排水用配管を容易に接続することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋風便器及びその設置構造に係り、特に後面に管材の挿通用の開口を備えた洋風便器と、この開口に排水ソケットの流入管を挿通させた洋風便器設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋風便器の排水口を排水ソケットの上向きの嵌合口に上方から差し込むようにして洋風便器をトイレルーム床面に設置した構造は周知(例えば特開2000−265530号)である。この排水ソケットはトイレルームの床等の排水管に接続されており、洋風便器から排出される汚水は、その排水口から排水ソケットを介して排水管に流出する。
【0003】
近年、この排水ソケットに枝管(雑排水受入用の流入管)を設け、手洗器等からの雑排水用配管を該流入管に接続し、手洗排水等を該排水ソケットへ排出することが行われている。
【0004】
第2図はかかる流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す縦断面図、第3図は第2図の排水ソケット付近の拡大図、第4図は第2,3図の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【0005】
陶器製の洋風便器10Aの前部に設けられた鉢部12は、トラップ部14を介して排水口16に連通している。洋風便器10Aの後部上面には、鉢部12内に鉢洗浄水を供給するためのロータンク18が設置されている。
【0006】
洋風便器10Aの台座部20内のトイレルーム床面上に排水ソケット22が設置されている。この排水ソケット22は、上部に上向きの嵌合口24を備え、下部に流出口26と流入管28とを備えている。この流出口26は、横引管30、エルボ32を介して床排水管34に接続されている。
【0007】
流入管28は、排水ソケット22の側部後面から洋風便器10Aの後方に向って延出した枝管状のものである。
【0008】
洋風便器の後面には、この流入管28や、該流入管28に接続された雑排水用配管(図示略)が引き通される切欠部36が設けられている。この切欠部36は、洋風便器10Aの後部下端面から上方に向って切り欠かれた形状となっている。
【0009】
この洋風便器10Aをトイレルームの床面上に据え付けるに際しては、予め排水ソケット22、横引管30及びエルボ32を設置しておく。また、排水ソケット22の嵌合口24にはパッキン38を装着しておく。なお、排水ソケット22はビス(図示略)によってトイレルームの床面に固定されている。
【0010】
この状態で、洋風便器10Aを上方からトイレルームの床面上に静かに降ろし、この際、排水口16が嵌合口24内に差し込まれるように洋風便器10Aを下降させる。その後、洋風便器10Aをトイレルーム床面にボルト又はビス(図示略。第4図の符号40は、このボルト又はビスの挿通用の孔を示す。)によって固定する。さらにその後、流入管28に雑排水用配管を接続する。
【0011】
ところが、この洋風便器10Aは、切欠部36が設けられているため、焼成時に第4図の矢印A方向に股裂き状に広がり易い。即ち、陶器製の洋風便器10Aは、坏土スラリーを石膏型等の成形型内に供給して成形し、脱型、乾燥、釉掛けの工程を経た後、焼成することにより製造されるのであるが、この焼成時に、それ自身の荷重や焼成時の収縮によって切欠部36が左右に押し広げられ易い。このため、この切欠部36を設けた洋風便器10Aは、製造歩留りが低くなるという短所がある。
【0012】
そこで、第5,6図の洋風便器10Bのように、切欠部36の代りに開口44を設けることもある。洋風便器10Bは、後部下端部に、開口44の左右両側を繋ぐ橋絡部42を備えている。この洋風便器10Bであれば、焼成時に後部が股裂き状に広がることがなく、製造歩留りが高い。
【0013】
しかしながら、この第5,6図の構成にあっては、洋風便器10Bを据え付けるべくトイレルーム床面上に下降させるときに、流入管28が橋絡部42に当らないようにするために、流入管28を第2〜4図の場合よりも短くする必要がある。このため、洋風便器10Bをトイレルームの床面上に据え付けた場合、第5図の通り、流入管28が開口44の奥側に引込んだ状態となり、雑排水用配管と流入管28との接続作業が難しいものとなる。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−265530号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、洋風便器の製造歩留りが高くなり、しかも排水ソケットの流入管と雑排水管との接続作業も容易に行うことができる洋風便器及びその設置構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の洋風便器は、後面もしくは側面に管材の挿通用の開口が設けられた洋風便器において、該開口が設けられた後面又は側面に、上下方向面と、該上下方向面の下部から洋風便器外方に向って延出する延出面とが設けられており、該開口は、該上下方向面から該延出面にかけて連なって設けられていることを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明の洋風便器設置構造は、トイレルームの床面に排水ソケットが設置されると共に、該排水ソケットに被さるように洋風便器が該床面に設置され、該洋風便器の排水口が該排水ソケットの上向きの嵌合口に上方から差し込まれており、該排水ソケットは、洋風便器後方もしくは側面方向に向って延出した雑排水を受け入れるための流入管を備えている洋風便器の設置構造において、該洋風便器は上記本発明の洋風便器であり、該流入管の先端は、該洋風便器の前記開口を通って洋風便器外部に配置されていることを特徴とするものである。
【0018】
かかる本発明の洋風便器及びその設置構造にあっては、流入管あるいは雑排水管を洋風便器後面に通すために、切欠部ではなく開口が設けられているので、洋風便器の焼成時に洋風便器後面又は側面が股裂き状に左右に広がることがなく、洋風便器の製造歩留りが高い。
【0019】
また、この開口は、洋風便器の延出面から上下方向面にわたって設けられているので、洋風便器をトイレルームの床面上に据え付けるに際し、流入管が延出面の開口を通り抜けて洋風便器外方に突出するようになる。このため、流入管と雑排水用配管との接続作業を洋風便器外において容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図(a)は流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す排水ソケット付近の縦断面図、第1図(b)は第1図(a)の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【0021】
陶器製の洋風便器10の後面には、略鉛直な上下方向面50と、該上下方向面50の下部から洋風便器10の後方に向って延出する略水平な延出面52とが設けられている。この上下方向面50の上下方向の中央付近から延出面52の後端手前までにわたり、開口60が設けられている。なお、上下方向面50は鉛直面であってもよく、下部ほど便器後方となるように若干傾斜していてもよい。また、下部ほど便器前方となるように若干傾斜していてもよい。上下方向面50は、平面であってもよく、若干凸又は凹に湾曲していてもよい。
【0022】
延出面52は、水平であってもよく、便器後方に向って下り勾配もしくは上り勾配となっていてもよい。
【0023】
ただし、流入管28の先端をなるべく便器外に露出させるためには、上下方向面50は略鉛直であり、延出面52は略水平であることが好ましい。
【0024】
この洋風便器10のその他の構成及び排水ソケット22の構成は第2図〜第6図と同一であり、同符合は同一部分を示している。
【0025】
この洋風便器10をトイレルームの床面上に据え付けるに際しては、前記従来例と同じく、予め排水ソケット22、横引管30及びエルボ32(第1,2図では図示略)を設置しておく。また、排水ソケット22の嵌合口24にはパッキン38を装着しておく。この状態で、洋風便器10を上方からトイレルームの床面上に静かに降ろし、排水口16を嵌合口24内に差し込む。その後、洋風便器10をトイレルーム床面にボルト又はビスによって固定する。さらにその後、流入管28に雑排水用配管を接続する。
【0026】
第1図(a)に示す通り、排水口16を嵌合口24内に差し込んだ状態において、排水ソケット22の流入管28の先端は、開口60を通って、洋風便器10の後部外方に突出している。(なお、流入管28は延出面52よりも上位に位置している。)従って、流入管28の先端に対し、雑排水用配管を簡単に接続することができる。
【0027】
この本発明の洋風便器10にあっては、流入管28を洋風便器10後面に通すために、切欠部ではなく開口60が設けられているので、洋風便器10の焼成時に洋風便器10後面が股裂き状に左右に広がることがなく、洋風便器10の製造歩留りが高い。
【0028】
なお、第1図は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。例えば、開口60は、コーナー部が湾曲していてもよい。また、開口60の上辺部は円弧状であってもよい。
【0029】
上記実施の形態では便器後面に開口60が設けられているが、便器の側面に開口が設けられてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の洋風便器及びその設置構造によると、洋風便器の製造歩留りが高くなり、しかも排水ソケットの流入管と雑排水用配管との接続作業も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す排水ソケット付近の縦断面図、(b)図は(a)図の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【図2】従来の流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す縦断面図である。
【図3】第2図の排水ソケット付近の拡大図である。
【図4】第2,3図の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【図5】従来の流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す縦断面図である。
【図6】第5図の排水ソケット付近の拡大図である。
【符号の説明】
10,10A,10B 洋風便器
16 排水口
20 台座部
22 排水ソケット
24 嵌合口
26 流出口
28 流入管
36 切欠部
42 橋絡部
44,60 開口
50 上下方向面
52 延出面
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋風便器及びその設置構造に係り、特に後面に管材の挿通用の開口を備えた洋風便器と、この開口に排水ソケットの流入管を挿通させた洋風便器設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋風便器の排水口を排水ソケットの上向きの嵌合口に上方から差し込むようにして洋風便器をトイレルーム床面に設置した構造は周知(例えば特開2000−265530号)である。この排水ソケットはトイレルームの床等の排水管に接続されており、洋風便器から排出される汚水は、その排水口から排水ソケットを介して排水管に流出する。
【0003】
近年、この排水ソケットに枝管(雑排水受入用の流入管)を設け、手洗器等からの雑排水用配管を該流入管に接続し、手洗排水等を該排水ソケットへ排出することが行われている。
【0004】
第2図はかかる流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す縦断面図、第3図は第2図の排水ソケット付近の拡大図、第4図は第2,3図の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【0005】
陶器製の洋風便器10Aの前部に設けられた鉢部12は、トラップ部14を介して排水口16に連通している。洋風便器10Aの後部上面には、鉢部12内に鉢洗浄水を供給するためのロータンク18が設置されている。
【0006】
洋風便器10Aの台座部20内のトイレルーム床面上に排水ソケット22が設置されている。この排水ソケット22は、上部に上向きの嵌合口24を備え、下部に流出口26と流入管28とを備えている。この流出口26は、横引管30、エルボ32を介して床排水管34に接続されている。
【0007】
流入管28は、排水ソケット22の側部後面から洋風便器10Aの後方に向って延出した枝管状のものである。
【0008】
洋風便器の後面には、この流入管28や、該流入管28に接続された雑排水用配管(図示略)が引き通される切欠部36が設けられている。この切欠部36は、洋風便器10Aの後部下端面から上方に向って切り欠かれた形状となっている。
【0009】
この洋風便器10Aをトイレルームの床面上に据え付けるに際しては、予め排水ソケット22、横引管30及びエルボ32を設置しておく。また、排水ソケット22の嵌合口24にはパッキン38を装着しておく。なお、排水ソケット22はビス(図示略)によってトイレルームの床面に固定されている。
【0010】
この状態で、洋風便器10Aを上方からトイレルームの床面上に静かに降ろし、この際、排水口16が嵌合口24内に差し込まれるように洋風便器10Aを下降させる。その後、洋風便器10Aをトイレルーム床面にボルト又はビス(図示略。第4図の符号40は、このボルト又はビスの挿通用の孔を示す。)によって固定する。さらにその後、流入管28に雑排水用配管を接続する。
【0011】
ところが、この洋風便器10Aは、切欠部36が設けられているため、焼成時に第4図の矢印A方向に股裂き状に広がり易い。即ち、陶器製の洋風便器10Aは、坏土スラリーを石膏型等の成形型内に供給して成形し、脱型、乾燥、釉掛けの工程を経た後、焼成することにより製造されるのであるが、この焼成時に、それ自身の荷重や焼成時の収縮によって切欠部36が左右に押し広げられ易い。このため、この切欠部36を設けた洋風便器10Aは、製造歩留りが低くなるという短所がある。
【0012】
そこで、第5,6図の洋風便器10Bのように、切欠部36の代りに開口44を設けることもある。洋風便器10Bは、後部下端部に、開口44の左右両側を繋ぐ橋絡部42を備えている。この洋風便器10Bであれば、焼成時に後部が股裂き状に広がることがなく、製造歩留りが高い。
【0013】
しかしながら、この第5,6図の構成にあっては、洋風便器10Bを据え付けるべくトイレルーム床面上に下降させるときに、流入管28が橋絡部42に当らないようにするために、流入管28を第2〜4図の場合よりも短くする必要がある。このため、洋風便器10Bをトイレルームの床面上に据え付けた場合、第5図の通り、流入管28が開口44の奥側に引込んだ状態となり、雑排水用配管と流入管28との接続作業が難しいものとなる。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−265530号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、洋風便器の製造歩留りが高くなり、しかも排水ソケットの流入管と雑排水管との接続作業も容易に行うことができる洋風便器及びその設置構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の洋風便器は、後面もしくは側面に管材の挿通用の開口が設けられた洋風便器において、該開口が設けられた後面又は側面に、上下方向面と、該上下方向面の下部から洋風便器外方に向って延出する延出面とが設けられており、該開口は、該上下方向面から該延出面にかけて連なって設けられていることを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明の洋風便器設置構造は、トイレルームの床面に排水ソケットが設置されると共に、該排水ソケットに被さるように洋風便器が該床面に設置され、該洋風便器の排水口が該排水ソケットの上向きの嵌合口に上方から差し込まれており、該排水ソケットは、洋風便器後方もしくは側面方向に向って延出した雑排水を受け入れるための流入管を備えている洋風便器の設置構造において、該洋風便器は上記本発明の洋風便器であり、該流入管の先端は、該洋風便器の前記開口を通って洋風便器外部に配置されていることを特徴とするものである。
【0018】
かかる本発明の洋風便器及びその設置構造にあっては、流入管あるいは雑排水管を洋風便器後面に通すために、切欠部ではなく開口が設けられているので、洋風便器の焼成時に洋風便器後面又は側面が股裂き状に左右に広がることがなく、洋風便器の製造歩留りが高い。
【0019】
また、この開口は、洋風便器の延出面から上下方向面にわたって設けられているので、洋風便器をトイレルームの床面上に据え付けるに際し、流入管が延出面の開口を通り抜けて洋風便器外方に突出するようになる。このため、流入管と雑排水用配管との接続作業を洋風便器外において容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図(a)は流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す排水ソケット付近の縦断面図、第1図(b)は第1図(a)の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【0021】
陶器製の洋風便器10の後面には、略鉛直な上下方向面50と、該上下方向面50の下部から洋風便器10の後方に向って延出する略水平な延出面52とが設けられている。この上下方向面50の上下方向の中央付近から延出面52の後端手前までにわたり、開口60が設けられている。なお、上下方向面50は鉛直面であってもよく、下部ほど便器後方となるように若干傾斜していてもよい。また、下部ほど便器前方となるように若干傾斜していてもよい。上下方向面50は、平面であってもよく、若干凸又は凹に湾曲していてもよい。
【0022】
延出面52は、水平であってもよく、便器後方に向って下り勾配もしくは上り勾配となっていてもよい。
【0023】
ただし、流入管28の先端をなるべく便器外に露出させるためには、上下方向面50は略鉛直であり、延出面52は略水平であることが好ましい。
【0024】
この洋風便器10のその他の構成及び排水ソケット22の構成は第2図〜第6図と同一であり、同符合は同一部分を示している。
【0025】
この洋風便器10をトイレルームの床面上に据え付けるに際しては、前記従来例と同じく、予め排水ソケット22、横引管30及びエルボ32(第1,2図では図示略)を設置しておく。また、排水ソケット22の嵌合口24にはパッキン38を装着しておく。この状態で、洋風便器10を上方からトイレルームの床面上に静かに降ろし、排水口16を嵌合口24内に差し込む。その後、洋風便器10をトイレルーム床面にボルト又はビスによって固定する。さらにその後、流入管28に雑排水用配管を接続する。
【0026】
第1図(a)に示す通り、排水口16を嵌合口24内に差し込んだ状態において、排水ソケット22の流入管28の先端は、開口60を通って、洋風便器10の後部外方に突出している。(なお、流入管28は延出面52よりも上位に位置している。)従って、流入管28の先端に対し、雑排水用配管を簡単に接続することができる。
【0027】
この本発明の洋風便器10にあっては、流入管28を洋風便器10後面に通すために、切欠部ではなく開口60が設けられているので、洋風便器10の焼成時に洋風便器10後面が股裂き状に左右に広がることがなく、洋風便器10の製造歩留りが高い。
【0028】
なお、第1図は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。例えば、開口60は、コーナー部が湾曲していてもよい。また、開口60の上辺部は円弧状であってもよい。
【0029】
上記実施の形態では便器後面に開口60が設けられているが、便器の側面に開口が設けられてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の洋風便器及びその設置構造によると、洋風便器の製造歩留りが高くなり、しかも排水ソケットの流入管と雑排水用配管との接続作業も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す排水ソケット付近の縦断面図、(b)図は(a)図の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【図2】従来の流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す縦断面図である。
【図3】第2図の排水ソケット付近の拡大図である。
【図4】第2,3図の洋風便器の後面を示す斜視図である。
【図5】従来の流入管付き排水ソケット及び洋風便器をトイレルームに設置した状態を示す縦断面図である。
【図6】第5図の排水ソケット付近の拡大図である。
【符号の説明】
10,10A,10B 洋風便器
16 排水口
20 台座部
22 排水ソケット
24 嵌合口
26 流出口
28 流入管
36 切欠部
42 橋絡部
44,60 開口
50 上下方向面
52 延出面
Claims (3)
- 後面もしくは側面に管材の挿通用の開口が設けられた洋風便器において、
該開口が設けられた後面又は側面に、上下方向面と、該上下方向面の下部から洋風便器外方に向って延出する延出面とが設けられており、
該開口は、該上下方向面から該延出面にかけて連なって設けられていることを特徴とする洋風便器。 - 請求項1において、該上下方向面は略鉛直であり、該延出面は略水平であることを特徴とする洋風便器。
- トイレルームの床面に排水ソケットが設置されると共に、該排水ソケットに被さるように洋風便器が該床面に設置され、
該洋風便器の排水口が該排水ソケットの上向きの嵌合口に上方から差し込まれており、
該排水ソケットは、洋風便器後方もしくは側面方向に向って延出した雑排水を受け入れるための流入管を備えている洋風便器の設置構造において、
該洋風便器は請求項1又は2の洋風便器であり、
該流入管の先端は、該洋風便器の前記開口を通って洋風便器外部に配置されていることを特徴とする洋風便器の設置構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2002363997A JP2004197331A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 洋風便器及びその設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002363997A JP2004197331A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 洋風便器及びその設置構造 |
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|---|---|
| JP2004197331A true JP2004197331A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32761992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002363997A Pending JP2004197331A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 洋風便器及びその設置構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002363997A patent/JP2004197331A/ja active Pending
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