JP2004201409A - パワーモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高いパワーモジュールを提供する。
【解決手段】パワーモジュール100は、直流電源Bと、リアクトルL1と、アーム13〜19と、負荷切換ユニット20と、制御装置30とを備える。アーム13〜19は、それぞれ、アーム端子1〜7に接続される。負荷端子DUは、リアクトルL1に接続される。負荷端子U1,V1,W1は、それぞれ、交流モータM1のU相、V相、W相に接続される。負荷端子U2,V2,W2は、それぞれ、交流モータM2のU相、V相、W相に接続される。制御装置30は、一定時間ごとに切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。負荷切換ユニット20は、切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を切換える。
【選択図】 図1
【解決手段】パワーモジュール100は、直流電源Bと、リアクトルL1と、アーム13〜19と、負荷切換ユニット20と、制御装置30とを備える。アーム13〜19は、それぞれ、アーム端子1〜7に接続される。負荷端子DUは、リアクトルL1に接続される。負荷端子U1,V1,W1は、それぞれ、交流モータM1のU相、V相、W相に接続される。負荷端子U2,V2,W2は、それぞれ、交流モータM2のU相、V相、W相に接続される。制御装置30は、一定時間ごとに切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。負荷切換ユニット20は、切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を切換える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、直流電源からの直流電圧を昇圧してモータを駆動するパワーモジュールに関し、特に、信頼性が高いパワーモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、環境に配慮した自動車としてハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)が大きな注目を集めている。そして、ハイブリッド自動車は、一部、実用化されている。
【0003】
このハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
【0004】
このようなハイブリッド自動車は、たとえば、図4に示すようなモータ駆動装置300を搭載している。図4を参照して、モータ駆動装置300は、直流電源B1と、昇圧コンバータ310と、コンデンサ320と、インバータ330,340とを備える。
【0005】
昇圧コンバータ310は、NPNトランジスタ311,312と、ダイオード313,314と、リアクトルL1とを含む。
【0006】
リアクトルL1は、一方端が直流電源B1に接続され、他方端がNPNトランジスタ311とNPNトランジスタ312との中間点に接続される。
【0007】
NPNトランジスタ311,312は、インバータ330,340の電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。NPNトランジスタ311は、コレクタが電源ラインに接続され、エミッタがNPNトランジスタ312のコレクタに接続される。NPNトランジスタ312のエミッタは、アースラインに接続される。
【0008】
ダイオード313,314は、エミッタからコレクタへ電流が流れるようにそれぞれNPNトランジスタ311,312に並列に接続される。
【0009】
コンデンサ320は、ノードN1とノードN2との間に接続される。
インバータ330は、U相アーム330Aと、V相アーム330Bと、W相アーム330Cとを含む。U相アーム330A,V相アーム330BおよびW相アーム330Cは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
【0010】
U相アーム330Aは、直列接続されたNPNトランジスタ331,332から成る。V相アーム330Bは、直列接続されたNPNトランジスタ333,334から成る。W相アーム330Cは、直列接続されたNPNトランジスタ335,336から成る。
【0011】
NPNトランジスタ331,333,335のコレクタは、電源ラインに接続される。NPNトランジスタ332,334,336のエミッタは、アースラインに接続される。NPNトランジスタ331,333,335のエミッタは、それぞれ、NPNトランジスタ332,334,336のコレクタに接続される。
【0012】
NPNトランジスタ331〜336には、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるように、それぞれ、ダイオードD337〜339,341〜343が接続されている。
【0013】
NPNトランジスタ331とNPNトランジスタ332との中間点、すなわち、NPNトランジスタ331のエミッタおよびNPNトランジスタ332のコレクタは、交流モータM1のU相コイルの一方端に接続される。また、NPNトランジスタ333とNPNトランジスタ334との中間点、すなわち、NPNトランジスタ333のエミッタおよびNPNトランジスタ334のコレクタは、交流モータM1のV相コイルの一方端に接続される。さらに、NPNトランジスタ335とNPNトランジスタ336との中間点、すなわち、NPNトランジスタ335のエミッタおよびNPNトランジスタ336のコレクタは、交流モータM1のW相コイルの一方端に接続される。
【0014】
インバータ340は、U相アーム340Aと、V相アーム340Bと、W相アーム340Cとを含む。U相アーム340A,V相アーム340BおよびW相アーム340Cは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
【0015】
U相アーム340Aは、直列接続されたNPNトランジスタ344,345から成る。V相アーム340Bは、直列接続されたNPNトランジスタ346,347から成る。W相アーム340Cは、直列接続されたNPNトランジスタ348,349から成る。
【0016】
NPNトランジスタ344,346,348のコレクタは、電源ラインに接続される。NPNトランジスタ345,347,349のエミッタは、アースラインに接続される。NPNトランジスタ344,346,348のエミッタは、それぞれ、NPNトランジスタ345,347,349のコレクタに接続される。
【0017】
NPNトランジスタ344〜349には、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるように、それぞれ、ダイオードD350〜355が接続されている。
【0018】
NPNトランジスタ344とNPNトランジスタ345との中間点、すなわち、NPNトランジスタ344のエミッタおよびNPNトランジスタ345のコレクタは、交流モータM2のU相コイルの一方端に接続される。また、NPNトランジスタ346とNPNトランジスタ347との中間点、すなわち、NPNトランジスタ346のエミッタおよびNPNトランジスタ347のコレクタは、交流モータM2のV相コイルの一方端に接続される。さらに、NPNトランジスタ348とNPNトランジスタ349との中間点、すなわち、NPNトランジスタ348のエミッタおよびNPNトランジスタ349のコレクタは、交流モータM2のW相コイルの一方端に接続される。
【0019】
直流電源B1は、直流電圧を出力する。昇圧コンバータ310は、NPNトランジスタ311,312がオン/オフされることにより、直流電源B1から出力された直流電圧の電圧レベルを昇圧してコンデンサ320へ出力する。すなわち、昇圧コンバータ310は、NPNトランジスタ312がオンされた期間に応じてリアクトルL1に電力を蓄積し、その蓄積した電力に応じた直流電圧をコンデンサ320へ出力する。
【0020】
コンデンサ320は、昇圧コンバータ310から出力された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を平滑化してインバータ330,340へ供給する。
【0021】
インバータ330は、昇圧コンバータ310から受けた直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によって交流モータM1を駆動する。また、インバータ340は、昇圧コンバータ310から受けた直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によって交流モータM2を駆動する。
【0022】
このように、モータ駆動装置300は、直流電源B1から出力された直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1,M2を駆動する。
【0023】
また、発電機を駆動するインバータと電動機を駆動するインバータとを含む駆動システムが特開平8−79914号公報に開示されている。そして、この駆動システムにおいては、発電機により発電された交流電圧をバッテリ側へ供給する回生制動時に、インバータが発電機の1つのコイルを用いて昇圧回生制動を行なう。
【0024】
【特許文献1】
特開平8−79914号公報
【0025】
【特許文献2】
特開昭64−77153号公報
【0026】
【特許文献3】
特開2000−156937号公報
【0027】
【特許文献4】
特開2002−272121号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
従来のモータ駆動装置300に含まれる昇圧コンバータ310、およびインバータ330,340は、直列接続された2つのNPNトランジスタを用いて構成される。
【0029】
しかし、直流電圧を昇圧する昇圧コンバータ310に用いられるNPNトランジスタ311,312は、インバータ330,340に用いられるNPNトランジスタ331〜336,344〜349よりも熱ストレスが大きく、昇圧コンバータ310に用いられたNPNトランジスタ311,312の寿命が短くなるという問題がある。
【0030】
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、信頼性の高いパワーモジュールを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明によれば、パワーモジュールは、複数のアームと、複数のアーム端子、複数の負荷端子と、切換手段とを備える。複数のアームは、各々が直列接続された第1および第2のスイッチング素子を含む。複数のアーム端子は、複数のアームに対応して設けられ、各々が対応するアームに含まれる第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との中間点に接続される。複数の負荷端子は、複数のアーム端子に対応して設けられ、各々が負荷に接続される。切換手段は、特定の負荷に接続された負荷端子とアーム端子との接続時間が複数のアーム端子間でほぼ等しくなるように複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える。
【0032】
好ましくは、切換手段は、一定時間ごとに複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える。
【0033】
好ましくは、切換手段は、所定の順序に従って複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える。
【0034】
好ましくは、特定の負荷は、負荷端子をアーム端子に接続したときの第1および第2のスイッチング素子の熱ストレスが最大となる負荷である。
【0035】
好ましくは、特定の負荷は、一方端子が直流電源に接続され、他方端子が複数の負荷端子に含まれる特定負荷端子に接続されるリアクトルである。
【0036】
好ましくは、リアクトルおよび特定負荷端子に接続されたアームは、直流電源からの直流電圧を昇圧して他のアームに供給する。
【0037】
好ましくは、特定負荷端子以外の負荷端子は、モータの端子に接続される。
好ましくは、モータは、車両の駆動輪を駆動するためのモータである。
【0038】
好ましくは、複数のアームは、3n+1(nは自然数)個のアームであり、複数のアーム端子は、3n+1個のアーム端子であり、複数の負荷端子は、3n+1個の負荷端子であり、リアクトルおよび特定負荷端子に接続された1つのアームは、直流電源から出力された直流電圧を昇圧して出力するコンバータを構成し、1つのアームを除く3n個のアームは、少なくとも1個のモータを駆動する少なくとも1個のインバータを構成し、少なくとも1個のインバータは、コンバータにより昇圧された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換して少なくとも1つのモータを駆動する。
【0039】
好ましくは、少なくとも1つのインバータは、第1および第2のインバータから成り、少なくとも1つのモータは、第1および第2のモータから成り、第1のインバータは、コンバータにより昇圧された直流電源を交流電圧に変換して第1のモータを駆動し、第2のインバータは、第2のモータが発電した交流電圧を直流電圧に変換して前記コンバータへ供給し、コンバータは、第2のインバータから供給された交流電圧を降圧して直流電源に供給する。
【0040】
この発明によるパワーモジュールにおいては、最大の負荷に接続される各アームの接続時間が複数のアーム間でほぼ等しくなるように、複数のアームに対応して設けられた複数のアーム端子と複数のアーム端子に対応して設けられた複数の負荷端子との接続が切換えられる。
【0041】
したがって、複数のアームに含まれる複数のスイッチング素子における熱ストレスをほぼ均等にできる。その結果、パワーモジュールの寿命を長くできる。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0043】
図1を参照して、この発明の実施の形態によるパワーモジュール100は、直流電源Bと、電圧センサー10,11と、リアクトルL1と、コンデンサC1と、アーム13〜19と、負荷切換ユニット20と、電流センサー21,22と、制御装置30とを備える。
【0044】
アーム13〜19は、電源ラインBL1とアースラインBL2との間に並列に接続される。アーム13は、直列接続されたNPNトランジスタQ1,Q2から成る。アーム14は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成る。アーム15は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成る。
【0045】
アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8から成る。アーム17は、直列接続されたNPNトランジスタQ9,Q10から成る。アーム18は、直列接続されたNPNトランジスタQ11,Q12から成る。アーム19は、直列接続されたNPNトランジスタQ13,Q14から成る。
【0046】
NPNトランジスタQ1,Q3,Q5,Q7,Q9,Q11,Q13の各々は、コレクタが電源ラインBL1に接続され、エミッタがそれぞれNPNトランジスタQ2,Q4,Q6,Q8,Q10,Q12,Q14のコレクタに接続される。NPNトランジスタQ2,Q4,Q6,Q8,Q10,Q12,Q14のエミッタはアースラインBL2に接続される。
【0047】
NPNトランジスタQ1〜Q14は、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるように、それぞれ、ダイオードD1〜D14が接続されている。
【0048】
なお、NPNトランジスタQ1〜Q14は、相互に同じ特性を有する。
コンデンサC1は、電源ラインBL1とアースラインBL2との間にアーム13〜19に並列に接続される。
【0049】
リアクトルL1は、その一方端が負荷切換ユニット20の負荷端子DUに接続され、他方端が直流電源Bの正電極に接続される。
【0050】
負荷切換ユニット20は、アーム端子1〜7と、負荷端子DU,U1,U2,V1,V2,W1,W2とを有する。
【0051】
アーム端子1は、NPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとに接続される。アーム端子2は、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ3のエミッタとNPNトランジスタQ4のコレクタとに接続される。アーム端子3は、NPNトランジスタQ5とNPNトランジスタQ6との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ5のエミッタとNPNトランジスタQ6のコレクタとに接続される。
【0052】
アーム端子4は、NPNトランジスタQ7とNPNトランジスタQ8との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ7のエミッタとNPNトランジスタQ8のコレクタとに接続される。アーム端子5は、NPNトランジスタQ9とNPNトランジスタQ10との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ9のエミッタとNPNトランジスタQ10のコレクタとに接続される。アーム端子6は、NPNトランジスタQ11とNPNトランジスタQ12との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ11のエミッタとNPNトランジスタQ12のコレクタとに接続される。アーム端子7は、NPNトランジスタQ13とNPNトランジスタQ14との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ13のエミッタとNPNトランジスタQ14のコレクタとに接続される。
【0053】
負荷端子DUは、リアクトルL1の一方端に接続される。負荷端子U1,V1,W1は、それぞれ、交流モータM1のU相、V相、W相に接続される。負荷端子U2,V2,W2は、それぞれ、交流モータM2のU相、V相、W相に接続される。
【0054】
交流モータM1,M2は、ハイブリッド自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生するための駆動モータである。あるいは、これらのモータはエンジンにて駆動される発電機の機能を持つように、そして、エンジンに対して電動機として動作し、たとえば、エンジン始動を行ない得るようなものとしてハイブリッド自動車に組み込まれるようにしてもよい。
【0055】
直流電源Bは、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成る。電圧センサー10は、直流電源Bから出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。
【0056】
リアクトルL1は、直流電源Bから出力される直流電流に応じた電力を蓄積する。コンデンサC1は、電源ラインBL1とアースラインBL2との間に印加される直流電圧を平滑化する。電圧センサー11は、コンデンサC1の両端の電圧Vmを検出し、その検出した電圧Vmを制御装置30へ出力する。
【0057】
負荷切換ユニット20は、制御装置30からの切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,U2,V1,V2,W1,W2との接続を切換える。より具体的には、負荷切換ユニット20は、アーム端子1〜7の各々が負荷端子DUに接続される接続時間がほぼ等しくなるように、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,U2,V1,V2,W1,W2との接続を切換える。
【0058】
アーム端子1が負荷端子DUに接続されているとき、リアクトルL1およびアーム13は昇圧コンバータCVを構成する。また、アーム端子2〜4がそれぞれ負荷端子U1,V1,W1に接続されているとき、アーム14〜16は、交流モータM1を駆動するインバータIVT1を構成する。さらに、アーム端子5〜7がそれぞれ負荷端子U2,V2,W2に接続されているとき、アーム17〜19は、交流モータM2を駆動するインバータIVT2を構成する。
【0059】
一般的には、アーム端子1が負荷端子DUに接続されているとき、インバータIVT1は、アーム14〜19から任意に選択された3つのアームにより構成され、インバータIVT2は、アーム14〜19のうちインバータIVT1を構成する3つのアーム以外の3つのアームにより構成される。たとえば、インバータIVT1は、アーム14,17,18により構成され、インバータIVT2は、アーム15,16,19により構成される。
【0060】
また、昇圧コンバータCVを構成するアームは、アーム13に限らず、アーム13〜19から任意に選択された1つのアームにより構成される。
【0061】
したがって、負荷切換ユニット20は、制御装置30から切換信号EXCを受けると、負荷端子DUに接続すべき1つのアームを決定し、次に、負荷端子U1,V1,W1,U2,V2,W2に接続すべき6つのアームを決定する。たとえば、負荷切換ユニット20は、負荷端子DUに接続するアーム端子をアーム端子1→アーム端子2→アーム端子3→アーム端子4→アーム端子5→アーム端子6→アーム端子7→アーム端子1・・・の順序で切換える。そして、負荷切換ユニット20は、これに伴って負荷端子U1,V1,W1,U2,V2,W2に接続するアーム端子を、負荷端子DUに接続するアーム端子の切換方向と同じ方向に従って順次切換える。そして、負荷切換ユニット20は、制御装置30から信号EXCを受けるごとに、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を1回切換える。
【0062】
昇圧コンバータCVは、制御装置30から信号PWMUを受けると、直流電源Bからの直流電圧Vbを昇圧して電源ラインBL1とアースラインBL2との間に供給する。また、昇圧コンバータCVは、制御装置30から信号PWMDを受けると、インバータIVT1またはIVT2から供給された直流電圧を降圧して直流電源Bに供給する。
【0063】
インバータIVT1は、コンデンサC1を介して昇圧コンバータCVから直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。これにより、交流モータM1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータIVT1は、パワーモジュール100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM1が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMC1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC1を介して昇圧コンバータCVへ供給する。
【0064】
インバータIVT2は、コンデンサC1を介して昇圧コンバータCVから直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM2を駆動する。これにより、交流モータM2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータIVT2は、パワーモジュール100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM2が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMC2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC1を介して昇圧コンバータCVへ供給する。
【0065】
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
【0066】
電流センサー21は、交流モータM1の各相に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置30へ出力する。電流センサー22は、交流モータM2の各相に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置30へ出力する。
【0067】
制御装置30は、外部に設けられたECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値TR1,2およびモータ回転数MRN1,2を受け、電圧センサー10から直流電圧Vbを受け、電圧センサー11から電圧Vmを受け、電流センサー21からモータ電流MCRT1を受け、電流センサー22からモータ電流MCRT2を受ける。そして、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、後述する方法によりインバータIVT1が交流モータM1を駆動するときにインバータIVT1を構成するNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータIVT1へ出力する。
【0068】
また、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT2、トルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、後述する方法によりインバータIVT2が交流モータM2を駆動するときにインバータIVT2を構成するNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータIVT2へ出力する。
【0069】
さらに、制御装置30は、インバータIVT1(またはIVT2)が交流モータM1(またはM2)を駆動するとき直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1(またはMCRT2)、トルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて、後述する方法により、昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMUを生成し、その生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVへ出力する。
【0070】
さらに、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、交流モータM1またはM2で発電された交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMC1,2を生成し、その生成した信号PWMC1をインバータIVT1へ出力し、信号PWMC2をインバータIVT2へ出力する。そして、インバータIVT1,2を構成するNPNトランジスタは、信号PWMC1,2によってスイッチング制御される。これにより、インバータIVT1は、交流モータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータCVへ供給し、インバータIVT2は、交流モータM2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータCVへ供給する。
【0071】
さらに、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、インバータIVT1,2から供給された直流電圧を降圧するための信号PWMDを生成し、その生成した信号PWMDを昇圧コンバータCVへ出力する。これにより、交流モータM1またはM2が発電した交流電圧は、直流電圧に変換され、降圧されて直流電源Bに供給される。
【0072】
図2は、制御装置30の機能ブロック図である。図2を参照して、制御装置30は、モータトルク制御手段301と、電圧変換制御手段302と、切換手段303とを含む。
【0073】
モータトルク制御手段301は、トルク指令値TR1,2(車両におけるアクセルペダルの踏み込み度合い、ハイブリッド車両においてはエンジンの動作状態をも考慮しながらモータに与えるべきトルク指令を演算して得られている)、直流電源Bの出力電圧Vb、モータ電流MCRT1,2、モータ回転数MRN1,2および昇圧コンバータCVの出力電圧Vmに基づいて、交流モータM1またはM2の駆動時、後述する方法により昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMUと、インバータIVT1を構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMI1と、インバータIVT2を構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMI2とを生成し、その生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVへ出力し、信号PWMI1をインバータIVT1へ出力し、信号PWMI2をインバータIVT2へ出力する。
【0074】
電圧変換制御手段302は、回生制動時、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、交流モータM1,M2が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMC1,2を生成してそれぞれインバータIVT1,IVT2へ出力する。
【0075】
また、電圧変換制御手段302は、回生制動時、信号RGEを外部ECUから受けると、インバータIVT1,IVT2から供給された直流電圧を降圧するための信号PWMDを生成して昇圧コンバータCVへ出力する。このように、昇圧コンバータCVは、直流電圧を降圧するための信号PWMDにより電圧を降下させることもできるので、双方向コンバータの機能を有するものである。
【0076】
切換手段303は、一定時間ごとに切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。なお、切換手段303は、たとえば、一定時間を内蔵したタイマーにより計測する。
【0077】
図3は、モータトルク制御手段301の機能ブロック図である。図3を参照して、モータトルク制御手段301は、モータ制御用相電圧演算部40と、インバータ用PWM信号変換部42と、インバータ入力電圧指令演算部50と、フィードバック電圧指令演算部52と、デューティー比変換部54とを含む。
【0078】
モータ制御用相電圧演算部40は、昇圧コンバータCVの出力電圧Vm、すなわち、インバータIVT1,IVT2への入力電圧を電圧センサー11から受け、交流モータM1,M2の各相に流れるモータ電流MCRT1,2を電流センサー21,22から受け、トルク指令値TR1,2を外部ECUから受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部40は、これらの入力される信号に基づいて、交流モータM1,M2の各相のコイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42へ供給する。インバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電圧演算部40から受けた計算結果に基づいて、実際にインバータIVT1,IVT2を構成する各NPNトランジスタをオン/オフする信号PWMI1,2を生成し、その生成した信号PWMI1,2をそれぞれインバータIVT1,IVT2を構成する各NPNトランジスタへ出力する。
【0079】
これにより、インバータIVT1,IVT2を構成する各NPNトランジスタは、スイッチング制御され、交流モータM1,M2が指令されたトルクを出力するように交流モータM1,M2の各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR1,2に応じたモータトルクが出力される。
【0080】
一方、インバータ入力電圧指令演算部50は、トルク指令値TR1,2およびモータ回転数MRN1,2に基づいてインバータ入力電圧の最適値(目標値)、すなわち、電圧指令を演算し、その演算した電圧指令をフィードバック電圧指令演算部52へ出力する。
【0081】
フィードバック電圧指令演算部52は、電圧センサー11からの電圧Vmと、インバータ入力電圧指令演算部50からの電圧指令とに基づいて、フィードバック電圧指令を演算し、その演算したフィードバック電圧指令をデューティー比変換部54へ出力する。
【0082】
デューティー比変換部54は、電圧センサー10からのバッテリ電圧Vbと、フィードバック電圧指令演算部52からのフィードバック電圧指令とに基づいて、電圧センサー11からの電圧Vmを、フィードバック電圧指令演算部52からのフィードバック電圧指令に設定するためのデューティー比を演算し、その演算したデューティー比に基づいて昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMUを生成する。そして、デューティー比変換部54は、生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタへ出力する。
【0083】
なお、昇圧コンバータCVを構成するアームの下側のNPNトランジスタのオンデューティーを大きくすることによりリアクトルL1における電力蓄積が大きくなるため、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上側のNPNトランジスタのオンデューティーを大きくすることにより電源ラインBL1の電圧が下がる。そこで、昇圧コンバータCVを構成する2つのNPNトランジスタのデューティー比を制御することで、電源ラインBL1の電圧を直流電源Bの出力電圧以上の任意の電圧に制御可能である。
【0084】
再び、図1を参照して、パワーモジュール100における全体動作について説明する。全体の動作が開始されると、制御装置30は、切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。そして、負荷切換ユニット20は、制御装置30からの切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を上述した方法によって切換える。これにより、昇圧コンバータCVおよびインバータIVT1,IVT2が構成される。直流電源Bは直流電圧Vbを昇圧コンバータCVへ出力する。
【0085】
電圧センサー10は、直流電源Bから出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。また、電圧センサー11は、コンデンサC1の両端の電圧Vmを検出し、その検出した電圧Vmを制御装置30へ出力する。さらに、電流センサー21は、交流モータM1に流れるモータ電流MCRT1を検出して制御装置30へ出力し、電流センサー22は、交流モータM2に流れるモータ電流MCRT2を検出して制御装置30へ出力する。そして、制御装置30は、外部ECUからトルク指令値TR1,2、およびモータ回転数MRN1,2を受ける。
【0086】
そうすると、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、上述した方法により信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータIVT1へ出力する。また、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT2、トルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、上述した方法により信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータIVT2へ出力する。さらに、制御装置30は、インバータIVT1(またはIVT2)が交流モータM1(またはM2)を駆動するとき、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1(またはMCRT2)、トルク指令値TR1(またはTR2)、およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて、上述した方法により昇圧コンバータCVを構成する2つのNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMUを生成し、その生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVへ出力する。
【0087】
そうすると、昇圧コンバータCVは、信号PWMUに応じて、直流電源Bからの直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧を電源ラインBL1とアースラインBL2との間に供給する。そして、インバータIVT1は、コンデンサC1によって平滑化された直流電圧を制御装置30からの信号PWMI1によって交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。また、インバータIVT2は、コンデンサC1によって平滑化された直流電圧を制御装置30からの信号PWMI2によって交流電圧に変換して交流モータM2を駆動する。これによって、交流モータM1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生し、交流モータM2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生する。
【0088】
また、パワーモジュール100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、制御装置30は、外部ECUから信号RGEを受け、その受けた信号RGEに応じて、信号PWMC1,2を生成してそれぞれインバータIVT1,IVT2へ出力し、信号PWMDを生成して昇圧コンバータCVへ出力する。
【0089】
そうすると、インバータIVT1は、交流モータM1が発電した交流電圧を信号PWMC1に応じて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータCVへ供給する。また、インバータIVT2は、交流モータM2が発電した交流電圧を信号PWMC2に応じて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータCVへ供給する。そして、昇圧コンバータCVは、インバータIVT1またはIVT2からの直流電圧を受け、その受けた直流電圧を信号PWMDによって降圧し、その降圧した直流電圧を直流電源Bに供給する。これにより、交流モータM1またはM2によって発電された電力が直流電源Bに充電される。
【0090】
その後、制御装置30は、一定時間が経過すると、切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。そして、負荷切換ユニット20は、制御装置30からの切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を上述した方法により切換える。これにより、昇圧コンバータCVおよびインバータIVT1,IVT2は、異なるアームによって構成される。そして、上述した動作が、再度、実行される。
【0091】
このように、パワーモジュール100においては、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続が一定時間ごとに切換えられ、昇圧コンバータCVおよびインバータIVT1,IVT2を構成するアームが順次変更される。したがって、アーム13〜19の各々が負荷端子DUに接続される接続時間は、アーム13〜19間で等しくなり、NPNトランジスタQ1〜Q14の損失が等しくなる。その結果、パワーモジュール100の寿命を長くできる。
【0092】
上記においては、アーム13〜19の各々を負荷端子DUに接続する接続時間がアーム13〜19間で等しくなるように、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を切換えると説明したが、これは、アーム13〜19の各々をリアクトルL1に接続する接続時間、すなわち、アーム13〜19の各々をNPNトランジスタの熱ストレスが最大である負荷端子に接続する接続時間が等しくなるように、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を切換えることを意味する。したがって、この発明は、一般的には、複数のアームの各々をスイッチング素子の熱ストレスが最大である負荷端子に接続する接続時間が等しくなるように、複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換えるパワーモジュールに適用される。
【0093】
また、上記においては、1個の昇圧コンバータと、2個のインバータとを構成する7個のアームを含むパワーモジュールについて説明したが、この発明によるパワーモジュールは、1個の昇圧コンバータと1個のインバータとを構成する4個のアームを含むパワーモジュールであってもよい。
【0094】
なお、この発明においては、リアクトルL1は、「特定の負荷」を構成する。この発明によれば、パワーモジュールは、各々が直列接続された2個のNPNトランジスタから成る複数のアームと、複数のアームに対応して設けられた複数のアーム端子と、複数のアーム端子に対応して設けられ、各々が負荷に接続された負荷端子と、最大の負荷に接続された負荷端子とアーム端子との接続時間が複数のアーム端子間で等しくなるように複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える負荷切換ユニットとを備えるので、複数のアームに含まれる複数のNPNトランジスタの熱ストレスをほぼ均等にできる。その結果、パワーモジュールの寿命を長くできる。
【0095】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるパワーモジュールの概略ブロック図である。
【図2】図1に示す制御装置の機能ブロック図である。
【図3】図2に示すモータトルク制御手段の機能を説明するための機能ブロック図である。
【図4】従来のモータ駆動装置の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1〜7 アーム端子、10,11 電圧センサー、13〜19 アーム、20負荷切換ユニット、21,22 電流センサー、30 制御装置、40 モータ制御用相電圧演算部、42 インバータ用PWM信号変換部、50 インバータ入力電圧指令演算部、52 フィードバック電圧指令演算部、54 デューティー比変換部、100 パワーモジュール、300 モータ駆動装置、301 モータトルク制御手段、302 電圧変換制御手段、303 切換手段、310,CV 昇圧コンバータ、330,340,IVT1,IVT2 インバータ、320,C1 コンデンサ、311,312,331〜336,344〜349,Q1〜Q14 NPNトランジスタ、313,314,337〜339,341,350〜355,D1〜D14 ダイオード、330A,340A U相アーム、330B,340B V相アーム、330C,340C W相アーム、B,B1 直流電源、L1 リアクトル、DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2 負荷端子、N1,N2 ノード、M1,M2 交流モータ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、直流電源からの直流電圧を昇圧してモータを駆動するパワーモジュールに関し、特に、信頼性が高いパワーモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、環境に配慮した自動車としてハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)が大きな注目を集めている。そして、ハイブリッド自動車は、一部、実用化されている。
【0003】
このハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
【0004】
このようなハイブリッド自動車は、たとえば、図4に示すようなモータ駆動装置300を搭載している。図4を参照して、モータ駆動装置300は、直流電源B1と、昇圧コンバータ310と、コンデンサ320と、インバータ330,340とを備える。
【0005】
昇圧コンバータ310は、NPNトランジスタ311,312と、ダイオード313,314と、リアクトルL1とを含む。
【0006】
リアクトルL1は、一方端が直流電源B1に接続され、他方端がNPNトランジスタ311とNPNトランジスタ312との中間点に接続される。
【0007】
NPNトランジスタ311,312は、インバータ330,340の電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。NPNトランジスタ311は、コレクタが電源ラインに接続され、エミッタがNPNトランジスタ312のコレクタに接続される。NPNトランジスタ312のエミッタは、アースラインに接続される。
【0008】
ダイオード313,314は、エミッタからコレクタへ電流が流れるようにそれぞれNPNトランジスタ311,312に並列に接続される。
【0009】
コンデンサ320は、ノードN1とノードN2との間に接続される。
インバータ330は、U相アーム330Aと、V相アーム330Bと、W相アーム330Cとを含む。U相アーム330A,V相アーム330BおよびW相アーム330Cは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
【0010】
U相アーム330Aは、直列接続されたNPNトランジスタ331,332から成る。V相アーム330Bは、直列接続されたNPNトランジスタ333,334から成る。W相アーム330Cは、直列接続されたNPNトランジスタ335,336から成る。
【0011】
NPNトランジスタ331,333,335のコレクタは、電源ラインに接続される。NPNトランジスタ332,334,336のエミッタは、アースラインに接続される。NPNトランジスタ331,333,335のエミッタは、それぞれ、NPNトランジスタ332,334,336のコレクタに接続される。
【0012】
NPNトランジスタ331〜336には、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるように、それぞれ、ダイオードD337〜339,341〜343が接続されている。
【0013】
NPNトランジスタ331とNPNトランジスタ332との中間点、すなわち、NPNトランジスタ331のエミッタおよびNPNトランジスタ332のコレクタは、交流モータM1のU相コイルの一方端に接続される。また、NPNトランジスタ333とNPNトランジスタ334との中間点、すなわち、NPNトランジスタ333のエミッタおよびNPNトランジスタ334のコレクタは、交流モータM1のV相コイルの一方端に接続される。さらに、NPNトランジスタ335とNPNトランジスタ336との中間点、すなわち、NPNトランジスタ335のエミッタおよびNPNトランジスタ336のコレクタは、交流モータM1のW相コイルの一方端に接続される。
【0014】
インバータ340は、U相アーム340Aと、V相アーム340Bと、W相アーム340Cとを含む。U相アーム340A,V相アーム340BおよびW相アーム340Cは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
【0015】
U相アーム340Aは、直列接続されたNPNトランジスタ344,345から成る。V相アーム340Bは、直列接続されたNPNトランジスタ346,347から成る。W相アーム340Cは、直列接続されたNPNトランジスタ348,349から成る。
【0016】
NPNトランジスタ344,346,348のコレクタは、電源ラインに接続される。NPNトランジスタ345,347,349のエミッタは、アースラインに接続される。NPNトランジスタ344,346,348のエミッタは、それぞれ、NPNトランジスタ345,347,349のコレクタに接続される。
【0017】
NPNトランジスタ344〜349には、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるように、それぞれ、ダイオードD350〜355が接続されている。
【0018】
NPNトランジスタ344とNPNトランジスタ345との中間点、すなわち、NPNトランジスタ344のエミッタおよびNPNトランジスタ345のコレクタは、交流モータM2のU相コイルの一方端に接続される。また、NPNトランジスタ346とNPNトランジスタ347との中間点、すなわち、NPNトランジスタ346のエミッタおよびNPNトランジスタ347のコレクタは、交流モータM2のV相コイルの一方端に接続される。さらに、NPNトランジスタ348とNPNトランジスタ349との中間点、すなわち、NPNトランジスタ348のエミッタおよびNPNトランジスタ349のコレクタは、交流モータM2のW相コイルの一方端に接続される。
【0019】
直流電源B1は、直流電圧を出力する。昇圧コンバータ310は、NPNトランジスタ311,312がオン/オフされることにより、直流電源B1から出力された直流電圧の電圧レベルを昇圧してコンデンサ320へ出力する。すなわち、昇圧コンバータ310は、NPNトランジスタ312がオンされた期間に応じてリアクトルL1に電力を蓄積し、その蓄積した電力に応じた直流電圧をコンデンサ320へ出力する。
【0020】
コンデンサ320は、昇圧コンバータ310から出力された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を平滑化してインバータ330,340へ供給する。
【0021】
インバータ330は、昇圧コンバータ310から受けた直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によって交流モータM1を駆動する。また、インバータ340は、昇圧コンバータ310から受けた直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によって交流モータM2を駆動する。
【0022】
このように、モータ駆動装置300は、直流電源B1から出力された直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1,M2を駆動する。
【0023】
また、発電機を駆動するインバータと電動機を駆動するインバータとを含む駆動システムが特開平8−79914号公報に開示されている。そして、この駆動システムにおいては、発電機により発電された交流電圧をバッテリ側へ供給する回生制動時に、インバータが発電機の1つのコイルを用いて昇圧回生制動を行なう。
【0024】
【特許文献1】
特開平8−79914号公報
【0025】
【特許文献2】
特開昭64−77153号公報
【0026】
【特許文献3】
特開2000−156937号公報
【0027】
【特許文献4】
特開2002−272121号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
従来のモータ駆動装置300に含まれる昇圧コンバータ310、およびインバータ330,340は、直列接続された2つのNPNトランジスタを用いて構成される。
【0029】
しかし、直流電圧を昇圧する昇圧コンバータ310に用いられるNPNトランジスタ311,312は、インバータ330,340に用いられるNPNトランジスタ331〜336,344〜349よりも熱ストレスが大きく、昇圧コンバータ310に用いられたNPNトランジスタ311,312の寿命が短くなるという問題がある。
【0030】
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、信頼性の高いパワーモジュールを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明によれば、パワーモジュールは、複数のアームと、複数のアーム端子、複数の負荷端子と、切換手段とを備える。複数のアームは、各々が直列接続された第1および第2のスイッチング素子を含む。複数のアーム端子は、複数のアームに対応して設けられ、各々が対応するアームに含まれる第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との中間点に接続される。複数の負荷端子は、複数のアーム端子に対応して設けられ、各々が負荷に接続される。切換手段は、特定の負荷に接続された負荷端子とアーム端子との接続時間が複数のアーム端子間でほぼ等しくなるように複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える。
【0032】
好ましくは、切換手段は、一定時間ごとに複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える。
【0033】
好ましくは、切換手段は、所定の順序に従って複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える。
【0034】
好ましくは、特定の負荷は、負荷端子をアーム端子に接続したときの第1および第2のスイッチング素子の熱ストレスが最大となる負荷である。
【0035】
好ましくは、特定の負荷は、一方端子が直流電源に接続され、他方端子が複数の負荷端子に含まれる特定負荷端子に接続されるリアクトルである。
【0036】
好ましくは、リアクトルおよび特定負荷端子に接続されたアームは、直流電源からの直流電圧を昇圧して他のアームに供給する。
【0037】
好ましくは、特定負荷端子以外の負荷端子は、モータの端子に接続される。
好ましくは、モータは、車両の駆動輪を駆動するためのモータである。
【0038】
好ましくは、複数のアームは、3n+1(nは自然数)個のアームであり、複数のアーム端子は、3n+1個のアーム端子であり、複数の負荷端子は、3n+1個の負荷端子であり、リアクトルおよび特定負荷端子に接続された1つのアームは、直流電源から出力された直流電圧を昇圧して出力するコンバータを構成し、1つのアームを除く3n個のアームは、少なくとも1個のモータを駆動する少なくとも1個のインバータを構成し、少なくとも1個のインバータは、コンバータにより昇圧された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換して少なくとも1つのモータを駆動する。
【0039】
好ましくは、少なくとも1つのインバータは、第1および第2のインバータから成り、少なくとも1つのモータは、第1および第2のモータから成り、第1のインバータは、コンバータにより昇圧された直流電源を交流電圧に変換して第1のモータを駆動し、第2のインバータは、第2のモータが発電した交流電圧を直流電圧に変換して前記コンバータへ供給し、コンバータは、第2のインバータから供給された交流電圧を降圧して直流電源に供給する。
【0040】
この発明によるパワーモジュールにおいては、最大の負荷に接続される各アームの接続時間が複数のアーム間でほぼ等しくなるように、複数のアームに対応して設けられた複数のアーム端子と複数のアーム端子に対応して設けられた複数の負荷端子との接続が切換えられる。
【0041】
したがって、複数のアームに含まれる複数のスイッチング素子における熱ストレスをほぼ均等にできる。その結果、パワーモジュールの寿命を長くできる。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0043】
図1を参照して、この発明の実施の形態によるパワーモジュール100は、直流電源Bと、電圧センサー10,11と、リアクトルL1と、コンデンサC1と、アーム13〜19と、負荷切換ユニット20と、電流センサー21,22と、制御装置30とを備える。
【0044】
アーム13〜19は、電源ラインBL1とアースラインBL2との間に並列に接続される。アーム13は、直列接続されたNPNトランジスタQ1,Q2から成る。アーム14は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成る。アーム15は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成る。
【0045】
アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8から成る。アーム17は、直列接続されたNPNトランジスタQ9,Q10から成る。アーム18は、直列接続されたNPNトランジスタQ11,Q12から成る。アーム19は、直列接続されたNPNトランジスタQ13,Q14から成る。
【0046】
NPNトランジスタQ1,Q3,Q5,Q7,Q9,Q11,Q13の各々は、コレクタが電源ラインBL1に接続され、エミッタがそれぞれNPNトランジスタQ2,Q4,Q6,Q8,Q10,Q12,Q14のコレクタに接続される。NPNトランジスタQ2,Q4,Q6,Q8,Q10,Q12,Q14のエミッタはアースラインBL2に接続される。
【0047】
NPNトランジスタQ1〜Q14は、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるように、それぞれ、ダイオードD1〜D14が接続されている。
【0048】
なお、NPNトランジスタQ1〜Q14は、相互に同じ特性を有する。
コンデンサC1は、電源ラインBL1とアースラインBL2との間にアーム13〜19に並列に接続される。
【0049】
リアクトルL1は、その一方端が負荷切換ユニット20の負荷端子DUに接続され、他方端が直流電源Bの正電極に接続される。
【0050】
負荷切換ユニット20は、アーム端子1〜7と、負荷端子DU,U1,U2,V1,V2,W1,W2とを有する。
【0051】
アーム端子1は、NPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとに接続される。アーム端子2は、NPNトランジスタQ3とNPNトランジスタQ4との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ3のエミッタとNPNトランジスタQ4のコレクタとに接続される。アーム端子3は、NPNトランジスタQ5とNPNトランジスタQ6との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ5のエミッタとNPNトランジスタQ6のコレクタとに接続される。
【0052】
アーム端子4は、NPNトランジスタQ7とNPNトランジスタQ8との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ7のエミッタとNPNトランジスタQ8のコレクタとに接続される。アーム端子5は、NPNトランジスタQ9とNPNトランジスタQ10との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ9のエミッタとNPNトランジスタQ10のコレクタとに接続される。アーム端子6は、NPNトランジスタQ11とNPNトランジスタQ12との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ11のエミッタとNPNトランジスタQ12のコレクタとに接続される。アーム端子7は、NPNトランジスタQ13とNPNトランジスタQ14との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ13のエミッタとNPNトランジスタQ14のコレクタとに接続される。
【0053】
負荷端子DUは、リアクトルL1の一方端に接続される。負荷端子U1,V1,W1は、それぞれ、交流モータM1のU相、V相、W相に接続される。負荷端子U2,V2,W2は、それぞれ、交流モータM2のU相、V相、W相に接続される。
【0054】
交流モータM1,M2は、ハイブリッド自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生するための駆動モータである。あるいは、これらのモータはエンジンにて駆動される発電機の機能を持つように、そして、エンジンに対して電動機として動作し、たとえば、エンジン始動を行ない得るようなものとしてハイブリッド自動車に組み込まれるようにしてもよい。
【0055】
直流電源Bは、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成る。電圧センサー10は、直流電源Bから出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。
【0056】
リアクトルL1は、直流電源Bから出力される直流電流に応じた電力を蓄積する。コンデンサC1は、電源ラインBL1とアースラインBL2との間に印加される直流電圧を平滑化する。電圧センサー11は、コンデンサC1の両端の電圧Vmを検出し、その検出した電圧Vmを制御装置30へ出力する。
【0057】
負荷切換ユニット20は、制御装置30からの切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,U2,V1,V2,W1,W2との接続を切換える。より具体的には、負荷切換ユニット20は、アーム端子1〜7の各々が負荷端子DUに接続される接続時間がほぼ等しくなるように、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,U2,V1,V2,W1,W2との接続を切換える。
【0058】
アーム端子1が負荷端子DUに接続されているとき、リアクトルL1およびアーム13は昇圧コンバータCVを構成する。また、アーム端子2〜4がそれぞれ負荷端子U1,V1,W1に接続されているとき、アーム14〜16は、交流モータM1を駆動するインバータIVT1を構成する。さらに、アーム端子5〜7がそれぞれ負荷端子U2,V2,W2に接続されているとき、アーム17〜19は、交流モータM2を駆動するインバータIVT2を構成する。
【0059】
一般的には、アーム端子1が負荷端子DUに接続されているとき、インバータIVT1は、アーム14〜19から任意に選択された3つのアームにより構成され、インバータIVT2は、アーム14〜19のうちインバータIVT1を構成する3つのアーム以外の3つのアームにより構成される。たとえば、インバータIVT1は、アーム14,17,18により構成され、インバータIVT2は、アーム15,16,19により構成される。
【0060】
また、昇圧コンバータCVを構成するアームは、アーム13に限らず、アーム13〜19から任意に選択された1つのアームにより構成される。
【0061】
したがって、負荷切換ユニット20は、制御装置30から切換信号EXCを受けると、負荷端子DUに接続すべき1つのアームを決定し、次に、負荷端子U1,V1,W1,U2,V2,W2に接続すべき6つのアームを決定する。たとえば、負荷切換ユニット20は、負荷端子DUに接続するアーム端子をアーム端子1→アーム端子2→アーム端子3→アーム端子4→アーム端子5→アーム端子6→アーム端子7→アーム端子1・・・の順序で切換える。そして、負荷切換ユニット20は、これに伴って負荷端子U1,V1,W1,U2,V2,W2に接続するアーム端子を、負荷端子DUに接続するアーム端子の切換方向と同じ方向に従って順次切換える。そして、負荷切換ユニット20は、制御装置30から信号EXCを受けるごとに、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を1回切換える。
【0062】
昇圧コンバータCVは、制御装置30から信号PWMUを受けると、直流電源Bからの直流電圧Vbを昇圧して電源ラインBL1とアースラインBL2との間に供給する。また、昇圧コンバータCVは、制御装置30から信号PWMDを受けると、インバータIVT1またはIVT2から供給された直流電圧を降圧して直流電源Bに供給する。
【0063】
インバータIVT1は、コンデンサC1を介して昇圧コンバータCVから直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。これにより、交流モータM1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータIVT1は、パワーモジュール100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM1が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMC1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC1を介して昇圧コンバータCVへ供給する。
【0064】
インバータIVT2は、コンデンサC1を介して昇圧コンバータCVから直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM2を駆動する。これにより、交流モータM2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータIVT2は、パワーモジュール100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM2が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMC2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC1を介して昇圧コンバータCVへ供給する。
【0065】
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
【0066】
電流センサー21は、交流モータM1の各相に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置30へ出力する。電流センサー22は、交流モータM2の各相に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置30へ出力する。
【0067】
制御装置30は、外部に設けられたECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値TR1,2およびモータ回転数MRN1,2を受け、電圧センサー10から直流電圧Vbを受け、電圧センサー11から電圧Vmを受け、電流センサー21からモータ電流MCRT1を受け、電流センサー22からモータ電流MCRT2を受ける。そして、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、後述する方法によりインバータIVT1が交流モータM1を駆動するときにインバータIVT1を構成するNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータIVT1へ出力する。
【0068】
また、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT2、トルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、後述する方法によりインバータIVT2が交流モータM2を駆動するときにインバータIVT2を構成するNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータIVT2へ出力する。
【0069】
さらに、制御装置30は、インバータIVT1(またはIVT2)が交流モータM1(またはM2)を駆動するとき直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1(またはMCRT2)、トルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて、後述する方法により、昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMUを生成し、その生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVへ出力する。
【0070】
さらに、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、交流モータM1またはM2で発電された交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMC1,2を生成し、その生成した信号PWMC1をインバータIVT1へ出力し、信号PWMC2をインバータIVT2へ出力する。そして、インバータIVT1,2を構成するNPNトランジスタは、信号PWMC1,2によってスイッチング制御される。これにより、インバータIVT1は、交流モータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータCVへ供給し、インバータIVT2は、交流モータM2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータCVへ供給する。
【0071】
さらに、制御装置30は、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、インバータIVT1,2から供給された直流電圧を降圧するための信号PWMDを生成し、その生成した信号PWMDを昇圧コンバータCVへ出力する。これにより、交流モータM1またはM2が発電した交流電圧は、直流電圧に変換され、降圧されて直流電源Bに供給される。
【0072】
図2は、制御装置30の機能ブロック図である。図2を参照して、制御装置30は、モータトルク制御手段301と、電圧変換制御手段302と、切換手段303とを含む。
【0073】
モータトルク制御手段301は、トルク指令値TR1,2(車両におけるアクセルペダルの踏み込み度合い、ハイブリッド車両においてはエンジンの動作状態をも考慮しながらモータに与えるべきトルク指令を演算して得られている)、直流電源Bの出力電圧Vb、モータ電流MCRT1,2、モータ回転数MRN1,2および昇圧コンバータCVの出力電圧Vmに基づいて、交流モータM1またはM2の駆動時、後述する方法により昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMUと、インバータIVT1を構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMI1と、インバータIVT2を構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMI2とを生成し、その生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVへ出力し、信号PWMI1をインバータIVT1へ出力し、信号PWMI2をインバータIVT2へ出力する。
【0074】
電圧変換制御手段302は、回生制動時、ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを外部ECUから受けると、交流モータM1,M2が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMC1,2を生成してそれぞれインバータIVT1,IVT2へ出力する。
【0075】
また、電圧変換制御手段302は、回生制動時、信号RGEを外部ECUから受けると、インバータIVT1,IVT2から供給された直流電圧を降圧するための信号PWMDを生成して昇圧コンバータCVへ出力する。このように、昇圧コンバータCVは、直流電圧を降圧するための信号PWMDにより電圧を降下させることもできるので、双方向コンバータの機能を有するものである。
【0076】
切換手段303は、一定時間ごとに切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。なお、切換手段303は、たとえば、一定時間を内蔵したタイマーにより計測する。
【0077】
図3は、モータトルク制御手段301の機能ブロック図である。図3を参照して、モータトルク制御手段301は、モータ制御用相電圧演算部40と、インバータ用PWM信号変換部42と、インバータ入力電圧指令演算部50と、フィードバック電圧指令演算部52と、デューティー比変換部54とを含む。
【0078】
モータ制御用相電圧演算部40は、昇圧コンバータCVの出力電圧Vm、すなわち、インバータIVT1,IVT2への入力電圧を電圧センサー11から受け、交流モータM1,M2の各相に流れるモータ電流MCRT1,2を電流センサー21,22から受け、トルク指令値TR1,2を外部ECUから受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部40は、これらの入力される信号に基づいて、交流モータM1,M2の各相のコイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42へ供給する。インバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電圧演算部40から受けた計算結果に基づいて、実際にインバータIVT1,IVT2を構成する各NPNトランジスタをオン/オフする信号PWMI1,2を生成し、その生成した信号PWMI1,2をそれぞれインバータIVT1,IVT2を構成する各NPNトランジスタへ出力する。
【0079】
これにより、インバータIVT1,IVT2を構成する各NPNトランジスタは、スイッチング制御され、交流モータM1,M2が指令されたトルクを出力するように交流モータM1,M2の各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR1,2に応じたモータトルクが出力される。
【0080】
一方、インバータ入力電圧指令演算部50は、トルク指令値TR1,2およびモータ回転数MRN1,2に基づいてインバータ入力電圧の最適値(目標値)、すなわち、電圧指令を演算し、その演算した電圧指令をフィードバック電圧指令演算部52へ出力する。
【0081】
フィードバック電圧指令演算部52は、電圧センサー11からの電圧Vmと、インバータ入力電圧指令演算部50からの電圧指令とに基づいて、フィードバック電圧指令を演算し、その演算したフィードバック電圧指令をデューティー比変換部54へ出力する。
【0082】
デューティー比変換部54は、電圧センサー10からのバッテリ電圧Vbと、フィードバック電圧指令演算部52からのフィードバック電圧指令とに基づいて、電圧センサー11からの電圧Vmを、フィードバック電圧指令演算部52からのフィードバック電圧指令に設定するためのデューティー比を演算し、その演算したデューティー比に基づいて昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタをオン/オフするための信号PWMUを生成する。そして、デューティー比変換部54は、生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVを構成するNPNトランジスタへ出力する。
【0083】
なお、昇圧コンバータCVを構成するアームの下側のNPNトランジスタのオンデューティーを大きくすることによりリアクトルL1における電力蓄積が大きくなるため、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上側のNPNトランジスタのオンデューティーを大きくすることにより電源ラインBL1の電圧が下がる。そこで、昇圧コンバータCVを構成する2つのNPNトランジスタのデューティー比を制御することで、電源ラインBL1の電圧を直流電源Bの出力電圧以上の任意の電圧に制御可能である。
【0084】
再び、図1を参照して、パワーモジュール100における全体動作について説明する。全体の動作が開始されると、制御装置30は、切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。そして、負荷切換ユニット20は、制御装置30からの切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を上述した方法によって切換える。これにより、昇圧コンバータCVおよびインバータIVT1,IVT2が構成される。直流電源Bは直流電圧Vbを昇圧コンバータCVへ出力する。
【0085】
電圧センサー10は、直流電源Bから出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。また、電圧センサー11は、コンデンサC1の両端の電圧Vmを検出し、その検出した電圧Vmを制御装置30へ出力する。さらに、電流センサー21は、交流モータM1に流れるモータ電流MCRT1を検出して制御装置30へ出力し、電流センサー22は、交流モータM2に流れるモータ電流MCRT2を検出して制御装置30へ出力する。そして、制御装置30は、外部ECUからトルク指令値TR1,2、およびモータ回転数MRN1,2を受ける。
【0086】
そうすると、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に基づいて、上述した方法により信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータIVT1へ出力する。また、制御装置30は、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT2、トルク指令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、上述した方法により信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータIVT2へ出力する。さらに、制御装置30は、インバータIVT1(またはIVT2)が交流モータM1(またはM2)を駆動するとき、直流電圧Vb、電圧Vm、モータ電流MCRT1(またはMCRT2)、トルク指令値TR1(またはTR2)、およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて、上述した方法により昇圧コンバータCVを構成する2つのNPNトランジスタをスイッチング制御するための信号PWMUを生成し、その生成した信号PWMUを昇圧コンバータCVへ出力する。
【0087】
そうすると、昇圧コンバータCVは、信号PWMUに応じて、直流電源Bからの直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧を電源ラインBL1とアースラインBL2との間に供給する。そして、インバータIVT1は、コンデンサC1によって平滑化された直流電圧を制御装置30からの信号PWMI1によって交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。また、インバータIVT2は、コンデンサC1によって平滑化された直流電圧を制御装置30からの信号PWMI2によって交流電圧に変換して交流モータM2を駆動する。これによって、交流モータM1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生し、交流モータM2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生する。
【0088】
また、パワーモジュール100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、制御装置30は、外部ECUから信号RGEを受け、その受けた信号RGEに応じて、信号PWMC1,2を生成してそれぞれインバータIVT1,IVT2へ出力し、信号PWMDを生成して昇圧コンバータCVへ出力する。
【0089】
そうすると、インバータIVT1は、交流モータM1が発電した交流電圧を信号PWMC1に応じて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータCVへ供給する。また、インバータIVT2は、交流モータM2が発電した交流電圧を信号PWMC2に応じて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータCVへ供給する。そして、昇圧コンバータCVは、インバータIVT1またはIVT2からの直流電圧を受け、その受けた直流電圧を信号PWMDによって降圧し、その降圧した直流電圧を直流電源Bに供給する。これにより、交流モータM1またはM2によって発電された電力が直流電源Bに充電される。
【0090】
その後、制御装置30は、一定時間が経過すると、切換信号EXCを生成して負荷切換ユニット20へ出力する。そして、負荷切換ユニット20は、制御装置30からの切換信号EXCに応じて、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を上述した方法により切換える。これにより、昇圧コンバータCVおよびインバータIVT1,IVT2は、異なるアームによって構成される。そして、上述した動作が、再度、実行される。
【0091】
このように、パワーモジュール100においては、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続が一定時間ごとに切換えられ、昇圧コンバータCVおよびインバータIVT1,IVT2を構成するアームが順次変更される。したがって、アーム13〜19の各々が負荷端子DUに接続される接続時間は、アーム13〜19間で等しくなり、NPNトランジスタQ1〜Q14の損失が等しくなる。その結果、パワーモジュール100の寿命を長くできる。
【0092】
上記においては、アーム13〜19の各々を負荷端子DUに接続する接続時間がアーム13〜19間で等しくなるように、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を切換えると説明したが、これは、アーム13〜19の各々をリアクトルL1に接続する接続時間、すなわち、アーム13〜19の各々をNPNトランジスタの熱ストレスが最大である負荷端子に接続する接続時間が等しくなるように、アーム端子1〜7と負荷端子DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2との接続を切換えることを意味する。したがって、この発明は、一般的には、複数のアームの各々をスイッチング素子の熱ストレスが最大である負荷端子に接続する接続時間が等しくなるように、複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換えるパワーモジュールに適用される。
【0093】
また、上記においては、1個の昇圧コンバータと、2個のインバータとを構成する7個のアームを含むパワーモジュールについて説明したが、この発明によるパワーモジュールは、1個の昇圧コンバータと1個のインバータとを構成する4個のアームを含むパワーモジュールであってもよい。
【0094】
なお、この発明においては、リアクトルL1は、「特定の負荷」を構成する。この発明によれば、パワーモジュールは、各々が直列接続された2個のNPNトランジスタから成る複数のアームと、複数のアームに対応して設けられた複数のアーム端子と、複数のアーム端子に対応して設けられ、各々が負荷に接続された負荷端子と、最大の負荷に接続された負荷端子とアーム端子との接続時間が複数のアーム端子間で等しくなるように複数のアーム端子と複数の負荷端子との接続を切換える負荷切換ユニットとを備えるので、複数のアームに含まれる複数のNPNトランジスタの熱ストレスをほぼ均等にできる。その結果、パワーモジュールの寿命を長くできる。
【0095】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるパワーモジュールの概略ブロック図である。
【図2】図1に示す制御装置の機能ブロック図である。
【図3】図2に示すモータトルク制御手段の機能を説明するための機能ブロック図である。
【図4】従来のモータ駆動装置の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1〜7 アーム端子、10,11 電圧センサー、13〜19 アーム、20負荷切換ユニット、21,22 電流センサー、30 制御装置、40 モータ制御用相電圧演算部、42 インバータ用PWM信号変換部、50 インバータ入力電圧指令演算部、52 フィードバック電圧指令演算部、54 デューティー比変換部、100 パワーモジュール、300 モータ駆動装置、301 モータトルク制御手段、302 電圧変換制御手段、303 切換手段、310,CV 昇圧コンバータ、330,340,IVT1,IVT2 インバータ、320,C1 コンデンサ、311,312,331〜336,344〜349,Q1〜Q14 NPNトランジスタ、313,314,337〜339,341,350〜355,D1〜D14 ダイオード、330A,340A U相アーム、330B,340B V相アーム、330C,340C W相アーム、B,B1 直流電源、L1 リアクトル、DU,U1,V1,W1,U2,V2,W2 負荷端子、N1,N2 ノード、M1,M2 交流モータ。
Claims (10)
- 各々が直列接続された第1および第2のスイッチング素子を含む複数のアームと、
前記複数のアームに対応して設けられ、各々が対応するアームに含まれる前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との中間点に接続された複数のアーム端子と、
前記複数のアーム端子に対応して設けられ、各々が負荷に接続された複数の負荷端子と、
特定の負荷に接続された負荷端子と前記アーム端子との接続時間が前記複数のアーム端子間でほぼ等しくなるように前記複数のアーム端子と前記複数の負荷端子との接続を切換える切換手段とを備えるパワーモジュール。 - 前記切換手段は、一定時間ごとに前記複数のアーム端子と前記複数の負荷端子との接続を切換える、請求項1に記載のパワーモジュール。
- 前記切換手段は、所定の順序に従って前記複数のアーム端子と前記複数の負荷端子との接続を切換える、請求項1に記載のパワーモジュール。
- 前記特定の負荷は、前記負荷端子を前記アーム端子に接続したときの前記第1および第2のスイッチング素子の熱ストレスが最大となる負荷である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のパワーモジュール。
- 前記特定の負荷は、一方端子が直流電源に接続され、他方端子が前記複数の負荷端子に含まれる特定負荷端子に接続されるリアクトルである、請求項4に記載のパワーモジュール。
- 前記リアクトルおよび前記特定負荷端子に接続されたアームは、直流電源からの直流電圧を昇圧して他のアームに供給する、請求項5に記載のパワーモジュール。
- 前記特定負荷端子以外の負荷端子は、モータの端子に接続される、請求項6に記載のパワーモジュール。
- 前記モータは、車両の駆動輪を駆動するためのモータである、請求項7に記載のパワーモジュール。
- 前記複数のアームは、3n+1(nは自然数)個のアームであり、
前記複数のアーム端子は、3n+1個のアーム端子であり、
前記複数の負荷端子は、3n+1個の負荷端子であり、
前記リアクトルおよび前記特定負荷端子に接続された1つのアームは、前記直流電源から出力された直流電圧を昇圧して出力するコンバータを構成し、
前記1つのアームを除く3n個のアームは、少なくとも1個のモータを駆動する少なくとも1個のインバータを構成し、
前記少なくとも1個のインバータは、前記コンバータにより昇圧された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換して前記少なくとも1つのモータを駆動する、請求項5に記載のパワーモジュール。 - 前記少なくとも1つのインバータは、第1および第2のインバータから成り、
前記少なくとも1つのモータは、第1および第2のモータから成り、
前記第1のインバータは、前記コンバータにより昇圧された直流電源を交流電圧に変換して前記第1のモータを駆動し、
前記第2のインバータは、前記第2のモータが発電した交流電圧を直流電圧に変換して前記コンバータへ供給し、
前記コンバータは、前記第2のインバータから供給された交流電圧を降圧して前記直流電源に供給する、請求項9に記載のパワーモジュール。
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