JP2004201741A - 血圧計用カフ - Google Patents
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Abstract
【課題】測定部位に対するカフ脱着の操作性が非常に良く、また、同一測定者であれば、最初の血圧測定時に、カフの測定部位に対してカフを巻き付けて筒状にするだけで、次回以降は、このカフの筒状のままで、測定部位に容易に脱着できる血圧計用カフを提供すること。
【解決手段】阻血用空気袋4が内布2と外布3との間に内蔵され、空気袋4の外側に弾性を有する湾曲板6が配置されたカフ1の外側にハンドル8を設け、そのハンドル8のグリップ部8cと平行なグリップ可動部19を戻しばね24を利用してグリップ部8cに対してスライド調整する締め付け調整スイッチ15を設け、この締め付け調整スイッチ15によって筒状のカフ1の内径を測定部位に対して抜き差し可能な大きい内径D1と、血圧測定可能な小さい内径D2とに変更調整することができる血圧計用カフ。
【選択図】 図6
【解決手段】阻血用空気袋4が内布2と外布3との間に内蔵され、空気袋4の外側に弾性を有する湾曲板6が配置されたカフ1の外側にハンドル8を設け、そのハンドル8のグリップ部8cと平行なグリップ可動部19を戻しばね24を利用してグリップ部8cに対してスライド調整する締め付け調整スイッチ15を設け、この締め付け調整スイッチ15によって筒状のカフ1の内径を測定部位に対して抜き差し可能な大きい内径D1と、血圧測定可能な小さい内径D2とに変更調整することができる血圧計用カフ。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定者の上腕等の測定部位に装着して血圧を測定する血圧計用カフの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の血圧計に取り付けられるハンドル(把持グリップ)としては、計器本体とカフ(加減圧部材)の一体型の血圧計で、計器本体に、カフの筒状空間の上腕への挿入方向と平行に把持グリップを備えることで、上腕への装着操作が容易となるものがある。(例えば、特許文献1参照。)
また、従来の筒状に形成されたカフとしては、阻血袋(空気袋)を設けた内周側巻き付け帯とこの内周側巻き付け帯の外側に外周側巻き付け帯を備えるカフで、内周側巻き付け帯を伸縮自在の筒状に形成することにより、測定部位に密着して巻き付けることで、阻血圧力の低下を防ぎ、巻き付け力に再現性を持たせているものがある。(例えば、特許文献2参照。)
【特許文献1】実用新案登録第2560475号公報
【特許文献2】特開平10−33489号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の血圧計では、ハンドル(把持グリップ)を計器本体に設けることで、カフの上腕(測定部位)への抜き差しは容易となるが、カフの筒状の内径は抜き差しで上腕より太い肘のあたりを通過させる必要から大きいままで上腕にはゆるく装着される。このため、カフの装着を十分にする(センサーなどの安定した位置合わせを容易にする)ためには、装着の度に、カフを上腕に装着して後、カフの筒状の大きさをカフの係合部と計器本体の近くに設けられた解除レバーの係止片とで調整する必要があるが、この操作は煩雑である。
【0003】
また、特許文献2に記載の血圧計用カフでは、内周側巻き付け帯を伸縮自在の筒状に形成することにより、測定に際して、内周側巻き付け帯については巻き付けは不要にすることはできるが、依然として、外周側巻き付け帯については測定の度に、巻き付けが必要である。このため、血圧測定後に、外周側巻き付け帯を巻き付けたままで測定部位から抜き取ったり、測定に際して、外周側巻き付け帯を巻き付けたままで測定部位に装着することはできない。
【0004】
従って、特許文献1、2のいずれに記載の血圧計用カフも、カフの着脱の操作が煩雑である。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、同一の測定者であれば、最初の血圧測定時にカフを巻き付けるだけで、次回以降は、カフの巻き付けや巻き付け調整を必要とせずに、容易に安定して、上腕などの測定部位に装着できる血圧計用カフを提供することを目的としている。また、カフの巻き付け状態による測定のばらつきをなくし、血圧管理を適切に行うことができる血圧計用カフを提供することを目的とする。更に、筒状にされたカフについては、測定部位への抜き差し操作と測定部位での適切な着脱操作を連続動作で行うことができる操作性のよい血圧計用カフを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の血圧計用カフは、下記[1]〜[6]の通りである。
【0007】
[1] 空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定する巻き付け固定手段とカフを把持するための把持手段を備え、前記把持手段が前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段を行う締め付け調整手段を有することを特徴とする血圧計用カフ。
【0008】
[2] 前記締め付け調整手段は、前記カフの可動端の引っ張りとその引っ張りの解除を行うことを特徴とする上記[1]に記載の血圧計用カフ。
【0009】
[3] 前記空気袋の外側に弾性を有する湾曲板を備えたことを特徴とする上記[1]または上記[2]に記載の血圧計用カフ。
【0010】
[4] 前記空気袋の内側を覆う内布を有し、該内布の少なくとも測定部位と接触する部分が伸縮性及び低摩擦性を有することを特徴とする上記[1]ないし上記[3]のいずれかに記載の血圧計用カフ。
【0011】
[5] 前記空気袋に接続されたチューブが前記ハンドルの装着部を通して外部に導出されていることを特徴とする上記[1]ないし上記[4]に記載の血圧計用カフ。
【0012】
[6] 空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定するファスナーと前記筒状の長さ方向に伸びるカフを把持するためのハンドルを備え、前記ハンドルが前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整スイッチを有することを特徴とする血圧計用カフ。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を測定部位として上腕に適用した場合の血圧計用カフの実施例を図を参照して、以下の順序で説明する。
(1)・・・ 血圧計用カフの第1の実施例の説明(図1〜図8)
(2)・・・ 血圧計用カフの第2の実施例の説明(図9〜図12)
(3)・・・ 血圧計用カフの第3の実施例の説明(図13〜図17)
(1)・・・ 血圧計用カフの第1の実施例の説明
初めに、図1〜図8によって、血圧計用カフの第1の実施例について説明する。
【0014】
図1は、本実施例のカフの斜視図である。図2は、図1のカフのカフ長手方向の中央での断面をカフの後端側(圧力検出用空気袋5のある側)に向かってみた図である。図3は、図2の収納時の形態を示した図ある。図4は、図2のA−A矢視図の拡大断面図であり、A−A矢視ではみえない圧力検出用空気袋5とチューブ12、13のカフ筒状の長手方向での位置が1点鎖線で示されている。図5は、図1をチューブ挿通穴の方向(ハンドル8の真上方向)からみた平面図である。図6は、カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示す断面図である。図7(A)(B)は、カフのスライド調整機構を説明する図である。図8は、図1のカフを測定部位に脱着する様子を説明する図である。
【0015】
この血圧計用カフ1は、内布(内面布)2と外布(外面布)3との間に大型(長尺)の阻血用空気袋4が配置されていて、圧力検出部である小型の圧力検出用空気袋5が阻血用空気袋4の内側(カフ装着時に測定部位側)表面に配置されている。なお、圧力検出用空気袋5は阻血用空気袋4の長手方向のほぼ中央部内側に両面粘着剤または溶着等にて接合されている。この際、測定部位(上腕部)と接触する内布2はスパンデックス等の伸縮性を有し、かつ、低摩擦性を有する素材で構成されていて、外布3はツイル生地等の非伸縮性を有する素材で構成されている。
【0016】
そして、合成樹脂板等でほぼC型に湾曲されて、径方向(矢印x方向)に弾性変形可能な湾曲板(バッキング)6の内側に沿って内布2が袋状に固着されていて、この内布2内の阻血用空気袋4及び圧力検出用空気袋5が湾曲板6の内面に沿って円弧状に配置されている。なお、これら内布2、阻血用空気袋4及び湾曲板6の巻き付け角はほぼ270°に構成されている。
【0017】
そして、湾曲板6の外周部分の一部の外側に把持手段であるハンドル8が溶着や接着等にて装着されている。このハンドル8は合成樹脂等にて成形されていて、ハンドル装着部である円弧状の装着ベース部8aが湾曲板6の外側に円弧状の隙間9を隔てて配置されている。そして、この装着ベース部8aの両側に平行状に一体成形等された一対のアーム部8bの先端部間にグリップ部8cが一体成形されていて、このグリップ部8cは血圧計用カフ1の長手方向(円周方向)に対する直角方向(後述する血圧計用カフ1の測定部位に対する抜き差し方向)、すなわちカフの筒状の長手方向に設定されている。
【0018】
そして、ハンドル8の装着ベース部8aのほぼ中央部にて、この装着ベース部8a及び湾曲板6を内外に貫通するチューブ挿通穴11が形成されていて、阻血用空気袋4及び圧力検出用空気袋5にそれぞれ接続された給排気用チューブ12及び圧力検出用チューブ13がそのチューブ挿通穴11を通してハンドル8の一対のアーム部8b間から外部へ引き出されている。
【0019】
そして、ハンドル8にカフの測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段である締め付け調整スイッチ15が取り付けられている。
【0020】
この際、まず、外布3の脱着端3aの内周と、湾曲板6の外周で、ハンドル8から最も遠い位置の外周部分とに面ファスナーループ16aと面ファスナーフック16bとからなる面ファスナー(ファスナーの一例)16が縫合や接着等にて装着されていて、この外布3の脱着端3aは湾曲板6の外周で、円周方向の任意の位置に面ファスナー16によって脱着可能に構成されている。
【0021】
そして、外布3の脱着端3aとは反対側の端部である可動端3bに縫合や接着等にて結合された軟質合成樹脂等からなる外布締め付け部材17がハンドル8の装着ベース部8aと湾曲板6との間の隙間9内に円弧状に配置されている。
【0022】
そして、合成樹脂等にて成形されて、ハンドル8のグリップ部8c内に外布3の締め付けを調整するグリップ可動部19が矢印a、b方向にスライド自在に装着されて、これらグリップ部8cとグリップ可動部19が平行状に配置されている。そして、このグリップ可動部19の両端に外布締め付け部材17の先端(外布3側とは反対側の端部)17aの幅方向の両側が一対のワイヤー20等の連結部材を介して連結されている。
【0023】
即ち、ハンドル8のグリップ部8cの剪断面形状がほぼコ字状に形成されていて、そのグリップ部8cの中空部18内にグリップ可動部19がそのグリップ部8cの内側から矢印a、b方向に摺動自在に挿入されている。そして、外布締め付け部材17の先端に結合されている一対のワイヤー20等がハンドル8の一対のアーム部8b内の中空部21を通してグリップ可動部19の長さ方向の両端部19aに連結されている。この際、一対のワイヤー20等は一対のアーム部8b内に一体成形等された一対のガイドピン22部分でほぼへの字状にガイドされるように構成されている。
【0024】
そして、グリップ可動部19の剪断面形状がグリップ部8aと対称状のほぼコ字状に形成されていて、これらグリップ可動部19内の中空部23内とグリップ部8c内の中空部18内に跨がる状態に圧縮コイルばね等からなる戻しばね24が収容されている。つまり、この戻しばね24によってグリップ可動部19が外布3の締め付けを解除する方向である矢印a方向にスライド付勢されていて、グリップ部8c内に一体成形等されたストッパー部25にグリップ可動部19外に一体成形等されたストッパー部26が当接されることによって、このグリップ可動部19の矢印a方向への移動量が規制されるように構成されている。
【0025】
そして、グリップ部8c内には、グリップ可動部19による外布3の締め付け方向である矢印b方向のスライド位置を調整するスライド調整機構28が組み込まれている。
【0026】
このスライド調整機構28は、グリップ可動部19の内面に一体成形等された矢印a、b方向に伸びる直線状のラチェット爪部29と、グリップ部8c内に一体成形や溶着等にて形成された弾性を有するラチェットロックアーム30とによって構成されている。
【0027】
そして、ラチェット爪部29からラチェットロックアーム30の先端のロック爪30aを強制的に離脱するためのロック解除ボタン31がグリップ部8cの外側に突出された状態に取り付けられている。このロック解除ボタン31は、締め付け調整スイッチ15と共に締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)を構成している。
【0028】
この血圧計用カフ1は、以上のように構成されていて、次の要領で便利に使用することができる。
【0029】
まず、図3は、血圧計用カフ1の収納時を示したものであり、内布2、外布3や阻血用空気袋4等をほぼC型の湾曲板6内に折り込むようにして、小型に収納することができる。
【0030】
まず、最初の血圧測定に際しては、図2に示すように、グリップ可動部19がグリップ8cから最も突出した状態で、かつ、面ファスナー16部分を開いた状態、すなわち、面ファスナーループ16aを面ファスナーフック16bから完全に剥離させた状態で、一方の手H1でハンドル8のグリップ部8cを握り、他方の手H2の上腕部の測定部位Mの外側へこの血圧計用カフ1を緩やかに載せる。
【0031】
この後、締め付け調整スイッチ15を構成しているハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握って、グリップ可動部19をグリップ部8cの内側へ戻しばね24に抗して矢印b方向へ最大限押し込んで離す。
【0032】
グリップ可動部19がグリップ部8c内に矢印b方向に押し込まれる場合、スライド調整機構28のラチェット爪部29がラチェットロックアーム30を弾性に抗して矢印c、d方向に揺動させながら、ロック爪30aによって順次ロック・ロック解除がなされて行くため、着実な押し込みがなされる。(途中で、握りを解除しても戻しばね24によって押し込み状態がもとに戻されることはない。)こうして、グリップ可動部19がグリップ部8cの内側へ最大限押し込まれて離されると、最終的には、戻しばね24の矢印a方向への付勢により、グリップ可動部19がグリップ部8cに最も押し込められ固定された状態、すなわち、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部から離れたラチェット爪部29と係合する図7の(B)の状態で、安定して固定される。
【0033】
そして、このとき、グリップ可動部19によって一対のワイヤー20等を介して外布締め付け部材17が矢印b方向に引っ張られて、外布3の可動端3bが最大限引っ張られた状態で安定して固定されている。この状態では、カフの巻き付けの部分が最も短い状態となる。
【0034】
次に、ハンドル等の位置を目安に、血圧計用カフ1の圧力検出用空気袋5を上腕部の動脈に位置合わせした状態で、上腕部(測定部位)に沿ってカフを巻き、図6の実線で示すように、外布3の脱着端3aの面ファスナーループ16aを湾曲板6の面ファスナーフック16bに係合するようにして面ファスナー16を閉じて、カフを筒状にする。この操作によって、血圧計用カフ1は上腕部(測定部位)Mの太さである内径D2の筒状で、かつ、適度に締め付けられた状態で装着される。このとき、圧力検出用空気袋5は上腕部の動脈に適度な圧力で当て付けられている。
【0035】
本実施例では、以上のように血圧計用カフ1を上腕部に装着して後、血圧計本体からの自動ポンプ(図示せず)にて給排気用チューブ12を通して阻血用空気袋4内に圧縮空気を給気して上腕部を圧迫して阻血し、阻血用空気袋4内の圧縮空気を給排気用チューブ12を通して排気する過程で圧力検出用空気袋5によって動脈の圧力信号を正確に検出して、検出される圧力脈波に基づき血圧を測定する。すなわち、いわゆるオシロメトリック方式による血圧測定を行う。
【0036】
そして、この血圧測定後に、阻血用空気袋4内の空気を排気し、図7の(B)に1点鎖線で示すように、締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)であるロック解除ボタン31を矢印e方向に押して、そのロック解除ボタン31によって、ラチェットロックアーム30をラチェット爪部29から弾性に抗して矢印c方向にロック解除すると、グリップ可動部19が戻しばね24によってグリップ部8c内から矢印a方向に押し出され、グリップ可動部19のストッパー部26がグリップ部8c内のストッパー部に当接した状態で止まる。その後、ロック解除ボタン31を離すと、ボタンに内蔵されるばね(図示せず)によって、ロック解除ボタン31は矢印f方向に付勢されもとの状態に戻り、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部のラチェット爪部29と係合する図7の(A)の状態で、安定して固定される。このとき、グリップ可動部19がグリップ部8cより最も突出した状態で安定して固定されている。この状態では、カフの巻き付け部分が最も長い状態となる。このとき一対のワイヤー20及び外布締め付け部材17による外布3の可動端3bの矢印b方向の引っ張り力が解除されて、図6に示すように、この血圧計用カフ1全体の内径が湾曲板6の弾性復元力によって血圧測定可能な内径D2から内径D1へ自動的に拡大される。
【0037】
なお、内径D1は測定部位(上腕部)の末梢側の最大部位(肘のあたり)の太さを通過できる内径(抜き差し可能な径)になるように設定されている。すなわち、グリップ可動部19のグリップ部8cからの突出距離の変化長(ラチェット爪部29の長さ)は、少なくとも上腕部と肘のあたりの太さの外周差よりも大きくなるように、設定されている。
【0038】
尚、発明者は、多くの人について、上腕部(測定部位)の周囲長L2と上腕部の末梢側の最大部位(肘のあたり)の周囲長L1を測定して検討した。その結果、周囲長L2が周囲長L1よりも大きい人もいるが、特に、腕全体が比較的細い人については、末梢側の最大部位(肘のあたり)の周囲長L1が上腕部の周囲長L2より大きくなることを見出した。しかし、そのように、末梢側の最大部位の周囲長L1が上腕部(測定部位)の周囲長L2より大きい場合においても、通常、15mm以上になることは稀であることを見出した。
【0039】
このため、本実施例での、グリップ可動部19aのグリップ部8cからの突出長は、L1がL2より大きい場合におけるL1−L2の最大値以上、具体的には略15mm以上となっている。従って、内径(直径)の差D1−D2に関しては、略(15/π)mm(πは円周率)であり、4〜6mm程度(略5mm程度)以上となっている。
【0040】
従って、本実施例では、初回の血圧測定後、図8に示すように、一方の手H1でハンドル8のグリップ部8cを握って、この血圧計用カフ1を巻き付けを外すことなく筒状のままで内径をD1に拡大して、他方の手H2の上腕部(測定部位)Mから容易に抜き取ることができるものである。
【0041】
また、測定者が同一での次回以降の血圧測定に際しても、抜き取った筒状のカフの内径D1は、抜き差し可能な径であることから、図8に示すように、初回の血圧測定後に抜き取った筒状のカフ1について、ハンドル8を一方の手H1で握って、他方の手H2の腕に通すだけで、容易に、カフ1を手H2の上腕(測定部位)の位置まで持っていくことができる。
【0042】
そして、その状態で、締め付け調整スイッチ15を構成しているハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握って、グリップ可動部19をグリップ部8cの内側へ戻しばね24に抗して矢印b方向へ最大限押し込んで離すことで、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部から離れたラチェット爪部29と係合する図7の(B)の状態で、安定して固定される。このときのカフ1の内径は、最初の血圧測定で適切な内径D2になるように面ファスナー16を閉じていることから、血圧測定に適切なカフの内径になっている。
【0043】
即ち、ハンドル8をグリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握って離すだけで、カフを巻き付けることなく、容易に適切にカフを測定部位(上腕部)に装着できる。
【0044】
その際、特に、内布2がスパンデックス等の伸縮性を有し、かつ、低摩擦性を有する素材で構成されているので、この筒状の血圧計用カフ1を他方の手H2の上腕部(測定部位)Mに対してスムーズに抜き差しすることができる。
【0045】
また、前述したように、給排気用チューブ12及び圧力検出用チューブ13をハンドル8の装着部である装着ベース部8aのほぼ中央部に形成したチューブ挿入穴11から外部へ導出させているので、この血圧計用カフ1を筒状のまま他方の手H2の上腕部(測定部位)Mに対して抜き差しする際に、これら給排気用チューブ12及び圧力検出用チューブ13が内布2の内側に巻き込まれたり、折れ曲ったりするようなことがなく、この血圧計用カフ1を他方の手H2の上腕部(測定部位)Mに対してスムーズに抜き差しすることができる。
【0046】
以上説明したように、この血圧計用カフ1によれば、この血圧計用カフ1を上腕部(測定部位)Mに筒状に装着した状態で、この血圧計用カフ1を締め付け調整スイッチ15とロック解除ボタン31によって測定部位Mに対して締め付けたり、緩めたりすることができる。すなわち、カフ装着時には、筒状のままこの血圧計用カフ1を測定部位Mに挿入して、締め付け調整スイッチ15によって締め付けて血圧測定を行うことができ、血圧測定後のカフ取り外し時には、ロック解除ボタン31によって血圧計用カフ1の締め付けを解除(緩めること)して、血圧計用カフ1を筒状のまま測定部位Mから容易に抜き取ることができる。
【0047】
従って、同一の測定者が繰り返し血圧測定を行う場合には、図6に実線で示したように、最初の血圧測定時に、筒状の血圧計用カフ1の内径D2を設定しておくだけで、次回以降の血圧測定時には、血圧計用カフ1の内径D2の調整を一切行わなくても、測定部位Mに対する血圧計用カフ1の抜き差し及び血圧測定を容易に行うことができる。
【0048】
以上述べてきた第1の実施例の血圧計用カフの使用方法は、最初の血圧測定時に測定部位にてカフの面ファスナー16を閉じてカフを筒状にし、次回以降に、カフを筒状のままで装着する方法だが、最初の血圧測定時より、予め、カフを筒状にして測定部位に装着する使用方法も可能である。
【0049】
この場合は、まず、スライド調整機構のラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部のラチェット爪部29と係合する図7の(A)の状態で、測定部位(上腕)の末梢の最大部位(肘のあたり)が通る大きさの筒状のカフをファスナー16を閉じてつくる。そして、ハンドル8を持って、この筒状のカフを測定部位(上腕)の位置まで通して後、ハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19を手指で挟み付けるように握って、筒状の径が、ほぼ装着部位の径D2となったときに、グリップ部8cとグリップ可動部19を挟み付ける握りを開放(解除)する。これにより、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も適切な位置のラチェット爪部(通常、図7の(A)と(B)の中間位置の爪部)と係合してロックされ、装着部位の径が固定され、適切なカフ装着ができる。カフを測定部位から外すときは、ロック解除ボタン31を押すことで、スライド調整機構のラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部のラチェット爪部29と係合する図7の(A)の状態、すなわち、測定部位(上腕)の末梢の最大部位(肘のあたり)が通る大きさの筒状のカフをつくることができ、ハンドル8を持って、容易にカフを測定部位から抜き取ることができる。
【0050】
このような使用方法においても、最初の血圧測定時にカフを筒状にするだけで、次回の測定以降は、カフの巻き付けや巻き外し(巻き付けを外す)をすることなく、筒状のままで、容易に、適切にカフを測定部位(上腕部)に着脱できる。
【0051】
次に、図9〜図12によって、血圧計用カフ1の第2の実施例について説明する。図9、10、11、12は、それぞれ第1の実施例の図2、3、5、6に対応する図である。
【0052】
この血圧計用カフ1は、図1〜図7で説明したハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを矢印a、b方向において逆配置に構成して、これらグリップ部8cとグリップ可動部19とをやはり平行状に配置することで、カフの測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ15)を構成している。そして、グリップ可動部19をハンドル8のグリップ部8cに対して戻しばね24によって矢印b方向へスライド付勢させて、このグリップ可動部19の両端部19aで一対のワイヤー20等や外布締め付け部材17を介して外布3を矢印b方向へ引っ張るように構成したものである。第2の実施例では、グリップ可動部19のスライド位置を調整するスライド調整機構およびスライド調整機構のロック解除ボタンは備えていないが、他の構成は基本的に前述した第1の実施例と同様となっている。
【0053】
この血圧計用カフ1は以上のように構成されていて、最初の血圧測定に際しては、図9で示されるように、グリップ可動部19がグリップ部8cから最も突出した状態、すなわち、カフの巻き付けの部分が最も短い状態で、かつ、面ファスナー部分を開いた状態で、上腕部(測定部位)に緩やかに載せる。
【0054】
次に、ハンドル等の位置を目安に、血圧計用カフ1の圧力検出用空気袋5を上腕部の動脈に位置合わせした状態で、上腕部(測定部位)に沿ってカフを巻き、図12の実線で示すように、外布3の脱着端3aの面ファスナーループ16aを湾曲板6の面ファスナーフック16bに係合するようにして面ファスナー16を閉じて、カフを筒状にする。この操作によって、血圧計用カフ1は上腕部(測定部位)Mの太さである内径D2の筒状で、かつ、適度に締め付けられた状態で装着される。このとき、圧力検出用空気袋5は上腕部の動脈に適度な圧力で当て付けられている。
【0055】
この後に、前述したような血圧測定を行うことになる。
【0056】
そして、この血圧測定後に、グリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握る。すると、グリップ可動部19が戻しばね24に抗してグリップ部8cの内側へ矢印a方向に押し込められ、一対のワイヤー20及び外布締め付け部材17を介して外布3が矢印a方向に緩められて、締め付け調整スイッチ15が締め付け解除状態となり、この筒状の血圧計用カフ1の内径が湾曲板6によって内径D1に拡大される。ここで、内径D1は、測定部位(上腕部)の末梢側の最大部位(肘のあたり)の太さを通過できる内径(抜き差し可能な径)になるように設定されている。すなわち、グリップ可動部19のグリップ部8cからの突出距離の変化長は、少なくとも上腕部と肘のあたりの太さの外周差よりも大きくなるように、設定されている。
【0057】
ここでも、第1の実施例と同様、内径(直径)の差D1−D2に関しては、略(15/π)mm(πは円周率)であり、4〜6mm程度(略5mm程度)以上となっている。
【0058】
従って、初回の血圧測定後、図8に示すように、グリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるようにハンドル8を握ったまま、この血圧計用カフ1の巻き付けを外すことなく筒状のままで内径をD1に拡大して、上腕部(測定部位)から、容易に、抜き取ることができる。なお、抜き取った筒状のカフの内径は、抜き取った後、グリップ部8cとグリップ可動部19との挟み付ける握りを解除すると、戻りばね24によって、内径D2となる。
【0059】
測定者が同一での次回以降の血圧測定に際しては、グリップ部8cとグリップ可動部19を挟み付けて握ることで、抜き取った筒状のカフの内径を抜き差し可能な内径D1にすることができることから、図8に示すように、初回の血圧測定後に抜き取った筒状のカフ1について、ハンドル8を一方の手H1で握って、他方の手H2の腕に通すだけで、容易に、カフ1を手H2の上腕(測定部位)の位置まで持っていくことがてきる。
【0060】
そして、その状態で、ハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19を挟み付ける握りを開放(解除)すると、グリップ可動部19がグリップ部8c内の戻しばね24の付勢によって矢印b方向へ突出する。このとき、グリップ可動部19の突出によってカフ1の内径は変化して小さくなるが、これは最初の血圧測定で適切な内径D2になるように面ファスナー16を閉じていることから、血圧測定に適切なカフの内径D2になっている。
【0061】
即ち、ハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを挟み付ける握りを開放(解除)するだけで、カフを巻き付けることなく、容易に、適切にカフを測定部位(上腕部)に装着できる。
【0062】
尚、本実施例では、第1の実施例と異なり、ラチェット機構のロックとロック解除ボタンを備えておらず、血圧測定時の阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえは、戻りばね24の充分な強さで対応している。しかしながら、第1の実施例と同じく、ラチェット機構によるロック(完全なロック)とロック解除ボタンのような構造を備えることで、更に、阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえを確実にすることができる。
【0063】
次に、図13〜図17によって、血圧計用カフ1の第3の実施例について説明する。図13、14、15、16は、それぞれ第1の実施例の図2、3、5、6に対応する図である。また、図17は、カフの内径を調整するための回転調整機構の断面図である。
【0064】
この血圧計用カフ1は、ハンドル8におけるほぼコ字状に形成されている一対のアーム部8bとグリップ部8cを装着ベース部8aから切り離している。つまり、一対のアーム部8bとグリップ部8cが合成樹脂等にて一体成形されていて、以下の説明から明らかなように、カフの測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ15)を構成している。そして、一対のアーム部8bの先端部間に回転軸35をグリップ部8cと平行状に架設して固着するか、又は一体成形する。そして、この回転軸35の両端部35aによって一対のアーム部8bとグリップ部8cを装着ベース部8aの幅方向の両側に一体成形等された一対の支持部36の内側に矢印g、h方向に回転自在に支持させている。この際、少なくとも一方の支持部36の内側に一体成形された一対のストッパー部43、44間で、一対のアーム部8bとグリップ部8cが矢印g、h方向に回転されるように構成されている。そして、前述した一対のワイヤー20を除去して、外布3の可動端3bに固着されている軟質合成樹脂等からなる外布締め付け部材17の先端17aを回転軸35の外周まで延長させて、その先端17aを回転軸35の外周にほぼ1/3ほど巻き付けて接着やピン止め等にて固着している。なお、外布締め付け部材17のほぼ中央部には給排気用チューブ12及び圧力測定用チューブ13に対する逃げ用の長穴17bが形成されている。
【0065】
そして、一方のアーム部8bと一方の支持部36との間に回転調整機構37が組み込まれている。
【0066】
この回転調整機構37はハンドル8のグリップ部8cを回転軸35と一体に、かつ、その回転軸35を中心に一対の支持部36の内側で矢印g、h方向に一定ピッチで回転調整するための機構である。
【0067】
そこで、例えば、一方の支持部36に回転軸35を中心とした円弧状板部38を一体成形等し、この円弧状板部38に回転軸35を中心とした同一中心円に沿って複数のロック穴39を一定ピッチで形成している。そして、一方のアーム部8b内に一体成形等したボール保持部40内に1個のボール41を保持させ、このボール41を圧縮コイルばね等の押圧ばね42によって複数のロック穴39に選択的に嵌合させるように構成したものである。なお、一対のストッパー部43、44は円弧状板部38の内側に一体成形等されている。
【0068】
この血圧計用カフ1は以上のように構成されていて、最初の血圧測定に際しては、図13で示されるように、アーム部8bがストッパー部43に接している状態、かつ、面ファスナー部分を開いた状態で、上腕部(測定部位)にゆるやかに載せる。このとき、回転調整機構37のボール41が位置P1のロック穴39内に押圧ばね42によって嵌合されており、グリップ部8cと一対のアーム部8bで構成されるハンドル8が位置P1でロックされている。
【0069】
次に、ハンドル等の位置を目安に、血圧計用カフ1の圧力検出用空気袋5を上腕部の動脈に位置合わせした状態で、図16の実線で示すように、ハンドル8(アーム部8b)がストッパー部43に接する状態まで矢印h方向に回転して倒す。このとき、回転調整機構37のボール41が位置P3のロック穴39内に押圧ばね42によって嵌合され、グリップ部8cと一対のアーム部8bで構成されるハンドル8は位置P3でロックされている状態になる。なお、ハンドル8を回転して倒す場合、位置P1と位置P3の間(位置P2)で円弧状板部38にロック穴39が設けられ、回転調整機構37のボール41がこのロック穴39と嵌合・嵌合解除がなされるため、ハンドル8の位置P3までの着実な回転がなされる。(途中、位置P1に戻されることがない。)ハンドル8が位置P3でロックされる状態は、回転軸35が矢印h方向に最大角度回転された状態となっているため、回転軸35の外周に固着された先端17aの回転を介して外布締め付け部材17が、矢印b方向に最大限引っ張られ、外布3の可動端3bが最大限引っ張られた状態で安定して固定されている。すなわち、このとき、カフの巻き付けの部分が最も短い状態となる。この状態で、上腕部(測定部位)に沿ってカフを巻き、外布3の脱着端3aの面ファスナーループ16aを湾曲板6の面ファスナーフック16bに係合するようにして面ファスナー16を閉じてカフを筒状にする。この操作によって、血圧計用カフ1は上腕部(測定部位)Mの太さである内径D2の筒状で、かつ、適度に締め付けられた状態で装着される。このとき、圧力検出用空気袋5は上腕部の動脈に適度な圧力で当て付けられている。
【0070】
この後に、前述したような血圧測定を行うことになる。
【0071】
そして、この血圧測定後に、図16に破線で示すように、ハンドル8のグリップ部8cと一対のアーム部8bを回転軸35と一体に、その回転軸35を中心にストッパー部43でアーム部8bが停止するまで、矢印g方向に回転させ、回転調整機構37のボール41が位置P1のロック穴39内に押圧ばね42によって嵌合されてロックさせる。すなわち、ハンドル8を位置P1まで回転させ固定させる。この場合も、位置P2で円弧状板部38にロック穴39が設けられているため、ハンドル8の位置P1まで着実な回転がなされる。
【0072】
このとき、回転軸35が矢印g方向に回転されたことによって、回転軸35の外周に固着された先端17aの回転を介して、外布締め付け部材17が矢印a方向に押し出されて、外布3が矢印a方向に緩められ、この筒状の血圧測定用カフ1の内径はD2より大きいD1となる。ここで、内径D1は、測定部位(上腕部)の末梢側の最大部位(肘あたり)の太さを通過できる内径(抜き差し可能な径)になるように設定されている。すなわち、グリップ部8cが位置P1から位置P3に移動することによる外布締め付け部材17の押し出し長(回転軸35に固着された先端17aの外周変化長)は、少なくとも上腕部と肘あたりの太さの外周差よりも大きくなるように、設定されている。
【0073】
ここでも、第1の実施例と同様、内径(直径)の差D1−D2に関しては、略(15/π)mm(πは円周率)であり、4〜6mm程度(略5mm程度)以上となっている。
【0074】
従って、初回の血圧測定後、図8に示す第1の実施例のように、グリップ部8cを立てて、ハンドル8を握ったまま、この血圧計用カフ1を巻き外すことなく筒状のままで、内径をD1に拡大して、上腕部(測定部位)から、容易に、抜き取ることができる。
【0075】
測定者が同一で次回以降の血圧測定に際しては、グリップ部8cを立てたままで(すなわち、位置P1に設定したままで)、抜き取った筒状のカフの内径は抜き差し可能な内径D1になっていることから、図8に示す第1の実施例のように、初回の血圧測定後に抜き取った筒状のカフ1について、ハンドル8を一方の手H1で握って、他方の手H2の腕に通すだけで、容易に、カフ1を手H2の上腕(測定部位)の位置まで持っていくことができる。
【0076】
そして、その状態で、ハンドル8のグリップ部8cを位置P3にロックするように倒すと、外布締め付け部材17は引っ張られてカフ1の内径は変化して小さくなるが、これは最初の血圧測定で適切な内径D2になるように面ファスナー16を閉じていることから、血圧測定に適切なカフの内径D2になっている。
【0077】
すなわち、ハンドル8を倒すだけで、カフを巻き付けることなく、容易に、適切にカフを測定部位(上腕部)に装着できる。
【0078】
尚、本実施例では、第1の実施例と異なり、ラチェット機構によるロックとロック解除ボタンを備えておらず、血圧測定時の阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえは、ロック穴39に嵌合するボール41への押圧ばね42の充分な強さで対応している。しかしながら、第1の実施例と同じく、ラチェット機構によるロック(完全なロック)とロック解除ボタンのような構造を備えることで、更に、阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえを確実にすることができる。
【0079】
以上、本発明の3つの実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0080】
例えば、前述した本発明の実施例では、圧力検出用空気袋5によって圧力信号を検出して、検出される圧力脈波に基づいて血圧を測定するオシロメトリック方式での血圧測定用カフを示したが、本発明は、オシロメトリック方式での血圧測定用のカフに限定されるものではなく、圧力検出用空気袋5の位置に、空気袋の代わりにマイクロフォンを設置することで、血流音に基づいて血圧を測定するコロトコフ方式での血圧測定用のカフについても用いることができる。また、圧力検出用空気袋5を用いないで、阻血用空気袋4から圧力信号を検出して、検出される圧力脈波に基づいて血圧を測定するオシロメトリック方式での血圧測定用カフにも適用することができるものである。
【0081】
更に、ハンドル8に電源スイッチ等を設けて、連続動作で測定することができるように構成することも可能である。
【0082】
なお、実施例では、測定部位は上腕であったが、測定部位は限定されるものではなく、例えば手首であってもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明の血圧計用カフは、次のような効果を奏することができる。
【0084】
本発明の血圧計用カフは、空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定する巻き付け固定手段(ファスナー)とカフを把持するための把持手段(ハンドル)を備え、前記把持手段が前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)を有するように構成したので、同一測定者では、一旦上腕等の測定部位に適切に巻き付けて筒状にしたカフは、次回以降は、カフの巻き付け巻き外しの必要はなく、締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)を操作するだけで、容易に安定して、測定部位に着脱できる。また、同一の測定者に対しては、常に、カフの同じ巻き付け状態で血圧測定を行うことができることから、巻き付け状態(特に、巻き付けの強弱)による測定のばらつきをなくすることができ、一定期間にわたる血圧の変動傾向をみる血圧管理を適切に行うことができる。更に、筒状にされたカフについては、測定部位への抜き差し操作と測定部位での適切な着脱操作を連続動作で行うことができる。従って、本発明の血圧計用カフは、カフの測定部位への着脱の操作性が著しく向上する。
【0085】
また、締め付け調整スイッチがカフの可動端の引っ張りとその引っ張りの解除によって、筒状のカフを測定部位に対して締め付け及び締め付け解除を行うように構成されているので、測定部位に対するカフの締め付け及び締め付け解除を簡単な構成で、容易に行える。
【0086】
また、空気袋の外側に弾性を有する湾曲板を備えたので、カフを測定部位に筒状に巻き付けて固定する操作を片手操作で簡単に行え、測定部位に対する筒状のカフの着脱(抜き差し)も楽に行える。
【0087】
また、空気袋の内側の内布の少なくとも測定部位と接触する部分を伸縮性及び低摩擦性を有するように構成したので、筒状のカフを測定部位に対して着脱(抜き差し)する際に、その内布がすべり易く、その筒状のカフの着脱をより一層容易に行える。
【0088】
更に、空気袋に接続されたチューブをハンドルを通して外部へ導出させたので、筒状のカフを測定部位に対して抜き差しする際に、そのチューブがカフの内側へ巻き込まれたり、折り曲ったりすることがなく、測定部位に対する筒状のカフの抜き差しを安全、かつ、スムーズに行える上に、血圧測定時の給排気や圧力測定を安定良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血圧計用カフの第1の実施例を説明する斜視図である。
【図2】図1の血圧計用カフの断面図である。
【図3】図2の血圧計用カフの収納時の形態を示した断面図である。
【図4】図2のA−A矢視での拡大断面図である。
【図5】図2の血圧計用カフの平面図である。
【図6】図2の血圧計用カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示した断面図である。
【図7】同上の血圧計用カフのスライド調整機構を説明する拡大断面図である。
【図8】同上の血圧計用カフを測定者の上腕部の測定部位に対して抜き差しする様子を説明する斜視図である。
【図9】本発明の血圧計用カフの第2の実施例を説明する断面図である。
【図10】図9の血圧計用カフの収納時の形態を示した断面図である。
【図11】図9の血圧計用カフの平面図である。
【図12】図9の血圧計用カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示した断面図である。
【図13】本発明の血圧計用カフの第3の実施例を説明する断面図である。
【図14】図13の血圧計用カフの収納時の形態を示した断面図である。
【図15】図13の血圧計用カフの平面図である。
【図16】図13の血圧計用カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示した断面図である。
【図17】図13の血圧計用カフの回転調整機構を拡大及び展開して示した断面図である。
【符号の説明】
1 血圧計用カフ
2 内布
3 外布
4 阻血用空気袋
5 圧力検出用空気袋
6 湾曲板
8 ハンドル
8a ハンドルの装着ベース部
8b ハンドルのアーム部
8c ハンドルのグリップ部(締め付け調整手段を兼用)
11 チューブ挿通穴
12 給排気用チューブ
13 圧力検出用チューブ
15 締め付け調整スイッチ
16 面ファスナー(ファスナーの一例)
17 外布締め付け部材
19 グリップ可動部(締め付け調整手段)
28 スライド調整機構
37 回転調整機構
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定者の上腕等の測定部位に装着して血圧を測定する血圧計用カフの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の血圧計に取り付けられるハンドル(把持グリップ)としては、計器本体とカフ(加減圧部材)の一体型の血圧計で、計器本体に、カフの筒状空間の上腕への挿入方向と平行に把持グリップを備えることで、上腕への装着操作が容易となるものがある。(例えば、特許文献1参照。)
また、従来の筒状に形成されたカフとしては、阻血袋(空気袋)を設けた内周側巻き付け帯とこの内周側巻き付け帯の外側に外周側巻き付け帯を備えるカフで、内周側巻き付け帯を伸縮自在の筒状に形成することにより、測定部位に密着して巻き付けることで、阻血圧力の低下を防ぎ、巻き付け力に再現性を持たせているものがある。(例えば、特許文献2参照。)
【特許文献1】実用新案登録第2560475号公報
【特許文献2】特開平10−33489号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の血圧計では、ハンドル(把持グリップ)を計器本体に設けることで、カフの上腕(測定部位)への抜き差しは容易となるが、カフの筒状の内径は抜き差しで上腕より太い肘のあたりを通過させる必要から大きいままで上腕にはゆるく装着される。このため、カフの装着を十分にする(センサーなどの安定した位置合わせを容易にする)ためには、装着の度に、カフを上腕に装着して後、カフの筒状の大きさをカフの係合部と計器本体の近くに設けられた解除レバーの係止片とで調整する必要があるが、この操作は煩雑である。
【0003】
また、特許文献2に記載の血圧計用カフでは、内周側巻き付け帯を伸縮自在の筒状に形成することにより、測定に際して、内周側巻き付け帯については巻き付けは不要にすることはできるが、依然として、外周側巻き付け帯については測定の度に、巻き付けが必要である。このため、血圧測定後に、外周側巻き付け帯を巻き付けたままで測定部位から抜き取ったり、測定に際して、外周側巻き付け帯を巻き付けたままで測定部位に装着することはできない。
【0004】
従って、特許文献1、2のいずれに記載の血圧計用カフも、カフの着脱の操作が煩雑である。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、同一の測定者であれば、最初の血圧測定時にカフを巻き付けるだけで、次回以降は、カフの巻き付けや巻き付け調整を必要とせずに、容易に安定して、上腕などの測定部位に装着できる血圧計用カフを提供することを目的としている。また、カフの巻き付け状態による測定のばらつきをなくし、血圧管理を適切に行うことができる血圧計用カフを提供することを目的とする。更に、筒状にされたカフについては、測定部位への抜き差し操作と測定部位での適切な着脱操作を連続動作で行うことができる操作性のよい血圧計用カフを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の血圧計用カフは、下記[1]〜[6]の通りである。
【0007】
[1] 空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定する巻き付け固定手段とカフを把持するための把持手段を備え、前記把持手段が前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段を行う締め付け調整手段を有することを特徴とする血圧計用カフ。
【0008】
[2] 前記締め付け調整手段は、前記カフの可動端の引っ張りとその引っ張りの解除を行うことを特徴とする上記[1]に記載の血圧計用カフ。
【0009】
[3] 前記空気袋の外側に弾性を有する湾曲板を備えたことを特徴とする上記[1]または上記[2]に記載の血圧計用カフ。
【0010】
[4] 前記空気袋の内側を覆う内布を有し、該内布の少なくとも測定部位と接触する部分が伸縮性及び低摩擦性を有することを特徴とする上記[1]ないし上記[3]のいずれかに記載の血圧計用カフ。
【0011】
[5] 前記空気袋に接続されたチューブが前記ハンドルの装着部を通して外部に導出されていることを特徴とする上記[1]ないし上記[4]に記載の血圧計用カフ。
【0012】
[6] 空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定するファスナーと前記筒状の長さ方向に伸びるカフを把持するためのハンドルを備え、前記ハンドルが前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整スイッチを有することを特徴とする血圧計用カフ。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を測定部位として上腕に適用した場合の血圧計用カフの実施例を図を参照して、以下の順序で説明する。
(1)・・・ 血圧計用カフの第1の実施例の説明(図1〜図8)
(2)・・・ 血圧計用カフの第2の実施例の説明(図9〜図12)
(3)・・・ 血圧計用カフの第3の実施例の説明(図13〜図17)
(1)・・・ 血圧計用カフの第1の実施例の説明
初めに、図1〜図8によって、血圧計用カフの第1の実施例について説明する。
【0014】
図1は、本実施例のカフの斜視図である。図2は、図1のカフのカフ長手方向の中央での断面をカフの後端側(圧力検出用空気袋5のある側)に向かってみた図である。図3は、図2の収納時の形態を示した図ある。図4は、図2のA−A矢視図の拡大断面図であり、A−A矢視ではみえない圧力検出用空気袋5とチューブ12、13のカフ筒状の長手方向での位置が1点鎖線で示されている。図5は、図1をチューブ挿通穴の方向(ハンドル8の真上方向)からみた平面図である。図6は、カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示す断面図である。図7(A)(B)は、カフのスライド調整機構を説明する図である。図8は、図1のカフを測定部位に脱着する様子を説明する図である。
【0015】
この血圧計用カフ1は、内布(内面布)2と外布(外面布)3との間に大型(長尺)の阻血用空気袋4が配置されていて、圧力検出部である小型の圧力検出用空気袋5が阻血用空気袋4の内側(カフ装着時に測定部位側)表面に配置されている。なお、圧力検出用空気袋5は阻血用空気袋4の長手方向のほぼ中央部内側に両面粘着剤または溶着等にて接合されている。この際、測定部位(上腕部)と接触する内布2はスパンデックス等の伸縮性を有し、かつ、低摩擦性を有する素材で構成されていて、外布3はツイル生地等の非伸縮性を有する素材で構成されている。
【0016】
そして、合成樹脂板等でほぼC型に湾曲されて、径方向(矢印x方向)に弾性変形可能な湾曲板(バッキング)6の内側に沿って内布2が袋状に固着されていて、この内布2内の阻血用空気袋4及び圧力検出用空気袋5が湾曲板6の内面に沿って円弧状に配置されている。なお、これら内布2、阻血用空気袋4及び湾曲板6の巻き付け角はほぼ270°に構成されている。
【0017】
そして、湾曲板6の外周部分の一部の外側に把持手段であるハンドル8が溶着や接着等にて装着されている。このハンドル8は合成樹脂等にて成形されていて、ハンドル装着部である円弧状の装着ベース部8aが湾曲板6の外側に円弧状の隙間9を隔てて配置されている。そして、この装着ベース部8aの両側に平行状に一体成形等された一対のアーム部8bの先端部間にグリップ部8cが一体成形されていて、このグリップ部8cは血圧計用カフ1の長手方向(円周方向)に対する直角方向(後述する血圧計用カフ1の測定部位に対する抜き差し方向)、すなわちカフの筒状の長手方向に設定されている。
【0018】
そして、ハンドル8の装着ベース部8aのほぼ中央部にて、この装着ベース部8a及び湾曲板6を内外に貫通するチューブ挿通穴11が形成されていて、阻血用空気袋4及び圧力検出用空気袋5にそれぞれ接続された給排気用チューブ12及び圧力検出用チューブ13がそのチューブ挿通穴11を通してハンドル8の一対のアーム部8b間から外部へ引き出されている。
【0019】
そして、ハンドル8にカフの測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段である締め付け調整スイッチ15が取り付けられている。
【0020】
この際、まず、外布3の脱着端3aの内周と、湾曲板6の外周で、ハンドル8から最も遠い位置の外周部分とに面ファスナーループ16aと面ファスナーフック16bとからなる面ファスナー(ファスナーの一例)16が縫合や接着等にて装着されていて、この外布3の脱着端3aは湾曲板6の外周で、円周方向の任意の位置に面ファスナー16によって脱着可能に構成されている。
【0021】
そして、外布3の脱着端3aとは反対側の端部である可動端3bに縫合や接着等にて結合された軟質合成樹脂等からなる外布締め付け部材17がハンドル8の装着ベース部8aと湾曲板6との間の隙間9内に円弧状に配置されている。
【0022】
そして、合成樹脂等にて成形されて、ハンドル8のグリップ部8c内に外布3の締め付けを調整するグリップ可動部19が矢印a、b方向にスライド自在に装着されて、これらグリップ部8cとグリップ可動部19が平行状に配置されている。そして、このグリップ可動部19の両端に外布締め付け部材17の先端(外布3側とは反対側の端部)17aの幅方向の両側が一対のワイヤー20等の連結部材を介して連結されている。
【0023】
即ち、ハンドル8のグリップ部8cの剪断面形状がほぼコ字状に形成されていて、そのグリップ部8cの中空部18内にグリップ可動部19がそのグリップ部8cの内側から矢印a、b方向に摺動自在に挿入されている。そして、外布締め付け部材17の先端に結合されている一対のワイヤー20等がハンドル8の一対のアーム部8b内の中空部21を通してグリップ可動部19の長さ方向の両端部19aに連結されている。この際、一対のワイヤー20等は一対のアーム部8b内に一体成形等された一対のガイドピン22部分でほぼへの字状にガイドされるように構成されている。
【0024】
そして、グリップ可動部19の剪断面形状がグリップ部8aと対称状のほぼコ字状に形成されていて、これらグリップ可動部19内の中空部23内とグリップ部8c内の中空部18内に跨がる状態に圧縮コイルばね等からなる戻しばね24が収容されている。つまり、この戻しばね24によってグリップ可動部19が外布3の締め付けを解除する方向である矢印a方向にスライド付勢されていて、グリップ部8c内に一体成形等されたストッパー部25にグリップ可動部19外に一体成形等されたストッパー部26が当接されることによって、このグリップ可動部19の矢印a方向への移動量が規制されるように構成されている。
【0025】
そして、グリップ部8c内には、グリップ可動部19による外布3の締め付け方向である矢印b方向のスライド位置を調整するスライド調整機構28が組み込まれている。
【0026】
このスライド調整機構28は、グリップ可動部19の内面に一体成形等された矢印a、b方向に伸びる直線状のラチェット爪部29と、グリップ部8c内に一体成形や溶着等にて形成された弾性を有するラチェットロックアーム30とによって構成されている。
【0027】
そして、ラチェット爪部29からラチェットロックアーム30の先端のロック爪30aを強制的に離脱するためのロック解除ボタン31がグリップ部8cの外側に突出された状態に取り付けられている。このロック解除ボタン31は、締め付け調整スイッチ15と共に締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)を構成している。
【0028】
この血圧計用カフ1は、以上のように構成されていて、次の要領で便利に使用することができる。
【0029】
まず、図3は、血圧計用カフ1の収納時を示したものであり、内布2、外布3や阻血用空気袋4等をほぼC型の湾曲板6内に折り込むようにして、小型に収納することができる。
【0030】
まず、最初の血圧測定に際しては、図2に示すように、グリップ可動部19がグリップ8cから最も突出した状態で、かつ、面ファスナー16部分を開いた状態、すなわち、面ファスナーループ16aを面ファスナーフック16bから完全に剥離させた状態で、一方の手H1でハンドル8のグリップ部8cを握り、他方の手H2の上腕部の測定部位Mの外側へこの血圧計用カフ1を緩やかに載せる。
【0031】
この後、締め付け調整スイッチ15を構成しているハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握って、グリップ可動部19をグリップ部8cの内側へ戻しばね24に抗して矢印b方向へ最大限押し込んで離す。
【0032】
グリップ可動部19がグリップ部8c内に矢印b方向に押し込まれる場合、スライド調整機構28のラチェット爪部29がラチェットロックアーム30を弾性に抗して矢印c、d方向に揺動させながら、ロック爪30aによって順次ロック・ロック解除がなされて行くため、着実な押し込みがなされる。(途中で、握りを解除しても戻しばね24によって押し込み状態がもとに戻されることはない。)こうして、グリップ可動部19がグリップ部8cの内側へ最大限押し込まれて離されると、最終的には、戻しばね24の矢印a方向への付勢により、グリップ可動部19がグリップ部8cに最も押し込められ固定された状態、すなわち、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部から離れたラチェット爪部29と係合する図7の(B)の状態で、安定して固定される。
【0033】
そして、このとき、グリップ可動部19によって一対のワイヤー20等を介して外布締め付け部材17が矢印b方向に引っ張られて、外布3の可動端3bが最大限引っ張られた状態で安定して固定されている。この状態では、カフの巻き付けの部分が最も短い状態となる。
【0034】
次に、ハンドル等の位置を目安に、血圧計用カフ1の圧力検出用空気袋5を上腕部の動脈に位置合わせした状態で、上腕部(測定部位)に沿ってカフを巻き、図6の実線で示すように、外布3の脱着端3aの面ファスナーループ16aを湾曲板6の面ファスナーフック16bに係合するようにして面ファスナー16を閉じて、カフを筒状にする。この操作によって、血圧計用カフ1は上腕部(測定部位)Mの太さである内径D2の筒状で、かつ、適度に締め付けられた状態で装着される。このとき、圧力検出用空気袋5は上腕部の動脈に適度な圧力で当て付けられている。
【0035】
本実施例では、以上のように血圧計用カフ1を上腕部に装着して後、血圧計本体からの自動ポンプ(図示せず)にて給排気用チューブ12を通して阻血用空気袋4内に圧縮空気を給気して上腕部を圧迫して阻血し、阻血用空気袋4内の圧縮空気を給排気用チューブ12を通して排気する過程で圧力検出用空気袋5によって動脈の圧力信号を正確に検出して、検出される圧力脈波に基づき血圧を測定する。すなわち、いわゆるオシロメトリック方式による血圧測定を行う。
【0036】
そして、この血圧測定後に、阻血用空気袋4内の空気を排気し、図7の(B)に1点鎖線で示すように、締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)であるロック解除ボタン31を矢印e方向に押して、そのロック解除ボタン31によって、ラチェットロックアーム30をラチェット爪部29から弾性に抗して矢印c方向にロック解除すると、グリップ可動部19が戻しばね24によってグリップ部8c内から矢印a方向に押し出され、グリップ可動部19のストッパー部26がグリップ部8c内のストッパー部に当接した状態で止まる。その後、ロック解除ボタン31を離すと、ボタンに内蔵されるばね(図示せず)によって、ロック解除ボタン31は矢印f方向に付勢されもとの状態に戻り、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部のラチェット爪部29と係合する図7の(A)の状態で、安定して固定される。このとき、グリップ可動部19がグリップ部8cより最も突出した状態で安定して固定されている。この状態では、カフの巻き付け部分が最も長い状態となる。このとき一対のワイヤー20及び外布締め付け部材17による外布3の可動端3bの矢印b方向の引っ張り力が解除されて、図6に示すように、この血圧計用カフ1全体の内径が湾曲板6の弾性復元力によって血圧測定可能な内径D2から内径D1へ自動的に拡大される。
【0037】
なお、内径D1は測定部位(上腕部)の末梢側の最大部位(肘のあたり)の太さを通過できる内径(抜き差し可能な径)になるように設定されている。すなわち、グリップ可動部19のグリップ部8cからの突出距離の変化長(ラチェット爪部29の長さ)は、少なくとも上腕部と肘のあたりの太さの外周差よりも大きくなるように、設定されている。
【0038】
尚、発明者は、多くの人について、上腕部(測定部位)の周囲長L2と上腕部の末梢側の最大部位(肘のあたり)の周囲長L1を測定して検討した。その結果、周囲長L2が周囲長L1よりも大きい人もいるが、特に、腕全体が比較的細い人については、末梢側の最大部位(肘のあたり)の周囲長L1が上腕部の周囲長L2より大きくなることを見出した。しかし、そのように、末梢側の最大部位の周囲長L1が上腕部(測定部位)の周囲長L2より大きい場合においても、通常、15mm以上になることは稀であることを見出した。
【0039】
このため、本実施例での、グリップ可動部19aのグリップ部8cからの突出長は、L1がL2より大きい場合におけるL1−L2の最大値以上、具体的には略15mm以上となっている。従って、内径(直径)の差D1−D2に関しては、略(15/π)mm(πは円周率)であり、4〜6mm程度(略5mm程度)以上となっている。
【0040】
従って、本実施例では、初回の血圧測定後、図8に示すように、一方の手H1でハンドル8のグリップ部8cを握って、この血圧計用カフ1を巻き付けを外すことなく筒状のままで内径をD1に拡大して、他方の手H2の上腕部(測定部位)Mから容易に抜き取ることができるものである。
【0041】
また、測定者が同一での次回以降の血圧測定に際しても、抜き取った筒状のカフの内径D1は、抜き差し可能な径であることから、図8に示すように、初回の血圧測定後に抜き取った筒状のカフ1について、ハンドル8を一方の手H1で握って、他方の手H2の腕に通すだけで、容易に、カフ1を手H2の上腕(測定部位)の位置まで持っていくことができる。
【0042】
そして、その状態で、締め付け調整スイッチ15を構成しているハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握って、グリップ可動部19をグリップ部8cの内側へ戻しばね24に抗して矢印b方向へ最大限押し込んで離すことで、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部から離れたラチェット爪部29と係合する図7の(B)の状態で、安定して固定される。このときのカフ1の内径は、最初の血圧測定で適切な内径D2になるように面ファスナー16を閉じていることから、血圧測定に適切なカフの内径になっている。
【0043】
即ち、ハンドル8をグリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握って離すだけで、カフを巻き付けることなく、容易に適切にカフを測定部位(上腕部)に装着できる。
【0044】
その際、特に、内布2がスパンデックス等の伸縮性を有し、かつ、低摩擦性を有する素材で構成されているので、この筒状の血圧計用カフ1を他方の手H2の上腕部(測定部位)Mに対してスムーズに抜き差しすることができる。
【0045】
また、前述したように、給排気用チューブ12及び圧力検出用チューブ13をハンドル8の装着部である装着ベース部8aのほぼ中央部に形成したチューブ挿入穴11から外部へ導出させているので、この血圧計用カフ1を筒状のまま他方の手H2の上腕部(測定部位)Mに対して抜き差しする際に、これら給排気用チューブ12及び圧力検出用チューブ13が内布2の内側に巻き込まれたり、折れ曲ったりするようなことがなく、この血圧計用カフ1を他方の手H2の上腕部(測定部位)Mに対してスムーズに抜き差しすることができる。
【0046】
以上説明したように、この血圧計用カフ1によれば、この血圧計用カフ1を上腕部(測定部位)Mに筒状に装着した状態で、この血圧計用カフ1を締め付け調整スイッチ15とロック解除ボタン31によって測定部位Mに対して締め付けたり、緩めたりすることができる。すなわち、カフ装着時には、筒状のままこの血圧計用カフ1を測定部位Mに挿入して、締め付け調整スイッチ15によって締め付けて血圧測定を行うことができ、血圧測定後のカフ取り外し時には、ロック解除ボタン31によって血圧計用カフ1の締め付けを解除(緩めること)して、血圧計用カフ1を筒状のまま測定部位Mから容易に抜き取ることができる。
【0047】
従って、同一の測定者が繰り返し血圧測定を行う場合には、図6に実線で示したように、最初の血圧測定時に、筒状の血圧計用カフ1の内径D2を設定しておくだけで、次回以降の血圧測定時には、血圧計用カフ1の内径D2の調整を一切行わなくても、測定部位Mに対する血圧計用カフ1の抜き差し及び血圧測定を容易に行うことができる。
【0048】
以上述べてきた第1の実施例の血圧計用カフの使用方法は、最初の血圧測定時に測定部位にてカフの面ファスナー16を閉じてカフを筒状にし、次回以降に、カフを筒状のままで装着する方法だが、最初の血圧測定時より、予め、カフを筒状にして測定部位に装着する使用方法も可能である。
【0049】
この場合は、まず、スライド調整機構のラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部のラチェット爪部29と係合する図7の(A)の状態で、測定部位(上腕)の末梢の最大部位(肘のあたり)が通る大きさの筒状のカフをファスナー16を閉じてつくる。そして、ハンドル8を持って、この筒状のカフを測定部位(上腕)の位置まで通して後、ハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19を手指で挟み付けるように握って、筒状の径が、ほぼ装着部位の径D2となったときに、グリップ部8cとグリップ可動部19を挟み付ける握りを開放(解除)する。これにより、ラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も適切な位置のラチェット爪部(通常、図7の(A)と(B)の中間位置の爪部)と係合してロックされ、装着部位の径が固定され、適切なカフ装着ができる。カフを測定部位から外すときは、ロック解除ボタン31を押すことで、スライド調整機構のラチェットロックアーム30のロック爪30aがグリップ可動部19の最も端部のラチェット爪部29と係合する図7の(A)の状態、すなわち、測定部位(上腕)の末梢の最大部位(肘のあたり)が通る大きさの筒状のカフをつくることができ、ハンドル8を持って、容易にカフを測定部位から抜き取ることができる。
【0050】
このような使用方法においても、最初の血圧測定時にカフを筒状にするだけで、次回の測定以降は、カフの巻き付けや巻き外し(巻き付けを外す)をすることなく、筒状のままで、容易に、適切にカフを測定部位(上腕部)に着脱できる。
【0051】
次に、図9〜図12によって、血圧計用カフ1の第2の実施例について説明する。図9、10、11、12は、それぞれ第1の実施例の図2、3、5、6に対応する図である。
【0052】
この血圧計用カフ1は、図1〜図7で説明したハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを矢印a、b方向において逆配置に構成して、これらグリップ部8cとグリップ可動部19とをやはり平行状に配置することで、カフの測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ15)を構成している。そして、グリップ可動部19をハンドル8のグリップ部8cに対して戻しばね24によって矢印b方向へスライド付勢させて、このグリップ可動部19の両端部19aで一対のワイヤー20等や外布締め付け部材17を介して外布3を矢印b方向へ引っ張るように構成したものである。第2の実施例では、グリップ可動部19のスライド位置を調整するスライド調整機構およびスライド調整機構のロック解除ボタンは備えていないが、他の構成は基本的に前述した第1の実施例と同様となっている。
【0053】
この血圧計用カフ1は以上のように構成されていて、最初の血圧測定に際しては、図9で示されるように、グリップ可動部19がグリップ部8cから最も突出した状態、すなわち、カフの巻き付けの部分が最も短い状態で、かつ、面ファスナー部分を開いた状態で、上腕部(測定部位)に緩やかに載せる。
【0054】
次に、ハンドル等の位置を目安に、血圧計用カフ1の圧力検出用空気袋5を上腕部の動脈に位置合わせした状態で、上腕部(測定部位)に沿ってカフを巻き、図12の実線で示すように、外布3の脱着端3aの面ファスナーループ16aを湾曲板6の面ファスナーフック16bに係合するようにして面ファスナー16を閉じて、カフを筒状にする。この操作によって、血圧計用カフ1は上腕部(測定部位)Mの太さである内径D2の筒状で、かつ、適度に締め付けられた状態で装着される。このとき、圧力検出用空気袋5は上腕部の動脈に適度な圧力で当て付けられている。
【0055】
この後に、前述したような血圧測定を行うことになる。
【0056】
そして、この血圧測定後に、グリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるように握る。すると、グリップ可動部19が戻しばね24に抗してグリップ部8cの内側へ矢印a方向に押し込められ、一対のワイヤー20及び外布締め付け部材17を介して外布3が矢印a方向に緩められて、締め付け調整スイッチ15が締め付け解除状態となり、この筒状の血圧計用カフ1の内径が湾曲板6によって内径D1に拡大される。ここで、内径D1は、測定部位(上腕部)の末梢側の最大部位(肘のあたり)の太さを通過できる内径(抜き差し可能な径)になるように設定されている。すなわち、グリップ可動部19のグリップ部8cからの突出距離の変化長は、少なくとも上腕部と肘のあたりの太さの外周差よりも大きくなるように、設定されている。
【0057】
ここでも、第1の実施例と同様、内径(直径)の差D1−D2に関しては、略(15/π)mm(πは円周率)であり、4〜6mm程度(略5mm程度)以上となっている。
【0058】
従って、初回の血圧測定後、図8に示すように、グリップ部8cとグリップ可動部19とを手指で挟み付けるようにハンドル8を握ったまま、この血圧計用カフ1の巻き付けを外すことなく筒状のままで内径をD1に拡大して、上腕部(測定部位)から、容易に、抜き取ることができる。なお、抜き取った筒状のカフの内径は、抜き取った後、グリップ部8cとグリップ可動部19との挟み付ける握りを解除すると、戻りばね24によって、内径D2となる。
【0059】
測定者が同一での次回以降の血圧測定に際しては、グリップ部8cとグリップ可動部19を挟み付けて握ることで、抜き取った筒状のカフの内径を抜き差し可能な内径D1にすることができることから、図8に示すように、初回の血圧測定後に抜き取った筒状のカフ1について、ハンドル8を一方の手H1で握って、他方の手H2の腕に通すだけで、容易に、カフ1を手H2の上腕(測定部位)の位置まで持っていくことがてきる。
【0060】
そして、その状態で、ハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19を挟み付ける握りを開放(解除)すると、グリップ可動部19がグリップ部8c内の戻しばね24の付勢によって矢印b方向へ突出する。このとき、グリップ可動部19の突出によってカフ1の内径は変化して小さくなるが、これは最初の血圧測定で適切な内径D2になるように面ファスナー16を閉じていることから、血圧測定に適切なカフの内径D2になっている。
【0061】
即ち、ハンドル8のグリップ部8cとグリップ可動部19とを挟み付ける握りを開放(解除)するだけで、カフを巻き付けることなく、容易に、適切にカフを測定部位(上腕部)に装着できる。
【0062】
尚、本実施例では、第1の実施例と異なり、ラチェット機構のロックとロック解除ボタンを備えておらず、血圧測定時の阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえは、戻りばね24の充分な強さで対応している。しかしながら、第1の実施例と同じく、ラチェット機構によるロック(完全なロック)とロック解除ボタンのような構造を備えることで、更に、阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえを確実にすることができる。
【0063】
次に、図13〜図17によって、血圧計用カフ1の第3の実施例について説明する。図13、14、15、16は、それぞれ第1の実施例の図2、3、5、6に対応する図である。また、図17は、カフの内径を調整するための回転調整機構の断面図である。
【0064】
この血圧計用カフ1は、ハンドル8におけるほぼコ字状に形成されている一対のアーム部8bとグリップ部8cを装着ベース部8aから切り離している。つまり、一対のアーム部8bとグリップ部8cが合成樹脂等にて一体成形されていて、以下の説明から明らかなように、カフの測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ15)を構成している。そして、一対のアーム部8bの先端部間に回転軸35をグリップ部8cと平行状に架設して固着するか、又は一体成形する。そして、この回転軸35の両端部35aによって一対のアーム部8bとグリップ部8cを装着ベース部8aの幅方向の両側に一体成形等された一対の支持部36の内側に矢印g、h方向に回転自在に支持させている。この際、少なくとも一方の支持部36の内側に一体成形された一対のストッパー部43、44間で、一対のアーム部8bとグリップ部8cが矢印g、h方向に回転されるように構成されている。そして、前述した一対のワイヤー20を除去して、外布3の可動端3bに固着されている軟質合成樹脂等からなる外布締め付け部材17の先端17aを回転軸35の外周まで延長させて、その先端17aを回転軸35の外周にほぼ1/3ほど巻き付けて接着やピン止め等にて固着している。なお、外布締め付け部材17のほぼ中央部には給排気用チューブ12及び圧力測定用チューブ13に対する逃げ用の長穴17bが形成されている。
【0065】
そして、一方のアーム部8bと一方の支持部36との間に回転調整機構37が組み込まれている。
【0066】
この回転調整機構37はハンドル8のグリップ部8cを回転軸35と一体に、かつ、その回転軸35を中心に一対の支持部36の内側で矢印g、h方向に一定ピッチで回転調整するための機構である。
【0067】
そこで、例えば、一方の支持部36に回転軸35を中心とした円弧状板部38を一体成形等し、この円弧状板部38に回転軸35を中心とした同一中心円に沿って複数のロック穴39を一定ピッチで形成している。そして、一方のアーム部8b内に一体成形等したボール保持部40内に1個のボール41を保持させ、このボール41を圧縮コイルばね等の押圧ばね42によって複数のロック穴39に選択的に嵌合させるように構成したものである。なお、一対のストッパー部43、44は円弧状板部38の内側に一体成形等されている。
【0068】
この血圧計用カフ1は以上のように構成されていて、最初の血圧測定に際しては、図13で示されるように、アーム部8bがストッパー部43に接している状態、かつ、面ファスナー部分を開いた状態で、上腕部(測定部位)にゆるやかに載せる。このとき、回転調整機構37のボール41が位置P1のロック穴39内に押圧ばね42によって嵌合されており、グリップ部8cと一対のアーム部8bで構成されるハンドル8が位置P1でロックされている。
【0069】
次に、ハンドル等の位置を目安に、血圧計用カフ1の圧力検出用空気袋5を上腕部の動脈に位置合わせした状態で、図16の実線で示すように、ハンドル8(アーム部8b)がストッパー部43に接する状態まで矢印h方向に回転して倒す。このとき、回転調整機構37のボール41が位置P3のロック穴39内に押圧ばね42によって嵌合され、グリップ部8cと一対のアーム部8bで構成されるハンドル8は位置P3でロックされている状態になる。なお、ハンドル8を回転して倒す場合、位置P1と位置P3の間(位置P2)で円弧状板部38にロック穴39が設けられ、回転調整機構37のボール41がこのロック穴39と嵌合・嵌合解除がなされるため、ハンドル8の位置P3までの着実な回転がなされる。(途中、位置P1に戻されることがない。)ハンドル8が位置P3でロックされる状態は、回転軸35が矢印h方向に最大角度回転された状態となっているため、回転軸35の外周に固着された先端17aの回転を介して外布締め付け部材17が、矢印b方向に最大限引っ張られ、外布3の可動端3bが最大限引っ張られた状態で安定して固定されている。すなわち、このとき、カフの巻き付けの部分が最も短い状態となる。この状態で、上腕部(測定部位)に沿ってカフを巻き、外布3の脱着端3aの面ファスナーループ16aを湾曲板6の面ファスナーフック16bに係合するようにして面ファスナー16を閉じてカフを筒状にする。この操作によって、血圧計用カフ1は上腕部(測定部位)Mの太さである内径D2の筒状で、かつ、適度に締め付けられた状態で装着される。このとき、圧力検出用空気袋5は上腕部の動脈に適度な圧力で当て付けられている。
【0070】
この後に、前述したような血圧測定を行うことになる。
【0071】
そして、この血圧測定後に、図16に破線で示すように、ハンドル8のグリップ部8cと一対のアーム部8bを回転軸35と一体に、その回転軸35を中心にストッパー部43でアーム部8bが停止するまで、矢印g方向に回転させ、回転調整機構37のボール41が位置P1のロック穴39内に押圧ばね42によって嵌合されてロックさせる。すなわち、ハンドル8を位置P1まで回転させ固定させる。この場合も、位置P2で円弧状板部38にロック穴39が設けられているため、ハンドル8の位置P1まで着実な回転がなされる。
【0072】
このとき、回転軸35が矢印g方向に回転されたことによって、回転軸35の外周に固着された先端17aの回転を介して、外布締め付け部材17が矢印a方向に押し出されて、外布3が矢印a方向に緩められ、この筒状の血圧測定用カフ1の内径はD2より大きいD1となる。ここで、内径D1は、測定部位(上腕部)の末梢側の最大部位(肘あたり)の太さを通過できる内径(抜き差し可能な径)になるように設定されている。すなわち、グリップ部8cが位置P1から位置P3に移動することによる外布締め付け部材17の押し出し長(回転軸35に固着された先端17aの外周変化長)は、少なくとも上腕部と肘あたりの太さの外周差よりも大きくなるように、設定されている。
【0073】
ここでも、第1の実施例と同様、内径(直径)の差D1−D2に関しては、略(15/π)mm(πは円周率)であり、4〜6mm程度(略5mm程度)以上となっている。
【0074】
従って、初回の血圧測定後、図8に示す第1の実施例のように、グリップ部8cを立てて、ハンドル8を握ったまま、この血圧計用カフ1を巻き外すことなく筒状のままで、内径をD1に拡大して、上腕部(測定部位)から、容易に、抜き取ることができる。
【0075】
測定者が同一で次回以降の血圧測定に際しては、グリップ部8cを立てたままで(すなわち、位置P1に設定したままで)、抜き取った筒状のカフの内径は抜き差し可能な内径D1になっていることから、図8に示す第1の実施例のように、初回の血圧測定後に抜き取った筒状のカフ1について、ハンドル8を一方の手H1で握って、他方の手H2の腕に通すだけで、容易に、カフ1を手H2の上腕(測定部位)の位置まで持っていくことができる。
【0076】
そして、その状態で、ハンドル8のグリップ部8cを位置P3にロックするように倒すと、外布締め付け部材17は引っ張られてカフ1の内径は変化して小さくなるが、これは最初の血圧測定で適切な内径D2になるように面ファスナー16を閉じていることから、血圧測定に適切なカフの内径D2になっている。
【0077】
すなわち、ハンドル8を倒すだけで、カフを巻き付けることなく、容易に、適切にカフを測定部位(上腕部)に装着できる。
【0078】
尚、本実施例では、第1の実施例と異なり、ラチェット機構によるロックとロック解除ボタンを備えておらず、血圧測定時の阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえは、ロック穴39に嵌合するボール41への押圧ばね42の充分な強さで対応している。しかしながら、第1の実施例と同じく、ラチェット機構によるロック(完全なロック)とロック解除ボタンのような構造を備えることで、更に、阻血用空気袋4の外方向への膨張の押さえを確実にすることができる。
【0079】
以上、本発明の3つの実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0080】
例えば、前述した本発明の実施例では、圧力検出用空気袋5によって圧力信号を検出して、検出される圧力脈波に基づいて血圧を測定するオシロメトリック方式での血圧測定用カフを示したが、本発明は、オシロメトリック方式での血圧測定用のカフに限定されるものではなく、圧力検出用空気袋5の位置に、空気袋の代わりにマイクロフォンを設置することで、血流音に基づいて血圧を測定するコロトコフ方式での血圧測定用のカフについても用いることができる。また、圧力検出用空気袋5を用いないで、阻血用空気袋4から圧力信号を検出して、検出される圧力脈波に基づいて血圧を測定するオシロメトリック方式での血圧測定用カフにも適用することができるものである。
【0081】
更に、ハンドル8に電源スイッチ等を設けて、連続動作で測定することができるように構成することも可能である。
【0082】
なお、実施例では、測定部位は上腕であったが、測定部位は限定されるものではなく、例えば手首であってもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明の血圧計用カフは、次のような効果を奏することができる。
【0084】
本発明の血圧計用カフは、空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定する巻き付け固定手段(ファスナー)とカフを把持するための把持手段(ハンドル)を備え、前記把持手段が前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)を有するように構成したので、同一測定者では、一旦上腕等の測定部位に適切に巻き付けて筒状にしたカフは、次回以降は、カフの巻き付け巻き外しの必要はなく、締め付け調整手段(締め付け調整スイッチ)を操作するだけで、容易に安定して、測定部位に着脱できる。また、同一の測定者に対しては、常に、カフの同じ巻き付け状態で血圧測定を行うことができることから、巻き付け状態(特に、巻き付けの強弱)による測定のばらつきをなくすることができ、一定期間にわたる血圧の変動傾向をみる血圧管理を適切に行うことができる。更に、筒状にされたカフについては、測定部位への抜き差し操作と測定部位での適切な着脱操作を連続動作で行うことができる。従って、本発明の血圧計用カフは、カフの測定部位への着脱の操作性が著しく向上する。
【0085】
また、締め付け調整スイッチがカフの可動端の引っ張りとその引っ張りの解除によって、筒状のカフを測定部位に対して締め付け及び締め付け解除を行うように構成されているので、測定部位に対するカフの締め付け及び締め付け解除を簡単な構成で、容易に行える。
【0086】
また、空気袋の外側に弾性を有する湾曲板を備えたので、カフを測定部位に筒状に巻き付けて固定する操作を片手操作で簡単に行え、測定部位に対する筒状のカフの着脱(抜き差し)も楽に行える。
【0087】
また、空気袋の内側の内布の少なくとも測定部位と接触する部分を伸縮性及び低摩擦性を有するように構成したので、筒状のカフを測定部位に対して着脱(抜き差し)する際に、その内布がすべり易く、その筒状のカフの着脱をより一層容易に行える。
【0088】
更に、空気袋に接続されたチューブをハンドルを通して外部へ導出させたので、筒状のカフを測定部位に対して抜き差しする際に、そのチューブがカフの内側へ巻き込まれたり、折り曲ったりすることがなく、測定部位に対する筒状のカフの抜き差しを安全、かつ、スムーズに行える上に、血圧測定時の給排気や圧力測定を安定良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血圧計用カフの第1の実施例を説明する斜視図である。
【図2】図1の血圧計用カフの断面図である。
【図3】図2の血圧計用カフの収納時の形態を示した断面図である。
【図4】図2のA−A矢視での拡大断面図である。
【図5】図2の血圧計用カフの平面図である。
【図6】図2の血圧計用カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示した断面図である。
【図7】同上の血圧計用カフのスライド調整機構を説明する拡大断面図である。
【図8】同上の血圧計用カフを測定者の上腕部の測定部位に対して抜き差しする様子を説明する斜視図である。
【図9】本発明の血圧計用カフの第2の実施例を説明する断面図である。
【図10】図9の血圧計用カフの収納時の形態を示した断面図である。
【図11】図9の血圧計用カフの平面図である。
【図12】図9の血圧計用カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示した断面図である。
【図13】本発明の血圧計用カフの第3の実施例を説明する断面図である。
【図14】図13の血圧計用カフの収納時の形態を示した断面図である。
【図15】図13の血圧計用カフの平面図である。
【図16】図13の血圧計用カフの内径を締め付け調整スイッチによって調整する様子を示した断面図である。
【図17】図13の血圧計用カフの回転調整機構を拡大及び展開して示した断面図である。
【符号の説明】
1 血圧計用カフ
2 内布
3 外布
4 阻血用空気袋
5 圧力検出用空気袋
6 湾曲板
8 ハンドル
8a ハンドルの装着ベース部
8b ハンドルのアーム部
8c ハンドルのグリップ部(締め付け調整手段を兼用)
11 チューブ挿通穴
12 給排気用チューブ
13 圧力検出用チューブ
15 締め付け調整スイッチ
16 面ファスナー(ファスナーの一例)
17 外布締め付け部材
19 グリップ可動部(締め付け調整手段)
28 スライド調整機構
37 回転調整機構
Claims (6)
- 空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定する巻き付け固定手段とカフを把持するための把持手段を備え、前記把持手段が前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整手段を有することを特徴とする血圧計用カフ。
- 前記締め付け調整手段は、前記カフの可動端の引っ張りとその引っ張りの解除を行うことを特徴とする請求項1に記載の血圧計用カフ。
- 前記空気袋の外側に弾性を有する湾曲板を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の血圧計用カフ。
- 前記空気袋の内側を覆う内布を有し、該内布の少なくとも測定部位と接触する部分が伸縮性及び低摩擦性を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の血圧計用カフ。
- 前記空気袋に接続されたチューブが前記ハンドルの装着部を通して外部に導出されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の血圧計用カフ。
- 空気袋が内蔵され、測定部位に筒状に装着される血圧計用カフにおいて、カフを筒状に巻き付けて固定するファスナーと前記筒状の長さ方向に伸びるカフを把持するためのハンドルを備え、前記ハンドルが前記カフの前記測定部位に対する締め付け調整を行う締め付け調整スイッチを有することを特徴とする血圧計用カフ。
Priority Applications (1)
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-
2002
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