JP2004201896A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプユニットを用いて遊技者に適切な情報を提供する。
【解決手段】遊技機1の前面に表示窓16が形成されており、この表示窓16内で図柄表示の変動と停止とを行うことによりスロットマシン遊技を実施することができる。表示窓16の両脇には、それぞれ表示領域20,21が設けられており、これら表示領域20,21には各種の情報IB,IF,IA,IPが縦に配列して付されている。ガラス枠4の内側にはランプユニットが配置されているので、このランプユニットの照明によって特定の情報IB,IF,IA,IPを前面に照らしだすことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の情報が付された表示板の背後からランプの光を当てることにより、特定の情報を照らし出して表示する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機に関する従来の技術として、公知文献に記載された図柄組み合わせ遊技機の図柄可変表示装置が挙げられる(例えば、特許文献1参照。)。この公知の図柄可変表示装置は、表面に複数の図柄が付された無端状の図柄ベルトを備えており、この図柄ベルトの背後から光を当てて特定の図柄を照らし出すことができる。
【0003】
その具体的な照明手段として、例えば上下方向に並ぶ3つのランプが基板に配列されており、この基板をカバー部材に組み付けることで照明手段がユニット化されている。基板に配列された3つのランプは、カバー部材内で仕切壁を介して相互に区画されており、これにより無端ベルトの前側で上、中、下に位置する図柄をそれぞれ別々に照らし出すことができる。さらにカバー部材は、その前端縁部が図柄ベルトの前側帯部分に沿う疑似円弧状に形成されているので、前側帯部分に到来した図柄を適切に照らし出すことができると考えられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−78879号公報(第6頁、図2、図4、図9)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した公知の図柄可変表示装置は、カバー部材内でランプを区画したり、その前端縁部の形状を工夫したりすることで、無端ベルトに付された図柄の照明を適切に行おうとするものと認められる。しかしながら公知の図柄可変表示装置は、その完成状態での照明効果を高めることに拘泥するあまり、カバー部材の構造をかえって複雑化し、その取り付け作業を困難なものとしている。
【0006】
すなわちカバー部材は、無端ベルトの側方に配置されたセット板に取り付けられており、このときカバー部材は上下一対のブラケットを介してセット板に固定される。これらブラケットは、アイドルプーリの一方のリム部を跨ぐようにして側方に突出して形成されているため、カバー部材の取り付けの際は、先ず上下のブラケットをセット板の所定位置に正しく当てつけ、そして、この状態を保ったままでねじ等の締め付けを行う必要がある(例えば、特許文献1の図2、図5を参照。)。このためカバー部材の取り付け作業はきわめて複雑なものとなるし、またブラケットの当てつけ位置を間違えると、ねじ止め作業そのものができなくなるため、作業者に高度な負担が強いられる。
【0007】
あるいは、カバー部材の背面部分を他の軸部材(アイドルプーリの回転支軸)に掛止させて固定することも可能となっているが、この場合は軸部材に対してカバー部材が回転変位しないように別途何らかの固定手段を設けなければならない。
【0008】
そこで本発明は、ランプの使用時において適切な情報を照らし出すことはもとより、その取り付け作業をも容易化しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、ランプユニットを遊技機本体に係止する係止手段を採用することで上記の課題を解決している(解決手段1)。遊技機本体の前面には、遊技者に提供するべき情報が所定の配列で付された光透過性の表示板が設けられており、ランプユニットは遊技機本体内部に設けられて表示板の背後からその前面に向けて照明を発することができる。そして係止手段は、ランプユニットを遊技機本体の取付位置に係止することができるので、特別な位置合わせ作業や締付作業等を要することなく、容易にその取り付けを行うことができる。
【0010】
より具体的な遊技機の構成は、遊技者に相対する遊技機本体の前面に設けられ、遊技者に提供するべき情報が所定の配列で付された光透過性の表示板と、遊技機本体の内部に設けられ、表示板の背後から光をあてて特定の情報を照らし出すランプと、表示板に付された情報の配列に合わせてランプを配列させ、この初期配列の状態でランプを収容可能なランプハウスと、このランプハウスを遊技機本体に係止し、この係止状態でランプの初期配列が保持される保持姿勢とランプの初期配列が反転された状態となる反転姿勢との一方に、ランプハウスの姿勢を選択的に入れ替え可能な係止手段とを備えたものとなる(解決手段2)。
【0011】
例えば、表示板に付された情報の配列に合わせてランプが上下方向に配列されている場合、その配列のままでランプハウスを遊技機本体に係止することもできるし、ランプの配列を逆さにした状態、つまり、その上下を反転させた状態でもランプハウスを遊技機本体に係止することができる。このため、特にランプの配列に方向の決まりがなく(例えば、上下の別がなく)、ランプハウスに配列方向で意匠等の差がない場合には、その取り付けの際に方向(例えば上下)を区別する必要がないので、ランプハウスの取り付けが極めて容易となる。
【0012】
これに対し、ランプの配列に方向の決まりがあって、ランプハウスに配列方向で意匠等の差が設けられている場合には、その向きを逆にして取り付けることにより、当初とは異なる意匠のランプハウスとして使用することができる。この場合、表示板における情報の配列態様が異なる場合にも同一のランプハウスを兼用することができるので、ランプハウスの有用性が大きく向上する。
【0013】
上述のランプハウスは、ランプを個々に区画して収容する複数のランプ収容部を含み、これら複数のランプ収容部が互いに異なる形態を有している(解決手段3)。この場合は特に、上述したようにランプの配列に方向の決まりがある態様に好適である。
【0014】
また係止手段は、遊技機本体の複数の係止位置にランプハウスを係止し、かつ、異なる係止位置で共通のランプハウスを係止可能である(解決手段4)。これにより、複数のランプハウスが必要となる場合であっても、1種類の形状のランプハウスで全てをまかなうことができる。このため、ランプハウスの取り付けが容易となるだけでなく、遊技機そのものの生産性をも向上することができる。
【0015】
より具体的な構成として、係止手段は遊技機本体およびランプハウスの一方から突出する係止爪と、その他方に形成されて係止爪を受け入れ可能な係止孔とを含んでおり、ランプハウスが保持姿勢および反転姿勢のいずれにあっても、係止爪と係止孔との相対的な位置関係が不変である(解決手段5)。
【0016】
このような構成により、例えば係止孔に係止爪を差し込むだけの簡単な作業でランプハウスの取り付けを行うことが可能となる。また、ランプハウスを取り付けた後でも、係止爪を係止孔から抜き出すだけの簡単な作業でランプハウスを取り外すことができるし、ランプハウスの姿勢を逆にしてもまた同じ方法で係止することができるので、その付け替え作業もまた容易となる。
【0017】
より実用的な構成として、遊技機本体は遊技を実施するための遊技盤ユニットと、この遊技盤ユニットを脱着可能に支持する基枠とを含んでおり、上述の係止手段は遊技盤ユニットに対してランプハウスを係止可能である態様が好ましい(解決手段6)。
【0018】
例えば、遊技盤ユニットが図柄表示装置を有する場合、この図柄表示装置により図柄の表示態様を変動および停止させることでスロットマシン遊技が実施される。あるいは、遊技盤ユニットが遊技盤面から構成される場合、この遊技盤面にて遊技球によるパチンコ遊技やアレンジボール遊技が実施される。いずれの場合にあっても、遊技盤ユニットに合わせて表示板に情報が配列されるので、遊技盤ユニットにランプハウスを係止する構成が最も実用性の高い態様となる。
【0019】
また、本発明の遊技機は上述の内容とは別に独立の態様として、遊技機本体に脱着可能に設けられ、所定の遊技内容を実施するための遊技盤ユニットと、遊技機本体の前面に取り付けられて遊技盤ユニットを覆い、遊技盤ユニットにより実施される遊技内容に対応した情報が所定の配列で付された光透過性の表示板と、この表示板の背後から光をあてて特定の情報を照らし出すランプを収容し、かつ、表示板に付された情報の配列に合わせてランプを配列させるランプハウスと、このランプハウスを遊技盤ユニットに係止するとともに、遊技内容を変更するべく遊技盤ユニットが交換されたとき、その交換後の遊技盤ユニットに対するランプハウスの係止態様を共通化させる汎用の係止手段とを備えている(解決手段7)。
【0020】
このような態様であれば、遊技機の機種変更に伴い遊技盤ユニットを交換しても、共通のランプハウスを使用することができる。またランプハウスの外形が共通であれば、その中に収容されるランプの配列がいろいろと異なっていても、これを全ての遊技盤ユニットに適用することができる。これにより、遊技機の全ての機種においてランプハウスの係止態様が共通化・規格化されるので、機種変更の際に既存のランプハウスを新規な遊技盤ユニットに流用することもできるし、異なる機種間でランプハウスを共用することもできる。このため遊技機の生産性を向上するとともに、遊技場においても新機種の導入が容易になる。
【0021】
また本発明の遊技機は、遊技機本体の前面に設けられ、この前面にて開閉可能な前面枠と、遊技機本体に脱着可能に設けられ、所定の遊技内容を実施するための遊技盤ユニットと、前面枠に脱着可能に取り付けられ、遊技盤ユニットにより実施される遊技内容に対応した情報を有した表示板とを備えたものであり、その表示板は、遊技内容を変更するべく遊技盤ユニットが交換されるとき、その変更後の遊技内容に対応する情報を有したものに交換可能とすることもできる(解決手段8)。
【0022】
上述のように、遊技盤ユニットは遊技機の機種を特徴づけるものであることから、遊技盤ユニットによる遊技内容に応じて表示板の形態もまた異なったものとなる。したがって、遊技盤ユニットと一緒に表示板を交換できる構成であれば、前面枠を交換することなく容易に機種変更が可能となる。
【0023】
より具体的な構成として本発明の遊技機は、前面枠に形成され、その背面から表示板を受け入れ可能な受入部と、受入部に表示板が受け入れられた状態で前面枠の背面から表示板に重なる当板と、前面枠にねじ込み可能に取り付けられ、そのねじ込み状態で当板を前面枠に固定する一方、ねじ込みが解除された状態で当板とともに表示板の取り外しを許容する締結具とをさらに備えることができる(解決手段9)。この場合、締結具をねじ込んで前面枠に当板を取り付け、この状態で表示板を確実に固定することができるし、また、締結具のねじ込みを解除すれば、当板とともに表示板をも容易に取り外すことができる。
【0024】
上述した締結具は、手指によるねじ込み作業およびその解除作業が可能であることがより好ましく(解決手段10)、これにより表示板の交換作業が一層容易化される。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、一実施形態の遊技機1を示している。この遊技機1は例えば、遊技媒体に遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシン遊技を実施できるタイプのものである。ただし本発明は、遊技媒体にメダルを用いる回胴式遊技機であってもよいし、あるいは、パチンコ遊技やアレンジボール遊技を実施するパチンコ遊技機であってもよい。
【0026】
遊技機1は、矩形に組まれた外枠2をベースとして構成されており、その内側に各種の構成要素が配置されている。具体的には、遊技者に相対する前面にはガラス枠4が配置されており、図2に示されるようにガラス枠4は遊技機1の前面にて開閉可能となっている。また、ガラス枠4の内側に基枠6が配置されており、この基枠6内には図柄表示装置8や液晶表示装置10等が配置されている。
【0027】
図柄表示装置8は例えば3本の無端ベルト12を有しており、これら無端ベルト12の表面に各種の図柄が付されている。図柄表示装置8は無端ベルト12を走行または停止させることで、図柄の表示態様を変動させたり停止させたりすることができる。特に図示されていないが、図柄には例えば、数字の「7」を図案化したものや特定のアルファベット(またはその文字列)を図案化したもの、ベル等の縁起物を図案化したもの、スイカ、チェリー等の青果類を図案化したもの、あるいは、遊技機1の機種を特徴付けるキャラクターや図形、記号等を図案化したものが含まれている。
【0028】
ガラス枠4には、例えばガラス板やアクリル板等からなる光透過性の表示板14が取り付けられており、ガラス枠4を閉じた状態で図柄表示装置8の前側が表示板14に覆われる。表示板14の略中央には表示窓16が形成されており、この表示窓16を通して遊技者に無端ベルト12の一部(例えば1本あたり3つの図柄)が視認されるものとなっている。
【0029】
図柄表示装置8の両脇には、それぞれランプユニット18が配置されており、これらランプユニット18もまた、ガラス枠4を閉じた状態で表示板14に覆われる。表示板14のうち、表示窓16の両脇にはそれぞれ表示領域20,21が形成されており、これら表示領域20,21には各種の文字情報や図柄情報が所定の配列で付されている。なお、表示領域20,21についてはさらに後述する。
【0030】
図柄表示装置8の下方には表示器22が配置されており、この表示器22は例えば、7セグメントLEDやランプ等の発光により各種の情報を表示することができる。この表示器22もまた、ガラス枠4を閉じた状態で表示板14により覆われ、表示板14の表示領域24を通して各種の数値情報や文字・図柄情報を表示する。ここでの数値情報としては、例えばクレジット数やゲームカウント数、払出クレジット数等が挙げられる。また文字・図柄情報としては、例えばリプレイやレギュラーボーナス、ビッグボーナス等の遊技状態を表すものが挙げられる。
【0031】
遊技機1の前面には、ガラス枠4の下方に上皿26が配置されており、さらにその下方に下皿28が配置されている。上皿26には貸し球および賞球として払い出された遊技球が貯留され、この上皿26に貯留した遊技球を使用して遊技が実行される。
【0032】
遊技機1によるスロットマシン遊技は主に、図柄表示装置8を作動させることで進行する。具体的には、上皿26に貯留した遊技球を投入し、これら遊技球をメダルに見立ててベット数を決定する。このとき、投入した遊技球の個数に応じてメダル枚数相当のベット数またはクレジット数が加算される。またベット数の決定は、例えば1,2ベット用のベットボタン32またはMAXベット用のベットボタン34を操作することで行われる。
【0033】
この後、遊技者が始動レバー35を操作すると、図示しない球送り装置によって遊技球が送り出されるとともに、図柄表示装置8が始動して表示窓16内の図柄表示が変動する。さらに、遊技者が停止ボタン36,38,40を操作することでそれまで変動していた図柄表示が停止する。このとき表示窓16内の図柄が所定の表示態様(例えば特定の図柄が一列に揃った状態)になると、遊技者に特典が付与される。付与される特典としては、例えば賞球の払出や特別遊技状態(いわゆるボーナスゲームやアシストタイム、チャレンジタイム等)への移行、再遊技の実施等が挙げられる。なお、払出によって上皿26が満杯になったときは、そのあふれた分が下皿28に流れ込むようになっている。
【0034】
ここで図1に示されるように、表示窓16に向かって左側の表示領域20には、その下から順にベット数を表示する情報IBが付されており、これら情報IBは、例えば「1MEDAL」「2MEDALS」「3MEDALS」等の文字を基調としてデザインされている。さらに、表示領域20の最も上部には遊技の進行中にビッグボーナスまたはレギュラーボーナスのフラグが立っている(ON)ことを遊技者に告知する文字情報IFが付されており、この文字情報IFは例えば「BONUS」「WIN」等の文字を基調としてデザインされている。
【0035】
一方、右側の表示領域21には、その最も上部にアシストタイム中であることを遊技者に告知するための情報IAが付されており、その下方には、アシストタイム中に揃えるべき図柄の種類を遊技者に告知するための図柄情報IPが付されている。
【0036】
その他、表示板14には特定の入賞図柄(例えばボーナス図柄や小役図柄の組み合わせ例)を表示する情報や、遊技内容の簡単な説明を表示する情報等が付されており、また表示窓16の周囲には遊技内容に対応した装飾が施されている。
【0037】
本実施形態の場合、上述した各種の情報(IB,IF,IA,IP)は上下方向に配列された状態で表示板14の背面にプリントされている。また、上述のように表示板14が光透過性を有することから、そこに付された文字情報や図柄情報は、背後のランプユニット18から光を当てられることで個別に表示領域20,21内で照らし出されるようになっている。
【0038】
図3は、遊技機1の遊技盤ユニット30を単独で示している。遊技盤ユニット30は通常、上述の基枠6に脱着可能に取り付けられており、この遊技盤ユニット30において、遊技機1の遊技内容を特徴付けるほとんどの要素が一体となっている。
【0039】
すなわち、遊技盤ユニット30は上述した図柄表示装置8のほか、液晶表示装置10やランプユニット18、表示器22等を有している。また図柄表示装置8の上方には、その幅方向に延びる蛍光灯42が設けられており、この蛍光灯42もまた、ランプユニット18と同様に表示板14を背後から照らしたり、無端ベルト12の表面を照らしたりすることができる。
【0040】
この種の遊技機1にあっては、図柄表示装置8の図柄が最も遊技者の目を引くものであり、その具体的なデザインや図柄の配列によって主に遊技機1の機種が特徴付けられている。また図示されていないが、遊技盤ユニット30の背面には遊技の進行を制御するためのメイン制御基板や、液晶表示装置10の作動や各種の演出(発光装飾や音響出力)を制御するためのサブ制御基板等が取り付けられており、これら基板には遊技内容に応じたプログラムが組み込まれている。
【0041】
上述したランプユニット18は、遊技盤ユニット30の前面壁30aに取り付けられている。各ランプユニット18は複数(この例では4個)のランプ44を有しており、これらランプ44は箱形状のランプハウス46に収容されている。またランプハウス46は複数のランプ収容部46a,46bを有しており、これらランプ収容部46a,46bにそれぞれ1つずつランプ44が収容されている。ランプ収容部46a,46bはいずれもランプハウス46の前面にて大きく開口し、そこから内側へ向けて凹んだ内面を有している。図2に示されるように各ランプ収容部46a,46bの内面は略角錐形状をなしており、この内面には光反射率の高い塗装(例えば白色塗装)が施されている。
【0042】
ランプハウス46はランプ収容部46a,46bにそれぞれランプ44を収容し、この状態で、表示板14に付された各種の情報(IB,IF,IA,IP)の配列に合わせてランプ44を配列(初期配列)させている。また、個々のランプ44はランプ収容部46a,46bに収容された状態で互いに区画されている。
【0043】
図4は、ランプハウス46の側面および背面の構成を具体的に示している。ランプハウス46はその背面が全体的に開口しており、この背面側の開口を通じてランプ基板48が嵌め込まれている。図4でみてランプ基板48の下側となる面、つまり、ランプユニット18を取り付けた状態で正面側に向けられる実装面にランプ44が列をなして実装されている。そして、ランプ基板48がランプハウス46に嵌め込まれた状態で、個々のランプ44が対応するランプ収容部46a,46b内に収容されるものとなっている。
【0044】
ランプハウス46の両側壁46cには、それぞれ長手方向でみて中程の位置に掛止片46dが形成されている。具体的には、これら掛止片46dは両側壁46cの後端縁部にそれぞれ一対の切り込みを入れることで形成されており、それゆえ各掛止片46dは、側壁46cの厚み方向に弾性変形可能となっている。また、各掛止片46dはその先端部分にランプ基板48の嵌め込み方向に延びる傾斜面を有しており、その終端の位置に段差を設けることで掛(かかり)が形成されている。このため図示のように、ランプ基板48がランプハウス46に嵌め込まれた状態で両側の掛止片46dがランプ基板48に引っ掛かり、その脱落を防止している。
【0045】
一方、ランプハウス46の上下壁46eには、それぞれ中程の位置に係止爪46fが形成されている。これら係止爪46fもまた、上下壁46eの後端縁部にそれぞれ一対の切り込みを入れることで形成されているが、これら係止爪46fは掛止片46dと違って上下壁46eの後端縁から突出している。また、各係止爪46fは、その先端部分に傾斜面を有しており、この傾斜面はランプハウス46の取り付け方向に延びている。また同様に係止爪46fには、その傾斜面の終端位置に段差を設けることで掛(かかり)が形成されている。ただし係止爪46fの傾斜面はランプハウス46の外側を向いており、それゆえ係止爪46fの掛(かかり)は、ランプハウス46の外側方向にその引っ掛かりを効かせるものとなっている。
【0046】
図5および図6は、遊技盤ユニット30に対するランプハウス46の具体的な係止態様を示している。遊技盤ユニット30の前面壁30aには、各ランプユニット18の取付位置にそれぞれ2つずつ係止孔50が形成されており、これら係止孔50はランプハウス46の係止爪46fに対応して位置付けられている。このため、各ランプユニット18の取付位置で前面壁30aにランプハウス46を正しく向き合わせると、上下の係止爪46fがいずれも係止孔50に対して差し込み可能となる。
【0047】
図6には上側の係止爪46fと係止孔50のみが示されているが、以下の説明は上下両方の係止爪46fおよび係止孔50について共通する。
上述のようにランプハウス46を前面壁30aに向き合わせると、上下の係止爪46fの先端が係止孔50に相対する(図6中(a))。そして、そのままランプハウス46を前面壁30aに向けて押し込むと、上下の係止爪46fがその先端からそれぞれ係止孔50内に入り込む。このときランプハウス46の押し込みにより、係止爪46fの傾斜面が相対的に係止孔50の縁に押されるので、上下の係止爪46fはランプハウス46の内側へ弾性変形する(図6中(b))。
【0048】
この後、さらにランプハウス46を押し込むと、上下の係止爪46fはその傾斜面が係止孔50内を通り過ぎる深さまで差し込まれ、このとき係止爪46fの復元力で掛(かかり)が前面壁30aの内面に引っ掛かる。これにより、上下の係止爪46fが係止孔50に完全に受け入れられた状態となり、図5に示されるようにランプハウス46が前面壁30a、つまり、遊技盤ユニット30に対して係止される。
【0049】
逆にランプハウス46を取り外すときは、図5の状態から係止爪46fを内側へ押し込んで、係止孔50への掛(かかり)を外す。この状態でランプハウス46を前面壁30aから引き離せば、係止爪46fが係止孔50から抜け出すので、ランプハウス46を容易に取り外すことができる。
【0050】
ここで、図4に示されるように係止爪46fはいずれもランプハウス46の上下壁46eの中程にあって、これら係止爪46fは上下方向でみて互いに対称の位置にある。このため、ランプハウス46の上下を反転させた状態であっても、同様にこれら係止爪46fを係止孔50に差し込むことができる。例えば、図5でみて上下の係止爪46fは互いに対称の位置にあることから、これらに対応する上下の係止孔50もまた互いに対称の位置にある。したがって、ランプハウス46の上下を反転しても係止爪46fと係止孔50との相対的な位置関係が変わらず、同じようにランプハウス46を遊技盤ユニット30に係止することができる。
【0051】
また図3に示されるように、2つのランプハウス46が互いに同じ形状を有していることから、1つの遊技盤ユニット30に複数のランプユニット18が必要な場合であっても、それぞれに共通のランプハウス46を使用することができる。
【0052】
【実施例】
以下、上述の係止爪46fと係止孔50との係止関係を利用した実施例について説明する。
【0053】
(第1実施例)
図7は、ランプハウス46の上下を反転して係止した状態を示している。この場合、最も大きい開口を有するランプ収容部46aが一番下に位置しており、複数のランプ44は、図3に示される配列(初期配列)が上下で反転された状態にある。このため図3と図7との対比から明らかなように、例えば縦型のランプハウス46が上下で異なる形状を有する場合、その上下を入れ替えて遊技盤ユニット30に係止することにより、同一のランプハウス46を異なった形態のものとして使用することができる。
【0054】
また左右のランプハウス46について、その一方だけを反転させた状態で取り付けることもできる。この場合、左右に同一のランプハウス46を使用していても、左右で互いに異なる形態を実現することができる。
【0055】
(第2実施例)
図8は、ランプユニット18に別のランプハウス54を用いた例を示している。このランプハウス54は、縦型であってもその上下で形態に差がなく、その前面側には同一形状のランプ収容部54aが上下方向に複数(例えば4つ)配列されている。この場合、ランプハウス54はその上下を区別することなく遊技盤ユニット30に係止することができるので、ランプハウス46の取り付け作業がきわめて容易である。
【0056】
(第3実施例)
上述した第1および第2実施例にあっては、図柄表示装置8の左右にそれぞれランプユニット18が設けられているが、これら左右のランプユニット18が同じ形態のランプハウス46,54を有することから、左右でランプハウス46,54を共用することができる。例えば、図3および図7において、右側のランプハウス46は左側にも使用可能であるし、その逆もまた可能である。同様に、図8において右側のランプハウス54は左側にも使用可能であるし、その逆も可能である。
【0057】
このように、1つの遊技盤ユニット30に対して複数のランプユニット18が設けられる場合であっても、その全てに同じ種類のランプハウス46,54を使用することができるので、その取り付け位置について特段に過度な注意を払う必要がない。このため、ランプハウス46,54の取り付け作業を容易に行うことができる。
【0058】
(第4実施例)
次に、図3(または図7)と図8との対比から明らかなように、第1実施例と第2実施例とでは、相異なる形態のランプハウス46,54を使用しているが、これらランプハウス46,54は同一の遊技盤ユニット30に取り付けることができる。具体的には、2種類のランプハウス46,54でその外形を略共通とし、その係止爪46fと遊技盤ユニット30の係止孔50との位置関係が変わらないようにすることで、異なる種類のランプハウス46,54を同一の遊技盤ユニット30に取り付けることが可能である。
【0059】
このように、同じ遊技盤ユニット30に対して異なる種類のランプハウス46,54を取り付け可能とすることにより、例えば左右でランプ44の配列間隔を変えたり、ランプ44の個数を異ならせたりすることができ、ランプユニット18のバリエーションの幅を広げることができる。
【0060】
(第5実施例)
以上の各実施例は同じ機種の遊技機1を前提としたものであるが、異なる種類の遊技盤ユニット30にランプハウス46,54等を取り付けることも可能である。この場合、遊技盤ユニット30の種類が異なれば、図柄表示装置8の図柄やその配列も異なるし、制御基板に組み込まれるプログラムの内容もまた異なる。
【0061】
このように、別途異なる種類の遊技盤ユニット30であっても、上述の各実施例と同じ係止態様によりランプハウス46,54等を取り付けることができる。すなわち、遊技盤ユニット30の種類が異なっても、ランプハウス46,54等の取り付けの際に各実施例の係止爪46fと係止孔50との係止関係を採用することができる。この場合、ランプハウス46,54等は、それぞれ内側のランプ収容部(46a,46b,54a等)の配列や大きさが違っていたとしても、全て共通の係止態様により各種の遊技盤ユニットに取り付けることができる。
【0062】
このような係止態様の共通化は、特に実施例として挙げたランプハウス46,54に限らず、あらゆる形態のランプハウスにも適用することができる。したがって、各種の遊技盤ユニットに対するランプハウスの係止態様が共通化・規格化されるので、上述の係止爪46fおよび係止孔50を汎用の係止手段として利用することができる。
【0063】
(第6実施例)
次に、遊技機1の機種変更に関する実施例について説明する。上述のように遊技機1は、遊技盤ユニット30の構成要素によりその機種が特徴付けられている。一方、遊技盤ユニット30は基枠6に対して脱着可能に取り付けられているため、この遊技盤ユニット30を交換することで遊技機1の機種を容易に変更することが可能である。
【0064】
このとき、遊技盤ユニット30により実施される遊技内容の変更に合わせて表示板14もまた交換される。すなわち、上述のように表示板14には遊技内容に応じた各種の情報(IB,IF,IA,IP)が付されているほか、遊技機1の機種を特徴付ける装飾が付されている。このため、遊技機1の機種変更により遊技盤ユニット30が交換されるとき、表示板14もまた、その変更後の遊技内容に対応する情報が付されたものに交換されるものとなっている。
【0065】
図9は、表示板14の取り付けを具体的に示している。上述したガラス枠4には、その背面側に受入部56が形成されており、図示のように受入部56は、ガラス枠4の背面から表示板14を受け入れ可能な大きさを有している。
【0066】
また受入部56には、最初に表示板14を受け入れた状態で、その背後から受け部材58が重ね合わせるようにして取り付けられるものとなっている。受け部材58は、その外周縁部に一対のラグ部58aを有しており、これらラグ部58aにてガラス枠4の背面にビス止めされる(ビスは図示されていない)。
【0067】
受け部材58には、その中央に開口60が形成されており、この開口60は表示板14の表示窓16に対応した大きさを有している。また開口60の上縁は、蛍光灯42の光を通すため部分的に上向き円弧状に膨らんでいる。
【0068】
開口60の両脇には複数の小窓62,64,66が形成されており、ガラス枠4が閉じられたとき、これら小窓62,64,66がランプハウス46の前側に位置するものとなっている。個々の小窓62,64,66はそれぞれランプ収容部46a,46bに対応した大きさを有するとともに、表示板14の表示領域20,21に対応して配列されている。これにより、ランプ44による照射範囲がはっきりと区画され、特定の情報(IB,IF,IA,IP)だけを確実に照らし出すことが可能となる。また開口60の下方には、表示領域24に対応した位置に複数の小窓68,70等が形成されており、これら小窓68,70等は表示器22の7セグメント発光部等に対応して配列されている。
【0069】
さらに受け部材58の背後には、金属製の当板72が取り付けられる。この当板72は、受け部材58とともに表示板14の背面に重なり、ガラス枠4に対して表示板14を支持することができる。当板72は表示板14の下部分に沿って幅方向に延び、その両端にフランジ部72aを有している。また当板72の中央部分には、受け部材58の小窓68,70および表示板14の表示領域24に対応した位置に横長の開口73が形成されている。
【0070】
当板72が受け部材58とともに表示板14の背後に重ね合わせられた状態で、両端のフランジ部72aが受け部材58および表示板14の両側に張り出し、この状態で、両端のフランジ部72aがガラス枠4の背面に密着する。そして両端のフランジ部72aは、それぞれ背面側から締結具74によりガラス枠4にねじ止めされるものとなっている。なお、締結具74は図2には示されていない。
【0071】
締結具74をしっかりとねじ込むと、当板72をガラス枠4に固定することができる。これにより、受け部材58とともに表示板14がガラス枠4に確実に取り付けられる。一方、締結具74のねじ込みを解除して締結具74をガラス枠4から取り外すと、当板72とともに表示板14および受け部材58を取り外し可能となる。
【0072】
締結具74は、例えばその頭部に手回し可能なつまみを有しており、このため締結具74は手指によるねじ込み作業およびその解除作業が可能となっている。このため、特に工具を用いることなく表示板14の取り付け・取り外し作業を行うことができるので、遊技機1の機種交換にもきわめて容易に対応することが可能となる。
【0073】
このように第6実施例においては、遊技盤ユニット30と表示板14とをセットで交換することができるので、ガラス枠4を取り外したり交換したりすることなく遊技機1の機種を容易に変更することができる。また表示板14の交換を手作業で行うことができるので、その作業効率が向上するとともに作業の負担が大幅に軽減される。
【0074】
さらに第6実施例においては、第5実施例と同様にランプハウス46,54等の係止態様を共通化することができる。これにより、遊技盤ユニット30とともに表示板14を交換した場合であっても、既存のランプハウス46,54等をそのまま流用することもできる。すなわち、遊技機1の機種が変わっても、交換後の表示板14に付された各種情報(IB,IF,IA,IP)の配列が共通である場合には、既存のランプハウス46,54等を用いて同様に表示板14の情報を照らし出すことができる。また、受け部材58とランプハウス46,54等との相対的な位置関係が変わらなければ、受け部材58をもそのまま流用することができる。
【0075】
この場合、遊技盤ユニット30に付随してランプユニット18を新規なものに入れ替えたり、表示板14に付随して受け部材58を新規なものに入れ替えたりする必要がないので、遊技機1の生産性を向上し、遊技場での機種交換を容易にすることができる。
【0076】
上述した一実施形態および各実施例では、例えばランプハウス46に係止爪46fが形成されており、これに対する遊技盤ユニット30の前面壁30aに係止孔50が形成されているが、係止爪46fと係止孔50との配置は逆であってもよい。すなわち、遊技盤ユニット30に別の係止爪を形成し、これに対するランプハウス46,54等に別の係止孔を形成することで、各実施例と同様の係止態様を実現することができる。
【0077】
また係止爪46fおよび係止孔50の配置は、例えば上下一対ずつだけでなく、上下左右に複数ずつ対をなしていてもよい。あるいは、係止爪46fおよび係止孔50は互いに対称の位置にあって、ランプハウス46,54等の姿勢を反転させたときに相対的な位置関係が不変であれば、その位置が常に一定(例えば上下壁46eの中程)である必要はない。したがって、例えばランプハウス46,54等の対角線上に係止爪46fおよび係止孔50を配置することもできるし、両側壁46cの間で対称となる位置に係止爪46fおよび係止孔50を配置することもできる。
【0078】
なお、図示とともに説明した係止爪46fおよび係止孔50の具体的な形状や大きさはいずれも好ましい例示であり、その詳細な仕様が特に限定されているものではない。また、ランプハウス46,54等の形状は特に限定されておらず、その外形は例えば横型のものであってもよいし、円形のものであってもよい。また、ランプ収容部の大きさや形状、区画数には特に制約がない。
【0079】
その他、一実施形態で挙げた各部の構成要素はあくまで一例であり、これらは本発明を適用するべき遊技機の態様に応じて適宜変更可能であることはいうまでもない。
【0080】
【発明の効果】
本発明の遊技機は、その生産性を向上するとともに作業効率を高め、また、より容易な機種変更を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の遊技機の正面図である。
【図2】遊技機のガラス枠を開いた状態を示す斜視図である。
【図3】遊技盤ユニットの正面図である。
【図4】ランプハウスの斜視図である。
【図5】図3中、V−V線に沿う断面により係止態様を示した図である。
【図6】ランプハウスの係止過程を説明するための図である。
【図7】図3と対比される遊技盤ユニットの正面図である。
【図8】別途異なるランプハウスを用いた遊技盤ユニットの正面図である。
【図9】表示板の取り付けを具体的に示した斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技機
4 ガラス枠(前面枠)
14 表示板
18 ランプユニット
20,21 表示領域
30 遊技盤ユニット
44 ランプ
46 ランプハウス
46a,46b ランプ収容部
46f 係止爪(係止手段)
50 係止孔(係止手段)

Claims (1)

  1. 遊技機本体の前面に設けられ、遊技者に提供するべき情報が所定の配列で付された光透過性の表示板と、
    前記遊技機本体の内部に設けられ、前記表示板の背後からその前面に向けて照明を発するランプユニットと、
    前記ランプユニットを前記遊技機本体の取付位置に係止する係止手段と
    を具備したことを特徴とする遊技機。
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