JP2004201936A - シャワー入浴装置 - Google Patents

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Hiromi Yamamoto
裕己 山本
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Abstract

【課題】消毒モードで入浴用筐体内を消毒した後に入浴者を収容して入浴させる場合であっても、入浴者に消毒液がかかることのないシャワー入浴装置を提供すること。
【解決手段】入浴者Aの身体を内部に収容する入浴用筐体2と、入浴用筐体内に湯水を噴出するシャワー手段97a、97b、97dと、シャワー手段から噴出させる湯水に消毒液を混入させる消毒液混入手段TP2、TP3と、シャワー手段及び混入手段を制御する制御部10とを備え、制御部の制御により、湯水に消毒液を混入させてシャワー手段から噴出する消毒モードでの運転終了後には必ず連続してシャワー手段から湯水のみを噴出する通常モードで所定時間運転する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャワー入浴装置に関し、特に、高齢者や身体障害者等の要介護者のシャワー入浴に好適なシャワー入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャワー入浴装置として、入浴者の身体を内部に収容する入浴用筐体と、入浴用筐体内に湯水を噴出するシャワー手段と、シャワー手段から噴出させる湯水に消毒液を混入させる消毒液混入手段と、シャワー手段及び混入手段を制御する制御部とを備え、シャワー手段から湯水のみを噴出する通常モードと、湯水に消毒液を混入させてシャワー手段から噴出する消毒モードとで運転可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−23009号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のシャワー入浴装置では、消毒モードで運転すると、シャワー手段の配管内やノズル等に消毒液が残留してしまう。そのため、その後に入浴用筐体内部に入浴者の身体を収容して通常モードで運転し入浴させる場合に、消毒液が混入した湯水が噴出してしまい、入浴者に消毒液がかかってしまうといった問題がある。
【0005】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、消毒モードで入浴用筐体内を消毒した後に入浴者を収容して入浴させる場合であっても、入浴者に消毒液がかかることのないシャワー入浴装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、入浴者の身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴用筐体と、入浴用筐体内に湯水を噴出するシャワー手段と、シャワー手段から噴出させる湯水に消毒液を混入させる消毒液混入手段と、シャワー手段及び混入手段を制御する制御部とを備え、シャワー手段から湯水のみを噴出する通常モードと、湯水に消毒液を混入させてシャワー手段から噴出する消毒モードとで運転可能なシャワー入浴装置であって、制御部の制御により、消毒モードでの運転終了後には必ず連続して通常モードで所定時間運転することを特徴とする。
【0007】
これによれば、消毒モードでの運転終了後の通常モードの運転により、シャワー手段の配管内やノズル等に残留している消毒液が流し出されるので、その後に入浴者を収容して入浴させる場合に、入浴者に消毒液がかかることがない。
【0008】
また、上記制御部は電力が供給されて可動するものであり、上記消毒モードで運転中に制御部への電力供給が遮断されて運転が停止し、その後制御部への電力供給が再開された場合、制御部の制御により通常モードで所定時間運転するようにすると、消毒モードの運転中に不慮の停電や操作者の誤操作等で制御部への電力供給が遮断された場合であっても、運転再開時の通常モードの運転により、シャワー手段の配管内やノズル等に残留している消毒液が流し出されるので、その後に入浴者を収容して入浴させる場合に、入浴者に消毒液がかかることがない。
【0009】
また、上記制御部は電力が供給されて可動するものであり、上記消毒モードでの運転終了後の通常モードでの運転中に制御部への電力供給が遮断されて運転が停止し、その後制御部への電力供給が再開された場合、制御部の制御により通常モードで所定時間運転するのが好ましい。
【0010】
これらの場合、上記制御部は、消毒モードでの運転が開始されるとその旨の開始情報が記憶されその運転が終了すると上記開始情報が消去される不揮発性の記憶デバイスを備え、制御部への電力供給が開始された場合には記憶デバイスに上記開始情報が記憶されているか否かを判断し、記憶されている場合には通常モードで所定時間運転し、記憶デバイスに記憶されている開始情報を消去するようにすると良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図10を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明に係るシャワー入浴装置を適用した一実施形態を示したもので、本実施形態のシャワー入浴装置1は、入浴者Aの身体の首から下の部分を内部に収容する、繊維強化プラスチック製の入浴用筐体2を備えている。この入浴用筐体2は、入浴者Aの身体をストレッチャー3上に載上した状態で収容できるように水平方向に細長く形成されており、その長手方向(以下、前後方向と記す)に垂直かつ水平な方向(以下、左右方向と記す)の断面が筒状となるように形成されている。
【0013】
ストレッチャー3は、図2(a)、(b)に示すように、走行車輪31aを有する台車部31と、その台車部31の後端側に立設された上下方向に伸びる支持部32と、その支持部32によって後端側が支持されて台車部31上に位置する担架部33とで構成されている。支持部32は、DCモータを駆動源とする上下機構を備えており、担架部33の上下方向の高さを調整できる。担架部33は、人間の身体をちょうど囲む程度の長方形状の金属製の枠体33aと、該枠体33aに架設されたシート33bとを有している。このシート33bには、メッシュ構造等の湯水が通過可能な構造のものが採用されている。また、担架部33の後端側には、入浴補助者Bが把握してストレッチャーを移動させるための左右一対のハンドル34が取り付けられている。
【0014】
入浴用筐体2の後側の側面部には、図3に示すように、入浴者Aを搬入及び搬出するための搬入・搬出用開口21が形成されている。この搬入・搬出用開口21は、ストレッチャー3の担架部33ごと入浴者Aを収容できる大きさに設計されている。また、搬入・搬出用開口21は、カーテン22によって仕切られている。具体的には、搬入・搬出用開口21の上縁部内側に沿って、左右方向に2つに分割されたカーテン22の上端が固定されており、カーテン22がのれん状に垂れ下がっている。
【0015】
入浴用筐体2の左右両側の側面部には、それぞれ洗浄作業用開口23、23が形成されている。この洗浄作業用開口23は、入浴補助者Bがその上半身を入れることができる大きさに設計されている。また、洗浄作業用開口23は、カーテン24によって開閉可能とされている。具体的には、入浴用筐体2内には、洗浄作業用開口23、23の上縁部及び下縁部に沿って、それぞれ水平方向に伸びる上下一対のカーテンレール24a、24bが固定されており、上カーテンレール24aにカーテン24の上端部が前後方向にスライド可能に連結され、また下カーテンレール24bにカーテン24の下端部が前後方向にスライド可能に連結されている。また、カーテン24は、前後方向に2つに分割されている。
【0016】
入浴用筐体2の底面は、3本の支持脚4a、4b、4cによって、上記洗浄作業用開口23に上半身を入れた洗浄作業姿勢の入浴補助者Bの脚と干渉しない高さに支持されている。そして、これら支持脚4a、4b、4cは、入浴補助者Bが洗浄作業用開口23を介して洗浄作業用開口23の幅方向のどの位置で洗浄作業を行っても、入浴補助者Bの脚と干渉しない位置に形成されている。
【0017】
入浴用筐体2内には、図4〜図6に示すように、湯水を噴射するためのシャワー、具体的には、洗浄作業用開口23よりも高い位置に配置される上部シャワー5と、洗浄作業用開口23よりも低い位置に配置される下部シャワー6とが設けられている。
【0018】
上部シャワー5は、入浴用筐体2内部上面の左右両側の、筐体2内に収容された入浴者の横臥方向に沿う2本のラインL1、L1上に配置されているシャワーノズル7a、7bで構成されている。また、下部シャワー6は、入浴用筐体2内部下面の中央の、筐体2内に収容された入浴者の横臥方向に沿う1本のラインL2上に配置されているシャワーノズル7a、7bで構成されている。
【0019】
具体的には、上部シャワー5のそれぞれのラインL1上には、6つのシャワーノズル7a、7bが配置されており、噴射角が55度(図4、図6においてJa)のシャワーノズル7aと、噴射角が120度(図4、図6においてJa)のシャワーノズル7bとが、搬入・搬出用開口21側から交互に3つずつ配置されている。また、下部シャワー6のラインL2上には4つのシャワーノズル7a、7bが配置されており、搬入・搬出用開口21側から噴射角が55度のシャワーノズル7aが3つ連続で配置され、その前側に噴射角が120度のシャワーノズル7bが1つ配置されている。
【0020】
これら、シャワーノズル7aとシャワーノズル7bは、ミスト状のシャワーを噴射するものであり、このように配置することにより、そのシャワー噴射範囲によって、入浴用筐体内に収容された入浴者の身体の可動空間全体をカバーする。
【0021】
入浴用筐体2外面の洗浄作業用開口23の後側には、ハンドシャワー8が設けられており、このハンドシャワー8によって入浴者Aの洗髪や身体の洗浄を行う。
【0022】
入浴用筐体2の底面部には、排水溝25が形成されている。この排水溝25は、底面部の左右方向中間位置において前後方向に細長く伸ぴており、その前端部は、入浴用筐体2の下面に設けた外部への排出口26(図1参照)に連なっている。この排出口26は外部配管への接続部となる。入浴用筐体2の底面部は、その左右方向について、排水溝25が形成されている中間位置が左右方向両側よりも低くなるように傾斜が設けられていると共に、その前後方向について、前方が後方よりも低くなるように傾斜が設けられている。これにより、入浴用筐体2内に供給された湯水や入浴者Aの排出物は、排水溝25に集められ、排水溝25を通って排出口26に至り、入浴用筐体2の外部へ排出される。上記下部シャワー6はこの排水溝25内に設けられる。
【0023】
入浴用筐体2の外部には、供給管P1、P2を介してそれぞれ上部シャワー5及び下部シャワー6とハンドシャワー8とに湯水を供給すると共にその供給状態を制御する給湯制御装置9が設置されている(図1参照)。この給湯制御装置9は、図7に示すように、水道C及び給湯器Hと接続されており、この水道C及び給湯器Hとから給湯制御装置9に対してそれぞれ水と湯とが供給される。給湯制御装置9に供給された水は、開閉電磁弁90aを通過した後、給湯制御装置9内の減圧装置91aで減圧され、2つの給湯路92a、92bに分岐されて送出される。同様に、給湯制御装置9に供給された湯は、開閉電磁弁90bを通過した後、給湯制御装置9内の減圧装置91bで減圧され、2つの給湯路93a、93bに分岐されて送出される。
【0024】
分岐した一方の給湯路92aに送出された水と、分岐した一方の給湯路93aに送出された湯とは、ハンドシャワー用混合弁94aによって混合され、給湯制御装置9に設けられたハンドシャワー8に供給される。また、分岐した他方の給湯路92bに送出された水と、分岐した他方の給湯路93bに送出された湯とは、本体シャワー用混合弁94bによって混合され、上記入浴用筐体2内に設けられた上部シャワー5及び下部シャワー6に供給される。
【0025】
本体用シャワー混合弁94bの下流側の給湯路は3つの給湯路96a、96b、96cに分岐し、そのうちの2つの給湯路96a、96bは上部シャワー5及び下部シャワー6に接続されている。また、残りの1つの給湯路96cは排水口Dに接続されている。これら給湯路96a、96b、96cには、それぞれ給湯路を開閉する開閉電磁弁97a、97b、97c(シャワー手段)がそれぞれ設けられている。また、ハンドシャワー混合弁94aの下流側の給湯路には、該給湯路を開閉する開閉電磁弁97d(シャワー手段)が設けられている。
【0026】
ハンドシャワー用混合弁94aからハンドシャワー8までの給湯路には、給湯路内の湯水の温度を検知する2つの温度検知器TS1、TS2が設けられており、この温度検知結果は給湯制御装置9内に設けられた制御部10に送信される。同様に、本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路には、給湯路内の湯水の温度を検知して制御部10に送信する2つの温度検知器TS3、TS4が設けられており、温度検知結果が制御部10に送信される。なお、この制御部10には、商用電源からの電力が供給されており、この電力によって、開閉電磁弁90a、90b、ハンドシャワー用混合弁94a及び本体シャワー用混合弁94b、開閉電磁弁97a、97b、97c、97d、後述するチューブポンプTP1、TP2、TP3等が制御される。また、後述する遠隔操作装置11の電源ボタン111aの操作によって電源がオフになっていても制御部10に待機電力が供給される。
【0027】
本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路には、上記温度検知器TSよりも上流側に、給湯路内の湯水の圧力を検知して制御部10に送信する圧力検知器PSが設けられている。この圧力検知器PSによる所定圧力値未満の圧力検知結果が送信された場合、それを受信した制御部10は上記開閉電磁弁97a、97bを制御してハンドシャワー8に接続された給湯路96a、96bを閉じると共に、上記開閉電磁弁97cを制御して排水口Dに接続された給湯路96cを開き、湯水を排水口Dから給湯制御装置9外に排出するようになっている。
【0028】
本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路には、上記温度検知器TSよりも下流側で、かつ上記3つの給湯路96a、96b、96cの分岐位置よりも上流側に、2本の吸引ホース98a、98bが接続されている。これら2本の吸引ホース98a、98bの先端は、それぞれ給湯制御装置9の外部に配置されたボディシャンプーが収容されたシャンプータンクT1及び消毒液が収容された消毒液タンクT2に挿入される。2本の吸引ホース98a、98bは、それぞれチューブポンプTP1、チューブポンプTP2(消毒液混入手段)を備えており、これにより、シャンプータンクT1内のボディシャンプー及び消毒液タンクT2内の消毒液を本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路に供給することができる。この2つのチューブポンプTP1、TP2は制御部10によって制御される。同様に、ハンドシャワー用混合弁94aからハンドシャワー8までの給湯路には、上記温度検知器TSよりも下流側で、かつ上記開閉電磁弁97dよりも上流側に、吸引ホース98cが接続されており、この吸引ホース98cの先端は消毒液タンクT2に挿入されている。この吸引ホース98cは制御部10によって制御されるチューブポンプTP3(消毒液混入手段)を備えており、これにより、消毒液タンクT2内の消毒液をハンドシャワー用混合弁94aからハンドシャワー8までの給湯路に供給することができる。
【0029】
給湯制御装置9には、この給湯制御装置9による湯水の供給状態の制御を遠隔操作可能な遠隔操作装置11が設けられている。この遠隔操作装置11を入浴補助者B等の操作者が操作すると、その操作に応じた操作信号が遠隔操作装置11から給湯制御装置9の制御部10に送信される。
【0030】
遠隔操作装置11は、図8に示すように、操作者が押圧することでオン・オフの切り替えや設定温度の上下を行うボタン類と、LED(発光ダイオード)の点灯により給湯制御装置9の作動状態を表示するLED表示部類と、7セグメント表示で湯温等を表示する7セグ表示部類とで構成される。
【0031】
遠隔操作装置11のボタン類は、電源のオン・オフを切り替える電源ボタン111aと、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯のオン・オフを切り替えるシャワー装置出湯ボタン111bと、そのシャワー装置出湯ボタン111bの左側に設けられて上部シャワー5及び下部シャワー6から出湯する湯水の設定温度を1度高くするシャワー装置湯温プラスボタン111c及び1度低くするシャワー装置湯温マイナスボタン111dと、ハンドシャワー8からの湯水の出湯のオン・オフを切り替えるハンドシャワー出湯ボタン111eと、そのハンドシャワー出湯ボタン111eの左側に設けられてハンドシャワー8から出湯する湯水の設定温度を1度高くするハンドシャワー湯温プラスボタン111f及び1度低くするハンドシャワー湯温マイナスボタン111gと、ボディシャンプーを本体シャワー5からの湯水に混入させるシャンプーボタン111hと、消毒液を本体シャワー5からの湯水に混入させるシャワー装置消毒液ボタン111iと、入浴者Aを入浴用筐体2内に収容する前に筐体2内を予め暖める目的で所定時間上部シャワー5及び下部シャワー6から湯水を噴射する暖気運転ボタン111jと、消毒液をハンドシャワー8からの湯水に混入させるハンドシャワー消毒液ボタン111kとで構成されている。これらボタン類を操作者が押圧すると、そのボタン操作に対応する操作信号が給湯制御装置9の制御部10に送信され、制御部10はその操作信号に応じて、上記開閉電磁弁90a、90b、ハンドシャワー用混合弁94a及び本体シャワー用混合弁94b、開閉電磁弁97a、97b、97c、97d、チューブポンプTP1、TP2、TP3等を制御する。なお、シャワー装置消毒液ボタン111i及びハンドシャワー消毒液ボタン111kは、3秒間押圧しないと制御部10による制御が行われない。
【0032】
また、遠隔操作装置11のLED表示部類は、電源ボタン111aの範囲内に設けられて電源がオン状態であることを示す電源表示LED112aと、給湯路内の湯水の状態がそれぞれ準備中(適温でない)、適温、水圧不足であることを示す3つの湯水状態表示LED112b、112c、112dと、上記シャワー装置出湯ボタン111bの右側に設けられて上部シャワー5及び下部シャワー6が出湯状態であることを示すシャワー装置出湯表示LED112eと、上記ハンドシャワー出湯ボタン111eの右側に設けられてハンドシャワー8が出湯状態であることを示すハンドシャワー出湯表示LED112fと、上記シャンプーボタン111hの左上及び右上に設けられてそれぞれ上部シャワー5及び下部シャワー6の湯水にボディシャンプーが混入されていること及びシャンプータンクT1内のボディシャンプーの残量が少ないことを示すシャンプー状態表示LED112g1、112g2と、上記シャワー装置消毒液ボタン111iの左上及び右上に設けられてそれぞれシャワー装置の湯水に消毒液が混入されていること及び消毒液タンクT2内の消毒液の残量が少ないことを示すシャワー装置消毒液状態表示LED112h1、112h2と、上記暖気運転ボタン111jの左上に設けられて暖機運転のためのシャワー噴射が行われていることを示す暖機運転状態表示LED112iと、上記ハンドシャワー消毒液ボタン111kの左上及び右上に設けられてそれぞれハンドシャワー8の湯水に消毒液が混入されていること及び消毒液タンクT2内の消毒液の残量が少ないことを示すハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1、112j2とで構成されている。なお、上記各ボタン111h、111i、111j、111kの左上のLED112g1、112h1、112i、112j1には緑色LEDを使用し、右上のLED112g2、112h2、112j2には赤色LEDを使用している。これらLED表示部類112は、給湯制御装置9の制御部10によってその点灯が制御される。
【0033】
また、遠隔操作装置11の7セグ表示部類は、上部シャワー5及び下部シャワー6から実際に出湯している湯の温度等を7セグメントで表示するシャワー装置湯温表示部113aと、上記ハンドシャワー8から実際に出湯している湯の温度等を7セグメントで表示するハンドシャワー湯温表示部113bとで構成されている。シャワー装置湯温表示部113aには、通常時、上記温度検知器TS3の検知温度が表示される。ただし、2つの温度検知器TS3、TS4によって検知される2つの温度の差が所定値以上の場合には、制御部10は少なくとも1つの温度検知器が故障していると判断し、エラー表示を行う。また、上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー湯温マイナスボタン111dが押圧された場合には、上部シャワー5及び下部シャワー6の湯水の設定温度が10秒間表示される。これと同様に、ハンドシャワー湯温表示部113bには、通常時、上記温度検知器TS1の検知温度が表示される。ただし、2つの温度検知器TS1、TS2によって検知される2つの温度の差が所定値以上の場合には、制御部10は少なくとも1つの温度検知器が故障していると判断し、エラー表示を行う。また、上記ハンドシャワー湯温プラスボタン111f及びハンドシャワー湯温マイナスボタン111gが押圧された場合には、ハンドシャワー8の湯水の設定温度が10秒間表示される。
【0034】
これら遠隔操作装置11を構成するボタン類、LED表示部類及び7セグ表示部類と上記制御部10による制御の関係を以下に説明する。
【0035】
電源オフの状態で電源ボタン111aが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、商用電源からの電源の各部への供給をオン状態に切り替え、上記電源表示LED112aを点灯制御して上記開閉電磁弁90a、90bを開状態に制御すると共に、上記シャワー装置湯温表示部113a及びハンドシャワー湯温表示部113bに温度表示させる。また、電源オンの状態で電源ボタン111aが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、上記開閉電磁弁90a、90bを閉状態に制御して上記電源表示LED112aを消灯制御すると共に、商用電源からの電源の各部への供給をオフ状態に切り替える。
【0036】
また、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯がオフ状態のときにシャワー装置出湯ボタン111bが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー装置湯温マイナスボタン111dで設定された設定温度になっており、且つ上記圧力検知器PSの圧力検知結果が所定圧力値以上の場合には、上記シャワー装置出湯表示LED112eを点灯制御し、上記開閉電磁弁97a、97bを開状態に制御し(開閉電磁弁97cは初期状態の閉状態のまま)、上部シャワー5及び下部シャワー6に湯水を供給する。このとき、同時に上記湯水状態表示LED112cが点灯制御されて湯水が適温であることが報知される。温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー装置湯温マイナスボタン111dで設定された設定温度になっていない場合には、制御部10は、開閉電磁弁97cを開状態に制御し(開閉電磁弁97a、97bは初期状態の閉状態のまま)、湯水を排水口Dから入浴用筐体2外に排出すると共に、上記湯水状態表示LED112bを点灯制御し、湯水の準備中であることを報知する。圧力検知器PSの圧力検知結果が所定圧力値未満の場合には、制御部10は、開閉電磁弁97cを開状態に制御し(開閉電磁弁97a、97bは初期状態の閉状態のまま)、湯水を排水口Dから入浴用筐体2外に排出すると共に、上記湯水状態表示LED112dを点灯制御し、湯水が水圧不足であることを報知する。また、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯がオン状態のときにシャワー装置出湯ボタン111bが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、上記シャワー装置出湯表示LED112eを消灯制御し、上記開閉電磁弁97a、97b、97cを閉状態に制御して上部シャワー5及び下部シャワー6に対する湯水の供給を停止する。また、シャワー装置湯温プラスボタン111cまたはシャワー装置湯温マイナスボタン111dが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、制御部10の有するEEPROM(Electrionically Erasable and Programmable Read Only Memory)の所定領域に記憶されているシャワー装置5の設定温度をそれぞれ1度高く及び1度低く書き換えると共に、その書き換えた設定温度をシャワー装置湯温表示部113aに10秒間表示させる。なお、上記EEPROMはバックアップ電源を備えている。
【0037】
また、ハンドシャワー8からの湯水の出湯がオフ状態のときにハンドシャワー出湯ボタン111eが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、温度検知器TS1、TS2の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン111f及びシャワー装置湯温マイナスボタン111gで設定された設定温度になっている場合には、上記ハンドシャワー出湯表示LED112fを点灯制御すると共に、所定時間だけ上記開閉電磁弁97dを開状態に制御してハンドシャワー8に湯水を供給する。温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー装置湯温マイナスボタン111dで設定された設定温度になっていない場合には、制御部10は、開閉電磁弁97cを閉状態に制御する。また、ハンドシャワー8からの湯水の出湯がオン状態のときにハンドシャワー出湯ボタン111eが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、上記ハンドシャワー出湯表示LED112fを消灯制御し、上記開閉電磁弁97dを閉状態に制御してハンドシャワー8に対する湯水の供給を停止する。また、ハンドシャワー湯温プラスボタン111f及びハンドシャワー湯温マイナスボタン111gが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、制御部10の有するEEPROMの所定領域に記憶されているハンドシャワー8の設定温度をそれぞれ1度高く及び1度低く書き換えると共に、その書き換えた設定温度をハンドシャワー湯温表示部113bに10秒間表示させる。
【0038】
また、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯がオフ状態のときにシャンプーボタン111hが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー装置湯温マイナスボタン111dで設定された設定温度になっており、且つ上記圧力検知器PSの圧力検知結果が所定圧力値以上の場合には、上記シャンプー状態表示LED112g1を点灯制御し、上記開閉電磁弁97a、97bを5分間だけ開状態に制御し(開閉電磁弁97cは初期状態の閉状態のまま)、上部シャワー5及び下部シャワー6に湯水を供給すると共に、その間チューブポンプTP1を作動させ、シャンプータンクT1内のボディシャンプーを本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路に混入させる。このとき、同時に上記湯水状態表示LED112cが点灯制御されて湯水が適温であることが報知される。そして4分間経過後、チューブポンプTP1の作動を停止させ、さらに1分経過後、シャンプー状態表示LED112g1及び湯水状態表示LED112cを消灯制御し、上記開閉電磁弁97a、97bを閉状態に制御する。温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー装置湯温マイナスボタン111dで設定された設定温度になっていない場合には、制御部10は、開閉電磁弁97cを開状態に制御し(開閉電磁弁97a、97bは初期状態の閉状態のまま)、湯水を排水口Dから入浴用筐体2外に排出すると共に、上記湯水状態表示LED112bを点灯制御し、湯水の準備中であることを報知する。圧力検知器PSの圧力検知結果が所定圧力値未満の場合には、制御部10は、開閉電磁弁97cを開状態に制御し(開閉電磁弁97a、97bは初期状態の閉状態のまま)、湯水を排水口Dから入浴用筐体2外に排出すると共に、上記湯水状態表示LED112dを点灯制御し、湯水が水圧不足であることを報知する。
【0039】
また、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯がオン状態のときにシャンプーボタン111hが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、上記シャンプー状態表示LED112g1を点灯制御し、4分間だけチューブポンプTP1を作動させ、シャンプータンクT1内のボディシャンプーを本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路に混入させる。そして4分間経過後、シャンプー状態表示LED112g1を消灯制御し、チューブポンプTP1の作動を停止させる。
【0040】
また、図9及び図10のフローチャートに示すように、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯がオフ状態のときにシャワー装置消毒液ボタン111iが3秒間押圧されると(S3、S4)、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、EEPROMの所定領域に消毒フラグ(開始情報)を立てて記憶させ(S5)、上記シャワー装置消毒液状態表示LED112h1を点灯制御し(S6)、上記開閉電磁弁97a、97bを開状態に制御し(開閉電磁弁97cは初期状態の閉状態のまま)て上部シャワー5及び下部シャワー6に湯水を供給する(S7)と共に、チューブポンプTP2を作動させて消毒液タンクT2内の消毒液を本体シャワー用混合弁94bから上部シャワー5及び下部シャワー6までの給湯路に混入させる(S8、消毒モード)。そして3分間経過後(S11)、チューブポンプTP2の作動を停止させ(S12、通常モード)、さらに1分間経過後(S14)、EEPROMに記憶された消毒フラグを消去し(S15)、シャワー装置消毒液状態表示LED112h1を消灯制御し(S16)、上記開閉電磁弁97a、97bを閉状態に制御する(S17)。そして再度電源ボタン111aが押圧されるまで、処理が繰り返される(S18)。
【0041】
また、チューブポンプTP2の作動中(S8、S11、消毒モード)に再度シャワー装置消毒液ボタン111iが3秒間押圧された場合には(S9)、制御部10は、チューブポンプTP2の作動を停止させ(S12、通常モード)、さらに1分間経過後(S14)、EEPROMに記憶された消毒フラグを消去し(S15)、シャワー装置消毒液状態表示LED112h1を消灯制御し(S16)、上記開閉電磁弁97a、97bを閉状態に制御する(S17)。そして再度電源ボタン111aが押圧されるまで、処理が繰り返される(S18)。
【0042】
また、チューブポンプTP2の作動中(S8、S11、消毒モード)に、電源ボタン111aが押される(S10)と、チューブポンプTP2が停止し(S21)、シャワー装置消毒液状態表示LED112h1が消灯し(S22)、上記開閉電磁弁97a、97bが閉状態になる(S23)。同様に、チューブポンプTP2を停止して(S12、通常モード)から1分間経過する前(S14)に、電源ボタン111aが押される(S13)と、シャワー装置消毒液状態表示LED112h1が消灯し(S22)、上記開閉電磁弁97a、97bが閉状態になる(S23)。つまりEEPROMに記憶された消毒フラグを消去することなく上部シャワー5及び下部シャワー6への湯水の供給が強制的に停止される。
【0043】
また、シャワー装置消毒液ボタン111iが押圧され(S3)、消毒フラグがオンになった後で、チューブポンプTP2が停止して1分間経過する前(S5−S14)に、停電等で制御部10への電力が供給されなくなった場合は自動的に上部シャワー5及び下部シャワー6への湯水の供給が停止するが、この場合も消毒フラグはオンの状態で残る。
【0044】
これらの状態から制御部10への電力の供給が再開され、電源ボタン111aが押圧される(S1)と、制御部10はEEPROMからデータを読み込み、消毒フラグが記憶されているか否かを判断する(S2)。消毒フラグが記憶されていない場合には通常の処理に進み(S3)、記憶されている場合には、シャワー装置消毒液状態表示LED112h1を点灯制御し(S19)、上記開閉電磁弁97a、97bを開状態に制御し(開閉電磁弁97cは初期状態の閉状態のまま)て上部シャワー5及び下部シャワー6に湯水を供給する(S20、通常モード)。そして1分間経過後(S14)、EEPROMに記憶された消毒フラグを消去し(S15)、シャワー装置消毒液状態表示LED112h1を消灯制御し(S16)、上記開閉電磁弁97a、97bを閉状態に制御する(S17)。そして再度電源ボタン111aが押圧されるまで、処理が繰り返される(S18)。
【0045】
なお、上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の出湯がオン状態のときは、シャワー装置消毒液ボタン111iを3秒間押圧しても、制御部10はチューブポンプTP2を作動させさせないようになっている(S4)。
【0046】
また、暖気運転ボタン111jが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、上記暖機運転状態表示LED112iを点灯制御し、所定時間だけ上記開閉電磁弁97a、97bを開状態に制御し(開閉電磁弁97cは初期状態の閉状態のまま)、上部シャワー5及び下部シャワー6に湯水を供給して筐体2内を暖める。
【0047】
また、図9及び図10のフローチャートに示すように、ハンドシャワー8からの湯水の出湯がオフ状態のときにハンドシャワー消毒液ボタン111kが3秒間押圧されると(S3、S4)、これに対応する操作信号を受信した制御部10は、EEPROMの所定領域に消毒フラグを立てて記憶させ(S5)、上記ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1を点灯制御し(S6)、上記開閉電磁弁97dを開状態に制御してハンドシャワー8に湯水を供給する(S7)と共に、チューブポンプTP3を作動させて消毒液タンクT2内の消毒液をハンドシャワー用混合弁94aからハンドシャワー8までの給湯路に混入させる(S8、消毒モード)。そして3分間経過後(S11)、チューブポンプTP3の作動を停止させ(S12、通常モード)、さらに1分間経過後(S14)、EEPROMに記憶された消毒フラグを消去し(S15)、ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1を消灯制御し(S16)、上記開閉電磁弁97dを閉状態に制御する(S17)。そして再度電源ボタン111aが押圧されるまで、処理が繰り返される(S18)。
【0048】
また、チューブポンプTP3の作動中(S8、S11、消毒モード)に再度ハンドシャワー消毒液ボタン111kが3秒間押圧された場合には(S9)、制御部10は、チューブポンプTP3の作動を停止させ(S12、通常モード)、さらに1分間経過後(S14)、EEPROMに記憶された消毒フラグを消去し(S15)、ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1を消灯制御し(S16)、上記開閉電磁弁97dを閉状態に制御する(S17)。そして再度電源ボタン111aが押圧されるまで、処理が繰り返される(S18)。
【0049】
また、チューブポンプTP3の作動中(S8、S11、消毒モード)に、電源ボタン111aが押される(S10)と、チューブポンプTP3が停止し(S21)、ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1が消灯し(S22)、上記開閉電磁弁97dが閉状態になる(S23)。同様に、チューブポンプTP3を停止して(S12、通常モード)から1分間経過する前(S14)に、電源ボタン111aが押される(S13)と、ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1が消灯し(S22)、上記開閉電磁弁97dが閉状態になる(S23)。つまりEEPROMに記憶された消毒フラグを消去することなくハンドシャワー8への湯水の供給が強制的に停止される。
【0050】
また、ハンドシャワー消毒液ボタン111kが押圧され(S3)、消毒フラグがオンになった後で、チューブポンプTP3が停止して1分間経過する前(S5−S14)に、停電等で制御部10への電力が供給されなくなった場合は自動的にハンドシャワー8への湯水の供給が停止するが、この場合も消毒フラグはオンの状態で残る。
【0051】
これらの状態から制御部10への電力の供給が再開され、電源ボタン111aが押圧される(S1)と、制御部10はEEPROMからデータを読み込み、消毒フラグが記憶されているか否かを判断する(S2)。消毒フラグが記憶されていない場合には通常の処理に進み(S3)、記憶されている場合には、ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1を点灯制御し(S19)、上記開閉電磁弁97dを開状態に制御してハンドシャワー8に湯水を供給する(S20、通常モード)。そして1分間経過後(S14)、EEPROMに記憶された消毒フラグを消去し(S15)、ハンドシャワー消毒液状態表示LED112j1を消灯制御し(S16)、上記開閉電磁弁97dを閉状態に制御する(S17)。そして再度電源ボタン111aが押圧されるまで、処理が繰り返される(S18)。
【0052】
なお、ハンドシャワー8からの湯水の出湯がオン状態のときは、ハンドシャワー消毒液ボタン111kを3秒間押圧しても、制御部10はチューブポンプTP3を作動させさせないようになっている(S4)。
【0053】
次に、本実施形態のシャワー入浴装置1で入浴補助者Bの補助により入浴者Aが入浴する手順について説明する。
【0054】
まず、入浴補助者Bは、遠隔操作装置11の暖機運転ボタン111jを押し、入浴用筐体2内に設けられた上部シャワー5及び下部シャワー6から入浴用筐体2内に所定の温度の湯水を所定時間噴射して筐体2内を暖める。
【0055】
この暖気運転の終了後、入浴補助者Bは、入浴者Aをストレッチャー3の担架部33上に仰向けに寝かせ、ハンドル34を把握して台車部31が2本の後支持脚4b、4cの間に進入するようにストレッチャー3を移動させる。これにより、ストレッチャー3の担架部33とその上の入浴者Aが入浴用筐体2の搬入・搬出用開口21に収容される。このとき、入浴者Aの身体の首から下の部分が入浴用筐体2内部に位置すると共に、入浴者Aの頭部が入浴用筐体2外部に位置し、カーテン22により、入浴者Aの首を境にして入浴用筐体2の内部と外部とが仕切られる。
【0056】
次に、入浴介助者Bは、遠隔操作装置11のシャワー装置出湯ボタン111bを押す。これにより入浴用筐体2内に設けられた上部シャワー5及び下部シャワー6から、入浴者Aの身体に対して湯水が噴射される。ここで、上部シャワー5及び下部シャワー6の湯水の設定温度は初期設定が45度になっているが、入浴補助者Bは、入浴者Aから要望等に応じ、上記シャワー装置湯温プラスボタン111c及びシャワー装置湯温マイナスボタン111d押して設定温度を調節する。適当な時間が経過したら、入浴補助者Bは再度遠隔操作装置11のシャワー装置出湯ボタン111bを押す。これにより入浴用筐体2内に設けられた上部シャワー5及び下部シャワー6からの湯水の噴射が停止する。
【0057】
続いて入浴補助者Bは、必要に応じてハンドシャワー8を用いて入浴者Aの身体の手洗いを行う。入浴補助者Bが入浴者Aの身体を手洗いする場合、入浴補助者Bは、2つの洗浄作業用開口23のうちの一方のカーテン24を開き、そこに頭から上半身を入れる。そしてその状態で入浴者Aの身体を手洗いする。
【0058】
手洗い終了後は、入浴補助者Bが洗浄作業用開口23から上半身を出し、ストレッチャー3のハンドル34を把握して台車部31が2本の後支持脚4b、4cの間から引き出されるようにストレッチャー3を移動させる。これにより、ストレッチャー3の担架部33上の入浴者Aが入浴用筐体2の外部に搬出され、入浴作業が終了する。
【0059】
なお、本発明は上記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、消毒モードでの運転終了後の通常モードの運転により、シャワー手段の配管内やノズル等に残留している消毒液が流し出されるので、その後に入浴者を収容して入浴させる場合に、入浴者に消毒液がかかることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャワー入浴装置の一実施形態を示す側面図
【図2】ストレッチャー(担架)の構成を示す上面図(a)及び側面図(b)
【図3】入浴用筐体の斜視図
【図4】入浴用筐体の側断面図
【図5】入浴用筐体の上面図
【図6】入浴補助者が入浴者の洗浄作業を行っている状態を示す図4のVI−VI線断面図
【図7】給湯制御装置の内部構成を示す配管ブロック図
【図8】操作パネルを示す正面図
【図9】消毒液ボタンを押した場合の制御を示すフローチャート
【図10】消毒液ボタンを押した場合の制御を示すフローチャート
【符号の説明】
2 入浴用筐体
5 シャワー装置
9 給湯制御装置
10 制御部

Claims (4)

  1. 入浴者の身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴用筐体と、入浴用筐体内に湯水を噴出するシャワー手段と、シャワー手段から噴出させる湯水に消毒液を混入させる消毒液混入手段と、シャワー手段及び混入手段を制御する制御部とを備え、シャワー手段から湯水のみを噴出する通常モードと、湯水に消毒液を混入させてシャワー手段から噴出する消毒モードとで運転可能なシャワー入浴装置であって、制御部の制御により、消毒モードでの運転終了後には必ず連続して通常モードで所定時間運転することを特徴とするシャワー入浴装置。
  2. 上記制御部は電力が供給されて可動するものであり、上記消毒モードで運転中に制御部への電力供給が遮断されて運転が停止し、その後制御部への電力供給が再開された場合、制御部の制御により通常モードで所定時間運転することを特徴とする請求項1に記載のシャワー入浴装置。
  3. 上記制御部は電力が供給されて可動するものであり、上記消毒モードでの運転終了後の通常モードでの運転中に制御部への電力供給が遮断されて運転が停止し、その後制御部への電力供給が再開された場合、制御部の制御により通常モードで所定時間運転することを特徴とする請求項1に記載のシャワー入浴装置。
  4. 上記制御部は、消毒モードでの運転が開始されるとその旨の開始情報が記憶されその運転が終了すると上記開始情報が消去される不揮発性の記憶デバイスを備え、制御部への電力供給が開始された場合には記憶デバイスに上記開始情報が記憶されているか否かを判断し、記憶されている場合には通常モードで所定時間運転し、記憶デバイスに記憶されている開始情報を消去することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシャワー入浴装置。
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