JP2004205436A - 回転体の角度検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法を提供する。
【解決手段】回転体21に同軸になるように円盤22を設け、その円盤22の周方向に複数のアンテナ付きIC23(23−1〜23−N)を一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きIC23のデータを読み取ることで回転体21の回転角度を検出するので、各アンテナ付きIC23に番号を記憶させる場合にアンテナ付きIC23の幾何学的寸法に相関性がなく、回転角度精度を向上させるための角度の表示に多くのビット数が必要な場合でも、アンテナ付きIC23の寸法が大きくならない。従って、回転角度精度を高くするためビット数を増加させることで読み取り装置24の数を増加する必要がなく、簡単な構成で低コストで回転体の回転角度の検出を実現することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】回転体21に同軸になるように円盤22を設け、その円盤22の周方向に複数のアンテナ付きIC23(23−1〜23−N)を一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きIC23のデータを読み取ることで回転体21の回転角度を検出するので、各アンテナ付きIC23に番号を記憶させる場合にアンテナ付きIC23の幾何学的寸法に相関性がなく、回転角度精度を向上させるための角度の表示に多くのビット数が必要な場合でも、アンテナ付きIC23の寸法が大きくならない。従って、回転角度精度を高くするためビット数を増加させることで読み取り装置24の数を増加する必要がなく、簡単な構成で低コストで回転体の回転角度の検出を実現することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体の角度検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転体の回転角度を検出する手段として従来より、図9に示す光学式のロータリーエンコーダ(例えば特許文献1参照)や図10に示す磁気式のロータリーエンコーダ(例えば特許文献2参照)が知られている。
【0003】
光学式のロータリーエンコーダには、例えば周方向に所定のピッチでスリットを形成した円盤を回転体と同軸になるように設け、その円盤の回転角度に応じて発生する光パルスを計数して回転角度を検出するインクリメンタルタイプと、回転角度に応じたバイナリーコードを複数のスリット列で符号化した回転円盤を用い、そのバイナリーコードを読み取って回転角度を検出するアブソリュートタイプとがある。
【0004】
図9は従来の回転体の角度検出方法を適用した光学式のロータリーエンコーダの概念図である。
【0005】
同図に示すロータリーエンコーダ1は、回転体2と同軸の円盤3の外縁部に一つのスリット4を形成し、円盤3のスリット4を挟むように発光素子5及び受光素子6を配置し円盤3の回転角度に応じて円盤3のスリット4を透過する光(光パルス)を計数することにより回転体2の回転角度を検出するものである。なお、7はある回転角における回転体2の回転速度を検出するためのパルススケール、8は発光素子、9は受光素子、10は測距センサである(インクリメンタルタイプ)。
【0006】
インクリメンタルタイプのロータリーエンコーダは、スリット7のパターンI字形状と単純なため、構造が簡単になり、低コスト化が図れ、瞬間回転速度を検出するには優れている反面、検出途中でミスカウントされた場合にそのミスカウントが累積されて回転角度を正確に検出できない場合がある。このため、回転体2の回転角度を正確に検出する必要があるときは、検出途中のミスカウントが累積されることがなく、また、回転体2の高速回転に対して光電素子や電気回路の応答性を問題にする必要のないアブソリュートタイプのロータリーエンコーダが広く使用されている。
【0007】
一方、磁気式のロータリーエンコーダでは、回転体の回転軸と連動するアルミニウム等の常磁性体からなる円盤上に磁気記録可能な磁性膜を塗布、めっき若しくはスパッタ等で形成し、その磁性膜にビットパターンを記録し、ホール素子や磁気抵抗効果素子で回転体の回転角度を検出していた。
【0008】
図10は他の従来の回転体の角度検出方法を適用した磁気式のロータリーエンコーダの概念図である。
【0009】
同図に示すロータリーエンコーダ11は、回転体12と同軸の円盤13の周面に予め複数のビットパターン14を記録しておき、円盤13の周面の近傍に磁気インピーダンス効果素子(MIセンサ等)15を配置して漏れ磁束を検出することで回転体12の回転角度を検出するものである。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−42134号公報
【特許文献2】
特開平9−318388号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アブソリュートタイプのロータリーエンコーダは、例えば回転体の1回転を360度という比較的粗い精度で検出する場合でも9ビット分のバイナリーコードが必要となるので、発光素子及び受光素子もそのビット数に応じて9組設けなければならない。
【0012】
従って、精度を向上させるほど発光素子及び受光素子の数が多くなり、その分構造が複雑になってコストが増加するだけでなく、消費電力も増加するので、電源停止時に用いるバックアップ用バッテリーとして大型電池を用いなければならないという問題があった。
【0013】
また、一般に、光学式のロータリーエンコーダは、発光ダイオードやレーザダイオードで発光した光を変調させ、反射光や透過光をフォトダイオードやフォトトランジスタで受光する構成となっているので、高価であり、機械的な衝撃に非常に弱いという問題点があった。このため、高分解能、軽量、高耐衝撃、かつ安価なロータリーエンコーダを得ることができなかった。
【0014】
さらに、光学式のロータリーエンコーダは、受光素子面を常に清浄な状態に維持する必要があり、劣悪な環境では使用が困難な場合がある。
【0015】
また、磁気式のロータリーエンコーダは、円盤とMIセンサ等のヘッドセンサーとで構成されているため、高耐衝撃性を有することを特徴としているが、分解能を向上させたい場合はビットパターンの高密度記録のため、磁性膜表面における漏れ磁束が減少してしまい、MIセンサとして使用しているホール素子や磁気抵抗効果素子の磁気感度が限界にきているため、これ以上の高分解能は不可能であるとされていた。
【0016】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、回転体の周面にその周方向に沿って複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより回転体の回転角度を検出する回転体の角度検出方法である。
【0018】
請求項2の発明は、回転体に同軸となるように円盤を設け、円盤の外縁部又は周面にその周方向に沿って複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより回転体の回転角度を検出するものである。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の構成に加え、読み取り装置からアンテナ付きICに電磁誘導で電力を供給すると共に、全アンテナ付きICに予め異なる番号のデータを個別に記憶させておき、読み取り装置から回転体若しくは回転体と同軸の円盤上の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きICからの番号のデータを読み取り、読み取り装置で番号のデータを回転体の角度のデータに換算することで回転体の回転角度を検出してもよい。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の構成に加え、読み取り装置からアンテナ付きICに電磁誘導で電力を供給すると共に、全アンテナ付きICに予め異なる番号のデータと回転体の角度との関係を示すデータとを予め個別に記憶させておき、読み取り装置から回転体若しくは回転体と同軸の円盤上の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きICからのデータを読み取ることで回転体の回転角度を検出してもよい。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の構成に加え、読み取り装置のアンテナを読み取り装置からケーブルで分離し、読み取り装置のアンテナを回転体若しくは回転体と同軸の円盤の回転角度の基準となる位置の近傍に円盤及び回転体と接触しないように支持部材で支持するようにしてもよい。
【0022】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の構成に加え、アンテナ付きICのアンテナ及び読み取り装置のアンテナとしてループアンテナ、ダイポールアンテナまたはスリットアンテナを用いると共に、アンテナ付きIC内にデータを記憶するために不揮発性メモリを用いるのが好ましい。
【0023】
本発明によれば、回転体若しくは回転体と同軸になるように円盤を設け、回転体若しくは円盤のその周方向に複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより回転体の回転角度を検出するので、各アンテナ付きICに異なる番号をそれぞれ記憶させる場合、アンテナ付きICの幾何学的寸法に相関性がなく、回転角度精度を向上させるための角度の表示に多くのビット数が必要な場合でも、アンテナ付きICの寸法が大きくなることがない。
【0024】
従って、回転角度の検出精度を高くするためビット数を増加させて読み取り装置の数を増加する必要がなく、簡単な構成で、しかも低コストで回転体の回転角度の検出を実現することができる。また、アンテナ付きICに無線式の読み取り装置から電磁誘導により電力を非接触で供給するので、回転体側に電源を設ける必要がない。アンテナ付きICに不揮発性メモリを用いて、この不揮発性メモリにデータを記憶させることにより、回転体側にバックアップ用のバッテリーを用いる必要がなく、構成が簡素化できる。
【0025】
読み取り装置のアンテナを読み取り装置からケーブルで分離することにより、読み取り装置を上向きでも横向きでも傾斜させてもよくなり、配置の自由度が向上するので、操作者が回転角度表示を読み取りやすくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0027】
図1は本発明の回転体の角度検出方法の一実施の形態を示す概念図である。
【0028】
矢印20方向に回転する回転体21に同軸になるように円盤22が設けられている。円盤22の外縁部にはその周方向に沿って複数(N個とする。)のアンテナ付きIC23(23−1、23−2、23−3、…、23−(N−1)、23−N)が一定の間隔を隔てて配置されている。円盤22の外縁部の近傍(図では円盤21の上側)には円盤22の回転角度の基準となる位置(例えば、回転体21の中心軸L0と直交する仮想の線L1上の位置)を通過するアンテナ付きIC23のデータを読み取ることで回転体21の回転角度を検出する無線式の読み取り装置24が回転体21及び円盤22に接触しないように支持部材(図示せず。)で支持されている。
【0029】
図2(a)は図1に示したアンテナ付きICの一実施の形態を示す平面透視図であり、図2(b)は図2(a)の側面透視図であり、図2(c)は図1に示したアンテナ付きICのブロック図である。
【0030】
アンテナ付きIC23は、図2(a)、(b)に示すように絶縁体(例えばガラスエポキシ樹脂、セラミック、ガラス等)からなる基板25と、基板25上に設けられ、後述する分配器26、エネルギー変換部27、エネルギー蓄積部28、送受信部29、信号/データ処理部30等を有するICモジュール31と、ICモジュール31の送受信部29に接続され読み取り装置24(図1参照)との間で電波を送受信すると共に、読み取り装置24から電力を受けるためのアンテナ32と、ICモジュール31及びアンテナ32を基板25上に覆うモールド樹脂33とで構成されている。
【0031】
図2(c)に示す送受信部29のうちの送信部は、主にアンテナドライバ34及び変調回路35を有し、受信部は主に高周波増幅回路36及び復調回路37を有している。
【0032】
分配器26は受信した電波を送受信部29側とエネルギー変換部27側との二つに分配する回路である。
【0033】
エネルギー変換部27は、読み取り装置24からの電波が受信されて電磁誘導によって発生した電力を所定の電圧の交流電流(高周波電流)に変圧し、整流(例えば全波整流)し、平滑化し、安定化して直流電流に変換する回路である。
【0034】
エネルギー充電部28は読み取り装置24(図1参照)からの電波を受信している間にエネルギーの一部を充電しておき、アンテナ付きIC23の送信時に使用するためのでものであり、例えば電気二重層コンデンサ等の小型で大容量のコンデンサが用いられる。
【0035】
変調回路35は、発振回路で発振し、逓倍回路(共に図示せず。)で逓倍された搬送波を、信号/データ処理部30からの信号で変調する回路であり、アンテナドライバ34は送受信の切換えを行う回路である。なお、この変調回路35を省略した回路構成も可能である。
【0036】
高周波増幅回路36は受信した電波を増幅する回路であり、復調回路37は受信した電波から電気信号を取り出す回路である。高周波増幅回路36も省略可能である。
【0037】
信号/データ処理部30は、演算・制御を行うCPU38、データの記憶を行うメモリ(RAM39a、ROM39b、39c)39及び入力・出力を行うI/Oポート40を有しており、それぞれアドレスバス41、データバス42、コントロールバス43で接続され、I/Oポート40はインターフェイス44に接続されている。
【0038】
メモリ39にはアンテナ付きIC23の動作プログラムが記憶されたROM39aと、RAM39bと、読み取り装置24からのデータを記憶する不揮発性メモリ39cとが用いられている。不揮発性メモリ39cはアンテナ付きIC23を識別するための異なる番号のデータとアンテナ付きIC23が固定される回転体21の円盤22の回転角度との関係を示すデータとが記憶されるようになっている。
【0039】
不揮発性メモリ39cにはEPROM(UV−Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリのいずれを用いてもよい。
【0040】
アンテナ32には指向性を有するアンテナを用いるのが好ましく、具体的にはループアンテナが好ましい(もし無指向性アンテナを用いると、例えばアンテナ付きIC23−1に隣接するアンテナ付きIC23−2、23−Nからの電波を読み取り装置24が誤受信してしまうおそれがあるからである。)。ループアンテナは図では方形ループアンテナが示されているが、円形ループアンテナを用いてもよい。また、ループの巻き数は図では1巻きであるが利得を増やすため複数回であるのが好ましい。
【0041】
アンテナ付きIC23は円盤22(図1参照)の一方(図1では上側)の外縁部に形成された凹部(図示せず。)内にループアンテナ32のボアサイトが読取装置のアンテナのボアサイトにほぼ一致するように接着剤で固定されている。
【0042】
図3は図1に示した読み取り装置のブロック図である。
【0043】
読み取り装置24は、アンテナ付きIC23(図1参照)との間で電波を送受信すると共に、アンテナ付きIC23に電力を供給するためのアンテナ45と、送受信部46と、信号/データ処理部47と、表示部48と、電源(電池若しくは直流安定化電源)49と、キーボード接続用端子50とを有している。なお、49aはスイッチである。
【0044】
読み取り装置24の絶縁体からなる筐体の一方の面(図1では上側の面)には表示部48やスイッチ49aが配置され、筐体内の他方の面(図1では下側の面)側にはアンテナ45が内蔵されている。筐体の底部(図1では左側)にはキーボード接続用端子50が設けられている(いずれも図示せず。)。
【0045】
送受信部46は、アンテナドライバ51、高周波増幅器52、復調器53及び変調器54を有し、信号/データ処理部47は、CPU55、I/Oポート56、メモリ(RAM56a、ROM56b)56を有しており、それぞれアドレスバス57、データバス58、コントロールバス59で接続され、I/Oポート56はインターフェイス60に接続されている。
【0046】
筐体内に内蔵されたアンテナ45としては、円盤22(図1参照)の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きIC(読み取り装置24のアンテナ45に最も近いアンテナ付きIC)23−1(図1参照)とだけ電波の送受信を行う必要があるため、指向性アンテナ、例えばループアンテナを用いるのが好ましい(もし、無指向性アンテナを用いると、複数のアンテナ付きIC23に同一の番号のデータ等が記憶されてしまうからである)。
【0047】
表示部48は回転体21(円盤22)の角度を表示するものであり、例えば液晶表示盤が用いられる(LEDディスプレイや表示用LEDを用いてもよい。)。
【0048】
次に図1に示した回転体角度検出装置の動作について説明する。
【0049】
(準備段階)
全アンテナ付きIC23の不揮発性メモリ39cには何もデータが記憶されていないものとする。
【0050】
図示しない操作者は、読み取り装置24のキーボード接続用端子50にキーボード61を接続し(共に図3参照)、読み取り装置24に内蔵されたアンテナ45(図3参照)が円盤22の回転角度の基準となる位置の上側に位置するように図示しない支持部材で支持した後、円盤22上のアンテナ付きIC23(この場合23−1とする。)が読み取り装置24のアンテナの真下に位置するように回転させ、読み取り装置24のスイッチ49a(図3参照)をオンにする。
【0051】
操作者がスイッチ49aをオンにすると、読み取り装置24から一定時間電波がアンテナ付きIC23−1に送信される(送信時には表示部48(図3参照)に送信モードである旨が表示され、待機時には表示部48に受信モードである旨が表示されるようになっている。)。
【0052】
この読み取り装置24からの電波により、アンテナ付きIC23−1に電磁誘導により電力が非接触で供給される。アンテナ付きIC23−1は、この電力によりICモジュール31(図2(a)、(b)参照)を立ち上げると共に、エネルギー充電部28(図2(c)参照)に充電させた後、不揮発性メモリ39cに記憶されたデータ(この時点では何もデータが記憶されていない。)を読み出し、その読み出したデータを変調回路35で変調し、アンテナ32(共に図2(c)参照)から読み取り装置24に送信した後、受信モードに切換えて待機する。
【0053】
読み取り装置24は、アンテナ付きIC23−1からの電波を受信し、不揮発性メモリ39cにデータがまだ何も記憶されていない旨を表示部48に表示する。
【0054】
操作者は、アンテナ付きIC23−1に何もデータが記憶されていないことを確認した後、読み取り装置24に接続されたキーボード61を操作し、アンテナ付きIC23−1の番号(ID:例えば23−1)と、番号(23−1)と回転体21の角度との関係を示すデータ(例えば23−1=0)とを入力する。
【0055】
読み取り装置24は、両データが入力されると、両データの信号を変調器54で変調し、その変調された電波をアンテナ付きIC23−1に送信する(このとき表示部48には送信モードである旨が表示されるようになっている。)。読み取り装置24は、データの電波送信後は受信モードにして待機する(このとき表示部48には受信モードである旨が表示されるようになっている。)。
【0056】
アンテナ付きIC23−1は、読み取り装置24から送信された番号(23−1)のデータと、回転体21の角度のデータとを不揮発性メモリ39cに書き込む(記憶する)。アンテナ付きIC23−1はエネルギー充電部28に充電された電力を用いて不揮発性メモリ39cに書き込まれた両データを読み出し、読み取り装置24にそのデータの信号で変調された電波を送信した後、受信モードで待機する(操作者がデータ入力の確認を行うためである。)。
【0057】
読み取り装置24は、アンテナ付きIC23−1からの電波を受信すると、アンテナ付きIC23−1の番号(23−1)のデータと角度のデータとを表示部48に一定時間表示する。これ以後、読み取り装置24からアンテナ付きIC23−1に電波が送信されるまではアンテナ付きIC23−1には電力の供給が停止されることになるが、アンテナ付きIC23−1の番号のデータ及び角度のデータは、不揮発性メモリ39cに記憶されるため、両データが消失することがなく、しかもバックアップの必要もない。
【0058】
以下、操作者は、回転体21を回転させて順次アンテナ付きIC23−2、23−3、…、23−Nに番号(23−2、23−3、…、23−N)及び角度のデータで変調された電波を読み取り装置24から送信してアンテナ付きIC23−2、23−3、…、23−Nの不揮発性メモリ39cにそれぞれ記憶させる。
【0059】
なお、操作者がアンテナ付きIC23の番号若しくは角度のデータを入力ミスした場合には、読み取り装置24から不揮発性メモリ39cのデータを消去する信号で変調された電波を送信し、再度番号若しくは角度のデータの電波を送信することで訂正することができるようになっている。
【0060】
全アンテナ付きIC23に番号のデータと角度のデータとを記憶させると準備段階が終了する。準備段階終了後は、操作者はスイッチ49aをオフにし、キーボード接続用端子50からキーボード61を取り外す。
【0061】
(回転体角度検出段階)
操作者が読み取り装置24のスイッチ49aをオンにすると、読み取り装置24が作動し、読み取り装置24のアンテナ45からアンテナ付きIC23に電波が一定時間送信される。読み取り装置24のアンテナ45のボアサイトの位置に回転してきたアンテナ付きIC23だけ電波を受信し、アンテナ付きIC23のICモジュール31が立ち上がると共にエネルギー蓄積部28が充電され、エネルギー蓄積部28の充電後、アンテナ付きIC23は送信モードに切り換わり不揮発性メモリ39cに記憶された番号のデータと角度のデータとを読み出して、変調回路35で変調し、アンテナ32から読み取り装置24に送信した後、受信モードに切り換わり待機する。
【0062】
読み取り装置24はアンテナ付きIC23からの電波を受信すると、番号のデータと角度のデータとを表示部48に一定時間表示する。
【0063】
このように、回転体21の回転中に読み取り装置24のスイッチ49aをオンにすることにより、読み取り装置24のアンテナの真下に位置するアンテナ付きIC23は読み取り装置24からの電波をエネルギーとして番号のデータと角度のデータとを読み取り装置24に送信し、読み取り装置24はアンテナ付きIC23の番号と角度とを表示部48に表示するので、回転体21の角度を容易かつ正確に検出することができる。
【0064】
以上において、本実施の形態によれば、簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法を提供することができる。
【0065】
なお、本実施の形態では表示部48にアンテナ付きIC23の番号のデータと角度のデータとを表示する場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、アンテナ付きIC23に番号のデータのみ記憶させておき、読み取り装置24で番号のデータを信号/データ処理部47で回転体21の角度に換算して得られた角度の値を表示部48に表示するようにしてもよい。
【0066】
図4(a)は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図であり、図4(b)は図4(a)に示した読み取り装置に用いられるアンテナ部の拡大平面透視図であり、図4(c)は図4(b)の側面透視図である。以下、図1〜図3に示した部材と同様の部材には共通の符号を用いた。
【0067】
図4(a)〜(c)に示した回転体角度検出方法の図1に示した回転体角度検出方法との相違点は、読み取り装置からアンテナをケーブルで分離して検出する点である。
【0068】
読み取り装置62は、読み取り装置本体63と、ケーブル64と、アンテナ部65とで構成されている。
【0069】
アンテナ部65は、絶縁体(例えばガラスエポキシ樹脂、セラミック、ガラス等)からなる基板66と、基板66上に配置された導体線(錫めっき銅線、金めっき銅線、銀めっき銅線等)からなるループアンテナ45と、基板66上にループアンテナ45を覆うモールド樹脂67とを有している。ループアンテナ45は図では導体線45を基板66上に配置した場合を示しているが、片面プリント基板を用いて構成してもよい。また、ループの巻き数は図では1巻きであるが限定されるものではなく、ループの形状も四角形に限定されず円形でもよい。
【0070】
読み取り装置本体63とアンテナ部65との間を接続するケーブル64には同軸ケーブルを用いるのが好ましい。
【0071】
このように読み取り装置62を構成しても図1に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られるだけでなく、読み取り装置本体63の配置の自由度が向上するので、表示部が見やすくなる。
【0072】
図5は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0073】
図5に示した回転体の角度検出方法の図1に示した回転体の角度検出方法との相違点は、アンテナ付きIC23を円盤22の周面に設けた点である。
【0074】
このようにアンテナ付きIC23を円盤22に設けると共に読み取り装置24を配置しても図1に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0075】
図6は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0076】
図6に示した回転体の角度検出方法の図4(a)〜(c)に示した回転体の角度検出方法との相違点は、アンテナ付きIC23を円盤22の周面に設けた点である。
【0077】
このようにアンテナ付きIC23を円盤の周面に配置しても図4(a)〜(c)に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0078】
図7は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0079】
図7に示した回転体の角度検出方法の図5に示した回転体の角度検出方法との相違点は、複数のアンテナ付きIC23を回転体の周面にその周方向に沿って一定の間隔を隔てて設けた点である。
【0080】
このようにアンテナ付きIC23を回転体70の周面に配置しても図5に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0081】
図8は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0082】
図8に示した回転体の角度検出方法の図6に示した回転体の角度検出方法との相違点は、複数のアンテナ付きIC23を回転体70の周面にその周方向に沿って一定の間隔を隔てて設けた点である。
【0083】
このようにアンテナ付きIC23を回転体70の周面に配置しても図5に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転体の角度検出方法の一実施の形態を示す概念図である。
【図2】(a)は図1に示したアンテナ付きICの一実施の形態を示す平面透視図であり、(b)は(a)の側面透視図であり、(c)は図1に示したアンテナ付きICのブロック図である。
【図3】図1に示した読み取り装置のブロック図である。
【図4】(a)は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図であり、(b)は(a)に示した読み取り装置に用いられるアンテナ部の拡大平面透視図であり、(c)は(b)の側面透視図である。
【図5】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図6】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図7】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図8】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図9】従来の回転体の角度検出方法を適用した光学式のロータリーエンコーダの概念図である。
【図10】他の従来の回転体の角度検出方法を適用した磁気式のロータリーエンコーダの概念図である。
【符号の説明】
21 回転体
22 円盤
23(23−1〜23−N) アンテナ付きIC
24 読み取り装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体の角度検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転体の回転角度を検出する手段として従来より、図9に示す光学式のロータリーエンコーダ(例えば特許文献1参照)や図10に示す磁気式のロータリーエンコーダ(例えば特許文献2参照)が知られている。
【0003】
光学式のロータリーエンコーダには、例えば周方向に所定のピッチでスリットを形成した円盤を回転体と同軸になるように設け、その円盤の回転角度に応じて発生する光パルスを計数して回転角度を検出するインクリメンタルタイプと、回転角度に応じたバイナリーコードを複数のスリット列で符号化した回転円盤を用い、そのバイナリーコードを読み取って回転角度を検出するアブソリュートタイプとがある。
【0004】
図9は従来の回転体の角度検出方法を適用した光学式のロータリーエンコーダの概念図である。
【0005】
同図に示すロータリーエンコーダ1は、回転体2と同軸の円盤3の外縁部に一つのスリット4を形成し、円盤3のスリット4を挟むように発光素子5及び受光素子6を配置し円盤3の回転角度に応じて円盤3のスリット4を透過する光(光パルス)を計数することにより回転体2の回転角度を検出するものである。なお、7はある回転角における回転体2の回転速度を検出するためのパルススケール、8は発光素子、9は受光素子、10は測距センサである(インクリメンタルタイプ)。
【0006】
インクリメンタルタイプのロータリーエンコーダは、スリット7のパターンI字形状と単純なため、構造が簡単になり、低コスト化が図れ、瞬間回転速度を検出するには優れている反面、検出途中でミスカウントされた場合にそのミスカウントが累積されて回転角度を正確に検出できない場合がある。このため、回転体2の回転角度を正確に検出する必要があるときは、検出途中のミスカウントが累積されることがなく、また、回転体2の高速回転に対して光電素子や電気回路の応答性を問題にする必要のないアブソリュートタイプのロータリーエンコーダが広く使用されている。
【0007】
一方、磁気式のロータリーエンコーダでは、回転体の回転軸と連動するアルミニウム等の常磁性体からなる円盤上に磁気記録可能な磁性膜を塗布、めっき若しくはスパッタ等で形成し、その磁性膜にビットパターンを記録し、ホール素子や磁気抵抗効果素子で回転体の回転角度を検出していた。
【0008】
図10は他の従来の回転体の角度検出方法を適用した磁気式のロータリーエンコーダの概念図である。
【0009】
同図に示すロータリーエンコーダ11は、回転体12と同軸の円盤13の周面に予め複数のビットパターン14を記録しておき、円盤13の周面の近傍に磁気インピーダンス効果素子(MIセンサ等)15を配置して漏れ磁束を検出することで回転体12の回転角度を検出するものである。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−42134号公報
【特許文献2】
特開平9−318388号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アブソリュートタイプのロータリーエンコーダは、例えば回転体の1回転を360度という比較的粗い精度で検出する場合でも9ビット分のバイナリーコードが必要となるので、発光素子及び受光素子もそのビット数に応じて9組設けなければならない。
【0012】
従って、精度を向上させるほど発光素子及び受光素子の数が多くなり、その分構造が複雑になってコストが増加するだけでなく、消費電力も増加するので、電源停止時に用いるバックアップ用バッテリーとして大型電池を用いなければならないという問題があった。
【0013】
また、一般に、光学式のロータリーエンコーダは、発光ダイオードやレーザダイオードで発光した光を変調させ、反射光や透過光をフォトダイオードやフォトトランジスタで受光する構成となっているので、高価であり、機械的な衝撃に非常に弱いという問題点があった。このため、高分解能、軽量、高耐衝撃、かつ安価なロータリーエンコーダを得ることができなかった。
【0014】
さらに、光学式のロータリーエンコーダは、受光素子面を常に清浄な状態に維持する必要があり、劣悪な環境では使用が困難な場合がある。
【0015】
また、磁気式のロータリーエンコーダは、円盤とMIセンサ等のヘッドセンサーとで構成されているため、高耐衝撃性を有することを特徴としているが、分解能を向上させたい場合はビットパターンの高密度記録のため、磁性膜表面における漏れ磁束が減少してしまい、MIセンサとして使用しているホール素子や磁気抵抗効果素子の磁気感度が限界にきているため、これ以上の高分解能は不可能であるとされていた。
【0016】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、回転体の周面にその周方向に沿って複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより回転体の回転角度を検出する回転体の角度検出方法である。
【0018】
請求項2の発明は、回転体に同軸となるように円盤を設け、円盤の外縁部又は周面にその周方向に沿って複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより回転体の回転角度を検出するものである。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の構成に加え、読み取り装置からアンテナ付きICに電磁誘導で電力を供給すると共に、全アンテナ付きICに予め異なる番号のデータを個別に記憶させておき、読み取り装置から回転体若しくは回転体と同軸の円盤上の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きICからの番号のデータを読み取り、読み取り装置で番号のデータを回転体の角度のデータに換算することで回転体の回転角度を検出してもよい。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の構成に加え、読み取り装置からアンテナ付きICに電磁誘導で電力を供給すると共に、全アンテナ付きICに予め異なる番号のデータと回転体の角度との関係を示すデータとを予め個別に記憶させておき、読み取り装置から回転体若しくは回転体と同軸の円盤上の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きICからのデータを読み取ることで回転体の回転角度を検出してもよい。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の構成に加え、読み取り装置のアンテナを読み取り装置からケーブルで分離し、読み取り装置のアンテナを回転体若しくは回転体と同軸の円盤の回転角度の基準となる位置の近傍に円盤及び回転体と接触しないように支持部材で支持するようにしてもよい。
【0022】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の構成に加え、アンテナ付きICのアンテナ及び読み取り装置のアンテナとしてループアンテナ、ダイポールアンテナまたはスリットアンテナを用いると共に、アンテナ付きIC内にデータを記憶するために不揮発性メモリを用いるのが好ましい。
【0023】
本発明によれば、回転体若しくは回転体と同軸になるように円盤を設け、回転体若しくは円盤のその周方向に複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより回転体の回転角度を検出するので、各アンテナ付きICに異なる番号をそれぞれ記憶させる場合、アンテナ付きICの幾何学的寸法に相関性がなく、回転角度精度を向上させるための角度の表示に多くのビット数が必要な場合でも、アンテナ付きICの寸法が大きくなることがない。
【0024】
従って、回転角度の検出精度を高くするためビット数を増加させて読み取り装置の数を増加する必要がなく、簡単な構成で、しかも低コストで回転体の回転角度の検出を実現することができる。また、アンテナ付きICに無線式の読み取り装置から電磁誘導により電力を非接触で供給するので、回転体側に電源を設ける必要がない。アンテナ付きICに不揮発性メモリを用いて、この不揮発性メモリにデータを記憶させることにより、回転体側にバックアップ用のバッテリーを用いる必要がなく、構成が簡素化できる。
【0025】
読み取り装置のアンテナを読み取り装置からケーブルで分離することにより、読み取り装置を上向きでも横向きでも傾斜させてもよくなり、配置の自由度が向上するので、操作者が回転角度表示を読み取りやすくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0027】
図1は本発明の回転体の角度検出方法の一実施の形態を示す概念図である。
【0028】
矢印20方向に回転する回転体21に同軸になるように円盤22が設けられている。円盤22の外縁部にはその周方向に沿って複数(N個とする。)のアンテナ付きIC23(23−1、23−2、23−3、…、23−(N−1)、23−N)が一定の間隔を隔てて配置されている。円盤22の外縁部の近傍(図では円盤21の上側)には円盤22の回転角度の基準となる位置(例えば、回転体21の中心軸L0と直交する仮想の線L1上の位置)を通過するアンテナ付きIC23のデータを読み取ることで回転体21の回転角度を検出する無線式の読み取り装置24が回転体21及び円盤22に接触しないように支持部材(図示せず。)で支持されている。
【0029】
図2(a)は図1に示したアンテナ付きICの一実施の形態を示す平面透視図であり、図2(b)は図2(a)の側面透視図であり、図2(c)は図1に示したアンテナ付きICのブロック図である。
【0030】
アンテナ付きIC23は、図2(a)、(b)に示すように絶縁体(例えばガラスエポキシ樹脂、セラミック、ガラス等)からなる基板25と、基板25上に設けられ、後述する分配器26、エネルギー変換部27、エネルギー蓄積部28、送受信部29、信号/データ処理部30等を有するICモジュール31と、ICモジュール31の送受信部29に接続され読み取り装置24(図1参照)との間で電波を送受信すると共に、読み取り装置24から電力を受けるためのアンテナ32と、ICモジュール31及びアンテナ32を基板25上に覆うモールド樹脂33とで構成されている。
【0031】
図2(c)に示す送受信部29のうちの送信部は、主にアンテナドライバ34及び変調回路35を有し、受信部は主に高周波増幅回路36及び復調回路37を有している。
【0032】
分配器26は受信した電波を送受信部29側とエネルギー変換部27側との二つに分配する回路である。
【0033】
エネルギー変換部27は、読み取り装置24からの電波が受信されて電磁誘導によって発生した電力を所定の電圧の交流電流(高周波電流)に変圧し、整流(例えば全波整流)し、平滑化し、安定化して直流電流に変換する回路である。
【0034】
エネルギー充電部28は読み取り装置24(図1参照)からの電波を受信している間にエネルギーの一部を充電しておき、アンテナ付きIC23の送信時に使用するためのでものであり、例えば電気二重層コンデンサ等の小型で大容量のコンデンサが用いられる。
【0035】
変調回路35は、発振回路で発振し、逓倍回路(共に図示せず。)で逓倍された搬送波を、信号/データ処理部30からの信号で変調する回路であり、アンテナドライバ34は送受信の切換えを行う回路である。なお、この変調回路35を省略した回路構成も可能である。
【0036】
高周波増幅回路36は受信した電波を増幅する回路であり、復調回路37は受信した電波から電気信号を取り出す回路である。高周波増幅回路36も省略可能である。
【0037】
信号/データ処理部30は、演算・制御を行うCPU38、データの記憶を行うメモリ(RAM39a、ROM39b、39c)39及び入力・出力を行うI/Oポート40を有しており、それぞれアドレスバス41、データバス42、コントロールバス43で接続され、I/Oポート40はインターフェイス44に接続されている。
【0038】
メモリ39にはアンテナ付きIC23の動作プログラムが記憶されたROM39aと、RAM39bと、読み取り装置24からのデータを記憶する不揮発性メモリ39cとが用いられている。不揮発性メモリ39cはアンテナ付きIC23を識別するための異なる番号のデータとアンテナ付きIC23が固定される回転体21の円盤22の回転角度との関係を示すデータとが記憶されるようになっている。
【0039】
不揮発性メモリ39cにはEPROM(UV−Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリのいずれを用いてもよい。
【0040】
アンテナ32には指向性を有するアンテナを用いるのが好ましく、具体的にはループアンテナが好ましい(もし無指向性アンテナを用いると、例えばアンテナ付きIC23−1に隣接するアンテナ付きIC23−2、23−Nからの電波を読み取り装置24が誤受信してしまうおそれがあるからである。)。ループアンテナは図では方形ループアンテナが示されているが、円形ループアンテナを用いてもよい。また、ループの巻き数は図では1巻きであるが利得を増やすため複数回であるのが好ましい。
【0041】
アンテナ付きIC23は円盤22(図1参照)の一方(図1では上側)の外縁部に形成された凹部(図示せず。)内にループアンテナ32のボアサイトが読取装置のアンテナのボアサイトにほぼ一致するように接着剤で固定されている。
【0042】
図3は図1に示した読み取り装置のブロック図である。
【0043】
読み取り装置24は、アンテナ付きIC23(図1参照)との間で電波を送受信すると共に、アンテナ付きIC23に電力を供給するためのアンテナ45と、送受信部46と、信号/データ処理部47と、表示部48と、電源(電池若しくは直流安定化電源)49と、キーボード接続用端子50とを有している。なお、49aはスイッチである。
【0044】
読み取り装置24の絶縁体からなる筐体の一方の面(図1では上側の面)には表示部48やスイッチ49aが配置され、筐体内の他方の面(図1では下側の面)側にはアンテナ45が内蔵されている。筐体の底部(図1では左側)にはキーボード接続用端子50が設けられている(いずれも図示せず。)。
【0045】
送受信部46は、アンテナドライバ51、高周波増幅器52、復調器53及び変調器54を有し、信号/データ処理部47は、CPU55、I/Oポート56、メモリ(RAM56a、ROM56b)56を有しており、それぞれアドレスバス57、データバス58、コントロールバス59で接続され、I/Oポート56はインターフェイス60に接続されている。
【0046】
筐体内に内蔵されたアンテナ45としては、円盤22(図1参照)の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きIC(読み取り装置24のアンテナ45に最も近いアンテナ付きIC)23−1(図1参照)とだけ電波の送受信を行う必要があるため、指向性アンテナ、例えばループアンテナを用いるのが好ましい(もし、無指向性アンテナを用いると、複数のアンテナ付きIC23に同一の番号のデータ等が記憶されてしまうからである)。
【0047】
表示部48は回転体21(円盤22)の角度を表示するものであり、例えば液晶表示盤が用いられる(LEDディスプレイや表示用LEDを用いてもよい。)。
【0048】
次に図1に示した回転体角度検出装置の動作について説明する。
【0049】
(準備段階)
全アンテナ付きIC23の不揮発性メモリ39cには何もデータが記憶されていないものとする。
【0050】
図示しない操作者は、読み取り装置24のキーボード接続用端子50にキーボード61を接続し(共に図3参照)、読み取り装置24に内蔵されたアンテナ45(図3参照)が円盤22の回転角度の基準となる位置の上側に位置するように図示しない支持部材で支持した後、円盤22上のアンテナ付きIC23(この場合23−1とする。)が読み取り装置24のアンテナの真下に位置するように回転させ、読み取り装置24のスイッチ49a(図3参照)をオンにする。
【0051】
操作者がスイッチ49aをオンにすると、読み取り装置24から一定時間電波がアンテナ付きIC23−1に送信される(送信時には表示部48(図3参照)に送信モードである旨が表示され、待機時には表示部48に受信モードである旨が表示されるようになっている。)。
【0052】
この読み取り装置24からの電波により、アンテナ付きIC23−1に電磁誘導により電力が非接触で供給される。アンテナ付きIC23−1は、この電力によりICモジュール31(図2(a)、(b)参照)を立ち上げると共に、エネルギー充電部28(図2(c)参照)に充電させた後、不揮発性メモリ39cに記憶されたデータ(この時点では何もデータが記憶されていない。)を読み出し、その読み出したデータを変調回路35で変調し、アンテナ32(共に図2(c)参照)から読み取り装置24に送信した後、受信モードに切換えて待機する。
【0053】
読み取り装置24は、アンテナ付きIC23−1からの電波を受信し、不揮発性メモリ39cにデータがまだ何も記憶されていない旨を表示部48に表示する。
【0054】
操作者は、アンテナ付きIC23−1に何もデータが記憶されていないことを確認した後、読み取り装置24に接続されたキーボード61を操作し、アンテナ付きIC23−1の番号(ID:例えば23−1)と、番号(23−1)と回転体21の角度との関係を示すデータ(例えば23−1=0)とを入力する。
【0055】
読み取り装置24は、両データが入力されると、両データの信号を変調器54で変調し、その変調された電波をアンテナ付きIC23−1に送信する(このとき表示部48には送信モードである旨が表示されるようになっている。)。読み取り装置24は、データの電波送信後は受信モードにして待機する(このとき表示部48には受信モードである旨が表示されるようになっている。)。
【0056】
アンテナ付きIC23−1は、読み取り装置24から送信された番号(23−1)のデータと、回転体21の角度のデータとを不揮発性メモリ39cに書き込む(記憶する)。アンテナ付きIC23−1はエネルギー充電部28に充電された電力を用いて不揮発性メモリ39cに書き込まれた両データを読み出し、読み取り装置24にそのデータの信号で変調された電波を送信した後、受信モードで待機する(操作者がデータ入力の確認を行うためである。)。
【0057】
読み取り装置24は、アンテナ付きIC23−1からの電波を受信すると、アンテナ付きIC23−1の番号(23−1)のデータと角度のデータとを表示部48に一定時間表示する。これ以後、読み取り装置24からアンテナ付きIC23−1に電波が送信されるまではアンテナ付きIC23−1には電力の供給が停止されることになるが、アンテナ付きIC23−1の番号のデータ及び角度のデータは、不揮発性メモリ39cに記憶されるため、両データが消失することがなく、しかもバックアップの必要もない。
【0058】
以下、操作者は、回転体21を回転させて順次アンテナ付きIC23−2、23−3、…、23−Nに番号(23−2、23−3、…、23−N)及び角度のデータで変調された電波を読み取り装置24から送信してアンテナ付きIC23−2、23−3、…、23−Nの不揮発性メモリ39cにそれぞれ記憶させる。
【0059】
なお、操作者がアンテナ付きIC23の番号若しくは角度のデータを入力ミスした場合には、読み取り装置24から不揮発性メモリ39cのデータを消去する信号で変調された電波を送信し、再度番号若しくは角度のデータの電波を送信することで訂正することができるようになっている。
【0060】
全アンテナ付きIC23に番号のデータと角度のデータとを記憶させると準備段階が終了する。準備段階終了後は、操作者はスイッチ49aをオフにし、キーボード接続用端子50からキーボード61を取り外す。
【0061】
(回転体角度検出段階)
操作者が読み取り装置24のスイッチ49aをオンにすると、読み取り装置24が作動し、読み取り装置24のアンテナ45からアンテナ付きIC23に電波が一定時間送信される。読み取り装置24のアンテナ45のボアサイトの位置に回転してきたアンテナ付きIC23だけ電波を受信し、アンテナ付きIC23のICモジュール31が立ち上がると共にエネルギー蓄積部28が充電され、エネルギー蓄積部28の充電後、アンテナ付きIC23は送信モードに切り換わり不揮発性メモリ39cに記憶された番号のデータと角度のデータとを読み出して、変調回路35で変調し、アンテナ32から読み取り装置24に送信した後、受信モードに切り換わり待機する。
【0062】
読み取り装置24はアンテナ付きIC23からの電波を受信すると、番号のデータと角度のデータとを表示部48に一定時間表示する。
【0063】
このように、回転体21の回転中に読み取り装置24のスイッチ49aをオンにすることにより、読み取り装置24のアンテナの真下に位置するアンテナ付きIC23は読み取り装置24からの電波をエネルギーとして番号のデータと角度のデータとを読み取り装置24に送信し、読み取り装置24はアンテナ付きIC23の番号と角度とを表示部48に表示するので、回転体21の角度を容易かつ正確に検出することができる。
【0064】
以上において、本実施の形態によれば、簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法を提供することができる。
【0065】
なお、本実施の形態では表示部48にアンテナ付きIC23の番号のデータと角度のデータとを表示する場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、アンテナ付きIC23に番号のデータのみ記憶させておき、読み取り装置24で番号のデータを信号/データ処理部47で回転体21の角度に換算して得られた角度の値を表示部48に表示するようにしてもよい。
【0066】
図4(a)は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図であり、図4(b)は図4(a)に示した読み取り装置に用いられるアンテナ部の拡大平面透視図であり、図4(c)は図4(b)の側面透視図である。以下、図1〜図3に示した部材と同様の部材には共通の符号を用いた。
【0067】
図4(a)〜(c)に示した回転体角度検出方法の図1に示した回転体角度検出方法との相違点は、読み取り装置からアンテナをケーブルで分離して検出する点である。
【0068】
読み取り装置62は、読み取り装置本体63と、ケーブル64と、アンテナ部65とで構成されている。
【0069】
アンテナ部65は、絶縁体(例えばガラスエポキシ樹脂、セラミック、ガラス等)からなる基板66と、基板66上に配置された導体線(錫めっき銅線、金めっき銅線、銀めっき銅線等)からなるループアンテナ45と、基板66上にループアンテナ45を覆うモールド樹脂67とを有している。ループアンテナ45は図では導体線45を基板66上に配置した場合を示しているが、片面プリント基板を用いて構成してもよい。また、ループの巻き数は図では1巻きであるが限定されるものではなく、ループの形状も四角形に限定されず円形でもよい。
【0070】
読み取り装置本体63とアンテナ部65との間を接続するケーブル64には同軸ケーブルを用いるのが好ましい。
【0071】
このように読み取り装置62を構成しても図1に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られるだけでなく、読み取り装置本体63の配置の自由度が向上するので、表示部が見やすくなる。
【0072】
図5は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0073】
図5に示した回転体の角度検出方法の図1に示した回転体の角度検出方法との相違点は、アンテナ付きIC23を円盤22の周面に設けた点である。
【0074】
このようにアンテナ付きIC23を円盤22に設けると共に読み取り装置24を配置しても図1に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0075】
図6は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0076】
図6に示した回転体の角度検出方法の図4(a)〜(c)に示した回転体の角度検出方法との相違点は、アンテナ付きIC23を円盤22の周面に設けた点である。
【0077】
このようにアンテナ付きIC23を円盤の周面に配置しても図4(a)〜(c)に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0078】
図7は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0079】
図7に示した回転体の角度検出方法の図5に示した回転体の角度検出方法との相違点は、複数のアンテナ付きIC23を回転体の周面にその周方向に沿って一定の間隔を隔てて設けた点である。
【0080】
このようにアンテナ付きIC23を回転体70の周面に配置しても図5に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0081】
図8は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【0082】
図8に示した回転体の角度検出方法の図6に示した回転体の角度検出方法との相違点は、複数のアンテナ付きIC23を回転体70の周面にその周方向に沿って一定の間隔を隔てて設けた点である。
【0083】
このようにアンテナ付きIC23を回転体70の周面に配置しても図5に示した回転体の角度検出方法と同様の効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、簡単な構成で信頼性の高い回転体の角度を検出することができる回転体の角度検出方法の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転体の角度検出方法の一実施の形態を示す概念図である。
【図2】(a)は図1に示したアンテナ付きICの一実施の形態を示す平面透視図であり、(b)は(a)の側面透視図であり、(c)は図1に示したアンテナ付きICのブロック図である。
【図3】図1に示した読み取り装置のブロック図である。
【図4】(a)は本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図であり、(b)は(a)に示した読み取り装置に用いられるアンテナ部の拡大平面透視図であり、(c)は(b)の側面透視図である。
【図5】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図6】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図7】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図8】本発明の回転体の角度検出方法の他の実施の形態を示す概念図である。
【図9】従来の回転体の角度検出方法を適用した光学式のロータリーエンコーダの概念図である。
【図10】他の従来の回転体の角度検出方法を適用した磁気式のロータリーエンコーダの概念図である。
【符号の説明】
21 回転体
22 円盤
23(23−1〜23−N) アンテナ付きIC
24 読み取り装置
Claims (6)
- 回転体の周面にその周方向に沿って複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより上記回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転体の角度検出方法。
- 回転体に同軸となるように円盤を設け、該円盤の外縁部又は周面にその周方向に沿って複数のアンテナ付きICを一定の間隔を隔てて設け、各アンテナ付きICのデータを無線式の読み取り装置で読み取ることにより上記回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転体の角度検出方法。
- 上記読み取り装置から上記アンテナ付きICに電磁誘導で電力を供給すると共に、全アンテナ付きICに予め異なる番号のデータを個別に記憶させておき、上記読み取り装置から上記円盤上の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きICからの番号のデータを読み取り、上記読み取り装置で上記番号のデータを上記回転体の角度のデータに換算することで上記回転体の回転角度を検出する請求項1または2に記載の回転体の角度検出方法。
- 上記読み取り装置から上記アンテナ付きICに電磁誘導で電力を供給すると共に、全アンテナ付きICに予め異なる番号のデータと上記回転体の角度との関係を示すデータとを予め個別に記憶させておき、上記読み取り装置から上記円盤上の回転角度の基準となる位置を通過するアンテナ付きICからのデータを読み取ることで上記回転体の回転角度を検出する請求項1から3のいずれかに記載の回転体の角度検出方法。
- 上記読み取り装置のアンテナを上記読み取り装置からケーブルで分離し、上記読み取り装置のアンテナを上記円盤の回転角度の基準となる位置の近傍に上記円盤及び上記回転体と接触しないように支持部材で支持する請求項1から4のいずれかに記載の回転体の角度検出方法。
- 上記アンテナ付きICのアンテナ及び上記読み取り装置のアンテナとしてループアンテナ、ダイポールアンテナまたはスリットアンテナを用いると共に、上記アンテナ付きIC内に上記データを記憶するために不揮発性メモリを用いる請求項1から5のいずれかに記載の回転体の角度検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002377425A JP2004205436A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 回転体の角度検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002377425A JP2004205436A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 回転体の角度検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004205436A true JP2004205436A (ja) | 2004-07-22 |
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ID=32814602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002377425A Pending JP2004205436A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 回転体の角度検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004205436A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP4349765A1 (en) * | 2022-10-01 | 2024-04-10 | Eric R. Sirkin | Apparatus for determining a length of rode traversing a gypsy of a windlass |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002377425A patent/JP2004205436A/ja active Pending
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