JP2004207654A - 照明装置および照明用駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】照度ムラが生じたり、発光素子が破壊されてしまうといったことを防止できる照明装置を提供すること。
【解決手段】32個のLEDベアチップD11、D13・・D45、D47を直列に接続したLED列25と定電流回路53とを直列に接続した第1の回路と、32個のLEDベアチップD81、D83・・D55、D57を直列に接続したLED列26と定電流回路54とを直列に接続した第2の回路とを、共通電源に対して並列に接続する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、共通電源に対し、複数の発光素子を直列に接続してなる発光素子列を2以上並列に接続して構成される照明装置、その発光素子を点灯させるための照明用駆動回路に関し、特に発光素子を定電流制御するための駆動回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多数の発光ダイオード(LED)を発光部として用いた表示装置等が開発されている。このような装置のLED駆動回路では、複数のLEDを直列接続する構成をとっているが、電源電圧の関係から全てのLEDを直列接続できない場合があり、そのような場合、複数個のLEDを直列に接続したものを複数個並列に接続する構成をとっている。これは、例えば順方向電圧Vfが4(V)のLEDを50個接続する場合、入力電圧が100(V)とすると、単純に計算して1列に25個しか直列に接続できず、2列に並列接続せざるを得ないからである。
【0003】
並列接続する場合、通常、LEDの個数は各列で同一にされる(例えば、特許文献1参照)。これは、従来のLED駆動回路では、一の電流源から出力される電流を並列に接続された各列のLEDに配分して供給する構成をとっており、同一仕様のLEDを用いる場合、各列のLEDの数を同数にしておけば、各列でLEDの内部抵抗の合計値(合成抵抗値)がほぼ同じになり、各列にほぼ同量の電流を流すことができ、各列での発光量のばらつきを少なくできるからである。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3016636号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の表示装置等のLED駆動回路を照明装置に適用しようとすると、並列接続された各列の内のある一の列に過剰な電流が流れて照度ムラが発生したり、その列のLEDが破壊に至るという問題が生じる場合がある。これは、次の理由による。すなわち、照明装置では発光量を極力上げるため、表示装置等よりも、多くの電流、例えば表示装置では20(mA)程度とするところ、40(mA)程度という大電流をLEDに常時流し続ける構成をとっており、そのためLEDが大変発熱し易く、発光部が高温になり易い。また、一般にLEDは、温度が上がると内部抵抗が下がり、各LEDの抵抗値のばらつきは、高温の方が大きくなるという特性を有している。
【0006】
したがって、発熱により温度が上がってくると、各LEDの抵抗値のばらつきが大きくなり、そのばらつきによって各列の合成抵抗値の差も低温時よりも大きくなる。そうなると、合成抵抗値の小さい列にそれまでよりも多くの電流が流れ込むことになり、その列では、電流が増えたことにより各LEDの光量が上がるが発熱量も多くなり高温になって、さらに合成抵抗値が下がり、より多くの電流が流れることになる。一方で、合成抵抗値が大きい列には、少ない電流しか流れず光量が低下することになる。この繰り返しにより、各列で発光量に大きな差が生じて行き、その結果、配光がアンバランスになって照射対象面上で照度ムラが発生したり、電流が過剰になった列のLEDが破壊に至ってしまうのである。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、照度ムラが生じたり、発光素子が破壊されてしまうといったことを防止できる照明装置、および照明用駆動回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、共通電源に対し、複数の発光素子を直列に接続してなる発光素子列を2以上並列に接続して構成される照明装置であって、各発光素子列の発光素子の個数が同数であると共に、発光素子列それぞれに、当該発光素子列の発光素子と直列に接続される定電流回路が設けられていることを特徴とする。
【0009】
これにより、各発光素子列を独立して定電流制御することができるので、点灯時に発光部が高温になったとしても、従来のように定電流回路を1個しか設けていないため、一方の列に大電流が流れ、他方の列に電流が少ししか流れなくなって配光がアンバランスになったり、大電流によりLEDベアチップが破損に至るといった不具合が生じることがない。
【0010】
また、前記定電流回路が電流調整手段を含むことを特徴とする。これにより、発光素子列に流れる電流量を任意の値に調整することが可能になる。
さらに、前記発光素子が発光ダイオードであることを特徴とする。
また、本発明の照明用駆動回路は、同数の発光素子を直列に接続してなる複数の発光素子列を備える照明光源を駆動するための照明用駆動回路であって、共通電源に対し各発光素子列を並列に接続するための回路を備え、当該回路には、接続される発光素子列それぞれに対し、当該発光素子列の発光素子と直列に接続される定電流回路が設けられていることを特徴とする。
【0011】
これにより、各列の発光素子列を独立して定電流制御することができるので、点灯時に発光部が高温になったとしても、従来のように定電流回路を1個しか設けていないため、一方の列に大電流が流れ、他方の列に電流が少ししか流れなくなって配光がアンバランスになったり、大電流によりLEDベアチップが破損に至るといった不具合が生じることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態に係る照明装置1の構成例を示す斜視図であり、説明の都合上一部を破断して示している。
同図に示すように、照明装置1は、一般の白熱電球に代替するものであって、照明光源としての照明ユニット2、照明ユニット2から発せられる光の内の、拡散した光を反射させて前方(同図上方)へ導く反射笠としての2次光学系3、ケース4、ケース4内に収容され、照明ユニット2の発光素子としてのLEDベアチップD11〜D88(図2参照)を発光させるための駆動回路基板5(破線)、および口金6を備えている。口金6は、白熱電球等の一般照明電球に用いられるものと同サイズ(同規格)のものである。
【0013】
駆動回路基板5は、リード線21〜24を介して照明ユニット2と接続されると共に、リード線71、72を介して口金6と接続されており、外部商用電源(ここでは、AC100V)から口金6を介して入力される交流電力を直流電力に変換して照明ユニット2に供給する。光源となる照明ユニット2が板状体であるため、白熱電球等に対し装置自体(特に全長)を小型化することができる。
【0014】
図2は、照明ユニット2の平面図である。
同図に示すように、照明ユニット2は、金属ベースプリント配線板(以下、単に「プリント配線板」という。)20上に、複数個(ここでは、64個)のLEDベアチップD11〜D88(符号については後述)が規則正しく配列されてなる多点光源であり、これらLEDベアチップを一斉に発光させることによって面光源として用いられるものである。
【0015】
図3は、照明ユニット2を、図2のA−A線で切断した場合における矢視断面図である。
同図に示すように、プリント配線板20は、金属板28をベースとした多層(ここでは、2層)プリント配線板である。プリント配線板20は、無機質フィラー入り熱硬化性樹脂からなる絶縁板30、32の表面に、金属からなる配線パターン(同図では、LEDベアチップD11接続のためのパターンとして、44A、40A、40Hが現れている。)が形成されてなる基板34、36が、金属板(ここでは、アルミニウム板)28の上に積層された構成をしている。
【0016】
一方、LEDベアチップD11は、立方体形状をしたInGaN系のLEDベアチップであり、一方の面にアノード電極とカソード電極の両方を有する片面電極タイプのLEDベアチップである。この構成は、他の63個のLEDベアチップも同様である。
本実施の形態において、上記絶縁板30、32には、無機質フィラーとしてアルミナを、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を使用したアルミナコンポジット基板が用いられている。また、配線パターンには、銅(Cu)が用いられている。なお、フィラーに用いるのは、アルミナに限られず、点灯時にLEDベアチップから発生する熱を効率よく金属板28に伝導する高熱伝導性を有するものであれば構わない。例えば、シリカやボロンナイトライドなどを用いることができる。また、配線パターンも銅に限られず、金(Au)等を用いることができる。
【0017】
図4は、基板36の平面図であり、図5は、基板34の平面図である。
図4に示すように、基板36の絶縁板32に形成された配線パターン40の形成領域には、64個のLEDベアチップD11〜D88が8行8列のマトリックス状に整然と搭載される。各LEDベアチップの搭載位置を符号Cnm(nは行数を、mは列数を示し、いずれも1〜8の整数である。)で示す。これに合わせて、各搭載位置に搭載されるLEDベアチップをDnmで表す。すなわち、n行m列目の搭載位置に搭載されたLEDベアチップをDnmとする。
【0018】
上記配線パターン40は、各行における奇数列目のLEDベアチップと偶数列目におけるLEDベアチップの各々同士を直列に接続するためのものである。
配線パターン40A、40B、40C、40Dは、給電端子として用いられる。配線パターン40Aには、上記リード線21が、配線パターン40Bには、リード線22が、配線パターン40Cには、リード線23が、配線パターン40Dには、リード線24が接続され、駆動回路基板5からの直流電力を受ける。
【0019】
図5に示す基板34に形成された配線パターンは、前記配線パターン40とビアホール(図4、5における小さい「○」印で示すもの。)を介して層間接続されるパターンである。
当該配線パターン44は、上記したように各行において直列接続された奇数列目のLEDベアチップと、直列接続された偶数列目のLEDベアチップとをさらに直列に接続する。すなわち、LEDベアチップは、各行毎に直列接続されている。例えば、1行目であれば、D11、D13、D15、D17、D12、D14、D16、D18の順に、LEDベアチップ同士が直列接続されている。
【0020】
配線パターン44は、さらに、各行毎に直列接続されたLEDベアチップの第1行目〜第4行目間を行番号の順に直列に接続し、第5行目〜第8行目を同じく行番号順に直列に接続する。すなわち、1行1列目から4行8列目までの32個LEDベアチップD11〜D48(以下、これらのLEDベアチップを「第1グループ」と称する。)がD11、D13・・・D18、D22、D24・・・D28、D21・・・D27、D31・・・D43、D45、D47の順に直列に接続され(図6の符号25参照)、5行1列目から8行8列目までの32個のLEDベアチップD51〜D88(以下、これらのLEDベアチップを「第2グループ」と称する。)がD81、D83、D85、D87、D82、D84・・・D88、D72、D74・・・D58、D51、D53、D55、D57の順に直列に接続されている(図6の符号26参照)。
【0021】
この場合において、第1グループの中では、1行1列目のLEDベアチップD11のアノード電極(不図示)と、配線パターン40Aとが接続され、4行7列目のLEDベアチップD47のカソード電極(不図示)と、配線パターン40Eとが接続され、配線パターン40Eは、配線パターン44Bを介して配線パターン40Bと接続されるようになっており、LEDベアチップD11が高電位側末端、LEDベアチップD47が低電位側末端となる。
【0022】
また、第2グループの中では、8行1列目のLEDベアチップD81のアノード電極(不図示)と、配線パターン40Dとが接続され、5行7列目のLEDベアチップD57のカソード電極(不図示)と、配線パターン40Fとが接続され、配線パターン40Fは、配線パターン44Cを介して配線パターン40Cと接続されるようになっており、LEDベアチップD81が高電位側末端、LEDベアチップD57が低電位側末端となる。
【0023】
図6は、照明装置1の回路構成を示す図である。
同図に示すように、商用交流電源(AC100V)を全波整流するダイオードブリッジからなる整流回路51と、整流された直流電流を平滑化する電解コンデンサからなる平滑回路52と、平滑された直流電流を共通電源として、当該共通電源に対し並列に接続される発光素子列としてのLED列25、26と、LED列25と直列に接続される定電流回路53と、LED列26と直列に接続される定電流回路54と、を含んで構成されている。
【0024】
LED列25は、上記第1のグループに含まれる32個のLEDベアチップD11〜D48が直列に接続された回路であり、LED列26は、上記第2のグループに含まれる32個のLEDベアチップD51〜D88が直列に接続された回路である。
整流回路51と、平滑回路52と、定電流回路53、54は、駆動回路基板5に配置されている。すなわち、駆動回路基板5は、照明ユニット2のLED列25、26を除いた部分の回路であり、LED列25、26を共通電源に対し、並列接続するための、照明用駆動回路としての回路構成を備えたものである。
【0025】
なお、同図T点、U点は、駆動回路基板5のリード線71、72との接続端子に相当する部分である。P点は、配線パターン40Aに相当する部分であり、Q点は、配線パターン40Bに相当する部分である。また、R点は、配線パターン40Dに相当する部分であり、S点は、配線パターン40Cに相当する部分である。一方、P′Q′R′S′点は、駆動回路基板5の照明ユニット2とのリード線21、22、24、23の接続端子に相当する部分を示しており、P−P′間がリード線21、Q−Q′間がリード線22、R−R′間がリード線24、S−S′間がリード線23で接続される。
【0026】
定電流回路53は、三端子レギュレータ61の出力端子Voutに電流調整手段としての固定抵抗器62および可変抵抗器63を接続した公知の回路で構成されており、LED列25に流れる電流Iが常に一定となるように制御する。一方、定電流回路54は、定電流回路53と同一のものであり、三端子レギュレータ65、固定抵抗器66および可変抵抗器67を備えており、LED列26に流れる電流Iが常に一定となるように制御する。電流Iの値は、ここでは約40(mA)であり、表示装置等に通常用いる場合に、20(mA)程度とされる場合に比べると大幅に大きい。電流Iの大きさは、各列の可変抵抗器63、67により微調整される。これにより、LED列25、26には、ほぼ同一の電流Iが流れることになる。
【0027】
1列のLEDベアチップの接続個数は、電源電圧、定電流回路の動作電圧等の大きさから決められる。すなわち、整流後の最大電圧を「Vmax」、整流、平滑後の出力にリプルが含まれる場合のリプル電圧を「Vrp」、LEDベアチップ1個の順方向電圧を「Vf」、定電流回路の動作電圧を「Vreg」とすると、LEDベアチップの個数「n」は、式:n={Vmax−(Vrp+Vreg)}/Vfを用いて求めることができる。
【0028】
本実施の形態の構成例の場合、商用電源がAC100(V)であるため、電圧変動(10%)を考慮して入力最大電圧をAC110(V)とすると、整流後の最大電圧Vmaxは、約DC155(V)となる。LEDベアチップは、順方向電圧Vfが約4.0(V)のものであり、定電流回路は、最適動作電圧が約24(V)のものが使用されている。リプル電圧Vrpを余裕を見て約3(V)とすると、上記式から個数nは、32(個)となる。つまり、上記仕様のLEDベアチップ、定電流回路等を用いて回路を構成する場合、一列に直列接続できるLEDベアチップの最大数は、32個ということになる。照明装置の場合、より高い発光光度が求められるため、できるだけ多くのLEDベアチップを接続することが望ましく、その意味では当該最大数を最適数ととらえることができる。このことは、並列接続される別の列でも同じことがいえるので、各列それぞれについて、32個のLEDベアチップを直列接続する構成が最適ということになる。
【0029】
なお、各列を独立して定電流制御する構成の場合、LEDベアチップの個数を列毎に変えることもできる。しかしながら、各列に共通電源として同電圧が印加され、同一の電流Iが流れる構成なので、LEDベアチップが少ない列では、その少ない分のLEDベアチップに本来電流が流れると得られるであろう光エネルギをその列の定電流回路で無駄に熱に変換しているだけになり、照明装置として用いるには効率が大変悪くなる。したがって、各列で同数(接続可能な最大数)とすることが効率が最も良いことになる。
【0030】
これより、本実施の形態の回路構成では、LEDベアチップの最適数は、64個(2列)、96個(3列)・・となるが、その数は、実際にはLEDベアチップ、プリント配線板の大きさ、照明装置として必要な光度等が考慮されて決められることになる。ここでは、白熱電球等の一般電球代替えの照明装置に用いる場合であり、64個のLEDベアチップを用いて必要な光度を確保している。
【0031】
このように本実施の形態の照明装置1は、LED列25に定電流回路53を直列に接続した回路と、LED列26に定電流回路54を直列に接続した回路を、共通電源に対し並列に接続する構成なので、各列で独立した定電流制御を行うことができる。したがって、ある程度の内部抵抗のばらつきを有している多数のLEDベアチップから構成される発光部が点灯時に高温になったとしても、従来のように定電流回路を1個しか設けていないため、一方の列に大電流が流れ、他方の列に電流が少ししか流れなくなって配光がアンバランスになったり、大電流によりLEDベアチップが破損に至るといった不具合が生じることがない。
【0032】
そして、各列で、LEDベアチップの個数を同数(1列に接続可能な最大数)としているので、回路効率、照明装置としてみたときの発光効率を向上できるという効果がある。
なお、本実施の形態では、上記式からLEDベアチップの1列の個数を32個としたが、Vf、Vrp等の値が異なれば、その数も当然に異なり、実際には場合毎に、最適な個数、列数が求められることになる。
【0033】
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、商用電源がAC100(V)の場合の回路構成の例を説明したが、それ以外の電圧、例えばAC120(V)、AC230(V)等であっても、上記「Vmax」の値を、その電圧に応じて求め、上記式に適用することによりLEDベアチップの最適な数を求めることができる。
【0034】
(2)また、入力電源が、DC48(V)、DC24(V)、DC12(V)等の直流(DC)電源の場合には、基本的に整流回路、平滑回路等を設ける必要が無く、回路構成をより小型化、簡素化できる。その場合、リプル電圧Vrpを考慮する必要がなければ、上記式を、n=(直流入力電圧V−Vreg)/Vfとして表すことができる。
【0035】
(3)上記実施の形態では、定電流回路53、54をLED列25、26の低電位側に配置する構成としたが、例えば高電位側に配置する回路構成としても良い。また、定電流回路を、隣接する2つのLEDベアチップの間に介在させる構成、第1グループであれば、例えば・・D13、定電流回路53、D15・・を直列接続する回路構成等とすることもできる。要は、各列について、その列のLEDベアチップと定電流回路が直列に接続される回路構成であれば良いのである。
【0036】
(4)上記実施の形態では、LEDベアチップとして同一仕様のものを用いる場合の例を説明したが、各列について、LEDベアチップの個数nを同一にすると共にVfの合計値がほぼ同一になる構成とすれば、別仕様の、例えば発光色が異なるLEDベアチップを同じ列内に接続することもできる。具体的には、各列について、例えば発光色が赤色、緑色、青色の各LEDベアチップを同数ずつ直列に接続する構成等が考えられる。この場合、例えばLEDベアチップを隣接するもの同士で発光色が異なるように直列に接続する構成にすれば、各色が混合し易くなって白色により近い光を発光する照明装置として用いることが可能になる。
【0037】
(5)上記実施の形態では、一方の面にアノード電極とカソード電極の両方を有する片面電極タイプのLEDベアチップを用いた場合の例を説明したが、LEDとしては樹脂モールドされたもの等であっても良く、ベアチップに限定されないのは言うまでもない。また、一方の面にアノード電極を、他方の面にカソード電極を有する両面電極タイプのLEDが用いられる照明装置にも本発明を適用できる。さらに、上記では発光素子としてLEDを用いた場合の例を説明したが、LEDと同様の抵抗特性等を有する発光素子一般に適用可能である。
【0038】
(6)上記実施の形態では、照明装置の一例として、一般の白熱電球に代替する照明装置を開示したが、上記駆動回路が適用される照明装置は、これに限定されず、例えば電気スタンド、懐中電灯等の駆動回路に適用することもできる。
(7)上記実施の形態では、本発明を照明装置に適用した場合の例を説明したが、照明用駆動回路、すなわち、照明ユニット2の各LEDベアチップを駆動するための回路(駆動回路基板5)としてとらえることもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る照明装置は、共通電源に対し、複数の発光素子を直列に接続してなる発光素子列を2以上並列に接続して構成される照明装置であって、各発光素子列の発光素子の個数が同数であると共に、発光素子列それぞれに、当該発光素子列の発光素子と直列に接続される定電流回路が設けられている。これにより、各発光素子列を独立して定電流制御することができるので、点灯時に発光部が高温になったとしても、従来のように定電流回路を1個しか設けていないため、一方の列に大電流が流れ、他方の列に電流が少ししか流れなくなって配光がアンバランスになったり、大電流によりLEDベアチップが破損に至るといった不具合が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】照明装置1の構成例を示す斜視図である。
【図2】照明ユニット2の平面図である。
【図3】図3は、照明ユニット2を、図2のA−A線で切断した場合における矢視断面図である。
【図4】プリント配線板20の基板36の平面図である。
【図5】プリント配線板20の基板34の平面図である。
【図6】照明装置1の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1 照明装置
2 照明ユニット
5 駆動回路基板
25、26 LED列
53、54 定電流回路
61、65 三端子レギュレータ
62、66 固定抵抗器
63、67 可変抵抗器

Claims (4)

  1. 共通電源に対し、複数の発光素子を直列に接続してなる発光素子列を2以上並列に接続して構成される照明装置であって、
    各発光素子列の発光素子の個数が同数であると共に、発光素子列それぞれに、当該発光素子列の発光素子と直列に接続される定電流回路が設けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記定電流回路が電流調整手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記発光素子が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の照明装置。
  4. 同数の発光素子を直列に接続してなる複数の発光素子列を備える照明光源を駆動するための照明用駆動回路であって、
    共通電源に対し各発光素子列を並列に接続するための回路を備え、当該回路には、接続される発光素子列それぞれに対し、当該発光素子列の発光素子と直列に接続される定電流回路が設けられていることを特徴とする照明用駆動回路。
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