JP2004208187A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】無駄な番組情報の提示を極力回避し、番組ガイド表示上での操作の利便性を向上させることができるディジタル放送受信装置を提供する。
【構成】OSD回路12はCPU13から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データを生成する。この映像データは加算器20によって受信映像に重畳される。CPU13がメモリ14から読み出したEPGデータに基づく文字情報等をOSD回路12に与えることで、画面にEPG表示が行なわれる。CPU13は、EPG表示の対象となる所定時間帯の複数チャンネルについて同一番組が放送されるかどうかを判定する。同一番組が放送されると判定した複数チャンネルについては前記所定時間帯のEPG表示領域上で1チャンネル分とした表示を実行する。
【選択図】図1
【構成】OSD回路12はCPU13から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データを生成する。この映像データは加算器20によって受信映像に重畳される。CPU13がメモリ14から読み出したEPGデータに基づく文字情報等をOSD回路12に与えることで、画面にEPG表示が行なわれる。CPU13は、EPG表示の対象となる所定時間帯の複数チャンネルについて同一番組が放送されるかどうかを判定する。同一番組が放送されると判定した複数チャンネルについては前記所定時間帯のEPG表示領域上で1チャンネル分とした表示を実行する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、番組ガイドデータに基づいて番組ガイド表示を行なうことができるディジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星や地上波を用いたディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置は、衛星アンテナや地上波アンテナを通して受け取った複数の放送波のなかから任意の放送波をディジタルチューナによって選択し、この選択した放送波に含まれる複数のチャンネルのなかから任意のチャンネルをデマルチプレクス処理によって選択し、この選択したチャンネルのディジタル信号を取り出し、これをデコードすることによって映像・音声信号を出力する。
【0003】
このようなディジタル放送では、番組情報がEIT(Event Information Table)と呼ばれるテーブルにてデータで送出されており、受信装置側では、複数のチャンネル分のEITを取得し、その情報を基に番組ガイド(EPG: Electronic Program Guide)を作成し、ユーザの操作により提示している。なお、番組ガイドの表示を見やすくしたディジタル放送受信装置が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−112144号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ディジタル放送では、放送局は一つの周波数帯において、複数のチャンネルを持つことができるが、送出できる帯域が決まっているため、HD(High Definition)で送出する場合にはその複数のチャンネルで異なる番組を送ることは物理的に不可能となる。このような場合、複数のチャンネルで同一内容の番組を放送しているかのようにEPG表示が行なわれる。図3(a)に従来の受信装置による同一番組の表示例を示す。この例では、一画面に4チャンネル3時間分の番組欄が表示されているが、CH101、CH102、CH103の番組欄は番組名が同じであるために、利用者の得られる情報は、実質2チャンネル分しかなくなってしまう。そのため、利用者は無駄な情報を見せられることになり、より多くの情報を得るためには、無駄なキー操作を行う必要がある。また、図4(a)も従来の受信装置による同一番組の表示例を示したものであるが、EPG画面の表示時間帯である1時から3時において、CH101及びCH102の番組Aは共通となっている。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、無駄な番組情報の提示を極力回避し、番組ガイド表示上での操作の利便性を向上させることができるディジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のディジタル放送受信装置は、上記課題を解決するために、番組ガイド表示の対象となる所定時間帯の複数チャンネルについて同一番組が放送されるかどうかを判定する手段と、同一番組が放送されると判定した複数チャンネルについては前記所定時間帯の番組ガイド表示領域上で1チャンネル分とした表示を実行する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、番組ガイド表示の対象となる所定時間帯において同一番組が放送されると判定された複数チャンネルは纏めて1チャンネル分として表示されることになるので、無駄な番組情報の提示が極力回避され、従って、他のチャンネルの情報を見るためのスクロール操作等を行なう必要も少なくなり、番組ガイド表示上での操作の利便性が向上する。
【0009】
同一番組が放送されるとの判定は、少なくとも番組名と番組開始時刻と番組終了時刻の一致を要件とするように構成されていてもよい。また、同一番組が放送されるとの判定は、複数のチャンネルでイベント共有されていることを示す記述が存在することを要件とするように構成されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態のディジタル放送受信装置を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0011】
アンテナ1は、屋外において所定の方向に向けて配置されており、衛星から送られてくるディジタル放送信号を受信する。このアンテナ1は、一般に周波数変換器を備え、受信/周波数変換した信号をチューナ2に与える。
【0012】
チューナ2は、映像・音声データを含む高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す。すなわち、ディジタル放送の複数のトランスポンダのなかから一つを選択する処理を行う。また、チューナ2は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポート・ストリームを出力する。
【0013】
デマルチプレクサ(DEMUX)3は、前記トランスポート・ストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオストリーム、オーディオストリーム、及びPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)などに分離する。デマルチプレクサ3は、ビデオストリームとオーディオストリームをAVデコーダ4に供給し、PSI/SI等をCPU13に供給する。
【0014】
AVデコーダ4は、ビデオストリームに対してデコードを行うビデオデコーダ、及びオーディオストリームに対してデコードを行うオーディオデコーダを備える。ビデオデコーダは、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行う。オーディオデコーダは、入力された符号化信号を復号して音声データを生成する。デコードにより生成された映像データは映像処理回路5に出力され、音声データは音声処理回路6に出力される。
【0015】
映像処理回路5はAVデコーダ4から映像データを受け取ってD/A変換を行い、例えばコンポジット映像信号に変換する。音声処理回路6はAVデコーダ4から出力された音声データを受け取ってD/A変換を行い、例えば右(R)音のアナログ信号及び左(L)音のアナログ信号を生成する。
【0016】
映像処理回路7及び音声出力回路8は出力抵抗や増幅器等を備えて成る。AV出力端子9には、出力部(左右音声出力端子等や映像出力端子等のセット)が設けられており、この出力部には、映像/音声コード17によってCRT16a及びスピーカ16bを備えるモニタ16が接続される。
【0017】
OSD(オンスクリーンディスプレイ)回路12は、CPU13から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データを加算器20に出力する。加算器20は前記映像データをAVデコーダ4から出力される受信映像データに重畳する処理を行う。上記OSD回路12により、EPG画面やメニュー画面などの表示が行えることになる。
【0018】
リモコン送信機10は、各種のキーを備えて当該放送受信装置30に各種指令を送出するものであり、前記キーを操作すると、そのキーに対応した指令を意味する信号光(リモコン信号)が発光部から送出される。リモコン受光器11は、前記信号光を受光し、これを電気信号に変換してCPU13に与える。
【0019】
メモリ(例えば、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等)14には、EPG画面を表示するためのデータ、EPG画面の表示処理を行なうソフトウェア等が格納される。また、メモリ14は、前記ソフトウェアの処理において情報の一時的格納(後述する配列CHの番号記憶等)にも利用される。
【0020】
CPU13は、このディジタル放送受信装置30における全体制御を行うものであるが、特にこの発明にかかる処理として、以下に述べるごとく、EPG画面の表示処理を実行する。
【0021】
図2は、EPG画面の表示処理を説明したフローチャートである。なお、このEPG画面例では、4チャンネル3時間分の番組欄が一画面に表示できることとしている。ユーザが、例えばリモコン送信機10に設けられた「EPG」キーを押下すると(ステップS1)、CPU13は、配列CH1、CH2、CH3、CH4をそれぞれ初期化し、パラメータN1、N2、N3、N4に0を設定し、メモリ14からEPGデータを読み出す(ステップS2)。そして、最初にEPG画面に表示するチャンネル(例えば、ユーザが視聴中であったチャンネルを含む4チャンネル)についてチャンネル番号を取得し、EPG画面において左端に配置されるチャンネルからそのチャンネル番号をCH1[0]、CH2[0]、CH3[0]、CH4[0]に格納する(ステップS3)。
【0022】
CPU13は、CH1[0]により示される番号のチャンネルとその左側のチャンネル(例えば、数値の小さい側に隣接するチャンネル)の表示時間帯内の番組情報(番組名及び開始時刻及び終了時刻)が一致するか(同一番組であるか)どうかを判断する(ステップS4)。一致した場合には、配列CH1の先頭に前述の左のチャンネルのチャンネル番号を挿入する。すなわち、CH1[0]で示される番号をCH1[1]に引き継がせ(CH1[N1+1]←CH1[N1])、CH1[0]には前記左のチャンネルの番号を設定し、N1をカウントアップする(ステップS5)。そして、ステップS4に戻り、CH1[0]とその左のチャンネルの番組情報が不一致となるまで処理を続ける。ここで、CH1[0]により示される番号のチャンネルと同一番組のチャンネルが1つ存在しているとすれば、配列CH1において、CH1[0]とCH1[1]とによる二つのチャンネル番号が管理されることになる。
【0023】
ステップS4でNOであるときには、CH1[0]とCH2[0]の表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS6)。一致した場合には、配列CH1の最後尾にCH2[0]で示される番号をCH1[N1+1]として挿入し、CH3[0]で示される番号をCH2[0]に引き継がせ、CH4[0]で示される番号をCH3[0]に引き継がせ、CH4[0]の右側のチャンネル(例えば、数値の大きい側の隣接するチャンネル)のチャンネル番号をCH4[0]に設定し、N1をカウントアップする(ステップS7)。そして、ステップS6に戻り、CH1[0]とCH2[0]の番組情報が不一致となるまで処理を続ける。ここで、CH1[0]により示される番号のチャンネルと同一番組のチャンネルが1つ存在しているとすれば、配列CH1において、CH1[0]とCH1[1]とCH1[2](CH1[2]はCH2[0]の内容)による三つのチャンネル番号が管理されることになる。
【0024】
ステップS6でNOであるときには、CH2[0]とCH3[0]の表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS8)。一致した場合には、配列CH2の最後尾にCH3[0]で示される番号をCH2[N2+1]として挿入し、CH4[0]で示される番号をCH3[0]に引き継がせ、CH4[0]の右側のチャンネルのチャンネル番号をCH4[0]に設定し、N2をカウントアップする(ステップS9)。そして、ステップS8に戻り、CH2[0]とCH3[0]の番組情報が不一致となるまで処理を続ける。
【0025】
ステップS8でNOであるときには、CH3[0]とCH4[0]の表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS10)。一致した場合には、配列CH3の最後尾にCH4[0]で示される番号をCH3[N3+1]として挿入し、CH4[0]の右側のチャンネルのチャンネル番号をCH4[0]に設定し、N3をカウントアップする(ステップS11)。そして、ステップS10に戻り、CH3[0]とCH4[0]の番組情報が不一致となるまで処理を続ける。
【0026】
ステップS10でNOであるときには、CH4[N4]とその右側のチャンネルの表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS12)。一致した場合には、配列CH4の最後尾に右側のチャンネルのチャンネル番号をCH4[N4+1]として挿入し、N4をカウントアップする(ステップS13)。そして、ステップS12に戻り、CH4[N4]とその右側のチャンネルの番組情報が不一致となるまで処理を続ける。
【0027】
上記の処理により、表示時間帯内の番組情報が一致するチャンネルは同一の配列に属することになるので、上記の配列CH1,配列CH2,配列CH3,配列CH4に基づいて、各配列に属するチャンネル番号を表記するチャンネル表示部及び番組情報に基づくEPG画面表示データを生成し(ステップS14)、OSD回路12によってEPG画面を表示することになる(ステップS15)。
【0028】
図3(a)に示したように、従来のEPG画面では、表示時間帯である1時から3時において、番組(番組情報)が共通であるCH101からCH103のそれぞれが表示されてしまうのに対し、前記の処理が行なわれることにより、図3(b)に示すように、CH1の配列に属するCH101からCH103は左端の列にまとめて表示され、チャンネル表示部には「CH101−CH103」と表示されることになる。これにより、従来のEPG画面ではCH101からCH103(共通番組A及びB)の他にはCH110の情報しか表示できなかったのに対し、図3(b)に示したごとく、CH111とCH112の情報が一画面で表示されることになる。
【0029】
また、図4(a)に示したように、従来のEPG画面では、表示時間帯である1時から3時において、CH101からCH103において番組Aが共通で番組BはCH101及びCH102でのみ共通である場合、この図のように表示されることになる。ここで、未表示であるCH100はCH101及びCH102と表示時間帯内において番組情報が共通することとする。前記の処理が行なわれることにより、図4(b)に示すように、CH1の配列に属するCH100乃至CH102は左端の列にまとめて表示され、チャンネル表示欄には「CH100―CH102」と表示されることになる。また、CH103については、3時以降の番組がCH101及びCH102と異なるため配列CH2に属することとなり、左から2番目の列に表示される。このように、従来のEPG画面ではCH101からCH103の他にはCH110の情報しか表示されていなかったのに対し、図4(b)に示したごとく、更にCH111の情報が一画面で表示されることになる。
【0030】
なお、縦方向のスクロール操作によって表示時間帯が変化することとなれば、この変化した表示時間帯について上述した処理を実行することになる。また、横方向スクロール操作が行なわれたときには、例えば、図4(b)の表示例であれば、CH100―CH102は配列CH2に属するものとなり、CH103は配列CH3に属するものとなり、CH110は配列CH4に属するものとなり、CH111は非表示となる。そして、CH100の左側のチャンネルがCH99であれば、CH99(又はこれを含む複数のチャンネル)が配列CH1に属するものとなって表示される。
【0031】
なお、上記実施形態では、同一番組が放送されるとの判定は番組名と番組開始時刻と番組終了時刻の一致を要件としたが、更に、放送局情報などの他の情報を勘案して厳密な一致判定を行なうようにしてもよい。また、かかる判定は、複数のチャンネルでイベント共有されていることを示す記述が存在することを要件としてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、番組ガイド表示の対象となる所定時間帯において同一番組が放送されると判定された複数チャンネルは纏めて1チャンネル分として表示されることになるので、無駄な番組情報の提示が極力回避され、従って、他のチャンネルの情報を見るためのスクロール操作等を行なう必要も少なくなり、番組ガイド表示上での操作の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディジタル放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】この発明の実施形態のディジタル放送受信装置の処理内容を示したフローチャートである。
【図3】番組ガイド表示を例示した説明図であって、同図(a)は比較のために示した従来装置の番組ガイド表示であり、同図(b)はこの発明の実施形態における番組ガイド表示である。
【図4】番組ガイド表示を例示した説明図であって、同図(a)は比較のために示した従来装置の番組ガイド表示であり、同図(b)はこの発明の実施形態における番組ガイド表示である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 チューナ
3 デマルチプレクサ(DEMUX)
4 AVデコーダ
12 OSD回路
13 CPU
14 メモリ
【産業上の利用分野】
この発明は、番組ガイドデータに基づいて番組ガイド表示を行なうことができるディジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星や地上波を用いたディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置は、衛星アンテナや地上波アンテナを通して受け取った複数の放送波のなかから任意の放送波をディジタルチューナによって選択し、この選択した放送波に含まれる複数のチャンネルのなかから任意のチャンネルをデマルチプレクス処理によって選択し、この選択したチャンネルのディジタル信号を取り出し、これをデコードすることによって映像・音声信号を出力する。
【0003】
このようなディジタル放送では、番組情報がEIT(Event Information Table)と呼ばれるテーブルにてデータで送出されており、受信装置側では、複数のチャンネル分のEITを取得し、その情報を基に番組ガイド(EPG: Electronic Program Guide)を作成し、ユーザの操作により提示している。なお、番組ガイドの表示を見やすくしたディジタル放送受信装置が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−112144号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ディジタル放送では、放送局は一つの周波数帯において、複数のチャンネルを持つことができるが、送出できる帯域が決まっているため、HD(High Definition)で送出する場合にはその複数のチャンネルで異なる番組を送ることは物理的に不可能となる。このような場合、複数のチャンネルで同一内容の番組を放送しているかのようにEPG表示が行なわれる。図3(a)に従来の受信装置による同一番組の表示例を示す。この例では、一画面に4チャンネル3時間分の番組欄が表示されているが、CH101、CH102、CH103の番組欄は番組名が同じであるために、利用者の得られる情報は、実質2チャンネル分しかなくなってしまう。そのため、利用者は無駄な情報を見せられることになり、より多くの情報を得るためには、無駄なキー操作を行う必要がある。また、図4(a)も従来の受信装置による同一番組の表示例を示したものであるが、EPG画面の表示時間帯である1時から3時において、CH101及びCH102の番組Aは共通となっている。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、無駄な番組情報の提示を極力回避し、番組ガイド表示上での操作の利便性を向上させることができるディジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のディジタル放送受信装置は、上記課題を解決するために、番組ガイド表示の対象となる所定時間帯の複数チャンネルについて同一番組が放送されるかどうかを判定する手段と、同一番組が放送されると判定した複数チャンネルについては前記所定時間帯の番組ガイド表示領域上で1チャンネル分とした表示を実行する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、番組ガイド表示の対象となる所定時間帯において同一番組が放送されると判定された複数チャンネルは纏めて1チャンネル分として表示されることになるので、無駄な番組情報の提示が極力回避され、従って、他のチャンネルの情報を見るためのスクロール操作等を行なう必要も少なくなり、番組ガイド表示上での操作の利便性が向上する。
【0009】
同一番組が放送されるとの判定は、少なくとも番組名と番組開始時刻と番組終了時刻の一致を要件とするように構成されていてもよい。また、同一番組が放送されるとの判定は、複数のチャンネルでイベント共有されていることを示す記述が存在することを要件とするように構成されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態のディジタル放送受信装置を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0011】
アンテナ1は、屋外において所定の方向に向けて配置されており、衛星から送られてくるディジタル放送信号を受信する。このアンテナ1は、一般に周波数変換器を備え、受信/周波数変換した信号をチューナ2に与える。
【0012】
チューナ2は、映像・音声データを含む高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す。すなわち、ディジタル放送の複数のトランスポンダのなかから一つを選択する処理を行う。また、チューナ2は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポート・ストリームを出力する。
【0013】
デマルチプレクサ(DEMUX)3は、前記トランスポート・ストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオストリーム、オーディオストリーム、及びPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)などに分離する。デマルチプレクサ3は、ビデオストリームとオーディオストリームをAVデコーダ4に供給し、PSI/SI等をCPU13に供給する。
【0014】
AVデコーダ4は、ビデオストリームに対してデコードを行うビデオデコーダ、及びオーディオストリームに対してデコードを行うオーディオデコーダを備える。ビデオデコーダは、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行う。オーディオデコーダは、入力された符号化信号を復号して音声データを生成する。デコードにより生成された映像データは映像処理回路5に出力され、音声データは音声処理回路6に出力される。
【0015】
映像処理回路5はAVデコーダ4から映像データを受け取ってD/A変換を行い、例えばコンポジット映像信号に変換する。音声処理回路6はAVデコーダ4から出力された音声データを受け取ってD/A変換を行い、例えば右(R)音のアナログ信号及び左(L)音のアナログ信号を生成する。
【0016】
映像処理回路7及び音声出力回路8は出力抵抗や増幅器等を備えて成る。AV出力端子9には、出力部(左右音声出力端子等や映像出力端子等のセット)が設けられており、この出力部には、映像/音声コード17によってCRT16a及びスピーカ16bを備えるモニタ16が接続される。
【0017】
OSD(オンスクリーンディスプレイ)回路12は、CPU13から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データを加算器20に出力する。加算器20は前記映像データをAVデコーダ4から出力される受信映像データに重畳する処理を行う。上記OSD回路12により、EPG画面やメニュー画面などの表示が行えることになる。
【0018】
リモコン送信機10は、各種のキーを備えて当該放送受信装置30に各種指令を送出するものであり、前記キーを操作すると、そのキーに対応した指令を意味する信号光(リモコン信号)が発光部から送出される。リモコン受光器11は、前記信号光を受光し、これを電気信号に変換してCPU13に与える。
【0019】
メモリ(例えば、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等)14には、EPG画面を表示するためのデータ、EPG画面の表示処理を行なうソフトウェア等が格納される。また、メモリ14は、前記ソフトウェアの処理において情報の一時的格納(後述する配列CHの番号記憶等)にも利用される。
【0020】
CPU13は、このディジタル放送受信装置30における全体制御を行うものであるが、特にこの発明にかかる処理として、以下に述べるごとく、EPG画面の表示処理を実行する。
【0021】
図2は、EPG画面の表示処理を説明したフローチャートである。なお、このEPG画面例では、4チャンネル3時間分の番組欄が一画面に表示できることとしている。ユーザが、例えばリモコン送信機10に設けられた「EPG」キーを押下すると(ステップS1)、CPU13は、配列CH1、CH2、CH3、CH4をそれぞれ初期化し、パラメータN1、N2、N3、N4に0を設定し、メモリ14からEPGデータを読み出す(ステップS2)。そして、最初にEPG画面に表示するチャンネル(例えば、ユーザが視聴中であったチャンネルを含む4チャンネル)についてチャンネル番号を取得し、EPG画面において左端に配置されるチャンネルからそのチャンネル番号をCH1[0]、CH2[0]、CH3[0]、CH4[0]に格納する(ステップS3)。
【0022】
CPU13は、CH1[0]により示される番号のチャンネルとその左側のチャンネル(例えば、数値の小さい側に隣接するチャンネル)の表示時間帯内の番組情報(番組名及び開始時刻及び終了時刻)が一致するか(同一番組であるか)どうかを判断する(ステップS4)。一致した場合には、配列CH1の先頭に前述の左のチャンネルのチャンネル番号を挿入する。すなわち、CH1[0]で示される番号をCH1[1]に引き継がせ(CH1[N1+1]←CH1[N1])、CH1[0]には前記左のチャンネルの番号を設定し、N1をカウントアップする(ステップS5)。そして、ステップS4に戻り、CH1[0]とその左のチャンネルの番組情報が不一致となるまで処理を続ける。ここで、CH1[0]により示される番号のチャンネルと同一番組のチャンネルが1つ存在しているとすれば、配列CH1において、CH1[0]とCH1[1]とによる二つのチャンネル番号が管理されることになる。
【0023】
ステップS4でNOであるときには、CH1[0]とCH2[0]の表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS6)。一致した場合には、配列CH1の最後尾にCH2[0]で示される番号をCH1[N1+1]として挿入し、CH3[0]で示される番号をCH2[0]に引き継がせ、CH4[0]で示される番号をCH3[0]に引き継がせ、CH4[0]の右側のチャンネル(例えば、数値の大きい側の隣接するチャンネル)のチャンネル番号をCH4[0]に設定し、N1をカウントアップする(ステップS7)。そして、ステップS6に戻り、CH1[0]とCH2[0]の番組情報が不一致となるまで処理を続ける。ここで、CH1[0]により示される番号のチャンネルと同一番組のチャンネルが1つ存在しているとすれば、配列CH1において、CH1[0]とCH1[1]とCH1[2](CH1[2]はCH2[0]の内容)による三つのチャンネル番号が管理されることになる。
【0024】
ステップS6でNOであるときには、CH2[0]とCH3[0]の表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS8)。一致した場合には、配列CH2の最後尾にCH3[0]で示される番号をCH2[N2+1]として挿入し、CH4[0]で示される番号をCH3[0]に引き継がせ、CH4[0]の右側のチャンネルのチャンネル番号をCH4[0]に設定し、N2をカウントアップする(ステップS9)。そして、ステップS8に戻り、CH2[0]とCH3[0]の番組情報が不一致となるまで処理を続ける。
【0025】
ステップS8でNOであるときには、CH3[0]とCH4[0]の表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS10)。一致した場合には、配列CH3の最後尾にCH4[0]で示される番号をCH3[N3+1]として挿入し、CH4[0]の右側のチャンネルのチャンネル番号をCH4[0]に設定し、N3をカウントアップする(ステップS11)。そして、ステップS10に戻り、CH3[0]とCH4[0]の番組情報が不一致となるまで処理を続ける。
【0026】
ステップS10でNOであるときには、CH4[N4]とその右側のチャンネルの表示時間帯内の番組情報が一致するかどうかを判断する(ステップS12)。一致した場合には、配列CH4の最後尾に右側のチャンネルのチャンネル番号をCH4[N4+1]として挿入し、N4をカウントアップする(ステップS13)。そして、ステップS12に戻り、CH4[N4]とその右側のチャンネルの番組情報が不一致となるまで処理を続ける。
【0027】
上記の処理により、表示時間帯内の番組情報が一致するチャンネルは同一の配列に属することになるので、上記の配列CH1,配列CH2,配列CH3,配列CH4に基づいて、各配列に属するチャンネル番号を表記するチャンネル表示部及び番組情報に基づくEPG画面表示データを生成し(ステップS14)、OSD回路12によってEPG画面を表示することになる(ステップS15)。
【0028】
図3(a)に示したように、従来のEPG画面では、表示時間帯である1時から3時において、番組(番組情報)が共通であるCH101からCH103のそれぞれが表示されてしまうのに対し、前記の処理が行なわれることにより、図3(b)に示すように、CH1の配列に属するCH101からCH103は左端の列にまとめて表示され、チャンネル表示部には「CH101−CH103」と表示されることになる。これにより、従来のEPG画面ではCH101からCH103(共通番組A及びB)の他にはCH110の情報しか表示できなかったのに対し、図3(b)に示したごとく、CH111とCH112の情報が一画面で表示されることになる。
【0029】
また、図4(a)に示したように、従来のEPG画面では、表示時間帯である1時から3時において、CH101からCH103において番組Aが共通で番組BはCH101及びCH102でのみ共通である場合、この図のように表示されることになる。ここで、未表示であるCH100はCH101及びCH102と表示時間帯内において番組情報が共通することとする。前記の処理が行なわれることにより、図4(b)に示すように、CH1の配列に属するCH100乃至CH102は左端の列にまとめて表示され、チャンネル表示欄には「CH100―CH102」と表示されることになる。また、CH103については、3時以降の番組がCH101及びCH102と異なるため配列CH2に属することとなり、左から2番目の列に表示される。このように、従来のEPG画面ではCH101からCH103の他にはCH110の情報しか表示されていなかったのに対し、図4(b)に示したごとく、更にCH111の情報が一画面で表示されることになる。
【0030】
なお、縦方向のスクロール操作によって表示時間帯が変化することとなれば、この変化した表示時間帯について上述した処理を実行することになる。また、横方向スクロール操作が行なわれたときには、例えば、図4(b)の表示例であれば、CH100―CH102は配列CH2に属するものとなり、CH103は配列CH3に属するものとなり、CH110は配列CH4に属するものとなり、CH111は非表示となる。そして、CH100の左側のチャンネルがCH99であれば、CH99(又はこれを含む複数のチャンネル)が配列CH1に属するものとなって表示される。
【0031】
なお、上記実施形態では、同一番組が放送されるとの判定は番組名と番組開始時刻と番組終了時刻の一致を要件としたが、更に、放送局情報などの他の情報を勘案して厳密な一致判定を行なうようにしてもよい。また、かかる判定は、複数のチャンネルでイベント共有されていることを示す記述が存在することを要件としてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、番組ガイド表示の対象となる所定時間帯において同一番組が放送されると判定された複数チャンネルは纏めて1チャンネル分として表示されることになるので、無駄な番組情報の提示が極力回避され、従って、他のチャンネルの情報を見るためのスクロール操作等を行なう必要も少なくなり、番組ガイド表示上での操作の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディジタル放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】この発明の実施形態のディジタル放送受信装置の処理内容を示したフローチャートである。
【図3】番組ガイド表示を例示した説明図であって、同図(a)は比較のために示した従来装置の番組ガイド表示であり、同図(b)はこの発明の実施形態における番組ガイド表示である。
【図4】番組ガイド表示を例示した説明図であって、同図(a)は比較のために示した従来装置の番組ガイド表示であり、同図(b)はこの発明の実施形態における番組ガイド表示である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 チューナ
3 デマルチプレクサ(DEMUX)
4 AVデコーダ
12 OSD回路
13 CPU
14 メモリ
Claims (3)
- 番組ガイド表示の対象となる所定時間帯の複数チャンネルについて同一番組が放送されるかどうかを判定する手段と、同一番組が放送されると判定した複数チャンネルについては前記所定時間帯の番組ガイド表示領域上で1チャンネル分とした表示を実行する手段と、を備えたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- 請求項1に記載のディジタル放送受信装置において、同一番組が放送されるとの判定は、少なくとも番組名と番組開始時刻と番組終了時刻の一致を要件とするように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
- 請求項1又は請求項2に記載のディジタル放送受信装置において、同一番組が放送されるとの判定は、複数のチャンネルでイベント共有されていることを示す記述が存在することを要件とするように構成されたことを特徴とするディジタル放送受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002377236A JP2004208187A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | ディジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2002377236A JP2004208187A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | ディジタル放送受信装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004208187A true JP2004208187A (ja) | 2004-07-22 |
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ID=32814465
Family Applications (1)
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| JP2002377236A Pending JP2004208187A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | ディジタル放送受信装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004208187A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002377236A patent/JP2004208187A/ja active Pending
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