JP2004227079A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】より便利な画像形成装置を提供する。
【解決手段】再コピーモードを実行する際、液晶表示部に表示されたモードのみ呼び出しキーが操作された場合には(ステップS3でYES)、指定ジョブの設定データを読み出して、その後の画像形成動作をその設定データに基づく設定内容で実行するよう設定する(ステップS7)。
【効果】以前に画像形成を行った際と同じ設定内容で、異なる画像データに基づく画像形成を行うことができる。複数種類の機能を設定して画像形成を行った場合には、再度複雑な設定をする手間が省ける。
【選択図】 図7
【解決手段】再コピーモードを実行する際、液晶表示部に表示されたモードのみ呼び出しキーが操作された場合には(ステップS3でYES)、指定ジョブの設定データを読み出して、その後の画像形成動作をその設定データに基づく設定内容で実行するよう設定する(ステップS7)。
【効果】以前に画像形成を行った際と同じ設定内容で、異なる画像データに基づく画像形成を行うことができる。複数種類の機能を設定して画像形成を行った場合には、再度複雑な設定をする手間が省ける。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の一例としての複写機の中には、たとえば、原稿に対する画像形成時の倍率(拡大率/縮小率)を設定する機能や、用紙の両面に画像を形成する両面モードを設定する機能などの各種機能を備えたものがある。
この種の複写機の中には、画像形成を行ったときの画像データおよび機能の設定内容のデータ(設定データ)をメモリに記憶しておいて、それらのデータを後で読み出して画像形成を行う(再コピー)ことができるようになっているものがある。この種の複写機では、以前に画像形成を行ったときと同じ画像形成後の用紙を、手元にその原稿がなくても得ることができるので、便利である。
【0003】
しかしながら、従来の複写機における再コピーでは、画像データと設定データとがメモリから読み出されるので、以前に画像形成を行ったときと同じ機能の設定内容で異なる原稿に基づく画像形成を行ったり、以前に画像形成を行ったときと同じ画像データに基づく画像形成を異なる機能の設定内容で行ったりすることはできなかった。したがって、従来の複写機は、再コピーに関して十分に便利であるとはいえなかった。
【0004】
一方で、互いにネットワーク接続されたスキャナ、サーバ、プリンタ、複数のクライアント(パーソナルコンピュータ)などを用いて、スキャナで読み取った原稿の画像データをデータベースに記憶し、その画像データをクライアントでの指定操作によって読み出して再コピーを行うことができるような画像出力システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この画像出力システムでは、再コピー時のクライアントでの設定操作により、機能の設定内容を変更することができるようになっているが、機能の設定内容のデータだけを読み出して異なる画像データに基づく画像形成を行うことはできない。また、クライアント側で操作を行わなければならないので、画像形成装置(プリンタ)側で手軽に再コピーを行うことはできない。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−169680号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、より便利な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数種類の機能(モードなど)の中から所定の機能を設定して画像形成を行うことができる画像形成装置(1)であって、画像形成を行ったときの画像データおよび機能の設定内容のデータを記憶しておくことができるデータ記憶手段(8)と、上記データ記憶手段から機能の設定内容のデータのみを読み出し、そのデータに基づいて画像形成を行わせるための設定内容読出手段(72H,41,S7)とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、以前に画像形成を行った際の機能の設定内容のデータ(設定データ)を読み出して、その設定内容で画像形成を行うことができる。これにより、以前に画像形成を行った際と同じ設定内容で、異なる画像データに基づく画像形成を行うことができるので、便利である。
【0009】
特に、複数種類の機能を設定して画像形成を行った場合には、再度複雑な設定をする手間が省けるので、より便利である。
請求項2記載の発明は、上記データ記憶手段(8)から画像データのみを読み出し、その画像データに基づいて画像形成を行わせるための画像データ読出手段(72I,41,S6)をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置(1)である。
【0010】
この構成によれば、以前に画像形成を行った際の画像データを読み出して、その画像データに基づいて画像形成を行うことができる。これにより、以前に画像形成を行った際と同じ画像データに基づいて、異なる設定内容で(たとえば、他の機能を付加したり、設定されている機能を削除したりして)画像形成を行うことができるので、便利である。
請求項3記載の発明は、上記データ記憶手段(8)から画像データおよび機能の設定内容のデータを読み出し、それらのデータに基づいて画像形成を行わせるための手段(72G,41,S5,S6)をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置(1)である。
【0011】
この構成によれば、以前に画像形成を行った際の画像データおよび設定データを読み出して画像形成を行うことにより、以前に画像形成を行ったときに得られた画像形成後の用紙と同じ用紙を容易に得ることができるので、便利である。
請求項4記載の発明は、上記データ記憶手段(8)に記憶されているデータの履歴を表示する履歴表示手段(72K)と、上記履歴表示手段により表示された履歴の中から所定の履歴を選択し、その選択した履歴に対応するデータ(画像データや機能の設定内容のデータ)を上記データ記憶手段から読み出させるための履歴選択手段(72D)とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置(1)である。
【0012】
この構成によれば、履歴表示手段により表示された履歴の中から所望の履歴を選択して、その履歴の画像形成時における画像データや設定データを読み出して画像形成を行うことができる。したがって、所望の画像データや設定データを容易に読み出すことができ、より便利である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1および後処理装置2の構成を示す概略図である。
画像形成装置1は、たとえばデジタル式複写機であって、使用する用紙に対して画像データに基づく画像を形成するものである。画像形成装置1には、原稿の画像を読み取るための画像読取部5、原稿トレイ61にセットされた1ないし複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に画像読取部5へと送り、その画像を読み取らせるための自動原稿供給装置(DF)6、画像読取部5で読み取った原稿の画像データに基づいて用紙に対する画像形成を行う画像形成部3、使用する用紙を収容するための複数(たとえば、3つ)の用紙収容部4A,4B,4Cなどが備えられている。
【0014】
各用紙収容部4A〜4Cには、たとえば、サイズ(日本工業規格(JIS)のA列4番(A4)やB列5番(B5)など)の異なる用紙を収容できるようになっていて、これらの用紙収容部4A〜4Cの中から選択されたいずれか1つの用紙収容部から、画像形成部3に向けて用紙が送り出されるようになっている。
用紙に形成すべき画像のデータは、外部機器(パーソナルコンピュータなど)から画像形成装置1に読み込むこともできるし、画像読取部5において原稿の画像を読み取ることによっても得られる。
【0015】
自動原稿供給装置6は、たとえば、その後端を中心に開閉可能となっていて、この自動原稿供給装置6を開けると、画像読取部5において原稿の画像を読み取らせる際の載置台としてのコンタクトガラス(図示せず)が現れるようになっている。この構成により、自動原稿供給装置6を開いてコンタクトガラス上に1枚ずつ原稿をセットして、その画像を画像読取部5で読み取らせることもできるし、原稿トレイ61に1ないし複数枚の原稿をセットして、自動原稿供給装置6により原稿を1枚ずつ画像読取部5へと供給し、その画像を読み取らせる(いわゆる流し読み)こともできるようになっている。
【0016】
原稿の画像データは、たとえば、画像読取部5に備えられたスキャナ23から原稿に向けて照射した光の反射光をCCDイメージセンサ24で検出して、電気信号に変換することにより得られる(図2参照)。
画像形成部5の構成は、たとえば、感光体、メインチャージャ、現像装置および転写装置などを含む周知の構成である。すなわち、画像形成時には、略円筒状の感光体の表面がメインチャージャによって一様に帯電され、この感光体の表面にレーザ走査ユニット16(LSU;図2参照)からの画像データに基づく光が照射されることにより、感光体の表面にいわゆる静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体の表面には、現像装置によりトナーが選択的に付着され、トナー像が形成される。そして、感光体表面に形成されたトナー像は、転写装置の働きによって、用紙収容部4A〜4Cから送られてきた用紙に転写される。
【0017】
トナー像転写後の用紙は、定着装置(図示せず)へと送られ、所定の定着処理を受けた後、後処理装置2に送られる。
後処理装置2は、たとえば、画像形成後の用紙の所定位置に孔をあけるパンチ処理、画像形成後の複数枚の用紙の端部を揃えて、1部の用紙束として排出する用紙束排出処理、用紙束をまとめてステープルで綴じるステープル処理などの後処理を行うためのものであって、画像形成装置1に隣接して配置される。
【0018】
画像形成後の用紙に対して後処理装置2で後処理を行うか否か、そして後処理を行うのであればいずれの後処理を行うかは、たとえば、画像形成装置1の上面に配置された操作パネル7(図3参照)を操作することにより決定される。
後処理装置2には、画像形成装置1から送られてきた用紙に対してパンチ処理を行うためのパンチ装置31と、用紙束排出処理やステープル処理を行う際に、用紙を所定の許容枚数(たとえば、50枚)までスタック(蓄積)しておくことができる中間トレイ32と、中間トレイ32にスタックされた用紙束に対してステープル処理を行うためのステープル装置33とが備えられている。また、後処理装置2内には、画像形成装置1から送られてきた用紙を搬送するための複数の搬送ローラ34,35,36が配置されている。
【0019】
画像形成装置1から後処理装置2に送られてきた用紙は、まず、搬送ローラ34から搬送ローラ35へと送られる過程でパンチ装置31を通過する。そして、操作パネル7の操作によりパンチ処理を行うと決定されている場合には、パンチ装置31により用紙の所定位置に孔があけられる。一方、パンチ処理を行うと決定されていない場合には、用紙はパンチ処理が施されることなくパンチ装置31を通過する。
【0020】
搬送ローラ35に対して用紙搬送方向下流側には、たとえば、その軸線回りの両方向(時計回りまたは反時計回り)に回転可能な分岐ローラ39が配置されている。搬送ローラ35を通過してきた用紙は、分岐ローラ39の回転方向に応じて、排出ローラ37に向かう第1経路P1、または中間トレイ32に向かう第2経路P2のいずれかに導かれるようになっている。すなわち、分岐ローラ39を反時計回りに回転させることにより用紙を第1経路P1に導くことができ、時計回りに回転させることにより用紙を第2経路P2に導くことができるようになっている。
【0021】
用紙束排出処理やステープル処理などの中間トレイ32を用いた後処理が選択されていない場合には、分岐ローラ39が反時計回りに回転されることにより、搬送ローラ35を通過する用紙は第1経路P1に導かれ、排出ローラ37を通って機外に排出される。一方、中間トレイ32を用いた後処理が選択されている場合には、分岐ローラ39が時計回りに回転されることにより、搬送ローラ35を通過する用紙は第2経路P2に導かれる。
【0022】
中間トレイ32は、たとえば、その受け面321が上下方向に対して傾いた姿勢で配置されていて、搬送ローラ36を通って中間トレイ32に送られてきた用紙は、当該中間トレイ32の受け面321に沿って順次重ねられ、スタックされる。中間トレイ32の下部には、スタックされた用紙束の下端を支持するための支持部材38が配置されている。この支持部材38は、中間トレイ32の受け面321に沿って変位可能であって、中間トレイ32に用紙がスタックされた状態で支持部材38を上側に変位させることにより、用紙束を排出ローラ37へと導くことができるようになっている。支持部材38が上側に変位されて、スタックされていた用紙束の先端(上端)が排出ローラ37に到達すると、その用紙束が排出ローラ37によって機外に排出される。
【0023】
ステープル処理が選択されている場合には、中間トレイ32の下部に配置されたステープル装置33により、中間トレイ32にスタックされている用紙束がステープルで綴じられた後、支持部材38が上側に変位され、その用紙束が排出ローラ37を介して機外に排出される。ステープル処理には、たとえば、用紙束の先端をステープルで綴じる先端綴じや、用紙束の長手方向の中央を短手方向に沿ってステープルで綴じる中央綴じなどが含まれる。
【0024】
後処理装置2の側面には、排出ローラ37から排出される用紙を受けるためのメイントレイ361および複数(たとえば、5つ)のサブトレイ362が配置されている。メイントレイ361および複数のサブトレイ362は、それぞれ上下方向に変位可能となっていて、各トレイ361,362を排出ローラ37に対向する位置に変位させることにより、そのトレイ361,362で排出ローラ37から排出された用紙を受けることができるようになっている。排出ローラ37から排出される用紙は、通常、比較的大容量のメイントレイ361により受けられるようになっているが、たとえば、1部の画像データに基づいて複数部の画像形成を行った場合などには、各部の用紙が複数のサブトレイ362に振り分けて排出されるようになっている。
【0025】
図2は、画像形成装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
画像形成装置1に備えられた制御部40は、たとえばマイクロコンピュータなどからなり、CPU41、RAM42およびROM43の他、画像データを記憶しておくためのメモリコピー部44を含む。
制御部40には、操作パネル7、ハードディスク(HDD)8、画像読取部5、プリンタコントローラ9、画像形成部3などがそれぞれインタフェース(I/F)45を介して入出力可能に接続されている。
【0026】
ハードディスク8は、画像データを圧縮して蓄積しておくためのものである。画像形成時には、ハードディスク8に蓄積されている画像データが伸張されてメモリコピー部44に展開され、その展開された画像データが画像形成部3のレーザ走査ユニット16へと送られる。
画像読取部5は、スキャナ23、自動原稿供給装置6、CCDイメージセンサ24などを含む。画像読取部5で読み取られた原稿の画像データは、CCDイメージセンサ24から制御部40へ送られ、メモリコピー部44に記憶される。
【0027】
プリンタコントローラ9は、パーソナルコンピュータ(PC)10Aなどの外部機器に接続されていて、パーソナルコンピュータ10Aからプリンタコントローラ9を介して制御部40に画像データを送ることができるようになっている。プリンタコントローラ9から制御部40に送られた画像データは、メモリコピー部44に記憶される。
また、プリンタコントローラ9は、他のパーソナルコンピュータ10BとネットワークNを介して接続されていて、これらの他のパーソナルコンピュータ10Bからも、プリンタコントローラ9を介して制御部40に画像データを送ることができるようになっている。
【0028】
この画像形成装置1は、画像読取部5で読み取った原稿の画像データに基づく画像形成を行う機能(コピー機能)の他に、プリンタコントローラ9を介して接続されたパーソナルコンピュータ10A,10Bから画像データを読み込んで、その画像データに基づく画像形成を行う機能(プリンタ機能)や、画像読取部5で読み取った原稿の画像データをパーソナルコンピュータ10A,10Bに送信する機能(スキャナ機能)などを有する、いわゆる複合機である。
【0029】
後処理装置2は、たとえば、画像形成部3のインタフェース45を介して、画像形成装置1に対して電気的に接続されている。画像形成装置1の操作パネル7が操作されて、各種後処理(パンチ処理、用紙束排出処理、ステープル処理など)を行うと設定された場合には、その設定内容に基づいて、制御部40のCPU41が後処理装置2の動作を制御するようになっている。
図3は、操作パネル7の外観構成を示す平面図である。
【0030】
操作パネル7の略中央部には、たとえばタッチパネル付きの液晶表示器により構成される液晶表示部72が配置されている。この液晶表示部72には、画像形成装置1の運転状況や各種機能の設定状況などを表示できるとともに、当該液晶表示部72に表示された操作キーに触れることで、各種設定を行うことができるようになっている。
液晶表示部72の右側には、たとえば、部数を入力する際などに操作されるテンキー、画像形成装置1の画像形成動作を開始させる際に操作されるスタートキー、画像形成装置1の画像形成動作を停止させる際などに操作されるストップキー、各種機能の設定内容を初期状態にリセットする際に操作されるリセットキーなどの複数の入力キー711が配置されている。また、操作パネル7の後端部、すなわち液晶表示部72の後側から入力キー711の後側にかけての部分には、各種機能を選択するための複数の機能選択キー712が配置されている。入力キー711および機能選択キー712は、その押操作によって入力が可能なキー入力部71を構成している(図2参照)。
【0031】
また、液晶表示部72の左側には、たとえば、この画像形成装置1の運転状況(コピー機能、プリンタ機能およびスキャナ機能のいずれを実行中であるか)を表示するためのLED表示部73が配置されている。
この実施形態では、機能選択キー712に含まれる再コピーキー713を操作することにより、以前に画像形成を行った際の画像データや機能の設定内容のデータ(設定データ)などを読み出して画像形成を行うモード(再コピーモード)を設定できるようになっている。設定データには、たとえば、原稿に対する画像形成時の倍率(拡大率/縮小率)、用紙の両面に画像を形成する両面モードの選択の有無、後処理装置2による後処理の選択の有無、複数ページ分の画像データを1枚の用紙に集約して画像形成を行う集約モードの選択の有無、使用した用紙のサイズなどのデータが含まれる。ただし、設定データは上記のようなデータに限らず他のデータを含むものであってもよい。
【0032】
図4は、液晶表示部72の表示内容の一例を示す図である。
待機状態で液晶表示部72の手前側に表示される「基本」、「ユーザー機能」、「機能リスト」および「プログラム」の4つの操作キーのうち、「機能リスト」の操作キーを操作すると、液晶表示部72の表示画面が、図4に示すような各種機能に対応する操作キー(自動回転、OHP合紙、試しコピー、書き込み余白、エコプリント、原稿セット向き、白黒反転、鏡像、再コピー設定、排出先選択など)が表示された画面に切り替わる。この表示画面において「再コピー設定」の操作キー72Aを操作すると、液晶表示部72の表示画面が、図5に示すような再コピー設定画面に切り替わる。
【0033】
再コピーモードで読み出すための画像データおよび設定データは、この再コピー設定画面で再コピー機能を選択した後で画像形成を行うことにより、ハードディスク8に記憶させることができる。
より具体的には、再コピー設定画面では、再コピー機能を選択するか否かを決定するための操作キー72B(「しない」という操作キーおよび「する」という操作キー)が表示される(図5参照)。そして、「する」という操作キーを操作すれば、図5に示すようにその操作キーが反転表示され、再コピー機能が選択される。このようにして再コピー機能を選択した後、当該画像形成装置1における画像形成動作を開始させることにより、画像形成を行った際の画像データおよび設定データがハードディスク8に記憶される。このとき、画像データおよび設定データには、ジョブ番号(各画像形成動作(ジョブ)に割り当てられる番号)の他、その画像形成を行ったユーザー名、原稿の枚数、部数、画像データおよび設定データの登録日時(画像形成を行った日時)、画像形成の結果(終了/中止)などのデータが関連付けて記憶されるようになっている。
【0034】
この実施形態では、再コピー設定画面においてキー入力部71のテンキーを操作することにより、暗証番号(たとえば、8桁)を設定することができるようになっている。暗証番号を設定した場合には、その後の画像形成時にハードディスク8に記憶された画像データおよび設定データは、その設定した暗証番号を入力しなければハードディスク8から読み出せないようになっている。この構成によれば、秘密にする必要のある画像データなどが他人に読み出されるのを防止できるので、便利である。
【0035】
ただし、上述したように再コピー設定画面で再コピー機能を選択した後で画像形成を行うことにより、画像データや設定データがハードディスク8に記憶されるような構成に限らず、たとえば、画像形成を行ったすべての画像データおよび設定データがハードディスク8に記憶されるようになっていてもよい。
また、画像データと設定データとが同一のハードディスク8に記憶されるのではなく、それぞれ異なるメモリに記憶されるようになっていてもよい。
【0036】
図6は、再コピーモードを実行する場合の液晶表示部72の表示内容の流れを示す図である。
待機状態で操作パネル7の再コピーキー713を操作すると、液晶表示部73の表示画面が図6(a)に示すような再コピー画面に切り替わる。この再コピー画面では、ハードディスク8に記憶されている以前に実行されたジョブに関する情報(履歴)が、前後方向に整列された一覧表示72Kにより表示される。各ジョブに関する情報には、たとえば、ジョブ番号、ユーザー名、原稿の枚数、部数(セット)、登録日時および結果についての情報が含まれていて、これらの情報がこの順序で横一列に並べて表示される。
【0037】
液晶表示部72の表示画面の右端部には、表示画面に表示されているジョブを選択するための選択キー72Cが表示されている。一覧表示72K内には、選択されているジョブに関する情報を囲むカーソルが表示されるようになっていて、選択キー72Cを操作することにより、カーソルを前後にシフトさせ、所望のジョブを選択することができる。カーソル内の表示(すなわち、選択されているジョブに関する情報)は反転表示されるようになっている。
【0038】
液晶表示部72の表示画面の手前側には、呼び出しキー72D、削除キー72Eおよび内容確認キー72Fが表示されている。上記のようにして所定のジョブにカーソルを合わせた状態で内容確認キー72Fを操作すると、このジョブの画像形成時における各種機能の詳細な設定内容が表示画面に表示されるようになっている。また、所定のジョブにカーソルを合わせた状態で削除キー72Eを操作すると、そのジョブが一覧表示72Kから削除され、ハードディスク8に記憶されていた当該ジョブの画像データおよび設定データが削除されるようになっている。
【0039】
所定のジョブにカーソルを合わせた状態で呼び出しキー72Dを操作すると、そのジョブが指定され、当該ジョブの再コピー機能選択時(ジョブ実行時)に設定された暗証番号が入力されると、液晶表示部72の表示画面が図6(b)に示すような画面に切り替わる。この表示画面では、たとえば、指定されたジョブ(指定ジョブ)のジョブ番号およびユーザー名が表示されるとともに、当該指定ジョブの実行時にジョブ名を入力したときには、そのジョブ名が表示される。また、この表示画面には、再コピー出力キー72G、モードのみ呼び出しキー72H、画像のみ呼び出しキー72I、中止キー72Jなどの操作キーが表示される。
【0040】
図7は、図6(b)の表示画面におけるユーザーの操作に応答してCPU41が行う制御内容を示すフローチャートである。
液晶表示部72の表示画面が図6(b)に示すような画面に切り替わると、CPU41は、この表示画面に表示されているいずれかの操作キー72G〜72Jが操作されるか否かを監視する(ステップS1〜S4)。そして、いずれかの操作キー72G〜72Jが操作されると、CPU41は、その操作された操作キー72G〜72Jに応じて異なる制御を行う。
【0041】
再コピー出力キー72Gが操作された場合には(ステップS1でYES)、CPU41は、指定ジョブの設定データを読み出して、その後の画像形成動作をその設定データに基づく設定内容で実行するよう設定する(ステップS5)。そして、CPU41は、当該画像形成装置1の動作モードを、その後に行われる画像形成時に当該指定ジョブの画像データを読み出して画像形成を行うモード(画像データ読出モード)に設定する(ステップS6)。
【0042】
その後、画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、指定ジョブの画像データが読み出され、その画像データに基づく画像形成が、指定ジョブの設定データに基づく設定内容で行われる。これにより、指定ジョブの実行時に得られた画像形成後の用紙と同じ用紙を得ることができる(再コピー)ので、便利である。
画像のみ呼び出しキー72Iが操作された場合には(ステップS2でYES)、CPU41は、指定ジョブの設定データを読み出すことなく、当該画像形成装置1の動作モードを画像データ読出モードに設定する(ステップS6)。
【0043】
その後、画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、指定ジョブの画像データが読み出され、その画像データに基づく画像形成が、画像形成前に予め設定された各種機能の設定内容で行われる。これにより、指定ジョブと同じ画像データに基づいて、異なる設定内容で(たとえば、他の機能を付加したり、設定されている機能を削除したりして)画像形成を行うことができるので、便利である。
モードのみ呼び出しキー72Hが操作された場合には(ステップS3でYES)、CPU41は、指定ジョブの設定データを読み出して、その後の画像形成動作をその設定データに基づく設定内容で実行するよう設定する(ステップS7)。
【0044】
その後、画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、画像読取部5または外部のパーソナルコンピュータ10A,10Bから読み込んだ画像データに基づく画像形成が、指定ジョブの設定データに基づく設定内容で行われる。これにより、指定ジョブと同じ設定内容で、異なる画像データに基づく画像形成を行うことができるので、便利である。
特に、指定ジョブの実行時に複数種類の機能を設定した場合には、再度複雑な設定をする手間が省けるので、より便利である。
【0045】
中止キー72Jが操作された場合には(ステップS4でYES)、CPU41は、指定ジョブに基づく再コピーモードの実行を中止し、液晶表示部72の表示画面を図6(a)に示すような再コピー画面に切り替える(ステップS8)。
この実施形態では、一覧表示72Kに表示された履歴(ジョブ)の中から所望の履歴を選択して、その履歴の画像形成時における画像データや設定データを読み出して画像形成を行うことができるので、所望の画像データや設定データを容易に読み出すことができ、より便利である。
【0046】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、後処理装置2は、パンチ処理、用紙束排出処理およびステープル処理だけでなく、他の後処理(ステープル装置33によって中央綴じされた用紙束を中央でステープルに沿って折り曲げることにより用紙束を冊子状にする処理など)を実行できるものであってもよい。
【0047】
また、上記実施形態のように画像形成装置1と後処理装置2とが別個に設けられた構成に限らず、これらが一体的に構成されていてもよいし、後処理装置2が設けられていない構成であってもよい。
画像形成装置1は、デジタル式複写機に限らず、プリンタやファクシミリなどであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置および後処理装置の構成を示す概略図である。
【図2】画像形成装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図3】操作パネルの外観構成を示す平面図である。
【図4】液晶表示部の表示内容の一例を示す図である。
【図5】再コピー設定画面を示す図である。
【図6】再コピーモードを実行する場合の液晶表示部の表示内容の流れを示す図である。
【図7】図6(b)の表示画面におけるユーザーの操作に応答してCPUが行う制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
3 画像形成部
8 ハードディスク
41 CPU
72 液晶表示部
72D 呼び出しキー
72G 再コピー出力キー
72H モードのみ呼び出しキー
72I 画像のみ呼び出しキー
72K 一覧表示
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の一例としての複写機の中には、たとえば、原稿に対する画像形成時の倍率(拡大率/縮小率)を設定する機能や、用紙の両面に画像を形成する両面モードを設定する機能などの各種機能を備えたものがある。
この種の複写機の中には、画像形成を行ったときの画像データおよび機能の設定内容のデータ(設定データ)をメモリに記憶しておいて、それらのデータを後で読み出して画像形成を行う(再コピー)ことができるようになっているものがある。この種の複写機では、以前に画像形成を行ったときと同じ画像形成後の用紙を、手元にその原稿がなくても得ることができるので、便利である。
【0003】
しかしながら、従来の複写機における再コピーでは、画像データと設定データとがメモリから読み出されるので、以前に画像形成を行ったときと同じ機能の設定内容で異なる原稿に基づく画像形成を行ったり、以前に画像形成を行ったときと同じ画像データに基づく画像形成を異なる機能の設定内容で行ったりすることはできなかった。したがって、従来の複写機は、再コピーに関して十分に便利であるとはいえなかった。
【0004】
一方で、互いにネットワーク接続されたスキャナ、サーバ、プリンタ、複数のクライアント(パーソナルコンピュータ)などを用いて、スキャナで読み取った原稿の画像データをデータベースに記憶し、その画像データをクライアントでの指定操作によって読み出して再コピーを行うことができるような画像出力システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この画像出力システムでは、再コピー時のクライアントでの設定操作により、機能の設定内容を変更することができるようになっているが、機能の設定内容のデータだけを読み出して異なる画像データに基づく画像形成を行うことはできない。また、クライアント側で操作を行わなければならないので、画像形成装置(プリンタ)側で手軽に再コピーを行うことはできない。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−169680号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、より便利な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数種類の機能(モードなど)の中から所定の機能を設定して画像形成を行うことができる画像形成装置(1)であって、画像形成を行ったときの画像データおよび機能の設定内容のデータを記憶しておくことができるデータ記憶手段(8)と、上記データ記憶手段から機能の設定内容のデータのみを読み出し、そのデータに基づいて画像形成を行わせるための設定内容読出手段(72H,41,S7)とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、以前に画像形成を行った際の機能の設定内容のデータ(設定データ)を読み出して、その設定内容で画像形成を行うことができる。これにより、以前に画像形成を行った際と同じ設定内容で、異なる画像データに基づく画像形成を行うことができるので、便利である。
【0009】
特に、複数種類の機能を設定して画像形成を行った場合には、再度複雑な設定をする手間が省けるので、より便利である。
請求項2記載の発明は、上記データ記憶手段(8)から画像データのみを読み出し、その画像データに基づいて画像形成を行わせるための画像データ読出手段(72I,41,S6)をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置(1)である。
【0010】
この構成によれば、以前に画像形成を行った際の画像データを読み出して、その画像データに基づいて画像形成を行うことができる。これにより、以前に画像形成を行った際と同じ画像データに基づいて、異なる設定内容で(たとえば、他の機能を付加したり、設定されている機能を削除したりして)画像形成を行うことができるので、便利である。
請求項3記載の発明は、上記データ記憶手段(8)から画像データおよび機能の設定内容のデータを読み出し、それらのデータに基づいて画像形成を行わせるための手段(72G,41,S5,S6)をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置(1)である。
【0011】
この構成によれば、以前に画像形成を行った際の画像データおよび設定データを読み出して画像形成を行うことにより、以前に画像形成を行ったときに得られた画像形成後の用紙と同じ用紙を容易に得ることができるので、便利である。
請求項4記載の発明は、上記データ記憶手段(8)に記憶されているデータの履歴を表示する履歴表示手段(72K)と、上記履歴表示手段により表示された履歴の中から所定の履歴を選択し、その選択した履歴に対応するデータ(画像データや機能の設定内容のデータ)を上記データ記憶手段から読み出させるための履歴選択手段(72D)とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置(1)である。
【0012】
この構成によれば、履歴表示手段により表示された履歴の中から所望の履歴を選択して、その履歴の画像形成時における画像データや設定データを読み出して画像形成を行うことができる。したがって、所望の画像データや設定データを容易に読み出すことができ、より便利である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1および後処理装置2の構成を示す概略図である。
画像形成装置1は、たとえばデジタル式複写機であって、使用する用紙に対して画像データに基づく画像を形成するものである。画像形成装置1には、原稿の画像を読み取るための画像読取部5、原稿トレイ61にセットされた1ないし複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に画像読取部5へと送り、その画像を読み取らせるための自動原稿供給装置(DF)6、画像読取部5で読み取った原稿の画像データに基づいて用紙に対する画像形成を行う画像形成部3、使用する用紙を収容するための複数(たとえば、3つ)の用紙収容部4A,4B,4Cなどが備えられている。
【0014】
各用紙収容部4A〜4Cには、たとえば、サイズ(日本工業規格(JIS)のA列4番(A4)やB列5番(B5)など)の異なる用紙を収容できるようになっていて、これらの用紙収容部4A〜4Cの中から選択されたいずれか1つの用紙収容部から、画像形成部3に向けて用紙が送り出されるようになっている。
用紙に形成すべき画像のデータは、外部機器(パーソナルコンピュータなど)から画像形成装置1に読み込むこともできるし、画像読取部5において原稿の画像を読み取ることによっても得られる。
【0015】
自動原稿供給装置6は、たとえば、その後端を中心に開閉可能となっていて、この自動原稿供給装置6を開けると、画像読取部5において原稿の画像を読み取らせる際の載置台としてのコンタクトガラス(図示せず)が現れるようになっている。この構成により、自動原稿供給装置6を開いてコンタクトガラス上に1枚ずつ原稿をセットして、その画像を画像読取部5で読み取らせることもできるし、原稿トレイ61に1ないし複数枚の原稿をセットして、自動原稿供給装置6により原稿を1枚ずつ画像読取部5へと供給し、その画像を読み取らせる(いわゆる流し読み)こともできるようになっている。
【0016】
原稿の画像データは、たとえば、画像読取部5に備えられたスキャナ23から原稿に向けて照射した光の反射光をCCDイメージセンサ24で検出して、電気信号に変換することにより得られる(図2参照)。
画像形成部5の構成は、たとえば、感光体、メインチャージャ、現像装置および転写装置などを含む周知の構成である。すなわち、画像形成時には、略円筒状の感光体の表面がメインチャージャによって一様に帯電され、この感光体の表面にレーザ走査ユニット16(LSU;図2参照)からの画像データに基づく光が照射されることにより、感光体の表面にいわゆる静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体の表面には、現像装置によりトナーが選択的に付着され、トナー像が形成される。そして、感光体表面に形成されたトナー像は、転写装置の働きによって、用紙収容部4A〜4Cから送られてきた用紙に転写される。
【0017】
トナー像転写後の用紙は、定着装置(図示せず)へと送られ、所定の定着処理を受けた後、後処理装置2に送られる。
後処理装置2は、たとえば、画像形成後の用紙の所定位置に孔をあけるパンチ処理、画像形成後の複数枚の用紙の端部を揃えて、1部の用紙束として排出する用紙束排出処理、用紙束をまとめてステープルで綴じるステープル処理などの後処理を行うためのものであって、画像形成装置1に隣接して配置される。
【0018】
画像形成後の用紙に対して後処理装置2で後処理を行うか否か、そして後処理を行うのであればいずれの後処理を行うかは、たとえば、画像形成装置1の上面に配置された操作パネル7(図3参照)を操作することにより決定される。
後処理装置2には、画像形成装置1から送られてきた用紙に対してパンチ処理を行うためのパンチ装置31と、用紙束排出処理やステープル処理を行う際に、用紙を所定の許容枚数(たとえば、50枚)までスタック(蓄積)しておくことができる中間トレイ32と、中間トレイ32にスタックされた用紙束に対してステープル処理を行うためのステープル装置33とが備えられている。また、後処理装置2内には、画像形成装置1から送られてきた用紙を搬送するための複数の搬送ローラ34,35,36が配置されている。
【0019】
画像形成装置1から後処理装置2に送られてきた用紙は、まず、搬送ローラ34から搬送ローラ35へと送られる過程でパンチ装置31を通過する。そして、操作パネル7の操作によりパンチ処理を行うと決定されている場合には、パンチ装置31により用紙の所定位置に孔があけられる。一方、パンチ処理を行うと決定されていない場合には、用紙はパンチ処理が施されることなくパンチ装置31を通過する。
【0020】
搬送ローラ35に対して用紙搬送方向下流側には、たとえば、その軸線回りの両方向(時計回りまたは反時計回り)に回転可能な分岐ローラ39が配置されている。搬送ローラ35を通過してきた用紙は、分岐ローラ39の回転方向に応じて、排出ローラ37に向かう第1経路P1、または中間トレイ32に向かう第2経路P2のいずれかに導かれるようになっている。すなわち、分岐ローラ39を反時計回りに回転させることにより用紙を第1経路P1に導くことができ、時計回りに回転させることにより用紙を第2経路P2に導くことができるようになっている。
【0021】
用紙束排出処理やステープル処理などの中間トレイ32を用いた後処理が選択されていない場合には、分岐ローラ39が反時計回りに回転されることにより、搬送ローラ35を通過する用紙は第1経路P1に導かれ、排出ローラ37を通って機外に排出される。一方、中間トレイ32を用いた後処理が選択されている場合には、分岐ローラ39が時計回りに回転されることにより、搬送ローラ35を通過する用紙は第2経路P2に導かれる。
【0022】
中間トレイ32は、たとえば、その受け面321が上下方向に対して傾いた姿勢で配置されていて、搬送ローラ36を通って中間トレイ32に送られてきた用紙は、当該中間トレイ32の受け面321に沿って順次重ねられ、スタックされる。中間トレイ32の下部には、スタックされた用紙束の下端を支持するための支持部材38が配置されている。この支持部材38は、中間トレイ32の受け面321に沿って変位可能であって、中間トレイ32に用紙がスタックされた状態で支持部材38を上側に変位させることにより、用紙束を排出ローラ37へと導くことができるようになっている。支持部材38が上側に変位されて、スタックされていた用紙束の先端(上端)が排出ローラ37に到達すると、その用紙束が排出ローラ37によって機外に排出される。
【0023】
ステープル処理が選択されている場合には、中間トレイ32の下部に配置されたステープル装置33により、中間トレイ32にスタックされている用紙束がステープルで綴じられた後、支持部材38が上側に変位され、その用紙束が排出ローラ37を介して機外に排出される。ステープル処理には、たとえば、用紙束の先端をステープルで綴じる先端綴じや、用紙束の長手方向の中央を短手方向に沿ってステープルで綴じる中央綴じなどが含まれる。
【0024】
後処理装置2の側面には、排出ローラ37から排出される用紙を受けるためのメイントレイ361および複数(たとえば、5つ)のサブトレイ362が配置されている。メイントレイ361および複数のサブトレイ362は、それぞれ上下方向に変位可能となっていて、各トレイ361,362を排出ローラ37に対向する位置に変位させることにより、そのトレイ361,362で排出ローラ37から排出された用紙を受けることができるようになっている。排出ローラ37から排出される用紙は、通常、比較的大容量のメイントレイ361により受けられるようになっているが、たとえば、1部の画像データに基づいて複数部の画像形成を行った場合などには、各部の用紙が複数のサブトレイ362に振り分けて排出されるようになっている。
【0025】
図2は、画像形成装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
画像形成装置1に備えられた制御部40は、たとえばマイクロコンピュータなどからなり、CPU41、RAM42およびROM43の他、画像データを記憶しておくためのメモリコピー部44を含む。
制御部40には、操作パネル7、ハードディスク(HDD)8、画像読取部5、プリンタコントローラ9、画像形成部3などがそれぞれインタフェース(I/F)45を介して入出力可能に接続されている。
【0026】
ハードディスク8は、画像データを圧縮して蓄積しておくためのものである。画像形成時には、ハードディスク8に蓄積されている画像データが伸張されてメモリコピー部44に展開され、その展開された画像データが画像形成部3のレーザ走査ユニット16へと送られる。
画像読取部5は、スキャナ23、自動原稿供給装置6、CCDイメージセンサ24などを含む。画像読取部5で読み取られた原稿の画像データは、CCDイメージセンサ24から制御部40へ送られ、メモリコピー部44に記憶される。
【0027】
プリンタコントローラ9は、パーソナルコンピュータ(PC)10Aなどの外部機器に接続されていて、パーソナルコンピュータ10Aからプリンタコントローラ9を介して制御部40に画像データを送ることができるようになっている。プリンタコントローラ9から制御部40に送られた画像データは、メモリコピー部44に記憶される。
また、プリンタコントローラ9は、他のパーソナルコンピュータ10BとネットワークNを介して接続されていて、これらの他のパーソナルコンピュータ10Bからも、プリンタコントローラ9を介して制御部40に画像データを送ることができるようになっている。
【0028】
この画像形成装置1は、画像読取部5で読み取った原稿の画像データに基づく画像形成を行う機能(コピー機能)の他に、プリンタコントローラ9を介して接続されたパーソナルコンピュータ10A,10Bから画像データを読み込んで、その画像データに基づく画像形成を行う機能(プリンタ機能)や、画像読取部5で読み取った原稿の画像データをパーソナルコンピュータ10A,10Bに送信する機能(スキャナ機能)などを有する、いわゆる複合機である。
【0029】
後処理装置2は、たとえば、画像形成部3のインタフェース45を介して、画像形成装置1に対して電気的に接続されている。画像形成装置1の操作パネル7が操作されて、各種後処理(パンチ処理、用紙束排出処理、ステープル処理など)を行うと設定された場合には、その設定内容に基づいて、制御部40のCPU41が後処理装置2の動作を制御するようになっている。
図3は、操作パネル7の外観構成を示す平面図である。
【0030】
操作パネル7の略中央部には、たとえばタッチパネル付きの液晶表示器により構成される液晶表示部72が配置されている。この液晶表示部72には、画像形成装置1の運転状況や各種機能の設定状況などを表示できるとともに、当該液晶表示部72に表示された操作キーに触れることで、各種設定を行うことができるようになっている。
液晶表示部72の右側には、たとえば、部数を入力する際などに操作されるテンキー、画像形成装置1の画像形成動作を開始させる際に操作されるスタートキー、画像形成装置1の画像形成動作を停止させる際などに操作されるストップキー、各種機能の設定内容を初期状態にリセットする際に操作されるリセットキーなどの複数の入力キー711が配置されている。また、操作パネル7の後端部、すなわち液晶表示部72の後側から入力キー711の後側にかけての部分には、各種機能を選択するための複数の機能選択キー712が配置されている。入力キー711および機能選択キー712は、その押操作によって入力が可能なキー入力部71を構成している(図2参照)。
【0031】
また、液晶表示部72の左側には、たとえば、この画像形成装置1の運転状況(コピー機能、プリンタ機能およびスキャナ機能のいずれを実行中であるか)を表示するためのLED表示部73が配置されている。
この実施形態では、機能選択キー712に含まれる再コピーキー713を操作することにより、以前に画像形成を行った際の画像データや機能の設定内容のデータ(設定データ)などを読み出して画像形成を行うモード(再コピーモード)を設定できるようになっている。設定データには、たとえば、原稿に対する画像形成時の倍率(拡大率/縮小率)、用紙の両面に画像を形成する両面モードの選択の有無、後処理装置2による後処理の選択の有無、複数ページ分の画像データを1枚の用紙に集約して画像形成を行う集約モードの選択の有無、使用した用紙のサイズなどのデータが含まれる。ただし、設定データは上記のようなデータに限らず他のデータを含むものであってもよい。
【0032】
図4は、液晶表示部72の表示内容の一例を示す図である。
待機状態で液晶表示部72の手前側に表示される「基本」、「ユーザー機能」、「機能リスト」および「プログラム」の4つの操作キーのうち、「機能リスト」の操作キーを操作すると、液晶表示部72の表示画面が、図4に示すような各種機能に対応する操作キー(自動回転、OHP合紙、試しコピー、書き込み余白、エコプリント、原稿セット向き、白黒反転、鏡像、再コピー設定、排出先選択など)が表示された画面に切り替わる。この表示画面において「再コピー設定」の操作キー72Aを操作すると、液晶表示部72の表示画面が、図5に示すような再コピー設定画面に切り替わる。
【0033】
再コピーモードで読み出すための画像データおよび設定データは、この再コピー設定画面で再コピー機能を選択した後で画像形成を行うことにより、ハードディスク8に記憶させることができる。
より具体的には、再コピー設定画面では、再コピー機能を選択するか否かを決定するための操作キー72B(「しない」という操作キーおよび「する」という操作キー)が表示される(図5参照)。そして、「する」という操作キーを操作すれば、図5に示すようにその操作キーが反転表示され、再コピー機能が選択される。このようにして再コピー機能を選択した後、当該画像形成装置1における画像形成動作を開始させることにより、画像形成を行った際の画像データおよび設定データがハードディスク8に記憶される。このとき、画像データおよび設定データには、ジョブ番号(各画像形成動作(ジョブ)に割り当てられる番号)の他、その画像形成を行ったユーザー名、原稿の枚数、部数、画像データおよび設定データの登録日時(画像形成を行った日時)、画像形成の結果(終了/中止)などのデータが関連付けて記憶されるようになっている。
【0034】
この実施形態では、再コピー設定画面においてキー入力部71のテンキーを操作することにより、暗証番号(たとえば、8桁)を設定することができるようになっている。暗証番号を設定した場合には、その後の画像形成時にハードディスク8に記憶された画像データおよび設定データは、その設定した暗証番号を入力しなければハードディスク8から読み出せないようになっている。この構成によれば、秘密にする必要のある画像データなどが他人に読み出されるのを防止できるので、便利である。
【0035】
ただし、上述したように再コピー設定画面で再コピー機能を選択した後で画像形成を行うことにより、画像データや設定データがハードディスク8に記憶されるような構成に限らず、たとえば、画像形成を行ったすべての画像データおよび設定データがハードディスク8に記憶されるようになっていてもよい。
また、画像データと設定データとが同一のハードディスク8に記憶されるのではなく、それぞれ異なるメモリに記憶されるようになっていてもよい。
【0036】
図6は、再コピーモードを実行する場合の液晶表示部72の表示内容の流れを示す図である。
待機状態で操作パネル7の再コピーキー713を操作すると、液晶表示部73の表示画面が図6(a)に示すような再コピー画面に切り替わる。この再コピー画面では、ハードディスク8に記憶されている以前に実行されたジョブに関する情報(履歴)が、前後方向に整列された一覧表示72Kにより表示される。各ジョブに関する情報には、たとえば、ジョブ番号、ユーザー名、原稿の枚数、部数(セット)、登録日時および結果についての情報が含まれていて、これらの情報がこの順序で横一列に並べて表示される。
【0037】
液晶表示部72の表示画面の右端部には、表示画面に表示されているジョブを選択するための選択キー72Cが表示されている。一覧表示72K内には、選択されているジョブに関する情報を囲むカーソルが表示されるようになっていて、選択キー72Cを操作することにより、カーソルを前後にシフトさせ、所望のジョブを選択することができる。カーソル内の表示(すなわち、選択されているジョブに関する情報)は反転表示されるようになっている。
【0038】
液晶表示部72の表示画面の手前側には、呼び出しキー72D、削除キー72Eおよび内容確認キー72Fが表示されている。上記のようにして所定のジョブにカーソルを合わせた状態で内容確認キー72Fを操作すると、このジョブの画像形成時における各種機能の詳細な設定内容が表示画面に表示されるようになっている。また、所定のジョブにカーソルを合わせた状態で削除キー72Eを操作すると、そのジョブが一覧表示72Kから削除され、ハードディスク8に記憶されていた当該ジョブの画像データおよび設定データが削除されるようになっている。
【0039】
所定のジョブにカーソルを合わせた状態で呼び出しキー72Dを操作すると、そのジョブが指定され、当該ジョブの再コピー機能選択時(ジョブ実行時)に設定された暗証番号が入力されると、液晶表示部72の表示画面が図6(b)に示すような画面に切り替わる。この表示画面では、たとえば、指定されたジョブ(指定ジョブ)のジョブ番号およびユーザー名が表示されるとともに、当該指定ジョブの実行時にジョブ名を入力したときには、そのジョブ名が表示される。また、この表示画面には、再コピー出力キー72G、モードのみ呼び出しキー72H、画像のみ呼び出しキー72I、中止キー72Jなどの操作キーが表示される。
【0040】
図7は、図6(b)の表示画面におけるユーザーの操作に応答してCPU41が行う制御内容を示すフローチャートである。
液晶表示部72の表示画面が図6(b)に示すような画面に切り替わると、CPU41は、この表示画面に表示されているいずれかの操作キー72G〜72Jが操作されるか否かを監視する(ステップS1〜S4)。そして、いずれかの操作キー72G〜72Jが操作されると、CPU41は、その操作された操作キー72G〜72Jに応じて異なる制御を行う。
【0041】
再コピー出力キー72Gが操作された場合には(ステップS1でYES)、CPU41は、指定ジョブの設定データを読み出して、その後の画像形成動作をその設定データに基づく設定内容で実行するよう設定する(ステップS5)。そして、CPU41は、当該画像形成装置1の動作モードを、その後に行われる画像形成時に当該指定ジョブの画像データを読み出して画像形成を行うモード(画像データ読出モード)に設定する(ステップS6)。
【0042】
その後、画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、指定ジョブの画像データが読み出され、その画像データに基づく画像形成が、指定ジョブの設定データに基づく設定内容で行われる。これにより、指定ジョブの実行時に得られた画像形成後の用紙と同じ用紙を得ることができる(再コピー)ので、便利である。
画像のみ呼び出しキー72Iが操作された場合には(ステップS2でYES)、CPU41は、指定ジョブの設定データを読み出すことなく、当該画像形成装置1の動作モードを画像データ読出モードに設定する(ステップS6)。
【0043】
その後、画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、指定ジョブの画像データが読み出され、その画像データに基づく画像形成が、画像形成前に予め設定された各種機能の設定内容で行われる。これにより、指定ジョブと同じ画像データに基づいて、異なる設定内容で(たとえば、他の機能を付加したり、設定されている機能を削除したりして)画像形成を行うことができるので、便利である。
モードのみ呼び出しキー72Hが操作された場合には(ステップS3でYES)、CPU41は、指定ジョブの設定データを読み出して、その後の画像形成動作をその設定データに基づく設定内容で実行するよう設定する(ステップS7)。
【0044】
その後、画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、画像読取部5または外部のパーソナルコンピュータ10A,10Bから読み込んだ画像データに基づく画像形成が、指定ジョブの設定データに基づく設定内容で行われる。これにより、指定ジョブと同じ設定内容で、異なる画像データに基づく画像形成を行うことができるので、便利である。
特に、指定ジョブの実行時に複数種類の機能を設定した場合には、再度複雑な設定をする手間が省けるので、より便利である。
【0045】
中止キー72Jが操作された場合には(ステップS4でYES)、CPU41は、指定ジョブに基づく再コピーモードの実行を中止し、液晶表示部72の表示画面を図6(a)に示すような再コピー画面に切り替える(ステップS8)。
この実施形態では、一覧表示72Kに表示された履歴(ジョブ)の中から所望の履歴を選択して、その履歴の画像形成時における画像データや設定データを読み出して画像形成を行うことができるので、所望の画像データや設定データを容易に読み出すことができ、より便利である。
【0046】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、後処理装置2は、パンチ処理、用紙束排出処理およびステープル処理だけでなく、他の後処理(ステープル装置33によって中央綴じされた用紙束を中央でステープルに沿って折り曲げることにより用紙束を冊子状にする処理など)を実行できるものであってもよい。
【0047】
また、上記実施形態のように画像形成装置1と後処理装置2とが別個に設けられた構成に限らず、これらが一体的に構成されていてもよいし、後処理装置2が設けられていない構成であってもよい。
画像形成装置1は、デジタル式複写機に限らず、プリンタやファクシミリなどであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置および後処理装置の構成を示す概略図である。
【図2】画像形成装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図3】操作パネルの外観構成を示す平面図である。
【図4】液晶表示部の表示内容の一例を示す図である。
【図5】再コピー設定画面を示す図である。
【図6】再コピーモードを実行する場合の液晶表示部の表示内容の流れを示す図である。
【図7】図6(b)の表示画面におけるユーザーの操作に応答してCPUが行う制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
3 画像形成部
8 ハードディスク
41 CPU
72 液晶表示部
72D 呼び出しキー
72G 再コピー出力キー
72H モードのみ呼び出しキー
72I 画像のみ呼び出しキー
72K 一覧表示
Claims (4)
- 複数種類の機能の中から所定の機能を設定して画像形成を行うことができる画像形成装置であって、
画像形成を行ったときの画像データおよび機能の設定内容のデータを記憶しておくことができるデータ記憶手段と、
上記データ記憶手段から機能の設定内容のデータのみを読み出し、そのデータに基づいて画像形成を行わせるための設定内容読出手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 上記データ記憶手段から画像データのみを読み出し、その画像データに基づいて画像形成を行わせるための画像データ読出手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 上記データ記憶手段から画像データおよび機能の設定内容のデータを読み出し、それらのデータに基づいて画像形成を行わせるための手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 上記データ記憶手段に記憶されているデータの履歴を表示する履歴表示手段と、
上記履歴表示手段により表示された履歴の中から所定の履歴を選択し、その選択した履歴に対応するデータを上記データ記憶手段から読み出させるための履歴選択手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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