JP2004228258A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体装置のゲート長の微細化を図るのに、ポリシリコン膜とシリコン窒化膜からなるゲート電極を形成後、前記ポリシリコン膜の側壁を熱窒化してシリコン窒化膜とし、熱リン酸でシリコン窒化膜を除去してゲート電極を形成する方法があるが、前記熱窒化処理が800℃、120分と高温、長時間なため、基板界面に悪影響を及ぼす恐れがあった。これを解決する為、アッシングにより側壁ダメージ層を形成、除去する方法を提供する。
【解決手段】基板上に第1の誘電体膜、反射防止膜、レジスト膜の3層構成マスクを形成後アッシングし、第1の誘電体膜側壁にダメージ層を形成、除去することで、ダミーゲート電極を形成、このダミーゲート電極をマスクとして、遂次成膜、エッチングして半導体装置のゲート電極を形成することで、リソグラフィ加工限度以下の微細化加工を可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】基板上に第1の誘電体膜、反射防止膜、レジスト膜の3層構成マスクを形成後アッシングし、第1の誘電体膜側壁にダメージ層を形成、除去することで、ダミーゲート電極を形成、このダミーゲート電極をマスクとして、遂次成膜、エッチングして半導体装置のゲート電極を形成することで、リソグラフィ加工限度以下の微細化加工を可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造方法に関するものであり、特にダミーゲート電極を形成するシュリンクプロセスによるマスク形成と、そのマスクを使用した半導体装置の製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の微細化、高速化につれ、その製造技術においても多くのブレークスルーが必要とされてきている。
このうち、トランジスタ電極などのピッチや線幅の縮小は、チップ面積の縮小化や高速化に大きく寄与することから、微細加工に種々の方式、技術が実行されている。
従来、ゲート電極配線などを形成する半導体装置の製造方法において、フォトリソグラフィ技術による加工限界以下の寸法の配線を形成するために、基板上に成膜された多結晶シリコン膜およびシリコン窒化膜をパターニングしてゲート電極を形成し、前記多結晶シリコン膜の側壁を熱窒化してシリコン窒化膜とした後、熱リン酸で前記側壁シリコン窒化膜およびシリコン窒化膜を除去し、フォトリソグラフィ技術の加工限界以下の配線を実現することが示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−8042号公報(第3頁、3欄、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示された従来技術では、多結晶シリコン膜およびシリコン窒化膜を微細加工後、NH3雰囲気で温度800℃、処理時間120分の条件で熱処理を行って、多結晶シリコンの側面を窒化させてシリコン窒化膜を形成、その後熱リン酸で上記シリコン窒化膜を除去してゲート電極を形成することが示されている。
上記従来技術による窒化膜の形成が800℃の高温でかつ、120分と長時間の熱処理を施すものであり、このような熱処理法を120ナノ〜65ナノメータ級の微細トランジスタ構造に適用することは、基板界面状態に悪影響を与えるばかりでなく、120分もの熱処理時間は生産工程上ネックとなり、またコスト高の原因ともなっている。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、シュリンクプロセスのダミーゲート電極形成過程において、アッシングにより低誘電体層に側壁ダメージ層を形成、薬液で除去してフォトリソグラフィ加工限界以下の寸法のダミーゲート電極を形成し、これをマスクとしてゲート電極を製造する方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
半導体装置の製造方法であって、次のステップを有する。
(1)半導体基板上に、ゲート酸化膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の誘電体膜を順に成膜するステップ。
(2)前記第1の誘電体膜上に反射防止膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、前記レジスト膜を露光、現像してレジストマスクを形成するステップ。
(3)前記レジストマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜の上面に到るまで前記反射防止膜、第1の誘電体膜をドライエッチングし、第1のマスクを形成するステップ。
(4)前記第1のマスクを形成するレジスト膜と反射防止膜とをアッシングで除去するとともに、前記アッシングにより前記第1の誘電体膜に側壁ダメージ層を形成するステップ。
(5)前記側壁ダメージ層をウェットエッチングにより除去して前記第1の誘電体膜よりなる第2のマスクを形成するステップ。
(6)前記第2のマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜をドライエッチングし、前記第1の誘電体膜、第1の絶縁膜、第1の導電膜の積層構造よりなるダミーゲート電極を形成するステップ。
(7)前記半導体基板に第1の不純物注入層を形成するステップ。
(8)全面に第2の絶縁膜を成膜後、エッチバックにより前記ダミーゲート電極の側面に、前記第2の絶縁膜よりなるサイドウォールを形成後、前記半導体基板に第2の不純物注入層を形成するステップ。
(9)全面に第3の絶縁膜を成膜後、前記第1の導電膜の上面が露出するまで、CMP法により前記第3の絶縁膜および前記ダミーゲート電極を構成する第1の誘電体膜、第1の絶縁膜および前記サイドウォールの一部を除去するステップ。
(10)前記ダミーゲート電極を構成する前記第1の導電膜およびその下部の前記ゲート酸化膜をウェットエッチングにより除去し、前記サイドウォール内壁と前記半導体基板表面とでなす凹部を形成するステップ。
(11)全面に第2の誘電体絶縁膜を成膜するとともに、前記第2の誘電体絶縁膜上面に第2の導電膜を成膜するステップ。
(12)前記第3の絶縁膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第2の導電膜、前記第2の誘電体絶縁膜を除去し第2の誘電体ゲート絶縁膜と第2の導電膜よりなるゲート電極を形成するステップ。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を製造フロー図に基づいて説明する。
図1〜図3の各(A)〜(D)に示すステップは、実施の形態1による半導体装置の製造方法を示すフロー図である。以下、順を追って製造フローを説明する。
図1のステップ(A)で、半導体基板1上に所望の厚さを有するゲート酸化膜2をドライ酸化技術等により形成し、その上面に第1の導電膜3であるポリシリコン膜をCVD技術等により膜厚約150nmで成膜する。次に、この上にマスク用膜としての第1の絶縁膜4であるTEOS膜をCVD技術等により膜厚約100nmで成膜する。更にこの上に第1の絶縁膜4よりも低い誘電率を持つ第1の誘電体膜5である、例えば有機系のシリコン材料の一例としてのSiOC膜をCVD技術等により約200nmの膜厚に成膜する。なおこの第1の誘電体膜5の誘電率は2.5以下が望ましい。
次に図1のステップ(B)で、パターニング用の反射防止膜6として膜厚約80nmのBARC膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、露光、現像によりパターニングして長さBのレジストマスク7を形成する。
【0008】
図1のステップ(C)で、前記レジストマスク7をマスクにし、前記第1の絶縁膜4をエッチングストッパとして前記反射防止膜6、第1の誘電体膜5を通常知られているドライエッチング技術によってエッチングすることで長さBの第1のマスク8を形成する。
続いて、図1のステップ(D)で第1のマスク8を形成する前記第1の誘電体膜5上の反射防止膜6とレジスト7とを通常知られている酸素を含むドライアッシング技術で除去する。この際、前記第1の誘電体膜5の側壁に側壁ダメージ層9が発生する。
【0009】
前記図1のステップ(D)で発生する側壁ダメージ層9の厚さtは、本製造方法の発明者は、鋭意実験の上、図4に示すような結果が得られることを確認した。すなわち図4に示す如く、ドライアッシング処理時間に比例して前記第1の誘電体膜5の側壁ダメージ層9の膜減り、つまり厚さtが増加する特性を利用し、後述するステップでの半導体装置のゲート電極長の規範となるダミーゲート電極11の長さWを定める側壁ダメージ層9の厚さtを調整することによって、フォトリソグラフィの加工限界以下のゲート電極を、精度良く加工可能な製造方法を得ている。
【0010】
次の図2のステップ(A)で、フッ酸等を使用した知られているウエットエッチング技術により、前記図1のステップ(D)で形成された第1の誘電体膜5の側壁ダメージ層9を除去し第2のマスク10を形成する。
図2のステップ(B)で、前記第2のマスク10をマスクにして、前記第1の絶縁膜4、第1の導電膜3に対して前記ゲート酸化膜2をストッパにしてドライエッチングを行う。このことにより、前記第1の誘電体膜5、第1の絶縁膜4、第1の導電膜3の積層構造よりなる線長Wのダミーゲート電極11が形成される。
【0011】
図2のステップ(C)で、前記ダミーゲート電極11をマスクにしてイオン注入技術により不純物イオンを前記半導体基板1の表面に注入し、ソース、ドレインを構成する第1の不純物注入層12を形成する。
図2のステップ(D)では、全面に図示しない膜厚約300nmの第2の絶縁膜13であるTEOS膜を、CVD技術で成膜し、ドライエッチング技術によって前記第2の絶縁膜13のエッチバックを行い、前記ダミーゲート電極11の両側面にサイドウォール13aを形成する。引き続き、前記サイドウォール13a、ダミーゲート電極11をマスクにしてイオン注入技術により、不純物イオンを半導体基板1に注入し、ソース、ドレインを構成する第2の不純物注入層14を形成する。
【0012】
次の図3のステップ(A)では、全面に膜厚約300nmの第3の絶縁膜15であるTEOS膜をCVD技術等によって成膜し、前記第1の導電膜3の上面が露出するまで、CMP技術により前記第3の絶縁膜15、および前記ダミーゲート電極11を構成する第1の誘電体膜5、第1の絶縁膜4、および前記サイドウォール13aの一部を除去する。
引き続く図3のステップ(B)で、前記ダミーゲート電極11の構成要素である第1の導電膜3およびその下部の前記酸化膜2を通常知られているウェットエッチング技術で除去し、前記サイドウォール13aの内壁と前記半導体基板1の表面とでなす凹部50を形成する。
【0013】
次の図3のステップ(C)で、全面に酸化膜2よりも高い誘電率を持つ第2の誘電体絶縁膜16である、例えば膜厚2nmの酸化ハフニウム膜を原子層エピタキシ技術で形成し、その上に第2の導電膜17であるポリシリコン膜をCVD技術により成膜する。
なお、前記第2の誘電体絶縁膜16は、イリジウム酸化物であってもよい。なおこの第2の誘電体絶縁膜の誘電率は25以上が望ましい。
引き続く図3のステップ(D)で、前記第3の絶縁膜15の上面が露出するまで、CMP技術により前記第2の導電膜17、前記第2の誘電体絶縁膜16を除去し、高い誘電率を有する第2の誘電体ゲート絶縁膜16と第2の導電膜17より構成される長さwの半導体装置のゲート電極18を形成する。
【0014】
【発明の効果】
この発明は、以上述べたようなステップを備えた半導体装置の製造方法であるので、以下のような効果がある。
つまり、
(1)半導体基板上に、ゲート酸化膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の誘電体膜を順に成膜後、
(2)前記第1の誘電体膜上に反射防止膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、前記レジスト膜を露光、現像してレジストマスクを形成し、
(3)前記レジストマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜の上面に到るまで前記反射防止膜、第1の誘電体膜をドライエッチングし、第1のマスクを形成する。
(4)次に、前記第1のマスクを形成するレジスト膜と反射防止膜とをアッシングで除去するとともに、前記アッシングにより前記第1の誘電体膜に側壁ダメージ層を形成し、
(5)前記側壁ダメージ層をウェットエッチングにより除去して前記第1の誘電体膜よりなる第2のマスクを形成後、
(6)前記第2のマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜をドライエッチングし、前記第1の誘電体膜、第1の絶縁膜、第1の導電膜の積層構造よりなるダミーゲート電極を形成する。
(7)次に、前記ダミーゲート電極をマスクにして、前記半導体基板に第1の不純物注入層を形成後、
(8)全面に第2の絶縁膜を成膜した後、エッチバックにより前記ダミーゲート電極の側面に、前記第2の絶縁膜よりなるサイドウォールを形成し、前記半導体基板に第2の不純物注入層を形成する。
(9)引き続き全面に第3の絶縁膜を成膜後、前記第1の導電膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第3の絶縁膜および前記ダミーゲート電極を構成する第1の誘電体膜、第1の絶縁膜および前記サイドウォールの一部を除去し、
(10)前記ダミーゲート電極を構成する前記第1の導電膜およびその下部の前記ゲート酸化膜をウェットエッチングにより除去し、前記サイドウォール内壁と前記半導体基板表面とでなす凹部を形成後、
(11)全面に第2の誘電体絶縁膜を成膜するとともに、前記第2の誘電体絶縁膜上面に第2の導電膜を成膜し、
(12)前記第3の絶縁膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第2の導電膜、前記第2の誘電体絶縁膜を除去し、第2の誘電体ゲート絶縁膜と第2の導電膜よりなるゲート電極を形成するステップを有する半導体装置の製造方法であるので、第1の誘電体膜側壁のアッシングによるダメージ層が、アッシング時間と共にその厚さが増加する特性を利用して、シュリンクマスクを形成し、このシュリンクマスクをマスクにして、フォトリソグラフィ加工限界以下の寸法を有する半導体装置のゲート電極が精度よく加工可能となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造フローを示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造フローを示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造フローを示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による第1の誘電体膜の側壁ダメージ層とアッシング処理時間との関係を示す実験データ図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 ゲート酸化膜、3 第1の導電膜、4 第1の絶縁膜、
5 第1の誘電体膜、6 反射防止膜、7 レジストマスク、
8 第1のマスク、9 側壁ダメージ層、10 第2のマスク、
11 ダミーゲート電極、12 第1の不純物注入層、13 第2の絶縁膜、
13a サイドウォール、14 第2の導電膜、18 ゲート電極、
50 凹部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造方法に関するものであり、特にダミーゲート電極を形成するシュリンクプロセスによるマスク形成と、そのマスクを使用した半導体装置の製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の微細化、高速化につれ、その製造技術においても多くのブレークスルーが必要とされてきている。
このうち、トランジスタ電極などのピッチや線幅の縮小は、チップ面積の縮小化や高速化に大きく寄与することから、微細加工に種々の方式、技術が実行されている。
従来、ゲート電極配線などを形成する半導体装置の製造方法において、フォトリソグラフィ技術による加工限界以下の寸法の配線を形成するために、基板上に成膜された多結晶シリコン膜およびシリコン窒化膜をパターニングしてゲート電極を形成し、前記多結晶シリコン膜の側壁を熱窒化してシリコン窒化膜とした後、熱リン酸で前記側壁シリコン窒化膜およびシリコン窒化膜を除去し、フォトリソグラフィ技術の加工限界以下の配線を実現することが示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−8042号公報(第3頁、3欄、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示された従来技術では、多結晶シリコン膜およびシリコン窒化膜を微細加工後、NH3雰囲気で温度800℃、処理時間120分の条件で熱処理を行って、多結晶シリコンの側面を窒化させてシリコン窒化膜を形成、その後熱リン酸で上記シリコン窒化膜を除去してゲート電極を形成することが示されている。
上記従来技術による窒化膜の形成が800℃の高温でかつ、120分と長時間の熱処理を施すものであり、このような熱処理法を120ナノ〜65ナノメータ級の微細トランジスタ構造に適用することは、基板界面状態に悪影響を与えるばかりでなく、120分もの熱処理時間は生産工程上ネックとなり、またコスト高の原因ともなっている。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、シュリンクプロセスのダミーゲート電極形成過程において、アッシングにより低誘電体層に側壁ダメージ層を形成、薬液で除去してフォトリソグラフィ加工限界以下の寸法のダミーゲート電極を形成し、これをマスクとしてゲート電極を製造する方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
半導体装置の製造方法であって、次のステップを有する。
(1)半導体基板上に、ゲート酸化膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の誘電体膜を順に成膜するステップ。
(2)前記第1の誘電体膜上に反射防止膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、前記レジスト膜を露光、現像してレジストマスクを形成するステップ。
(3)前記レジストマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜の上面に到るまで前記反射防止膜、第1の誘電体膜をドライエッチングし、第1のマスクを形成するステップ。
(4)前記第1のマスクを形成するレジスト膜と反射防止膜とをアッシングで除去するとともに、前記アッシングにより前記第1の誘電体膜に側壁ダメージ層を形成するステップ。
(5)前記側壁ダメージ層をウェットエッチングにより除去して前記第1の誘電体膜よりなる第2のマスクを形成するステップ。
(6)前記第2のマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜をドライエッチングし、前記第1の誘電体膜、第1の絶縁膜、第1の導電膜の積層構造よりなるダミーゲート電極を形成するステップ。
(7)前記半導体基板に第1の不純物注入層を形成するステップ。
(8)全面に第2の絶縁膜を成膜後、エッチバックにより前記ダミーゲート電極の側面に、前記第2の絶縁膜よりなるサイドウォールを形成後、前記半導体基板に第2の不純物注入層を形成するステップ。
(9)全面に第3の絶縁膜を成膜後、前記第1の導電膜の上面が露出するまで、CMP法により前記第3の絶縁膜および前記ダミーゲート電極を構成する第1の誘電体膜、第1の絶縁膜および前記サイドウォールの一部を除去するステップ。
(10)前記ダミーゲート電極を構成する前記第1の導電膜およびその下部の前記ゲート酸化膜をウェットエッチングにより除去し、前記サイドウォール内壁と前記半導体基板表面とでなす凹部を形成するステップ。
(11)全面に第2の誘電体絶縁膜を成膜するとともに、前記第2の誘電体絶縁膜上面に第2の導電膜を成膜するステップ。
(12)前記第3の絶縁膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第2の導電膜、前記第2の誘電体絶縁膜を除去し第2の誘電体ゲート絶縁膜と第2の導電膜よりなるゲート電極を形成するステップ。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を製造フロー図に基づいて説明する。
図1〜図3の各(A)〜(D)に示すステップは、実施の形態1による半導体装置の製造方法を示すフロー図である。以下、順を追って製造フローを説明する。
図1のステップ(A)で、半導体基板1上に所望の厚さを有するゲート酸化膜2をドライ酸化技術等により形成し、その上面に第1の導電膜3であるポリシリコン膜をCVD技術等により膜厚約150nmで成膜する。次に、この上にマスク用膜としての第1の絶縁膜4であるTEOS膜をCVD技術等により膜厚約100nmで成膜する。更にこの上に第1の絶縁膜4よりも低い誘電率を持つ第1の誘電体膜5である、例えば有機系のシリコン材料の一例としてのSiOC膜をCVD技術等により約200nmの膜厚に成膜する。なおこの第1の誘電体膜5の誘電率は2.5以下が望ましい。
次に図1のステップ(B)で、パターニング用の反射防止膜6として膜厚約80nmのBARC膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、露光、現像によりパターニングして長さBのレジストマスク7を形成する。
【0008】
図1のステップ(C)で、前記レジストマスク7をマスクにし、前記第1の絶縁膜4をエッチングストッパとして前記反射防止膜6、第1の誘電体膜5を通常知られているドライエッチング技術によってエッチングすることで長さBの第1のマスク8を形成する。
続いて、図1のステップ(D)で第1のマスク8を形成する前記第1の誘電体膜5上の反射防止膜6とレジスト7とを通常知られている酸素を含むドライアッシング技術で除去する。この際、前記第1の誘電体膜5の側壁に側壁ダメージ層9が発生する。
【0009】
前記図1のステップ(D)で発生する側壁ダメージ層9の厚さtは、本製造方法の発明者は、鋭意実験の上、図4に示すような結果が得られることを確認した。すなわち図4に示す如く、ドライアッシング処理時間に比例して前記第1の誘電体膜5の側壁ダメージ層9の膜減り、つまり厚さtが増加する特性を利用し、後述するステップでの半導体装置のゲート電極長の規範となるダミーゲート電極11の長さWを定める側壁ダメージ層9の厚さtを調整することによって、フォトリソグラフィの加工限界以下のゲート電極を、精度良く加工可能な製造方法を得ている。
【0010】
次の図2のステップ(A)で、フッ酸等を使用した知られているウエットエッチング技術により、前記図1のステップ(D)で形成された第1の誘電体膜5の側壁ダメージ層9を除去し第2のマスク10を形成する。
図2のステップ(B)で、前記第2のマスク10をマスクにして、前記第1の絶縁膜4、第1の導電膜3に対して前記ゲート酸化膜2をストッパにしてドライエッチングを行う。このことにより、前記第1の誘電体膜5、第1の絶縁膜4、第1の導電膜3の積層構造よりなる線長Wのダミーゲート電極11が形成される。
【0011】
図2のステップ(C)で、前記ダミーゲート電極11をマスクにしてイオン注入技術により不純物イオンを前記半導体基板1の表面に注入し、ソース、ドレインを構成する第1の不純物注入層12を形成する。
図2のステップ(D)では、全面に図示しない膜厚約300nmの第2の絶縁膜13であるTEOS膜を、CVD技術で成膜し、ドライエッチング技術によって前記第2の絶縁膜13のエッチバックを行い、前記ダミーゲート電極11の両側面にサイドウォール13aを形成する。引き続き、前記サイドウォール13a、ダミーゲート電極11をマスクにしてイオン注入技術により、不純物イオンを半導体基板1に注入し、ソース、ドレインを構成する第2の不純物注入層14を形成する。
【0012】
次の図3のステップ(A)では、全面に膜厚約300nmの第3の絶縁膜15であるTEOS膜をCVD技術等によって成膜し、前記第1の導電膜3の上面が露出するまで、CMP技術により前記第3の絶縁膜15、および前記ダミーゲート電極11を構成する第1の誘電体膜5、第1の絶縁膜4、および前記サイドウォール13aの一部を除去する。
引き続く図3のステップ(B)で、前記ダミーゲート電極11の構成要素である第1の導電膜3およびその下部の前記酸化膜2を通常知られているウェットエッチング技術で除去し、前記サイドウォール13aの内壁と前記半導体基板1の表面とでなす凹部50を形成する。
【0013】
次の図3のステップ(C)で、全面に酸化膜2よりも高い誘電率を持つ第2の誘電体絶縁膜16である、例えば膜厚2nmの酸化ハフニウム膜を原子層エピタキシ技術で形成し、その上に第2の導電膜17であるポリシリコン膜をCVD技術により成膜する。
なお、前記第2の誘電体絶縁膜16は、イリジウム酸化物であってもよい。なおこの第2の誘電体絶縁膜の誘電率は25以上が望ましい。
引き続く図3のステップ(D)で、前記第3の絶縁膜15の上面が露出するまで、CMP技術により前記第2の導電膜17、前記第2の誘電体絶縁膜16を除去し、高い誘電率を有する第2の誘電体ゲート絶縁膜16と第2の導電膜17より構成される長さwの半導体装置のゲート電極18を形成する。
【0014】
【発明の効果】
この発明は、以上述べたようなステップを備えた半導体装置の製造方法であるので、以下のような効果がある。
つまり、
(1)半導体基板上に、ゲート酸化膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の誘電体膜を順に成膜後、
(2)前記第1の誘電体膜上に反射防止膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、前記レジスト膜を露光、現像してレジストマスクを形成し、
(3)前記レジストマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜の上面に到るまで前記反射防止膜、第1の誘電体膜をドライエッチングし、第1のマスクを形成する。
(4)次に、前記第1のマスクを形成するレジスト膜と反射防止膜とをアッシングで除去するとともに、前記アッシングにより前記第1の誘電体膜に側壁ダメージ層を形成し、
(5)前記側壁ダメージ層をウェットエッチングにより除去して前記第1の誘電体膜よりなる第2のマスクを形成後、
(6)前記第2のマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜をドライエッチングし、前記第1の誘電体膜、第1の絶縁膜、第1の導電膜の積層構造よりなるダミーゲート電極を形成する。
(7)次に、前記ダミーゲート電極をマスクにして、前記半導体基板に第1の不純物注入層を形成後、
(8)全面に第2の絶縁膜を成膜した後、エッチバックにより前記ダミーゲート電極の側面に、前記第2の絶縁膜よりなるサイドウォールを形成し、前記半導体基板に第2の不純物注入層を形成する。
(9)引き続き全面に第3の絶縁膜を成膜後、前記第1の導電膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第3の絶縁膜および前記ダミーゲート電極を構成する第1の誘電体膜、第1の絶縁膜および前記サイドウォールの一部を除去し、
(10)前記ダミーゲート電極を構成する前記第1の導電膜およびその下部の前記ゲート酸化膜をウェットエッチングにより除去し、前記サイドウォール内壁と前記半導体基板表面とでなす凹部を形成後、
(11)全面に第2の誘電体絶縁膜を成膜するとともに、前記第2の誘電体絶縁膜上面に第2の導電膜を成膜し、
(12)前記第3の絶縁膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第2の導電膜、前記第2の誘電体絶縁膜を除去し、第2の誘電体ゲート絶縁膜と第2の導電膜よりなるゲート電極を形成するステップを有する半導体装置の製造方法であるので、第1の誘電体膜側壁のアッシングによるダメージ層が、アッシング時間と共にその厚さが増加する特性を利用して、シュリンクマスクを形成し、このシュリンクマスクをマスクにして、フォトリソグラフィ加工限界以下の寸法を有する半導体装置のゲート電極が精度よく加工可能となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造フローを示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造フローを示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による半導体装置の製造フローを示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による第1の誘電体膜の側壁ダメージ層とアッシング処理時間との関係を示す実験データ図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 ゲート酸化膜、3 第1の導電膜、4 第1の絶縁膜、
5 第1の誘電体膜、6 反射防止膜、7 レジストマスク、
8 第1のマスク、9 側壁ダメージ層、10 第2のマスク、
11 ダミーゲート電極、12 第1の不純物注入層、13 第2の絶縁膜、
13a サイドウォール、14 第2の導電膜、18 ゲート電極、
50 凹部。
Claims (4)
- 次のステップを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(1)半導体基板上に、ゲート酸化膜、第1の導電膜、第1の絶縁膜、第1の誘電体膜を順に成膜するステップ。
(2)前記第1の誘電体膜上に反射防止膜を塗布後、レジスト膜を塗布し、前記レジスト膜を露光、現像してレジストマスクを形成するステップ。
(3)前記レジストマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜の上面に到るまで前記反射防止膜、第1の誘電体膜をドライエッチングし、第1のマスクを形成するステップ。
(4)前記第1のマスクを形成するレジスト膜と反射防止膜とをアッシングで除去するとともに、前記アッシングにより前記第1の誘電体膜に側壁ダメージ層を形成するステップ。
(5)前記側壁ダメージ層をウェットエッチングにより除去して前記第1の誘電体膜よりなる第2のマスクを形成するステップ。
(6)前記第2のマスクをマスクにして、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜をドライエッチングし、前記第1の誘電体膜、第1の絶縁膜、第1の導電膜の積層構造よりなるダミーゲート電極を形成するステップ。
(7)前記半導体基板に第1の不純物注入層を形成するステップ。
(8)全面に第2の絶縁膜を成膜後、エッチバックにより前記ダミーゲート電極の側面に、前記第2の絶縁膜よりなるサイドウォールを形成後、前記半導体基板に第2の不純物注入層を形成するステップ。
(9)全面に第3の絶縁膜を成膜後、前記第1の導電膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第3の絶縁膜および前記ダミーゲート電極を構成する第1の誘電体膜、第1の絶縁膜および前記サイドウォールの一部を除去するステップ。
(10)前記ダミーゲート電極を構成する前記第1の導電膜およびその下部の前記ゲート酸化膜をウェットエッチングにより除去し、前記サイドウォール内壁と前記半導体基板表面とでなす凹部を形成するステップ。
(11)全面に第2の誘電体絶縁膜を成膜するとともに、前記第2の誘電体絶縁膜上面に第2の導電膜を成膜するステップ。
(12)前記第3の絶縁膜の上面が露出するまで、CMPにより前記第2の導電膜、前記第2の誘電体絶縁膜を除去し第2の誘電体ゲート絶縁膜と第2の導電膜よりなるゲート電極を形成するステップ。 - 前記ステップ(3)における第1の誘電体膜が、誘電率2.5以下のものであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ステップ(4)における第1の誘電体膜の側壁ダメージ層の厚さは、予め設定された時間アッシングすることによって設定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ステップ(11)における第2の誘電体絶縁膜は、酸化ハフニウムまたはイリジウム酸化物あるいはアルミ酸化物のいずれか1種とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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