JP2004228604A - フィーダおよび回路部品装着システム - Google Patents
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Abstract
【課題】大形のリールを保持するリール保持部を備えたフィーダでありながらテーブルへの搭載が容易なフィーダを得る。
【解決手段】回路部品を前後方向に送って部品供給部に1個ずつ位置決めする送り装置252を備えたフィーダ本体部254と、テープ化回路部品が巻き付けられた大形のリール308をそのリール308全体がフィーダ本体部254より下方に位置する状態で保持するリール保持具310とを連結装置312により連結する。リール保持具310は、リール308をフィーダ本体部254の幅方向において全体がフィーダ本体部254と重複し、前後方向において半分以上の部分がフィーダ本体部254と重複する状態で保持するものとする。連結装置312は、リール保持具310のフィーダ本体部254に対する幅方向の相対移動を許容するものとすることが望ましい。
【選択図】 図7
【解決手段】回路部品を前後方向に送って部品供給部に1個ずつ位置決めする送り装置252を備えたフィーダ本体部254と、テープ化回路部品が巻き付けられた大形のリール308をそのリール308全体がフィーダ本体部254より下方に位置する状態で保持するリール保持具310とを連結装置312により連結する。リール保持具310は、リール308をフィーダ本体部254の幅方向において全体がフィーダ本体部254と重複し、前後方向において半分以上の部分がフィーダ本体部254と重複する状態で保持するものとする。連結装置312は、リール保持具310のフィーダ本体部254に対する幅方向の相対移動を許容するものとすることが望ましい。
【選択図】 図7
Description
本発明は回路部品供給装置に搭載されて回路部品を供給するフィーダおよびそのフィーダを備えた回路部品装着システムに関するものである。
回路部品を供給するフィーダの中には、回路部品を部品供給部へ1個ずつ送る送り機構を備えたフィーダ本体部と、テープ化回路部品が巻き付けられたリールを保持するリール保持部とを有するものがある。この種のフィーダにおいては、従来、フィーダ本体部の回路部品送り方向の一方の端部である前端部に部品供給部が設けられ、反対側の後端部にリール保持部が設けられていた。フィーダ本体部とリール保持部とは回路部品送り方向において直列に並び、リール保持部とフィーダ本体部とが同一平面内に位置するとともに、回路部品送り方向とフィーダ本体部の幅方向との両方に直角な方向において、リール保持部の少なくとも一部がフィーダ本体部と重なるように構成されていたのである。
この種のフィーダは、例えば、円形(全円)テーブルに複数搭載され、円形テーブルの回転により複数のフィーダの各部品供給部が順次部品供給位置に位置決めされて回路部品を供給する。この種の回転型回路部品供給装置は、(A)上記複数のフィーダと、(B)上下方向に延びる一軸線まわりに回転可能であり、複数のフィーダをそれらフィーダの各部品供給部が前記一軸線を中心とする一円周上に位置する状態で保持する円形テーブルと、(C)その円形テーブルを回転させ、複数のフィーダの各部品供給部を予め定められた部品供給位置に位置決めするテーブル駆動装置とを含むように構成される。
フィーダはまた、直線型回路部品供給装置に搭載されることもある。直線型回路部品供給装置は、複数のフィーダを部品供給部が一直線状に並ぶ状態で保持するテーブルが直線移動させられ、フィーダの各部品供給部を部品供給位置に位置決めして回路部品を供給するものである。
フィーダはまた、直線型回路部品供給装置に搭載されることもある。直線型回路部品供給装置は、複数のフィーダを部品供給部が一直線状に並ぶ状態で保持するテーブルが直線移動させられ、フィーダの各部品供給部を部品供給位置に位置決めして回路部品を供給するものである。
回転型回路部品供給装置は直線型回路部品供給装置に比較して、回路部品供給装置をコンパクトに構成することができる。直線型回路部品供給装置においては、テーブル自体の設置スペースに加えて移動のためのスペースを確保することが必要であり、テーブルの設置スペースの少なくとも2倍のスペースが必要であるのに対し、円形テーブルであれば、テーブル1個分のスペースを確保すればよいからである。また、円形テーブルの回転時には、概して回転中心線まわりのモーメントしか発生しないため、テーブルを直線移動させる場合に比較して装置自体の振動が小さくなり、供給装置が設置された床面の振動が減少し、作業者に不快感を与えたり、同じ床面に設けられた別の装置において振動による支障、例えば移動部材の位置決め精度の低下等が発生することを回避し得る。
しかしながら、従来の回路部品供給装置には、供給能率をさらに向上させる上で未だ改善すべき点がある。フィーダのテープ化回路部品がなくなれば、リールあるいはフィーダの交換により回路部品を補給する必要があり、その交換時には運転が停止される。そのため、近年、テープ化回路部品を長くすることにより交換回数(停止回数)を少なくし、供給能率の向上を図ることが行われているが、テープ化回路部品が長くなればリールおよびリール保持部が大形となり、テーブルへの搭載が困難になるのである。
本発明は、以上の事情を背景とし、大形のリール保持部を備えたフィーダでありながらテーブルへの搭載が容易なフィーダを得ることを課題として為されたものである。
本発明は、上記課題を解決するために、それぞれ1種類ずつの回路部品を収容し、各部品供給部から順次1個ずつ供給するフィーダを、(a)前記回路部品を前後方向に送って前記部品供給部に1個ずつ位置決めする送り機構を備えたフィーダ本体部と、(b)そのフィーダ本体部から垂下した姿勢で設けられ、テープ化回路部品が巻き付けられたリールを、そのリール全体がフィーダ本体部より下方に位置する状態で保持するリール保持部とを含むことを特徴とする。
また、回路部品装着システムを、(i)上記フィーダを複数備えた回路部品供給装置と、(ii)その回路部品供給装置の前記複数フィーダの各々から供給される回路部品が装着されるべき回路基材を支持する基材支持装置と、(iii)複数のフィーダの各々から回路部品を受け取って前記記載支持装置に支持された回路基材に装着する回路部品装着装置とを含むものとし、かつ、前記リール保持部を前記リールを前記基材支持装置より下方の位置において保持したことを特徴とする。
また、回路部品装着システムを、(i)上記フィーダを複数備えた回路部品供給装置と、(ii)その回路部品供給装置の前記複数フィーダの各々から供給される回路部品が装着されるべき回路基材を支持する基材支持装置と、(iii)複数のフィーダの各々から回路部品を受け取って前記記載支持装置に支持された回路基材に装着する回路部品装着装置とを含むものとし、かつ、前記リール保持部を前記リールを前記基材支持装置より下方の位置において保持したことを特徴とする。
本発明に係るフィーダは、リール保持部がフィーダ本体部から垂下した姿勢で設けられ、リール全体がフィーダ本体部より下方に位置する状態で保持されているため、従来のようにフィーダ本体部とリール保持部とが直列に設けられる場合に比較して、フィーダ全体の回路部品送り方向である前後方向の寸法を小さくすることができ、回路部品供給装置をコンパクトに構成することができる。
また、本発明に係る回路部品装着システムにおいては、基材支持装置が、部品装着装置との関係において回路部品の装着に適した高さに設けられるが、その下方は空いており、リール保持部の収容スペースとして有効に利用できる。それにより、部品供給装置の一部と基板支持装置とをそれらが並ぶ方向において上下に重なった状態とすることができ、システムをコンパクトに構成することができる。
また、本発明に係る回路部品装着システムにおいては、基材支持装置が、部品装着装置との関係において回路部品の装着に適した高さに設けられるが、その下方は空いており、リール保持部の収容スペースとして有効に利用できる。それにより、部品供給装置の一部と基板支持装置とをそれらが並ぶ方向において上下に重なった状態とすることができ、システムをコンパクトに構成することができる。
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項,(2)項,(3)項がそれぞれ請求項1、2,3に相当し、(5)項が請求項4に、(7)項,(8)項および(9)項を合わせたものが請求項5に、(11)項,(12)項がそれぞれ請求項6,7に、(13)項と(15)項とを合わせたものが請求項8に、(14)項と(16)項とを合わせたものが請求項9に、それぞれ相当する。
(1)それぞれ1種類ずつの回路部品を収容し、各部品供給部から順次1個ずつ供給するフィーダであって、
前記回路部品を前後方向に送って前記部品供給部に1個ずつ位置決めする送り機構を備えたフィーダ本体部と、
そのフィーダ本体部から垂下した姿勢で設けられ、テープ化回路部品が巻き付けられたリールを、そのリール全体がフィーダ本体部より下方に位置する状態で保持するリール保持部と
を含むことを特徴とするフィーダ。
(2)前記リール保持部を前記フィーダ本体部に連結する連結手段を含む(1)項に記載のフィーダ。
リール保持部をフィーダ本体部に連結手段により連結すれば、リール保持部がフィーダ本体部から垂下した状態を容易に実現できる。
(3)前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、そのリール保持部とそのリール保持部に保持されたリールとの少なくとも重心がフィーダ本体部の幅方向に相対移動可能に連結するものである(2)項に記載のフィーダ。
本態様のフィーダにおいては、フィーダ本体部が幅方向(前後方向と直交する横方向)に移動させられるとき、全体がフィーダ本体部より下方に設けられるとともに少なくとも重心がフィーダ本体部に対してフィーダの移動方向に相対移動可能なリール保持部およびリールは、フィーダ本体部と一体的に移動する必要がない。ただし、連結手段により連結されているため、移動しないわけではなく、それらの慣性モーメントによりフィーダ本体部に対して遅れることが許されるのである。したがって、リール保持部およびリールの移動時の加速度,減速度は、リール保持部がフィーダ本体部と一体的に設けられる場合に比較して小さくて済む。フィーダ本体部は、それの部品供給部を迅速に部品供給位置に位置決めすべく、大きい加速度,減速度で横方向に移動させられるため、リール保持部がフィーダ本体部と一体的に設けられていれば、リール保持部の加速度,減速度も大きくなって供給装置全体の振動が大きくなる。それに対し、本態様のフィーダにおいては、リールおよびリール保持部の加速度,減速度が小さくて済む分、供給装置全体の振動が小さくて済む。したがって、フィーダ位置決め時の振動が、リール保持部がフィーダ本体部と一体的に移動する場合と同じでよければ、フィーダ本体部の加速度,減速度を大きくして位置決め時間を短縮し、供給能率を向上させることができる。あるいは供給能率が従来と同じでよければ、フィーダ本体部の加速度,減速度を従来のままにして振動を低減させ、供給精度を向上させ得るとともに、フィーダを移動させる装置の容量を小さくすることができる。そして、この効果は、テープ化回路部品が長くなり、それが巻かれたリールの質量が大きくなればなるほど大きくなる。
連結手段は、後述するように、連結部材および2つのヒンジ手段を含み、部品保持部全体をフィーダ本体部に対して平行移動させる手段に限らず、例えば、部品保持部のフィーダ本体部に対する取付部を弾性変形可能とし、部品保持部自体および回路部品の重心がフィーダ本体部に対して相対移動することを許容する構成としてもよい。部品保持部とは別体の連結手段を用いることなく、部品保持部および回路部品の重心をフィーダ本体部に対して相対移動させることができるのである。
(4)前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、リール保持部全体がフィーダ本体部に対して、フィーダ本体部の幅方向に平行移動可能に連結するものである(2)または(3)項に記載のフィーダ。
本態様のフィーダにおいては、リール保持部がフィーダ本体部に対してフィーダ本体部の幅方向に平行に相対移動可能とされているため、後述の態様のように、リール保持部がフィーダ本体に対して一軸線回りに相対回動可能に連結される場合に比較して、リール保持部がフィーダ本体に対して遅れる場合のリール保持部の傾き角度を小さくすることができ、あるいは全く傾かないようにすることができる。
(5)前記連結手段が、
上下方向に延びる連結部材と、
その連結部材の両端部をそれぞれ、前記前後方向と平行で、かつ互いに上下方向に隔たった2本の回動軸線の各々のまわりに回動可能に前記フィーダ本体部と前記リール保持部とに連結する2つのヒンジ手段と
を含む(4)項に記載のフィーダ。
連結部材は、一方の回動軸線においてフィーダ本体部に対して回動し、他方の回動軸線においてリール保持部に対して回動し、リール保持部がフィーダ本体部に対して平行移動することを許容する。
連結手段を、上下方向に延び、可撓性を有する弾性部材(例えば、前後方向に平行で垂直な平面上に位置する板ばね)を含み、その弾性部材の弾性変形によりフィーダ本体部とリール保持部との相対移動を許容するものとすることも可能であるが、本実施態様によれば、弾性部材の疲労破壊の問題を回避し得る。また、次項の態様に比較すれば、リール保持部がフィーダ本体部に対して遅れる際に隣接するリール保持部同士の間にそれらリール保持部の側面に平行な方向の相対移動が生じない利点がある。
(6)前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、前後方向に延びる回動軸線まわりに相対回動可能に連結するものである(3)項に記載の回転型回路部品供給装置。
本態様のフィーダにおいては、フィーダ本体部が幅方向に移動させられるとき、リール保持部がフィーダ本体部に対して相対回動して遅れ、供給装置の振動が抑制される。リール保持部をフィーダ本体部に回動可能に連結すれば、回動軸線が1本で済み、連結手段を簡易に構成することができる。
(7)前記フィーダ本体部が、前後方向に長く延びる長手形状を有するものであり、その長手形状のフィーダ本体部の長手方向の中間部から前記リール保持部が垂下している(1)ないし(6)項のいずれかに記載のフィーダ。
本態様によれば、フィーダ本体部の前後方向においてリール保持部のフィーダ本体部からのはみ出し量を低減させることができ、フィーダをコンパクトに構成し、周辺部材の設計の自由度を向上させることができる。
(8)前記フィーダ本体部が、前記リール保持部が垂下している中間部の片側に、取付部に取り付けられる被取付部を有し、反対側には有しない(7)項に記載のフィーダ。
(9)前記フィーダ本体部の前記中間部に対して前記被取付部を有する側とは反対側の部分に前記部品供給部が設けられている(8)項に記載のフィーダ。
(10)前記連結手段が、前記リール保持部の前記フィーダ本体部に対する上下方向に延びる軸線のまわりの相対回転を許容する相対回転許容手段を含む(1)ないし(9)項のいずれかに記載のフィーダ。
本態様のフィーダは、一軸線まわりに回転する回転テーブルあるいは扇形テーブルに搭載して使用するのに適している。回転テーブルあるいは扇形テーブルが回転し、リール保持部がフィーダ本体部に対して相対移動するとき、リール保持部とフィーダ本体部との回転軸線まわりの位置には、回転テーブルあるいは扇形テーブルの回転角度以下のずれ(回転位置ずれ)が生ずる。このずれが相対回転許容手段により許容され、連結手段の損傷が回避される。
フィーダの連結手段が、前述のように連結部材と2つのヒンジ手段とを含む場合には、同様に、連結部材を長手方向(上下方向)の軸線まわりに弾性的に捩じられ得る部材とすることによって、連結手段の相対回転許容手段とすることができる。
(11)前記リール保持部が、前記幅方向において、リール全体が前記フィーダ本体部と重複した状態でリールを保持するものである(1)ないし(10)項のいずれかに記載のフィーダ。
(12)前記リール保持部が、前記前後方向において、リールの半分以上の部分が前記フィーダ本体部と重複した状態でリールを保持するものである(1)ないし(11)項のいずれかに記載のフィーダ。
(13)(1)ないし(12)項のいずれかに記載のフィーダを複数備えた回路部品供給装置と、
その回路部品供給装置の前記複数のフィーダの各々から供給される回路部品が装着されるべき回路基材を支持する基材支持装置と、
前記複数のフィーダの各々から回路部品を受け取って前記基材支持装置に支持された回路基材に装着する回路部品装着装置と
を含む回路部品装着システム。
本態様は、回路部品装着装置が次項に記載の形式のものである場合に特に有効であるが、1個または複数個の装着ヘッドが水平面内の一方向あるいは互いに直交する2方向の任意の位置へ移動可能な移動部材に保持された形式の回路部品装着装置にも適用可能である。後者の形式のものにおいても、例えば、装着能率の向上のために、装着ヘッドが一定の位置で回路部品を受け取り得ることが望ましい場合があるのである。特に、次項に記載の部品保持ヘッド旋回装置が水平面内の一方向あるいは互いに直交する2方向に移動可能な移動部材に保持された形式の回路部品装着装置においては、一定の位置で回路部品を受け取り得ることが望ましい。
(14)前記回路部品装着装置が、上下方向に延びる旋回軸線まわりに旋回可能な複数個の部品保持ヘッドと、それら複数個の部品保持ヘッドを前記旋回軸線まわりに旋回させるとともに予め定められた部品装着位置に順次停止させる部品保持ヘッド旋回装置とを含み、かつ、前記基材支持装置が、前記回路基材を支持する回路基材支持部材と、その回路基材支持部材を前記旋回軸線に直角な平面内の任意の位置へ移動させる回路基材支持部材移動装置とを含む(13)項に記載の回路部品装着システム。
部品保持ヘッド旋回装置は、発明の実施の形態で説明するように、それぞれ部品保持ヘッドを保持して共通の回動軸線まわりに回動させられる複数の回動体と、それら複数の回動体に、それぞれ前記回動軸線を一周するとともにその一周の間に1回以上の停止を含み、かつ互いに一定時間差を有する回動運動を付与する回動運動付与装置とを含むものとしてもよく、あるいは一軸線まわりに間欠回転可能に設けられ、複数の部品保持ヘッドが間欠回転角度に等しい角度で設けられた間欠回転体と、間欠回転体を間欠回転させる回転駆動装置とを含むものとしてもよい。回転駆動装置は、間欠回転体を一定の方向に一定角度ずつ回転させるものとしてもよく、任意の方向に任意の角度回転させるものとしてもよい。部品保持ヘッドを一軸線まわりに回転させられる回転体に保持させる場合、複数個の部品保持ヘッドの各保持間隔を互いに異ならせてもよい。
(15)前記リール保持部が、前記リールを前記基材支持装置より下方の位置において保持する(13)または(14)項に記載の回路部品装着システム。
(16)前記フィーダ本体部が前記基板支持装置より高い位置に設けられ、回路部品の装着時に前記基板支持装置に支持された回路基材を前記フィーダ本体部と前記リール保持部との間へ進入させることが可能な(15)項に記載の回路部品装着システム。
フィーダ本体部が基板支持装置より高い位置に設けられ、回路部品の装着時に回路基材をフィーダ本体部とリール保持部との間へ進入させることが可能な態様においては、システムを特にコンパクトに構成することができる。
前記回路部品を前後方向に送って前記部品供給部に1個ずつ位置決めする送り機構を備えたフィーダ本体部と、
そのフィーダ本体部から垂下した姿勢で設けられ、テープ化回路部品が巻き付けられたリールを、そのリール全体がフィーダ本体部より下方に位置する状態で保持するリール保持部と
を含むことを特徴とするフィーダ。
(2)前記リール保持部を前記フィーダ本体部に連結する連結手段を含む(1)項に記載のフィーダ。
リール保持部をフィーダ本体部に連結手段により連結すれば、リール保持部がフィーダ本体部から垂下した状態を容易に実現できる。
(3)前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、そのリール保持部とそのリール保持部に保持されたリールとの少なくとも重心がフィーダ本体部の幅方向に相対移動可能に連結するものである(2)項に記載のフィーダ。
本態様のフィーダにおいては、フィーダ本体部が幅方向(前後方向と直交する横方向)に移動させられるとき、全体がフィーダ本体部より下方に設けられるとともに少なくとも重心がフィーダ本体部に対してフィーダの移動方向に相対移動可能なリール保持部およびリールは、フィーダ本体部と一体的に移動する必要がない。ただし、連結手段により連結されているため、移動しないわけではなく、それらの慣性モーメントによりフィーダ本体部に対して遅れることが許されるのである。したがって、リール保持部およびリールの移動時の加速度,減速度は、リール保持部がフィーダ本体部と一体的に設けられる場合に比較して小さくて済む。フィーダ本体部は、それの部品供給部を迅速に部品供給位置に位置決めすべく、大きい加速度,減速度で横方向に移動させられるため、リール保持部がフィーダ本体部と一体的に設けられていれば、リール保持部の加速度,減速度も大きくなって供給装置全体の振動が大きくなる。それに対し、本態様のフィーダにおいては、リールおよびリール保持部の加速度,減速度が小さくて済む分、供給装置全体の振動が小さくて済む。したがって、フィーダ位置決め時の振動が、リール保持部がフィーダ本体部と一体的に移動する場合と同じでよければ、フィーダ本体部の加速度,減速度を大きくして位置決め時間を短縮し、供給能率を向上させることができる。あるいは供給能率が従来と同じでよければ、フィーダ本体部の加速度,減速度を従来のままにして振動を低減させ、供給精度を向上させ得るとともに、フィーダを移動させる装置の容量を小さくすることができる。そして、この効果は、テープ化回路部品が長くなり、それが巻かれたリールの質量が大きくなればなるほど大きくなる。
連結手段は、後述するように、連結部材および2つのヒンジ手段を含み、部品保持部全体をフィーダ本体部に対して平行移動させる手段に限らず、例えば、部品保持部のフィーダ本体部に対する取付部を弾性変形可能とし、部品保持部自体および回路部品の重心がフィーダ本体部に対して相対移動することを許容する構成としてもよい。部品保持部とは別体の連結手段を用いることなく、部品保持部および回路部品の重心をフィーダ本体部に対して相対移動させることができるのである。
(4)前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、リール保持部全体がフィーダ本体部に対して、フィーダ本体部の幅方向に平行移動可能に連結するものである(2)または(3)項に記載のフィーダ。
本態様のフィーダにおいては、リール保持部がフィーダ本体部に対してフィーダ本体部の幅方向に平行に相対移動可能とされているため、後述の態様のように、リール保持部がフィーダ本体に対して一軸線回りに相対回動可能に連結される場合に比較して、リール保持部がフィーダ本体に対して遅れる場合のリール保持部の傾き角度を小さくすることができ、あるいは全く傾かないようにすることができる。
(5)前記連結手段が、
上下方向に延びる連結部材と、
その連結部材の両端部をそれぞれ、前記前後方向と平行で、かつ互いに上下方向に隔たった2本の回動軸線の各々のまわりに回動可能に前記フィーダ本体部と前記リール保持部とに連結する2つのヒンジ手段と
を含む(4)項に記載のフィーダ。
連結部材は、一方の回動軸線においてフィーダ本体部に対して回動し、他方の回動軸線においてリール保持部に対して回動し、リール保持部がフィーダ本体部に対して平行移動することを許容する。
連結手段を、上下方向に延び、可撓性を有する弾性部材(例えば、前後方向に平行で垂直な平面上に位置する板ばね)を含み、その弾性部材の弾性変形によりフィーダ本体部とリール保持部との相対移動を許容するものとすることも可能であるが、本実施態様によれば、弾性部材の疲労破壊の問題を回避し得る。また、次項の態様に比較すれば、リール保持部がフィーダ本体部に対して遅れる際に隣接するリール保持部同士の間にそれらリール保持部の側面に平行な方向の相対移動が生じない利点がある。
(6)前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、前後方向に延びる回動軸線まわりに相対回動可能に連結するものである(3)項に記載の回転型回路部品供給装置。
本態様のフィーダにおいては、フィーダ本体部が幅方向に移動させられるとき、リール保持部がフィーダ本体部に対して相対回動して遅れ、供給装置の振動が抑制される。リール保持部をフィーダ本体部に回動可能に連結すれば、回動軸線が1本で済み、連結手段を簡易に構成することができる。
(7)前記フィーダ本体部が、前後方向に長く延びる長手形状を有するものであり、その長手形状のフィーダ本体部の長手方向の中間部から前記リール保持部が垂下している(1)ないし(6)項のいずれかに記載のフィーダ。
本態様によれば、フィーダ本体部の前後方向においてリール保持部のフィーダ本体部からのはみ出し量を低減させることができ、フィーダをコンパクトに構成し、周辺部材の設計の自由度を向上させることができる。
(8)前記フィーダ本体部が、前記リール保持部が垂下している中間部の片側に、取付部に取り付けられる被取付部を有し、反対側には有しない(7)項に記載のフィーダ。
(9)前記フィーダ本体部の前記中間部に対して前記被取付部を有する側とは反対側の部分に前記部品供給部が設けられている(8)項に記載のフィーダ。
(10)前記連結手段が、前記リール保持部の前記フィーダ本体部に対する上下方向に延びる軸線のまわりの相対回転を許容する相対回転許容手段を含む(1)ないし(9)項のいずれかに記載のフィーダ。
本態様のフィーダは、一軸線まわりに回転する回転テーブルあるいは扇形テーブルに搭載して使用するのに適している。回転テーブルあるいは扇形テーブルが回転し、リール保持部がフィーダ本体部に対して相対移動するとき、リール保持部とフィーダ本体部との回転軸線まわりの位置には、回転テーブルあるいは扇形テーブルの回転角度以下のずれ(回転位置ずれ)が生ずる。このずれが相対回転許容手段により許容され、連結手段の損傷が回避される。
フィーダの連結手段が、前述のように連結部材と2つのヒンジ手段とを含む場合には、同様に、連結部材を長手方向(上下方向)の軸線まわりに弾性的に捩じられ得る部材とすることによって、連結手段の相対回転許容手段とすることができる。
(11)前記リール保持部が、前記幅方向において、リール全体が前記フィーダ本体部と重複した状態でリールを保持するものである(1)ないし(10)項のいずれかに記載のフィーダ。
(12)前記リール保持部が、前記前後方向において、リールの半分以上の部分が前記フィーダ本体部と重複した状態でリールを保持するものである(1)ないし(11)項のいずれかに記載のフィーダ。
(13)(1)ないし(12)項のいずれかに記載のフィーダを複数備えた回路部品供給装置と、
その回路部品供給装置の前記複数のフィーダの各々から供給される回路部品が装着されるべき回路基材を支持する基材支持装置と、
前記複数のフィーダの各々から回路部品を受け取って前記基材支持装置に支持された回路基材に装着する回路部品装着装置と
を含む回路部品装着システム。
本態様は、回路部品装着装置が次項に記載の形式のものである場合に特に有効であるが、1個または複数個の装着ヘッドが水平面内の一方向あるいは互いに直交する2方向の任意の位置へ移動可能な移動部材に保持された形式の回路部品装着装置にも適用可能である。後者の形式のものにおいても、例えば、装着能率の向上のために、装着ヘッドが一定の位置で回路部品を受け取り得ることが望ましい場合があるのである。特に、次項に記載の部品保持ヘッド旋回装置が水平面内の一方向あるいは互いに直交する2方向に移動可能な移動部材に保持された形式の回路部品装着装置においては、一定の位置で回路部品を受け取り得ることが望ましい。
(14)前記回路部品装着装置が、上下方向に延びる旋回軸線まわりに旋回可能な複数個の部品保持ヘッドと、それら複数個の部品保持ヘッドを前記旋回軸線まわりに旋回させるとともに予め定められた部品装着位置に順次停止させる部品保持ヘッド旋回装置とを含み、かつ、前記基材支持装置が、前記回路基材を支持する回路基材支持部材と、その回路基材支持部材を前記旋回軸線に直角な平面内の任意の位置へ移動させる回路基材支持部材移動装置とを含む(13)項に記載の回路部品装着システム。
部品保持ヘッド旋回装置は、発明の実施の形態で説明するように、それぞれ部品保持ヘッドを保持して共通の回動軸線まわりに回動させられる複数の回動体と、それら複数の回動体に、それぞれ前記回動軸線を一周するとともにその一周の間に1回以上の停止を含み、かつ互いに一定時間差を有する回動運動を付与する回動運動付与装置とを含むものとしてもよく、あるいは一軸線まわりに間欠回転可能に設けられ、複数の部品保持ヘッドが間欠回転角度に等しい角度で設けられた間欠回転体と、間欠回転体を間欠回転させる回転駆動装置とを含むものとしてもよい。回転駆動装置は、間欠回転体を一定の方向に一定角度ずつ回転させるものとしてもよく、任意の方向に任意の角度回転させるものとしてもよい。部品保持ヘッドを一軸線まわりに回転させられる回転体に保持させる場合、複数個の部品保持ヘッドの各保持間隔を互いに異ならせてもよい。
(15)前記リール保持部が、前記リールを前記基材支持装置より下方の位置において保持する(13)または(14)項に記載の回路部品装着システム。
(16)前記フィーダ本体部が前記基板支持装置より高い位置に設けられ、回路部品の装着時に前記基板支持装置に支持された回路基材を前記フィーダ本体部と前記リール保持部との間へ進入させることが可能な(15)項に記載の回路部品装着システム。
フィーダ本体部が基板支持装置より高い位置に設けられ、回路部品の装着時に回路基材をフィーダ本体部とリール保持部との間へ進入させることが可能な態様においては、システムを特にコンパクトに構成することができる。
以下、それぞれ装置発明の一実施形態であるフィーダ、およびそのフィーダを複数備えた回路部品装着システムを図面に基づいて説明する。本回路部品装着システムにおいては、フィーダが回転型回路部品供給装置に搭載して使用される。
本実施形態の回路部品装着システムは、図1および図2に示すように、基台10に設けられた回転型回路部品供給装置12,回路部品装着装置14および基板搬送装置16を備えている。
本実施形態の回路部品装着システムは、図1および図2に示すように、基台10に設けられた回転型回路部品供給装置12,回路部品装着装置14および基板搬送装置16を備えている。
基板搬送装置16は、回路基材の一種であるプリント基板20を位置決めし、支持する基板位置決め支持装置22と、プリント基板20を基板位置決め支持装置22に搬入する搬入装置24と、基板位置決め支持装置22から搬出する搬出装置26とを備えており、ほぼ全体が回路部品装着装置14より下方に設けられている。
搬入装置24および搬出装置26はそれぞれ、搬送部材たる図示しない一対のコンベヤベルト(それぞれ無端であって環状を成す)がベルト駆動モータ28(図12参照)を駆動源とする駆動装置によって駆動されることにより、コンベヤベルト上に載せられたプリント基板20を搬送するように構成されている。基板搬送方向は図2において左右方向であり、この方向をX軸方向と称する。
基板位置決め支持装置22は、基台10上に基板搬送方向と平行な方向に移動可能に設けられたXテーブル36と、Xテーブル36上に設けられ、水平面内においてX軸方向と直角なY軸方向に移動可能に設けられたYテーブル38と、Yテーブル38上に昇降可能に設けられた基板支持台40とを有する。
基板支持台40には、基板搬入・搬出装置および基板保持装置が設けられている。基板搬入・搬出装置は、搬送部材たる一対のコンベヤベルト(それぞれ無端であって環状を成す)がベルト駆動モータ44(図12参照)を駆動源とするベルト駆動装置によって駆動されることによりプリント基板20をX軸方向に搬送する。
基板支持台40は、昇降装置46により、図2に二点鎖線で示すように、基板搬送面(基板搬入・搬出装置の環状のコンベヤベルトの上走部の上面により規定される面)が搬入装置24および搬出装置26の各基板搬送面(搬入装置24,搬出装置26の各環状のコンベヤベルトの上走部の上面により規定される面)と一致する上昇端位置と、図2に実線で示すように、プリント基板20が回路部品装着装置14の下方に位置する下降端位置との間で昇降させられる。
搬入装置24および搬出装置26と基板位置決め支持装置22との間におけるプリント基板20の受渡しは、基板支持台40が上昇端位置に位置する状態で行われ、基板支持台40上へ搬入されたプリント基板20は基板保持装置により保持される。プリント基板20への回路部品の装着時には、基板支持台40は下降端位置へ下降させられる。
Xテーブル36およびYテーブル38にはそれぞれ、図示しないナットが固定されるとともに、ねじ軸52(図1には、Yテーブル38を移動させるためのねじ軸のみが図示されている)に螺合されており、各ねじ軸がテーブル駆動用サーボモータ54,56(図12参照)によって回転させられることにより、Xテーブル36,Yテーブル38がそれぞれ、図示しない直線状の案内部材により案内されてX軸方向,Y軸方向に移動させられ、基板支持台40が水平面内の任意の位置へ移動させられる。Xテーブル36は一部が回路部品装着装置14の下方に位置させられており、図1に二点鎖線で示すように、基板支持台40が回路部品装着装置14の下方へも移動する。基板支持台40の移動範囲の一部と回路部品装着装置14とが上下に重なっているのである。基板支持台40がX軸方向において搬入装置24と搬出装置26との間に位置し、かつ、Y軸方向において搬入装置24と搬出装置26と一致する位置を基板支持台40の水平面内における原位置と称する。
回路部品装着装置14を説明する。
回路部品装着装置14は、まだ未公開であるが、本出願人に係る特願平8−338151号の明細書に記載された回路部品装着装置と同様に構成されており、ここでは簡単に説明する。
回路部品装着装置14は、共通な垂直軸線まわりに個々に回動可能な15個の回動板60と、各回動板60に保持され、それぞれ回路部品150を保持可能な部品保持ヘッド64と、15個の回動板60に、それぞれ上記垂直軸線を一周するとともに、その一周の間に3回の停止を含み、かつ、互いに一定時間差を有する回動運動を付与する回動運動付与装置66とを有する。
回路部品装着装置14は、まだ未公開であるが、本出願人に係る特願平8−338151号の明細書に記載された回路部品装着装置と同様に構成されており、ここでは簡単に説明する。
回路部品装着装置14は、共通な垂直軸線まわりに個々に回動可能な15個の回動板60と、各回動板60に保持され、それぞれ回路部品150を保持可能な部品保持ヘッド64と、15個の回動板60に、それぞれ上記垂直軸線を一周するとともに、その一周の間に3回の停止を含み、かつ、互いに一定時間差を有する回動運動を付与する回動運動付与装置66とを有する。
基台10の上方に設けられたフレーム68およびフレーム68の下方に設けられ、基台10に固定の支持板69は回路部品装着装置14の本体を構成し、フレーム68,支持板69には、図3に示すように、支持軸70が垂直に固定されるとともに、軸方向に隔たった2箇所にそれぞれ軸受群72が取り付けられている。各軸受群72は互いに軸方向の位置を異にする15個ずつの軸受74を有し、図3に示すように、15個の回動板60は2個ずつの被支持アーム76において軸受74により回動可能に支持されている。これら2個ずつの軸受74間の距離は回動板60毎に等しくされているが、2個ずつの被支持アーム76の回動板60に対する回動軸線に平行な方向の取付位置は、回動板60毎に異ならされており、15個の回動板60は支持軸70により、回動軸線に平行な方向において同じ位置(高さ)において回動可能に支持されているが、互いに干渉することはない。
各回動板60にはそれぞれ、カムフォロワ84が取り付けられている。カムフォロワ84の回動板60に対する回動軸線に平行な方向における取付位置は、15個の回動板60において互いに同じにされており、15個のカムフォロワ84は回動板60の回動軸線を中心とする同一円周上を移動する。各カムフォロワ84は、回動板60の回動軸線と直交する共通の軸線のまわりに独立に回転可能に取り付けられた大径ローラ86および小径ローラ88を有し、フレーム68に回転可能に取り付けられた4個の鼓形カム90a,90b,90c,90d(図2参照)の各カム溝92b,92d(鼓形カム90aおよび90cについては、カム溝の図示は省略されている)に回転可能に嵌合されている。
鼓形カム90a,90b,90c,90dは、支持軸70の軸線を中心とする円弧を、その円弧に対して上記軸線とは反対側に位置するとともに、その軸線と直角に立体交差する軸線のまわりに回転させた場合にその円弧が描く軌跡を成す。これら鼓形カム90a,90b,90c,90dは、支持軸70の軸線を対称軸として軸対称に配設され、4個の鼓形カム90a,90b,90c,90dの全軸線を含む一平面(水平面)と、それら4個の鼓形カム90a,90b,90c,90dの各外周面との交線の集合は、実質的に連続した一円周を描く。
4個のカム溝はいずれも、広幅部94と広幅部94の底面に開口し、幅が狭い狭幅部96とを有する2段カム溝とされており、大径ローラ86は広幅部94に、小径ローラ88は狭幅部96にそれぞれ回転可能に嵌合されている。
図2に示すように、鼓形カム90a,90dに固定の回転軸98a,98dにはそれぞれ、かさ歯車が2個ずつ固定され、鼓形カム90b,90cに固定の回転軸98b(鼓形カム90cについては、回転軸の図示が省略されている)の各一端部にそれぞれかさ歯車が固定され、これらかさ歯車のうち、互いに隣接するかさ歯車が互いに噛み合わされている。そのため、回転軸90aが駆動用サーボモータ100(図2参照)によって回転させられることにより、4個の鼓形カム90a,90b,90c,90dが一斉に同期して回転させられ、回動板60が回動あるいは停止させられる。
回動板60は、部品吸着位置と撮像位置と部品装着位置とに停止させられる。部品吸着位置は回転型回路部品供給装置12側に設定されており、フレーム68の部品吸着位置近傍に対応する位置に鼓形カム90dが設けられている。部品装着位置は基板搬送装置16側に設定されており、フレーム68の部品装着位置近傍に対応する位置に鼓形カム90bが設けられている。撮像位置は部品吸着位置から部品装着位置へ至る途中に設けられ、フレーム68の撮像位置近傍に対応する位置に鼓形カム90aが設けられている。また、基台10の撮像位置近傍に対応する位置には、照明装置およびCCDカメラ等を含む撮像装置102(図12参照)が設けられている。
鼓形カム90a,90b,90dの各カム溝は、鼓形カム90a,90b,90dの軸線に直角な平面に対してリード角を有する傾斜部と、リード角を有しない直角部とを含み、回動板60をそれぞれ、撮像位置,部品装着位置,部品吸着位置において停止させる。傾斜部は、回動板60を停止前に一定角速度で回動する状態から加速させて移動距離を稼がせ、減速して停止させ、回動再開後に回動板60を回動させて移動距離を稼がせ、減速して一定角速度の回動に移行するように形成されている。鼓形カム90cのカム溝は直線状の傾斜部のみを有し、回動板60を停止させず、一定角速度で回動させる。
鼓形カム90a,90b,90dの各カム溝はそれぞれ、撮像位置,部品装着位置および部品吸着位置においてそれぞれ回動板60が停止する時期が、1到達時間ピッチ、すなわち1つの停止位置に次々に部品保持ヘッド64が到達する時間ピッチのほぼ1/3ずつずれるように形成されている。これら鼓形カム90a,90b,90dの各傾斜部の傾斜は、曲線部においても直線部においても互いに同じにされ、回動板60の定速回動速度,加速度および減速度は鼓形カム90a,90b,90dのいずれにおいても同じにされているが、停止位置の前後における直線部の長さが互いに異ならされ、部品吸着位置と撮像位置との間隔と、撮像位置と部品装着位置との間隔とは互いに等しくされていない。また、鼓形カム90cのカム溝の傾斜は、鼓形カム90a等のカム溝の傾斜部の直線部の傾斜と同じにされており、回動板60が鼓形カム90cにより、鼓形カム90a,90b,90dによって定速回動させられる場合と同じ角速度で定速回動させられる。
回動板60が回動する際の15個の回動板60の回動角度と時間との関係を図4のタイミングチャートに示す。図4においてTは、回動板60が360度回動するのに必要な時間であり、回動板60が15個設けられているため、時間Tを15で除した値T/15を1目盛として時間の経過が横軸に示されている。また、縦軸の1目盛は1周に13ステーションを想定した場合のステーション間隔である。本実施形態では、13ステーションのうち3ステーションにおいて回動板60が停止するが、残りの10ステーションは通過する。回動角度と時間との関係を示す各線の直線部分は回動板60が定速回動している部分であり、上方に凸の曲線部分は減速している部分であり、下方に凸の曲線部分は加速している部分である。
部品吸着位置と撮像位置と部品装着位置とにおいてそれぞれ回動板60が停止する時期は、タイミングチャートに示すように、ほぼ1/3到達時間ピッチずつずれており、停止の前後における加速時期および減速時期もずれ、駆動用サーボモータ100の負荷トルクが平準化される。
隣接する鼓形カムの各カム溝同士は、決まった回転位相において互いにつながった状態となり、カムフォロワ84は隣接する鼓形カムの一方のカム溝から他方のカム溝に乗り移り、回動板60が360度回動する。カムフォロワ84は大径ローラ86および小径ローラ88を有しており、大径ローラ86の方が先にカム溝の継ぎ目に到達し、広幅部94の溝側面によって両側から挟まれない状態になるが、小径ローラ88はまだ狭幅部96の溝側面によって両側から挟まれており、大径ローラ86はスムーズにカム溝を乗り移ることができる。また、小径ローラ88がカム溝の継ぎ目に到達するときには、大径ローラ86が既に隣接するカム溝の広幅部94の溝側面によって両側から挟まれる状態になっており、小径ローラ88はスムーズにカム溝を乗り移ることができる。
部品保持ヘッド64は、図3に示すように、回動板60に昇降可能に取り付けられた移動部材たる昇降部材124に保持されている。昇降部材124には、2個ずつの固定カム用ローラ126が回動板60の回動軸線と直交する軸線まわりに回転可能に取り付けられるとともに、フレーム68に固定された固定カム128のカム溝130に回転可能に嵌合されている。カム溝130は、回動板60の回動軸線を中心とする円筒面に沿って形成され、回動軸線に平行な方向、すなわち上下方向の位置が漸変する部分を有する。カム溝130は、部品保持ヘッド64が部品吸着位置において上昇端に位置し、部品装着位置において下降端に位置するとともに、部品吸着位置,撮像位置および部品装着位置の前後では水平に移動するように形成されており、回動板60が回動させられ、固定カム用ローラ126がカム溝130の高さが周方向において滑らかに変化する部分を転動するとき、昇降部材124が昇降させられ、部品保持ヘッド64が昇降させられる。なお、2個の固定カム用ローラ126の各外周面の、回動板60の回動軸線に平行な方向において互いに最も離れた位置間の距離は、カム溝130の幅(回動板60の回動軸線に平行な方向の寸法)より僅かに大きくされており、2個の固定カム用ローラ126はそれぞれ、カム溝130の上側の溝側面と下側の溝側面とに正圧で接触させられ、固定カム用ローラ126は振動を生ずることなく、静かに転動することができる。
部品保持ヘッド64は、昇降部材124に垂直軸線まわりに回転可能かつ水平軸線まわりに回転可能に設けられたヘッド保持体140と、ヘッド保持体140の回転軸線を中心とする一円周上に等角度間隔に設けられた6個の部品吸着ノズル146(図1および図3には代表的に2個のみ図示されている)とを有している。ヘッド保持体140が昇降部材124に搭載されたノズル回転・選択用サーボモータ148を駆動源とするノズル選択装置によって水平軸線まわりに回転させられることにより部品吸着ノズル146の選択が行われ、6個の部品吸着ノズル146のうちの1個が作動位置、すなわち垂直かつ下向きとなる位置に位置決めされる。また、ヘッド保持体140がノズル回転・選択用サーボモータ148を駆動源とするノズル回転装置によって垂直軸線まわりに回転させられることにより、作動位置に位置決めされた部品吸着ノズル146が自身の軸線のまわりに回転させられて回路部品150(図5参照)の方位誤差(軸線まわりの位置誤差)が補正される。
方位誤差の補正は、回動板60が撮像位置から部品装着位置へ回動する間に行われ、回路部品150のプリント基板20への装着後、回動板60が部品装着位置から部品吸着位置へ移動する間に部品吸着ノズル146が方位誤差の補正前の位置(原位置)へ戻されるとともに、部品吸着ノズル146の選択が行われる。
フレーム68の部品吸着位置近傍に対応する位置および部品装着位置近傍に対応する位置にはそれぞれ、図示は省略するが、部品保持ヘッド昇降装置が設けられている。前記固定カム128の部品吸着位置近傍および部品装着位置近傍にそれぞれ対応する位置には、嵌合溝が形成されて部品保持ヘッド昇降装置の昇降部材が昇降可能に嵌合されている。昇降部材には水平な溝が形成されており、昇降部材が上昇端位置に位置し、嵌合溝に嵌合する状態では、固定カム128のカム溝130の一部を構成する。
昇降部材を昇降させる昇降駆動装置は、前記駆動用サーボモータ100を駆動源とし、駆動用サーボモータ100の回転がカムおよびカムフォロワを含む運動変換装置により変換されて昇降部材が昇降させられる。部品保持ヘッド昇降装置は昇降ストローク変更装置を備えており、昇降部材の昇降ストローク、すなわち部品保持ヘッド64の昇降ストロークを回路部品150の高さ等に応じて変更することができる。
回動板60が回動させられ、部品吸着位置に至るとき、部品吸着位置近傍に対応する位置に設けられた部品保持ヘッド昇降装置の昇降部材の溝に固定カム用ローラ126が入り、昇降部材が昇降させられることにより、昇降板124が昇降させられるとともに部品保持ヘッド64が昇降させられ、回路部品150を回転型回路部品供給装置12から取り出す。回動板60が部品装着位置に至るときには、固定カム用ローラ126は、部品装着位置近傍に対応して設けられた部品保持ヘッド昇降装置の昇降部材の溝に入り、昇降部材の昇降により部品保持ヘッド64が昇降させられて回路部品150をプリント基板20に装着する。なお、部品吸着ノズル146への負圧の供給,遮断の切換えは、部品保持ヘッド64に設けられた切換装置により行われる。切換装置160は機械的に切り換えられる装置であり、その切換えは、装置本体の部品吸着位置近傍および部品装着位置近傍にそれぞれ対応する位置に設けられた切換装置駆動装置により、部品保持ヘッド64の下降に伴って行われる。切換装置160には、図示しないホース,ロータリバルブ等により負圧が供給され、ノズル回転・選択用サーボモータ148には、図示しない無接触給電装置等により電力が供給される。
回転型回路部品供給装置12を説明する。回転型回路部品供給装置12は、図1に示すように、複数のフィーダ200と、それらフィーダ200を保持する回転テーブルたる全円の円形テーブル202と、円形テーブル202を回転させるテーブル駆動装置204とを備えている。円形テーブル202は、円筒状の被支持部208と、被支持部208の軸方向の一端部に、被支持部208から半径方向外向きに延び出させられた円環状の取付部210とを有し、被支持部208において、基台10に上下方向に固定された支持軸212の上部に軸受214を介して垂直軸線まわりに回転可能であって、取付部210が上側に位置する姿勢で取り付けられている。
上記被支持部208の下端部、すなわち取付部210が設けられた側とは反対側の端部には被駆動歯車218が固定されている。円形テーブル202には、テーブル回転用サーボモータ220の回転が歯車222,224,226,228,230および被駆動歯車218により減速されて伝達される。テーブル回転用サーボモータ220が後述する制御装置520(図12参照)によって制御されることにより、円形テーブル202が任意の位置へ任意の角速度で回転させられ、円形テーブル202に保持された複数のフィーダ200の各部品供給部が予め定められた部品供給位置に位置決めされる。部品供給位置は、前記部品吸着位置に停止させられた部品保持ヘッド64の真下に部品供給部が位置する位置である。これら被駆動歯車218,テーブル回転用サーボモータ220,歯車222〜230,制御装置520等がテーブル駆動装置204を構成している。
フィーダ200を説明する。
複数のフィーダ200は、それぞれ1種類ずつの回路部品150を収容し、各部品供給部から順次1個ずつ供給する。フィーダ200により供給される前記回路部品150は、図5に示すように、テープ化回路部品242とされている。このテープ化回路部品242は、図9に示すように、長手形状の一対の被支持部の間に多数の部品収容部が等ピッチで突設されるとともに、各部品収容部に設けられた凹部に回路部品が1個ずつ収容され、それら部品収容凹部がカバーテープ246により覆われて成るエンボスタイプのテープ化回路部品である。
複数のフィーダ200は、それぞれ1種類ずつの回路部品150を収容し、各部品供給部から順次1個ずつ供給する。フィーダ200により供給される前記回路部品150は、図5に示すように、テープ化回路部品242とされている。このテープ化回路部品242は、図9に示すように、長手形状の一対の被支持部の間に多数の部品収容部が等ピッチで突設されるとともに、各部品収容部に設けられた凹部に回路部品が1個ずつ収容され、それら部品収容凹部がカバーテープ246により覆われて成るエンボスタイプのテープ化回路部品である。
フィーダ200の本体部材250は概して細長い板状を成し、本体部材250に設けられてテープ化回路部品242を部品供給部へ1個ずつ送る送り機構たる送り装置252と共にフィーダ本体部254を構成している。送り装置252は、テープ化回路部品242をカバー256と共に前方へ送る一方、カバー256の後退時にはテープ化回路部品242が送られず、送りのための準備(送り装置252においてはラチェット爪258(図5参照)にラチェットホイール260の歯を乗り越えさせること)が行われるように構成されている。本体部材250にはまた、カバーテープ246を巻き取る巻取装置264がブラケット266によって取り付けられている。巻取装置264は、テープ化回路部品242が送られるときには、巻取リール268が静止していてカバーテープ246を巻き取らず、送り装置252において送りのための準備が行われるときに巻取リール268が回転してカバーテープ246を巻き取るように構成されている。
送り装置252および巻取装置264は、前記駆動用サーボモータ100を駆動源とする駆動装置272により駆動される。駆動装置272は、回転型回路部品供給装置12の前記部品供給位置に昇降可能に設けられた駆動部材274を有しており、駆動用サーボモータ100の回転が、図示しないカム,カムフォロワ等により構成される運動変換装置により駆動部材274の昇降運動に変換され、駆動部材274の昇降により、ブラケット266に取り付けられた駆動バー276が昇降させられて、送り装置252および巻取装置264が作動させられるのである。
駆動部材274が下降させられ、係合ローラ278(図5参照)が駆動バー276に係合して駆動バー276を押し下げれば、駆動レバー279が回動し、カバー駆動用バー281が前進させられてカバー256が前進させられるとともに、送り用バー283が前進させられて回動板285が回動させられる。それにより、回動板285に回動可能に取り付けられたラチェット爪258がラチェットホイール260の歯に係合したまま移動し、ラチェットホイール260およびラチェットホイール260に相対回転不能に設けられたスプロケット358が回転させられ、キャリヤテープ244の送り穴においてスプロケット358の歯に係合させられたテープ化回路部品242が1ピッチ分送られ、カバーテープ246が剥がされた回路部品150のうち、先頭の回路部品150が部品取出位置へ送られる。フィーダ200の部品取出位置近傍が部品供給部であり、部品供給部はフィーダ本体部254の長手方向の一方の側に設けられている。先頭の回路部品150が部品取出位置へ送られる際、巻取装置264においては巻取リール268が静止しており、可動ガイドローラ280が下方へ回動するとともに前方へ回動し、可動ガイドローラ280と巻取リール268との距離を増し、カバーテープ246の巻取り時に繰り込んでおいたカバーテープ246を繰り出し、テープ化回路部品242がカバー256と共に1ピッチ分送られることを許容する。
逆に駆動部材274が上昇すれば、駆動レバー279が引張コイルスプリング282の付勢力により回動させられ、カバー駆動用バー281および送り用バー283が後退させられるとともに、駆動バー276が駆動部材274に追従して上昇させられる。それによりカバー256が後退させられるとともに送り装置252において送りのための準備が行われ、巻取装置264においては巻取リール268が回転させられてカバーテープ246を1ピッチ分キャリヤテープ244から剥がしつつ巻き取るとともに、駆動レバー279に取り付けられた可動ガイドローラ280が上方へ回動するとともに後方へ回動し、可動ガイドローラ280と巻取リール268との距離を減じることにより、一定長さのカバーテープ246を繰り込む。
テープ化回路部品242の送り方向(以下、回路部品送り方向と称する)は、本体部材250の長手方向と平行であり、これら回路部品送り方向および本体部材250の長手方向は、フィーダ200の前後方向でもある。また、フィーダ280の厚さ方向を左右方向あるいは幅方向と称する。上記テープ化回路部品242の送りやカバーテープ246の巻取りは本発明とは直接関係がないため、詳細な説明は省略する。
なお、前記支持板69の部品吸着位置近傍に対応する位置には、図3に示すように、テープ処理装置284が設けられている。テープ処理装置284は、回路部品150が取り出されたキャリヤテープ244を切断するカッタと、切断されたテープ片を負圧により吸引して集めるテープ吸引装置とを有している。キャリヤテープ244は、回路部品150が1個供給され、テープ化回路部品242が1ピッチ送られる毎に切断される。
本体部材250の回路部品送り方向において上流側の部分の下部には、図5に示すように、位置決め突部290が回路部品送り方向に平行に突設されている。位置決め突部290は、図6に示すように、回路部品送り方向において上流側ほど幅が狭いテーパ部とされ、フィーダ200が円形テーブル202に取り付けられたとき、隣接するフィーダ200の位置決め突部290との干渉が回避されるようになっている。位置決め突部290の回路部品送り方向において上流側の端部の上面には、上流側ほど下方へ傾斜する傾斜当接面292が設けられている。また、位置決め突部290の下面には、位置決めリブ294が突設されている。位置決めリブ294の幅は、位置決め突部290の最小幅より狭く、かつ一定とされている。さらに、本体部材250の幅は一定であって、位置決め突部290の最小幅より狭くされており、隣接するフィーダ200の本体部材250との干渉が回避されるようになっている。
位置決め突部290の回路部品送り方向において下流側の端部には、図5に示すように、別の位置決め突部296が突設されている。位置決め突部296は位置決め突部290から下方へ、すなわち本体部材250とは反対側へ直角に延び出させられている。位置決め突部296の突出方向の中間部には、回路部品送り方向において下流側に開口し、フィーダ200の幅方向に平行な中心線を有する部分円筒面状の係合面298が形成されている。また、位置決め突部296の突出端部には、突出端に向かうほど回路部品送り方向において上流側に向かう向きに傾斜させられた案内面300が形成されている。
前記テープ化回路部品242は、図7に示すようにリール308に巻き付けられており、本体部材250の長手方向の中間部であって、位置決め突部290と部品供給部との間の部分の下面には、リール保持具310が連結装置312により取り付けられ、リール保持部を構成している。リール保持具310は、幅がリール308より僅かに大きい容器状のリール収容器314を備えている。リール収容器314の一対の側壁316,318は、リール308より大きい円の一部が削除された形状を有し、一方の側壁316は中心部近くまで削除されている。
リール収容器314の底壁は、側壁316と側壁318の一部とをつないでおり、リール収容器314は、フィーダ200の回路部品送り方向において上流側に解放されている。リール308は一対の側壁316,318の間に入れられ、両端部を側壁316,318により支持される脱着可能な軸320により、フィーダ200の幅方向に平行な軸線まわりに回転可能に支持されている。リール収容器314とそれに対して着脱可能な軸320とがリール保持具310を構成しているのである。また、リール収容器314の底壁の外面の周方向に隔たった2箇所にはそれぞれ、係合部材たる板状の係合片322が半径方向外向きに突設されている。
前記連結装置312は、2つのヒンジ装置328および連結部材330を含んでいる。本体部材250の長手方向の中間部の下面には、図8に示すように支持部材332が固定されている。支持部材332は板状を成し、本体部材250の幅方向の一方の端から、板面が本体部材250の長手方向と平行であって幅方向と直角となる姿勢で垂下させられている。支持部材332の延出端部の幅方向の中間部、すなわち本体部材250の長手方向に平行な方向の中間部は、更に下方へ突出させられるとともに、本体部材250側とは反対側の面にヒンジ部材334(図7参照)が本体部材250の長手方向と平行な姿勢で、固定手段の一種である溶接により固定されている。
また、リール収容器314の側壁318の一部は、図7に示すように上方へ延び出させられており、この延出部338の延出端部の幅方向の中間部は、更に上方へ突出させられるとともに、側壁316とは反対側の面に前記ヒンジ部材334と同様のヒンジ部材334が溶接により、延出部338の幅方向と平行に固定されている。
連結部材330は板ばねにより作られており、その長手方向の両端部はそれぞれ、幅方向に隔たった両端部が長手方向に突出させられるとともに、各突出端部にヒンジ部材342が固定手段の一種である溶接により、幅方向に平行にかつ互いに同心状に固定されている。連結部材330の長手方向の一方の端部に固定された一対のヒンジ部材342の間に、支持部材332に固定のヒンジ部材334を挟んだ状態でヒンジ部材334,342にわたってヒンジピン344が嵌合され、他方の端部に固定された一対のヒンジ部材342の間に、リール収容器314の延出部338に固定のヒンジ部材334を挟んだ状態でヒンジ部材334,342にわたってヒンジピン344が嵌合されている。
連結部材330の両端部はそれぞれ、リール保持具310と本体部材250とに、本体部材250の長手方向と平行であって、本体部材250の長手方向および幅方向に直角な方向に隔たった2本の回動軸線のまわりに回動可能に連結されているのであり、フィーダ200が円形テーブル202に固定されたとき、連結部材330はフィーダ200の回動軸線に平行な方向に延び、かつ、その両端部がそれぞれ、リール保持具310と本体部材250とに、フィーダ200の移動方向と直交するとともに互いにフィーダ200の回動軸線に平行な方向に隔たった2本の回動軸線の各々のまわりに回動可能に連結された状態となる。また、リール保持具310はフィーダ本体部254から垂下させられ、リール308全体をフィーダ本体部254より下方に位置する状態で保持し、かつ、幅方向において全体がフィーダ本体部254と重複し、回路部品送り方向においても半分以上の部分がフィーダ本体部254と重複する状態でフィーダ本体部254に取り付けられている。
上記延出部338のヒンジ部材334が固定された側とは反対側の面には、一対の案内部材350が固定され、支持部材332のヒンジ部材334が固定された側とは反対側の面には案内部材352が1個固定されている。これら案内部材350,352は板状を成すとともに湾曲させられており、リール308から引き出されたテープ化回路部品242は、一対の案内部材350の間を通り、案内部材352により案内されて本体部材250に導かれる。
本体部材250には、図5および図9に示すように、底面および側面に開口し、回路部品送り方向において下流側に向かうに従って、上方へ凸の状態で湾曲する案内部たる案内溝356が形成されている。テープ化回路部品242は、案内溝356内に入れられた後、本体部材250の上面上に載せられ、キャリヤテープ244に形成された送り穴においてスプロケット358の歯に係合させられるとともに、カバー256が被せられ、本体部材250からの浮上がりが防止される。前記カバー駆動用バー281および送り用バー283は、一部が、案内溝356の本体部材250の側面への開口を塞いでおり、テープ化回路部品242は、案内溝356の溝側面とカバー駆動用バー281および送り用バー283とによって幅方向の移動を阻止されるとともに、キャリヤテープ244がスプロケット358に係合させられていることにより、本体部材250に対する幅方向の位置ずれがなく、長手方向が本体部材250の長手方向と平行となって、カバーテープ246を剥がされた先頭の回路部品150が部品取出位置に精度良く位置決めされる。なお、前記ヒンジ部材334,342の直径は小さく、後述するようにフィーダ200が前記円形テーブル202に取り付けられた状態で、隣接する2個のフィーダ200のうち、一方のフィーダ200のヒンジ部材334,342が、他方のフィーダ200のテープ化回路部品242と干渉して、その移動を妨げることがない。
前記円形テーブル202の取付部210の外周側には、図6に示すように、半径の異なる円環状の位置決め板370,372が円形テーブル202と同心に固定され、円形テーブル202の回転軸線と直交する方向に距離を隔てて位置させられている。これら位置決め板370,372にはそれぞれ、円形テーブル202の回転軸線と直交する方向に貫通する複数の位置決め溝374,376が等角度間隔に形成されている。これら位置決め溝374,376は、フィーダ200の本体部材250に設けられた前記位置決めリブ294と幅方向に移動不能に嵌合し合う一定の幅を有する。また、円形テーブル202の回転軸線に近い側の位置決め板370の回転軸線側には、ストッパ板378が固定されている。ストッパ板378は円環状を成し、本体部材250に形成された前記傾斜当接面292に当接する傾斜当接面380(図5参照)が設けられている。ストッパ板378は複数のフィーダ200に共通であり、傾斜当接面380は円環状を成す。
取付部210の外周面には、図5および図6に示すように係合装置384が設けられている。図6には、係合装置384およびフィーダ200は、代表的に2つずつ図示されている。取付部210の外周面の上面より小距離下方へ下がった位置であって、前記位置決め板372に形成された位置決め溝376に対応する位置にはそれぞれ、取付部材386が固定されている。各取付部材386にはそれぞれ、上方に開口する凹部388が形成されるとともに、係合レバー390がピン392により取付部210の外周面の接線に平行な軸線まわりに回動可能に取り付けられている。係合レバー390の上端部には係合ローラ394が係合レバー390の回転軸線と平行な軸線まわりに回転可能に取り付けられ、下端部と取付部材386との間に配設された付勢手段の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング396により、係合ローラ394が取付部210に接近する向きに付勢されている。
取付部210の外周部の下面には、図7に示すように、バケット400が4つの連結装置402によって連結されている。バケット400はリング状であって、上方に開口した容器状を成し、内面の円形テーブル202の回転軸線と直交する方向に隔たった2箇所にそれぞれ係合部材404,406が固定されている。これら係合部材404,406はそれぞれ円環状を成し、バケット400と同心に固定されるとともに、前記複数のフィーダ200の各リール保持具310が取り付けられる位置にそれぞれ対応して、フィーダ200の回転軸線と直交する方向に延びる複数の嵌合溝408,410が等角度間隔に形成されて櫛歯状を成す。嵌合溝408,410の幅は一定であり、前記リール収容器314に突設された係合片322と幅方向において移動不能に嵌合する幅を有する。なお、図示は省略するが、嵌合溝408,410を確定する一対の各溝壁の円形テーブル202の半径方向に平行な両側面の上端部にはそれぞれ、上端側ほど互いに離間する向きに傾斜した傾斜面が形成されており、係合片322が嵌合溝408,410に嵌合される際にガイドの役割を果たす。
前記4つの連結装置402は等角度間隔に設けられ、各連結装置402はそれぞれ、2つずつのヒンジ装置414および連結部材416を有する。これら連結装置402の構成は同じであり、1つを代表的に説明する。
円形テーブル202の取付部210の外周部の下面には、図7および図10に示すように、一対の筒状部420を有するヒンジ部材418が固定されている。ヒンジ部材418は長手形状を成し、円形テーブル202の回転軸線と直交する方向に固定されるとともに、長手方向の両端部にそれぞれ筒状部420が同心に設けられている。これら筒状部420の間に概して円筒状を成すヒンジ部材422が嵌合されるとともに、ヒンジ部材418,422にわたってヒンジピン424が嵌合され、ヒンジ部材422とヒンジ部材418とが、円形テーブル202の回転軸線と直交する軸線まわりに回動可能に連結されてヒンジ装置414を構成している。
円形テーブル202の取付部210の外周部の下面には、図7および図10に示すように、一対の筒状部420を有するヒンジ部材418が固定されている。ヒンジ部材418は長手形状を成し、円形テーブル202の回転軸線と直交する方向に固定されるとともに、長手方向の両端部にそれぞれ筒状部420が同心に設けられている。これら筒状部420の間に概して円筒状を成すヒンジ部材422が嵌合されるとともに、ヒンジ部材418,422にわたってヒンジピン424が嵌合され、ヒンジ部材422とヒンジ部材418とが、円形テーブル202の回転軸線と直交する軸線まわりに回動可能に連結されてヒンジ装置414を構成している。
バケット400の円形テーブル202の回転軸線に近い側の周壁部の上端には、図7および図10に示すように、円環状の取付部428が一体的に設けられている。取付部428は板状を成し、板面が水平となる状態でバケット400に設けられており、取付部428の上面に前記ヒンジ部材418と同様のヒンジ部材418が、バケット400の中心線と直交する向きに固定されている。ヒンジ部材418の一対の筒状部420の間に概して円筒状を成すヒンジ部材422が嵌合されるとともに、ヒンジピン424が挿入されることにより、2つのヒンジ部材418,422がバケット400の中心線と直交する軸線まわりに回動可能に連結されてヒンジ装置414を構成している。
2つのヒンジ装置414の各ヒンジ部材422の両側面にそれぞれ、板ばねにより作られた連結部材416の長手方向の両端部が固定されている。連結部材416は、円形テーブル202の回転軸線に平行な方向に延び、その両端部はそれぞれ、円形テーブル202とバケット400とに、フィーダ200の移動方向と直交するとともに互いに円形テーブル202の回転軸線に平行な方向に隔たった2本の回動軸線の各々のまわりに回動可能に連結されているのである。
円形テーブル202にはまた、規制部材遅延・復帰装置450が4つずつ等角度間隔に設けられている。各規制部材遅延・復帰装置450は、図10に示すように、2個ずつの市販のショックアブソーバ452,454を含む。バケット400に設けられた前記取付部428の前記4つの連結装置402によって円形テーブル202に連結された部分にはそれぞれ、図7に示すように、板状の係合部456が円形テーブル202の回転方向と直角に設けられており、2個のショックアブソーバ452,454はそれぞれ、円形テーブル202に固定のブラケット458により、係合部456の両側に互いに同軸にかつ対向して設けられている。
ショックアブソーバ452,454の構成は同じであり、ショックアブソーバ452を図11に基づいて代表的に説明する。
ショックアブソーバ452のケーシング464内には円筒状のシリンダチューブ466が半径方向に隙間を残して嵌合され、固定されている。シリンダチューブ466内にはピストン468がほぼ液密かつ摺動可能に嵌合されており、ピストン468の両側にそれぞれ第1液室470および第2液室472が形成されている。ピストン468と一体的に設けられたピストンロッド474は、第2液室472を通ってケーシング464外へ突出させられており、ピストン468は、第1液室470内に配設された2個の付勢手段の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング476(以下、スプリング476と略称する)によりピストンロッド474がケーシング464から突出する向きに付勢されている。なお、2個のスプリング476の互いに近い側の端部は、スプリングシート478により支持されている。
ショックアブソーバ452のケーシング464内には円筒状のシリンダチューブ466が半径方向に隙間を残して嵌合され、固定されている。シリンダチューブ466内にはピストン468がほぼ液密かつ摺動可能に嵌合されており、ピストン468の両側にそれぞれ第1液室470および第2液室472が形成されている。ピストン468と一体的に設けられたピストンロッド474は、第2液室472を通ってケーシング464外へ突出させられており、ピストン468は、第1液室470内に配設された2個の付勢手段の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング476(以下、スプリング476と略称する)によりピストンロッド474がケーシング464から突出する向きに付勢されている。なお、2個のスプリング476の互いに近い側の端部は、スプリングシート478により支持されている。
第1液室470と第2液室472とは、ピストン468内に形成された軸方向通路480および複数の半径方向通路482により接続されるとともに、軸方向通路480にチェック弁486が設けられている。チェック弁486は、弁座488,弁子たるボール490,ボール490を弁座488に着座する向きに付勢スプリング492を有し、第2液室472から第1液室470側への液の流れは許容するが、逆向きの流れは阻止する。
ケーシング464とシリンダチューブ466との間に設けられた円環状の第3液室496と第1液室470とは、シリンダチューブ466の周壁に形成された複数の通路498により連通させられている。シリンダチューブ466の外周面には、半径方向外向きの突部500が複数個、シリンダチューブ466の軸線に平行な方向に間隔を隔てて突設され、各突部500に通路498が形成されている。通路498のシリンダチューブ466の外周面側の開口とケーシング464の内周面との隙間が極く僅かとされ、通路498から流出する液が絞られるようにされているのである。また、複数の通路498は、第1液室470の奥側(ピストン468の引込側)ほど、隣接する通路498間の間隔が狭くなるように形成されている。
さらに、第3液室496と第2液室472とは、シリンダチューブ466に設けられた複数の通路504により十分な流路面積で連通させられている。また、第3液室496内には容積変化部材506が設けられている。容積変化部材506内には気体が充填されており、気体を圧縮しつつ容積変化部材506の容積が減少する。
さらに、第3液室496と第2液室472とは、シリンダチューブ466に設けられた複数の通路504により十分な流路面積で連通させられている。また、第3液室496内には容積変化部材506が設けられている。容積変化部材506内には気体が充填されており、気体を圧縮しつつ容積変化部材506の容積が減少する。
ピストンロッド474にシリンダチューブ466内に押し込む向きの力が加えられれば、ピストン468はスプリング476を圧縮しつつ後退させられる。この後退は、容積変化部材506の容積減少を伴って第1液室470の液が通路498を経て第3液室496へ流出することにより許容されるが、通路498からの流出する液は絞られるため、減衰力が発生してピストン476の後退速度を減少させる。また、ピストン468の後退距離が多くなるに従って第1液室470を第3液室496に連通させる通路498の数が減少し、ピストン468は後退し難くなる。逆に、ピストンロッド474に加えられていた力が解除されれば、ピストン468はスプリング476の付勢力により前進させられる。このとき、第1液室470を第3液室496に連通させる通路498の数は少なく、第3液室496から通路498を通って第1液室470内に流入する液は僅かであるが、液が通路504,482,第2液室472,チェック弁486を通って第1液室470に流入し、ピストン468は速やかに前進する。
本実施形態において一対のショックアブソーバ452はそれぞれ、ピストン468がスプリング476を圧縮し、前進端側の通路498を少なくとも1個塞いだ状態でピストンロッド474が係合部456に当接する状態でセットされている。
本実施形態において一対のショックアブソーバ452はそれぞれ、ピストン468がスプリング476を圧縮し、前進端側の通路498を少なくとも1個塞いだ状態でピストンロッド474が係合部456に当接する状態でセットされている。
フィーダ200を円形テーブル202に取り付ける場合には、後部(回路部品送り方向において上流側)を下にし、前部(回路部品送り方向において下流側であって、部品供給部が設けられた側)を上にした状態で、位置決めリブ294の後端部を、一対の位置決め板370,372のうち、円形テーブル202の回転軸線に近い側の位置決め板370に設けられた位置決め溝374に係合させ、フィーダ200を回転軸線に接近する向きに移動させる。傾斜当接面292,380同士が当接するまで移動させた後、前部を位置決め板370,372上に降ろす。それにより位置決めリブ294が回転軸線から遠い側の位置決め板372に設けられた位置決め溝376に嵌入させられる。
また、位置決め突部296が係合ローラ394と円形テーブル202との間に進入し、係合レバー390を圧縮コイルスプリング396の付勢力に抗して円形テーブル202から離れる向きに回動させつつ降ろされ、突出端部が凹部388に嵌入させられる。このとき、案内面300が位置決め突部296の進入を案内し、位置決めリブ294が位置決め溝374,376に嵌入した状態では、係合ローラ394が係合面298に係合する。係合レバー390が圧縮コイルスプリング396の付勢力に基づいてフィーダ本体部254を押す力により傾斜当接面292が傾斜当接面380に押し付けられ、長手方向に位置決めされるとともに、斜面の作用によりフィーダ200の後部(位置決め突部290の傾斜当接面292が形成された側であって、位置決めリブ294が突設された部分以外の部分)が保持面、すなわち位置決め板370の上面に押し付けられる。それと同時に、係合面298が位置決め板370の上面より下方に位置することにより、フィーダ200には、傾斜当接面292,380の接触位置を中心とし、その接触位置と、係合ローラ394と係合面298との係合位置との間の、上下方向における距離を腕の長さとする回転モーメントが生じ、この回転モーメントによって、位置決め突部290の傾斜当接面292が形成された側とは反対側の部分であって、位置決めリブ294が突設された部分以外の部分が保持面である位置決め板372の上面に押し付けられる。
また、フィーダ200は、位置決めリブ294と位置決め溝374,376との嵌合および位置決め突部296と凹部388との嵌合により、幅方向の移動を阻止される。フィーダ200は円形テーブル202に、幅方向,前後方向の移動および円形テーブル202からの浮上がりを防止され、円形テーブル202にほぼ水平な姿勢で固定されるのであり、複数のフィーダ200は、各部品供給部が円形テーブル202の回転軸線を中心とする一円周上に位置する。
このようにフィーダ200が円形テーブル202に取り付けられるとき、リール保持具310はバケット400に入れられるとともに、2個の係合片322がそれぞれ係合部材404,406の嵌合溝408,410に嵌合させられ、複数のフィーダ200の各リール保持具310のバケット400に対する幅方向の相対移動が阻止される。位置決め突部290,位置決めリブ294,位置決め突部296,位置決め溝374,376,凹部388およびストッパ板378がフィーダ200を円形テーブル202に対して位置決めする位置決め装置を構成し、係合装置384,ストッパ板378および位置決め突部290がフィーダ200を円形テーブル202に固定する固定装置を構成しているのである。
また、フィーダ200が円形テーブル202に取り付けられた状態では、図1に示すように、フィーダ200の回路部品送り方向において下流側の部分は円形テーブル202から半径方向外向きに突出し、リール保持具310は、フィーダ本体部254から垂下させられるとともに、リール保持具310の主要部が基板位置決め支持装置22より下方に位置させられる。基板位置決め支持装置22は、回路部品装着装置14の部品装着位置の高さに合わせて床面より高い位置に設けられていて、その下側は空いており、バケット400およびリール保持具310を配設することができる。また、前述のように、部品吸着位置は部品装着位置より高くされており、円形テーブル202に取り付けられたフィーダ200のフィーダ本体部254は、プリント基板20の移動領域より上方に位置する。そのため、回路部品の装着時にプリント基板20(基板支持台40)をフィーダ本体部254とリール保持具310の間に入り込ませることができ、その分、システムをコンパクトに構成することができ、システムを極めてコンパクトに構成することができる。
なお、回転型回路部品供給装置12は、図1に示すように、安全カバー510により覆われ、安全および防音が図られている。安全カバー510には開閉扉512が設けられている。開閉扉512はインタロックが解除されており、回路部品の装着中であっても作業者は開閉扉512を手動で開閉することができる。
本回路部品装着システムは、図12に示す制御装置520により制御される。制御装置520は、PU(プロセッシングユニット)522,ROM524,RAM526およびそれらを接続するバス528を有するコンピュータ530を主体とするものである。バス528には入力インタフェース532が接続され、前記撮像装置102が接続されている。バス528にはまた、出力インタフェース534が接続され、駆動回路536,538,540,542,544,546,548,550を介してベルト駆動モータ28,ベルト駆動モータ44,昇降装置46,テーブル駆動用サーボモータ54,56,駆動用サーボモータ100,ノズル回転選択用サーボモータ148,テーブル回転用サーボモータ220等が接続されている。ROM524には、フィーダ20の搬送,位置決め,回路部品150の供給,装着等に必要な種々のプログラムが格納されている。
これらテーブル駆動用サーボモータ54,56,駆動用サーボモータ100,ノズル回転選択用サーボモータ148,テーブル回転用サーボモータ220は、駆動源たる電動モータの一種であって、回転角度の制御可能なモータである。サーボモータに代えてステップモータを用いてもよい。
これらテーブル駆動用サーボモータ54,56,駆動用サーボモータ100,ノズル回転選択用サーボモータ148,テーブル回転用サーボモータ220は、駆動源たる電動モータの一種であって、回転角度の制御可能なモータである。サーボモータに代えてステップモータを用いてもよい。
以上のように構成された回路部品装着システムにおいて回路部品150のプリント基板20への装着時には、プリント基板20が搬入装置24により基板位置決め支持装置22に搬入される。基板支持台40は上昇端位置においてプリント基板20を受け取って保持した後、下降させられ、Xテーブル36およびYテーブル38の移動により水平面内の任意の位置へ移動させられて、プリント基板20の多数の部品装着箇所の各々に回路部品が装着される。なお、回路部品150の装着に先立ってプリント基板20に設けられた基準マークの撮像が行われ、撮像データに基づいて多数の部品装着箇所の各々のX軸方向およびY軸方向の位置誤差が算出される。この位置誤差は、プリント基板20の移動距離の補正により、回路部品150の部品保持ヘッド64によるX軸方向,Y軸方向の保持位置誤差と合わせて補正される。
回路部品150の装着時には、駆動用サーボモータ100が起動されて4個の鼓形カム90a,90b,90c,90dが一斉に同期して回転させられる。それにより15個の回動板60が回動,停止させられ、15個の部品保持ヘッド64が順次部品吸着位置へ移動させられて部品供給位置に位置決めされたフィーダ200から回路部品150を取り出す。回路部品150の取出し後、回動板60は撮像位置において停止させられ、回路部品150が撮像されて回路部品150のX軸方向,Y軸方向の位置誤差および方位誤差が算出される。撮像後、回動板60は更に回動させられ、回動と並行して作動位置に位置決めされた部品吸着ノズル146が自身の軸線のまわりに回転させられて方位誤差が補正された後、部品装着位置へ至り、部品保持ヘッド64が回路部品150をプリント基板20に装着する。
複数のフィーダ200は、そのうちの1つが部品供給位置に位置決めされて回路部品150を供給する。1つのフィーダ200が回路部品150の供給を終えたならば、円形テーブル202が回転させられ、次に回路部品150を供給するフィーダ200が部品供給位置に位置決めされる。原則として、フィーダ200は円形テーブル202に回路部品150のプリント基板20への装着順に取り付けられており、1個のフィーダ200が回路部品150の供給を終えたならば、円形テーブル202が1ピッチ、すなわち360度を、円形テーブル202に搭載可能な全部のフィーダ200の数で除した角度、回転させられて隣接するフィーダ200が部品供給位置に位置決めされる。
円形テーブル202が1ピッチ回転させられて停止させられる際の作動を説明する。円形テーブル202が長時間停止状態を保っている状態では、バケット400およびそれと一体的に移動する複数のリール保持具310も、上流側と下流側との両ショックアブソーバ452のスプリング476の弾性力が釣り合う状態で停止しており、円形テーブル202に対して基準相対位相にある。その状態から、円形テーブル202が滑らかに加速された後、滑らかに減速されて1ピッチ回転させられるものとする。円形テーブル202が加速されるとき、円形テーブル202に固定されたフィーダ本体部254は円形テーブル202と一体的に加速されるが、バケット400とリール保持具310とはそれぞれ、円形テーブル202とフィーダ本体部254とに連結装置402,312により、円形テーブル202の回転方向に相対回転可能に連結されているため、各慣性モーメントにより円形テーブル202およびフィーダ本体部254の回転に対してそれぞれ遅れる。
円形テーブル202とバケット400とを連結する連結装置402においては、連結部材416が円形テーブル202とバケット400とに対してそれぞれ回動し、バケット400は水平な姿勢を保って円形テーブル202に対して相対回転(円形テーブル202の周方向に相対移動)する。バケット400と円形テーブル202との相対回転に伴い、連結部材416の円形テーブル202への連結部(上側のヒンジ装置414)とバケット400への連結部(下側のヒンジ装置414)とは、円形テーブル202の周方向に相対移動するのみならず、円形テーブル202の回転軸線に平行な軸線のまわりに小角度相対回転するが、この相対回転は連結部材416が捩じれることにより許容される。
フィーダ本体部254とリール保持具310とを連結する連結装置312においては、連結部材330がフィーダ本体部254とリール保持具310とに対してそれぞれ回動し、リール保持具310は垂直な姿勢を保ち、フィーダ本体部254の移動方向(円形テーブル202の周方向)と平行な方向に相対移動する。それと共に、リール保持具310とフィーダ本体部254とは円形テーブル202の回転軸線に平行な軸線のまわりに相対回転するが、この相対回転は連結部材330の捩じれにより許容される。また、テープ化回路部品242のフィーダ本体部254とリール308との間の部分は、連結装置312の連結部材330にほぼ沿って曲がり、隣接するフィーダ200の連結装置312と干渉しない。複数のフィーダ200の各リール保持具310はそれぞれ、バケット400に係合させられており、バケット400と共に円形テーブル202およびフィーダ本体部254に対して円形テーブル202の回転方向とは逆方向へ回転する。この回転は、上記のように、連結部材416,330の回動により許容されるため、バケット400と複数のリール保持具310,リール308およびテープ化回路部品242とは振り子の重りと同様に、それぞれ僅かに上方へ移動して位置エネルギを蓄える。この位置エネルギはバケット400およびリール保持具310を円形テーブル202に対する相対基準位相に戻す付勢力(基準位相復元力と称する)を発生させる。
また、円形テーブル202の加速時には、2個のショックアブソーバ452のうち、回転方向において上流側のショックアブソーバ452のケーシング464が円形テーブル202と共に移動し、ピストンロッド474がスプリング476を圧縮しつつシリンダチューブ466内に押し込まれる。また、回転方向において下流側のショックアブソーバ452においても、ケーシング464が円形テーブル202と共に移動し、スプリング476が伸長してピストンロッド474がシリンダチューブ466から突出させられる。上流側ショックアブソーバ452のスプリング476の弾性力が増大するとともに、下流側ショックアブソーバ452のスプリング476の弾性力が減少し、バケット400およびリール保持具310を円形テーブル202との相対回転の基準位置へ戻す基準位相復元力が発生させられる。両スプリング476が、前述の連結部材416,330,バケット400およびリール保持具310を含む位置エネルギ蓄積機構と共同して、バケット400およびリール保持具310を円形テーブル202に対する基準相対位相に復帰させる付勢手段として機能するのである。また、上流側ショックアブソーバ452の前記減衰力が、バケット400およびリール保持具310の円形テーブル202に対する逆方向の回転速度を低減させる。円形テーブル202の加速時には、上流側ショックアブソーバ452の通路498,突部500およびケーシング464の内周面がダンパ手段として機能するのである。しかも、上流側ショックアブソーバ452において、複数の通路498が前述のように第1液室470の奥側ほど、隣接する通路498間の間隔が狭くなるように形成されているため、バケット400の円形テーブル202に対する遅れ量が増大するに従って第1液室470と第3液室496との間の流路面積が加速度的に小さくなり、ダンパ手段の速度低減機能が加速度的に大きくなって、大きな衝撃が発生することを回避しつつ、可動テーブルに対する部品保持部規制部材の遅れ限度を規定するストッパ手段としても機能する。
円形テーブル202の加速度の減少に伴って、円形テーブル202の慣性モーメントに基づいてバケット400およびリール保持具310を円形テーブル202に対して逆方向に回転させようとする逆方向モーメントが減少し、やがて、上記位置エネルギおよびスプリング476の弾性力に基づく基準位相復元力による正方向モーメントと等しくなる。この時点でバケット400およびリール保持具310の円形テーブル202に対する遅れが停止し、以後は円形テーブル202の加速度の減少に伴ってバケット400およびリール保持具310が円形テーブル202に対して正方向に相対回転し、一旦生じた遅れが取り戻される。円形テーブル202が緩やかに減速され、回転が停止するのと前後して、バケット400およびリール保持具310が円形テーブル202に対して基準相対位相に復帰する。この際、下流側のショックアブソーバ452の減衰力がバケット400およびリール保持具310の円形テーブル202に対する正方向の回転速度を減少させるダンパ手段として機能する。円形テーブル202の減速時には、下流側ショックアブソーバ452の通路498,突部500およびケーシング464の内周面がダンパ手段として機能するのである。また、上記バケット400およびリール保持具310の基準相対位相への復帰時期は、ショックアブソーバ452のスプリング476の弾性係数と上記減衰力との変更により適宜変更することができる。ただし、基準相対位相への復帰時期は、リール保持具310に収容されているリール308およびそれに巻かれているテープ化回路部品242の慣性モーメントの影響を受け、テープ化回路部品242の残量に応じて変化する。本実施形態においては、概して、円形テーブル202が停止後、回路部品の1個の供給に要する規定の停止時間より長い一定時間停止状態に保たれる場合に、バケット400およびリール保持具310が基準相対位相に復帰するようにされている。
以上、円形テーブル202が長時間停止していた状態から1ピッチ回転させられ、再び長時間停止状態に保たれる場合について説明したが、通常は、円形テーブル202は一定ピッチ回転させられた後、上記規定停止時間だけ停止させられるのみで、再び次の1ピッチ回転させられる。この場合には、バケット400およびリール保持具310が基準相対位相に復帰する前に円形テーブル202が回転することとなり、バケット400およびリール保持具310が1ピッチ分以上の角度遅れて円形テーブル202に追従することとなる。すなわち、円形テーブル202と一体的に回転するフィーダ本体部254は急激な加速,減速を伴って1ピッチずつ間欠的に移動させられるのに対し、バケット400およびリール保持具310は比較的小さな加速度,減速度で円形テーブル202およびフィーダ本体部254に追従して回転するのである。その理想的な状態を図13に示す。この図においては、円形テーブル202およびフィーダ本体部254が1ピッチずつ間欠的に回転するのに対し、バケット400およびリール保持具310が一定角度遅れて一定速度で追従する状態が示されており、この状態ではバケット400およびリール保持具310の加速,減速に伴う振動が供給装置に生じない。しかし、実際には、バケット400およびリール保持具310は、円形テーブル202およびフィーダ本体部254の回転角度の変化を示す曲線に対してやや遅れるとともにこの曲線をある程度滑らかにした曲線を描いて回転するのであり、曲線が滑らかになる分だけ供給装置の振動が低減することとなる。
1個のフィーダ200に複数の回路部品を続けて供給させるために、円形テーブル202が規定停止時間より長く停止させられる場合には、その停止中に、バケット400およびリール保持具310の円形テーブル202およびフィーダ本体部254に対する遅れが減少させられ、あるいは消滅させられる。この消滅に先立って、バケット400およびリール保持具310が一時的に円形テーブル202およびフィーダ本体部254より先行した状態、すなわちオーバシュート状態が生じることもある。また、本実施形態では、原則として円形テーブル202を一方向に回転させて複数のフィーダ200の各部品供給部を順次部品供給位置に位置決めし、回路部品を供給させるのであるが、既に回路部品を供給したフィーダ200に再度回路部品を供給させるため等の目的で、円形テーブル202の回転が逆転させられる場合には、バケット400およびリール保持具310が正方向に回転する一方、円形テーブル202およびフィーダ本体部254が逆方向に回転させられる状態が生じる。これらバケット400およびリール保持具310が基準相対位相を超えた状態となる場合には、円形テーブル202の負荷トルクが、一時的に大きくなる可能性があるため、このような事態が発生しても、供給装置の振動の振幅が設定限度を超えることがないように、ショックアブソーバ452の特性、円形テーブル202の加,減速度、リール収容器314,リール308,テープ化回路部品242の質量等を選定することが必要である。円形テーブル202の回転方向を逆転させる場合には、必要に応じて、円形テーブル202を一定時間停止状態に保ち、バケット400およびリール保持具310の円形テーブル202に対する振動が完全に、あるいはある程度減衰するのを待ってから、それまでとは逆の方向の回転を開始させるようにすることも可能である。
このようにバケット400およびそれに係合させられた複数のリール保持具310が、円形テーブル202およびフィーダ本体部254に対して遅れ、小さい加,減速度で追従すれば、質量の大きいバケット400や、複数のリール保持具310,リール308およびテープ化回路部品242が円形テーブル202およびフィーダ本体部254と共に大きな加,減速度で繰り返し回転,停止させられる場合に比較して供給装置全体の振動が著しく小さくて済む。したがって、フィーダ200の位置決め精度を向上させ、供給ミスの発生を抑制することができ、あるいは円形テーブル202の加,減速度を従来より大きくして供給能率を向上させ、本回路部品装着システムの部品装着能率を向上させることができる。
また、テープ化回路部品242はフィーダ本体部254において案内溝356に入れられ、案内溝356の溝側面とカバー駆動用バー281および送り用バー283とによって幅方向の両側から挟まれるとともに、キャリヤテープ244に形成された送り穴においてスプロケット358の歯に係合させられ、長手方向に距離を隔てた2箇所において幅方向において拘束されているため、リール保持具310のフィーダ本体部254に対する相対移動に伴って、テープ化回路部品242のリール308とフィーダ本体部254との間の部分が連結部材330にほぼ沿って曲がるが、テープ化回路部品242がフィーダ本体部254上において垂直軸線まわりに回動してずれることはなく、長手方向がフィーダ本体部254の長手方向と平行な状態に保たれ、カバーテープ246を剥がされた先頭の回路部品150が精度良く部品供給部の部品取出位置に位置決めされる。
さらに、本回路部品装着システムが設置された床面の振動が減少し、回路部品装着装置14の部品吸着ノズル146により保持された回路部品150の位置ずれ,落下や、プリント基板20への回路部品150の装着位置のずれ、プリント基板20上に既に装着された回路部品150の位置ずれ等の発生が防止される。また、作業者に振動が伝わって不快感が与えられることも少なくなる。
1枚のプリント基板20に予定された全部の回路部品150の装着が終了すれば、円形テーブル202が供給開始位置、すなわち1番目に回路部品150を供給するフィーダ200の部品供給部が部品供給位置に位置する位置へ回転させられる。このとき、円形テーブル202の回転方向は、円形テーブル202に搭載されたフィーダ200が占める中心角に応じて決定される。中心角が180度より大きければ、供給時と同じ方向に回転させられ、180度より小さければ、供給時と逆向きに回転させられ、180度であればどちらでもよい。回転方向は、円形テーブル202の回転角度が少なくて済む方向に決定され、円形テーブル202が迅速に供給開始位置に戻される。
円形テーブル202は緩やかに加速され、一定回転速度に達してからはその速度で回転させられ、最終的に緩やかに減速されて供給開始位置に停止させられる。この際、円形テーブル202の上記一定回転速度は、フィーダ200の位置決め時の最大回転速度よりは大きくされ、できる限り短時間で供給開始位置に戻されるようにされるが、加,減速度の絶対値は同じまたは小さくされる。この戻り回転時においても、バケット400およびリール保持具310が円形テーブル202およびフィーダ本体部254に対して遅れ、円形テーブル202の停止後に基準相対位相に復帰することが許容されるため、供給装置の振動低減効果が得られる。
また、基板位置決め支持装置22においては、基板支持台40が原位置へ戻された後、上昇端位置へ上昇させられ、基板保持装置によるプリント基板20の保持が解除された後、基板搬入・搬出装置により搬出装置26へ搬出される。この搬出の後に、あるいは搬出と並行して、搬入装置24および基板搬入・搬出装置により、次に回路部品が装着されるべきプリント基板20が搬入され、基板保持装置により保持されて、次の装着の準備が為される。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、連結装置312が連結手段を構成し、係合部たる係合部材404,406を備えたバケット400がリール保持部規制部材を構成している。
なお、前述のように、バケット400を円形テーブル202に連結する連結装置402も、バケット400が円形テーブル202に対して遅れることを許容するとともに、連結部材416の回動に基づいてバケット400を基準相対位相へ復帰させる機能を有する。連結装置402は、バケット400を円形テーブル202に取り付ける規制部材取付装置であり、規制部材遅延・復帰装置であり、本実施形態においては、規制部材遅延・復帰装置が二重に設けられているということができる。
なお、前述のように、バケット400を円形テーブル202に連結する連結装置402も、バケット400が円形テーブル202に対して遅れることを許容するとともに、連結部材416の回動に基づいてバケット400を基準相対位相へ復帰させる機能を有する。連結装置402は、バケット400を円形テーブル202に取り付ける規制部材取付装置であり、規制部材遅延・復帰装置であり、本実施形態においては、規制部材遅延・復帰装置が二重に設けられているということができる。
また、円形テーブル202およびフィーダ本体部254とバケット400およびリール保持具310との相対回転可能角度は、テープ化回路部品242の供給の容易さの観点からは小さい方が望ましく、供給装置の振動低減の容易さの観点からは大きい方が望ましい。1ピッチ分の角度以内としてもある程度振動低減の効果が得られるが、一般的には、1ピッチ分より大きな角度とすることが望ましく、2ピッチ分以上とすることが更に望ましい。
装置発明の別の実施形態における回路部品供給装置を図14ないし図18に基づいて説明する。
本実施形態の回転型回路部品供給装置600においては、フィーダ200を保持する回転テーブルが2個の扇形テーブル602,604とされている。これら扇形テーブル602,604の各中心角は互いに等しく、本実施形態では120度より小さくされている。
本実施形態の回転型回路部品供給装置600においては、フィーダ200を保持する回転テーブルが2個の扇形テーブル602,604とされている。これら扇形テーブル602,604の各中心角は互いに等しく、本実施形態では120度より小さくされている。
図14に示すように、基台10に上下方向に固定された支持軸608には、スリーブ610が軸受612を介して上下方向に延びる軸線まわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられており、扇形テーブル602はスリーブ610の上部に同心に固定されている。スリーブ610の下端部には被駆動歯車614が固定されており、テーブル回転用サーボモータ616の回転が歯車618,620,622,624,626により減速されて伝達されることにより、扇形テーブル602が任意の位置へ任意の角速度で回転させられる。これらテーブル回転用サーボモータ616,被駆動歯車614,歯車618ないし626は、図16に示す制御装置690と共に独立回転駆動装置628を構成している。
スリーブ610の扇形テーブル602が固定された部分の下側の部分には、軸受630を介して扇形テーブル604が上下方向に延びる軸線まわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられている。扇形テーブル604の下端部には被駆動歯車632が固定されており、図15に示すように、テーブル回転用サーボモータ634の回転が歯車636,638,640,642,644により減速されて伝達されることにより、扇形テーブル604が任意の位置へ任意の角速度で回転させられる。これらテーブル回転用サーボモータ634,被駆動歯車632,歯車636ないし644は、制御装置680と共に独立回転駆動装置646を構成している。扇形テーブル602,604は、それぞれ専用の独立回転駆動装置628,646により回転させられるのである。
2個の扇形テーブル602,604にはそれぞれ、それぞれ複数個の位置決め溝が形成された部分円環状の位置決め板650,652,傾斜当接面を有する部分円環状のストッパ板654が固定されるとともに、複数のフィーダ200が取り付けられる部分にそれぞれ対応して係合装置656が設けられている。係合装置656は前記係合装置384と同様に構成されており、フィーダ200は前記実施形態におけると同様にして扇形テーブル602,604に取り付けられる。フィーダ本体部254は扇形テーブル602,604に、幅方向および長手方向に位置決めされるとともに、扇形テーブル602,604からの浮上がりを阻止された状態で取り付けられ、リール保持具310はフィーダ本体254の長手方向の中間部から下方へ垂下させられるのである。
リール保持具310は扇形テーブル602,604にそれぞれ取り付けられたバケット660,662に収容され、係合させられている。バケット660,662はそれぞれ、部分円環状であって、上方に開口する容器状を成し、内部には、それぞれ複数個ずつの嵌合溝を有し、部分円環状の係合部材664,666が固定されている。バケット660,662は、それぞれ3個ずつの連結装置668によって扇形テーブル602,604に相対回転可能に連結されている。連結装置668は、前記バケット400を円形テーブル202に連結する連結装置402と同様に構成され、2つずつのヒンジ装置670および連結部材672を有する。
また、扇形テーブル602,604にはそれぞれ、規制部材遅延・復帰装置676が2つずつ設けられている。規制部材遅延・復帰装置676は、前記実施形態の規制部材遅延・復帰装置450と同様に構成されており、2つずつの市販のショックアブソーバ678,679を含み、バケット660,662にそれぞれ、扇形テーブル602,604の回転方向と直角に設けられた係合部680の両側に対向して設けられている。
したがって、扇形テーブル602,604が滑らかに加速された後、滑らかに減速されて1ピッチ、すなわち扇形テーブル602,604の中心角を、扇形テーブル602,604に搭載可能な全部のフィーダ200の数で除した角度、回転させられてフィーダ200の部品供給部が部品供給位置に位置決めされるときや、部品供給開始位置への移動時、後述する待機領域への移動時等に、バケット660,662,リール保持具310がそれぞれ扇形テーブル602,604,フィーダ本体部254に対して遅れるとともに、扇形テーブル602,604,フィーダ本体部254の加速度および減速度より小さい加速度および減速度で扇形テーブル602,604およびフィーダ本体部254に追従して回転し、振動が少なくて済むことは前記実施形態と同じである。
回路部品供給装置600は、安全カバー684により覆われている。安全カバー684には開閉扉686が取り付けられている。開閉扉686はインタロックが解除されており、自動運転中であっても、作業者が手動で開閉扉686を開閉することができる。また、図示は省略するが、作業領域と待機領域とを仕切るシャッタ装置が設けられ、作業者が稼働中の扇形テーブルと接触しないようにされている。後述するように、本実施形態の回路部品供給装置600においては、2個の扇形テーブル602,604が交代で回路部品を供給する場合があり、待機領域は、回路部品を供給しない扇形テーブルが待機させられる領域であって、支持軸608に対して部品供給位置とは反対側に設けられ、扇形テーブル1個分の領域である。待機領域は、扇形テーブルが作業領域から退避する退避領域でもある。作業領域は支持軸608に対して部品供給位置側の領域であって、扇形テーブルに搭載可能な全部のフィーダ200を順次、部品供給位置に位置決めし得る広さを有し、回路部品の供給に使用される。作業領域は部品供給領域でもある。扇形テーブル602,604の各中心角は120度より小さく、作業領域において回路部品を供給する扇形テーブルは、供給開始位置,供給終了位置のいずれに位置する状態においても、待機領域で待機する扇形テーブルと干渉することはない。
シャッタ装置は、昇降可能に設けられた一対のシャッタを有する。シャッタは、待機領域と作業領域との間の2つの境界にそれぞれ昇降可能に設けられ、図示しない開閉装置たる昇降装置により、扇形テーブルに搭載されたフィーダ200より上方の退避位置と、フィーダ200の側方に位置する遮蔽位置とに昇降させられる。
本回路部品供給装置600を含む回路部品装着システムは、図16に示す制御装置690により制御される。制御装置690は、前記実施形態の制御装置520と同様にコンピュータ530を主体とするものであり、出力インタフェース534には、前記ベルト駆動モータ28等の他、駆動回路692,694を介してテーブル回転用サーボモータ616,634が接続されている。また、ROM524には、回路部品の装着,後述する3種類の回路部品供給モードの実施等に必要な種々のプログラムが格納されている。
なお、テーブル回転用サーボモータ616,634は、駆動源たる電動モータの一種であって、回転角度の制御可能なモータである。サーボモータに代えてステップモータを用いてもよい。
なお、テーブル回転用サーボモータ616,634は、駆動源たる電動モータの一種であって、回転角度の制御可能なモータである。サーボモータに代えてステップモータを用いてもよい。
本実施形態の回路部品供給装置600においては、ジョイントモード,同種基板用テーブル交代モードおよび異種基板用テーブル交代モードの3つのモードのうちの1つに従って回路部品が供給される。
ジョイントモードは、図17に示すように、2個の扇形テーブル602,604を一緒に回転させ、あたかも1個のテーブルであるかのように回路部品を供給させるモードである。供給する回路部品の種類が多く、扇形テーブル1個ではフィーダ数が不足する場合に実行される。
同種基板用テーブル交代モードは、2個の扇形テーブルにそれぞれ同じ種類のフィーダを搭載し、図18に示すように、一方の扇形テーブル604を稼働テーブルとして作業領域において回路部品を供給させ、他方の扇形テーブル602は待機テーブルとして待機領域に待機させ、稼働テーブルと待機テーブルとの交代の必要が生じたとき、例えば、テープ化回路部品がなくなって補給する必要が生じたときに稼働テーブルと待機テーブルとを交代させ、待機テーブルを稼働テーブルとして回路部品を供給させ、稼働テーブルを待機テーブルとして待機領域に待機させ、回路部品の補給等を行うモードである。
異種基板用テーブル交代モードは、図18に示すように、2個の扇形テーブル602,604の一方を稼働テーブルとし、他方を待機テーブルとして交代で回路部品を供給させるが、搭載されるフィーダ200の種類が異ならされ、回路部品を供給するプリント基板の種類が変わったとき、稼働テーブルと待機テーブルとを交代させ、待機テーブルを稼働テーブルとして回路部品を供給させ、待機テーブルを待機テーブルとして待機領域に待機させ、フィーダのプリント基板の種類に応じたものへの交換等を行うモードである。
ジョイントモードは、図17に示すように、2個の扇形テーブル602,604を一緒に回転させ、あたかも1個のテーブルであるかのように回路部品を供給させるモードである。供給する回路部品の種類が多く、扇形テーブル1個ではフィーダ数が不足する場合に実行される。
同種基板用テーブル交代モードは、2個の扇形テーブルにそれぞれ同じ種類のフィーダを搭載し、図18に示すように、一方の扇形テーブル604を稼働テーブルとして作業領域において回路部品を供給させ、他方の扇形テーブル602は待機テーブルとして待機領域に待機させ、稼働テーブルと待機テーブルとの交代の必要が生じたとき、例えば、テープ化回路部品がなくなって補給する必要が生じたときに稼働テーブルと待機テーブルとを交代させ、待機テーブルを稼働テーブルとして回路部品を供給させ、稼働テーブルを待機テーブルとして待機領域に待機させ、回路部品の補給等を行うモードである。
異種基板用テーブル交代モードは、図18に示すように、2個の扇形テーブル602,604の一方を稼働テーブルとし、他方を待機テーブルとして交代で回路部品を供給させるが、搭載されるフィーダ200の種類が異ならされ、回路部品を供給するプリント基板の種類が変わったとき、稼働テーブルと待機テーブルとを交代させ、待機テーブルを稼働テーブルとして回路部品を供給させ、待機テーブルを待機テーブルとして待機領域に待機させ、フィーダのプリント基板の種類に応じたものへの交換等を行うモードである。
各モードを更に詳細に説明する。
ジョイントモードに従って回路部品を供給する場合には、2個の扇形テーブル602,604が一緒に回転させられる。2個の扇形テーブル602,604のうち、回路部品を供給する扇形テーブルが主制御対象テーブルとされ、部品保持ヘッド64の部品吸着位置への到達に合わせてフィーダ200を交替すべく、回転加速度および減速度が設定される。2個の扇形テーブル602,604のうち、先行の扇形テーブルが回路部品を供給するときは、後続の扇形テーブルの加速度および減速度は先行の扇形テーブルより小さくされる。そのため、扇形テーブルが2個一緒に回転し、慣性モーメントは大きいが、振動の発生が少なくて済む。なお、先行の扇形テーブルが停止してフィーダ200が回路部品を供給している間に後続の扇形テーブルは先行の扇形テーブルに追いつき、両扇形テーブルが離れてしまうことはない。また、何らかの事情で先行の扇形テーブルが逆方向に回転する際には、後続の扇形テーブルも先行の扇形テーブルと同じ加速度,減速度で逆方向へ回転させられ、衝突が回避される。
ジョイントモードに従って回路部品を供給する場合には、2個の扇形テーブル602,604が一緒に回転させられる。2個の扇形テーブル602,604のうち、回路部品を供給する扇形テーブルが主制御対象テーブルとされ、部品保持ヘッド64の部品吸着位置への到達に合わせてフィーダ200を交替すべく、回転加速度および減速度が設定される。2個の扇形テーブル602,604のうち、先行の扇形テーブルが回路部品を供給するときは、後続の扇形テーブルの加速度および減速度は先行の扇形テーブルより小さくされる。そのため、扇形テーブルが2個一緒に回転し、慣性モーメントは大きいが、振動の発生が少なくて済む。なお、先行の扇形テーブルが停止してフィーダ200が回路部品を供給している間に後続の扇形テーブルは先行の扇形テーブルに追いつき、両扇形テーブルが離れてしまうことはない。また、何らかの事情で先行の扇形テーブルが逆方向に回転する際には、後続の扇形テーブルも先行の扇形テーブルと同じ加速度,減速度で逆方向へ回転させられ、衝突が回避される。
先頭の扇形テーブルが保持するフィーダ200による回路部品の供給が終了すれば、後続の扇形テーブルが保持するフィーダ200により回路部品が供給される。この交代時には、後続の扇形テーブルが先頭の扇形テーブルと同じ大きさの加速度,減速度で回転させられ、1番目に回路部品を供給するフィーダ200の部品供給部が迅速に部品供給位置に位置決めされる。なお、回路部品の供給を終えた扇形テーブルは待機領域(この待機領域は、同種基板用テーブル交代モード,異種基板用テーブル交代モードにおける待機領域と同じである)へ退避させられて、回路部品の供給終了を待つ。シャッタ装置のシャッタは開かれている。
後続の扇形テーブルによる回路部品の供給終了後、2個の扇形テーブル602,604は供給開始位置、すなわち先に回路部品を供給する扇形テーブルにおいて1番目に回路部品を供給するフィーダの部品供給部が部品供給位置に位置する位置へ移動させられ、次のプリント基板に装着される回路部品を供給する。この際、扇形テーブル602,604の回転方向は、回転角度が少なくて済む方向に設定される。本実施形態においては、回路部品供給時と同じ方向へ回転させられる。
フィーダ200においてテープ化回路部品がなくなった場合には、部品供給信号に基づいて扇形テーブル602,604が待機領域へ移動させられ、テープ化回路部品が補給される。回路部品がなくなったか否かは、複数のフィーダ200の各々について供給した回路部品の数がコンピュータ530においてカウントされることによりわかり、部品供給信号は各フィーダ200において全部の回路部品がなくなる前に発せられる。コンピュータ530の回路部品の供給数をカウントし、設定数に達したとき、部品供給信号を発する部分が部品切れ検出手段および信号発生手段を構成している。部品切れは、この他にも、例えば、キャリヤテープにマークを付すとともに、そのマークを検出するマーク検出手段を設けることによっても、検出することができる。なお、回路部品の補給は、1枚のプリント基板に供給すべき全部の回路部品の供給終了後に行われる。
回路部品補給のために待機領域へ移動する際の扇形テーブル602,604の回転方向は、回転角度が少なくて済む方向とされる。扇形テーブル602,604の移動後、作業者が開閉扉686を開き、テープ化回路部品がなくなったフィーダ200を、テープ化回路部品がセットされたフィーダ200に交換し、交換終了後、開閉扉686が閉じられ、スタートボタンが操作されれば、回路部品の装着が再開される。フィーダ交換時には、扇形テーブル602,604を回転させ、作業し易い位置へ移動させてもよい。
扇形テーブル602,604のそれぞれのフィーダ200について同時に回路部品の補給の必要が生じたのであれば、両テーブル602,604の両方についてフィーダ200の交換が行われる。主制御対象テーブルのフィーダ200について回路部品の補給の必要が生じた場合、主制御対象テーブルのみについて回路部品の供給を行ってもよいが、後続の扇形テーブルについて続いて部品供給信号が発せられるのであれば、その部品供給信号の発生後に回路部品の補給を行ってもよい。
同種基板用テーブル交代モードの実行時には、2つの扇形テーブル602,604が交代で回路部品を供給する。一方が回路部品を供給している間、他方の扇形テーブルは待機領域に待機させられており、稼働テーブルたる扇形テーブルによる回路部品の供給と並行して、テープ化回路部品がなくなったフィーダ200の交換等が行われる。一方の扇形テーブルは回路部品を供給しているが、インタロックが解除されていて開閉扉686を開くことができる。また、一対のシャッタは遮蔽位置へ降ろされており、作業者に待機領域と作業領域との境界がわかり、作業中の扇形テーブルとの接触が回避される。
現に回路部品を供給している稼働テーブルのフィーダ200について回路部品がなくなったならば、部品供給信号に基づいて、稼働テーブルと待機テーブルとが交代させられる。交代は、1枚のプリント基板に供給すべき全部の回路部品の供給終了後に行われる。部品供給信号が発せられたとき、待機領域においてフィーダ200の交換中であれば、回路部品の装着が中断され、フィーダ200の交換が終了し、開閉扉686が閉じられた後、スタートボタンの操作により待機テーブルと稼働テーブルとが交代し、供給,装着が再開されるとともに、待機テーブルについてフィーダ200の交換が行われる。このときシャッタは退避位置へ上昇させられ、稼働テーブルと待機テーブルとの交代を許容し、交代後、遮蔽位置へ下降させられる。
部品供給信号が発せられたとき、待機領域においてフィーダ200の交換が既に終了していれば、直ちにシャッタが開かれて稼働テーブルと待機テーブルとが交代させられる。
部品供給信号が発せられたとき、待機領域においてフィーダ200の交換が既に終了していれば、直ちにシャッタが開かれて稼働テーブルと待機テーブルとが交代させられる。
異種基板用テーブル交代モードの実行時には、2個の扇形テーブル602,604のうち、一方の扇形テーブルが回路部品を供給している間、他方の扇形テーブルは待機領域にあり、次に回路部品が装着されるプリント基板の種類に応じた回路部品を有するフィーダ200のセットが行われる。稼働テーブルのフィーダ200について回路部品がなくなった場合には、稼働テーブルが待機領域へ移動させられてフィーダ200の交換が行われる。この際、待機テーブルについてフィーダ200の交換作業中であれば、作業は中断される。
開閉扉686が閉じられればシャッタが開かれ、待機テーブルが待機領域から退避するとともに、稼働テーブルが待機領域へ移動し、開閉扉686が開かれて稼働テーブルについてフィーダ200の交換が行われる。交換終了後、開閉扉686が閉じられれば、稼働テーブルが作業領域へ移動させられて回路部品の供給を再開するとともに、待機テーブルが待機領域へ戻され、シャッタが閉じられ、待機テーブルについてフィーダ交換作業が中断されていたのであれば、作業が再開される。
回路部品が装着されるプリント基板の種類が変わったならば、シャッタが開かれ、稼働テーブルと待機テーブルとが交代させられ、待機テーブルが稼働テーブルとなって回路部品を供給し、稼働テーブルが待機テーブルとなってフィーダ200の交換等が行われる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、制御装置690の扇形テーブル602,604を一緒に回転させ、各扇形テーブル602,604に保持された複数個のフィーダ200を順次部品供給位置に位置決めして回路部品を供給させる部分がジョイントモード制御手段を構成し、先行の扇形テーブルを主制御対象テーブルとし、後続の扇形テーブルを主制御対象テーブルより小さい加,減速度で主制御対象テーブルに追従させる部分が緩追従制御手段を構成している。また、制御装置690の2つの扇形テーブル602,604の一方を稼働テーブルとし、他方を待機領域に維持させ、両者を必要に応じて交代させる部分がテーブル交代モード制御手段を構成している。制御装置690はまた、次に回路部品を装着すべきプリント基板の種類に応じてテーブル交代モード制御手段に稼働テーブルを交代させる手段、稼働テーブル上のフィーダにテープ化回路部品を供給する必要が生じた旨の信号に応じて、テーブル交代モード制御手段に稼働テーブルを交代させる手段も構成している。
なお、ジョイントモードにより回路部品を供給する場合、2個の扇形テーブルの各中心角の和が180度より小さければ、先行の扇形テーブルを、回路部品の供給終了後に退避させておく領域は、部品供給位置に対して180度隔たった領域よりも、部品供給領域側に設定することができ、後続の扇形テーブルによる回路部品の供給終了後、2個の扇形テーブルを回路部品の供給終了時とは逆向きに回転させて供給開始位置へ戻すことができる。
前記実施形態においてテープ化回路部品を案内する案内部材350,352は、板状の部材が湾曲させられたものとされ、テープ化回路部品の幅方向が、フィーダ本体部254とリール保持具310との相対移動方向とほぼ平行となるようにされていたが、連結装置312が設けられた部分においてテープ化回路部品242の幅方向が上記相対移動方向に対してほぼ直角になるようにしてもよい。
例えば、図19および図20に示すように、リール収容器の側壁318の延出部338と、フィーダ200の本体部材250の下面に固定された支持部材332とにそれぞれ、図20に示すように、環状の案内部材700を連結部材330の板面に対して、同じ方向に45度傾斜させて固定する。案内部材700の内法は、テープ化回路部品242が通過可能であって、ねじり状態を維持し得る大きさとされている。さらに、延出部338の案内部材700が固定された部分の上側の部分と、支持部材332の案内部材700が固定された部分の下側の部分とにそれぞれ、環状の案内部材702を内側空間の長手方向が延出部338,支持部材332の板面と平行となる向きに固定する。案内部材702の内法は、テープ化回路部品242が通過可能であって、ねじり状態を維持し得る大きさとされている。支持部材332にはまた、板状を成し、湾曲させられた案内部材704が固定されている。延出部338には、案内部材700,702が前記2個の案内部材350に代えて設けられる。
なお、テープ化回路部品242はエンボスタイプであり、案内部材700,702の長さ(円形テーブルの回転軸線に平行な方向の寸法)は、少なくとも1個の部品収容部が内部に位置する大きさとされる。
なお、テープ化回路部品242はエンボスタイプであり、案内部材700,702の長さ(円形テーブルの回転軸線に平行な方向の寸法)は、少なくとも1個の部品収容部が内部に位置する大きさとされる。
テープ化回路部品242をリール収容器から引き出した後、案内部材700,702に通して本体部材250へ導く。下側の案内部材700に通されたテープ化回路部品242は45度捩じられ、下側の案内部材702に通されることにより更に45度捩じられ、合計90度捩じられる。テープ化回路部品242は、上側の案内部材702に通されて90度捩じられた状態に保たれ、その後、上側の案内部材700に通されて45度捩じり戻されるとともに、案内部材704に案内されて更に45度捩じり戻され、合計90度捩じり戻される。
テープ化回路部品242のフィーダ本体部とリールとの間にあって、リール保持具のフィーダ本体部に対する相対移動時に連結部材330にほぼ沿って曲がる部分は、幅方向が相対移動方向に対して直角な姿勢にされるのである。そのため、リール保持具がフィーダ本体部に対して相対移動するとき、テープ化回路部品242は連結部材330にほぼ沿って容易に曲がり、テープ化回路部品242のスムーズな送りを確保しつつリール保持具のフィーダ本体部に対する相対移動が許容されるとともに、隣接するフィーダ200の連結装置312との干渉が回避される。
また、前記各実施形態において規制部材遅延・復帰装置450,676は互いに対向して設けられた2個ずつのショックアブソーバ452,454,678,679を含むものとされていたが、規制部材遅延・復帰装置は、図21に示すショックアブソーバ720により構成してもよい。
図示しない円形テーブルに固定のハウジング722内のシリンダボア724には、ピストン726が液密を保って摺動可能に嵌合されている。ピストン726の両側にはそれぞれピストンロッド728,730が突設され、ハウジング722から突出させられるとともに、一方のピストンロッド730はバケット400の係合部456に固定されている。ピストン726の両側の第1液室732,第2液室734内にはそれぞれ、付勢手段の一種である弾性部材としての第1圧縮コイルスプリング736,第2圧縮コイルスプリング738が配設されている。これら圧縮コイルスプリング736,738は同じものである。ピストン726には、第1液室732と第2液室734とを連通させる通路740が形成されるとともに、通路740には絞り742が設けられている。
図示しない円形テーブルに固定のハウジング722内のシリンダボア724には、ピストン726が液密を保って摺動可能に嵌合されている。ピストン726の両側にはそれぞれピストンロッド728,730が突設され、ハウジング722から突出させられるとともに、一方のピストンロッド730はバケット400の係合部456に固定されている。ピストン726の両側の第1液室732,第2液室734内にはそれぞれ、付勢手段の一種である弾性部材としての第1圧縮コイルスプリング736,第2圧縮コイルスプリング738が配設されている。これら圧縮コイルスプリング736,738は同じものである。ピストン726には、第1液室732と第2液室734とを連通させる通路740が形成されるとともに、通路740には絞り742が設けられている。
円形テーブルが回転するとき、例えば、図21において右方へ回転するとすれば、ケーシング722が円形テーブルと共に移動し、ピストン726が第1圧縮コイルスプリング736を圧縮しつつシリンダボア724内に引っ込む向きに移動する。このとき、第2圧縮コイルスプリング738が伸長し、第1圧縮コイルスプリング736が圧縮され、バケット400およびリール保持具は円形テーブルおよびフィーダ本体部に対して遅れる。
バケット400およびリール保持具を円形テーブルおよびフィーダ本体部に対して遅れようとさせる慣性力と、第1圧縮コイルスプリング736の付勢力とが釣り合うようになれば、バケット400は第1圧縮コイルスプリング736の付勢力により円形テーブルに追従する向きに回転させられる。このとき、通路740を通って第2液室734から第1液室732へ液が流入することにより、ピストン726の移動が許容されるが、液の流入が絞り742により絞られるため、バケット400の回転速度が減少させられ、バケット400は円形テーブルの回転時の加速度,減速度より小さい加速度,減速度で円形テーブルに追従し、振動が少なくて済む。
円形テーブルが逆方向(図21において左方)へ回転するときには、第2圧縮コイルスプリング738が圧縮され、その付勢力によりバケット400が円形テーブルに追従させられるとともに、絞り742の絞り作用により加速度,減速度が小さく抑えられる。
円形テーブルが逆方向(図21において左方)へ回転するときには、第2圧縮コイルスプリング738が圧縮され、その付勢力によりバケット400が円形テーブルに追従させられるとともに、絞り742の絞り作用により加速度,減速度が小さく抑えられる。
さらに、前記実施形態において、バケット400は2つのヒンジ装置414を有する規制部材取付装置たる連結装置402によって円形テーブル202に相対回転可能に連結されていたが、規制部材取付装置は、図22に示すように、円形テーブル202とバケット400とにそれぞれ固定されるとともに、相対回転可能に嵌合させられたガイド部材760,762を含むものとしてもよい。
ガイド部材760は断面形状がT字形の円環状を成し、係合突部764を備え、円形テーブル202の下面に同心に固定されている。ガイド部材762も円環状を成し、係合突部764が円周方向に相対移動可能かつ円形テーブル202の回転軸線に平行な方向に抜け出し不能に嵌合される逆T字形断面の係合凹部766が設けられ、バケット400に固定されている。円形テーブル202が回転させられるとき、ガイド部材760と762とが相対回転し、バケット400が円形テーブル202に対して相対回転する。
これら一対のガイド部材は、円形テーブルおよびバケットの全周にわたって設けてもよく、部分円環状のガイド部材を複数箇所に設けてもよい。また、円形テーブルとバケットとの一方に円環状のガイド部材を設け、他方に部分円環状のガイド部材を複数箇所に設けてもよい。
なお、このように規制部材取付装置を一対のガイド部材を含むものとする場合、リール保持部規制部材を基準相対位相に復帰させるべく、復帰装置の一種である付勢手段を設ける。更にダンパ手段を設けてもよい。
これら一対のガイド部材は、円形テーブルおよびバケットの全周にわたって設けてもよく、部分円環状のガイド部材を複数箇所に設けてもよい。また、円形テーブルとバケットとの一方に円環状のガイド部材を設け、他方に部分円環状のガイド部材を複数箇所に設けてもよい。
なお、このように規制部材取付装置を一対のガイド部材を含むものとする場合、リール保持部規制部材を基準相対位相に復帰させるべく、復帰装置の一種である付勢手段を設ける。更にダンパ手段を設けてもよい。
なお、前記実施形態においては、円形テーブルの回転時に、リール保持部の全体がフィーダ本体部に対して、円形テーブルの回転に伴うフィーダの移動方向とほぼ平行な方向に平行移動するようにされていたが、図23に示すように、リール保持部たるリール保持具780をフィーダ本体部782に、円形テーブル(図示省略)の回転によるフィーダ784の移動方向と直交する回動軸線まわりに相対回動可能に連結してもよい。
リール保持具780およびフィーダ本体部782は、図23には概略的に図示されているが、前記リール保持具310およびフィーダ本体部254と同様に構成されており、フィーダ本体部254は回転テーブルたる扇形テーブル(図示省略)に固定されている。リール保持具780は、リール収容器786およびリールを回転可能に支持する軸(図示省略)を備えており、リール収容器786はフィーダ本体部782に軸788により、フィーダ784の移動方向と直交する回動軸線まわりに相対回動可能に取り付けられている。
各リール保持具780のリール収容器786の一対の側面(リール支持軸を支持する一対の側壁の外面)792の下部にはそれぞれ、クッション部材794が設けられている。クッション部材794は、例えば、発泡ウレタンゴム等の発泡材により作られており、クッション部材794の表面には、高摩擦係数材料層たるゴム層796が設けられている。隣接するリール保持具780の間の間隔は、フィーダ本体部782に対して回動していない状態において、各リール保持具780に設けられたクッション部材794のゴム層796の間に僅かな隙間が設けられる大きさとされている。
扇形テーブルが回転させられ、フィーダ本体部782が扇形テーブルと共に図23に矢印で示す方向へ移動させられれば、リール保持具780は、図24に示すように、軸788の軸線まわりに回動してフィーダ本体部782に対して遅れる。この際、隣接するリール保持具780は、その間の隙間が小さくなり、互いに当接するが、クッション部材794において当接するため、衝突音が小さくて済む。この状態から更にリール保持具780が回動すれば、クッション部材794が圧縮されるとともに、隣接するリール保持具780はその側面に平行な方向に相対移動する。このとき、リール保持具780はゴム層796において接触し、相対移動するため、リール保持具780の揺動(振動)が減衰される。リール保持具780がフィーダ本体部782に対して回動し、遅れるとき、位置エネルギが蓄えられ、リール保持具780は基準相対位相へ復帰させられる。複数のフィーダの各リール保持具780は回動に伴ってフィーダの部品供給部が並ぶ方向において広がるが、これらフィーダは扇形テーブルに搭載されているため、広がりが許容される。
リール保持具をフィーダ本体部に相対回動可能に連結する場合にも、隣接するリール保持具同士をリール保持部規制部材により連結してもよい。例えば、図25および図26に示すように、リール保持具800を構成するリール収容器802の円形テーブル(図示省略)の回転軸線側とは反対側の端面804に係合ピン806を立設して係合部を設け、リール保持部規制部材808を係合させる。係合ピン806は段付状を成す。リール保持部規制部材808は板状を成し、可撓性を有さず、剛体製であり、リール保持具800に対応する位置にそれぞれ、下面に開口する被係合部たるU字形の切欠810が形成され、各切欠810において係合ピン806の小径部812に相対回動可能に係合させられている。リール保持部規制部材808は、係合ピン806の大径部814により係合ピン806からの係合ピン806の軸線に平行な方向における抜出しが防止されている。
隣接するリール保持具800間には、リール保持具800がフィーダ本体部816に対して回動しても、互いに衝突することのない隙間が設けられている。したがって、回転テーブルが回転させられ、図27に示すように、リール保持具800がフィーダ本体部816に対して軸818の軸線まわりに回動しても、隣接するリール保持具800同士が衝突することはない。複数のリール保持具800同士はリール保持部規制部材808によって連結されており、個々独立に揺動して衝突することがない。リール保持具800がフィーダ本体部816に対して回動し、リール保持部規制部材808がリール保持具800と共に僅かに上昇することにより位置エネルギが蓄えられ、リール保持具800,リール保持部規制部材808が基準相対位相へ復帰させられる。
図25〜図27に示す実施形態において、複数のリール保持具をリール保持部規制部材により連結するとともに、各リール保持具にクッション部材を設けてもよい。クッション部材を設ければ、隣接するリール保持具が衝突しても、クッション部材において衝突するため、衝突音が小さくて済む。当接後、リール保持具が更に回動するとき、クッション部材は圧縮され、リール保持具の回動を許容する。クッション部材自体を摩擦係数の高い材料により形成するか、あるいはクッション部材の表面に高摩擦係数材料層を形成すれば、振動が減衰される。あるいは前記各実施形態におけると同様に、1組あるいは2組の付勢手段およびダンパ手段を含む規制部材遅延・復帰装置を設け、リール保持部規制部材808を基準相対位相に復帰させるとともに、復帰時の移動速度を減少させるようにしてもよい。
また、複数のリール保持具をゴム等の可撓性を有するリール保持部規制部材により連結し、複数のリール保持具が個々独立に揺動しないようにしてもよい。この場合、隣接するリール保持具が当接後、更に回動するとき、リール保持部規制部材が伸びてリール保持具の回動を許容する。また、リール保持具にクッション部材を設ければ、隣接するリール保持具の当接時の衝突音が低減され、クッション部材自体を摩擦係数の高い材料により形成するか、あるいはクッション部材の表面に高摩擦係数材料層を形成すれば、リール保持具が更に回動するとき、摩擦により振動が減衰される。
図23および図24に示す実施形態において、クッション部材自体を摩擦係数の高い材料により形成し、摩擦により振動を減衰させてもよい。
回転テーブルを扇形テーブルとすれば、リール保持具の回動に伴う広がりが許容されるが、例えば、隣接するリール保持具間に回動時に互いに衝突しないだけの隙間を設ければ、リール保持具回動時に複数のリール保持具が広がることはなく、円形テーブルを用いることができる。あるいは円形テーブルに搭載可能な全部の数より少ない数のフィーダを搭載し、フィーダ群を扇形状にすればリール保持具回動時の広がりが許容され、円形テーブルを用いることができる。
また、複数のリール保持具をゴム等の可撓性を有するリール保持部規制部材により連結し、複数のリール保持具が個々独立に揺動しないようにしてもよい。この場合、隣接するリール保持具が当接後、更に回動するとき、リール保持部規制部材が伸びてリール保持具の回動を許容する。また、リール保持具にクッション部材を設ければ、隣接するリール保持具の当接時の衝突音が低減され、クッション部材自体を摩擦係数の高い材料により形成するか、あるいはクッション部材の表面に高摩擦係数材料層を形成すれば、リール保持具が更に回動するとき、摩擦により振動が減衰される。
図23および図24に示す実施形態において、クッション部材自体を摩擦係数の高い材料により形成し、摩擦により振動を減衰させてもよい。
回転テーブルを扇形テーブルとすれば、リール保持具の回動に伴う広がりが許容されるが、例えば、隣接するリール保持具間に回動時に互いに衝突しないだけの隙間を設ければ、リール保持具回動時に複数のリール保持具が広がることはなく、円形テーブルを用いることができる。あるいは円形テーブルに搭載可能な全部の数より少ない数のフィーダを搭載し、フィーダ群を扇形状にすればリール保持具回動時の広がりが許容され、円形テーブルを用いることができる。
なお、2つの扇形テーブルを有する回路部品供給装置においてジョイントモードによって回路部品を供給するとき、2つの扇形テーブルを常時一緒に回転させることは不可欠ではなく、後続の扇形テーブルは待機領域で待機させ、先行の扇形テーブルによる回路部品の供給終了間際に、先行の扇形テーブルに追従する位置へ移動させて一緒に回転させてもよい。
また、図1〜図13に示す実施形態において円形テーブル202とバケット400とを連結する連結装置402および規制部材遅延・復帰装置450はそれぞれ4個ずつ設けられていたが、4個に限らず、何個設けてもよい。連結装置402は2個以上設けることとなるが、規制部材遅延・復帰装置450は、その数が多いほどバケットの強度を低くすることができる。バケットが受ける多数のリール保持具310の慣性力の少なくとも一部を規制部材遅延・復帰装置450が受け、規制部材遅延復帰装置450の数が多いほど、多くの慣性力が受けられることとなるからである。
さらに、図14〜図18に示す実施形態において、扇形テーブル602,604とバケット400とを連結する連結装置668は3個設けられ、規制部材遅延・復帰装置676は2個設けられていたが、連結装置は3個に限らず、2個あるいは4個以上設けてもよく、規制部材遅延・復帰装置は2個に限らず、1個または3個以上設けてもよい。
さらに、図14〜図18に示す実施形態において、扇形テーブル602,604とバケット400とを連結する連結装置668は3個設けられ、規制部材遅延・復帰装置676は2個設けられていたが、連結装置は3個に限らず、2個あるいは4個以上設けてもよく、規制部材遅延・復帰装置は2個に限らず、1個または3個以上設けてもよい。
さらに、前記実施形態では、円形テーブル,扇形テーブルは原則として一方向に回転して回路部品を供給するものとしたが、円形テーブル,扇形テーブルの正,逆両方向の回転により回路部品を供給するようにしてもよい。例えば、1種類のプリント基板に供給する回路部品の数が少なく、回路部品の供給に必要なフィーダの数が、円形テーブルに固定し得る全部のフィーダ数より少なければ、円形テーブルの一部に複数のフィーダが固定されることとなり、円形テーブルの正方向への回転により複数のフィーダの各部品供給部を順次部品供給位置に位置決めして回路部品を供給させた後、円形テーブルを逆方向に回転させ、複数のフィーダの各部品供給部を逆の順序で順次部品供給位置に位置決めして回路部品を供給させるのである。このようにすれば、一方向の回転により回路部品を供給させる場合のように、複数のフィーダの全部による回路部品の供給終了後、円形テーブルを供給開始位置へ戻さなくてもよく、その分、供給能率を向上させることができる。円形テーブルの一方向の回転により回路部品を供給させる場合、複数のフィーダが円形テーブル上に占める中心角が180度より小さければ、供給開始位置へ戻すために円形テーブルを部品供給時と同じ方向へ回転させるよりも、逆方向へ回転させた方が回転角度が少なくて済み、短時間で供給開始位置へ戻すことができるが、それでも戻し時間が必要であるのに対し、逆方向の回転時にも回路部品を供給させるようにすれば、戻し時間が不要であり、供給能率を向上させることができる。複数のフィーダが円形テーブル上に占める中心角が180度以上(360度より小さい)であっても、逆方向の回転により回路部品を供給させれば、戻し時間がなくなり、回路部品を能率良く供給し得る。また、1つの円形テーブルに複数種類のプリント基板用のフィーダを取り付け、プリント基板の種類毎に円形テーブルを正逆両方向に回転させて回路部品を供給させてもよい。1種類のプリント基板用の複数のフィーダの集合であるフィーダ群を、円形テーブル上に複数群設け、各群毎に円形テーブルを正逆両方向に回転させ、プリント基板の種類に応じたフィーダ群の各フィーダに回路部品を供給させるのである。扇形テーブルの場合も、逆方向の回転時にフィーダに回路部品を供給させてもよい。
また、前記各実施形態においては、円形テーブル,扇形テーブルが正,逆いずれの方向に回転してもリール保持具,バケットがフィーダ本体部,円形テーブル,扇形テーブルに対して遅れて振動が抑制されるようになっていたが、回路部品の供給時の円形テーブルの回転方向が一方向に決まっており、逆方向には回転しないのであれば、付勢手段およびダンパ手段は1組設けるのみでよい。バケットに設けられた係合部の円形テーブルの回転方向において上流側に付勢手段を設け、下流側にダンパ手段を設けるのである。このダンパ手段は、リール保持部規制部材が基準相対位置に復帰する際の相対移動速度を、基準相対位置から遠ざかる際の相対移動速度より小さく抑制する方向性ダンパ手段とされる。
さらに、前記実施形態において、リール保持具は軸を有し、テープ化回路部品が巻き付けられたリールを軸により回転可能に支持するものとされていたが、リール支持部材は軸に限らず、例えばリール収容器内に複数個のローラをリール保持具の幅方向に平行な回転軸線まわりに回転可能に設け、それらローラによりリールを回転可能に支持するようにしてもよい。
また、エンボスタイプのテープ化回路部品は、長手形状を成す一対の被支持部の間から帯状の部品収容部が突設されるとともに、その部品収容部に多数の部品収容凹部が等間隔で形成されたものでもよい。さらに、テープ化回路部品は、エンボスタイプに限らず、その他にも、例えば、厚さが一定のキャリヤテープに等間隔で形成された多数の部品収容凹部の各々に回路部品が収容されるとともに、カバーテープにより部品収容凹部からの飛出しが防止され、キャリヤテープが幅方向の全体においてフィーダ本体部の案内面により下方から支持されて送られるものでもよい。
さらに、本発明は、上記各実施形態の構成要素の組合わせを変えた態様で実施することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施することができる。
12:回転型回路部品供給装置 200:フィーダ 202:円形テーブル 204:テーブル駆動装置 250:本体部材 252:送り装置 254:フィーダ本体部 308:リール 310:リール保持具 312:連結装置 328:ヒンジ装置 330:連結部材 332:支持部材 334,342:ヒンジ部材 344:ヒンジピン 400:バケット 402:連結装置 414:ヒンジ装置 416:連結部材 450:規制部材遅延・復帰装置 520:制御装置 600:回転型回路部品供給装置 602,604:扇形テーブル 628,646:独立回転駆動装置 660:バケット 668:連結装置 676:規制部材遅延・復帰装置 690:制御装置 720:ショックアブソーバ 780:リール保持具 782:フィーダ本体部 784:フィーダ 800:リール保持具 808:リール保持部規制部材 816:フィーダ本体部
Claims (9)
- それぞれ1種類ずつの回路部品を収容し、各部品供給部から順次1個ずつ供給するフィーダであって、
前記回路部品を前後方向に送って前記部品供給部に1個ずつ位置決めする送り機構を備えたフィーダ本体部と、
そのフィーダ本体部から垂下した姿勢で設けられ、テープ化回路部品が巻き付けられたリールを、そのリール全体がフィーダ本体部より下方に位置する状態で保持するリール保持部と
を含むことを特徴とするフィーダ。 - 前記リール保持部を前記フィーダ本体部に連結する連結手段を含む請求項1に記載のフィーダ。
- 前記連結手段が、前記リール保持部を前記フィーダ本体部に、そのリール保持部とそのリール保持部に保持されたリールとの少なくとも重心がフィーダ本体部の幅方向に相対移動可能に連結するものである請求項2に記載のフィーダ。
- 前記連結手段が、
上下方向に延びる連結部材と、
その連結部材の両端部をそれぞれ、前記前後方向と平行で、かつ互いに上下方向に隔たった2本の回動軸線の各々のまわりに回動可能に前記フィーダ本体部と前記リール保持部とに連結する2つのヒンジ手段と
を含む請求項3に記載のフィーダ。 - 前記フィーダ本体部が、前記前後方向と平行な方向に長く延びる長手形状を有するものであり、その長手形状のフィーダ本体部の長手方向の中間部から前記リール保持部が垂下しており、前記フィーダ本体部が、そのリール保持部が垂下している中間部の片側に、取付部に取り付けられる被取付部を有する一方反対側には有さず、その反対側に前記部品供給部が設けられている請求項1ないし4に記載のフィーダ。
- 前記リール保持部が、前記幅方向において、リール全体が前記フィーダ本体部と重複した状態でリールを保持するものである請求項1ないし5のいずれかに記載のフィーダ。
- 前記リール保持部が、前記前後方向において、リールの半分以上の部分が前記フィーダ本体部と重複した状態でリールを保持するものである請求項1ないし6のいずれかに記載のフィーダ。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載のフィーダを複数備えた回路部品供給装置と、
その回路部品供給装置の前記複数フィーダの各々から供給される回路部品が装着されるべき回路基材を支持する基材支持装置と、
前記複数のフィーダの各々から回路部品を受け取って前記記載支持装置に支持された回路基材に装着する回路部品装着装置と
を含み、かつ、前記リール保持部が前記リールを前記基材支持装置より下方の位置において保持する回路部品装着システム。 - 前記基材支持装置が、前記回路基材を支持する回路基材支持部材と、その回路基材支持部材を前記旋回軸線に直角な平面内の任意の位置へ移動させる回路基材支持部材移動装置とを含むとともに、前記フィーダ本体部が前記基板支持装置より高い位置に設けられ、回路部品の装着時に前記基板支持装置に支持された回路基材を前記フィーダ本体部と前記リール保持部との間へ進入させることが可能な請求項8に記載の回路部品装着システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004140575A JP2004228604A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | フィーダおよび回路部品装着システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004140575A JP2004228604A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | フィーダおよび回路部品装着システム |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9121187A Division JPH10313195A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 回転型回路部品供給装置および回路部品供給方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004228604A true JP2004228604A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32906442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004140575A Pending JP2004228604A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | フィーダおよび回路部品装着システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004228604A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2077707A4 (en) * | 2006-10-06 | 2010-12-01 | Yamaha Motor Co Ltd | PARTS FEEDING DEVICE AND SURFACE MACHINE |
| KR101231186B1 (ko) | 2008-02-22 | 2013-02-07 | 삼성테크윈 주식회사 | 전동 피더의 모터위상 보정방법 |
-
2004
- 2004-05-11 JP JP2004140575A patent/JP2004228604A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2077707A4 (en) * | 2006-10-06 | 2010-12-01 | Yamaha Motor Co Ltd | PARTS FEEDING DEVICE AND SURFACE MACHINE |
| US8220141B2 (en) | 2006-10-06 | 2012-07-17 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Component supply apparatus and surface mounter |
| KR101231186B1 (ko) | 2008-02-22 | 2013-02-07 | 삼성테크윈 주식회사 | 전동 피더의 모터위상 보정방법 |
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