JP2004233682A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】防塵用布を用いずに、マイクロンホンまたはスピーカへのゴミの付着を防止する。
【解決手段】カメラ本体11には、マイクロホン30が設けられ、カメラ本体11の前面を覆う前面カバー14には、マイクロホン30に通じる開口31が設けられている。前面カバー14に、電源スイッチ27をオンさせる位置とオフさせる位置とでスライド自在なグリップ補助部材13を設ける。グリップ部補助部材13に、グリップ部補助部材13が電源オフ位置に移動したときには開口31を塞ぎ、電源オン位置に移動したときには開口31を外部に露呈させる貫通穴25を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】カメラ本体11には、マイクロホン30が設けられ、カメラ本体11の前面を覆う前面カバー14には、マイクロホン30に通じる開口31が設けられている。前面カバー14に、電源スイッチ27をオンさせる位置とオフさせる位置とでスライド自在なグリップ補助部材13を設ける。グリップ部補助部材13に、グリップ部補助部材13が電源オフ位置に移動したときには開口31を塞ぎ、電源オン位置に移動したときには開口31を外部に露呈させる貫通穴25を設ける。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに関し、更に詳しくは、音声の録音機能または再生機能を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラボディの前面に、ホールディング時に指掛かりとなるグリップ補助部材をスライド自在に取り付け、このグリップ補助部材のスライド操作に連動してカメラ本体の電源を切替えるデジタルカメラがよく知られている。このような電源切替機構を持つデジタルカメラが例えば特許文献1に記載されている。さらに、このデジタルカメラは、近年急速に普及しており、小型化及び低価格化が進む一方で高機能化が進んでいる。AE機能、AF機能及びズーム機能などはもちろんのこと、音声とともに動画を記録する機能、さらに、記録した音声や動画を再生する機能が設けられているものもある。
【0003】
音声の録音または再生は、カメラボディを覆う本体カバーの内側に設けられたマイクロホンまたはスピーカを介して行われる。本体カバーには、マイクロホン用またはスピーカ用の開口が設けられている。この開口は、マイクロホンまたはスピーカへの埃やゴミの付着を防ぐために、防塵用布で覆われるのが通常である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−298773号公報 (第3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マイクロホン用またはスピーカ用の開口を防塵用布で覆ってしまうと、開口の開口率が小さくなってマイクロホン及びスピーカの性能が下がってしまうという欠点がある。さらに、デジタルカメラの部品数及び組立工程数が増えるため、コスト上昇を招く恐れがある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するものであり、防塵用布を用いずに、マイクロホンまたはスピーカへ施す防塵対策を低コストに行うことを可能にしたカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカメラは、音声の録音または再生機能を有し、カメラボディの外装にマイクロホンまたはスピーカに通じる開口が設けられたデジタルカメラにおいて、前記外装の前面に電源スイッチのオフ位置とオン位置との間でスライド操作されるスイッチ操作部材を設け、このスイッチ操作部材にスイッチ操作部材がオフ位置に移動したときには前記開口を塞ぎ、スイッチ操作部材がオン位置に移動したときには前記開口を外部に露呈させる開口規制部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
さらに、本発明では、スイッチ操作部材は、カメラボディの前面にスライド自在に設けられ、前記オン位置では右手グリップ側側面に接近したグリップ位置に移動し、オフ位置では右手グリップ側側面から離れた不使用位置に移動されるグリップ補助部材であることが好ましい。
【0009】
また、本発明では、開口規制部は、前記グリップ補助部材の上端側または下端側に形成された貫通穴であり、グリップ補助部材がグリップ位置に移動することによって前記開口と重なり合って開口を外部に露呈させることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。図1(A),(B)は、本発明を実施した録音機能付きデジタルカメラの外観を示す斜視図である。(A)は電源オフ状態を示し、(B)は電源オン状態を示している。デジタルカメラ10は、各種撮影機構及び録音機能が組み込まれたカメラ本体11(図2参照)と、カメラ本体11を覆う本体カバー12と、本体カバー12の前面に取り付けられたグリップ補助部材13とからなる。
【0011】
本体カバー12は、カメラ本体11の前面を覆う前面カバー14と、カメラ本体11の背面を覆う背面カバー15とからなる。前面カバー14には、グリップ補助部材13を取り付けるためのガイド溝14a,14b、撮影レンズ17を保持するレンズ鏡筒18が出入りする撮影窓19、ストロボ発光窓20、ファインダ対物窓21等が設けられている。また、背面カバー15にはシャッタボタン22の他に、図示は省略するが、カラー液晶モニタ、接眼ファインダ窓、ズームスイッチや十字キーなどの各種機能ボタン等が設けられている。
【0012】
グリップ補助部材13には、ホールディングした指を掛けることができる隆起部が形成されており、さらに、後述する録音用の貫通穴25が設けられている。グリップ補助部材13は、ガイド溝14a,14bに取り付けられ、前面カバー14の端面(右手グリップ側側面)に近接したグリップ位置と、これから離れる不使用位置との間でスライド自在である。このグリップ補助部材13のスライド操作に連動してデジタルカメラ10の電源が切替えられる。つまり、不使用位置とは、電源をオフする電源オフ位置であり、グリップ位置とは、電源をオンする電源オン位置である。グリップ補助部材13を図中右方向の電源オフ位置にスライドさせることで電源がオフされ、左方向の電源オン位置にスライドさせることで電源がオンされる。また、図示は省略するが、グリップ補助部材13及び前面カバー14には、グリップ補助部材13を、電源オフ位置及び電源オン位置で係止する係止機構が設けられている。
【0013】
電源オフ状態では、図1(A)に示すように、レンズ鏡筒18はカメラ本体11に収納され、撮影レンズ17はレンズカバー26によって保護される。電源がオンされると、図1(B)に示すように、レンズカバー26が本体カバー12の内面側に待避し、撮影窓19からレンズ鏡筒18を繰り出して撮影可能な状態となる。カメラ本体11に設けられた録音機構も、グリップ補助部材13を電源オン位置にスライドさせることにより使用可能な状態となる。
【0014】
図2は、上述の電源切替機構及び録音機構を示した分解斜視図である。電源切替機構は、カメラ本体11に設けられた電源スイッチ27と、前面カバー14に設けられた穴28と、グリップ補助部材13の内面側に設けられたガイド溝29とから構成されている。電源スイッチ27には、ボタン27aが設けられている。ボタン27aが押圧されているときには、電源スイッチ27はオンになり、押圧が解除されると電源スイッチ27はオフになる。ボタン27aは、穴28に挿通し、ガイド溝29と係合する。
【0015】
ガイド溝29は、グリップ補助部材13のスライド方向に対して平行であり、さらに、図中右端部に突出部29aが設けられている。また、ガイド溝29は、グリップ補助部材13のスライド量に応じた長さにしてある。そのため、グリップ補助部材13が電源オフ位置にあるときには、ボタン27aがガイド溝29の左端部と当接し、グリップ補助部材13が電源オン位置にあるときには、ボタン27aがガイド溝29の右端部と当接する。
【0016】
録音機構は、グリップ補助部材部13に設けられた貫通穴25と、前面カバー14に設けられた開口31と、開口31の裏側に設けられたマイクロホン30とから構成される。開口31は、グリップ補助部材13が電源オフ位置にあるときには、グリップ補助部材13によって塞がれ、尚且つグリップ補助部材13が電源オン位置にスライドされたときには、貫通穴25によって外部に露呈される。
【0017】
また、図示は省略するが、カメラ本体11には、マイクロホン30から集音された音声データをデジタルデータに変換するA/D変換器、デジタルカメラ10の各部を制御するCPU、記録されたデータを保管するRAM等が設けられている。
【0018】
次に、図3(A),(B)及び図4(A),(B)を参照にして、上記実施形態の作用について説明する。図3は電源オフの状態を示し、図4は電源オンの状態を示している。図3(A)において、グリップ補助部材13は、上述の係止機構により電源オフ位置に係止され、撮影レンズ17はレンズカバー26によって保護されている。このときの貫通穴25と開口31との位置関係を図3(B)に示す。
【0019】
図3(B)は、図3(A)のaa’間をデジタルカメラ10の上面側から見た断面図である。開口31はグリップ補助部材13により塞がれるため、開口31を防塵用布で覆う必要がない。したがって、従来の録音機能付きデジタルカメラより開口の開口率を上げることが可能となり、マイクロホンの集音性能が上がる。
【0020】
電源オン時には、グリップ補助部材13を図中左方向にスライドさせる。図4(A)に示すように、グリップ補助部材13は、電源オン位置までスライドされ、係止機構により係止される。このとき、ボタン27aは、突出部29aによって押圧されるため、電源スイッチ27がオンされ、撮影が可能となる。このときの貫通穴25と開口31との位置関係を図4(B)に示す。
【0021】
図4(B)は、図4(A)のbb’間をデジタルカメラ10の上面側から見た断面図である。貫通穴25と開口31とが重なり合うため、開口31が外部に露呈され録音が可能となる。
【0022】
貫通穴25及び開口31は、デジタルカメラ10の前面に設けられ、撮影、録音などの作業は、グリップ補助部材13をホールディングした状態で行われている。そのため、貫通穴25及び開口31が上方を向いている時間は非常に短くなる。したがって、開口31が外部に露呈していてもマイクロホン30への埃やゴミなどの付着は最小限に抑えられる。
【0023】
撮影及び録音完了後には、グリップ補助部材13を電源オフ位置までスライドさせる。開口31がグリップ補助部材13によって塞がれ、マイクロホン30が埃やゴミなどから保護される。また、同時に、ボタン27aへの押圧が解除されて、電源スイッチ27がオフされる。
【0024】
なお、本実施形態では、貫通穴25は、グリップ補助部材13の図中上端側に設けられているが、グリップ補助部材13の任意の位置に設けてもよい。特にグリップ補助部材13の上端側或いは下端側に貫通穴25を設ければ、ホールディングされたときに指によって貫通穴25が覆われる可能性が低くなる。
【0025】
また、本実施形態では、デジタルカメラを例に説明をしたが、本発明は感光フィルムを使用する銀塩カメラにも用いることができる。
【0026】
本実施形態では、1つのマイクロホンに対して貫通穴及び開口を2つ設けているが、貫通穴及び開口の数は適宜変えても良い。また、貫通穴及び開口の形状も任意の形状でよく、例えば円状でもよい。
【0027】
本実施形態では、録音機能付きカメラを例に説明したが、録音機能及び録音データ再生機能を持つカメラにも適用してもよい。この場合は、グリップ補助部材に、マイクロホン用とスピーカ用との2種類の貫通穴を設ければよい。また、貫通穴の面積を広くすることにより、マイクロホンとスピーカとで一つの貫通穴を共用してもよい。
【0028】
本実施形態では、カメラのスイッチ操作部材にグリップ補助部材を用いているが、手動開閉式のレンズバリアを用いてもよい。この場合は、レンズバリアが、撮影レンズを覆うレンズ閉じ位置に移動すると電源がオフされ、撮影レンズを開放するレンズ開放位置に移動すると電源がオンされる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカメラによれば、カメラに内蔵されているマイクロホンまたはスピーカを防塵用布で覆うことなく、マイクロホンまたはスピーカへの埃やゴミの付着が防止できる。これにより、マイクロホンまたはスピーカの開口率が上がり、マイクロホンまたはスピーカの性能を従来のものと比較して高くすることが可能となる。さらに、カメラの組立工程における部品数及び組立工程数を減らすことができるため、コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの外観を示す斜視図である。(A)は電源オフ状態を示し、(B)は電源オン状態を示している。
【図2】同デジタルカメラの電源切替機構及び録音機構とを示した分解斜視図である。
【図3】(A)は電源オフ時の同デジタルカメラの電源切替機構及び録音機構の作用を示した斜視図であり、(B)は(A)を上面側から見た断面図である。
【図4】(A)は電源オン時の同デジタルカメラの電源切替機構及び録音機構の作用を示した斜視図であり、(B)は(A)を上面側から見た断面図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体
12 本体カバー
13 グリップ補助部材
14 前面カバー
25 貫通穴
27 電源スイッチ
31 開口
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに関し、更に詳しくは、音声の録音機能または再生機能を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラボディの前面に、ホールディング時に指掛かりとなるグリップ補助部材をスライド自在に取り付け、このグリップ補助部材のスライド操作に連動してカメラ本体の電源を切替えるデジタルカメラがよく知られている。このような電源切替機構を持つデジタルカメラが例えば特許文献1に記載されている。さらに、このデジタルカメラは、近年急速に普及しており、小型化及び低価格化が進む一方で高機能化が進んでいる。AE機能、AF機能及びズーム機能などはもちろんのこと、音声とともに動画を記録する機能、さらに、記録した音声や動画を再生する機能が設けられているものもある。
【0003】
音声の録音または再生は、カメラボディを覆う本体カバーの内側に設けられたマイクロホンまたはスピーカを介して行われる。本体カバーには、マイクロホン用またはスピーカ用の開口が設けられている。この開口は、マイクロホンまたはスピーカへの埃やゴミの付着を防ぐために、防塵用布で覆われるのが通常である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−298773号公報 (第3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マイクロホン用またはスピーカ用の開口を防塵用布で覆ってしまうと、開口の開口率が小さくなってマイクロホン及びスピーカの性能が下がってしまうという欠点がある。さらに、デジタルカメラの部品数及び組立工程数が増えるため、コスト上昇を招く恐れがある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するものであり、防塵用布を用いずに、マイクロホンまたはスピーカへ施す防塵対策を低コストに行うことを可能にしたカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカメラは、音声の録音または再生機能を有し、カメラボディの外装にマイクロホンまたはスピーカに通じる開口が設けられたデジタルカメラにおいて、前記外装の前面に電源スイッチのオフ位置とオン位置との間でスライド操作されるスイッチ操作部材を設け、このスイッチ操作部材にスイッチ操作部材がオフ位置に移動したときには前記開口を塞ぎ、スイッチ操作部材がオン位置に移動したときには前記開口を外部に露呈させる開口規制部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
さらに、本発明では、スイッチ操作部材は、カメラボディの前面にスライド自在に設けられ、前記オン位置では右手グリップ側側面に接近したグリップ位置に移動し、オフ位置では右手グリップ側側面から離れた不使用位置に移動されるグリップ補助部材であることが好ましい。
【0009】
また、本発明では、開口規制部は、前記グリップ補助部材の上端側または下端側に形成された貫通穴であり、グリップ補助部材がグリップ位置に移動することによって前記開口と重なり合って開口を外部に露呈させることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。図1(A),(B)は、本発明を実施した録音機能付きデジタルカメラの外観を示す斜視図である。(A)は電源オフ状態を示し、(B)は電源オン状態を示している。デジタルカメラ10は、各種撮影機構及び録音機能が組み込まれたカメラ本体11(図2参照)と、カメラ本体11を覆う本体カバー12と、本体カバー12の前面に取り付けられたグリップ補助部材13とからなる。
【0011】
本体カバー12は、カメラ本体11の前面を覆う前面カバー14と、カメラ本体11の背面を覆う背面カバー15とからなる。前面カバー14には、グリップ補助部材13を取り付けるためのガイド溝14a,14b、撮影レンズ17を保持するレンズ鏡筒18が出入りする撮影窓19、ストロボ発光窓20、ファインダ対物窓21等が設けられている。また、背面カバー15にはシャッタボタン22の他に、図示は省略するが、カラー液晶モニタ、接眼ファインダ窓、ズームスイッチや十字キーなどの各種機能ボタン等が設けられている。
【0012】
グリップ補助部材13には、ホールディングした指を掛けることができる隆起部が形成されており、さらに、後述する録音用の貫通穴25が設けられている。グリップ補助部材13は、ガイド溝14a,14bに取り付けられ、前面カバー14の端面(右手グリップ側側面)に近接したグリップ位置と、これから離れる不使用位置との間でスライド自在である。このグリップ補助部材13のスライド操作に連動してデジタルカメラ10の電源が切替えられる。つまり、不使用位置とは、電源をオフする電源オフ位置であり、グリップ位置とは、電源をオンする電源オン位置である。グリップ補助部材13を図中右方向の電源オフ位置にスライドさせることで電源がオフされ、左方向の電源オン位置にスライドさせることで電源がオンされる。また、図示は省略するが、グリップ補助部材13及び前面カバー14には、グリップ補助部材13を、電源オフ位置及び電源オン位置で係止する係止機構が設けられている。
【0013】
電源オフ状態では、図1(A)に示すように、レンズ鏡筒18はカメラ本体11に収納され、撮影レンズ17はレンズカバー26によって保護される。電源がオンされると、図1(B)に示すように、レンズカバー26が本体カバー12の内面側に待避し、撮影窓19からレンズ鏡筒18を繰り出して撮影可能な状態となる。カメラ本体11に設けられた録音機構も、グリップ補助部材13を電源オン位置にスライドさせることにより使用可能な状態となる。
【0014】
図2は、上述の電源切替機構及び録音機構を示した分解斜視図である。電源切替機構は、カメラ本体11に設けられた電源スイッチ27と、前面カバー14に設けられた穴28と、グリップ補助部材13の内面側に設けられたガイド溝29とから構成されている。電源スイッチ27には、ボタン27aが設けられている。ボタン27aが押圧されているときには、電源スイッチ27はオンになり、押圧が解除されると電源スイッチ27はオフになる。ボタン27aは、穴28に挿通し、ガイド溝29と係合する。
【0015】
ガイド溝29は、グリップ補助部材13のスライド方向に対して平行であり、さらに、図中右端部に突出部29aが設けられている。また、ガイド溝29は、グリップ補助部材13のスライド量に応じた長さにしてある。そのため、グリップ補助部材13が電源オフ位置にあるときには、ボタン27aがガイド溝29の左端部と当接し、グリップ補助部材13が電源オン位置にあるときには、ボタン27aがガイド溝29の右端部と当接する。
【0016】
録音機構は、グリップ補助部材部13に設けられた貫通穴25と、前面カバー14に設けられた開口31と、開口31の裏側に設けられたマイクロホン30とから構成される。開口31は、グリップ補助部材13が電源オフ位置にあるときには、グリップ補助部材13によって塞がれ、尚且つグリップ補助部材13が電源オン位置にスライドされたときには、貫通穴25によって外部に露呈される。
【0017】
また、図示は省略するが、カメラ本体11には、マイクロホン30から集音された音声データをデジタルデータに変換するA/D変換器、デジタルカメラ10の各部を制御するCPU、記録されたデータを保管するRAM等が設けられている。
【0018】
次に、図3(A),(B)及び図4(A),(B)を参照にして、上記実施形態の作用について説明する。図3は電源オフの状態を示し、図4は電源オンの状態を示している。図3(A)において、グリップ補助部材13は、上述の係止機構により電源オフ位置に係止され、撮影レンズ17はレンズカバー26によって保護されている。このときの貫通穴25と開口31との位置関係を図3(B)に示す。
【0019】
図3(B)は、図3(A)のaa’間をデジタルカメラ10の上面側から見た断面図である。開口31はグリップ補助部材13により塞がれるため、開口31を防塵用布で覆う必要がない。したがって、従来の録音機能付きデジタルカメラより開口の開口率を上げることが可能となり、マイクロホンの集音性能が上がる。
【0020】
電源オン時には、グリップ補助部材13を図中左方向にスライドさせる。図4(A)に示すように、グリップ補助部材13は、電源オン位置までスライドされ、係止機構により係止される。このとき、ボタン27aは、突出部29aによって押圧されるため、電源スイッチ27がオンされ、撮影が可能となる。このときの貫通穴25と開口31との位置関係を図4(B)に示す。
【0021】
図4(B)は、図4(A)のbb’間をデジタルカメラ10の上面側から見た断面図である。貫通穴25と開口31とが重なり合うため、開口31が外部に露呈され録音が可能となる。
【0022】
貫通穴25及び開口31は、デジタルカメラ10の前面に設けられ、撮影、録音などの作業は、グリップ補助部材13をホールディングした状態で行われている。そのため、貫通穴25及び開口31が上方を向いている時間は非常に短くなる。したがって、開口31が外部に露呈していてもマイクロホン30への埃やゴミなどの付着は最小限に抑えられる。
【0023】
撮影及び録音完了後には、グリップ補助部材13を電源オフ位置までスライドさせる。開口31がグリップ補助部材13によって塞がれ、マイクロホン30が埃やゴミなどから保護される。また、同時に、ボタン27aへの押圧が解除されて、電源スイッチ27がオフされる。
【0024】
なお、本実施形態では、貫通穴25は、グリップ補助部材13の図中上端側に設けられているが、グリップ補助部材13の任意の位置に設けてもよい。特にグリップ補助部材13の上端側或いは下端側に貫通穴25を設ければ、ホールディングされたときに指によって貫通穴25が覆われる可能性が低くなる。
【0025】
また、本実施形態では、デジタルカメラを例に説明をしたが、本発明は感光フィルムを使用する銀塩カメラにも用いることができる。
【0026】
本実施形態では、1つのマイクロホンに対して貫通穴及び開口を2つ設けているが、貫通穴及び開口の数は適宜変えても良い。また、貫通穴及び開口の形状も任意の形状でよく、例えば円状でもよい。
【0027】
本実施形態では、録音機能付きカメラを例に説明したが、録音機能及び録音データ再生機能を持つカメラにも適用してもよい。この場合は、グリップ補助部材に、マイクロホン用とスピーカ用との2種類の貫通穴を設ければよい。また、貫通穴の面積を広くすることにより、マイクロホンとスピーカとで一つの貫通穴を共用してもよい。
【0028】
本実施形態では、カメラのスイッチ操作部材にグリップ補助部材を用いているが、手動開閉式のレンズバリアを用いてもよい。この場合は、レンズバリアが、撮影レンズを覆うレンズ閉じ位置に移動すると電源がオフされ、撮影レンズを開放するレンズ開放位置に移動すると電源がオンされる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカメラによれば、カメラに内蔵されているマイクロホンまたはスピーカを防塵用布で覆うことなく、マイクロホンまたはスピーカへの埃やゴミの付着が防止できる。これにより、マイクロホンまたはスピーカの開口率が上がり、マイクロホンまたはスピーカの性能を従来のものと比較して高くすることが可能となる。さらに、カメラの組立工程における部品数及び組立工程数を減らすことができるため、コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルカメラの外観を示す斜視図である。(A)は電源オフ状態を示し、(B)は電源オン状態を示している。
【図2】同デジタルカメラの電源切替機構及び録音機構とを示した分解斜視図である。
【図3】(A)は電源オフ時の同デジタルカメラの電源切替機構及び録音機構の作用を示した斜視図であり、(B)は(A)を上面側から見た断面図である。
【図4】(A)は電源オン時の同デジタルカメラの電源切替機構及び録音機構の作用を示した斜視図であり、(B)は(A)を上面側から見た断面図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体
12 本体カバー
13 グリップ補助部材
14 前面カバー
25 貫通穴
27 電源スイッチ
31 開口
Claims (3)
- 音声の録音または再生機能を有し、カメラボディの外装にマイクロホンまたはスピーカに通じる開口が設けられたカメラにおいて、
前記外装の前面に電源スイッチのオフ位置とオン位置との間でスライド操作されるスイッチ操作部材を設け、このスイッチ操作部材にスイッチ操作部材がオフ位置に移動したときには前記開口を塞ぎ、スイッチ操作部材がオン位置に移動したときには前記開口を外部に露呈させる開口規制部を設けたことを特徴とするカメラ。 - 前記スイッチ操作部材は、カメラボディの前面にスライド自在に設けられ、前記オン位置では右手グリップ側側面に接近したグリップ位置に移動し、オフ位置では右手グリップ側側面から離れた不使用位置に移動されるグリップ補助部材であることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記開口規制部は、前記グリップ補助部材の上端側または下端側に形成された貫通穴であり、グリップ補助部材がグリップ位置に移動することによって前記開口と重なり合って開口を外部に露呈させることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
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|---|---|
| JP (1) | JP2004233682A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3934230A1 (en) * | 2007-07-30 | 2022-01-05 | Contour IP Holding, LLC | Components of a portable digital video camera |
| US12348843B2 (en) | 2007-07-30 | 2025-07-01 | Contour Ip Holding, Llc | Image orientation control for a portable digital video camera |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003022518A patent/JP2004233682A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3934230A1 (en) * | 2007-07-30 | 2022-01-05 | Contour IP Holding, LLC | Components of a portable digital video camera |
| US12348843B2 (en) | 2007-07-30 | 2025-07-01 | Contour Ip Holding, Llc | Image orientation control for a portable digital video camera |
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