JP2004233686A - 光の伝送方法 - Google Patents

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core
light
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photonic crystal
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Akihito Suzuki
聡人 鈴木
Moriyuki Fujita
盛行 藤田
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Hirokazu Kubota
寛和 久保田
Kazunobu Suzuki
和宣 鈴木
Satoki Kawanishi
悟基 川西
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
NTT Inc
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

【課題】フォトニッククリスタルファイバに光をシングルモードで伝送させる。
【解決手段】長手方向に延びる中実のコア11と、コア11を覆うように設けられコア11に沿って延びる複数の細孔12aによりファイバ横断面において所定格子パターンが形成されてファイバ半径方向にフォトニック結晶構造が構成されたクラッド12と、を備えたフォトニッククリスタルファイバ10の細孔12aの孔ピッチをΛ及び孔径をd、並びに、コア11に伝送させる光の波長をλとして下記関係式で定義される規格化周波数Veffが4.1〜12.0となるようにコア11に光を伝送させる。
【数A】
Figure 2004233686

【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォトニッククリスタルファイバ(以下「PCF」という)を用いた光の伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
PCFとして、長手方向に延びる中実のコアと、そのコアを覆うように設けられコアに沿って延びる複数の細孔によりファイバ横断面において所定格子パターンが形成されてファイバ半径方向にフォトニック結晶構造が構成されたクラッドと、を備えたものがある。かかるPCFをシングルモード動作させるためには、規格化周波数Veffが2.405よりも小さくなければならず、細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きいものの場合、細孔の孔ピッチ(Λ)を伝送光の波長(λ)よりも十分小さくする必要があることを示唆する報告がなされている(非特許文献1参照)。
【0003】
一方、PCFを一般の光ファイバに接続することを考慮すれば、PCFのコア径は大きいことが好ましい。細孔の孔ピッチ(Λ)とコア径とが略等しいPCFでは、コア径を大きくするとそれに伴って細孔の孔ピッチ(Λ)も必然的に大きくなる。従って、従来からの知見によれば、細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きいPCFに、細孔の孔ピッチ(Λ)よりも小さい波長(λ)の光をシングルモードで伝送させることは不可能であると考えられていた。
【0004】
また、下記非特許文献2には、規格化周波数Veffが4.1より小さければ、光をシングルモードで伝送させることができるということが開示されている。
【0005】
【非特許文献1】
バークスら(T.Birks et al.),オプティカルレター(Opt.Lett.),第22巻(vol.22),p.961,1997年
【非特許文献2】
バークスら(T.Birks et al.),OFC1999,pp.114−116
”The analogy between photonic crystal fibers and step index fibers”
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本出願は、PCFに光をシングルモードで伝送させることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、規格化周波数Veffが4.1〜12.0の範囲においてもPCFがシングルモード動作することを見出して本発明に想到したものである。
【0008】
本発明は、長手方向に延びる中実のコアと、該コアを覆うように設けられ該コアに沿って延びる複数の細孔によりファイバ横断面において所定格子パターンが形成されてファイバ半径方向にフォトニック結晶構造が構成されたクラッドと、を備えたフォトニッククリスタルファイバの該細孔の孔ピッチをΛ及び孔径をd、並びに、該コアに伝送させる光の波長をλとして下記関係式で定義される規格化周波数Veffが4.1〜12.0となるように該コアに光を伝送させることを特徴とする光の伝送方法である。
【0009】
【数2】
Figure 2004233686
【0010】
規格化周波数Veffが4.1〜12.0のように大きいと、光の閉じ込め作用が強いので、光の損失を極めて少なくすることができる。
【0011】
ここで、実効クラッド屈折率とは、クラッドの格子空孔配列が無限に広がった空間に存在する基本モードFSM(Fundamental Space−filling Mode )の実効屈折率である。
【0012】
本発明の光の伝送方法は、上記PCFが、細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きいものであってもよい。
【0013】
細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きいほどにコア−クラッド間の屈折率差が大きいと、ファイバの曲げによる損失を少なくすることができると共に、開口数(NA)が大きいことから、光の入射角に対する許容範囲を広くとることができる。
【0014】
本発明の光の伝送方法は、上記PCFの細孔の孔ピッチ(Λ)が光の波長(λ)よりも大きいものであってもよい。
【0015】
細孔の孔ピッチ(Λ)が光の波長(λ)よりも大きく、コア径が通常の光ファイバのもの程度まで大きければ、通常の光ファイバと接続したときの接続損失を小さくすることができることに加え、光入射位置とPCF受光位置とのずれに対する許容範囲を広くとることができる。
【0016】
本発明の光の伝送方法は、上記PCFに偏波保持手段が構成されている場合に特に有用である。
【0017】
つまり、上記の構成によれば、計測器・センサ用途や光伝送路用途として光信号を安定して伝送することができ、また、光軸を合わせることによってレーザ光源からのレーザ光を適正に伝送することができる。
【0018】
ここで、偏波保持手段としては、コアの断面形状を楕円とすることやコアに隣接した細孔のうちの一部の孔径を大きくすること等が挙げられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1で用いるPCF10を示す。
【0021】
このPCF10は、全体が純石英製のものであり、ファイバ中心をなすコア11と、コア11を被覆するように設けられたクラッド12と、クラッド12を被覆するように設けられた被覆部13と、を備えている。
【0022】
コア11は、光の伝送路としての機能を果たす。
【0023】
クラッド12は、コア11に沿って延びる複数の細孔12aによりファイバ横断面において三角格子パターンが形成されてファイバ半径方向にフォトニック結晶構造が構成されて実効クラッド屈折率が純石英よりも低いものとなっており、これによってクラッド12で囲われたコア11に光を閉じ込める機能を果たす。クラッド12の三角格子パターンは、細孔12aの孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きくなるように孔径(d)及び孔ピッチ(Λ)が設定されている。
【0024】
被覆部13は、コア11及びクラッド12を被覆保護する機能を果たす。
【0025】
そして、以上のPCF10に下記関係式で定義される規格化周波数Veffが4.1〜12.0となるようにコア11に光を伝送させると、その光の伝送がシングルモード動作で行われる。なお、このとき、伝送される光の波長(λ)は、PCF10の細孔12aの孔ピッチ(Λ)よりも短い。
【0026】
【数3】
Figure 2004233686
【0027】
以上のようなPCF10に波長(λ)の光を伝送させれば、規格化周波数Veffが4.1〜12.0のように大きいことから光の閉じ込め作用が強いので、光の損失を極めて少なくすることができる。
【0028】
また、細孔12aの孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きいほどにコア11−クラッド12間の屈折率差が大きいので、ファイバの曲げによる損失を少なくすることができると共に、開口数(NA)が大きいことから、光の入射角に対する許容範囲を広くとることができる。
【0029】
さらに、細孔12aの孔ピッチ(Λ)を光の波長(λ)よりも大きく、コア径が通常の光ファイバのもの程度まで大きければ、通常の光ファイバと接続したときの接続損失を小さくすることができることに加え、光入射位置とPCF受光位置とのずれに対する許容範囲を広くとることができる。
【0030】
次に具体的に行った実験について説明する。
【0031】
<実験1>
実験1に用いたPCFは、本実施形態1のものと同様の構成で、細孔の孔径(d)が2.6μm及び孔ピッチ(Λ)が2.8μmで、孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.9のものであった。このPCF3mに波長(λ)0.85μmの光、すなわち、細孔の孔ピッチ(Λ)よりも小さい波長(λ)の光を伝送させた。規格化周波数(Veff)は11.9である。
【0032】
このとき、出射端面において図2に示すようなニアフィールドパターンが観測された。図2に示すニアフィールドパターンは基本モードのものであり、すなわち、それはシングルモード動作していることを意味するものである。従って、規格化周波数(Veff)が11.9という条件においてシングルモード動作するということが確認された。
【0033】
なお、このPCFを曲率半径5mmに曲げても伝送損失の増加は確認されなかった。
【0034】
<実験2>
実験1で用いたPCFと、細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)を変量した複数種のPCFについて、それぞれにある波長(λ)の光を伝送させ、実験1と同様に出射端面のニアフィールドパターンの観測を行った。
【0035】
このとき、全ての場合で出射端面においてシングルモード動作を示すニアフィールドパターンが観測された。
【0036】
図3は、伝送光の波長に対する細孔の孔ピッチの比(Λ/λ)と規格化周波数(Veff)との関係を示したものであるが、全ての場合で規格化周波数(Veff)が4.1〜12.0であることが分かる。
【0037】
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2で用いるPCF10を示す。なお実施形態1と同一部分は同一符号で示す。
【0038】
このPCF10は、コア11に隣接した6つの細孔12aのうち一対の対向した細孔12aの孔径が他のものよりも大きく形成されており、これによって偏波保持機能を有するようにされている。その他の構成は実施形態1と同一である。なお、このPCF10の細孔の孔径(d)は、その一対の細孔を除いた細孔の孔径で規定される。
【0039】
そして、以上のPCF10に下記関係式で定義される規格化周波数Veffが4.1〜12.0となるようにコア11に光を伝送させると、図5に出射端面のニアフィールドパターンを示すように、その光の伝送がシングルモード動作で行われる。なお、このとき、伝送される光の波長は、PCF10の細孔12aの孔ピッチ(Λ)よりも短い。
【0040】
【数4】
Figure 2004233686
【0041】
この光の伝送方法を計測器・センサ用途や光伝送路用途として用いれば、光信号を安定して伝送することができ、また、光軸を合わせてレーザ光源からのレーザ光の伝送用途に用いれば、レーザ光を適正に伝送することができる。
【0042】
(その他の実施形態)
上記実施形態2では、コア11に隣接した細孔12aのうち一対の細孔12aの孔径を大きくすることによりPCF10に偏波保持機能を持たせたが、特にこれに限定されるものではなく、コアの断面形状を楕円に形成する等としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、規格化周波数Veffが4.1〜12.0となるようにPCFに光を伝送させているので、その光をシングルモードで伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1で用いるPCFの斜視図である。
【図2】実験1の光の伝送におけるPCFの出射端面のニアフィールドパターンを示す図である。
【図3】伝送光の波長に対する細孔の孔ピッチの比(Λ/λ)と細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)との関係における実験2の結果を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2で用いるPCFの斜視図である。
【図5】実施形態2の光の伝送におけるPCFの出射端面のニアフィールドパターンを示す図である。
【符号の説明】
10 PCF
11 コア
12 クラッド
12a 細孔
13 被覆部

Claims (4)

  1. 長手方向に延びる中実のコアと、該コアを覆うように設けられ該コアに沿って延びる複数の細孔によりファイバ横断面において所定格子パターンが形成されてファイバ半径方向にフォトニック結晶構造が構成されたクラッドと、を備えたフォトニッククリスタルファイバの該細孔の孔ピッチをΛ及び孔径をd、並びに、該コアに伝送させる光の波長をλとして下記関係式で定義される規格化周波数Veffが4.1〜12.0となるように該コアに光を伝送させることを特徴とする光の伝送方法。
    Figure 2004233686
  2. 請求項1に記載された光の伝送方法において、
    上記フォトニッククリスタルファイバは、細孔の孔ピッチに対する孔径の比(d/Λ)が0.45よりも大きいことを特徴とする光の伝送方法。
  3. 請求項1に記載された光の伝送方法において、
    上記フォトニッククリスタルファイバの細孔の孔ピッチ(Λ)が光の波長(λ)よりも大きいことを特徴とする光の伝送方法。
  4. 請求項1に記載された光の伝送方法において、
    上記フォトニッククリスタルファイバは、偏波保持手段が構成されていることを特徴とする光の伝送方法。
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