JP2004233692A - プロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置スペースの問題と室内照明の問題を解決できるプロジェクタ装置を提供する。
【解決手段】室内Rの天井Cに取り付けるための取付手段3と、室内Rの天井Cに配置された電力供給用のコンセントDに接続するための電源接続手段3と、を備えて映像光を投射するプロジェクタ装置1を構成する。更に、室内Rを照明するための照明手段4,5を備えてプロジェクタ装置を構成する。この場合、照明手段4は映像光を投射する領域以外の領域を選択的に照明できるようにすることが良い。
【選択図】 図1
【解決手段】室内Rの天井Cに取り付けるための取付手段3と、室内Rの天井Cに配置された電力供給用のコンセントDに接続するための電源接続手段3と、を備えて映像光を投射するプロジェクタ装置1を構成する。更に、室内Rを照明するための照明手段4,5を備えてプロジェクタ装置を構成する。この場合、照明手段4は映像光を投射する領域以外の領域を選択的に照明できるようにすることが良い。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタ装置に関し、詳細には室内の天井に配置して使用するプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ映像やコンピュータ映像を投影するプロジェクタ装置は、近年の映像表示パネル技術の進歩により、小型化、軽量化そして高画質化が進んでいる。そして、一般家庭においては、インターネットやDVDが普及してきており、これらの映像をプロジェクタ装置を通して鑑賞したいというニーズが高まってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら現時点では、プロジェクタ装置は一部のマニアや室内スペースに余裕のある利用者の間でしか使用されていない。この理由として、以下の問題点が挙げられる。
【0004】
▲1▼前述したようにプロジェクタ装置の小型化が進んでいるものの、プロジェクタ装置を生活者の移動スペースに常設することは好ましくない。また、使用時にのみプロジェクタ装置を設置する場合であっても、使用のたびに設置スペースを確保することは煩雑となる。
【0005】
▲2▼また、プロジェクタ装置の映像を鑑賞するためには、スクリーンの設置スペースを確保する必要があるが、多目的且つ共有的スペースであるリビングにおいて、このスペースを確保することは、必ずしも容易ではない。即ち、スクリーンの設置スペースは壁面又はその近傍に確保されるのが一般であるが、通常この位置には収納を目的とする家具類や生活センスを演出するディスプレイなどの備品類が配置されることが多く、このような家具類や備品類を排除することは生活者の精神的な満足感を阻害することとなるため、当該スクリーンの設置スペースの確保は困難となる。
【0006】
▲3▼また、プロジェクタ装置から投射される映像光の投射領域は、スクリーンに投射される映像のコントラストを確保するため、ある程度の「暗さ」が要求される。然しながら、リビングなどの多目的且つ共有的スペースでは、長時間に渡り「暗さ」を確保することは困難である。
【0007】
▲4▼更に、この「暗さ」自体が、リビングで映像を鑑賞するという楽しみを精神的に減退させてしまう。
【0008】
以上をまとめるならば、▲1▼▲2▼は「設置スペース」に関する問題点であり、▲3▼▲4▼は「明るさ」に関する問題点である。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたもので、その課題とするところは、1)プロジェクタ装置やスクリーンの「設置スペース」の問題点を解決するプロジェクタ装置を提供すること、2)プロジェクタ装置による映像の鑑賞時における「明るさ」の問題点を解決するプロジェクタ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のプロジェクタ装置は、映像光を投射するプロジェクタ装置であって、室内の天井に取り付けるための取付手段と、室内の天井に配置された電力供給用のコンセントに接続するための電源接続手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0011】
これによれば、取付手段によりプロジェクタ装置を室内の天井に取り付けて設置することができ、室内における生活者の移動スペースを害することなくプロジェクタ装置を設置することが可能となる。また、このようにプロジェクタ装置を室内の上部に設置することで、スクリーンについても室内(主に壁面又はその近傍)の上部に設置し易くなり、家具類や備品類を避けて容易にスクリーンを設置することが可能となる。
【0012】
更に、天井に配置される引掛シーリングや引掛埋込ローゼット等の電力供給用コンセントに電源接続手段を接続することで、容易に電力供給を受けることができる。
【0013】
また、このプロジェクタ装置において、電源接続手段はコンセントに対応するプラグであることが望ましい(請求項2)。
【0014】
これによれば、コンセントにプラグを接続することで、煩雑なくコンセントから電力供給を受けることができる。プラグとしては、例えば、引掛シーリングや引掛埋込ローゼットに対応する引掛プラグ等を用いることができる。なお、当該プラグに、ビデオ、オーディオ等の信号ケーブルやアンテナケーブル等とのケーブ接続機能を付加しても良い。また、プロジェクタ装置に映像信号を無線で受信するための受信部を備えて、映像信号を無線で受信できるようにしても良い。
【0015】
また、このプロジェクタ装置において、取付手段及び電源接続手段はコンセントに対応するプラグであることが望ましい(請求項3)。
【0016】
これによれば、コンセントにプラグを接続することで、取り付けと電源接続を同時に行なうことができ、電源及び天井への設置場所の確保や施工の煩わしさを解消することができる。この場合、例えば、引掛シーリング又は引掛埋込ローゼットをコンセントとして用い、プラグをこれに対応する引掛プラグとすれば良い。なお、プラグを主取付手段とし、落下防止や安全性確保のために他に補助的取付手段を設けても良い。補助的取付手段としては、天井に配置された取付金具に取り付けられるチェーンや紐等が挙げられる。
【0017】
また、プラグに回転機能を備えても良い。これによれば、プロジェクタ装置を天井に取り付けた状態で自由に回転することができ、投影方向を任意に選択することが可能となる。
【0018】
また、これらのプロジェクタ装置において、室内を照明するための照明手段を備えることが望ましい(請求項4)。
【0019】
これによれば、照明装置に用いられるコンセントにプロジェクタ装置の電源接続手段を接続した場合でも、同時に室内の照明を確保することが可能となる。また、上記照明手段をプロジェクタ装置から下方に向けて照明する照明手段とすると良い。これによれば、プロジェクタ装置自体が照明の光路を遮ることを防止できる。
【0020】
更に、このプロジェクタ装置において、照明手段は映像光を投射する領域以外の領域を選択的に照明できることが望ましい(請求項5)。
【0021】
これによれば、照明手段で映像光の投射領域以外の領域、例えば観察者の近傍を選択的に照明することにより、観察者は不自由なくリモコン等の操作や飲食を行なうことが可能となり、一方、投射領域は照明されないため映像を劣化させることもない。
【0022】
なお、照明手段は、室内全体を照明する機能と、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明する機能とを併せ持つようにすると良い。これによれば、映像を観察するときには、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明し、また、映像を観察しないときには、室内全体を照明することができる。更に、この場合、プロジェクタ装置からの映像の投射と照明の切換を連動させるようにしても良い。即ち、映像を投射するときには、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明し、映像を投射しないときには、室内全体を照明するように自動的に照明の切換を行なうようにしても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0024】
1.第1実施形態
A.プロジェクタ装置の構成
図1(A)は本実施形態に係るプロジェクタ装置の使用時における斜め上方から見た外観を示す斜視図であり、図1(B)は同プロジェクタ装置の使用時における斜め下方からみた外観を示す斜視図である。
【0025】
図1に示すように、プロジェクタ装置1は、公知のプロジェクタ装置と同様に、例えば、光源、ダイクロイックミラー、ミラー、LCDパネル、色合成プリズム等からなる光学系(図示せず)と、外部から受電した電力をプロジェクタ装置1の各部へ供給する電源部(図示せず)と、電源部からの電力を用い光学系で生成された光学像を拡大投射する投射レンズ2とを主に備える。そして、プロジェクタ装置1は、これら公知の構成に加えて、使用時の上部に引掛プラグ3を、また使用時の下部にスポットライト4及び室内灯5備える。
【0026】
光学系、電源部及び投射レンズ2については、公知のものを用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
【0027】
引掛プラグ3は、室内の天井に配置された照明機器等の取り付けに用いられる引掛シーリングに対応するプラグである。図2は引掛プラグ3の詳細構成を示す斜視図である。図2に示すように、引掛プラグ3は、プロジェクタ装置1の使用時の上面に固定され円柱形の外観を呈する第1基部31と、第1基部31に対して回動自在に取り付けられ円柱形の外観を呈する第2基部32と、第2基部32にL字状に形成された導電係止片33と、導電係止片33と電源部とを接続する導電線34とで形成される。
【0028】
そして引掛プラグ3は、室内の天井に配置された引掛シーリングに接続される。図3は引掛プラグ3と引掛シーリングとの接続状態を示す図である。図3に示すように、導電係止片33を引掛シーリングDに設けられた係止孔D1に挿入し、回動して係止することにより、引掛プラグ3を引掛シーリングDに接続する。
【0029】
このように引掛プラグ3は、引掛シーリングDと接続されることにより、プロジェクタ装置1を天井に取り付ける取付手段として機能すると共に、導電係止片33から導電線34を介して電源部に電力を供給するための電源接続手段として機能する。なお、プロジェクタ装置1は、天井に取り付けられた後に、第2基部32を第1基部31に対して相対的に回動して、投射レンズの方向(映像光を投射する方向)を調節することができる。
【0030】
スポットライト4は、光源部41と傘部42とで構成される。光源部41は電源部から電力を受けて照明を行なう。傘部42は照明領域を絞る役割を果たし、また、傘部42はプロジェクタ装置1に対して可動に取り付けられる。従ってスポットライト4は、傘部42の方向を調節することにより、室内の一部領域を選択的に照明することが可能である。なお、後述するように、スポットライト4は、映像の鑑賞時に、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明して、必要領域の照明を行なうために用いられる。このように、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明すれば、投射される映像を劣化させることはない。
【0031】
室内灯5は、カバー51と、カバー51の内部に配置された光源部(図示せず)とで構成される。この光源部は電源部から電力を受けて、室内のほぼ全域の照明を行なう。室内灯5は、主に、映像の非鑑賞時に室内を照明するために用いられる。
【0032】
B.プロジェクタ装置の使用形態
次に、以上のように構成されたプロジェクタ装置1の使用形態の一例について説明する。図4は、プロジェクタ装置1を室内Rで使用する例を示した図である。
【0033】
図4に示すように、プロジェクタ装置1は室内Rの天井Cに取り付けられる。前述のとおり、プロジェクタ1は、天井Cに配設された引掛シーリングDに引掛プラグ3を接続することで、天井Cに取り付けられる。
【0034】
そしてプロジェクタ装置1は、室内Rの壁Wに配置されるスクリーンSに向けて光学像を拡大投射する。ここで、一般に、テーブルT、家具F、装飾品O等は室内Rの床Lに近い空間に配置されるため、天井Cに取り付けられるプロジェクタ装置1によれば、光学像の投射領域を容易に確保することができ、スクリーンSの設置領域の確保を容易にする。
【0035】
また、プロジェクタ装置1は、映像の鑑賞時(光学像の投射時)にスポットライト4で映像光の投射領域以外の領域、例えばテーブルTや部屋の共有者Pを選択的に照明することができる。従って、観察者Vは、例えば、プロジェクタ装置1を操作するためのリモコンEの操作を容易に行なうことができ、またテーブルT上に置かれた飲料Fを誤って溢してしまうようなことはない。また、映像を観察しない共有者Pは、スポットライト4からの照明により、例えば読書などを行なうこと可能となる。なお、スポットライト4は映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明するため、スクリーンSに投射される映像を劣化させることはない。
【0036】
また、プロジェクタ装置1は、映像の非鑑賞時(光学像の非投射時)には、室内灯5で室内Rの全体を照明することができる。従って、映像を鑑賞しないときには、観察者V及び共有者Pは、通常の生活を行なうことができる。
【0037】
2.変形実施形態
引掛プラグ4の形状は、上記実施形態の構成に限られることなく、天井に配置される引掛シーリング又は引掛埋込ローゼット等の形状に対応して選定することができる。
【0038】
また、引掛プラグ4の他に補助的取付手段を用いることも可能である。例えば、引掛シーリングDに備えられた取付金具に、補助取付手段としてのチェーン等を係合するようにしても良い。
【0039】
また、スポットライト4及び室内灯5についても、それぞれが果たすべき機能を備える限り、特に上記実施形態の構成に限定されない。
【0040】
更に、以上の実施形態では、液晶方式のプロジェクタ装置を示したが、これに限られることなく、例えば、デジタルマイクロミラーデバイス方式やCRT方式のプロジェクタ装置等にも本発明が適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
室内の天井に取り付けるための取付手段と、室内の天井に配置された電力供給用のコンセントに接続するための電源接続手段とを備えてプロジェクタ装置を構成したので、プロジェクタ装置を取付手段を用いて天井に取り付けることができ、室内における生活者の移動スペースを害することなくプロジェクタ装置を設置することができる。また、天井に配置される引掛シーリングや引掛埋込ローゼット等の電力供給用コンセントに電源接続手段を接続することで、容易に電力供給を受けることができる。
【0042】
また、電源接続手段をコンセントに対応するプラグで構成することにより、コンセントにプラグを接続することで、煩雑なくコンセントから電力供給を受けることができる。
【0043】
また、取付手段及び電源接続手段をコンセントに対応するプラグで構成することにより、コンセントにプラグを接続することで、取り付けと電源接続を同時に行なうことができ、電源及び天井への設置場所の確保や施工の煩わしさを解消することができる。
【0044】
また、このプロジェクタ装置に、室内を照明するための照明手段を備えることにより、照明装置に用いられるコンセントにプロジェクタ装置の電源接続手段を接続した場合でも、同時に室内の照明を確保することが可能となる。
【0045】
更に、照明手段を、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明できるようにすることにより、照明手段で投射領域以外の領域、例えば観察者の近傍を選択的に照明することにより、観察者は不自由なくリモコン等の操作や飲食を行なうことが可能となり、一方、投射領域は照明されないのでスクリーンに投射される映像を劣化させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本実施形態に係るプロジェクタ装置1の使用時における斜め上方から見た外観を示す斜視図であり、(B)は同プロジェクタ装置の使用時における斜め下方からみた外観を示す斜視図である。
【図2】プロジェクタ装置1の引掛プラグ3の詳細構成を示す斜視図である。
【図3】プロジェクタ装置1の引掛プラグ3と引掛シーリングとの接続状態を示す図である。
【図4】プロジェクタ装置1を室内Rで使用する例を示した図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ装置
2 投射レンズ
3 引掛プラグ
4 スポットライト
5 室内灯
D 引掛シーリング
S スクリーン
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタ装置に関し、詳細には室内の天井に配置して使用するプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ映像やコンピュータ映像を投影するプロジェクタ装置は、近年の映像表示パネル技術の進歩により、小型化、軽量化そして高画質化が進んでいる。そして、一般家庭においては、インターネットやDVDが普及してきており、これらの映像をプロジェクタ装置を通して鑑賞したいというニーズが高まってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら現時点では、プロジェクタ装置は一部のマニアや室内スペースに余裕のある利用者の間でしか使用されていない。この理由として、以下の問題点が挙げられる。
【0004】
▲1▼前述したようにプロジェクタ装置の小型化が進んでいるものの、プロジェクタ装置を生活者の移動スペースに常設することは好ましくない。また、使用時にのみプロジェクタ装置を設置する場合であっても、使用のたびに設置スペースを確保することは煩雑となる。
【0005】
▲2▼また、プロジェクタ装置の映像を鑑賞するためには、スクリーンの設置スペースを確保する必要があるが、多目的且つ共有的スペースであるリビングにおいて、このスペースを確保することは、必ずしも容易ではない。即ち、スクリーンの設置スペースは壁面又はその近傍に確保されるのが一般であるが、通常この位置には収納を目的とする家具類や生活センスを演出するディスプレイなどの備品類が配置されることが多く、このような家具類や備品類を排除することは生活者の精神的な満足感を阻害することとなるため、当該スクリーンの設置スペースの確保は困難となる。
【0006】
▲3▼また、プロジェクタ装置から投射される映像光の投射領域は、スクリーンに投射される映像のコントラストを確保するため、ある程度の「暗さ」が要求される。然しながら、リビングなどの多目的且つ共有的スペースでは、長時間に渡り「暗さ」を確保することは困難である。
【0007】
▲4▼更に、この「暗さ」自体が、リビングで映像を鑑賞するという楽しみを精神的に減退させてしまう。
【0008】
以上をまとめるならば、▲1▼▲2▼は「設置スペース」に関する問題点であり、▲3▼▲4▼は「明るさ」に関する問題点である。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたもので、その課題とするところは、1)プロジェクタ装置やスクリーンの「設置スペース」の問題点を解決するプロジェクタ装置を提供すること、2)プロジェクタ装置による映像の鑑賞時における「明るさ」の問題点を解決するプロジェクタ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のプロジェクタ装置は、映像光を投射するプロジェクタ装置であって、室内の天井に取り付けるための取付手段と、室内の天井に配置された電力供給用のコンセントに接続するための電源接続手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0011】
これによれば、取付手段によりプロジェクタ装置を室内の天井に取り付けて設置することができ、室内における生活者の移動スペースを害することなくプロジェクタ装置を設置することが可能となる。また、このようにプロジェクタ装置を室内の上部に設置することで、スクリーンについても室内(主に壁面又はその近傍)の上部に設置し易くなり、家具類や備品類を避けて容易にスクリーンを設置することが可能となる。
【0012】
更に、天井に配置される引掛シーリングや引掛埋込ローゼット等の電力供給用コンセントに電源接続手段を接続することで、容易に電力供給を受けることができる。
【0013】
また、このプロジェクタ装置において、電源接続手段はコンセントに対応するプラグであることが望ましい(請求項2)。
【0014】
これによれば、コンセントにプラグを接続することで、煩雑なくコンセントから電力供給を受けることができる。プラグとしては、例えば、引掛シーリングや引掛埋込ローゼットに対応する引掛プラグ等を用いることができる。なお、当該プラグに、ビデオ、オーディオ等の信号ケーブルやアンテナケーブル等とのケーブ接続機能を付加しても良い。また、プロジェクタ装置に映像信号を無線で受信するための受信部を備えて、映像信号を無線で受信できるようにしても良い。
【0015】
また、このプロジェクタ装置において、取付手段及び電源接続手段はコンセントに対応するプラグであることが望ましい(請求項3)。
【0016】
これによれば、コンセントにプラグを接続することで、取り付けと電源接続を同時に行なうことができ、電源及び天井への設置場所の確保や施工の煩わしさを解消することができる。この場合、例えば、引掛シーリング又は引掛埋込ローゼットをコンセントとして用い、プラグをこれに対応する引掛プラグとすれば良い。なお、プラグを主取付手段とし、落下防止や安全性確保のために他に補助的取付手段を設けても良い。補助的取付手段としては、天井に配置された取付金具に取り付けられるチェーンや紐等が挙げられる。
【0017】
また、プラグに回転機能を備えても良い。これによれば、プロジェクタ装置を天井に取り付けた状態で自由に回転することができ、投影方向を任意に選択することが可能となる。
【0018】
また、これらのプロジェクタ装置において、室内を照明するための照明手段を備えることが望ましい(請求項4)。
【0019】
これによれば、照明装置に用いられるコンセントにプロジェクタ装置の電源接続手段を接続した場合でも、同時に室内の照明を確保することが可能となる。また、上記照明手段をプロジェクタ装置から下方に向けて照明する照明手段とすると良い。これによれば、プロジェクタ装置自体が照明の光路を遮ることを防止できる。
【0020】
更に、このプロジェクタ装置において、照明手段は映像光を投射する領域以外の領域を選択的に照明できることが望ましい(請求項5)。
【0021】
これによれば、照明手段で映像光の投射領域以外の領域、例えば観察者の近傍を選択的に照明することにより、観察者は不自由なくリモコン等の操作や飲食を行なうことが可能となり、一方、投射領域は照明されないため映像を劣化させることもない。
【0022】
なお、照明手段は、室内全体を照明する機能と、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明する機能とを併せ持つようにすると良い。これによれば、映像を観察するときには、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明し、また、映像を観察しないときには、室内全体を照明することができる。更に、この場合、プロジェクタ装置からの映像の投射と照明の切換を連動させるようにしても良い。即ち、映像を投射するときには、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明し、映像を投射しないときには、室内全体を照明するように自動的に照明の切換を行なうようにしても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0024】
1.第1実施形態
A.プロジェクタ装置の構成
図1(A)は本実施形態に係るプロジェクタ装置の使用時における斜め上方から見た外観を示す斜視図であり、図1(B)は同プロジェクタ装置の使用時における斜め下方からみた外観を示す斜視図である。
【0025】
図1に示すように、プロジェクタ装置1は、公知のプロジェクタ装置と同様に、例えば、光源、ダイクロイックミラー、ミラー、LCDパネル、色合成プリズム等からなる光学系(図示せず)と、外部から受電した電力をプロジェクタ装置1の各部へ供給する電源部(図示せず)と、電源部からの電力を用い光学系で生成された光学像を拡大投射する投射レンズ2とを主に備える。そして、プロジェクタ装置1は、これら公知の構成に加えて、使用時の上部に引掛プラグ3を、また使用時の下部にスポットライト4及び室内灯5備える。
【0026】
光学系、電源部及び投射レンズ2については、公知のものを用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
【0027】
引掛プラグ3は、室内の天井に配置された照明機器等の取り付けに用いられる引掛シーリングに対応するプラグである。図2は引掛プラグ3の詳細構成を示す斜視図である。図2に示すように、引掛プラグ3は、プロジェクタ装置1の使用時の上面に固定され円柱形の外観を呈する第1基部31と、第1基部31に対して回動自在に取り付けられ円柱形の外観を呈する第2基部32と、第2基部32にL字状に形成された導電係止片33と、導電係止片33と電源部とを接続する導電線34とで形成される。
【0028】
そして引掛プラグ3は、室内の天井に配置された引掛シーリングに接続される。図3は引掛プラグ3と引掛シーリングとの接続状態を示す図である。図3に示すように、導電係止片33を引掛シーリングDに設けられた係止孔D1に挿入し、回動して係止することにより、引掛プラグ3を引掛シーリングDに接続する。
【0029】
このように引掛プラグ3は、引掛シーリングDと接続されることにより、プロジェクタ装置1を天井に取り付ける取付手段として機能すると共に、導電係止片33から導電線34を介して電源部に電力を供給するための電源接続手段として機能する。なお、プロジェクタ装置1は、天井に取り付けられた後に、第2基部32を第1基部31に対して相対的に回動して、投射レンズの方向(映像光を投射する方向)を調節することができる。
【0030】
スポットライト4は、光源部41と傘部42とで構成される。光源部41は電源部から電力を受けて照明を行なう。傘部42は照明領域を絞る役割を果たし、また、傘部42はプロジェクタ装置1に対して可動に取り付けられる。従ってスポットライト4は、傘部42の方向を調節することにより、室内の一部領域を選択的に照明することが可能である。なお、後述するように、スポットライト4は、映像の鑑賞時に、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明して、必要領域の照明を行なうために用いられる。このように、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明すれば、投射される映像を劣化させることはない。
【0031】
室内灯5は、カバー51と、カバー51の内部に配置された光源部(図示せず)とで構成される。この光源部は電源部から電力を受けて、室内のほぼ全域の照明を行なう。室内灯5は、主に、映像の非鑑賞時に室内を照明するために用いられる。
【0032】
B.プロジェクタ装置の使用形態
次に、以上のように構成されたプロジェクタ装置1の使用形態の一例について説明する。図4は、プロジェクタ装置1を室内Rで使用する例を示した図である。
【0033】
図4に示すように、プロジェクタ装置1は室内Rの天井Cに取り付けられる。前述のとおり、プロジェクタ1は、天井Cに配設された引掛シーリングDに引掛プラグ3を接続することで、天井Cに取り付けられる。
【0034】
そしてプロジェクタ装置1は、室内Rの壁Wに配置されるスクリーンSに向けて光学像を拡大投射する。ここで、一般に、テーブルT、家具F、装飾品O等は室内Rの床Lに近い空間に配置されるため、天井Cに取り付けられるプロジェクタ装置1によれば、光学像の投射領域を容易に確保することができ、スクリーンSの設置領域の確保を容易にする。
【0035】
また、プロジェクタ装置1は、映像の鑑賞時(光学像の投射時)にスポットライト4で映像光の投射領域以外の領域、例えばテーブルTや部屋の共有者Pを選択的に照明することができる。従って、観察者Vは、例えば、プロジェクタ装置1を操作するためのリモコンEの操作を容易に行なうことができ、またテーブルT上に置かれた飲料Fを誤って溢してしまうようなことはない。また、映像を観察しない共有者Pは、スポットライト4からの照明により、例えば読書などを行なうこと可能となる。なお、スポットライト4は映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明するため、スクリーンSに投射される映像を劣化させることはない。
【0036】
また、プロジェクタ装置1は、映像の非鑑賞時(光学像の非投射時)には、室内灯5で室内Rの全体を照明することができる。従って、映像を鑑賞しないときには、観察者V及び共有者Pは、通常の生活を行なうことができる。
【0037】
2.変形実施形態
引掛プラグ4の形状は、上記実施形態の構成に限られることなく、天井に配置される引掛シーリング又は引掛埋込ローゼット等の形状に対応して選定することができる。
【0038】
また、引掛プラグ4の他に補助的取付手段を用いることも可能である。例えば、引掛シーリングDに備えられた取付金具に、補助取付手段としてのチェーン等を係合するようにしても良い。
【0039】
また、スポットライト4及び室内灯5についても、それぞれが果たすべき機能を備える限り、特に上記実施形態の構成に限定されない。
【0040】
更に、以上の実施形態では、液晶方式のプロジェクタ装置を示したが、これに限られることなく、例えば、デジタルマイクロミラーデバイス方式やCRT方式のプロジェクタ装置等にも本発明が適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
室内の天井に取り付けるための取付手段と、室内の天井に配置された電力供給用のコンセントに接続するための電源接続手段とを備えてプロジェクタ装置を構成したので、プロジェクタ装置を取付手段を用いて天井に取り付けることができ、室内における生活者の移動スペースを害することなくプロジェクタ装置を設置することができる。また、天井に配置される引掛シーリングや引掛埋込ローゼット等の電力供給用コンセントに電源接続手段を接続することで、容易に電力供給を受けることができる。
【0042】
また、電源接続手段をコンセントに対応するプラグで構成することにより、コンセントにプラグを接続することで、煩雑なくコンセントから電力供給を受けることができる。
【0043】
また、取付手段及び電源接続手段をコンセントに対応するプラグで構成することにより、コンセントにプラグを接続することで、取り付けと電源接続を同時に行なうことができ、電源及び天井への設置場所の確保や施工の煩わしさを解消することができる。
【0044】
また、このプロジェクタ装置に、室内を照明するための照明手段を備えることにより、照明装置に用いられるコンセントにプロジェクタ装置の電源接続手段を接続した場合でも、同時に室内の照明を確保することが可能となる。
【0045】
更に、照明手段を、映像光の投射領域以外の領域を選択的に照明できるようにすることにより、照明手段で投射領域以外の領域、例えば観察者の近傍を選択的に照明することにより、観察者は不自由なくリモコン等の操作や飲食を行なうことが可能となり、一方、投射領域は照明されないのでスクリーンに投射される映像を劣化させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本実施形態に係るプロジェクタ装置1の使用時における斜め上方から見た外観を示す斜視図であり、(B)は同プロジェクタ装置の使用時における斜め下方からみた外観を示す斜視図である。
【図2】プロジェクタ装置1の引掛プラグ3の詳細構成を示す斜視図である。
【図3】プロジェクタ装置1の引掛プラグ3と引掛シーリングとの接続状態を示す図である。
【図4】プロジェクタ装置1を室内Rで使用する例を示した図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ装置
2 投射レンズ
3 引掛プラグ
4 スポットライト
5 室内灯
D 引掛シーリング
S スクリーン
Claims (5)
- 映像光を投射するプロジェクタ装置であって、
室内の天井に取り付けるための取付手段と、
前記室内の天井に配置された電力供給用のコンセントに接続するための電源接続手段と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、
前記電源接続手段は前記コンセントに対応するプラグであることを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、
前記取付手段及び前記電源接続手段は前記コンセントに対応するプラグであることを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1乃至3に記載のプロジェクタ装置において、
前記室内を照明するための照明手段を備えたことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項4に記載のプロジェクタ装置において、
前記照明手段は前記映像光を投射する領域以外の領域を選択的に照明できることを特徴とするプロジェクタ装置。
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