JP2004233780A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】一つのヘッドマウントディスプレイ本体部を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしたヘッドマウントディスプレイを提供する。
【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、頭部の後部に装着されて、頭部を挟み込むような弾性を有するリアアーム2と、リアアーム2に出し入れが可能なように嵌め込まれたディスプレイアーム3と、画像の表示を行う表示部4と、リアアーム2に取り付けられたヘッドホーン5を主要部として構成されている。このヘッドマウントディスプレイ本体部1の形状は、図における上下方向の中心線Aに対して上下対称となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、図の矢印のように左右を反転させて、180°回転させれば、ディスプレイアーム3と表示部4は図に2点鎖線で示すように顔面の右側に移動し、そのままの状態で表示部4は右眼前方に位置するようになり、右眼用として使用できるようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、頭部の後部に装着されて、頭部を挟み込むような弾性を有するリアアーム2と、リアアーム2に出し入れが可能なように嵌め込まれたディスプレイアーム3と、画像の表示を行う表示部4と、リアアーム2に取り付けられたヘッドホーン5を主要部として構成されている。このヘッドマウントディスプレイ本体部1の形状は、図における上下方向の中心線Aに対して上下対称となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、図の矢印のように左右を反転させて、180°回転させれば、ディスプレイアーム3と表示部4は図に2点鎖線で示すように顔面の右側に移動し、そのままの状態で表示部4は右眼前方に位置するようになり、右眼用として使用できるようになる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は頭部に装着して映像を観測するヘッドマウントディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶パネル(LCD)等の表示デバイス上に表示された映像を、接眼レンズやハーフミラー等を有する光学系を介して拡大した虚像として観察する眼鏡タイプの映像表示装置が種々提案され、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれている。
【0003】
この映像表示装置は、多くの場合、頭に巻いた形で頭部に装着する構成とされ、両眼に対応する位置に映像表示系を形成した両眼タイプと左右眼の一方の眼に対応する位置に映像表示系を形成した片眼タイプとがある。このうち、両眼タイプのものは、主として映像を楽しむための目的に使用される。片眼タイプのものは、例えばウエアラブルパソコン等の表示装置等や、作業者に指示を表示する表示装置としての使用方法が期待されている。
【0004】
【特許文献1】特開平7−284041号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
片眼タイプのヘッドマウントディスプレイにおいては、一つのヘッドマウントディスプレイ本体部(頭部に装着される部分)を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしておくのが好ましい。このようなヘッドマウントディスプレイとして、特開平7−284041号公報(特許文献1)には、ヘッドマウントディスプレイの表示部を取り外し、付け替えることで左右を切り換える方式のものが開示されている。しかしながら、このような公知のヘッドマウントディスプレイにおいては、表示部を付け替えても、表示部を取り付ける取り付け部が残ったままとなり、他の眼の視界を遮るという問題点があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、一つのヘッドマウントディスプレイ本体部を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしたヘッドマウントディスプレイで、使い勝手の良いものを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段は、頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観測する片眼用ヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)が、頭部に装着するためのリアアームと、画像表示のための表示部とを有し、左眼用、右眼用のいずれにも使用可能とされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ(請求項1)である。
【0008】
本発明においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部が左眼用、右眼用のいずれにも使用可能とされているので、左眼用、右眼用として別々に製造する必要が無く、かつ、同一のヘッドマウントディスプレイ本体部を、複数の人間が共用するときにも使い勝手の良いものとなる。
【0009】
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記リアアームに結合され、前記表示部を支えるディスプレイアームが、前記リアアームを頭部に装着した場合に頭部の中心に対応する部分を中心として、頭部の左右方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項2)である。
【0010】
本手段においては、リアアームを頭部に装着した場合に頭部の中心に対応する部分を中心として、ディスプレイアームを頭部の左右方向に180°回動させることにより、表示部を左眼用、右眼用に切り換えて使用することができる。
【0011】
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段であって、かつ、前記リアアームに左右の耳当て部が取り付けられたヘッドマウントディスプレイであり、前記左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、前記リアアームと前記ディスプレイアームが、一体として、頭部の前後方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項3)である。
【0012】
本手段においては、左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、リアアームとディスプレイアームを、一体として、頭部の前後方向に180°回動させることにより、表示部を左眼用、右眼用に切り換えて使用することができる。
【0013】
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段であって、前記左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、前記リアアームと前記ディスプレイアームが、それぞれ独立に、頭部の前後方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項4)である。
【0014】
本手段においても、左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、リアアームとディスプレイアームの両方を、頭部の前後方向に180°回動させることにより、表示部を左眼用、右眼用に切り換えて使用することができる。かつ、本手段においては、リアアームとディスプレイアームのなす角度を可変とすることができるので、表示部を眼の前方に位置させるのが非常に容易になる。
【0015】
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段であって、前記表示部が支持部を有し、前記支持部は、前記表示部から離れた位置に回動中心を有し、前記リアアームに結合されて前記表示部を支えるディスプレイアームに結合され、前記リアアームを頭部に装着した場合における両眼の略中心を中心として、頭部の左右方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項5)である。
【0016】
本手段においては、リアアームは頭部に対して一定の位置で使用されるが、それに結合されて表示部を支えるディスプレイアームに結合された表示部の支持部を、リアアームを頭部に装着した場合における両眼の略中心を中心として、頭部の左右方向に180°回動させることにより、表示部を左眼前、右眼前にそれぞれ位置させることができる。
【0017】
前記課題を解決するための第6の手段は、前記第1の手段から第5の手段のうちいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記表示部における画像表示部の視野が、水平、垂直方向とも軸対称に形成されていることを特徴とするもの(請求項6)である。
【0018】
前記第1の手段においては、ヘッドマウントディスプレイを左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合で、画像表示部の視野(画像表示部がどのように見えるか)が180°反転するものが多い。これらの場合には、表示部における画像表示部の視野を、水平、垂直方向とも軸対称に形成しておくことにより、左眼用として使用する場合でも、右眼用として使用する場合でも、同じ画像表示部の視野を得ることができる。
【0019】
前記課題を解決するための第7の手段は、前記前記第1の手段から第6の手段のいずれかであって、装着時に前記表示部を見た際に視野に入る前記表示部の外形が、左眼で見た場合と右眼でみた場合とで、同じとなるようにされていることを特徴とするもの(請求項7)である。
【0020】
前記第1の手段から第6の手段においては、ヘッドマウントディスプレイを左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合で、画像表示部の視野だけでなく、表示部が前にある眼で見える表示部の外形も180°反転するものが多い。これらの場合には、装着時に前記表示部を見た際に視野に入る表示部の外形を、左眼で見た場合と右眼でみた場合とで、同じとなるように構成しておくことにより、同じ装着感を得ることができ、外光の入り方も同じとすることができる。
【0021】
前記課題を解決するための第8の手段は、前記第1の手段であって、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が、耳かけ部を除き、装着時の上下方向に対して、対称な形状を有していることを特徴とするもの(請求項8)である。
【0022】
本手段においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部を180°ひっくり返すだけで、左眼用と右眼用とに使い分けることができる。その際、耳かけ部が無い場合はこれでよいが、耳かけ部がある場合は、耳かけ部が下側に来てしまうので、この部分だけは取り替える必要がある。
【0023】
前記課題を解決するための第9の手段は、前記第1の手段であって、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が配線部を有し、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が、前記配線部を除き、装着時の上下方向に対して、対称な形状を有していることを特徴とするもの(請求項9)である。
【0024】
本手段においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部を180°ひっくり返すだけで、左眼用と右眼用とに使い分けることができる。その際、配線部の位置が変わることになるが、これはあまり大きな問題とはならない。
【0025】
前記課題を解決するための第10の手段は、前記第2の手段、第3の手段、前記第8の手段、又は第9の手段のいずれかであって、前記リアアームに結合され、前記表示部を支えるディスプレイアームが、関節構造で結合された2つの部分を有し、第1の部分には前記表示部が結合され、第2の部分は、前記リアアームに結合されていることを特徴とするもの(請求項10)である。
【0026】
前述のように、前記第2の手段、第3の手段、第8の手段、第9の手段においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部、又はその一部を180°ひっくり返すだけで、左眼用と右眼用とに使い分けることができる。しかし、その場合、リアアームの延長面上と一定の関係にある位置に表示部が位置することになるが、それではフレキシビリティに欠ける場合がある。そこで本手段においては、ディスプレイアームを2つに分けて、その間に関節構造を配置しているので、この関節構造部を中心に表示部の位置を変えることができ、フレキシビリティに富むヘッドマウントディスプレイとすることができる。
【0027】
前記課題を解決するための第11の手段は、前記第2の手段、第3の手段、第8の手段、第9の手段、第10の手段のいずれかであって、左右の耳当て部、又は前記左右の耳当て部の前記耳かけ部が、左右交換可能とされていることを特徴とするもの(請求項11)である。
【0028】
第2の手段、第3の手段、第8の手段、第9の手段、第10の手段においては、左眼用として使用するときと、右目用として使用するときで、耳当て部とその耳かけ部の位置が逆さまになると共に左右も反転する。本手段においては、この左右の耳当て部を交換可能としたり、又は左右の耳かけ部を、単体で、または耳当て部ごとに交換可能としているので、このような問題を避けることができる。
【0029】
前記課題を解決するための第12の手段は、前記第1の手段から第11の手段のいずれかであって、装着時におけるヘッドマウントディスプレイ本体部全体、又はその一部である表示部の、上下方向を検知する上下方向検出器が設けられていることを特徴とするもの(請求項12)である。
【0030】
前記第1の手段から第11の手段は、左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合では、ヘッドマウントディスプレイ本体部、又はその一部である表示部の少なくとも一方の上下が反転する。よって、反転する部分のいずれかの部分に、上下方向検出器を設けることにより、左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合を区別することができる。
【0031】
前記課題を解決するための第13の手段は、前記第12の手段であって、前記上下方向検出器は、重力方向を検出するものであることを特徴とするもの(請求項12)である。
【0032】
重力の方向を検出する検出器を用いることにより、非常に簡単な方法で、ヘッドマウントディスプレイ本体部又は表示部の上下方向を知ることができる。
【0033】
前記課題を解決するための第14の手段は、前記第10の手段であると共に前記第12の手段でもあり、前記上下方向検出器は、前記ディスプレイアームの2つの部分の相対的な回動方向を検出するものであることを特徴とするもの(請求項14)である。
【0034】
本手段においては、ディスプレイアームの第1の部分と第2の部分の相対的な回動方向を知ることにより、間接的にヘッドマウントディスプレイの上下方向を知ることができる。すなわち、リアアームとディスプレイアームの第2の部分は、通常前側が高くなるようにして頭部に装着される。これに対し、ディスプレイアームの第1の部分は、略水平に頭部に装着される。よって、ディスプレイアームの第1の部分と第2の部分の相対的な回動方向を知ることにより、ヘッドマウントディスプレイ本体部の上下方向を知ることができる。
【0035】
前記課題を解決するための第15の手段は、前記第11の手段であり、かつ前記第12の手段であるものであって、上下方向検出器は、所定の前記耳当て部、又は前記耳当て部の耳かけ部が、前記リアアームの左右のどちらに付けられているかを検出するものであることを特徴とするもの(請求項15)である。
【0036】
耳当て部又は耳当て部の耳かけ部を左右入れ替えて使用する場合に、所定の耳当て部、又は耳当て部の耳かけ部が、リアアームの左右のどちらに付けられているかを識別することによって、ヘッドマウントディスプレイ本体部の上下方向を知ることができる。
【0037】
前記課題を解決するための第16の手段は、前記第1の手段から第15の手段のいずれかであって、ヘッドマウントディスプレイ本体部の装着の向きに応じて、表示させる画像を180°反転させる機能を有することを特徴とするもの(請求項16)である。
【0038】
前記第1の手段から第15の手段においては、左眼用に使用する場合と右眼用に使用する場合で、画像が180°ひっくり返る場合がある。このような場合にヘッドマウントディスプレイ本体部の装着の向きに応じて、表示させる画像を180°反転させる機能を有することにより、どちらの眼でみた場合でも、同じ画像を見ることができるようになる。特に、前述のような手段により、ヘッドマウントディスプレイの装着方向を自動的に判別し、画像を自動反転させるようにすると効果が大きい。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【0040】
ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、頭部の後部に装着されて、頭部を挟み込むような弾性を有するリアアーム2と、リアアーム2に出し入れが可能なように嵌め込まれたディスプレイアーム3と、ディスプレイアーム3の先端部に取り付けられ、画像の表示を行う表示部4と、リアアーム2に取り付けられた左右のヘッドホーン5(耳当て部を兼ねる)を主要部として構成されている。図においては、表示部4は、ディスプレイアーム3の引き出し長さを調節することにより、左眼前方に位置するように調整されており、左眼用として使用される。
【0041】
このヘッドマウントディスプレイ本体部1の形状は、図における上下方向の中心線Aに対して上下対称となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、図の矢印のように左右を反転させて、180°回転させれば、ディスプレイアーム3と表示部4は図に2点鎖線で示すように顔面の右側に移動し、そのままの状態で表示部4は右眼前方に位置するようになり、右眼用として使用できるようになる。
【0042】
図2は、図1の装着状態を顔面の左側から見た概要を示す図である。なお、以下の図においては、前出の図に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してその説明を省略することがある。リアアーム2の後端部分には、重力センサ6が埋め込まれており、重力の方向を検知することで、ヘッドマウントディスプレイ本体部1のどちら側が上面になっているかを検出する。これにより、ヘッドマウントディスプレイ本体部1が左眼用として使用されているのか、右目用として使用されているのかを知ることができる。
【0043】
図3は、本発明の第2の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図であり、顔面の左側から見た図である。この実施の形態の立体的な構造の概要は図1に示したものとほぼ同様であるが、ディスプレイアーム3が後部分3a、前部分3b、関節部3cから成り立っている点が異なっている。
【0044】
この実施の形態において、ディスプレイアーム3の後部分3aと前部分3bを直線状にした場合、図1、図2に示した実施の形態と同じように、図における上下方向の中心線Aに対して上下対称となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、左右を反転させて、180°回転させれば、そのままの状態で表示部4は右眼前方に位置するようになり、右眼用として使用できるようになる。
【0045】
一般的に、リアアーム2は図に示すように、その前方が上部に来る形で頭部に装着した方が、装着感が良い。これに対し、表示部4は眼に対して水平であることが好ましい。第1の実施の形態においては、図2に示すように、リアアーム2とディスプレイアーム3の中心線Aは一致しているので、このような要求を満たすことはできなかったが、第2の実施の形態では、図3に示すように、ディスプレイアーム3の前部分3bを、関節部3cを介して後部分3aに対して折れ曲げるようにして使用すれば、両者の要求を満たすことができる。
【0046】
なお、ディスプレイアーム3の前部分3bは、図に矢印で示すように、関節部3cを中心として所定の範囲回動が可能である。右眼用として使用するときは、前部分3bの中心線はBに示す位置に来る。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1の上下方向を知るためには、図2に示したのと同じように重力センサ6を使用してもよいが、ディスプレイアーム3の前部分3bの回動位置を検出するセンサを取り付けておき、そのセンサの出力により検出するようにしてもよい。
【0047】
図4は、本発明の第3の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態を顔面左側から見た概要図である。このヘッドマウントディスプレイ本体部1の構造は、図1に示した第1の実施の形態とほぼ同じであるが、ヘッドマウントディスプレイ本体部1、特に表示部4が、上下の中心線Aに対して対称となっていない点が異なっている。
【0048】
しかし、使用者から見える視野の範囲7(図4(a)にハッチングで示す)は、中心線Aに対して上下対称となっている。すなわち、図4(b)に示すように、視野の範囲7は中心線Aに対して、上下とも角度αの範囲となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、左右を反転させて、180°回転させ、そのままの状態で表示部4を右眼前方に位置するようにした場合に、使用者から見て視界が左眼で使用した場合と右眼で使用した場合とで同じになり、左右を取り替えた時の違和感は最小ですむ。
【0049】
図5は、本発明の第4の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。この実施の形態においては、ヘッドホーン5に耳かけ部8が付いているところのみが図1に示した第1の実施の形態と異なる。この耳かけ部は、ヘッドマウントディスプレイを耳にかけて固定するために用いられるものである。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、左右を反転させて、180°回転させ、そのままの状態で表示部4を右眼前方に位置するようにした場合に、耳かけ部8が下側に来てしまうと共に、左右の耳かけ部8が反転する。
【0050】
よって、本実施の形態では、左右のヘッドホーン5をリアアーム2から抜きさし可能にしてあり、使用者は左右のヘッドホーン5を入れ替えることで、ヘッドホーン5を正常な状態で使用することが可能となる。なお、この例ではヘッドホーン5ごと抜き差ししているが、この耳かけ部8のみ交換するようにしてもよいし(その場合、ヘッドホーン5の上下に取り付け可能なようにする必要がある)、ヘッドホーンを包んで柔らかく耳に当てる役割をする耳パッドの形状そのものが異なる場合には、耳パッドを交換するようにしてもよい。又、左右のヘッドホーン5の形状が耳かけ部8を含めて全く同じ場合には、左右を交換すること無く、各々のヘッドホーン5を、向きを変えて取り付ければ良いことは言うまでもない。
【0051】
図6は、本発明の第5の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。この実施の形態においては、リアアーム2の、頭部左右方向中心に相当する部分にピン9が設けられ、このピン9が、リアアーム2の孔に固定されている。そして、ディスプレイアーム3は、ピン9に固定されており、ピン9を中心として回転、又は180°以上の回動が可能とされている。ヘッドホーン5はリアアーム2に固定され、表示部4はディスプレイアーム3の先端に固定されている。
【0052】
図6は、表示部4を左眼用として使用している状態を示しているが、この状態から、ディスプレイアーム3を、180°ピン9を中心として回動させると、図6(a)の2点鎖線で示すように、右眼用として使用できるようになる。
【0053】
図7は、本発明の第6の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。
【0054】
この実施の形態においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、ヘッドホーン5によって頭部に支持されている。そしてヘッドホーン5には軸10が設けられており、ディスプレイアーム3と一体化されたリアアーム2は、この軸10の周りに回転又は180°以上に亘って回動可能とされている。
【0055】
右眼用に変更する場合には、この状態からヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部から取り外して、リアアーム2を図の状態から180°回動させ、前後を反転して装着すればよい。この例においても、ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、中央線Aに対して上下対称に作られているので、どちらの眼用に使用する場合でも、違和感なく使用することができる。この例では、リアアーム2とディスプレイアーム3を一体として形成しているが、これらを別々の部材としてもよい。
【0056】
図8は、本発明の第7の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。
【0057】
この実施の形態においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、ヘッドホーン5によって頭部に支持されている。そしてヘッドホーン5には軸10が設けられており、ディスプレイアーム3とリアアーム2は、共にこの軸10の周りに回転又は180°以上に亘って回動可能とされている。
【0058】
右眼用に変更する場合には、この状態からヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部から取り外して、リアアーム2とディスプレイアーム3を図の状態から180°回動させ、前後を反転して装着すればよい。基本的にはこの構成は、図7に示したものと同じであるが、ディスプレイアーム3とリアアーム2が別々に回転又は回動可能とされていることにより、ディスプレイアーム3とリアアーム2との間に任意の角度を持たせることができる。よって、図3に示した実施の形態と同じ作用を併せて持たせることができる。
【0059】
図9は、本発明の第8の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。
【0060】
この実施の形態においては、リアアーム2とディスプレイアーム3が一体に形成されており、ヘッドホーン5がこれに取り付けられている。そして、ヘッドホーン5を頭部に装着することにより、ヘッドマウントディスプレイ本体部1が頭部に装着される。ディスプレイアーム3の先端部には、ピン12が設けられている。一方、表示部4には、支持部11が設けられており、支持部11の表示部4側と反対の先端部が、ピン12によりディスプレイアーム3の先端部に対して、回転又は少なくとも180°の回動が可能なように取り付けられている。
【0061】
図は、表示部4を左眼用に使用している例であるが、表示部4を、ピン12を中心として、矢印の方向に180°回動させることにより、右眼用として使用することが可能である。なお、図の例では、リアアーム2とディスプレイアーム3を一体に形成しているが、これを別々に形成してもよいことは言うまでもない。
【0062】
以上述べた実施の形態においては、いずれの場合も、左眼用に使用する場合と右眼用に使用する場合とでは、表示部4における画像表示が180°回転する。よって、どちらの眼で見ても同じように像が見えるようにするためには、左眼用に使用されているか右眼用に使用されているかを検知し、それに応じて画像表示を180°反転させて表示することが好ましい。
【0063】
図1〜図8に示す実施の形態では、左眼用に使用するときと右眼用に使用するときとでは、リアアーム又はディスプレイアーム3の上下が反転するので、前述のように重力センサ6を設けて、上下関係を判断すれば、左眼用に使用するときと右眼用に使用するときの区別を行うことができる。この他、図3に示すような実施の形態では、その説明で述べたように、ディスプレイアーム3の前部分3bの回動位置を検出するセンサにより検知するようにしてもよい。同様、図8に示す実施例では、リアアーム2とディスプレイアーム3の角度を検出して、それにより左眼用に使用するときと右眼用に使用するときの区別を行うことができる。
【0064】
さらに、図5のように、左右のヘッドホーン5やその耳かけ部8の取り替える方式のものについては、その取り付け位置をスイッチで検出して、左眼用か右眼用かを判断するようにしてもよい。例えば、図10に示すように、左右のヘッドホーン5を、それらを支持する柄5a、5bをリアアーム2の孔2aに差し込むことで、リアアーム2に固定するようにしておき、一方のリアアーム2の孔2aにスイッチ13を取り付けておく。
【0065】
そして、左右のリアアーム2の柄5aと5bの形状を、図11のように異ならせておき、柄5aが差し込まれたときは切り欠き部の存在によりスイッチ13がオンとならず、柄5bが差し込まれたときにスイッチ13がオンとなるようにしておく。このようにしておけば、どちらのヘッドホーン5がスイッチ13のある側のリアアーム2の端部に差し込まれたが分かり、これにより、左眼用として使用されているのか、右眼用として使用されているのかが判別できる。
【0066】
図9に示すような、表示部4だけを反転させる方式のものについては、表示部4に重力センサを付けたり、表示部4の支持部11とディスプレイアーム3の位置関係を検出するスイッチを設けたりして、左眼用に使用されているか右眼用に使用されているかを判別することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一つのヘッドマウントディスプレイ本体部を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしたヘッドマウントディスプレイで、使い勝手のよいものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図2】図1の装着状態を顔面の左側から見た概要を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図10】左右のヘッドホーンやその耳かけ部の取り付け位置をスイッチで検出して、左眼用か右眼用かを判断するようにする方式を説明する図である。
【図11】図10の方式に使用するヘッドホーンの概要を示す図である。
【符号の説明】
1…ヘッドマウントディスプレイ本体部、2…リアアーム、3…ディスプレイアーム、3a…後部分、3b…前部分、3c…関節部、4…表示部、6…重力センサ、7…視野の範囲、8…耳かけ部、9…ピン、10…軸、11…支持部、12…ピン、13…スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は頭部に装着して映像を観測するヘッドマウントディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶パネル(LCD)等の表示デバイス上に表示された映像を、接眼レンズやハーフミラー等を有する光学系を介して拡大した虚像として観察する眼鏡タイプの映像表示装置が種々提案され、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれている。
【0003】
この映像表示装置は、多くの場合、頭に巻いた形で頭部に装着する構成とされ、両眼に対応する位置に映像表示系を形成した両眼タイプと左右眼の一方の眼に対応する位置に映像表示系を形成した片眼タイプとがある。このうち、両眼タイプのものは、主として映像を楽しむための目的に使用される。片眼タイプのものは、例えばウエアラブルパソコン等の表示装置等や、作業者に指示を表示する表示装置としての使用方法が期待されている。
【0004】
【特許文献1】特開平7−284041号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
片眼タイプのヘッドマウントディスプレイにおいては、一つのヘッドマウントディスプレイ本体部(頭部に装着される部分)を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしておくのが好ましい。このようなヘッドマウントディスプレイとして、特開平7−284041号公報(特許文献1)には、ヘッドマウントディスプレイの表示部を取り外し、付け替えることで左右を切り換える方式のものが開示されている。しかしながら、このような公知のヘッドマウントディスプレイにおいては、表示部を付け替えても、表示部を取り付ける取り付け部が残ったままとなり、他の眼の視界を遮るという問題点があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、一つのヘッドマウントディスプレイ本体部を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしたヘッドマウントディスプレイで、使い勝手の良いものを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段は、頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観測する片眼用ヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)が、頭部に装着するためのリアアームと、画像表示のための表示部とを有し、左眼用、右眼用のいずれにも使用可能とされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ(請求項1)である。
【0008】
本発明においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部が左眼用、右眼用のいずれにも使用可能とされているので、左眼用、右眼用として別々に製造する必要が無く、かつ、同一のヘッドマウントディスプレイ本体部を、複数の人間が共用するときにも使い勝手の良いものとなる。
【0009】
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記リアアームに結合され、前記表示部を支えるディスプレイアームが、前記リアアームを頭部に装着した場合に頭部の中心に対応する部分を中心として、頭部の左右方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項2)である。
【0010】
本手段においては、リアアームを頭部に装着した場合に頭部の中心に対応する部分を中心として、ディスプレイアームを頭部の左右方向に180°回動させることにより、表示部を左眼用、右眼用に切り換えて使用することができる。
【0011】
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段であって、かつ、前記リアアームに左右の耳当て部が取り付けられたヘッドマウントディスプレイであり、前記左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、前記リアアームと前記ディスプレイアームが、一体として、頭部の前後方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項3)である。
【0012】
本手段においては、左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、リアアームとディスプレイアームを、一体として、頭部の前後方向に180°回動させることにより、表示部を左眼用、右眼用に切り換えて使用することができる。
【0013】
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段であって、前記左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、前記リアアームと前記ディスプレイアームが、それぞれ独立に、頭部の前後方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項4)である。
【0014】
本手段においても、左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、リアアームとディスプレイアームの両方を、頭部の前後方向に180°回動させることにより、表示部を左眼用、右眼用に切り換えて使用することができる。かつ、本手段においては、リアアームとディスプレイアームのなす角度を可変とすることができるので、表示部を眼の前方に位置させるのが非常に容易になる。
【0015】
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段であって、前記表示部が支持部を有し、前記支持部は、前記表示部から離れた位置に回動中心を有し、前記リアアームに結合されて前記表示部を支えるディスプレイアームに結合され、前記リアアームを頭部に装着した場合における両眼の略中心を中心として、頭部の左右方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とするもの(請求項5)である。
【0016】
本手段においては、リアアームは頭部に対して一定の位置で使用されるが、それに結合されて表示部を支えるディスプレイアームに結合された表示部の支持部を、リアアームを頭部に装着した場合における両眼の略中心を中心として、頭部の左右方向に180°回動させることにより、表示部を左眼前、右眼前にそれぞれ位置させることができる。
【0017】
前記課題を解決するための第6の手段は、前記第1の手段から第5の手段のうちいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記表示部における画像表示部の視野が、水平、垂直方向とも軸対称に形成されていることを特徴とするもの(請求項6)である。
【0018】
前記第1の手段においては、ヘッドマウントディスプレイを左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合で、画像表示部の視野(画像表示部がどのように見えるか)が180°反転するものが多い。これらの場合には、表示部における画像表示部の視野を、水平、垂直方向とも軸対称に形成しておくことにより、左眼用として使用する場合でも、右眼用として使用する場合でも、同じ画像表示部の視野を得ることができる。
【0019】
前記課題を解決するための第7の手段は、前記前記第1の手段から第6の手段のいずれかであって、装着時に前記表示部を見た際に視野に入る前記表示部の外形が、左眼で見た場合と右眼でみた場合とで、同じとなるようにされていることを特徴とするもの(請求項7)である。
【0020】
前記第1の手段から第6の手段においては、ヘッドマウントディスプレイを左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合で、画像表示部の視野だけでなく、表示部が前にある眼で見える表示部の外形も180°反転するものが多い。これらの場合には、装着時に前記表示部を見た際に視野に入る表示部の外形を、左眼で見た場合と右眼でみた場合とで、同じとなるように構成しておくことにより、同じ装着感を得ることができ、外光の入り方も同じとすることができる。
【0021】
前記課題を解決するための第8の手段は、前記第1の手段であって、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が、耳かけ部を除き、装着時の上下方向に対して、対称な形状を有していることを特徴とするもの(請求項8)である。
【0022】
本手段においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部を180°ひっくり返すだけで、左眼用と右眼用とに使い分けることができる。その際、耳かけ部が無い場合はこれでよいが、耳かけ部がある場合は、耳かけ部が下側に来てしまうので、この部分だけは取り替える必要がある。
【0023】
前記課題を解決するための第9の手段は、前記第1の手段であって、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が配線部を有し、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が、前記配線部を除き、装着時の上下方向に対して、対称な形状を有していることを特徴とするもの(請求項9)である。
【0024】
本手段においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部を180°ひっくり返すだけで、左眼用と右眼用とに使い分けることができる。その際、配線部の位置が変わることになるが、これはあまり大きな問題とはならない。
【0025】
前記課題を解決するための第10の手段は、前記第2の手段、第3の手段、前記第8の手段、又は第9の手段のいずれかであって、前記リアアームに結合され、前記表示部を支えるディスプレイアームが、関節構造で結合された2つの部分を有し、第1の部分には前記表示部が結合され、第2の部分は、前記リアアームに結合されていることを特徴とするもの(請求項10)である。
【0026】
前述のように、前記第2の手段、第3の手段、第8の手段、第9の手段においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部、又はその一部を180°ひっくり返すだけで、左眼用と右眼用とに使い分けることができる。しかし、その場合、リアアームの延長面上と一定の関係にある位置に表示部が位置することになるが、それではフレキシビリティに欠ける場合がある。そこで本手段においては、ディスプレイアームを2つに分けて、その間に関節構造を配置しているので、この関節構造部を中心に表示部の位置を変えることができ、フレキシビリティに富むヘッドマウントディスプレイとすることができる。
【0027】
前記課題を解決するための第11の手段は、前記第2の手段、第3の手段、第8の手段、第9の手段、第10の手段のいずれかであって、左右の耳当て部、又は前記左右の耳当て部の前記耳かけ部が、左右交換可能とされていることを特徴とするもの(請求項11)である。
【0028】
第2の手段、第3の手段、第8の手段、第9の手段、第10の手段においては、左眼用として使用するときと、右目用として使用するときで、耳当て部とその耳かけ部の位置が逆さまになると共に左右も反転する。本手段においては、この左右の耳当て部を交換可能としたり、又は左右の耳かけ部を、単体で、または耳当て部ごとに交換可能としているので、このような問題を避けることができる。
【0029】
前記課題を解決するための第12の手段は、前記第1の手段から第11の手段のいずれかであって、装着時におけるヘッドマウントディスプレイ本体部全体、又はその一部である表示部の、上下方向を検知する上下方向検出器が設けられていることを特徴とするもの(請求項12)である。
【0030】
前記第1の手段から第11の手段は、左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合では、ヘッドマウントディスプレイ本体部、又はその一部である表示部の少なくとも一方の上下が反転する。よって、反転する部分のいずれかの部分に、上下方向検出器を設けることにより、左眼用として使用する場合と右眼用として使用する場合を区別することができる。
【0031】
前記課題を解決するための第13の手段は、前記第12の手段であって、前記上下方向検出器は、重力方向を検出するものであることを特徴とするもの(請求項12)である。
【0032】
重力の方向を検出する検出器を用いることにより、非常に簡単な方法で、ヘッドマウントディスプレイ本体部又は表示部の上下方向を知ることができる。
【0033】
前記課題を解決するための第14の手段は、前記第10の手段であると共に前記第12の手段でもあり、前記上下方向検出器は、前記ディスプレイアームの2つの部分の相対的な回動方向を検出するものであることを特徴とするもの(請求項14)である。
【0034】
本手段においては、ディスプレイアームの第1の部分と第2の部分の相対的な回動方向を知ることにより、間接的にヘッドマウントディスプレイの上下方向を知ることができる。すなわち、リアアームとディスプレイアームの第2の部分は、通常前側が高くなるようにして頭部に装着される。これに対し、ディスプレイアームの第1の部分は、略水平に頭部に装着される。よって、ディスプレイアームの第1の部分と第2の部分の相対的な回動方向を知ることにより、ヘッドマウントディスプレイ本体部の上下方向を知ることができる。
【0035】
前記課題を解決するための第15の手段は、前記第11の手段であり、かつ前記第12の手段であるものであって、上下方向検出器は、所定の前記耳当て部、又は前記耳当て部の耳かけ部が、前記リアアームの左右のどちらに付けられているかを検出するものであることを特徴とするもの(請求項15)である。
【0036】
耳当て部又は耳当て部の耳かけ部を左右入れ替えて使用する場合に、所定の耳当て部、又は耳当て部の耳かけ部が、リアアームの左右のどちらに付けられているかを識別することによって、ヘッドマウントディスプレイ本体部の上下方向を知ることができる。
【0037】
前記課題を解決するための第16の手段は、前記第1の手段から第15の手段のいずれかであって、ヘッドマウントディスプレイ本体部の装着の向きに応じて、表示させる画像を180°反転させる機能を有することを特徴とするもの(請求項16)である。
【0038】
前記第1の手段から第15の手段においては、左眼用に使用する場合と右眼用に使用する場合で、画像が180°ひっくり返る場合がある。このような場合にヘッドマウントディスプレイ本体部の装着の向きに応じて、表示させる画像を180°反転させる機能を有することにより、どちらの眼でみた場合でも、同じ画像を見ることができるようになる。特に、前述のような手段により、ヘッドマウントディスプレイの装着方向を自動的に判別し、画像を自動反転させるようにすると効果が大きい。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【0040】
ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、頭部の後部に装着されて、頭部を挟み込むような弾性を有するリアアーム2と、リアアーム2に出し入れが可能なように嵌め込まれたディスプレイアーム3と、ディスプレイアーム3の先端部に取り付けられ、画像の表示を行う表示部4と、リアアーム2に取り付けられた左右のヘッドホーン5(耳当て部を兼ねる)を主要部として構成されている。図においては、表示部4は、ディスプレイアーム3の引き出し長さを調節することにより、左眼前方に位置するように調整されており、左眼用として使用される。
【0041】
このヘッドマウントディスプレイ本体部1の形状は、図における上下方向の中心線Aに対して上下対称となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、図の矢印のように左右を反転させて、180°回転させれば、ディスプレイアーム3と表示部4は図に2点鎖線で示すように顔面の右側に移動し、そのままの状態で表示部4は右眼前方に位置するようになり、右眼用として使用できるようになる。
【0042】
図2は、図1の装着状態を顔面の左側から見た概要を示す図である。なお、以下の図においては、前出の図に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してその説明を省略することがある。リアアーム2の後端部分には、重力センサ6が埋め込まれており、重力の方向を検知することで、ヘッドマウントディスプレイ本体部1のどちら側が上面になっているかを検出する。これにより、ヘッドマウントディスプレイ本体部1が左眼用として使用されているのか、右目用として使用されているのかを知ることができる。
【0043】
図3は、本発明の第2の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図であり、顔面の左側から見た図である。この実施の形態の立体的な構造の概要は図1に示したものとほぼ同様であるが、ディスプレイアーム3が後部分3a、前部分3b、関節部3cから成り立っている点が異なっている。
【0044】
この実施の形態において、ディスプレイアーム3の後部分3aと前部分3bを直線状にした場合、図1、図2に示した実施の形態と同じように、図における上下方向の中心線Aに対して上下対称となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、左右を反転させて、180°回転させれば、そのままの状態で表示部4は右眼前方に位置するようになり、右眼用として使用できるようになる。
【0045】
一般的に、リアアーム2は図に示すように、その前方が上部に来る形で頭部に装着した方が、装着感が良い。これに対し、表示部4は眼に対して水平であることが好ましい。第1の実施の形態においては、図2に示すように、リアアーム2とディスプレイアーム3の中心線Aは一致しているので、このような要求を満たすことはできなかったが、第2の実施の形態では、図3に示すように、ディスプレイアーム3の前部分3bを、関節部3cを介して後部分3aに対して折れ曲げるようにして使用すれば、両者の要求を満たすことができる。
【0046】
なお、ディスプレイアーム3の前部分3bは、図に矢印で示すように、関節部3cを中心として所定の範囲回動が可能である。右眼用として使用するときは、前部分3bの中心線はBに示す位置に来る。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1の上下方向を知るためには、図2に示したのと同じように重力センサ6を使用してもよいが、ディスプレイアーム3の前部分3bの回動位置を検出するセンサを取り付けておき、そのセンサの出力により検出するようにしてもよい。
【0047】
図4は、本発明の第3の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態を顔面左側から見た概要図である。このヘッドマウントディスプレイ本体部1の構造は、図1に示した第1の実施の形態とほぼ同じであるが、ヘッドマウントディスプレイ本体部1、特に表示部4が、上下の中心線Aに対して対称となっていない点が異なっている。
【0048】
しかし、使用者から見える視野の範囲7(図4(a)にハッチングで示す)は、中心線Aに対して上下対称となっている。すなわち、図4(b)に示すように、視野の範囲7は中心線Aに対して、上下とも角度αの範囲となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、左右を反転させて、180°回転させ、そのままの状態で表示部4を右眼前方に位置するようにした場合に、使用者から見て視界が左眼で使用した場合と右眼で使用した場合とで同じになり、左右を取り替えた時の違和感は最小ですむ。
【0049】
図5は、本発明の第4の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。この実施の形態においては、ヘッドホーン5に耳かけ部8が付いているところのみが図1に示した第1の実施の形態と異なる。この耳かけ部は、ヘッドマウントディスプレイを耳にかけて固定するために用いられるものである。よって、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を、左右を反転させて、180°回転させ、そのままの状態で表示部4を右眼前方に位置するようにした場合に、耳かけ部8が下側に来てしまうと共に、左右の耳かけ部8が反転する。
【0050】
よって、本実施の形態では、左右のヘッドホーン5をリアアーム2から抜きさし可能にしてあり、使用者は左右のヘッドホーン5を入れ替えることで、ヘッドホーン5を正常な状態で使用することが可能となる。なお、この例ではヘッドホーン5ごと抜き差ししているが、この耳かけ部8のみ交換するようにしてもよいし(その場合、ヘッドホーン5の上下に取り付け可能なようにする必要がある)、ヘッドホーンを包んで柔らかく耳に当てる役割をする耳パッドの形状そのものが異なる場合には、耳パッドを交換するようにしてもよい。又、左右のヘッドホーン5の形状が耳かけ部8を含めて全く同じ場合には、左右を交換すること無く、各々のヘッドホーン5を、向きを変えて取り付ければ良いことは言うまでもない。
【0051】
図6は、本発明の第5の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。この実施の形態においては、リアアーム2の、頭部左右方向中心に相当する部分にピン9が設けられ、このピン9が、リアアーム2の孔に固定されている。そして、ディスプレイアーム3は、ピン9に固定されており、ピン9を中心として回転、又は180°以上の回動が可能とされている。ヘッドホーン5はリアアーム2に固定され、表示部4はディスプレイアーム3の先端に固定されている。
【0052】
図6は、表示部4を左眼用として使用している状態を示しているが、この状態から、ディスプレイアーム3を、180°ピン9を中心として回動させると、図6(a)の2点鎖線で示すように、右眼用として使用できるようになる。
【0053】
図7は、本発明の第6の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。
【0054】
この実施の形態においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、ヘッドホーン5によって頭部に支持されている。そしてヘッドホーン5には軸10が設けられており、ディスプレイアーム3と一体化されたリアアーム2は、この軸10の周りに回転又は180°以上に亘って回動可能とされている。
【0055】
右眼用に変更する場合には、この状態からヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部から取り外して、リアアーム2を図の状態から180°回動させ、前後を反転して装着すればよい。この例においても、ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、中央線Aに対して上下対称に作られているので、どちらの眼用に使用する場合でも、違和感なく使用することができる。この例では、リアアーム2とディスプレイアーム3を一体として形成しているが、これらを別々の部材としてもよい。
【0056】
図8は、本発明の第7の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。
【0057】
この実施の形態においては、ヘッドマウントディスプレイ本体部1は、ヘッドホーン5によって頭部に支持されている。そしてヘッドホーン5には軸10が設けられており、ディスプレイアーム3とリアアーム2は、共にこの軸10の周りに回転又は180°以上に亘って回動可能とされている。
【0058】
右眼用に変更する場合には、この状態からヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部から取り外して、リアアーム2とディスプレイアーム3を図の状態から180°回動させ、前後を反転して装着すればよい。基本的にはこの構成は、図7に示したものと同じであるが、ディスプレイアーム3とリアアーム2が別々に回転又は回動可能とされていることにより、ディスプレイアーム3とリアアーム2との間に任意の角度を持たせることができる。よって、図3に示した実施の形態と同じ作用を併せて持たせることができる。
【0059】
図9は、本発明の第8の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部1を頭部に装着した様子を示す概要図である。(a)は斜視図、(b)は、この装着状態の平断面の概要図である。
【0060】
この実施の形態においては、リアアーム2とディスプレイアーム3が一体に形成されており、ヘッドホーン5がこれに取り付けられている。そして、ヘッドホーン5を頭部に装着することにより、ヘッドマウントディスプレイ本体部1が頭部に装着される。ディスプレイアーム3の先端部には、ピン12が設けられている。一方、表示部4には、支持部11が設けられており、支持部11の表示部4側と反対の先端部が、ピン12によりディスプレイアーム3の先端部に対して、回転又は少なくとも180°の回動が可能なように取り付けられている。
【0061】
図は、表示部4を左眼用に使用している例であるが、表示部4を、ピン12を中心として、矢印の方向に180°回動させることにより、右眼用として使用することが可能である。なお、図の例では、リアアーム2とディスプレイアーム3を一体に形成しているが、これを別々に形成してもよいことは言うまでもない。
【0062】
以上述べた実施の形態においては、いずれの場合も、左眼用に使用する場合と右眼用に使用する場合とでは、表示部4における画像表示が180°回転する。よって、どちらの眼で見ても同じように像が見えるようにするためには、左眼用に使用されているか右眼用に使用されているかを検知し、それに応じて画像表示を180°反転させて表示することが好ましい。
【0063】
図1〜図8に示す実施の形態では、左眼用に使用するときと右眼用に使用するときとでは、リアアーム又はディスプレイアーム3の上下が反転するので、前述のように重力センサ6を設けて、上下関係を判断すれば、左眼用に使用するときと右眼用に使用するときの区別を行うことができる。この他、図3に示すような実施の形態では、その説明で述べたように、ディスプレイアーム3の前部分3bの回動位置を検出するセンサにより検知するようにしてもよい。同様、図8に示す実施例では、リアアーム2とディスプレイアーム3の角度を検出して、それにより左眼用に使用するときと右眼用に使用するときの区別を行うことができる。
【0064】
さらに、図5のように、左右のヘッドホーン5やその耳かけ部8の取り替える方式のものについては、その取り付け位置をスイッチで検出して、左眼用か右眼用かを判断するようにしてもよい。例えば、図10に示すように、左右のヘッドホーン5を、それらを支持する柄5a、5bをリアアーム2の孔2aに差し込むことで、リアアーム2に固定するようにしておき、一方のリアアーム2の孔2aにスイッチ13を取り付けておく。
【0065】
そして、左右のリアアーム2の柄5aと5bの形状を、図11のように異ならせておき、柄5aが差し込まれたときは切り欠き部の存在によりスイッチ13がオンとならず、柄5bが差し込まれたときにスイッチ13がオンとなるようにしておく。このようにしておけば、どちらのヘッドホーン5がスイッチ13のある側のリアアーム2の端部に差し込まれたが分かり、これにより、左眼用として使用されているのか、右眼用として使用されているのかが判別できる。
【0066】
図9に示すような、表示部4だけを反転させる方式のものについては、表示部4に重力センサを付けたり、表示部4の支持部11とディスプレイアーム3の位置関係を検出するスイッチを設けたりして、左眼用に使用されているか右眼用に使用されているかを判別することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一つのヘッドマウントディスプレイ本体部を、左眼用にも右眼用にも使用できるようにしたヘッドマウントディスプレイで、使い勝手のよいものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図2】図1の装着状態を顔面の左側から見た概要を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの、ヘッドマウントディスプレイ本体部を頭部に装着した様子を示す概要図である。
【図10】左右のヘッドホーンやその耳かけ部の取り付け位置をスイッチで検出して、左眼用か右眼用かを判断するようにする方式を説明する図である。
【図11】図10の方式に使用するヘッドホーンの概要を示す図である。
【符号の説明】
1…ヘッドマウントディスプレイ本体部、2…リアアーム、3…ディスプレイアーム、3a…後部分、3b…前部分、3c…関節部、4…表示部、6…重力センサ、7…視野の範囲、8…耳かけ部、9…ピン、10…軸、11…支持部、12…ピン、13…スイッチ
Claims (16)
- 頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観測する片眼用ヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着される部分(ヘッドマウントディスプレイ本体部)が、頭部に装着するためのリアアームと、画像表示のための表示部とを有し、左眼用、右眼用のいずれにも使用可能とされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
- 前記リアアームに結合され、前記表示部を支えるディスプレイアームが、前記リアアームを頭部に装着した場合に頭部の中心に対応する部分を中心として、頭部の左右方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記リアアームに左右の耳当て部が取り付けられたヘッドマウントディスプレイであって、前記左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、前記リアアームと前記ディスプレイアームが、一体として、頭部の前後方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記リアアームに左右の耳当て部が取り付けられたヘッドマウントディスプレイであって、前記左右の耳当て部の中心を結ぶ線を回動中心として、前記リアアームと前記ディスプレイアームが、それぞれ独立に、頭部の前後方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記表示部が支持部を有し、前記支持部は、前記表示部から離れた位置に回動中心を有し、前記リアアームに結合されて前記表示部を支えるディスプレイアームに結合され、前記リアアームを頭部に装着した場合における両眼の略中心を中心として、頭部の左右方向に少なくとも180°回動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記表示部における画像表示部の視野が、水平、垂直方向とも軸対称に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 装着時に前記表示部を見た際に視野に入る前記表示部の外形が、左眼で見た場合と右眼でみた場合とで、同じとなるようにされていることを特徴とする請求項1から請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が、耳かけ部を除き、装着時の上下方向に対して、対称な形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が配線部を有し、前記ヘッドマウントディスプレイ本体部が、前記配線部を除き、装着時の上下方向に対して、対称な形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記リアアームに結合され、前記表示部を支えるディスプレイアームが、関節構造で結合された2つの部分を有し、第1の部分には前記表示部が結合され、第2の部分は、前記リアアームに結合されていることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項8、及び請求項9のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 左右の耳当て部、又は前記左右の耳当て部の前記耳かけ部が、左右交換可能とされていることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項8、請求項9、請求項10のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 装着時における前記ヘッドマウントディスプレイ本体部全体、又はその一部である表示部の、上下方向を検知する上下方向検出器が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記上下方向検出器は、重力方向を検出するものであることを特徴とする請求項12に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 請求項10に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記上下方向検出器は、前記ディスプレイアームの2つの部分の相対的な回動方向を検出するものであることを特徴とする請求項12に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 請求項11に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記上下方向検出器は、所定の前記耳当て部、又は前記耳当て部の耳かけ部が、前記リアアームの左右のどちらに付けられているかを検出するものであることを特徴とする請求項12に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- ヘッドマウントディスプレイ本体部の装着の向きに応じて、表示させる画像を180°反転させる機能を有することを特徴とする請求項1から請求項15のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
Priority Applications (4)
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-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003023738A patent/JP2004233780A/ja active Pending
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