JP2004234980A - 電池用端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子部材と集電体との溶接部が振動等により破損することがなく、端子部材と集電体との接合強度および導通性を向上させるとともに端子部材と集電体とが正確な寸法および配置でもって接合された信頼性の高いものとすること。
【解決手段】電池用端子は、外周面の下端部に全周にわたって鍔部12aが形成されたAlから成る円柱状の端子部材12と、端子部材12がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材10と、絶縁部材10の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材11とを具備し、端子部材12は、鍔部12aが端子部材12の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部12aの下面の内周端に全周にわたって溝12bが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】電池用端子は、外周面の下端部に全周にわたって鍔部12aが形成されたAlから成る円柱状の端子部材12と、端子部材12がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材10と、絶縁部材10の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材11とを具備し、端子部材12は、鍔部12aが端子部材12の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部12aの下面の内周端に全周にわたって溝12bが形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リチウムイオン二次電池等の電池の正極側の絶縁気密端子等として使用される電池用端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電池から電気を取り出すための電池用端子を構成する端子部材や集電体には、導電性に優れること、電池内部で化学的に安定に存在すること、電池内部で占める体積が小さな小型化されたものであること、体積当たりの重量が小さいこと、実用的に十分な強度を有することといった種々の特性が要求されることから、このような特性を満たすニッケル(Ni)、ステンレス鋼、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)等の金属が用いられていた。
【0003】
また、二次電池では充電時に正極がアノード分極されるため、正極用の集電体となる金属には高い耐食性が要求される。さらに、リチウムイオン二次電池では有機電解液が用いられるため、正極用の集電体には有機電解液中での高い耐食性を有する金属としてAlが用いられていた。また、電池の筐体から外部に電気を取り出す電池用端子の端子部材としても上記と同様の理由でAlが用いられていた。
【0004】
このような電池用端子において、端子部材と筐体とが電気的に絶縁されているとともに、端子部材と筐体との接合部から有機電解液が漏れることが無いように気密が確保されている必要がある。このような絶縁性および気密性を満足させるために、端子部材と筐体とは、ガラス層(ガラスフリットを焼結して成るもの)、樹脂接着剤、ゴム製のOリング等の絶縁物を介して接合されていた。
【0005】
また、リチウムイオン二次電池は、大きなエネルギー密度、優れたサイクル寿命、高い作動電圧、少ない自己放電、有害物質不使用、無メモリー効果などの優れた点が多いことから、近年、人工衛星用のバックアップ電源などとして用いられてきており、過酷な使用環境下でのより高い信頼性が要求されている。
【0006】
しかしながら、このようなリチウムイオン二次電池の電池用端子にガラス、樹脂接着剤、ゴム製のOリング等の絶縁物を用いると、環境の温度変化で絶縁物が劣化しひびや割れ等が発生して気密不良を起こしたり、また、有機電解液により絶縁物が腐食されて気密不良を起こすなどの問題が発生していた。
【0007】
このような問題を解決するために、金属から成る端子部材を化学的に安定で耐腐食性の高いセラミック部材を介して電池の筐体にロウ付けすることで、気密性に対する高い信頼性を得ることが可能となった(例えば、下記の特許文献1参照)。
【0008】
このような電池用端子の基本構成の断面図を図2に示す。図2において、20はセラミックスから成る絶縁部材、21は金属から成る環状部材、22は金属から成る端子部材、23は集電体であり、これら絶縁部材20、環状部材21、端子部材22および集電体23とで電池用端子が基本的に構成され、環状部材21が電池の筐体にロウ材で接合されることで電池用端子として機能する。
【0009】
絶縁部材20は、アルミナ質焼結体(アルミナセラミックス)等のセラミックから成り、中央部に貫通孔を有する円筒形状の部材であり、その内周面にはAlからなる端子部材22がAlを主成分として含むロウ材でロウ付けされ、外周面にはAl等の金属からなる環状部材21がAlを主成分として含むロウ材でロウ付けされている。端子部材22の下端は、Alから成る板状の集電体23の円形状の開口に嵌着されてが溶接される。溶接による接合を強固なものとするため、端子部材22の下端の接合部には鍔部22aが形成されている。セラミックスから成る絶縁部材20はリチウムイオン二次電池の電池用端子に用いても、有機電解液による腐食をほとんど受けない。
【0010】
このような電池用端子は、端子部材22と絶縁部材20、絶縁部材20と環状部材21をそれぞれ接合するロウ材は高融点(600℃程度)であることから、広い温度範囲での使用が可能であり、人工衛星等で使用されても十分に気密性を保持することができる。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−167915号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図2の従来の電池用端子においては、端子部材22の鍔部22aの下面全面と集電体23の開口とが密着しており、この密着部で熱容量が大きくなり溶接による熱が拡散しやすくなっているため、端子部材22の外周面の下端の溶接起点部A(図2)から鍔部22aの角部B(図2)へ向かって熱が伝わりにくいため、溶接による熱が小さい場合、溶接部の溶け込み(溶け合う部分の体積)が小さくなり十分な接合強度が確保できなかった。その結果、振動等により溶接部が破損したり、溶け込み不足によって端子部材22から集電体23へ電気が流れる導電経路が十分に形成されず、通電できる電気容量(電流値)が低下して、所望の電気容量が確保できないという問題点を有していた。
【0013】
逆に溶接による熱が大きい場合、溶接起点部Aと角部Bとに加わる熱応力の差によって、すなわち角部Bにより大きな熱応力が加わることによって、角部Bが起点となり溶接部が破損するといった問題点を有していた。
【0014】
また、溶接時の熱が伝わり易いように、端子部材22に鍔部22aを設けない構成とすることによって、溶接強度と電気容量を確保し、かつ熱応力の差によって角部Bが起点となり溶接部が破損することを防止できる。しかしながら、この構成では端子部材22と集電体23との位置決めがきわめて困難となり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとならないといった問題点があった。
【0015】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、端子部材と集電体との溶接部が振動等により破損することがなく、端子部材と集電体との接合強度および導通性を向上させるとともに、端子部材と集電体とが正確な寸法および配置でもって接合された信頼性の高い電池用端子とすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の電池用端子は、外周面の下端部に全周にわたって鍔部が形成されたアルミニウムから成る円柱状の端子部材と、該端子部材がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材と、該絶縁部材の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材とを具備しており、前記端子部材は、前記鍔部が前記端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、前記鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明の電池用端子は、端子部材は、鍔部が端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることから、溶接による熱は端子部材の外周面下端部と集電体の開口との嵌着部(溶接部)に集中しやすくなる。その結果、溶接による熱が小さくても、溶接部の溶け込みが十分となり大きな接合強度が確保できるため、振動等により溶接部が破損するのを防ぐことができ、また、端子部材から集電体へ電気が流れる導電経路が十分に形成されて、端子部材から集電体へ通電できる十分な電気容量を確保できる。
【0018】
また、溶接による熱が大きい場合であっても、鍔部の付け根の角部は溶接部から離れているため、角部に大きな熱応力が加わるのを防ぐことができる。その結果、角部が起点となり溶接部が破損するようなことがなくなる。
【0019】
さらに、鍔部によって端子部材と集電体との位置決めが容易になり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとなる。
【0020】
したがって、端子部材と集電体との接合強度および導通性が向上し、端子部材と集電体との接合部に破損が生じない信頼性の高い電池用端子となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の電池用端子について以下に詳細に説明する。図1は本発明の電池用端子について実施の形態の一例を示す断面図である。この図において、10は絶縁部材、11は環状部材、12は端子部材、12aは端子部材の鍔部、12bは鍔部12aの下面に形成された溝、12cは鍔部の突出部、13は集電体である。
【0022】
本発明の電池用端子は、外周面の下端部に全周にわたって鍔部12aが形成されたAlから成る円柱状の端子部材12と、端子部材12がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材10と、絶縁部材10の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材11とを具備し、端子部材12は、鍔部12aが端子部材12の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部12aの下面の内周端に全周にわたって溝12bが形成されている。
【0023】
このような構成により、端子部材12の鍔部12aの下面に集電体13との間に溝12bが形成されて、溶接による熱は端子部材12の外周面下端部と集電体13の開口との嵌着部(溶接部)に集中しやすくなる。その結果、溶接による熱が小さくても、溶接部の溶け込みが十分となり大きな接合強度が確保できるため、振動等により溶接部が破損するのを防ぐことができ、また、端子部材12から集電体13へ電気が流れる導電経路が十分に形成されて、端子部材12から集電体13へ通電するための十分な電気容量を確保できる。また、溶接による熱が大きくても、鍔部12aの付け根の角部は、鍔部12aの下面の溝12b以外の部位に形成された突出部12cによって溶接部から離れているため、角部に大きな熱応力が加わるのを防ぐことができ、角部が起点となり溶接部が破損するようなことがなくなる。さらに、鍔部12aによって端子部材12と集電体13との位置決めが容易になり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとなる。
【0024】
本発明におけるAlから成る端子部材12は、Alを99重量%以上含有するものであるか、またはAlとSi,Fe,Cu,Mn,Mg等とのAl合金といったAlを主成分とする合金からなるものである。
【0025】
また、セラミックスから成る絶縁部材10は、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム(AlN)質焼結体,ジルコニア(ZrO2)質焼結体,炭化珪素(SiC)質焼結体,窒化珪素(Si3N4)質焼結体等のセラミックスから成る。
【0026】
金属から成る環状部材11は、Alを99重量%以上含有するものであるか、またはAlとSi,Fe,Cu,Mn,Mg等とのAl合金といったAlを主成分とする合金からなるものである。
【0027】
端子部材12の鍔部12aの下面に形成された溝12bの幅は、0.5〜2mmが好ましい。0.5mm未満では、鍔部12aに対する溶接による熱の影響を小さくするのが難しくなり、溶接時の熱応力によって溶接部が破損し易くなる。また、2mmを超えると、鍔部12aの外径が大きくなりすぎて、集電体13との組み合わせで電池の筐体に収まりきらない場合が発生する。
【0028】
また、溝12bの深さは0.5〜2mmが好ましい。0.5mm未満では、鍔部12aの付け根の角部に対する溶接による熱の影響を小さくするのが難しくなり、溶接時の熱応力によって溶接部が破損し易くなる。また、2mmを超えると、鍔部12aの外径が大きくなりすぎて、集電体13との組み合わせで電池の筐体に収まりきらない場合が発生する。
【0029】
また、鍔部12aの厚みは3〜5mm程度、突出部12cの厚みは0.5〜2mm程度であり、この程度の厚みであれば十分な強度および適度に変形して応力を緩和する効果を有するものとなる。
【0030】
【実施例】
本発明の電池用端子の実施例について以下に説明する。
【0031】
本発明の電池用端子として、図1に示す構成のものを以下のようにして製作した。内径10mm、外径15mm、長さ6mmで、上部の3mmの長さの部位を外径12.5mmとしたアルミナセラミックスから成る円筒状の絶縁部材10を用意した。絶縁部材10の下端面および下部の外周面に、モリブデン粉末とマンガン粉末と酸化ケイ素粉末とに有機バインダおよび溶剤を混合してなる金属ペーストを、10μmの厚さで印刷塗布し、乾燥後加湿したフォーミングガス中で1400℃の温度で焼成して、メタライズ層を形成した。このメタライズ層の表面にニッケルメッキ層を電解メッキ法により約2μmの厚さで被着した。
【0032】
次に、絶縁部材10の下端部の外径15mmより0.1mmだけ大きい内径で、厚みが1mm、高さが5mm、外径が30mmで縦断面における断面形状がU字状(内周端の上方向に延びた突出部が外周端の突出部よりも高い形状)のAl製の環状部材11を用意した。
【0033】
また、絶縁部材10の内径より0.1mmだけ小さい外径で、長さ15mm、下部の長さ5mmの部位の外径を11mmとし、外周面の下端から1乃至3mmの部位に厚さ2mmで直径16mmの鍔部12aを形成したAl製の端子部材12を用意した。その鍔部12aの下面の内周端に深さ1mm、幅0.5mmの溝12bを設け、さらに端子部材12の下端面の中央部に直径9mmで深さ1mmの円形状の凹部を設けた。
【0034】
円筒状の絶縁部材10に端子部材12を挿通させて配置し、また絶縁部材10の外径15mmの下部を環状部材11に嵌めこんで配置し、この状態で絶縁部材10の下端面のメタライズ層および絶縁部材10の下部の外周面のメタライズ層に接するように、端子部材12と絶縁部材10との隙間および絶縁部材10と環状部材11との隙間にAlからなる線状のロウ材のプリフォームを配置し、そのロウ材を約620℃に加熱して、端子部材12と絶縁部材10、および絶縁部材10と環状部材11とをロウ付けした。
【0035】
次に、内径が端子部材12の11mmの外径より0.1mmだけ大きい内径で、外径が50mm、厚さが1mmのAl製の、中央部に貫通した開口を有する円板状の集電体13を用意した。端子部材12の下端部を集電体13の開口に嵌着させるとともに鍔部12aの突出部12cの先端が集電体13に当接するように配置し、端子部材12の下端部と集電体13の開口の内周面との嵌着部を溶接(TIG溶接)した。これにより製作されたものをサンプルA(実施例1)とした。
【0036】
また、鍔部12aの溝12bの深さを0.3mm、幅を0.3mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルBとした。
【0037】
また、鍔部12aの溝12bの深さを0.5mm、幅を0.5mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルCとした。
【0038】
また、鍔部12aの溝12bの深さを1mm、幅を1mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルDとした。
【0039】
また、鍔部12aの溝12bの深さを1.5mm、幅を1.5mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルEとした。
【0040】
また、鍔部12aの溝12bの深さを2mm、幅を2mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルFとした。
【0041】
また、鍔部12aの溝12bの深さを2.5mm、幅を2.5mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルGとした。
【0042】
比較例として、図2のように鍔部12aに溝12bを設けず、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルHとした。
【0043】
サンプルA〜Hについて、大気雰囲気中、常温で振動試験(MIL−STD−202F METHOD201A)を行い、その後溶接部を切断して切断部を双眼顕微鏡を用いて観察し、異常の有無を調べた結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1より、サンプルAには異常は見られなかったが、サンプルHでは端子部材12の鍔部12aと集電体13との溶接部にクラックの発生が確認された。
【0046】
また、サンプルBでは、鍔部12aの溝12bが溶接の溶け込みにより埋まってしまい、鍔部12aと集電体13との溶接部にクラックの発生がわずかに確認された。また、サンプルC,D,E,Fに異常は見られなかった。サンプルGでは溶接部にクラックの発生は見られなかったが、鍔部12aの厚みが薄いため、溶接の熱による若干の変形が見られた。
【0047】
以上より、サンプルA,C,D,E,Fが端子部材12と集電体13との溶接部において、破損の原因となるクラックおよび溶接の熱による変形が全く見られず、溶接構造において優れていることがわかった。
【0048】
なお、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、本発明の電池用端子は、鍔部に設けた溝の断面形状が四角形状であるが、断面形状がU字のものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明の電池用端子は、端子部材は、鍔部が端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることから、溶接による熱は端子部材の外周面下端部と集電体の開口との嵌着部(溶接部)に集中しやすくなる。その結果、溶接による熱が小さくても、溶接部の溶け込みが十分となり大きな接合強度が確保できるため、振動等により溶接部が破損するのを防ぐことができ、また、端子部材から集電体へ電気が流れる導電経路が十分に形成されて、端子部材から集電体へ通電できる十分な電気容量を確保できる。また、溶接による熱が大きい場合であっても、鍔部の付け根の角部は溶接部から離れているため、角部に大きな熱応力が加わるのを防ぐことができる。その結果、角部が起点となり溶接部が破損するようなことがなくなる。
【0050】
さらに、鍔部によって端子部材と集電体との位置決めが容易になり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとなる。
【0051】
したがって、端子部材と集電体との接合強度および導通性が向上し、端子部材と集電体との接合部に破損が生じない信頼性の高い電池用端子となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池用端子について実施の形態の例を示す断面図である。
【図2】従来の電池用端子の例を示す断面図である。
【付号の説明】
10:絶縁部材
11:環状部材
12:端子部材
12a:鍔部
12b:溝
12c:突出部
13:集電体
【発明の属する技術分野】
本発明は、リチウムイオン二次電池等の電池の正極側の絶縁気密端子等として使用される電池用端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電池から電気を取り出すための電池用端子を構成する端子部材や集電体には、導電性に優れること、電池内部で化学的に安定に存在すること、電池内部で占める体積が小さな小型化されたものであること、体積当たりの重量が小さいこと、実用的に十分な強度を有することといった種々の特性が要求されることから、このような特性を満たすニッケル(Ni)、ステンレス鋼、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)等の金属が用いられていた。
【0003】
また、二次電池では充電時に正極がアノード分極されるため、正極用の集電体となる金属には高い耐食性が要求される。さらに、リチウムイオン二次電池では有機電解液が用いられるため、正極用の集電体には有機電解液中での高い耐食性を有する金属としてAlが用いられていた。また、電池の筐体から外部に電気を取り出す電池用端子の端子部材としても上記と同様の理由でAlが用いられていた。
【0004】
このような電池用端子において、端子部材と筐体とが電気的に絶縁されているとともに、端子部材と筐体との接合部から有機電解液が漏れることが無いように気密が確保されている必要がある。このような絶縁性および気密性を満足させるために、端子部材と筐体とは、ガラス層(ガラスフリットを焼結して成るもの)、樹脂接着剤、ゴム製のOリング等の絶縁物を介して接合されていた。
【0005】
また、リチウムイオン二次電池は、大きなエネルギー密度、優れたサイクル寿命、高い作動電圧、少ない自己放電、有害物質不使用、無メモリー効果などの優れた点が多いことから、近年、人工衛星用のバックアップ電源などとして用いられてきており、過酷な使用環境下でのより高い信頼性が要求されている。
【0006】
しかしながら、このようなリチウムイオン二次電池の電池用端子にガラス、樹脂接着剤、ゴム製のOリング等の絶縁物を用いると、環境の温度変化で絶縁物が劣化しひびや割れ等が発生して気密不良を起こしたり、また、有機電解液により絶縁物が腐食されて気密不良を起こすなどの問題が発生していた。
【0007】
このような問題を解決するために、金属から成る端子部材を化学的に安定で耐腐食性の高いセラミック部材を介して電池の筐体にロウ付けすることで、気密性に対する高い信頼性を得ることが可能となった(例えば、下記の特許文献1参照)。
【0008】
このような電池用端子の基本構成の断面図を図2に示す。図2において、20はセラミックスから成る絶縁部材、21は金属から成る環状部材、22は金属から成る端子部材、23は集電体であり、これら絶縁部材20、環状部材21、端子部材22および集電体23とで電池用端子が基本的に構成され、環状部材21が電池の筐体にロウ材で接合されることで電池用端子として機能する。
【0009】
絶縁部材20は、アルミナ質焼結体(アルミナセラミックス)等のセラミックから成り、中央部に貫通孔を有する円筒形状の部材であり、その内周面にはAlからなる端子部材22がAlを主成分として含むロウ材でロウ付けされ、外周面にはAl等の金属からなる環状部材21がAlを主成分として含むロウ材でロウ付けされている。端子部材22の下端は、Alから成る板状の集電体23の円形状の開口に嵌着されてが溶接される。溶接による接合を強固なものとするため、端子部材22の下端の接合部には鍔部22aが形成されている。セラミックスから成る絶縁部材20はリチウムイオン二次電池の電池用端子に用いても、有機電解液による腐食をほとんど受けない。
【0010】
このような電池用端子は、端子部材22と絶縁部材20、絶縁部材20と環状部材21をそれぞれ接合するロウ材は高融点(600℃程度)であることから、広い温度範囲での使用が可能であり、人工衛星等で使用されても十分に気密性を保持することができる。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−167915号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図2の従来の電池用端子においては、端子部材22の鍔部22aの下面全面と集電体23の開口とが密着しており、この密着部で熱容量が大きくなり溶接による熱が拡散しやすくなっているため、端子部材22の外周面の下端の溶接起点部A(図2)から鍔部22aの角部B(図2)へ向かって熱が伝わりにくいため、溶接による熱が小さい場合、溶接部の溶け込み(溶け合う部分の体積)が小さくなり十分な接合強度が確保できなかった。その結果、振動等により溶接部が破損したり、溶け込み不足によって端子部材22から集電体23へ電気が流れる導電経路が十分に形成されず、通電できる電気容量(電流値)が低下して、所望の電気容量が確保できないという問題点を有していた。
【0013】
逆に溶接による熱が大きい場合、溶接起点部Aと角部Bとに加わる熱応力の差によって、すなわち角部Bにより大きな熱応力が加わることによって、角部Bが起点となり溶接部が破損するといった問題点を有していた。
【0014】
また、溶接時の熱が伝わり易いように、端子部材22に鍔部22aを設けない構成とすることによって、溶接強度と電気容量を確保し、かつ熱応力の差によって角部Bが起点となり溶接部が破損することを防止できる。しかしながら、この構成では端子部材22と集電体23との位置決めがきわめて困難となり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとならないといった問題点があった。
【0015】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、端子部材と集電体との溶接部が振動等により破損することがなく、端子部材と集電体との接合強度および導通性を向上させるとともに、端子部材と集電体とが正確な寸法および配置でもって接合された信頼性の高い電池用端子とすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の電池用端子は、外周面の下端部に全周にわたって鍔部が形成されたアルミニウムから成る円柱状の端子部材と、該端子部材がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材と、該絶縁部材の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材とを具備しており、前記端子部材は、前記鍔部が前記端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、前記鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明の電池用端子は、端子部材は、鍔部が端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることから、溶接による熱は端子部材の外周面下端部と集電体の開口との嵌着部(溶接部)に集中しやすくなる。その結果、溶接による熱が小さくても、溶接部の溶け込みが十分となり大きな接合強度が確保できるため、振動等により溶接部が破損するのを防ぐことができ、また、端子部材から集電体へ電気が流れる導電経路が十分に形成されて、端子部材から集電体へ通電できる十分な電気容量を確保できる。
【0018】
また、溶接による熱が大きい場合であっても、鍔部の付け根の角部は溶接部から離れているため、角部に大きな熱応力が加わるのを防ぐことができる。その結果、角部が起点となり溶接部が破損するようなことがなくなる。
【0019】
さらに、鍔部によって端子部材と集電体との位置決めが容易になり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとなる。
【0020】
したがって、端子部材と集電体との接合強度および導通性が向上し、端子部材と集電体との接合部に破損が生じない信頼性の高い電池用端子となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の電池用端子について以下に詳細に説明する。図1は本発明の電池用端子について実施の形態の一例を示す断面図である。この図において、10は絶縁部材、11は環状部材、12は端子部材、12aは端子部材の鍔部、12bは鍔部12aの下面に形成された溝、12cは鍔部の突出部、13は集電体である。
【0022】
本発明の電池用端子は、外周面の下端部に全周にわたって鍔部12aが形成されたAlから成る円柱状の端子部材12と、端子部材12がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材10と、絶縁部材10の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材11とを具備し、端子部材12は、鍔部12aが端子部材12の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部12aの下面の内周端に全周にわたって溝12bが形成されている。
【0023】
このような構成により、端子部材12の鍔部12aの下面に集電体13との間に溝12bが形成されて、溶接による熱は端子部材12の外周面下端部と集電体13の開口との嵌着部(溶接部)に集中しやすくなる。その結果、溶接による熱が小さくても、溶接部の溶け込みが十分となり大きな接合強度が確保できるため、振動等により溶接部が破損するのを防ぐことができ、また、端子部材12から集電体13へ電気が流れる導電経路が十分に形成されて、端子部材12から集電体13へ通電するための十分な電気容量を確保できる。また、溶接による熱が大きくても、鍔部12aの付け根の角部は、鍔部12aの下面の溝12b以外の部位に形成された突出部12cによって溶接部から離れているため、角部に大きな熱応力が加わるのを防ぐことができ、角部が起点となり溶接部が破損するようなことがなくなる。さらに、鍔部12aによって端子部材12と集電体13との位置決めが容易になり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとなる。
【0024】
本発明におけるAlから成る端子部材12は、Alを99重量%以上含有するものであるか、またはAlとSi,Fe,Cu,Mn,Mg等とのAl合金といったAlを主成分とする合金からなるものである。
【0025】
また、セラミックスから成る絶縁部材10は、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム(AlN)質焼結体,ジルコニア(ZrO2)質焼結体,炭化珪素(SiC)質焼結体,窒化珪素(Si3N4)質焼結体等のセラミックスから成る。
【0026】
金属から成る環状部材11は、Alを99重量%以上含有するものであるか、またはAlとSi,Fe,Cu,Mn,Mg等とのAl合金といったAlを主成分とする合金からなるものである。
【0027】
端子部材12の鍔部12aの下面に形成された溝12bの幅は、0.5〜2mmが好ましい。0.5mm未満では、鍔部12aに対する溶接による熱の影響を小さくするのが難しくなり、溶接時の熱応力によって溶接部が破損し易くなる。また、2mmを超えると、鍔部12aの外径が大きくなりすぎて、集電体13との組み合わせで電池の筐体に収まりきらない場合が発生する。
【0028】
また、溝12bの深さは0.5〜2mmが好ましい。0.5mm未満では、鍔部12aの付け根の角部に対する溶接による熱の影響を小さくするのが難しくなり、溶接時の熱応力によって溶接部が破損し易くなる。また、2mmを超えると、鍔部12aの外径が大きくなりすぎて、集電体13との組み合わせで電池の筐体に収まりきらない場合が発生する。
【0029】
また、鍔部12aの厚みは3〜5mm程度、突出部12cの厚みは0.5〜2mm程度であり、この程度の厚みであれば十分な強度および適度に変形して応力を緩和する効果を有するものとなる。
【0030】
【実施例】
本発明の電池用端子の実施例について以下に説明する。
【0031】
本発明の電池用端子として、図1に示す構成のものを以下のようにして製作した。内径10mm、外径15mm、長さ6mmで、上部の3mmの長さの部位を外径12.5mmとしたアルミナセラミックスから成る円筒状の絶縁部材10を用意した。絶縁部材10の下端面および下部の外周面に、モリブデン粉末とマンガン粉末と酸化ケイ素粉末とに有機バインダおよび溶剤を混合してなる金属ペーストを、10μmの厚さで印刷塗布し、乾燥後加湿したフォーミングガス中で1400℃の温度で焼成して、メタライズ層を形成した。このメタライズ層の表面にニッケルメッキ層を電解メッキ法により約2μmの厚さで被着した。
【0032】
次に、絶縁部材10の下端部の外径15mmより0.1mmだけ大きい内径で、厚みが1mm、高さが5mm、外径が30mmで縦断面における断面形状がU字状(内周端の上方向に延びた突出部が外周端の突出部よりも高い形状)のAl製の環状部材11を用意した。
【0033】
また、絶縁部材10の内径より0.1mmだけ小さい外径で、長さ15mm、下部の長さ5mmの部位の外径を11mmとし、外周面の下端から1乃至3mmの部位に厚さ2mmで直径16mmの鍔部12aを形成したAl製の端子部材12を用意した。その鍔部12aの下面の内周端に深さ1mm、幅0.5mmの溝12bを設け、さらに端子部材12の下端面の中央部に直径9mmで深さ1mmの円形状の凹部を設けた。
【0034】
円筒状の絶縁部材10に端子部材12を挿通させて配置し、また絶縁部材10の外径15mmの下部を環状部材11に嵌めこんで配置し、この状態で絶縁部材10の下端面のメタライズ層および絶縁部材10の下部の外周面のメタライズ層に接するように、端子部材12と絶縁部材10との隙間および絶縁部材10と環状部材11との隙間にAlからなる線状のロウ材のプリフォームを配置し、そのロウ材を約620℃に加熱して、端子部材12と絶縁部材10、および絶縁部材10と環状部材11とをロウ付けした。
【0035】
次に、内径が端子部材12の11mmの外径より0.1mmだけ大きい内径で、外径が50mm、厚さが1mmのAl製の、中央部に貫通した開口を有する円板状の集電体13を用意した。端子部材12の下端部を集電体13の開口に嵌着させるとともに鍔部12aの突出部12cの先端が集電体13に当接するように配置し、端子部材12の下端部と集電体13の開口の内周面との嵌着部を溶接(TIG溶接)した。これにより製作されたものをサンプルA(実施例1)とした。
【0036】
また、鍔部12aの溝12bの深さを0.3mm、幅を0.3mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルBとした。
【0037】
また、鍔部12aの溝12bの深さを0.5mm、幅を0.5mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルCとした。
【0038】
また、鍔部12aの溝12bの深さを1mm、幅を1mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルDとした。
【0039】
また、鍔部12aの溝12bの深さを1.5mm、幅を1.5mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルEとした。
【0040】
また、鍔部12aの溝12bの深さを2mm、幅を2mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルFとした。
【0041】
また、鍔部12aの溝12bの深さを2.5mm、幅を2.5mmとし、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルGとした。
【0042】
比較例として、図2のように鍔部12aに溝12bを設けず、それ以外は上記実施例と同様に製作したものをサンプルHとした。
【0043】
サンプルA〜Hについて、大気雰囲気中、常温で振動試験(MIL−STD−202F METHOD201A)を行い、その後溶接部を切断して切断部を双眼顕微鏡を用いて観察し、異常の有無を調べた結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1より、サンプルAには異常は見られなかったが、サンプルHでは端子部材12の鍔部12aと集電体13との溶接部にクラックの発生が確認された。
【0046】
また、サンプルBでは、鍔部12aの溝12bが溶接の溶け込みにより埋まってしまい、鍔部12aと集電体13との溶接部にクラックの発生がわずかに確認された。また、サンプルC,D,E,Fに異常は見られなかった。サンプルGでは溶接部にクラックの発生は見られなかったが、鍔部12aの厚みが薄いため、溶接の熱による若干の変形が見られた。
【0047】
以上より、サンプルA,C,D,E,Fが端子部材12と集電体13との溶接部において、破損の原因となるクラックおよび溶接の熱による変形が全く見られず、溶接構造において優れていることがわかった。
【0048】
なお、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、本発明の電池用端子は、鍔部に設けた溝の断面形状が四角形状であるが、断面形状がU字のものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明の電池用端子は、端子部材は、鍔部が端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることから、溶接による熱は端子部材の外周面下端部と集電体の開口との嵌着部(溶接部)に集中しやすくなる。その結果、溶接による熱が小さくても、溶接部の溶け込みが十分となり大きな接合強度が確保できるため、振動等により溶接部が破損するのを防ぐことができ、また、端子部材から集電体へ電気が流れる導電経路が十分に形成されて、端子部材から集電体へ通電できる十分な電気容量を確保できる。また、溶接による熱が大きい場合であっても、鍔部の付け根の角部は溶接部から離れているため、角部に大きな熱応力が加わるのを防ぐことができる。その結果、角部が起点となり溶接部が破損するようなことがなくなる。
【0050】
さらに、鍔部によって端子部材と集電体との位置決めが容易になり、製品として所定の正確な寸法や配置構造を有するものとなる。
【0051】
したがって、端子部材と集電体との接合強度および導通性が向上し、端子部材と集電体との接合部に破損が生じない信頼性の高い電池用端子となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池用端子について実施の形態の例を示す断面図である。
【図2】従来の電池用端子の例を示す断面図である。
【付号の説明】
10:絶縁部材
11:環状部材
12:端子部材
12a:鍔部
12b:溝
12c:突出部
13:集電体
Claims (1)
- 外周面の下端部に全周にわたって鍔部が形成されたアルミニウムから成る円柱状の端子部材と、該端子部材がその両端が突出するように挿通され接合されたセラミックスから成る円筒状の絶縁部材と、該絶縁部材の外周面に内周面が接合された金属から成る環状部材とを具備しており、前記端子部材は、前記鍔部が前記端子部材の下端よりも高い位置に形成されており、前記鍔部の下面の内周端に全周にわたって溝が形成されていることを特徴とする電池用端子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003021115A JP2004234980A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 電池用端子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003021115A JP2004234980A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 電池用端子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004234980A true JP2004234980A (ja) | 2004-08-19 |
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ID=32950543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003021115A Withdrawn JP2004234980A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 電池用端子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004234980A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014041987A1 (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-20 | 株式会社 豊田自動織機 | 蓄電装置 |
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| CN113206355A (zh) * | 2020-01-31 | 2021-08-03 | 丰田自动车株式会社 | 全固体电池 |
| CN118173980A (zh) * | 2024-05-14 | 2024-06-11 | 蜂巢能源科技股份有限公司 | 极柱、盖板及电池 |
-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003021115A patent/JP2004234980A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN113206355B (zh) * | 2020-01-31 | 2023-10-03 | 丰田自动车株式会社 | 全固体电池 |
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