JP2004235209A - Icウエハ及びそれを用いたフリップチップ型icの製造方法 - Google Patents

Icウエハ及びそれを用いたフリップチップ型icの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ICウエハ上に形成される余分な半田バンプを簡単に除去することができるICウエハ及びそれを用いたフリップチップ型ICの製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1の上面に複数のバリアメタル層3を形成するとともに、該バリアメタル層3の非形成領域にパッシベーション層4を被着して成るICウエハにおいて、印刷マスク位置合わせ用のアライメントマーク5を半導体基板1上に設け、該アライメントマーク5を前記パッシベーション層4で被覆する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ペーストが塗布される複数のバリアメタル層を備えたICウエハ及び、そのICウエハを用いたフリップチップ型ICの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回路配線を有した回路基板の上面に、ICをフェースダウンボンディングすること、すなわち、ICの集積回路が形成された面を回路基板と対向させた形でICを回路基板上に実装することが行われている。
【0003】
かかるフェースダウンボンディングに用いられるICはフリップチップ型ICと呼ばれ、その端子を回路基板上の回路配線に対して半田を介して接続させるようにしたものが一般的である。
【0004】
このような従来のフリップチップ型ICとしては、例えば図示しない絶縁膜が被着されたシリコン基板の上面に、Alからなる回路パターンや図示しない半導体素子を被着させるとともに、該回路パターン上にNi層及びAu層からなる複数のバリアメタル層を、またバリアメタル層の非形成領域に窒化珪素等からなるパッシベーション層をそれぞれ被着させ、前記バリアメタル層上に略球状の半田バンプを形成した構造のものが知られておりかかるフリップチップ型ICを回路基板上に実装する場合は、フリップチップ型ICの半田バンプが回路基板上の対応する回路配線と対向するようにしてフリップチップ型ICを回路基板上に載置させ、しかる後、半田バンプを高温で加熱・溶融させることによってフリップチップのバリアメタル層が回路基板上の回路配線に対して半田接合される。
【0005】
そして上述のフリップチップ型ICに設けられる半田バンプは、通常、次のような手法により形成される。すなわち、
SiO等の絶縁膜が被着された単結晶シリコン等からなる半導体基板の上面に回路パターンや図示しない半導体素子を形成するとともに、前記回路パターン上にバリアメタル層を、該バリアメタル層の非形成領域にパッシベーション層をそれぞれ形成したICウエハと、前記バリアメタル層に対応する開口を有した印刷マスクとを準備し、
次に、前記印刷マスクを、その開口がICウエハ上のバリアメタル層の真上に位置するようにICウエハ上に配設し、
次に、印刷マスク上に半田ペーストを供給した後、該供給された半田ペーストを開口を介してバリアメタル層上に印刷・塗布し、
最後に、バリアメタル層上に塗布した半田ペーストをリフローすることによってバリアメタル層上に略球状の半田バンプが形成される。
【0006】
このような手法により半田バンプをバリアメタル層上に正確に形成するためには、印刷マスクをICウエハに対して高精度に位置合わせする必要があり、かかる位置合わせを容易ならしめるべく、ICウエハ上に印刷マスク位置合わせ用のアライメントマークを設け、また印刷マスクに前記アライメントマークに対応する貫通孔を設けるとともに、これらアライメントマークと貫通孔とを基準にしてICウエハと印刷マスクとの位置合わせを行うようにしている。
【0007】
そして、前記アライメントマークは、回路パターンと同様の材料、すなわちAl等の金属材料により形成されており、その表面を露出させることが一般的であった(特許文献1、2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−29034号公報
【特許文献2】
特開平9−323401号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷マスクとICウエハとの位置合わせを、貫通孔とアライメントマークとを基準にして行った後、印刷マスク上に供給された半田ペーストをICウエハ上に印刷・塗布する場合、バリアメタル層上のみならず、位置合わせに使用したアライメントマーク上にも貫通孔を介して半田ペーストが付着することとなり、ICウエハ上に印刷・塗布した半田ペーストをリフローすると、バリアメタル層上に加えてアライメントマーク上にも不要な半田バンプされてしまう。このような不要な半田バンプが形成されるアライメントマークは比較的半田に対する密着力が強いAl等の金属材料から成っているため、不要な半田バンプを除去するには、半田吸い取り装置等で個々に除去しなければならず、不要な半田バンプの数に応じて製造工程が複雑化することとなり、フリップチップ型ICの生産性が大幅に低下するおそれがある。
【0010】
本発明は上記欠点に鑑み案出されたものであり、その目的はICウエハ上に形成される余分な半田バンプを簡単に除去することができるICウエハ及びそれを用いたフリップチップ型ICの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体基板の上面に複数のバリアメタル層を形成するとともに、該バリアメタル層の非形成領域にパッシベーション層を被着して成るICウエハにおいて、印刷マスク位置合わせ用のアライメントマークを半導体基板上に設け、該アライメントマークを前記パッシベーション層で被覆したことを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記アライメントマークが2個以上設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
更に本発明は、前記アライメントマークはバリアメタル層よりも面積が小さいことを特徴とするものである。
【0014】
また更に本発明は、前記半導体基板の上面がIC形成領域とIC非形成領域とに区分されており、該IC非形成領域に前記アライメントマークが形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
更にまた本発明は、上述のICウエハ上に、前記複数のバリアメタル層に対応する複数の開口と、前記アライメントマークに対応する貫通孔とを有する印刷マスクを、アライメントマークと貫通孔との位置が略合致するように配設する工程1と、該工程1にて配設された印刷マスクの上面に、フラックスを含むペーストを供給するとともに、該供給されたペーストを開口及び貫通孔を介してバリアメタル層上及びアライメントマーク上に塗布する工程2と、該工程2で塗布されたペーストをリフローすることにより、バリアメタル層上及びアライメントマーク上にバンプを形成する工程3と、該工程3で得たバンプに付着したフラックスを洗浄することにより、アライメントマーク上のバンプを除去する工程4と、を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
本発明によれば、半導体基板の上面に複数のバリアメタル層を形成するとともに、該バリアメタル層の非形成領域にパッシベーション層を被着して成るICウエハにおいて、半導体基板上に印刷マスク位置合わせ用のアライメントマークを設け、該アライメントマークを前記パッシベーション層で被覆したことから、バリアメタル層に対応する複数の開口と、前記アライメントマークに対応する貫通孔とを有した印刷マスクを、アライメントマーク上に貫通孔が位置するように配設した上、前記印刷マスクを用いてフラックスを含むペーストをICウエハ上に印刷・塗布してバンプを形成した場合、アライメントマーク上に形成される不要なバンプが濡れ性の悪いパッシベーション層上に直に被着されるようになり、かかる不要なバンプのICウエハに対する付着力を大幅に低下させることができる。従って、バンプ表面に付着したフラックスを洗浄する際に、アライメントマーク上の不要なバンプがフラックスと共に簡単に除去されることとなり、フリップチップ型ICの製造工程を簡素化してフリップチップ型ICの生産性を向上させることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるICウエハの平面図、図2は図1に示すICウエハのX−X線断面図であり、同図に示すICウエハは、大略的に、半導体基板1の上面に、回路パターン2、バリアメタル層3、パッシベーション層4、アライメントマーク5等を設けた構造を有している。
【0018】
前記半導体基板1は、表面にSiO等の絶縁材料からなる絶縁膜1aを有する単結晶シリコン等の単結晶半導体により略円形状に形成されており、その上面がIC形成領域A及びIC非形成領域Bに区分されている。
【0019】
前記半導体基板1は、その上面のIC形成領域Aに図示しない半導体素子や回路パターン2、バリアメタル層3、パッシベーション層4が、IC非形成領域Bにパッシベーション層4やアライメントマーク5等が取着され、これらを支持する支持母材として機能する。尚、このような半導体基板1は、上述の単結晶シリコンからなる場合、例えば、従来周知のチョコラルスキー法(引き上げ法)を採用することにより単結晶シリコンからなるインゴット(塊)を形成するとともに、これをダイヤモンドカッター等を用いて板状にスライスし、これを表面研磨することにより所定厚みの板体を得、しかる後、かかる板体に対して従来周知の熱酸化法などを採用して、板体表面を、該表面より所定の深さ領域(1.5μm〜4.5μm)まで酸化することにより製作される。
【0020】
前記半導体基板1のIC形成領域Aに取着される回路パターン2は、AlやCu等の金属材料により所定パターンに形成されており、かかる回路パターン2は図示しない半導体素子に対して外部電源からの電力や電気信号などを供給するための給電配線として機能する。
【0021】
このような回路パターン2は、従来周知の薄膜形成技術、具体的には、スパッタリング、フォトリソグラフィー技術、エッチング技術等を採用することにより、所定の厚み(0.5μm〜1.5μm)に形成される。
【0022】
更に前記回路パターン2上に設けられるバリアメタル層3は、例えば、半導体基板1側より亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni),金(Au)を順次積層させた3層構造を有しており、バリアメタル層全体の厚みが例えば0.5μm〜7.0μmμmに設定される。
【0023】
前記バリアメタル層3は、本発明に係るICウエハを加工して得られるフリップチップ型ICを回路基板上に実装する際に、バリアメタル層3上に設けられる半田バンプが溶融した場合、該溶融した半田によって回路パターン2を形成するアルミニウム等に“食われ”が生じることを有効に防止する作用を為す。
【0024】
このようなバリアメタル層3は、後述するパッシベーション層4の形成後に、パッシベーション層4の開口部、すなわち、パッシベーション層4の存在しない領域内に露出される回路パターン2上に、従来周知の無電解めっき等を採用し、Zn,Ni,Auを順次被着させることによって全体が略円柱状をなすように形成される。
【0025】
尚、前記バリアメタル層3を構成する3つの層のうち、最下層となるZn層は、Ni層を従来周知の無電解めっき等により形成する際、その一部を置換反応させることによってNi層を効率的に成長させるためのものであり、その厚みは0.01μm〜0.05μmに設定され、中間層となるNi層はバリアメタル層3に対する半田の濡れ性を良好になすためのものであり、その厚みは0.47μm〜6.85μmに設定され、更に最上層となるAu層はNi層の酸化腐食を有効に防止するためのものであり、その厚みは0.02μm〜0.1μmに設定される。
【0026】
一方、前記半導体基板1のIC非形成領域Bに取着されるアライメントマーク5は、回路パターン2と同様の材料、例えばAlやCu等の金属材料により例えば四角形状に形成されており、その数は2個以上に設定されている(本実施形態においては2個)。
【0027】
かかるアライメントマーク5は、バリアメタル層3上に半田ペーストを印刷・塗布すべく、印刷マスクをICウエハ上に配設する際、両者を高精度に位置合わせするための目印として機能する。
【0028】
尚、前記アライメントマーク5は、上述の回路パターン2と同様の方法、すなわち、スパッタリング、フォトリソグラフィー技術、エッチング技術等の薄膜形成技術を採用することにより、回路パターン2と同時に0.5μm〜1.5μmの厚みに形成される。
【0029】
そして、上述した半導体基板1の上面には、バリアメタル層3の非形成領域にパッシベーション層4が被着されており、該パッシベーション層4で回路パターン2やアライメントマーク5が共通に被覆されている。
【0030】
前記パッシベーション層4は、窒化珪素(Si)や酸化珪素(SiO)等の封止性に優れた電気絶縁材料により形成されており、先に述べた半導体素子や回路パターン2、アライメントマーク5を大気と良好に遮断することで、これらが大気中に含まれている水分等の接触により腐食されるのを有効に防止する作用を為すとともに、アライメントマーク5に対して直に半田ペーストが付着することを防止する作用を為す。
【0031】
このようなパッシベーション層4は、従来周知の薄膜形成技術、例えば、CVD法やスパッタリング法等を採用して、上述の電気絶縁材料を回路パターン2等が設けられている半導体基板1上に0.5μm〜1.5μmの厚みに形成し、しかる後、これを従来周知のフォトリソグラフィー及びエッチング技術等によって所定パターンに加工すること、すなわち、バリアメタル層3の形成箇所に開口部を設けることにより形成される。
【0032】
次に上述したICウエハを用いてフリップチップ型ICを製造する方法について図3を用いて詳細に説明する。図3は図1のICウエハを用いてフリップチップ型ICを製造する方法を説明するための各工程の断面図であり、6はメタルシート、7は開口、8は貫通孔、9’はペーストとしての半田ペースト、9a,9bはバンプとしての半田バンプである。
まず、上述したICウエハWと印刷マスクMとを準備する(図3(a))。
【0033】
前記印刷マスクMは、アルミニウム合金、あるいはNi合金等の金属材料により板状に形成されたメタルシート6に、前記バリアメタル層3に対応した開口7と、前記アライメントマーク5に対応した貫通孔8とを穿設した構造を有しており、かかる印刷マスクMは、Ni合金からなる場合、例えば従来周知のアディティブ法を採用することにより製作される。
次に、前記印刷マスクMの直下にICウエハWを配設する(図3(b))。
【0034】
前記印刷マスクMの直下にICウエハWを配設するには、例えば、印刷マスクMを配設したスクリーン印刷機のステージにICウエハWを載置・固定させるとともに、そのアライメントマーク5の真上に貫通孔8が位置するようにICウエハWを位置合わせすることによって行われ、これによって印刷マスクMとICウエハWとが高精度に位置合わせされ、印刷マスクMの開口7がICウエハWのバリアメタル層3の真上に位置するようになる。
【0035】
尚、前記アライメントマーク5は、先に述べたように、半導体基板1のIC非形成領域Bに設けられていることから、印刷マスクMとICウエハWとの位置合わせの際にアライメントマーク5を認識し易くなり、アライメントマーク5をバリアメタル層3と錯誤するといったトラブルを有効に防止することができる。
【0036】
またアライメントマーク5は、バリアメタル層3と異なる平面視形状を有していることから、位置合わせの際にアライメントマーク5が更に認識し易くなり、これによってもアライメントマーク5をバリアメタル層3と錯誤するといったトラブルを有効に防止することができる。
(3)次に、半田ペースト9’を準備し、該半田ペースト9’を印刷マスクM上に供給する。
【0037】
前記半田ペースト9’としては、多数の半田粒子にロジン系フラックスを添加・混合して所定の粘度に調整したものが好適に用いられる。
(4)次に、印刷マスクM上の半田ペースト9’を、スキージをICマスクM側に押圧しつつ所定の方向に移動させることにより、半田ペースト9’を印刷マスクMの開口7及び貫通孔8を介してバリアメタル層3上及びアライメントマーク5上に印刷・塗布する(図3(c))。
【0038】
このとき、先に述べたように、アライメントマーク5はIC非形成領域Bに設けられているため、アライメントマーク上に塗布された半田ペースト9’とバリアメタル層上に塗布された半田ペーストとは十分に離間することとなり、それ故、両者が接触して短絡することを有効に防止できるという利点がある。
(5)次に、塗布された半田ペースト9’をリフローすることによって半田ペースト9’中に含まれている半田粒子を溶融させて半田粒子同士を相互に結合させ、これをそのまま冷却することによってバリアメタル層3上及びアライメントマーク5上に半田バンプ9a,9bを形成する(図3(d))。
【0039】
このとき、バリアメタル層3上の半田バンプ9aは、バリアメタル層3を構成するNi層の作用によりバリアメタル層3に対して強固に被着されるものの、アライメントマーク5上の不要な半田バンプ9bは、半田の濡れ性が悪いパッシベーション層4を介してアライメントマーク5上に形成されていることから、半田バンプ9bのパッシベーション層4に対する付着力を大幅に低下させることができる。従って、アライメントマーク5上の半田バンプ9bは、半田バンプ自体に付着した図示しないフラックスの作用によってICウエハWに極弱い強度で被着された状態にある。
【0040】
尚、半田ペースト9’のリフローは、例えば230℃〜260℃の温度で行われる。
(6)次に、半田バンプ9a,9bに付着したフラックスを洗浄することにより、アラインントマーク5上の半田バンプ9bを除去する(図3(e))。
【0041】
かかるフラックスの洗浄は、準水系の溶剤にICウエハを浸漬させた状態で上下に揺動させることによって行われ、これによってバンプに付着したフラックス残渣が洗い落とされる。それ故、フラックスの作用でアライメントマーク5上に被着されていた不要な半田バンプ9bは、フラックス洗浄によって、パッシベーション層4に対する付着力が大幅に低下し、アライメントマーク5上から除去されることとなる。それ故、不要な半田バンプ9bを半導体吸い取り装置等で個別に除去する手間を省き、フリップチップ型ICの製造工程を簡素化することができ、フリップチップ型ICの生産性を向上させることが可能となる。
(7)最後に、ICウエハWを、ダイヤモンドソー等を用いて所定形状に加工することにより、フリップチップ型ICが製作される。
【0042】
そして得られたフリップチップ型ICを回路基板上に実装する場合は、フリップチップ型ICの半田バンプが回路基板上の対応する回路配線と対向するようにしてフリップチップ型ICを回路基板上に載置させ、しかる後、半田バンプを高温で加熱・溶融させることによってフリップチップのバリアメタル層が回路基板上の回路配線に対して半田接合される。
【0043】
尚、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良が可能である。
【0044】
例えば、上述の実施形態において、アライメントマーク5の面積をバリアメタル層3の面積よりも小さく設定しておけば、バリアメタル層3を位置合わせの基準とするよりもはるかに高精度の位置合わせが可能となる。更に、このとき、印刷マスクMの貫通孔8の開口面積を開口7よりも小さく設定しておけば、貫通孔8より塗布される半田ペースト9’の量を減らすことができ、半田ペースト9’の無駄を少なくすることができる。
【0045】
また上述の実施形態においては、印刷マスクとしてメタルシート6に複数の開口を設けた“メタルマスク”を用いるようにしたが、これに代えて、ポリイミド樹脂やポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂といった種々の樹脂材料からなるマスクであっても、本発明は適用可能である。
【0046】
更に上述の実施形態においては、半田ペースト9’を用いて半田バンプ9aを形成するようにしたが、これに代えて、銀ペースト等の他の導電ペーストを用いて銀バンプや他の導電バンプを形成するようにしても構わない。
【0047】
また更に上述の実施形態においては、アライメントマーク5を半導体基板1のIC非形成領域Bに設けるようにしたが、これに代えて、IC形成領域Aに設けてもよく、この場合、IC形成領域Aのうち、ダミーICもしくはTEG(testelement group)ICの形成領域に設けるようにしておけば、位置合わせの際にアライメントマークをバリアメタル層と錯誤するといったトラブルを有効に防止することができる上に、アライメントマーク上に塗布された半田ペースト9’がバリアメタル層上に塗布された半田ペーストと短絡を起こすことが有効に防止されるという利点がある。
【0048】
更にまた上述の実施形態においては、バリアメタル層3をZn、Ni,Auの3層構造と成すようにしたが、これに代えて、バリアメタル層を2層構造にしても良く、この場合、例えばNi,Auを順次積層した構造が一例として考えられる。
【0049】
また更に上述の実施形態においては、アライメントマーク5を四角形状に形成したが、これに代えて、アライメントマークを三角形状や円形状、十字形状等、種々の形状に形成してもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体基板の上面に複数のバリアメタル層を形成するとともに、該バリアメタル層の非形成領域にパッシベーション層を被着して成るICウエハにおいて、半導体基板上に印刷マスク位置合わせ用のアライメントマークを設け、該アライメントマークを前記パッシベーション層で被覆したことから、バリアメタル層に対応する複数の開口と、前記アライメントマークに対応する貫通孔とを有した印刷マスクを、アライメントマーク上に貫通孔が位置するように配設した上、前記印刷マスクを用いてフラックスを含むペーストをICウエハ上に印刷・塗布してバンプを形成した場合、アライメントマーク上に形成される不要なバンプが濡れ性の悪いパッシベーション層上に直に被着されるようになり、かかる不要なバンプのICウエハに対する付着力を大幅に低下させることができる。従って、バンプ表面に付着したフラックスを洗浄する際に、アライメントマーク上の不要なバンプがフラックスと共に簡単に除去されることとなり、フリップチップ型ICの製造工程を簡素化してフリップチップ型ICの生産性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるICウエハの平面図である。
【図2】図1に示すICウエハのX−X線断面図である。
【図3】(a)〜(e)は、図1に示すICウエハを用いてフリップチップ型ICを製造する方法を説明するための各工程の断面図である。
【符号の説明】
1・・・半導体基板
2・・・回路パターン
3・・・バリアメタル層
4・・・パッシベーション層
5・・・アライメントマーク
6・・・メタルシート
7・・・開口
8・・・貫通孔
9’・・・半田ペースト
9a,9b・・・半田バンプ
M・・・印刷マスク
W・・・ICウエハ
A・・・IC形成領域
B・・・IC非形成領域

Claims (5)

  1. 半導体基板の上面に複数のバリアメタル層を形成するとともに、該バリアメタル層の非形成領域にパッシベーション層を被着して成るICウエハにおいて、印刷マスク位置合わせ用のアライメントマークを半導体基板上に設け、該アライメントマークを前記パッシベーション層で被覆したことを特徴とするICウエハ。
  2. 前記アライメントマークが2個以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載のICウエハ。
  3. 前記アライメントマークはバリアメタル層よりも面積が小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のICウエハ。
  4. 前記半導体基板の上面がIC形成領域とIC非形成領域とに区分されており、該IC非形成領域に前記アライメントマークが形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のICウエハ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のICウエハ上に、前記複数のバリアメタル層に対応する複数の開口と、前記アライメントマークに対応する貫通孔とを有する印刷マスクを、アライメントマークと貫通孔との位置が略合致するように配設する工程1と、
    該工程1にて配設された印刷マスクの上面に、フラックスを含むペーストを供給するとともに、該供給されたペーストを開口及び貫通孔を介してバリアメタル層上及びアライメントマーク上に塗布する工程2と、
    該工程2で塗布されたペーストをリフローすることにより、バリアメタル層上及びアライメントマーク上にバンプを形成する工程3と、
    該工程3で得たバンプに付着したフラックスを洗浄することにより、アライメントマーク上のバンプを除去する工程4と、を備えたことを特徴とするフリップチップ型ICの製造方法。
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