JP2004235948A - 顔画像撮影装置及び顔画像撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被撮影者がカメラの撮影レンズを正視した状態で撮影して、所定の証明写真用顔写真画像を形成する顔画像撮影装置を提供する。
【解決手段】被撮影者5の高さに応じてカメラ10を変位させて被撮影者5の顔写真を撮影する顔画像撮影装置1であって、顔画像撮影装置1は、被撮影者5の高さに応じてカメラ10を変位させる位置調整機構11と、位置調整機構11によるカメラ10の変位に追随して移動してカメラ10の撮影レンズ102の位置を示す表示手段103と、を有する顔画像撮影装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は顔画像撮影装置に関し、特に、被撮影者の少なくとも顔部分を撮影する身分証明書、運転免許証等の顔画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被撮影者の少なくとも顔部分をオペレータにより撮影する顔画像撮影装置が知られている。また、被撮影者自身が操作して、少なくとも顔部分を撮影する顔画像撮影装置が知られている。用途としては、身分証明書用写真、運転免許証用写真等がある。
【0003】
履歴書やパスポート、免許証、身分証明書などに貼付する証明書用顔写真を撮影する手段として、銀塩フィルム使用カメラやデジタルカメラを用いて撮影し、現像、焼き付けを行ったり、プリンタに出力して所定の写真を提供する証明書用画像撮影装置が一般に利用されている。
【0004】
また街頭などには、自動的に証明書用のサイズで撮影してそのプリント画像を販売する証明書用写真自動販売機が設置されており、被撮影者は撮影後に数分間待つことによって簡単に証明写真を得ることができる。
【0005】
身分証明書用写真、運転免許証用写真等の証明写真では、被撮影者が正しく顔画像撮影装置(カメラ)の撮影レンズに注目した状態で撮影されねばならない。
【0006】
カメラの撮影レンズに被撮影者の目線が合った状態で撮影された画像を得る目線合わせ手段を設けた装置が、従来から提案されている。
【0007】
被撮影者に目線がカメラの撮影レンズに合った状態で撮影された画像を得るために、LEDなどを用いた目線合わせ手段を設けた顔画像撮影装置が特許文献1の段落番号0013、特許文献2の段落番号0014等に開示されている。
【0008】
一方、特許文献3の段落番号0013には、撮影時にビデオカメラの向きを変えて、フレーミング操作を行う技術が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−145707号公報(段落番号0013)
【0010】
【特許文献2】
特開平11−4372号公報(段落番号0014)
【0011】
【特許文献3】
特開平7−38919号公報(段落番号0013)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1、特許文献2に開示された顔画像撮影装置では、被撮影者の目線を確保するための手段(LED)は開示されているものの、身長、座高の異なる被撮影者や、顔の大きさがまちまちな被撮影者を撮影した場合、被撮影者の顔写真画像が画面中央にない場合、顔写真画像が画枠に対して正確な位置に配置されず、パスポートや運転免許証等の証明書用写真に適合しない事が発生する。
【0013】
このような顔写真画像では、例えばパスポート用の写真のように、被撮影者の顔の大きさや画枠に対して位置が規定されているものに使用することがきわめて困難な事が判明した。
【0014】
また、特許文献1、特許文献2に開示された顔画像撮影装置も、目線合わせの手段が、カメラの撮影レンズから離れた所に配置されていたり、小さすぎたりして、被撮影者が視認しづらいために、必ずしも十分に目線の合った顔写真画像が得られていなかった。
【0015】
特許文献3では、写真が画面中央に適正な大きさの顔写真画像が得られるものの、被撮影者がビデオカメラの動きに追随することが困難なため、撮影レンズに目線の合った顔写真画像が撮れにくい事が判明した。
【0016】
本発明は上記の状況に鑑みなされたもので、被撮影者がカメラの撮影レンズを正視した状態で撮影し、所定の証明写真用顔写真画像を形成する顔画像撮影装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は下記の手段により達成できる。
【0018】
(1) 被撮影者の高さに応じてカメラを変位させて被撮影者の顔写真を撮影する顔画像撮影装置であって、前記顔画像撮影装置は、前記被撮影者の高さに応じて前記カメラを変位させる位置調整機構と、前記位置調整機構による前記カメラの変位に追随して移動し、前記カメラの撮影レンズの位置を示す表示手段と、を有することを特徴とする顔画像撮影装置。
【0019】
(2) 被撮影者の高さに応じてカメラを変位させて被撮影者の顔写真を撮影する顔画像撮影方法であって、前記被撮影者の高さに応じて前記カメラを位置調整機構によって変位させ、前記カメラの変位に追随して移動する撮影レンズの位置を表示手段によって表示して、前記被撮影者の目線を前記撮影レンズに合致可能にすることを特徴とする顔画像撮影方法。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる顔画像撮影装置の実施の形態について説明する。
【0021】
[撮影システムのの構成]
図1は本発明の顔画像撮影装置を適用した撮影システムの全体構成を示す模式図である。
【0022】
撮影システムは、顔画像撮影装置1、椅子2、背景板3、及び画像出力装置(プリンタ)20(図2参照)等より構成されている。顔画像撮影装置1は、被撮影者5を照明して撮影する装置であり、椅子2は被撮影者5の座る椅子であり、さらに背景板3は被撮影者5の背面に配置されたパネルである。
【0023】
固定状態に設置された顔画像撮影装置1は、オペレータ(撮影者)6によって操作される。顔画像撮影装置1は、カメラ(撮影手段)10、位置調整機構11、主照明部12、補助照明部13、第1表示手段14、第2表示手段16、制御手段17、操作手段18、記憶手段19等から構成されている。
【0024】
カメラ10は、撮影レンズ、シャッタ、撮像素子(CCD等)、制御回路、記憶媒体(メモリカード等)等から成るデジタルカメラ又はデジタルビデオカメラ等により構成されている。位置調整機構11は、カメラ10を上下方向に角度または高さを調整する。
【0025】
主照明部12には、主照明光源12Aの位置調整機構、照明光の向き調整機構、照明光量調整機構がある。補助照明部13には、補助照明光源13Aの位置調整機構、照明光の向き調整機構、照明光量調整機構がある。主照明光源12A、補助照明光源13Aには、ストロボライト、ハロゲンランプ、蛍光灯等が使用される。
【0026】
オペレータ側の第2表示手段16には、被撮影者のモニタ画像を表示できるようになっている。
【0027】
操作手段18(図2参照)は被撮影者の個人コード等の情報を入力する。操作手段18としては、キーボード、マウス、タッチペン、タッチパネル等が使用される。
【0028】
顔画像撮影装置の前面側に配置された第1表示手段14は、カメラ10によって撮影された複数の画像を表示し、被撮影者5により目視可能である。
【0029】
第1表示手段14、第2表示手段16には、液晶モニター、CRTモニター等が使用される。
【0030】
画像出力装置20としては、撮影されて選択された画像のデジタル画像情報から出力可能な手段ならば特に限定はなく、昇華型プリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写型プリンタ、電子写真方式プリンタ等が挙げられ、目的、用途によって選択される。
【0031】
図2は、本発明の顔画像撮影装置を適用した撮影システムのブロック図である。
【0032】
顔画像撮影装置1のカメラ10の前方には、椅子2が置かれ、被撮影者5が着席して撮影が行われる。顔画像撮影装置1には、記憶手段19を有する中央演算装置(パソコン)などの制御手段17が接続されている。制御手段17には、カメラ10、位置調整機構11、主照明部12、補助照明部13、第1表示手段14、第2表示手段16、記憶手段19、画像出力装置20が接続されている。
【0033】
図2の場合、被撮影者5が撮影画像選択を行い、オペレータ6が選択画像の確定と撮影操作とを行う。
【0034】
主照明部12と補助照明部13は、カメラ10による撮影と連動して作動する。カメラ10により撮影された画像は、制御手段17を介して一旦、記憶手段19に記憶される。引き続き撮影された複数の画像も、制御手段17を介して一旦、記憶手段19に記憶される。すべての撮影が終了した時点で、撮影された複数の画像が第1表示手段14、第2表示手段16に表示される。
【0035】
オペレータ6は第2表示手段16によって画像を確認して、操作手段18を操作して、撮影された画像を画像出力装置20に出力させる。
【0036】
図2では、1台の顔画像撮影装置1と1台の画像出力装置20とが接続されているが、複数台の顔画像撮影装置1と、1台の画像出力装置20とを接続する事も可能である。
【0037】
なお、図1,図2に示す顔画像撮影装置1は、オペレータ6の操作により被撮影者5を撮影する撮影システムであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、被撮影者5の操作により撮影する自動顔画像撮影装置(証明写真撮影装置等)にも適用可能である。
【0038】
[撮影時の被撮影者の目線設定]
オペレータ6による被撮影者5の撮影時には、オペレータ6は被撮影者5の座高に合わせて位置調整機構11を操作して移動させ、第2表示手段16により画枠位置と顔画像位置との相対位置を確認して、カメラ10を位置決めしてシャッタを開閉させて撮影する。
【0039】
顔画像撮影装置1の装置本体100の被撮影者5に対向する前面側には、防塵フィルタ101が固定されている。装置本体100の内部で、位置調整機構11により移動可能なカメラ10の撮影レンズ102は、フィルタ101の内側に配置されている。
【0040】
被撮影者5は顔画像撮影装置1の前面側前方に着座し、撮影を開始するに先立って、カメラ10の撮影レンズ102を注視するが、顔画像撮影装置1の内部は暗く、フィルタ101の奥側の撮影レンズ102が何処にあるのか判別しにくいため、被撮影者5が撮影レンズ102を注視しないで目線がずれた撮影をしてしまう事がある。
【0041】
パスポートや運転免許証等の証明書用写真では、被撮影者の目線がカメラの撮影レンズ102の光軸に正しく合致するように撮影されていなければならない。
【0042】
[表示手段]
そこで、本発明の顔画像撮影装置1は、カメラ10の撮影レンズ102の周辺に表示手段103を配置し、カメラ10の移動に追随する撮影レンズ102の位置が、被撮影者5に明視できるようにした。
【0043】
図3(a)は表示手段103を装着したカメラ10の斜視図、図3(b)は正面図である。
【0044】
撮影レンズ102を有するカメラ10のカメラ本体104の内部には、図示しないシャッタ、CCD撮像素子等が配置されている。撮影レンズ102の鏡胴の外周部の左右両側には、複数の発光ダイオード(LED)を直線配列した発光ダイオードアレイ等の表示手段103が配置されている。
【0045】
表示手段103として、発光ダイオード、発光ダイオードアレイ、エレクトロルミネッセンス(EL)、放電管、ランプ等が使用される。
【0046】
カメラ10は位置調整機構11の揺動軸111によって揺動可能に支持されている。カメラ10の光軸Lは、平均座高の被撮影者5の視線が撮影レンズ102を注視したとき、床面と平行となるように位置調整機構11により初期調整されれいる。
【0047】
したがって、平均座高より高い座高の被撮影者5が椅子2に着座した場合には、図1の破線で示すように、オペレータ6は位置調整機構11によりカメラ10を傾けて、光軸Lが上向きになるように調整する。また、平均座高より低い座高の被撮影者5が椅子2に着座した場合には、位置調整機構11によりカメラ10を傾けて、光軸Lが下向きになるように調整する。このように、カメラ10を傾ければ、光軸Lが上向きまたは下向きになり、被撮影者5の座高に合わせて、顔画像が画枠の所定位置に配置され、被撮影者5の目線と、カメラ10の光軸とを一致させる事ができる。
【0048】
図4(a)は上向き配置状態のカメラ10を示す側面図、図4(b)は正面図である。これらの図において、実線はカメラ10の上向き状態を示し、破線は水平状態を示す。
【0049】
オペレータ6は位置調整機構11によりカメラ10を上向きに傾けて、水平の光軸L0より上向きの仰角の光軸L1になるようにすると、カメラ10の前面側に配置された撮影レンズ102は水平配置状態から上方に移動する。撮影レンズ102の鏡胴の外周部の左右両側に配置された表示手段103も撮影レンズ102に追随して上方に移動する。
【0050】
表示手段103は撮影前に発光し、撮影終了時に消灯する。座高の高い被撮影者5は、撮影直前に発光する表示手段103により、撮影レンズ102の調整位置を明確に追尾して視認する事ができるから、撮影レンズ102を注目して撮影する事により、目線のズレがない正しい視線の顔写真画像が形成される。
【0051】
図4(c)は下向き配置状態のカメラ10を示す側面図、図4(d)は正面図である。
【0052】
オペレータ6は位置調整機構11によりカメラ10を下向きに傾けて、水平の光軸L0より下向きの俯角の光軸L2になるようにすると、カメラ10の前面側に配置された撮影レンズ102は水平配置状態から下方に移動し、表示手段103も撮影レンズ102に追随して下方に移動する。
【0053】
座高の低い被撮影者5は、表示手段103により確認された撮影レンズ102を注目して撮影する事により、目線のズレがない正しい視線の顔写真画像が形成される。
【0054】
図5は他の実施の形態の表示装置を備えたカメラ10の正面図である。なお、図面に使用されている符号について、図4と同じ機能を有する部分には、同符号を付している。また、前記の実施の形態と異なる点を説明する。
【0055】
図5(a)に示す表示手段103は、矢印形状に配列した発光ダイオードである。矢印の先端部は撮影レンズ102の中心を指向した形状をなす。
【0056】
図5(b)に示す表示手段103は、撮影レンズ102の中心を指向する左右、上下の4組の発光ダイオードアレイで形成されている。
【0057】
図5(c)に示す表示手段103は、撮影レンズ102の鏡胴の周囲に環状に配列した複数の発光ダイオード又は発光ダイオードアレイで形成されている。
【0058】
図6は、自動顔画像撮影装置の一例を示す模式図である。なお、図面に使用されている符号について、図1と同じ機能を有する部分には、同符号を付している。また、前記の実施の形態と異なる点を説明する。
【0059】
被撮影者5による自動撮影時には、被撮影者5は被撮影者5の座高に合わせて椅子2の高さを調製して着席し、第1表示手段14により画枠位置と顔画像位置との相対位置や姿勢、服装を確認する。その後、表示手段103により撮影レンズ102の位置を確認し、撮影レンズ102を注目して、視線と光軸を一致させ、操作手段4を操作し、シャッタを開閉して撮影する。
【0060】
このようにして、表示手段103により撮影レンズ102の位置を確認し、撮影レンズ102を正視して撮影する事により、目線がずれない適正な証明写真用顔写真画像が得られる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように構成した本発明の顔画像撮影装置により、次のような効果が得られる。即ち、被撮影者が顔画像撮影装置に正対した状態で撮影する際に、被撮影者が顔画像撮影装置内部のカメラの撮影レンズ近傍に配置された表示手段の点灯または発光により、容易に撮影レンズの位置を確認して正視する事により、目線がズレない所定の証明写真用顔写真画像を形成する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顔画像撮影装置を適用した撮影システムの全体構成を示す模式図。
【図2】本発明の顔画像撮影装置を適用した撮影システムのブロック図。
【図3】表示装置を装着したカメラの斜視図、及び正面図。
【図4】上向き配置状態のカメラを示す側面図と正面図、及び下向き配置状態のカメラ10を示す側面図と正面図。
【図5】他の実施の形態の表示装置を備えたカメラの正面図。
【図6】自動顔画像撮影装置の一例を示す模式図。
【符号の説明】
1 顔画像撮影装置
4 操作手段
5 被撮影者
6 オペレータ(撮影者)
10 カメラ(撮影手段)
100 装置本体
101 フィルタ
102 撮影レンズ
103 表示手段
104 カメラ本体
11 位置調整機構
111 揺動軸
14 第1表示手段
16 第2表示手段
18 操作手段
L,L0,L1,L2 光軸

Claims (2)

  1. 被撮影者の高さに応じてカメラを変位させて被撮影者の顔写真を撮影する顔画像撮影装置であって、
    前記顔画像撮影装置は、前記被撮影者の高さに応じて前記カメラを変位させる位置調整機構と、
    前記位置調整機構による前記カメラの変位に追随して移動し、前記カメラの撮影レンズの位置を示す表示手段と、を有することを特徴とする顔画像撮影装置。
  2. 被撮影者の高さに応じてカメラを変位させて被撮影者の顔写真を撮影する顔画像撮影方法であって、
    前記被撮影者の高さに応じて前記カメラを位置調整機構によって変位させ、前記カメラの変位に追随して移動する撮影レンズの位置を表示手段によって表示して、前記被撮影者の目線を前記撮影レンズに合致可能にすることを特徴とする顔画像撮影方法。
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