JP2004236420A - 車両用電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ部と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー部とを有し、前記複数のインバータ部を、少なくとも1つのユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー部を、少なくとも1つのユニットとして前記筐体内に設置し、少なくとも2つ以上のユニットが前記筐体内に設置されることを特徴とする電力変換装置。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図10は、従来の車両用電力変換装置の回路構成図である。図11は、従来の電力変換装置を斜視図である。図12は従来の車両用電力変換装置の断面図である。図13は、従来の車両用電力変換装置の上面図である。図14は、従来の車両用電力変換装置の正面図である。
従来の車両用電力変換装置は、パンタグラフ1と電気的に接続された遮断器2,フィルタリアクトル3,チョッパー回路4,ブレーキ抵抗5,インバータ回路6から主に構成されている。
このように構成された従来の車両用電力変換装置において、パンタグラフ1は、遮断器2およびフィルタリアクトル3を介して、チョッパー回路4の入力端とインバータ回路6の正入力端が接続される。チョッパー回路4の出力端ブレーキ抵抗5と接続される。インバータ回路6の負入力端は、車輪7を介して接地される。インバータ回路6の入力側には、フィルタコンデンサー8が並列接続される。インバータ回路6の出力側には誘導電動機9が接続されている。
このように構成された従来の車両用電力変換装置において、パンタグラフ1は、架線から供給された架線電力を遮断器2,フィルタリアクトル3を介してインバータ回路6へ供給する。インバータ回路6は、パンタグラフ1を介して架線から供給された架線電力を変換する。インバータ回路6により変換された電力は、誘導電動機9に供給される。誘導電動機9は、インバータ回路6により供給された電力により駆動する。チョッパー回路4は、電力を架線に返還する回生ブレーキ使用時に、設備上,負荷の容量が足らず回生電力をすべて架線側に返還できない場合に、ブレーキ抵抗器5に回生電力を供給する。ブレーキ抵抗器5は、チョッパー回路4により供給された回生電力を熱に変換し回生電力を処理及び制御する。
【0003】
このように構成された車両用電力変換装置において、ブレーキ抵抗器5は、回生電力を熱に変換して処理するため、多量の熱を発生する。ブレーキ抵抗器5は、多量の熱を発生させるため、チョッパー回路4やインバータ回路6等への熱の影響を配慮して、チョッパー回路4やインバータ回路6等とは、異なる位置に設置される。
このように構成された車両用電力変換装置において、チョッパー回路4,インバータ回路6,フィルターコンデンサ8は2群ずつ一つの筐体10に収納される(図11参照)。他の電気部品(図示しない)はそれぞれ単独にあるいは他の装置の箱体に収納され、これらが、車体配線で電気的に接続されて電鉄用車両駆動システムを構成している。
このように構成された従来の車両用電力変換装置の筐体10には、インバータ回路6,フィルタコンデンサ8等を収納したインバータユニット11とブレーキチョッパー回路4を収納したブレーキチョッパーユニット12が2箱ずつ並んで収納される(図10及び図13参照)。また、インバータユニット11とブレーキチョッパーユニット12は、部品の共通化の観点から同じ冷却器13を使用している(図11参照)。インバータユニット11とブレーキチョッパーユニット12の内部に設けられたIGBTやIEGT等の半導体素子14は、冷却器13と係合する位置に設置される(図12乃至図14参照)。
【0004】
このように構成された車両用電力変換装置は、回生電力をすべて架線側に返還できない場合に、余分な電力をブレーキ抵抗器で熱に変えて処理・制御することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−262583号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように構成された車両用電力変換装置は、複数の車両が連結した状態で駆動する電鉄用車両に搭載されるため、反車両進行方向に位置する車両に搭載された車両用電力変換装置ほど走行風を受風しずらくなる。また、筐体10の反車両進行方向側に搭載されたユニットほど、車両進行方向側に配置されたユニットにより暖められた温度の高い走行風を受けることになり、冷却効率が大幅に低下するという問題があった。そのため冷却器も大形化してしまい、設置するスペースの限られた車両という空間に設置される車両用電力変換装置を、小形化及び軽量化することが難しかった。
そこで本発明の目的は、小形化及び軽量化することのできる車両用電力変換装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置し、少なくとも2つ以上のユニットが前記筐体内に設置することによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、2つのユニットに分割して前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置し、合計で3つのユニットを前記筐体内に設置したことによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、2つのユニットに分割して前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置するとともに、前記ブレーキチョッパー回路を収納したユニットは前記筐体内に、前記インバータを収納した2つのユニットの間に設置されることによって達成できる。
【0007】
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、2つのユニットに分割して前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置するとともに、前記ブレーキチョッパー回路を収納したユニットは前記筐体内に、前記2つのインバータ回路を収納したユニットよりも車両進行方向側に設置されたことによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、複数のコンデンサーと、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、ひとつのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置するとともに前記ブレーキチョッパーユニット内に前記複数のコンデンサーを集約し設置したことによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路と、半導体のスイッチング動作を制御するゲートアンプとを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、ひとつのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置するとともに前記筐体内に前記複数のゲートアンプを集約し設置したことによって達成できる。
【0008】
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、前記インバータユニットと前記ブレーキチョッパーユニットに同一の冷却器を取り付けることができることによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、前記インバータユニットと前記ブレーキチョッパーユニットに異なる冷却器を取り付け、前記ブレーキチョッパーユニットに取り付けられる冷却器のほうが前記インバータユニットに取り付けられる冷却器よりも小さいことによって達成できる。
【0009】
上記目的は、車両に懸架される筐体と、抵抗器と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を前記抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、少なくとも2つ以上のユニットを前記筐体内に設置するとともに、前記インバータユニット及び前記ブレーキチョッパーユニットの一部又は全てがヒートパイプにより連結していることによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、抵抗器と、電力を変換する複数のインバータ回路と、必要に応じて回生電力を前記抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、少なくとも2つ以上のユニットを前記筐体内に設置するとともに、前記インバータユニット及び前記ブレーキチョッパーユニット等のユニット間で熱が伝わるように前記ユニット間が、伝熱部材を介して係合していることによって達成できる。
【0010】
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する複数の変換回路と、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、前記複数の変換回路を、少なくとも1つのユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置し、少なくとも2つ以上のユニットを前記筐体内に設置することによって達成できる。
上記目的は、車両に懸架される筐体と、電力を変換する回路の搭載された少なくとも1つ以上の電力変換ユニットと、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路を搭載した1つのブレーキチョッパーユニットと、前記電力変換ユニットに搭載された冷却器の冷却能力のほうが、前記ブレーキチョッパーユニットに搭載された冷却器の冷却能力よりも優れていることによって達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図1は、本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置の斜視図である。図2は、本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置の断面図である。尚、図10乃至図14に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置の箱体10に、2台のインバータユニット11と従来2台であったブレーキチョッパーユニットを1台にまとめたブレーキチョッパーユニット12Aの計3台のユニットが搭載されている。
このように構成された電力変換装置において、インバータユニット11およびブレーキチョッパユニット12Aの半導体素子14から発生する損失熱はそれぞれの半導体素子14が取り付いている冷却器13により外気に放出される。冷却器13により熱が外気に放出されるので、半導体素子12は許容温度以下に冷却される。尚、ブレーキチョッパユニット12Aの冷却器13には、半導体素子14が取り付き2群分の回路を構成している。しかし、ブレーキチョッパユニット12Aの半導体素子14の損失熱は、VVVFインバータユニット11の損失熱に比べ何分の一以下でしかなく、従来の冷却器に2群分の半導体素子14を取り付けても十分冷却が行われる。また、ブレーキチョッパユニット12Aの走行方向の幅寸法は、冷却器13のフィン(図示しない)の大きさによって決定され、ブレーキチョッパユニット12Aは半導体素子14の周辺の部品が少ないことから、スペース的にも十分2群分収納できる。
【0012】
このように構成された電力変換装置において、従来ブレーキチョッパー回路4を1群毎をひとつのユニットに搭載していたが、ブレーキチョッパー回路を一つのユニットにまとめた構成としているため、従来の電力変換装置よりも小形化することができる。
このように構成された電力変換装置において、2群分のブレーキチョッパユニット12Aは、従来の1台分のブレーキチョッパユニット12と同等の外形で構成することができるため、電力変換装置の性能を落とすことなく、小形軽量化が可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明に基づく第2の実施の形態の電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図3は、本発明に基づく第2の実施の形態の電力変換装置のブレーキチョッパーユニットの回路構成図である。尚、図1乃至図2及び図10乃至図14に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第2の実施の形態の電力変換装置は、半導体素子14のスイッチング時などに電流を吸収するコンデンサー8を同一のコンデンサーケースに収納している。
このように構成された車両用電力変換装置は、部品点数を減らすことが出来、更に取り付け作業の簡素化が出来る。車両用電力変換装置の部品点数を減らすことが出来るので、本発明に基づく第1の実施形態の車両用電力変換装置よりも更に小形化することができる。
【0013】
(第3の実施の形態)
本発明に基づく第3の実施の形態の電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図4は、本発明に基づく第3の実施の形態の電力変換装置のブレーキチョッパーユニットの制御部の回路構成図である。尚、図1乃至図3及び図10乃至図14に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第3の実施の形態の電力変換装置は、半導体素子14のスイッチングを制御する2群分のゲートアンプ15を一体にしたことを特徴とする。
このように構成された車両用電力変換装置は、部品点数を減らすことが出来、更に取り付け作業の簡素化が出来る。車両用電力変換装置の部品点数を減らすことが出来るので、本発明に基づく第1の実施形態の車両用電力変換装置よりも更に小形化することができる。
(第4の実施の形態)
本発明に基づく第4の実施の形態の電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図5は、本発明に基づく第4の実施の形態の電力変換装置の上面図である。図6は、本発明に基づく第4の実施の形態の電力変換装置の正面図である。
尚、図1乃至図4及び図10乃至図14に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。尚、図5及び図6において、車両進行方向側に設置されたインバータユニットに11Aの記号を付し、他方のインバータユニットに11Bの記号を付す。
【0014】
本発明に基づく第4の実施の形態の車両用電力変換装置において、ブレーキチョッパーユニット12Aは、インバータユニット11Aとインバータユニット11Bの間に設置される。
このように構成された車両用電力変換装置において、2台のインバータユニット11A及び11Bは基本的に同じ制御がされるため、それぞれに搭載された半導体素子14も同じタイミングで発熱する。インバータユニット11Aとインバータユニット11Bを隣り合わせて設置した場合、インバータユニット11Bは、インバータユニット11Aにより暖められた走行風の影響が大きいが、インバータユニット11Aとインバータユニット11Bを直接隣り合わせずに設置した場合には、インバータユニット11Bは、インバータユニット11Aによる熱あおりの影響が少ない。また、ブレーキチョッパーユニット12Aの発熱のピークのタイミングとインバータユニット11A及びインバータユニット11Bの発熱のピークのタイミングが異なるため、ブレーキチョッパーユニット12Aは、インバータユニット11Aによる熱あおりの影響をそれほど受けない。同様に、インバータユニット11Bは、ブレーキチョッパーユニット12Aによる熱あおりの影響をそれほど受けない構成となっている。
【0015】
このように構成された車両用電力変換装置は、ブレーキチョッパーユニット12Aを、インバータユニット11Aとインバータユニット11Bの間に設置したので、冷却効率が本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置よりも向上する。また、冷却効率を向上させることができるので、電力変換装置の性能を落とすことなく、小形軽量化が可能となる。
(第5の実施の形態)
本発明に基づく第5の実施の形態の電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図7は、本発明に基づく第5の実施の形態の電力変換装置の上面図である。図8は、本発明に基づく第5の実施の形態の電力変換装置の正面図である。尚、図1乃至図6及び図10乃至図14に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第5実施の形態の車両用電力変換装置において、ブレーキチョッパーユニット12Aの冷却器13の寸法を、インバータユニット11Aとインバータユニット11Bの冷却器の寸法よりも小さくしたことを特徴としている。ブレーキチョッパーユニット12Aの冷却器13の熱処理能力は、インバータユニット11の冷却器13の熱処理能力よりも小さくなるが、もともとブレーキチョッパーユニット12Aの熱損失は小さいので、問題なくブレーキチョッパーユニット12Aの半導体素子14を冷却することができる。
【0016】
このように構成された車両用電力変換装置において、本発明に基づく第4の実施形態の車両用電力変換装置に比べ、インバータユニット11Bへの入風量がおおくなり、冷却効率を向上させることができる。更に、インバータユニット11Aから排出された冷却風が、インバータユニット11Bに入風するまでに、外気にさらされるので、インバータユニット11Aによる熱あおりの影響が非常に小さい。
このように構成された車両用電力変換装置は、冷却効率が本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置よりも向上する。また、冷却効率を向上させることができるので、電力変換装置の性能を落とすことなく、小形軽量化が可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明に基づく第6の実施の形態の車両用電力変換装置について図を参照し詳細に説明する。図9は、本発明に基づく第6の実施の形態の電力変換装置の上面図である。尚、図1乃至図8及び図10乃至図14に記載したものと構造上同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第6の実施の形態の車両用電力変換装置において、インバータユニット11Aとブレーキチョッパーユニット12Aの冷却器13がヒートパイプ16を介して係合している。インバータユニット11Bとブレーキチョッパーユニット12Aの冷却器13がヒートパイプ16を介して係合している。
【0017】
このように構成された車両用電力変換装置において、ヒートパイプ16によりインバータユニット11A,ブレーキチョッパーユニット12A,インバータユニット11Bが係合するため、インバータユニット11A及びインバータユニット11Bの発熱がピークに達している場合でも、ブレーキチョッパーユニット12Aの発熱がピークに達していない場合には、ブレーキチョッパーユニット12Aの冷却器13からも熱を放熱することができる。
このように構成された車両用電力変換装置において、冷却効率が本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置よりも向上する。また、冷却効率を向上させることができるので、電力変換装置の性能を落とすことなく、小形軽量化が可能となる。
尚、本発明に基づく第6の実施の形態の車両用電力変換装置において、ユニット同士をヒートパイプ16により係合させているが、ヒートパイプでなくても熱が伝熱されるもの(伝熱部材)であれば問題はないので、ヒートパイプのみに限定しないことは言うまでもない。また、本発明に基づく第6の実施の形態の車両用電力変換装置において、ユニット全てをヒートパイプ16により係合させているが、比較的冷却効率の落ちつインバータユニット11Bとブレーキチョッパー12Aのみをヒートパイプにて係合させることも可能であるため、ユニット全てをヒートパイプ16により係合させることのみには限定はしない。
【0018】
尚、本発明に基づく第1乃至第6の実施の形態の車両用電力変換装置において、電力を変換する回路としてインバータ回路を挙げているが、本発明を基にすれば、容易に用途に応じてコンバータ回路等に置き換えることも可能であるため、電力を変換する回路(変換回路)をインバータ回路のみに限定しないことはいうまでもない。
尚、本発明に基づく第1乃至第6の実施の形態の車両用電力変換装置において、コンデンサをユニット内に設置しているものが記載されているが、コンデンサをユニットの外に設置する事も電鉄業界においては一般的であるので、本発明においても、コンデンサをユニット内に内蔵しているもののみには限定はしない。
【0019】
【発明の効果】
本発明により小形化及び軽量化することのできる電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置の斜視図である。
【図2】本発明に基づく第1の実施の形態の電力変換装置の断面図である。
【図3】本発明に基づく第2の実施の形態の電力変換装置のブレーキチョッパーユニットの回路構成図である。
【図4】本発明に基づく第3の実施の形態の電力変換装置のブレーキチョッパーユニットの制御部の回路構成図である。
【図5】本発明に基づく第4の実施の形態の電力変換装置の上面図である。
【図6】本発明に基づく第4の実施の形態の電力変換装置の正面図である。
【図7】本発明に基づく第5の実施の形態の電力変換装置の上面図である。
【図8】本発明に基づく第5の実施の形態の電力変換装置の正面図である。
【図9】本発明に基づく第6の実施の形態の電力変換装置の正面図である。
【図10】従来の車両用電力変換装置の回路構成図である。
【図11】従来の電力変換装置を斜視図である。
【図12】従来の車両用電力変換装置の断面図である。
【図13】従来の車両用電力変換装置の上面図である。
【図14】従来の車両用電力変換装置の正面図である。
【符号の説明】
1・・・パンタグラフ
2・・・遮断器
3・・・フィルタリアクトル
4・・・チョッパー回路
5・・・ブレーキ抵抗
6・・・インバータ回路
7・・・車輪
8・・・フィルターコンデンサ
9・・・誘導電動機
10・・・筐体
11・・・インバータユニット
12・・・ブレーキチョッパーユニット
13・・・冷却器
14・・・半導体素子
15・・・ゲートアンプ
16・・・ヒートパイプ
Claims (12)
- 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置し、
少なくとも2つ以上のユニットが前記筐体内に設置することを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、2つのユニットに分割して前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置したことを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、2つのユニットに分割して前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置するとともに、
前記ブレーキチョッパー回路を収納したユニットは前記筐体内に、前記インバータを収納した2つのユニットの間に設置されることを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、2つのユニットに分割して前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置するとともに、
前記ブレーキチョッパー回路を収納したユニットは前記筐体の端部側に設置されたことを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
複数のコンデンサーと、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、ひとつのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置するとともに
前記ブレーキチョッパーユニット内に前記複数のコンデンサーを集約し設置したことを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路と、
半導体のスイッチング動作を制御するゲートアンプとを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、ひとつのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置するとともに
前記筐体内に前記複数のゲートアンプを集約し設置したことを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、
前記インバータユニットと前記ブレーキチョッパーユニットに同一の冷却器を取り付けることができることを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、
前記インバータユニットと前記ブレーキチョッパーユニットに異なる冷却器を取り付け、前記ブレーキチョッパーユニットに取り付けられる冷却器のほうが前記インバータユニットに取り付けられる冷却器よりも小さいことを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
抵抗器と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を前記抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、
少なくとも2つ以上のユニットを前記筐体内に設置するとともに、
前記インバータユニット及び前記ブレーキチョッパーユニットの一部又は全てがヒートパイプにより連結していることを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
抵抗器と、
電力を変換する複数のインバータ回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を前記抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数のインバータ回路を、少なくとも1つのインバータユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのブレーキチョッパーユニットとして前記筐体内に設置し、
少なくとも2つ以上のユニットを前記筐体内に設置するとともに、
前記インバータユニット及び前記ブレーキチョッパーユニット等のユニット間で熱が伝わるように前記ユニット間が、伝熱部材を介して係合していることを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する複数の変換回路と、
前記インバータ回路の入力側に接続され、必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路とを有し、
前記複数の変換回路を、少なくとも1つのユニットとして前記筐体内に設置し、前記ブレーキチョッパー回路を、1つのユニットとして前記筐体内に設置し、
少なくとも2つ以上のユニットを前記筐体内に設置することを、特徴とする車両用電力変換装置。 - 車両に懸架される筐体と、
電力を変換する回路の搭載された少なくとも1つ以上の電力変換ユニットと、
必要に応じて回生電力を抵抗器に供給するブレーキチョッパー回路を搭載した1つのブレーキチョッパーユニットと、
前記電力変換ユニットに搭載された冷却器の冷却能力のほうが、前記ブレーキチョッパーユニットに搭載された冷却器の冷却能力よりも優れていることを、特徴とする車両用電力変換装置。
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| JP2003021429A JP2004236420A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 車両用電力変換装置 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008086078A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toshiba Corp | 電気車制御装置 |
| CN103057429A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-04-24 | 富士电机株式会社 | 铁路车辆电力转换器 |
| EP2786890A4 (en) * | 2011-11-30 | 2015-12-02 | Tokai Ryokaku Tetsudo Kk | POWER CONVERSION SYSTEM FOR HIGH-SPEED RAIL VEHICLES AND METHOD FOR CONTROLLING THE POWER CONVERSION SYSTEM FOR HIGH-SPEED RAIL VEHICLES |
| CN106335375A (zh) * | 2015-07-08 | 2017-01-18 | 株式会社日立制作所 | 铁道车辆用主电路装置 |
| EP4292208A1 (de) * | 2021-02-09 | 2023-12-20 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Invertereinrichtung und elektrische antriebsanordnung |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003021429A patent/JP2004236420A/ja active Pending
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