JP2004236731A - 野球用グラブ - Google Patents
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Abstract
【課題】指の表面に補強紐などの突出部が接触することを回避することで、指に馴染みやすく、しかも指の形状に合わせて湾曲し易いフィット感の良好な状態で装着することができる野球用グラブを提供する点にある。
【解決手段】捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材2とを備えた野球用グラブにおいて、背面部材2を構成する複数の指袋のうちの少なくとも1つの指袋6を、指の背面に接触可能な内側部分6Aと、内側部分6Aの指袋の併設方向両側に縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触可能な両側部分6Bとから野球用グラブを構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材2とを備えた野球用グラブにおいて、背面部材2を構成する複数の指袋のうちの少なくとも1つの指袋6を、指の背面に接触可能な内側部分6Aと、内側部分6Aの指袋の併設方向両側に縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触可能な両側部分6Bとから野球用グラブを構成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指に馴染みやすく、フィット感の良好な指袋を備えた野球用グラブに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記野球用グラブは、捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材とを備え、前記背面部材を構成する各指袋を、皮革などからなる左右2枚の偏平な部材を所定の細い左右幅を有する補強紐を介して縫い合わせることにより仕上げたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2950319号公報(図2、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献の野球用グラブによれば、左右2枚の偏平な部材を確実に縫い合わせることができるように補強紐がそれらの偏平な部材の厚みよりも厚く構成されているものであるため、指袋の併設方向(左右方向)ほぼ中央に位置する補強紐が指袋の内側に突出した状態になってしまう。そのため、その指袋の内部に挿入した指の爪側の表面に接触する状態になり、手入れ感が悪く(違和感があり)、グラブに馴染むまで多くの時間がかかってしまい、改善の余地があった。尚、前記構成の指袋の内面側に薄いシート部材にて内張を形成することによって、補強紐が直接指の爪側の表面に接触することがないものの、特にボールの捕球時にシート部材を介して補強紐の感触が伝わり、快適に使用できるものとは言えないものであった。
また、偏平な2枚の部材を縫い合わせるだけでは、指袋が偏平な形状のままであるため、挿入する各指の外形、つまり断面形状がほぼ楕円形の指に沿わせて(合わせて)湾曲させて、指を良好に入れることができる空間を有した指袋とすることができず、指をスムーズに指袋に入れることができないだけでなく、指の厚みよりも指を入れる上下方向の空間が小さいことから、指を表裏両面から少し圧迫することになり、フィット感の低いものになっていた。又、偏平な2枚の部材を縫い合わせて構成した指袋は、ボリューム感がないだけでなく、全ての指袋を大きな曲率半径でかつ緩やかに連結してグラブを構成することが難しいものであった。
【0005】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、指の表面に補強紐などの突出部が接触することを回避することで、指に馴染みやすく、しかも指の形状に合わせて湾曲し易いフィット感の良好な状態で装着することができる野球用グラブを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材とを備えた野球用グラブにおいて、前記背面部材を構成する複数の指袋のうちの少なくとも1つの指袋を、指の背面に接触可能な内側部分と、この内側部分の指袋の併設方向両側に縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触可能な両側部分とから、野球用グラブを構成した。
上記のように内側部分とこの内側部分の指袋の併設方向両側(左右両側)に縫着される両側部分の2つの部品(部材)から野球用グラブを構成することによって、指の背面(爪側の面)には内側部分の裏面が接触することになり、従来のように指袋の左右中央に内部に突出する補強紐が接触することがない。しかも、指の形状に沿わせて(合わせて)指袋を容易に変形させて指の左右両側面(指の背面とこれと反対側の(腹側)表面との間に位置する左右2つの側面のこと)に指袋を構成する両側部分を沿わせた状態にすることができるだけでなく、ボリューム感を出すことができると共に、指袋の併設方向(左右方向)において全ての指袋を大きな曲率半径でかつ緩やかに連結することが可能になる。
【0007】
前記両側部分が、指袋の先端を構成する本体部と、この本体部の左右両側から端部側ほど互いに離間するほぼハの字状に延びる左右の延出部とからなるほぼ偏平で二股状に構成されたものでなり、前記左右の延出部の遊端部同士を接近させることによりほぼ環状になった前記両側部分をそれの内周縁側ほど前記内側部分側に位置した湾曲形状に変形させて該内側部分に縫着している。
上記のように二股状に構成された両側部分を構成する左右の延出部の端部同士を接近させることによって、両側部分をそれの内周縁側ほど内側部分側に位置した湾曲形状に変形させることができ、この状態で両側部分と内側部分とを合わせて両者を縫着するだけで指袋を即座に縫製することができる。また、左右の延出部が互いになす角度を変更するだけで両側部分の湾曲度合いを変更することができる。
【0008】
前記両側部分を、前記本体部の左右方向ほぼ中心部で2分割された2つの部材から構成することによって、請求項2のように本体部と両側部分とが一体となった形状のものを原料から裁断する場合に比べて、歩留まり(使用原料に対する製品の比率)を良くすることができる。
【0009】
前記内側部分の前記両側部分と縫着する縁部を除いた中央部分に該縁部よりも上方に突出する突出部を備えさせ、前記内側部分の縁部を前記両側部分の裏面側に重ね合わせて縫着することによって、外部に露呈される突出部と両側部分とを段差のないほぼ面一状に連続する面を形成した指袋とすることができる。
【0010】
前記両側部分と前記内側部分とを補強紐を介して縫着することにより両部分を連結することで、両者の連結強度を高めることができる。
【0011】
前記指袋が、親指袋、人差し指袋、中指袋、薬指袋、小指袋からなり、少なくとも人差し指袋、中指袋、薬指袋を、前記内側部分と両側部分とから構成することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に、野球用グラブが示されており、この野球用グラブは、捕球面を構成する1枚(複数枚で構成してもよい)でなる表面部材1と、この表面部材1の反対側に位置する背面部材2とからなっている。前記表面部材1及び背面部材2のそれぞれは、一般に天然皮革、合成皮革、これらとほぼ同質の素材から構成することが望ましいが、他の素材から構成することもできる。
【0013】
前記背面部材2は、5つの指袋、つまり親指袋3、人差し指袋4、中指袋5、薬指袋6、小指袋7から構成されているが、必ずしも5つの指袋から構成しなくてもよいが、少なくとも2つ以上の指袋から構成することになる。前記人差し指袋4〜薬指袋6の各指袋は、同一構成であり、図1に示すように、指袋併設方向でほぼ中央に位置して指の背面(爪の表面)に接触可能な内側部分4A又は5A又は6Aと、この内側部分の指先側と左右両側とに縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触する両側部分(指の背面とこれと反対側の表面との間に位置する左右横側部分のこと)4B又は5B又は6Bとから構成している。
前記小指袋7は、前記3つの指袋4,5,6の構成とは異なり、図1に示すように、指袋併設方向でほぼ中央に位置して指の背面(爪の表面)に接触可能な内側部分7Aと、この内側部分7Aの指袋併設方向両側に位置すると共に補強紐9を介して連結され、かつ、指の左右両側面に接触可能な2枚の両側部分7C,7Bとから構成されている。又、前記親指袋3は、図示していないが、前記小指袋7と同様に、指袋併設方向でほぼ中央に位置して指の背面(爪の表面)に接触可能な内側部分と、この内側部分の指袋併設方向両側に位置すると共に後述する補強紐を介して連結され、かつ、指の左右両側面に接触可能な2枚の両側部分とから構成されている。図1では、前記3つの指袋4,5,6を2枚の部材で構成すると共にそれら両部材を補強紐を用いないで連結する構成にすることによって、各指袋の長手方向の可撓性及び指袋併設方向における可撓性を優れたものにすることができる利点があるが、1つの任意の指袋のみ2枚の部材で構成することもできるし、又、2つ〜5つまでの任意の数の指袋を2枚の部材で構成することもできるが、内側に位置する3つの指袋4,5,6を少なくとも2枚の部材で構成することによって、可撓性の点において有利になる。
図8及び図9に、小指袋7を内側部分7Aとそれの外周縁に位置する両側部分7Bの2枚の部材で構成し、親指袋3も同様に内側部分3Aとそれの外周縁に位置する両側部分3Bの2枚の部材で構成することができ、全ての指袋を2枚の部材で構成することによって、各指袋の長手方向の可撓性及び指袋併設方向における可撓性をより一層優れたものにすることができる利点がある。又、各指袋の内面側を皮革などからなるシート部材(指袋よりも柔軟性のある材料で構成する場合が好ましい)により更に覆うことにより、指袋に挿入される指に対する指袋からの感触を更に良好なものにするようにしてもよい。
【0014】
前述したように人差し指袋4〜薬指袋6までの各指袋は、いずれも同一構成であるため、薬指袋6のみについて説明すれば、薬指袋6の両側部分6Bは、図3(a),(b)及び図4に示すように、薬指袋6の先端を構成する本体部6Cと、この本体部6Cの左右両側から端部側ほど互いに離間するほぼハの字状に延びる左右の延出部6D,6Eとからなるほぼ偏平で二股状に構成されたものでなり、前記左右の延出部6D,6Eの遊端部6G,6F同士を接近させることによりほぼ環状になった(又は遊端部6F,6G同士を重ね合わせて環状にしてもよい)前記両側部分6D,6Eをそれの内周縁側ほど内側部分6A側(図では上方)に位置した湾曲形状(図3(b)参照)に変形させ、両側部分6D,6Eの内周縁と前記内側部分6Aの外周縁とを図3(a)で破線で示す部分で縫着している。前記左右の延出部6D,6Eのなす角度θ1を変更することによって、湾曲する度合い(角度)を調節することができるようになっている。具体的には、前記角度を、図7(a),(b)に示すように、図4(a),(b)で示した角度θ1よりも小さな角度θ2(θ1>θ2)に設定すると、図3(b)のような緩やかな円弧を描くように湾曲するのではなく、図7(b)のように直線に近い円弧を描くことになる。つまり、前記角度が大きくなるにつれて緩やかな大きな円弧を描くように湾曲することになるため、前記角度を大きくすればするほど指袋の内部空間Kを挿入される指Yの厚み方向(図では上下方向)に大きく形成することができ、指袋から圧迫感を更に受けることがないだけでなく、指が指袋の左右方向に大きく移動することがないように延出部6D,6Eの内面にて接当阻止することができるのである。要するに、延出部6D,6Eの外周縁間の距離(指袋の左右幅寸法)L1は、図7(b)よりも図3(b)の方が小さくなると共に、指袋の中央の一番突出している部分の内面(下面)から前記表面部材1(図示せず)の内面までの距離(指袋の上下高さ寸法)L2は、図7(b)よりも図3(b)の方が大きくなり、指を挿入し易く、保持し易い空間Kを確保することができるのである。また、前記のように水平方向で幅を有する状態で上下方向で重複する両側部分6Bの内周縁と内側部分6Aの外周縁とを縫着する構成にすることによって、補強紐のように縫着面積の少ないものを介して縫着するものに比べて縫着作業が容易になる利点がある。
又、図示していないが、前記本体部6Cを左右方向ほぼ中心部で2分割して2つの延出部6D,6Eを先端同士で連結する構成にすることによって、図4で示したものに比べて材料の歩留まりを良くするようにしてもよい。このように3つの部材、つまり内側部分6A、2つの延出部6D、6Eを前記小指袋7のようにしてもよい。つまり、内側部分6Aの先端を長くして、この内側部分6Aの左右両側に2つの延出部6D、6Eを縫着して連結するのである。
【0015】
前記薬指袋6(人差し指袋4や中指袋5も同様であるため、薬指袋6のみ説明する)について詳述すれば、薬指袋6を構成する内側部分6Aは、図3(b)及び図4に示すように、2枚の材料(皮革などでなる)6a,6bを重ね合わせて(1枚の材料を2つに折り畳んでもよい)外縁を縫うことにより一端に開口が形成された袋体にし、この袋体6Aの内部に該袋体6Aの外形よりも小さな寸法のシート材8を開口を通して挿入した後、表裏両方の材料6a,6bのシート材8の入っていない外周縁同士を隙間のない状態で重ね合わせることによって、外周縁を密着させて、内側部分6Aの中央部分に外周縁部6Hよりも上方に突出した突出部6Iを備えさせるようにしているが、材料自体が中央部分のみ突出する形状のもので構成してもよい。そして、前記突出部6Iを除いた外周縁部6Hの上面に前記両側部分6Bを構成する本体部6C及び内側部分6D,6Eの裏面が接触するように上方から重ね合わせて縫着する(図3(a)に破線にて示している部分が縫った部分である)ことによって、外部に露呈される突出部6Iの表面と両側部分6Bの表面とを段差のないほぼ面一状に連続する表面(上面)に形成することができるようにしているが、突出部6Iを省略したものであってもよい。前記のように水平方向である程度の幅を有する状態で上下方向で重ね合わせた内側部分6D,6Eと縁部6Hとを縫うことによって、図5(a),(b)に示すように、幅の狭い補強紐9を介して内側部分6Aと両側部分6Bとを縫う場合に比べて縫着作業がし易いといった利点がある。
【0016】
また、前記薬指袋6(他の指袋も同様に)を、図5に示すように構成して実施してもよい。つまり、薬指袋6の両側部分6Bと前記内側部分6Aとを補強紐9を介して縫着して両部分6B,6Aを連結して、両部分6B,6Aの連結強度を更に高めるようにしてもよい。尚、図5(b)では、内側部分6Aの外周縁6G及び両側部分6Bの内周縁6gを内側へ折り込むことにより補強紐9の一部のみが薬指袋6にて形成される空間K内に突出することがないようにしている。又、図5(b)では挿入された指Yの左右の横側部上端に補強紐9,9が位置する状態になっているが、補強紐9,9の左右方向の間隔を更に大きくすることにより、指Yの左右の横側部上端に補強紐9,9が位置しないようにすることが好ましい。
【0017】
また、前記薬指袋6(他の指袋も同様に)を、図6(a),(b)に示すように構成して実施してもよい。つまり、薬指袋6の両側部分6Bの内周縁6Iに内側部分6Aの外周縁6Hを上方から重ね合わせて、両部分6B,6Aの重なり合った部分6I,6Hを縫い合わせて(図6(a)の破線にて示している)、薬指袋6を構成している。この場合も、前述同様に水平方向である程度の幅を有する状態で上下方向で重ね合わせた部分6Iと6Hとを縫うことによって、図5(a),(b)に示すように、幅の狭い補強紐9を介して内側部分6Aと両側部分6Bとを縫う場合に比べて縫着作業がし易いといった利点がある。図6(a),(b)では、薬指袋6の両側部分6Bの内周縁6Iに内側部分6Aの外周縁6Hを上方から重ね合わせたが、これとは反対に薬指袋6の内側部分6Aに両側部分6Bの内周縁6Iを上方から重ね合わせて実施することもできる。
【0018】
【発明の効果】
内側部分とこの内側部分の左右両側に縫着される両側部分の2つの部品(部材)から野球用グラブを構成することによって、指の背面(爪側の面)には内側部分の偏平又は緩やかな湾曲した裏面が接触することになり、従来のように指袋の左右中央に内部に突出する補強紐が直接接触する又は内張であるシート部材を介して間接的に接触することがないから、指に馴染みやすく、しかも、指の形状に合わせて指袋を容易に湾曲させて指の左右両側面に指袋を構成する両側部分を沿わせた状態にすることができ、挿入した指の形状にできるだけ合致させて指を包み込むことができる構成とすることでフィット感の良好な状態で装着することができる野球用グラブを提供することができる。しかも、両側部分を湾曲させることによって、指袋にボリューム感を出すことができ、意匠感を良好にすることができるだけでなく、指袋の併設方向(左右方向)において全ての指袋を大きな曲率半径でかつ緩やかに連結することでグラブ全体の形状を捕球に適した湾曲形状にすることが容易になり、購入後のグラブに癖付けする必要が無くなるなどの利点もある。
【0019】
二股状に構成された両側部分を構成する左右の延出部の遊端部同士を接近させることによって、両側部分をそれの内周縁側ほど内側部分側(上方)に位置した湾曲形状に変形させることができ、この状態で両側部分と内側部分とを合わせて両者を縫着するだけで指袋を即座に縫製することができる製造面において有利になる。また、左右の延出部がなす角度を変更するだけで両側部分の湾曲度合いを変更することができ、いろんな種類の野球用グラブを容易に設計することが可能になり、設計の自由度を高めることができる。
【0020】
両側部分を、本体部の左右方向ほぼ中心部で2分割された2つの部材から構成することによって、請求項2のように本体部と両側部分とが一体となった形状のものを原料から裁断する場合に比べて、歩留まり(使用原料に対する製品の比率)を良くすることができ、製造コスト面において有利になる。
【0021】
内側部分の縁部のうち、両側部分と縫着する縁部を除いた中央部分に該縁部よりも上方に突出した突出部を備えさせ、内側部分の縁部を両側部分の裏面側に重ね合わせて縫着することによって、外部に露呈される突出部と両側部分とを段差のないほぼ面一状に連続する面を形成することができ、突出した部分のみが摺れてその部分が早期に傷むことがないだけでなく、意匠的にも優れた野球用グラブを提供することができる。
【0022】
両側部分と内側部分とを補強紐を介して縫着して両部分を連結することによって、連結強度を更に高めることができ、特に連結強度を必要とする指袋において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】背面部材側から見た野球用グラブの背面図である。
【図2】捕球面側から見た野球用グラブの正面図である。
【図3】人差し指袋を示し、(a)はそれの側面図であり、(b)は(a)の長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図4】人差し指袋の分解斜視図である。
【図5】別の小指袋を示し、(a)はそれの側面図であり、(b)は(a)の長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図6】別の小指袋を示し、(a)はそれの側面図であり、(b)は(a)の長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図7】別の人差し指袋を示し、(a)はそれの分解斜視図であり、(b)は(a)を一体化して人差し指袋を構成し、それを長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図8】背面部材側から見た別の野球用グラブの背面図である。
【図9】親指袋の具体的構成を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 表面部材 2 背面部材
3 親指袋 4 人差し指袋
5 中指袋 6 薬指袋
4A,5A,6A,7A 内側部分
4B,5B,6B,7B,7C 両側部分
6D,6E 延出部 6H 縁部
6I 突出部 6C 本体部
6a,6b 材料 6F,6G 遊端部
6G 外周縁 6I 外周縁
6g 内周縁 6H 内周縁
7 小指袋 8 シート材
9 補強紐 K 内部空間
Y 指 θ1 角度
θ2 角度
【発明の属する技術分野】
本発明は、指に馴染みやすく、フィット感の良好な指袋を備えた野球用グラブに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記野球用グラブは、捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材とを備え、前記背面部材を構成する各指袋を、皮革などからなる左右2枚の偏平な部材を所定の細い左右幅を有する補強紐を介して縫い合わせることにより仕上げたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2950319号公報(図2、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献の野球用グラブによれば、左右2枚の偏平な部材を確実に縫い合わせることができるように補強紐がそれらの偏平な部材の厚みよりも厚く構成されているものであるため、指袋の併設方向(左右方向)ほぼ中央に位置する補強紐が指袋の内側に突出した状態になってしまう。そのため、その指袋の内部に挿入した指の爪側の表面に接触する状態になり、手入れ感が悪く(違和感があり)、グラブに馴染むまで多くの時間がかかってしまい、改善の余地があった。尚、前記構成の指袋の内面側に薄いシート部材にて内張を形成することによって、補強紐が直接指の爪側の表面に接触することがないものの、特にボールの捕球時にシート部材を介して補強紐の感触が伝わり、快適に使用できるものとは言えないものであった。
また、偏平な2枚の部材を縫い合わせるだけでは、指袋が偏平な形状のままであるため、挿入する各指の外形、つまり断面形状がほぼ楕円形の指に沿わせて(合わせて)湾曲させて、指を良好に入れることができる空間を有した指袋とすることができず、指をスムーズに指袋に入れることができないだけでなく、指の厚みよりも指を入れる上下方向の空間が小さいことから、指を表裏両面から少し圧迫することになり、フィット感の低いものになっていた。又、偏平な2枚の部材を縫い合わせて構成した指袋は、ボリューム感がないだけでなく、全ての指袋を大きな曲率半径でかつ緩やかに連結してグラブを構成することが難しいものであった。
【0005】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、指の表面に補強紐などの突出部が接触することを回避することで、指に馴染みやすく、しかも指の形状に合わせて湾曲し易いフィット感の良好な状態で装着することができる野球用グラブを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材とを備えた野球用グラブにおいて、前記背面部材を構成する複数の指袋のうちの少なくとも1つの指袋を、指の背面に接触可能な内側部分と、この内側部分の指袋の併設方向両側に縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触可能な両側部分とから、野球用グラブを構成した。
上記のように内側部分とこの内側部分の指袋の併設方向両側(左右両側)に縫着される両側部分の2つの部品(部材)から野球用グラブを構成することによって、指の背面(爪側の面)には内側部分の裏面が接触することになり、従来のように指袋の左右中央に内部に突出する補強紐が接触することがない。しかも、指の形状に沿わせて(合わせて)指袋を容易に変形させて指の左右両側面(指の背面とこれと反対側の(腹側)表面との間に位置する左右2つの側面のこと)に指袋を構成する両側部分を沿わせた状態にすることができるだけでなく、ボリューム感を出すことができると共に、指袋の併設方向(左右方向)において全ての指袋を大きな曲率半径でかつ緩やかに連結することが可能になる。
【0007】
前記両側部分が、指袋の先端を構成する本体部と、この本体部の左右両側から端部側ほど互いに離間するほぼハの字状に延びる左右の延出部とからなるほぼ偏平で二股状に構成されたものでなり、前記左右の延出部の遊端部同士を接近させることによりほぼ環状になった前記両側部分をそれの内周縁側ほど前記内側部分側に位置した湾曲形状に変形させて該内側部分に縫着している。
上記のように二股状に構成された両側部分を構成する左右の延出部の端部同士を接近させることによって、両側部分をそれの内周縁側ほど内側部分側に位置した湾曲形状に変形させることができ、この状態で両側部分と内側部分とを合わせて両者を縫着するだけで指袋を即座に縫製することができる。また、左右の延出部が互いになす角度を変更するだけで両側部分の湾曲度合いを変更することができる。
【0008】
前記両側部分を、前記本体部の左右方向ほぼ中心部で2分割された2つの部材から構成することによって、請求項2のように本体部と両側部分とが一体となった形状のものを原料から裁断する場合に比べて、歩留まり(使用原料に対する製品の比率)を良くすることができる。
【0009】
前記内側部分の前記両側部分と縫着する縁部を除いた中央部分に該縁部よりも上方に突出する突出部を備えさせ、前記内側部分の縁部を前記両側部分の裏面側に重ね合わせて縫着することによって、外部に露呈される突出部と両側部分とを段差のないほぼ面一状に連続する面を形成した指袋とすることができる。
【0010】
前記両側部分と前記内側部分とを補強紐を介して縫着することにより両部分を連結することで、両者の連結強度を高めることができる。
【0011】
前記指袋が、親指袋、人差し指袋、中指袋、薬指袋、小指袋からなり、少なくとも人差し指袋、中指袋、薬指袋を、前記内側部分と両側部分とから構成することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に、野球用グラブが示されており、この野球用グラブは、捕球面を構成する1枚(複数枚で構成してもよい)でなる表面部材1と、この表面部材1の反対側に位置する背面部材2とからなっている。前記表面部材1及び背面部材2のそれぞれは、一般に天然皮革、合成皮革、これらとほぼ同質の素材から構成することが望ましいが、他の素材から構成することもできる。
【0013】
前記背面部材2は、5つの指袋、つまり親指袋3、人差し指袋4、中指袋5、薬指袋6、小指袋7から構成されているが、必ずしも5つの指袋から構成しなくてもよいが、少なくとも2つ以上の指袋から構成することになる。前記人差し指袋4〜薬指袋6の各指袋は、同一構成であり、図1に示すように、指袋併設方向でほぼ中央に位置して指の背面(爪の表面)に接触可能な内側部分4A又は5A又は6Aと、この内側部分の指先側と左右両側とに縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触する両側部分(指の背面とこれと反対側の表面との間に位置する左右横側部分のこと)4B又は5B又は6Bとから構成している。
前記小指袋7は、前記3つの指袋4,5,6の構成とは異なり、図1に示すように、指袋併設方向でほぼ中央に位置して指の背面(爪の表面)に接触可能な内側部分7Aと、この内側部分7Aの指袋併設方向両側に位置すると共に補強紐9を介して連結され、かつ、指の左右両側面に接触可能な2枚の両側部分7C,7Bとから構成されている。又、前記親指袋3は、図示していないが、前記小指袋7と同様に、指袋併設方向でほぼ中央に位置して指の背面(爪の表面)に接触可能な内側部分と、この内側部分の指袋併設方向両側に位置すると共に後述する補強紐を介して連結され、かつ、指の左右両側面に接触可能な2枚の両側部分とから構成されている。図1では、前記3つの指袋4,5,6を2枚の部材で構成すると共にそれら両部材を補強紐を用いないで連結する構成にすることによって、各指袋の長手方向の可撓性及び指袋併設方向における可撓性を優れたものにすることができる利点があるが、1つの任意の指袋のみ2枚の部材で構成することもできるし、又、2つ〜5つまでの任意の数の指袋を2枚の部材で構成することもできるが、内側に位置する3つの指袋4,5,6を少なくとも2枚の部材で構成することによって、可撓性の点において有利になる。
図8及び図9に、小指袋7を内側部分7Aとそれの外周縁に位置する両側部分7Bの2枚の部材で構成し、親指袋3も同様に内側部分3Aとそれの外周縁に位置する両側部分3Bの2枚の部材で構成することができ、全ての指袋を2枚の部材で構成することによって、各指袋の長手方向の可撓性及び指袋併設方向における可撓性をより一層優れたものにすることができる利点がある。又、各指袋の内面側を皮革などからなるシート部材(指袋よりも柔軟性のある材料で構成する場合が好ましい)により更に覆うことにより、指袋に挿入される指に対する指袋からの感触を更に良好なものにするようにしてもよい。
【0014】
前述したように人差し指袋4〜薬指袋6までの各指袋は、いずれも同一構成であるため、薬指袋6のみについて説明すれば、薬指袋6の両側部分6Bは、図3(a),(b)及び図4に示すように、薬指袋6の先端を構成する本体部6Cと、この本体部6Cの左右両側から端部側ほど互いに離間するほぼハの字状に延びる左右の延出部6D,6Eとからなるほぼ偏平で二股状に構成されたものでなり、前記左右の延出部6D,6Eの遊端部6G,6F同士を接近させることによりほぼ環状になった(又は遊端部6F,6G同士を重ね合わせて環状にしてもよい)前記両側部分6D,6Eをそれの内周縁側ほど内側部分6A側(図では上方)に位置した湾曲形状(図3(b)参照)に変形させ、両側部分6D,6Eの内周縁と前記内側部分6Aの外周縁とを図3(a)で破線で示す部分で縫着している。前記左右の延出部6D,6Eのなす角度θ1を変更することによって、湾曲する度合い(角度)を調節することができるようになっている。具体的には、前記角度を、図7(a),(b)に示すように、図4(a),(b)で示した角度θ1よりも小さな角度θ2(θ1>θ2)に設定すると、図3(b)のような緩やかな円弧を描くように湾曲するのではなく、図7(b)のように直線に近い円弧を描くことになる。つまり、前記角度が大きくなるにつれて緩やかな大きな円弧を描くように湾曲することになるため、前記角度を大きくすればするほど指袋の内部空間Kを挿入される指Yの厚み方向(図では上下方向)に大きく形成することができ、指袋から圧迫感を更に受けることがないだけでなく、指が指袋の左右方向に大きく移動することがないように延出部6D,6Eの内面にて接当阻止することができるのである。要するに、延出部6D,6Eの外周縁間の距離(指袋の左右幅寸法)L1は、図7(b)よりも図3(b)の方が小さくなると共に、指袋の中央の一番突出している部分の内面(下面)から前記表面部材1(図示せず)の内面までの距離(指袋の上下高さ寸法)L2は、図7(b)よりも図3(b)の方が大きくなり、指を挿入し易く、保持し易い空間Kを確保することができるのである。また、前記のように水平方向で幅を有する状態で上下方向で重複する両側部分6Bの内周縁と内側部分6Aの外周縁とを縫着する構成にすることによって、補強紐のように縫着面積の少ないものを介して縫着するものに比べて縫着作業が容易になる利点がある。
又、図示していないが、前記本体部6Cを左右方向ほぼ中心部で2分割して2つの延出部6D,6Eを先端同士で連結する構成にすることによって、図4で示したものに比べて材料の歩留まりを良くするようにしてもよい。このように3つの部材、つまり内側部分6A、2つの延出部6D、6Eを前記小指袋7のようにしてもよい。つまり、内側部分6Aの先端を長くして、この内側部分6Aの左右両側に2つの延出部6D、6Eを縫着して連結するのである。
【0015】
前記薬指袋6(人差し指袋4や中指袋5も同様であるため、薬指袋6のみ説明する)について詳述すれば、薬指袋6を構成する内側部分6Aは、図3(b)及び図4に示すように、2枚の材料(皮革などでなる)6a,6bを重ね合わせて(1枚の材料を2つに折り畳んでもよい)外縁を縫うことにより一端に開口が形成された袋体にし、この袋体6Aの内部に該袋体6Aの外形よりも小さな寸法のシート材8を開口を通して挿入した後、表裏両方の材料6a,6bのシート材8の入っていない外周縁同士を隙間のない状態で重ね合わせることによって、外周縁を密着させて、内側部分6Aの中央部分に外周縁部6Hよりも上方に突出した突出部6Iを備えさせるようにしているが、材料自体が中央部分のみ突出する形状のもので構成してもよい。そして、前記突出部6Iを除いた外周縁部6Hの上面に前記両側部分6Bを構成する本体部6C及び内側部分6D,6Eの裏面が接触するように上方から重ね合わせて縫着する(図3(a)に破線にて示している部分が縫った部分である)ことによって、外部に露呈される突出部6Iの表面と両側部分6Bの表面とを段差のないほぼ面一状に連続する表面(上面)に形成することができるようにしているが、突出部6Iを省略したものであってもよい。前記のように水平方向である程度の幅を有する状態で上下方向で重ね合わせた内側部分6D,6Eと縁部6Hとを縫うことによって、図5(a),(b)に示すように、幅の狭い補強紐9を介して内側部分6Aと両側部分6Bとを縫う場合に比べて縫着作業がし易いといった利点がある。
【0016】
また、前記薬指袋6(他の指袋も同様に)を、図5に示すように構成して実施してもよい。つまり、薬指袋6の両側部分6Bと前記内側部分6Aとを補強紐9を介して縫着して両部分6B,6Aを連結して、両部分6B,6Aの連結強度を更に高めるようにしてもよい。尚、図5(b)では、内側部分6Aの外周縁6G及び両側部分6Bの内周縁6gを内側へ折り込むことにより補強紐9の一部のみが薬指袋6にて形成される空間K内に突出することがないようにしている。又、図5(b)では挿入された指Yの左右の横側部上端に補強紐9,9が位置する状態になっているが、補強紐9,9の左右方向の間隔を更に大きくすることにより、指Yの左右の横側部上端に補強紐9,9が位置しないようにすることが好ましい。
【0017】
また、前記薬指袋6(他の指袋も同様に)を、図6(a),(b)に示すように構成して実施してもよい。つまり、薬指袋6の両側部分6Bの内周縁6Iに内側部分6Aの外周縁6Hを上方から重ね合わせて、両部分6B,6Aの重なり合った部分6I,6Hを縫い合わせて(図6(a)の破線にて示している)、薬指袋6を構成している。この場合も、前述同様に水平方向である程度の幅を有する状態で上下方向で重ね合わせた部分6Iと6Hとを縫うことによって、図5(a),(b)に示すように、幅の狭い補強紐9を介して内側部分6Aと両側部分6Bとを縫う場合に比べて縫着作業がし易いといった利点がある。図6(a),(b)では、薬指袋6の両側部分6Bの内周縁6Iに内側部分6Aの外周縁6Hを上方から重ね合わせたが、これとは反対に薬指袋6の内側部分6Aに両側部分6Bの内周縁6Iを上方から重ね合わせて実施することもできる。
【0018】
【発明の効果】
内側部分とこの内側部分の左右両側に縫着される両側部分の2つの部品(部材)から野球用グラブを構成することによって、指の背面(爪側の面)には内側部分の偏平又は緩やかな湾曲した裏面が接触することになり、従来のように指袋の左右中央に内部に突出する補強紐が直接接触する又は内張であるシート部材を介して間接的に接触することがないから、指に馴染みやすく、しかも、指の形状に合わせて指袋を容易に湾曲させて指の左右両側面に指袋を構成する両側部分を沿わせた状態にすることができ、挿入した指の形状にできるだけ合致させて指を包み込むことができる構成とすることでフィット感の良好な状態で装着することができる野球用グラブを提供することができる。しかも、両側部分を湾曲させることによって、指袋にボリューム感を出すことができ、意匠感を良好にすることができるだけでなく、指袋の併設方向(左右方向)において全ての指袋を大きな曲率半径でかつ緩やかに連結することでグラブ全体の形状を捕球に適した湾曲形状にすることが容易になり、購入後のグラブに癖付けする必要が無くなるなどの利点もある。
【0019】
二股状に構成された両側部分を構成する左右の延出部の遊端部同士を接近させることによって、両側部分をそれの内周縁側ほど内側部分側(上方)に位置した湾曲形状に変形させることができ、この状態で両側部分と内側部分とを合わせて両者を縫着するだけで指袋を即座に縫製することができる製造面において有利になる。また、左右の延出部がなす角度を変更するだけで両側部分の湾曲度合いを変更することができ、いろんな種類の野球用グラブを容易に設計することが可能になり、設計の自由度を高めることができる。
【0020】
両側部分を、本体部の左右方向ほぼ中心部で2分割された2つの部材から構成することによって、請求項2のように本体部と両側部分とが一体となった形状のものを原料から裁断する場合に比べて、歩留まり(使用原料に対する製品の比率)を良くすることができ、製造コスト面において有利になる。
【0021】
内側部分の縁部のうち、両側部分と縫着する縁部を除いた中央部分に該縁部よりも上方に突出した突出部を備えさせ、内側部分の縁部を両側部分の裏面側に重ね合わせて縫着することによって、外部に露呈される突出部と両側部分とを段差のないほぼ面一状に連続する面を形成することができ、突出した部分のみが摺れてその部分が早期に傷むことがないだけでなく、意匠的にも優れた野球用グラブを提供することができる。
【0022】
両側部分と内側部分とを補強紐を介して縫着して両部分を連結することによって、連結強度を更に高めることができ、特に連結強度を必要とする指袋において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】背面部材側から見た野球用グラブの背面図である。
【図2】捕球面側から見た野球用グラブの正面図である。
【図3】人差し指袋を示し、(a)はそれの側面図であり、(b)は(a)の長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図4】人差し指袋の分解斜視図である。
【図5】別の小指袋を示し、(a)はそれの側面図であり、(b)は(a)の長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図6】別の小指袋を示し、(a)はそれの側面図であり、(b)は(a)の長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図7】別の人差し指袋を示し、(a)はそれの分解斜視図であり、(b)は(a)を一体化して人差し指袋を構成し、それを長手方向ほぼ中央部で切断したときの縦断面図である。
【図8】背面部材側から見た別の野球用グラブの背面図である。
【図9】親指袋の具体的構成を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 表面部材 2 背面部材
3 親指袋 4 人差し指袋
5 中指袋 6 薬指袋
4A,5A,6A,7A 内側部分
4B,5B,6B,7B,7C 両側部分
6D,6E 延出部 6H 縁部
6I 突出部 6C 本体部
6a,6b 材料 6F,6G 遊端部
6G 外周縁 6I 外周縁
6g 内周縁 6H 内周縁
7 小指袋 8 シート材
9 補強紐 K 内部空間
Y 指 θ1 角度
θ2 角度
Claims (6)
- 捕球面を構成する表面部材とこの表面部材の反対側に位置する背面部材とを備えた野球用グラブにおいて、前記背面部材を構成する複数の指袋のうちの少なくとも1つの指袋を、指の背面に接触可能な内側部分と、この内側部分の指袋の併設方向両側に縫着されて連結されると共に指の左右両側面に接触可能な両側部分とから構成してなる野球用グラブ。
- 前記両側部分が、指袋の先端を構成する本体部と、この本体部の左右両側から端部側ほど互いに離間するほぼハの字状に延びる左右の延出部とからなるほぼ偏平で二股状に構成されたものでなり、前記左右の延出部の遊端部同士を接近させることによりほぼ環状になった前記両側部分をそれの内周縁側ほど前記内側部分側に位置した湾曲形状に変形させて該内側部分に縫着してなる請求項1記載の野球用グラブ。
- 前記両側部分が、前記本体部の左右方向ほぼ中心部で2分割された2つの部材からなっている請求項2記載の野球用グラブ。
- 前記内側部分の前記両側部分と縫着する縁部を除いた中央部分に該縁部よりも上方に突出する突出部を備えさせ、前記内側部分の縁部を前記両側部分の裏面側に重ね合わせて縫着してなる請求項1又は2記載の野球用グラブ。
- 前記両側部分と前記内側部分とを補強紐を介して縫着することにより該両部分を連結してなる請求項1又は2記載の野球用グラブ。
- 前記指袋が、親指袋、人差し指袋、中指袋、薬指袋、小指袋からなり、少なくとも人差し指袋、中指袋、薬指袋を、前記内側部分と両側部分とから構成してなる請求項1〜5のいずれかに記載の野球用グラブ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003026967A JP2004236731A (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 野球用グラブ |
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| JP2003026967A JP2004236731A (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 野球用グラブ |
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|---|---|
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| JP2003026967A Pending JP2004236731A (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 野球用グラブ |
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| Country | Link |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017094881A1 (ja) * | 2015-12-03 | 2017-06-08 | 美津濃株式会社 | 野球用捕球具 |
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| JPH0347668Y2 (ja) * | 1986-06-11 | 1991-10-11 |
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2003
- 2003-02-04 JP JP2003026967A patent/JP2004236731A/ja active Pending
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