JP2004238972A - ラッチボルト式錠 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラッチボルトの突出時に衝突音が発生するのを防止することができるようにした部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することである。
【解決手段】錠ケース1のフロントプレート3にラッチ挿入孔7を形成し、そのラッチ挿入孔7内にラッチガイド8を取付ける。ラッチガイド8内に挿入されて外部に出没可能なラッチボルト11にスプリング17の弾性力を付与して外方向への突出性を付与する。ラッチボルト11の外周に突出部14を設け、一方、ラッチガイド8には上記突出部14に対向して弾性片15を設け、ラッチボルト11がスプリング17の弾性力により外方向へ急速に移動したとき、突出部14を弾性片15に衝突させて弾性変形させ、その変形により衝撃力を吸収して衝突音の発生を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】錠ケース1のフロントプレート3にラッチ挿入孔7を形成し、そのラッチ挿入孔7内にラッチガイド8を取付ける。ラッチガイド8内に挿入されて外部に出没可能なラッチボルト11にスプリング17の弾性力を付与して外方向への突出性を付与する。ラッチボルト11の外周に突出部14を設け、一方、ラッチガイド8には上記突出部14に対向して弾性片15を設け、ラッチボルト11がスプリング17の弾性力により外方向へ急速に移動したとき、突出部14を弾性片15に衝突させて弾性変形させ、その変形により衝撃力を吸収して衝突音の発生を防止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドア枠のたて框に取付けられた受け板の係合孔にラッチボルトを係合させてドアを閉鎖状態に保持するラッチボルト式錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のラッチボルト式錠は、ドアの戸先側に埋込まれる錠ケースと、その錠ケース内から外部に出没自在とされ、レバーハンドルあるいはノブの操作によって錠ケース内に没入されるラッチボルトと、そのラッチボルトに外方向への突出性を付与するスプリングとを有し、前記ラッチボルトをドア枠のたて框に取付けられた受け板の係合孔に係合させてドアを閉鎖状態に保持するようにしている。
【0003】
上記のラッチボルト式錠においては、普通、錠ケースに設けられたフロントプレートにラッチ挿入孔を形成し、そのラッチ挿入孔に筒状のラッチガイドを取付け、そのラッチガイド内から外部にラッチボルトを出没自在とし、そのラッチボルトの側面後部に設けた突出部をラッチガイドの後端に当接させてラッチボルトの突出量を制限するようにしている。
【0004】
ところで、上記のようなラッチボルト式錠においては、ラッチボルトがスプリングの押圧によって外方向への突出性が付与されているため、レバーハンドルあるいはノブの回転操作によってラッチボルトを没入させ、その後、レバーハンドルあるいはノブから手を離すと、スプリングの押圧力によりラッチボルトが外方向に急速に移動して突出部がラッチガイドに衝撃的に衝突し、その衝突時に衝突音を発生させるという不都合があった。
【0005】
また、ドアを閉じると、ラッチボルトの先端に設けられた傾斜面がドア枠のたて框に取付けられた受け板に接触してラッチボルトが没入し、そのラッチボルトが受け板に設けられた係合孔に対応すると、スプリングの押圧力によりラッチボルトが外方に突出して突出部がラッチガイドに衝突するため、この場合にも衝突音を発生させることになる。
【0006】
このような不都合を解消するため、フロントプレートの背面側に金属薄板から成る緩衝プレートを設け、その緩衝プレートにラッチ挿入孔と、その周囲に切り起こしの弾性片とを設け、上記弾性片にラッチボルトの突出部を衝突させ、弾性片の弾性変形により衝突時の衝撃力を吸収して、衝突音の発生を抑制するようにしたラッチボルト式錠が提案されている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−242492号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載されたラッチボルト式錠においては、弾性片を有する緩衝プレートの組込みによって部品点数が多くなり、コストが高くなるという問題があった。
【0009】
この発明の課題は、ラッチボルトの外方向への移動時に衝突音が発生するのを防止することができるようにした部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、錠ケースに設けられたフロントプレートにラッチ挿入孔を形成し、そのラッチ挿入孔に筒状のラッチガイドを取付け、そのラッチガイド内に出没自在に組込まれ、ハンドル操作により後退動されるラッチボルトにスプリングの弾性力を付与して外方向への突出性を付与し、前記ラッチボルトの外周に設けられた突出部を前記ラッチガイドの後端部に当接させてラッチボルトの突出量を制限するようにしたラッチボルト式錠において、前記ラッチガイドの前記突出部と対応する位置に、その突出部の当接により弾性変形して当接時の衝撃力を吸収する弾性片を設けた構成を採用したのである。
【0011】
上記のように構成すれば、ラッチボルトがスプリングの押圧によって外方向に急速に移動すると、そのラッチボルトの突出部がラッチガイドに設けられた弾性片に衝突し、その衝突により弾性片が弾性変形して衝突時の衝撃力を吸収することになり、衝突音が発生するのを防止することができる。
【0012】
また、ラッチガイドに弾性片を設けたことによって特許文献1に示される緩衝プレートを不要とすることができ、部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ドアAの戸先側に埋め込まれる錠ケース1はプレート支持板2を一側に有し、そのプレート支持板2の表面にフロントプレート3が重ね合わされている。
【0014】
フロントプレート3の上下両端部はバーリング加工等によってねじ挿入筒4が設けられている。ねじ挿入筒4はプレート支持板2に形成された孔5に挿入され、上記ねじ挿入筒4の先端の加締め等による手段を介してフロントプレート3がプレート支持板2に結合されている。
【0015】
錠ケース1はドアAの戸先側の側面に形成されたケース収納凹部a内に挿入され、ねじ挿入筒4に挿入されるねじの締付けによってドアAに固定される。
【0016】
プレート支持板2の上下端間のほぼ中央部に窓6が形成されている。一方、フロントプレート3には上記窓6に対応して角形のラッチ挿入孔7が形成され、そのラッチ挿入孔7内に角筒状のラッチガイド8が挿入されている。
【0017】
ラッチガイド8は合成樹脂の成形品から成る。図2および図3に示すように、ラッチガイド8の両側面の先端部には側方に張り出す薄肉厚の一対の抜け止め片9が設けられ、各抜け止め片9はフロントプレート3の表面に係合している。また、ラッチガイド8の上面および下面にはそれぞれフランジ10が設けられ、各フランジ10がプレート支持板2とフロントプレート3とで挟持されている。
【0018】
ラッチガイド8内にはラッチボルト11がスライド自在に挿入されている。ラッチボルト11はラッチガイド8内から外部に出没自在とされ、その外側にはラッチカバー12が嵌合されている。
【0019】
ラッチボルト11の先端には傾斜面13が設けられている。また、ラッチボルト11の両側面には突出部14が設けられ、一方、前記ラッチガイド8には上記突出部14と対向する位置に弾性片15が形成され、その弾性片15に対する突出部14の当接によって、ラッチボルト11の外方向への突出量が制限される。
【0020】
ラッチボルト11はラッチ軸16を有し、そのラッチ軸16の外側に設けられたスプリング17はラッチボルト11に外方向への突出性を付与している。
【0021】
図1に示すように、ラッチ軸16の後端部には弾性を有する緩衝体18が嵌合され、その緩衝体18はラッチ軸16の後端に設けた大径部16aによって抜け止めされている。
【0022】
錠ケース1内にはレバー19が設けられている。レバー19はボス部19aと、その外周に設けられた二股片19bとを有し、上記二股片19b間にラッチ軸16が挿入されている。
【0023】
ボス部19aには角孔20が形成され、その角孔20に角軸21が挿通されている。角軸21は錠ケース1の対向側板を貫通し、その両端部には図で省略したがレバーハンドルあるいはノブ(以下、ハンドルという)が取付けられる。ハンドルはドアAの表面側に配置され、ハンドルを操作することにより角軸21が回転してレバー19が揺動する。
【0024】
ここで、レバー19を図1の右方向に揺動させると、二股片19bが緩衝体18を押圧し、ラッチ軸16が引かれてラッチボルト11がラッチガイド8内に没入するようになっている。
【0025】
レバー19のボス部19aの外周下部には突片19cが一体に設けられている。突片19cはレバー19がラッチボルト11を没入させる方向に揺動したとき、その一側方に設けられたスライダ22を押圧してリターンスプリング23を圧縮変形させるようになっている。
【0026】
リターンスプリング23はスライダ22を介して突片19cをストッパ24に向けて押圧しており、上記ストッパ24に対する突片19cの当接によってレバー19は緩衝体18の押圧を解除する解除位置に保持される。
【0027】
ここで、ストッパ24に対する突片19cの衝突時に衝突音が発生するのを防止するため、ストッパ24の外側には、ゴム等の弾性体から成る筒体25が嵌合されている。
【0028】
なお、図1において、Bはドア枠のたて框を示す。このたて框Bにはフロントプレート3と対応する位置に受け板Cが取付けられ、その受け板Cにはラッチボルト11と対応する位置に係合孔Hが設けられている。また、たて框Bには係合孔Hと対向する位置に係合凹部bが形成されている。
【0029】
実施の形態で示すラッチボルト式錠は上記の構造から成り、図1は、ラッチボルト11が係合孔Hに係合してドアAを閉鎖状態に保持している。
【0030】
図1に示す状態において、ハンドルの操作により角軸21を同図の右方向に回転させると、レバー19が緩衝体18を押圧するため、ラッチボルト11のラッチ軸16が引かれ、ラッチボルト11が係合孔Hから引き抜かれてラッチガイド8内に没入する。また、レバー19の突片19cはスライダ22を押圧し、その押圧によりスライダ22が後退してリターンスプリング23を圧縮変形させる。
【0031】
図4は、ラッチボルト11をラッチガイド8内に没入させた状態を示し、その状態でドアAを開放し、開放後において、ハンドルから手を離すと、リターンスプリング23の押圧によってレバー19は緩衝体18を押圧解除する位置まで瞬時に戻ると共に、ラッチボルト11はスプリング17の押圧により外方向に急速に移動し、ラッチボルト11の突出部14がラッチガイド8に設けられた弾性片15に衝突する。その衝突によって弾性片15が弾性変形し、その変形によって衝突時の衝撃が吸収され、衝突音が発生するのが防止される。
【0032】
また、ラッチボルト11は、弾性片15に対する突出部14の当接によって外方向に移動するのが防止され、ラッチガイド8から所定長さ突出した状態に保持される。
【0033】
ドアAの開放状態において、そのドアAを閉じると、ラッチボルト11の傾斜面13が受け板Cに当接し、その当接によってラッチボルト11はスプリング17の弾性に抗してラッチガイド8内に没入し、そのラッチボルト11が受け板Cの係合孔Hと対向する位置までドアAが閉められると、スプリング17の弾性によりラッチボルト11が外方向に急速に移動する。
【0034】
このとき、ラッチボルト11の突出部14が弾性片15に衝突し、その衝突により弾性片15が弾性変形して衝突時の衝撃力を吸収する。この場合にも衝突音が発生するのが防止される。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、ラッチボルトがスプリングの押圧によって外方向に急速に移動すると、ラッチボルトに設けられた突出部がラッチガイドに形成された弾性片に衝突し、その衝突により弾性片が弾性変形して衝撃力を吸収するため、衝突音が発生するのを効果的に防止することができる。
【0036】
また、ラッチガイドに弾性片を設けたことにより、衝撃力を緩衝する緩衝プレートの組込みを不要とすることができ、部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るラッチボルト式錠の縦断正面図
【図2】図1のラッチボルト部分を拡大した横断平面図
【図3】ラッチガイドとラッチボルトとを示す分解斜視図
【図4】ラッチボルトをラッチガイド内に没入させた状態の縦断正面図
【符号の説明】
1 錠ケース
3 フロントプレート
7 ラッチ挿入孔
8 ラッチガイド
11 ラッチボルト
14 突出部
15 弾性片
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドア枠のたて框に取付けられた受け板の係合孔にラッチボルトを係合させてドアを閉鎖状態に保持するラッチボルト式錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のラッチボルト式錠は、ドアの戸先側に埋込まれる錠ケースと、その錠ケース内から外部に出没自在とされ、レバーハンドルあるいはノブの操作によって錠ケース内に没入されるラッチボルトと、そのラッチボルトに外方向への突出性を付与するスプリングとを有し、前記ラッチボルトをドア枠のたて框に取付けられた受け板の係合孔に係合させてドアを閉鎖状態に保持するようにしている。
【0003】
上記のラッチボルト式錠においては、普通、錠ケースに設けられたフロントプレートにラッチ挿入孔を形成し、そのラッチ挿入孔に筒状のラッチガイドを取付け、そのラッチガイド内から外部にラッチボルトを出没自在とし、そのラッチボルトの側面後部に設けた突出部をラッチガイドの後端に当接させてラッチボルトの突出量を制限するようにしている。
【0004】
ところで、上記のようなラッチボルト式錠においては、ラッチボルトがスプリングの押圧によって外方向への突出性が付与されているため、レバーハンドルあるいはノブの回転操作によってラッチボルトを没入させ、その後、レバーハンドルあるいはノブから手を離すと、スプリングの押圧力によりラッチボルトが外方向に急速に移動して突出部がラッチガイドに衝撃的に衝突し、その衝突時に衝突音を発生させるという不都合があった。
【0005】
また、ドアを閉じると、ラッチボルトの先端に設けられた傾斜面がドア枠のたて框に取付けられた受け板に接触してラッチボルトが没入し、そのラッチボルトが受け板に設けられた係合孔に対応すると、スプリングの押圧力によりラッチボルトが外方に突出して突出部がラッチガイドに衝突するため、この場合にも衝突音を発生させることになる。
【0006】
このような不都合を解消するため、フロントプレートの背面側に金属薄板から成る緩衝プレートを設け、その緩衝プレートにラッチ挿入孔と、その周囲に切り起こしの弾性片とを設け、上記弾性片にラッチボルトの突出部を衝突させ、弾性片の弾性変形により衝突時の衝撃力を吸収して、衝突音の発生を抑制するようにしたラッチボルト式錠が提案されている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−242492号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載されたラッチボルト式錠においては、弾性片を有する緩衝プレートの組込みによって部品点数が多くなり、コストが高くなるという問題があった。
【0009】
この発明の課題は、ラッチボルトの外方向への移動時に衝突音が発生するのを防止することができるようにした部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、錠ケースに設けられたフロントプレートにラッチ挿入孔を形成し、そのラッチ挿入孔に筒状のラッチガイドを取付け、そのラッチガイド内に出没自在に組込まれ、ハンドル操作により後退動されるラッチボルトにスプリングの弾性力を付与して外方向への突出性を付与し、前記ラッチボルトの外周に設けられた突出部を前記ラッチガイドの後端部に当接させてラッチボルトの突出量を制限するようにしたラッチボルト式錠において、前記ラッチガイドの前記突出部と対応する位置に、その突出部の当接により弾性変形して当接時の衝撃力を吸収する弾性片を設けた構成を採用したのである。
【0011】
上記のように構成すれば、ラッチボルトがスプリングの押圧によって外方向に急速に移動すると、そのラッチボルトの突出部がラッチガイドに設けられた弾性片に衝突し、その衝突により弾性片が弾性変形して衝突時の衝撃力を吸収することになり、衝突音が発生するのを防止することができる。
【0012】
また、ラッチガイドに弾性片を設けたことによって特許文献1に示される緩衝プレートを不要とすることができ、部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ドアAの戸先側に埋め込まれる錠ケース1はプレート支持板2を一側に有し、そのプレート支持板2の表面にフロントプレート3が重ね合わされている。
【0014】
フロントプレート3の上下両端部はバーリング加工等によってねじ挿入筒4が設けられている。ねじ挿入筒4はプレート支持板2に形成された孔5に挿入され、上記ねじ挿入筒4の先端の加締め等による手段を介してフロントプレート3がプレート支持板2に結合されている。
【0015】
錠ケース1はドアAの戸先側の側面に形成されたケース収納凹部a内に挿入され、ねじ挿入筒4に挿入されるねじの締付けによってドアAに固定される。
【0016】
プレート支持板2の上下端間のほぼ中央部に窓6が形成されている。一方、フロントプレート3には上記窓6に対応して角形のラッチ挿入孔7が形成され、そのラッチ挿入孔7内に角筒状のラッチガイド8が挿入されている。
【0017】
ラッチガイド8は合成樹脂の成形品から成る。図2および図3に示すように、ラッチガイド8の両側面の先端部には側方に張り出す薄肉厚の一対の抜け止め片9が設けられ、各抜け止め片9はフロントプレート3の表面に係合している。また、ラッチガイド8の上面および下面にはそれぞれフランジ10が設けられ、各フランジ10がプレート支持板2とフロントプレート3とで挟持されている。
【0018】
ラッチガイド8内にはラッチボルト11がスライド自在に挿入されている。ラッチボルト11はラッチガイド8内から外部に出没自在とされ、その外側にはラッチカバー12が嵌合されている。
【0019】
ラッチボルト11の先端には傾斜面13が設けられている。また、ラッチボルト11の両側面には突出部14が設けられ、一方、前記ラッチガイド8には上記突出部14と対向する位置に弾性片15が形成され、その弾性片15に対する突出部14の当接によって、ラッチボルト11の外方向への突出量が制限される。
【0020】
ラッチボルト11はラッチ軸16を有し、そのラッチ軸16の外側に設けられたスプリング17はラッチボルト11に外方向への突出性を付与している。
【0021】
図1に示すように、ラッチ軸16の後端部には弾性を有する緩衝体18が嵌合され、その緩衝体18はラッチ軸16の後端に設けた大径部16aによって抜け止めされている。
【0022】
錠ケース1内にはレバー19が設けられている。レバー19はボス部19aと、その外周に設けられた二股片19bとを有し、上記二股片19b間にラッチ軸16が挿入されている。
【0023】
ボス部19aには角孔20が形成され、その角孔20に角軸21が挿通されている。角軸21は錠ケース1の対向側板を貫通し、その両端部には図で省略したがレバーハンドルあるいはノブ(以下、ハンドルという)が取付けられる。ハンドルはドアAの表面側に配置され、ハンドルを操作することにより角軸21が回転してレバー19が揺動する。
【0024】
ここで、レバー19を図1の右方向に揺動させると、二股片19bが緩衝体18を押圧し、ラッチ軸16が引かれてラッチボルト11がラッチガイド8内に没入するようになっている。
【0025】
レバー19のボス部19aの外周下部には突片19cが一体に設けられている。突片19cはレバー19がラッチボルト11を没入させる方向に揺動したとき、その一側方に設けられたスライダ22を押圧してリターンスプリング23を圧縮変形させるようになっている。
【0026】
リターンスプリング23はスライダ22を介して突片19cをストッパ24に向けて押圧しており、上記ストッパ24に対する突片19cの当接によってレバー19は緩衝体18の押圧を解除する解除位置に保持される。
【0027】
ここで、ストッパ24に対する突片19cの衝突時に衝突音が発生するのを防止するため、ストッパ24の外側には、ゴム等の弾性体から成る筒体25が嵌合されている。
【0028】
なお、図1において、Bはドア枠のたて框を示す。このたて框Bにはフロントプレート3と対応する位置に受け板Cが取付けられ、その受け板Cにはラッチボルト11と対応する位置に係合孔Hが設けられている。また、たて框Bには係合孔Hと対向する位置に係合凹部bが形成されている。
【0029】
実施の形態で示すラッチボルト式錠は上記の構造から成り、図1は、ラッチボルト11が係合孔Hに係合してドアAを閉鎖状態に保持している。
【0030】
図1に示す状態において、ハンドルの操作により角軸21を同図の右方向に回転させると、レバー19が緩衝体18を押圧するため、ラッチボルト11のラッチ軸16が引かれ、ラッチボルト11が係合孔Hから引き抜かれてラッチガイド8内に没入する。また、レバー19の突片19cはスライダ22を押圧し、その押圧によりスライダ22が後退してリターンスプリング23を圧縮変形させる。
【0031】
図4は、ラッチボルト11をラッチガイド8内に没入させた状態を示し、その状態でドアAを開放し、開放後において、ハンドルから手を離すと、リターンスプリング23の押圧によってレバー19は緩衝体18を押圧解除する位置まで瞬時に戻ると共に、ラッチボルト11はスプリング17の押圧により外方向に急速に移動し、ラッチボルト11の突出部14がラッチガイド8に設けられた弾性片15に衝突する。その衝突によって弾性片15が弾性変形し、その変形によって衝突時の衝撃が吸収され、衝突音が発生するのが防止される。
【0032】
また、ラッチボルト11は、弾性片15に対する突出部14の当接によって外方向に移動するのが防止され、ラッチガイド8から所定長さ突出した状態に保持される。
【0033】
ドアAの開放状態において、そのドアAを閉じると、ラッチボルト11の傾斜面13が受け板Cに当接し、その当接によってラッチボルト11はスプリング17の弾性に抗してラッチガイド8内に没入し、そのラッチボルト11が受け板Cの係合孔Hと対向する位置までドアAが閉められると、スプリング17の弾性によりラッチボルト11が外方向に急速に移動する。
【0034】
このとき、ラッチボルト11の突出部14が弾性片15に衝突し、その衝突により弾性片15が弾性変形して衝突時の衝撃力を吸収する。この場合にも衝突音が発生するのが防止される。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、ラッチボルトがスプリングの押圧によって外方向に急速に移動すると、ラッチボルトに設けられた突出部がラッチガイドに形成された弾性片に衝突し、その衝突により弾性片が弾性変形して衝撃力を吸収するため、衝突音が発生するのを効果的に防止することができる。
【0036】
また、ラッチガイドに弾性片を設けたことにより、衝撃力を緩衝する緩衝プレートの組込みを不要とすることができ、部品点数の少ないコストの安いラッチボルト式錠を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るラッチボルト式錠の縦断正面図
【図2】図1のラッチボルト部分を拡大した横断平面図
【図3】ラッチガイドとラッチボルトとを示す分解斜視図
【図4】ラッチボルトをラッチガイド内に没入させた状態の縦断正面図
【符号の説明】
1 錠ケース
3 フロントプレート
7 ラッチ挿入孔
8 ラッチガイド
11 ラッチボルト
14 突出部
15 弾性片
Claims (1)
- 錠ケースに設けられたフロントプレートにラッチ挿入孔を形成し、そのラッチ挿入孔に筒状のラッチガイドを取付け、そのラッチガイド内に出没自在に組込まれ、ハンドル操作により後退動されるラッチボルトにスプリングの弾性力を付与して外方向への突出性を付与し、前記ラッチボルトの外周に設けられた突出部を前記ラッチガイドの後端部に当接させてラッチボルトの突出量を制限するようにしたラッチボルト式錠において、前記ラッチガイドの前記突出部と対応する位置に、その突出部の当接により弾性変形して当接時の衝撃力を吸収する弾性片を設けたことを特徴とするラッチボルト式錠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003030677A JP2004238972A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | ラッチボルト式錠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003030677A JP2004238972A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | ラッチボルト式錠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004238972A true JP2004238972A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32957497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003030677A Pending JP2004238972A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | ラッチボルト式錠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004238972A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138515A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Miwa Lock Co Ltd | 錠前におけるラッチガイド |
| RU2433234C1 (ru) * | 2011-01-18 | 2011-11-10 | Михаил Юрьевич Рылеев | Защелка замка |
| CN103726716A (zh) * | 2014-01-26 | 2014-04-16 | 广东名门锁业有限公司 | 静音缓冲锁舌构造 |
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