JP2004240052A - 写真フイルム集合包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】写真フイルム一本あたりの包装材料を削減するとともに、整理及び持ち運びを容易にすることができる写真フイルム集合包装体を提供する。
【解決手段】写真フイルム集合包装体は、キャップ3と複数個の容器本体4とから構成されている。容器本体4の開口12の縁に第1係合部14を設けるとともに、容器本体4の底部13に第2係合部16aを設ける。第1係合部14と第2係合部16aとを係合させることにより、複数個の容器本体4を直列に連結し、最上部に位置する容器本体4の開口12をキャップ3で密封する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個のフイルムパトローネを一括包装した写真フイルム集合包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−19865号公報
【0003】
写真フイルムを光密に収納したフイルムパトローネは、通常、防湿性を有するキャップ付きのプラスチック製のフイルム容器(Pケースともいう)に1個ずつ収納され、これを紙箱に収容した形で販売されている。
【0004】
しかし、この包装形態は、複数個所持する時は散在して取扱いが不便な上にスペース的にかさばる欠点があった。また、フイルム容器にはキャップが一対となって用いられているため、パトローネを購入するとその分だけフイルム容器とキャップも増えていってしまうという問題もあった。フイルム容器及びキャップは、使用後には廃棄物として出てくるため、環境対応の観点から、包装形態の改良が望まれていた。
【0005】
これらの要望に答える包装形態として、胴部を長くした円筒形のフイルム容器にパトローネを直列に収納したものが提案されている(特許文献1図1参照。)。この包装形態であれば、パトローネを複数個所持する場合でも、散在することなく持ち運ぶことができ、また、パトローネ1個あたりの包装部材を減らすことができる。さらに、特許文献1の図8、図9には、両端に開口端を有し、フイルムパトローネの1個分の長さをもった筒状の樹脂ケースを複数の連結部材を併用して順次に連結し、その両端にキャップを被せた形態の包装体が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の図1の包装形態では、例えば5個入りのものの場合、3個まで使用した後には細長い樹脂製容器に2個のフイルムパトローネが残る。したがって、防湿性を考慮して樹脂製容器ごとフイルムパトローネを携帯しようとするときには、細長い樹脂製容器にはフイルムパトローネ3個分の余分なスペースが残されたままとなり、携帯に不便なだけでなく、樹脂製容器内でフイルムパトローネが勢いよくぶつかり合って変形することも懸念される。また、特許文献1の図8、9の包装形態では、従来の1個入りの樹脂製容器とは異なる構造をもった新たな樹脂製容器とキャップのほかに、さらに別部品として連結部材が必要となり包装部品点数が増えるという難点がある。
【0007】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、廃棄処理対応として写真フイルム一本あたりの包装材料を削減するとともに、写真フイルムの保存、整理及び持ち運びを容易にすることができる写真フイルム集合包装体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の写真フイルム集合包装体は、写真フイルムを光密に収納したフイルムパトローネの複数個を包装する写真フイルム集合包装体であって、上端に開口が形成され、この開口から入れた1個のフイルムパトローネを収納する有底の筒形状をしたプラスチック製の容器本体を、前記開口の縁に形成された第1係合部と底部に形成された第2係合部とを係合させることにより順次に複数個連結し、最上部の容器本体の開口を、その第1係合部に係合するプラスチック製のキャップで密封したものである。このような構成にすることで、キャップの個数を削減することができ、また、容器の継ぎ足し及び分離が自在なので、パトローネの個数に応じて過不足なく容器を準備することができ、所望の個数のパトローネだけをコンパクトに持ち運ぶことが可能となる。
【0009】
請求項2の写真フイルム集合包装体は、連結された複数個の容器本体と前記キャップとを一体に包み込むようにシュリンクフイルムを被せたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の写真フイルム集合包装体は、前記容器本体相互の連結部に対応してシュリンクフイルムに破断用のミシン目を形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4の写真フイルム集合包装体は、外装となる不透明な包装箱で覆ったことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施した写真フイルム集合包装体の概略斜視図であり、図2は、写真フイルム集合包装体の構成を説明するための図である。また、図3は容器本体及びキャップの断面図である。図1に示すように、写真フイルム集合包装体2は、円形の可撓性プラスチック製キャップ3(以下、キャップと記載)と複数個の円筒形状の可撓性プラスチック製容器本体4(以下、容器本体と記載)とから構成されている。
【0013】
図2及び図3に示すように、キャップ3の上面には、環状の凹部10が形成されている。この凹部10は、キャップ3の下面において、下方に向けて突出する環状の凸部11となって表れる。また、凸部11の中央部には、パトローネ(不図示)のスプールの上端を収納するように凹部が形成されている。凸部11の側壁の外周にはリング状の隆起である係合部11aが形成されている。
【0014】
容器本体4は、円筒形状に形成されており、一端には開口12が、他端には底部13が設けられている。開口12の縁には、リング状の溝である第1係合部14が形成されている。底部13は、底壁15及び側壁16からなっている。側壁16の外径は、キャップ3の下面に設けられている凸部11の外径と一致しており、側壁16の外周には、係合部11aと同形状の隆起である第2係合部16aが形成されている。なお、開口12の内径は、キャップ3の下面に設けられた凸部11及び容器本体4の底部13に設けられた側壁16の外径よりも僅かに大きく形成されており、キャップ3の凸部11及び容器本体4の底部13が挿入できるような大きさになっている。
【0015】
係合部11a及び第1係合部14は、キャップ3及び容器本体4が可撓性であるため、互いに押圧することにより変形しつつ嵌るので、容器本体4の開口12は、キャップ3によって密封自在となる。また、図2及び図3に示すように、容器本体4の底部13に設けられた第2係合部16aは、別の容器本体4の開口14の縁に形成された第1係合部14に係合し、容器本体4の底部13によって別の容器本体4の開口12が密封される。
【0016】
このように、開口12の縁に設けられた第1係合部と底部13に設けられた第2係合部とを係合させることにより、容器本体4同士を連結することが可能となり、複数個の容器本体4を縦に連結していくと、図1に示すような写真フイルム集合包装体2が構成される。
【0017】
図4は、写真フイルム集合包装体2をシュリンクフイルムで包装した態様を示す概略斜視図である。図4に示すように、写真フイルム集合包装体2をシュリンクフイルム20で包装することによって、複数個の容器本体4を縦に連結した形態を保持することができ、衝撃や圧力によって徒に容器本体4間の連結が解かれたり、写真フイルム集合包装体2に損傷が加えられたりすることを防ぐことができる。
【0018】
また、従来の単品の包装に比べ、包装するシュリンクフイルム20の面積が広いので商品名や品種を示す文字を大きく表記したり、従来では表現できなかった表示を表現することが可能となる。
【0019】
図5は、写真フイルム集合包装体2をミシン目の入ったシュリンクフイルムで包装した態様を示す概略斜視図である。図5に示すように、写真フイルム集合包装体2を破断用のミシン目30aが形成されたシュリンクフイルム30で包装する。ミシン目30aは、複数個連結された容器本体4の継ぎ目にあたる位置に形成されているので、このミシン目30aにおいて容器本体4を切り離すことができる。
【0020】
このように、ミシン目30aを入れることによって、シュリンクフイルム30ごと容器本体4を切り離すことが可能となり、個々に容器本体4が分離されたとしても、容器本体4はシュリンクフイルム30によって常に保護された状態になっている。
【0021】
図6は、写真フイルム集合包装体2を不透明な包装箱に収容した態様を示す概略斜視図である。図6に示すように、不透明である包装箱40は、一端に底面(不図示)、他端に開口42を有する直方体であって、写真フイルム集合包装体2が収納できる大きさに形成されている。紙箱40の上縁部には、フラップ43aを有する頂面43が設けられている。また、紙箱40の上縁部には、フラップ44及びフラップ45が設けられている。開口42を開閉可能にする蓋は、頂面43、フラップ44及びフラップ45によって構成されている。
【0022】
このように構成された紙箱40に、写真フイルム集合包装体2を入れ、蓋をすると、写真フイルム集合包装体2は、遮光されるとともに、複数個の容器本体4を縦に連結した形態が保持される。このような包装形態にすることで、衝撃や圧力によって徒に容器本体4間の連結が解かれたり、写真フイルム集合包装体2に損傷が加えられたりすることを防ぐことができる。
【0023】
以下、上記構成による作用について説明する。キャップ3の下面に設けられた凸部11の側壁の外周に係合部11aを設け、この係合部11aと同形状の第2第2係合部16aを容器本体4の底部13に設ける。容器本体4の開口14の縁には、係合部11a及び16aが係合する第1係合部14を形成する。容器本体4にパトローネを装填してから、キャップ3の下面に設けられた凸部11を容器本体4の開口12に嵌め込み、係合部11aを容器本体4の第1係合部14に係合させ、開口12を密封する。
【0024】
次に、別の容器本体4にパトローネを装填し、すでにパトローネが装填されキャップ3が取り付けられた容器本体4の底部13を、別の容器本体4の開口12に取り付ける。底部13に設けられた第2係合部16aは、別の容器本体4の開口端付近の内壁に設けられた第1係合部14に係合し、別の容器本体4の開口12は、もう一方の容器本体4の底部13によって密封される。同様の操作で、複数個の容器本体4を直列に連結することで、図1に示すような写真フイルム集合包装体2が完成する。
【0025】
連結した容器本体4は、第1係合部14と第2係合部16aとの係合を解除すれば、容易に切り離すことができるので、多数のパトローネを持って写真撮影に行くような場合には、所望の個数のパトローネをそれぞれ容器本体4に入れ、それらを縦に連結すれば良い。このように、容器本体4の継ぎ足し及び分離が自在なので、パトローネの個数に応じて過不足なく容器本体4を準備することができ、所望の個数のパトローネだけをコンパクトに持ち運ぶことが可能となる。
【0026】
また、補助用キャップを、複数個直列状態に連結されている容器本体4のうち、最後尾の容器本体4の底部13に取り付けておけば、例えば、写真フイルム集合包装体2を2つに分離した場合でも、一方の写真フイルム集合包装体2の開口12を密封するキャップとして使用することができる。
【0027】
また、本発明の写真フイルム集合包装体2は、容器本体4の底部13が、キャップ及び容器同士を連結する連結部材としての機能を果たすように構成されているので、複数個の容器本体4(容器1連結分)に対し、キャップ3を少なくとも1個だけ用意すれば良く、従来のように使用後には廃棄物となっていたキャップの個数を削減することができる。
【0028】
以下、本発明の写真フイルム集合包装体2に使用する熱可塑性樹脂(プラスチック)に付き述べる。対象とされる熱可塑性樹脂としては、特開平3−129341号、成形加工便覧1993年工業調査会編に記載されている如き射出成形が出来る樹脂であれば特に限定はない。例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、スチレンアクリロニトリル共重合樹脂(SAN)、ブタジエンスチレン共重合樹脂等が挙げられる。いずれの樹脂においても、キャップを容器本体4からはずすのに要する力ならびに容器本体4同士をはずすのに要する力は、14〜50Nであり、キャップと容器本体4からなる包装体を40℃、90%RH 3日間の調湿状態においた時の透湿度が5mg以下であることが好ましい。
【0029】
また、本発明の写真フイルム集合包装体2には、廃棄物として埋立て処理する場合を考えて生分解性プラスチックを使用する事も可能である。例えばダイセル化学工業株式会社製セルグリーン(PCA、PH、PHB)、昭和高分子株式会社製ビオノーレ(PBS、PBSA)、島津製作所製ラクティ、ノバモント社製の「マタービー」、ICI「BIOPOL」、UCC「ポリカプロラクトン」等が挙げられ必要に応じて選択することが出来る。特開平3−129341号に記載されている光分解性のポリマーを利用することも可能である。
【0030】
店頭で販売されるとき、収納された写真フイルムを太陽光の熱線から保護するため、分光波長700nm以上、好ましくは1000〜2500nmの熱線を90%以上カットする赤外線吸収剤を含有させることが好ましい。使用する赤外線吸収剤としては特開2001−222092号に記載の化合物で有れば特に限定はない。例えば、非可視領域(赤外領域)に吸収を持ち尚可視部領域にも吸収を持った物質としては例えばカーボンブラック、四三酸化鉄(鉄黒)、α−酸化第二鉄(ベンガラ)、酸化チタン、アルミニウム粉、鉄粉、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレーなどが使用される。通常、上記物質を用いて樹脂加工包装材料を作るには、例えば炭酸カルシウムを熱可塑性樹脂例えばポリエチレン樹脂中にバンバリーミキサーニーダー等の通常の溶融混練機を用いて含有させた所謂マスターバッチを作成し、それを稀釈樹脂で必要とする割合に稀釈混合して調整したり、炭酸カルシウムを樹脂中に最初から必要とする量を含有させた、いわゆるコンパウンドを調整したり、又樹脂を分散した状態のラテックス状液に炭酸カルシウムを分散調節することが一般的に知られている。この時、炭酸カルシウムの他に、脂肪酸金属塩例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、オクチル酸ジルコニウム、バルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸カルシウム、ラウリン酸ナトリウム及び酸化防止剤も添加使用することができる。上記の方法で着色した樹脂を作り、本発明のカートリッジ製造に用いられる。本発明において、赤外線吸収剤の添加量は、0.5〜5質量%の範囲が好ましい。0.5質量%未満では赤外線吸収剤としての効果が得られないし5質量%を越えた場合は材料の強度が弱くなり好ましくない。
【0031】
本発明の写真フイルム集合包装体2は外観を美しくして品質価値を向上させたり、品種識別性向上に使用するため着色されていても良いし、所謂スケルトンタイプで透明、半透明とすることも好ましく、この場合ヘイズ度が0.1%〜60%で中が見える様にしてあっても良い。金属光沢または真珠光沢を有していても良いし、模様が印刷してあっても良い。使用する着色剤に付き以下に示す。本発明に使用する着色剤は一般にプラスチック材料に使用されている着色剤ならば特に限定は無い。使用される着色剤としては、株式会社朝倉書店発行プラスチック事典736〜744頁に記載されている如き着色剤が挙げられる。代表的顔料をカラーインデックスナンバー(C.I.ナンバー)で示すと、例えばアゾ系顔料としてはPigmentRed48(15865)、PigmentRed4(12085)、PigmentRed208(12514)、PigmentYellow83(21108)、多環系顔料としては、PigmentBlue15(74160)、PigmentViolet19(73900)、PigmentYellow110(56280)、PigmentRed149(71137)、PigmentRed177(65300)、無機顔料としてPigmentYellow53(77788)、PigmentYellow42(77492)、PigmentBrown6(77491)、PigmentBlue29(77007)、PigmentBlue28(77346)、PigmentGreen50(77377)、PigmentGreen17(77288)、PigmentWhite4(77947)、PigmentWhite7(77975)、PigmentWhite6(77891)、PigmentWhite18(77220)、PigmentWhite19(77004)、PigmentWhite26(77718)、PigmentWhite27(77811)、PigmentBlack7(77266)、PigmentBlack11(77499)、PigmentMetal1(77000)、PigmentMetal2(77400)が挙げられ、この他に昼光蛍光顔料、チタン皮膜雲母なども知られている。この他無機顔料としてカーボンブラック、四三酸化鉄(鉄黒)、α−酸化第二鉄(ベンガラ)、アルミニウム粉、鉄粉、クレー炭酸カルシウム、焼成クレイ、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、硫酸アルミニウム、アルミニウム粉末、アルミニウムペースト、シリカ等がある。特に表面処理をした酸化チタン、炭酸カルシウム、硝酸バリウム、アルミニウム粉末、アルミニウムペースト、合成シリカが好ましい。特に、硫酸バリウムはX線遮断効果も有するので、海外旅行用の写真フイルム集合包装体として最適である。
【0032】
通常、上記顔料の本発明に使用する熱可塑性樹脂への着色方法は日刊工業新聞社発行プラスチック加工技術ハンドブック330〜335頁に記載されている着色方法であるコンパウンド方式、マスターバッチ方式にて行う事が可能であり、使用量は必要とするヘイズ度を得るのに合わせ適宜調整をして決める事は可能であるし、互いの顔料を混ぜて好みの色に調色する事も可能である。
【0033】
本発明の写真フイルム集合包装体2を包装するのに使用する材料としては特に限定はないが、例えばシュリンクフイルムの場合は新包装技術便覧(日本包装技術協会編集)P11395・収縮包装技法に記載してある材料、株式会社東レリサーチセンター機能性包装材料の新展開に記載の熱可塑性樹脂フイルムが挙げられる。特に、使用後のリサイクル性を考慮すれば写真フイルム用容器と同じ材質にするのが最も好ましく、例えば写真フイルム用容器がポリエチレンで有れば包装材料としての熱可塑性樹脂フイルムはポリエチレンを使用するのが好ましい。また、例えば新包装技術便覧(日本包装技術協会編集)P11395・収縮包装技法に記載してある材料を使用してもかまわない。
【0034】
熱可塑性樹脂フイルムの表面に各種模様を印刷で付ける場合、使用するインキは一般のプラスチックフイルム用インキならば特に限定はない。例えば、ハイドリックFT、RS、アルミラー、NT−ハイラミック、NT−HRカラー(大日精化工業株式会社製);エコプラスPL型インキ、エコファイン、ディックセーフBAG−C型インキ、ユニビアNT、アルティマNT、ディックセーフGF、ファインラップWPV、マリンプラスHR、マリンプラスSK(大日本インキ化学工業株式会社製);スーパーラミメート、スーパーラミピュア、NT−2000、スーパーエコピュア(サカタインクス株式会社製);GFP、NT−POC、・NT−LB−5(大阪印刷インキ製造株式会社製);ラミパックファイン(LPファイン)(東洋インキ製造株式会社製);アクアPAWインキ(帝国インキ製造株式会社製)などがある。これらのインキを使用して熱可塑性フイルムの表面に印刷する方法としては一般的なグラビア印刷方式で可能である。
【0035】
店頭で陳列販売されるとき、太陽光による写真フイルム集合包装体2の光劣化を防止するために分光波長250〜380nmの光を90%以上カットする紫外線吸収剤を含有させる事が好ましい。含有量としては各種の紫外線吸収剤を0.05〜5質量%、好ましくは0.1〜2質量%含ませることが必要である。0.05質量%未満の場合は効果がなく、5質量%を越えた場合は樹脂表面に析出して来るので好ましくない。本発明に用いる紫外線吸収剤としては、プラスチックハンドブック株式会社朝倉書店昭和45年発行690頁〜692頁、高分子工学講座プラスチック成形加工株式会社地人書館昭和41年発行337頁〜340頁、プラスチック事典株式会社朝倉書店1992年発行733頁〜735頁、特開平6−19054号に記載されている公知の種々のものを用いることができ、例えばサルチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、ニッケル錯体系、ヒンダートアミン系、オキザニリド系、サリシレート系等が挙げられるが、紫外線吸収剤として特に好ましいのはヒンダードアミン系紫外線吸収剤である。代表例としては、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート等がある。その他ベンゾフェノン系ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系も好ましい。これらの紫外線吸収剤は単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用しても良い。
【0036】
また、本発明の写真フイルム集合包装体2には、帯電防止、物理強度向上、成形性向上、等のために各種添加剤を添加することもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明の写真フイルム集合包装体によれば、容器本体の開口の縁に形成された第1係合部と底部に形成された第2係合部とを係合させることにより、容器本体を順次に複数個連結するようにしたので、廃棄処理対応として写真フイルム一本あたりの包装材料を削減するとともに、写真フイルムの保存、整理及び持ち運びを容易にすることができる。また、上記写真フイルム集合包装体を、シュリンクフイルム又は不透明な包装箱で包装したので、徒に容器間の連結が解かれたり、写真フイルム集合包装体に損傷が加えられたりすることを防ぐことができる。また、シュリンクフイルムに破断用のミシン目を形成し、複数個直列状態に連結した容器本体をミシン目において切り取り可能にしたので、シュリンクフイルムで包装されたままの状態で個々に容器本体を分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真フイルム集合包装体の外観を示す概略斜視図である。
【図2】写真フイルム集合包装体の構成を説明するための図である。
【図3】容器本体及びキャップの断面図である。
【図4】写真フイルム集合包装体をシュリンクフイルムで包装した態様を示す概略斜視図である。
【図5】写真フイルム集合包装体を、ミシン目の入ったシュリンクフイルムで包装した態様を示す概略斜視図である。
【図6】写真フイルム集合包装体を不透明な包装箱に収容した様子を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
3 キャップ
4 容器本体
12 開口
13 底部
14 第1係合部
16a 第2係合部
20、30 シュリンクフイルム
30a ミシン目

Claims (4)

  1. 写真フイルムを光密に収納したフイルムパトローネの複数個を包装する写真フイルム集合包装体において、
    上端に開口が形成され、この開口から入れた1個のフイルムパトローネを収納する有底の筒形状をしたプラスチック製の容器本体を、前記開口の縁に形成された第1係合部と底部に形成された第2係合部とを係合させることにより順次に複数個連結し、最上部の容器本体の開口を、その第1係合部に係合するプラスチック製のキャップで密封したことを特徴とする写真フイルム集合包装体。
  2. 連結された複数個の容器本体と前記キャップとを一体に包み込むようにシュリンクフイルムを被せたことを特徴とする請求項1記載の写真フイルム集合包装体。
  3. 前記容器本体相互の連結部に対応してシュリンクフイルムに破断用のミシン目を形成したことを特徴とする請求項2記載の写真フイルム集合包装体。
  4. 外装となる不透明な包装箱で覆ったことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の写真フイルム集合包装体。
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