JP2004240675A - 修理完了報告端末装置と修理完了報告システムと修理完了報告プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】機材の修理担当者による報告書作成業務を支援するとともに、営業窓口担当者や代理店等への修理結果の連絡の迅速化を図る。
【解決手段】機材の修理業務の結果を報告する報告書23の作成を支援するために、入力を要求する項目11を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段13と、報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段15と、報告書作成支援手段13により報告書が作成されたとき、機材の修理依頼元から依頼を受けて機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書23を、任意の端末装置30を用いてネットワーク20を介して閲覧可能な状態にする手段とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】機材の修理業務の結果を報告する報告書23の作成を支援するために、入力を要求する項目11を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段13と、報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段15と、報告書作成支援手段13により報告書が作成されたとき、機材の修理依頼元から依頼を受けて機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書23を、任意の端末装置30を用いてネットワーク20を介して閲覧可能な状態にする手段とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機材の修理業務の結果の報告書の作成を支援し、報告書をサーバ等に閲覧可能な状態で登録して、取り次ぎ先である窓口関係者や代理店等にその内容をリアルタイムで通知するための修理完了報告端末装置と修理完了報告システムと修理完了報告プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品や事務機器の故障に伴う修理サービス体制を整えることは、この種の製品をユーザに提供する製造元の重要な責任になっている。このサービス体制の良否は、製品の売れ行きにも重大な影響を及ぼす。そこで、ユーザに最適なサービスを迅速に提供するために、ネットワークを利用した出張修理の受け付けシステム等が紹介されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開特開2002−269264号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
事務機器等の販売代理店が機材をユーザに販売したとき、その機材に発生した保守管理上の問題や技術的な問題等は、営業窓口担当者や代理店が対応する。例えば、機材のユーザから代理店に対して機材の修理依頼があると、代理店は、機器の製造元の修理担当部門に対して、その旨を伝える。修理担当部門から訪問スケジュール等の回答を得ると、修理訪問日時をユーザに伝える。修理担当部門は、該当する日時にユーザを訪問して修理サービスを行う。これで修理が無事完了すればよいが、例えば、修理担当者の訪問が予定時刻より遅れたり、あるいは修理が終了後にさらに機材に不具合が生じたりしたとき、ユーザから代理店に電話がかかっても、いったん修理担当者に問い合わせをしないと適切な対応ができないことがある。また、一般には、修理担当者は帰社後に修理結果の報告書を作成するが、報告書の提出が遅いと、営業窓口担当者や代理店が修理結果を把握するまで時間がかかってしまう。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので、機材の修理担当者による報告書作成業務を支援するとともに、営業窓口担当者や代理店等への修理結果の連絡の迅速化を図った修理完了報告端末装置と修理完了報告システムと修理完了報告プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段と、上記報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段と、上記報告書作成支援手段により報告書が作成されたとき、上記機材の修理依頼元から依頼を受けて上記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態にする手段とを備えたことを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0006】
機材の修理業務の結果を報告するための報告書の作成を支援するとともに、報告書をサーバ等に閲覧可能な状態で登録して、取り次ぎ先である窓口関係者や代理店等にその内容をリアルタイムで通知する。これにより、修理依頼元から取り次ぎ先への問い合わせ等に迅速的確に対応できる。報告書作成支援手段は入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する。入力を要求する項目は、表題で表示しても、具体的な入力項目で表示してもよい。簡単な項目表示により入力作業が効率化される。機材の修理依頼元は機材の管理者や所有者である。取り次ぎ先は、修理依頼のあった旨を、修理業務を担当する修理担当部門に対して伝達する。取り次ぎ先は例えば、代理店である。この代理店が、修理業務の結果を報告する報告書を閲覧できるようにする。閲覧可能な状態にする方法は、任意である。直接報告書をサーバにアップロードしてもよいし、報告書データを送信してサーバにアップロードを要求してもよい。閲覧できるのは、報告書の全部でも一部でも構わない。取り次ぎ先には端末装置があって、ネットワークを介して報告書を閲覧できる。端末装置の種類は任意である。なお、取り次ぎ先が修理依頼元から依頼を受ける方法や取り次ぎ方法は任意である。 機材修理の依頼者は、ペン入力等によって、修理結果報告書上に署名を入力する。この署名は、イメージデータとしてそのまま報告書に含められる。従来は、修理完了確認のために伝票にサインを求めていたが、修理完了報告の報告書中に署名の記入を求めることで、伝票管理を不要にすることができる。顧客の手書き署名は、感圧型や磁気感知型の既存のペン入力アプリケーションで実現できる。顧客から修理報告の内容の承認を受けるためのものである。
【0007】
〈構成2〉
構成1に記載の修理完了報告端末装置において、顧客の手書き署名を入力する手段は、上記報告書のデータと上記署名のデータとを切り分けて分離することが困難なデータに変換処理して保存するとともに、上記署名のデータは独立して再利用不可能な状態に削除処理することを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0008】
署名のデータは独立して再利用不可能なように報告書のデータと合成する一方で、署名のデータを削除する。これにより、署名入りの報告書の作成と保存が容易になる。
【0009】
〈構成3〉
構成1に記載の修理完了報告端末装置において、この報告書作成支援手段は、それぞれ異なる内容の、複数種類の修理報告文のリストを、ディスプレイ上で選択可能な状態に表示する手段と、選択された修理報告文を含む報告書を生成する手段を備えたことを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0010】
修理報告文は、修理依頼の内容から予め予測できる。故に、該当する可能性のある複数種類の修理報告文を用意しておき、修理完了後は、そのリストから選択するようにすれば、迅速に報告書が完成する。
【0011】
〈構成4〉
構成1に記載の修理完了報告端末装置において、修理完了報告書中に、修理作業時に収集された顧客情報を含める手段を設けたことを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0012】
修理作業時に顧客との対話から、例えば、機材の買い換えを検討しているといった重要な営業情報を得ることがある。この重要な営業情報を、修理完了報告書中に含めるように予め報告書の形式を決めておく。この報告書は、営業部門や代理店等の取り次ぎ先が閲覧できるから、有効な情報伝達手段になる。
【0013】
〈構成5〉
機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段を有する端末装置と、上記報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段と、上記端末装置から報告書を受信して、上記機材の修理依頼元から依頼を受けて上記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態に保持するサーバを備えたことを特徴とする修理完了報告システム。
【0014】
構成1の端末装置から報告書を受信して、ネットワークを通じて閲覧可能にするサーバを備えたシステムの発明である。サーバは、修理担当部門にあってもよいし、営業部門等の管理部門にあってもよい。
【0015】
〈構成6〉
機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援処理と、上記報告書中に顧客の手書き署名を入力する処理と、上記報告書作成支援手段により報告書が作成されたとき、上記機材の修理依頼元から依頼を受けて上記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態にする処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とする修理完了報告プログラム。
【0016】
構成1の端末装置にインストールするコンピュータプログラムの発明である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
図1は、修理完了報告システムの具体例を示すブロック図である。
このシステムでは、修理依頼先に機材の修理のために訪問する修理担当者が、端末装置1を利用して、修理完了報告書を作成する。端末装置1は、例えば、PDA(Personal Digital Assistance;個人用の携帯情報端末)である。端末装置1のディスプレイ2は、例えば、タッチパネル方式、あるいは、磁気感知方式の手書き文字入力インタフェースを備えている。ペン3は、この入力操作などに利用される。この端末装置1で修理完了報告書5を作成するために、図の1点鎖線に示すような演算処理機能が付与されている。記憶装置10には、修理項目11や修理結果報告文12などのデータが記憶されている。
【0018】
また、これらの処理のために報告書作成支援手段13、修理作業支援手段14、手書き署名入力手段15、報告書送信手段16、印刷制御手段17、及び営業情報収集手段18が設けられている。これらの手段は、いずれも端末装置1のコンピュータに所定の処理を実行させるコンピュータプログラムからなる。報告書作成支援手段13は、生成完了報告書5の作成を支援するために後で説明するように入力を要求する項目を表示して報告書データを自動的に生成する機能を持つ。修理作業支援手段14は、修理担当者が修理対象品から情報を収集し、修理マニュアルを表示しながら、故障箇所を探索したり、必要な修理部品を特定する、といった処理を実行する機能を持つ。その具体的な内容は、さらに後で詳細に説明する。
【0019】
手書き署名入力手段15は、修理完了報告書に対して修理依頼者の署名を入力して、保存する機能を持つ。署名は、ペン3を用いて行われる。報告書送信手段16は、端末装置1で作成された修理完了報告書をネットワーク20を通じてサーバ21に送信する機能を持つ。サーバ21の記憶装置22には、こうして様々な修理担当者から送信された修理完了報告書23が格納される。サーバ21のアップロード処理手段24は、端末装置1から受信された修理完了報告書23の形式を確認して、インターネットを通じて閲覧可能な、いわゆる例えば、HTML形式のデータファイルを生成し、記憶装置22にアップロードする機能を持つ。これによって、取り次ぎ先の端末装置30から修理完了報告書23の内容を閲覧可能な状態になる。
【0020】
取り次ぎ先というのは、機材の修理依頼元から修理の依頼を受け付けて、その修理業務を担当する修理担当部門に対して、修理業務の取り次ぎを行った部門である。例えば、修理受付窓口とか、営業部門とか、あるいは、代理店の担当部門といったものが取り次ぎ先になる。印刷制御手段17は、端末装置1で作成した修理完了報告書5をプリンタ6を用いて印刷させる制御を行う機能を持つ。プリンタ6が印刷した報告書7は、修理依頼元に手渡される。なお、この報告書7には、ペン3を用いて修理依頼元の依頼者が書き込んだ署名が同時に印刷されている。
【0021】
図2は、機材の修理業務の結果を報告する報告書作成画面の説明図である。
この画面8は、端末装置1(図1)のディスプレイに表示される。表示制御は、報告書作成支援手段13(図1)が行う。画面8のチェックボックス31は、修理が完了した場合、あるいは、修理を中止した場合の区別を入力するために利用される。テキストボックス32は、顧客コードを入力する。参照ボタン33は、顧客名から顧客コードを検索するためにデータベースなどを参照するボタンである。製品コードを入力するドロップダウンリスト34は、該当する顧客に納めた製品の製品コードリストを表示する。その内、修理の対象となる製品コードをここで選択すればよい。テキストボックス35には、保守契約の番号が表示される。顧客コードを決定すると、保守契約の番号は自動的に表示される。これによって、修理代が無料か、あるいは有料かなどが判断できる。ドロップダウンリスト36は、修理日を入力する部分である。これは、修理完了報告書の画面8を表示させた時、自動的にその日の日付がデフォルトで表示される。報告書を翌日作成するような場合には、この部分を調整する。
【0022】
修理の依頼を受け付けると、あらかじめ対象となる機材の故障状態などが連絡される。その内容に従って、修理項目が概略決定する。ドロップダウンリスト37は、例えば、「印刷画像の乱れ」、「用紙の搬送不良」、「用紙が吸い込まない」といった各種の修理項目を選んで表示するためのものである。このドロップダウンリスト37には、何種類でも修理項目を表示できる。また、ドロップダウンリスト38は、修理結果を表示する部分である。修理項目が決まると、自ずから修理結果は、推測できる。従って、そのデータがリストアップされ、その中で実際に修理したものを指定する処理を行う。これで、修理の結果を示す報告書の主要な情報が確定する。ピクチャーボックス40の部分は、顧客署名を入力する部分である。ここにペン3を用いて手書きで署名を入力すると、そのイメージデータが取得される。なお、例えば、この修理完了報告書の画面上で、自由に署名を手書き入力し、その署名データを内部に取り込んだ上でピクチャーボックス40に表示することもできる。
【0023】
署名データの入力は、感圧型や磁気感知型の既存のペン入力アプリケーションを用いて実行できる。なお、修理完了報告書のデータ中に署名データを追加したデータファイルは、修理完了報告書のデータと署名データとを自由に分離できるため、署名を受けたという意味での証拠能力に欠ける。また、顧客の署名データが分離できる状態で持ち帰るのは、顧客との間の信頼関係を失う。プリンタで印刷したものに署名をもらって持ち帰ればよいが、一切をコンピュータ上で処理する場合に比べて文書管理の利便性が劣る。そこで、修理完了報告書のデータと署名データを合成して、切り分けて分離することが困難なデータ、例えば、1枚のビットマップデータにデータ変換処理してしまう。それを印刷して顧客に手渡す。ビットマップデータは保存しておき、修理完了報告書のデータ中に署名データを追加したデータファイルは再利用不可能なように削除処理してしまう。これで、信頼性があり、証拠能力もある署名の入った報告書を作成できる。以上の処理機能を手書き署名入力手段15に付与しておくことが望ましい。
【0024】
ボタン41は、入力が終了した報告書をサーバにアップロードするためにデータ送信を行う機能を持つ。データ送信は、サーバに直接アップロード用のデータを送信する方法と、電子メールで送信する方法と、あるいは、ファクシミリで送信する方法などがある。ボタン42は、この修理完了報告書を編集して、修理依頼者に手渡すための印刷を実行する機能を持つ。なお、この修理完了報告書には、例えば、アンケート作成用のボタン45や、営業情報を入力するためのボックス46や47が設けられている。ボタン45をクリックすると、図示しないアンケート作成画面が表示される。ここで、一般的に顧客に対し、例えば、修理担当者の対応や修理の結果に対する感想などを入力する処理を行う。さらに、新しい機種の買い換えを希望しているか、といった情報が得られた場合には、ボックス46中に記入する。そして、修理担当者が持参したカタログを手渡した場合には、その旨も入力しておく。アンケートの結果やこの報告書のボックス46などに記入された情報は、営業上重要な情報になる。
【0025】
図3は、プリンタ6(図1)で印刷されたお客様用の修理完了報告書説明図である。
この報告書50には、図2の画面8で入力したデータ51と修理費用に関する記述52が含められる。さらに、修理完了報告書8を依頼者に提示して、ピクチャーボックス40に書き込まれた署名が署名表示欄53に印刷されている。これを修理依頼者に手渡すことによって、修理完了報告の控となる。図1に示した端末装置1は、携帯用の小型のディスプレイ2を備えたもので、図3に示したような報告書のイメージ全体を表示するのは、難しい。従って、図2に示したようなデータ報告画面を順次表示させながら、各データを入力していく。しかしながら、端末装置1が例えば、B5判やA4判程度のサイズの画面を表示できれば、お客様用控と全く同じイメージの修理完了報告書を作成こともできる。
【0026】
以上のように修理担当者は、報告書作成支援手段13を利用して、極めて容易に短時間で必要十分な情報を入力した修理完了報告書を作成できる。さらに、これをサーバ21に送信することで、瞬時に関係者、特に修理依頼者と修理担当部門との間で取り次ぎを行った取り次ぎ先に対し、修理状況をリアルタイムに伝達することができる。なお、上記の端末装置1には、さらに次のような機能を付与することが可能である。
【0027】
図4は、端末装置1の詳細な機能を説明する説明図である。
図1に示した修理作業支援手段14は、例えば、図4に示すように修理対象品情報収集手段63、テストアプリケーション64、修理マニュアル65、修理部品リスト66、及び、修理部品納期問合せ手段67などを備えている。修理対象品情報収集手段63は、よく知られたSNMP手順によって修理の対象となった機材、例えば、図4に示すネットワークプリンタ60からファームウェアのバージョンなど、様々な情報を取得する。テストアプリケーション64は、修理完了後にネットワークプリンタ60の動作を確認するために実行するコンピュータプログラムである。修理マニュアル65は、様々なケースにおける修理方法を示す修理担当者向けのマニュアルである。
【0028】
なお、この情報に基づいて、修理項目11や修理結果報告文12をあらかじめ選択し、報告書作成を容易にすることができる。すなわち、修理項目を依頼内容から絞り込み、これに対する修理結果報告文のみをリストアップしておくことで、報告書作成時の項目選択作業が容易になる。修理部品リスト66は、修理の際に交換される修理部品の製品コードなどを集めたものである。また、修理部品納期問合せ手段67は、修理部品リスト66で取得した部品コードを利用して、ネットワークを通じて部品供給元のサーバ61などと接続し、その修理部品の納期を照会する機能を持つ。新製品紹介情報68は、修理依頼者の興味のある新製品についてその詳細な仕様62やカタログを表示したり、あるいはプリンタ6を用いて印刷する機能を持つ。
【0029】
自動電子メール送信手段71は、作成した修理完了報告書をHTML形式とし、これを電子メールに添付してサーバに送信する機能を持つ。比較的簡単なデータをサーバにアップロードする場合には、ネットワークを通じてサーバの該当するウェブページをアクセスし、処理することが考えられる。しかしながら、この実施例では、サーバの負荷を軽減し、さらに、比較的複雑な処理を実行することから、端末装置1側に修理完了報告書作成機能を持たせた。従って、端末装置1で作成した修理完了報告書をアップロードするための方法が必要になる。自動電子メール送信手段71は、電子メールを用いて報告書を送信する。自動FAX送信手段72は、ファクシミリを用いて修理完了報告書を送信する。この場合には、サーバ側で、FAXイメージが受信される。サーバ側では、文字認識処理装置を利用し、受信したFAXに記入された必要な文字を切り取って、認識し、データ化することが好ましい。なお、報告書のアップロードのみであれば、受信したFAXイメージをそのままサーバにウェブページとしてアップロードすることもできる。
【0030】
HTML文書化処理手段73は、作成した処理完了報告書をウェブページ化する機能を持つ。ウェブページ化した処理完了報告書を電子メールで送信してもよいし、例えば、FTP(ファイル転送プロトコル)を利用してサーバの該当するフォルダに直接アップロードすることもできる。アンケート作成手段74は、顧客と対話しながら必要な事項をアンケート結果として入力し、アンケート情報を生成する機能を持つ。このアンケートの結果、顧客が興味を持った製品については、新製品紹介情報68によって情報提供をする。そして、さらに、その結果を特に営業本部などに報告したい場合、代理店などに報告したい場合には、図2に示したボックス46に必要事項を記入する。こうして、例えば、ユーザが修理で満足している、とか、新たな機種の買い換えを検討している、といった情報を関連部署に伝えることができる。また、ユーザが興味を持っている製品についての情報を伝えることができる。
【0031】
図5は、上記のシステムの具体的な動作を示すフローチャートである。
図5(a)は、報告書作成のためのデータを準備する処理のフローチャートである。
まず、ステップS1において、顧客コードを入力する。さらに、ステップS2で製品コードを入力する。なお、この処理は、図2に示した修理完了報告書をそのまま利用すればよい。さらに、修理依頼項目を入力する(ステップS3)。ここで、報告書作成支援手段13は、修理マニュアル(ステップS4)を参照し、修理依頼項目に対応する修理項目11や修理結果報告文12などを抽出する(ステップS5)。これによりステップS6で修理報告文のリストを作成する。こうして、図2に示した修理完了報告書8をあらかじめ準備しておく。修理担当者は、こうして修理項目や修理結果の選択のみで修理完了報告書が作成できる状態になる。
【0032】
図5(b)は、実際に修理完了報告書を作成する場合の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS11では、修理完了報告書の画面8を表示させる。この時、修理を自動的に取得する。さらに、ステップS12で、修理報告文などの選択結果を取得する。その他の情報も合わせて取得することになる。ここで、修理依頼者に対する署名の入力を求め、ステップS13で署名イメージを取得する。なお、このとき、データファイルをビットマップデータに変換して、署名データを削除する処理を同時に行うとよい。ステップS14で、印刷ボタン42がクリックされたかどうかを判断する。印刷が要求された場合には、ステップS15に進み、プリンタ6を用いた印刷処理を実行する。さらに、送信ボタン41がクリックされたかどうかを判断する。クリックされれば、ステップS16から17に進み、報告書をサーバに送信する処理を実行する。
【0033】
図6は、報告書の送信とその報告書を受信したサーバの処理を示す動作フローチャートである。
図6(a)は、端末装置1による報告書送信処理である。まず、ステップS21において、電子メール送信文を生成する。これは、単に修理管理用報告書であることを識別する程度の情報が含まれていればよい。ステップS22では、報告書のイメージデータを生成する。具体的には、図3に示したような、お客様用控の後に図2に示した画面8で入力した様々なデータを続けて記載したようなイメージデータが生成される。テキストデータを含むHTMLデータであってもよいが、修理依頼者の署名は、その後、書き換え処理ができないようなイメージデータであることが好ましい。従って、お客様用控のデータをここで生成しておく。そして、修理完了報告書のデータベースへ入力できるような形式のデータと、イメージデータの両方を報告書として添付し、電子メールでサーバに向けて送信する(ステップS23)。
【0034】
図6(b)は、サーバがこの電子メールを受信した場合の処理動作フローチャートである。まず、ステップS31でサーバが電子メールを受信すると、ステップS32で、修理情報データを取得し、そのデータベースを更新する。ステップS33では、報告書イメージデータを取り出し、これを保存する。この結果は、修理依頼者が修理完了の確認をした証拠として別に保存しておく。さらに、修理完了報告書に含まれた営業情報データを取得し、営業情報データベースを更新する(ステップS34)。その後、ステップS35で報告書をHTMLファイルに変換する。そして、ステップS36で報告書をネットワークを通じて閲覧できるようにアップロードする。ステップS37では、取り次ぎ先、すなわち、営業担当や代理店などが作成した修理依頼データを参照する。そして、ステップS38において、修理完了報告書をアップロードした旨を関連部署へ通知する。この通知は電子メールやファクシミリ機などを用いればよい。なお、この時営業データがあれば、営業部門などへその情報を送信したり、あるいは、営業情報が含まれている旨を営業部門に通知するメールを発信するといった処理をするとよい。
【0035】
なお、上記のコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】修理完了報告システムの具体例を示すブロック図。
【図2】機材の修理業務の結果を報告する報告書作成画面の説明図。
【図3】プリンタで印刷されたお客様用の修理完了報告書説明図。
【図4】端末装置の詳細な機能を説明する説明図。
【図5】修理完了報告システムの具体的な動作を示すフローチャート。
【図6】報告書を送受信したサーバの処理を示す動作フローチャート。
【符号の説明】
1 端末装置、 2 ディスプレイ、 3 ペン、 5 修理完了報告書の画面、 6 プリンタ、 7 修理完了報告書控、 10 記憶装置、 11 修理項目、 12 修理結果報告文、 13 報告書作成支援手段、 14 修理作業支援手段、 15 手書き署名入力手段、 16 報告書送信手段、 17印刷制御手段、 18 営業情報収集手段、 20 ネットワーク、 21 サーバ、 22 記憶装置、 23 修理完了報告書、 24 アップロード処理手段、 30 取り次ぎ先の端末装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、機材の修理業務の結果の報告書の作成を支援し、報告書をサーバ等に閲覧可能な状態で登録して、取り次ぎ先である窓口関係者や代理店等にその内容をリアルタイムで通知するための修理完了報告端末装置と修理完了報告システムと修理完了報告プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品や事務機器の故障に伴う修理サービス体制を整えることは、この種の製品をユーザに提供する製造元の重要な責任になっている。このサービス体制の良否は、製品の売れ行きにも重大な影響を及ぼす。そこで、ユーザに最適なサービスを迅速に提供するために、ネットワークを利用した出張修理の受け付けシステム等が紹介されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開特開2002−269264号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
事務機器等の販売代理店が機材をユーザに販売したとき、その機材に発生した保守管理上の問題や技術的な問題等は、営業窓口担当者や代理店が対応する。例えば、機材のユーザから代理店に対して機材の修理依頼があると、代理店は、機器の製造元の修理担当部門に対して、その旨を伝える。修理担当部門から訪問スケジュール等の回答を得ると、修理訪問日時をユーザに伝える。修理担当部門は、該当する日時にユーザを訪問して修理サービスを行う。これで修理が無事完了すればよいが、例えば、修理担当者の訪問が予定時刻より遅れたり、あるいは修理が終了後にさらに機材に不具合が生じたりしたとき、ユーザから代理店に電話がかかっても、いったん修理担当者に問い合わせをしないと適切な対応ができないことがある。また、一般には、修理担当者は帰社後に修理結果の報告書を作成するが、報告書の提出が遅いと、営業窓口担当者や代理店が修理結果を把握するまで時間がかかってしまう。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので、機材の修理担当者による報告書作成業務を支援するとともに、営業窓口担当者や代理店等への修理結果の連絡の迅速化を図った修理完了報告端末装置と修理完了報告システムと修理完了報告プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段と、上記報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段と、上記報告書作成支援手段により報告書が作成されたとき、上記機材の修理依頼元から依頼を受けて上記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態にする手段とを備えたことを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0006】
機材の修理業務の結果を報告するための報告書の作成を支援するとともに、報告書をサーバ等に閲覧可能な状態で登録して、取り次ぎ先である窓口関係者や代理店等にその内容をリアルタイムで通知する。これにより、修理依頼元から取り次ぎ先への問い合わせ等に迅速的確に対応できる。報告書作成支援手段は入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する。入力を要求する項目は、表題で表示しても、具体的な入力項目で表示してもよい。簡単な項目表示により入力作業が効率化される。機材の修理依頼元は機材の管理者や所有者である。取り次ぎ先は、修理依頼のあった旨を、修理業務を担当する修理担当部門に対して伝達する。取り次ぎ先は例えば、代理店である。この代理店が、修理業務の結果を報告する報告書を閲覧できるようにする。閲覧可能な状態にする方法は、任意である。直接報告書をサーバにアップロードしてもよいし、報告書データを送信してサーバにアップロードを要求してもよい。閲覧できるのは、報告書の全部でも一部でも構わない。取り次ぎ先には端末装置があって、ネットワークを介して報告書を閲覧できる。端末装置の種類は任意である。なお、取り次ぎ先が修理依頼元から依頼を受ける方法や取り次ぎ方法は任意である。 機材修理の依頼者は、ペン入力等によって、修理結果報告書上に署名を入力する。この署名は、イメージデータとしてそのまま報告書に含められる。従来は、修理完了確認のために伝票にサインを求めていたが、修理完了報告の報告書中に署名の記入を求めることで、伝票管理を不要にすることができる。顧客の手書き署名は、感圧型や磁気感知型の既存のペン入力アプリケーションで実現できる。顧客から修理報告の内容の承認を受けるためのものである。
【0007】
〈構成2〉
構成1に記載の修理完了報告端末装置において、顧客の手書き署名を入力する手段は、上記報告書のデータと上記署名のデータとを切り分けて分離することが困難なデータに変換処理して保存するとともに、上記署名のデータは独立して再利用不可能な状態に削除処理することを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0008】
署名のデータは独立して再利用不可能なように報告書のデータと合成する一方で、署名のデータを削除する。これにより、署名入りの報告書の作成と保存が容易になる。
【0009】
〈構成3〉
構成1に記載の修理完了報告端末装置において、この報告書作成支援手段は、それぞれ異なる内容の、複数種類の修理報告文のリストを、ディスプレイ上で選択可能な状態に表示する手段と、選択された修理報告文を含む報告書を生成する手段を備えたことを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0010】
修理報告文は、修理依頼の内容から予め予測できる。故に、該当する可能性のある複数種類の修理報告文を用意しておき、修理完了後は、そのリストから選択するようにすれば、迅速に報告書が完成する。
【0011】
〈構成4〉
構成1に記載の修理完了報告端末装置において、修理完了報告書中に、修理作業時に収集された顧客情報を含める手段を設けたことを特徴とする修理完了報告端末装置。
【0012】
修理作業時に顧客との対話から、例えば、機材の買い換えを検討しているといった重要な営業情報を得ることがある。この重要な営業情報を、修理完了報告書中に含めるように予め報告書の形式を決めておく。この報告書は、営業部門や代理店等の取り次ぎ先が閲覧できるから、有効な情報伝達手段になる。
【0013】
〈構成5〉
機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段を有する端末装置と、上記報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段と、上記端末装置から報告書を受信して、上記機材の修理依頼元から依頼を受けて上記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態に保持するサーバを備えたことを特徴とする修理完了報告システム。
【0014】
構成1の端末装置から報告書を受信して、ネットワークを通じて閲覧可能にするサーバを備えたシステムの発明である。サーバは、修理担当部門にあってもよいし、営業部門等の管理部門にあってもよい。
【0015】
〈構成6〉
機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援処理と、上記報告書中に顧客の手書き署名を入力する処理と、上記報告書作成支援手段により報告書が作成されたとき、上記機材の修理依頼元から依頼を受けて上記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態にする処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とする修理完了報告プログラム。
【0016】
構成1の端末装置にインストールするコンピュータプログラムの発明である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
図1は、修理完了報告システムの具体例を示すブロック図である。
このシステムでは、修理依頼先に機材の修理のために訪問する修理担当者が、端末装置1を利用して、修理完了報告書を作成する。端末装置1は、例えば、PDA(Personal Digital Assistance;個人用の携帯情報端末)である。端末装置1のディスプレイ2は、例えば、タッチパネル方式、あるいは、磁気感知方式の手書き文字入力インタフェースを備えている。ペン3は、この入力操作などに利用される。この端末装置1で修理完了報告書5を作成するために、図の1点鎖線に示すような演算処理機能が付与されている。記憶装置10には、修理項目11や修理結果報告文12などのデータが記憶されている。
【0018】
また、これらの処理のために報告書作成支援手段13、修理作業支援手段14、手書き署名入力手段15、報告書送信手段16、印刷制御手段17、及び営業情報収集手段18が設けられている。これらの手段は、いずれも端末装置1のコンピュータに所定の処理を実行させるコンピュータプログラムからなる。報告書作成支援手段13は、生成完了報告書5の作成を支援するために後で説明するように入力を要求する項目を表示して報告書データを自動的に生成する機能を持つ。修理作業支援手段14は、修理担当者が修理対象品から情報を収集し、修理マニュアルを表示しながら、故障箇所を探索したり、必要な修理部品を特定する、といった処理を実行する機能を持つ。その具体的な内容は、さらに後で詳細に説明する。
【0019】
手書き署名入力手段15は、修理完了報告書に対して修理依頼者の署名を入力して、保存する機能を持つ。署名は、ペン3を用いて行われる。報告書送信手段16は、端末装置1で作成された修理完了報告書をネットワーク20を通じてサーバ21に送信する機能を持つ。サーバ21の記憶装置22には、こうして様々な修理担当者から送信された修理完了報告書23が格納される。サーバ21のアップロード処理手段24は、端末装置1から受信された修理完了報告書23の形式を確認して、インターネットを通じて閲覧可能な、いわゆる例えば、HTML形式のデータファイルを生成し、記憶装置22にアップロードする機能を持つ。これによって、取り次ぎ先の端末装置30から修理完了報告書23の内容を閲覧可能な状態になる。
【0020】
取り次ぎ先というのは、機材の修理依頼元から修理の依頼を受け付けて、その修理業務を担当する修理担当部門に対して、修理業務の取り次ぎを行った部門である。例えば、修理受付窓口とか、営業部門とか、あるいは、代理店の担当部門といったものが取り次ぎ先になる。印刷制御手段17は、端末装置1で作成した修理完了報告書5をプリンタ6を用いて印刷させる制御を行う機能を持つ。プリンタ6が印刷した報告書7は、修理依頼元に手渡される。なお、この報告書7には、ペン3を用いて修理依頼元の依頼者が書き込んだ署名が同時に印刷されている。
【0021】
図2は、機材の修理業務の結果を報告する報告書作成画面の説明図である。
この画面8は、端末装置1(図1)のディスプレイに表示される。表示制御は、報告書作成支援手段13(図1)が行う。画面8のチェックボックス31は、修理が完了した場合、あるいは、修理を中止した場合の区別を入力するために利用される。テキストボックス32は、顧客コードを入力する。参照ボタン33は、顧客名から顧客コードを検索するためにデータベースなどを参照するボタンである。製品コードを入力するドロップダウンリスト34は、該当する顧客に納めた製品の製品コードリストを表示する。その内、修理の対象となる製品コードをここで選択すればよい。テキストボックス35には、保守契約の番号が表示される。顧客コードを決定すると、保守契約の番号は自動的に表示される。これによって、修理代が無料か、あるいは有料かなどが判断できる。ドロップダウンリスト36は、修理日を入力する部分である。これは、修理完了報告書の画面8を表示させた時、自動的にその日の日付がデフォルトで表示される。報告書を翌日作成するような場合には、この部分を調整する。
【0022】
修理の依頼を受け付けると、あらかじめ対象となる機材の故障状態などが連絡される。その内容に従って、修理項目が概略決定する。ドロップダウンリスト37は、例えば、「印刷画像の乱れ」、「用紙の搬送不良」、「用紙が吸い込まない」といった各種の修理項目を選んで表示するためのものである。このドロップダウンリスト37には、何種類でも修理項目を表示できる。また、ドロップダウンリスト38は、修理結果を表示する部分である。修理項目が決まると、自ずから修理結果は、推測できる。従って、そのデータがリストアップされ、その中で実際に修理したものを指定する処理を行う。これで、修理の結果を示す報告書の主要な情報が確定する。ピクチャーボックス40の部分は、顧客署名を入力する部分である。ここにペン3を用いて手書きで署名を入力すると、そのイメージデータが取得される。なお、例えば、この修理完了報告書の画面上で、自由に署名を手書き入力し、その署名データを内部に取り込んだ上でピクチャーボックス40に表示することもできる。
【0023】
署名データの入力は、感圧型や磁気感知型の既存のペン入力アプリケーションを用いて実行できる。なお、修理完了報告書のデータ中に署名データを追加したデータファイルは、修理完了報告書のデータと署名データとを自由に分離できるため、署名を受けたという意味での証拠能力に欠ける。また、顧客の署名データが分離できる状態で持ち帰るのは、顧客との間の信頼関係を失う。プリンタで印刷したものに署名をもらって持ち帰ればよいが、一切をコンピュータ上で処理する場合に比べて文書管理の利便性が劣る。そこで、修理完了報告書のデータと署名データを合成して、切り分けて分離することが困難なデータ、例えば、1枚のビットマップデータにデータ変換処理してしまう。それを印刷して顧客に手渡す。ビットマップデータは保存しておき、修理完了報告書のデータ中に署名データを追加したデータファイルは再利用不可能なように削除処理してしまう。これで、信頼性があり、証拠能力もある署名の入った報告書を作成できる。以上の処理機能を手書き署名入力手段15に付与しておくことが望ましい。
【0024】
ボタン41は、入力が終了した報告書をサーバにアップロードするためにデータ送信を行う機能を持つ。データ送信は、サーバに直接アップロード用のデータを送信する方法と、電子メールで送信する方法と、あるいは、ファクシミリで送信する方法などがある。ボタン42は、この修理完了報告書を編集して、修理依頼者に手渡すための印刷を実行する機能を持つ。なお、この修理完了報告書には、例えば、アンケート作成用のボタン45や、営業情報を入力するためのボックス46や47が設けられている。ボタン45をクリックすると、図示しないアンケート作成画面が表示される。ここで、一般的に顧客に対し、例えば、修理担当者の対応や修理の結果に対する感想などを入力する処理を行う。さらに、新しい機種の買い換えを希望しているか、といった情報が得られた場合には、ボックス46中に記入する。そして、修理担当者が持参したカタログを手渡した場合には、その旨も入力しておく。アンケートの結果やこの報告書のボックス46などに記入された情報は、営業上重要な情報になる。
【0025】
図3は、プリンタ6(図1)で印刷されたお客様用の修理完了報告書説明図である。
この報告書50には、図2の画面8で入力したデータ51と修理費用に関する記述52が含められる。さらに、修理完了報告書8を依頼者に提示して、ピクチャーボックス40に書き込まれた署名が署名表示欄53に印刷されている。これを修理依頼者に手渡すことによって、修理完了報告の控となる。図1に示した端末装置1は、携帯用の小型のディスプレイ2を備えたもので、図3に示したような報告書のイメージ全体を表示するのは、難しい。従って、図2に示したようなデータ報告画面を順次表示させながら、各データを入力していく。しかしながら、端末装置1が例えば、B5判やA4判程度のサイズの画面を表示できれば、お客様用控と全く同じイメージの修理完了報告書を作成こともできる。
【0026】
以上のように修理担当者は、報告書作成支援手段13を利用して、極めて容易に短時間で必要十分な情報を入力した修理完了報告書を作成できる。さらに、これをサーバ21に送信することで、瞬時に関係者、特に修理依頼者と修理担当部門との間で取り次ぎを行った取り次ぎ先に対し、修理状況をリアルタイムに伝達することができる。なお、上記の端末装置1には、さらに次のような機能を付与することが可能である。
【0027】
図4は、端末装置1の詳細な機能を説明する説明図である。
図1に示した修理作業支援手段14は、例えば、図4に示すように修理対象品情報収集手段63、テストアプリケーション64、修理マニュアル65、修理部品リスト66、及び、修理部品納期問合せ手段67などを備えている。修理対象品情報収集手段63は、よく知られたSNMP手順によって修理の対象となった機材、例えば、図4に示すネットワークプリンタ60からファームウェアのバージョンなど、様々な情報を取得する。テストアプリケーション64は、修理完了後にネットワークプリンタ60の動作を確認するために実行するコンピュータプログラムである。修理マニュアル65は、様々なケースにおける修理方法を示す修理担当者向けのマニュアルである。
【0028】
なお、この情報に基づいて、修理項目11や修理結果報告文12をあらかじめ選択し、報告書作成を容易にすることができる。すなわち、修理項目を依頼内容から絞り込み、これに対する修理結果報告文のみをリストアップしておくことで、報告書作成時の項目選択作業が容易になる。修理部品リスト66は、修理の際に交換される修理部品の製品コードなどを集めたものである。また、修理部品納期問合せ手段67は、修理部品リスト66で取得した部品コードを利用して、ネットワークを通じて部品供給元のサーバ61などと接続し、その修理部品の納期を照会する機能を持つ。新製品紹介情報68は、修理依頼者の興味のある新製品についてその詳細な仕様62やカタログを表示したり、あるいはプリンタ6を用いて印刷する機能を持つ。
【0029】
自動電子メール送信手段71は、作成した修理完了報告書をHTML形式とし、これを電子メールに添付してサーバに送信する機能を持つ。比較的簡単なデータをサーバにアップロードする場合には、ネットワークを通じてサーバの該当するウェブページをアクセスし、処理することが考えられる。しかしながら、この実施例では、サーバの負荷を軽減し、さらに、比較的複雑な処理を実行することから、端末装置1側に修理完了報告書作成機能を持たせた。従って、端末装置1で作成した修理完了報告書をアップロードするための方法が必要になる。自動電子メール送信手段71は、電子メールを用いて報告書を送信する。自動FAX送信手段72は、ファクシミリを用いて修理完了報告書を送信する。この場合には、サーバ側で、FAXイメージが受信される。サーバ側では、文字認識処理装置を利用し、受信したFAXに記入された必要な文字を切り取って、認識し、データ化することが好ましい。なお、報告書のアップロードのみであれば、受信したFAXイメージをそのままサーバにウェブページとしてアップロードすることもできる。
【0030】
HTML文書化処理手段73は、作成した処理完了報告書をウェブページ化する機能を持つ。ウェブページ化した処理完了報告書を電子メールで送信してもよいし、例えば、FTP(ファイル転送プロトコル)を利用してサーバの該当するフォルダに直接アップロードすることもできる。アンケート作成手段74は、顧客と対話しながら必要な事項をアンケート結果として入力し、アンケート情報を生成する機能を持つ。このアンケートの結果、顧客が興味を持った製品については、新製品紹介情報68によって情報提供をする。そして、さらに、その結果を特に営業本部などに報告したい場合、代理店などに報告したい場合には、図2に示したボックス46に必要事項を記入する。こうして、例えば、ユーザが修理で満足している、とか、新たな機種の買い換えを検討している、といった情報を関連部署に伝えることができる。また、ユーザが興味を持っている製品についての情報を伝えることができる。
【0031】
図5は、上記のシステムの具体的な動作を示すフローチャートである。
図5(a)は、報告書作成のためのデータを準備する処理のフローチャートである。
まず、ステップS1において、顧客コードを入力する。さらに、ステップS2で製品コードを入力する。なお、この処理は、図2に示した修理完了報告書をそのまま利用すればよい。さらに、修理依頼項目を入力する(ステップS3)。ここで、報告書作成支援手段13は、修理マニュアル(ステップS4)を参照し、修理依頼項目に対応する修理項目11や修理結果報告文12などを抽出する(ステップS5)。これによりステップS6で修理報告文のリストを作成する。こうして、図2に示した修理完了報告書8をあらかじめ準備しておく。修理担当者は、こうして修理項目や修理結果の選択のみで修理完了報告書が作成できる状態になる。
【0032】
図5(b)は、実際に修理完了報告書を作成する場合の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS11では、修理完了報告書の画面8を表示させる。この時、修理を自動的に取得する。さらに、ステップS12で、修理報告文などの選択結果を取得する。その他の情報も合わせて取得することになる。ここで、修理依頼者に対する署名の入力を求め、ステップS13で署名イメージを取得する。なお、このとき、データファイルをビットマップデータに変換して、署名データを削除する処理を同時に行うとよい。ステップS14で、印刷ボタン42がクリックされたかどうかを判断する。印刷が要求された場合には、ステップS15に進み、プリンタ6を用いた印刷処理を実行する。さらに、送信ボタン41がクリックされたかどうかを判断する。クリックされれば、ステップS16から17に進み、報告書をサーバに送信する処理を実行する。
【0033】
図6は、報告書の送信とその報告書を受信したサーバの処理を示す動作フローチャートである。
図6(a)は、端末装置1による報告書送信処理である。まず、ステップS21において、電子メール送信文を生成する。これは、単に修理管理用報告書であることを識別する程度の情報が含まれていればよい。ステップS22では、報告書のイメージデータを生成する。具体的には、図3に示したような、お客様用控の後に図2に示した画面8で入力した様々なデータを続けて記載したようなイメージデータが生成される。テキストデータを含むHTMLデータであってもよいが、修理依頼者の署名は、その後、書き換え処理ができないようなイメージデータであることが好ましい。従って、お客様用控のデータをここで生成しておく。そして、修理完了報告書のデータベースへ入力できるような形式のデータと、イメージデータの両方を報告書として添付し、電子メールでサーバに向けて送信する(ステップS23)。
【0034】
図6(b)は、サーバがこの電子メールを受信した場合の処理動作フローチャートである。まず、ステップS31でサーバが電子メールを受信すると、ステップS32で、修理情報データを取得し、そのデータベースを更新する。ステップS33では、報告書イメージデータを取り出し、これを保存する。この結果は、修理依頼者が修理完了の確認をした証拠として別に保存しておく。さらに、修理完了報告書に含まれた営業情報データを取得し、営業情報データベースを更新する(ステップS34)。その後、ステップS35で報告書をHTMLファイルに変換する。そして、ステップS36で報告書をネットワークを通じて閲覧できるようにアップロードする。ステップS37では、取り次ぎ先、すなわち、営業担当や代理店などが作成した修理依頼データを参照する。そして、ステップS38において、修理完了報告書をアップロードした旨を関連部署へ通知する。この通知は電子メールやファクシミリ機などを用いればよい。なお、この時営業データがあれば、営業部門などへその情報を送信したり、あるいは、営業情報が含まれている旨を営業部門に通知するメールを発信するといった処理をするとよい。
【0035】
なお、上記のコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】修理完了報告システムの具体例を示すブロック図。
【図2】機材の修理業務の結果を報告する報告書作成画面の説明図。
【図3】プリンタで印刷されたお客様用の修理完了報告書説明図。
【図4】端末装置の詳細な機能を説明する説明図。
【図5】修理完了報告システムの具体的な動作を示すフローチャート。
【図6】報告書を送受信したサーバの処理を示す動作フローチャート。
【符号の説明】
1 端末装置、 2 ディスプレイ、 3 ペン、 5 修理完了報告書の画面、 6 プリンタ、 7 修理完了報告書控、 10 記憶装置、 11 修理項目、 12 修理結果報告文、 13 報告書作成支援手段、 14 修理作業支援手段、 15 手書き署名入力手段、 16 報告書送信手段、 17印刷制御手段、 18 営業情報収集手段、 20 ネットワーク、 21 サーバ、 22 記憶装置、 23 修理完了報告書、 24 アップロード処理手段、 30 取り次ぎ先の端末装置
Claims (6)
- 機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段と、
前記報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段と、
前記報告書作成支援手段により報告書が作成されたとき、前記機材の修理依頼元から依頼を受けて前記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態にする手段とを備えたことを特徴とする修理完了報告端末装置。 - 請求項1に記載の修理完了報告端末装置において、
顧客の手書き署名を入力する手段は、前記報告書のデータと前記署名のデータとを切り分けて分離することが困難なデータに変換処理して保存するとともに、前記署名のデータは独立して再利用不可能な状態に削除処理することを特徴とする修理完了報告端末装置。 - 請求項1に記載の修理完了報告端末装置において、
この報告書作成支援手段は、それぞれ異なる内容の、複数種類の修理報告文のリストを、ディスプレイ上で選択可能な状態に表示する手段と、
選択された修理報告文を含む報告書を生成する手段を備えたことを特徴とする修理完了報告端末装置。 - 請求項1に記載の修理完了報告端末装置において、
修理完了報告書中に、修理作業時に収集された顧客情報を含める手段を設けたことを特徴とする修理完了報告端末装置。 - 機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援手段を有する端末装置と、
前記報告書中に顧客の手書き署名を入力する手段と、
前記端末装置から報告書を受信して、前記機材の修理依頼元から依頼を受けて前記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態に保持するサーバを備えたことを特徴とする修理完了報告システム。 - 機材の修理業務の結果を報告する報告書の作成を支援するために、入力を要求する項目を表示して報告書作成作業を支援する報告書作成支援処理と、
前記報告書中に顧客の手書き署名を入力する処理と、
前記報告書作成支援手段により報告書が作成されたとき、前記機材の修理依頼元から依頼を受けて前記機材の修理業務を担当する修理担当部門に対して、その修理業務の取り次ぎを行った取り次ぎ先で、当該報告書を、任意の端末装置を用いてネットワークを介して閲覧可能な状態にする処理とを、
コンピュータに実行させることを特徴とする修理完了報告プログラム。
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