JP2004247944A - 車内通信システム及び中継装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不正な挙動を示す車載装置の接続を排除し得る車内通信システム及び中継装置の提供。
【解決手段】バスリセットがオンされた場合(S1:YES)、又は新たな装置が接続された場合(S2:YES)、接続されるべき車載装置を記憶した登録リストをHDD装置から読込むとともに(S3)、オープン系LANに接続された車載装置へ装置IDを要求するコマンドを送信する(S4)。車載装置が前記コマンドを受信した場合(S5)、自身の装置IDをゲートウェイ装置へ送信する。そして、ゲートウェイ装置は、登録リストを参照することによって、受信した装置IDが登録された装置のものであるか否かを判断し(S8)、登録されていない装置からのものである場合(S8:NO)、登録されてない旨の表示をモニタ装置に表示してユーザに報知する(S9)。
【選択図】 図6
【解決手段】バスリセットがオンされた場合(S1:YES)、又は新たな装置が接続された場合(S2:YES)、接続されるべき車載装置を記憶した登録リストをHDD装置から読込むとともに(S3)、オープン系LANに接続された車載装置へ装置IDを要求するコマンドを送信する(S4)。車載装置が前記コマンドを受信した場合(S5)、自身の装置IDをゲートウェイ装置へ送信する。そして、ゲートウェイ装置は、登録リストを参照することによって、受信した装置IDが登録された装置のものであるか否かを判断し(S8)、登録されていない装置からのものである場合(S8:NO)、登録されてない旨の表示をモニタ装置に表示してユーザに報知する(S9)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、登録されていない車載装置が接続された場合に報知することができる車内通信システム、及び該車内通信システムで利用される中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車内に各種の情報機器(車載装置)を搭載させて、種々の情報を処理するシステムが普及している。例えば、ラジオ放送の放送波を受信して、音声情報を再生するだけでなく、その放送波に含まれる交通情報を文字情報として表示させるラジオ受信機が搭載されている。また、オーディオ装置として、コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)などの音楽用記録媒体を再生する装置が搭載されている。また、TV放送用の放送波を受信して映像信号及び音声信号を生成するTVチューナ装置、該TVチューナ装置が生成した映像信号及び音声信号に基づいて映像を表示し、音声を再生するモニタ装置が搭載されている。更に、GPS(Global Positioning System)から得られる位置情報及び車速センサなどから得られる走行状態情報に基づいて、現在位置近傍の道路地図、目的地までの経路などのナビゲーション用の映像データを生成するナビゲーション装置も一般的に装備されている。
【0003】
ところで、前述のような車載装置は、車両の製造時、出荷時、販売時等の時点において予め業者により車両内に組込まれ、車内に敷設した通信網へ接続して独自の閉鎖的な通信ネットワーク(クローズド系LAN)を構成することが多い。
【0004】
一方、近年では、前述のような車載装置の他に、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)のようなインターネット網に接続可能な通信端末装置、DVD装置(DVD : Digital Versatile Disk)、ゲーム機のようなAV機器等が搭載されるようになってきており、数多くの車載装置の導入が見込まれている。
そこで、従来のクローズド系LANとは別にユーザが持ち込んだ各種の車載装置を接続できるようにしたオープン系LANを構築し、ゲートウェイ装置を介することによって、クローズド系LAN上の車載装置との間で情報の相互利用を可能にしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−152244号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザが持ち込む機器は、LANの規格に合致したものであるのか、LAN上でどのような振る舞いをするのかについて事前に知られていないことがあるため、そのような機器をオープン系LANに接続した場合、予期せぬ挙動を示す可能性がある。また、そのことによって、クローズド系LAN、又はオープン系LANに接続された他の車載装置が誤動作を起こす虞が生じていた。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶させ、車載装置が接続された際に、予め記憶した車載装置であるか否かを検出し、その検出結果を報知する構成とすることによって、通信を行う際に不正な挙動を示す車載装置等の接続を排除し得る車内通信システム及び中継装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る車内通信システムは、複数の車載装置と該車載装置を接続する中継装置とを備え、該中継装置に接続された車載装置間にて情報の送受信を行う車内通信システムにおいて、前記中継装置は、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶する記憶手段と、車載装置が接続された際に、前記記憶手段に記憶された情報に対応付けられた車載装置であるか否かを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
第2発明に係る車内通信システムは、第1発明に係る車内通信システムにおいて、前記中継装置は、接続すべき車載装置を識別する情報を受付ける手段を更に備え、受付けた情報を前記記憶手段に記憶させるべくなしてあることを特徴とする。
【0010】
第3発明に係る車内通信システムは、第1発明又は第2発明に係る車内通信システムにおいて、前記中継装置は、計時手段と、前記検出手段が前記情報に対応付けられていない車載装置を検出した時点から所定時間が経過した場合に、前記車載装置との通信を遮断する手段とを更に備えること特徴とする。
【0011】
第4発明に係る車内通信システムは、第1発明乃至第3発明の何れかの車内通信システムにおいて、前記中継装置は、接続された車載装置が外されたことを検出する手段と、該手段の検出結果を報知する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0012】
第5発明に係る車内通信システムは、第4発明に係る車内通信システムにおいて、前記中継装置に接続された通信装置を更に備え、前記中継装置は、前記検出結果を前記通信装置へ送信すべくなしてあり、前記通信装置は、前記中継装置から送信された検出結果を受信する手段と、受信した検出結果を外部へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
第6発明に係る中継装置は、複数の車載装置に対する接続手段を備え、接続された車載装置間にて送受信される情報を中継する中継装置において、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶する記憶手段と、車載装置が接続された際に、前記記憶手段に記憶された情報に対応付けられた車載装置であるか否かを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
第7発明に係る中継装置は、第6発明に係る中継装置において、前記接続手段に接続すべき車載装置を識別する情報を受付ける手段を更に備え、受付けた情報を前記記憶手段に記憶させるべくなしてあることを特徴とする。
【0015】
第8発明に係る中継装置は、第6発明又は第7発明に係る中継装置において、計時手段と、前記検出手段が前記情報に対応付けられていない車載装置を検出した時点から所定時間が経過した場合に、前記車載装置との通信を遮断する手段とを更に備えること特徴とする。
【0016】
第9発明に係る中継装置は、第6発明乃至第8発明の何れかの中継装置において、前記接続手段に接続された車載装置が外されたことを検出する手段と、該手段の検出結果を報知する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0017】
第1発明及び第6発明にあっては、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶手段に記憶させておき、車載装置が接続された際にその記憶手段を参照して、予め記憶された装置であるか否かを検出し、その検出結果を報知するようにしている。したがって、通信規格に合致しており、車内通信システムの中に組込んだ場合であっても不正な挙動を示す虞がない車載装置のみを予め記憶させておくことで、それ以外の装置が接続された場合には報知されるようになるため、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0018】
第2発明及び第7発明にあっては、接続すべき車載装置を識別する情報を受付けて、記憶手段に記憶するようにしているため、接続する車載装置を増加させる場合にも対応が可能であり、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0019】
第3発明及び第8発明にあっては、記憶手段に記憶されていない車載装置が接続された場合には、その時点から所定時間が経過した時に通信を遮断するようにしているため、予め記憶させていない車載装置が接続された場合であっても、その車載装置からの影響を必要最小限に止めることが可能となる。
【0020】
第4発明及び第9発明にあっては、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる。
【0021】
第5発明にあっては、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、通信装置を利用して外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る車内通信システムの全体構成を示すブロック図であり、図中10は、クローズド系LAN20に接続された各種車載装置とオープン系LAN30に接続された各種車載装置との間の通信を中継するゲートウェイ装置であり、自動車等の車両内における適宜箇所に設置される。本実施の形態のゲートウェイ装置10には、オープン系LAN30に接続されるべき車載装置の識別情報(例えば、装置ID、機種名等)を記憶したHDD装置(HDD : Hard Disk Drive)11、及びクローズド系LAN20に接続された車載装置が盗難された場合、又は故障した場合に警報を出力する警報装置12が接続されている。
【0023】
HDD装置11は、各種のデータを記憶する外部記憶装置であり、ゲートウェイ装置10とはSCSI、IDE、USB等のインタフェースにより接続されている。HDD装置11の記憶領域の一部は、オープン系LAN30に接続される車載装置用の登録リスト(図3参照)として利用される。
HDD装置11は、ゲートウェイ装置10からの指示に応じてデータの読込み処理及び書込み処理を行い、前記登録リストから車載装置の識別情報を読込んでゲートウェイ装置10へ送出するとともに、ゲートウェイ装置10から送出された車載装置の識別情報を前記登録リストへ書込む処理を行う。
【0024】
警報装置12は、ゲートウェイ装置10内部の警報駆動部(図2参照)により駆動されて警報を出力する装置である。警報装置12としては、警報音又は音声等の音を出力する装置、LEDランプのような発光装置、文字情報による警告を表示するLEDディスプレイのような表示装置等を利用することが可能である。この警報装置12は、クローズド系LAN20に接続された車載装置が外されて盗難された場合又は故障した場合、ゲートウェイ装置10からの指示に応じて警報を出力し、ユーザにその旨を報知するようにしている。
【0025】
クローズド系LAN20は、車載用のIEEE1394バス規格であるIDB−1394に準拠した通信ネットワークであり、例えば、車両の製造時又は出荷時等の時点において、業者によって車両内に構築されるものである。このクローズド系LAN20は、ユーザが持ち込む民生機器(車載装置)を接続するための接続インタフェースを持っていない閉じた通信ネットワークを構成している。
【0026】
図1に示した例では、モニタ装置21、ナビゲーション装置22、及びTVチューナ装置23が車載装置としてクローズド系LAN20に接続されている。モニタ装置21は、後述するように液晶ディスプレイ又はCRTにより構成される表示部、音声データを再生するための音声再生部、及び各種の操作キー等を備えており、ナビゲーション装置22及びTVチューナ装置23から送信されてくる映像データ及び画像データ、並びにゲートウェイ装置10を介してオープン系LAN30に接続された車載装置から送信されてくる映像データ及び画像データを表示するとともに、これらの車載装置から送信されてくる音声データを再生する。また、操作キーの操作により各種の情報を受付ける。
【0027】
ナビゲーション装置22は、GPS信号を受信するための受信アンテナ、該受信アンテナにて受信したGPS信号に基づいて自車位置を算出する演算手段、該演算手段が算出した自車位置の近傍の地図データを読取る読取手段等を備えている。地図データは、CD−ROM、DVD等の記録媒体を利用して提供されるものであってもよく、ハードディスクのような記憶装置を利用して提供するものであってもよい。ナビゲーション装置22では、自車位置の算出と地図データの読取りとを反復的に繰り返すことによって所定のフレームレートを有する映像データを生成し、生成した映像データをアイソクロナスパケットに変換してモニタ装置21へ送出する。
【0028】
また、TVチューナ装置23は、TV放送用の放送波を受信するための受信アンテナを備えており、受信したTV放送用の放送波に基づいて映像データ及び音声データを生成し、生成したデータをアイソクロナスパケットに変換してモニタ装置21へ送出する。
【0029】
一方、オープン系LAN30は、民生機器用のIEEE1394バス規格に準拠した通信ネットワークであり、民生機器を接続するための接続インタフェースを有する。このオープン系LAN30には、ユーザが持ち込んだ民生機器(車載装置)が直列的に接続されることで通信ネットワークが構成される。
【0030】
図1に示した例では、携帯電話機31、DVD装置32、及びゲーム機33が車載装置としてオープン系LAN30に接続されている。携帯電話機31は、外部の公衆電話回線網へ接続して音声通話を行う機能、及び外部のインターネット網へ接続して各種データを送受信する機能を有している。なお、携帯電話機31は一般的にIEEE1394用の接続インタフェースを持っていないが、その場合、接続インタフェースを持つ専用の接続装置を介してオープン系LAN30に接続できるようにすれば良い。携帯電話機31を介して前記インターネット網から取得したコンテンツはモニタ装置21へ送信され、モニタ装置21にてコンテンツの表示、及び再生が行われる。
【0031】
DVD装置32は、DVDから映像信号を読取るための読取手段、読取った映像信号に基づいて固定レートのデータストリームを生成するストリーム分離部、生成されたデータストリームを圧縮前の映像データに復号化するMPEG2デコーダ部等を備えている。MPEG2デコーダ部において復号化された映像データはモニタ装置21へ送信され、モニタ装置21にて表示される。
【0032】
ゲーム機33は、専用ROMを内蔵したカセット、CD−ROM等の記録媒体からゲームのシナリオに応じた処理を実行する制御プログラム、及び該制御プログラムによって呼び出される画像データ等を読取るための読取手段、読取った制御プログラムを実行するための命令処理部、前記制御プログラムに基づいて動画データを生成する画像処理部等を備えている。画像処理部により生成された動画データはモニタ装置21へ送信され、モニタ装置21にて表示される。
【0033】
図2はゲートウェイ装置10の内部構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置10は、CPU101を備えており、該CPU101には、データリンク層LSI102a,103a、HDD制御LSI104、警報駆動部105、及びメモリ106が接続されている。
【0034】
データリンク層LSI102aは、物理層LSI102bと共にクローズド系LAN20を接続するためのインタフェースを構成する。データリンク層LSI102a、物理層LSI102bは、それぞれ通信処理におけるデータリンク層、物理層の処理を行う。なお、データリンク層LSI102aと物理層LSI102bとが一体化した通信処理LSIを用いても良いことは勿論である。
【0035】
同様に、データリンク層LSI103aは、物理層LSI103bと共にオープン系LAN30を接続するためのインタフェースを構成する。データリンク層LSI103a、物理層LSI103bは、それぞれ通信処理におけるデータリンク層、物理層の処理を行う。なお、データリンク層LSI103aと物理層LSI103bとが一体化した通信処理LSIを用いても良いことは勿論である。
【0036】
HDD制御LSI104は、前述のHDD装置11を接続するための接続インタフェースであり、具体的にはSCSIインタフェース、IDEインタフェース、又はUSBインタフェース等である。HDD制御LSI104は、CPU101からの指示に応じて車載装置の識別情報のような各種データの書込み指示、及び読込み指示をHDD装置11に与える。
【0037】
警報駆動部105は、前述の警報装置12に接続されており、CPU101からの指示に応じて警報装置12を駆動するための駆動制御信号を警報装置12に与える。例えば、警報装置12が、ブザーのような警報音を出力する装置、又はLEDランプのような発光装置である場合には、所定時間又は所定間隔で音又は光による警報を出力させるようなパルス信号を駆動制御信号として与える。また、警報装置12が、LEDディスプレイのような表示装置である場合には、特定の文字列、画像等を表示させるような駆動制御信号を当該表示装置に与える。
【0038】
メモリ106は、具体的にはROMであり、CPU101に接続された各データリンク層LSI102a,103a、HDD制御LSI104、及び警報駆動部105を制御するための各種制御プログラムが格納されている。CPU101がこれらの制御プログラムを読込んで各種の処理を実行させることで、CPU101はゲートウェイ装置10全体を制御する。
また、メモリ106の記憶領域の一部は、クローズド系LAN20に接続された車載装置用の登録リストとして利用されている。すなわち、クローズド系LAN20に接続された車載装置の識別情報が前記登録リストに登録されている。前述したようにクローズド系LAN20にはユーザによる持込機器が接続されることがないため、本車内通信システムを構築する際に業者等が予めメモリ106内に記憶させておき、ユーザが誤って消去したり、書き換えたりすることがないようにしている。
【0039】
図3はメモリ106及びHDD装置11に格納されている登録リストの一例を示す概念図である。図3(a)はメモリ106に格納されている登録リスト106aの一例を示しており、クローズド系LAN20に接続された車載装置(モニタ装置21,ナビゲーション装置22,TVチューナ装置23)の装置IDと機種名とが互いに対応付けられて記憶されている。図3(b)はHDD装置11に格納されている登録リスト11aの一例を示しており、オープン系LAN30に接続された車載装置(携帯電話機31,DVD装置32,ゲーム機33)の装置IDと機種名とが互いに対応付けられて記憶されている。
【0040】
各登録リスト106a,11aに記憶される装置IDは、例えば、各車載装置に対して一意に付与した32ビットのコードを採用することができる。また、前記コードのうち最上位ビット等によってクローズド系LAN20に接続された車載装置であるか、又はオープン系LAN30に接続された車載装置であるかを区別させるようにしてもよい。
【0041】
本実施の形態では、これらの登録リスト106a,11aに基づいて、各LAN20,30の車載装置の接続状況を常時監視しており、クローズド系LAN20に接続された車載装置が外されたときに警報装置12から警報を出力し、また、オープン系LAN30に登録外の車載装置が新たに接続されたときにユーザに報知するようにしている。ユーザへの報知は、モニタ装置21の表示部にその旨の表示をすることによって行う。
【0042】
図4は登録外の車載装置を検出した際の表示例を示す模式図である。ゲートウェイ装置10は、オープン系LAN30に登録外の車載装置が接続されたことを検出した場合、図4に示した如き画面をモニタ装置21の表示部210に表示させる。
すなわち、登録外の車載装置を検出した旨の表示、登録外の車載装置をネットワークから切離すべき旨の表示を行うとともに、本車内通信ネットワークの構成を模式的に表示し、登録外の車載装置の接続箇所を明示するようにしている。図4に示した例では、「OP」で表したオープン系LAN30の上流側から4番目の車載装置が登録されていない装置であることを示している。具体的には、車載装置を模式的に表した矩形領域を反転表示、色付表示、強調表示等をして示している。
【0043】
また、モニタ装置21は、表示部210の下部に電源ボタン211及び各種操作キー212〜214を備えており、これらの操作キー212〜214を利用して各種の設定を行うことが可能である。HDD装置11内部の登録リスト11aに記憶させる車載装置の情報もこれらの操作キー212〜214を利用して登録することが可能である。ここで、登録リスト11aに登録すべき車載装置は、オープン系LAN30のバス規格に合致し、通信をしても不正な挙動を示さないと考えられる車載装置である。
【0044】
なお、操作キー212は、表示部210に示されるカーソルを上下方向および左右方向に移動させるカーソルキーであり、操作キー213は、入力した内容を確定させるための確定キーであり、操作キー214は、入力した内容を消去するためのクリアキーである。これらの操作キー212〜214が、タッチパネル方式のソフトウェアキーとして表示部210に搭載される形態であっても良いことは勿論である。また、モニタ装置21を赤外線通信により遠隔操作させるためのリモートコントロール装置が付属されている場合には、操作キー212〜214の代わりにリモートコントロール装置を利用しても良い。
【0045】
図5は車載装置の登録画面を示す模式図である。オープン系LAN30に接続すべき車載装置を登録するための登録画面は、図5に示したように、装置IDを入力する装置ID入力欄210a、機種名を入力する機種名入力欄210bを備えている。
【0046】
装置ID入力欄210aには、8桁(但し、各桁は16進数により記述される)のコードが入力される。装置IDを入力する場合、左右方向の操作キー212によりコードの桁を選択し、上下方向の操作キー212により各桁の数値を入力する。また、機種名入力欄210bには、機種名に対する選択候補を表示させ、操作キー212の何れかにより選択候補の切替えを行い、操作キー213の押下操作により選択を確定する。また、他の装置の登録を追加するときは、操作キー212により選択キー210dの「YES」を選択して、追加すべき装置の登録を行う。この登録画面で登録された車載装置の情報は、HDD装置11内部の登録リスト11aに記憶される。
【0047】
以下では、ゲートウェイ装置10が行う制御手順について説明する。
図6は登録外の車載装置を検出する手順を示したフローチャートである。ゲートウェイ装置10のCPU101は、まず、オープン系LAN30のバスリセットがオンされたか否かを判断する(ステップS1)。バスリセットがオンされていない場合(S1:NO)、新たな装置(車載装置)の接続があるか否かを判断する(ステップS2)。新たな装置の接続がない場合(S2:NO)、処理をステップS1へ戻す。
【0048】
ステップS1においてバスリセットがオンされた場合(S1:YES)、又はステップS2において新たな装置の接続を検出した場合(S2:YES)、ゲートウェイ装置10のCPU101は、HDD制御LSI104に指示を与えてHDD装置11内の登録リスト11aを読込む(ステップS3)。そして、CPU101は、データリンク層LSI103a,物理層LSI103bを通じて装置IDを要求するコマンドを、オープン系LAN30に接続された全ての車載装置へ送信する(ステップS4)。
【0049】
車載装置が、ゲートウェイ装置10から送信された前述のコマンドを受信した場合(ステップS5)、自身の装置IDをゲートウェイ装置10へ送信する(ステップS6)。
【0050】
ゲートウェイ装置10が、車載装置から送信された装置IDを受信した場合(ステップS7)、ステップS3にて読込んだ登録リスト11aを参照して、それが登録リスト11aに記憶された装置IDであるか否かを判断することにより、その登録IDを送信した装置が登録されたものであるか否かを判断する(ステップS8)。
【0051】
登録された装置でないとCPU101が判断した場合(S8:NO)、図4に示した如き画面をモニタ装置21の表示部210に表示させることによって、登録されていない旨をユーザに報知する(ステップS9)。なお、このとき登録されていない装置を自動的にオープン系LAN30から切離すか、又は電源の供給を停止することも考えられる。
登録されていない旨を報知した後、続くステップS10の処理を実行する。
【0052】
また、ステップS8において、CPU101が登録された装置であると判断した場合(S8:YES)、すべての装置について検出が終了したか否かを判断し(ステップS10)、全ての装置について検出が終了していない場合(S10:NO)、処理をステップS8へ戻す。また、すべての装置について検出が終了した場合(S10:YES)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0053】
なお、本フローチャートでは、バスリセットがオンになった場合、又は新たな装置の接続があった場合、装置IDを要求するコマンドを各車載装置へ送信して、登録外の車載装置を検出するようにしているが、所定時間毎に前記コマンドを送信して、登録外の車載装置を常時検出するようにしても良い。
【0054】
図7は車載装置の接続状況に応じた警報出力処理の手順を示すフローチャートである。まず、ゲートウェイ装置10のCPU101は、クローズド系LAN20から装置(車載装置)が切離されたか否かを検出する(ステップS11)。装置が切離されていないと判断した場合(S11:NO)、装置がクローズド系LAN20から切離されるまで待機する。
【0055】
クローズド系LAN20から装置が切離されたと判断した場合(S11:YES)、すなわち、物理的に取り外されて当該装置が盗難されたと判断した場合、又は当該装置が故障して接続の検証が得られない場合、CPU101は、警報駆動部105に指示を与えて警報装置12に対する駆動制御信号を生成させ、警報装置12から警報を出力させる(ステップS12)。
【0056】
そして、CPU101は、各登録リスト11a,106aを参照して、何れかのLAN20,30に接続された携帯電話機があるか否かを判断する(ステップS13)。何れかのLAN20,30に接続された携帯電話機がある場合(S13:YES)、その携帯電話機を制御することによって、装置が外されたことを特定のユーザに報知させる(ステップS14)。このとき、携帯電話機のモデムを制御して自動音声通話により音声で報知する構成であってもよく、電子メール等の文字情報で報知する構成であっても良い。
ステップS13において、接続された携帯電話機がないと判断された場合(S13:NO)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0057】
このように、クローズド系LAN20から物理的に取り外されて装置が盗難されたと判断した場合、又は接続した装置が故障して接続の検証が得られない場合、警報の出力、及び装置が外された旨の報知が可能となるので、装置の盗難が防止され、故障の早期発見を図ることが可能となる。
【0058】
なお、本実施の形態では、HDD装置11をゲートウェイ装置10に接続する形態として説明したが、ゲートウェイ装置10に内蔵する形態であっても良いことは勿論である。また、クローズド系LAN20にHDD装置11を接続して利用する形態であっても良く、特に、車載装置(例えば、ナビゲーション装置)がHDD装置を内蔵している場合には、そのHDD装置の記憶領域の一部を共用することも考えられる。更に、図3に説明した登録リスト11aを記憶する手段としては、HDD装置11に限定されるものではなく、ROM若しくはRAM等の半導体記憶装置、又は各種の可搬型メモリ及びその読取装置を利用することも可能である。
【0059】
また、本実施の形態では、オープン系LAN30に接続された車載装置の識別情報をHDD装置11に記憶させ、クローズド系LAN20に接続された車載装置の識別情報をゲートウェイ装置10内部のメモリ106に記憶させる構成としたが、双方の車載装置の識別情報をHDD装置11に記憶させる構成であっても良い。その場合、クローズド系LAN20に接続された車載装置の識別情報が、ユーザによって誤って書き換えられることがないように、読込み専用にして所定の記憶領域に格納することが望ましい。
【0060】
更に、本実施の形態では、クローズド系LAN20に接続された車載装置が取り外された場合にのみ警報装置12から警報が出力される構成としたが、オープン系LAN30に接続された車載装置が外された場合にも警報が出力される構成であっても良い。ただし、この場合には、ユーザの意志による取り外しと区別するために、オープン系LAN30に接続された車載装置が取り外されたか否かを監視するための監視モードを設定できることが望ましく、監視モード状態において取り外された場合にのみ警報を出力することが望ましい。
【0061】
更に、本実施の形態では、HDD装置11に格納された登録リスト11aには、オープン系LAN30のバス規格に合致し、通信をしても不正な挙動を示さないと考えられる車載装置を登録する構成としたが、逆に、不正な挙動を示すような車載装置を予め登録し、当該登録リスト11aに登録された車載装置を検出ときにユーザに報知する構成であっても良いことは勿論のことである。
【0062】
【発明の効果】
以上、詳述したように、第1発明及び第6発明による場合は、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶手段に記憶させておき、車載装置が接続された際にその記憶手段を参照して、予め記憶された装置であるか否かを検出し、その検出結果を報知するようにしている。したがって、通信規格に合致しており、車内通信システムの中に組込んだ場合であっても不正な挙動を示す虞がない車載装置のみを予め記憶させておくことで、それ以外の装置が接続された場合には報知されるようになるため、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0063】
第2発明及び第7発明による場合は、接続すべき車載装置を識別する情報を受付けて、記憶手段に記憶するようにしているため、接続する車載装置を増加させる場合にも対応が可能であり、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0064】
第3発明及び第8発明による場合は、記憶手段に記憶されていない車載装置が接続された場合には、その時点から所定時間が経過した時に通信を遮断するようにしているため、予め記憶させていない車載装置が接続された場合であっても、その車載装置からの影響を必要最小限に止めることが可能となる。
【0065】
第4発明及び第9発明による場合は、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる。
【0066】
第5発明による場合は、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、通信装置を利用して外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る車内通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】ゲートウェイ装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】メモリ及びHDD装置に格納されている登録リストの一例を示す概念図である。
【図4】登録外の車載装置を検出した際の表示例を示す模式図である。
【図5】車載装置の登録画面を示す模式図である。
【図6】登録外の車載装置を検出する手順を示したフローチャートである。
【図7】車載装置の接続状況に応じた警報出力処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ゲートウェイ装置
11 HDD装置
12 警報装置
20 クローズド系LAN
30 オープン系LAN
101 CPU
102a,103a データリンク層LSI
102b,103b 物理層LSI
104 HDD制御LSI
105 警報駆動部
106 メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、登録されていない車載装置が接続された場合に報知することができる車内通信システム、及び該車内通信システムで利用される中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車内に各種の情報機器(車載装置)を搭載させて、種々の情報を処理するシステムが普及している。例えば、ラジオ放送の放送波を受信して、音声情報を再生するだけでなく、その放送波に含まれる交通情報を文字情報として表示させるラジオ受信機が搭載されている。また、オーディオ装置として、コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)などの音楽用記録媒体を再生する装置が搭載されている。また、TV放送用の放送波を受信して映像信号及び音声信号を生成するTVチューナ装置、該TVチューナ装置が生成した映像信号及び音声信号に基づいて映像を表示し、音声を再生するモニタ装置が搭載されている。更に、GPS(Global Positioning System)から得られる位置情報及び車速センサなどから得られる走行状態情報に基づいて、現在位置近傍の道路地図、目的地までの経路などのナビゲーション用の映像データを生成するナビゲーション装置も一般的に装備されている。
【0003】
ところで、前述のような車載装置は、車両の製造時、出荷時、販売時等の時点において予め業者により車両内に組込まれ、車内に敷設した通信網へ接続して独自の閉鎖的な通信ネットワーク(クローズド系LAN)を構成することが多い。
【0004】
一方、近年では、前述のような車載装置の他に、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)のようなインターネット網に接続可能な通信端末装置、DVD装置(DVD : Digital Versatile Disk)、ゲーム機のようなAV機器等が搭載されるようになってきており、数多くの車載装置の導入が見込まれている。
そこで、従来のクローズド系LANとは別にユーザが持ち込んだ各種の車載装置を接続できるようにしたオープン系LANを構築し、ゲートウェイ装置を介することによって、クローズド系LAN上の車載装置との間で情報の相互利用を可能にしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−152244号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザが持ち込む機器は、LANの規格に合致したものであるのか、LAN上でどのような振る舞いをするのかについて事前に知られていないことがあるため、そのような機器をオープン系LANに接続した場合、予期せぬ挙動を示す可能性がある。また、そのことによって、クローズド系LAN、又はオープン系LANに接続された他の車載装置が誤動作を起こす虞が生じていた。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶させ、車載装置が接続された際に、予め記憶した車載装置であるか否かを検出し、その検出結果を報知する構成とすることによって、通信を行う際に不正な挙動を示す車載装置等の接続を排除し得る車内通信システム及び中継装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る車内通信システムは、複数の車載装置と該車載装置を接続する中継装置とを備え、該中継装置に接続された車載装置間にて情報の送受信を行う車内通信システムにおいて、前記中継装置は、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶する記憶手段と、車載装置が接続された際に、前記記憶手段に記憶された情報に対応付けられた車載装置であるか否かを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
第2発明に係る車内通信システムは、第1発明に係る車内通信システムにおいて、前記中継装置は、接続すべき車載装置を識別する情報を受付ける手段を更に備え、受付けた情報を前記記憶手段に記憶させるべくなしてあることを特徴とする。
【0010】
第3発明に係る車内通信システムは、第1発明又は第2発明に係る車内通信システムにおいて、前記中継装置は、計時手段と、前記検出手段が前記情報に対応付けられていない車載装置を検出した時点から所定時間が経過した場合に、前記車載装置との通信を遮断する手段とを更に備えること特徴とする。
【0011】
第4発明に係る車内通信システムは、第1発明乃至第3発明の何れかの車内通信システムにおいて、前記中継装置は、接続された車載装置が外されたことを検出する手段と、該手段の検出結果を報知する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0012】
第5発明に係る車内通信システムは、第4発明に係る車内通信システムにおいて、前記中継装置に接続された通信装置を更に備え、前記中継装置は、前記検出結果を前記通信装置へ送信すべくなしてあり、前記通信装置は、前記中継装置から送信された検出結果を受信する手段と、受信した検出結果を外部へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
第6発明に係る中継装置は、複数の車載装置に対する接続手段を備え、接続された車載装置間にて送受信される情報を中継する中継装置において、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶する記憶手段と、車載装置が接続された際に、前記記憶手段に記憶された情報に対応付けられた車載装置であるか否かを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
第7発明に係る中継装置は、第6発明に係る中継装置において、前記接続手段に接続すべき車載装置を識別する情報を受付ける手段を更に備え、受付けた情報を前記記憶手段に記憶させるべくなしてあることを特徴とする。
【0015】
第8発明に係る中継装置は、第6発明又は第7発明に係る中継装置において、計時手段と、前記検出手段が前記情報に対応付けられていない車載装置を検出した時点から所定時間が経過した場合に、前記車載装置との通信を遮断する手段とを更に備えること特徴とする。
【0016】
第9発明に係る中継装置は、第6発明乃至第8発明の何れかの中継装置において、前記接続手段に接続された車載装置が外されたことを検出する手段と、該手段の検出結果を報知する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0017】
第1発明及び第6発明にあっては、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶手段に記憶させておき、車載装置が接続された際にその記憶手段を参照して、予め記憶された装置であるか否かを検出し、その検出結果を報知するようにしている。したがって、通信規格に合致しており、車内通信システムの中に組込んだ場合であっても不正な挙動を示す虞がない車載装置のみを予め記憶させておくことで、それ以外の装置が接続された場合には報知されるようになるため、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0018】
第2発明及び第7発明にあっては、接続すべき車載装置を識別する情報を受付けて、記憶手段に記憶するようにしているため、接続する車載装置を増加させる場合にも対応が可能であり、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0019】
第3発明及び第8発明にあっては、記憶手段に記憶されていない車載装置が接続された場合には、その時点から所定時間が経過した時に通信を遮断するようにしているため、予め記憶させていない車載装置が接続された場合であっても、その車載装置からの影響を必要最小限に止めることが可能となる。
【0020】
第4発明及び第9発明にあっては、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる。
【0021】
第5発明にあっては、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、通信装置を利用して外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る車内通信システムの全体構成を示すブロック図であり、図中10は、クローズド系LAN20に接続された各種車載装置とオープン系LAN30に接続された各種車載装置との間の通信を中継するゲートウェイ装置であり、自動車等の車両内における適宜箇所に設置される。本実施の形態のゲートウェイ装置10には、オープン系LAN30に接続されるべき車載装置の識別情報(例えば、装置ID、機種名等)を記憶したHDD装置(HDD : Hard Disk Drive)11、及びクローズド系LAN20に接続された車載装置が盗難された場合、又は故障した場合に警報を出力する警報装置12が接続されている。
【0023】
HDD装置11は、各種のデータを記憶する外部記憶装置であり、ゲートウェイ装置10とはSCSI、IDE、USB等のインタフェースにより接続されている。HDD装置11の記憶領域の一部は、オープン系LAN30に接続される車載装置用の登録リスト(図3参照)として利用される。
HDD装置11は、ゲートウェイ装置10からの指示に応じてデータの読込み処理及び書込み処理を行い、前記登録リストから車載装置の識別情報を読込んでゲートウェイ装置10へ送出するとともに、ゲートウェイ装置10から送出された車載装置の識別情報を前記登録リストへ書込む処理を行う。
【0024】
警報装置12は、ゲートウェイ装置10内部の警報駆動部(図2参照)により駆動されて警報を出力する装置である。警報装置12としては、警報音又は音声等の音を出力する装置、LEDランプのような発光装置、文字情報による警告を表示するLEDディスプレイのような表示装置等を利用することが可能である。この警報装置12は、クローズド系LAN20に接続された車載装置が外されて盗難された場合又は故障した場合、ゲートウェイ装置10からの指示に応じて警報を出力し、ユーザにその旨を報知するようにしている。
【0025】
クローズド系LAN20は、車載用のIEEE1394バス規格であるIDB−1394に準拠した通信ネットワークであり、例えば、車両の製造時又は出荷時等の時点において、業者によって車両内に構築されるものである。このクローズド系LAN20は、ユーザが持ち込む民生機器(車載装置)を接続するための接続インタフェースを持っていない閉じた通信ネットワークを構成している。
【0026】
図1に示した例では、モニタ装置21、ナビゲーション装置22、及びTVチューナ装置23が車載装置としてクローズド系LAN20に接続されている。モニタ装置21は、後述するように液晶ディスプレイ又はCRTにより構成される表示部、音声データを再生するための音声再生部、及び各種の操作キー等を備えており、ナビゲーション装置22及びTVチューナ装置23から送信されてくる映像データ及び画像データ、並びにゲートウェイ装置10を介してオープン系LAN30に接続された車載装置から送信されてくる映像データ及び画像データを表示するとともに、これらの車載装置から送信されてくる音声データを再生する。また、操作キーの操作により各種の情報を受付ける。
【0027】
ナビゲーション装置22は、GPS信号を受信するための受信アンテナ、該受信アンテナにて受信したGPS信号に基づいて自車位置を算出する演算手段、該演算手段が算出した自車位置の近傍の地図データを読取る読取手段等を備えている。地図データは、CD−ROM、DVD等の記録媒体を利用して提供されるものであってもよく、ハードディスクのような記憶装置を利用して提供するものであってもよい。ナビゲーション装置22では、自車位置の算出と地図データの読取りとを反復的に繰り返すことによって所定のフレームレートを有する映像データを生成し、生成した映像データをアイソクロナスパケットに変換してモニタ装置21へ送出する。
【0028】
また、TVチューナ装置23は、TV放送用の放送波を受信するための受信アンテナを備えており、受信したTV放送用の放送波に基づいて映像データ及び音声データを生成し、生成したデータをアイソクロナスパケットに変換してモニタ装置21へ送出する。
【0029】
一方、オープン系LAN30は、民生機器用のIEEE1394バス規格に準拠した通信ネットワークであり、民生機器を接続するための接続インタフェースを有する。このオープン系LAN30には、ユーザが持ち込んだ民生機器(車載装置)が直列的に接続されることで通信ネットワークが構成される。
【0030】
図1に示した例では、携帯電話機31、DVD装置32、及びゲーム機33が車載装置としてオープン系LAN30に接続されている。携帯電話機31は、外部の公衆電話回線網へ接続して音声通話を行う機能、及び外部のインターネット網へ接続して各種データを送受信する機能を有している。なお、携帯電話機31は一般的にIEEE1394用の接続インタフェースを持っていないが、その場合、接続インタフェースを持つ専用の接続装置を介してオープン系LAN30に接続できるようにすれば良い。携帯電話機31を介して前記インターネット網から取得したコンテンツはモニタ装置21へ送信され、モニタ装置21にてコンテンツの表示、及び再生が行われる。
【0031】
DVD装置32は、DVDから映像信号を読取るための読取手段、読取った映像信号に基づいて固定レートのデータストリームを生成するストリーム分離部、生成されたデータストリームを圧縮前の映像データに復号化するMPEG2デコーダ部等を備えている。MPEG2デコーダ部において復号化された映像データはモニタ装置21へ送信され、モニタ装置21にて表示される。
【0032】
ゲーム機33は、専用ROMを内蔵したカセット、CD−ROM等の記録媒体からゲームのシナリオに応じた処理を実行する制御プログラム、及び該制御プログラムによって呼び出される画像データ等を読取るための読取手段、読取った制御プログラムを実行するための命令処理部、前記制御プログラムに基づいて動画データを生成する画像処理部等を備えている。画像処理部により生成された動画データはモニタ装置21へ送信され、モニタ装置21にて表示される。
【0033】
図2はゲートウェイ装置10の内部構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置10は、CPU101を備えており、該CPU101には、データリンク層LSI102a,103a、HDD制御LSI104、警報駆動部105、及びメモリ106が接続されている。
【0034】
データリンク層LSI102aは、物理層LSI102bと共にクローズド系LAN20を接続するためのインタフェースを構成する。データリンク層LSI102a、物理層LSI102bは、それぞれ通信処理におけるデータリンク層、物理層の処理を行う。なお、データリンク層LSI102aと物理層LSI102bとが一体化した通信処理LSIを用いても良いことは勿論である。
【0035】
同様に、データリンク層LSI103aは、物理層LSI103bと共にオープン系LAN30を接続するためのインタフェースを構成する。データリンク層LSI103a、物理層LSI103bは、それぞれ通信処理におけるデータリンク層、物理層の処理を行う。なお、データリンク層LSI103aと物理層LSI103bとが一体化した通信処理LSIを用いても良いことは勿論である。
【0036】
HDD制御LSI104は、前述のHDD装置11を接続するための接続インタフェースであり、具体的にはSCSIインタフェース、IDEインタフェース、又はUSBインタフェース等である。HDD制御LSI104は、CPU101からの指示に応じて車載装置の識別情報のような各種データの書込み指示、及び読込み指示をHDD装置11に与える。
【0037】
警報駆動部105は、前述の警報装置12に接続されており、CPU101からの指示に応じて警報装置12を駆動するための駆動制御信号を警報装置12に与える。例えば、警報装置12が、ブザーのような警報音を出力する装置、又はLEDランプのような発光装置である場合には、所定時間又は所定間隔で音又は光による警報を出力させるようなパルス信号を駆動制御信号として与える。また、警報装置12が、LEDディスプレイのような表示装置である場合には、特定の文字列、画像等を表示させるような駆動制御信号を当該表示装置に与える。
【0038】
メモリ106は、具体的にはROMであり、CPU101に接続された各データリンク層LSI102a,103a、HDD制御LSI104、及び警報駆動部105を制御するための各種制御プログラムが格納されている。CPU101がこれらの制御プログラムを読込んで各種の処理を実行させることで、CPU101はゲートウェイ装置10全体を制御する。
また、メモリ106の記憶領域の一部は、クローズド系LAN20に接続された車載装置用の登録リストとして利用されている。すなわち、クローズド系LAN20に接続された車載装置の識別情報が前記登録リストに登録されている。前述したようにクローズド系LAN20にはユーザによる持込機器が接続されることがないため、本車内通信システムを構築する際に業者等が予めメモリ106内に記憶させておき、ユーザが誤って消去したり、書き換えたりすることがないようにしている。
【0039】
図3はメモリ106及びHDD装置11に格納されている登録リストの一例を示す概念図である。図3(a)はメモリ106に格納されている登録リスト106aの一例を示しており、クローズド系LAN20に接続された車載装置(モニタ装置21,ナビゲーション装置22,TVチューナ装置23)の装置IDと機種名とが互いに対応付けられて記憶されている。図3(b)はHDD装置11に格納されている登録リスト11aの一例を示しており、オープン系LAN30に接続された車載装置(携帯電話機31,DVD装置32,ゲーム機33)の装置IDと機種名とが互いに対応付けられて記憶されている。
【0040】
各登録リスト106a,11aに記憶される装置IDは、例えば、各車載装置に対して一意に付与した32ビットのコードを採用することができる。また、前記コードのうち最上位ビット等によってクローズド系LAN20に接続された車載装置であるか、又はオープン系LAN30に接続された車載装置であるかを区別させるようにしてもよい。
【0041】
本実施の形態では、これらの登録リスト106a,11aに基づいて、各LAN20,30の車載装置の接続状況を常時監視しており、クローズド系LAN20に接続された車載装置が外されたときに警報装置12から警報を出力し、また、オープン系LAN30に登録外の車載装置が新たに接続されたときにユーザに報知するようにしている。ユーザへの報知は、モニタ装置21の表示部にその旨の表示をすることによって行う。
【0042】
図4は登録外の車載装置を検出した際の表示例を示す模式図である。ゲートウェイ装置10は、オープン系LAN30に登録外の車載装置が接続されたことを検出した場合、図4に示した如き画面をモニタ装置21の表示部210に表示させる。
すなわち、登録外の車載装置を検出した旨の表示、登録外の車載装置をネットワークから切離すべき旨の表示を行うとともに、本車内通信ネットワークの構成を模式的に表示し、登録外の車載装置の接続箇所を明示するようにしている。図4に示した例では、「OP」で表したオープン系LAN30の上流側から4番目の車載装置が登録されていない装置であることを示している。具体的には、車載装置を模式的に表した矩形領域を反転表示、色付表示、強調表示等をして示している。
【0043】
また、モニタ装置21は、表示部210の下部に電源ボタン211及び各種操作キー212〜214を備えており、これらの操作キー212〜214を利用して各種の設定を行うことが可能である。HDD装置11内部の登録リスト11aに記憶させる車載装置の情報もこれらの操作キー212〜214を利用して登録することが可能である。ここで、登録リスト11aに登録すべき車載装置は、オープン系LAN30のバス規格に合致し、通信をしても不正な挙動を示さないと考えられる車載装置である。
【0044】
なお、操作キー212は、表示部210に示されるカーソルを上下方向および左右方向に移動させるカーソルキーであり、操作キー213は、入力した内容を確定させるための確定キーであり、操作キー214は、入力した内容を消去するためのクリアキーである。これらの操作キー212〜214が、タッチパネル方式のソフトウェアキーとして表示部210に搭載される形態であっても良いことは勿論である。また、モニタ装置21を赤外線通信により遠隔操作させるためのリモートコントロール装置が付属されている場合には、操作キー212〜214の代わりにリモートコントロール装置を利用しても良い。
【0045】
図5は車載装置の登録画面を示す模式図である。オープン系LAN30に接続すべき車載装置を登録するための登録画面は、図5に示したように、装置IDを入力する装置ID入力欄210a、機種名を入力する機種名入力欄210bを備えている。
【0046】
装置ID入力欄210aには、8桁(但し、各桁は16進数により記述される)のコードが入力される。装置IDを入力する場合、左右方向の操作キー212によりコードの桁を選択し、上下方向の操作キー212により各桁の数値を入力する。また、機種名入力欄210bには、機種名に対する選択候補を表示させ、操作キー212の何れかにより選択候補の切替えを行い、操作キー213の押下操作により選択を確定する。また、他の装置の登録を追加するときは、操作キー212により選択キー210dの「YES」を選択して、追加すべき装置の登録を行う。この登録画面で登録された車載装置の情報は、HDD装置11内部の登録リスト11aに記憶される。
【0047】
以下では、ゲートウェイ装置10が行う制御手順について説明する。
図6は登録外の車載装置を検出する手順を示したフローチャートである。ゲートウェイ装置10のCPU101は、まず、オープン系LAN30のバスリセットがオンされたか否かを判断する(ステップS1)。バスリセットがオンされていない場合(S1:NO)、新たな装置(車載装置)の接続があるか否かを判断する(ステップS2)。新たな装置の接続がない場合(S2:NO)、処理をステップS1へ戻す。
【0048】
ステップS1においてバスリセットがオンされた場合(S1:YES)、又はステップS2において新たな装置の接続を検出した場合(S2:YES)、ゲートウェイ装置10のCPU101は、HDD制御LSI104に指示を与えてHDD装置11内の登録リスト11aを読込む(ステップS3)。そして、CPU101は、データリンク層LSI103a,物理層LSI103bを通じて装置IDを要求するコマンドを、オープン系LAN30に接続された全ての車載装置へ送信する(ステップS4)。
【0049】
車載装置が、ゲートウェイ装置10から送信された前述のコマンドを受信した場合(ステップS5)、自身の装置IDをゲートウェイ装置10へ送信する(ステップS6)。
【0050】
ゲートウェイ装置10が、車載装置から送信された装置IDを受信した場合(ステップS7)、ステップS3にて読込んだ登録リスト11aを参照して、それが登録リスト11aに記憶された装置IDであるか否かを判断することにより、その登録IDを送信した装置が登録されたものであるか否かを判断する(ステップS8)。
【0051】
登録された装置でないとCPU101が判断した場合(S8:NO)、図4に示した如き画面をモニタ装置21の表示部210に表示させることによって、登録されていない旨をユーザに報知する(ステップS9)。なお、このとき登録されていない装置を自動的にオープン系LAN30から切離すか、又は電源の供給を停止することも考えられる。
登録されていない旨を報知した後、続くステップS10の処理を実行する。
【0052】
また、ステップS8において、CPU101が登録された装置であると判断した場合(S8:YES)、すべての装置について検出が終了したか否かを判断し(ステップS10)、全ての装置について検出が終了していない場合(S10:NO)、処理をステップS8へ戻す。また、すべての装置について検出が終了した場合(S10:YES)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0053】
なお、本フローチャートでは、バスリセットがオンになった場合、又は新たな装置の接続があった場合、装置IDを要求するコマンドを各車載装置へ送信して、登録外の車載装置を検出するようにしているが、所定時間毎に前記コマンドを送信して、登録外の車載装置を常時検出するようにしても良い。
【0054】
図7は車載装置の接続状況に応じた警報出力処理の手順を示すフローチャートである。まず、ゲートウェイ装置10のCPU101は、クローズド系LAN20から装置(車載装置)が切離されたか否かを検出する(ステップS11)。装置が切離されていないと判断した場合(S11:NO)、装置がクローズド系LAN20から切離されるまで待機する。
【0055】
クローズド系LAN20から装置が切離されたと判断した場合(S11:YES)、すなわち、物理的に取り外されて当該装置が盗難されたと判断した場合、又は当該装置が故障して接続の検証が得られない場合、CPU101は、警報駆動部105に指示を与えて警報装置12に対する駆動制御信号を生成させ、警報装置12から警報を出力させる(ステップS12)。
【0056】
そして、CPU101は、各登録リスト11a,106aを参照して、何れかのLAN20,30に接続された携帯電話機があるか否かを判断する(ステップS13)。何れかのLAN20,30に接続された携帯電話機がある場合(S13:YES)、その携帯電話機を制御することによって、装置が外されたことを特定のユーザに報知させる(ステップS14)。このとき、携帯電話機のモデムを制御して自動音声通話により音声で報知する構成であってもよく、電子メール等の文字情報で報知する構成であっても良い。
ステップS13において、接続された携帯電話機がないと判断された場合(S13:NO)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0057】
このように、クローズド系LAN20から物理的に取り外されて装置が盗難されたと判断した場合、又は接続した装置が故障して接続の検証が得られない場合、警報の出力、及び装置が外された旨の報知が可能となるので、装置の盗難が防止され、故障の早期発見を図ることが可能となる。
【0058】
なお、本実施の形態では、HDD装置11をゲートウェイ装置10に接続する形態として説明したが、ゲートウェイ装置10に内蔵する形態であっても良いことは勿論である。また、クローズド系LAN20にHDD装置11を接続して利用する形態であっても良く、特に、車載装置(例えば、ナビゲーション装置)がHDD装置を内蔵している場合には、そのHDD装置の記憶領域の一部を共用することも考えられる。更に、図3に説明した登録リスト11aを記憶する手段としては、HDD装置11に限定されるものではなく、ROM若しくはRAM等の半導体記憶装置、又は各種の可搬型メモリ及びその読取装置を利用することも可能である。
【0059】
また、本実施の形態では、オープン系LAN30に接続された車載装置の識別情報をHDD装置11に記憶させ、クローズド系LAN20に接続された車載装置の識別情報をゲートウェイ装置10内部のメモリ106に記憶させる構成としたが、双方の車載装置の識別情報をHDD装置11に記憶させる構成であっても良い。その場合、クローズド系LAN20に接続された車載装置の識別情報が、ユーザによって誤って書き換えられることがないように、読込み専用にして所定の記憶領域に格納することが望ましい。
【0060】
更に、本実施の形態では、クローズド系LAN20に接続された車載装置が取り外された場合にのみ警報装置12から警報が出力される構成としたが、オープン系LAN30に接続された車載装置が外された場合にも警報が出力される構成であっても良い。ただし、この場合には、ユーザの意志による取り外しと区別するために、オープン系LAN30に接続された車載装置が取り外されたか否かを監視するための監視モードを設定できることが望ましく、監視モード状態において取り外された場合にのみ警報を出力することが望ましい。
【0061】
更に、本実施の形態では、HDD装置11に格納された登録リスト11aには、オープン系LAN30のバス規格に合致し、通信をしても不正な挙動を示さないと考えられる車載装置を登録する構成としたが、逆に、不正な挙動を示すような車載装置を予め登録し、当該登録リスト11aに登録された車載装置を検出ときにユーザに報知する構成であっても良いことは勿論のことである。
【0062】
【発明の効果】
以上、詳述したように、第1発明及び第6発明による場合は、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶手段に記憶させておき、車載装置が接続された際にその記憶手段を参照して、予め記憶された装置であるか否かを検出し、その検出結果を報知するようにしている。したがって、通信規格に合致しており、車内通信システムの中に組込んだ場合であっても不正な挙動を示す虞がない車載装置のみを予め記憶させておくことで、それ以外の装置が接続された場合には報知されるようになるため、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0063】
第2発明及び第7発明による場合は、接続すべき車載装置を識別する情報を受付けて、記憶手段に記憶するようにしているため、接続する車載装置を増加させる場合にも対応が可能であり、新たに接続した車載装置の影響を受けてシステム上の他の車載装置が誤動作を起こすことが防止される。
【0064】
第3発明及び第8発明による場合は、記憶手段に記憶されていない車載装置が接続された場合には、その時点から所定時間が経過した時に通信を遮断するようにしているため、予め記憶させていない車載装置が接続された場合であっても、その車載装置からの影響を必要最小限に止めることが可能となる。
【0065】
第4発明及び第9発明による場合は、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる。
【0066】
第5発明による場合は、接続された車載装置が外されたことを検出した場合に、通信装置を利用して外部へ報知させることができる。したがって、接続された車載装置の盗難を防止することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る車内通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】ゲートウェイ装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】メモリ及びHDD装置に格納されている登録リストの一例を示す概念図である。
【図4】登録外の車載装置を検出した際の表示例を示す模式図である。
【図5】車載装置の登録画面を示す模式図である。
【図6】登録外の車載装置を検出する手順を示したフローチャートである。
【図7】車載装置の接続状況に応じた警報出力処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ゲートウェイ装置
11 HDD装置
12 警報装置
20 クローズド系LAN
30 オープン系LAN
101 CPU
102a,103a データリンク層LSI
102b,103b 物理層LSI
104 HDD制御LSI
105 警報駆動部
106 メモリ
Claims (9)
- 複数の車載装置と該車載装置を接続する中継装置とを備え、該中継装置に接続された車載装置間にて情報の送受信を行う車内通信システムにおいて、
前記中継装置は、接続すべき車載装置を識別する情報を記憶する記憶手段と、車載装置が接続された際に、前記記憶手段に記憶された情報に対応付けられた車載装置であるか否かを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする車内通信システム。 - 前記中継装置は、接続すべき車載装置を識別する情報を受付ける手段を更に備え、受付けた情報を前記記憶手段に記憶させるべくなしてあることを特徴とする請求項1に記載の車内通信システム。
- 前記中継装置は、計時手段と、前記検出手段が前記情報に対応付けられていない車載装置を検出した時点から所定時間が経過した場合に、前記車載装置との通信を遮断する手段とを更に備えること特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車内通信システム。
- 前記中継装置は、接続された車載装置が外されたことを検出する手段と、該手段の検出結果を報知する手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車内通信システム。
- 前記中継装置に接続された通信装置を更に備え、前記中継装置は、前記検出結果を前記通信装置へ送信すべくなしてあり、前記通信装置は、前記中継装置から送信された検出結果を受信する手段と、受信した検出結果を外部へ送信する手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載の車内通信システム。
- 複数の車載装置に対する接続手段を備え、接続された車載装置間にて送受信される情報を中継する中継装置において、
接続すべき車載装置を識別する情報を記憶する記憶手段と、車載装置が接続された際に、前記記憶手段に記憶された情報に対応付けられた車載装置であるか否かを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えることを特徴とする中継装置。 - 前記接続手段に接続すべき車載装置を識別する情報を受付ける手段を更に備え、受付けた情報を前記記憶手段に記憶させるべくなしてあることを特徴とする請求項6に記載の中継装置。
- 計時手段と、前記検出手段が前記情報に対応付けられていない車載装置を検出した時点から所定時間が経過した場合に、前記車載装置との通信を遮断する手段とを更に備えること特徴とする請求項6又は請求項7に記載の中継装置。
- 前記接続手段に接続された車載装置が外されたことを検出する手段と、該手段の検出結果を報知する手段とを更に備えることを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れかに記載の中継装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003035371A JP2004247944A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 車内通信システム及び中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003035371A JP2004247944A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 車内通信システム及び中継装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004247944A true JP2004247944A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33020812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003035371A Pending JP2004247944A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 車内通信システム及び中継装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004247944A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008125053A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-05-29 | Belkin Internatl Inc | コンピュータ・ネットワーク要素を結合するためのネットワーク・ハードウェア要素およびその上に表示する方法 |
| JP2013187555A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-19 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 通信システム |
| WO2013171959A1 (ja) * | 2012-05-18 | 2013-11-21 | 日産自動車株式会社 | 車両用ネットワーク制御装置および車内ネットワーク対応デバイス |
-
2003
- 2003-02-13 JP JP2003035371A patent/JP2004247944A/ja active Pending
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