JP2004254603A - 冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、乳化剤の使用を出来る限り制限した中で、ホイップさせた状態もしくはこれをケーキ等にデコレーションした状態で冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法並びに冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物を使用したケーキの製造法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法並びに起泡性水中油型乳化物を使用したケーキの製造法である。
【選択図】なし
【解決手段】本発明は、油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法並びに起泡性水中油型乳化物を使用したケーキの製造法である。
【選択図】なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法に関し、さらに詳細にはホイップ状態で冷凍保存後、解凍しても風味が損なわれたり、組織が劣化したりせず、しかも口どけの良好な起泡性水中油型乳化物(ホイップドクリーム)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーキやデザートなどにナッペしたりデコレーションするために用いるホイップドクリームは衛生的にも機能的にも劣化が激しいことから、冷凍保存することが提案されている。しかしながら凍結、解凍という温度変化によってホイップドクリームの品質には多くの悪影響がでる。たとえばデコレーションされたケーキが冷凍解凍後、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化が起こるといった現象である。
従来、ショ糖を多く配合すると外観の劣化防止に効果があることは知られていたが甘すぎてしまうという欠点を有していた。そこで、ショ糖の代わりに種々の糖を利用することが提案されている。
例えば、油脂8〜60重量%、糖アルコール類5〜50重量%、糖アルコール類を除く無脂固形物2〜18重量%及び有効量の乳化剤、増粘剤、風味料と水を含み、該水対糖アルコールの重量比が1対0.1〜1.5であることを特徴とするホイップ後(含気後)冷解凍を行っても冷凍前の物性を全く損なうことのない起泡性水中油型乳化物(特許文献1)が提案されている。
また、油脂35〜55重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む乳化剤0.1〜2重量%、ソルビトール及び/又は平均分子量が500以下の還元澱粉糖化物1〜10重量%、シクロデキストリン0.2〜2重量%及び水を含有することを特徴とするクリーム状組成物(特許文献2)が提案されている。
しかしながらこれらのものでは糖アルコール類に由来する独特の風味を有しスッキリ感に欠けると共に冷凍耐性の効果としてはまだ十分とは言えない状況にあった。
【0003】
【特許文献1】特開昭57−47457号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】特開平06−269256号公報(特許請求の範囲)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、乳化剤の使用を出来る限り少なくした中で、ホイップさせた状態もしくはこれをケーキ等にデコレーションした状態で冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法並びに冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物を使用したケーキの製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、上記の課題に対して特に乳化剤について鋭意検討を行った結果、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の単独使用で冷凍耐性と風味の両立という難問に対して効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明の第1は、油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第2は、更に乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを添加してなる、第1記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第3は、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の量0.05〜0.5重量%である、第1又は第2記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第4は、水中油型乳化物に含まれる糖類が無脂乳固形分由来の乳糖である、第1乃至第3何れか1に記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第5は、油脂35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を0.05〜0.5重量%及び水を主要原料とするこれらのものを混合し、予備乳化、殺菌又は滅菌処理し均質化処理することを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法である。第6は、更に乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを添加する、第5記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法である。第7は、上記水中油型乳化物を起泡しケーキの上に塗布し冷凍保存後、解凍するケーキの製造法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物は、油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含む起泡性水中油型乳化物である。
本発明の油脂としては、動植物性油脂及びそれらの硬化油脂の単独又は2種以上の混合物或いはこれらのものに種々の化学処理又は物理処理を施したものが例示できる。かかる油脂としては、大豆油、綿実油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、パーム油、菜種油、米ぬか油、ゴマ油、カポック油、ヤシ油、パーム核油、カカオ脂、乳脂、ラード、魚油、鯨油等の各種の動植物油脂及びそれらの硬化油、分別油、エステル交換油等の加工油脂(融点15〜40℃程度のもの)が例示できる。
【0007】油脂分が35〜50重量%必要であり、好ましくは38〜50重量%、更に好ましくは38〜48重量%必要である。油脂が35重量%より低い場合は、水中油型乳化物を起泡した後の冷凍耐性が悪化する傾向にある。50重量%を超える場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。
本発明では、油脂中に占める乳脂の割合が0〜90重量%が好ましく、より好ましくは30〜90重量%、更に好ましくは40〜90重量%が風味の点で好ましい。油脂中に占める乳脂肪の割合を多くすると乳味が付与され風味の点で好ましいが、従来の技術では乳脂肪の割合を多くすると、ホイップ後冷凍解凍すると型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色を起こし易かった。
しかしながら、本願発明のポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の使用により、冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物を得ることが出来る。
【0008】本発明の無脂乳固形分とは、牛乳の全固形分から乳脂肪分を差引いた成分をいい、牛乳、脱脂乳、加糖練乳、無糖練乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、バターミルク、バターミルクパウダー、ホエー、ホエーパウダー、カゼイン、カゼインナトリウム、ラクトアルブミン、生クリーム等の乳由来の原料が例示でき、これらの単独または2種以上混合使用することができる。
無脂乳固形分が1〜10重量%必要であり、好ましくは2〜8重量%、更に好ましくは2〜6重量%必要である。無脂乳固形分が1重量%より低い場合は、水中油型乳化物の乳化安定性が悪くなり、乳味感も少なくなって風味が悪くなる。10重量%を超える場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。
【0009】本発明の乳化剤としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことが必要である。これらの乳化剤を単独使用しても良いし、適宜選択し併用使用することも出来る。これらの乳化剤を選択使用することにより、乳化剤の量が従来の使用量の5分の1程度で水中油型乳化物の乳化の安定性を実現し、起泡物の冷凍耐性も実現し、風味との両立を図ることが可能になった。使用量としては水中油型乳化物全体に対して0.05〜0.5重量%、好ましくは0.05〜0.4重量%、更に好ましくは0.05〜0.3重量%が好ましい。これらの乳化剤の単独使用又は併用使用の量が0.05重量%より低い場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。これらの乳化剤の単独使用又は併用使用の量が0.5重量%を越える場合は、水中油型乳化物にこれらの乳化剤に起因する風味が出てきて悪い傾向になる。
【0010】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物においては、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を使用する場合において、他の乳化剤を併用使用すると水中油型乳化物の乳化の安定性、冷凍耐性の高品質化、風味の点で好ましく、特にポリオキシエチレンソルビタンモノオレートが冷凍耐性の高品質化という点で好ましい。使用量としては水中油型乳化物全体に対して0.02〜0.15重量%、好ましくは0.02〜0.12重量%、更に好ましくは0.02〜0.09重量%が好ましい。0.02重量%未満の場合は使用効果が得難くなり、0.15重量%を超える場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。
【0011】上記の乳化剤の他に、従来起泡性水中油型乳化物に使用されてきた、レシチン、モノグリセライド、有機酸モノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の合成乳化剤を適宜選択使用することが出来る。
【0012】本発明においては、糖類としては無脂乳固形分由来の乳糖が好ましい。糖類としては乳糖を除く、澱粉、澱粉分解物、少糖類、二糖類、単糖類、糖アルコール等が例示できるが、起泡性水中油型乳化物のコク味とあっさり感で乳糖単独使用が好ましい。
【0013】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物については、各種塩類を使用するのが好ましく、ヘキサメタリン酸塩、第2リン酸塩、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸塩、重曹等を単独又は2種以上混合使用することが望ましい。
その他所望により安定剤、香料、着色剤、保存料等を使用することができる。
【0014】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法としては、一般的なクリーム類を製造する要領で行うことができる。具体的には油脂35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤であるポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を0.05〜0.5重量%及び水を主要原料とするこれらのものを混合し、予備乳化、殺菌又は滅菌処理し均質化処理することにより得ることができる。
起泡性水中油型乳化物の保存性の点で滅菌処理することが好ましい。
【0015】滅菌処理には、間接加熱方式と直接加熱方式の2種類があり、間接加熱処理する装置としてはAPVプレート式UHT処理装置(APV株式会社製)、CP−UHT滅菌装置(クリマティー・パッケージ株式会社製)、ストルク・チューブラー型滅菌装置(ストルク株式会社製)、コンサーム掻取式UHT滅菌装置(テトラパック・アルファラベル株式会社製)等が例示できるが、特にこれらにこだわるものではない。また、直接加熱式滅菌装置としては、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)、ユーペリゼーション滅菌装置(テトラパック・アルファラバル株式会社製)、VTIS滅菌装置(テトラパック・アルファラバル株式会社製)、ラギアーUHT滅菌装置(ラギアー株式会社製)、パラリゼーター(パッシュ・アンド・シルケーボーグ株式会社製)等のUHT滅菌装置が例示でき、これらの何れの装置を使用してもよい。
【0016】上記で得られた水中油型乳化物を常法により起泡しケーキの上に塗布、冷凍保存後、解凍することにより起泡性水中油型乳化物がデコレートされたケーキを調製することができる。冷凍期間を調整することにより生産量が調整できより正確な計画生産が可能となる。本発明でいうケーキとは小麦粉、糖類、卵および食用油脂を主原料とし、乳製品、膨張剤などの副原料を加えて焼成したものである。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳細に説明するが、本発明の精神は以下の実施例に限定されるものではない。なお、例中、%及び部は重量基準を意味する。。特に、添加剤の添加順序或いは油相を水相へ又は水相を油相へ加える等の乳化順序が以下の例示によって限定されるものではないことは言うまでもない。また、結果については以下の方法で評価した。
【0018】
A 水中油型乳化物の粘度、平均粒子径、ボテテスト(水中油型乳化物の安定性)を評価した。
方法は、
粘度:水中油型乳化物の粘度の測定は、B型粘度計(株式会社東京計器製)にて、2号ローター、60rpmの条件下で行った。
平均粒子径:平均粒子径は、粒子径体積基準で累積分布の50%に相当する粒子径であり、レーザー回折式粒度分布装置(LA500、(株)堀場製作所製)により測定した値である。
ボテテスト:100ml容ビーカーに、水中油型乳化物を50g採り、20℃で2時間インキュベートし、その後、重さ7g、直径15mmの球状アルミナセラミック製ボール4個を入れて、5分間、横型シェーカーを用い、振動させ、水中油型乳化物のボテの発生の有無を確認した。
【0019】
B 水中油型乳化物を起泡させた場合の評価方法
(1)ホイップタイム:水中油型乳化物1kgをホバートミキサー(HOBART CORPORATION製 MODEL N−5)3速(300rpm)にてホイップし、最適起泡状態に達するまでの時間及び、同2速(130rpm)にて緩やかに混ぜた時間
(2)オーバーラン:[(一定容積の水中油型乳化物重量)ー(一定容積の起泡後の起泡物重量)]÷(一定容積の起泡後の起泡物重量)×100
【0020】
実施例1
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN40)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0021】
実施例2
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.1部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.76部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0022】
実施例3
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0023】
実施例4
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタントリステアレート(販売元:クエスト・インターナショナル・ジャパン株式会社、商品名:TWEEN65)0.15部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.71部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0024】
実施例5
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ株式会社、商品名:TWEEN60)0.20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(販売元:キシダ株式会社、商品名:TWEEN−80)0.05部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0025】
実施例6
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.1部、レシチン0.3部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.41部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、シュガーエステル(三菱化学フーズ(株)製、 商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.2部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0026】
実施例1〜実施例6の評価を表1に纏めた。
【表1】
【0027】
比較例1
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にレシチン0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップしたが、42秒後にチャーンを起こしたのでオーバーラン、保形性、離水、冷凍解凍の評価が出来なかった。結果を表2に纏めた。
【0028】
比較例2
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部を混合融解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、シュガーエステル(三菱化学フーズ(株)製、 商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.2部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表2に纏めた。
【0029】
比較例3
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(販売元:キシダ株式会社、商品名:TWEEN20)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップしたが、7秒後にチャーンを起こしたのでオーバーラン、保形性、離水、冷凍解凍の評価が出来なかった。結果を表2に纏めた。
【0030】
比較例4
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN−80)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物の粘度は非常に高くなっておりホイップ出来なかった。結果を表2に纏めた。
【0031】
比較例1〜比較例4の評価を表2に纏めた。
【表2】
【0032】
実施例7
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0033】
実施例8
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN−80)0.05部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.56部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0034】
実施例9
硬化菜種パーム油19.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水56.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0035】
実施例10
硬化菜種パーム油29.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水46.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0036】
実施例7〜実施例10評価を表3に纏めた。
【表3】
【0037】
【発明の効果】ホイップさせた状態もしくはこれをケーキ等にデコレーションした状態で冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法を提供することが可能になった。
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法に関し、さらに詳細にはホイップ状態で冷凍保存後、解凍しても風味が損なわれたり、組織が劣化したりせず、しかも口どけの良好な起泡性水中油型乳化物(ホイップドクリーム)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーキやデザートなどにナッペしたりデコレーションするために用いるホイップドクリームは衛生的にも機能的にも劣化が激しいことから、冷凍保存することが提案されている。しかしながら凍結、解凍という温度変化によってホイップドクリームの品質には多くの悪影響がでる。たとえばデコレーションされたケーキが冷凍解凍後、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化が起こるといった現象である。
従来、ショ糖を多く配合すると外観の劣化防止に効果があることは知られていたが甘すぎてしまうという欠点を有していた。そこで、ショ糖の代わりに種々の糖を利用することが提案されている。
例えば、油脂8〜60重量%、糖アルコール類5〜50重量%、糖アルコール類を除く無脂固形物2〜18重量%及び有効量の乳化剤、増粘剤、風味料と水を含み、該水対糖アルコールの重量比が1対0.1〜1.5であることを特徴とするホイップ後(含気後)冷解凍を行っても冷凍前の物性を全く損なうことのない起泡性水中油型乳化物(特許文献1)が提案されている。
また、油脂35〜55重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む乳化剤0.1〜2重量%、ソルビトール及び/又は平均分子量が500以下の還元澱粉糖化物1〜10重量%、シクロデキストリン0.2〜2重量%及び水を含有することを特徴とするクリーム状組成物(特許文献2)が提案されている。
しかしながらこれらのものでは糖アルコール類に由来する独特の風味を有しスッキリ感に欠けると共に冷凍耐性の効果としてはまだ十分とは言えない状況にあった。
【0003】
【特許文献1】特開昭57−47457号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】特開平06−269256号公報(特許請求の範囲)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、乳化剤の使用を出来る限り少なくした中で、ホイップさせた状態もしくはこれをケーキ等にデコレーションした状態で冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法並びに冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物を使用したケーキの製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、上記の課題に対して特に乳化剤について鋭意検討を行った結果、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の単独使用で冷凍耐性と風味の両立という難問に対して効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明の第1は、油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第2は、更に乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを添加してなる、第1記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第3は、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の量0.05〜0.5重量%である、第1又は第2記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第4は、水中油型乳化物に含まれる糖類が無脂乳固形分由来の乳糖である、第1乃至第3何れか1に記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物である。第5は、油脂35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を0.05〜0.5重量%及び水を主要原料とするこれらのものを混合し、予備乳化、殺菌又は滅菌処理し均質化処理することを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法である。第6は、更に乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを添加する、第5記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法である。第7は、上記水中油型乳化物を起泡しケーキの上に塗布し冷凍保存後、解凍するケーキの製造法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物は、油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含む起泡性水中油型乳化物である。
本発明の油脂としては、動植物性油脂及びそれらの硬化油脂の単独又は2種以上の混合物或いはこれらのものに種々の化学処理又は物理処理を施したものが例示できる。かかる油脂としては、大豆油、綿実油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、パーム油、菜種油、米ぬか油、ゴマ油、カポック油、ヤシ油、パーム核油、カカオ脂、乳脂、ラード、魚油、鯨油等の各種の動植物油脂及びそれらの硬化油、分別油、エステル交換油等の加工油脂(融点15〜40℃程度のもの)が例示できる。
【0007】油脂分が35〜50重量%必要であり、好ましくは38〜50重量%、更に好ましくは38〜48重量%必要である。油脂が35重量%より低い場合は、水中油型乳化物を起泡した後の冷凍耐性が悪化する傾向にある。50重量%を超える場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。
本発明では、油脂中に占める乳脂の割合が0〜90重量%が好ましく、より好ましくは30〜90重量%、更に好ましくは40〜90重量%が風味の点で好ましい。油脂中に占める乳脂肪の割合を多くすると乳味が付与され風味の点で好ましいが、従来の技術では乳脂肪の割合を多くすると、ホイップ後冷凍解凍すると型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色を起こし易かった。
しかしながら、本願発明のポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の使用により、冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物を得ることが出来る。
【0008】本発明の無脂乳固形分とは、牛乳の全固形分から乳脂肪分を差引いた成分をいい、牛乳、脱脂乳、加糖練乳、無糖練乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、バターミルク、バターミルクパウダー、ホエー、ホエーパウダー、カゼイン、カゼインナトリウム、ラクトアルブミン、生クリーム等の乳由来の原料が例示でき、これらの単独または2種以上混合使用することができる。
無脂乳固形分が1〜10重量%必要であり、好ましくは2〜8重量%、更に好ましくは2〜6重量%必要である。無脂乳固形分が1重量%より低い場合は、水中油型乳化物の乳化安定性が悪くなり、乳味感も少なくなって風味が悪くなる。10重量%を超える場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。
【0009】本発明の乳化剤としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことが必要である。これらの乳化剤を単独使用しても良いし、適宜選択し併用使用することも出来る。これらの乳化剤を選択使用することにより、乳化剤の量が従来の使用量の5分の1程度で水中油型乳化物の乳化の安定性を実現し、起泡物の冷凍耐性も実現し、風味との両立を図ることが可能になった。使用量としては水中油型乳化物全体に対して0.05〜0.5重量%、好ましくは0.05〜0.4重量%、更に好ましくは0.05〜0.3重量%が好ましい。これらの乳化剤の単独使用又は併用使用の量が0.05重量%より低い場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。これらの乳化剤の単独使用又は併用使用の量が0.5重量%を越える場合は、水中油型乳化物にこれらの乳化剤に起因する風味が出てきて悪い傾向になる。
【0010】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物においては、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を使用する場合において、他の乳化剤を併用使用すると水中油型乳化物の乳化の安定性、冷凍耐性の高品質化、風味の点で好ましく、特にポリオキシエチレンソルビタンモノオレートが冷凍耐性の高品質化という点で好ましい。使用量としては水中油型乳化物全体に対して0.02〜0.15重量%、好ましくは0.02〜0.12重量%、更に好ましくは0.02〜0.09重量%が好ましい。0.02重量%未満の場合は使用効果が得難くなり、0.15重量%を超える場合は、水中油型乳化物の粘度が高くなり、エージング中に可塑化現象(ボテ)を生じ易い傾向になる。
【0011】上記の乳化剤の他に、従来起泡性水中油型乳化物に使用されてきた、レシチン、モノグリセライド、有機酸モノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の合成乳化剤を適宜選択使用することが出来る。
【0012】本発明においては、糖類としては無脂乳固形分由来の乳糖が好ましい。糖類としては乳糖を除く、澱粉、澱粉分解物、少糖類、二糖類、単糖類、糖アルコール等が例示できるが、起泡性水中油型乳化物のコク味とあっさり感で乳糖単独使用が好ましい。
【0013】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物については、各種塩類を使用するのが好ましく、ヘキサメタリン酸塩、第2リン酸塩、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸塩、重曹等を単独又は2種以上混合使用することが望ましい。
その他所望により安定剤、香料、着色剤、保存料等を使用することができる。
【0014】本発明の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法としては、一般的なクリーム類を製造する要領で行うことができる。具体的には油脂35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤であるポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を0.05〜0.5重量%及び水を主要原料とするこれらのものを混合し、予備乳化、殺菌又は滅菌処理し均質化処理することにより得ることができる。
起泡性水中油型乳化物の保存性の点で滅菌処理することが好ましい。
【0015】滅菌処理には、間接加熱方式と直接加熱方式の2種類があり、間接加熱処理する装置としてはAPVプレート式UHT処理装置(APV株式会社製)、CP−UHT滅菌装置(クリマティー・パッケージ株式会社製)、ストルク・チューブラー型滅菌装置(ストルク株式会社製)、コンサーム掻取式UHT滅菌装置(テトラパック・アルファラベル株式会社製)等が例示できるが、特にこれらにこだわるものではない。また、直接加熱式滅菌装置としては、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)、ユーペリゼーション滅菌装置(テトラパック・アルファラバル株式会社製)、VTIS滅菌装置(テトラパック・アルファラバル株式会社製)、ラギアーUHT滅菌装置(ラギアー株式会社製)、パラリゼーター(パッシュ・アンド・シルケーボーグ株式会社製)等のUHT滅菌装置が例示でき、これらの何れの装置を使用してもよい。
【0016】上記で得られた水中油型乳化物を常法により起泡しケーキの上に塗布、冷凍保存後、解凍することにより起泡性水中油型乳化物がデコレートされたケーキを調製することができる。冷凍期間を調整することにより生産量が調整できより正確な計画生産が可能となる。本発明でいうケーキとは小麦粉、糖類、卵および食用油脂を主原料とし、乳製品、膨張剤などの副原料を加えて焼成したものである。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳細に説明するが、本発明の精神は以下の実施例に限定されるものではない。なお、例中、%及び部は重量基準を意味する。。特に、添加剤の添加順序或いは油相を水相へ又は水相を油相へ加える等の乳化順序が以下の例示によって限定されるものではないことは言うまでもない。また、結果については以下の方法で評価した。
【0018】
A 水中油型乳化物の粘度、平均粒子径、ボテテスト(水中油型乳化物の安定性)を評価した。
方法は、
粘度:水中油型乳化物の粘度の測定は、B型粘度計(株式会社東京計器製)にて、2号ローター、60rpmの条件下で行った。
平均粒子径:平均粒子径は、粒子径体積基準で累積分布の50%に相当する粒子径であり、レーザー回折式粒度分布装置(LA500、(株)堀場製作所製)により測定した値である。
ボテテスト:100ml容ビーカーに、水中油型乳化物を50g採り、20℃で2時間インキュベートし、その後、重さ7g、直径15mmの球状アルミナセラミック製ボール4個を入れて、5分間、横型シェーカーを用い、振動させ、水中油型乳化物のボテの発生の有無を確認した。
【0019】
B 水中油型乳化物を起泡させた場合の評価方法
(1)ホイップタイム:水中油型乳化物1kgをホバートミキサー(HOBART CORPORATION製 MODEL N−5)3速(300rpm)にてホイップし、最適起泡状態に達するまでの時間及び、同2速(130rpm)にて緩やかに混ぜた時間
(2)オーバーラン:[(一定容積の水中油型乳化物重量)ー(一定容積の起泡後の起泡物重量)]÷(一定容積の起泡後の起泡物重量)×100
【0020】
実施例1
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN40)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0021】
実施例2
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.1部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.76部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0022】
実施例3
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0023】
実施例4
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタントリステアレート(販売元:クエスト・インターナショナル・ジャパン株式会社、商品名:TWEEN65)0.15部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.71部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0024】
実施例5
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ株式会社、商品名:TWEEN60)0.20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(販売元:キシダ株式会社、商品名:TWEEN−80)0.05部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0025】
実施例6
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.1部、レシチン0.3部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.41部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、シュガーエステル(三菱化学フーズ(株)製、 商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.2部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表1に纏めた。
【0026】
実施例1〜実施例6の評価を表1に纏めた。
【表1】
【0027】
比較例1
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にレシチン0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップしたが、42秒後にチャーンを起こしたのでオーバーラン、保形性、離水、冷凍解凍の評価が出来なかった。結果を表2に纏めた。
【0028】
比較例2
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部を混合融解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、シュガーエステル(三菱化学フーズ(株)製、 商品名:リョートーシュガーエステルS−570)0.2部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表2に纏めた。
【0029】
比較例3
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(販売元:キシダ株式会社、商品名:TWEEN20)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップしたが、7秒後にチャーンを起こしたのでオーバーラン、保形性、離水、冷凍解凍の評価が出来なかった。結果を表2に纏めた。
【0030】
比較例4
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN−80)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.66部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、クエン酸ナトリウム0.1部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物の粘度は非常に高くなっておりホイップ出来なかった。結果を表2に纏めた。
【0031】
比較例1〜比較例4の評価を表2に纏めた。
【表2】
【0032】
実施例7
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0033】
実施例8
硬化菜種パーム油26.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN−80)0.05部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水49.56部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0034】
実施例9
硬化菜種パーム油19.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水56.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0035】
実施例10
硬化菜種パーム油29.0部、乳脂19.0部にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(販売元:キシダ化学株式会社、商品名:TWEEN60)0.2部を添加混合溶解し油相とする。
これとは別に水46.61部に、脱脂粉乳4.0部、卵黄1.0部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、リン酸水素2ナトリウム0.05部、重曹0.02部、グァーガム(太陽化学株式会社製、商品名:ネオソフトG)0.01部、キサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、商品名:サンエース)0.01部、を溶解し水相を調製する。上記油相と水相を65℃で30分間ホモミキサーで攪拌し予備乳化した後、超高温滅菌装置(岩井機械工業(株)製)によって、144℃において4秒間の直接加熱方式による滅菌処理を行った後、30kg/cm2 の均質化圧力で均質化して、直ちに5℃に冷却した。冷却後約24時間エージングして、起泡性水中油型乳化物を得た。この起泡性水中油型乳化物1kgに80gのグラニュー糖を加えて上記ホイップ方法にてホイップし、上記の方法に従いオーバーラン、保形性、離水の測定を行った。またこのホイップドクリームをスポンジケーキにデコレーションし−25℃の冷凍庫で10日間保存後、15℃の定温室で解凍し1日後と2日後上記の方法に従って外観の観察、保形性、組織の荒れ、ひび割れおよび風味を評価した。結果を表3に纏めた。
【0036】
実施例7〜実施例10評価を表3に纏めた。
【表3】
【0037】
【発明の効果】ホイップさせた状態もしくはこれをケーキ等にデコレーションした状態で冷凍保存し解凍しても、型崩れまたはひび割れあるいは組織の荒れあるいは変色、風味劣化を起こすことなく、優れた風味の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物及びその製造法を提供することが可能になった。
Claims (7)
- 油脂分が35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤及び水を含有する水中油型乳化物であって、乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を含むことを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物。
- 更に乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを含む、請求項1記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物。
- 乳化剤がポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤の量0.05〜0.5重量%である、請求項1又は請求項2記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物。
- 水中油型乳化物に含まれる糖類が無脂乳固形分由来の乳糖である、請求項1乃至請求項3何れか1項に記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物。
- 油脂35〜50重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレートから選ばれてなる乳化剤を0.05〜0.5重量%及び水を主要原料とするこれらのものを混合し、予備乳化、殺菌又は滅菌処理し均質化処理することを特徴とする冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法。
- 更に乳化剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレートを添加する、請求項5記載の冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物の製造法。
- 上記水中油型乳化物を起泡しケーキの上に塗布し冷凍保存後、解凍するケーキの製造法。
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| JP2003049023A JP2004254603A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 冷凍耐性を有する起泡性水中油型乳化物 |
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| WO2025198022A1 (ja) * | 2024-03-21 | 2025-09-25 | 株式会社カネカ | 冷凍起泡性水中油型乳化油脂組成物 |
-
2003
- 2003-02-26 JP JP2003049023A patent/JP2004254603A/ja active Pending
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