JP2004256189A - エレベーターのブレーキ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器を省くとともに、信頼性の向上を図ることのできるエレベーターのブレーキ制御装置を得る。
【解決手段】エレベーターの運転を制御するために、エレベーターの起動および停止に応じてブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器13と、ブレーキ開閉指令に応じて、ブレーキコイル10の電流指令値を出力する電流指令発生器15と、ブレーキコイル10に流れる実電流値を検出する電流検出器14と、実電流値と電流指令値とを一致させるようにブレーキコイル10の通電を制御する電流制御器9と、ブレーキ開閉指令が出力されてからブレーキの開閉が完了するまでの実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較してブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を駆動制御器13に出力するブレーキ開閉検出器12とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】エレベーターの運転を制御するために、エレベーターの起動および停止に応じてブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器13と、ブレーキ開閉指令に応じて、ブレーキコイル10の電流指令値を出力する電流指令発生器15と、ブレーキコイル10に流れる実電流値を検出する電流検出器14と、実電流値と電流指令値とを一致させるようにブレーキコイル10の通電を制御する電流制御器9と、ブレーキ開閉指令が出力されてからブレーキの開閉が完了するまでの実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較してブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を駆動制御器13に出力するブレーキ開閉検出器12とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーターを制止させるブレーキの制御するためのエレベーターの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーターのブレーキ制御装置は、マグネット本体に設けられた電磁コイルへの通電を制御することにより、可動体をマグネット本体側に吸引してインナディスクをフリーにし、通電遮断時には、インナディスクを挟んで可動体をアウタディスクに押し付けるようにし、この時の可動体の振動加速度を加速度センサにより検出するようにする。このようなブレーキ制御装置では、電流検出器からの出力をブレーキ電流制御のみに用いており、ブレーキの開閉状態の検出には、別途ブレーキの開閉を検出するためのブレーキ開閉スイッチやブレーキの位置を検出するブレーキ位置検出器を設けることが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−72673号公報(第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーターのブレーキ制御装置は以上のように、ブレーキの開閉を検出する為にブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器を用いる為、ブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器が故障した場合においてもエレベーターのサービスを停止しなければならず、エレベーターの利用者に不便を与えることがあるという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、ブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器を省くとともに、信頼性の向上を図ることのできるエレベーターのブレーキ制御装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターのブレーキ制御装置は、ブレーキコイルを消勢させることによりブレーキの制動力を発生させてエレベーターを制止させ、ブレーキコイルを付勢させることにより制動力を解除させてエレベーターを起動させるものであって、エレベーターの運転を制御するために、エレベーターの起動および停止に応じてブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器と、ブレーキ開閉指令に応じて、ブレーキコイルの電流指令値を出力する電流指令発生器と、ブレーキコイルに流れる実電流値を検出する電流検出器と、実電流値と電流指令値とを一致させるようにブレーキコイルの通電を制御する電流制御器と、ブレーキ開閉指令が出力されてからブレーキの開閉が完了するまでの実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較してブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を駆動制御器に出力するブレーキ開閉検出器とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1を示すエレベーターのブレーキ制御装置のブロック構成図である。
図1において、乗りかご1と釣合錘2とがロープ3を介して互いに接続されており、シーブ4に接続された巻上機5を回転駆動することによりエレベーターを駆動させる。ブレーキ車6は、一般的にはシーブ4と巻上機5とを結合する軸上に設置されており、常時はコイルばね7の力によってブレーキシュー8をブレーキ車6に押し付けている。このため、ブレーキシュー8はブレーキ車6を押圧保持してその回転を制動し、シーブ4を介して乗りかご1の動きを制止させている。
【0008】
エレベーターの起動時には、駆動回路(駆動制御器)13からブレーキを開放させるためのブレーキ開放指令(ブレーキ開閉指令)が出力される。
電流指令発生器15は、ブレーキ開放指令を入力すると、ブレーキコイル10に通電させるブレーキ電流指令値を出力する。
電流検出器14は、ブレーキコイル10の実電流値を検出し、検出結果を電流制御器9およびブレーキ開閉検出器12に出力する。
電流制御器9は、ブレーキ電流指令値と実電流値との差分が小さくなるようにブレーキコイル10の通電を制御する。ブレーキコイル10を通電させて付勢させると、ブレーキシュー8に取り付けられたプランジャー11が吸引されてブレーキ車6が開放される。
ブレーキ開閉検出器12は、駆動回路13からの電流検出器14から出力された実電流値に基づいて、ブレーキの開放中の状態を推定し、実際にブレーキが開放されたか否かを推定する。
一般にブレーキは、プランジャー11が動作する瞬間に逆起電力が発生し、ブレーキコイル10の実電流値が変化する。ブレーキ開閉検出器12は、この実電流値の変化に基づいてブレーキが開放された、あるいは動作した(閉じた)ことを判断する。ブレーキが開放されたと推定した場合、駆動回路13にブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号を出力する。
駆動回路13は、ブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号が入力されると巻上機5を回転駆動させてエレベーターを駆動させる。
【0009】
一方、エレベーターの停止時には、駆動回路13からのブレーキ開放指令が「Low」となる。
電流指令発生器15は、ブレーキ開放指令が「Low」となると、ブレーキコイル10に通電を遮断させるようにブレーキ電流指令値を出力する。
電流検出器14は、ブレーキコイル10の実電流値を検出し、検出結果を電流制御器9およびブレーキ開閉検出器12に出力する。
電流制御器9は、通電を遮断させるためのブレーキ電流指令値と実電流値との差分が小さくなるようにブレーキコイル10の通電を制御する。ブレーキコイル10の通電が遮断されて消勢されると、ブレーキシュー8はコイルばね7の力でブレーキ車6に押圧され、シーブ4を介して乗りかご1は停止する。
ブレーキ開閉検出器12は、電流検出器14から出力された実電流値に基づいて、実際にブレーキが閉じたか否かを推定する。ブレーキ開閉検出器12は、ブレーキが閉じたと推定した場合、駆動回路13にブレーキが閉じたことを示すブレーキ状態信号を出力する。
駆動回路13は、ブレーキが閉じたことを示すブレーキ状態信号が入力されると巻上機5の駆動を停止させてエレベーターを停止させる。
【0010】
次に、エレベーターのブレーキ制御装置の動作について、更に詳細に説明する。図2は、この発明の実施の形態1による動作を示す説明図であり、図3は、この発明の実施の形態1のブレーキ開閉検出器12の内部信号を示す説明図である。図4は、この発明の実施の形態1によるブレーキ開閉検出器12の動作を示すフローチャートである。
図2(a)はブレーキコイル10の実電流値を示し、図2(b)はブレーキコイル10の実電流値の微分値を示す。
また、図2(c)〜(e)は、エレベーターのブレーキ制御装置の内部信号を示す。図2(c)はブレーキ開放指令を示し、図2(d)はブレーキの開閉状態を表すブレーキ状態信号を示し、図2(e)はブレーキの状態を表すブレーキ状態フラグを示す。
【0011】
図3において、「H」はHighレベル、「L」はLowレベルを表すものとする。なお、図2(c)〜(e)は図3に基づいている。
図3(a)はブレーキ開放指令を示す。Highレベルはブレーキ開放(コイル付勢)の指令、Lowレベルはブレーキ動作(コイル消勢)の指令を示す。
また、図3(b)はブレーキ状態信号を示す。Highレベルはブレーキが閉じていることを示し、Lowレベルはブレーキが開いている(開放している)ことを示す。なお、この信号がブレーキ開閉検出器12の推定結果として駆動回路13に出力される。
また、図3(c)はブレーキ状態フラグを示す。開放または動作の指令を受けてから実際にブレーキが開放または閉じるまでの間のブレーキの状態を示す。「0」はブレーキ動作完了、「1」はコイル付勢中によりブレーキ開放中を示す。また、「2」はプランジャー11動作中によりブレーキ開放中、「3」はブレーキ開放完了を示す。また、「4」はコイル消勢中によりブレーキ動作中、「5」はプランジャー動作中によりブレーキ動作中を示す。
【0012】
図4において、まず、ブレーキ開放指令が出力されているか否か(すなわち、ブレーキ開放指令=Hであるか否か)を判定する(ステップS401)。
ステップS401において、ブレーキ開放指令が出力されている場合(すなわち、YES)、ブレーキが開放されている状態であるか否か(すなわち、ブレーキ状態信号=Lであるか否か)を判定する(ステップS411)。
ステップS411おいて、ブレーキが開放されている状態である場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS411において、ブレーキが開放されていない状態である場合(すなわち、NO)、ブレーキ状態フラグが「0」であるか否かを判定する(ステップS412)。
【0013】
ステップS412において、ブレーキ状態フラグが「0」である場合(すなわち、YES)、ブレーキコイル10を付勢中でブレーキは開放中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「1」に変更して(ステップS413)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「0」から「1」に変更される状態に相当する。
ステップS412において、ブレーキ状態フラグが「0」ではない場合(すなわち、NO)、ブレーキ状態フラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS414)。
【0014】
ステップS414において、ブレーキ状態フラグが「1」である場合(すなわち、YES)、実電流値の微分値が所定の検出レベル1(閾値1)よりも大きい(ブレーキ電流微分値>検出レベル1)か否かを判定する(ステップS415)。
ステップS415において、微分値が検出レベル1よりも大きい場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS415において、微分値が検出レベル1以下の場合(すなわち、NO)、プランジャー11が動作中で、ブレーキは開放中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「2」に変更して(ステップS416)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「1」から「2」に変更される状態に相当する。
【0015】
また、ステップS414において、ブレーキ状態フラグが「1」ではない場合(すなわち、NO)、微分値が所定の検出レベル2(閾値2)よりも大きい(ブレーキ電流微分値>検出レベル2)か否かを判定する(ステップS417)。
ステップS417において、微分値が検出レベル2よりも大きい場合(すなわち、YES)、ブレーキの開放が完了したと判定し、ブレーキ状態フラグを「3」に変更するとともに、ブレーキ状態信号をブレーキ開放状態である「Low」に変更して、ブレーキ開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送され(ステップS418)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「2」から「3」に変更される状態に相当する。
また、ステップS417において、微分値が検出レベル2以下の場合(すなわち、NO)、図4の処理ルーチンを終了する。
以上の処理により、エレベーター起動時のブレーキ開放動作を推定する。
【0016】
次に、エレベーター停止時のブレーキ動作の検出について以下に説明する。
ステップS401において、ブレーキ開放指令が「Low」である場合(すなわち、NO)、ブレーキが閉じている状態であるか否か(すなわち、ブレーキ状態信号=Hであるか否か)を判定する(ステップS402)。
ステップS402において、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)である場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS402において、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)である場合(すなわち、NO)、ブレーキの状態を表すフラグが「3」であるか否かを判定する(ステップS403)。
【0017】
ステップS403において、ブレーキ状態フラグが「3」である場合(すなわち、YES)、実電流値の微分値が、所定の検出レベル3(閾値3)よりも大きい(ブレーキ電流微分値>検出レベル3)か否かを判定する。
ステップS404において、微分値が検出レベル3よりも大きい場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS404において、微分値が検出レベル3以下の場合(すなわち、NO)、ブレーキコイル10を消勢中で、ブレーキは動作中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「4」に変更して(ステップS405)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「3」から「4」に変更される状態に相当する。
【0018】
ステップS403において、ブレーキ状態フラグが「3」ではない場合(すなわち、NO)、ブレーキ状態フラグが「4」であるか否かを判定する(ステップS406)。
ステップS406において、ブレーキ状態フラグが「4」である場合(すなわち、YES)、実電流値の微分値が所定の検出レベル4(閾値4)よりも小さい(ブレーキ電流微分値<検出レベル4)か否かを判定する(ステップS407)。
ステップS407において、微分値が検出レベル4よりも小さい場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS407において、微分値が検出レベル4以上の場合(すなわち、NO)、プランジャー11が動作中で、ブレーキは動作中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「5」に変更して(ステップS408)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「4」から「5」に変更される状態に相当する。
【0019】
ステップS406において、ブレーキ状態フラグが「4」ではない場合(すなわち、NO)、実電流値の微分値が所定の検出レベル5(閾値5)よりも小さい(電流微分値<検出レベル5)か否かを判定する(ステップS409)。
ステップS409において、微分値が検出レベル5よりも小さい場合(すなわち、YES)、ブレーキの動作は完了したと判定し、ブレーキ状態フラグを「0」に変更するとともに、ブレーキ状態信号を「High」に変更し、ブレーキ開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送され(ステップS410)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「5」から「0」に変更される状態に相当する。
また、ステップS409において、微分値が検出レベル5以下の場合(すなわち、NO)、図4の処理ルーチンを終了する。
以上の処理により、エレベーター停止時のブレーキの動作を検出することができる。
なお、図4では微分値との比較に検出レベルを複数設けたが、図2(b)のように、ブレーキ状態フラグの変更の検出レベル(中央線)を1つだけ設けて推定してもよい。
【0020】
このように、ブレーキ開閉検出スイッチを用いることなくブレーキの開閉状態を検出することができる為、安価なエレベーターのブレーキ制御装置を提供することができ、産業的に有用である。
また、ブレーキ開閉検出スイッチの故障によるエレベーターのサービス停止が無くなる為、エレベーターの信頼性を向上させることができる。
また、電流指令発生器15からのブレーキ電流指令値と電流検出器14からの実電流値とを比較し、比較結果によりその差が小さくなるように電流制御器9で制御することにより、ブレーキコイル電流そのものを制御することができるので、温度、電圧変動等の外乱にも影響を受けずに精度高く電流を制御することができる。
【0021】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、ブレーキ開閉検出器12がブレーキの開閉状態を推定したが、ブレーキ開放指令出力後、一定時間経過してもブレーキが開放したと推定できない場合には、実電流値が適正な範囲に入っているか否かで開放を推定してもよい。
ブレーキ開閉検出器12は、ブレーキの開閉状態を検出できない可能性がある。ブレーキ開放指令を出力してから一定時間経過後でも、ブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号が出力されていない場合には、ブレーキの実電流値を参照し、実電流値が適正な範囲内に入っていれば、ブレーキが開放されたと推定して、ブレーキ状態信号を「Low」に変更して駆動回路13に伝送する。
【0022】
次に、ブレーキ開閉検出器12の動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2によるブレーキ開閉検出器12の動作を示すフローチャートである。
図5において、ブレーキ開放指令が出力されたことを検出(ブレーキ開放指令=L→H)したか否かを判定する(ステップS501)。
ステップS501において、ブレーキ開放指令の出力を検出した場合(すなわち、YES)、ブレーキ開放指令出力からの経過時間を計測するタイマーをスタートさせる(ステップS502)。
また、ステップS501において、ブレーキ開放指令の出力を検出してない場合(すなわち、NO)、ステップS502をスキップする。
【0023】
次に、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)であるか否かを判定する(ステップS503)。
ステップS503において、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)である場合(すなわち、NO)、図5の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS503において、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)である場合(すなわち、YES)、タイマーの値が所定値を超えている(タイムアウト)か否かを判定する(ステップS504)。
なお、タイムアウトの時間は、あらかじめブレーキの開放に要する最悪の時間を試験によって求めておき、適切な時間を設定しておく必要がある。
ステップS504において、タイマーの値が所定値以内の場合(すなわち、NO)、図5の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS504において、タイマーの値が所定値を超えている場合(すなわち、YES)、実電流値が適正な範囲内であるか否かを判定する(ステップS505)。
【0024】
ステップS505において、実電流値が適正な範囲内である場合(すなわち、YES)、ブレーキが正常に開放しているものとして、ブレーキ状態信号を「Low」に変更して(ステップS506)、ブレーキの開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送し、図5の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS505において、実電流値が適正な範囲内ではない場合(すなわち、NO)、駆動回路13にブレーキが異常であることを示すブレーキ異常信号を出力し(ステップS507)、図5の処理ルーチンを終了する。
エレベーターの駆動回路13は、ブレーキ異常信号を検出すると、巻上機5への電力の供給を停止し、エレベーターを停止させる。
【0025】
このように、ブレーキ開放指令が出力されてから一定時間経過しても、ブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号が出力されなかった場合には、ブレーキコイルの実電流値を参照し、実電流値が適正な範囲内に入っていれば、ブレーキが開放されたと推定するので、実電流値の微分値からブレーキの開閉を推定できなかった場合でも、支障をきたすことをなくエレベーターを運行することができる。
また、実電流値が適正な範囲内に入っていない場合には、ブレーキが異常であると見なすので、エレベーターのブレーキ装置の故障を検出することができる。
【0026】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、ブレーキ開閉検出器12がブレーキの開閉状態を推定したが、ブレーキの動作を指令するブレーキ開放指令出力後、一定時間経過してもブレーキが閉じたと推定できない場合には、ブレーキが閉じたと推定してもよい。
ブレーキ開閉検出器12は、ブレーキの開閉状態を検出できない可能性がある。ブレーキを閉じるためのブレーキ開放指令から一定時間経過後でも、ブレーキが閉じたと推定しない場合には、ブレーキが閉じていると推定し、ブレーキ状態信号を「High」に変更して駆動回路13に伝送する。
【0027】
次に、ブレーキ開閉検出器12の動作について説明する。
図6は、この発明の実施の形態3によるブレーキ開閉検出器12の動作を示すフローチャートである。
図6において、ブレーキの動作を指令するブレーキ開放指令が出力されたことを検出(ブレーキ開放指令=H→L)したか否かを判定する(ステップS601)。
ステップS601において、ブレーキ開放指令を検出した場合(すなわち、YES)、ブレーキ開放指令変更後からの経過時間を計測するタイマーをスタートさせる(ステップS602)。
また、ステップS601において、ブレーキ開放指令の変更を検出してない場合(すなわち、NO)、ステップS602をスキップする。
【0028】
次に、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)であるか否かを判定する(ステップS603)。
ステップS603において、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)である場合(すなわち、NO)、図6の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS603において、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)である場合(すなわち、YES)、タイマーの値が所定値を超えている(タイムアウト)か否かを判定する(ステップS604)。
なお、タイムアウトの時間は、前述の実施の形態2の場合と同様に、あらかじめブレーキが閉じるまでに要する最悪の時間を試験によって求めておき、適切な時間を設定しておく必要がある。
ステップS604において、タイマーの値が所定値以内の場合(すなわち、NO)、図6の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS604において、タイマーの値が所定値を超えている場合(すなわち、YES)、ブレーキが閉じているものとして、ブレーキ状態信号を「High」に変更し(ステップS605)、ブレーキ開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送し、図6の処理ルーチンを終了する。
【0029】
このように、ブレーキを閉じるためのブレーキ開放指令がなされてから一定時間経過してもブレーキが閉じたと推定されなかった場合には、ブレーキが閉じていると推定するので、実電流値の微分値からブレーキの開閉を推定できなかった場合でも、支障をきたすことをなくエレベーターを運行することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、エレベーターの運転を制御するために、エレベーターの起動および停止に応じてブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器と、ブレーキ開閉指令に応じて、ブレーキコイルの電流指令値を出力する電流指令発生器と、ブレーキコイルに流れる実電流値を検出する電流検出器と、実電流値と電流指令値とを一致させるようにブレーキコイルの通電を制御する電流制御器と、ブレーキ開閉指令が出力されてからブレーキの開閉が完了するまでの実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較してブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を駆動制御器に出力するブレーキ開閉検出器とを備えたので、ブレーキ開閉検出スイッチやブレーキ位置検出器を省いてもブレーキの開閉状態を検出することができ、ブレーキ開閉検出スイッチやブレーキ位置検出器の故障によるエレベーターのサービス停止が無くなり、エレベーターの信頼性を向上させることのできるエレベーターのブレーキ制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示すエレベーターのブレーキ制御装置のブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による動作を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1のブレーキ開閉検出器の内部信号を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるブレーキ開閉検出器の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2によるブレーキ開閉検出器の動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態3によるブレーキ開閉検出器の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 乗りかご、2 釣合錘、3 ロープ、4 シーブ、5 巻上機、6 ブレーキ車、7 コイルばね、8 ブレーキシュー、9 電流制御器、10 ブレーキコイル、11 プランジャー、12 ブレーキ開閉検出器、13 駆動回路、14 電流検出器、15 電流指令発生器。
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーターを制止させるブレーキの制御するためのエレベーターの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーターのブレーキ制御装置は、マグネット本体に設けられた電磁コイルへの通電を制御することにより、可動体をマグネット本体側に吸引してインナディスクをフリーにし、通電遮断時には、インナディスクを挟んで可動体をアウタディスクに押し付けるようにし、この時の可動体の振動加速度を加速度センサにより検出するようにする。このようなブレーキ制御装置では、電流検出器からの出力をブレーキ電流制御のみに用いており、ブレーキの開閉状態の検出には、別途ブレーキの開閉を検出するためのブレーキ開閉スイッチやブレーキの位置を検出するブレーキ位置検出器を設けることが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−72673号公報(第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーターのブレーキ制御装置は以上のように、ブレーキの開閉を検出する為にブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器を用いる為、ブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器が故障した場合においてもエレベーターのサービスを停止しなければならず、エレベーターの利用者に不便を与えることがあるという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、ブレーキ開閉検出スイッチまたはブレーキ位置検出器を省くとともに、信頼性の向上を図ることのできるエレベーターのブレーキ制御装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターのブレーキ制御装置は、ブレーキコイルを消勢させることによりブレーキの制動力を発生させてエレベーターを制止させ、ブレーキコイルを付勢させることにより制動力を解除させてエレベーターを起動させるものであって、エレベーターの運転を制御するために、エレベーターの起動および停止に応じてブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器と、ブレーキ開閉指令に応じて、ブレーキコイルの電流指令値を出力する電流指令発生器と、ブレーキコイルに流れる実電流値を検出する電流検出器と、実電流値と電流指令値とを一致させるようにブレーキコイルの通電を制御する電流制御器と、ブレーキ開閉指令が出力されてからブレーキの開閉が完了するまでの実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較してブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を駆動制御器に出力するブレーキ開閉検出器とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1を示すエレベーターのブレーキ制御装置のブロック構成図である。
図1において、乗りかご1と釣合錘2とがロープ3を介して互いに接続されており、シーブ4に接続された巻上機5を回転駆動することによりエレベーターを駆動させる。ブレーキ車6は、一般的にはシーブ4と巻上機5とを結合する軸上に設置されており、常時はコイルばね7の力によってブレーキシュー8をブレーキ車6に押し付けている。このため、ブレーキシュー8はブレーキ車6を押圧保持してその回転を制動し、シーブ4を介して乗りかご1の動きを制止させている。
【0008】
エレベーターの起動時には、駆動回路(駆動制御器)13からブレーキを開放させるためのブレーキ開放指令(ブレーキ開閉指令)が出力される。
電流指令発生器15は、ブレーキ開放指令を入力すると、ブレーキコイル10に通電させるブレーキ電流指令値を出力する。
電流検出器14は、ブレーキコイル10の実電流値を検出し、検出結果を電流制御器9およびブレーキ開閉検出器12に出力する。
電流制御器9は、ブレーキ電流指令値と実電流値との差分が小さくなるようにブレーキコイル10の通電を制御する。ブレーキコイル10を通電させて付勢させると、ブレーキシュー8に取り付けられたプランジャー11が吸引されてブレーキ車6が開放される。
ブレーキ開閉検出器12は、駆動回路13からの電流検出器14から出力された実電流値に基づいて、ブレーキの開放中の状態を推定し、実際にブレーキが開放されたか否かを推定する。
一般にブレーキは、プランジャー11が動作する瞬間に逆起電力が発生し、ブレーキコイル10の実電流値が変化する。ブレーキ開閉検出器12は、この実電流値の変化に基づいてブレーキが開放された、あるいは動作した(閉じた)ことを判断する。ブレーキが開放されたと推定した場合、駆動回路13にブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号を出力する。
駆動回路13は、ブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号が入力されると巻上機5を回転駆動させてエレベーターを駆動させる。
【0009】
一方、エレベーターの停止時には、駆動回路13からのブレーキ開放指令が「Low」となる。
電流指令発生器15は、ブレーキ開放指令が「Low」となると、ブレーキコイル10に通電を遮断させるようにブレーキ電流指令値を出力する。
電流検出器14は、ブレーキコイル10の実電流値を検出し、検出結果を電流制御器9およびブレーキ開閉検出器12に出力する。
電流制御器9は、通電を遮断させるためのブレーキ電流指令値と実電流値との差分が小さくなるようにブレーキコイル10の通電を制御する。ブレーキコイル10の通電が遮断されて消勢されると、ブレーキシュー8はコイルばね7の力でブレーキ車6に押圧され、シーブ4を介して乗りかご1は停止する。
ブレーキ開閉検出器12は、電流検出器14から出力された実電流値に基づいて、実際にブレーキが閉じたか否かを推定する。ブレーキ開閉検出器12は、ブレーキが閉じたと推定した場合、駆動回路13にブレーキが閉じたことを示すブレーキ状態信号を出力する。
駆動回路13は、ブレーキが閉じたことを示すブレーキ状態信号が入力されると巻上機5の駆動を停止させてエレベーターを停止させる。
【0010】
次に、エレベーターのブレーキ制御装置の動作について、更に詳細に説明する。図2は、この発明の実施の形態1による動作を示す説明図であり、図3は、この発明の実施の形態1のブレーキ開閉検出器12の内部信号を示す説明図である。図4は、この発明の実施の形態1によるブレーキ開閉検出器12の動作を示すフローチャートである。
図2(a)はブレーキコイル10の実電流値を示し、図2(b)はブレーキコイル10の実電流値の微分値を示す。
また、図2(c)〜(e)は、エレベーターのブレーキ制御装置の内部信号を示す。図2(c)はブレーキ開放指令を示し、図2(d)はブレーキの開閉状態を表すブレーキ状態信号を示し、図2(e)はブレーキの状態を表すブレーキ状態フラグを示す。
【0011】
図3において、「H」はHighレベル、「L」はLowレベルを表すものとする。なお、図2(c)〜(e)は図3に基づいている。
図3(a)はブレーキ開放指令を示す。Highレベルはブレーキ開放(コイル付勢)の指令、Lowレベルはブレーキ動作(コイル消勢)の指令を示す。
また、図3(b)はブレーキ状態信号を示す。Highレベルはブレーキが閉じていることを示し、Lowレベルはブレーキが開いている(開放している)ことを示す。なお、この信号がブレーキ開閉検出器12の推定結果として駆動回路13に出力される。
また、図3(c)はブレーキ状態フラグを示す。開放または動作の指令を受けてから実際にブレーキが開放または閉じるまでの間のブレーキの状態を示す。「0」はブレーキ動作完了、「1」はコイル付勢中によりブレーキ開放中を示す。また、「2」はプランジャー11動作中によりブレーキ開放中、「3」はブレーキ開放完了を示す。また、「4」はコイル消勢中によりブレーキ動作中、「5」はプランジャー動作中によりブレーキ動作中を示す。
【0012】
図4において、まず、ブレーキ開放指令が出力されているか否か(すなわち、ブレーキ開放指令=Hであるか否か)を判定する(ステップS401)。
ステップS401において、ブレーキ開放指令が出力されている場合(すなわち、YES)、ブレーキが開放されている状態であるか否か(すなわち、ブレーキ状態信号=Lであるか否か)を判定する(ステップS411)。
ステップS411おいて、ブレーキが開放されている状態である場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS411において、ブレーキが開放されていない状態である場合(すなわち、NO)、ブレーキ状態フラグが「0」であるか否かを判定する(ステップS412)。
【0013】
ステップS412において、ブレーキ状態フラグが「0」である場合(すなわち、YES)、ブレーキコイル10を付勢中でブレーキは開放中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「1」に変更して(ステップS413)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「0」から「1」に変更される状態に相当する。
ステップS412において、ブレーキ状態フラグが「0」ではない場合(すなわち、NO)、ブレーキ状態フラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS414)。
【0014】
ステップS414において、ブレーキ状態フラグが「1」である場合(すなわち、YES)、実電流値の微分値が所定の検出レベル1(閾値1)よりも大きい(ブレーキ電流微分値>検出レベル1)か否かを判定する(ステップS415)。
ステップS415において、微分値が検出レベル1よりも大きい場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS415において、微分値が検出レベル1以下の場合(すなわち、NO)、プランジャー11が動作中で、ブレーキは開放中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「2」に変更して(ステップS416)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「1」から「2」に変更される状態に相当する。
【0015】
また、ステップS414において、ブレーキ状態フラグが「1」ではない場合(すなわち、NO)、微分値が所定の検出レベル2(閾値2)よりも大きい(ブレーキ電流微分値>検出レベル2)か否かを判定する(ステップS417)。
ステップS417において、微分値が検出レベル2よりも大きい場合(すなわち、YES)、ブレーキの開放が完了したと判定し、ブレーキ状態フラグを「3」に変更するとともに、ブレーキ状態信号をブレーキ開放状態である「Low」に変更して、ブレーキ開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送され(ステップS418)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「2」から「3」に変更される状態に相当する。
また、ステップS417において、微分値が検出レベル2以下の場合(すなわち、NO)、図4の処理ルーチンを終了する。
以上の処理により、エレベーター起動時のブレーキ開放動作を推定する。
【0016】
次に、エレベーター停止時のブレーキ動作の検出について以下に説明する。
ステップS401において、ブレーキ開放指令が「Low」である場合(すなわち、NO)、ブレーキが閉じている状態であるか否か(すなわち、ブレーキ状態信号=Hであるか否か)を判定する(ステップS402)。
ステップS402において、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)である場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS402において、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)である場合(すなわち、NO)、ブレーキの状態を表すフラグが「3」であるか否かを判定する(ステップS403)。
【0017】
ステップS403において、ブレーキ状態フラグが「3」である場合(すなわち、YES)、実電流値の微分値が、所定の検出レベル3(閾値3)よりも大きい(ブレーキ電流微分値>検出レベル3)か否かを判定する。
ステップS404において、微分値が検出レベル3よりも大きい場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS404において、微分値が検出レベル3以下の場合(すなわち、NO)、ブレーキコイル10を消勢中で、ブレーキは動作中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「4」に変更して(ステップS405)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「3」から「4」に変更される状態に相当する。
【0018】
ステップS403において、ブレーキ状態フラグが「3」ではない場合(すなわち、NO)、ブレーキ状態フラグが「4」であるか否かを判定する(ステップS406)。
ステップS406において、ブレーキ状態フラグが「4」である場合(すなわち、YES)、実電流値の微分値が所定の検出レベル4(閾値4)よりも小さい(ブレーキ電流微分値<検出レベル4)か否かを判定する(ステップS407)。
ステップS407において、微分値が検出レベル4よりも小さい場合(すなわち、YES)、図4の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS407において、微分値が検出レベル4以上の場合(すなわち、NO)、プランジャー11が動作中で、ブレーキは動作中であると判定し、ブレーキ状態フラグを「5」に変更して(ステップS408)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「4」から「5」に変更される状態に相当する。
【0019】
ステップS406において、ブレーキ状態フラグが「4」ではない場合(すなわち、NO)、実電流値の微分値が所定の検出レベル5(閾値5)よりも小さい(電流微分値<検出レベル5)か否かを判定する(ステップS409)。
ステップS409において、微分値が検出レベル5よりも小さい場合(すなわち、YES)、ブレーキの動作は完了したと判定し、ブレーキ状態フラグを「0」に変更するとともに、ブレーキ状態信号を「High」に変更し、ブレーキ開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送され(ステップS410)、図4の処理ルーチンを終了する。
この場合、図2(e)のブレーキ状態フラグが「5」から「0」に変更される状態に相当する。
また、ステップS409において、微分値が検出レベル5以下の場合(すなわち、NO)、図4の処理ルーチンを終了する。
以上の処理により、エレベーター停止時のブレーキの動作を検出することができる。
なお、図4では微分値との比較に検出レベルを複数設けたが、図2(b)のように、ブレーキ状態フラグの変更の検出レベル(中央線)を1つだけ設けて推定してもよい。
【0020】
このように、ブレーキ開閉検出スイッチを用いることなくブレーキの開閉状態を検出することができる為、安価なエレベーターのブレーキ制御装置を提供することができ、産業的に有用である。
また、ブレーキ開閉検出スイッチの故障によるエレベーターのサービス停止が無くなる為、エレベーターの信頼性を向上させることができる。
また、電流指令発生器15からのブレーキ電流指令値と電流検出器14からの実電流値とを比較し、比較結果によりその差が小さくなるように電流制御器9で制御することにより、ブレーキコイル電流そのものを制御することができるので、温度、電圧変動等の外乱にも影響を受けずに精度高く電流を制御することができる。
【0021】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、ブレーキ開閉検出器12がブレーキの開閉状態を推定したが、ブレーキ開放指令出力後、一定時間経過してもブレーキが開放したと推定できない場合には、実電流値が適正な範囲に入っているか否かで開放を推定してもよい。
ブレーキ開閉検出器12は、ブレーキの開閉状態を検出できない可能性がある。ブレーキ開放指令を出力してから一定時間経過後でも、ブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号が出力されていない場合には、ブレーキの実電流値を参照し、実電流値が適正な範囲内に入っていれば、ブレーキが開放されたと推定して、ブレーキ状態信号を「Low」に変更して駆動回路13に伝送する。
【0022】
次に、ブレーキ開閉検出器12の動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2によるブレーキ開閉検出器12の動作を示すフローチャートである。
図5において、ブレーキ開放指令が出力されたことを検出(ブレーキ開放指令=L→H)したか否かを判定する(ステップS501)。
ステップS501において、ブレーキ開放指令の出力を検出した場合(すなわち、YES)、ブレーキ開放指令出力からの経過時間を計測するタイマーをスタートさせる(ステップS502)。
また、ステップS501において、ブレーキ開放指令の出力を検出してない場合(すなわち、NO)、ステップS502をスキップする。
【0023】
次に、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)であるか否かを判定する(ステップS503)。
ステップS503において、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)である場合(すなわち、NO)、図5の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS503において、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)である場合(すなわち、YES)、タイマーの値が所定値を超えている(タイムアウト)か否かを判定する(ステップS504)。
なお、タイムアウトの時間は、あらかじめブレーキの開放に要する最悪の時間を試験によって求めておき、適切な時間を設定しておく必要がある。
ステップS504において、タイマーの値が所定値以内の場合(すなわち、NO)、図5の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS504において、タイマーの値が所定値を超えている場合(すなわち、YES)、実電流値が適正な範囲内であるか否かを判定する(ステップS505)。
【0024】
ステップS505において、実電流値が適正な範囲内である場合(すなわち、YES)、ブレーキが正常に開放しているものとして、ブレーキ状態信号を「Low」に変更して(ステップS506)、ブレーキの開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送し、図5の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS505において、実電流値が適正な範囲内ではない場合(すなわち、NO)、駆動回路13にブレーキが異常であることを示すブレーキ異常信号を出力し(ステップS507)、図5の処理ルーチンを終了する。
エレベーターの駆動回路13は、ブレーキ異常信号を検出すると、巻上機5への電力の供給を停止し、エレベーターを停止させる。
【0025】
このように、ブレーキ開放指令が出力されてから一定時間経過しても、ブレーキが開放されたことを示すブレーキ状態信号が出力されなかった場合には、ブレーキコイルの実電流値を参照し、実電流値が適正な範囲内に入っていれば、ブレーキが開放されたと推定するので、実電流値の微分値からブレーキの開閉を推定できなかった場合でも、支障をきたすことをなくエレベーターを運行することができる。
また、実電流値が適正な範囲内に入っていない場合には、ブレーキが異常であると見なすので、エレベーターのブレーキ装置の故障を検出することができる。
【0026】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、ブレーキ開閉検出器12がブレーキの開閉状態を推定したが、ブレーキの動作を指令するブレーキ開放指令出力後、一定時間経過してもブレーキが閉じたと推定できない場合には、ブレーキが閉じたと推定してもよい。
ブレーキ開閉検出器12は、ブレーキの開閉状態を検出できない可能性がある。ブレーキを閉じるためのブレーキ開放指令から一定時間経過後でも、ブレーキが閉じたと推定しない場合には、ブレーキが閉じていると推定し、ブレーキ状態信号を「High」に変更して駆動回路13に伝送する。
【0027】
次に、ブレーキ開閉検出器12の動作について説明する。
図6は、この発明の実施の形態3によるブレーキ開閉検出器12の動作を示すフローチャートである。
図6において、ブレーキの動作を指令するブレーキ開放指令が出力されたことを検出(ブレーキ開放指令=H→L)したか否かを判定する(ステップS601)。
ステップS601において、ブレーキ開放指令を検出した場合(すなわち、YES)、ブレーキ開放指令変更後からの経過時間を計測するタイマーをスタートさせる(ステップS602)。
また、ステップS601において、ブレーキ開放指令の変更を検出してない場合(すなわち、NO)、ステップS602をスキップする。
【0028】
次に、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)であるか否かを判定する(ステップS603)。
ステップS603において、ブレーキが閉じている状態(ブレーキ状態信号=H)である場合(すなわち、NO)、図6の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS603において、ブレーキが開放している状態(ブレーキ状態信号=L)である場合(すなわち、YES)、タイマーの値が所定値を超えている(タイムアウト)か否かを判定する(ステップS604)。
なお、タイムアウトの時間は、前述の実施の形態2の場合と同様に、あらかじめブレーキが閉じるまでに要する最悪の時間を試験によって求めておき、適切な時間を設定しておく必要がある。
ステップS604において、タイマーの値が所定値以内の場合(すなわち、NO)、図6の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS604において、タイマーの値が所定値を超えている場合(すなわち、YES)、ブレーキが閉じているものとして、ブレーキ状態信号を「High」に変更し(ステップS605)、ブレーキ開閉状態の判定(推定)結果として駆動回路13に伝送し、図6の処理ルーチンを終了する。
【0029】
このように、ブレーキを閉じるためのブレーキ開放指令がなされてから一定時間経過してもブレーキが閉じたと推定されなかった場合には、ブレーキが閉じていると推定するので、実電流値の微分値からブレーキの開閉を推定できなかった場合でも、支障をきたすことをなくエレベーターを運行することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、エレベーターの運転を制御するために、エレベーターの起動および停止に応じてブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器と、ブレーキ開閉指令に応じて、ブレーキコイルの電流指令値を出力する電流指令発生器と、ブレーキコイルに流れる実電流値を検出する電流検出器と、実電流値と電流指令値とを一致させるようにブレーキコイルの通電を制御する電流制御器と、ブレーキ開閉指令が出力されてからブレーキの開閉が完了するまでの実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較してブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を駆動制御器に出力するブレーキ開閉検出器とを備えたので、ブレーキ開閉検出スイッチやブレーキ位置検出器を省いてもブレーキの開閉状態を検出することができ、ブレーキ開閉検出スイッチやブレーキ位置検出器の故障によるエレベーターのサービス停止が無くなり、エレベーターの信頼性を向上させることのできるエレベーターのブレーキ制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示すエレベーターのブレーキ制御装置のブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による動作を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1のブレーキ開閉検出器の内部信号を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるブレーキ開閉検出器の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2によるブレーキ開閉検出器の動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態3によるブレーキ開閉検出器の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 乗りかご、2 釣合錘、3 ロープ、4 シーブ、5 巻上機、6 ブレーキ車、7 コイルばね、8 ブレーキシュー、9 電流制御器、10 ブレーキコイル、11 プランジャー、12 ブレーキ開閉検出器、13 駆動回路、14 電流検出器、15 電流指令発生器。
Claims (4)
- ブレーキコイルを消勢させることによりブレーキの制動力を発生させてエレベーターを制止させ、前記ブレーキコイルを付勢させることにより前記制動力を解除させて前記エレベーターを起動させるエレベーターのブレーキ制御装置であって、
前記エレベーターの運転を制御するために、前記エレベーターの起動および停止に応じて前記ブレーキを開閉させるためのブレーキ開閉指令を出力する駆動制御器と、
前記ブレーキ開閉指令に応じて、前記ブレーキコイルの電流指令値を出力する電流指令発生器と、
前記ブレーキコイルに流れる実電流値を検出する電流検出器と、
前記実電流値と前記電流指令値とを一致させるように前記ブレーキコイルの通電を制御する電流制御器と、
前記ブレーキ開閉指令が出力されてから前記ブレーキの開閉が完了するまでの前記実電流値の微分値と、あらかじめ設定された閾値とを比較して、前記ブレーキの開閉状態を推定し、推定結果を前記駆動制御器に出力するブレーキ開閉検出器と
を備えたことを特徴とするエレベーターのブレーキ制御装置。 - 前記ブレーキ開閉検出器は、前記ブレーキを開放させるための前記ブレーキ開閉指令が出力されてから所定時間経過時点で、前記ブレーキが開放されたことを示す推定結果を出力しておらず、前記所定時間経過時点の前記実電流値が所定範囲内の場合には、前記ブレーキが開放されたと推定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターのブレーキ制御装置。
- 前記ブレーキ開閉検出器は、前記ブレーキを開放させるための前記ブレーキ開閉指令が出力されてから所定時間経過時点で、前記ブレーキが開放されたことを示す推定結果を出力しておらず、前記所定時間経過時点の前記実電流値が所定範囲外の場合には、前記ブレーキが異常であると推定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベーターのブレーキ制御装置。
- 前記ブレーキ開閉検出器は、前記ブレーキを閉じるための前記ブレーキ開閉指令が出力されてから所定時間経過時点で、前記ブレーキが閉じたことを示す推定結果を出力していない場合には、前記ブレーキが閉じたと推定することを特徴とする請求項1から請求項3に記載のエレベーターのブレーキ制御装置。
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- 2003-02-24 JP JP2003046246A patent/JP2004256189A/ja active Pending
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