JP2004257478A - 空気弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気弁における排気弁部の止水不良を解消する。
【解決手段】排気弁口6を内部上方に設けた排気筒5を、弁箱1と連通する様に弁箱1上部に立設し、弁箱1内に設けたフロート15の上下位置に応じ排気弁口6を開閉する排気弁体8を下方より配置すると共に、排気弁体8を排気弁バネ12にて閉弁方向に付勢した排気弁部3を設けた空気弁において、排気弁部3にはバネ21にて外方突出する様に付勢された操作部22と、該操作部22に連続形成され、排気弁口6の上方より排気弁体8を押圧する突き棒23とを設けることにより、操作部22にて突き棒23を上下動することで排気弁体8を開閉弁動作させ、排気弁体8やその周辺に付着した異物を排水と共に外部へ排出する。
【選択図】 図2
【解決手段】排気弁口6を内部上方に設けた排気筒5を、弁箱1と連通する様に弁箱1上部に立設し、弁箱1内に設けたフロート15の上下位置に応じ排気弁口6を開閉する排気弁体8を下方より配置すると共に、排気弁体8を排気弁バネ12にて閉弁方向に付勢した排気弁部3を設けた空気弁において、排気弁部3にはバネ21にて外方突出する様に付勢された操作部22と、該操作部22に連続形成され、排気弁口6の上方より排気弁体8を押圧する突き棒23とを設けることにより、操作部22にて突き棒23を上下動することで排気弁体8を開閉弁動作させ、排気弁体8やその周辺に付着した異物を排水と共に外部へ排出する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気弁部を有する空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気弁は、給水管や給湯管等の配管系に取付けて使用されており、流水中に発生又は存在する気泡群を弁箱内に捕集し、弁箱内に滞留した空気により弁箱内の水位が所定位置まで降下することで、弁箱内に設けたフロートの上下位置に応じ排気弁口を開閉する排気弁体が開弁し、排気弁口から空気を系外に排出する様に成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭63−101375号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、排気弁部における排気弁体は弁箱上部に設けられ、弁箱内の水が接触しない様に配慮されているが、配管系内の圧力が上昇すると、排気弁体周辺へ水面も上昇し、水面上に浮遊するゴミや埃等の異物が排気弁体に付着する場合があり、異物が付着した排気弁体では排気弁口を正常に閉塞できない不具合を有し、この様な事態が生ずると、配管系内の圧力上昇時には排気弁口から系外へ水が排出され、その周辺が水浸しとなるといった不具合を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑み、排気弁口を内部上方に設けた排気筒を、弁箱と連通する様に弁箱上部に立設し、弁箱内に設けたフロートの上下位置に応じ排気弁口を開閉する排気弁体を下方より配置すると共に、排気弁体を排気弁バネにて閉弁方向に付勢した排気弁部を設けた空気弁において、排気弁部には、バネにて外方突出する様に付勢された操作部と、該操作部に連続形成され、排気弁口の上方より排気弁体を押圧する突き棒とを設けることにより、操作部にて突き棒を上下動することで排気弁体を開閉弁動作させ、排気弁体やその周辺に付着した異物を排水と共に外部へ排出する様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す空気弁は、弁箱1の下端部に配管系に接続する流入口2を設けると共に、上部には排気弁部3と吸気弁部4とを設けている。
排気弁部3は、弁箱1内部に連通する排気筒5を立設し、該排気筒5は、その内部上方に弁箱1の内外を連通する排気弁口6を設け、該排気弁口6の下方開口端を排気弁座7と成している。
排気弁座7には、排気弁口6を開閉する排気弁体8を着離自在に設け、該排気弁体8下部に突設した排気弁棒9を、排気筒5下部に装着した弁棒案内筒10に挿通している。
【0007】
弁棒案内筒10において、排気弁棒9の挿通孔11は、上方を拡径して排気弁バネ受11aを形成し、該排気弁バネ受11aと排気弁体8の間に排気弁バネ12を圧縮介装することにより、排気弁体8を閉弁方向に付勢している。
又、弁棒案内筒10は、その下端から挿通孔11に渡って穿設することにより、該挿通孔11を共有する弁箱1と排気筒5との連通路13を設けている。
排気弁棒9下端は、弁箱1内に突入すると共に、梃子杆14を介して弁箱1内に収容したフロート15に連繋し、該フロート15の上下位置に応じ排気弁体8が排気弁口6を開閉する様に成している。
【0008】
梃子杆14は、図3に示す様に、矩形板状にしてその長手側縁に補強板14aを垂下形成して成り、長手方向一端を支点とする様に、その支点側端部を、断面鉤状に形成した弁棒案内筒10下部に着離自在に設置すると共に、下端に抜止め16を取付けた排気弁棒9を前記支点側端部に遊嵌している。
又、梃子杆14の長手方向他端は、二股状に形成され、一方、フロート15において、排気弁棒9と対峙する一側上部には、上端に鍔部17aを有する直立棒17を突設し、該直立棒17を梃子杆14の二股状の他端に掛止することにより、梃子杆14がフロート15を吊り下げ支持し、フロート15の上下動により梃子杆14が揺動して排気弁体8を上下動する様に成している。
【0009】
排気筒5には、排気弁口6に連通するノズル18を側面に突設したキャップ19を外嵌しており、このキャップ19には、排気弁体8を開閉弁動作させる強制開閉弁操作手段20を設けている。
この強制開閉弁操作手段20は、バネ21にて外方突出する様に付勢された操作部22と、該操作部22に連続形成され、排気弁口6の上方より排気弁体8を押圧する突き棒23とから成る。
バネ21はキャップ19上方に設けた中空部19a下端と、キャップ19上端で抜止めされる様に操作部22の中間部位に設けたフランジ22aとの間に圧縮介装され、中空部19aの上下より操作部22と突き棒23の夫々を突出し、操作部22をバネ21の付勢力に抗して押圧することにより、突き棒23が排気弁口6を通過すると共に、排気弁体8を排気弁バネ12の付勢力に抗して排気弁座7より離脱する様に押圧し、操作部22の押圧を解除することにより、バネ21の付勢力にて突き棒23が排気弁体8より離脱し、排気弁体8も排気弁バネ12の付勢力にて復帰する様に成している。
【0010】
吸気弁部4は、弁箱1内部に連通する吸気筒24を立設し、該吸気筒24は、その最上方部に弁箱1の内外を連通する吸気弁口25を設け、該吸気弁口25の下方開口端には、Oリングから成る吸気弁座26を取付け、該吸気弁座26に吸気弁口25を開閉する球状の吸気弁体27を着離自在に設けている。
吸気筒24において、吸気弁体27下方には弁箱1に連通する長尺な内筒28を挿嵌し、該内筒28の上方開口部を拡径形成して成る吸気弁バネ受29と吸気弁体27との間に吸気弁バネ30を圧縮介装することにより、吸気弁体27を閉弁方向に付勢している。
尚、吸気弁体27は球状でなくても平板状であっても良い。
そして、吸気弁体27で密閉された吸気弁部4内の容積(吸気弁体27の体積を除いた図2中の格子模様で示す空間)Vを、圧力が加わることで吸気弁部4内の空気が圧縮されても吸気弁体27下部に空気層を有する様に設定している。
即ち、弁箱1内に水が流入した状態で弁箱1内が大気圧にある場合には、図1、2の様に、内筒28内全体の容積V分が空気層となっており、排気弁体8に止水不良を生じ、排気弁口6から漏水した状態でもその空気層の存在により吸気弁体27は水に接触せず、例え、弁箱1内で想定される最大圧力によって内部空気が最小に圧縮されることで水位が内筒28内へ上昇しても、その水面と吸気弁体27との間には圧縮された状態の空気層が存在しており、常に吸気弁体27の下方には空気の隔たり(空気層)が存在し水と接触しない様に成している。
又、吸気筒24には、吸気弁口25に連通するノズル31を上部側面に突設したキャップ32を外嵌している。
尚、本実施例にあっては、排気弁部3と吸気弁部4とを設けた空気弁について説明したが、この様な空気弁に限定されず、排気弁部3だけを有する空気弁であっても良い。
【0011】
次に本発明に係る空気弁の作用について説明する。
配管内の水が充満して弁箱1内の水位が設定値以上では、フロート15は浮力によって浮上して梃子杆14を水平に保持しており、排気弁体8が排気弁バネ12の付勢力によって排気弁座7に着座し、排気弁口6を閉鎖している。
又、排気弁体8にゴミ等の異物が付着し、排気弁体8が正常に排気弁座7に着座できず、排気弁口6を正常に閉塞できない場合、バネ21と排気弁バネ12の付勢力に抗して操作部22の下方押圧を繰り返し行うことより、突き棒23で排気弁体8を開閉弁動作(上下動)させ、排気弁体8やその周辺に付着した異物を水と共に外部へ排出する。
一方、吸気弁体27は、吸気弁バネ30の付勢力よって吸気弁座26に着座し、吸気弁口25を閉鎖しており、弁箱1内の圧力上昇に伴い水面が内筒28内へ上昇しても、上述の如く、その水面と吸気弁体27との間には、その圧力の度合によって厚みは異なるが、常に空気層が存在し、吸気弁体27に水面が接触することはない。
そして、配管内に発生した気泡が弁箱1内に流入して滞留され、弁箱1内の水位が低下すると、その分フロート15の受ける浮力が減少し、フロート15は排気弁バネ12の付勢力に抗してその自重により下降動作し、これに伴い梃子杆14を介して排気弁体8は下降連動して排気弁口6が開口し、排気弁口6を通して弁箱1内に滞留した空気が排出される。
又、配管内に負圧を生じた場合、弁箱1内部も負圧となり、吸気弁体27は下降動作し、該吸気弁体27は吸気弁座26より離脱して吸気弁口25は開口し、吸気弁口25を通して外気が導入され、負圧を解消し、その後吸気弁バネ30の付勢力により吸気弁体27は復帰して吸気弁座26に着座し吸気弁口25を閉鎖する。
【0012】
【発明の効果】
要するに本発明は、排気弁口6を内部上方に設けた排気筒5を、弁箱1と連通する様に弁箱1上部に立設し、弁箱1内に設けたフロート15の上下位置に応じ排気弁口6を開閉する排気弁体8を下方より配置すると共に、排気弁体8を排気弁バネ12にて閉弁方向に付勢した排気弁部3を設けた空気弁において、排気弁部3には排気弁体8を開閉弁動作させる強制開閉弁操作手段20を設けたので、排気弁体8にゴミ等の異物が付着し、排気弁体8が正常に排気弁座7に着座できず、排気弁口6を正常に閉塞できない場合、強制開閉弁操作手段20にて排気弁体8を開閉弁動作させることにより濯ぎ、排気弁体8やその周辺に付着した異物を水と共に外部へ排出でき、排気弁部3の止水不良を解消して正常に動作させられる。
【0013】
強制開閉弁操作手段20は、バネ21にて外方突出する様に付勢された操作部22と、該操作部22に連続形成され、排気弁口6の上方より排気弁体8を押圧する突き棒23とから成るので、バネ21の付勢力に抗して操作部22の下方押圧を繰り返し行うといった簡単な操作により突き棒23で排気弁体8を上下動させて濯ぎ、排気弁体8等に付着した異物を排水と共に排出できる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気弁の断面図である。
【図2】強制開閉弁操作手段による排気弁体の開閉弁動作状態を示す拡大断面図である。
【図3】図1のAーA拡大断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱
3 排気弁部
5 排気筒
6 排気弁口
8 排気弁体
12 排気弁バネ
15 フロート
20 強制開閉弁操作手段
21 バネ
22 操作部
23 突き棒
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気弁部を有する空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気弁は、給水管や給湯管等の配管系に取付けて使用されており、流水中に発生又は存在する気泡群を弁箱内に捕集し、弁箱内に滞留した空気により弁箱内の水位が所定位置まで降下することで、弁箱内に設けたフロートの上下位置に応じ排気弁口を開閉する排気弁体が開弁し、排気弁口から空気を系外に排出する様に成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭63−101375号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、排気弁部における排気弁体は弁箱上部に設けられ、弁箱内の水が接触しない様に配慮されているが、配管系内の圧力が上昇すると、排気弁体周辺へ水面も上昇し、水面上に浮遊するゴミや埃等の異物が排気弁体に付着する場合があり、異物が付着した排気弁体では排気弁口を正常に閉塞できない不具合を有し、この様な事態が生ずると、配管系内の圧力上昇時には排気弁口から系外へ水が排出され、その周辺が水浸しとなるといった不具合を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑み、排気弁口を内部上方に設けた排気筒を、弁箱と連通する様に弁箱上部に立設し、弁箱内に設けたフロートの上下位置に応じ排気弁口を開閉する排気弁体を下方より配置すると共に、排気弁体を排気弁バネにて閉弁方向に付勢した排気弁部を設けた空気弁において、排気弁部には、バネにて外方突出する様に付勢された操作部と、該操作部に連続形成され、排気弁口の上方より排気弁体を押圧する突き棒とを設けることにより、操作部にて突き棒を上下動することで排気弁体を開閉弁動作させ、排気弁体やその周辺に付着した異物を排水と共に外部へ排出する様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す空気弁は、弁箱1の下端部に配管系に接続する流入口2を設けると共に、上部には排気弁部3と吸気弁部4とを設けている。
排気弁部3は、弁箱1内部に連通する排気筒5を立設し、該排気筒5は、その内部上方に弁箱1の内外を連通する排気弁口6を設け、該排気弁口6の下方開口端を排気弁座7と成している。
排気弁座7には、排気弁口6を開閉する排気弁体8を着離自在に設け、該排気弁体8下部に突設した排気弁棒9を、排気筒5下部に装着した弁棒案内筒10に挿通している。
【0007】
弁棒案内筒10において、排気弁棒9の挿通孔11は、上方を拡径して排気弁バネ受11aを形成し、該排気弁バネ受11aと排気弁体8の間に排気弁バネ12を圧縮介装することにより、排気弁体8を閉弁方向に付勢している。
又、弁棒案内筒10は、その下端から挿通孔11に渡って穿設することにより、該挿通孔11を共有する弁箱1と排気筒5との連通路13を設けている。
排気弁棒9下端は、弁箱1内に突入すると共に、梃子杆14を介して弁箱1内に収容したフロート15に連繋し、該フロート15の上下位置に応じ排気弁体8が排気弁口6を開閉する様に成している。
【0008】
梃子杆14は、図3に示す様に、矩形板状にしてその長手側縁に補強板14aを垂下形成して成り、長手方向一端を支点とする様に、その支点側端部を、断面鉤状に形成した弁棒案内筒10下部に着離自在に設置すると共に、下端に抜止め16を取付けた排気弁棒9を前記支点側端部に遊嵌している。
又、梃子杆14の長手方向他端は、二股状に形成され、一方、フロート15において、排気弁棒9と対峙する一側上部には、上端に鍔部17aを有する直立棒17を突設し、該直立棒17を梃子杆14の二股状の他端に掛止することにより、梃子杆14がフロート15を吊り下げ支持し、フロート15の上下動により梃子杆14が揺動して排気弁体8を上下動する様に成している。
【0009】
排気筒5には、排気弁口6に連通するノズル18を側面に突設したキャップ19を外嵌しており、このキャップ19には、排気弁体8を開閉弁動作させる強制開閉弁操作手段20を設けている。
この強制開閉弁操作手段20は、バネ21にて外方突出する様に付勢された操作部22と、該操作部22に連続形成され、排気弁口6の上方より排気弁体8を押圧する突き棒23とから成る。
バネ21はキャップ19上方に設けた中空部19a下端と、キャップ19上端で抜止めされる様に操作部22の中間部位に設けたフランジ22aとの間に圧縮介装され、中空部19aの上下より操作部22と突き棒23の夫々を突出し、操作部22をバネ21の付勢力に抗して押圧することにより、突き棒23が排気弁口6を通過すると共に、排気弁体8を排気弁バネ12の付勢力に抗して排気弁座7より離脱する様に押圧し、操作部22の押圧を解除することにより、バネ21の付勢力にて突き棒23が排気弁体8より離脱し、排気弁体8も排気弁バネ12の付勢力にて復帰する様に成している。
【0010】
吸気弁部4は、弁箱1内部に連通する吸気筒24を立設し、該吸気筒24は、その最上方部に弁箱1の内外を連通する吸気弁口25を設け、該吸気弁口25の下方開口端には、Oリングから成る吸気弁座26を取付け、該吸気弁座26に吸気弁口25を開閉する球状の吸気弁体27を着離自在に設けている。
吸気筒24において、吸気弁体27下方には弁箱1に連通する長尺な内筒28を挿嵌し、該内筒28の上方開口部を拡径形成して成る吸気弁バネ受29と吸気弁体27との間に吸気弁バネ30を圧縮介装することにより、吸気弁体27を閉弁方向に付勢している。
尚、吸気弁体27は球状でなくても平板状であっても良い。
そして、吸気弁体27で密閉された吸気弁部4内の容積(吸気弁体27の体積を除いた図2中の格子模様で示す空間)Vを、圧力が加わることで吸気弁部4内の空気が圧縮されても吸気弁体27下部に空気層を有する様に設定している。
即ち、弁箱1内に水が流入した状態で弁箱1内が大気圧にある場合には、図1、2の様に、内筒28内全体の容積V分が空気層となっており、排気弁体8に止水不良を生じ、排気弁口6から漏水した状態でもその空気層の存在により吸気弁体27は水に接触せず、例え、弁箱1内で想定される最大圧力によって内部空気が最小に圧縮されることで水位が内筒28内へ上昇しても、その水面と吸気弁体27との間には圧縮された状態の空気層が存在しており、常に吸気弁体27の下方には空気の隔たり(空気層)が存在し水と接触しない様に成している。
又、吸気筒24には、吸気弁口25に連通するノズル31を上部側面に突設したキャップ32を外嵌している。
尚、本実施例にあっては、排気弁部3と吸気弁部4とを設けた空気弁について説明したが、この様な空気弁に限定されず、排気弁部3だけを有する空気弁であっても良い。
【0011】
次に本発明に係る空気弁の作用について説明する。
配管内の水が充満して弁箱1内の水位が設定値以上では、フロート15は浮力によって浮上して梃子杆14を水平に保持しており、排気弁体8が排気弁バネ12の付勢力によって排気弁座7に着座し、排気弁口6を閉鎖している。
又、排気弁体8にゴミ等の異物が付着し、排気弁体8が正常に排気弁座7に着座できず、排気弁口6を正常に閉塞できない場合、バネ21と排気弁バネ12の付勢力に抗して操作部22の下方押圧を繰り返し行うことより、突き棒23で排気弁体8を開閉弁動作(上下動)させ、排気弁体8やその周辺に付着した異物を水と共に外部へ排出する。
一方、吸気弁体27は、吸気弁バネ30の付勢力よって吸気弁座26に着座し、吸気弁口25を閉鎖しており、弁箱1内の圧力上昇に伴い水面が内筒28内へ上昇しても、上述の如く、その水面と吸気弁体27との間には、その圧力の度合によって厚みは異なるが、常に空気層が存在し、吸気弁体27に水面が接触することはない。
そして、配管内に発生した気泡が弁箱1内に流入して滞留され、弁箱1内の水位が低下すると、その分フロート15の受ける浮力が減少し、フロート15は排気弁バネ12の付勢力に抗してその自重により下降動作し、これに伴い梃子杆14を介して排気弁体8は下降連動して排気弁口6が開口し、排気弁口6を通して弁箱1内に滞留した空気が排出される。
又、配管内に負圧を生じた場合、弁箱1内部も負圧となり、吸気弁体27は下降動作し、該吸気弁体27は吸気弁座26より離脱して吸気弁口25は開口し、吸気弁口25を通して外気が導入され、負圧を解消し、その後吸気弁バネ30の付勢力により吸気弁体27は復帰して吸気弁座26に着座し吸気弁口25を閉鎖する。
【0012】
【発明の効果】
要するに本発明は、排気弁口6を内部上方に設けた排気筒5を、弁箱1と連通する様に弁箱1上部に立設し、弁箱1内に設けたフロート15の上下位置に応じ排気弁口6を開閉する排気弁体8を下方より配置すると共に、排気弁体8を排気弁バネ12にて閉弁方向に付勢した排気弁部3を設けた空気弁において、排気弁部3には排気弁体8を開閉弁動作させる強制開閉弁操作手段20を設けたので、排気弁体8にゴミ等の異物が付着し、排気弁体8が正常に排気弁座7に着座できず、排気弁口6を正常に閉塞できない場合、強制開閉弁操作手段20にて排気弁体8を開閉弁動作させることにより濯ぎ、排気弁体8やその周辺に付着した異物を水と共に外部へ排出でき、排気弁部3の止水不良を解消して正常に動作させられる。
【0013】
強制開閉弁操作手段20は、バネ21にて外方突出する様に付勢された操作部22と、該操作部22に連続形成され、排気弁口6の上方より排気弁体8を押圧する突き棒23とから成るので、バネ21の付勢力に抗して操作部22の下方押圧を繰り返し行うといった簡単な操作により突き棒23で排気弁体8を上下動させて濯ぎ、排気弁体8等に付着した異物を排水と共に排出できる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気弁の断面図である。
【図2】強制開閉弁操作手段による排気弁体の開閉弁動作状態を示す拡大断面図である。
【図3】図1のAーA拡大断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱
3 排気弁部
5 排気筒
6 排気弁口
8 排気弁体
12 排気弁バネ
15 フロート
20 強制開閉弁操作手段
21 バネ
22 操作部
23 突き棒
Claims (2)
- 排気弁口を内部上方に設けた排気筒を、弁箱と連通する様に弁箱上部に立設し、弁箱内に設けたフロートの上下位置に応じ排気弁口を開閉する排気弁体を下方より配置すると共に、排気弁体を排気弁バネにて閉弁方向に付勢した排気弁部を設けた空気弁において、排気弁部には排気弁体を開閉弁動作させる強制開閉弁操作手段を設けたことを特徴とする空気弁。
- 強制開閉弁操作手段は、バネにて外方突出する様に付勢された操作部と、該操作部に連続形成され、排気弁口の上方より排気弁体を押圧する突き棒とから成ることを特徴とする請求項1記載の空気弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003049118A JP2004257478A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 空気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003049118A JP2004257478A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 空気弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004257478A true JP2004257478A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33114910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003049118A Pending JP2004257478A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 空気弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004257478A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101333837B1 (ko) * | 2012-04-24 | 2013-11-29 | 임근섭 | 개인 충전 방지 기능을 갖는 재충전 용기용 밸브 구조체 |
-
2003
- 2003-02-26 JP JP2003049118A patent/JP2004257478A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101333837B1 (ko) * | 2012-04-24 | 2013-11-29 | 임근섭 | 개인 충전 방지 기능을 갖는 재충전 용기용 밸브 구조체 |
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