JP2004258486A - 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じたレベルで補正機能を選択的に動作させることで、電気光学装置としての性能の最適化を図る。
【解決手段】走査線Y1〜Ynとデータ線X1〜Xmとの間のクロストークに起因した表示部1の表示ムラを補正する補正回路7と、補正回路7を制御することにより、表示ムラの補正を行う第1のモード、または、第1のモードよりも補正のレベルが低い第2のモードを選択するモード選択回路8とを有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器に係り、特に、表示ムラ補正のモード選択に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1〜4には、走査電極と信号電極との間のクロストークに起因した表示ムラ(表示画面の階調特性の崩れ)を補正する技術が開示されている。電気光学装置が備える補正回路を動作させることにより、表示ムラが解消でき、高表示品質化を図れる反面、補正回路を動作させた分だけ、消費電力が増大するという不都合がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−64519号公報
【特許文献2】
特開平7−281151号公報
【特許文献3】
特開平8−110765号公報
【特許文献4】
特開平10−39840号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、状況に応じたレベルで補正機能を動作させることで、電気光学装置としての性能の最適化を図ることである。
【0005】
また、本発明の別の目的は、表示品質の向上と消費電力の低減との最適化を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明は、複数の走査線と、複数のデータ線と、それぞれが走査線とデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素を有する表示部と、走査線に走査信号を出力することにより、データの書込対象となる画素に対応する走査線を選択する走査線駆動回路と、走査線駆動回路と協働するとともに、書込対象となる画素に対応するデータ線にデータ信号を出力するデータ線駆動回路と、走査線とデータ線との間のクロストークに起因した表示部の表示ムラを補正する補正回路と、補正回路を制御することにより、表示ムラの補正を行う第1のモード、または、第1のモードよりも補正のレベルが低い第2のモードを選択するモード選択回路とを有する電気光学装置を提供する。
【0007】
ここで、第1の発明において、モード選択回路は、第2のモードの選択時において、補正回路を停止させてもよいし、補正回路の一部の機能を停止させてもよい。
【0008】
また、第1の発明において、モード選択回路は、表示部に光を照射するバックライトの輝度に応じて、モードの選択を行ってもよい。この場合、モード選択回路は、バックライトの発光を行う透過表示時には、第1のモードを選択し、バックライトの発光を停止する反射表示時には、第2のモードを選択することが好ましい。また、モード選択回路は、表示部に表示する表示対象に応じて、モードの選択を行ってもよい。さらに、モード選択回路は、電気光学装置に対する電力供給の状況に応じて、モードの選択を行ってもよい。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明に係る構成を有する電気光学装置を実装した電子機器を提供する。
【0010】
第3の発明は、複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して画素が設けられた表示部を有する表示部電気光学装置の駆動方法を提供する。この駆動方法は、第1のモードまたは第2のモードを選択する第1のステップと、第1のモードが選択された場合、走査線とデータ線との間のクロストークに起因した表示部の表示ムラ補正を行いながら、表示部の表示制御を行う第2のステップと、第2のモードが選択された場合、第1のモード時に行われる表示ムラ補正よりも低いレベルで、表示部の表示制御を行う第3のステップとを有する。
【0011】
ここで、第3の発明において、第3のステップは、表示ムラ補正を行う補正回路を停止させるステップであってもよく、表示ムラ補正を行う補正回路の一部の機能を停止させるステップであってもよい。
【0012】
また、第3の発明の第1のステップにおいて、表示部に光を照射するバックライトの輝度に応じて、モードの選択を行ってもよい。この場合、バックライトの発光を行う透過表示時には、第1のモードを選択し、バックライトの発光を停止する反射表示時には、第2のモードを選択することが好ましい。また、第1のステップにおいて、表示部に表示する表示対象に応じて、モードの選択を行ってもよい。さらに、第1のステップにおいて、電気光学装置に対する電力供給の状況に応じて、モードの選択を行ってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電気光学装置のブロック構成図である。表示部1は、スイッチング素子によって液晶の駆動を行うアクティブマトリクス型のパネルであり、mドット×nライン分の画素2がマトリクス状(二次元平面的)に並んでいる。この表示部1には、水平方向に延在する走査線群Y1〜Ynと、垂直方向に延在するデータ線群X1〜Xmとが設けられている。走査線Y1〜Ynおよびデータ線X1〜Xmは互いに交差しており、それぞれの交差に対応して画素2が配置されている。なお、画像の最小表示単位である1つの画素2をR(赤)、G(緑)、B(青)の3ドットで構成してもよい。
【0014】
図2は、画素2の等価回路図である。1つの画素2は、直列に接続されたTFD20と液晶容量21とを有する。TFD20は、二端子型スイッチング素子の一つであって、非線形な電流−電圧特性を有する。すなわち、電圧(絶対値|V|)が零付近では電流が殆ど流れないが、これが閾値電圧|Vth|を超えると、その増加とともに電流が急激に流れる。TFD20の一端は、走査線Y(YはY1〜Ynのいずれかを指す)に相当する走査電極22に接続されている。液晶容量21は、データ線X(XはX1〜Xmのいずれかを指す)に相当する信号電極23とTFD20の他端との間に設けられている。電気光学素子である液晶素子は、液晶容量21を構成する一対の電極と、これらの電極間に挟持された液晶層とによって構成される。走査信号とデータ信号とが電圧レベルで画素2に供給されると、TFD20がオンしていることを前提として、液晶容量21が充放電される。そして、液晶容量21の電極間に生じた電位差によって、液晶層の透過率(または反射率)が設定され、これに応じた階調表示が行われる。なお、同図では、TFD20が走査電極22側に設けられ、液晶容量21が信号電極23側に設けられているが、両者を逆の接続関係にしてもよい。
【0015】
表示部1には、走査線駆動回路3による選択対象とならないダミー走査線YDが、最下の走査線Ynと隣接した位置に設けられている。このダミー走査線YDは、走査線Y1〜Ynと平行に延在し、かつ、データ線X1〜Xm(信号電極23)と交差している。ダミー走査線YDは、走査電極22と同様に形成された電極である。
【0016】
制御回路5は、極性指示信号POLや階調規定信号GCP等を含む各種の制御信号を出力することにより、走査線駆動回路3とデータ線駆動回路4とを同期制御する。ここで、極性指示信号POLは、液晶の交流駆動を行うべく、画素2に対するデータの書き込み極性を規定する信号であり、1水平走査期間の最初に出力されるラッチパルスLPと同期して、所定の期間毎にレベルが反転する。また、階調規定信号GCPは、階調を規定する信号であり、それぞれの階調を規定する所定の時間幅毎に立ち上がる。制御回路5による同期制御の下、走査線駆動回路3およびデータ線駆動回路4は、互いに協働して、表示部1の表示制御を行う。
【0017】
電圧生成回路6は、6値の固定電圧±Vsig,±Vhld,±Vselを生成する。正負の信号電圧±Vsigはデータ線駆動回路4に出力され、正負の保持電圧±Vhldは走査線駆動回路3に出力される。また、正負の選択電圧±Vsel(|Vsel|>|Vhld|)は補正回路7に出力される。そして、補正回路7において適宜補正された正負の選択電圧±Vsel’が走査線駆動回路3に供給される。なお、電圧極性は、基準電圧Vssを基準として定められ、これよりも高電圧側を正極とし、これよりも低電圧側を負極とする。
【0018】
走査線駆動回路3は、シフトレジスタ、出力回路等を主体に構成されており、走査線Y1〜Ynに走査信号を出力することによって、走査線Y1〜Ynを順番に選択していく。このような線順次走査により、1垂直走査期間において、所定の走査方向に(一般的には最上から最下に向かって)、1水平ライン分の画素群に相当する画素行がデータの書込対象として順番に選択されていく。ここで、走査信号の電圧レベルとしては、正負の選択電圧±Vsel’および正負の保持電圧±Vhldがあり、極性指示信号POLに基づいてその極性が決定される。ある選択すべき走査線Yに関して、一方の極性の選択電圧(例えば+Vsel’)が印加され、その選択後には、先の選択電圧と同極性の保持電圧(例えば+Vhld)が印加される。走査線Y1〜Ynに印加する電圧極性は1フレーム(1F)毎に反転する。また、フリッカの低減等を図るべく、奇数番目の走査線Yと偶数番目の走査線Yとでは逆極性の電圧が印加される。
【0019】
データ線駆動回路4は、シフトレジスタ、ラインラッチ回路、出力回路等を主体に構成されており、走査線駆動回路3と協働して、書込対象となる画素行に供給すべきデータを電圧レベルでデータ線X1〜Xmに出力する。データ線駆動回路4は、1水平走査期間において、今回データを書き込む画素行に対するデータの一斉出力と、次の水平走査期間で書き込みを行う画素行に関するデータの点順次的なラッチとを同時に行う。ある水平走査期間において、データ線X1〜Xmの本数に相当するm個のデータが順次ラッチされる。そして、次の水平走査期間において、ラッチされたm個のデータは、それぞれのデータ線X1〜Xmに対して一斉に出力される。データ線X1〜Xmに出力されるデータ信号の電圧レベルとしては、正負の信号電圧±Vsigがある。信号電圧±Vsigのうち、どちらがオン電圧(液晶を駆動させる電圧)になるかは、走査線Yに印加される選択電圧±Vsel’の極性に依存しており、これと逆極性の方がオン電圧となる。例えば、正の選択電圧+Vsel’が印加されている場合、負の信号電圧−Vsigがオン電圧となり、正の信号電圧+Vsigはオフ電圧(液晶を駆動させない電圧)となる。
【0020】
モード選択回路8は、補正回路7を制御することにより、表示ムラの補正を行う第1のモード、または、第1のモードよりも補正のレベルが低い第2のモードのいずれかを選択的に設定する。本実施形態において、第1のモードでは補正回路7が動作し、第2のモードでは補正回路7が停止する。この補正モードの選択は、表示品質の向上と消費電力の低減との最適化を図るために行われ、例えば、下記の手法(1)〜(3)のいずれかを用いることができる。モード選択回路8は、補正モードを指示するモード信号MODEを補正回路7に出力する。このモード信号MODEがLレベル(低レベル)の場合は第1のモードが指定され、これがHレベル(高レベル)の場合は第2のモードが指定される。
【0021】
(1)バックライトの輝度に応じた選択
一般に、表示コントラストが低くなるほど発生する表示ムラの程度が軽くなる傾向がある。この点に着目して、表示部1に光を照射するバックライトの輝度に応じて、補正モードの選択を行う。例えば、バックライトが発光する透過表示時には、補正回路7を動作させる第1のモードを選択し(MODE=Lレベル)、高コントラスト時に顕在化する表示ムラの低減を図る。これに対して、バックライトの発光を停止する反射表示時には、高画質化よりも低消費電力化の方を重視して、補正回路7を停止させる第2のモードを選択する(MODE=Hレベル)。反射表示時は表示コントラストが低下するため、補正回路7を停止しても、透過表示時ほど表示部1の表示ムラが顕在化しにくい。この場合、モード選択回路8は、バックライトのオン・オフを示す信号に基づいて、補正モードの選択を行う。
【0022】
(2)表示対象に応じた選択
一般に、境界が明確な表示対象ほど表示ムラが発生しやすい。この点に着目して、表示部1に表示すべき表示対象に応じて、補正モードの選択を行う。例えば、境界がはっきりした文字や矩形枠状のウインドを表示する場合は、補正回路7を動作させる第1のモードを選択し、表示ムラの低減を図る。これに対して、文字等ほど境界がはっきりしないことが多いイメージ(写真や動画等)を表示する場合は、補正回路7を停止させる第2のモードを選択し、低消費電力化の方を優先する。この場合、モード選択回路8は、電気光学装置に入力されるデータがイメージデータであるか否かを示す外部信号等に基づいて、補正モードの選択を行う。
【0023】
(3)電力供給の状況(使用状況)に応じた選択
例えば、コンセントによる屋内使用のように、電気光学装置に対して電力を十分に供給し得る使用状況では、補正回路7を動作させる第1のモードを選択する。これに対して、バッテリーを用いた屋外使用のように、電力供給に時間的な制限がある使用状況では、補正回路7を停止させる第2のモードを選択し、消費電力の低減を図る。この場合、モード選択回路8は、バッテリー使用の有無、或いは、ユーザによる補正モード切替スイッチの操作等に基づいて、補正モードの選択を行う。
【0024】
補正回路7は、走査線Y1〜Ynとデータ線X1〜Xmとの間のクロストークに起因して発生する表示ムラを補正する。図3は、本実施形態に係る補正回路7の回路図である。この補正回路7は、回路要素AMP,R3で構成された前段の反転増幅回路と、回路要素C1,C2,R1,R2で構成された後段の補償回路とを主体とし、モード信号MODEによって導通制御されるスイッチSW1〜SW4を付加した構成となっている。反転モード信号/MODEは、モード信号MODEのレベルを反転した信号である。したがって、モード信号MODEがLレベルの場合には、スイッチSW3のみがオンし、それ以外のスイッチSW1,SW2,SW4はオフする。一方、モード信号MODEがHレベルの場合には、スイッチSW3のみがオフし、それ以外はオンする。
【0025】
前段の反転増幅回路に関して、演算増幅器AMPの反転入力端には、ダミー走査線YDの一端が接続されている。また、非反転入力端には、基準電圧Vss(例えば接地電圧)が印加されているとともに、出力端は、並列に設けられたキャパシタC1,C2の一方の電極に共通接続されている。そして、出力端と反転入力端との間には抵抗R3が接続されている。この抵抗R3は、走査線Y1〜Ynの抵抗成分に近い抵抗値に設定されている。また、演算増幅器AMPの電源供給系にはスイッチSW3,SW4が設けられており、モード信号MODEに応じて、いずれかのスイッチSW3,SW4が択一的にオンする。なお、演算増幅器AMPによる電圧ホロワ回路は必ずしも必要なく、抵抗R3の他端を演算増幅器AMPの出力として、キャパシタC1,C2の一方の電極に供給してもよい。
【0026】
後段の補償回路は、正の選択電圧+Vselを補償する正極補償系と、これと並列に設けられ、負の選択電圧−Vselを補償する負極補償系とを有する。正極補償系は、回路要素C1,R1,SW1によって構成されている。電圧生成回路6からの正の選択電圧+Vselが供給される入力端は、抵抗R1の一端と、この抵抗R1に並列接続されたスイッチSW1の一端とに共通接続されている。また、抵抗R1の他端およびスイッチSW1の他端は、キャパシタC1の他方の電極と、正の選択電圧+Vsel’を出力する出力端とに共通接続されている。一方、負極補償系は、回路要素C2,R2,SW2によって構成されている。この補償系も、正極補償系と同様の回路構成を有し、入力端に供給された負の選択電圧−Vselに基づいて、出力端より負の選択電圧−Vsel’を出力する。
【0027】
モード信号MODEがLレベルの場合(第1のモード時)、スイッチSW4がオン、スイッチSW3がオフする。したがって、演算増幅器AMPには、電源電圧Vdd(Vdd>Vss)と基準電圧Vssとが供給され、演算増幅器AMPが動作する。また、スイッチSW1,SW2がオフするため、選択電圧±Vselが入力される入力端および選択電圧±Vsig’が出力される出力端は、抵抗R1(またはR2)を介して接続される。この場合、演算増幅器AMPの反転入力端と非反転入力端とがイマジナリーショートされているため、ダミー走査線YDの一端の電圧(演算増幅器AMPの反転入力電圧に相当)を基準電圧Vssに維持するような電圧が演算増幅器AMPより出力される。したがって、演算増幅器AMPの出力電圧は、クロストークに起因したダミー走査線YDの電圧変動とは反対方向に変動することになる。データ線X1〜Xmからのクロストークに起因して、ダミー走査線YDおよび抵抗R3に電流Ixが流れると、抵抗R3における電圧降下が生じる。この電圧降下電圧、すなわち、演算増幅器AMPの出力電圧に変動が生じた場合、キャパシタC1,C2の容量結合により、クロストークを打ち消す方向に±Vselが増減される。その結果、補正回路7より、クロストークをキャンセルする波形を有する選択電圧±Vsel’が出力される。
【0028】
一方、モード信号MODEがHレベルの場合(第2のモード時)、スイッチSW3がオン、スイッチSW4がオフする。したがって、演算増幅器AMPに対する電源電圧Vddの供給されないので、演算増幅器AMPが停止する。また、スイッチSW1,SW2がオンするため、選択電圧±Vselが入力される入力端および選択電圧±Vsel’が出力される出力端は、抵抗R1(またはR2)を介することなく直接接続される。この場合、クロストークの有無に関係なく、選択電圧±Vsel’として±Vselが固定的に出力される。
【0029】
図4は、線順次走査における駆動制御のタイミングチャートである。一例として、反射表示または透過表示に応じてモード選択を行うケースについて説明する。反射表示が行われるタイミングt2以前は、モード信号MODEがHレベルであるから、第2のモードに設定される。したがって、補正回路7が停止するため、走査線駆動回路3には、補正回路7からの選択電圧±Vsel’として±Vsel(一定値)がそのまま供給される。
【0030】
まず、1水平走査期間に相当する最初の選択期間t0〜t1において、走査線駆動回路3は、走査線Y1〜Ynのうち、最上の走査線Y1に正の選択電圧+Vselを印加する。これにより、データの書込対象として、走査線Y1に対応する最上の画素行が選択される。この画素行の選択と同期して、データ線駆動回路4は、データ線X1〜Xmのそれぞれに対して、信号電圧±Vsigを切替タイミングtonで切り替えながら印加する。この切り替えタイミングtonは、選択期間t0〜t1の範囲内で可変に設定され、これにより、データの書込対象となる画素2の表示階調が一義的に特定される。例えば、最左のデータ線X1に対する印加電圧は、交差(X1,Y1)に対応する画素2の表示階調に応じた切替タイミングtonで、正の信号電圧+Vsig(オフ電圧)から負の信号電圧−Vsig(オン電圧)に切り替えられる。これにより、選択期間t0〜t1において、正の信号電圧+Vsigが印加されるオフ時間t0〜tonと、負の信号電圧−Vsigが印加されるオン時間ton〜t1とが存在し得る。
【0031】
画素2の表示階調は、選択期間t0〜t1に占めるオン電圧の時間密度(すなわちオン・デューティ比)に依存している。一例として、ノーマリホワイトモードで駆動する液晶に関する階調表示方法について説明する。まず、選択期間t0〜t1の全域に亘ってオフ電圧+Vsigを印加する場合(オン・デューティ比=0)、液晶電圧Vlcdが電圧Vw(=|Vsel−Vsig|−|Vth|)相当になるまで、TFD20がオンして、液晶容量20に電荷が蓄積される。しかしながら、Vlcd=Vwの場合には、液晶層が駆動する閾電圧Vthを超えないので、白表示となる。一方、選択期間t0〜t1の一部でオン電圧−Vsigを印加した場合(オン・デューティ比≠0)、白表示時よりも多くの電荷が液晶容量20に蓄積され、液晶電圧Vlcdが閾電圧Vthを超える。これにより、液晶層が駆動して中間調(グレー)が表示される。そして、オン・デューティ比の増大に伴い、表示が黒に近づいていく。このようなパルス幅変調によって、画素2の階調表示が行われる。
【0032】
タイミングt1に到達して最上の走査線Y1の選択が終了すると、それ以降、走査線駆動回路3は、この走査線Y1に正の保持電圧+Vhldを印加する。タイミングt1以後では、最上の画素行における電位差Vxyが|Vhld±Vsig|となるが、いずれもTFD20の閾値電圧Vthよりも低く設定されているため、TFD20がオフする。したがって、最上の画素行における液晶容量21は、タイミングt2で走査線Y1に選択電圧−Vselが印加されるまで、蓄積された電荷を保持する。
【0033】
最上の走査線Y1の選択終了と同期して、次の走査線Y2の選択が開始され、これに対応する画素行へのデータ書き込みが行われる。このデータ書き込みプロセスも、上述した走査線Y1のケースと基本的に同様である。ただし、フリッカの低減等を図るべく、最上の走査線Y1とは逆極性の電圧−Vsel,−Vhldが用いられる。したがって、オン電圧およびオフ電圧の関係も逆転し、負の信号電圧−Vsigがオフ電圧、正の信号電圧+Vsigがオン電圧となる。これ以降、最下の走査線Ynの選択が終了するタイミングt2に到達するまで、電圧極性を反転させながら、それぞれの画素行に対するデータ書き込みが線順次走査的に実行されていく。なお、タイミングt2より開始される次のフレームでは、先のフレームとは逆極性の電圧によって、データの書き込みが行われる。
【0034】
図4(a)は、第2のモード時に走査線Y1上に出現する電圧波形を示す拡大図である。補正回路7を停止させる第2のモード時には、データ線X1〜Xmとの間のクロストークに起因して、走査線Y1の電圧(特に問題となるのは±Vsel)が変動する。図5は、表示部1の等価回路図である。走査線Yには抵抗成分Rが存在し、この抵抗成分Rは、図2に示した走査電極22の内部抵抗、走査線駆動回路3の出力抵抗、走査線駆動回路3と走査電極22との間の配線抵抗等を合計したものである。データ線Xと走査線Yとの交差部分には、図2に示した液晶容量21以外に容量成分Cも存在する。これにより、微分回路が形成されるため、データ線Xの電圧が矩形状に変化すると、その変化タイミングにおいて微分波状のノイズが走査線Yの電圧に重畳される。図4(a)のケースにおいて、データ線X1の電圧が+Vsigから−Vsigに立ち下がる切替タイミングtonで走査線Y1に微分波状のノイズが乗るため、走査線Y1の電圧も+Vselから一時的に立ち下がる。図4(b)は、交差(X1,Y1)に対応する画素2に関する電位差Vxyの波形を示す拡大図である。切替タイミングtonにおける|Vsel−Vsig|から|Vsel+Vsig|への立ち上がり波形は、立ち下がりノイズの影響によって鈍る。立ち上がりが鈍った分だけ、上述したオン・デューティ比が実質的に低下し、実際の階調値が理想的な階調値とずれてしまう。このような局所的な階調ずれによって、表示部1において表示ムラが生じる。しかしながら、反射表示時は表示コントラストが低いので、表示ムラが生じても視覚的に認識されにくい。そのため、補正回路7の停止による低電力消費化を優先しても、表示品質上の問題は生じにくい。
【0035】
つぎに、透過表示が行われるタイミングt2以後は、モード信号MODEがLレベルであるから、第1のモードに設定される。したがって、補正回路7が動作し、走査線駆動回路3には、クロストークに起因したノイズをキャンセルするような波形を有する選択電圧±Vsel’が供給される。まず、最初の選択期間t2〜t3において、走査線駆動回路3は、最上の走査線Y1に負の選択電圧−Vselを印加し、これに対応する画素行を選択する。この画素行の選択と同期して、データ線駆動回路4は、表示すべき階調に応じたオン・デューティ比で、それぞれのデータ線X1〜Xmに印加する信号電圧±Vsigを切り替える。これ以降、電圧極性を反転させながら、書込対象となる画素行へのデータ書き込みが線順次走査的に行われていく。
【0036】
走査線駆動回路3による選択対象とならないダミー走査線YDも、他の走査線Y1〜Ynと同様に、データ線X1〜Xmとのクロストークの影響を受ける。このダミー走査線YDの電圧は、常時、基準電圧Vssに保持される方向に保たれている。なぜなら、図3に示した演算増幅器AMPにおいて、ダミー走査線YDの一端に接続された非反転入力端と、基準電圧Vssが印加された反転入力端とがイマジナリ−ショートされているからである。演算増幅器AMPは、その反転入力電圧に応じて変動する出力電圧Vampを抵抗R3を介してダミー走査線YDに印加することにより、ダミー走査線YDの一端の電圧を基準電圧Vssに維持するように機能する。
【0037】
また、補正回路7における後段の補償回路は、演算増幅器AMPから出力された電圧Vampの変動分を±Vselに重畳させる。これにより、クロストークによる微分波状のノイズとは逆方向の成分が±Vselに重畳される。補正回路7は、重畳した電圧波形を有する選択電圧±Vsel’を走査線駆動回路3に出力するとともに、走査線駆動回路3は、この選択電圧±Vsel’を選択対象となる走査線Yに印加する。その結果、走査線駆動回路3によって選択された走査線Y上において、微分波状のノイズがキャンセルされ、この走査線Y上の電圧変動が抑制される(ほぼ±Vselに保たれる)。
【0038】
図4(c)は、第1のモード時に走査線Y1上に出現する電圧波形を示す拡大図である。データ線X1の電圧が切替タイミングton’で−Vsigから+Vsigに立ち上がると、データ線X1と走査線Y1との間の容量結合によって、走査線Y1の電圧に微分波状に立ち上がるノイズが作用しようとする。しかしながら、走査線駆動回路3は、微分波状に立ち下がる波形を一部に有する選択電圧−Vsel’を走査線Y1に印加している。したがって、走査線Y1上において、選択電圧−Vsel’の立ち上がり波形が立ち下がりノイズと相殺されて、結果的に、走査線Y1の電圧波形が−Vselにほぼ保たれる。図4(d)は、交差(X1,Y1)に対応する画素2に関する電位差Vxyの波形を示す拡大図である。ノイズをキャンセルすることにより、切替タイミングton’における|Vsel−Vsig|から|Vsel+Vsig|への立ち下がりは、波形が鈍ることなくほぼステップ的に変化する。したがって、クロストークに起因したオン・デューティ比の実質的な低下が緩和されるので、表示部1の表示ムラが解消される。このように、表示コントラストが高い透過表示時は、表示ムラが視覚的に認識されやすいので、低消費電力化よりも高表示品質化の方を優先すべく、補正回路7を動作させる。
【0039】
このように、本実施形態では、モード選択回路8の制御下において補正回路7を動作または停止させる。高表示品質化を優先すべき状況では、補正回路7を動作させることにより、クロストークの影響による表示ムラを解消し、表示品質の向上を図る。これに対して、低消費電力化を優先すべき状況では、補正回路7を停止させる。このように、状況に応じて補正モードを切り替えることにより、表示品質の向上と消費電力の低減との最適化を図ることが可能となる。その結果、様々な状況下において、電気光学装置としての性能の最適化を図ることが可能となる。
【0040】
なお、本実施形態では、オフ時間経過後にオン時間を設定する「右寄せ駆動」を例に説明したが、後述する各実施形態を含めて、オン時間後にオフ時間を設定する「左寄せ駆動」を用いてもよい。
【0041】
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る補正回路7の回路図である。本実施形態では、状況に応じて、補正機能の一部を停止させる。すなわち、第1のモード時には(MODE=Lレベル)、補正回路7におけるすべての機能を動作させ、第2のモード時には(MODE=Hレベル)、補正回路7における一部の機能を停止させる。これにより、第1のモードでは、高度な補正が行われ、第2のモードでは、第1のモードよりも補正のレベルが低い簡易な補正が行われる。
【0042】
同図に示した補正回路7が、図3に示した補正回路7と相違する点は2つある。第1は、スイッチSW1〜SW4をなくし、その代わりに、演算増幅器AMPの出力端と、キャパシタC1,C2の一方の電極との間に、モード信号MODEによって導通制御されるスイッチSW5を追加した点である。第2に、このスイッチSW5と並列に重み付け回路70を追加した点である。それ以外については図3と同様なので、同一の符号を付して、ここでの説明を省略する。また、電気光学装置のブロックについては、図1の構成と同様である。
【0043】
高度な補正が行われる第1のモード時(MODE=Lレベル)には、スイッチSW5がオフする。したがって、演算増幅器AMPの出力電圧Vampは、重み付け回路70を介して、それぞれのキャパシタC1,C2の一方の電極に印加される。重み付け回路70は、カウンタ71、デコーダ72およびバッファ73によって構成されている。カウンタ71には、制御回路5より階調規定信号GCPとラッチパルスLPとが入力されている。カウンタ71は、階調規定信号GCPの立ち上がり回数をカウントするとともに、このカウント値KをラッチパルスLPと同期してリセットする。これにより、階調規定信号GCPの今回の立ち上がりが、どの階調に関するものなのかがカウント値Kより特定される。カウント値Kは、後段のデコーダ72に対して出力される。
【0044】
デコーダ72は、直列接続された複数の抵抗を含んでおり、それぞれの抵抗は、オン電圧・オフ電圧の切替タイミングとノイズ特性とに応じて適切に設定されている。演算増幅器AMPからの出力電圧Vampは、デコーダ72において抵抗分割された上で、バッファ73を介して、重み付け電圧Vamp’として出力される。この重み付け電圧Vamp’は、カウント値Kに応じて可変的かつ段階的な値を有する。ノーマリホワイトモードで駆動する液晶が用いられる場合、カウント値Kが0の場合(完全な黒表示時)、重み付け電圧Vamp’は演算増幅器AMPの出力電圧Vampそのものである。そして、カウント値Kの増加に伴い(白表示に近づくにつれて)、重み付け電圧Vamp’の値は段階的に低下する。キャパシタC1,C2の一方の電極には、バッファ73を経た重み付け電圧Vamp’が印加される。これにより、補正回路7より出力される選択電圧±Vsel’は、重み付け回路70における抵抗分割に応じて、その増減が重み付けされることになる。この増減量は、完全な黒表示時が最も大きく、白表示に近づくにつれて小さくなる。
【0045】
このような重み付けを行う理由は、表示すべき階調に応じた補償量でクロストークをキャンセルするためである。一般に、液晶容量21の容量成分(比誘電率)は、表示すべき階調(換言すれば液晶への印加電圧)に応じて変化する。また、階調に応じて画素行の容量成分が変化する関係上、走査線Yの電圧に重畳されるノイズも表示によって変化する。ノーマリホワイトモードで駆動する液晶の場合、白表示を行うオフ電圧の印加時よりも、黒表示を行うオン電圧の印加時の方が比誘電率が大きくなるため、黒表示に近づくにつれて走査線Y上のノイズが増大する。そこで、演算増幅器AMPからの出力電圧Vampを黒表示に近づくほど大きくなるように重み付けすることで、クロストークの補償量を調整する。これにより、すべての階調において、走査線Y上のノイズを精度よくキャンセルすることが可能となる。なお、この点については、本願出願人の先願である特願2002−101177号に詳述されているので、必要ならば参照されたい。
【0046】
一方、簡易な補正が行われる第2のモード時には、モード信号MODEがHレベルになるため、スイッチSW5がオンする。したがって、演算増幅器AMPの出力電圧Vampは、それぞれのキャパシタC1,C2の一方の電極に直接印加される。この場合、重み付け回路70は実質的に機能せず、前段の反転増幅回路と後段の補償回路との協働による表示ムラ補正が行われる。この補正は、第1の実施形態における第1のモード時の回路動作と同一であるため、ここでの説明を省略する。なお、低消費電力化を図るべく、第2のモード時には、重み付け回路70への電源供給を停止することにより、重み付け回路70自体を停止させることが好ましい。
【0047】
このように、本実施形態では、モード選択回路8の制御下において、補正回路7のすべてを機能させるか、或いは、その一部の機能を停止させる。これにより、高表示品質化を優先すべき状況では、高度な表示ムラ補正が行われ、低消費電力化を優先すべき状況では、簡易な表示ムラ補正が行われる。このように、状況に応じて補正モードを切り替えることで、第1の実施形態と同様に、表示品質の向上と消費電力の低減との最適化を図ることが可能となる。その結果、様々な状況下において、電気光学装置としての性能の最適化を図ることが可能となる。
【0048】
なお、上述した各実施形態において、図3または図6に示した演算増幅器AMPの反転入力端を、抵抗R3を介して、ダミー走査線YDの一端(非反転入力端側)とは反対の端部に接続してもよい。これにより、ダミー走査線YD全体が基準電圧Vssに維持されるように電流Ixが流れるため、クロストーク補償をより適切に行うことができる。
【0049】
また、上述した各実施形態では、走査線駆動回路3の選択対象とならないダミー走査線YDを用いている構成について説明した。しかしながら、別の構成例として、このダミー走査線YDをなくして、その代わりに、ダミー走査線としての役割を、非選択状態にある走査線Y1〜Ynに担わせてもよい。例えば、1/2フレーム毎に切り替えながら、最上の走査線Y1および最下の走査線Ynに交互にダミー走査線YDの役割を担わせることも可能である。
【0050】
さらに、上述した各実施形態において、ダミー走査線YDの代わりに、データ線駆動回路4より信号電圧±Vsigが供給されないダミーデータ線を用いても、同様のクロストーク補償を行うことが可能である。
【0051】
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る電気光学装置のブロック構成図である。本実施形態では、図1に示したダミー走査線YDをなくし、その代わりに、データ線駆動回路4によるデータ供給の対象とならない2本のダミーデータ線XDin,XDoutを用いて、クロストークの補償を行う。なお、図1に示したブロックと同一部材については同一の符号を付して、ここでの説明を省略する。
【0052】
入力ダミーデータ線XDinは、最右のデータ線Xmに隣接て設けられており、走査線Y1〜Yn(走査電極22)と交差している。出力ダミーデータ線XDoutは、最左のデータ線X1にそれぞれ隣接して設けられており、走査線Y1〜Ynと交差している。入力ダミーデータ線XDinと出力ダミーデータ線XDoutとの間には、補正回路7が設けられている。なお、ダミーデータ線XDin,Doutと走査線Y1〜Ynとの各交差に対応して画素2を配置してもよい。
【0053】
図8は、本実施形態に係る補正回路7の回路図である。この補正回路7は、回路要素AMPと、抵抗R3と、モード信号MODEによって導通制御されるスイッチSW3,SW4とを有し、図3に示した補正回路7における前段の反転増幅回路と同様の構成になっている。演算増幅器AMPの反転入力端は入力ダミーデータ線XDinの一端が接続されており、その出力端が出力ダミーデータ線XDoutの一端に接続されている。
【0054】
第1のモード時には(MODE=Lレベル)、補正回路7が動作して表示ムラ補正が行われる。すなわち、入力ダミーデータ線XDinは、走査線Yの電圧を図5の容量成分Cや図2の液晶容量21等の容量結合を介して検出する。補正回路7は、入力ダミーデータ線XDin上の検出電圧を、走査線Yに作用するクロストークに起因したノイズをキャンセルする方向(逆極性)に増幅し、出力ダミーデータ線XDoutに出力する。これにより、走査線Yのノイズは、出力ダミーデータ線XDoutの電圧変動によって実質的にキャンセルされ、クロストークが解消される。一方、第2のモード時には(MODE=Hレベル)、補正回路7が停止して表示ムラ補正は行われない。
【0055】
本実施形態によれば、上述した各実施形態と同様に、表示品質の向上と消費電力の低減との最適化を図ることができ、様々な状況下において、電気光学装置としての性能の最適化を図ることが可能となる。
【0056】
なお、上述した各実施形態では、スイッチング素子としてTFDを用いた液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、データ線(信号電極)と、走査線(走査電極)との間にクロストークが発生し得る各種の電気光学装置に広く適用可能である。
【0057】
また、クロストークを解消する手法自体には様々なものがあり、本発明は、これらに対して広く適用可能である。例えば、特開平8−160392号公報に開示されているように、オン・デューティ比を補正することにより、クロストークを解消する手法、或いは、階調データ自体を変えることによりクロストークを解消する手法に対して適用することも可能である。
【0058】
また、上述した各実施形態に係る電気光学装置は、例えば、テレビ、プロジェクタ、携帯電話機、携帯端末、モバイル型コンピュータ、パーソナルコンピュータ等を含む様々な電子機器に実装可能である。これらの電子機器に上述した電気光学装置を実装すれば、電子機器の商品価値を一層高めることができ、市場における電子機器の商品訴求力の向上を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、状況に応じて、要求される補正レベルを選択することにより、表示品質の向上と消費電力の低減との最適化を図ることができる。その結果、様々な状況下において、電気光学装置としての性能の最適化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る電気光学装置のブロック構成図
【図2】画素の等価回路図
【図3】第1の実施形態に係る補正回路の回路図
【図4】駆動制御のタイミングチャート
【図5】表示部の等価回路図
【図6】第2の実施形態に係る補正回路の回路図
【図7】第3の実施形態に係る電気光学装置のブロック構成図
【図8】第3の実施形態に係る補正回路の回路図
【符号の説明】
1 表示部
2 画素
3 走査線駆動回路
4 データ線駆動回路
5 制御回路
6 電圧生成回路
7 補正回路
8 モード選択回路
20 TFD
21 液晶容量
22 走査電極
23 信号電極
70 重み付け回路
71 カウンタ
72 デコーダ
73 バッファ
AMP 演算増幅器
R,R1〜R3 抵抗
C,C1,C2 キャパシタ
SW1〜SW5 スイッチ

Claims (15)

  1. 電気光学装置において、
    複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    それぞれが前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素を有する表示部と、
    前記走査線に走査信号を出力することにより、データの書込対象となる前記画素に対応する前記走査線を選択する走査線駆動回路と、
    前記走査線駆動回路と協働するとともに、前記書込対象となる前記画素に対応する前記データ線にデータ信号を出力するデータ線駆動回路と、
    前記走査線と前記データ線との間のクロストークに起因した前記表示部の表示ムラを補正する補正回路と、
    前記補正回路を制御することにより、前記表示ムラの補正を行う第1のモード、または、前記第1のモードよりも補正のレベルが低い第2のモードを選択するモード選択回路と
    を有することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記モード選択回路は、前記第2のモードの選択時において、前記補正回路を停止させることを特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  3. 前記モード選択回路は、前記第2のモード時の選択時において、前記補正回路の一部の機能を停止させることを特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  4. 前記モード選択回路は、前記表示部に光を照射するバックライトの輝度に応じて、前記モードの選択を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された電気光学装置。
  5. 前記モード選択回路は、前記バックライトの発光を行う透過表示時には、前記第1のモードを選択し、前記バックライトの発光を停止する反射表示時には、前記第2のモードを選択することを特徴とする請求項4に記載された電気光学装置。
  6. 前記モード選択回路は、前記表示部に表示する表示対象に応じて、前記モードの選択を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された電気光学装置。
  7. 前記モード選択回路は、前記電気光学装置に対する電力供給の状況に応じて、前記モードの選択を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された電気光学装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載された電気光学装置を実装したことを特徴とする電子機器。
  9. 複数の走査線と複数のデータ線との各交差に対応して画素が設けられた表示部を有する電気光学装置の駆動方法において、
    第1のモードまたは第2のモードを選択する第1のステップと、
    前記第1のモードが選択された場合、前記走査線と前記データ線との間のクロストークに起因した前記表示部の表示ムラ補正を行いながら、前記表示部の表示制御を行う第2のステップと、
    前記第2のモードが選択された場合、前記第1のモード時に行われる前記表示ムラ補正よりも低いレベルで、前記表示部の表示制御を行う第3のステップと
    を有することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  10. 前記第3のステップは、前記表示ムラ補正を行う補正回路を停止させるステップであることを特徴とする請求項9に記載された電気光学装置の駆動方法。
  11. 前記第3のステップは、前記表示ムラ補正を行う補正回路の一部の機能を停止させるステップであることを特徴とする請求項9に記載された電気光学装置の駆動方法。
  12. 前記第1のステップにおいて、前記表示部に光を照射するバックライトの輝度に応じて、前記モードの選択が行われることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載された電気光学装置の駆動方法。
  13. 前記第1のステップは、前記バックライトの発光を行う透過表示時には、前記第1のモードを選択するステップと、前記バックライトの発光を停止する反射表示時には、前記第2のモードを選択するステップとを含むことを特徴とする請求項12に記載された電気光学装置の駆動方法。
  14. 前記第1のステップにおいて、前記表示部に表示する表示対象に応じて、前記モードの選択が行われることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載された電気光学装置の駆動方法。
  15. 前記第1のステップにおいて、前記電気光学装置に対する電力供給の状況に応じて、前記モードの選択が行われることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載された電気光学装置の駆動方法。
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