JP2004259155A - 紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表裏上下方向がバラバラな紙幣を全部同じ方向に整理する紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置を提供する。
【解決手段】ホッパ1より4種の紙幣S1〜S4を1枚ずつ繰り出し、識別部2が表裏上下方向の識別判定をする。その識別判定結果にもとづき、ゲート11にてS1、S3のグループ1と、S2、S4のグループ2に振り分けられる。グループ1は搬送路21を短手方向に通過し、ゲート14によりスタッカ5にS1が、スタッカ4にS3が蓄積される。グループ2は表裏反転部3により表裏が反転し、搬送路21を短手方向に通過し、ゲート14によりスタッカ5にS4が、スタッカ4にS2が蓄積される。スタッカ4内のS2、S3は繰り出し機構6により搬送路22を長手方向に通過してスタッカ5に蓄積される。結果として人手を介することなく一ヶ所にS1が蓄積されることになる。
【選択図】 図1
【解決手段】ホッパ1より4種の紙幣S1〜S4を1枚ずつ繰り出し、識別部2が表裏上下方向の識別判定をする。その識別判定結果にもとづき、ゲート11にてS1、S3のグループ1と、S2、S4のグループ2に振り分けられる。グループ1は搬送路21を短手方向に通過し、ゲート14によりスタッカ5にS1が、スタッカ4にS3が蓄積される。グループ2は表裏反転部3により表裏が反転し、搬送路21を短手方向に通過し、ゲート14によりスタッカ5にS4が、スタッカ4にS2が蓄積される。スタッカ4内のS2、S3は繰り出し機構6により搬送路22を長手方向に通過してスタッカ5に蓄積される。結果として人手を介することなく一ヶ所にS1が蓄積されることになる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表裏上下バラバラの紙幣を全部同じ方向に整理する紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行等での紙幣の取り扱いにおいて、同一金種で所定枚数の紙幣束をすべて同じ方向に整理して揃える紙幣整理装置が使用されており、揃え方に関し工夫を凝らした従来技術が存在する。
【0003】
特許文献1に記載の技術は、その1例であるが、紙幣方向整理装置において、特定の上下方向整理機構を必要とすることなく、表裏方向整理機構だけで、多数の紙幣の表裏方向および上下方向の向きを揃えることができるようにするために、表向きで上下正向きである第1の方向、表向きで上下逆向きの第2の方向、裏向きで上下正向きの第3の方向、および、裏向きで上下逆向きの第4の方向で、紙幣が供給されるホッパ手段と、前記ホッパ手段から供給される紙幣の方向が前記4種類の方向のいずれであるかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定に基づいて、前記第1の方向および第4の方向の紙幣のグループと、前記第2の方向および第3の方向の紙幣のグループとに振り分ける振り分け手段と、一方の前記グループの紙幣の表裏方向および上下方向の向きを自動的に揃える表裏反転手段を設けている。他方の前記グループの紙幣は、未整理紙幣回収用のスタッカに集積され、しかる後、単純に、該紙幣の短軸を中心として180°表裏反転された後前記ホッパ手段に再セットする構成をとっている。
【0004】
ここで「該紙幣の短軸を中心として180°表裏反転された後前記ホッパ手段に再セットする」ためには人手が必要であり、結果として2度手間になり、処理能力が低下することを鑑みて、人手をなくそうとした従来技術として、特許文献2に記載の技術がある。
【0005】
この従来技術2に記載の技術は、手間をかけることなく、多数の紙幣の表裏および上下方向の向きをすべて自動的に揃えることができるようにするために、表裏及び上下方向の4方向が任意の向きの紙幣がホッパから順次供給され、供給された紙幣の向きが前記4方向のうちのいずれであるかが判定され、第1の振り分け手段において、この判定結果に基づき、表向きの紙幣からなる第1のグループと、裏向きの紙幣からなる第2のグループとに振り分ける。振り分けられた第1及び第2のグループの一方の紙幣の表裏を反転し、他方のグループの紙幣と合流し、すべての紙幣の表裏を揃える。それから第2の振り分け手段により、合流された紙幣を、前記判定結果に基づき、上下正向きの紙幣のグループと、上下逆向きの紙幣のグループとに振り分ける。振り分けられた各グループの紙幣は各々、別々のスタッカ部に集積されるような構成をとっている。
【0006】
この特許文献2に記載の技術は、紙幣を自動的に揃えることはできるが、2つのグループに分けたままで別々のスタッカに集積されたままとなっているため、整理するという点に関して、一ヶ所に集積することになると、それには人手が必要になってしまう。
【0007】
【特許文献1】
特開平08−153239号公報
【特許文献2】
特開2001−034810号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点を鑑みたものであり、表裏上下バラバラの紙幣を同一の方向に揃えて、一ヶ所に集積することを自動化することができる紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、紙幣の振り分け方、搬送方法を適当に変えることで、紙幣の揃え方を変更指定することができる紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置を提供することを目的とする。
【0010】
さらに紙幣入出金装置に関しては、内部に搭載する紙幣整理装置の位置を適当に指定することで、紙幣整理装置が行う紙幣整理の特性を生かした紙幣の入出金処理を行うことができることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第1繰り出し手段と、第1繰り出し手段により、紙幣の短手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別手段と、識別手段の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け手段と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転手段と、表裏反転手段により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の短手方向に搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段により、紙幣の短手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第2繰り出し手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し手段により紙幣の長手方向に繰り出し、第2集積手段に集積させて、第2集積手段に集積している紙幣束と合流させる第2搬送手段とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第1繰り出し手段と、第1繰り出し手段により、紙幣の長手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別手段と、識別手段の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け手段と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転手段と、表裏反転手段により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の長手方向に搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段により、紙幣の長手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第2繰り出し手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し手段により紙幣の短手方向に繰り出し、第2集積手段に集積させて、第2集積手段に集積している紙幣束と合流させる第2搬送手段とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置における紙幣整理方法であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第1繰り出し工程と、第1繰り出し工程により、紙幣の短手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別工程と、識別工程の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け工程と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転工程と、表裏反転工程により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の短手方向に搬送する第1搬送工程と、第1搬送工程により、紙幣の短手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第2繰り出し工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し工程により紙幣の長手方向に繰り出し、第2集積工程に集積させて、第2集積工程に集積している紙幣束と合流させる第2搬送工程とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置における紙幣整理方法であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第1繰り出し工程と、第1繰り出し工程により、紙幣の長手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別工程と、識別工程の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け工程と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転工程と、表裏反転工程により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の長手方向に搬送する第1搬送工程と、第1搬送工程により、紙幣の長手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第2繰り出し工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し工程により紙幣の短手方向に繰り出し、第2集積工程に集積させて、第2集積工程に集積している紙幣束と合流させる第2搬送工程とを有することを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の紙幣整理装置を備える紙幣入出金装置であって、対象となる紙幣束を金種別に搬送する金種別搬送手段と、紙幣束を金種別に集積する金種別集積手段と、紙幣束の金種、枚数を判別する出金判別手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、紙幣整理装置は、紙幣の入金処理時に、紙幣束を状態のうちの1つに整理することを特徴とし、紙幣束は、入金時に紙幣整理装置により所定の状態に整理され、金種別搬送手段により金種別に搬送され、金種別集積手段により金種別に集積され、出金判別手段により対象となる紙幣束の金種、枚数が判別されることを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、紙幣整理装置は、紙幣の出金処理時に、紙幣束を状態のうちの1つに整理することを特徴とし、紙幣束は、金種別搬送手段により金種別に搬送され、金種別集積手段により金種別に集積され、出金判別手段により金種、枚数が判別され、出金時に紙幣整理装置により所定の状態に整理されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
<実施の形態1の構成>
実施の形態1の紙幣整理装置の構成を図1(a)に示す。この紙幣整理装置は、ホッパ1、識別部2、表裏反転部3、スタッカ4、スタッカ5、紙幣繰り出し機構6、ゲート11〜14、搬送路21、22により構成されている。また、図1(b)はスタッカ4、5をA方向から見たときの構成図である。
【0020】
ホッパ1は表裏上下方向がバラバラな紙幣S1〜S4をセットする場所で、紙幣S1〜S4を繰り出すための繰り出し機構を備えている。なお、図1(c)に示すようにS1は表上向き紙幣を表す。S2は表下向き紙幣を表す。S3は裏上向き紙幣を表す。S4は裏下向き紙幣を表す。
【0021】
識別部2はホッパ1から繰り出された紙幣S1〜S4の真贋判定および紙幣方向(表裏上下)などを識別(S1〜S4のどの方向の紙幣かを確定)する。
【0022】
ゲート11は識別部2で方向判定した紙幣S1〜S4を判定結果にもとづき、表裏反転部3に搬送するか、搬送路21に搬送するかを振り分ける。
【0023】
表裏反転部3は識別部2で紙幣S2、S4と判定した紙幣の表裏方向を反転する機構で、ゲート12を備えている。
【0024】
搬送路21は識別部2で紙幣S1、S3と判定した紙幣を搬送する。ゲート11で2方向に搬送先が分かれるが、ゲート13にて合流する。ゲート13にて合流した紙幣S1〜S4はゲート14へ搬送される。
【0025】
ゲート14は識別部2の判定結果にもとづき、紙幣S2、S3と判定した紙幣をスタッカ4へ、紙幣S1、S4はスタッカ5へ振り分ける。
【0026】
スタッカ4、5は識別部2で判定した紙幣S1〜S4を一時的に保留する紙幣保留部である。スタッカ4はスタッカ4からスタッカ5へ紙幣を搬送するための紙幣繰り出し機構6を備えている。また、スタッカ4からスタッカ5へは搬送路22により紙幣が搬送される。
【0027】
<実施の形態1の動作>
次に実施の形態1の動作について説明する。ここではスタッカ5に表上向き紙幣(紙幣S1)を集積する動作およびホッパ1から短手方向に紙幣を繰り出し、搬送する機構の動作について説明する。
【0028】
ホッパ1に表裏上下方向バラバラの紙幣S1〜S4をセットする。計数開始の指示によりホッパ1から紙幣繰り出し機構により紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出される。繰り出した紙幣S1〜S4は識別部2を通過する際に、各紙幣の真贋判定と同時に表裏上下方向を識別判定される。
【0029】
識別部2で方向判定された紙幣S1〜S4はゲート11にて識別部2での方向判定結果にもとづき、紙幣S1、S3は搬送路21へ振り分けられ、紙幣S2、S4は表裏反転部3へ振り分けられて搬送される。
【0030】
搬送路21に搬送した紙幣S1、S3はゲート13を通過し、再度、識別部2での方向判定結果にもとづき、ゲート14で紙幣S1はスタッカ5方向へ振り分けられ、紙幣S3はスタッカ4方向に振り分けられる。こうすることで紙幣S1はスタッカ5に集積され、紙幣S3はスタッカ4に集積される。
【0031】
ゲート11で表裏反転部3に振り分けられた紙幣S2、S4は表裏反転部3を通過することで表裏が反転し、更に、ゲート13で搬送路21に合流する。再度、識別部2での方向判定結果にもとづき、ゲート14で紙幣S4はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S2はスタッカ4方向に振り分けられる。こうすることで紙幣S4はスタッカ5に集積され、紙幣S2はスタッカ4に集積される。
【0032】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。
【0033】
この時点でスタッカ5に集積された紙幣は全て紙幣S1方向に整理されている(以下、紙幣S1aとする)。また、スタッカ4に集積された紙幣は全て紙幣S3方向に整理されている(以下、紙幣S3aとする)。
【0034】
スタッカ4に集積した紙幣S3aはスタッカ4に組み込んだ紙幣繰り出し部6により繰り出され、搬送路22を通り、スタッカ5に集積される。
【0035】
この時、ホッパ1からスタッカ4、5へは短手方向で搬送、集積しているが、スタッカ4からスタッカ5へは長手方向の搬送、集積に変わる。
【0036】
スタッカ4の紙幣S3aを全て繰り出し、スタッカ5へ全て集積した時点で紙幣の整理が完了となる。
【0037】
以上の動作処理により、スタッカ5に集積された紙幣は全て紙幣S1a方向となり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0038】
先述の動作は最終的に紙幣S1方向(表上方向)に整理する動作についてのものであったが、整理する方向を指定することにより他の紙幣方向に整理することも可能である。以下に、各方向に整理する動作について説明する。
【0039】
まず、紙幣S2方向(表下方向)に整理する動作について説明する。
ホッパ1から表裏上下バラバラにセットした紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出され、識別部2にて各紙幣の表裏上下を識別する。
【0040】
識別結果により、紙幣S2、S4はゲート11で搬送路21へ振り分け、更にゲート14で紙幣S2はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S4はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S2はスタッカ5に集積され、紙幣S4はスタッカ4に集積される。
【0041】
識別結果により紙幣S1、S3はゲート11で表裏反転部3に振り分ける。表裏反転した紙幣S1、S3はゲート13で搬送路21に合流し、ゲート14で紙幣S3はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S1はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S3はスタッカ5に集積され、紙幣S1はスタッカ4に集積される。
【0042】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。スタッカ4に集積した紙幣S1、S4をスタッカ4に組み込んだ繰り出し部6により繰り出し、搬送路22を通り、スタッカ5に集積する。
【0043】
これにより、スタッカ5内の紙幣は全て紙幣S2と同じ向きとなり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0044】
次に、紙幣S3方向(裏上方向)に整理する動作について説明する。
ホッパ1から表裏上下バラバラにセットした紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出され、識別部2にて各紙幣の表裏上下を識別する。
【0045】
識別結果により、紙幣S1、S3はゲート11で搬送路21へ振り分け、更にゲート14で紙幣S3はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S1はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S3はスタッカ5に集積され、紙幣S1はスタッカ4に集積される。
【0046】
識別結果により紙幣S2、S4はゲート11で表裏反転部3に振り分ける。表裏反転した紙幣S2、S4はゲート13で搬送路21に合流し、ゲート14で紙幣S2はスタッカ5方向へ振り向け、紙幣S4はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S2はスタッカ5に集積され、紙幣S4はスタッカ4に集積される。
【0047】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。スタッカ4に集積した紙幣S1、S4をスタッカ4に組み込んだ繰り出し部6により繰り出し、搬送路22を通り、スタッカ5に集積する。
【0048】
これにより、スタッカ5内の紙幣は全て紙幣S3と同じ向きとなり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0049】
次に、紙幣S4方向(裏上方向)に整理する動作について説明する。
ホッパ1から表裏上下バラバラにセットした紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出され、識別部2にて各紙幣の表裏上下を識別する。
【0050】
識別結果により、紙幣S2、S4はゲート11で搬送路21へ振り分け、更にゲート14で紙幣S4はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S2はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S4はスタッカ5に集積され、紙幣S2はスタッカ4に集積される。
【0051】
識別結果により紙幣S1、S3はゲート11で表裏反転部3に振り分ける。表裏反転した紙幣S1、S3はゲート13で搬送路21に合流し、ゲート14で紙幣S1はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S3はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S1はスタッカ5に集積され、紙幣S3はスタッカ4に集積される。
【0052】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。スタッカ4に集積した紙幣S2、S3をスタッカ4に組み込んだ繰り出し部6により繰り出し、搬送路22を通り、スタッカ5に集積する。
【0053】
これにより、スタッカ5内の紙幣は全て紙幣S4と同じ向きとなり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0054】
上記の動作説明は、ホッパ1から短手方向に繰り出し、搬送し、スタッカ4、5に集積し、スタッカ4からスタッカ5へ長手方向に搬送し、スタッカ5へ集積する動作説明であるが、逆にホッパ1から長手方向に繰り出し、搬送し、スタッカ4、5に集積し、スタッカ4からスタッカ5へ短手方向に搬送し、スタッカ5へ集積する動作でも同じ効果を得ることが可能である。搬送方向が短手方向か長手方向かの違いでしかないので、その場合の紙幣整理の一連の動作は上記と同様である。
【0055】
次に実施の形態1で説明した紙幣整理装置を搭載した還流式紙幣入出金機(以下、紙幣機と記す)の動作について実施の形態2、3として説明する。それぞれその構成を図2、図3に示す。
【0056】
図2は入金処理時に紙幣を金種別および表裏上下に揃えて収納する紙幣機の構成図である。また図3は出金時に紙幣の表裏上下を揃える紙幣機の構成図である。
【0057】
<実施の形態2の構成>
まず図2について説明する。紙幣入出金機10Bは入金口1B、識別部2B、表裏反転部3B、金種別プール部(PL2)4B、金種別プール部(PL1)5B、金種別スタッカ6B、出金判別部7B、出金口8B、入金リジェクト口9B、出金リジェクト部12Bと各部を中継する搬送路で構成されている。また、入金口1B、識別部2B、表裏反転部3B、金種別プール部(PL2)4Bと金種別プール部(PL1)5Bの構成が紙幣整理機構11Bとして前述した実施の形態1の内容に該当する。
【0058】
<実施の形態2の動作>
入金口1Bに紙幣をセットし、計数キー(図示せず)押下で紙幣計数開始する。紙幣は識別部2Bを通過し、金種および紙幣方向(紙幣S1〜S4)の判定が行われる。今、識別した計数した紙幣を千円とした場合、識別部2Bにより「金種=千円」、「紙幣方向=紙幣S1〜S4」と判定される。
【0059】
紙幣S1、S3と判定された千円はゲート(図示せず)により表裏反転部3Bに搬送され、表裏反転後、紙幣S1は千円プール部(千円PL1)5Bに、紙幣S3は千円プール部(千円PL2)4Bに搬送される。
【0060】
紙幣S2、S4と判定された紙幣は、表裏反転部3Bは通らずに搬送され、紙幣S2は千円プール部(千円PL2)4Bへ、紙幣S4は千円プール部(千円PL1)5Bへ搬送される。
【0061】
入金口の紙幣が無くなったら、またはプール部の保留枚数が一定枚数になったら計数を停止し、千円プール部(千円PL2)4Bの紙幣(紙幣S2、S3;ここでは紙幣S2方向に整理されている)を千円プール部(千円PL1)5Bへ搬送する。
【0062】
これで、千円プール部(千円PL1)5Bの紙幣が全て紙幣S4方向に整理される。紙幣S4方向に整理された紙幣は上位端末(図示せず)からの指示で千円プール部(千円PL1)5Bから金種別スタッカ6Bの千円スタッカに収納される。
【0063】
上位端末から紙幣入出金機10Bに出金の指示があると、紙幣入出金機10Bは該当する金種別スタッカ6Bから指示された枚数の紙幣を繰り出す。金種別スタッカ6Bから繰り出された紙幣は出金判別部7Bで正しい金種、枚数を確認し、出金口8Bに放出される。この時、金種別スタッカ6B内の紙幣は上記の通り全て紙幣S4方向になっているので、出金口8Bに放出された紙幣は全て同じ方向(表裏上下が揃っている状態)となっている。
【0064】
実施の形態2の構成であれば、実施の形態1で説明した紙幣整理装置の特性を生かした還流式紙幣入出金機を実現することができる。
【0065】
<実施の形態3の構成>
次に図3について説明する。紙幣入出金機10Cは入金口7C、識別部8C、入金リジェクト口9C、金種別プール部6C、金種別スタッカ1C、出金判別部2C、表裏反転部3C、出金プール部4C、出金口5C、出金リジェクト部12Cと各部を中継する搬送路で構成されている。また、金種別スタッカ1C、出金判別部2C、表裏反転部3C、出金プール部4C、出金口5Cの構成が紙幣整理機構11Cとして前述した実施の形態1の内容に該当する。
【0066】
<実施の形態3の動作>
入金口7Cに紙幣をセットし、計数キー(図示せず)押下で紙幣計数開始する。紙幣は識別部8Cを通過し、金種の判定が行われ、金種別プール部6Cに集積される。金種別プール部6Cに集積した紙幣は上位端末(図示せず)の指示で各金種の金種別スタッカ1Cに収納される。この時点では紙幣の方向は整理されておらず、表裏上下がバラバラの状態で収納されている。
【0067】
上位端末から紙幣入出金機10Cに出金の指示があると、紙幣入出金機10Cは該当する金種スタッカ1から指示された枚数の紙幣を繰り出す。金種別スタッカ1から繰り出された紙幣は出金判別部2Cで正しい金種、枚数、および紙幣方向(紙幣S1〜S4)の判定が行われる。
【0068】
出金判別部2Cで紙幣S1、S3と判定された紙幣はゲート(図示せず)により表裏反転部3Cに搬送され、表裏反転後、紙幣S1は出金プール部4Cに、紙幣S3は出金口5Cに搬送される。また紙幣S2、S4と判定された紙幣は、表裏反転部3Cは通らずに搬送され、紙幣S2は出金口5Cへ、紙幣S4は出金プール部4Cへ搬送される。
【0069】
金種別スタッカ1から指定枚数繰り出されたら、出金プール部4Cの紙幣(紙幣S1、S4;ここでは紙幣S4方向に整理されている)を出金口5Cへ搬送する。これで、出金口5Cの紙幣が全て紙幣S2方向に整理され、出金口5Cに放出された紙幣は全て同じ方向(表裏上下が揃っている状態)となっている。
【0070】
実施の形態2のとき、つまり紙幣整理機構を入金側に備える構成であると、紙幣の種類毎に一対のプール部を用意することになるが、実施の形態3のように紙幣整理機構を出金側に備えることでプール部を対にする必要がないので、装置構成がコンパクトになる。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明により本発明によれば、表裏上下バラバラの紙幣を同一の方向に揃えて、一ヶ所に集積することを自動化することができる。
【0072】
また、紙幣の振り分け方、搬送方法を適当に変えることで、紙幣の揃え方を変更指定することができる。
【0073】
さらに紙幣入出金装置に関しては、内部に搭載する紙幣整理装置の位置を適当に指定することで、紙幣整理装置が行う紙幣整理の特性を生かした紙幣の入出金処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における紙幣整理装置の構成図である。
【図2】実施の形態2における還流式紙幣入出金機(紙幣機)の構成図である。
【図3】実施の形態3における還流式紙幣入出金機(紙幣機)の構成図である。
【符号の説明】
1 ホッパ
2 識別部
3 表裏反転部
4、5 スタッカ
6 紙幣繰り出し機構
11〜14 ゲート
21、22 搬送路
【発明の属する技術分野】
本発明は、表裏上下バラバラの紙幣を全部同じ方向に整理する紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行等での紙幣の取り扱いにおいて、同一金種で所定枚数の紙幣束をすべて同じ方向に整理して揃える紙幣整理装置が使用されており、揃え方に関し工夫を凝らした従来技術が存在する。
【0003】
特許文献1に記載の技術は、その1例であるが、紙幣方向整理装置において、特定の上下方向整理機構を必要とすることなく、表裏方向整理機構だけで、多数の紙幣の表裏方向および上下方向の向きを揃えることができるようにするために、表向きで上下正向きである第1の方向、表向きで上下逆向きの第2の方向、裏向きで上下正向きの第3の方向、および、裏向きで上下逆向きの第4の方向で、紙幣が供給されるホッパ手段と、前記ホッパ手段から供給される紙幣の方向が前記4種類の方向のいずれであるかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定に基づいて、前記第1の方向および第4の方向の紙幣のグループと、前記第2の方向および第3の方向の紙幣のグループとに振り分ける振り分け手段と、一方の前記グループの紙幣の表裏方向および上下方向の向きを自動的に揃える表裏反転手段を設けている。他方の前記グループの紙幣は、未整理紙幣回収用のスタッカに集積され、しかる後、単純に、該紙幣の短軸を中心として180°表裏反転された後前記ホッパ手段に再セットする構成をとっている。
【0004】
ここで「該紙幣の短軸を中心として180°表裏反転された後前記ホッパ手段に再セットする」ためには人手が必要であり、結果として2度手間になり、処理能力が低下することを鑑みて、人手をなくそうとした従来技術として、特許文献2に記載の技術がある。
【0005】
この従来技術2に記載の技術は、手間をかけることなく、多数の紙幣の表裏および上下方向の向きをすべて自動的に揃えることができるようにするために、表裏及び上下方向の4方向が任意の向きの紙幣がホッパから順次供給され、供給された紙幣の向きが前記4方向のうちのいずれであるかが判定され、第1の振り分け手段において、この判定結果に基づき、表向きの紙幣からなる第1のグループと、裏向きの紙幣からなる第2のグループとに振り分ける。振り分けられた第1及び第2のグループの一方の紙幣の表裏を反転し、他方のグループの紙幣と合流し、すべての紙幣の表裏を揃える。それから第2の振り分け手段により、合流された紙幣を、前記判定結果に基づき、上下正向きの紙幣のグループと、上下逆向きの紙幣のグループとに振り分ける。振り分けられた各グループの紙幣は各々、別々のスタッカ部に集積されるような構成をとっている。
【0006】
この特許文献2に記載の技術は、紙幣を自動的に揃えることはできるが、2つのグループに分けたままで別々のスタッカに集積されたままとなっているため、整理するという点に関して、一ヶ所に集積することになると、それには人手が必要になってしまう。
【0007】
【特許文献1】
特開平08−153239号公報
【特許文献2】
特開2001−034810号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点を鑑みたものであり、表裏上下バラバラの紙幣を同一の方向に揃えて、一ヶ所に集積することを自動化することができる紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、紙幣の振り分け方、搬送方法を適当に変えることで、紙幣の揃え方を変更指定することができる紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置を提供することを目的とする。
【0010】
さらに紙幣入出金装置に関しては、内部に搭載する紙幣整理装置の位置を適当に指定することで、紙幣整理装置が行う紙幣整理の特性を生かした紙幣の入出金処理を行うことができることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第1繰り出し手段と、第1繰り出し手段により、紙幣の短手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別手段と、識別手段の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け手段と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転手段と、表裏反転手段により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の短手方向に搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段により、紙幣の短手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第2繰り出し手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し手段により紙幣の長手方向に繰り出し、第2集積手段に集積させて、第2集積手段に集積している紙幣束と合流させる第2搬送手段とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第1繰り出し手段と、第1繰り出し手段により、紙幣の長手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別手段と、識別手段の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け手段と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転手段と、表裏反転手段により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の長手方向に搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段により、紙幣の長手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第2繰り出し手段と、第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積手段と、第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し手段により紙幣の短手方向に繰り出し、第2集積手段に集積させて、第2集積手段に集積している紙幣束と合流させる第2搬送手段とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置における紙幣整理方法であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第1繰り出し工程と、第1繰り出し工程により、紙幣の短手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別工程と、識別工程の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け工程と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転工程と、表裏反転工程により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の短手方向に搬送する第1搬送工程と、第1搬送工程により、紙幣の短手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第2繰り出し工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し工程により紙幣の長手方向に繰り出し、第2集積工程に集積させて、第2集積工程に集積している紙幣束と合流させる第2搬送工程とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置における紙幣整理方法であって、紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第1繰り出し工程と、第1繰り出し工程により、紙幣の長手方向に繰り出された紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別工程と、識別工程の識別結果により、状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け工程と、第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転工程と、表裏反転工程により表裏が反転された第1グループに属する紙幣と、第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の長手方向に搬送する第1搬送工程と、第1搬送工程により、紙幣の長手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第2繰り出し工程と、第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積工程と、第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、第2繰り出し工程により紙幣の短手方向に繰り出し、第2集積工程に集積させて、第2集積工程に集積している紙幣束と合流させる第2搬送工程とを有することを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の紙幣整理装置を備える紙幣入出金装置であって、対象となる紙幣束を金種別に搬送する金種別搬送手段と、紙幣束を金種別に集積する金種別集積手段と、紙幣束の金種、枚数を判別する出金判別手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、紙幣整理装置は、紙幣の入金処理時に、紙幣束を状態のうちの1つに整理することを特徴とし、紙幣束は、入金時に紙幣整理装置により所定の状態に整理され、金種別搬送手段により金種別に搬送され、金種別集積手段により金種別に集積され、出金判別手段により対象となる紙幣束の金種、枚数が判別されることを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、紙幣整理装置は、紙幣の出金処理時に、紙幣束を状態のうちの1つに整理することを特徴とし、紙幣束は、金種別搬送手段により金種別に搬送され、金種別集積手段により金種別に集積され、出金判別手段により金種、枚数が判別され、出金時に紙幣整理装置により所定の状態に整理されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
<実施の形態1の構成>
実施の形態1の紙幣整理装置の構成を図1(a)に示す。この紙幣整理装置は、ホッパ1、識別部2、表裏反転部3、スタッカ4、スタッカ5、紙幣繰り出し機構6、ゲート11〜14、搬送路21、22により構成されている。また、図1(b)はスタッカ4、5をA方向から見たときの構成図である。
【0020】
ホッパ1は表裏上下方向がバラバラな紙幣S1〜S4をセットする場所で、紙幣S1〜S4を繰り出すための繰り出し機構を備えている。なお、図1(c)に示すようにS1は表上向き紙幣を表す。S2は表下向き紙幣を表す。S3は裏上向き紙幣を表す。S4は裏下向き紙幣を表す。
【0021】
識別部2はホッパ1から繰り出された紙幣S1〜S4の真贋判定および紙幣方向(表裏上下)などを識別(S1〜S4のどの方向の紙幣かを確定)する。
【0022】
ゲート11は識別部2で方向判定した紙幣S1〜S4を判定結果にもとづき、表裏反転部3に搬送するか、搬送路21に搬送するかを振り分ける。
【0023】
表裏反転部3は識別部2で紙幣S2、S4と判定した紙幣の表裏方向を反転する機構で、ゲート12を備えている。
【0024】
搬送路21は識別部2で紙幣S1、S3と判定した紙幣を搬送する。ゲート11で2方向に搬送先が分かれるが、ゲート13にて合流する。ゲート13にて合流した紙幣S1〜S4はゲート14へ搬送される。
【0025】
ゲート14は識別部2の判定結果にもとづき、紙幣S2、S3と判定した紙幣をスタッカ4へ、紙幣S1、S4はスタッカ5へ振り分ける。
【0026】
スタッカ4、5は識別部2で判定した紙幣S1〜S4を一時的に保留する紙幣保留部である。スタッカ4はスタッカ4からスタッカ5へ紙幣を搬送するための紙幣繰り出し機構6を備えている。また、スタッカ4からスタッカ5へは搬送路22により紙幣が搬送される。
【0027】
<実施の形態1の動作>
次に実施の形態1の動作について説明する。ここではスタッカ5に表上向き紙幣(紙幣S1)を集積する動作およびホッパ1から短手方向に紙幣を繰り出し、搬送する機構の動作について説明する。
【0028】
ホッパ1に表裏上下方向バラバラの紙幣S1〜S4をセットする。計数開始の指示によりホッパ1から紙幣繰り出し機構により紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出される。繰り出した紙幣S1〜S4は識別部2を通過する際に、各紙幣の真贋判定と同時に表裏上下方向を識別判定される。
【0029】
識別部2で方向判定された紙幣S1〜S4はゲート11にて識別部2での方向判定結果にもとづき、紙幣S1、S3は搬送路21へ振り分けられ、紙幣S2、S4は表裏反転部3へ振り分けられて搬送される。
【0030】
搬送路21に搬送した紙幣S1、S3はゲート13を通過し、再度、識別部2での方向判定結果にもとづき、ゲート14で紙幣S1はスタッカ5方向へ振り分けられ、紙幣S3はスタッカ4方向に振り分けられる。こうすることで紙幣S1はスタッカ5に集積され、紙幣S3はスタッカ4に集積される。
【0031】
ゲート11で表裏反転部3に振り分けられた紙幣S2、S4は表裏反転部3を通過することで表裏が反転し、更に、ゲート13で搬送路21に合流する。再度、識別部2での方向判定結果にもとづき、ゲート14で紙幣S4はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S2はスタッカ4方向に振り分けられる。こうすることで紙幣S4はスタッカ5に集積され、紙幣S2はスタッカ4に集積される。
【0032】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。
【0033】
この時点でスタッカ5に集積された紙幣は全て紙幣S1方向に整理されている(以下、紙幣S1aとする)。また、スタッカ4に集積された紙幣は全て紙幣S3方向に整理されている(以下、紙幣S3aとする)。
【0034】
スタッカ4に集積した紙幣S3aはスタッカ4に組み込んだ紙幣繰り出し部6により繰り出され、搬送路22を通り、スタッカ5に集積される。
【0035】
この時、ホッパ1からスタッカ4、5へは短手方向で搬送、集積しているが、スタッカ4からスタッカ5へは長手方向の搬送、集積に変わる。
【0036】
スタッカ4の紙幣S3aを全て繰り出し、スタッカ5へ全て集積した時点で紙幣の整理が完了となる。
【0037】
以上の動作処理により、スタッカ5に集積された紙幣は全て紙幣S1a方向となり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0038】
先述の動作は最終的に紙幣S1方向(表上方向)に整理する動作についてのものであったが、整理する方向を指定することにより他の紙幣方向に整理することも可能である。以下に、各方向に整理する動作について説明する。
【0039】
まず、紙幣S2方向(表下方向)に整理する動作について説明する。
ホッパ1から表裏上下バラバラにセットした紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出され、識別部2にて各紙幣の表裏上下を識別する。
【0040】
識別結果により、紙幣S2、S4はゲート11で搬送路21へ振り分け、更にゲート14で紙幣S2はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S4はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S2はスタッカ5に集積され、紙幣S4はスタッカ4に集積される。
【0041】
識別結果により紙幣S1、S3はゲート11で表裏反転部3に振り分ける。表裏反転した紙幣S1、S3はゲート13で搬送路21に合流し、ゲート14で紙幣S3はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S1はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S3はスタッカ5に集積され、紙幣S1はスタッカ4に集積される。
【0042】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。スタッカ4に集積した紙幣S1、S4をスタッカ4に組み込んだ繰り出し部6により繰り出し、搬送路22を通り、スタッカ5に集積する。
【0043】
これにより、スタッカ5内の紙幣は全て紙幣S2と同じ向きとなり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0044】
次に、紙幣S3方向(裏上方向)に整理する動作について説明する。
ホッパ1から表裏上下バラバラにセットした紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出され、識別部2にて各紙幣の表裏上下を識別する。
【0045】
識別結果により、紙幣S1、S3はゲート11で搬送路21へ振り分け、更にゲート14で紙幣S3はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S1はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S3はスタッカ5に集積され、紙幣S1はスタッカ4に集積される。
【0046】
識別結果により紙幣S2、S4はゲート11で表裏反転部3に振り分ける。表裏反転した紙幣S2、S4はゲート13で搬送路21に合流し、ゲート14で紙幣S2はスタッカ5方向へ振り向け、紙幣S4はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S2はスタッカ5に集積され、紙幣S4はスタッカ4に集積される。
【0047】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。スタッカ4に集積した紙幣S1、S4をスタッカ4に組み込んだ繰り出し部6により繰り出し、搬送路22を通り、スタッカ5に集積する。
【0048】
これにより、スタッカ5内の紙幣は全て紙幣S3と同じ向きとなり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0049】
次に、紙幣S4方向(裏上方向)に整理する動作について説明する。
ホッパ1から表裏上下バラバラにセットした紙幣S1〜S4が1枚ずつ繰り出され、識別部2にて各紙幣の表裏上下を識別する。
【0050】
識別結果により、紙幣S2、S4はゲート11で搬送路21へ振り分け、更にゲート14で紙幣S4はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S2はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S4はスタッカ5に集積され、紙幣S2はスタッカ4に集積される。
【0051】
識別結果により紙幣S1、S3はゲート11で表裏反転部3に振り分ける。表裏反転した紙幣S1、S3はゲート13で搬送路21に合流し、ゲート14で紙幣S1はスタッカ5方向へ振り分け、紙幣S3はスタッカ4方向に振り分ける。こうすることで紙幣S1はスタッカ5に集積され、紙幣S3はスタッカ4に集積される。
【0052】
ホッパ1内の紙幣が全て無くなるか、またはホッパ1から規定枚数が繰り出されたところで、ホッパ1からの繰り出しを止める。スタッカ4に集積した紙幣S2、S3をスタッカ4に組み込んだ繰り出し部6により繰り出し、搬送路22を通り、スタッカ5に集積する。
【0053】
これにより、スタッカ5内の紙幣は全て紙幣S4と同じ向きとなり、従来2つのグループに分かれた紙幣(スタッカ4と5)を一つにまとめる手間が無くなる。
【0054】
上記の動作説明は、ホッパ1から短手方向に繰り出し、搬送し、スタッカ4、5に集積し、スタッカ4からスタッカ5へ長手方向に搬送し、スタッカ5へ集積する動作説明であるが、逆にホッパ1から長手方向に繰り出し、搬送し、スタッカ4、5に集積し、スタッカ4からスタッカ5へ短手方向に搬送し、スタッカ5へ集積する動作でも同じ効果を得ることが可能である。搬送方向が短手方向か長手方向かの違いでしかないので、その場合の紙幣整理の一連の動作は上記と同様である。
【0055】
次に実施の形態1で説明した紙幣整理装置を搭載した還流式紙幣入出金機(以下、紙幣機と記す)の動作について実施の形態2、3として説明する。それぞれその構成を図2、図3に示す。
【0056】
図2は入金処理時に紙幣を金種別および表裏上下に揃えて収納する紙幣機の構成図である。また図3は出金時に紙幣の表裏上下を揃える紙幣機の構成図である。
【0057】
<実施の形態2の構成>
まず図2について説明する。紙幣入出金機10Bは入金口1B、識別部2B、表裏反転部3B、金種別プール部(PL2)4B、金種別プール部(PL1)5B、金種別スタッカ6B、出金判別部7B、出金口8B、入金リジェクト口9B、出金リジェクト部12Bと各部を中継する搬送路で構成されている。また、入金口1B、識別部2B、表裏反転部3B、金種別プール部(PL2)4Bと金種別プール部(PL1)5Bの構成が紙幣整理機構11Bとして前述した実施の形態1の内容に該当する。
【0058】
<実施の形態2の動作>
入金口1Bに紙幣をセットし、計数キー(図示せず)押下で紙幣計数開始する。紙幣は識別部2Bを通過し、金種および紙幣方向(紙幣S1〜S4)の判定が行われる。今、識別した計数した紙幣を千円とした場合、識別部2Bにより「金種=千円」、「紙幣方向=紙幣S1〜S4」と判定される。
【0059】
紙幣S1、S3と判定された千円はゲート(図示せず)により表裏反転部3Bに搬送され、表裏反転後、紙幣S1は千円プール部(千円PL1)5Bに、紙幣S3は千円プール部(千円PL2)4Bに搬送される。
【0060】
紙幣S2、S4と判定された紙幣は、表裏反転部3Bは通らずに搬送され、紙幣S2は千円プール部(千円PL2)4Bへ、紙幣S4は千円プール部(千円PL1)5Bへ搬送される。
【0061】
入金口の紙幣が無くなったら、またはプール部の保留枚数が一定枚数になったら計数を停止し、千円プール部(千円PL2)4Bの紙幣(紙幣S2、S3;ここでは紙幣S2方向に整理されている)を千円プール部(千円PL1)5Bへ搬送する。
【0062】
これで、千円プール部(千円PL1)5Bの紙幣が全て紙幣S4方向に整理される。紙幣S4方向に整理された紙幣は上位端末(図示せず)からの指示で千円プール部(千円PL1)5Bから金種別スタッカ6Bの千円スタッカに収納される。
【0063】
上位端末から紙幣入出金機10Bに出金の指示があると、紙幣入出金機10Bは該当する金種別スタッカ6Bから指示された枚数の紙幣を繰り出す。金種別スタッカ6Bから繰り出された紙幣は出金判別部7Bで正しい金種、枚数を確認し、出金口8Bに放出される。この時、金種別スタッカ6B内の紙幣は上記の通り全て紙幣S4方向になっているので、出金口8Bに放出された紙幣は全て同じ方向(表裏上下が揃っている状態)となっている。
【0064】
実施の形態2の構成であれば、実施の形態1で説明した紙幣整理装置の特性を生かした還流式紙幣入出金機を実現することができる。
【0065】
<実施の形態3の構成>
次に図3について説明する。紙幣入出金機10Cは入金口7C、識別部8C、入金リジェクト口9C、金種別プール部6C、金種別スタッカ1C、出金判別部2C、表裏反転部3C、出金プール部4C、出金口5C、出金リジェクト部12Cと各部を中継する搬送路で構成されている。また、金種別スタッカ1C、出金判別部2C、表裏反転部3C、出金プール部4C、出金口5Cの構成が紙幣整理機構11Cとして前述した実施の形態1の内容に該当する。
【0066】
<実施の形態3の動作>
入金口7Cに紙幣をセットし、計数キー(図示せず)押下で紙幣計数開始する。紙幣は識別部8Cを通過し、金種の判定が行われ、金種別プール部6Cに集積される。金種別プール部6Cに集積した紙幣は上位端末(図示せず)の指示で各金種の金種別スタッカ1Cに収納される。この時点では紙幣の方向は整理されておらず、表裏上下がバラバラの状態で収納されている。
【0067】
上位端末から紙幣入出金機10Cに出金の指示があると、紙幣入出金機10Cは該当する金種スタッカ1から指示された枚数の紙幣を繰り出す。金種別スタッカ1から繰り出された紙幣は出金判別部2Cで正しい金種、枚数、および紙幣方向(紙幣S1〜S4)の判定が行われる。
【0068】
出金判別部2Cで紙幣S1、S3と判定された紙幣はゲート(図示せず)により表裏反転部3Cに搬送され、表裏反転後、紙幣S1は出金プール部4Cに、紙幣S3は出金口5Cに搬送される。また紙幣S2、S4と判定された紙幣は、表裏反転部3Cは通らずに搬送され、紙幣S2は出金口5Cへ、紙幣S4は出金プール部4Cへ搬送される。
【0069】
金種別スタッカ1から指定枚数繰り出されたら、出金プール部4Cの紙幣(紙幣S1、S4;ここでは紙幣S4方向に整理されている)を出金口5Cへ搬送する。これで、出金口5Cの紙幣が全て紙幣S2方向に整理され、出金口5Cに放出された紙幣は全て同じ方向(表裏上下が揃っている状態)となっている。
【0070】
実施の形態2のとき、つまり紙幣整理機構を入金側に備える構成であると、紙幣の種類毎に一対のプール部を用意することになるが、実施の形態3のように紙幣整理機構を出金側に備えることでプール部を対にする必要がないので、装置構成がコンパクトになる。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明により本発明によれば、表裏上下バラバラの紙幣を同一の方向に揃えて、一ヶ所に集積することを自動化することができる。
【0072】
また、紙幣の振り分け方、搬送方法を適当に変えることで、紙幣の揃え方を変更指定することができる。
【0073】
さらに紙幣入出金装置に関しては、内部に搭載する紙幣整理装置の位置を適当に指定することで、紙幣整理装置が行う紙幣整理の特性を生かした紙幣の入出金処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における紙幣整理装置の構成図である。
【図2】実施の形態2における還流式紙幣入出金機(紙幣機)の構成図である。
【図3】実施の形態3における還流式紙幣入出金機(紙幣機)の構成図である。
【符号の説明】
1 ホッパ
2 識別部
3 表裏反転部
4、5 スタッカ
6 紙幣繰り出し機構
11〜14 ゲート
21、22 搬送路
Claims (7)
- 表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、前記状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置であって、
前記紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第1繰り出し手段と、
前記第1繰り出し手段により、紙幣の短手方向に繰り出された前記紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別手段と、
前記識別手段の識別結果により、前記状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また前記状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け手段と、
前記第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転手段と、
前記表裏反転手段により表裏が反転された前記第1グループに属する紙幣と、前記第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の短手方向に搬送する第1搬送手段と、
前記第1搬送手段により、紙幣の短手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け手段と、
前記第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積手段と、
前記第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第2繰り出し手段と、
前記第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積手段と、
前記第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、前記第2繰り出し手段により紙幣の長手方向に繰り出し、前記第2集積手段に集積させて、第2集積手段に集積している紙幣束と合流させる第2搬送手段と、
を有することを特徴とする紙幣整理装置。 - 表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、前記状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置であって、
前記紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第1繰り出し手段と、
前記第1繰り出し手段により、紙幣の長手方向に繰り出された前記紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別手段と、
前記識別手段の識別結果により、前記状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また前記状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け手段と、
前記第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転手段と、
前記表裏反転手段により表裏が反転された前記第1グループに属する紙幣と、前記第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の長手方向に搬送する第1搬送手段と、
前記第1搬送手段により、紙幣の長手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け手段と、
前記第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積手段と、
前記第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第2繰り出し手段と、
前記第2振り分け手段により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積手段と、
前記第1集積手段に集積された紙幣束より紙幣を、前記第2繰り出し手段により紙幣の短手方向に繰り出し、前記第2集積手段に集積させて、第2集積手段に集積している紙幣束と合流させる第2搬送手段と、
を有することを特徴とする紙幣整理装置。 - 表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、前記状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置における紙幣整理方法であって、
前記紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第1繰り出し工程と、
前記第1繰り出し工程により、紙幣の短手方向に繰り出された前記紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別工程と、
前記識別工程の識別結果により、前記状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また前記状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け工程と、
前記第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転工程と、
前記表裏反転工程により表裏が反転された前記第1グループに属する紙幣と、前記第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の短手方向に搬送する第1搬送工程と、
前記第1搬送工程により、紙幣の短手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け工程と、
前記第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積工程と、
前記第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第2繰り出し工程と、
前記第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積工程と、
前記第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、前記第2繰り出し工程により紙幣の長手方向に繰り出し、前記第2集積工程に集積させて、第2集積工程に集積している紙幣束と合流させる第2搬送工程と、
を有することを特徴とする紙幣整理方法。 - 表上向き、表下向き、裏上向き、裏下向き、の何れかの状態をとる同一金種の紙幣の紙幣束を、前記状態のうちの1つに整理することを特徴とする紙幣整理装置における紙幣整理方法であって、
前記紙幣束より紙幣を、紙幣の長手方向に繰り出す第1繰り出し工程と、
前記第1繰り出し工程により、紙幣の長手方向に繰り出された前記紙幣の状態、金種を識別し、対応する識別結果を出力する識別工程と、
前記識別工程の識別結果により、前記状態のなかで、上下の向きが同一の2つの状態を選定することで第1グループを形成し、また前記状態のなかで、残りの2つの状態を選定することで第2グループを形成する第1振り分け工程と、
前記第1グループに属する紙幣の表裏を反転する表裏反転工程と、
前記表裏反転工程により表裏が反転された前記第1グループに属する紙幣と、前記第2グループに属する紙幣とを合流させて、紙幣の長手方向に搬送する第1搬送工程と、
前記第1搬送工程により、紙幣の長手方向に搬送された紙幣束を、表向きの紙幣束と、裏向きの紙幣束とに振り分ける第2振り分け工程と、
前記第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の一方を集積する第1集積工程と、
前記第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、紙幣の短手方向に繰り出す第2繰り出し工程と、
前記第2振り分け工程により振り分けられた表向きもしくは裏向きの紙幣束の他方を集積する第2集積工程と、
前記第1集積工程に集積された紙幣束より紙幣を、前記第2繰り出し工程により紙幣の短手方向に繰り出し、前記第2集積工程に集積させて、第2集積工程に集積している紙幣束と合流させる第2搬送工程と、
を有することを特徴とする紙幣整理方法。 - 請求項1または2に記載の紙幣整理装置を備える紙幣入出金装置であって、
対象となる紙幣束を金種別に搬送する金種別搬送手段と、
前記紙幣束を金種別に集積する金種別集積手段と、
前記紙幣束の金種、枚数を判別する出金判別手段と、
を有することを特徴とする紙幣入出金装置。 - 前記紙幣整理装置は、紙幣の入金処理時に、紙幣束を前記状態のうちの1つに整理することを特徴とし、
前記紙幣束は、入金時に前記紙幣整理装置により所定の状態に整理され、前記金種別搬送手段により金種別に搬送され、前記金種別集積手段により金種別に集積され、前記出金判別手段により対象となる紙幣束の金種、枚数が判別されることを特徴とする請求項5に記載の紙幣入出金装置。 - 前記紙幣整理装置は、紙幣の出金処理時に、紙幣束を前記状態のうちの1つに整理することを特徴とし、
前記紙幣束は、前記金種別搬送手段により金種別に搬送され、前記金種別集積手段により金種別に集積され、前記出金判別手段により金種、枚数が判別され、出金時に前記紙幣整理装置により所定の状態に整理されることを特徴とする請求項5に記載の紙幣入出金装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003051348A JP2004259155A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003051348A JP2004259155A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004259155A true JP2004259155A (ja) | 2004-09-16 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003051348A Pending JP2004259155A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 紙幣整理装置、紙幣整理方法、紙幣入出金装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004259155A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017174423A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-28 | グローリー株式会社 | 紙幣処理装置 |
| JP2018060585A (ja) * | 2018-01-19 | 2018-04-12 | ローレル精機株式会社 | 紙幣処理装置 |
-
2003
- 2003-02-27 JP JP2003051348A patent/JP2004259155A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2018060585A (ja) * | 2018-01-19 | 2018-04-12 | ローレル精機株式会社 | 紙幣処理装置 |
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