JP2004261077A - 魚釣用リ−ル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リ−ル本体1内にはスプ−ル軸18と平行に往復動装置Aのトラバ−スカム軸20が軸受部1bの透孔1cとリ−ル本体1の後側壁の透孔に嵌合され、トラバ−スカム軸20には摺動体5が嵌合されて図示しない係合子の爪がトラバ−スカム軸20のカム溝20aに係合され、トラバ−スカム軸20とは平行に案内杆23がリ−ル本体1の軸受部1bと後側壁の間に架設されている。
摺動体5にはスプ−ル軸18の後端回り止め部18aが嵌合されるD孔5aとトラバ−スカム軸20が挿通される透孔5bと案内杆23が挿通される透孔5cが穿設され、透孔5cの中にはOリングからなる弾性部材24、24が嵌まる周溝5d、5dが形成されている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドルの回転運動を摺動体の往復動に変換する往復動装置を備え、該往復動装置を介して往復動する摺動体でスプ−ルに釣糸を巻回してなる魚釣用リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、魚釣用スピニングリ−ルは、ハンドル操作で連動回転する釣糸案内部を有するロ−タを介してスプ−ルに釣糸を巻回するタイプのリ−ルで、スプ−ル軸の後部にはハンドル回転を前後方向に動力伝達する摺動子が取り付けられ、該摺動子はリ−ル本体の前後部間に架設されたピラ−に前後動可能に案内支持され、該ピラ−によってスプ−ル軸、つまり、スプ−ルの回転方向のガタ付が規制されている。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
実開平4−38266号公報
【特許文献2】
特開平8−131029号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、特許文献1、2のようにスプ−ル軸の後部に取り付けた摺動子と摺動子に嵌合して前後動案内するピラ−とは、スプ−ル軸とピラ−との平行度、軸間距離、軸支持部の嵌め合い、ピラ−と摺動子の嵌め合い等、様々な寸法公差が累積するため、設計上、摺動子のガタは抑えられない。
摺動子のガタを抑えようとすると、前後往復移動時に引っ掛かりが生じて巻き取り操作に支障を来す。
又、ガタが生じた状態では、摺動子の前後往復移動時にピラ−との金属接触で不快な振動、異音が発生し、快適な巻き取り操作が行えない。
ことである。
【0005】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、摺動体のガタ付きが吸収されてスム−ズな摺動案内が行える魚釣用リ−ルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、ハンドルの回転運動に連動して摺動体を往復動する往復動装置を備えた魚釣用リ−ルにおいて、前記摺動体を案内する案内杆と該摺動体の間に弾性部材を介在して前記摺動体のガタ付きを吸収しながら摺動案内したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、弾性部材24、6、8の弾性変形により、軸間、嵌合部等の累積寸法誤差が吸収されて摺動体5、5′、9を前後や左右方向に摺動案内できるので、摺動体5、5′、9をガタ付きなく支持できると共に弾性部材24、6、8の緩衝作用により、不快な振動、異音も確実に防止でき、快適な巻き取り操作が行える。
【0008】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図3は第1実施例で魚釣用リ−ルをトラバ−スカム軸からなる前後往復動装置を組み込んだ魚釣用スピニングリ−ルで述べれば、図1は魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図、図2は図1の要部拡大断面側面図、図3は図2の要部拡大断面側面図である。
【0009】
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1と図示しない蓋体で保持された図示しない軸受で駆動歯車2の駆動軸2aが軸承されて駆動軸2aの中心多角形孔2bにハンドル10が固定されたハンドル軸11が左右交換自在に挿入嵌合されている。
リ−ル本体1の前側の支持部1a内の軸受12で回転軸筒3の前側が回転自在に支持され、リ−ル本体1内の軸受部1b内に嵌合された軸受13で回転軸筒3の小径の基端3aが回転自在に支持されている。
【0010】
回転軸筒3の基端3aの前側に一体的にピニオン歯車3bが形成されて駆動歯車2に噛合されている。
ピニオン歯車3bの前側の回転軸筒3外周に連動歯車14が回り止め嵌合されている。
軸受12より前側の回転軸筒3外周に逆転防止爪車15とロ−タ4の中心筒部4aが回り止め嵌合されて回転軸筒3の前端に螺合されたナット16で取り付けられている。
回転軸筒3の中心孔3cには先端にスプ−ル17が取り付けられたスプ−ル軸18が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸18の後端回り止め部18aには摺動体5が嵌合されてビス19で取り付けられている。
【0011】
リ−ル本体1内にはスプ−ル軸18と平行に往復動装置Aのトラバ−スカム軸20が軸受部1bの透孔1cとリ−ル本体1の後側壁1dの透孔1eに嵌合されて後側壁1dの前側のトラバ−スカム軸20にはEリング21が嵌められて抜け止めされている。
トラバ−スカム軸20の前端には小歯車22が取り付けられて小歯車22は連動歯車14に噛合されている。
トラバ−スカム軸20には摺動体5が嵌合されて図示しない係合子の爪がトラバ−スカム軸20のカム溝20aに係合されている。
トラバ−スカム軸20とは平行に案内杆23がリ−ル本体1の軸受部1bと後側壁1dの間に架設されている。
【0012】
摺動体5にはスプ−ル軸18の後端回り止め部18aが嵌合されるD孔5aとトラバ−スカム軸20が挿通される透孔5bと案内杆23が挿通される透孔5cが穿設されている。
透孔5cの中にはOリングからなる弾性部材24、24が嵌まる周溝5d、5dが形成されている。
逆転防止爪車15には逆転防止爪25が係脱自在に臨まされている。
リ−ル本体1に回動自在に取り付けられた操作杆26の前側にカム27が取り付けられ逆転防止爪25が操作される。
リ−ル本体1の後側外部に突出した操作杆26に操作ツマミ28が取り付けられている。
【0013】
ロ−タ4は中心筒部4aで回転軸筒2に取り付けられ、筒部4aと前壁4bと大径の筒部4cと大径の筒部4cの基部の外周から前方に向けて突出された一対の支持腕4d、4eとで形成されて支持腕4dに一方のベ−ル支持部材29がビス30で止められ、支持腕4eに他方のベ−ル支持部材31がビスで止められて釣糸巻取位置と図示しない釣糸放出位置に反転自在に軸承されている。
一方のベ−ル支持部材29には釣糸案内ロ−ラの取付部32が取り付けられている。
他方のベ−ル支持部材31と釣糸案内ロ−ラの取付部32の間に図示しないベ−ルが取り付けられている。
リ−ル本体1のリ−ル脚部1fには一方のベ−ル支持部材29が放出状態にある時衝接される衝接部材33が突出して設けられている。
【0014】
前記魚釣用スピニングリ−ルの動作は、図示しない釣糸がスプ−ル17に巻回される方向にハンドル10が回転されると、駆動歯車2が回転されてピニオン歯車2bを介して回転軸筒3とロ−タ4が正回転される。
更に連動歯車12と小歯車22が噛合されてトラバ−スカム軸20が連動回転されて摺動体5とスプ−ル軸18とスプ−ル17が前後に往復動される。
釣糸がスプ−ル17に巻回される時は、一方のベ−ル支持部材29に設けられた釣糸案内ロ−ラで釣糸が案内されて前後に往復動されてスプ−ル17に平行に巻回される。
ロ−タ4が逆回転防止される時は、操作ツマミ28と操作杆26と逆転防止爪25が回動されて逆転防止爪25が逆転防止爪車13に係合される。
【0015】
摺動体5が案内杆23で案内される時、摺動体5と案内杆23の間にはOリングからなる弾性部材24、24が介在されているので、弾性部材24、24の弾性変形により、軸間、嵌合部等の累積寸法誤差が吸収される。
【0016】
前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構成されると、Oリングからなる弾性部材24、24の弾性変形により、軸間、嵌合部等の累積寸法誤差が吸収されて摺動体5を前後方向に摺動案内できるので、摺動体5をガタ付きなく支持できると共に弾性部材24、24の緩衝作用により、不快な振動、異音も確実に防止でき、快適な巻き取り操作が行える。
【0017】
図4、図5は第2実施例で、図4は摺動体と弾性部材の断面正面図、図5は摺動体と弾性部材の断面側面図である。
【0018】
第2実施例では、摺動体5の案内杆23が挿通される透孔5cに弾性部材6が嵌合されている。
弾性部材6は筒状部6aの中心孔6bの3箇所に長手方向の突堤6cが形成され、突堤6c位置の筒状部6aに空腔部6dが形成されて突堤6c部分に弾性力が付与されている。
筒状部6aの外周に突部6eが形成されて透孔5c内周に形成された凹部5dに嵌められて
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
前記第1実施例のOリングからなる弾性部材24、24に代えて弾性部材6を組み込んでもよい。
【0019】
図6は第3実施例で魚釣用リ−ルを偏芯カムからなる前後往復動装置を組み込んだ魚釣用スピニングリ−ルで述べれば、図6は魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図と要部拡大断面側面図である。
【0020】
第3実施例では、駆動歯車2の側部に偏芯カム2cが形成されてスプ−ル軸18の後端回り止め部18aに固定された摺動体5′との間に作動板7が連結されている。
作動板7は偏芯カム2cに嵌合されるリング環7aと連結部7bと連結部7bに穿設された透孔7cで形成されている。
摺動体5′には透孔7cに嵌合されるピン34が固定されている。
摺動体5′の下側には横溝5eが形成されて箱形のキャップからなる弾性部材8が嵌合されている。
弾性部材8には横溝5eに嵌まる舌部8aと案内杆23が挿通される透孔8bが形成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0021】
図7から図10は第4実施例で魚釣用リ−ルをトラバ−スカム軸からなる往復動装置を組み込んだ魚釣用両軸受型リ−ルで述べれば、図7は魚釣用両軸受型リ−ルの正面図、図8は魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面側面図、図9は図7の要部拡大正面図、図10は図8の要部拡大断面側面図である。
【0022】
第4実施例では、両側枠35、35の間にスプ−ル36と案内筒37と案内筒37の中にトラバ−スカム軸38が配置されて案内筒37の外周を左右に摺動する摺動体9が設けられて往復動装置Aが構成されている。
摺動体9は中心部分9aと、中心部分9aから前方に伸びた突出部9bと、中心部分9aから上方に伸びた糸案内部9cと、中心部分9aから下方に突出した突出部9dとで形成されている。
中心部分9aには案内筒37が嵌合される透孔9eが、突出部9b内にピン39が挿入可能な内径の透孔9fが、突出部9bの外周にキャップ40が螺合される螺子部9gが、突出部9dに案内杆23が挿通される透孔9hが、糸案内部9cに硬質釣糸案内環41が嵌合固定される透孔9iが夫々形成されている。
【0023】
案内杆23が挿通される透孔9hの中にはOリングからなる弾性部材24が嵌まる周溝9jが形成されている。
案内筒37にはピン39が挿入可能な長手方向の長孔37aが形成されている。 トラバ−スカム軸38のカム溝に摺動体9内に収容されたピン39が係合されている。
スプ−ル36に巻回された釣糸42は糸案内部9dの硬質釣糸案内環41を通して前方に突出される。
スプ−ル36とトラバ−スカム軸38は側板43の外側に設けられたハンドル44の回転で図示しない駆動歯車を介して回転される。
【0024】
往復動装置Aの動作は、ハンドル44が回転されると、駆動歯車を介してスプ−ル36が回転されてスプ−ル36に釣糸42が巻回されると共に、駆動歯車を介してトラバ−スカム軸38が回転される。
このトラバ−スカム軸38の回転でカム溝に係合するピン39が収容された摺動体9が案内杆23の案内で案内筒37上を左右に摺動される。
この摺動で釣糸42がスプ−ル36に平行に巻回される。
【0025】
摺動体9が案内杆23で案内される時、摺動体9と案内杆23の間にはOリングからなる弾性部材24が介在されているので、弾性部材24の弾性変形により、軸間、嵌合部等の累積寸法誤差が吸収される。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】
請求項1により、弾性部材の弾性変形により、軸間、嵌合部等の累積寸法誤差が吸収されて摺動体を前後や左右方向に摺動案内できるので、摺動体をガタ付きなく支持できると共に弾性部材の緩衝作用により、不快な振動、異音も確実に防止でき、快適な巻き取り操作が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図である。
【図2】同図1の要部拡大断面側面図である。
【図3】同図2の要部拡大断面側面図である。
【図4】第2実施例で、摺動体と弾性部材の断面正面図である。
【図5】同摺動体と弾性部材の断面側面図である。
【図6】第3実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図と要部拡大断面側面図である。
【図7】第4実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの正面図である。
【図8】同魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面側面図である。
【図9】同図7の要部拡大正面図である。
【図10】同図8の要部拡大断面側面図である。
【符号の説明】
5、5′、9 摺動体
6、8、24 弾性部材
23 案内杆
A 往復動装置
Claims (1)
- ハンドルの回転運動に連動して摺動体を往復動する往復動装置を備えた魚釣用リ−ルにおいて、前記摺動体を案内する案内杆と該摺動体の間に弾性部材を介在して前記摺動体のガタ付きを吸収しながら摺動案内したことを特徴とする魚釣用リ−ル。
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