JP2004264247A - バイオセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】酵素を含む反応層を均一な層で、試料液に速やかに溶解するように改良して、生体成分中の特定基質濃度を短時間で正確に測定できるバイオセンサを提供する。
【解決手段】電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極を有する電極系、および少なくとも前記電極系を含む面を内面として有する試料液供給路を有し、前記試料液供給路の内面上に少なくとも電子伝達体を含む第一の反応層を形成し、試料液供給路の内面上に形成した前記第一の反応層に直接接触しない位置関係をもって形成された少なくとも酵素と平均直径0.1μm以上1μm未満の微粒子を含む第二の反応層を具備することを特徴とするバイオセンサ。
【選択図】 図2
【解決手段】電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極を有する電極系、および少なくとも前記電極系を含む面を内面として有する試料液供給路を有し、前記試料液供給路の内面上に少なくとも電子伝達体を含む第一の反応層を形成し、試料液供給路の内面上に形成した前記第一の反応層に直接接触しない位置関係をもって形成された少なくとも酵素と平均直径0.1μm以上1μm未満の微粒子を含む第二の反応層を具備することを特徴とするバイオセンサ。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液、尿などの生体試料、食品工業における原料や製品、さらには果汁などの試料に含まれる基質(特定成分)を、高精度で迅速かつ容易に定量するためのバイオセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
生体試料および食品中の特定成分(基質)を、試料の希釈および撹拌などを行うことなく簡易に定量しうるバイオセンサが提案されている。その一例として、特許文献1には、絶縁性基板上にスクリーン印刷などの方法によって電極系を形成し、この電極系上に酸化還元酵素および電子伝達体(電子受容体)を含有する反応層を形成したバイオセンサが開示されている。
【0003】
このバイオセンサは、以下のようにして試料中の基質濃度を定量する。まず、試料液をバイオセンサの反応層上に滴下することにより、反応層が溶解し、試料液中の基質と反応層の酸化還元酵素との間で酵素反応が進行する。この酵素反応に伴い、電子伝達体が還元される。一定時間後、センサの電極に電圧を印加して、この還元された電子伝達体を電気化学的に酸化し、このとき得られる酸化電流値から試料液中の基質濃度を定量することができる。
【0004】
しかし、このような構成のバイオセンサの反応層は、水溶性の成分を含む溶液を滴下し、乾燥することによって作製され、薄膜として作製することが困難であった。また、反応層を乾燥させる際に、表面と内部の乾燥状態を均一にすることが困難であり、表面の乾燥状態によってセンサとしての性能が変わるという欠点があった。そのため、反応層中に存在する酵素量は、定量する試料に含まれる基質量と比較して過剰であった。また、反応層に含まれる試薬の量が多いため、試薬層の溶解に時間がかかるという欠点があった。
【0005】
一方、特許文献2には、試料液供給路の内面上に少なくとも電子伝達体を含む第一の反応層を形成し、試料液供給路の内面上に形成された前記第一の反応層に直接接触しない位置関係をもって形成されたバイオセンサが開示されている。しかし、これらの第一の反応層と第二の反応層に含まれる物質の溶解性の差が大きい場合、双方の反応層の溶解時間が異なることによるセンサの反応性の低下が起こるという欠点があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−202764号公報
【特許文献2】
特開2001−208716号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術の内容に鑑み、本発明は、少量の試料液によっても酵素を含む反応層が速やかに溶解し、酵素反応を有効に利用することができ、応答特性の良好なバイオセンサを提供することを目的とする。さらに、本発明は、そのような反応層を容易に形成することのできるバイオセンサを提供することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極とを有する電極系、および前記電極系を含む試料液供給路を具備し、さらに、前記試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および前記試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を具備することを特徴とするバイオセンサを提供する。
【0009】
前記微粒子の平均直径が0.1μm以上1μm未満であるのが好ましい。
また、前記微粒子を構成する材料としては、高分子化合物、セラミック、ガラス、ダイヤモンドおよびカーボンなどが挙げられる。
【0010】
前記第二の反応層には、コレステロールオキシダーゼおよびコレステロールデヒドロゲナーゼよりなる群から選択される少なくとも1種の酵素、およびコレステロールエステラーゼを含ませることができる。
【0011】
また、前記第二の反応層には、グルコースオキシダーゼおよびグルコースデヒドロゲナーゼよりなる群から選択される少なくとも1種の酵素を含ませることができる。
また、前記第一の反応層および/または前記第二の反応層が界面活性剤を含むのが好ましい。
また、前記第二の反応層に含まれる前記微粒子の量が、第二の反応層の5〜99体積%であるのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係るバイオセンサは、電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極とを有する電極系、および前記電極系を含む試料液供給路を具備し、さらに、前記試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および前記試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を具備することを特徴とする。
【0013】
本発明に係るバイオセンサは、試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を有する点に最大の特徴を有する。
【0014】
第一の反応層は、少なくとも電子伝達体を含む水溶液を試料液供給路の内面に塗布して乾燥して形成する方法をとるのが良い。
電子伝達体としては、例えばフェリシアン化物塩、p−ベンゾキノンおよびその誘導体、フェナジンメトサルフェート、メチレンブルー、フェロセンおよびその誘導体などが挙げられる。電子伝達体としては、これらの1種または2種以上を用いることができる。
【0015】
つぎに、第二の反応層は、第二の反応層を形成するための液、好ましくは酵素を含む水溶液に前記微粒子を分散し、試料液供給路の内面上における前記第一の反応層と直接接しない位置に、得られる液を塗布、乾燥して形成する方法をとるのが良い。
ここで用いる微粒子の平均直径は、0.1μm以上1μm未満であることが好ましい。ここに用いる微粒子としては、高分子化合物、シリカ、アルミナ、酸化チタンなどのセラミック、ガラス、ダイヤモンド、およびカーボンなどが挙げられる。
【0016】
この場合、微粒子の平均粒径が1μmを超えると、第二の反応層を形成するための液における微粒子の分散性に劣り、常に攪拌をすることが必要となり、製造工程が複雑となる。
また、微粒子の分散状態が不均一な液を用いて第二の反応層を形成すると、得られる第二の反応層が不均一となり、第二の反応層全体が速やかには溶解せず、センサの応答特性が低下する。
【0017】
また、微粒子の平均粒径が0.1μmより小さいと、得られる第二の反応層における微粒子間の間隙が狭くなり、酵素の表面積を増加する効果が得られない。
平均直径0.1μm以上1μm未満の微粒子を用いることにより、微粒子が第二の反応層を形成する酵素層内に微細な空隙を形成し、これによってセンサに供給される試料液が第二の反応層内に酵素を溶解しながら速やかに浸透する。その結果、第二の反応層は速やかに試料液に溶解し、酵素反応が迅速に進行する。そのため応答特性にばらつきを生じることなく、高精度の測定が可能となる。
【0018】
第二の反応層に含む微粒子の量は、微粒子表面に薄く酵素層が形成されるように、第二の反応層の体積比で5〜99%が適当であり、試料液に容易に溶解する多孔性の第二の反応層が形成される。なかでも、微粒子の表面積を酵素分子が一層になって覆うことが、溶解性にとって好ましいという理由から、5〜30%であるのが好ましい。
多孔性の第二の反応層が形成されることにより、試料液として血液を用いた場合、血液中の赤血球などの粒子成分を濾過する効果が期待される。これにより、センサ応答における赤血球の影響を低減させる効果がある。
【0019】
本発明において用いられる酵素としては、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールデヒドロゲナーゼ、コレステロールエステラーゼ、グルコースオキシダーゼ、グルコースデヒドロゲナーゼ、乳酸オキシダーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、フルクトースオキシダーゼ、ムタロターゼ、インベルダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ、アルコールオキシダーゼなどが挙げられる。これらの酵素のうち1種または2種以上を混合して用いることもできる。
【0020】
ここで、第一の反応層に電子伝達体を含め第二の反応層に酵素を含めることにより、電子伝達体と酵素とを混合させないで反応層を形成する理由について説明する。電子伝達体と酵素とを同じ層に存在させると、保存中に酵素の活性を損ねることがあるので、酵素とは分離して反応層を形成した方が好ましい。
【0021】
特に、コレステロールセンサの場合、酵素としてコレステロールオキシダーゼおよびコレステロールデヒドロゲナーゼの少なくとも一方と、コレステロールエステルを遊離型コレステロールに変化させるコレステロールエステラーゼ、ならびに界面活性剤を用いる。この場合、界面活性剤の作用により、さらにセンサの劣化が進みやすいため、上述のように分離した構成が有効なのである。
【0022】
電子伝達体を溶解して第一の反応層を形成するため水溶液を調製するための溶媒としては、例えば水、リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、フタル酸緩衝液、酢酸緩衝液、塩化ナトリウム水溶液、およびコハク酸緩衝液などが挙げられ、これらのうちの1種、または2種以上の混合溶液であることが好ましい。
本発明のバイオセンサの第一の反応層には、上記電子伝達体の他に、親水性高分子を含有させてもよい。第一の反応層中に親水性高分子を添加することにより、試料液供給路内面からの第一の反応層の剥離を防ぐことができる。さらに、第一の反応層表面の割れを防ぐ効果も有しており、バイオセンサの信頼性を高めるのに効果的である。
【0023】
酵素を溶解して第二の反応層形成液を調製するための溶媒としては、例えば水、リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、フタル酸緩衝液、酢酸緩衝液、コハク酸緩衝液、および塩化ナトリウム水溶液などの各種水溶液、ならびにメタノール、エタノール、トルエン、およびアセトンなどの有機溶媒などが挙げられ、これらのうちの1種、または2種以上の混合溶液であることが好ましい。前記第二の反応層形成用液に加える微粒子の含量は、体積濃度にして5〜20体積%の範囲であることが好ましい。
本発明のバイオセンサの第二の反応層には、上記酵素の他に、親水性高分子を含有させてもよい。第二の反応層中に親水性高分子を添加することにより、試料液供給路の内面からの反応層の剥離を防ぐことができる。さらに、第二の反応層表面の割れを防ぐ効果も有しており、バイオセンサの信頼性を高めるのに効果的である。また、電極系上を親水性高分子で被覆しても良く、上記と同様の効果が得られる。
【0024】
このような親水性高分子としては、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリリジンなどのポリアミノ酸、ポリスチレンスルホン酸、ゼラチンおよびその誘導体、ならびにアクリル酸またはその誘導体の重合体などが挙げられる。特に、カルボキシメチルセルロースが好ましい。
【0025】
酸化電流の測定方法としては、測定極と対極のみの二電極方式と、参照電極を加えた三電極方式があり、三電極方式の方が、より正確な測定が可能である。
ここで、本発明に係るバイオセンサの構成の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るバイオセンサの反応層を取り除いた分解斜視図である。
【0026】
図1において、1はポリエチレンテレフタレートからなる電気絶縁性の基板を示す。この基板1上にスクリーン印刷により銀ペーストを印刷してリード2および3が形成されている。基板1上には、さらに、同様の印刷法により、樹脂バインダーを含む導電性カーボンペーストからなる作用極4と対極5を含む電極系、および電気絶縁性ペーストからなる電気絶縁層6が形成されている。電気絶縁層6は作用極4および対極5の露出部分の面積を一定とし、かつリードを部分的に覆っている。上記リードおよび電極の材料としては、銀やカーボン以外にも、白金、金、およびパラジウムなどが用いられる。
【0027】
このバイオセンサは、ポリエチレンテレフタレートからなる絶縁性の基板1、カバー9、および基板1とカバー9の間に挟まれるスペーサ8から組み立てられる。これらが図1の中の一点鎖線で示すような位置関係をもって接着され、バイオセンサが構成される。
スペーサ8には、試料液供給路を形成するスリット10が形成され、カバー9には空気孔11が形成されている。基板1とカバー9とスペーサ8を図1に示したように接着すると、基板1とカバー9の間に試料液供給路となる空間部が形成される。この空間部は、スリット10の解放端部が試料液供給口となり、終端部は空気孔11となる。ここでカバー9とスペーサ8の組み合わせでカバー部材を構成しているが、スペーサ8のスリット10に相当する溝を設けた1つの部材で構成することもできる。
【0028】
図1のようにして電極系を形成した絶縁性の基板1上またはカバー側のスリット内に、少なくとも電子伝達体を含む第一の反応層7aと、少なくとも酵素と微粒子物質を含む第二の反応層7bを形成した状態が図2に示されている。第一の反応層7aおよび第二の反応層7bは、共に必ずしも電極系上に形成する必要はなく、試料液供給路内に露出する部分に形成されていれば良く、試料液が第一の反応層7aおよび第二の反応層7bを溶解して電極系上に達する構成であればよい。
以下に、実施例を用いて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0029】
《実施例1》
本実施例においては、図1に示す構造を有するコレステロールセンサを作製した。
図1の基板1の電極系上に、フェリシアン化カリウムを含む水溶液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて第一の反応層7aを形成した(図2を参照)。作製した第一の反応層7aには、1平方センチメートルあたり1mgのフェリシアン化カリウムが含まれた。
【0030】
つぎに、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、微粒子としてポリエチレン製の平均直径0.5μmのポリマー粒子、および界面活性剤Triton X−100を含む液を調製し、スペーサ8およびカバー9の試料液供給路側の部分に滴下し、50℃の温風乾燥機で10分間乾燥させ、第二の反応層7bを形成した。
この第二の反応層7bに含まれる酵素の量は、反応層1平方センチメートルあたりコレステロールオキシダーゼ0.10mg、コレステロールエステラーゼ0.05mgであった。微粒子および界面活性剤は、反応層1平方センチメートルあたりそれぞれ0.4mg及び1.0mg含まれていた。
【0031】
この基板1とスペーサ8とカバー9を組み合わせてセンサを組み立て、コレステロールセンサとしての特性評価を行った。
コレステロールを含む試料液が試料液供給路に供給されると、第一の反応層7aおよび第二の反応層7bが溶解した。そして、試料液に含まれるコレステロールは、コレステロールオキシダーゼによって酸化され、これと同時に反応層中の電子伝達体が還元された。
【0032】
続いて、試料液を供給して一定時間経過後に対極5に対して作用極4に+0.5Vの電圧を印加して電子伝達体の還元体を酸化した。そして、5秒後に作用極と対極との間に流れる電流値を測定した。
この電流値は、生成した電子伝達体の濃度、すなわち試料液中の基質濃度に比例し、この電流値を測定することにより、試料液のコレステロール濃度を求めることができた。
【0033】
0mg/dl、150mg/dl、300mg/dl、および450mg/dlのコレステロール濃度の試料を用意し、測定時間を3分とした場合のそれぞれに対するセンサの応答電流値を測定した結果、応答電流値とコレステロール濃度との間には一定の相関性があり、良好な直線性を示した。また、測定時間1分においてもコレステロール濃度に対し良好な直線性を示した。図3は、コレステロール濃度(mg/dl)とセンサ応答(μA)との関係を示し、比較例1の特性も示している。
【0034】
《実施例2》
実施例1と同様に、基板1の電極系上にフェリシアン化カリウムを含む第一の反応層7aを形成した。つぎに、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールエステラーゼ、微粒子としてポリエチレン製の平均直径8μmのポリマー粒子、および界面活性剤Triton X−100を含む液を調製した。この液を図1のスペーサ8およびカバー9の試料液供給路側に滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて、第二の反応層7bを形成した。この第二の反応層7bにおいては、1平方センチメートルあたりコレステロールオキシダーゼが0.1mg、コレステロールエステラーゼが0.05mg、微粒子が0.5〜1.5mg、界面活性剤が1.0mg含まれていた。
【0035】
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、測定時間1分および3分ともに良好な応答直線性が得られたが、実施例1ほど良好ではなかった。その理由は、第二の反応層を形成する液内で微粒子が均一に分散しにくく、得られる第二の反応層中に含まれる微粒子の量が一定せず、したがってセンサ応答特性を評価した際、応答値のばらつきが多く発生したためである。
【0036】
《比較例1》
実施例1と同様に、基板1の電極系上にフェリシアン化カリウムを含む第一の反応層7aを形成した。つぎに、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールエステラーゼ、および界面活性剤Triton X−100を含む液を調製した。この液を図1のスペーサ8およびカバー9の試料液供給路側に滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて、第二の反応層7bを形成した。この第二の反応層7bには、1平方センチメートルあたりコレステロールオキシダーゼが0.5mg、コレステロールエステラーゼが0.25mg、界面活性剤が1.0mg含まれていた。
【0037】
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、測定時間1分および3分ともに良好な応答直線性を示さなかった。その理由は、乾燥した第二の反応層に微粒子が含まれていないことから、第二の反応層の試料液による溶解が遅く、基質の反応が不十分になる場合があり、したがってセンサ応答特性を評価した際応答値のばらつきが多く発生したためである。
【0038】
《実施例3》
実施例1と同じ方法でコレステロールセンサを作製した。
測定する試料として、血液を用意し、コレステロール濃度が150mg/dl、240mg/dl、および330mg/dlの血液を調製した。
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、図4に示したように、測定時間1分および3分のいずれにおいても、良好な応答直線性が得られた。
【0039】
《比較例2》
比較例1と同じ方法で微粒子を含まない第二の反応層を有するコレステロールセンサを作製した。
測定する試料として、血液を用意し、コレステロール濃度が150mg/dl、240mg/dl、および330mg/dlの血液を調製した。
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、測定時間1分および3分のいずれにおいてもコレステロール濃度に依存したセンサ応答値が得られなかった。
【0040】
《実施例4》
本実施例においては図1に示す構造を有するグルコースセンサを作製した。
図1の基板1の電極系上に、フェリシアン化カリウムを含む水溶液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて第一の反応層7aを形成した。作製した第一の反応層7aには、1平方センチメートルあたり1mgのフェリシアン化カリウムが含まれた。
【0041】
一方、図1のスペーサ8およびカバー9の試料液供給路側に、微粒子としてシリカ製の平均直径0.5μmの微粒子、およびグルコースオキシダーゼ(EC1.1.3.4:以下GODと略す)を含む液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて第二の反応層7bを形成した。作製した第二の反応層7bに含まれる微粒子の量は1平方センチメートルあたり1mg、GODの量は0.025mgであった。
【0042】
つぎに、この基板とスペーサとカバーを組み合わせてセンサを組み立て、グルコースセンサとしての特性評価を行った。
グルコースを含む試料液が試料液供給路に供給されると、第一の反応層7a及び第二の反応層7bが溶解した。そして、試料液に含まれるグルコースは、GODによって酸化され、これと同時に反応層中の電子伝達体が還元された。続いて、試料液を供給して一定時間経過後に対極5に対して作用極4に+0.5Vの電圧を印加して電子伝達体の還元体を酸化した。そして、5秒後に作用極と対極との間に流れる電流値を測定した。この電流値は、生成した電子伝達体の濃度、すなわち試料液中の基質濃度に比例し、この電流値を測定することにより、試料液のグルコース濃度を求めることができた。
【0043】
0mg/dl、180mg/dl、360mg/dl、および540mg/dlのグルコース濃度の試料を用意し、測定時間を30秒とした場合のそれぞれに対するセンサの応答電流値を測定した結果、応答電流値とグルコース濃度との間には一定の相関性があり、良好な直線性を示した。また、測定時間を10秒とした場合にも、応答電流値とグルコース濃度の関係は良好な直線性を示した。図5は測定時間を10秒としたときの応答特性を比較例3の特性とともに示している。
【0044】
《比較例3》
フェリシアン化カリウムとGODを含む水溶液を基板1の電極系上に滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させ、反応層を形成した。この反応層に含まれるフェリシアン化カリウムの量は1平方センチメートルあたり1mgであり、GODの量は、0.05mgであった。
実施例4と同様の方法でグルコース標準液に対するセンサ応答電流値を測定した結果、測定時間を30秒とした場合には応答電流値とグルコース濃度との関係は良好な直線性を示した。しかし、測定時間を10秒とした場合には、図5に示すように、応答電流値とグルコース濃度との関係は、高濃度域において直線性を示さなかった。
【0045】
《実施例5》
実施例4と同じ方法でグルコースセンサを作製した。
測定する試料として、ヘマトクリット値の異なる血液を用意した。ヘマトクリット値は、それぞれ30%、45%、および55%であった。グルコース濃度は、90mg/dlと360mg/dlの2種類を用意した。
つぎに、実施例43と同様の方法で、センサの応答電流値を測定した。その結果、図6に示したように測定時間30秒および10秒いずれにおいてもヘマトクリット値に依存しないセンサ応答を示した。
【0046】
《比較例4》
比較例3と同じ方法で微粒子を含まない第二の反応層を有するグルコースセンサを作製した。
実施例4と同様の試料を用いてセンサの応答電流値を測定した結果、グルコース濃度360mg/dlの試料を用いた場合に、測定時間30秒、10秒ともに、ヘマトクリット値の上昇に依存して応答値が低下した。グルコース濃度90mg/dlの試料を用いた場合には、ヘマトクリット値に依存した応答低下は見られなかった。
【0047】
第二の反応層に微粒子を混合しない場合、基質の高濃度域で応答直線性が失われたことは、第二の反応層が密な構造となって乾燥するため、センサに試料液が供給された際にその表面のみが溶解して反応が起こっているものと考えられる。
一方、微粒子を混合して作製した第二の反応層は、微粒子を混合しない第二の反応層と比較して、酵素や電子伝達体が微粒子表面で薄い膜状に乾燥した構造となる。また、微粒子の間隙を通って試料液が非常にすばやく第二の反応層に進入し、酵素を含む試薬の溶解がスムーズになり、速やかに酵素反応が進行する。その結果、センサの測定時間の短縮が可能となる。
【0048】
この場合、第二の反応層に含まれる微粒子が、平均直径0.1μm未満であると微粒子を含む第二の反応層の構造が非常に微細となるため、微粒子間に間隙が形成されず、試料液への溶解がスムーズに進行しない。また、微粒子が平均直径1μm以上であると、第二の反応層形成用液中の微粒子が沈殿したり上部で塊を生じたりして、製造工程が複雑になる。
【0049】
以上のことから、微粒子の大きさは、平均直径0.1μm以上1μm未満の範囲であることが有効である。また、このような微粒子を含む第二の反応層が形成されることで、血液のような血球や蛋白質などの多くの成分を含む試料を用いた場合にも、センサの応答性が非常に良好になる。
【0050】
以上の実施例では、グルコースセンサおよびコレステロールセンサについて説明したが、その他の酵素を用いたグルコースセンサまたはコレステロールセンサ、および乳酸センサ、果糖センサ、しょ糖センサ、アルコールセンサ、アスコルビン酸センサなどの各センサにも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、血液、尿などの生体試料、食品工業における原料や製品などの試料中に含まれる基質を、高精度で迅速かつ容易に定量しうるバイオセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバイオセンサの反応層を除いた分解斜視図である。
【図2】同バイオセンサの縦断面略図である。
【図3】実施例1、実施例2および比較例1のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【図4】実施例3および比較例2のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【図5】実施例4および比較例3のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【図6】実施例5および比較例4のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電気絶縁性の基板
2、3 リード
4 作用極
5 対極
6 電気絶縁層
7a 第一の反応層
7b 第二の反応層
8 スペーサ
9 カバー
10 スリット
11 空気孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液、尿などの生体試料、食品工業における原料や製品、さらには果汁などの試料に含まれる基質(特定成分)を、高精度で迅速かつ容易に定量するためのバイオセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
生体試料および食品中の特定成分(基質)を、試料の希釈および撹拌などを行うことなく簡易に定量しうるバイオセンサが提案されている。その一例として、特許文献1には、絶縁性基板上にスクリーン印刷などの方法によって電極系を形成し、この電極系上に酸化還元酵素および電子伝達体(電子受容体)を含有する反応層を形成したバイオセンサが開示されている。
【0003】
このバイオセンサは、以下のようにして試料中の基質濃度を定量する。まず、試料液をバイオセンサの反応層上に滴下することにより、反応層が溶解し、試料液中の基質と反応層の酸化還元酵素との間で酵素反応が進行する。この酵素反応に伴い、電子伝達体が還元される。一定時間後、センサの電極に電圧を印加して、この還元された電子伝達体を電気化学的に酸化し、このとき得られる酸化電流値から試料液中の基質濃度を定量することができる。
【0004】
しかし、このような構成のバイオセンサの反応層は、水溶性の成分を含む溶液を滴下し、乾燥することによって作製され、薄膜として作製することが困難であった。また、反応層を乾燥させる際に、表面と内部の乾燥状態を均一にすることが困難であり、表面の乾燥状態によってセンサとしての性能が変わるという欠点があった。そのため、反応層中に存在する酵素量は、定量する試料に含まれる基質量と比較して過剰であった。また、反応層に含まれる試薬の量が多いため、試薬層の溶解に時間がかかるという欠点があった。
【0005】
一方、特許文献2には、試料液供給路の内面上に少なくとも電子伝達体を含む第一の反応層を形成し、試料液供給路の内面上に形成された前記第一の反応層に直接接触しない位置関係をもって形成されたバイオセンサが開示されている。しかし、これらの第一の反応層と第二の反応層に含まれる物質の溶解性の差が大きい場合、双方の反応層の溶解時間が異なることによるセンサの反応性の低下が起こるという欠点があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−202764号公報
【特許文献2】
特開2001−208716号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術の内容に鑑み、本発明は、少量の試料液によっても酵素を含む反応層が速やかに溶解し、酵素反応を有効に利用することができ、応答特性の良好なバイオセンサを提供することを目的とする。さらに、本発明は、そのような反応層を容易に形成することのできるバイオセンサを提供することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極とを有する電極系、および前記電極系を含む試料液供給路を具備し、さらに、前記試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および前記試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を具備することを特徴とするバイオセンサを提供する。
【0009】
前記微粒子の平均直径が0.1μm以上1μm未満であるのが好ましい。
また、前記微粒子を構成する材料としては、高分子化合物、セラミック、ガラス、ダイヤモンドおよびカーボンなどが挙げられる。
【0010】
前記第二の反応層には、コレステロールオキシダーゼおよびコレステロールデヒドロゲナーゼよりなる群から選択される少なくとも1種の酵素、およびコレステロールエステラーゼを含ませることができる。
【0011】
また、前記第二の反応層には、グルコースオキシダーゼおよびグルコースデヒドロゲナーゼよりなる群から選択される少なくとも1種の酵素を含ませることができる。
また、前記第一の反応層および/または前記第二の反応層が界面活性剤を含むのが好ましい。
また、前記第二の反応層に含まれる前記微粒子の量が、第二の反応層の5〜99体積%であるのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係るバイオセンサは、電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極とを有する電極系、および前記電極系を含む試料液供給路を具備し、さらに、前記試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および前記試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を具備することを特徴とする。
【0013】
本発明に係るバイオセンサは、試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を有する点に最大の特徴を有する。
【0014】
第一の反応層は、少なくとも電子伝達体を含む水溶液を試料液供給路の内面に塗布して乾燥して形成する方法をとるのが良い。
電子伝達体としては、例えばフェリシアン化物塩、p−ベンゾキノンおよびその誘導体、フェナジンメトサルフェート、メチレンブルー、フェロセンおよびその誘導体などが挙げられる。電子伝達体としては、これらの1種または2種以上を用いることができる。
【0015】
つぎに、第二の反応層は、第二の反応層を形成するための液、好ましくは酵素を含む水溶液に前記微粒子を分散し、試料液供給路の内面上における前記第一の反応層と直接接しない位置に、得られる液を塗布、乾燥して形成する方法をとるのが良い。
ここで用いる微粒子の平均直径は、0.1μm以上1μm未満であることが好ましい。ここに用いる微粒子としては、高分子化合物、シリカ、アルミナ、酸化チタンなどのセラミック、ガラス、ダイヤモンド、およびカーボンなどが挙げられる。
【0016】
この場合、微粒子の平均粒径が1μmを超えると、第二の反応層を形成するための液における微粒子の分散性に劣り、常に攪拌をすることが必要となり、製造工程が複雑となる。
また、微粒子の分散状態が不均一な液を用いて第二の反応層を形成すると、得られる第二の反応層が不均一となり、第二の反応層全体が速やかには溶解せず、センサの応答特性が低下する。
【0017】
また、微粒子の平均粒径が0.1μmより小さいと、得られる第二の反応層における微粒子間の間隙が狭くなり、酵素の表面積を増加する効果が得られない。
平均直径0.1μm以上1μm未満の微粒子を用いることにより、微粒子が第二の反応層を形成する酵素層内に微細な空隙を形成し、これによってセンサに供給される試料液が第二の反応層内に酵素を溶解しながら速やかに浸透する。その結果、第二の反応層は速やかに試料液に溶解し、酵素反応が迅速に進行する。そのため応答特性にばらつきを生じることなく、高精度の測定が可能となる。
【0018】
第二の反応層に含む微粒子の量は、微粒子表面に薄く酵素層が形成されるように、第二の反応層の体積比で5〜99%が適当であり、試料液に容易に溶解する多孔性の第二の反応層が形成される。なかでも、微粒子の表面積を酵素分子が一層になって覆うことが、溶解性にとって好ましいという理由から、5〜30%であるのが好ましい。
多孔性の第二の反応層が形成されることにより、試料液として血液を用いた場合、血液中の赤血球などの粒子成分を濾過する効果が期待される。これにより、センサ応答における赤血球の影響を低減させる効果がある。
【0019】
本発明において用いられる酵素としては、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールデヒドロゲナーゼ、コレステロールエステラーゼ、グルコースオキシダーゼ、グルコースデヒドロゲナーゼ、乳酸オキシダーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、フルクトースオキシダーゼ、ムタロターゼ、インベルダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ、アルコールオキシダーゼなどが挙げられる。これらの酵素のうち1種または2種以上を混合して用いることもできる。
【0020】
ここで、第一の反応層に電子伝達体を含め第二の反応層に酵素を含めることにより、電子伝達体と酵素とを混合させないで反応層を形成する理由について説明する。電子伝達体と酵素とを同じ層に存在させると、保存中に酵素の活性を損ねることがあるので、酵素とは分離して反応層を形成した方が好ましい。
【0021】
特に、コレステロールセンサの場合、酵素としてコレステロールオキシダーゼおよびコレステロールデヒドロゲナーゼの少なくとも一方と、コレステロールエステルを遊離型コレステロールに変化させるコレステロールエステラーゼ、ならびに界面活性剤を用いる。この場合、界面活性剤の作用により、さらにセンサの劣化が進みやすいため、上述のように分離した構成が有効なのである。
【0022】
電子伝達体を溶解して第一の反応層を形成するため水溶液を調製するための溶媒としては、例えば水、リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、フタル酸緩衝液、酢酸緩衝液、塩化ナトリウム水溶液、およびコハク酸緩衝液などが挙げられ、これらのうちの1種、または2種以上の混合溶液であることが好ましい。
本発明のバイオセンサの第一の反応層には、上記電子伝達体の他に、親水性高分子を含有させてもよい。第一の反応層中に親水性高分子を添加することにより、試料液供給路内面からの第一の反応層の剥離を防ぐことができる。さらに、第一の反応層表面の割れを防ぐ効果も有しており、バイオセンサの信頼性を高めるのに効果的である。
【0023】
酵素を溶解して第二の反応層形成液を調製するための溶媒としては、例えば水、リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、フタル酸緩衝液、酢酸緩衝液、コハク酸緩衝液、および塩化ナトリウム水溶液などの各種水溶液、ならびにメタノール、エタノール、トルエン、およびアセトンなどの有機溶媒などが挙げられ、これらのうちの1種、または2種以上の混合溶液であることが好ましい。前記第二の反応層形成用液に加える微粒子の含量は、体積濃度にして5〜20体積%の範囲であることが好ましい。
本発明のバイオセンサの第二の反応層には、上記酵素の他に、親水性高分子を含有させてもよい。第二の反応層中に親水性高分子を添加することにより、試料液供給路の内面からの反応層の剥離を防ぐことができる。さらに、第二の反応層表面の割れを防ぐ効果も有しており、バイオセンサの信頼性を高めるのに効果的である。また、電極系上を親水性高分子で被覆しても良く、上記と同様の効果が得られる。
【0024】
このような親水性高分子としては、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリリジンなどのポリアミノ酸、ポリスチレンスルホン酸、ゼラチンおよびその誘導体、ならびにアクリル酸またはその誘導体の重合体などが挙げられる。特に、カルボキシメチルセルロースが好ましい。
【0025】
酸化電流の測定方法としては、測定極と対極のみの二電極方式と、参照電極を加えた三電極方式があり、三電極方式の方が、より正確な測定が可能である。
ここで、本発明に係るバイオセンサの構成の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るバイオセンサの反応層を取り除いた分解斜視図である。
【0026】
図1において、1はポリエチレンテレフタレートからなる電気絶縁性の基板を示す。この基板1上にスクリーン印刷により銀ペーストを印刷してリード2および3が形成されている。基板1上には、さらに、同様の印刷法により、樹脂バインダーを含む導電性カーボンペーストからなる作用極4と対極5を含む電極系、および電気絶縁性ペーストからなる電気絶縁層6が形成されている。電気絶縁層6は作用極4および対極5の露出部分の面積を一定とし、かつリードを部分的に覆っている。上記リードおよび電極の材料としては、銀やカーボン以外にも、白金、金、およびパラジウムなどが用いられる。
【0027】
このバイオセンサは、ポリエチレンテレフタレートからなる絶縁性の基板1、カバー9、および基板1とカバー9の間に挟まれるスペーサ8から組み立てられる。これらが図1の中の一点鎖線で示すような位置関係をもって接着され、バイオセンサが構成される。
スペーサ8には、試料液供給路を形成するスリット10が形成され、カバー9には空気孔11が形成されている。基板1とカバー9とスペーサ8を図1に示したように接着すると、基板1とカバー9の間に試料液供給路となる空間部が形成される。この空間部は、スリット10の解放端部が試料液供給口となり、終端部は空気孔11となる。ここでカバー9とスペーサ8の組み合わせでカバー部材を構成しているが、スペーサ8のスリット10に相当する溝を設けた1つの部材で構成することもできる。
【0028】
図1のようにして電極系を形成した絶縁性の基板1上またはカバー側のスリット内に、少なくとも電子伝達体を含む第一の反応層7aと、少なくとも酵素と微粒子物質を含む第二の反応層7bを形成した状態が図2に示されている。第一の反応層7aおよび第二の反応層7bは、共に必ずしも電極系上に形成する必要はなく、試料液供給路内に露出する部分に形成されていれば良く、試料液が第一の反応層7aおよび第二の反応層7bを溶解して電極系上に達する構成であればよい。
以下に、実施例を用いて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0029】
《実施例1》
本実施例においては、図1に示す構造を有するコレステロールセンサを作製した。
図1の基板1の電極系上に、フェリシアン化カリウムを含む水溶液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて第一の反応層7aを形成した(図2を参照)。作製した第一の反応層7aには、1平方センチメートルあたり1mgのフェリシアン化カリウムが含まれた。
【0030】
つぎに、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、微粒子としてポリエチレン製の平均直径0.5μmのポリマー粒子、および界面活性剤Triton X−100を含む液を調製し、スペーサ8およびカバー9の試料液供給路側の部分に滴下し、50℃の温風乾燥機で10分間乾燥させ、第二の反応層7bを形成した。
この第二の反応層7bに含まれる酵素の量は、反応層1平方センチメートルあたりコレステロールオキシダーゼ0.10mg、コレステロールエステラーゼ0.05mgであった。微粒子および界面活性剤は、反応層1平方センチメートルあたりそれぞれ0.4mg及び1.0mg含まれていた。
【0031】
この基板1とスペーサ8とカバー9を組み合わせてセンサを組み立て、コレステロールセンサとしての特性評価を行った。
コレステロールを含む試料液が試料液供給路に供給されると、第一の反応層7aおよび第二の反応層7bが溶解した。そして、試料液に含まれるコレステロールは、コレステロールオキシダーゼによって酸化され、これと同時に反応層中の電子伝達体が還元された。
【0032】
続いて、試料液を供給して一定時間経過後に対極5に対して作用極4に+0.5Vの電圧を印加して電子伝達体の還元体を酸化した。そして、5秒後に作用極と対極との間に流れる電流値を測定した。
この電流値は、生成した電子伝達体の濃度、すなわち試料液中の基質濃度に比例し、この電流値を測定することにより、試料液のコレステロール濃度を求めることができた。
【0033】
0mg/dl、150mg/dl、300mg/dl、および450mg/dlのコレステロール濃度の試料を用意し、測定時間を3分とした場合のそれぞれに対するセンサの応答電流値を測定した結果、応答電流値とコレステロール濃度との間には一定の相関性があり、良好な直線性を示した。また、測定時間1分においてもコレステロール濃度に対し良好な直線性を示した。図3は、コレステロール濃度(mg/dl)とセンサ応答(μA)との関係を示し、比較例1の特性も示している。
【0034】
《実施例2》
実施例1と同様に、基板1の電極系上にフェリシアン化カリウムを含む第一の反応層7aを形成した。つぎに、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールエステラーゼ、微粒子としてポリエチレン製の平均直径8μmのポリマー粒子、および界面活性剤Triton X−100を含む液を調製した。この液を図1のスペーサ8およびカバー9の試料液供給路側に滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて、第二の反応層7bを形成した。この第二の反応層7bにおいては、1平方センチメートルあたりコレステロールオキシダーゼが0.1mg、コレステロールエステラーゼが0.05mg、微粒子が0.5〜1.5mg、界面活性剤が1.0mg含まれていた。
【0035】
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、測定時間1分および3分ともに良好な応答直線性が得られたが、実施例1ほど良好ではなかった。その理由は、第二の反応層を形成する液内で微粒子が均一に分散しにくく、得られる第二の反応層中に含まれる微粒子の量が一定せず、したがってセンサ応答特性を評価した際、応答値のばらつきが多く発生したためである。
【0036】
《比較例1》
実施例1と同様に、基板1の電極系上にフェリシアン化カリウムを含む第一の反応層7aを形成した。つぎに、コレステロールオキシダーゼ、コレステロールエステラーゼ、および界面活性剤Triton X−100を含む液を調製した。この液を図1のスペーサ8およびカバー9の試料液供給路側に滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて、第二の反応層7bを形成した。この第二の反応層7bには、1平方センチメートルあたりコレステロールオキシダーゼが0.5mg、コレステロールエステラーゼが0.25mg、界面活性剤が1.0mg含まれていた。
【0037】
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、測定時間1分および3分ともに良好な応答直線性を示さなかった。その理由は、乾燥した第二の反応層に微粒子が含まれていないことから、第二の反応層の試料液による溶解が遅く、基質の反応が不十分になる場合があり、したがってセンサ応答特性を評価した際応答値のばらつきが多く発生したためである。
【0038】
《実施例3》
実施例1と同じ方法でコレステロールセンサを作製した。
測定する試料として、血液を用意し、コレステロール濃度が150mg/dl、240mg/dl、および330mg/dlの血液を調製した。
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、図4に示したように、測定時間1分および3分のいずれにおいても、良好な応答直線性が得られた。
【0039】
《比較例2》
比較例1と同じ方法で微粒子を含まない第二の反応層を有するコレステロールセンサを作製した。
測定する試料として、血液を用意し、コレステロール濃度が150mg/dl、240mg/dl、および330mg/dlの血液を調製した。
つぎに、実施例1と同様の方法でセンサの応答電流値を測定した。その結果、測定時間1分および3分のいずれにおいてもコレステロール濃度に依存したセンサ応答値が得られなかった。
【0040】
《実施例4》
本実施例においては図1に示す構造を有するグルコースセンサを作製した。
図1の基板1の電極系上に、フェリシアン化カリウムを含む水溶液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて第一の反応層7aを形成した。作製した第一の反応層7aには、1平方センチメートルあたり1mgのフェリシアン化カリウムが含まれた。
【0041】
一方、図1のスペーサ8およびカバー9の試料液供給路側に、微粒子としてシリカ製の平均直径0.5μmの微粒子、およびグルコースオキシダーゼ(EC1.1.3.4:以下GODと略す)を含む液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させて第二の反応層7bを形成した。作製した第二の反応層7bに含まれる微粒子の量は1平方センチメートルあたり1mg、GODの量は0.025mgであった。
【0042】
つぎに、この基板とスペーサとカバーを組み合わせてセンサを組み立て、グルコースセンサとしての特性評価を行った。
グルコースを含む試料液が試料液供給路に供給されると、第一の反応層7a及び第二の反応層7bが溶解した。そして、試料液に含まれるグルコースは、GODによって酸化され、これと同時に反応層中の電子伝達体が還元された。続いて、試料液を供給して一定時間経過後に対極5に対して作用極4に+0.5Vの電圧を印加して電子伝達体の還元体を酸化した。そして、5秒後に作用極と対極との間に流れる電流値を測定した。この電流値は、生成した電子伝達体の濃度、すなわち試料液中の基質濃度に比例し、この電流値を測定することにより、試料液のグルコース濃度を求めることができた。
【0043】
0mg/dl、180mg/dl、360mg/dl、および540mg/dlのグルコース濃度の試料を用意し、測定時間を30秒とした場合のそれぞれに対するセンサの応答電流値を測定した結果、応答電流値とグルコース濃度との間には一定の相関性があり、良好な直線性を示した。また、測定時間を10秒とした場合にも、応答電流値とグルコース濃度の関係は良好な直線性を示した。図5は測定時間を10秒としたときの応答特性を比較例3の特性とともに示している。
【0044】
《比較例3》
フェリシアン化カリウムとGODを含む水溶液を基板1の電極系上に滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥させ、反応層を形成した。この反応層に含まれるフェリシアン化カリウムの量は1平方センチメートルあたり1mgであり、GODの量は、0.05mgであった。
実施例4と同様の方法でグルコース標準液に対するセンサ応答電流値を測定した結果、測定時間を30秒とした場合には応答電流値とグルコース濃度との関係は良好な直線性を示した。しかし、測定時間を10秒とした場合には、図5に示すように、応答電流値とグルコース濃度との関係は、高濃度域において直線性を示さなかった。
【0045】
《実施例5》
実施例4と同じ方法でグルコースセンサを作製した。
測定する試料として、ヘマトクリット値の異なる血液を用意した。ヘマトクリット値は、それぞれ30%、45%、および55%であった。グルコース濃度は、90mg/dlと360mg/dlの2種類を用意した。
つぎに、実施例43と同様の方法で、センサの応答電流値を測定した。その結果、図6に示したように測定時間30秒および10秒いずれにおいてもヘマトクリット値に依存しないセンサ応答を示した。
【0046】
《比較例4》
比較例3と同じ方法で微粒子を含まない第二の反応層を有するグルコースセンサを作製した。
実施例4と同様の試料を用いてセンサの応答電流値を測定した結果、グルコース濃度360mg/dlの試料を用いた場合に、測定時間30秒、10秒ともに、ヘマトクリット値の上昇に依存して応答値が低下した。グルコース濃度90mg/dlの試料を用いた場合には、ヘマトクリット値に依存した応答低下は見られなかった。
【0047】
第二の反応層に微粒子を混合しない場合、基質の高濃度域で応答直線性が失われたことは、第二の反応層が密な構造となって乾燥するため、センサに試料液が供給された際にその表面のみが溶解して反応が起こっているものと考えられる。
一方、微粒子を混合して作製した第二の反応層は、微粒子を混合しない第二の反応層と比較して、酵素や電子伝達体が微粒子表面で薄い膜状に乾燥した構造となる。また、微粒子の間隙を通って試料液が非常にすばやく第二の反応層に進入し、酵素を含む試薬の溶解がスムーズになり、速やかに酵素反応が進行する。その結果、センサの測定時間の短縮が可能となる。
【0048】
この場合、第二の反応層に含まれる微粒子が、平均直径0.1μm未満であると微粒子を含む第二の反応層の構造が非常に微細となるため、微粒子間に間隙が形成されず、試料液への溶解がスムーズに進行しない。また、微粒子が平均直径1μm以上であると、第二の反応層形成用液中の微粒子が沈殿したり上部で塊を生じたりして、製造工程が複雑になる。
【0049】
以上のことから、微粒子の大きさは、平均直径0.1μm以上1μm未満の範囲であることが有効である。また、このような微粒子を含む第二の反応層が形成されることで、血液のような血球や蛋白質などの多くの成分を含む試料を用いた場合にも、センサの応答性が非常に良好になる。
【0050】
以上の実施例では、グルコースセンサおよびコレステロールセンサについて説明したが、その他の酵素を用いたグルコースセンサまたはコレステロールセンサ、および乳酸センサ、果糖センサ、しょ糖センサ、アルコールセンサ、アスコルビン酸センサなどの各センサにも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、血液、尿などの生体試料、食品工業における原料や製品などの試料中に含まれる基質を、高精度で迅速かつ容易に定量しうるバイオセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバイオセンサの反応層を除いた分解斜視図である。
【図2】同バイオセンサの縦断面略図である。
【図3】実施例1、実施例2および比較例1のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【図4】実施例3および比較例2のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【図5】実施例4および比較例3のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【図6】実施例5および比較例4のセンサ応答の比較を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電気絶縁性の基板
2、3 リード
4 作用極
5 対極
6 電気絶縁層
7a 第一の反応層
7b 第二の反応層
8 スペーサ
9 カバー
10 スリット
11 空気孔
Claims (7)
- 電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された作用極と対極とを有する電極系、および前記電極系を含む試料液供給路を具備し、
さらに、前記試料液供給路内に形成された電子伝達体を含む第一の反応層、および前記試料液供給路内に前記第一の反応層と分離して形成された酵素と微粒子とを含む第二の反応層を具備することを特徴とするバイオセンサ。 - 前記微粒子の平均直径が0.1μm以上1μm未満であることを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。
- 前記微粒子が、高分子化合物またはセラミックで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のバイオセンサ。
- 前記第二の反応層が、コレステロールオキシダーゼおよびコレステロールデヒドロゲナーゼよりなる群から選択される少なくとも1種の酵素、およびコレステロールエステラーゼを含むことを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。
- 前記第二の反応層が、グルコースオキシダーゼおよびグルコースデヒドロゲナーゼよりなる群から選択される少なくとも1種の酵素を含むことを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。
- 前記第一の反応層および/または前記第二の反応層が界面活性剤を含むことを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。
- 前記第二の反応層に含まれる前記微粒子の量が、第二の反応層の5〜99体積%であることを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。
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