JP2004269067A - 建設機械の操作レバーロック作動装置 - Google Patents

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Hideto Magaki
秀人 曲木
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Abstract

【課題】操作レバーロック作動装置の構成を簡素化するとともに、運転席への乗降スペースを十分に確保する。
【解決手段】シートベルト17のロック部18に、シートベルト17のロック状態を検出するベルトロックスイッチ19を設ける。オペレータが運転席11に着座してシートベルト17を着用すれば、シートベルト17がロック状態となってベルトロックスイッチ19がオンとなり、操作レバーロック装置を作動状態にして操作レバーの操作をロックする。一方、シートベルト17がアンロック状態となってベルトロックスイッチ19がオフとなったときは、操作レバーロック装置を非作動状態にして操作レバーの操作を可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械の操作レバーロック作動装置に関するものであり、特に、運転席への乗降スペースを確保した操作レバーロック作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ショベルをはじめとする建設機械には、運転席への乗降を規制するゲートバーを備えたものが多く、該ゲートバーを跳ね上げてオペレータの乗降が可能な状態では、作業機や走行装置の操作レバーの操作をロックする操作レバーロック手段を備えたものが知られている。即ち、該ゲートレバーの跳ね上げによりロックバルブを切り替えて、操作レバー回路を油圧的に遮断する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
或いは、該ゲートレバーの跳ね上げによりロックスイッチを切り替えて、操作レバー回路を電気的に遮断する構成も知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−137567号公報(第2〜10頁、図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の操作レバーロック作動装置は、ゲートレバーの跳ね上げに連動して操作レバーの操作をロックしているため、乗降側のコンソールボックス付近にロックバルブやロックスイッチ等の操作レバーロック手段を設ける必要がある。従って、装置を構成する部品点数が多くなってコスト高になるとともに、運転席への乗降スペースが十分に確保できないという不具合があった。
【0006】
そこで、操作レバーロック作動装置の構成を簡素化するとともに、運転席への乗降スペースを十分に確保するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、操作レバーの操作をロックする操作レバーロック手段を備えた建設機械に於いて、運転席のシートベルトのロック状態を検出するベルトロック検出手段を設け、該ベルトロック検出手段にてシートベルトがアンロック状態のときは前記操作レバーロック手段を作動状態にし、一方、該ベルトロック検出手段にてシートベルトがロック状態のときは前記操作レバーロック手段を非作動状態にするように構成した建設機械の操作レバーロック作動装置、
及び、上記ベルトロック検出手段は、シートベルトのロック部に設けられたベルトロックスイッチである建設機械の操作レバーロック作動装置、
及び、上記ベルトロック検出手段の検出信号に基づき、上記操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替える制御手段を設けた建設機械の操作レバーロック作動装置、
及び、上記操作レバーロック手段はリレーを介して電気系統に接続され、上記ベルトロック検出手段の検出信号に基づき該リレーをオン若しくはオフさせて、前記操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替えるように構成した建設機械の操作レバーロック作動装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って詳述する。図1は建設機械の一例として油圧ショベルのキャビン10の内部を示し、運転席11の左右両側にコンソールボックス12,13が設けられ、夫々のコンソールボックス12,13にブームやアーム等の作業用の操作レバー14,15を揺動自在に突設してある。また、乗降側のコンソールボックス12の近傍に、運転席11への乗降を規制するゲートバー16を上下回動自在に設け、オペレータは該ゲートバー16を跳ね上げて運転席11へ乗降するように形成してある。
【0009】
ここで、前記運転席11にはシートベルト17が設けられており、オペレータが運転席11に着座して作業を行う場合や機体を走行させる場合は、前記シートベルト17をオペレータの腰部に掛け回してロック部18にてロックする。該ロック部18は、右側のシートベルト17の端部に設けた金具18aと左側のシートベルト17に設けた金具18bとからなり、一方の金具18aを他方の金具18bへ挿入すると、自動的にロックされるように形成してある。
【0010】
また、該ロック部18には、シートベルト17のロック状態を検出するためのベルトロック検出手段としてベルトロックスイッチ19が設けられている。該ベルトロックスイッチ19は、前記双方の金具18a,18bが離反してシートベルト17のロック部18がアンロック状態のときはオフとなり、前記一方の金具18aを他方の金具18bへ挿入してロック部18がロック状態のときはオンとなるように形成されている。尚、運転席11の前方には左右のクローラを駆動制御するための走行用の操作レバー17,18が設けられている。
【0011】
図2は操作レバーの操作をロックする操作レバーロック手段22の一例を示し、説明の都合上、左側の操作レバー14に設けられたリモコンバルブ23ついてのみ説明する。パイロットポンプ24から吐出したパイロット油は、開閉バルブ25を介して操作レバーのリモコンバルブ23に供給されるが、ソレノイド26が励磁されていないノーマル状態では、図示したように、開閉バルブ25が閉止位置(イ)にあり、パイロットポンプ24から吐出したパイロット油が該開閉バルブ25で遮断されるため、操作レバー14を傾倒操作しても、コントロールバルブ(図示せず)へのパイロット油路27へパイロット油が導出されない。即ち、操作レバーロック手段22が作動状態となって、操作レバー14の操作がロックされる。
【0012】
一方、前記ソレノイド26が励磁されると開閉バルブ25が開放位置(ロ)に切り替わり、パイロットポンプ24から吐出したパイロット油が該開閉バルブ25を通過してリモコンバルブ23に供給され、操作レバー14の傾倒操作に応じて前記パイロット油路27へパイロット油が導出される。即ち、操作レバーロック手段22が非作動状態となって、操作レバー14の操作が可能となる。
【0013】
尚、操作レバーロック手段22は図2に示した構成に限定されず、開閉バルブを電気的に切り替えるのではなく、油圧的または機械的な動作で切り替えるように構成してもよい。また、操作レバー14自体をピンやアーム等にて機械的に固定する構成であってもよい。
【0014】
図3は操作レバーロック作動装置の動作を示すフローチャートであり、前述したベルトロック検出手段であるベルトロックスイッチ19がオフであり、シートベルト17がアンロック状態であることが検出されたときは、操作レバーロック手段22を作動状態にして操作レバー14の操作をロックする。一方、ベルトロックスイッチ19がオンであり、シートベルト17が着用されてロック状態であることが検出されたときは、操作レバーロック手段22を非作動状態にして操作レバー14の操作を可能とする。
【0015】
図4は操作レバーロック作動装置の一例を示し、前述した操作レバーロック手段22は制御手段であるコントローラ30に接続されている。また、前記シートベルトのロック部18に設けられたベルトロックスイッチ19もコントローラ30に接続されている。オペレータが運転席11に着座していない場合、或いは、シートベルト17を着用していない場合は、前記ロック部18がアンロック状態でベルトロックスイッチ19がオフであるので、コントローラ30は操作レバーロック手段22に操作ロックの指令を出力する。従って、図2に示したソレノイド26が励磁されないので前記開閉バルブ25が閉止位置(イ)にあり、操作レバーロック手段22が作動状態となって操作レバー14の操作がロックされる。
【0016】
これに対して、オペレータが運転席11に着座してシートベルト17を着用した場合は、前記ロック部18がロック状態となってベルトロックスイッチ19がオンとなり、コントローラ30は操作レバーロック手段22に操作ロック解除の指令を出力する。従って、前記ソレノイド26が励磁されて前記開閉バルブ25が開放位置(ロ)に切り替わり、操作レバーロック手段22が非作動状態となって操作レバー14の操作が可能となる。
【0017】
このように、ベルトロックスイッチ19のオン・オフ信号に基づき、操作レバーロック手段22の作動・非作動を切り替えるコントローラ30を設けた構成では、装置の構成が簡素化されてコンパクトに形成できるとともに、コントローラ30によって操作レバーロック手段22の作動・非作動の切り替えを極めて正確に制御できる。
【0018】
図5は操作レバーロック作動装置の他の一例を示し、電源のプラス側回路41に前記ベルトロックスイッチ19の一端を接続し、該ベルトロックスイッチ19の他端はレバーロック解除リレー42を介して電源のマイナス側回路43に接続する。一方、前記操作レバーロック手段22のソレノイド26は、その一端をレバーロック解除リレーのA接点44を介して電源のプラス側回路41に接続し、該ソレノイド26の他端は電源のマイナス側回路43に接続する。
【0019】
オペレータが運転席11に着座していない場合、或いは、シートベルト17を着用していない場合は、前記ロック部18がアンロック状態であるので、同図(a)に示すように、ベルトロックスイッチ19がオフとなり、レバーロック解除リレー42には通電されない。このため、レバーロック解除リレーのA接点44が開放状態であるため、前記操作レバーロック手段22のソレノイド26には通電されない。従って、図2に示したソレノイド26が励磁されないので前記開閉バルブ25が閉止位置(イ)にあり、操作レバーロック手段22が作動状態となって操作レバー14の操作がロックされる。
【0020】
これに対して、オペレータが運転席11に着座してシートベルト17を着用した場合は、前記ロック部18がロック状態であるので、同図(b)に示すように、ベルトロックスイッチ19がオンとなり、レバーロック解除リレー42に通電される。このため、レバーロック解除リレーのA接点44が閉止(接続)状態になるため、前記操作レバーロック手段22のソレノイド26に通電される。従って、図2に示したソレノイド26が励磁されて前記開閉バルブ25が開放位置(ロ)に切り替わり、操作レバーロック手段22が非作動状態となって操作レバー14の操作が可能となる。
【0021】
このように、コントローラ等の制御手段を用いずに、簡単な電気回路の構成で操作レバーロック手段22の作動・非作動を切り替えることができる。
【0022】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、運転席のシートベルトのロック状態をベルトロック検出手段にて検出し、シートベルトがアンロック状態のときは操作レバーロック手段を作動状態にして操作レバーの操作をロックし、シートベルトがロック状態のときは操作レバーロック手段を非作動状態にして操作レバーの操作を可能としたので、乗降側のコンソールボックス付近に部品を取り付けることなく、操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替えることができる。従って、装置を構成する部品点数が減少してコストダウンになるとともに、運転席への乗降スペースを十分に確保することができる。
【0024】
請求項2記載の発明は、上記ベルトロック検出手段は、シートベルトのロック部に設けたベルトロックスイッチであるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、従来の部品を流用できることから、より一層コストダウンに寄与できる。
【0025】
請求項3記載の発明は、上記ベルトロック検出手段の検出信号に基づき、操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替える制御手段を設けたので、該制御手段によって操作レバーロック手段の作動・非作動の切り替えを極めて正確に制御できる。
【0026】
請求項4記載の発明は、上記ベルトロック検出手段の検出に基づき、リレーのオン・オフによって操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替えるように構成したので、コントローラ等の高価な制御手段を用いずに、簡単な電気回路の構成で操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替えることができ、安価に装置を構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】油圧ショベルのキャビンの内部を示す斜視図。
【図2】操作レバーロック手段を示す回路図。
【図3】操作レバーロック作動装置の動作を示すフローチャート。
【図4】操作レバーロック作動装置の一例を示すブロック図。
【図5】操作レバーロック作動装置の他の一例を示し、
(a)シートベルトがアンロック状態のときの回路図。
(b)シートベルトがロック状態のときの回路図。
【符号の説明】
11 運転席
14 操作レバー
15 操作レバー
17 シートベルト
18 ロック部
19 ベルトロックスイッチ(ベルトロック検出手段)
22 操作レバーロック手段
25 開閉バルブ(操作レバーロック手段)
26 ソレノイド(操作レバーロック手段)
30 コントローラ(制御手段)
42 レバーロック解除リレー
44 レバーロック解除リレーのA接点

Claims (4)

  1. 操作レバーの操作をロックする操作レバーロック手段を備えた建設機械に於いて、運転席のシートベルトのロック状態を検出するベルトロック検出手段を設け、該ベルトロック検出手段にてシートベルトがアンロック状態のときは前記操作レバーロック手段を作動状態にし、一方、該ベルトロック検出手段にてシートベルトがロック状態のときは前記操作レバーロック手段を非作動状態にするように構成したことを特徴とする建設機械の操作レバーロック作動装置。
  2. 上記ベルトロック検出手段は、シートベルトのロック部に設けられたベルトロックスイッチである請求項1記載の建設機械の操作レバーロック作動装置。
  3. 上記ベルトロック検出手段の検出信号に基づき、上記操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替える制御手段を設けた請求項1または2記載の建設機械の操作レバーロック作動装置。
  4. 上記操作レバーロック手段はリレーを介して電気系統に接続され、上記ベルトロック検出手段の検出信号に基づき該リレーをオン若しくはオフさせて、前記操作レバーロック手段の作動・非作動を切り替えるように構成した請求項1または2記載の建設機械の操作レバーロック作動装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241908A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械における誤作動防止装置
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