JP2004277285A - 化粧料及び化粧料製造用組成物 - Google Patents

化粧料及び化粧料製造用組成物 Download PDF

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JP2004277285A
JP2004277285A JP2003030485A JP2003030485A JP2004277285A JP 2004277285 A JP2004277285 A JP 2004277285A JP 2003030485 A JP2003030485 A JP 2003030485A JP 2003030485 A JP2003030485 A JP 2003030485A JP 2004277285 A JP2004277285 A JP 2004277285A
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Yukihiro Ohashi
幸浩 大橋
Masumi Hashida
真澄 橋田
Akemi Fujimoto
朱美 藤本
Masakazu Okumura
昌和 奥村
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Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】つや、保水性、感触、皮膚及び毛髪への密着性、感触向上の持続性、毛髪のセット性等に優れる化粧料を提供する。
【解決手段】ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを化粧料に含有させる、若しくは、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物を化粧料に含有させる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料に関する。さらに、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から化粧料にはつや付与、保水性、密着性、感触向上等を目的として、ラノリン、液状ラノリン、ヒマシ油、リンゴ酸ジイソステアリル等の高〜中粘度油性基剤が用いられてきた。しかしながら、これらの油性基剤はつや、若しくは、感触、酸化安定性、臭い等の経時変化等の点で必ずしも満足できるものではなかった。このような背景のもと、本発明者らは、特開2001−072530号公報、特開2001−199937号公報、及び、特開2002−275020号公報等で、特定のダイマー酸のエステル及びダイマージオールのエステルが上記の問題点を解決する有用な化粧料用油性基剤であることを提案している。
【0003】
この出願の発明に関する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】特開2001−072530号公報
【特許文献2】特開2001−199937号公報
【特許文献3】特開2002−275020号公報
【特許文献4】特願2002−082245号公報
【特許文献5】特開昭63−183514号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらのダイマー酸のエステル及びダイマージオールのエステルはつや付与、保水性、感触向上、安定性、安全性に優れるものであるが、皮膚及び毛髪への密着性、感触向上の持続性、毛髪のセット性等に関してはなお若干の改善点が存在していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはかかる現状に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを共に化粧料に含有させることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。さらに、軟化点が高く化粧品に配合しにくいという問題点を持っていた水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルを該エステルの溶解性に優れるダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルに予め溶解した組成物を調製することにより、上記課題を解決した化粧料を容易に製造可能であることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料、並びに、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の化粧料は、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルを共に含有することを特徴とする化粧料である。一方の必須成分であるダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、又は、ダイマージオールのエーテルのうち、ダイマー酸は不飽和脂肪酸の分子間重合反応によって得られる既知の二塩基酸であり、その工業的製造プロセスは業界でほぼ標準化されており、例えば、ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルは、炭素数が11〜22の不飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルを粘土触媒等にて2量化して得られる。工業的に得られるダイマー酸は、炭素数36程度の2塩基酸が主成分であるが、精製の度合いに応じ任意量のトリマー酸、モノマー酸を含有する。一般にダイマー酸の含有量は70重量%を越える程度のもの、及び、分子蒸留によってダイマー酸含有量を90%以上にまで高めたものが流通している。また、ダイマー化反応後には二重結合が残存するが、更に水素化を行って酸化安定性を向上させたダイマー酸、すなわち水素添加ダイマー酸も販売されている。本発明には、このような現在流通しているいずれのダイマー酸をも用いることが可能であるが、酸化安定性の面から、水素添加したダイマー酸がより好ましい。また、これらのダイマー酸には動物油脂由来及び植物油脂由来のものが流通しているが、植物油脂由来のものより好ましい。このようなダイマー酸としては、例えばユニケマ社のPRIPOL1006、同1009、同1015、同1025等が市販品として入手できる。
【0008】
本発明の化粧料に用いるダイマージオールは、上記ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルを触媒存在下で水素添加して、ダイマー酸のカルボン酸部分をアルコールとした炭素数36程度のジオールを主成分としたものである。工業的に得られるダイマージオールは、原料として用いるダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルの精製の度合いに応じ、他の成分、例えばトリマートリオール、モノマーアルコール及びエーテル化合物を含有する場合があり、一般にはダイマージオールの含有量が約70重量%を越えるもの、更に精製を加えてダイマージオール含有量が90重量%を越えるもの等が流通しているが、本発明ではその何れもが使用できる。ダイマージオールについても動物油脂由来及び植物油脂由来のものが流通しているが、植物油脂由来のものより好ましい。このようなダイマージオールとしては、ユニケマ社のPRIPOL2033等が市販品として入手できる。
【0009】
本発明の化粧料に用いるダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルは、上記のダイマー酸のアルコールとのエステル、若しくは、上記のダイマージオールとカルボン酸のエステルである。ダイマー酸のエステルには、ダイマー酸と1価、2価、若しくは3価以上のアルコールとのエステルが包含され、ダイマー酸とヒドロキシ酸若しくはそのエステルとのエステル化物、ダイマー酸と他のカルボン酸の混合物とアルコールとのエステル化物をも包含する。また、ダイマー酸と2種以上のアルコール類の混合物とのエステル化物であっても良い。
【0010】
ダイマー酸のエステルを構成するアルコールのうち、1価アルコールとしては、炭素数1〜34の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の1価アルコールが包含され、具体的には炭素数1〜34の飽和直鎖の1価アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノール、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、エイコサノール、ドコサノール、テトラコサノール、トリコサノール;及び、水素添加ヤシ油アルコール、水素添加ナタネアルコール、水素添加ホホバアルコール等の天然脂肪酸還元アルコール、カルナウバアルコール等の天然由来アルコールなどが挙げられる。炭素数3〜34の分岐アルコールとしては、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、2−ブタノール、イソペンチルアルコール、イソヘキシルアルコール、4−メチル−2−ペンタノール、イソヘプチルアルコール、2−エチルヘキサノール、6−メチル−2−ヘプタノール、イソノニルアルコール、イソデシルアルコール、イソウンデシルアルコール、イソドデシルアルコール、2−ブチルオクタノール、イソトリデシルアルコール、イソテトラデシルアルコール、イソペンタデシルアルコール、イソヘキサデシルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソヘプタデシルアルコール、ダイマー酸の副産物から得られるイソステアリルアルコール、ガーベット法により得られるイソステアリルアルコール、イソノナデシルアルコール、イソイコシルアルコール、2−オクチルドデカノール、イソヘンイコシルアルコール、18−メチルイコサノール、イソドデカノール、2−デシルテトラデカノール、2−ドデシルヘキサデカノール、2−テトラデシルオクタデカノール、2−ヘキサデシルイコサノール、ラノリンから得られる長鎖分岐アルコール(C12〜31)などが挙げられる。炭素数3〜34の不飽和の直鎖若しくは分岐の1価アルコールとしては、2−ブテノール、プレノール、3−ヘキセノール、4−メチル−3−ヘキセン−2−オール、2,7−オクタジエノール、ゲラニオール、ネロール、10−ウンデセノール、パルミトオレイルアルコール、オレイルアルコール、ダイマー酸の副産物から得られるイソオレイルアルコール、エライジルアルコール、リノレイルアルコールなどが挙げられる。環含有若しくは環状の1価アルコールとしては、シクロヘキサノール、シクロヘキサンメタノール、テトラヒドロアビエチルアルコール;及び、シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール、及び、これらの混合物であるフィトステロール、並びに、水素添加フィトステロール、コレステロール、ジヒドロコレステロール、デスモステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、アグノステロール、ラトステロール等のステロール類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等が挙げられる。
【0011】
ダイマー酸のエステルを構成するアルコールのうち、2価アルコールとしては、炭素数2〜44の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の2価アルコール及びその縮合物が包含され、具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,8−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,10−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,2−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,2−テトラデカンジオール、1,16−ヘキサデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,2−オクタデカンジオール、1,12−オクタデカンジオール、9−オクタデセン−1,12−ジオール、1,20−イコサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、ダイマージオール;及び、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のエチレングリコール縮合物;ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のプロピレングリコール縮合物;ポリ(テトラメチレングリコール)等が挙げられる。
【0012】
ダイマー酸のエステルを構成するアルコールのうち、3価以上のアルコールとしては、炭素数3〜66の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の3価アルコールが包含され、具体的には、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメリロールプロパン、トリメリロールブタン、トリマー酸を還元して得られるトリマートリオール;エリスリトール、ペンタエリスリトール、キシリトール、ソルビトール、ポリビニルアルコール;及び、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセリン縮合物等が挙げられる。また、ダイマー酸のエステルを構成するアルコールとしては、ヒドロキシカルボン酸若しくはそのエステルでも良く、そのような例としては、グリコール酸、乳酸、4−ヒドロキシブタン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、ラノリンから得られる長鎖αヒドロキシ脂肪酸(14〜25)、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、及び、これらヒドロキシ酸のエステル;ヒマシ油、水素添加ヒマシ油等の天然由来水酸基含有油脂等が挙げられる。また、本発明の化粧料に用いるダイマー酸のエステルは、ダイマー酸と他のカルボン酸の混合物とアルコールとのエステル化物であっても良く、この際用いる他のカルボン酸としては、後述の1価、2価、若しくは3価以上のカルボン酸類を用いることができ、アルコールは上記で述べた1価、2価、若しくは3価以上のアルコールを用いることができる。
【0013】
これらのダイマー酸のエステルを構成するアルコールの中でも、生成するエステルの粘度、安定性、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルの溶解性、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルと共に化粧料に用いた時の感触等の点から、1価アルコールとしては、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、ドコサノール等の炭素数12〜22の飽和直鎖アルコール;ダイマー酸の副産物から得られるイソステアリルアルコール、2−エチルヘキサノール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール等の炭素数8〜22の飽和分岐アルコール;フィトステロール等のステロール類を用いることが好ましい。2価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,16−ヘキサデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,20−イコサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、ダイマージオール等の少なくとも1つの1級水酸基を持つ飽和2価アルコール;及び、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のエチレングリコール縮合物;ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のプロピレングリコール縮合物;ポリ(テトラメチレングリコール)等が好ましい。3価以上のアルコールとしては、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメリロールプロパン、トリメリロールブタン、トリマー酸を還元して得られるトリマートリオール等;ペンタエリスリトール、キシリトール、ソルビトール、ポリビニルアルコール;ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセリン縮合物;ヒドロキシカルボン酸若しくはそのエステルとしては、グリコール酸、乳酸、12−ヒドロキシステアリン酸、及びこれらのエステル、水素添加ヒマシ油等の天然由来水酸基含有油脂が好もしいものとして挙げられる。本発明の化粧料に用いるダイマー酸のエステルの構成アルコールとしては、これらのうち1価若しくは2価のアルコールが特に好ましい。
【0014】
本発明の化粧料に用いるダイマージオールのエステルには、先に述べたダイマージオールと1価、2価、若しくは3価以上のカルボン酸とのエステルが包含され、ダイマージオールと他のアルコールとカルボン酸とのエステル化物をも包含する。また、ダイマージオールと2種以上のカルボン酸類の混合物とのエステル化物であっても良い。
【0015】
ダイマージオールのエステルを構成するカルボン酸のうち、1価カルボン酸としては、炭素数1〜34の水酸基を置換基として有しても良い飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有の1価カルボン酸が包含され、具体的には炭素数1〜34の飽和直鎖の1価カルボン酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、ノナデカン酸、イコサン酸、ドコサン酸、テトラコサン酸;及び、水素添加大豆油脂肪酸、水素添加ヤシ油脂肪酸、水素添加パーム核油脂肪酸等の水素添加天然油脂由来脂肪酸等が挙げられる。炭素数4〜34の飽和分岐の1価カルボン酸としては、イソブタン酸、イソペンタン酸、ネオペンタン酸、イソヘキサン酸、イソヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、ジメチルオクタン酸、イソウンデカン酸、イソドデカン酸、2−ブチルオクタン酸、イソトリデカン酸、イソテトラデカン酸、イソペンタデカン酸、イソヘキサデカン酸、2−ヘキシルデカン酸、イソヘプタデカン酸、ダイマー酸の副産物から得られるイソステアリン酸、イソノナデカン酸、イソイコサン酸、2−オクチルドデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、2−デシルテトラデカン酸、2−ドデシルヘキサデカン酸、2−テトラデシルオクタデカン酸、2−ヘキサデシルイコサン酸、ラノリンから得られる長鎖分岐脂肪酸(12〜31)等が挙げられる。炭素数3〜34の不飽和の直鎖若しくは分岐の1価カルボン酸としては、ウンデセン酸、ミリストオレイン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、ダイマー酸の副産物から得られるイソオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エライジン酸、ガドレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、アラキドン酸等;及び、オレンジ油脂肪酸、アボガド油脂肪酸、マカデミアナッツ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、ホホバ油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、小麦胚芽油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、綿実油脂肪酸、ラノリン脂肪酸、ミンク油脂肪酸等の天然油脂由来脂肪酸が挙げられる。環含有の1価カルボン酸としては、シクロヘキサンカルボン酸、水素添加ロジン、ロジン、安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、ケイ皮酸、パラメトキシケイ皮酸、サリチル酸、没食子酸、ピロリドンカルボン酸、ニコチン酸等が挙げられる。水酸基を置換基として有する1価のカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、4−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシヘキサデカン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、9,10−ジヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、ラノリンから得られる長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸(14〜25)等が挙げられる。
【0016】
ダイマージオールのエステルを構成するカルボン酸のうち、2価カルボン酸としては、炭素数3〜44の水酸基を置換基として有しても良い飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有の2価カルボン酸が包含され、具体的には、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、3−メチルペンタン二酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、イコサン二酸、水素添加ダイマー酸、ダイマー酸、シクロヘキサンジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、マレイン酸、フマル酸;リンゴ酸、酒石酸等が挙げられる。3価以上のカルボン酸としては、トリマー酸;トリメリット酸、ピロメリット酸;クエン酸等が挙げられる。また、本発明の化粧料に用いるダイマージオールのエステルは、ダイマージオールと他のアルコールとカルボン酸とのエステル化物であっても良く、この際用いる他のアルコールとしては、先に述べた1価、2価、若しくは3価以上のアルコール類を用いることができ、カルボン酸は上記のカルボン酸を用いることができる。
【0017】
これらのダイマージオールのエステルを構成するカルボン酸の中でも、生成するエステルの粘度、安定性、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルの溶解性、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルと共に化粧料に用いた時の感触等の点から、1価カルボン酸としては、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸;水素添加大豆油脂肪酸、水素添加ヤシ油脂肪酸、水素添加パーム核油脂肪酸等の炭素数12〜22の飽和直鎖カルボン酸;ダイマー酸の副産物から得られるイソステアリン酸、2−エチルヘキサン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−オクチルドデカン酸等の炭素数8〜22の飽和分岐カルボン酸;水素添加ロジン、12−ヒドロキシステリン酸等用いることが好ましい。2価カルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、イコサン二酸、水素添加ダイマー酸等の飽和の2価カルボン酸が好ましい。3価以上のカルボン酸としては、トリマー酸等が好ましい。本発明の化粧料に用いるダイマージオールのエステルの構成カルボン酸としては、これらのうち1価若しくは2価のカルボン酸が特に好ましい。
【0018】
これらのダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルの製造方法には、特に制限はないが、例えば、対応するアルコール若しくはアルコール混合物と対応するカルボン酸若しくはカルボン酸混合物をエステル化反応させることにより製造できる。エステル化の際は、カルボン酸若しくはアルコールの一方を過剰に仕込み、カルボキシル基若しくは水酸基を一部残存させたエステルとしても良い。エステル化反応の条件は、特に限定されず、通常用いられる方法で行われる。例えば、触媒としてパラトルエンスルホン酸、硫酸、塩酸、メタンスルホン酸、三フッ化硼素ジエチルエーテル錯体等を用い、溶媒としてヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン等を用いて、50〜260℃で行うことができる。あるいは無溶剤、無触媒でも100〜260℃でエステル化を行うことができる。2種以上のアルコール若しくは2種以上のカルボン酸とのエステル化物を合成する場合は、これらを同時に反応させるか、又は、逐次的に反応させることにより合成できる。このようにして得られたエステルはそのまま本発明の化粧料に使用できるが、更に必要に応じて水洗その他の通常の方法により精製して使用することもできる。本発明の化粧料に用いるこれらのダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルは、上記のように製造することもできるが、一部のものについては市販品を用いることもできる。好ましい市販品としては、日本精化社のLUSPLAN DD−DA5及びDD−DA7(ダイマー酸ダイマージオールオリゴマー)、LUSPLAN DD−IS(ダイマージオールジイソステアリン酸エステル)、LUSPLAN DD−MIS(ダイマージオールモノイソステアリン酸エステル)、LUSPLAN DD−DHR(ダイマージオール水素添加ロジンエステル)、LUSPLAN PI−DA(水素添加ダイマー酸フィトステリル/イソステアリル)、Plandool−H及びPlandool−S(水素添加ダイマー酸フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)等が挙げられる。
【0019】
本発明の化粧料に用いるダイマージオールのエーテルは、先に述べたダイマージオールのモノエーテル若しくはジエーテルであり、ダイマージオールの水酸基をアルキル化、アルケニル化、若しくはアラルキル化したエーテル、及び、ダイマージオールの水酸基にエポキシドを付加したヒドロキシアルキルエーテルを包含する。ダイマージオールの水酸基をアルキル化若しくはアルケニル化したエーテルとしては、ダイマージオールの炭素数1〜24のアルキル若しくはアルケニルエーテルが挙げられる。アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、2−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イソステアリル基、ドコシル基等が挙げられ、アルケニル基の具体例としては、アリル基、10−ウンデセニル基、オレイル基等が挙げられる。一方、ダイマージオールの水酸基をアラルキル化したエーテルとしては、ベンジルエーテル等が挙げられる。ダイマージオールの水酸基をアルキル化、アルケニル化、若しくはアラルキル化したエーテルの製造方法は特に限定されないが、たとえば、ダイマージオールに塩基存在下で対応するアルキル、アルケニル、若しくはアラルキルハライド、若しくは、硫酸エステル等を反応させることによって合成することができる。ダイマージオールの水酸基にエポキシドを付加したヒドロキシアルキルエーテルとしては、ダイマージオールにアルキレンオキシド若しくはグリシジルエーテルを付加したものが挙げられる。アルキレンオキシドの具体例としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシドール、1,2−エポキシブタン、1,2−エポキシヘキサン、1,2−エポキシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、1,2−エポキシオクタデカン、1,2−エポキシイコサン、1,2−エポキシドコサン、1,2−エポキシテトラコサン、スチレンオキシド等が挙げられ、グリシジルエーテルの具体例としては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、プロピルグリシジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、イソブチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテル、オクチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、デシルグリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテル、テトラデシルグリシジルエーテル、ヘキサデシルグリシジルエーテル、2−ヘキシルデシルグリシジルエーテル、オクタデシルグリシジルエーテル、イソステアリルグリシジルエーテル、オレイルグリシジルエーテル、2−オクチルドデシルグリシジルエーテル、ドコシルグリシジルエーテル、ベンジルグリシジルエーテル;エチレングリコールジグリシジルエーテル、1,10−デカンジオールジグリシジルエーテル、1,10−デカンジオールモノグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル等が挙げられる。ダイマージオールの水酸基にエポキシドを付加したヒドロキシアルキルエーテルの製造方法は特に限定されないが、ダイマージオールに対して、塩基触媒若しくは酸触媒の存在下にエポキシドを反応させることにより合成できる。
【0020】
本発明の化粧料のもう一方の必須成分である水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルは、水素添加ロジンと炭素数2〜6の多価アルコールとのエステルであり、具体的には水素添加ロジンとエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメリロールプロパン;ペンタエリスリトール等とのエステルである。水素添加ロジンと低級多価アルコールとのエステルの製造方法は特に限定されないが、例えばロジンを触媒存在下で水素添加して得られる水素添加ロジン(市販品としては、例えば荒川化学工業社製のパインクリスタルKR−85、KR−610等として入手できる)と低級多価アルコールをエステル化する、若しくは、ロジンと低級多価アルコールをエステル化したものを水素添加することによって製造することができる。上記の水素添加ロジンと低級多価アルコールとのエステルのうち、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と共に化粧料に用いた時の感触、入手の容易さ等の点から、本発明の化粧料には水素添加ロジンのグリセリン又はペンタエリスリトールエステルを用いることがより好ましい。このようなエステルは、例えば荒川化学工業社より、パインクリスタルKE−311、KE−359等として市販されている。
【0021】
本発明の化粧料は、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルを共に含有することを特徴とする化粧料であるが、一方の必須成分である水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルは一般に軟化点90℃以上のガラス状固体であり、化粧品に配合する際には高温で融解若しくは溶解させる必要があるという問題を有していた。そのため、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルを該エステルの溶解性の良いダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、又は、ダイマージオールのエーテルに予め溶解させた化粧料製造用組成物を調製しておくことが、より好ましい。この化粧料製造用組成物に用いるダイマー酸、ダイマージオール、又は、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルは、先に述べたものを使用することができる。なお、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルのうちでは、該化粧料製造用組成物を化粧料に配合した際の感触等から、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルがより好ましく、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルを用いることが最も好ましい。化粧料製造用組成物中における、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルの配合比は、得られる化粧料製造用組成物を化粧料に配合した際の溶解性、感触等から、一般的に99:1〜10:90であり、好ましくは97:3〜20:80、更に好ましくは95:5〜30:70である。この化粧料製造用組成物には、酸化安定性をより向上させるため、ビタミンE等の酸化安定剤を配合しても良い。酸化安定剤を配合する場合は、組成物全体に対して、0.001〜1%程度配合することが好ましい。また、本化粧料製造用組成物には、該組成物の好ましい効果を損なわない範囲で、後述する化粧料に用いられる添加成分を配合しても良い。配合する場合の配合量は添加剤の種類によって異なるが、好ましくは90%以下、より好ましくは50%以下である。化粧料製造用組成物の製造方法は、特に限定されないが、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルを80〜140℃程度に加熱、混合、溶解させて製造することが好ましい。
【0022】
以上のようにして得られる、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及びダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを共に化粧料に配合するか、又は、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及びダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物を化粧料に配合することにより、化粧料につや、保水性、皮膚及び毛髪への密着性、感触向上の持続性、毛髪のセット性等の優れた特性を付与することができる。特に毛髪化粧料に配合すると、毛髪のセット性、良好な感触の持続性等の優れた効果を発揮できるので、好ましい。ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上、若しくは、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステル、並びに、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物の化粧料への配合量は、特に限定されないが、0.05〜60重量%程度が好ましく、より好ましくは0.1〜40重量%である。また、本発明化粧料には必要に応じて水及び通常化粧料に配合される添加成分、例えば油脂類、界面活性剤、アルコール類、保湿剤、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、紫外線吸収剤、美白剤、溶剤、角質剥離・溶解剤、鎮痒剤、消炎剤、制汗剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、収れん剤、刺激剤、育毛用薬剤、還元剤・酸化剤、高分子粉体、ヒドロキシ酸、ビタミン類及びその誘導体類、糖類及びその誘導体類、有機酸類、酵素類、核酸類、ホルモン類、無機粉体類、香料、色素等を配合することができる。
【0023】
これらの添加成分を例示すると、油脂類としては、例えばセタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム塩等の金属石けん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、ワセリン、固型パラフィン等の炭化素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等等の植物油脂類;カカオ脂、シア脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油等の植物脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール等のステロール類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソトリデシル、ラノリン脂肪酸イソプロピル等の低級アルコール脂肪酸エステル類;ミリスチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、コハク酸ジオクチル等の高級アルコール脂肪酸エステル類;乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル等の高級アルコールオキシ酸エステル類;トリオレイン酸グリセリド、トリイソステアリン酸グリセリド、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリド、ジオレイン酸プロピレングリコール等の多価アルコール脂肪酸エステル類;シリコーン樹脂、メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、有機変性ポリシロキサン、環状ジメチルシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン誘導体類;パーフルオロポリエーテル等が挙げられる。
【0024】
界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルソルビタン脂肪酸部分エステル、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルポリグリコシド、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、短鎖ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩、塩化ベンザルコニウム等の陽イオン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤;ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体等の高分子界面活性剤;等を例示することができる。
【0025】
保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸ナトリウム、クエン酸塩、尿素、乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、ベタイン、コンドロイチン硫酸、グルタチオン、ポリエチレングリコール、ソルビトール、カルビトール、乳酸ナトリウム、2−ピロリドン−5−カルボン酸ナトリウム、アルブミン、トリメチルグリシン;コラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、シルク蛋白分解ペプチド、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、カゼイン分解ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;アルギニン、セリン、グリシン、スレオニン、グルタミン酸、システイン、メチオニン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質等を例示することができる。
【0026】
増粘剤・ゲル化剤としてはグアーガム、クインスシードガム、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体、ポリビニルピロリドン、両性メタクリル酸エステル共重合体、カチオン化セルロース、ニトロセルロース;12−ヒドロキシステアリン酸及びその塩、デキストリン脂肪酸エステル、無水ケイ酸、金属石鹸、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル等を例示することができる。
【0027】
酸化防止剤としては、BHT、BHA、没食子酸プロピル、ビタミンE(トコフェロール)および/またはその誘導体、ビタミンC(アスコルビン酸)および/またはその誘導体等を例示することができる。防腐剤としては、フェノール類、ヒドロキシ安息香酸及びその塩類、ハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類等を例示することができる。殺菌剤としては、トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルフェノール、感光素類等を例示することができる。キレート剤としては、エデト酸塩、シュウ酸ナトリウム等を例示することができる。pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、コハク酸、塩酸、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニア水、水酸化ナトリウム、塩化カルシウム等を例示することができる。
【0028】
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸誘導体、サルチル酸誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体等を例示することができる。美白剤としては、アルブチン、アスコルビン酸及びその誘導体、コウジ酸、グルタチオン,エラグ酸、プラセンタエキス、オリザノール、ブチルレゾルシノール、カモミラエキス等を例示することができる。
【0029】
溶剤類としては、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコール類;アセトン、酢酸エチル、エチレングリコールモノエチルエーテル、トルエン等を例示することができる。
【0030】
角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェラミン、カンファー等を例示することができる。消炎剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グアイアズレン、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン等を例示することができる。制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。抗ヒスタミン剤としては、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルレチン酸誘導体等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。刺激剤としては、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジル等を例示することができる。育毛用薬剤としては、センブリエキス、セファランチン、ビタミンE及びその誘導体、γ−オリザノール、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステル、アラントイン、感光素301、感光素401等を例示することができる。
【0031】
還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等を例示することができる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム等を例示できる。
【0032】
高分子粉体としては、デンプン、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末等、及び、これらの表明処理粉体を例示することができる。
【0033】
α−ヒドロキシ酸類及びその誘導体類としては、乳酸、グリコール酸、フルーツ酸、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等を例示することができる。
【0034】
ビタミン類及びその誘導体類としては、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール等のビタミン誘導体類を例示することができる。
【0035】
糖類及びその誘導体類としては、シクロデキストリン、β−グルカン、キチン、キトサン、グルコース、トレハロース、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等を例示することができる。有機酸類としては、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、アビエチン酸、酒石酸等を例示することができる。
【0036】
酵素類としては、塩化リゾチーム、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、アデノシン三リン酸二ナトリウム等を例示することができる。ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等を例示することができる。
【0037】
無機粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、モンモリロナイト、セリサイト、カオリナイト、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の無機粉体及びこれらを表明処理により疎水化した粉体等を例示することができる。
【0038】
香料としては、リモネン、リナノール、シトラール、β−イオノン、ベンジルベンゾエート、インドール、オイゲノール、オーランチオール、ゲラニオール、リラール、ダマスコン、ベンジルアセテート、ジャスミンラクトン、ガラクソリッド、精油等が例示することができる。
【0039】
色素としては、β−カロチン、カルサミン、ルチン、コチニール、クロロフィル等の天然色素;染料、レーキ、有機顔料等の有機合成色素類;p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、m−フェニレンジアミン、o−,m−,若しくはp−アミノフェノール、レゾルシン等の酸化染料中間体等を例示することができる。
【0040】
その他公知の化粧料、医薬品、食品等成分などに使用される成分を本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配合することができる。
【0041】
本発明の化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、毛髪用化粧料、基礎化粧料、メーキャップ化粧料、芳香化粧料、ボディ化粧料等が包含される。
【0042】
毛髪用化粧料としては、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャンプー、ヘアカラー用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス、トリートメント、ヘアパック、ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアワックス、ヘアジェル、ウォーターグリース、セットローション、カラーローション、ヘアリキッド、ポマード、チック、ヘアクリーム、ヘアブロー、枝毛コート、ヘアオイル、パーマネントウェーブ用剤、染毛剤、ヘアブリーチ、育毛剤等を例示することができる。
【0043】
基礎化粧料としては、クレンジングフォーム、クレンジングジェル、洗粉、洗顔パウダー、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングジェル、クレンジングオイル、クレンジングマスク等の洗顔料;柔軟化粧水、収れん化粧水、洗浄用化粧水、多層式化粧水等の化粧水;エモリエントローション、モイスチャーローション、ミルキィーローション、ナリシングローション、ナリシングミルク、スキンモイスチャー、モイスャーエマルション、マッサージローション、クレンジングローション、プロテクトエマルション、サンプロテクト、サンプロテクター、UVケアミルク、サンスクリーン、メーキャップローション、角質スムーザー、エルボーローション、ハンドローション、ボディローション等の乳液;エモリエントクリーム、栄養クリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、モイスチャークリーム、ナイトクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メーキャップクリーム、ベースクリーム、プレメーキャップクリーム、サンスクリーンクリーム、サンタンクリーム、デオドラントクリーム、シェービングクリーム、除毛クリーム、角質軟化クリーム等のクリーム;クレンジングジェル、モイスチャージェル等のジェル:化粧石鹸、透明石鹸、薬用石鹸、液状石鹸、ひげそり石鹸、合成化粧石鹸等の石鹸;ピールオフパック、粉末パック、ウォッシングパック、オイルパック、クレンジングマスク等のパック・マスク類;保湿エッセンス、美白エッセンス、紫外線防止エッセンス等のエッセンス等を例示することができる。
【0044】
メーキャップ化粧料としては、白粉・打粉類、ファンデーション類、口紅類、リップグロス、頬紅類、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨、アイブロー、ネイルエナメル、エナメルリムーバー、ネイルトリートメント等を例示することができる。
【0045】
芳香化粧料としては、香水、パフューム、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロン、練香水、芳香パウダー、香水石鹸、ボディローション、バスオイル等を例示することができる。
【0046】
ボディ化粧料としては、ボディシャンプー等のボディ洗浄料;デオドラントローション、デオドラントパウダー、デオドラントスプレー、デオドラントスティック等の防臭化粧料;脱色剤、脱毛・除毛剤;浴用剤;虫よけスプレー等のインセクトリペラー等を例示することができる。
【0047】
また、剤型としては水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型で用いることができる。
【0048】
また、軟膏剤、貼付剤、ローション剤、リニメント剤、液状塗布剤などの剤型で皮膚外用剤としても用いることができる。
【0049】
【実施例】
次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこの実施例によってなんら限定されるものではない。
【0050】
実施例1 化粧料製造用組成物の製造
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えたフラスコに、表1に示す比率でダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、又はダイマージオールのエーテルと、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを仕込み、窒素雰囲気下100〜120℃で1時間加熱・攪拌することで水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルを溶解させ、目的の化粧料製造用組成物A〜Nを得た。
【0051】
【表1】
Figure 2004277285
【0052】
実施例2〜6、比較例1〜2 ヘアワックス
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、表2の組成のヘアワックスを調製し、その評価を行った。また、比較としてダイマージオールエステル又は水素添加ロジン低級多価アルコールエステルを用いて、同様のヘアワックス調製を行い、合わせて評価した。
【0053】
【表2】
Figure 2004277285
【0054】
(調製方法)
表2のNo.1〜16を約80℃に加温・溶解させ(A部)、別容器にNo.18、19を80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合した。室温まで冷却した後、No.17を加えた。実施例1〜5及び比較例1は上記方法で問題なくヘアワックスが調製できたが、比較例2のヘアワックスは水素添加ロジントリグリセリドが80℃では溶解に非常に時間がかかり、操作性が悪かった。
(評価方法)
人毛毛束に上記で得たヘアワックスを塗布し、専門パネラーにより、セット性・毛束感、つや、べたつきのなさ、のび・なじみを評価した。評価は、下記5段階評価で示した。
5:特に良い 4:良い 3:やや良い 2:やや良くない 1:良くない
(結果)
評価結果を表2に合わせて示した。表に示したとおり、本発明のヘアワックスは、比較例のヘアワックスに比べ、毛髪への密着性が良好なためセット性・毛束感に優れ、また、毛髪へのなじみもよく、べたつかず、感触、つやも良好で、ヘアワックスとして良好な特性を有していた。
【0055】
実施例7〜9、比較例3〜4 トリートメント
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、表3の組成のトリートメントを調製し、その評価を行った。また、比較としてダイマー酸エステル又は水素添加ロジン低級多価アルコールエステルを用いて、同様のヘアワックス調製を行い、合わせて評価した。
【0056】
【表3】
Figure 2004277285
【0057】
(調製方法)
表3のNo.1〜14を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.15〜17を約80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合した。実施例7〜9及び比較例3は上記方法で問題なくトリートメントが調製できたが、比較例4のトリートメントは水素添加ロジントリグリセリドが80℃では溶解に非常に時間がかかり、操作性が悪かった。
(評価方法)
人毛毛束に上記で得たトリートメントを施術し、専門パネラーにより、塗布時の感触、すすぎ時の感触、すすぎ後の感触を評価した。評価は、下記5段階評価で示した。
5:特に良い 4:良い 3:やや良い 2:やや良くない 1:良くない
(結果)
評価結果を表3に合わせて示した。表に示したとおり、本発明のトリートメントは、比較例のトリートメントに比べ、すすぎ時及びすすぎ後まで適度な柔軟感、すべり感、及びしっとり感のある良好な感触が持続し、トリートメントとして良好な特性を有していた。
【0058】
実施例10 シャンプー
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のシャンプーを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.9を約80℃に加温し、No.8を加え溶解させた(A部)。別容器にNo.1〜6を加え、加温し、溶解させた(B部)。B部にA部を徐々に加え、均一に混合し、約60℃でNo.7を加えた。
このシャンプーは、髪の毛をボリュームアップさせながら、ごわつきを抑えてさらっとしたすべり感を付与できるシャンプーであった。
【0059】
実施例11 マイルドシャンプー
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のマイルドシャンプーを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜7を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.8〜13を約80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合し、その後急冷した。
このマイルドシャンプーは、毛髪にしっとり感、艶を付与し、なめらかな指通りを付与することができるシャンプーであった。
【0060】
実施例12 マイルドクリームシャンプー
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のマイルドクリームシャンプーを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜7を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.8〜13を約80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合し、その後、急冷した。
このマイルドクリームシャンプーは、毛髪にしっとり感、艶を付与し、なめらかな指通りを付与することができるシャンプーであった。
【0061】
実施例13 モイストリンス
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のモイストリンスを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜12を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.14〜15を約80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合し、その後No.13を添加し攪拌した後、急冷した。
このモイストリンスは、べたつかず、毛髪にしっとり感、艶を付与し、なめらかな指通りを付与することができるリンスであった。
【0062】
実施例14 ディープモイストリンス
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のディープモイストリンスを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜11を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.13〜14を約80℃に加温し溶解させた(B部)。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合し、その後No.12を添加し攪拌した後、急冷した。
このディープモイストリンスは、傷んだ毛髪のぱさつきを抑制し、しっとり感と柔軟感を付与することができるリンスであった。
【0063】
実施例15 トリートメント
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のトリートメントを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.9を約80℃に加温し、No.8を加え溶解させた(A部)。別容器にNo.1〜7を加え、加温し、溶解させた(B部)。B部にA部を徐々に加え、均一に混合した。このトリートメントは、毛髪の水分を保ち、しなやかしっとり、つるっとした感触を付与することができるトリートメントであった。
【0064】
実施例16 グロッシングトリートメント
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のグロッシングトリートメントを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.3〜11を約80℃に加温し、No.8を加え溶解させた(A部)。別容器にNo.13、14を加え、加温し、溶解させた(B部)。別容器にNo.1〜3を加え、加温し、溶解させた(C部)。A部にB部を徐々に加え、転相後、C部を加え、残りのB部を加えた。その後No.12を添加し、均一に混合した後、急冷した。
このグロッシングトリートメントは、毛髪に艶としっとり感を与え、柔軟感をを付与することができるトリートメントであった。
【0065】
実施例17 ストレートパーマ剤(カチオンタイプ)
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のストレートパーマ剤(カチオンタイプ)の1液、2液を調製した。
(1液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.15の大部分を約80℃に加温した(A部)。別容器にNo.1〜8を加え加温し、溶解させた(B部)。別容器にNo.15の残り、No.9〜13を加え、均一に溶解させた(C部)。A部にB部を加え、混合攪拌し、約45℃付近でC部を加え、均一に混合した。室温まで冷却した後、No.14を加えた。
(2液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜7を加え、約70℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.11の大部分をとり、約70℃に加温し、No.8、9を加え溶解させた(B部)。別容器にNo.11の残りをとり、約60℃に加温し、No.10を加え溶解させた(C部)。約70℃でA部にB部を加え、粘度が高くなるまで攪拌した。60℃まで冷却し、攪拌しながらC部を加え均一に混合した。温度が約50℃まで低下した後、急冷した。
このストレートパーマ液は、毛髪に対する密着性が高く、セット力があるため、ストレートパーマをしっかりかけることができるストレートパーマ液であった。
【0066】
実施例18 ストレートパーマ剤(ノニオンタイプ)
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のストレートパーマ剤(ノニオンタイプ)の1液、2液を調製した。
(1液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.14を約半分とり約75℃に加温し、No.13を加え、溶解させた(A部)。別容器にNo.1〜6を加え、約75℃に加温し、溶解させた(B部)。別容器にNo.14の残りをとり約40℃に加温し、No.8〜10を加え溶解させ、次いでNo.7を加え均一に混合した(C部)。B部にA部を加えて乳化させ、攪拌後、約40℃でC部を加え、均一の混合した。室温まで冷却した後、No.11、12を加えpHを調整した。
(2液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜10を加え、約70℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.14の大部分をとり、約70℃に加温し、No.11、12を加え溶解させた(B部)。別容器にNo.14の残りをとり、約60℃に加温し、No.13を加え溶解させた(C部)。約70℃でA部にB部を加え、攪拌し、60℃でC部を加え均一に混合した。温度が約50℃まで低下した後急冷した。
このストレートパーマ液は、毛髪に対する密着性が高く、セット力があるため、ストレートパーマをしっかりかけることができるストレートパーマ液であった。
【0067】
実施例19 ヘアクリームワックス
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のヘアクリームワックスを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜14を加え、約80に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.17をとり、約80℃に加温しNo.16、17を加え、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を徐々に加え、均一に混合し、約60℃でNo.15を加え均一に混合した。室温まで冷却した後、pHを調整した。
このヘアクリームワックスは、毛髪に塗布すると、艶があり、べたつかず、密着性が高いため動いてもばらけず、毛束感があり、ヘアスタイルの保持性に優れるヘアワックスであった。
【0068】
実施例20 ローション状ヘアワックス
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のローション状ヘアワックスを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜10を加え、約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.17をとり、約80℃に加温しNo.15を加え、均一に溶解させた(B部)。別容器にNo.11〜14を加え、溶解させた(C部)A部にB部を徐々に加え、均一に混合し、約40℃でC部を加え均一に混合した。室温まで冷却した後、No.16でpHを6.5〜7に調整した。
このローション状ヘアワックスは、毛髪に塗布すると、艶があり、べたつかず、自然なセット力のある、ヘアスタイルの保持性に優れるヘアワックスであった。
【0069】
実施例21 透明ヘアワックスゲル
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の透明ヘアワックスゲルを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜6を加え、約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.10をとり、約80℃に加温しNo.7〜9を加え、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を徐々に加え、均一に混合し、室温まで冷却した。
この透明ヘアワックスゲルは、べたつかず、毛髪に艶を与え、自然なセット力のあるヘアワックスゲルであった。
【0070】
実施例22 システイン系パーマ剤
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のシステイン系パーマ剤を調製した。
(1液)
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に攪拌、混合した。
(2液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.10の大部分をとり、約60℃に加温し、No.1〜3を加え溶解させた後No.4を加え溶解させた。次いでNo.5、6を加え、加温、溶解させ、徐冷しながら40℃付近でNo.7〜9を加え均一にさせた。残りのNo.10を加え、均一に混合し、冷却した。
このシステイン系パーマ剤は、毛髪に施術することにより、柔軟性、すべり感等の良好な感触を付与でき、ウェーブ形成を持続させることのできるパーマ剤であった。
【0071】
実施例23 チオグリコール酸系パーマ剤
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のチオグリコール酸系パーマ剤を調製した。
(1液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.13の大部分にNo.11を溶解させ、次いでNo.12を少量ずつ加えて溶解させ、さらにNo.8〜10を加え溶解させた(A部)。別容器にNo.13の残りをとり、No.6、7を加え、加温、溶解させた(B部)。別容器にNo.1〜5を加え、約50℃に加温し、溶解させた(C部)。A部にB部を加え、均一に混合させた後、C部を徐々に加え、均一に混合した。
(2液)
実施例22の2液を使用した。
このチオグリコール酸系パーマ剤は、毛髪に施術することにより、しっとりしたすべり感を与え、柔らかさとしっとり感を持続させる効果のあるパーマ剤であった。
【0072】
実施例24 毛髪脱色剤(2剤式)
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の毛髪脱色剤(2剤式)を調製した。
(1剤)
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に攪拌、混合した。
(2剤)
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に混合し、クエン酸でpHを3.5〜4.0に調整した。
(配合比)
1剤:2剤=1:7
この毛髪脱色剤(2剤式)は、毛髪に施術することにより、脱色後の毛髪の損傷感を低減し、毛髪に柔軟性、しっとり感、すべり感等の良好な感触を付与できる脱色剤であった。
【0073】
実施例25 毛髪脱色剤(3剤式)
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の毛髪脱色剤(3剤式)を調製した。なお、1剤、2剤は実施例24の1剤、2剤を用いた。
(3剤)
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に混合した。
(配合比)
1剤:2剤:3剤=3:6:1
この毛髪脱色剤(3剤式)は、毛髪に施術することにより、脱色後の毛髪の損傷感を低減し、毛髪に柔軟性、しっとり感、すべり感等の良好な感触を付与できる脱色剤であった。
【0074】
実施例26 酸化染毛剤
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の酸化染毛剤を調製した。
(1剤)
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に混合した。
(2剤)
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に混合し、クエン酸でpHを3.5〜4.0に調整した。
(配合比)
1剤:2剤=1:1
この酸化染毛剤は、毛髪に施術することにより、染毛後の毛髪の損傷感を低減し、毛髪に柔軟性、しっとり感、すべり感等の良好な感触を付与できる酸化染毛剤であった。
【0075】
実施例27 酸性染毛剤
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の酸性染毛剤を調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を均一に混合した。
この酸性染毛剤は、毛髪に施術することにより、染色の立ち上がりを早くし、毛髪に柔軟性、しっとり感、すべり感等の良好な感触を付与できる酸性染毛剤であった。
【0076】
実施例28 カール剤
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のカール剤を製造した。
(1液)
Figure 2004277285
(調製方法)
N0.16の一部(20%分)にNo.1〜3を加えて溶かし、予め別の容器でNo.16の一部(10%分)にNo.14,15を加えて溶かしたものを、約40℃で加えて均一に溶解させた(A部)。別の容器でNo.16の残りを約75℃に加温した(B部)。別の容器にNo.8〜13を取り、約75℃に加温して溶解させた(C部)。C部にB部を加えて乳化させよく攪拌混合した後、40℃まで冷却してA部を加えて均一に攪拌した。次に7を加えて攪拌し、次いでNo.5,6を加え、更にNo.4を加えて均一に攪拌混合し、pH9.0〜9.5に調整することにより、目的のカール剤1液を得た。
(2液)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.4〜7を約80℃に加温し溶解させた(A部)。別の容器にNo.9の一部(70%)とNo,1,8を加え、約80℃に加温し溶解させた(B部)。さらに別の容器にNo.9の残りとNo.2,3を加え、約50℃に加温し溶解させた(C部)。A部にB部を加えて均一に混合攪拌し乳化させた後、40℃になったらC部を加えてよく混合し、室温にてpH6.5〜6.8に調整することにより、目的のカール剤2液を得た。
このように製造したカール剤1液、2液を毛髪に用いることにより、良好な柔軟性、すべり感、しっとりとした風合い、良好な仕上がり感でカールさせることが出来た。
【0077】
実施例29 ヘアフォーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のクレンジングフォームを調製した。
(原液処方)
Figure 2004277285
(充填処方)
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1、4、5をNo.6とNo.3の溶解物に添加し、ホモミキサーで均一に乳化させた。これを他の成分の溶液に添加しこの原液を缶に充填後、ガスを充填して目的のヘアフォームを得た。
このヘアフォームは、良好な使用感、セット性、毛髪への密着性、光沢付与効果を有し、また、安定性も良好であった。
【0078】
実施例30 マスカラ
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のマスカラを製造した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.9にNo.1を加えホモミキサーで分散したのち、No.3を加え加熱して70℃に保った(水相)。他の成分を混合し、加熱して70℃に保った(油相)。油相に水相を加えホモミキサーで均一に乳化分散して目的のマスカラを得た。
このマスカラは、付着性が良く、良好な使用感を有し、また、安定性も良好であった。
【0079】
実施例31 アイシャドー
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のアイシャドーを製造した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜3をブレンダーで混合後、粉砕器で処理する(粉体部)。No.11〜16を70〜75℃で加熱溶解した(水相部)。No.4〜10を70〜80℃で加熱溶解した(油相部)。粉体部を水相部に加え、撹拌混合した。これに油相部を撹拌しながら加え、ホモミキサーにより分散、室温まで撹拌冷却し、目的のアイシャドーを得た。
この乳化アイシャドーは、付着性が良く、良好な使用感を有し、また、乳化安定性も良好であった。
【0080】
実施例34 エモリエントクリーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.11〜14を150℃に加温し、均一に溶解させた(A部)。別容器にNo.1〜10をとり、約80℃に加温し、溶解させた(B部)。別容器にNo.15、16をとり、80℃に加温し、溶解させた(C部)。約80℃でA部にB部を加え、均一に混合する。攪拌しながらC部を徐々に加え、均一に混合した後、急冷した。
このエモリエントクリームは、しっとりしていて滑らかなクリームであった。
【0081】
実施例33 エモリエントクリーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜10を加え、約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.11〜15をとり、約80℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え、ホモミキサーにて乳化させた後、40℃まで冷却した。
このエモリエントクリームは、艶がよく、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。
【0082】
実施例34 エモリエントクリーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜15を加え、約80℃に加温し、溶解させた(A部)。別容器にNo.16〜20をとり、約80℃に加温し、均一に溶解させた(B部)。A部にB部を加え、ホモミキサーにて乳化させた後、40℃まで冷却した。
このエモリエントクリームは、伸びが良く、しっとり感があり、さらっとした感触を持つクリームであった。
【0083】
実施例35 エモリエントミルク
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のエモリエントクリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜17を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。No.18〜22を約80℃に加温し、溶解させた(B部)。A部にB部を加え、ホモミキサーにて乳化させた後、40℃まで冷却した。
このエモリエントミルクは、伸びがよく、しっとり感があり、さらっとした仕上がり感を与えるという特徴を有するものであった。
【0084】
実施例36 保湿クリーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の保湿クリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜15を約80℃に加温し、溶解させた(A部)。No.16〜20を約80℃に加温し、溶解させた(B部)。ホモミキサーにて攪拌しながらA部にB部を徐々に加え、乳化後均一に混合し、40℃まで冷却した。
この保湿クリームは、非常にしっとりとして、時間が経過しても、肌が柔らかく、みずみずしさが残るという特徴を有するクリームであった。
【0085】
実施例37 サンスクリーン剤
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のサンスクリーン剤を調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.13にNo.1、2の一部、No.3を加え、ミルで練った(A部)。別容器にNo.2の残り、No.4〜6を加え、約150℃に加温、溶解させた(B部)。別容器にNo.1の残り、No.7〜12を加え、約80℃に加温、溶解させた(C部)。別容器にNo.14、15を加え、約80℃に加温、溶解させた(D部)。B部にC部を加え、混合した後A部に加えて均一に混合した。次いで、D部を加え、攪拌し、乳化後40℃まで冷却した。
このサンスクリーン剤は、汗などによるくずれを抑え、また、顔料分散性に優れるため、なじみがよいという特徴を有するクリームであった。
【0086】
実施例38 下地クリーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の下地クリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.16、17をそれぞれNo.18に溶かし粘性の液(2%)とした(A部)。別容器にNo.1〜10を加え、約80℃に加温、溶解させた(B部)。別容器にNo.11〜15、No.18の残りを加え、約80℃に加温、溶解させた(C部)。B部にC部を加え、乳化させた後、A部を加え、均一に混合した。攪拌後40℃まで冷却した。
この下地クリームは、伸びが良く、ファンデーションのつき、もちが良く、さらっとした感触が付与でき、更に、顔料分散性に優れるためファンデーションとのなじみが向上するという特徴を有する下地クリームであった。
【0087】
実施例39 ファンデーション
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のファンデーションを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
各成分を高速攪拌し、均一に混合した。
このファンデーションは、つやがあり、発色性に優れ、しっとりした感触を有するものであった。
【0088】
実施例40 口紅
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の口紅を調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.11〜14をNo.1、2で混練した(A部)。別容器にNo.3〜10を加え、約80度に加温、溶解させた(B部)。約80℃でB部にA部を加え、溶解後、急冷した。
この口紅は、つやがあり、みずみずしく、密着性の高い口紅であった。
【0089】
実施例41 リップグロス
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のリップグロスを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
全成分を加熱溶解、混合した。
このリップグロスは、つやがあり、みずみずしく、密着性の高いものであった。
【0090】
実施例42 クレンジングオイル
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のクレンジングオイルを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
全成分を加熱溶解、混合した。
このクレンジングオイルは、透明で、粘性があり、使用時に垂れないという特性を有し、感触もさっぱりしており、更に顔料分散性に優れるため、ファンデーション、メイク等となじみも良く、これらを素早く落とすことができるものであった。
【0091】
実施例43 クレンジングジェル
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のクレンジングジェルを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜7を加え約80℃に加温、溶解させた。次いで、約80℃に加温したNo.8を徐々に加え、乳化後40℃まで冷却した。
このクレンジングジェルは、顔料分散性に優れるため、ファンデーション、メイクアップ等となじみも良く素早く落とすことができるという特徴を有するものであった。
【0092】
実施例44 クレンジングフォーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方のクレンジングフォームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜5、7、8、11を加熱溶解し70℃に保った。予めNo.6を溶解しておいたNo.13を、撹拌している油相中に添加した。次に溶融したNo.9、10、12を添加し、撹拌混合、脱気、ろ過の後冷却を行いクレンジングフォームを調製した。
このクレンジングフォームは、良好な使用感、優れたエモリエント効果を有し、また、安定性も良好であった。
【0093】
実施例45 乳化ファンデーション
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の乳化ファンデーションを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.11〜14を70℃に加熱撹拌後、No.4〜9を添加し分散処理した。これをあらかじめ70℃に加熱しておいてNo.1〜3に添加して乳化分散した。その後室温まで冷却してNo.10を加え、目的の乳化ファンデーションを得た。
この乳化ファンデーションは、良好な密着性、使用感を有するものであった。
【0094】
実施例46 油性スティックファンデーション
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の油性スティックファンデーションを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No. 8〜14を85℃で溶解し、これにNo.1〜7を添加し、ディスパーで混合した後、コロイドミルで分散した。No.15を添加し、脱気後70℃で容器に流し込み冷却した。
この油性スティックファンデーションは、密着性が良く、良好な使用感を有するものであった。
【0095】
実施例47 美白クリーム
本発明の化粧料製造用組成物を用いて、下記処方の油性美白クリームを調製した。
Figure 2004277285
(調製方法)
No.1〜8を約80℃に加温して溶解させた(A部)。別の容器でNo.9〜15を約80℃に加温して溶解させた(B部)。80℃でA部にB部を攪拌しながら加えて乳化させることにより、目的の美白クリームを得た。
得られた美白クリームは、良好な使用感、優れた美白効果を有し、また、乳化安定性も良好であった。
【0096】
【発明の効果】
本発明の、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを化粧料に含有させる、若しくは、ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物を化粧料に含有させることにより、つや、保水性、感触、皮膚及び毛髪への密着性、感触向上の持続性、毛髪のセット性等に優れる化粧料を得ることができる。

Claims (10)

  1. ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料。
  2. ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルを含有する請求項1に記載の化粧料。
  3. ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルが、ダイマー酸と1価若しくは2価アルコールとのエステル、及び、ダイマージオールと1価若しくは2価カルボン酸とのエステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルが水素添加ロジンのグリセリン若しくはペンタエリスリトールのエステルである請求項1〜3の何れかに記載の化粧料。
  5. ダイマー酸が水素添加ダイマー酸である請求項1〜4の何れかに記載の化粧料。
  6. 化粧料が毛髪用である請求項1〜5の何れかに記載の化粧料。
  7. ダイマー酸、ダイマージオール、ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステル、及び、ダイマージオールのエーテルから選ばれる1種以上と、水素添加ロジンの低級多価アルコールエステルとを含有する化粧料製造用組成物。
  8. ダイマー酸若しくはダイマージオールのエステルを含有する請求項7に記載の化粧料製造用組成物。
  9. 更に酸化防止剤を含有することを特徴とする請求項7又は8に記載の化粧料製造用組成物。
  10. 請求項7〜9の何れかに記載の化粧料製造用組成物を含有することを特徴とする化粧料。
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