JP2004289960A - 接着式ケーブル支持具 - Google Patents

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Kenji Kitajima
賢二 北嶋
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Burest Kogyo Kenkyusho
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Burest Kogyo Kenkyusho
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Abstract

【解決手段】自身の上面に設けた接着剤2で接着する接着基板1と、該接着基板の下面に設けた略紐状の支持具3でケーブルPを支持する接着式ケーブル支持具を設ける。接着基板1の下面に、複数個の支持具3を設け、一つの接着基板1下面に複数種類のケーブルPを離して支持する。接着基板1は、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに分割自在に設けられている。
【効果】接着式ケーブル支持具の取付け作業を簡略化し、マンション工事等におけるケーブル先行工事を合理化することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンション建築等において、ケーブル先行工事などで多く使用される接着式ケーブル支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
マンション建築等におけるケーブル先行工事には、床版下面に装着して配線ケーブルを支持するケーブル支持具が使用されている。このケーブル支持具には、スラブ床版に埋設する埋設式のケーブル支持具と、スラブ床版に接着する接着式のケーブル支持具などがある。近年、マンション工事等におけるケーブル先行工事では、配線ルート変更や追加等に対応可能な接着式のケーブル支持具がより多く使用されている。
【0003】
この種の接着式ケーブル支持具として、特許文献1に記載された配線コード用吊り具が提案されている。この吊り具によると、略円盤状の基体上面に接着剤を付着し、この基体の下面にケーブルを保持する紐状の吊下げ部材を設けたもので略円盤状の基体を接着剤で固定し、この基体に紐状の吊下げ部材を介してケーブル等を支持するものである。
【0004】
接着式ケーブル支持具には、前記特許文献1のように予め接着剤を付着し、あるいは、両面テープなどを付着しておくタイプと、支持具を接着する際に、接着剤をあと付けで塗布するタイプとがある。予め接着剤等を付着しておくタイプは使い勝手が良い反面、接着力が比較的弱いといった欠点がある。一方、接着剤をあと付けするタイプでは、装着時に手間を要する欠点がある反面、接着力を強くすることが可能になっている。いずれのタイプの接着式ケーブル支持具においても各支持具ごとにそれぞれ接着固定して使用するものである。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−84127号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
マンション建築等の施工では、この種のケーブル支持具に、主に電圧100Vや200Vの低圧屋内配線(VVFケーブル)や、弱電流電線(TV共聴、LANケーブル)などが支持される。この場合、内線規程により低圧屋内配線と弱電流電線とが直接接触しないように離して支持しなければならない。そのため、これらの配線を併設する場合には、床版下面にケーブル支持具を2個並べて接着し、それぞれの支持具にケーブルを支持する作業になる。
【0007】
ところが、一般的なマンション建築の一部屋当りに使用されるケーブル支持具の数量は、低圧屋内配線のみでも40〜50個程度といわれており、低圧屋内配線と弱電流電線とを併設する場合は、この倍のケーブル支持具が必要になる。このため、接着式ケーブル支持具を床版下面に接着する作業が極めて煩雑な作業になっている。しかも、マンション建築では次第に高層化し、住居戸数が増大する傾向があり、一戸当りの配線作業が遅延すると、建築工事全体に影響を与える虞もあることから、取付け作業の簡略化や合理化が望まれていた。
【0008】
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、接着式ケーブル支持具の取付け作業を簡略化し、マンション工事等におけるケーブル先行工事を合理化することが可能な接着式ケーブル支持具の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、自身の上面に設けた接着剤2で接着する接着基板1と、該接着基板の下面に設けた略紐状の支持具3でケーブルPを支持する接着式ケーブル支持具において、接着基板1の下面に、複数個の支持具3を設け、一つの接着基板1下面に複数種類のケーブルPを離して支持するようにしたことにある。
【0010】
第2の手段において、接着基板1は、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに分割自在に設けられている。
【0011】
第3の手段は、接着基板1を、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに着脱自在に設けている。
【0012】
本発明によると、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに異なった種類のケーブルPを離して支持することが可能になるので、例えば、低圧屋内配線と弱電流電線とを併設する場合などのように、多数の支持具が必要になるケーブル先行工事において、ケーブル支持具の取付け作業を簡略化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明ケーブル支持具は、例えばスラブ床版の下面等に接着剤を利用して接着固定する支持具であり、その基本構成は、接着基板1、接着剤2、支持具3からなる。
【0014】
接着基板1は、自身の上面に設けた接着剤2を床版等の下面等に接着し、自身の下面に設けた支持具3にケーブルPを結束支持する。そして、この支持具3は複数個設けられており、一つの接着基板1に複数種類のケーブルPを別々に支持できるようにしている。接着剤2は、接着基板1の上面に付着するもので、接着基板1に予め付着しておく場合と、接着する際に塗布する場合とがある。
【0015】
図1乃至図4に示す接着基板1は、接着する際に接着剤2を塗布するタイプで二個又は多数の支持具3を設けた接着基板1を示している。図1の接着基板1には、予め切離部1Aが設けられており、必要に応じてこの切離部1Aから二つに分割できるものである。図示の切離部1Aは、接着基板1の上面を切り欠いて薄肉状に形成したものであるが、接着基板1が分割可能な切離部1Aであればよく、その構成は任意に変更することができる。図2及び図3の接着基板1には、切離部1Aを設けずに、支持具3を常に2個使用するもので、特に2種類のケーブルPを併設する場合に、専用に使用できるように形成している。例えば、後述する支持具3を用いて、一方の接着基板1下面に低圧屋内配線で使用するVVFケーブル等を支持し、他方の接着基板1下面に弱電流電線で使用するTV共聴用のケーブルや、LANケーブルなどを支持する。また、図4に示す接着基板1は、4個以上の支持具3を設けた接着基板1を示し、各支持具3ごとに接着基板1を分離する切離部1Aを設けている。
【0016】
図5及び図6に示す接着基板1は、接着基板1に予め接着剤2を付着しておくタイプで、下面に2個の支持具3を設けた接着基板1を示している。接着基板1の材質は、たとえばポリプロピレン、硬質塩ビなどの合成樹脂材が好適であるがこの材質も任意に変更することができる。
【0017】
図7及び図8に示す接着基板1は、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに接着基板1が着脱自在になる。すなわち、支持具3ごとに独立した接着基板1を設け、この接着基板1の側面に、隣接する他の接着基板1と連結可能な連結部1Bを設けたものである。図示の連結部1Bは、接着基板1側面の長手方向に沿った嵌合凸部1Baと、該嵌合凸部にスライド嵌合する嵌合凹部1Bbとを、接着基板1側面の対向する側面相互に設けている(図8参照)。図示例の連結部1Bは接着基板1相互を着脱する一例として示したに過ぎず、図示例に限定されるものではなく、接着基板1相互を着脱できるようにする従来周知の連結手段を連結部1Bとして任意に選択することができる。
【0018】
接着剤2は、接着基板1の上面に付着するもので、前述の如く接着基板1に予め付着しておく場合と、接着する際にあと付けする場合がある。接着剤2をあと付けする場合は、床版などの接着面の材質に適応した接着剤2を選択して接着基板1上面に塗布する。この場合、接着基板1の接着強度を高めるために、接着基板1上面に接着凹部1Cを形成すると効果的である(図1、図2、図4参照)。図示の接着凹部1Cは、略すり鉢形状の凹みを接着基板1の上面に多数形成したものである。この接着凹部1Cにより、接着基板1と接着剤2との接着面積が増大し、より強固な接着が可能になる。接着凹部1Cの形状は図示例に限られるものではなく他の形状で凹凸を形成することも可能である。
【0019】
一方、予め付着しておく場合は、接着基板1に付着した接着剤2の表面に剥離紙4を貼り付ける(図5参照)。あるいは、剥離紙4付きの両面接着テープを接着基板1上面に接着するなどの手段がある。
【0020】
支持具3は、ケーブルPを結束支持する紐状を成し、針金にビニル樹脂材を被覆したバインド線やナイロンバンドの使用が好適である。ケーブルPを結束し易くするため、このバインド線2本を対にして1個の支持具3としている。この支持具3は、1個の接着基板1下面に複数個離して設けるもので、主に電圧100Vや200Vの低圧屋内配線で使用するVVFケーブルや、弱電流電線で使用するTV共聴用のケーブルや、LANケーブルなどが接触しないように支持できるようにしている。図示の支持具3は接着基板1の下面に設けた連結部5に挿通孔5Aを開穿し、この挿通孔5Aに1本のバインド線を挿入すると共に、バインド線を中央部から屈曲し、接着基板1下方でケーブルPを結束支持するものである。更に、支持具3を挿通する挿通孔5Aは、連結部5を前後左右に貫通する1対の挿通孔5Aを形成し、これらの挿通孔5Aを選択することで、ケーブルPの配線方向を変更できるようにしている。尚、支持具3の材質や形状、及び接着基板1への連結手段の変更は自由でありケーブルPを支持する任意の支持具を選択できる。
【0021】
また、本発明支持具の使用場所は、例えば、スラブ下面、PC工法の床版下面、デッキプレート下面、ALC下面などや壁面、あるいは、木材、間柱、その他あらゆる材質に接着することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【0023】
すなわち、接着基板1の下面に、複数対の支持具3を設け、一つの接着基板1下面に複数種類のケーブルPを離して支持するようにしたことにより、例えば、低圧屋内配線と弱電流電線とを併設する場合などのように、多数の支持具が必要になるケーブル先行工事において、接着式ケーブル支持具の取付け作業を簡略化することができる。この結果、マンション工事等におけるケーブル先行工事を合理化することができる。
【0024】
また、接着基板1は、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに分割自在に設けられているので、工事内容に応じた使い方が可能になり、低圧屋内配線と弱電流電線とを併設するマンション工事等に限らず、その他の建築工事等に使用することも可能である。
【0025】
さらに、接着基板1を、接着基板1の下面に設けた支持具3ごとに着脱自在に設けたことにより、支持具3を1個使用する接着基板1から、多数の支持具3を使用する接着基板1に至るまで、使用の態様を自由に変化させることが可能になるので、更に汎用性に富むものである。
【0026】
このように本発明によると、接着式ケーブル支持具の取付け作業を簡略化し、マンション工事等におけるケーブル先行工事を合理化することが可能になるなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図3】本発明の他の実施例を示す側面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す一部省略斜視図。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図6】本発明の他の実施例を示す側面図。
【図7】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図8】本発明の他の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
P ケーブル
1 接着基板 1A 切離部
1B 連結部
1Ba 嵌合凸部
1Bb 嵌合凹部
1C 接着凹部
2 接着剤
3 支持具
4 剥離紙
5 連結部 5A 挿通孔

Claims (3)

  1. 自身の上面に配した接着剤で接着する接着基板と、該接着基板の下面に設けた支持具でケーブルを支持する接着式ケーブル支持具において、接着基板の下面に複数個の支持具を離して設け、一個の接着基板下面に複数種類のケーブルを離して支持することを特徴とする接着式ケーブル支持具。
  2. 前記接着基板は、接着基板の下面に設けた支持具ごとに分割自在に設けられた請求項1記載の接着式ケーブル支持具。
  3. 前記接着基板は、接着基板の下面に設けた支持具ごとに着脱自在に設けられた請求項1記載の接着式ケーブル支持具。
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