JP2004302560A - データ通信システム及びデータ通信方法 - Google Patents

データ通信システム及びデータ通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の産業用装置間のデータ通信の操作性を向上させることが可能なデータ通信システム及びデータ通信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】産業用装置11Aの入出力部11A−3からの要求に基づいて、産業用装置11Bのデータ記録部11B−8に記録される所定のデータを産業用装置11Cのデータ記録部11C−8に記録させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続される複数の産業用装置間におけるデータ通信システム及びデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、既存のデータ通信システムの構成を示す図である。
図9に示すように、データ通信システム90は、複数の産業用装置91(91A、91B、91C、・・・)と、サーバ92とがそれぞれLAN(LocalArea Network)などのネットワーク93に接続されている。
【0003】
上記産業用装置91は、例えば、生産機器、工作機械、測定機器、又は検査機器などを示しており、フラットパネルやタッチパネルなどの操作パネルを備える。オペレータは、その操作パネル上において所定の操作を行い、生産処理、工作処理、測定処理、又は検査処理などの機能をもつ被制御部の動作制御を行う。このとき、産業用装置91は、種々の設定値の変更を行ったり、産業用装置の動作状態を示すデータなどを操作パネルに表示させたりする。そして、被制御部の動作制御を行うための設定値や被制御部の動作状態を示すデータなどは、ネットワークを介してサーバ92で集中管理される。
【0004】
このように、被制御部の動作制御を行うための設定値や被制御部の動作状態を示すデータをサーバ92で管理することにより、たとえ、何らかの原因で、ある産業用装置91が停止しても、その産業用装置91の復旧後に、サーバ92からその産業用装置91の設定値や動作状態データを直ちに取り出すことができる。
【0005】
近年では、このようなデータ通信システム90(工業制御システム又は中央コンピュータを使用するシステム)は、メンテナンスなどを容易にするなどの理由により様々な生産工場などで採用されている。(例えば、特許文献1及び2参照)
しかしながら、上記データ通信システム90のように、サーバ92に産業用装置91のデータを集中管理させるシステムは、サーバ92を常時稼動させておく必要があるため、万一、サーバ92に異常が発生し停止した場合は、産業用装置91とサーバ92との間でデータのやり取りができなくなる状態が発生してしまう。
【0006】
また、産業用装置91やサーバ92には、相互にデータ通信を行うための専用のソフトが必要であり、互換性があまり良くないという問題もある。
そこで、このような問題点を解決するために、近年では、各産業用装置91にサーバ機能を備え、PeerToPeerを構築させることが考えられている。
【0007】
例えば、ある産業用装置91の動作状況を示すデータを他の産業用装置91で確認したり、ある産業用装置91の設定値を他の産業用装置91で変更することができるように、各産業用装置91にサーバ機能を備えることが採用されているものがある。(例えば、特許文献3参照)
【0008】
【特許文献1】
特開2002−204281号
【0009】
【特許文献2】
特開平5−239742号
【0010】
【特許文献3】
特開2003−5825号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1〜3に示すようなシステムでは、任意の2つの産業用装置91間又は産業用装置91とサーバ92との間でデータを送受信させる場合、どちらか一方の装置(産業用装置91又はサーバ92)からデータを送受信させる操作を行わなくてはならない。そして、その装置がオペレータの今いる場所から遠く離れている場合、オペレータは、その装置のところまで出向かないとデータの送受信の操作が行えないという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、任意の産業用装置間のデータ通信の操作性を向上させることが可能なデータ通信システム及びデータ通信方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明のデータ通信システムは、所定のデータに基づいて動作する第1乃至第3の産業用装置の間でネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信システムであって、上記第1の産業用装置は、入力される要求に基づく第1の要求データを上記第2の産業用装置に送信する第1の送信手段を備え、上記第2の産業用装置は、上記第1の要求データを受信する受信手段と、上記第1の要求データに基づいて、上記第3の産業用装置と上記ネットワークを介して上記所定のデータを送受信する送受信手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
上記第1の要求データとは、例えば、上記第3の産業用装置から上記所定のデータをダウンロードする旨の要求データであり、ネットワークに接続される各装置において、どの装置とどの装置の間で所定のデータを送受信するかを決定するためのデータである。
【0015】
このように、本発明のデータ通信システムは、第2の産業用装置と第3の産業用装置との間のデータの送受信を第1の産業用装置から送信される要求データに基づいて行うことより、たとえ、データの送受信を行いたい産業用装置がオペレータのいる場所より遠く離れていても、例えば、オペレータの近くにある産業用装置でそのデータ送受信の操作を行うことができる。これより、任意の産業用装置間のデータ通信の操作性を向上させることが可能となる。
【0016】
また、上記データ通信システムの第2の産業用装置は、上記第2の産業用装置は、上記第1及び第3の産業用装置がもつ上記所定のデータを集中管理するサーバであり、上記第1の送信手段は、上記第1の要求データを上記サーバに送信し、上記送受信手段は、上記第1の要求データに基づいて、上記第1又は第3の産業用装置と上記ネットワークを介して上記所定のデータを送受信するように構成してもよい。
【0017】
これより、サーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを第1の産業用装置で操作することができるので、オペレータは、サーバ又は第3の産業用装置に行かずにサーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを操作することができる。
【0018】
また、上記データ通信システムは、入力される第2の要求データを上記第2の産業用装置に上記ネットワークを介して送信する第2の送信手段を備える第1の端末装置を備え、上記送受信手段は、上記第2の要求データに基づいて、上記所定のデータを送受信するように構成してもよい。
【0019】
これより、第2の産業用装置と第3の産業用装置との間のデータのやりとり、又は、サーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを、オペレータは、サーバ若しくは第3の産業用装置又は第1の産業用装置に行かずしてサーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを操作することができる。
【0020】
また、上記データ通信システムは、入力される要求に基づく第3の要求データを上記第2の産業用装置に無線LANを介して送信する第3の送信手段を備える第2の端末装置を備え、上記送受信手段は、上記第3の要求データに基づいて、上記第1の産業用装置、上記第3の産業用装置、又は上記第1の端末装置と上記ネットワークを介して上記所定のデータを送受信するように構成してもよい。
【0021】
このように、第2の産業用装置と第3の産業用装置との間のデータのやりとり、又は、サーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを、無線によりサーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを操作することができるので、データ通信システムの構築及び運用を容易にすることができる。
【0022】
また、上記データ通信システムは、上記第1乃至第3の産業用装置、上記第1の端末装置、及び上記第2の端末装置は、上記所定のデータが記録される記録媒体の内容を読み取る読取手段を備え、上記送受信手段は、上記記録媒体に記録される上記所定のデータを送受信するように構成してもよい。
【0023】
このように、第2の産業用装置と第3の産業用装置との間のデータのやりとり、又は、サーバと第3の産業用装置との間のデータのやりとりを、記録媒体を用いて行うことができるので、データ通信システムの構築及び運用を容易にすることができる。
【0024】
また、上記データ通信システムは、上記第1乃至第3の産業用装置が、上記所定のデータに基づいて、織機の動作の制御を行うように構成してもよい。
これより、多数の織機を稼動させる工場などにおいて、その多数の織機の個々の動作を制御するためのデータ通信システムの構築及び運用を容易に行うことができる。
【0025】
また、本発明の範囲は、所定のデータに基づいて動作する第1乃至第3の産業用装置の間でネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信方法にまで及ぶ。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のデータ通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、データ通信システム10は、複数の産業用装置11(11A(第1の産業用装置)、11B(第2の産業用装置)、11C(第3の産業用装置)、・・・)と、各産業用装置11の設定値などを集中管理するサーバ12(第2の産業用装置)と、各産業用装置11やサーバ12に記録されている設定値の確認や変更などを行うための端末装置13(第1の端末装置)とがそれぞれLANなどのネットワーク14で接続されている。なお、本実施形態の産業用装置11は、織機として説明する。
【0027】
上記産業用装置11Aは、フラットパネルやタッチパネルなどを備えて構成される表示部11A−1と、生産処理などの機能をもつ被制御部の動作制御を行い、その動作制御を行うための設定値を記録管理する制御部11A−2とを備えて構成される。なお、産業用装置11Bや産業用装置11Cは、産業用装置11Aと構成及び動作が同様となるが、説明の便宜上、それぞれの装置内の構成は異なる符号を付している。また、表示部11A−1は、Webブラウザ機能を構成し、制御部11A−2は、Webサーバ機能を構成する。
【0028】
また、表示部11A−1は、オペレータと産業用装置11Aとのマン・マシンインターフェースとなるもので、液晶などによるフラットパネルやタッチパネルなどを備える入出力部11A−3と、他の産業用装置11やサーバ12などに記録される設定値や入出力部11A−3に所定の画面を表示させるための表示データなどの所定のデータを送受信する送受信部11A−4と、送受信部11A−4で受信される表示データを解析し、入出力部11A−3に出力する表示解析部11A−5と、記録媒体(例えば、メモリカードやフレキシブルディスクなど)に記録される設定値などのデータを読み取る記録媒体IF(InterFace)11A−6(読取手段)とを備えてWebブラウザ機能を構成する。なお、上記Webとは、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)など標準化されたページ記述言語で記述されたデータをネットワーク上で共有することができるシステムのことを指し、例えば、WebサーバのURL(UniformResource Locator)やIP(Internet Protocol)アドレスを指定することにより所定のデータをCGI(Common Gateway Interface)やHTTP(HyperText Transfer Protocol)などでWebブラウザに読み込むことができるものとする。
【0029】
また、制御部11A−2は、他の産業用装置11、サーバ12、又は記録媒体などに記録される設定値や表示データなどの所定のデータを送受信する送受信部11A−7と、送受信部11A−7で受信される所定のデータを記録するデータ記録部11A−8と、表示データを作成する作成部11A−9と、データ記録部11A−8に記録される設定値に基づいて、被制御部11A−10の動作を制御する制御部11A−11とを備えてWebサーバ機能を構成する。
【0030】
上記サーバ12は、各産業用装置11や記録媒体などに記録される設定値や表示データなどの所定のデータを送受信する送受信部12−1と、送受信部12−1で受信される所定のデータを記録するデータ記録部12−2と、オペレータとサーバ12とのマン・マシンインターフェースとなるもので、液晶などによるフラットパネルやタッチパネルなどを備える入出力部12−3と、送受信部12−1から受信される表示データを解析し、入出力部12−3に出力する表示解析部12−4と、表示データを作成する作成部12−5とを備えてWebブラウザ機能及びWebサーバ機能を構成する。なお、記録媒体に記録される設定値などのデータを読み取る記録媒体IFを備える構成としてもよい。また、入出力部12−3は、例えば、ディスプレイ装置、キーボード、マウスなどで構成してもよい。
【0031】
上記端末装置13は、各産業用装置11、サーバ12、又は記録媒体などに記録される設定値や表示データなどの所定のデータを送受信する送受信部13−1(第2の送信手段)と、オペレータと端末装置13とのマン・マシンインターフェースとなるもので、液晶などによるフラットパネルやタッチパネルなどを備える入出力部13−2と、送受信部13−1で受信される表示データを解析し、入出力部13−2に出力する表示解析部13−3と、記録媒体に記録される設定値などのデータを読み取る記録媒体IF13−4とを備えてWebブラウザ機能を構成する。なお、送受信部13−1から受信される所定のデータを記録するデータ記録部(例えば、内蔵HD(Hard Disk)等)を備えてWebサーバ機能を構成としてもよい。
【0032】
本発明は、産業用装置11にWebブラウザ機能及びWebサーバ機能を備えることにより、Peer TO Peerを構成し、サーバ12がなくとも産業用装置11間で所定のデータをやり取りすることが可能な点を特徴の1つとしている。
【0033】
次に、例えば、オペレータが産業用装置11Aの入出力部11A−3を操作することによって、産業用装置11Bのデータ記録部11B−8又は記録媒体に記録される所定のデータ(所定値など)をサーバ12のデータ記録部12−2に記録させる場合のデータ通信方法を説明する。
【0034】
図2は、このデータ通信方法を説明するためのシーケンス図である。また、図3は、入出力部11A−3又は入出力部12−3に出力される具体的な画面の一例を示す図である。
まず、ステップS1において、産業用装置11Aの表示部11A−1は、入出力部11A−3に、図3(a)に示すような画面1を表示させる。画面1が表示されると、オペレータは、サーバ12へ記録したい所定のデータの産業用装置11の名称を入力枠30に入力し、「Data Save」ボタン31を押す。すると、表示部11A−1は、入力された産業用装置11を示すデータをサーバ12に送信する。
【0035】
次に、ステップS2において、サーバ12は、入力された産業用装置11を示すデータに基づくIPアドレスをデータ記録部12−2より取得し、そのIPアドレスに対応する産業用装置11(ここでは産業用装置11Bとする)に、「現在作成中の品種名や使用されているビーム名などを示す生産データをサーバ12に送信する」旨の要求データを送信する。
【0036】
次に、ステップS3において、産業用装置11Bは、受信される要求データに基づく生産データをサーバ12に送信する。
次に、ステップS4において、サーバ12は、受信される生産データに基づいて、図3(b)に示すような画面2を作成し、産業用装置11Aの表示部11A−1に送信する。
【0037】
次に、ステップS5において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面2を表示させる。そして、オペレータは、ファイル名(図3(b)の例では「×××(品種名)−021104(年月日)」)を確認し「実行」ボタン32を押す。すると、表示部11A−1は、「実行」ボタン32が押されたことを示すデータをサーバ12に送信する。
【0038】
次に、ステップS6において、サーバ12は、「実行」ボタン32が押されたことを示すデータを確認すると、同一ファイル名がデータ記録部12−2に存在するか否かを判断する。
同一ファイル名が存在する場合(ステップS6がYes)、ステップS7において、サーバ12は、図3(c)に示すような画面3を作成し、表示部11A−1に送信する。
【0039】
次に、ステップS8において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面3を表示させる。そして、オペレータは、ファイル名を変更し「実行」ボタン33を押す。すると、表示部11A−1は、「実行」ボタン33が押されたことを示すデータをサーバ12に送信し、ステップS6に戻る。
【0040】
一方、同一ファイル名が存在しない場合(ステップS6がNo)、ステップS9において、サーバ12は、図3(d)に示すような画面4を作成し、表示部11A−1に送信する。
次に、ステップS10において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面4を表示させる。そして、オペレータは、設定値の内容(図3(d)の例では、ファイル名:×××−021104、品種名:×××、ビーム名:△△△、コメント:□□□専用)を確認し、「はい」ボタン34を押す。すると、表示部11A−1のデータ送受信部11A−4(第1の送信手段)は、「はい」ボタン34が押されたことを示すデータ(第1の要求データ)をサーバ12に送信する。
【0041】
次に、ステップS11において、サーバ12は、データ送受信部12−1(受信手段又は送受信手段)より「はい」ボタン34が押されたことを示すデータを受信すると、データ記録部11B−8又は記録媒体から設定値をダウンロードする。
【0042】
次に、ステップS12において、サーバ12は、ダウンロードが完了したか否かを判断する。
ダウンロードが完了していない場合(ステップS12がNo)、ステップS13において、サーバ12は、図3(e)に示すような画面5を作成し、表示部11A−1に送信する。なお、この画面5は、サーバ12の入出力部12−3に表示させてもよい。
【0043】
次に、ステップS14において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面5を表示させ、ステップS11に戻る。
一方、ダウンロードが完了した場合(ステップS12がYes)、ステップS15において、サーバ12は、図3(f)に示すような画面6を作成し、表示部11A−1に送信する。
【0044】
次に、ステップS16において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面6を表示させる。そして、オペレータは、設定値がサーバ12に記録されたことを確認し、「確認」ボタン35を押す。
なお、ステップS2及びS3を省略してもよい。このとき、ファイル名や画面4には、設定値などを示すデータは表示されない。
【0045】
これより、サーバ12又は産業用装置11Bに行かずとも産業用装置11Bが記録する所定のデータをサーバ12に記録させることができる。
次に、例えば、オペレータが産業用装置11Aの入出力部11A−3を操作することによって、サーバ12のデータ記録部12−2に記録される所定のデータ(設定値など)を産業用装置11Bのデータ記録部11B−8に記録させる場合のデータ通信方法を説明する。
【0046】
図4は、このデータ通信方法を説明するためのシーケンス図である。また、図5は、入出力部11A−3又は入出力部12−3に出力される具体的な画面の一例を示す図である。
まず、ステップST1において、産業用装置11Aの表示部11A−1は、入出力部11A−3に、図3(a)に示すような画面1を表示させる。画面1が表示されると、オペレータは、所定のデータの所望な記録先である産業用装置11の名称を入力枠30に入力し、「Data Load」ボタン31を押す。すると、表示部11A−1は、入力された産業用装置11を示すデータをサーバ12に送信する。
【0047】
次に、ステップST2において、サーバ12は、入力された産業用装置11を示すデータに基づくIPアドレスをデータ記録部12−2より取得し、そのIPアドレスに対応する産業用装置11(ここでは産業用装置11Bとする)に、「現在画面がロックされているか否かを示すロックデータをサーバ12に送信する」旨の要求データを送信する。
【0048】
次に、ステップST3において、産業用装置11Bは、受信される要求データに基づくロックデータをサーバ12に送信する。
次に、ステップST4において、サーバ12は、受信されるロックデータがロック状態を示す場合、図5(a)に示すような画面7を作成し、入出力部12−3に表示させる。一方、受信されるロックデータがロック状態でない場合、図5(b)に示すような画面8を作成し、表示部11A−1に送信する。
【0049】
次に、ステップST5において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面8を表示させる。そして、オペレータは、検索条件及びファイル名(図5(b)の例では「品種名 ×××」及び「×××−021104」)を指定し「実行」ボタン50を押す。すると、表示部11A−1は、検索条件及びファイル名を示すデータ、並びに、「実行」ボタン50が押されたことを示すデータをサーバ12に送信する。
【0050】
次に、ステップST6において、サーバ12は、「実行」ボタン50が押されたことを示すデータを確認すると、検索条件及びファイル名を示すデータに基づいて、データ記録部12−2より所定のデータを取り出し、その所定のデータに基づいて、図5(c)に示すような画面9を作成し、表示部11A−1に送信する。
【0051】
次に、ステップST7において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面9を表示させる。そして、オペレータは、設定値の内容(図5(c)の例では、ファイル名:×××−021104、品種名:×××、ビーム名:△△△、コメント:□□□専用)を確認し、「はい」ボタン51を押す。すると、表示部11A−1のデータ送受信部11A−4(第1の送信手段)は、「はい」ボタン51が押されたことを示すデータ(第1の要求データ)を所望な記録先である産業用装置11Bの制御部11B−2に送信する。
【0052】
次に、ステップST8において、制御部11B−2は、データ送受信部11B−7(受信手段又は送受信手段)より「はい」ボタン51が押されたことを示すデータを受信すると、そのデータに基づいて、データ記録部12−2から所定のデータをダウンロードする。
【0053】
次に、ステップST9において、制御部11B−2は、ダウンロードが完了したか否かを判断する。
ダウンロードが完了していない場合(ステップST9がNo)、ステップST10において、制御部11B−2は、図5(d)に示すような画面10を作成し、表示部11A−1に送信する。なお、この画面10は、サーバ12の入出力部12−3に表示させてもよい。
【0054】
次に、ステップST11において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面10を表示させ、ステップST8に戻る。
一方、ダウンロードが完了した場合(ステップST9がYes)、ステップST12において、制御部11B−2は、図5(e)に示すような画面11を作成し、表示部11A−1に送信する。
【0055】
次に、ステップST13において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面11を表示させる。そして、オペレータは、設定を有効にしたい項目を選択し、「設定」ボタン52を押す。そして、有効にされた項目を制御部11B−2に送信する。
【0056】
次に、ステップST14において、制御部11B−2は、選択された項目のみをデータ記録部11B−8に保存し、保存終了後、図5(f)に示すような画面11Bを作成し、表示部11A−1に送信する。
そして、ステップST15において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面11Bを表示させる。そして、オペレータは、読み込みが完了したことを確認し、「確認」ボタン53を押す。
【0057】
なお、ステップST2及びST3を省略してもよい。
これより、サーバ12又は産業用装置11Bに行かずともサーバ12が記録する所定のデータを産業用装置11Bに記録させることができる。
次に、例えば、オペレータが産業用装置11Aの入出力部11A−3を操作することによって、産業用装置11Bのデータ記録部11B−8又は記録媒体に記録される所定のデータ(設定値など)を産業用装置11Cのデータ記録部11C−8に記録させる場合のデータ通信方法を説明する。
【0058】
図6は、このデータ通信方法を説明するためのシーケンス図である。また、図7は、入出力部11A−3又は入出力部11B−3に出力される具体的な画面の一例を示す図である。
まず、ステップSTP1において、産業用装置11Aの表示部11A−1は、入出力部11A−3に、図7(a)に示すような画面1を表示させる。画面1が表示されると、オペレータは、所望な記録先である産業用装置11Cの名称を入力枠70に入力し、「remote」ボタン71を押す。すると、表示部11A−1は、選択された産業用装置11Cに、記録先として選択されたことを示すデータを送信する。
【0059】
次に、ステップSTP2において、産業用装置11Cの制御部11C−2は、記録先として選択されたことを示すデータを受信し、データコピー元の候補となる装置(複数存在する)のIPアドレスをデータ記録部11C−8より取得し、そのIPアドレスに対応する装置名(ここでは「装置1」〜「装置6」に基づいて、図7(b)に示すような画面12を作成し、産業用装置11Aの表示部11A−1に送信する。
【0060】
次に、ステップST3において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に画面12を表示させる。そして、オペレータは、示される複数の産業用装置11の名称の中から所望な記録元である産業用装置11B(図7(b)の例では「装置1」〜「装置6」が示されている)を選択し、そのボタン72を押す。すると、表示部11A−1は、ボタン72が押されたことを示すデータを制御部11C−2に送信する。
【0061】
次に、ステップSTP4において、制御部11C−2は、ボタン72が押されたことを示すデータが確認すると、「現在作成中の品種名や使用されているビーム名などを示す生産データを送信する」旨の要求データを制御部11B−8に送信する。
【0062】
次に、ステップSTP5において、制御部11B−2は、受信される要求データに基づく生産データを制御部11C−2に送信する。
次に、ステップSTP6において、制御部11C−2は、受信される生産データに基づいて、図7(c)に示すような画面13を作成し、産業用装置11Aの表示部11A−1に送信する。
【0063】
次に、ステップSTP7において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面13を表示させる。そして、オペレータは、設定値の内容(図7(c)の例では、機台名:装置1、品種名:×××、ビーム名:△△△)を確認し、「はい」ボタン73を押す。すると、表示部11A−1のデータ送受信部11A−4(第1の送信手段)は、「はい」ボタン73が押されたことを示すデータ(第1の要求データ)を制御部11C−2に送信する。
【0064】
次に、ステップSTP8において、制御部11C−2は、データ送受信部11C−7(受信手段又は送受信手段)より「はい」ボタン74が押されたことを示すデータを受信すると、データ記録部11C−2又は記録媒体から設定値をダウンロードする。
【0065】
次に、ステップSTP9において、制御部11C−2は、ダウンロードが完了したか否かを判断する。
ダウンロードが完了していない場合(ステップSTP9がNo)、ステップSTP10において、制御部11C−2は、図7(d)に示すような画面14を作成し、表示部11A−1に送信する。なお、この画面14は、入出力部11C−3に表示させてもよい。
【0066】
次に、ステップSTP11において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面14を表示させ、ステップSTP8に戻る。
一方、ダウンロードが完了した場合(ステップSTP9がYes)、ステップSTP12において、制御部11C−2は、図5(e)に示すような画面11を作成し、表示部11A−1に送信する。
【0067】
次に、ステップSTP13において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面11を表示させる。そして、オペレータは、設定を有効にしたい項目を選択し、「設定」ボタン52を押す。そして、有効にされた項目を制御部11C−2に送信する。
【0068】
次に、ステップSTP14において、制御部11C−2は、選択された項目のみをデータ記録部11C−8に保存し、保存終了後、図5(f)に示すような画面11Bを作成し、表示部11A−1に送信する。
次に、ステップSTP15において、表示部11A−1は、入出力部11A−3に、画面11Bを表示させる。そして、オペレータは、読み込みが完了したことを確認し「確認」ボタン53を押す。
【0069】
このように、サーバ12を介すことなく、産業用装置11Bと産業用装置11Cとの間でデータのやり取りを行うことができる。これより、例えば、サーバ12が不調時でも、一旦、他の産業用装置11や端末装置13に所定のデータを記録させておき、サーバ12が復帰した時に、その所定のデータをサーバ12に記録させるようにすることができる。
【0070】
次に、本発明の他の実施形態のデータ通信システムについて説明する。
図8は、本発明の他の実施形態のデータ通信システムの構成を示す図である。図8に示すように、データ通信システム80は、上述した産業用装置11、サーバ12、及び端末装置13の他に、無線端末装置81(第2の端末装置)を備える構成である。
【0071】
無線端末装置81は、各産業用装置11、サーバ12、端末装置13、又は記録媒体に記録される設定値や表示データなどの所定のデータを無線LANを介して送受信する送受信部81−1(第3の送信手段)と、オペレータと無線端末装置81とのマン・マシンインターフェースとなるもので、液晶などによるフラットパネルやタッチパネルなどを備える入出力部81−2と、送受信部81−1から受信される表示データを解析し、入出力部81−2に出力する表示解析部81−3と、記録媒体(例えば、フレキシブルディスクやメモリカードなど)に記録される設定値などのデータを読み取る記録媒体IF81−4とを備えてWebブラウザ機能を構成する。なお、送受信部81−1から受信される所定のデータを記録するデータ記録部(例えば、内蔵HDなど)を備えてWebサーバ機能を構成としてもよい。なお、送受信部81−1は、例えば、電波、赤外線、Bluetooth、携帯電話、又はPHS(Personal Handy−phoneSystem)などによりネットワーク14と接続する構成とする。
【0072】
また、各産業用装置11、サーバ12、端末装置13、又は無線端末装置81は、ネットワーク14を介して、インターネットに代表される公衆回線のWebサーバにもアクセス可能なように構成してもよい。
このように、任意の2つの産業用装置間のデータの送受信をその2つの産業用装置とは異なる産業用装置から送信される要求データに基づいて行うことができる。これより、たとえ、データの送受信を行いたい産業用装置がオペレータのいる場所より遠く離れていても、例えば、オペレータの近くにある産業用装置において、そのデータ送受信の操作を行うことが可能となる。
【0073】
これより、任意の産業用装置間のデータ通信の操作性を向上させることが可能となる。
また、産業用装置11、サーバ12、端末装置13は、パーソナルコンピュータなどの凡用コンピュータを使用して構築することができるので、データ通信システム10内の各装置間の互換性をよくすることが可能となる。
【0074】
また、端末装置13とネットワーク14とを無線LANなどで接続することにより、データ通信のデータ操作の可搬性を向上させることが可能となる。
また、サーバ12が不調時の場合でも、産業用装置11や端末装置12などに他の産業用装置11の設定値を記録させることができるので、メンテナンスを容易に行うことができたり、システムに何らかのトラブルが発生しても、迅速な対応を行うことができる。
【0075】
また、サーバ12を備えることなく、産業用装置11間の設定値のデータ通信を行うことができるので、低コストでデータ通信システム10を構築することができる。これより、数台の産業用装置11を備える小規模の工場においても容易にデータ通信システム10を構築することが可能となる。
【0076】
また、前記本発明の産業用装置11は、織機、精紡機、粗紡機等の繊維機械に実施して好適である。織布工場の場合、50台とか100台という多数の織機を設置して稼動している工場も有り、このような工場において、例えば1台目の織機とこの織機から遠く離れた100台目の織機との間でデータの交換を行ないたい場合がある。このような織布工場において、1人の作業者が受け持つ織機台数は数十台あるため、作業者が目的の織機の近くにいるとは限らない、しかし、本発明を採用した織布工場では、作業者がどこにいても最も身近な織機を利用して、他の2台の織機間のデータの送受信を行なわせることができ、工場管理を容易にするものである。このことは、精紡機、粗紡機あるいはその他の繊維機械を所有する紡績工場においても同様である。
【0077】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、任意の2つの産業用装置間のデータの送受信をその2つの産業用装置とは異なる産業用装置から送信される要求データに基づいて行うことより、たとえ、データの送受信を行いたい産業用装置がオペレータのいる場所より遠く離れていても、例えば、オペレータの近くにある産業用装置において、そのデータ送受信の操作を行うことができる。これより、任意の産業用装置間のデータ通信の操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデータ通信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態のデータ通信方法を説明するためのシーケンス図である。
【図3】入出力部に出力される具体的な画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態のデータ通信方法を説明するためのシーケンス図である。
【図5】入出力部に出力される具体的な画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態のデータ通信方法を説明するためのシーケンス図である。
【図7】入出力部に出力される具体的な画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態のデータ通信システムの構成を示す図である。
【図9】既存のデータ通信システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
10 データ通信システム
11A 産業用装置
11A−1 表示部
11A−2 制御部
11A−3 入出力部
11A−4 データ送受信部
11A−5 表示解析部
11A−6 記録媒体IF
11A−7 データ送受信部
11A−8 データ記録部
11A−9 作成部
11A−10 被制御部
11A−11 制御部
12 サーバ
12−1 データ送受信部
12−2 データ記録部
12−3 入出力部
12−4 表示解析部
12−5 作成部
13 端末装置
13−1 データ送受信部
13−2 入出力部
13−3 表示解析部
13−4 記録媒体IF
80 データ通信システム
81 無線端末装置
81−1 無線データ送受信部
81−2 入出力部
81−3 表示解析部
81−4 記録媒体IF

Claims (7)

  1. 所定のデータに基づいて動作する第1乃至第3の産業用装置の間でネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信システムであって、
    前記第1の産業用装置は、入力される要求に基づく第1の要求データを前記第2の産業用装置に送信する第1の送信手段を備え、
    前記第2の産業用装置は、前記第1の要求データを受信する受信手段と、前記第1の要求データに基づいて、前記第3の産業用装置と前記ネットワークを介して前記所定のデータを送受信する送受信手段とを備えることを特徴とするデータ通信システム。
  2. 請求項1に記載のデータ通信システムであって、
    前記第2の産業用装置は、前記第1及び第3の産業用装置がもつ前記所定のデータを集中管理するサーバであり、
    前記第1の送信手段は、前記第1の要求データを前記サーバに送信し、
    前記送受信手段は、前記第1の要求データに基づいて、前記第1又は第3の産業用装置と前記ネットワークを介して前記所定のデータを送受信することを特徴とするデータ通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ通信システムであって、
    入力される第2の要求データを前記第2の産業用装置に前記ネットワークを介して送信する第2の送信手段を備える第1の端末装置を備え、
    前記送受信手段は、前記第2の要求データに基づいて、前記所定のデータを送受信することを特徴とするデータ通信システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ通信システムであって、
    入力される要求に基づく第3の要求データを前記第2の産業用装置に無線LANを介して送信する第3の送信手段を備える第2の端末装置を備え、
    前記送受信手段は、前記第3の要求データに基づいて、前記第1の産業用装置、前記第3の産業用装置、又は前記第1の端末装置と前記ネットワークを介して前記所定のデータを送受信することを特徴とするデータ通信システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ通信システムであって、
    前記第1乃至第3の産業用装置、前記第1の端末装置、及び前記第2の端末装置は、前記所定のデータが記録される記録媒体の内容を読み取る読取手段を備え、
    前記送受信手段は、前記記録媒体に記録される前記所定のデータを送受信することを特徴とするデータ通信システム。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のデータ通信システムであって、
    前記第1乃至第3の産業用装置は、前記所定のデータに基づいて、織機の動作の制御を行うことを特徴とするデータ通信システム。
  7. 所定のデータに基づいて動作する第1乃至第3の産業用装置の間でネットワークを介してデータ通信を行うデータ通信方法であって、
    入力される要求に基づく第1の要求データを前記第1の産業用装置から前記第2の産業用装置に送信し、
    前記第1の要求データを前記第2の産業用装置が受信し、
    前記第1の要求データに基づいて、前記第2の産業用装置と前記第3の産業用装置とが前記ネットワークを介して前記所定のデータを送受信することを特徴とするデータ通信方法。
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