JP2004304043A - 光情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子の発光による受光素子に対する影響を軽減することによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することのできる光情報処理装置を提供する。
【解決手段】主面部に受光素子3のアレイが形成された半導体演算回路チップ1と、半導体演算回路チップの主面部に装着された貫通穴形成基板4に保持されるとともに、受光素子のアレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子7のアレイと、貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板11aとを備え、貫通穴形成基板には発光素子保持穴5の半導体演算回路チップ側の端部にて内周縁が少なくとも発光素子の外周部まで延出する遮光枠21が形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】主面部に受光素子3のアレイが形成された半導体演算回路チップ1と、半導体演算回路チップの主面部に装着された貫通穴形成基板4に保持されるとともに、受光素子のアレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子7のアレイと、貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板11aとを備え、貫通穴形成基板には発光素子保持穴5の半導体演算回路チップ側の端部にて内周縁が少なくとも発光素子の外周部まで延出する遮光枠21が形成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光コンピューティング、光画像処理などに用いる光情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は受光素子のアレイを持った従来の光情報処理装置の概略構成を示す縦断面図である(例えば、下記の特許文献1参照)。同図において、半導体演算回路チップ1の主面部に発光素子駆動用アノード電極2及び受光素子3が所定の間隔で順次交互に複数組配設されている。また、この半導体演算回路チップ1の主面部に貫通穴形成基板4が積層され、この貫通穴形成基板4には、発光素子駆動用アノード電極2に対応する部位に発光素子保持穴5が形成され、受光素子3と対向する部位に受光素子用貫通穴6が形成されている。発光素子保持穴5の内部には、発光素子駆動用アノード電極2とは反対側の端部に光出射窓8を有する発光素子7が装着され、この発光素子7は導電性接合材9によって発光素子駆動用アノード電極2に接合されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−372574号公報(第3〜5頁、図5)
【0004】
また、貫通穴形成基板4の上方にガラス基板11が装着されている。このガラス基板11の裏面、すなわち、貫通穴形成基板4の対向面に発光素子駆動用カソード電極12が形成され、表面にコリメータレンズ15及び集光レンズ16が形成されている。発光素子駆動用カソード電極12は、光出射窓8に対応する部位に出射光用窓13を備え、受光素子用貫通穴6に対応する部位に入射光用窓14を備えている。コリメータレンズ15は出射光用窓13に対応する部位に形成され、集光レンズ16は入射光用窓14に対応する部位に形成されている。さらに、発光素子駆動用カソード電極12は、光出射窓8をはずれた部位にて導電性接合材10により発光素子7に接続されている。
【0005】
上記のように構成された従来の光情報処理装置の動作について説明する。入射光17は、集光レンズ16により集光作用を受けて入射光用窓14及び受光素子用貫通穴6を通り、半導体演算回路チップ1上に形成されている受光素子3へ入射し、ここで電気入力信号に変換される。半導体演算回路チップ1内で演算された結果は、電気出力信号として発光素子駆動用アノード電極2から、導電性接合材9を介して、発光素子7に印加され、出射光18に変換されて光出射窓8の上部に設けた出射光用窓13を通って出射する。出射光18はコリメータレンズ15により空間的な広がりを抑制されてガラス基板11の外部へと出射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の光情報処理装置では、発光素子7の側面から漏れ出る側面光が発光素子7の外側面と発光素子保持穴5の内壁面との間隙から、貫通穴形成基板4と半導体演算回路チップ1との間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射し、演算の誤りの一因になっていた。発光素子7の側面光の受光素子3に対する影響を軽減するために、発光素子7と受光素子3との間隔を大きくすると、アレイ密度が小さくなり、高密度小型化の妨げとなる。また、発光素子7の側面光の受光素子3への影響を排除するために、発光素子7の動作時刻と受光素子3の動作時刻を分離すると演算処理速度が低下する。
【0007】
また、発光素子7の光出射窓8から出射した出射光の一部は、コリメータレンズ15を通らずにガラス基板11の上面で反射して迷光となる。この迷光は、ガラス基板11の上面と、下面にある発光素子駆動用カソード電極12との間で反射を繰り返し、その一部は入射光用窓14を通って受光素子3へ入射し、演算の誤りの原因になる。迷光の影響を軽減するために出射光を低下させると、多段接続された光情報処理装置においては、受光素子の応答に要する時間が増大して演算速度が低下する。
【0008】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、発光素子と受光素子とが近接したアレイ素子間で、発光素子の発光による受光素子に対する影響を軽減することによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することのできる光情報処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイとを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、かつ、前記発光素子保持穴の前記半導体演算回路チップ側の端部にて内周縁が少なくとも前記発光素子の外周部まで延出する遮光枠が形成された、光情報処理装置である。
この構成により、発光素子の側面から漏れ出る側面光が発光素子の外側面と発光素子保持穴の内壁面との間隙から、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0010】
請求項2に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に、遮光枠基板を介して、装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイとを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記遮光枠基板には内周縁が少なくとも前記発光素子の外周部まで延出する開口が形成された、光情報処理装置である。
この構成により、発光素子の側面から漏れ出る側面光が発光素子の外側面と発光素子保持穴の内壁面との間隙から、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0011】
請求項3に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイと、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板とを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記ガラス基板に形成された前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、光情報処理装置である。
この構成により、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子へ入射する迷光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0012】
請求項4に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイと、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板とを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記ガラス基板に形成された前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、光情報処理装置である。
この構成により、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子3へ入射する迷光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板を備え、前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口されたものである。
この構成により、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減し、かつ、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子へ入射する迷光を軽減することができるため、請求項1から4に係る発明よりも、高速演算処理速度の保持と、高密度小型化の実現とが容易になる。
【0014】
請求項6に係る発明は、請求項1又は2に記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板を備え、前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口されたものである。
この構成により、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減し、かつ、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子へ入射する迷光を軽減することができるため、請求項1から4に係る発明よりも、高速演算処理速度の保持と、高密度小型化の実現とが容易になる。
【0015】
請求項7に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板はシリコンを材料としたものである。
請求項8に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板はセラミックを材料としたものである。
請求項9に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板は金属を材料としたものである。
請求項10に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板は樹脂を材料としたものである。
請求項7から10の構成により、材料を4つのものから適宜選択して貫通穴形成基板を形成することができる。
【0016】
請求項11に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板はシリコンを材料としたものである。
請求項12に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板はセラミックを材料としたものである。
請求項13に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板は金属を材料としたものである。
請求項14に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板は樹脂を材料としたものである。
請求項11から14の構成により、材料を4つのものから適宜選択して遮光枠基板を形成することができる。
【0017】
請求項15に係る発明は、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記光吸収膜は半導体を材料としたものである。
請求項16に係る発明は、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記光吸収膜は有機物を材料としたものである。
請求項17に係る発明は、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記光吸収膜は炭素粉末を含む塗料を材料としたものである。
請求項15から17の構成により、材料を3つのものから適宜選択して光吸収膜を形成することができる。
【0018】
請求項18に係る発明は、請求項4、6から17のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記反射防止膜は誘電体を多層に積層したものである。
請求項19に係る発明は、請求項4、6から17のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記反射防止膜は無機物を材料としたものである。
請求項18及び19の構成により、材料を2つのものから適宜選択して反射防止膜を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明を図面に示す好適な実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る光情報処理装置の第1の実施の形態の構成を示す縦断面図である。図中、従来装置を示す図3と同一の要素には、それぞれ同一の符号を付している。ここでは、従来装置を構成する貫通穴形成基板4の発光素子保持穴5の半導体演算回路チップ1側の端部に、発光素子保持穴5の内方に突出し、少なくとも発光素子7の外周部まで延出する遮光枠21を形成して貫通穴形成基板4aとした点、貫通穴形成基板4aに対向する面に下面迷光吸収膜23を形成してその上(図1では下方)に発光素子駆動用カソード電極12を形成し、さらに、表面(図1では上方)に上面迷光吸収膜24を形成してガラス基板11aとした点が従来装置と構成が異なり、これ以外は従来装置と全く同様に構成されている。
【0020】
上記の構成要素のうち、半導体演算回路チップ1は、シリコン集積回路形成技術を用いて作製したアレイ素子であり、それぞれのピクセルごとに演算回路、発光素子駆動回路及び発光素子駆動用アノード電極2を備えている。また、半導体演算回路チップ1の主面部(図1中での上側)には、受光素子3がシリコン集積回路形成技術により一体形成されるか、又は、個別の受光素子3が半導体演算回路チップ1のそれぞれのピクセルにボンディングされて受光素子3のアレイが形成される。
【0021】
貫通穴形成基板4aとして、例えば、電気伝導度の低いノンドープのシリコン基板が用いられる。発光素子保持穴5は、発光素子7を挿入することができるように発光素子7の外形に合わせた大きさで、半導体演算回路チップ1上の発光素子駆動用アノード電極2の位置に合わせて形成される。また受光素子用貫通穴6は、受光素子3の大きさとその位置に合わせて形成される。発光素子保持穴5及び受光素子用貫通穴6の形成方法は、フォトレジスト又は金属膜をパターニングしたマスクを用いて、フッ素を含む反応性ガスを使用したドライエッチングにより、まず、発光素子7の高さに相当する穴をシリコン基板の片面に形成し、次に、反対面に発光素子7の断面より小さい穴が形成されるようにパターニングしたマスクを用いてドライエッチングをすることにより、発光素子保持穴5の底部に遮光枠21を残して電極接続用貫通穴22を形成し、受光素子3に合わせた位置には受光素子用貫通穴6を形成する。貫通穴形成基板4aの表面には、水蒸気雰囲気中で貫通穴形成基板4aを加熱することにより、シリコン熱酸化膜からなる絶縁膜が形成される。
【0022】
発光素子7は、貫通穴形成基板4aに形成された発光素子保持穴5へ挿入され、絶縁性接着剤を用いて発光素子保持穴5の内部に保持され、発光素子7のアレイが形成される。発光素子7の底部は、導電性接合材9を介して発光素子駆動用アノード電極2に接続される。
ガラス基板11aの図1での下面にはガラス基板11a側から下面迷光吸収膜23、発光素子駆動用カソード電極12が順次形成され、ガラス基板11aの図1での上面には上面迷光吸収膜24が形成されている。下面迷光吸収膜23及び発光素子駆動用カソード電極12には、出射光の光路用として出射光用窓13が、入射光の光路用として入射用窓14がそれぞれ形成される。また、上面迷光吸収膜24には、コリメータレンズ15の位置にコリメータレンズ用窓25が形成され、集光レンズ16の位置に集光レンズ用窓26が形成され、これによって、入出射光の光路が確保される。
【0023】
下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24の材料として、例えば、発光素子7の発光波長が850nm以下の場合には、この発光波長に対して吸収係数の大きいアモルファスシリコンやInPが用いられる。また、発光素子7の発光波長が1500nm以下の場合にはゲルマニウムが、発光波長が1700nm以下の場合にはGaSbやInGaAsが用いられ、それぞれ吸収端の波長が発光波長より大きくなる半導体材料が用いられる。また半導体材料の代わりに、発光素子7の発光波長で高い吸収係数を持つ有機材料や炭素粉末を含む塗料を下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24の材料として用いてもよい。
コリメータレンズ15は発光素子7の発光窓8の位置に合わせて、また集光レンズ16は受光素子3の位置に合わせて、それぞれガラス基板11aの上面に形成される。発光素子7の上面のカソード電極は、導電性接合剤10を用いて、発光素子駆動用カソード電極12に接続される。導電性接合材9、10は金バンプを用いるが、銀ペーストなどの導電性接着剤を用いてもよい。
【0024】
次に、第1の実施の形態の動作について説明する。
入射光17は、上面迷光吸収膜24に形成された集光レンズ用窓26を通り、集光レンズ16により集光作用を受けてガラス基板11a内を通り、下面迷光吸収膜23及び発光素子駆動用カソード電極12に形成された入射光用窓14から受光素子用貫通穴6を通って半導体演算回路チップ1上の受光素子3に入射する。受光素子3は、入射光17を電気入力信号に変換する。
【0025】
半導体演算回路チップ1は電気入力信号に基づいて演算を実行する。演算の結果は、電気出力信号として発光素子駆動用アノード電極2へ出力される。発光素子駆動用アノード電極2に出力される電気出力信号は、導電性接合剤9を介して発光素子7の下部電極に印加され、電気出力信号に応じた電流が発光素子7を流れる。発光素子7を流れ出た電流は、導電性接合剤10を介してガラス基板11aに形成された発光素子駆動用カソード電極12へと流れる。
【0026】
また、発光素子7は演算の結果に応じて、電気出力信号を出射光18へ変換する。発光素子7の上部の光出射窓8から出射する出射光18は、出射光用窓13を通り、コリメータレンズ15により空間的な広がりを抑制され、コリメータレンズ用窓25からガラス基板11aの外部へと出射される。貫通穴形成基板4aに形成された遮光枠21は、発光素子7の発光時に発光素子7の側面から漏れ出る側面光が、発光素子7の側面と発光素子保持穴5の側壁との間隙を通って貫通穴形成基板4aと半導体演算回路チップ1との間隙に達することを阻止するとともに、発光素子7の下面を保持する。
【0027】
下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24は、発光素子7で発光した光成分のうち、ガラス基板11aの上面と下面の間で多重反射する迷光成分を吸収する。また、上面迷光吸収膜24は、入射光17以外の外乱光を吸収することにより、外乱光がガラス基板11a内へ侵入することを防止する。
【0028】
このように、第1の実施の形態によれば、主面部に受光素子3のアレイが形成された半導体演算回路チップ1と、半導体演算回路チップ1の主面部に装着された貫通穴形成基板4aに保持されるとともに、受光素子3のアレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子7のアレイとを備え、貫通穴形成基板4aには受光素子3にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴6と発光素子7をそれぞれ保持する発光素子保持穴5とが形成され、かつ、発光素子保持穴5の半導体演算回路チップ1側の端部にて内周縁が少なくとも発光素子7の外周部まで延出する遮光枠21が形成されているので、発光素子7の側面から漏れ出る側面光が近接する受光素子3へ入射することを阻止し、さらに、貫通穴形成基板4aの上方に、表面及び裏面にそれぞれ下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24が形成されたガラス基板11aが装着されているので、ガラス基板11aの上面と下面との間を多重反射する迷光の受光素子3への影響を軽減することにより、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0029】
なお、上記の説明では複数アレイの中の1ピクセルの動作を説明したが、他のピクセルにおいても同様の動作をする。また、上記第1の実施の形態では貫通穴形成基板4aにシリコン基板を用いたものについて説明したが、貫通穴形成基板4aにセラミック基板、表面に絶縁膜を形成した金属基板、樹脂基板のいずれを用いても同様に実施可能である。
【0030】
<第2の実施の形態>
図2は本発明に係る光情報処理装置の第2の実施の形態の構成を示す縦断面図であり、図中、図1と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。図2において、図1中の貫通穴形成基板4aの代わりに、従来装置で説明した貫通穴形成基板4の半導体演算回路チップ1の対向面に前述した遮光枠21と同様な機能を有する遮光枠基板31を設けた点、図1に示したガラス基板11aの上面迷光吸収膜24の代わりに、上面反射防止膜32(コリメータレンズ用窓、集光レンズ用窓は設けられていない)を形成してガラス基板11bとした点が図1に示した第1の実施の形態と構成を異にし、これ以外はすべて図1と同一に構成されている。
【0031】
ここで、遮光枠基板31には、発光素子7の図中下端領域よりも小さい大きさの電極接続用貫通穴22及び受光素子用貫通穴6が形成され、貫通穴形成基板4に接着されている。遮光枠基板31として、例えば、電気伝導率の低いノンドープのシリコン基板が用いられる。電極接続用貫通穴22及び受光素子用貫通穴6は、フォトレジストまたは金属膜をパターニングしたマスクを用いて、フッ素を含む反応性ガスを使用したドライエッチングにより形成される。
【0032】
遮光枠基板31と貫通穴形成基板4との接着は、例えば貫通穴形成基板4がシリコン基板の場合、遮光枠基板31と貫通穴形成基板4のそれぞれの接着面を平坦化及び清浄化した後、水素雰囲気中で加熱することにより接着される。接着された遮光枠基板31と貫通穴形成基板4は、水蒸気雰囲気中で加熱することにより、シリコン熱酸化膜からなる絶縁膜が形成される。また、遮光枠基板31及び貫通穴形成基板4を水蒸気雰囲気中で加熱することによりシリコン熱酸化膜を形成した後、遮光枠基板31と貫通穴形成基板4とを接着剤を用いて接着してもよい。ガラス基板11bの上面反射防止膜32として、例えば誘電体多層膜からなる反射防止膜が用いられる。
【0033】
次に第2の実施の形態の動作について説明する。
入射光17は、上面反射防止膜32により集光レンズ16の表面で反射することなく集光レンズ16へ入射する。集光レンズ16で集光作用を受けた入射光17は受光素子3へ入射し、発光素子7の上部の光出射窓8から出射する出射光18がコリメータレンズ15により空間的な広がりを抑制されるまでの過程は、第1の実施の形態で説明したのと同様である。
【0034】
コリメータレンズ15で空間的な広がりを抑制された出射光18は、上面反射防止膜32によりコリメータレンズ15の表面で反射することなく出射する。遮光枠基板31は、発光素子7の発光時に発光素子7の側面から漏れ出る側面光が、発光素子7の側面と発光素子保持穴5の側壁との間隙を通って遮光枠基板31と半導体演算回路チップ1との間隙に達することを阻止するとともに、発光素子7の下面を保持する。
【0035】
下面迷光吸収膜23は、発光素子7で発光した光成分のうち、ガラス基板11bの上面と下面との間で多重反射する迷光成分を吸収し、また、上面反射防止膜32は、ガラス基板11bの上面での反射を抑えることにより、反射によりガラス基板11bの内部へ戻る迷光を減少させる。
【0036】
このように、第2の実施の形態によれば、主面部に受光素子3のアレイが形成された半導体演算回路チップ1と、半導体演算回路チップ1の主面部に、遮光枠基板31を介して、装着された貫通穴形成基板4に保持されるとともに、受光素子3のアレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子7のアレイとを備え、遮光枠基板31には内周縁が少なくとも発光素子7の外周部まで延出する開口が形成されているので、発光素子7の側面からの側面光が近接する受光素子3に入射することを阻止でき、さらに、表面に上面反射防止膜32が形成され、裏面に下面迷光吸収膜23が形成されたガラス基板11bが貫通穴形成基板4上に装着されているので、ガラス基板11bの上面と下面との間を多重反射する迷光の受光素子3への影響を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を従来装置の2倍以上に高めることができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0037】
なお、以上の説明では複数アレイの中の1ピクセルの動作を説明したが、他のピクセルにおいても同様の動作をする。
また、上記第2の実施の形態では、貫通穴形成基板4にシリコン基板を用いた構成について説明したが、第1の実施の形態と同様に、貫通穴形成基板4にセラミック基板、表面に絶縁膜を形成した金属基板、樹脂基板のいずれを用いても同様に実施可能である。
【0038】
また、遮光枠基板31にシリコン基板を用いた構成について説明したが、遮光枠基板31にセラミック基板、表面に絶縁膜を形成した金属基板、樹脂基板のいずれを用いても同様に実施可能である。
さらに、上面反射防止膜24に誘電体多層膜を用いた構成について説明したが、上面反射防止膜24に、SiN膜やSiO2膜などの無機膜を用いても同様に実施可能である。
【0039】
なお、第1の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24を備えるガラス基板11aの代わりに、第2の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面反射防止膜32を備えるガラス基板11bを用いる構成も可能であり、この構成によっても上述したのと同様の効果が得られる。逆に、第2の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面反射防止膜32を備えるガラス基板11bの代わりに、第1の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24を備えるガラス基板11aを用いる構成も可能であり、この構成によっても上述したのと同様の効果が得られる。
【0040】
さらに、従来装置を構成する貫通穴形成基板4(図3参照)の代わりに、第1の実施の形態を構成する遮光枠21を備えた貫通穴形成基板4aを用いたり、第2の実施の形態を構成する遮光枠基板31を備えた貫通穴形成基板4を用いたりしても、上記の各実施の形態に準じた効果が得られる。
また、従来装置を構成するガラス基板11(図3参照)の代わりに、第1の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24を備えるガラス基板11aを用いたり、あるいは、第2の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面反射防止膜32を備えるガラス基板11bを用いることも可能であり、この構成によっても、上述した各実施の形態に準じた効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、遮光枠が形成された貫通穴形成基板又は発光素子の外周部まで延出する開口が形成された遮光枠基板を構成要素としたり、あるいは、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板又は表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板を組み合わせる構成により、発光素子と受光素子とが近接したアレイ素子間で、発光素子の発光による受光素子に対する影響を軽減することによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することのできる光情報処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光情報処理装置の第1の実施の形態の構成を示す縦断面図
【図2】本発明に係る光情報処理装置の第2の実施の形態の構成を示す縦断面図
【図3】従来の光情報処理装置の構成を示す縦断面図
【符号の説明】
1 半導体演算回路チップ
2 発光素子駆動用アノード電極
3 受光素子
4、4a 貫通穴形成基板
5 発光素子保持穴
6 受光素子用貫通穴
7 発光素子
8 光出射窓
9、10 導電性接合材
11、11a、11b ガラス基板
12 発光素子駆動用カソード電極
13 出射光用窓
14 入射光用窓
15 コリメータレンズ
16 集光レンズ
17 入射光
18 出射光
21 遮光枠
22 電極接続用貫通穴
23 下面迷光吸収膜
24 上面迷光吸収膜
25 コリメータレンズ用窓
26 集光レンズ用窓
31 遮光枠基板
32 上面反射防止膜
【発明の属する技術分野】
本発明は光コンピューティング、光画像処理などに用いる光情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は受光素子のアレイを持った従来の光情報処理装置の概略構成を示す縦断面図である(例えば、下記の特許文献1参照)。同図において、半導体演算回路チップ1の主面部に発光素子駆動用アノード電極2及び受光素子3が所定の間隔で順次交互に複数組配設されている。また、この半導体演算回路チップ1の主面部に貫通穴形成基板4が積層され、この貫通穴形成基板4には、発光素子駆動用アノード電極2に対応する部位に発光素子保持穴5が形成され、受光素子3と対向する部位に受光素子用貫通穴6が形成されている。発光素子保持穴5の内部には、発光素子駆動用アノード電極2とは反対側の端部に光出射窓8を有する発光素子7が装着され、この発光素子7は導電性接合材9によって発光素子駆動用アノード電極2に接合されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−372574号公報(第3〜5頁、図5)
【0004】
また、貫通穴形成基板4の上方にガラス基板11が装着されている。このガラス基板11の裏面、すなわち、貫通穴形成基板4の対向面に発光素子駆動用カソード電極12が形成され、表面にコリメータレンズ15及び集光レンズ16が形成されている。発光素子駆動用カソード電極12は、光出射窓8に対応する部位に出射光用窓13を備え、受光素子用貫通穴6に対応する部位に入射光用窓14を備えている。コリメータレンズ15は出射光用窓13に対応する部位に形成され、集光レンズ16は入射光用窓14に対応する部位に形成されている。さらに、発光素子駆動用カソード電極12は、光出射窓8をはずれた部位にて導電性接合材10により発光素子7に接続されている。
【0005】
上記のように構成された従来の光情報処理装置の動作について説明する。入射光17は、集光レンズ16により集光作用を受けて入射光用窓14及び受光素子用貫通穴6を通り、半導体演算回路チップ1上に形成されている受光素子3へ入射し、ここで電気入力信号に変換される。半導体演算回路チップ1内で演算された結果は、電気出力信号として発光素子駆動用アノード電極2から、導電性接合材9を介して、発光素子7に印加され、出射光18に変換されて光出射窓8の上部に設けた出射光用窓13を通って出射する。出射光18はコリメータレンズ15により空間的な広がりを抑制されてガラス基板11の外部へと出射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の光情報処理装置では、発光素子7の側面から漏れ出る側面光が発光素子7の外側面と発光素子保持穴5の内壁面との間隙から、貫通穴形成基板4と半導体演算回路チップ1との間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射し、演算の誤りの一因になっていた。発光素子7の側面光の受光素子3に対する影響を軽減するために、発光素子7と受光素子3との間隔を大きくすると、アレイ密度が小さくなり、高密度小型化の妨げとなる。また、発光素子7の側面光の受光素子3への影響を排除するために、発光素子7の動作時刻と受光素子3の動作時刻を分離すると演算処理速度が低下する。
【0007】
また、発光素子7の光出射窓8から出射した出射光の一部は、コリメータレンズ15を通らずにガラス基板11の上面で反射して迷光となる。この迷光は、ガラス基板11の上面と、下面にある発光素子駆動用カソード電極12との間で反射を繰り返し、その一部は入射光用窓14を通って受光素子3へ入射し、演算の誤りの原因になる。迷光の影響を軽減するために出射光を低下させると、多段接続された光情報処理装置においては、受光素子の応答に要する時間が増大して演算速度が低下する。
【0008】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、発光素子と受光素子とが近接したアレイ素子間で、発光素子の発光による受光素子に対する影響を軽減することによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することのできる光情報処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイとを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、かつ、前記発光素子保持穴の前記半導体演算回路チップ側の端部にて内周縁が少なくとも前記発光素子の外周部まで延出する遮光枠が形成された、光情報処理装置である。
この構成により、発光素子の側面から漏れ出る側面光が発光素子の外側面と発光素子保持穴の内壁面との間隙から、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0010】
請求項2に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に、遮光枠基板を介して、装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイとを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記遮光枠基板には内周縁が少なくとも前記発光素子の外周部まで延出する開口が形成された、光情報処理装置である。
この構成により、発光素子の側面から漏れ出る側面光が発光素子の外側面と発光素子保持穴の内壁面との間隙から、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0011】
請求項3に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイと、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板とを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記ガラス基板に形成された前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、光情報処理装置である。
この構成により、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子へ入射する迷光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0012】
請求項4に係る発明は、主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイと、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板とを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記ガラス基板に形成された前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、光情報処理装置である。
この構成により、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子3へ入射する迷光を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板を備え、前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口されたものである。
この構成により、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減し、かつ、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子へ入射する迷光を軽減することができるため、請求項1から4に係る発明よりも、高速演算処理速度の保持と、高密度小型化の実現とが容易になる。
【0014】
請求項6に係る発明は、請求項1又は2に記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板を備え、前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口されたものである。
この構成により、貫通穴形成基板と半導体演算回路チップとの間隙を伝搬して隣接する受光素子へ入射する光を軽減し、かつ、ガラス基板の上面と下面との間で反射を繰り返して受光素子へ入射する迷光を軽減することができるため、請求項1から4に係る発明よりも、高速演算処理速度の保持と、高密度小型化の実現とが容易になる。
【0015】
請求項7に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板はシリコンを材料としたものである。
請求項8に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板はセラミックを材料としたものである。
請求項9に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板は金属を材料としたものである。
請求項10に係る発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記貫通穴形成基板は樹脂を材料としたものである。
請求項7から10の構成により、材料を4つのものから適宜選択して貫通穴形成基板を形成することができる。
【0016】
請求項11に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板はシリコンを材料としたものである。
請求項12に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板はセラミックを材料としたものである。
請求項13に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板は金属を材料としたものである。
請求項14に係る発明は、請求項2に記載の光情報処理装置において、前記遮光枠基板は樹脂を材料としたものである。
請求項11から14の構成により、材料を4つのものから適宜選択して遮光枠基板を形成することができる。
【0017】
請求項15に係る発明は、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記光吸収膜は半導体を材料としたものである。
請求項16に係る発明は、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記光吸収膜は有機物を材料としたものである。
請求項17に係る発明は、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記光吸収膜は炭素粉末を含む塗料を材料としたものである。
請求項15から17の構成により、材料を3つのものから適宜選択して光吸収膜を形成することができる。
【0018】
請求項18に係る発明は、請求項4、6から17のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記反射防止膜は誘電体を多層に積層したものである。
請求項19に係る発明は、請求項4、6から17のいずれか1つに記載の光情報処理装置において、前記反射防止膜は無機物を材料としたものである。
請求項18及び19の構成により、材料を2つのものから適宜選択して反射防止膜を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明を図面に示す好適な実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る光情報処理装置の第1の実施の形態の構成を示す縦断面図である。図中、従来装置を示す図3と同一の要素には、それぞれ同一の符号を付している。ここでは、従来装置を構成する貫通穴形成基板4の発光素子保持穴5の半導体演算回路チップ1側の端部に、発光素子保持穴5の内方に突出し、少なくとも発光素子7の外周部まで延出する遮光枠21を形成して貫通穴形成基板4aとした点、貫通穴形成基板4aに対向する面に下面迷光吸収膜23を形成してその上(図1では下方)に発光素子駆動用カソード電極12を形成し、さらに、表面(図1では上方)に上面迷光吸収膜24を形成してガラス基板11aとした点が従来装置と構成が異なり、これ以外は従来装置と全く同様に構成されている。
【0020】
上記の構成要素のうち、半導体演算回路チップ1は、シリコン集積回路形成技術を用いて作製したアレイ素子であり、それぞれのピクセルごとに演算回路、発光素子駆動回路及び発光素子駆動用アノード電極2を備えている。また、半導体演算回路チップ1の主面部(図1中での上側)には、受光素子3がシリコン集積回路形成技術により一体形成されるか、又は、個別の受光素子3が半導体演算回路チップ1のそれぞれのピクセルにボンディングされて受光素子3のアレイが形成される。
【0021】
貫通穴形成基板4aとして、例えば、電気伝導度の低いノンドープのシリコン基板が用いられる。発光素子保持穴5は、発光素子7を挿入することができるように発光素子7の外形に合わせた大きさで、半導体演算回路チップ1上の発光素子駆動用アノード電極2の位置に合わせて形成される。また受光素子用貫通穴6は、受光素子3の大きさとその位置に合わせて形成される。発光素子保持穴5及び受光素子用貫通穴6の形成方法は、フォトレジスト又は金属膜をパターニングしたマスクを用いて、フッ素を含む反応性ガスを使用したドライエッチングにより、まず、発光素子7の高さに相当する穴をシリコン基板の片面に形成し、次に、反対面に発光素子7の断面より小さい穴が形成されるようにパターニングしたマスクを用いてドライエッチングをすることにより、発光素子保持穴5の底部に遮光枠21を残して電極接続用貫通穴22を形成し、受光素子3に合わせた位置には受光素子用貫通穴6を形成する。貫通穴形成基板4aの表面には、水蒸気雰囲気中で貫通穴形成基板4aを加熱することにより、シリコン熱酸化膜からなる絶縁膜が形成される。
【0022】
発光素子7は、貫通穴形成基板4aに形成された発光素子保持穴5へ挿入され、絶縁性接着剤を用いて発光素子保持穴5の内部に保持され、発光素子7のアレイが形成される。発光素子7の底部は、導電性接合材9を介して発光素子駆動用アノード電極2に接続される。
ガラス基板11aの図1での下面にはガラス基板11a側から下面迷光吸収膜23、発光素子駆動用カソード電極12が順次形成され、ガラス基板11aの図1での上面には上面迷光吸収膜24が形成されている。下面迷光吸収膜23及び発光素子駆動用カソード電極12には、出射光の光路用として出射光用窓13が、入射光の光路用として入射用窓14がそれぞれ形成される。また、上面迷光吸収膜24には、コリメータレンズ15の位置にコリメータレンズ用窓25が形成され、集光レンズ16の位置に集光レンズ用窓26が形成され、これによって、入出射光の光路が確保される。
【0023】
下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24の材料として、例えば、発光素子7の発光波長が850nm以下の場合には、この発光波長に対して吸収係数の大きいアモルファスシリコンやInPが用いられる。また、発光素子7の発光波長が1500nm以下の場合にはゲルマニウムが、発光波長が1700nm以下の場合にはGaSbやInGaAsが用いられ、それぞれ吸収端の波長が発光波長より大きくなる半導体材料が用いられる。また半導体材料の代わりに、発光素子7の発光波長で高い吸収係数を持つ有機材料や炭素粉末を含む塗料を下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24の材料として用いてもよい。
コリメータレンズ15は発光素子7の発光窓8の位置に合わせて、また集光レンズ16は受光素子3の位置に合わせて、それぞれガラス基板11aの上面に形成される。発光素子7の上面のカソード電極は、導電性接合剤10を用いて、発光素子駆動用カソード電極12に接続される。導電性接合材9、10は金バンプを用いるが、銀ペーストなどの導電性接着剤を用いてもよい。
【0024】
次に、第1の実施の形態の動作について説明する。
入射光17は、上面迷光吸収膜24に形成された集光レンズ用窓26を通り、集光レンズ16により集光作用を受けてガラス基板11a内を通り、下面迷光吸収膜23及び発光素子駆動用カソード電極12に形成された入射光用窓14から受光素子用貫通穴6を通って半導体演算回路チップ1上の受光素子3に入射する。受光素子3は、入射光17を電気入力信号に変換する。
【0025】
半導体演算回路チップ1は電気入力信号に基づいて演算を実行する。演算の結果は、電気出力信号として発光素子駆動用アノード電極2へ出力される。発光素子駆動用アノード電極2に出力される電気出力信号は、導電性接合剤9を介して発光素子7の下部電極に印加され、電気出力信号に応じた電流が発光素子7を流れる。発光素子7を流れ出た電流は、導電性接合剤10を介してガラス基板11aに形成された発光素子駆動用カソード電極12へと流れる。
【0026】
また、発光素子7は演算の結果に応じて、電気出力信号を出射光18へ変換する。発光素子7の上部の光出射窓8から出射する出射光18は、出射光用窓13を通り、コリメータレンズ15により空間的な広がりを抑制され、コリメータレンズ用窓25からガラス基板11aの外部へと出射される。貫通穴形成基板4aに形成された遮光枠21は、発光素子7の発光時に発光素子7の側面から漏れ出る側面光が、発光素子7の側面と発光素子保持穴5の側壁との間隙を通って貫通穴形成基板4aと半導体演算回路チップ1との間隙に達することを阻止するとともに、発光素子7の下面を保持する。
【0027】
下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24は、発光素子7で発光した光成分のうち、ガラス基板11aの上面と下面の間で多重反射する迷光成分を吸収する。また、上面迷光吸収膜24は、入射光17以外の外乱光を吸収することにより、外乱光がガラス基板11a内へ侵入することを防止する。
【0028】
このように、第1の実施の形態によれば、主面部に受光素子3のアレイが形成された半導体演算回路チップ1と、半導体演算回路チップ1の主面部に装着された貫通穴形成基板4aに保持されるとともに、受光素子3のアレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子7のアレイとを備え、貫通穴形成基板4aには受光素子3にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴6と発光素子7をそれぞれ保持する発光素子保持穴5とが形成され、かつ、発光素子保持穴5の半導体演算回路チップ1側の端部にて内周縁が少なくとも発光素子7の外周部まで延出する遮光枠21が形成されているので、発光素子7の側面から漏れ出る側面光が近接する受光素子3へ入射することを阻止し、さらに、貫通穴形成基板4aの上方に、表面及び裏面にそれぞれ下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24が形成されたガラス基板11aが装着されているので、ガラス基板11aの上面と下面との間を多重反射する迷光の受光素子3への影響を軽減することにより、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0029】
なお、上記の説明では複数アレイの中の1ピクセルの動作を説明したが、他のピクセルにおいても同様の動作をする。また、上記第1の実施の形態では貫通穴形成基板4aにシリコン基板を用いたものについて説明したが、貫通穴形成基板4aにセラミック基板、表面に絶縁膜を形成した金属基板、樹脂基板のいずれを用いても同様に実施可能である。
【0030】
<第2の実施の形態>
図2は本発明に係る光情報処理装置の第2の実施の形態の構成を示す縦断面図であり、図中、図1と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。図2において、図1中の貫通穴形成基板4aの代わりに、従来装置で説明した貫通穴形成基板4の半導体演算回路チップ1の対向面に前述した遮光枠21と同様な機能を有する遮光枠基板31を設けた点、図1に示したガラス基板11aの上面迷光吸収膜24の代わりに、上面反射防止膜32(コリメータレンズ用窓、集光レンズ用窓は設けられていない)を形成してガラス基板11bとした点が図1に示した第1の実施の形態と構成を異にし、これ以外はすべて図1と同一に構成されている。
【0031】
ここで、遮光枠基板31には、発光素子7の図中下端領域よりも小さい大きさの電極接続用貫通穴22及び受光素子用貫通穴6が形成され、貫通穴形成基板4に接着されている。遮光枠基板31として、例えば、電気伝導率の低いノンドープのシリコン基板が用いられる。電極接続用貫通穴22及び受光素子用貫通穴6は、フォトレジストまたは金属膜をパターニングしたマスクを用いて、フッ素を含む反応性ガスを使用したドライエッチングにより形成される。
【0032】
遮光枠基板31と貫通穴形成基板4との接着は、例えば貫通穴形成基板4がシリコン基板の場合、遮光枠基板31と貫通穴形成基板4のそれぞれの接着面を平坦化及び清浄化した後、水素雰囲気中で加熱することにより接着される。接着された遮光枠基板31と貫通穴形成基板4は、水蒸気雰囲気中で加熱することにより、シリコン熱酸化膜からなる絶縁膜が形成される。また、遮光枠基板31及び貫通穴形成基板4を水蒸気雰囲気中で加熱することによりシリコン熱酸化膜を形成した後、遮光枠基板31と貫通穴形成基板4とを接着剤を用いて接着してもよい。ガラス基板11bの上面反射防止膜32として、例えば誘電体多層膜からなる反射防止膜が用いられる。
【0033】
次に第2の実施の形態の動作について説明する。
入射光17は、上面反射防止膜32により集光レンズ16の表面で反射することなく集光レンズ16へ入射する。集光レンズ16で集光作用を受けた入射光17は受光素子3へ入射し、発光素子7の上部の光出射窓8から出射する出射光18がコリメータレンズ15により空間的な広がりを抑制されるまでの過程は、第1の実施の形態で説明したのと同様である。
【0034】
コリメータレンズ15で空間的な広がりを抑制された出射光18は、上面反射防止膜32によりコリメータレンズ15の表面で反射することなく出射する。遮光枠基板31は、発光素子7の発光時に発光素子7の側面から漏れ出る側面光が、発光素子7の側面と発光素子保持穴5の側壁との間隙を通って遮光枠基板31と半導体演算回路チップ1との間隙に達することを阻止するとともに、発光素子7の下面を保持する。
【0035】
下面迷光吸収膜23は、発光素子7で発光した光成分のうち、ガラス基板11bの上面と下面との間で多重反射する迷光成分を吸収し、また、上面反射防止膜32は、ガラス基板11bの上面での反射を抑えることにより、反射によりガラス基板11bの内部へ戻る迷光を減少させる。
【0036】
このように、第2の実施の形態によれば、主面部に受光素子3のアレイが形成された半導体演算回路チップ1と、半導体演算回路チップ1の主面部に、遮光枠基板31を介して、装着された貫通穴形成基板4に保持されるとともに、受光素子3のアレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子7のアレイとを備え、遮光枠基板31には内周縁が少なくとも発光素子7の外周部まで延出する開口が形成されているので、発光素子7の側面からの側面光が近接する受光素子3に入射することを阻止でき、さらに、表面に上面反射防止膜32が形成され、裏面に下面迷光吸収膜23が形成されたガラス基板11bが貫通穴形成基板4上に装着されているので、ガラス基板11bの上面と下面との間を多重反射する迷光の受光素子3への影響を軽減することができ、これによって、高速演算処理速度を従来装置の2倍以上に高めることができ、かつ、高密度小型化を実現することができる。
【0037】
なお、以上の説明では複数アレイの中の1ピクセルの動作を説明したが、他のピクセルにおいても同様の動作をする。
また、上記第2の実施の形態では、貫通穴形成基板4にシリコン基板を用いた構成について説明したが、第1の実施の形態と同様に、貫通穴形成基板4にセラミック基板、表面に絶縁膜を形成した金属基板、樹脂基板のいずれを用いても同様に実施可能である。
【0038】
また、遮光枠基板31にシリコン基板を用いた構成について説明したが、遮光枠基板31にセラミック基板、表面に絶縁膜を形成した金属基板、樹脂基板のいずれを用いても同様に実施可能である。
さらに、上面反射防止膜24に誘電体多層膜を用いた構成について説明したが、上面反射防止膜24に、SiN膜やSiO2膜などの無機膜を用いても同様に実施可能である。
【0039】
なお、第1の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24を備えるガラス基板11aの代わりに、第2の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面反射防止膜32を備えるガラス基板11bを用いる構成も可能であり、この構成によっても上述したのと同様の効果が得られる。逆に、第2の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面反射防止膜32を備えるガラス基板11bの代わりに、第1の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24を備えるガラス基板11aを用いる構成も可能であり、この構成によっても上述したのと同様の効果が得られる。
【0040】
さらに、従来装置を構成する貫通穴形成基板4(図3参照)の代わりに、第1の実施の形態を構成する遮光枠21を備えた貫通穴形成基板4aを用いたり、第2の実施の形態を構成する遮光枠基板31を備えた貫通穴形成基板4を用いたりしても、上記の各実施の形態に準じた効果が得られる。
また、従来装置を構成するガラス基板11(図3参照)の代わりに、第1の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面迷光吸収膜24を備えるガラス基板11aを用いたり、あるいは、第2の実施の形態を構成するガラス基板、すなわち、下面迷光吸収膜23及び上面反射防止膜32を備えるガラス基板11bを用いることも可能であり、この構成によっても、上述した各実施の形態に準じた効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、遮光枠が形成された貫通穴形成基板又は発光素子の外周部まで延出する開口が形成された遮光枠基板を構成要素としたり、あるいは、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板又は表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板を組み合わせる構成により、発光素子と受光素子とが近接したアレイ素子間で、発光素子の発光による受光素子に対する影響を軽減することによって、高速演算処理速度を保持することができ、かつ、高密度小型化を実現することのできる光情報処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光情報処理装置の第1の実施の形態の構成を示す縦断面図
【図2】本発明に係る光情報処理装置の第2の実施の形態の構成を示す縦断面図
【図3】従来の光情報処理装置の構成を示す縦断面図
【符号の説明】
1 半導体演算回路チップ
2 発光素子駆動用アノード電極
3 受光素子
4、4a 貫通穴形成基板
5 発光素子保持穴
6 受光素子用貫通穴
7 発光素子
8 光出射窓
9、10 導電性接合材
11、11a、11b ガラス基板
12 発光素子駆動用カソード電極
13 出射光用窓
14 入射光用窓
15 コリメータレンズ
16 集光レンズ
17 入射光
18 出射光
21 遮光枠
22 電極接続用貫通穴
23 下面迷光吸収膜
24 上面迷光吸収膜
25 コリメータレンズ用窓
26 集光レンズ用窓
31 遮光枠基板
32 上面反射防止膜
Claims (19)
- 主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイとを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、かつ、前記発光素子保持穴の前記半導体演算回路チップ側の端部にて内周縁が少なくとも前記発光素子の外周部まで延出する遮光枠が形成された、光情報処理装置。
- 主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に、遮光枠基板を介して、装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイとを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記遮光枠基板には内周縁が少なくとも前記発光素子の外周部まで延出する開口が形成された、光情報処理装置。
- 主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイと、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板とを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記ガラス基板に形成された前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、光情報処理装置。
- 主面部に受光素子のアレイが形成された半導体演算回路チップと、前記半導体演算回路チップの前記主面部に装着された貫通穴形成基板に保持されるとともに、前記受光素子の前記アレイにそれぞれ近接した位置に保持された発光素子のアレイと、前記貫通穴形成基板上に装着され、表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板とを備え、前記貫通穴形成基板には前記受光素子にそれぞれ光を入射させる受光素子用貫通穴と前記発光素子をそれぞれ保持する発光素子保持穴とが形成され、前記ガラス基板に形成された前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、光情報処理装置。
- 前記貫通穴形成基板上に装着され、表面及び裏面にそれぞれ光吸収膜が形成されたガラス基板を備え、前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、請求項1又は2に記載の光情報処理装置。
- 前記貫通穴形成基板上に装着され、表面に反射防止膜が形成され、裏面に光吸収膜が形成されたガラス基板を備え、前記光吸収膜には前記受光素子への光入射窓と前記発光素子からの光放射窓とが開口された、請求項1又は2に記載の光情報処理装置。
- 前記貫通穴形成基板はシリコンを材料とした、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記貫通穴形成基板はセラミックを材料とした、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記貫通穴形成基板は金属を材料とした、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記貫通穴形成基板は樹脂を材料とした、請求項1から6のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記遮光枠基板はシリコンを材料とした、請求項2に記載の光情報処理装置。
- 前記遮光枠基板はセラミックを材料とした、請求項2に記載の光情報処理装置。
- 前記遮光枠基板は金属を材料とした、請求項2に記載の光情報処理装置。
- 前記遮光枠基板は樹脂を材料とした、請求項2に記載の光情報処理装置。
- 前記光吸収膜は半導体を材料とした、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記光吸収膜は有機物を材料とした、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記光吸収膜は炭素粉末を含む塗料を材料とした、請求項3から14のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記反射防止膜は誘電体を多層に積層したものである、請求項4、6から17のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
- 前記反射防止膜は無機物を材料とした、請求項4、6から17のいずれか1つに記載の光情報処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003096966A JP2004304043A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 光情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003096966A JP2004304043A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 光情報処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004304043A true JP2004304043A (ja) | 2004-10-28 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003096966A Withdrawn JP2004304043A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 光情報処理装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004304043A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101332692B1 (ko) | 2012-04-30 | 2013-11-25 | 클레어픽셀 주식회사 | 광학 근접 cmos 센서, 광학 근접 cmos 센서를 포함하는 디바이스 및 오토 캘리브레이션 방법 |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003096966A patent/JP2004304043A/ja not_active Withdrawn
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