JP2004307009A - 給液装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】密閉容器内の液体を連続して円滑に排出することができるとともに、密閉容器を上下反転させた際に、内部の液体が漏出しないようにした給液装置を提供する。
【解決手段】上下方向を向く通気管11の下端部をキャップ8に貫設するとともに、通気管11の上部を、中空の液溜室16の下端部より内方に所要量突入するように貫設し、かつ液溜室16の上端に、上端が支持状態の密閉容器内の上部に至る延長管17を連設し、さらに、通気管11の上端部に、延長管17から通気管11への液体18の直接の進入を阻止する阻止手段として、横向き管15を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】上下方向を向く通気管11の下端部をキャップ8に貫設するとともに、通気管11の上部を、中空の液溜室16の下端部より内方に所要量突入するように貫設し、かつ液溜室16の上端に、上端が支持状態の密閉容器内の上部に至る延長管17を連設し、さらに、通気管11の上端部に、延長管17から通気管11への液体18の直接の進入を阻止する阻止手段として、横向き管15を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリタンク等の密閉容器内の液体を外部に簡易に取り出すことができるようにした給液装置、特に、キャンプ等における簡易型の給水装置として使用するのに適した給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6に示すように、ポリタンク等の密閉容器(50)における給液用の開口(51)に、コック(52)付きの排出管(53)を貫設したキャップ(54)を装着し、開口(51)が下位となるように、密閉容器(50)を支持して、コック(52)を開くことにより、排出管(53)から、密閉容器(50)内の水やその他の飲料を注出しうるようにしたものがある。
【0003】
また、図7に示すように、密閉容器(60)における下端の開口(61)に、コック(62)付きの排出管(63)を貫設したキャップ(64)を装着するとともに、上記キャップ(64)に、上端が密閉容器(60)内の上部に達する上下方向を向く通気管(65)を貫設し、コック(62)を開くことにより、密閉容器(60)内の液体を外部に注出しうるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示したものにおいては、密閉容器(50)内の液体を、連続して円滑に注出するためには、使用状態において上位となる密閉容器(50)の適所に設けた開口(55)に装着したキャップ(56)を開いて、密閉容器(50)内の上部に外気を導入しうるようにしなければならない。このとき、液位がキャップ(56)より高い場合には、中の液体が外部に流出し、周囲を汚すことになる。
【0005】
図7に示したものにおいては、密閉容器(60)を、図示の状態から上下反転させて、開口(61)が上方を向くようにし、その状態で開口(61)にキャップ(64)を装着し、その後密閉容器(60)を図7に示す位置まで再度反転させる際に、通気管(65)内に溜った液体が外部にこぼれ落ち、床等を汚濁するおそれがある。
【0006】
本発明は、従来技術の有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、密閉容器内の液体を連続して、円滑に排出することができるとともに、密閉容器を上下反転させた際に、内部の液体が漏出しないようにした給液装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)密閉容器における給液用の開口に着脱自在に装着したキャップに排出管を設け、前記密閉容器を、前記キャップを装着した開口が下位となるように支持して、前記排出管より密閉容器内の液体を排出するようにした給液装置において、上下方向を向く通気管の下端部を前記キャップに貫設するとともに、前記通気管の上部を、中空の液溜室の下端部より内方に所要量突入するように貫設し、かつ前記液溜室の上端に、上端が前記支持状態の密閉容器内の上部に至る延長管を連設し、さらに、前記通気管の上端部に、前記延長管から通気管への液体の直接の進入を阻止する阻止手段を設ける。
【0008】
(2)上記(1)項において、阻止手段を、通気管の上端部をほぼ直角に折曲して形成した横向き管とする。
【0009】
(3)上記(1)項において、阻止手段を、通気管と延長管との軸線を互いに偏倚させることにより形成する。
【0010】
(4)上記(1)項において、阻止手段を、通気管の先端に設けた笠状部材とする。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、キャップより外方に突出する通気管の端部に、密閉栓を着脱自在に装着する。
【0012】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、キャップより外方に突出する排出管の端部に、コックを設ける。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。
【0014】
この給液装置は、公知のポリタンクとした密閉容器(1)を備えている。
密閉容器(1)は、合成樹脂材料により、側面視ほぼ方形の中空体状に形成され、正立させたとき(図3参照)の上部中央に、左右方向に貫通して、把手(2)を削出するようにした通孔(3)が、上面と一方の側端面との間の隅部に形成された斜切面(4)に、外上方を向く給液用の開口(5)が、また、上面における他方の側端面寄りの部分に形成された凹入段部(6)に、別の開口(7)がそれぞれ設けられている。
【0015】
各開口(5)(7)の縁に設けたボス部(5a)(7a)の外周には、雄ねじ(5b)(7b)が形成されており、各雄ねじ(5b)(7b)に、キャップ(8)(9)の内面に設けた雌ねじ(8a)(9a)を螺合することにより、各開口(5)(7)はキャップ(8)(9)により密閉されるようになっている。
【0016】
キャップ(8)には、排出管(10)と通気管(11)とが互いに平行をなして、貫設されている。キャップ(8)より外方に突出する排出管(10)の適所には、コック(12)が設けられ、また、キャップ(8)より外方に突出する通気管(11)の端部には、密閉栓(13)が着脱自在に装着されている。
【0017】
密閉容器(1)は、使用時には、図1に示すように、キャップ(8)を装着した開口(5)が前下部に位置するようにして、棚板(14)等の上に載置して支持される。通気管(11)は、密閉容器(1)をこのような使用位置としたとき、キャップ(8)から密閉容器(1)の中心に向かって、後上方に延出し、その上端部は、前上方にほぼ直角に折曲されて、横向き管(15)が形成されている。この横向き管(15)は、後述する延長管(17)から通気管(11)への液体の直接の進入を阻止する阻止手段となっている。
【0018】
通気管(11)の上端部は、上下の端部が閉塞された中空円筒状の液溜室(16)の下端壁(16a)を貫通し、上端の横向き管(15)が液溜室(16)のほぼ中央に達するように、液溜室(16)内に所要量突入している。
【0019】
液溜室(16)の上端壁(16b)は、上方に向かってロート状に収束し、その上端には、延長管(17)が、通気管(11)の延長線上に位置するようにして連設されている。
延長管(17)は、その上端が密閉容器(1)内の後上部の入り隅に近接するような長さに定められている。
【0020】
この実施形態においては、図3に示すように、密閉容器(1)を正立させた状態で、キャップ(8)を外し、密閉容器(1)内に水、飲料、その他の液体(18)を注入した後、開口(5)より、延長管(17)、液溜室(16)、及び通気管(11)を密閉容器(1)内に挿入し、最後にキャップ(8)をボス部(5a)に螺合して、開口(5)を閉塞する。なお、このとき、コック(12)は閉じ、かつ通気管(11)の端部には、密閉栓(13)を予め装着しておく。
【0021】
このように、通気管(11)の端部に密閉栓(13)を装着しておいても、延長管(17)等を密閉容器(1)内の液体(18)に浸漬したとき、液体(18)が延長管(17)内に多少浸入する。
【0022】
次いで、密閉容器(1)を、図1に示すように、開口(5)が前下部に位置するように、前方にほぼ90°倒した状態で、棚板(14)上に載置する。
【0023】
密閉容器(1)を前方にほぼ90°倒す際に、延長管(17)内に浸入していた液体(18)は、自重により、延長管(17)内を逆流し、液溜室(16)内に滞留するが、通気管(11)の先端の横向き管(15)の開口が側方を向いているので、延長管(17)から直接通気管(11)へ流入することはない。
【0024】
密閉容器(1)を、図1に示すようにして棚板(14)上に載置した後、必要に応じて、排出管(10)の端部にホース(図示略)等を接続し、かつ通気管(11)から密閉栓(13)を外す。
【0025】
上述したように、密閉容器(1)を前方に倒したとき、延長管(17)内の液体(18)は、液溜室(16)内に滞留し、通気管(11)内に流入することはないので、通気管(11)から密閉栓(13)を外したとき、通気管(11)から液体が漏れ出ることはない。
【0026】
この状態で、コック(12)を開くことにより、密閉容器(1)内の液体(18)を、排出管(10)より連続して円滑に取り出すことができる。
このときの密閉容器(1)内の液位の下降により、液体(18)より上方の密閉容器(1)内の上部空間の圧力が低下しようとするが、密閉容器(1)内の上部空間は、延長管(17)、液溜室(16)、及び通気管(11)を介して大気と連通しているので、大気がこれらを通って密閉容器(1)内の上部空間に流入し、上記上部空間が減圧されることはない。したがって、密閉容器(1)内の液体(18)を、排出管(10)より連続して円滑に取り出すことができる。
【0027】
密閉容器(1)内の液体(18)をほぼ使い切るか、または給液作業を終了した後、密閉容器(1)を正立させると、液溜室(16)内に滞留していた液体(18)は、再度密閉容器(1)内に戻され、その後、キャップ(8)を通気管(11)等とともに開口(5)から外したとき、通気管(11)、液溜室(16)、及び延長管(17)のいずれにも液体(18)が残存することがなく、延長管(17)の先端から洩れるおそれがない。
【0028】
本発明は、上記の例に限定されるものではなく、幾多の変形した形での実施が可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、通気管(11)の上端部をほぼ直角に折曲して横向き管(15)を形成し、この横向き管(15)により、延長管(17)から通気管(11)への液体(18)の直接の進入を阻止する阻止手段を形成しているが、図4に示すように、通気管(11)と延長管(17)との軸線を互いに偏倚させることにより、阻止手段を形成したり、または図5に示すように、通気管(11)の先端に、その先端の開口を覆う笠状部材(19)を、脚(20)をもって固着し、この笠状部材(19)により阻止手段を形成したりしてもよい。
【0029】
また、図7に示す従来例において、通気管(65)を、通気管(11)と液溜室(16)と延長管(17)とからなる通気手段と交換することにより、本発明を簡単に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(A)請求項1記載の発明によると、密閉容器内の液体を排出管より排出する際に、通気管と液溜室と延長管とを介して、外気を密閉容器内の上部に導入することができるので、密閉容器内の液体を連続して円滑に排出することができる。
また、密閉容器を、その開口が上位に位置する正立状態から、開口が下位に位置する倒伏状態まで倒したときは、延長管内に浸入した液体は、液溜室に滞留して、通気管から外部に漏出することはなく、また密閉容器を、倒伏状態から正立状態まで戻したときは、液溜室内に滞留していた液体は密閉容器内に戻されるので、いずれの場合にも、密閉容器内の液体が通気管から外部に漏出することはない。
【0031】
(B)請求項2記載の発明によると、通気管の上端部をほぼ直角に折曲するだけで、阻止手段を簡単に形成することができるとともに、延長管から通気管への液体の直接の進入を確実に阻止することができる。
【0032】
(C)請求項3記載の発明によると、通気管に特別の加工を施したり、特別の部材を設けたりすることなく、通気管と延長管との軸線を互いに偏倚させるだけで、阻止手段を形成することができるので、構造を簡素化でき、かつ安価に製造することができる。
【0033】
(D)請求項4記載の発明によると、延長管から通気管への液体の直接の進入を確実に阻止することができる。
【0034】
(E)請求項5記載の発明によると、密閉容器を上下に反転または倒伏させる際に、通気管の端部に密閉栓を装着しておくことにより、延長管内に浸入する液体の量を少なくすることができ、通気管からの液体の漏出をより確実に防止することができる。
【0035】
(F)請求項6記載の発明によると、コックを開閉することにより、適時に密閉容器内の液体を排出管より排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の使用状態の縦断側面図である。
【図2】同じく、図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図3】同じく、密閉容器を正立させたときの縦断側面図である。
【図4】阻止手段の変形例の縦断側面図である。
【図5】阻止手段の別の変形例の縦断側面図である。
【図6】従来の給液装置の側面図である。
【図7】別の従来の給液装置の側面図である。
【符号の説明】
(1) 密閉容器
(2) 把手
(3) 通孔
(4) 斜切面
(5) 開口
(5a) ボス部
(5b) 雄ねじ
(6) 凹入段部
(7) 開口
(7a) ボス部
(7b) 雄ねじ
(8)(9)キャップ
(8a)(9a)雌ねじ
(10) 排出管
(11) 通気管
(12) コック
(13) 密閉栓
(14) 棚板
(15) 横向き管
(16) 液溜室
(16a) 下端壁
(16b) 上端壁
(17) 延長管
(18) 流体
(19) 笠状部材
(20) 脚
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリタンク等の密閉容器内の液体を外部に簡易に取り出すことができるようにした給液装置、特に、キャンプ等における簡易型の給水装置として使用するのに適した給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6に示すように、ポリタンク等の密閉容器(50)における給液用の開口(51)に、コック(52)付きの排出管(53)を貫設したキャップ(54)を装着し、開口(51)が下位となるように、密閉容器(50)を支持して、コック(52)を開くことにより、排出管(53)から、密閉容器(50)内の水やその他の飲料を注出しうるようにしたものがある。
【0003】
また、図7に示すように、密閉容器(60)における下端の開口(61)に、コック(62)付きの排出管(63)を貫設したキャップ(64)を装着するとともに、上記キャップ(64)に、上端が密閉容器(60)内の上部に達する上下方向を向く通気管(65)を貫設し、コック(62)を開くことにより、密閉容器(60)内の液体を外部に注出しうるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示したものにおいては、密閉容器(50)内の液体を、連続して円滑に注出するためには、使用状態において上位となる密閉容器(50)の適所に設けた開口(55)に装着したキャップ(56)を開いて、密閉容器(50)内の上部に外気を導入しうるようにしなければならない。このとき、液位がキャップ(56)より高い場合には、中の液体が外部に流出し、周囲を汚すことになる。
【0005】
図7に示したものにおいては、密閉容器(60)を、図示の状態から上下反転させて、開口(61)が上方を向くようにし、その状態で開口(61)にキャップ(64)を装着し、その後密閉容器(60)を図7に示す位置まで再度反転させる際に、通気管(65)内に溜った液体が外部にこぼれ落ち、床等を汚濁するおそれがある。
【0006】
本発明は、従来技術の有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、密閉容器内の液体を連続して、円滑に排出することができるとともに、密閉容器を上下反転させた際に、内部の液体が漏出しないようにした給液装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)密閉容器における給液用の開口に着脱自在に装着したキャップに排出管を設け、前記密閉容器を、前記キャップを装着した開口が下位となるように支持して、前記排出管より密閉容器内の液体を排出するようにした給液装置において、上下方向を向く通気管の下端部を前記キャップに貫設するとともに、前記通気管の上部を、中空の液溜室の下端部より内方に所要量突入するように貫設し、かつ前記液溜室の上端に、上端が前記支持状態の密閉容器内の上部に至る延長管を連設し、さらに、前記通気管の上端部に、前記延長管から通気管への液体の直接の進入を阻止する阻止手段を設ける。
【0008】
(2)上記(1)項において、阻止手段を、通気管の上端部をほぼ直角に折曲して形成した横向き管とする。
【0009】
(3)上記(1)項において、阻止手段を、通気管と延長管との軸線を互いに偏倚させることにより形成する。
【0010】
(4)上記(1)項において、阻止手段を、通気管の先端に設けた笠状部材とする。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、キャップより外方に突出する通気管の端部に、密閉栓を着脱自在に装着する。
【0012】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、キャップより外方に突出する排出管の端部に、コックを設ける。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。
【0014】
この給液装置は、公知のポリタンクとした密閉容器(1)を備えている。
密閉容器(1)は、合成樹脂材料により、側面視ほぼ方形の中空体状に形成され、正立させたとき(図3参照)の上部中央に、左右方向に貫通して、把手(2)を削出するようにした通孔(3)が、上面と一方の側端面との間の隅部に形成された斜切面(4)に、外上方を向く給液用の開口(5)が、また、上面における他方の側端面寄りの部分に形成された凹入段部(6)に、別の開口(7)がそれぞれ設けられている。
【0015】
各開口(5)(7)の縁に設けたボス部(5a)(7a)の外周には、雄ねじ(5b)(7b)が形成されており、各雄ねじ(5b)(7b)に、キャップ(8)(9)の内面に設けた雌ねじ(8a)(9a)を螺合することにより、各開口(5)(7)はキャップ(8)(9)により密閉されるようになっている。
【0016】
キャップ(8)には、排出管(10)と通気管(11)とが互いに平行をなして、貫設されている。キャップ(8)より外方に突出する排出管(10)の適所には、コック(12)が設けられ、また、キャップ(8)より外方に突出する通気管(11)の端部には、密閉栓(13)が着脱自在に装着されている。
【0017】
密閉容器(1)は、使用時には、図1に示すように、キャップ(8)を装着した開口(5)が前下部に位置するようにして、棚板(14)等の上に載置して支持される。通気管(11)は、密閉容器(1)をこのような使用位置としたとき、キャップ(8)から密閉容器(1)の中心に向かって、後上方に延出し、その上端部は、前上方にほぼ直角に折曲されて、横向き管(15)が形成されている。この横向き管(15)は、後述する延長管(17)から通気管(11)への液体の直接の進入を阻止する阻止手段となっている。
【0018】
通気管(11)の上端部は、上下の端部が閉塞された中空円筒状の液溜室(16)の下端壁(16a)を貫通し、上端の横向き管(15)が液溜室(16)のほぼ中央に達するように、液溜室(16)内に所要量突入している。
【0019】
液溜室(16)の上端壁(16b)は、上方に向かってロート状に収束し、その上端には、延長管(17)が、通気管(11)の延長線上に位置するようにして連設されている。
延長管(17)は、その上端が密閉容器(1)内の後上部の入り隅に近接するような長さに定められている。
【0020】
この実施形態においては、図3に示すように、密閉容器(1)を正立させた状態で、キャップ(8)を外し、密閉容器(1)内に水、飲料、その他の液体(18)を注入した後、開口(5)より、延長管(17)、液溜室(16)、及び通気管(11)を密閉容器(1)内に挿入し、最後にキャップ(8)をボス部(5a)に螺合して、開口(5)を閉塞する。なお、このとき、コック(12)は閉じ、かつ通気管(11)の端部には、密閉栓(13)を予め装着しておく。
【0021】
このように、通気管(11)の端部に密閉栓(13)を装着しておいても、延長管(17)等を密閉容器(1)内の液体(18)に浸漬したとき、液体(18)が延長管(17)内に多少浸入する。
【0022】
次いで、密閉容器(1)を、図1に示すように、開口(5)が前下部に位置するように、前方にほぼ90°倒した状態で、棚板(14)上に載置する。
【0023】
密閉容器(1)を前方にほぼ90°倒す際に、延長管(17)内に浸入していた液体(18)は、自重により、延長管(17)内を逆流し、液溜室(16)内に滞留するが、通気管(11)の先端の横向き管(15)の開口が側方を向いているので、延長管(17)から直接通気管(11)へ流入することはない。
【0024】
密閉容器(1)を、図1に示すようにして棚板(14)上に載置した後、必要に応じて、排出管(10)の端部にホース(図示略)等を接続し、かつ通気管(11)から密閉栓(13)を外す。
【0025】
上述したように、密閉容器(1)を前方に倒したとき、延長管(17)内の液体(18)は、液溜室(16)内に滞留し、通気管(11)内に流入することはないので、通気管(11)から密閉栓(13)を外したとき、通気管(11)から液体が漏れ出ることはない。
【0026】
この状態で、コック(12)を開くことにより、密閉容器(1)内の液体(18)を、排出管(10)より連続して円滑に取り出すことができる。
このときの密閉容器(1)内の液位の下降により、液体(18)より上方の密閉容器(1)内の上部空間の圧力が低下しようとするが、密閉容器(1)内の上部空間は、延長管(17)、液溜室(16)、及び通気管(11)を介して大気と連通しているので、大気がこれらを通って密閉容器(1)内の上部空間に流入し、上記上部空間が減圧されることはない。したがって、密閉容器(1)内の液体(18)を、排出管(10)より連続して円滑に取り出すことができる。
【0027】
密閉容器(1)内の液体(18)をほぼ使い切るか、または給液作業を終了した後、密閉容器(1)を正立させると、液溜室(16)内に滞留していた液体(18)は、再度密閉容器(1)内に戻され、その後、キャップ(8)を通気管(11)等とともに開口(5)から外したとき、通気管(11)、液溜室(16)、及び延長管(17)のいずれにも液体(18)が残存することがなく、延長管(17)の先端から洩れるおそれがない。
【0028】
本発明は、上記の例に限定されるものではなく、幾多の変形した形での実施が可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、通気管(11)の上端部をほぼ直角に折曲して横向き管(15)を形成し、この横向き管(15)により、延長管(17)から通気管(11)への液体(18)の直接の進入を阻止する阻止手段を形成しているが、図4に示すように、通気管(11)と延長管(17)との軸線を互いに偏倚させることにより、阻止手段を形成したり、または図5に示すように、通気管(11)の先端に、その先端の開口を覆う笠状部材(19)を、脚(20)をもって固着し、この笠状部材(19)により阻止手段を形成したりしてもよい。
【0029】
また、図7に示す従来例において、通気管(65)を、通気管(11)と液溜室(16)と延長管(17)とからなる通気手段と交換することにより、本発明を簡単に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(A)請求項1記載の発明によると、密閉容器内の液体を排出管より排出する際に、通気管と液溜室と延長管とを介して、外気を密閉容器内の上部に導入することができるので、密閉容器内の液体を連続して円滑に排出することができる。
また、密閉容器を、その開口が上位に位置する正立状態から、開口が下位に位置する倒伏状態まで倒したときは、延長管内に浸入した液体は、液溜室に滞留して、通気管から外部に漏出することはなく、また密閉容器を、倒伏状態から正立状態まで戻したときは、液溜室内に滞留していた液体は密閉容器内に戻されるので、いずれの場合にも、密閉容器内の液体が通気管から外部に漏出することはない。
【0031】
(B)請求項2記載の発明によると、通気管の上端部をほぼ直角に折曲するだけで、阻止手段を簡単に形成することができるとともに、延長管から通気管への液体の直接の進入を確実に阻止することができる。
【0032】
(C)請求項3記載の発明によると、通気管に特別の加工を施したり、特別の部材を設けたりすることなく、通気管と延長管との軸線を互いに偏倚させるだけで、阻止手段を形成することができるので、構造を簡素化でき、かつ安価に製造することができる。
【0033】
(D)請求項4記載の発明によると、延長管から通気管への液体の直接の進入を確実に阻止することができる。
【0034】
(E)請求項5記載の発明によると、密閉容器を上下に反転または倒伏させる際に、通気管の端部に密閉栓を装着しておくことにより、延長管内に浸入する液体の量を少なくすることができ、通気管からの液体の漏出をより確実に防止することができる。
【0035】
(F)請求項6記載の発明によると、コックを開閉することにより、適時に密閉容器内の液体を排出管より排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の使用状態の縦断側面図である。
【図2】同じく、図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図3】同じく、密閉容器を正立させたときの縦断側面図である。
【図4】阻止手段の変形例の縦断側面図である。
【図5】阻止手段の別の変形例の縦断側面図である。
【図6】従来の給液装置の側面図である。
【図7】別の従来の給液装置の側面図である。
【符号の説明】
(1) 密閉容器
(2) 把手
(3) 通孔
(4) 斜切面
(5) 開口
(5a) ボス部
(5b) 雄ねじ
(6) 凹入段部
(7) 開口
(7a) ボス部
(7b) 雄ねじ
(8)(9)キャップ
(8a)(9a)雌ねじ
(10) 排出管
(11) 通気管
(12) コック
(13) 密閉栓
(14) 棚板
(15) 横向き管
(16) 液溜室
(16a) 下端壁
(16b) 上端壁
(17) 延長管
(18) 流体
(19) 笠状部材
(20) 脚
Claims (6)
- 密閉容器における給液用の開口に着脱自在に装着したキャップに排出管を設け、前記密閉容器を、前記キャップを装着した開口が下位となるように支持して、前記排出管より密閉容器内の液体を排出するようにした給液装置において、上下方向を向く通気管の下端部を前記キャップに貫設するとともに、前記通気管の上部を、中空の液溜室の下端部より内方に所要量突入するように貫設し、かつ前記液溜室の上端に、上端が前記支持状態の密閉容器内の上部に至る延長管を連設し、さらに、前記通気管の上端部に、前記延長管から通気管への液体の直接の進入を阻止する阻止手段を設けたことを特徴とする給液装置。
- 阻止手段を、通気管の上端部をほぼ直角に折曲して形成した横向き管とした請求項1記載の給液装置。
- 阻止手段を、通気管と延長管との軸線を互いに偏倚させることにより形成した請求項1記載の給液装置。
- 阻止手段を、通気管の先端に設けた笠状部材とした請求項1記載の給液装置。
- キャップより外方に突出する通気管の端部に、密閉栓を着脱自在に装着した請求項1〜4のいずれかに記載の給液装置。
- キャップより外方に突出する排出管の端部に、コックを設けた請求項1〜5のいずれかに記載の給液装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003102746A JP2004307009A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 給液装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003102746A JP2004307009A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 給液装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004307009A true JP2004307009A (ja) | 2004-11-04 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003102746A Pending JP2004307009A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | 給液装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004307009A (ja) |
-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003102746A patent/JP2004307009A/ja active Pending
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