JP2004307460A - マロン酸誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルに関する。
【0002】
また、本発明は、優れたプロテイン・チロシン・ホスファターゼ阻害作用(例えば、プロテイン・チロシン・ホスファターゼ−1B阻害作用)、インスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用、免疫調節作用を有するマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルに関する。
【0003】
更に本発明は、マロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルを有効成分として含有する糖尿病、高血糖症、耐糖能不全、肥満症、高脂血症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、悪性腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、免疫不全、炎症性疾患、神経障害、神経変性疾患、感染症等の治療薬及び/又は予防薬(好適には糖尿病の治療薬及び/又は予防薬である。)に関する。
【0004】
更に、本発明は上記化合物を有効成分として含有する上記疾病の予防剤若しくは治療剤、上記化合物を有効成分として含有する上記疾病の予防若しくは治療のための組成物、上記疾病の予防若しくは治療のための医薬を製造するための上記化合物の使用、又は上記化合物の薬理的な有効量を温血動物(好適には人間である。)に投与する上記疾病の予防若しくは治療方法に関する。
【0005】
【従来の技術】
プロテイン・チロシン・ホスファターゼ(以下、PTPと略すことがある)及びプロテイン・チロシン・キナーゼによる可逆的なチロシンリン酸化は細胞の増殖、形質転換、分化、細胞死、代謝、遺伝子発現、免疫反応などにおける情報伝達の主要な過程の一つであると考えられている。
【0006】
PTP−1B、LAR(leukocyte antigen−related)PTP、LRPなどのPTPはチロシンリン酸化されたインスリン受容体を脱リン酸化することにより、インスリン受容体の抑制性の調節を行っていることが報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。さらに、PTP−1B欠損マウスでインスリン感受性が増強されていることも報告されている(例えば、非特許文献2参照。)。従って、PTP阻害剤は糖尿病、耐糖能不全、高脂血症などのインスリン作用の不足に起因する疾患及びインスリン抵抗性を生じる多嚢胞卵巣症候群などの疾患の治療薬になると考えられている。
【0007】
PTPの1つであるCD45はT細胞の活性化に関係し、(例えば、非特許文献3参照。)さらに、マスト細胞の脱顆粒との関連も報告されている(例えば、非特許文献4参照。)。また、SHP−1(PTP−1C)は免疫細胞の形成における抑制性の調節との関連が報告されている(例えば、非特許文献5及び6参照。)。従って、PTP阻害剤は自己免疫疾患及びアレルギー疾患の治療薬又は免疫賦活薬として利用できると考えられている。
【0008】
PTP−1Bは、その過剰発現と癌との関連が報告されている(例えば、非特許文献7参照。)。従って、PTP阻害剤は乳癌、卵巣癌などの悪性腫瘍の治療薬になると考えられている。
【0009】
PTP−1C及びSHPTP2などのPTPはplatelet derived growth factorやepidermal growth factorの活性化との関連が報告されている(例えば、非特許文献8及び9参照。)。従って、PTP阻害剤は関節炎の治療薬になると考えられている。
【0010】
PTP はYersiniaやワクシニアウイルスなどの病原性との関連が報告されている(例えば、非特許文献10参照。)。従って、PTP阻害剤は感染症治療薬になると考えられている。
【0011】
PTPは神経の発生や分化及び神経系の機能維持への関与が報告されている(例えば、非特許文献11及び12参照。)。神経にはSTEPやPTPBR7やRPTP(レセプター型チロシンホスファターゼ)βなど神経特異的に発現しているPTPがあり、その他PTP−1BやLARやPTPαなどのように広範な組織細胞に分布するPTPも、数多く発現している(例えば、非特許文献13参照。)。また神経栄養因子の受容体はインスリンと同様に自己リン酸化によってその作用を伝え、SHP−1などのPTPによってその作用が負に調節されていると考えられている(例えば、非特許文献14参照。)。従ってPTPの阻害剤は、中枢および末梢の神経変性疾患や神経障害の治療薬になると考えられている
PTP−1BはIGF−1(インスリン様増殖因子1型)受容体の脱リン酸化を行うと報告されている(例えば、非特許文献15参照。)。成長や骨形成におけるIGF−1の役割は広く知られており、従って、PTP阻害剤は、成長障害や小人症、骨形成不全や骨粗しょう症などの治療薬になると考えられている。
【0012】
しかしながら、現在PTPの阻害剤として知られているバナジウム誘導体やホスホチロシン誘導体などは、阻害活性の特異性や細胞内への透過性、毒性などに問題があり、実用化には至っていない。
【0013】
【非特許文献1】
「バイオケミカル・ジャーナル(Biochemical Journal)」(英国)、1992年、284巻、p.569
【非特許文献2】
「サイエンス(Science)」(米国)、1999年、283巻、p.1544
【非特許文献3】
「アニュアル・レビュー・オブ・イムノロジー(Annual Review of Immunology)」(米国)、1994年、12巻、p.85
【非特許文献4】
「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディスン(Journal of Experimental Medicine)」(米国)、1994年、180巻、p.471
【非特許文献5】
「セル(Cell)」(米国)1993年、73巻、p.1445
【非特許文献6】
「ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)」(米国)1993年、4巻、p.124
【非特許文献7】
「ジャーナル・オブ・ナショナル・キャンサー・インスティテュート(Journal of National Cancer Institute)」(英国)1994年、86巻、p.372
【非特許文献8】
「モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Molecular and Cellular Biology)」(米国)1994年、14巻、p.509
【非特許文献9】
「ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry)」(米国)1996年、271巻、p.10385
【非特許文献10】
「セミナーズ・イン・セル・バイオロジー(Seminars in Cell Biology)」、(英国)1993年、4巻、p.389
【非特許文献11】
「バイオエッセイズ(Bioessays)」(英国)1998年、20巻、p.463
【非特許文献12】
「細胞工学」1997年、16巻、p.233
【非特許文献13】
「蛋白質核酸酵素」1997年、42巻、p.446
【非特許文献14】
「ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry)」(米国)1995年、270巻、p.25629
【非特許文献15】
「モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Molecular and Cellular Biology)」(米国)2002年、22巻、p.1998
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、高い安全性と、優れた特異性を有するPTP阻害剤の開発を目的として鋭意研究を行い、新規マロン酸誘導体が優れたPTP(例えば、PTP−1B)阻害作用、インスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用、免疫調節作用を有し、さらにPTPに起因する疾患、例えば、糖尿病、高脂血症、肥満症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、乳癌などの悪性腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、免疫不全、神経障害および神経変性疾患、感染症等の治療薬または予防薬として有用であることを見出して、本発明を完成した。
【0015】
即ち、本発明は、PTPに起因する疾患、例えば、高血糖症、耐糖能不全(impaired glucose tolerance: IGT)状態、インスリン抵抗性非耐糖能不全(insulin resistant non−IGT: NGT)状態、高脂血症、肥満症、高血圧症、骨粗鬆症、膵炎、悪液質、脂肪肝、糖尿病合併症(例えば網膜症、腎症、白内障、冠動脈疾患等である。)、動脈硬化症、白内障、妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus: GDM)、多嚢胞卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)のようなインスリン抵抗性に起因する疾病、炎症性疾患(例えば骨関節炎、疼痛、発熱、炎症性腸炎等)、アクネ、日焼け、乾癬、湿疹、アレルギー性疾患、喘息、GI潰瘍、心血管性疾患(例えば虚血性心疾患等である。)、アテローム性動脈硬化症および虚血性疾患により惹起される細胞損傷(例えば卒中により惹起される脳損傷等である。)、免疫不全、自己免疫疾患(例えば全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、シェーグレン症候群、全身性強皮症、混合型結合組織病、橋本病、潰瘍性大腸炎、特発性Addison病、Goodpasture症候群、急性進行性糸球体腎炎、重症筋無力症、多発性筋炎、水疱性類天疱瘡、多発性硬化症、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、ベーチェット病、CREST症候群等である。)、悪性腫瘍(例えば乳癌、卵巣癌等である。)、末梢ならびに中枢の神経障害、アルツハイマー病などの神経変性疾患、感染症等の治療薬または予防薬として有用なマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(1)
下記一般式(I’)
【0017】
【化8】
【0018】
[式中、Arは6乃至10員芳香環基を示し、Aは単結合、メチレン又は炭素数1〜3個のオキシアルキレンを示し、W1は単結合、オキシアルキレン、カルボニル、酸素原子又はアミド結合を示し、W2は単結合、フェニレン、フェニレンオキシ、フェニレンカルボニル又はメチレンカルボニルを示し、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2はW1と一緒に環を形成していても良いか、水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基(該アルコキシ基はカルボキシル基により置換されていても良い)又はカルボキシル基を示し、Arは芳香環を示し、kは1乃至3の整数を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(2)
下記一般式(Ia’)
【0019】
【化9】
【0020】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又はカルボキシル基を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(3)
下記一般式(Ib’)
【0021】
【化10】
【0022】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又はカルボキシル基を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(4)
下記一般式(I)
【0023】
【化11】
【0024】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示し、mは0又は1を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(5)
下記一般式(Ia)
【0025】
【化12】
【0026】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(6)
上記(1)乃至(5)において、Xが酸素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(7)
上記(1)乃至(6)において、R1が炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(8)
上記(1)乃至(6)において、R1が炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(9)
上記(1)乃至(6)において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(10)
上記(1)乃至(9)において、R2が水素原子又は−O−CH2−COOHである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(11)
上記(1)乃至(9)において、R2が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(12)
上記(1)乃至(11)において、R3が水素原子、メチル基又はメトキシ基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(13)
上記(1)乃至(12)において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(14)
下記一般式(Ib)
【0027】
【化13】
【0028】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(15)
上記(14)において、Xがメチレンである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(16)
上記(14)又は(15)において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(17)
上記(14)乃至(16)において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(18)
下記一般式(Ic)
【0029】
【化14】
【0030】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(19)
上記(18)において、Xがメチレンである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(20)
上記(18)又は(19)において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(21)
上記(18)乃至(20)において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(22)
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸、2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(23)
上記(1)乃至(22)に記載の化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステルを含有する医薬である。
本発明において、「炭素数1〜6個のアルキル基」とは、炭素原子を1個乃至6個有する直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルを挙げることができる。R3においては、好適には炭素数1〜3個のアルキル基であり、最も好適にはメチル基である。
【0031】
本発明において、「炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基」とは、炭素原子を7個乃至20個有する直鎖状のアルキル基であり、例えば、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシル、n−ノナデシル、n−エイコシルを挙げることができる。R1においては、好適には炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基であり、最も好適にはn−ペンタデシル基である。
【0032】
本発明において、「炭素数1〜6個のアルコキシ基」とは、炭素原子を1個乃至6個有する直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基が酸素原子と結合した基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブチルオキシ、3−メチルブチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキシルオキシ、1−メチルペンチルオキシ、2−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチルオキシ、4−メチルペンチルオキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシを挙げることができる。R3においては、好適には炭素原子を1個〜4個有する直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であり、最も好適にはメトキシ基である。
【0033】
本発明において「炭素数1〜3個のオキシアルキレン基」とは、炭素数1〜3個のアルキレン基が酸素原子と結合した基であり、例えばオキシメチレン、オキシエチレン又はオキシプロピレン基が挙げられる。Aにおいては好適にはオキシメチレン基である。
【0034】
本発明において「炭素数7〜13個のアラルキル基」とは、1又は2個のアリール基が前記アルキル基に結合した基であり、例えばベンズヒドリル、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル又はジフェニルメチルを挙げることができる。R1においては、好適にはベンズヒドリル基である。
本発明において、「炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基」とは、炭素原子を7個乃至20個有する直鎖状のアルケニル基であり、例えば、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコセニルを挙げることができる。R1においては、好適には炭素数10〜20個の直鎖のアルケニル基であり、さらに好適には炭素数15〜20個の直鎖のアルケニル基であり、最も好適にはヘプタデセニル基である。
【0035】
本発明において、「炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基」とは、炭素原子を7個乃至20個有する直鎖状のアルカジエニル基であり、例えば、ヘプタジエニル、オクタジエニル、ノナジエニル、デカジエニル、ウンデカジエニル、ドデカジエニル、トリデカジエニル、テトラデカジエニル、ペンタデカジエニル、ヘキサデカジエニル、ヘプタデカジエニル、オクタデカジエニル、ノナデカジエニル、エイコサジエニルを挙げることができる。R1においては、好適には炭素数10〜20個の直鎖のアルカジエニル基であり、さらに好適には炭素数13〜17個の直鎖のアルカジエニル基である。
【0036】
本発明において「6乃至10員芳香環基」とは、例えば、フェニル、ナフチルのような芳香族炭化水素基、ピリジル、キノリルのような複素環基を示し、Arは好適にはフェニル基である。
本発明において、Aは、好適には、単結合である。
【0037】
本発明において、Arは、好適には、フェニル基である。
【0038】
本発明において、W1は、好適には、単結合又は酸素原子である。
【0039】
本発明において、W2は、好適には、単結合である。
【0040】
本発明において、Zは、好適には、フッ素原子である。
【0041】
本発明において、kは、好適には、1又は2である。
【0042】
本発明において、R1は、好適には炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基であり、さらに好適には炭素数10〜17個の直鎖のアルキル基、炭素数10〜17個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数10〜17個の直鎖のアルカジエニル基であり、より好適には炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基、炭素数17個の直鎖のアルケニル基であり、最も好適には、n−ペンタデシル基である。
【0043】
本発明において、R2は、好適には、水素原子、
−O−CH2−COOH、−O−(CH2)2−COOH、−O−(CH2)3−COOH又は−O−(CH2)4−COOHであり、更に好適には、水素原子、−O−CH2−COOH、又は−O−(CH2)4−COOHであり、最も好適には水素原子である。
【0044】
本発明において、R3は、好適には、水素原子、炭素数1〜3個のアルキル基、炭素数1〜3個のアルコキシ基、−O−CH2−COOH、−O−(CH2)2−COOH、−O−(CH2)3−COOH又は−O−(CH2)4−COOHであり、更に好適には水素原子、メチル基、又はメトキシ基であり、最も好適には水素原子である。
【0045】
本発明において、mは、好適には0である。
【0046】
なお、R1CONH−、R2、R3、R1−O−のベンゼン環上の置換位置は特に限定されるものではない。
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、常法に従って塩基性基を有する場合は酸付加塩にすることができる。そのような塩としては、例えばフッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸のようなハロゲン化水素酸の塩;硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩のような無機酸塩;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸のような低級アルカンスルホン酸の塩;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のようなアリールスルホン酸の塩;グルタミン酸、アスパラギン酸のようなアミノ酸の塩;酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸のようなカルボン酸の塩を挙げることができる。好適にはハロゲン化水素酸の塩である。
【0047】
更に、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、カルボキシル基を有するため、常法に従って金属塩にすることができる。そのような塩としては、例えばリチウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属塩;カルシウム、バリウム、マグネシウムのようなアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩をあげることができる。好適にはアルカリ金属塩である。
【0048】
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、常法に従って薬理上許容されるエステルにすることができる。そのようなエステルとしては、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体と比べて、医学的に使用され、薬理上受け入れられるものであれば特に限定はない。
【0049】
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体のエステルは、例えば炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基(当該アルキル基は、トリアルキルシリル基により置換されていてもよい)、炭素数7〜19個を有するアラルキル基、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルカノイルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキルオキシカルボニルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数5〜7個を有するシクロアルキルオキシカルボニルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数6〜10個を有するアリールオキシカルボニルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、5位に置換分として炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキルを有する2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル基を挙げることができる。
【0050】
ここで、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基としては、好適には炭素数1〜4個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基であり、更に好適にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル又はイソブチルであり、最適にはメチル基又はエチル基である。
【0051】
炭素数5〜7個を有するシクロアルキル基とは、5乃至7員飽和環状炭化水素基であり、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルを挙げることができ、好適にはシクロヘキシル基である。
【0052】
炭素数6〜10個を有するアリール基とは、炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基であり、例えばフェニル、ナフチルを挙げることができ、好適にはフェニル基である。
【0053】
炭素数7〜19個を有するアラルキル基とは、好適にはベンジルである。
【0054】
好適なエステル残基の具体例としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ベンジル、アセトキシメチル、1−(アセトキシ)エチル、プロピオニルオキシメチル、1−(プロピオニルオキシ)エチル、ブチリルオキシメチル、1−(ブチリルオキシ)エチル、イソブチリルオキシメチル、1−(イソブチリルオキシ)エチル、バレリルオキシメチル、1−(バレリルオキシ)エチル、イソバレリルオキシメチル、1−(イソバレリルオキシ)エチル、ピバロイルオキシメチル、1−(ピバロイルオキシ)エチル、メトキシカルボニルオキシメチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオキシメチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、イソブトキシカルボニルオキシメチル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル、t−ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、シクロペンタンカルボニルオキシメチル、1−(シクロペンタンカルボニルオキシ)エチル、シクロヘキサンカルボニルオキシメチル、1−(シクロヘキサンカルボニルオキシ)エチル、シクロペンチルオキシカルボニルオキシメチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、ベンゾイルオキシメチル、1−(ベンゾイルオキシ)エチル、フェノキシカルボニルオキシメチル、1−(フェノキシカルボニルオキシ)エチル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル又は2−トリメチルシリルエチルである。
なお、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、種々の異性体を有する。
【0055】
例えば一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体において、R1部分に幾何異性に基づくシス異性体及びトランス異性体が存在し得る。
【0056】
更に、カルボン酸のα位炭素の不斉に由来する光学異性体が存在する。前記一般式(I)又は(I’)においては、これら不斉炭素原子に基づく立体異性体及びこれら異性体の等量及び非等量混合物がすべて単一の式で示されている。従って、本発明は、これらの異性体及びこれら異性体の種々の割合での混合物をすべて含むものである。
【0057】
更に本発明は、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体、その塩又はエステルが溶媒和物(例えば水和物)を形成する場合には、これらもすべて含むものである。
【0058】
更に本発明において、生体内において代謝されて前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体、その塩又はエステルに変換される化合物(例えばアミド誘導体のような、いわゆるプロドラッグ)もすべて含むものである。
本発明の、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステルの具体例としては、次に例示する化合物を挙げることができる。但し、本発明は下記の例示化合物に限定されるものではない。
【0059】
【化15】
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【化16】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【化17】
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】
【化18】
【0069】
【表7】
【0070】
【表8】
【0071】
上記表中、好適なものとしては、
1−3、1−4、1−5、1−6、1−14、1−15、1−16、1−17、1−18、1−21、1−29、1−30、1−31、1−32、1−33、1−34、1−40、1−54、1−60、1−61、2−3、2−29、3−3、4−3が挙げられ、
更に好適なものとしては、
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸、2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸が挙げられる。
【0072】
【発明の実施の形態】
本発明の、下記一般式(I)又は(I’)を有する化合物は、例えば、以下の方法により公知化合物を出発原料として用いて、製造することができる。
【0073】
【化19】
【0074】
【化20】
【0075】
上記式中及び以下の記載において、Ar、A、W1、W2、Z、X、R1、R2、R3、m、na、nb及びk
は、前述したものと同意義を示す。
【0076】
【化21】
【0077】
【化22】
【0078】
【化23】
【0079】
【化24】
【0080】
【化25】
【0081】
【化26】
【0082】
【化27】
【0083】
【化28】
【0084】
【化29】
【0085】
【化30】
【0086】
上記工程中及び以下の記載において、R4、R6、R10、R12、R14及びR18は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(当該カルボン酸は保護されていても良い)を示し、R5、R7、R8、R9、R11、R15及びR17は、同一又は異なって、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数7〜19個を有するアラルキル基のようなエステル残基を示し、R13及びR16は、同一又は異なって、水素原子又はは−(CH2)na−COOH(当該カルボン酸は保護されていても良い)を示し、P1、P2及びP3は、同一又は異なって、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基のようなアミノ基の保護基を示し、P4は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基を示し、Y、Y1、Y2、Y3及びY4は、同一又は異なって、ハロゲン原子、スルホニル基のような脱離基を示す。
【0087】
本発明の化合物(I)又は(I’)を製造する工程は、以下の2工程からなる。
すなわち、
(1)A工程は、モノエステル中間体(V)及び(X)を製造する工程である。
(2)B工程は、A工程で得られたモノエステル中間体[(V)又は(X)]と、B工程中で得られるアミン中間体[(XV)、(XXIV)、(XXX)又は(XL)]とを縮合し、本発明の化合物(I)又は(I’)を製造する工程であり、所望する化合物(I)又は(I’)に応じてa法、b法、c法、d法、e法、f法、g法又h法の方法を選択できる。化合物(I)のうち、R2が水素原子である化合物[(XIX)又は(XXVI)]はa法又はb法により製造できる。化合物(I)又は(I’)のうち、R2が水酸基又はは−O−(CH2)na−COOH(当該カルボン酸は保護されていても良い)である化合物[(XXXII)又は(XLIV)]はc法又はd法により製造できる。
【0088】
以下、各工程につき、説明する。
【0089】
(A工程)
(第A1工程)
本工程は、公知化合物(II)のフェノール性水酸基にマロン酸ジエステル基を導入し、2−フェノキシマロン酸ジエステル化合物(IV)を製造する工程であり、化合物(II)を、不活性溶媒中、塩基存在下、2−ハロゲン化マロン酸ジエステル(III)と処理することにより達成される。
【0090】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類であり、さらに好適には芳香族炭化水素類であり、最も好適にはトルエンである。
【0091】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適には、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類を挙げることができる。更に好適にはアルカリ金属水素化物類であり、最も好適には水素化ナトリウムである。
【0092】
2−ハロゲン化マロン酸ジエステルは好適には2−クロロマロン酸ジメチルエステルである。
【0093】
反応温度は、0℃乃至100℃であり、好適には室温乃至80℃である。
【0094】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0095】
また、本工程は光延反応によっても達成できる。
【0096】
光延反応に使用される試薬としては、通常、光延反応に使用できる試薬であれば、特に限定はないが、好適には、ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレートのようなジ低級アルキルアゾジカルボキシレート類又は1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジンのようなヘテロアリールアゾジカルボニル類等のアゾ化合物とトリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィン類又はトリn−ブチルホスフィンのようなトリ低級アルキルホスフィン類等のホスフィン類の組合せであり、更に好適には、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィンの組合せである。
【0097】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適には、芳香族炭化水素類及びエーテル類である。
【0098】
反応温度は、−20℃乃至100℃で行なわれるが、好適には、0℃乃至50℃である。
【0099】
反応時間は、主に、反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常、10分間乃至3日間であり、好適には、30分間乃至12時間である。
(第A2工程)
本工程は、モノエステル化合物(V)を製造する工程であり、ジエステル化合物(IV)のエステルの1つを加水分解し、カルボン酸にすることにより達成される。
【0100】
カルボン酸の保護基の除去はその種類によって異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法によって以下の様に実施される。
【0101】
カルボキシ基の保護基として、低級アルキル基又はアリール基を使用した場合には、酸又は塩基で処理することにより除去することができる。
【0102】
酸としては、塩酸、硫酸、燐酸、臭化水素酸が用いられ、塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノール溶液が用いられる。
【0103】
尚、塩基による加水分解では異性化が起こることがある。
使用される溶媒としては、通常の加水分解反応に使用されるもので、反応を阻害しないものであれば特に限定はなく、水又はメタノール、エタノール、n−プロパノールのようなアルコール類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類のような有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。
【0104】
反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び用いる試薬等により異なり、特に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、1 乃至24時間実施される。
【0105】
(第A3工程)
本工程は、ベンジリデンマロン酸ジエステル化合物(VIII)を製造する工程であり、公知化合物(VI)を、不活性溶媒中、有機酸、有機塩基存在下マロン酸ジエステル(VII)と処理することにより達成される。
【0106】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはメタノール、エタノール、n−プロパノールのようなアルコール類であり、さらに好適にはエタノールである。
【0107】
使用される有機塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適にはN−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、さらに好適にはピペリジンである。
【0108】
使用される有機酸は通常の反応において酸として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適には酢酸、トリフルオロ酢酸のような有機酸が挙げられ、更に好適には酢酸である。
【0109】
反応温度は、室温乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には加温下(使用溶媒の沸点)である。
【0110】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0111】
(第A4工程)
本工程は、化合物(VIII)の2重結合を還元し、ベンジルマロン酸ジエステル化合物(IX)を製造する工程であり、化合物(VIII)を、不活性溶媒中、水素雰囲気下で触媒存在下接触還元することにより達成される。
【0112】
使用される触媒は、通常、接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えばパラジウム炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム炭素、ラネーニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムなどが挙げることができ、好適にはパラジウム炭素又は水酸化パラジウム炭素である。
【0113】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはメタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸のような脂肪酸、酢酸エチルのようなエステル類を挙げることができ、さらに好適にはメタノールである。
【0114】
反応温度は、室温乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には室温である。
【0115】
反応時間は、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0116】
(第A5工程)
本工程は、モノエステル化合物(X)を製造する工程であり、ジエステル化合物(IX)を第A2工程と同様な条件で処理することにより達成される。
【0117】
また、Zがフッ素原子を示す場合、b法又はc法を用いて製造することができる。b法は例えば、実施例50のa及びbに準じて実施することができる。c法は例えば、実施例54のa及びbに準じて実施することができる。
【0118】
(B工程)
(Ba法)
(第Ba1工程)
本工程は、アニリン化合物(XII)を製造する工程であり、公知化合物(XI)のニトロ基を、不活性溶媒中、触媒存在下、還元することにより達成される。
【0119】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸のような脂肪酸、酢酸エチルのようなエステル類又はそれらの混合溶媒が挙げることができ、好適にはメタノール又はエタノールである。
【0120】
使用される触媒は、通常、ニトロ基をアミノ基に還元する反応において使用されるものであれば、特に限定はないが例えば、パラジウム炭素、水酸化パラジウム炭素、塩化ニッケル、塩化すず、水素化ホウ素ナトリウムなどを挙げることができ、最も好適にはパラジウム炭素である。
【0121】
反応は必要に応じて水素雰囲気下で行うこともできる。
【0122】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には室温乃至加温下(使用溶媒の沸点)である。
【0123】
還元時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0124】
(第Ba2工程)
本工程は、アミノ基が保護された化合物(XIII)を製造する工程であり、化合物(XII)のアミノ基を適当な保護基で保護することにより達成される。
【0125】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールのようなエーテル類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、のようなケトン類N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類などが挙げられる。
【0126】
使用される試薬としては、通常、フリーのアミノ基に保護基を導入する反応に用いるものであれば特に限定はないが、好適にはジ−t−ブチル−ジ−カーボネート、塩化ベンジルオキシカルボニル、塩化p−ニトロベンジルオキシカルボニルなどが挙げられ、さらに好適にはジ−t−ブチル−ジ−カーボネートである。
【0127】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが好適にはアルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属炭酸水素塩類、有機塩基類であり、さらに好適には、アルカリ金属炭酸水素塩類である。
【0128】
反応温度は、0℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0129】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0130】
(第Ba3工程)
本工程は、アジド化合物(XIV)を製造する工程であり、化合物(XIII)をアジ化剤と処理することにより達成される。
【0131】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はジメチルスルホキシドである。
【0132】
使用される試薬としては、通常、アジド化に使用されるものであれば特に限定はないが、好適には、ジフェニル燐酸アジドのようなジアリール燐酸アジド誘導体;トリメチルシリルアジド、トリエチルシリルアジドのようなトリアルキルシリルアジド類又はアジ化ナトリウム、アジ化カリウムのようなアジ化アルカリ金属塩類を挙げることができ、更に好適にはアジ化ナトリウムである。
【0133】
反応温度は−10℃乃至150℃であり、好適には室温乃至40℃である。
【0134】
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常30分乃至24時間である。
【0135】
(第Ba4工程)
本工程は、化合物(XIV)のアジド基を還元し化合物(XV)を製造する工程であり、化合物(XIV)を還元剤で処理することにより達成される。
【0136】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような水溶性エーテル類、水、又はそれらの混合溶媒が挙げられ、好適には水及びテトラヒドロフランの混合溶媒である。
【0137】
アジド基の還元剤は、ホスフィン類とアンモニア水が挙げられる。トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィンのようなトリアルキルホスフィンとアンモニア水、又はトリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィンとアンモニア水が挙げられるが、好適にはトリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィンとアンモニア水である。
【0138】
反応温度は、0℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0139】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0140】
また、本工程は第A4工程と同様の条件を行うことによっても達成される。
【0141】
(第Ba5工程)
本工程は、化合物(XVII)を製造する工程であり、不活性溶媒中、アミン化合物(XV)とカルボン酸化合物[(V)又は(X)]を縮合することにより達成される。
【0142】
反応は、通常のペプチド合成法に準じて行われ、例えば、活性エステル化法、混合酸無水物法又は縮合法により行われる。
【0143】
活性エステル化法は、溶媒中、カルボン酸を活性エステル化剤と反応させ、活性エステルを製造した後、アミン化合物と反応させることによって行われる。
【0144】
使用される溶媒としては、不活性であれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、酢酸エチルのようなエステル類、又はこれらの混合溶媒が好適であり、更に好適にはエーテル類、アミド類、ハロゲン化炭化水素類であり、特に好適にはテトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジオキサン又はジメチルホルムアミドである。
【0145】
使用される活性エステル化剤としては、例えば、N−ヒドロキシサクシイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシ−5− ノールボルネン−2,3− ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物類;1,1’− オキザリルジイミダゾール、N,N’− カルボニルジイミダゾールのようなジイミダゾール化合物類;2,2’− ジピリジルジサルファイドのようなジサルファイド化合物類;N,N’− ジサクシンイミジルカーボネートのようなコハク酸化合物類;N,N’− ビス(2− オキソ−3− オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライドのようなホスフィニッククロライド化合物類;N,N’− ジサクシンイミジルオキザレート(DSO) 、N,N’− ジフタ−ルイミドオキザレート(DPO) 、N,N’− ビス(ノールボルネニルサクシンイミジル)オキザレート(BNO) 、1,1’− ビス(ベンゾトリアゾリル)オキザレート(BBTO)、1,1’− ビス(6− クロロベンゾトリアゾリル)オキザレート(BCTO)、1,1’− ビス(6− トリフルオロメチルベンゾトリアゾリル)オキザレート(BTBO)のようなオキザレート化合物類を挙げることができ、好適には、N,N’− カルボニルジイミダゾールのようなジイミダゾール化合物類であり、活性エステル化反応は、
例えば、アゾジカルボン酸ジエチル−トリフェニルホスフィンのようなアゾジカルボン酸ジ低級アルキル−トリフェニルホスフィン類、N−エチル−5− フェニルイソオキサゾリウム−3’−スルホナートのようなN−低級アルキル−5− アリールイソオキサゾリウム−3’−スルホナート類、ジエチルオキシジフォルメート(DEPC)のようなオキシジフォルメート類、N’,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC) のようなN’,N’−ジシクロアルキルカルボジイミド類、ジ−2− ピリジルジセレニドのようなジヘテロアリールジセレニド類、トリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィン類、p−ニトロベンゼンスルホニルトリアゾリドのようなアリールスルホニルトリアゾリド類、2−クロル−1− メチルピリジニウム ヨーダイドのような2−ハロ−1− 低級アルキルピリジニウム ハライド及びジフェニルホスホリルアジド(DPPA)のようなジアリールホスホリルアジド類、N,N’− カルボジイミダゾール(CDI) のようなイミダゾール誘導体、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)のようなベンゾトリアゾール誘導体、N−ヒドロキシ−5− ノールボルネン−2,3− ジカルボキシイミド(HONB)のようなジカルボキシイミド誘導体、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC) のようなカルボジイミド誘導体、1−プロパンホスホン酸環状無水物(T3P)のようなホスホン酸環状無水物のような縮合剤の存在下に好適に行われる。好適には1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC) のようなカルボジイミド誘導体、又は1−プロパンホスホン酸環状無水物(T3P)のようなホスホン酸環状無水物である。
【0146】
反応温度は、活性エステル化反応では、−10℃乃至室温であり、活性エステル化合物とアミンとの反応では室温付近であり、反応時間は両反応共に30分乃至10時間である。
【0147】
混合酸無水物法は、カルボン酸の混合酸無水物を製造した後、アミンと反応させることにより行われる。
【0148】
混合酸無水物を製造する反応は、不活性溶媒(例えば、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類)中、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチルのような炭酸低級アルキルハライド又はジエチルシアノリン酸のようなジ低級アルキルシアノリン酸とアミノ酸を反応させることにより達成される。
【0149】
反応は、好適には、トリエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機アミンの存在下に行われ、反応温度は、−10℃乃至室温であり、反応時間は、30分間乃至5時間である。
【0150】
混合酸無水物とアミンの反応は、好適には不活性溶媒(例えば、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類)中、前記の有機アミンの存在下に行われ、反応温度は0℃乃至室温であり、反応時間は、1時間乃至24時間である。
【0151】
縮合法は、カルボン酸とアミンを、前記縮合剤の存在下、直接反応させることによって行われる。
【0152】
本反応は前記の活性エステルを製造する反応と同様にして行われる。
【0153】
また、本工程は、不活性溶媒中、カルボン酸化合物(V)又は(X)をハロゲン化剤で処理し酸ハライドとした後に、得られた酸ハライドとアミン化合物(XV)を反応させることによっても達成される。
【0154】
酸ハライドとする反応で使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類、ギ酸エチル、酢酸エチルのようなエステル類、又はこれらの混合溶媒が好適であり、更に好適にはハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、特に好適にはジクロロメタン又はテトラヒドロフランである。
【0155】
使用するハロゲン化剤は、通常、カルボン酸を酸ハライドとする反応に用いるものであれば特に限定はないが、チオニルクロリド、チオニルブロミド、チオニルアイオダイドのようなチオニルハライド類、スルフリルクロリド、スルフリルブロミド、スルフリルアイオダイドのようなスルフリルハライド類、三塩化燐、三臭化燐、三沃化燐のような三ハロゲン化燐類、五塩化燐、五臭化燐、五沃化燐のような五ハロゲン化燐類又はオキシ塩化燐、オキシ臭化燐、オキシ沃化燐のようなオキシハロゲン化燐類、塩化オキザリル、臭化オキザリルのようなハロゲン化オキザリル類を挙げることができ、好適には塩化オキザリルである。
【0156】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用する溶媒の沸点)であり、好適には室温乃至加温下(使用する溶媒の沸点)である。
【0157】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0158】
反応終了後、濃縮、乾燥し、アミン化合物(XV)との反応に用いる。
【0159】
酸ハライドとアミン化合物(XV)との反応で使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類、ギ酸エチル、酢酸エチルのようなエステル類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類、またはそれらの混合溶媒を挙げることができ、更に好適にはテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルアセトアミド又はジメチルスルホキシドである。
【0160】
酸ハライドとアミン化合物(XV)との反応では必要に応じてトリエチルアミン、ピリジンのような有機塩基を添加することもできる。
【0161】
(第Ba6工程)
本工程は、化合物(XVII)を製造する工程であり、化合物(XVI)のアミノ基の保護基を脱保護することにより達成される。
【0162】
保護基の除去はその種類によって異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法によって以下の様に実施することができる。
【0163】
アミノ基の保護基が、脂肪族アシル基、芳香族アシル基、又はアルコキシカルボニル基である場合には、水性溶媒の存在下に、酸又は塩基で処理することにより除去することができる。
【0164】
使用される酸としては、通常酸として使用されるもので、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、好適には、トリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸などが用いられ、使用される塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好適には、ナトリウムメトキシドのような金属アルコキシド類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類又はアンモニア水、濃アンモニア−メタノールのようなアンモニア類が用いられる。
【0165】
尚、塩基による加水分解では異性化が起こることがある。
【0166】
使用される溶媒としては、通常の加水分解反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水;メタノール、エタノール、n−プロパノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸エチルのようなエステル類、クロロホルム、ジクロロメタンのようなハロゲン化炭化水素類等の有機溶媒又は水と上記有機溶媒との混合溶媒が好適である。
【0167】
反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び使用される酸若しくは塩基等により異なり、特に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0乃至150℃で、1 乃至10時間実施される。
【0168】
アミノ基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、溶媒中で、還元剤と接触させることにより(好適には、触媒下に常温にて接触還元)除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
【0169】
接触還元による除去において使用される溶媒としては、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノール、イソプロパノールのようなアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、トルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類、酢酸のような脂肪酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。
【0170】
使用される触媒としては、通常、接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、好適には、パラジウム炭素、水酸化パラジウム炭素、ラネーニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムが用いられる。
【0171】
圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれる。
【0172】
反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び触媒の種類等により異なるが、通常、0乃至100℃で、5分乃至24時間実施される。
【0173】
(第Ba7工程)
本工程は、アミン化合物(XVII)とカルボン酸化合物 R1COOHを縮合し、化合物(XVIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0174】
(第Ba8工程)
本工程は、化合物(XVIII)のエステルを加水分解し、化合物(XIX)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0175】
(Bb法)
(第Bb1工程)
本工程は、公知化合物(XX)のアミノ基を適当な保護基で保護し、化合物(XXI)を製造する工程であり、第Ba2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0176】
(第Bb2工程)
本工程は、化合物(XXI)のニトロ基を、不活性溶媒中、水素雰囲気で触媒存在下還元し、化合物(XXII)を製造する工程であり、第Ba1工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0177】
(第Bb3工程)
本工程は、アミン化合物(XXII)とカルボン酸化合物 R1COOHを縮合し、化合物(XXIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0178】
(第Bb4工程)
本工程は、化合物(XXIII)のアミノ基の保護基を脱保護し、化合物(XXIV)を製造する工程であり、第Ba6工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0179】
(第Bb5工程)
本工程は、アミン化合物(XXIV)とカルボン酸化合物(V)又は(X)を、不活性溶媒中、塩基、縮合剤の存在下、縮合することにより化合物(XXV)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0180】
(第Bb6工程)
本工程は、化合物(XXV)のエステルを加水分解し、化合物(XXVI)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0181】
Bb法の各工程の順序は特に制限なく、(XXVI)の製造のために、それぞれを組み合わせて行うことができる。例えばBb5工程を最初に行い、Bb2工程、Bb3工程、Bb6工程の順序で行っても製造できる。
【0182】
(Bc法)
(第Bc1工程)
本工程は、公知アミン化合物(XXVII)とカルボン酸化合物 R1COOHを縮合し、化合物(XXVIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0183】
(第Bc2工程)
本工程は、化合物(XXVIII)のフェノール性水酸基に酢酸ユニットを導入し化合物(XXIX)を製造する工程であり、化合物(XXVIII)を、不活性溶媒中、塩基存在下、ハロゲン化化合物(XLV)と処理することにより達成される。
【0184】
ハロゲン化化合物は、例えばブロモ酢酸エチルエステル、4−ブロモブチル酸エチルエステル、4−ブロモ吉草酸エチルエステルが好適である。
【0185】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類を挙げることができる。さらに好適にはN,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミドである。
【0186】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類が好適である。
【0187】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には室温乃至60℃である。
【0188】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には10分乃至1時間である。
【0189】
(第Bc3工程)
本工程は、ニトロ化合物(XXIX)を、不活性溶媒中、水素雰囲気で触媒存在下還元し、アミン化合物(XXX)を製造する工程であり、第Ba1工程と同様な条件で処理することにより達成される。
【0190】
(第Bc4工程)
本工程は、アミン化合物(XXX)をカルボン酸化合物(V)又は(X)と縮合することにより化合物(XXXI)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0191】
(第Bc5工程)
本工程は、化合物(XXXI)のエステルを加水分解し、化合物(XXXII)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0192】
Bc法の各工程の順序は特に制限なく、(XXXII)の製造のために、それぞれを組み合わせて行うことができる。例えば、(XXVII)のアミン部分を適当な保護基で保護した後、Bc2工程を最初に行い、Bc3工程、Bc1工程、Bc4工程、Bc5工程の順序で行っても製造できる。また、R2が水酸基である化合物は、Bc1工程、Bc3工程、Bc4工程、Bc5工程の順序で製造できる。
【0193】
(Bd法)
(第Bd1工程)
本工程は、化合物(XXXIII)を、不活性溶媒中、塩基存在下、公知化合物(XLVI)と処理することにより化合物(XXXIV)を製造する工程であり、第Bc2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0194】
(第Bd2工程)
本工程は、ニトロ化合物(XXXIV)を、不活性溶媒中、水素雰囲気で触媒存在下還元することによりアミン化合物(XXXV)を製造する工程であり、第Ba1工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0195】
(第Bd3工程)
本工程は、化合物(XXXV)のアミノ基を適当な保護基で保護することにより、化合物(XXXVI)を製造する工程であり、第Ba2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0196】
(第Bd4工程)
本工程は、アルコール化合物(XXXVII)を製造する工程であり、化合物(XXXVI)のアルデヒド基を不活性溶媒中、還元剤で還元することにより達成される。
【0197】
使用される還元剤は、通常、アルデヒド基をアルコール基に還元する反応に用いるものであれば特に限定はないが、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウムのような水素化ホウ素アルカリ金属、水素化アルミニウムリチウム、水素化リチウムトリエトキシドアルミニウムのような水素化アルミニウム化合物、水素化テルルナトリウムのようなヒドリド試薬が挙げられ、好適には、水素化ホウ素ナトリウムである。
【0198】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノールのようなアルコール類、ジオキサン、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、水又は上記の混合溶媒が挙げられ、好適には、メタノール又はテトラヒドロフランである。
【0199】
反応温度は、‐10℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0200】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0201】
(第Bd5工程)
本工程は、化合物(XXXVIII)を製造する工程であり、化合物(XXXVII)を不活性溶媒中、塩基存在下、スルホニル化剤と処理することにより達成される。
【0202】
使用されるスルホニル化剤は、通常、水酸基をスルホニル化する反応に用いるものであれば、特に限定はないが、例えば、塩化エタンスルホニルのようなハロゲン化アルカンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニルのようなハロゲン化アリールスルホニル、メタンスルホン酸無水物、ベンゼンスルホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホン酸無水物のようなスルホン酸無水物類を挙げることができる。好適には、塩化メタンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニル又はトリフルオロメタンスルホン酸無水物である。
【0203】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができる。好適には、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、エーテル類であり、さらに好適にはテトラヒドロフランである。
【0204】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適にはトリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、さらに好適にはトリエチルアミン又はピリジンである。
【0205】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には0℃乃至室温である。
【0206】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には10分乃至1時間である。
【0207】
また、本工程は、化合物(XXXVII)を不活性溶媒中、トリアリールホスフィン存在下、テトラハロゲン化炭素と処理することによっても達成される。
【0208】
使用される溶媒は、好適にはテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり、さらに好適にはテトラヒドロフラン又はジオキサンである。
【0209】
使用されるトリアリールホスフィンは、好適にはトリフェニルホスフィンである。
【0210】
使用されるテトラハロゲン化炭素は、好適には四臭化炭素、四塩化炭素又は四沃化炭素である。
【0211】
反応温度は、‐10℃乃至40℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0212】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0213】
さらに、本工程は、第Ba5工程の酸ハライド化条件と同様の条件で行うことによっても達成される。
【0214】
(第Bd6工程)
本工程は、化合物(XXXVIII)をアジ化剤と処理することにより、アジド化合物(XXXIX)を製造する工程であり、第Ba3工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0215】
(第Bd7工程)
本工程は、化合物(XXXIX)のアジド基を還元し化合物(XL)を製造する工程であり、第Ba4工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0216】
(第Bd8工程)
本工程は、アミン化合物(XL)をカルボン酸化合物(V)又は(X)と縮合することにより化合物(XLI)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0217】
(第Bd9工程)
本工程は、化合物(XLI)のアミノ基の保護基を脱保護し、化合物(XLII)を製造する工程であり、第Ba6工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0218】
(第Bd10工程)
本工程は、アミン化合物(XLII)とカルボン酸化合物R1COOHを縮合し、化合物(XLIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
(第Bd11工程)
本工程は、化合物(XLIII)のエステルを加水分解し、化合物(XLIV)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0219】
また、W1が酸素原子を示す場合、e法を用いて製造することもできる。e法は例えば、実施例40のa、b、c及びdに準じて行うことができる。
【0220】
また、R1が置換基を有するピペラジンを示す場合、f法又はg法を用いて製造することもできる。f法は例えば、実施例62のa、b、c、d、e及びfに準じて行うことができる。g法は例えば、実施例68のa、b、c、d及びeに準じて行うことができる。
【0221】
また、R1が置換基を有するピペリジンを示す場合、h法を用いて製造することもできる。h法は例えば、実施例71のa、b、c、d、e及びfに準じて行うことができる。
上記各工程の反応終了後、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不要物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水等で洗浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
【0222】
得られた目的物は必要ならば常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例えば、吸着カラムクロマトグラフィー法、分配カラムクロマトグラフィー法等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロマトグラフィーを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフィー法を適宜組み合わせ、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体、その薬理上許容される塩及びそのエステルは、種々の形態で投与される。その投与形態としては特に限定はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等に応じて決定される。例えば錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤およびカプセル剤の場合には経口投与される。また注射剤の場合には単独であるいはぶどう糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与される。好適には経口投与である。
【0223】
これらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、溶解剤、矯味矯臭、コーティング剤等既知の医薬製剤分野において通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することができる。
【0224】
錠剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ぶどう糖、尿素、澱粉、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ぶどう糖液、澱粉液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン糖の結合剤、乾燥澱粉、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、澱粉、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリン、澱粉等の保湿剤、澱粉、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、硼酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が例示できる。更に錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。
【0225】
丸剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えばぶどう糖、乳糖、澱粉、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナランカンテン等の崩壊剤等が例示できる。
【0226】
坐剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げることができる。
【0227】
注射剤として調製される場合には、液剤および懸濁剤は殺菌され、且つ血液と等張であるのが好ましく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成形するに際しては、希釈剤としてこの分野において慣用されているものを全て使用でき、例えば水、エチルアルコール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等を挙げることができる。なお、この場合、等張性の溶液を調製するに十分な量の食塩、ぶどう糖、あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。
【0228】
更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含有せしめてもよい。
【0229】
上記医薬製剤中に含まれる有効成分化合物の量は、特に限定されず広範囲に適宜選択されるが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは1〜30重量%含まれる量とするのが適当である。
【0230】
その投与量は、症状、年令、体重、投与方法および剤型等によって異なるが、通常は成人に対して1日、下限として0.001mg(好ましくは0.01mg、更に好ましくは0.1mg)であり、上限として2、000mg(好ましくは200mg、更に好ましくは20mg)を1回ないし数回投与することができる。
【0231】
【実施例】
次に実施例、参考例、試験例および製剤例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0232】
【実施例1】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−3)
(1a)2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸
ベンジルマロン酸 ジエチルエステル(2.5g、10mmol)をエタノール(8ml)に溶解した溶液に、KOH(0.56g、10mmol)のエタノール(8ml)溶液を滴加後、室温で一晩放置した。反応液を濃縮した中に水並びに酢酸エチルを加え分液後、水相に1N−塩酸水(10ml)を滴加した。再度酢酸エチルを加えて分液抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮し、標記目的化合物(1.86g、収率84%)を油状物質として得た。得られた化合物は精製することなく次に反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.21 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.25 (2H, dd, J= 1.6 , 7.6Hz), 3.70 (1H, t, J= 7.6Hz), 4.17 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.18−7.31 (5H, m).
(1b)2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(650mg、2.9mmol)のテトラヒドロフラン(THF、7ml)溶液にオキザリルクロリド(0.33ml、3.8mmol)を滴加後、DMF(触媒量)を加え、室温で90分間攪拌した。反応液を濃縮後、再度THF(10ml)に溶解した溶液を、4−ニトロアニリン(430mg、3.1mmol)のジメチルアセトアミド(DMA、10ml)溶液中に室温で滴加し、5時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチル並びに飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和重硫酸カリウム水溶液(2回)並びに飽和食塩水(2回)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製後、ヘキサンより固化、ろ取し、標記目的化合物(0.36g、収率35%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.16 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.29 (1H, dd, J= 8.5, 13.7Hz), 3.38 (1H, dd, J= 6.2, 13.7Hz), 3.67 (1H, dd, J= 6.2, 8.5Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.22−7.32 (3H, m), 7.68 (2H, d, J= 9.1Hz), 8.21 (2H, d, J= 9.1Hz), 9.12 (1H, s).
(1c)2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1bで合成した2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.36g、1.0mmol)のTHF(10ml)溶液に20%水酸化パラジウム−炭素(40mg)を加え、室温で水素気流下3時間攪拌した。触媒をろ去、濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製して、標記目的化合物(0.32g、収率99%)を得た。得られたアメ状化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.7, 13.7Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.58 (1H, dd, J= 6.3, 8.7Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.62−6.66 (2H, m), 6.99−7.52 (7H, m), 8.21 (1H, s).
(1d)2−(4−ペンタデカカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1cで得られた2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.31g、0.99mmol)のDMA(6ml)溶液にパルミチン酸クロリド(0.36ml、1.2mmol)を滴加後、室温で2時間攪拌した。
反応液に酢酸エチル、飽和重曹水並びに水を加え、精製した固体をろ取し、水並びにIPEで洗浄し、標記目的化合物(0.44g、収率80%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.17−1.35 (26H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.10−3.16 (2H, m), 3.80 (1H, dd, J= 7.2, 8.1Hz), 4.08 (2H, q, J= 7.0Hz),7.15−7.30 (5H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.05 (1H, s).
(1e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例1dで得られた2−(4−ペンタデカカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.44g、0.79mmol)をジオキサン(60ml)に溶解後、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.58ml)を加え、50℃にて6時間攪拌した。反応液を濃縮後、1N−塩酸水(1.6ml)を滴加攪拌し、精製した固体をろ取乾燥し、標記目的化合物(0.18g、収率44%)を得た。
【0233】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.07−1.27 (26H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.03−3.14 (2H, m), 3.71 (2H, t, J= 7.5Hz), 7.14−7.28 (5H, m), 7.42 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 523 (M + H)+.
【0234】
【実施例2】
2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−4)
(2a)2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロパン酸 エチルエステル
実施例1cで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.30g、1.0mmol)、DMA(3ml)およびウンデカノイルクロリド(0.25ml)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.42g、収率90%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.26 (14H, bs), 1.68−1.75 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 13.6Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.3, 13.6Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.12 (1H, s), 7.19−7.31 (5H, m), 7.43 (2H, d, J= 9.1Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.1Hz), 8.46 (1H, s).
(2b)2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例2aで合成した2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.41g、0.87mmol)、THF(12ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.74ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.32g、収率81%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (14H, bs), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.09 (2H, d, J= 8.2Hz), 3.71 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.14−7.19 (1H, m), 7.22−7.27 (4H, m), 7.42 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 453 (M + H)+.
【0235】
【実施例3】
2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−5)
(3a)2−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3‐フェニルプロピオン酸(47.5g、0.21mol)、THF(100ml)、オキザリルクロリド(22ml、0.26mol)、4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(49g、0.23mol)を用いて、実施例1bと同様の方法により、標記目的化合物(82.7g、収率94%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.51 (9H, s), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.60 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.45 (1H, bs), 7.18−7.32 (7H, m), 7.39−7.41 (2H, m), 8.41 (1H, bs).
(3b)2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル 塩酸塩
実施例3aで合成した2−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(46.4g、0.11mol)をジオキサン(250ml)に懸濁させた中に、室温で4N−塩化水素/ジオキサン溶液(250ml)を加え3日間攪拌した。
反応液をおよそ半分まで濃縮後、300mlのエーテルを加え1時間攪拌した。生成した固体をろ取乾燥し、標記目的化合物(39g、99%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.13 (3H, t, J= 7.0Hz), 3.12−3.14 (2H, m), 3.86 (1H, t, J= 7.6Hz), 4.09 (2H, q, J= 7.0Hz), 7.17−7.28 (7H, m), 7.59 (2H, d, J= 8.9Hz), 10.36 (1H, bs).
(3c)2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例3bで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル 塩酸塩(0.84g、2.4mmol)、ピリジン(15ml)および実施例1bと同様の方法により(11E)オクタデセ−11−エノイル酸(0.56g、2mmol)並びにオキザリルクロリド(0.21ml、2.4mmol)より容易に調整される(11E)オクタデセ−11−エノイルクロリドを用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(1.1g、収率95%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.34 (20H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.91−1.97 (4H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.10−3.13 (2H, m), 3.85 (1H, t, J= 7.7Hz), 4.08 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.23−7.65 (4H, m), 7.46 (4H, ABq, J= 8.8, 30.3Hz), 9.86 (1H, bs), 10.17 (1H, bs).
(3d)2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例3cで合成した2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.1g、1.91mmol)、ジオキサン(20ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.65ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.95g、収率91%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.35 (20H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.90−1.98 (4H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.07−3.10 (2H, m), 3.71 (1H, dd, J= 6.9, 8.6Hz), 5.34−5.37 (2H, m), 7.13−7.19 (1H, m), 7.20−7.28 (4H, m), 7.45 (4H, ABq, J= 9.0, 25.3Hz), 7.78 (1H, bs), 10.00 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 549 (M + H)+.
【0236】
【実施例4】
2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−6)
(4a)2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例3bで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル 塩酸塩(0.63g、1.8mmol)、ピリジン(10ml)および(9E)オクタデセ−9−エノイルクロリド(オレオイルクロリド)(0.65ml、1.97mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(1.1g、収率95%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.25−1.40 (20H, m), 1.71−1.96 (2H, m), 1.96−2.02 (4H, m), 2.33 (1H, t, J= 7.5Hz), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.34−5.38 (2H, m), 7.13 (1H. bs), 7.18−7.30 (5H, m), 7.44 (4H, Abq, J= 9.0, 15.2Hz), 8.47 (1H, bs).
(4b)2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例4aで合成した2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.0g、1.77mmol)、ジオキサン(15ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.11ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.86g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.23−1.32 (20H, m), 1.54−1.58 (2H, m), 1.93−1.99 (4H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.07−3.10 (2H, m), 3.71 (1H, t, J= 7.6Hz), 5.32−5.36 (2H, m), 7.16−7.28 (5H, m), 7.45 (4H, ABq, J= 9.1, 25.0Hz), 9.76 (1H, bs), 10.00 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 565 (M + H)+.
【0237】
【実施例5】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(例示化合物番号1−14)
(5a)2−(2−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル(4.40ml、26mmol)、2−メトキシベンツアルデヒド(3.54g、26mmol)、ピペリジン(2.57ml、26mmol)、酢酸(1.49ml、26mmol)のエタノール(50ml)溶液を4時間加熱還流した。
【0238】
反応液を濃縮後、酢酸エチル並びに飽和重硫酸カリウム水溶液を加え、分液抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:塩化メチレン=1:2、V/V)で精製し、標記目的化合物(7.6g、収率100%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.45, 1.53 (計9H, 各s), 3.77, 3.84 (計3H, 各s), 6.88−6.93, 7.32−7.39, 7.49−7.54, 7.98−7.80 (計5H, m).
(5b)2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸tert−ブチルエステル
実施例5aで合成した2−(2−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(7.6g、26mmol)、THF(50ml)並びにメタノール(15ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(1.19g)を用い、実施例1cと同様に反応、処理し、標記目的化合物(7.78g、収率98%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.37 (9H, s), 3.13 (1H, dd, J= 8.1, 13.6Hz), 3.18 (1H, dd, J= 7.6, 13.6Hz), 3.68 (3H, s), 3.77 (1H, t, J= 7.9Hz), 3.83 (3H, s), 6.82−6.86 (2H, m), 7.13 (1H, d, J= 1.7, 7.4Hz), 7.20 (1H, dt, J= 1.7, 7.8Hz).
(5c)2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸実施例5bで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル(4.66g、15.8mmol)をトリフリオロ酢酸(TFA、10ml)に溶解し、触媒量のアニソールを加えて室温で1時間攪拌した。
【0239】
反応液を濃縮、トルエンで2回共沸乾固し、標記目的化合物(3.6g、収率96%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.17−3.28 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.82 (3H, s), 3.88 (1H, t, J= 7.7Hz), 6.83−6.88 (2H, m), 7.12−7.60 (1H, m), 7.20−7.23 (1H, m).
(5d)2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例5cで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸(3.77g、15.8mmol)、THF(20ml)、オキザリルクロリド(1.7ml、19mmol)および4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(3.62g、17.4mmol)を用いて、実施例1bと同様の方法により、標記目的化合物(3.25g、収率34%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.24 (1H, dd, J= 7.8, 13.5Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.7, 13.5Hz), 3.68 (3H, s), 3.74 (1H, dd, J= 6.7, 7.8Hz), 3.81 (3H, s), 6.45 1(H, bs), 6.83−6.87 (2H, m), 7.13 (1H, d, J= 6.2Hz), 7.22 (1H, t, J= 7.8Hz), 7.29 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.18 (1H, bs).
(5e)2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例5dで合成した2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(3.25g、7.6mmol)、ジオキサン(15ml)および4N−塩化水素/ジオキサン(40ml)を用いて、実施例3bと同様の方法により、標記目的化合物(2.60g、収率94%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.03 (1H, dd, J= 9.2, 13.8Hz), 3.17 (1H, dd, J= 5.7, 13.8Hz), 3.64 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.87 (1H, dd, J= 5.7, 9.1Hz), 6.8 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.95 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.08 (1H, d, J= 7.4Hz), 7.18 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.23 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.58 (2H, d, J= 8.8Hz), 9.62−9.98 (2H, bs), 10.28 (1H, s).
(5f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル
実施例5eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.51g、1.41mmol)、ピリジン(10ml)およびパルミチン酸クロリド(0.51ml、1.7mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.72g、収率91%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.32 (24H, m), 1.53−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (2H, dd, J= 9.0, 13.7Hz), 3.15 (2H, dd, J= 5.8, 13.7Hz), 3.63 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.82 (1H, dd, J= 5.8, 9.0Hz), 6.80 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.95 (1H, d, J= 8.2Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.4Hz), 7.08−7.20 (1H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, s), 10.00 (1H, s).
(5g)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸
実施例5fで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル(0.72g、1.28mmol)、ジオキサン(20ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.7ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.66g、収率94%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.22−1.30 (24H, m), 1.54−1.57 (2H, m), 3.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.98 (1H, dd, J= 9.0, 13.9Hz), 3.12 (1H, dd, J= 5.4, 13.9Hz), 3.72 (1H, dd, J= 5.4, 9.0Hz), 3.79 (3H, s), 6.79 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.94 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.4, 7.4Hz), 7.14−7.18 (1H, m), 7.41 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, s), 9.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 553 (M + H)+.
【0240】
【実施例6】
2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(例示化合物番号1−16)
(6a)2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル
実施例5eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩 (0.55g、1.50mmol)、ピリジン(10ml)およびデカノイルクロリド(0.37ml、1.78mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.63g、収率87%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.23−1.30 (12H, m), 1.52−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (1H, dd, J= 9.1, 13.9Hz), 3.15 (1H, dd, J= 5.8, 13.9Hz), 3.63 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.82 (1H, dd, J= 5.8, 9.1Hz), 6.80 (1H, t, J= 7.5Hz), 6.95 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.5Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.00 (1H, s).
(6b) 2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸
実施例6aで合成した2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル(0.63g、1.3mmol)、ジオキサン(10ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.56ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.55g、収率90%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.22−1.32 (12H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.99 (1H, dd, J= 9.2, 13.8Hz), 3.12 (1H, dd, J= 5.4, 13.8Hz), 3.72 (1H, dd, J= 5.4, 9.2Hz), 3.79 (3H, s), 6.79 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.94 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.4Hz), 7.14−7.19 (1H, m), 7.41 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, bs), 9.94 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 469 (M + H)+.
【0241】
【実施例7】
2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(例示化合物番号1−15)
(7a)2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル
実施例5eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩 (0.55g、1.50mmol)、ピリジン(8ml)およびドデカノイルクロリド(0.42ml、1.82mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.71g、収率93%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。1H NMR(DMSO−d6,400MHz) :δ 0.85 (3H, t), 1.20−1.32 (16H, m), 1.51−1.61 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (1H, dd, J= 9.0, 13.7Hz), 3.15 (1H, dd, J= 5.7, 13.7Hz), 3.63 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.82 (1H, dd, J= 5.7, 9.0Hz), 6.80 (1H, t, J= 7.0Hz), 6.95 (1H, d, J= 7.9Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.4Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, bs), 10.00 (1H, bs).
(7b)2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸
実施例7aで合成した2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル(0.71g、1.4mmol)、ジオキサン(15ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.66ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.65g、収率94%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.32 (16H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.99 (1H, dd, J= 9.3, 13.8Hz), 3.12 (1H, dd, J= 5.4, 13.8Hz), 3.72 (1H, dd, J= 5.4, 9.3Hz), 3.79 (3H, s), 6.79 (1H, t, J= 7.3Hz), 6.94 (1H, d, J= 8.2Hz), 7.08 (1H, d, J= 6.1Hz), 7.14−7.18 (1H, m), 7.41 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, bs), 9.93 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 497 (M + H)+.
【0242】
【実施例8】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸(例示化合物番号1−24)
(8a)2−(2−メチルフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル(5.1ml、30mmol)、2−メチルベンツアルデヒド(3.60g、30mmol)、ピペリジン(3.56ml、30mmol)、酢酸(2.06ml、30mmol)のエタノール(50ml)溶液を用いて、実施例5aと同様の方法により、標記目的化合物(8.1g、収率98%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.39, 1.54 (計9H, 各s), 2.36, 2.38 (計3H, 各s), 3.73, 3.85 (計3H, 各s), 7.13−7.32, 7.39−7.42 (計4H, m), 7.87, 7.89 (計1H, 各s).
(8b)2−メトキシカルボニル−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例8aで合成した2−(2−メチルフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(8.1g、29mmol)、THF(70ml)並びにメタノール(30ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(1.19g)を用い、実施例1cと同様に反応、処理し、標記目的化合物(8.1g、収率99%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.39 (9H, s), 2.34 (3H, s), 3.19 (2H, d, J= 7.8Hz), 3.58 (1H, t, J= 7.8Hz), 3.70 (3H, s), 7.08−7.16 (4H, m).
(8c)2−メトキシカルボニル−3−(2‐メチルフェニル)プロピオン酸
実施例8bで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル(3.90g、14mmol)、TFA(10ml)および触媒量のアニソールを用い、実施例5cと同様に反応、処理し、標記目的化合物(3.1g、収率100%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.34 (3H, s), 3.26 (2H, d, J= 7.7Hz), 3.72 (3H, s), 3.72 (1H, t, J= 7.7Hz), 4.40−4.70 (1H, m), 7.10−7.17 (4H, m).
(8d)2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−3(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例8cで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2‐メチルフェニル)プロピオン酸(3.1g、14mmol)、THF(20ml)、オキザリルクロリド(1.47ml、16.8mmol)および4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(3.21g、15.4mmol)を用いて、実施例1bと同様の方法により、標記目的化合物(5.0g、収率72%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 2.35 (3H, s), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 14.0Hz), 3.38 (1H, dd, J= 6.6, 14.0Hz), 3.59 (1H, dd, J= 6.6, 8.6Hz), 3.66 (3H, s), 6.45 (1H, bs), 7.09−7.19 (2H, m), 7.29−7.32 (1H, m), 7.39−7.42 (1H, m), 8.23 (1H, bs).
(8e)2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例8dで合成した2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(2.35g、5.7mmol)、ジオキサン(20ml)および4−塩化水素/ジオキサン(20ml)を用いて、実施例3bと同様の方法により、標記目的化合物(1.32g、収率66%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 2.31 (3H, s), 3.08−3.19 (2H, m), 3.89 (1H, dd, J= 6.4, 8.8Hz), 7.04−7.15 (2H, m), 7.24 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.58 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.60−10.00 (1H, m), 10.34 (1H, s).
(8f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸
実施例8eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.52g、1.5mmol)、ピリジン(10ml)およびパルミチン酸クロリド(0.55ml、1.8mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.72g、収率87%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.31 (26H, m), 1.53−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.31 (3H, s), 3.07−3.18 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J= 6.4, 8.7Hz), 7.04−7.15 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.02 (1H, s).
(8g)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸
実施例8fで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸(0.72g、1.32mmol)、ジオキサン(20ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.7ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.61g、収率86%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.31 (26H, m), 1.53−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.50 (3H, s), 3.03−3.13 (2H, m), 3.71 (1H, dd, J= 6.1, 8.7Hz), 7.03−7.15 (2H, m), 7.40 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.48 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.78 (1H, s), 9.97 (1H, s).
【0243】
【実施例9】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−40)
(9a)2−フェノキシマロン酸 ジメチルエステル
フェノール(4.70g、50mmol)のトルエン(25ml)およびDMF(25ml)溶液に窒素気流下で水素化ナトリウム(55%油状、2.40g、55mmol)を氷水冷却下にて加えた後、室温で1時間攪拌した。さらに2−クロロマロン酸ジメチルエステル(3.4ml、50mmol)を室温で滴加後、60℃で4時間加熱攪拌した。反応液に酢酸エチルおよび水を加え、分液抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄(5回)後、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、V/V)で精製し、標記目的化合物(6.66g、収率59%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.86 (6H, s), 5.25 (1H, s), 6.95−6.97 (2H, m), 7.02−7.07 (1H, m), 7.28−7.33 (2H, m).
(9b)2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル
実施例9aで合成した2−フェノキシマロン酸 ジメチルエステル(2.4g、10.7mmol)のメタノール(10ml)溶液に、水酸化カリウム(0.61g、10.7mmol)のメタノール(10ml)溶液を室温で加え、一晩放置した。反応液を濃縮後、実施例1aと同様に処理して、標記目的化合物(1.86g、収率83%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.87 (3H, s), 5.28 (1H, s), 6.97 (2H, d, J= 7.8Hz), 7.07 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.29−7.35 (2H, m).
(9c)2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−2−フェノキシ酢酸 メチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(1.86g、8.85mmol)、オキザリルクロリド(1.0ml、11.5mmol)、4−ニトロアニリン(0.94g、6.81mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(2.18g、収率97%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.88 (3H, s), 5.29 (1H, s), 7.02 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.13 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.35−7.39 (2H, m), 7.80 (2H, d, J= 9.2Hz), 8.25 (2H, d, J= 9.2Hz), 8.71 (1H, bs).
(9d)2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−2‐フェノキシ酢酸 メチルエステル
実施例9cで合成した2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−2−フェノキシ酢酸 メチルエステル(2.18g、6.6mmol)、THF(45ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(0.22g)を用い、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.36g、収率69%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.64 (2H, bs), 3.86 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.67 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.05 (2H, d, J= 7.9Hz), 7.09 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.33−7.37 (4H, m), 8.23 (1H, bs).
(9e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
実施例9dで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−2−フェノキシ酢酸 メチルエステル(0.55g、1.83mmol)、DMA(6ml)およびパルミチン酸クロリド(0.67ml、2.2mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して標記目的化合物(0.89g、収率90%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.39 (26H, m), 1.68−1.76 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.86 (3H, s), 5.25 (1H, s), 7.02 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.07−7.12 (2H, m), 7.35 (2H, t, J= 8.0Hz), 7.51 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.54 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.37 (1H, bs).
(9f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例9eで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(1.12g、2.0mmol)、THF(50ml)、水酸化リチウム1水塩(0.115g、2.75mmol)の水(1.5ml)溶液を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.39g、収率36%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.27 (26H, m), 1.53−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 5.39 (1H, s), 6.98−7.03 (3H, m), 7.31−7.35 (2H, m), 7.54 (4H, s), 9.83 (1H, s), 10.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 525 (M + H)+.
【0244】
【実施例10】
2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号3−3)
(10a)N−tert−ブトキシカルボニル−4−ニトロベンジルアミン
4−ニトロベンジルアミン 塩酸塩(0.6g、3.18mmol)のTHF(6ml)溶液に、N、N−ジイソプロピルエチルアミン(1.66ml、9.5mmol)、ジ−tert−ブチル ジカーボネート(BOC2O:0.76g、3.5mmol)を加え、室温で一晩放置した。反応液を酢酸エチルおよび水で希釈後、飽和重硫酸カリウム水溶液を加えてから分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮した。残さにジイソプロピルエーテルを加えて結晶化後、ろ取し、標記目的化合物(0.73g、収率91%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 4.42 (2H, d, J= 6.0Hz), 4.95−5.03 (1H, m), 7.45 (2H, d, J= 8.7Hz), 8.20 (2H, d, J= 8.7Hz).
(10b)4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン
実施例10aで合成したN−tert−ブトキシカルボニル−4−ニトロベンジルアミン(0.73g、2.89mmol)、THF(8ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(0.08g)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.46g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.45 (9H, s), 3.60−3.67 (2H, m), 4.18 (2H, d, J= 5.0Hz), 4.65−4.75 (1H, bs), 6.64 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.07 (2H, d, J= 8.4Hz).
(10c)N−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)フェニル−ヘキサデカノイルアミド
実施例10bで合成した4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン(0.25g、1.12mmol)、DMA(2.5ml)およびパルミチン酸クロリド(0.41ml、1.35mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.45g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.35 (26H, m), 1.39 (9H, s), 1.52−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.05 (2H, d, J= 6.0Hz), 7.13 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.29−7.33 (1H, m), 7.50 (2H, d, J= 8.4Hz), 9.79 (1H, s).
(10d)4−(ペンタデカカルボニルアミノ)フェニルメチルアミン
実施例10cで合成したN−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)フェニル−ヘキサデカノイルアミド(0.45g、0.98mmol)、塩化メチレン(9ml)、TFA(0.9ml)および触媒量のアニソールを用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、残さをジイソプロピルエーテルより固化、ろ取して、標記目的化合物(0.34g、収率96%)を固体として得た。1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.32 (26H, m), 1.55−1.59 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.64 (2H, s), 7.22 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.50 (2H, d, J= 8.4Hz), 9.75 (1H, bs).
(10e)2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.11g、0.52mmol)、オキザリルクロリド(0.06ml、0.66mmol)、実施例10dで合成した4−(ペンタデカカルボニルアミノ)フェニルメチルアミン(0.14g、0.39mmol)、DMA(4ml)並びにトリエチルアミン(0.11ml、0.78mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.11、収率51%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.17−1.37 (26H, m), 1.72 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.19 (1H, dd, J= 8.2, 13.7Hz), 3.29 (1H, dd, J= 6.8, 13.8Hz), 3.50 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.37 (2H, ddd, J= 5.7, 12.0, 14.8Hz), 6.63 (1H, bs), 7.10 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.17 (1H, d, J= 7.2Hz), 7.20−7.29 (4H, m), 7.44 (2H, d, J= 8.1Hz).
(10f)2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例10eで合成した2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 メチルエステル(0.11g、0.19mmol)、ジオキサン(3ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.40ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(78mg、収率73%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.17−1.28 (26H, m), 1.53−1.60 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.97−3.08 (2H, m), 3.58 (2H, dd, J= 6.4, 8.9Hz), 4.08 (1H, dd, J= 5.7, 15.5Hz), 4.22 (1H, dd, J= 6.3, 15.5Hz), 6.90 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.18−7.27 (5H, m), 7.43 (2H, d, J= 8.4Hz), 8.43 (1H, t, J= 6.1Hz), 9.76 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 537 (M + H)+.
【0245】
【実施例11】
2−[N−[3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号2−3)
(11a)2−(3−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(8.96g、40mmol)、オキザリルクロリド(4.55ml、52mmol)、3−ニトロアニリン(4.28g、31mmol)、DMA(40ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(9.43g、収率89%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.17 (3H, t, J= 7.2Hz), 3.29 (1H, dd, J= 8.5, 13.7Hz), 3.38 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.67 (1H, dd, J= 6.3, 8.5Hz), 4.16 (2H, q, J= 7.2Hz), 7.18−7.32 (5H, m), 7.49 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.88 (1H, dd, J= 1.0, 8.2Hz), 7.97 (1H, ddd, J= 1.0, 2.0, 8.2Hz), 8.37 (1H, t, J= 2.2Hz), 8.97 (1H, bs).
(11b)2−(3−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例11aで合成した2−(3−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(9.43g、27.6mmol)、THF(190ml)並びに20%水酸化パラジウム−炭素(0.94g)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(7.74g、収率90%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.24 (1H, dd, J= 8.7, 13.7Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.59 (1H, dd, J= 8.7Hz), 3.70 (2H, bs), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.44 (1H, dd, J= 1.6, 8.0Hz), 6.66 (1H, dd, J= 1.4, 8.0Hz), 7.07 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.13 (1H, t, J= 2.0Hz), 7.19−7.33 (5H, m), 8.36 (1H, bs).
(11c)2−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例11bで合成した2−(3−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.30g、0.96mmol)、DMA(3ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.35ml)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.52g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.22−1.38 (26H, m), 1.67−1.75 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.6, 13.6Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.6Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.5, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.16−7.31 (8H, m), 7.38−7.41 (1H, m), 7.77 (1H, bs), 8.49 (1H, bs).
(11d)2−[N−[3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例11cで合成した2−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.52g、0.94mmol)、THF(10ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.9ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.43g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.32 (26H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.08−3.11 (2H, m), 3.76 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.13−7.26 (8H, m), 7.88 (1H, s), 9.83 (1H, s), 10.08 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 523 (M + H)+.
【0246】
【実施例12】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−29)
(12a)5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール
2−アミノ−5−ニトロフェノール(6.0g、38.9mmol)のTHF(80ml)溶液に炭酸カリウム(10.8g、77.9mmol)を加え、続いてパルミチン酸クロリド(11.8ml、39mmol)を滴加し、室温で1時間攪拌した。反応液に過剰の水を加え、析出した固体をろ取、乾燥し、標記目的化合物(15.0g、収率98%)を得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.4Hz), 1.22 (24H, bs), 1.58 (2H, bs), 2.48 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.68 (1H, s), 7.70 (1H, d, J= 9.0Hz), 8.31 (1H, d, J= 9.0Hz), 9.40 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 393 (M + H)+.
(12b)(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル
実施例11aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(1.0g、2.55mmol)のDMF(18ml)溶液にブロモ酢酸 エチルエステル(0.42ml、3.82mmol)並びに炭酸カリウム(0.88g、6.37mmol)を加え、室温で15分間攪拌した。反応液に過剰の水を加え、析出した固体をろ取、乾燥し、標記目的化合物(1.14g、収率93%)を得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.33 (27H, m), 1.56−1.61 (2H, m), 2.48 (2H, t, J= 7.5Hz), 4.20 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.06 (2H, s), 7.83 (1H, d, J= 2.5Hz), 7.91 (1H, dd, J= 2.5, 9.1Hz), 8.41 (1H, d, J= 9.1Hz), 9.50 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 479 (M + H)+.
(12c)(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル
実施例12bで合成した(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.50g、1.0mmol)、THF(5ml)、10%パラジウム−炭素(50mg)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.27g、収率58%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25−1.38 (27H, m), 1.69−1.76 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.6Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.61 (2H, s), 6.21 (1H, d, J= 2.4Hz), 6.37 (1H, dd, J= 2.4, 8.6Hz), 8.08 (1H, s), 8.10 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 448 ( M )+・.
(12d)2−[(3−エトキシカルボニルメチルオキシ−4−パルミトイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.16g、0.70mmol)、オキザリルクロリド(0.07ml、0.76mmol)、実施例12cで合成した(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.26g、0.58mmol)、DMA(2ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.35g、収率92%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.12 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.24 (27H, m), 1.56 (2H, bs), 2.33 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.10−3.12 (2H, m), 3.83 (1H, t, J= 7.6Hz), 4.08 (2H, q, J= 6.8Hz), 4.19 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.74 (2H, s), 7.04 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.17−7.19 (1H, m), 7.24−7.28 (5H, m), 7.79 (1H, d, J= 8.8Hz), 8.99 (1H, s), 10.21 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 652 ( M )+・.
(12e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸実施例12dで合成した2−[(3−エトキシカルボニルメチルオキシ−4−パルミトイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(0.33g、0.51mmol)、ジオキサン(2ml)、並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.19g、収率63%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.23 (24H, bs), 1.56 (2H, bs), 2.33 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.08−3.10 (2H, m), 3.70 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.65 (2H, s), 7.07 (1H, dd, J= 1.8, 8.8Hz), 7.17 (1H, t, J= 6.9Hz), 7.22−7.28 (5H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.03 (1H, s), 10.08 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 596 (M )+・.
【0247】
【実施例13】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−ヒドロキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−30)
(13a)4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル
実施例12aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(2.0g、5.1mmol)、4−ブロモブチル酸 エチルエステル(1.1ml、7.6mmol)、炭酸カリウム(1.76g、12.7mmol)およびジメチルホルムアミド(DMF、20ml)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(2.25g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.22−1.28 (24H, m), 1.59 (2H, bs), 2.08 (2H, t, J= 6.8Hz), 2.48−2.50 (2H, m), 2.58 (2H, t, J= 7.2Hz), 4.07 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.20 (2H, t, J= 6.1Hz), 7.78 (1H, d, J= 2.1Hz), 7.87 (1H, dd, J= 2.1, 8.9Hz), 8.35 (1H, d, J= 8.9Hz), 9.22 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 507 (M + H)+.
(13b)4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル
実施例13aで合成した4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル(2.2g、4.15mmol)、10%パラジウム−炭素(0.22g)並びにTHF(22ml)を用いて、実施例12cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.88g、収率91%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24 (24H, bs), 1.54 (2H, bs), 1.95 (2H, t, J= 6.9Hz), 2.23 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.47−2.50 (2H, m), 3.87 (2H, t, J= 6.1Hz), 4.06 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.92 (2H, s), 6.07 (1H, dd, J= 2.2, 8.4Hz), 6.21 (1H, d, J= 2.2Hz), 7.20 (1H, d, J= 8.4Hz), 8.49 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 476 ( M )+・.
(13c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−エトキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.45g、2.0mmol)、オキザリルクロリド(0.19ml、2.2mmol)、実施例13bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル(0.81g、1.69mmol)、DMA(10ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.87g、収率75%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.17 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24 (24H, bs), 1.54−1.57 (2H, m), 2.01 (2H, t, J= 6.8Hz), 2.33 (2H, t, J= 6.8Hz), 2.50−2.54 (2H, m), 3.11−3.12 (2H, m), 3.81 (2H, t, J= 7.9Hz), 3.95 (1H, t, J= 6.0Hz), 4.07 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.97 (1H, d, J= 8.3Hz), 7.18−7.44 (6H, m), 7.68 (1H, d, J= 8.2Hz), 8.77 (1H, s), 10.14 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 680 ( M )+・.
(13d)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−ヒドロキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例13cで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−エトキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.86g、1.26mmol)、ジオキサン(5ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(5.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.46g、収率59%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.56 (2H, bs), 1.98 (2H, t, J= 6.5Hz), 2.33 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.44 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.08−3.11 (2H, m), 3.71 (1H, t, J= 7.5Hz), 3.95 (2H, t, J= 6.2Hz), 6.98 (1H, d, J= 9.2Hz), 7.15−7.28 (5H, m), 7.32 (1H, s), 7.70 (1H, d, J= 8.5Hz), 8.76 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 624 ( M )+・.
【0248】
【実施例14】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−ヒドロキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−31)
(14a)4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸
エチルエステル
実施例12aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(2.0g、5.1mmol)、4−ブロモ吉草酸 エチルエステル(1.2ml、7.6mmol)、炭酸カリウム(1.76g、12.7mmol)およびDMF(20ml)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(2.17g、収率82%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.17 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.22 (24H, bs), 1.59 (2H, bs), 1.69−1.76 (2H, m), 1.81−1.87 (2H, m), 2.39 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.48 (2H, t, J= 7.3Hz), 4.05 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.19 (2H, t, J= 6.3Hz), 7.80 (1H, d, J= 2.3Hz), 7.87 (1H, d, J= 2.3, 8.9Hz), 8.33 (1H, d, J= 8.9Hz), 9.23 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 521 (M + H)+.
(14b)4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸エチルエステル
実施例14aで合成した4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸 エチルエステル(2.16g、4.15mmol)、10%パラジウム−炭素(0.22g)並びにTHF(22ml)を用いて、実施例12cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.8g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24 (24H, bs), 1.53 (2H, bs), 1.70 (4H, bs), 2.22 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.34 (2H, t, J= 6.9Hz), 3.85 (2H, t, J= 5.7Hz), 4.05 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.91 (2H, s), 6.07 (1H, dd, J= 2.1, 8.4Hz), 6.23 (1H, d, J= 2.1Hz), 7.18 (1H, d, J= 8.4Hz), 8.48 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 490 ( M )+・.
(14c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−エトキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.30g、1.3mmol)、オキザリルクロリド(0.13ml、1.5mmol)、実施例14bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸 エチルエステル(0.55g、1.12mmol)並びにDMA(8ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.68g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.17 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 1.68−1.78 (4H, m), 2.31 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.36 (2H, t, J= 7.1Hz), 3.11−3.14 (2H, m), 3.81 (1H, t, J= 7.6Hz), 3.94 (2H, t, J= 6.0Hz), 4.05 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.09 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.97 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.18−7.28 (5H, m), 7.32 (1H, s), 7.66 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.77 (1H, s), 10.11 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 694 ( M )+・.
(14d)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−ヒドロキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例14cで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−エトキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.66g、0.96mmol)ジオキサン(4ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(3.8ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.42g、収率68%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.23 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 1.63−1.69 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.31 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.08 (2H, d, J= 7.2Hz), 3.38 (1H, t, J= 7.2Hz), 3.92 (2H, t, J= 6.2Hz), 7.03 (1H, d, J= 8.5Hz), 7.10−7.13 (1H, m), 7.19−7.20 (4H, m), 7.34 (1H, s), 7.64 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.76 (1H, s), 10.66 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 638 ( M )+・.
【0249】
【実施例15】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−32)
(15a)tert−ブトキシ N−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)カルボキシアミド
2−アミノ−5−ニトロフェノール(1.1g、7.14mmol)、THF(20ml)、ジ−tert‐ブチル ジカーボネート(BOC2O:3.13g、14.3mmol)並びにトリエチルアミン(5ml、35.7mmol)を用いて、実施例10aと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.8g、100%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.58 (9H, s), 4.48 (1H, bs), 6.75 (1H, d, J= 8.9Hz), 8.00 (1H, dd, J= 2.4, 8.9Hz), 8.10 (1H, d, J= 2.4Hz).
MS(FAB) m/z: 254 ( M )+・.
(15b)2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ニトロ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル
実施例15aで合成したtert−ブトキシ N−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)カルボキシアミド(0.20g、0.79mmol)、ブロモ酢酸 エチルエステル(0.1ml、0.94mmol)、炭酸カリウム(0.22g、1.57mmol)並びにDMF(3ml)を用いて、実施例12bと同様の方法にて反応、処理して、標記目的化合物(0.27g、収率100%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.33 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.55 (9H, s), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.78 (2H, s), 7.66 (1H, d, J= 2.4Hz), 7.96 (1H, dd, J= 2.4, 9.1Hz), 8.33 (1H, d, J= 9.1Hz).
MS(FAB) m/z: 341 (M + H)+.
(15c)2−[(5−アミノ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル
実施例15bで合成した2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ニトロ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル(0.27g、0.78mmol)、10%パラジウム−炭素(0.03g)並びに酢酸エチル(3ml)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.13g、収率52%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.51 (9H, s), 6.52 (2H, bs), 4.27 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.60 (2H, s), 6.18 (1H, d, J= 2.4Hz), 6.35 (1H, dd, J= 2.4, 8.6Hz), 7.06 (1H, bs), 7.79 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 310 ( M )+・.
(15d)2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル
実施例15cで合成した2−[(5−アミノ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.12g、0.4mmol)、パルミチン酸クロリド(0.14ml、0.45mmol)並びにDMA(2ml)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.15g、収率70%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.25 (24H, bs), 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.52 (9H, s), 1.68−1.72 (2H, m), 2.31 (2H, t, J= 7.5Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.68 (2H, s), 6.68 (1H, dd, J= 2.1, 8.7Hz), 7.08 (1H, s), 7.31 (1H, s), 7.64 (1H, d, J= 2.1Hz), 7.99−8.01 (1H, m).
MS(FAB) m/z: 548 (M + H)+・.
(15e)2−[(2−アミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル 塩酸塩
実施例15dで合成した2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル(0.15g、0.27mmol)、塩化メチレン(2ml)並びに4−N塩化水素/ジオキサン溶液(0.14ml)を用いて、実施例3bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(84mg、収率63%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25 (27H, bs), 1.65 (4H, bs), 2.45 (2H, bs), 4.20 (2H, bs), 4.69 (2H, bs), 6.62 (1H, bs), 7.40 (1H, bs), 8.04 (1H, bs), 9.54 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 449 (M + H)+.
(15f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(43mg、0.19mmol)、オキザリルクロリド(0.02ml、0.21mmol)並びに実施例15eで合成した2−[(2−アミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル 塩酸塩(79mg、0.16mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(67mg、収率63%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23 (27H, bs), 1.55 (2H, bs), 2.22−2.25 (2H, m), 3.11−3.12 (2H, m), 4.07 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.09−4.14 (1H, m), 4.18 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.52 (2H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.08−7.10 (2H, m), 7.26−7.27 (4H, m), 7.70 (1H, d), 9.78 (1H, s), 9.83 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 653 (M + H)+.
(15g)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸実施例15fで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(62mg、0.1mmol)、ジオキサン(1ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.4ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(45mg、収率79%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 2.24 (2H, dt, J= 2.7, 7.4Hz), 3.08−3.11 (2H, m), 3.99 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.52 (2H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.08−7.12 (2H, m), 7.25−7.26 (4H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.77 (1H, s), 9.82 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0250】
【実施例16】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−33)
(16a)5−アミノ−2−パルミトイルアミノフェノール
実施例12aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(1.20g、3.1mmol)、10%パラジウム−炭素(0.12g)並びにTHF(12ml)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.80g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.26 (24H, bs), 1.65−1.73 (3H, m), 2.39 (2H, t, J= 7.6Hz), 6.17 (1H, dd, J= 2.5, 8.4Hz), 6.33 (1H, d, J= 2.5Hz), 6.70 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.40 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 363 (M + H)+.
(16b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.54g、2.43mmol)、オキザリルクロリド(0.23ml、2.65mmol)並びに実施例16aで合成した5−アミノ−2−パルミトイルアミノフェノール(0.80g、2.21mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.09g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23 (24H, bs), 2.31 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.09−3.11 (2H, m), 3.80 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.08 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.80 (1H, dd, J= 2.1, 8.7Hz), 7.13−7.27 (6H, m), 7.61 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.18 (1H, s), 9.94 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 567 (M + H)+.
(16c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例16bで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.09g、1.92mmol)、ジオキサン(8ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(7.7ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.45g、収率44%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 2.34 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.09 (2H, d, J= 8.3Hz), 3.73 (1H, t, J= 7.5Hz), 6.84 (1H, dd, J= 2.0, 8.6Hz), 7.15−7.18 (1H, m), 7.22−7.26 (5H, m), 7.52 (1H, d, J= 8.6Hz), 9.17 (1H, s), 9.99 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 539 (M + H)+.
【0251】
【実施例17】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−34)
(17a)5−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノール
実施例(15a)で合成したtert−ブトキシ N−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)カルボキシアミド(0.80g、3.15mmol)、10%パラジウム−炭素(80mg)、THF(5ml)並びにメタノール(5ml)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(0.48g、収率67%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.26 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.51 (9H, s), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.19 (1H, dd, J= 2.5, 8.4Hz), 6.33 (1H, d, J= 2.5Hz), 6.39 (1H, bs), 6.71 (1H, d, J= 8.4Hz).
MS(FAB) m/z: 224 ( M )+・.
(17b)2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノフェノール
実施例17aで合成した5−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノール(0.48g、2.12mmol)、DMA(6ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.7ml、2.23mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.96g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23 (24H, bs), 1.44 (9H, s), 1.54 (2H, bs), 2.22 (2H, t, J= 7.4Hz), 6.83 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.07 (1H, s), 7.43 (1H, d), 7.85 (1H, s), 9.53 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 463 (M + H)+.
(17c)2−アミノ−5−パルミトイルアミノフェノール
実施例17bで合成した2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノフェノール(0.96g、2.1mmol)、塩化メチレン(8ml)、TFA(2ml)並びに触媒量のアニソールを用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.76g、収率100%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.54 (2H, bs), 2.19 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.24 (1H, bs), 6.46 (1H, d, J= 8.3Hz), 6.68 (1H, dd, J= 2.1, 8.3Hz), 7.07 (1H, d, J= 2.1Hz), 9.34 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 362 ( M )+・.
(17d)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.51g、2.30mmol)、オキザリルクロリド(0.22ml、2.5mmol)並びに実施例17cで合成した2−アミノ−5−パルミトイルアミノフェノール(0.76g、2.10mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.16g、収率97%)を固体として得た。1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.6Hz), 1.09 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.23 (24H, bs), 1.53 (2H, bs), 2.20 (2H, bs), 3.09 (2H, d, J= 6.6Hz), 3.88 (1H, d, J= 6.8Hz), 4.03 (2H, q, J= 6.9Hz), 6.97−7.10 (1H, m), 7.12−7.24 (6H, m), 7.71 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.47 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 567 (M + H)+.
(17e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例17dで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.16g、2.05mmol)、ジオキサン(8ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.2ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.45g、収率41%)を個体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.07−3.10 (2H, m), 4.01 (1H, t, J= 7.5Hz), 6.84 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.16−7.19 (1H, m), 7.25 (2H, s), 7.26 (2H, s), 7.36 (1H, s), 7.64 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.30 (1H, s), 9.70 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 539 (M + H)+.
【0252】
【実施例18】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−54)
(18a)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 エチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(0.39g、1.88mmol)、オキザリルクロリド(0.18ml、2.0mmol)並びに実施例12cで合成した(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.70g、1.56mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.79g、収率79%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.80 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.25 (24H, bs), 1.31 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.70−1.76 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.86 (3H, s), 4.28 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.70 (2H, s), 5.23 (1H, s), 6.85 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.01 (2H, d, J= 7.6Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.35 (2H, dd, J= 7.6, 8.7Hz), 7.68 (1H, s), 8.34−8.39 (3H, m).
MS(FAB) m/z: 640 ( M )+・.
(18b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例18aで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 エチルエステル(0.78g、1.23mmol)、ジオキサン(5ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.38g、収率52%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.57 (2H, bs), 2.35 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.69 (2H, s), 5.39 (1H, s), 6.97−7.03 (3H, m), 7.22 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.31−7.35 (3H, m), 7.88 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.06 (1H, s), 10.41 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 599 (M + H)+.
【0253】
【実施例19】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−60)
(19a)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−エトキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(0.15g、0.69mmol)、オキザリルクロリド(0.07ml、0.76mmol)並びに実施例13bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル(0.30g、0.63mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.16g、収率39%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.26 (27H, bs), 1.73 (2H, t, J= 7.0Hz), 2.19 (2H, t, J= 6.4Hz), 2.44 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.51 (2H, t, J= 6.8Hz), 3.86 (3H, s), 4.10 (2H, t, J= 5.8Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.24 (1H, s), 6.79 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.35 (2H, dd, J= 7.5, 8.4Hz), 7.63 (1H, s), 7.88 (1H, s), 8.37 (1H, s), 8.38 (1H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 668 ( M )+・.
(19b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例19aで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−エトキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(0.16g、0.25mmol)、ジオキサン(1ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(58mg、収率36%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.57 (2H, bs), 1.97−2.01 (2H, m), 2.35 (2H, t, J= 7.1Hz), 2.44 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.98 (2H, t, J= 6.3Hz), 5.40 (1H, s), 6.99−7.03 (3H, m), 7.15 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.34 (2H, dd, J= 7.5, 8.2Hz), 7.41 (1H, s), 7.78 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.79 (1H, s), 10.38 (1H, s), 10.38 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 627 (M + H)+.
【0254】
【実施例20】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−61)
(20a)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(0.14g、0.67mmol)、オキザリルクロリド(0.04ml、0.73mmol)並びに実施例14bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸 エチルエステル(0.30g、0.61mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.31g、収率75%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25 (27H, bs), 1.70−1.74 (2H, m), 1.83−1.87 (4H, m), 2.40−2.43 (4H, m), 3.86 (3H, s), 4.08 (2H, t, J= 5.8Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.24 (1H, s), 6.79 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.2Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.35 (2H, dd, J= 7.5, 8.2Hz), 7.65 (1H, s), 7.86 (1H, s), 8.36 (1H, d, J= 8.7Hz), 8.37 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 682 (M + H)+・.
(20b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例20aで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(0.31g、0.46mmol)、ジオキサン(2ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.8ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.21g、収率71%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.60 (2H, bs), 1.67−1.71 (2H, m), 1.75−1.80 (2H, m), 2.27−2.35 (4H, m), 3.97 (2H, t, J= 6.3Hz), 5.38 (1H, s), 6.98−7.02 (3H, m), 7.15 (1H, dd, J= 2.0, 8.7Hz), 7.33 (2H, dd, J= 7.3, 8.8Hz), 7.42 (1H, d, J= 2.0Hz), 7.75 (1H, d, J= 8.7Hz), 8.80 (1H, s), 10.38 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 641 (M + H)+.
【0255】
【実施例21】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸(例示化合物番号1−21)
(21a)(2−フォルミル)フェノキシ酢酸 メチルエステル
サリチルアルデヒト(2−ヒドロキシベンツアルデヒド:5.50g、45mmol)、DMA(25ml)、ブロモ酢酸メチル(5.1ml、54mmol)並びに炭酸カリウム(8.09g、58mmol)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(8.7g、収率99%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.94 (3H, s), 3.01 (3H, s), 4.78 (2H, s), 6.86 (1H, d, J= 8.3Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.52−7.56 (1H, m), 7.88 (1H, d, J= 1.8, 7.7Hz), 10.57 (1H, s).
(21b)2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシカルボニルメトキシ)フェニルプロピオン酸
実施例21aで合成した(2−フォルミル)フェノキシ酢酸 メチルエステル(8.7g、45mmol)、ピペリジン(4.9ml、50mmol)、酢酸(3.4ml、59mmol)並びにエタノール(100ml)を用いて、実施例5aと同様に反応、処理して、2−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニルメチリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを得た。得られた2−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニルメチリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを、20%水酸化パラジウム−炭素(1.5g)、THF(40ml)並びにメタノール(25ml)を用いて実施例5bと同様に反応、処理して、2−メトキシカルボニル−3−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニル]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。得られた2−メトキシカルボニル−3−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニル]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを、塩化メチレン(30ml)、TFA(3ml)並びに触媒量のアニソールを用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(5.72g、収率43%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.24−3.34 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.80 (3H, s), 4.03−4.08 (1H, m), 4.69 (2H, s), 6.71 (1H, d, J= 8.5Hz), 6.89−6.93 (1H, m), 7.18−7.22 (2H, m).
(21c)2−[N−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル
実施例21bで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシカルボニルメトキシ)フェニルプロピオン酸(3.02g、10mmol)のTHF(30ml)溶液にCDI(1.82g、11mmol)を加え、室温で3時間攪拌した後、反応液を濃縮した。残さを酢酸エチルに溶解後、飽和食塩水で洗浄(3回)、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮した。得られた残さをDMA(20ml)に溶解した溶液に、4−tert−ブトキシカルボニルアミノアニリン(1.50g、7.2mmol)を加え、室温で1晩放置した。反応液に酢酸エチル並びに飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出した有機相を飽和重硫酸カリウム水溶液(1回)並びに飽和食塩水(3回)で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(3.51g、収率71%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.50 (9H, s), 3.22 (1H, dd, J= 6.9, 13.4Hz), 3.39 (1H, dd, J= 8.0, 13.4Hz), 3.72 (3H, s), 3.87 (3H, s), 4.09 (1H, dd, J= 6.9, 8.0Hz), 4.72 (1H, d, J= 16.2Hz), 4.80 (1H, d, J= 16.2Hz), 6.40 (1H, bs), 6.71 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.86−6.89 (1H, m), 7.15−7.19 (1H, m), 7.24−7.26 (3H, m), 7.42 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.64 (1H, s).
(21d)2−[N−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例21cで得られた2−[N−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル(3.51g、7.2mmol)、ジオキサン(20ml)並びに4N塩化水素−ジオキサン溶液(10ml)を加え1晩攪拌した。反応液を濃縮後、エーテルにて析出した固体をろ取し、標記目的化合物(2.91g、収率95%)を得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 3.07 (1H, dd, J= 8.9, 13.9Hz), 3.25 (1H, dd, J= 5.9, 13.9Hz), 3.43 (2H, bs), 3.64 (3H, s), 3.71 (3H, s), 3.96 (1H, dd, J= 5.9, 8.9Hz), 4.85 (2H, s), 6.82−6.89 (2H, m), 7.10−7.17 (2H, m), 7.25 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.59 (2H, d, J= 8.7Hz), 10.24 (1H, s).
(21e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸メチルエステル
実施例21dで合成した2−[N−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.42g、1.0mmol)、ピリジン(10ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.33ml、1.1mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.49g、収率78%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.06 (1H, dd, J= 6.1, 13.9Hz), 3.23 (1H, dd, J= 8.8, 13.9Hz), 3.64 (3H, s), 3.71 (3H, s), 3.90 (1H, dd, J= 6.1, 8.8Hz), 4.84 (2H, s), 6.82−6.89 (2H, m), 7.10−7.15 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.47 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.77 (1H, s), 9.91 (1H, s).
(21f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸
実施例21eで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル
実施例21eで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル(0.49g、0.78mmol)、ジオキサン(20ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.35g、収率75%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.00 (1H, dd, J= 9.1, 13.9Hz), 3.19 (1H, dd, J= 5.8, 13.9Hz), 3.83 (1H, dd, J= 5.8, 9.1Hz), 4.72 (2H, s), 6.79−6.87 (2H, m), 7.08−7.15 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, s), 9.84 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0256】
【実施例22】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸(例示化合物番号1−17)
(22a)2−メトキシカルボニル−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例5aと同様に、3−メトキシベンツアルデヒド(9.61g、70mmol)、ピペリジン(6.0g、70mmol)、酢酸(4.0ml、70mmol)並びにエタノール50mlより2−(3−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを油状物質として得た。得られた2−(3−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを、20%水酸化パラジウム−炭素(2g)、メタノール(50ml)並びにTHF(50ml)を用いて、実施例5bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(13.9g、収率67%)を油状物質として得た。得られた化合物は精製することなく次に反応に使用した。
上記の通り合成された2−メトキシカルボニル−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸(4.36g、18mmol)、CDI(3.27g、20mmol)並びにTHF(40ml)を用いて、実施例21cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.20g、収率15%)を油状物質として得た。得られた化合物は精製することなく次に反応に使用した。
上記の通り合成された2−[N−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(1.20g、2.8mmol)、ジオキサン(10ml)並びに4N−塩化水素−ジオキサン溶液(10ml)を用いて、実施例3bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.73g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 3.10−3.12 (2H, m), 3.64 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.90−3.94 (1H, m), 6.73−6.75 (1H, m), 6.79−6.83 (2H, m), 7.03 (2H, s), 7.16 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.30 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.63 (2H, d, J= 8.9Hz), 10.49 (1H, s).
(22b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例22aで合成した2−[N−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.31g、0.84mmol)、ピリジン(10ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.28ml、0.92mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.35g、収率73%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.26 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.09−3.11 (2H, m), 3.63 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.80−3.84 (1H, m), 6.73−6.76 (1H, m), 6.78−6.80 (1H, m), 6.80 (1H, s), 7.14−7.18 (1H, m), 7.42 (2H, d, J= 9.2Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.2Hz), 9.79 (1H, s), 10.08 (1H, s).
(22c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例22bの方法で合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(0.47g、0.83mmol)、ジオキサン(10ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.38g、収率83%)を固体として得た。1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.07 (2H, d, J= 7.7Hz), 3.69 (3H, s), 3.69−3.72 (1H, m), 6.74 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.79 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.80 (1H, s), 7.16 (1H, t, J= 8.1Hz), 7.43 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 553 (M + H)+.
【0257】
【実施例23】
2−[3−(ヘキサデカノイルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号4−3)
(23a)4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−ニトロベンゼン
3−ニトロベンジルアミン 塩酸塩(0.68g、3.61mmol)、THF(7ml)、トリエチルアミン(1.88ml)並びにジ−tert‐ブチルジカーボネート(BOC2O:0.87g、4.0mmol)を用いて、実施例10aと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.74g、収率82%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 4.42 (2H, d, J= 6.0Hz), 4.97−5.02 (1H, m), 7.51 (1H, t, J= 7.8Hz), 7.63 (1H, d, J= 7.5Hz), 8.11−8.16 (2H, m).
(23b)4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン
実施例23aで得られた4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−ニトロベンゼン(0.74g、2.94mmol)、メタノール(8ml)並びに5%−パラジウム−炭素(0.1g)を用いて、実施例1cと同様に水素気流下で反応、処理して、標記目的化合物(0.65g、収率99%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.46 (9H, s), 3.66 (2H, bs), 4.22 (2H, d, J= 5.8Hz), 4.76−4.78 (1H, m), 6.57−6.61 (2H, m), 6.66 (1H, d, J= 7.4Hz), 7.11 (1H, t, J= 7.7Hz).
(23c)N−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド
実施例23bで得られた4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン(0.50g、1.98mmol)、DMA(5ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.72ml)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.84g、収率92%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.36 (24H, m), 1.39 (9H, s), 1.53−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.07 (1H, d, J= 5.9Hz), 6.89 (1H, d, J= 7.7Hz), 7.02 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.33−7.36 (1H, m), 7.44−7.51 (2H, m), 9.81 (1H, s).
(23d)N−(4−アミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド
実施例23cで得られたN−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド(0.84g、1.82mmol)、ジクロロメタン(8ml)、触媒量のアニソール並びにTFA(1.7ml)を用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.66g、収率99%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.15−1.28 (24H, m), 1.57 (2H, t, J= 6.9Hz), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.67 (2H, s), 4.08−4.10 (1H, m), 6.99 (1H, d, J= 7.8Hz), 7.19 (1H, t, J= 7.8Hz), 7.44 (1H, d, J= 7.8Hz), 7.52 (1H, bs), 9.77 (1H, bs).
(23e)2−[(3−ヘキサデカカルボニルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.26g、1.17mmol)、THF(3ml)、オキザリルクロリド(0.13ml、1.49mmol)、トリエチルアミン(0.27ml)並びに実施例23dで合成したN−(4−アミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド(0.35g、0.97mol)を用いて、実施例1bと同様の方法により反応、処理して、標記目的化合物(0.30g、収率56%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.68−1.76 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.52Hz), 3.21 (1H, dd, J= 8.2, 13.8Hz), 3.32 (1H, dd, J= 7.1, 13.8Hz), 3.51 (1H, dd, J= 7.1, 8.2Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.39 (2H, t, J= 5.6Hz), 6.68−6.73 (1H, m), 6.88−6.91 (1H, m), 7.08 (1H, bs), 7.16−7.31 (6H, m), 7.46−7.49 (1H, m).
(23f)2−[3−(ヘキサデカノイルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例23eで合成した2−[(3−ヘキサデカカルボニルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.31g、0.54mmol)、THF(6ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.08ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.25g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.32 (24H, m), 1.57 (2H, t, J= 6.9Hz), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.97−3.08 (2H, m), 3.57 (2H, dd, J= 6.8, 8.4Hz), 4.09 (1H, dd, J= 5.4, 15.2Hz), 4.25 (1H, dd, J= 6.3, 15.2Hz), 6.63 (1H, d, J= 7.7Hz), 7.10−7.26 (6H, m), 7.42−7.44 (2H, m), 8.52 (1H, t, J= 5.9Hz), 9.80 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 537 (M + H)+.
【0258】
【実施例24】
2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸(例示化合物番号1−18)
(24a)2−(4−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル(6.77ml、40mmol)、4−メトキシベンツアルデヒド(5.45g、40.0mmol)、ピペリジン(5.6ml、56mmol)、酢酸(3.20ml、56mmol)並びにメタノール(100ml)を用いて、実施例5aと同様に反応、処理して、標記目的化合物(10.3g、収率88%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.83 (3H, s), 3.85 (3H, s), 6.89 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.58 (1H, s).
(24b)2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例24aで合成した2−(4−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(10.3g、35mmol)、THF(40ml)、メタノール(15ml)並びに20%水酸化パラジウム−炭素(1.55g)を用いて、水素気流下、実施例5bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(9.75g、収率94%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.40 (9H, s), 3.12 (2H, d, J= 7.9Hz), 3.53 (1H, t, J= 7.9Hz), 3.69 (3H, s), 3.78 (3H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.12
(2H, d, J= 8.7Hz).
(24c)2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例24bで合成した2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル(9.75g、33.1mmol)、塩化メチレン(30ml)、触媒量のアニソール並びにTFA(10ml)を用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(7.7g、収率98%)を、油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.17 (1H, dd, J= 7.6, 14.1Hz), 3.22 (1H, dd, J= 7.6, 14.1Hz), 3.67 (1H, t, J= 7.6Hz), 3.73 (3H, s), 3.78 (3H, s), 6.82 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.12 (2H, d, J= 8.7Hz).
(24d)2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例24cで合成した2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸(4.69g、20mmol)をTHF(30ml)に溶解した溶液に、CDI(カルボニルジイミダゾール:3.24g、20mmol)を加え一晩放置した。反応液を濃縮後、水並びに酢酸エチルを加え、分液抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄(2回)後無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、濃縮した。得られた残さをDMA(20ml)に溶解した溶液に4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(3.0g、14.4mol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応液に酢酸エチル並びに飽和重硫酸カリウム水溶液を加え、分液抽出した。抽出相を飽和重曹水(2回)、飽和食塩水(2回)で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、濃縮した。得られた残差にジイソプロピルエーテルを加え固化、ろ取して、標記目的化合物(1.51g、収率18%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.22 (1H, dd, J= 8.1, 13.8Hz), 3.29 (1H, dd, J= 6.6, 13.8Hz), 3.57 (1H, dd, J= 6.6, 8.1Hz), 3.69 (3H, s), 3.77 (3H, s), 6.45 (1H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.10 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.30 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.40 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.32 (1H, s).
(24e)2−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例24dで得られた2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(2.38g、5.6mmol)、ジオキサン(10ml)並びに4N−塩化水素−ジオキサン溶液(5ml)を用いて実施例3bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.43g、収率70%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 3.11−3.03 (2H, m), 3.63 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.83−3.86 (1H, m), 6.82 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.16 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.26 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.61 (2H, d, J= 8.8Hz), 10.41 (1H, s).
(24f)2−[N−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル]−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例24eで合成した2−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.40g、1.1mmol)、ピリジン(8ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.37ml、1.2mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.57g、収率91%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.07−3.04 (2H, m), 3.62 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.74−3.78 (1H, m), 6.83 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.14 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.42 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.79 (1H, s), 10.06 (1H, s).
(24g)2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例24fで合成した2−[N−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル]−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(0.57g、1.0mmol)、ジオキサン(10ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.20ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.49g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (2H, d, J= 8.0Hz), 3.63−3.69 (1H, m), 3.69 (3H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.14 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.43 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, s), 9.98 (1H, s).
【0259】
【実施例25】
2−(3−ヘキサデカノイルアミノ−4−ヒドロキシカルボニルメチルオキシフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号2−29)
(25a)2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール
2−アミノ−4−ニトロフェノール(10.4g、67.48mmol)、DMA(200ml)並びにパルミチン酸クロリド(20.5ml、67.5mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(26.0g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.6Hz), 1.23 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.35 (2H, t, J= 7.3Hz), 6.29 (1H, d, J= 9.1Hz), 7.72 (1H, dd, J= 2.9, 9.1Hz), 8.83 (1H, d, J= 2.9Hz), 8.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 393 (M + H)+.
(25b)(2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル
実施例25aで合成した2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール(6.0g、15.3mmol)、炭酸カリウム(5.3g、38.2mmol)、DMF(45ml)並びにブロモ酢酸 エチルエステル(1.9ml、16.8mmol)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(5.1g、収率93%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.79 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.17 (27H, bs), 1.52 (2H, bs), 2.39 (2H, t, J= 7.3Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.3Hz), 5.00 (2H, s), 7.12 (1H, d, J= 9.1Hz), 7.90 (1H, dd, J= 2.5, 9.1Hz), 8.95 (1H, d, J= 2.5Hz), 9.39 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 479 (M + H)+.
(25c)(4−アミノ−2−ヘキサデカノイルアミノフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル
実施例25bで合成した(2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル(5.1g、10.7mmol)、THF(50ml)並びに10%パラジウム−炭素(0.51g)を用いて、水素気流下、実施例12cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(4.67g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25 (24H, bs), 1.29 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.70−1.75 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.51 (2H, bs), 4.25 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.57 (2H, s), 6.31 (1H, dd, J= 2.8, 8.6Hz), 6.70 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.86 (1H, d, J= 2.8Hz), 8.66 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 449 (M + H)+.
(25d)2−(4−エトキシカルボニルメチルオキシ−3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.55g、2.45mmol)、THF(6ml)、オキザリルクロリド(0.23ml、2.67mmol)並びに実施例25cで合成した(4−アミノ−2−ヘキサデカノイルアミノフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル(1.0g、2.23mmol)を用いて、実施例1bと同様の方法により反応、処理して、標記目的化合物(1.25g、収率86%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.26 (24H, bs), 1.30 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.70−1.77 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.24 (1H, dd, J= 8.7, 13.8Hz), 3.33 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.57 (1H, dd, J= 6.4, 8.7Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.64 (2H, s), 6.82 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.20−7.33 (5H, m), 7.64 (1H, dd, J= 2.6, 8.8Hz), 8.18 (1H, d, J= 2.6Hz), 8.27 (1H, s), 8.49 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 653 (M + H)+.
(25e)2−(3−ヘキサデカノイルアミノ−4−ヒドロキシカルボニルメチルオキシフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸
実施例25dで合成した2−(4−エトキシカルボニルメチルオキシ−3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(1.25g、1.91mmol)、ジオキサン(8ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.83g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.57 (2H, bs), 2.36 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.07 (2H, d, J= 7.0Hz), 3.71 (1H, t, J= 7.0Hz), 4.68 (2H, s), 6.88 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.14−7.27 (5H, m), 7.36 (1H, dd, J= 2.6, 8.9Hz), 8.10 (1H, s), 9.09 (1H, s), 10.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0260】
【実施例26】2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸
(26a)4−ヨード安息香酸 tert−ブチルエステル
4−ヨード安息香酸(5.0g、20mmol)をTHF(50mL)に懸濁した溶液に、オキザリルクロリド(2.2mL、25mmol)、DMF(触媒量)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を濃縮後、再度THF(50mL)溶液とし、氷冷下tert−ブトキシカリウム(2.7g、24mmol)を加え、室温にて3.5時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、水、酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:ジエチルエーテル=30:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(4.2g、収率68%)を油状物質として得た。
【0261】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.58 (9H, s), 7.69 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.77 (2H, d, J= 8.5Hz).
(26b)2’−ホルミル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例26aで合成した4−ヨード安息香酸 tert−ブチルエステル(4.2g、14mmol)のDMF(20mL)溶液に、2−ホルミルフェニルホウ酸(4.1g、27mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.79g、0.68mmol)、2N−炭酸ナトリウム水溶液(17mL、34mmol)を加え、110℃にて5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出、抽出した有機相を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1、V/V)にて精製して、標記目的化合物(2.8g、収率73%)を固体として得た。
【0262】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.63 (9H, s), 7.44 (2H, d, J= 8.3Hz), 7.44 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.54 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.67 (1H, dt, J= 1.4, 7.6Hz), 8.05 (1H, dd, J= 1.4, 7.6Hz), 8.09 (2H, d, J= 8.3Hz), 9.96 (1H, s).
(26c)2’−(1−プロペニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
(エチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(4.0g、11mmol)のTHF(40mL)溶液に、氷冷下1.5M−n−ブチルリチウムーヘキサン溶液(7.4mL、11mmol)を滴加後、同温にて2時間攪拌し、実施例26bで合成した2’−ホルミル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.5g、8.9mmol)のTHF(15mL)溶液を滴加し、氷冷下1時間、室温にて2.3時間攪拌した。
反応液を水並びにエチルエーテルに加え、エチルエーテルで抽出し、抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルエーテル=20:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(2.4g、収率90%)を固体として得た。
【0263】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.61 および 1.62 (合計9H, 各s), 1.76−1.81 (3H, m), 5.68−5.73 および 6.14−6.29 (合計2H, 各m), 7.22−7.60 (6H, m), 7.98−8.05 (2H, m).
(26d)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例26cで合成した2’−(1−プロペニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.3g、3.4mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(230mg)、THF(50mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.2g、収率94%)を油状物質として得た。
【0264】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.80 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.42−1.54 (2H, m), 1.62 (9H, s), 2.50−2.56 (2H, m), 7.17 (1H, d, J= 7.1Hz), 7.24 (1H, dt, J= 2.6, 7.1Hz), 7.28−7.32 (2H, m), 7.36 (2H, d, J= 8.3Hz), 8.03 (2H, d, J= 8.3Hz).
(26e)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸
実施例26dで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.2g、7.4mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を加え、室温にて26時間攪拌した。
反応液を濃縮後、水ならびに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(1.5g、収率83%)を固体として得た。
【0265】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.81 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.54 (2H, m), 2.52−2.58 (2H, m), 7.20 (1H, dd, J= 1.3, 7.1Hz), 7.23−7.28 (1H, m), 7.30−7.36 (2H, m), 7.43 (2H, d, J= 8.3Hz), 8.16 (2H, d, J= 8.3Hz).
(26f)2’−プロピル−(1,1’−ビフェニル−4−イル)カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例26eで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸(0.50g、2.1mmol)のtert−ブタノール(5mL)溶液に、アジ化ジフェニルホスホリル(0.64mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(0.42mL、3.0mmol)を加え、14時間加熱還流した。
反応液を濃縮後、希硫酸水素カリウム水溶液並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。抽出した有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、生成した固体をろ取後、ヘキサンで洗浄し、標記目的化合物(188mg、収率29%)を固体として得た。
【0266】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.81 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.53 (2H, m), 1.54 (9H, s), 2.52−2.58 (2H, m), 6.51 (1H, br s), 7.15−7.23 (2H, m), 7.23 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.24−7.30 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 8.5Hz).
(26g)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−アミン
実施例26fで合成した2’−プロピル−(1,1’−ビフェニル−4−イル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(188mg、0.60mmol)、塩化メチレン(6mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(0.4mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(108mg、収率85%)を固体として得た。
【0267】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.83 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.44−1.56 (2H, m), 2.54−2.59 (2H, m), 3.71 (2H, br s), 6.73 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.10 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.17−7.20 (2H, m), 7.24−7.27 (2H, m).
(26h)2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸 エチルエステル
実施例26gで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−アミン(108mg、0.51mmol)、2−ベンジル−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(113mg、0.51mmol)、オキザリルクロリド(58μL、0.67mmol)、DMF(触媒量)、THF(5mL)、DMA(2mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(114mg、収率54%)を固体として得た。
【0268】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.16 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.43−1.53 (2H, m), 2.51−2.58 (2H, m), 3.29 (1H, dd, J= 8.8, 13.7Hz), 3.40 (1H, dd, J= 6.2, 13.7Hz), 3.65 (1H, dd, J= 6.2, 8.8Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.15−7.26 (6H, m), 7.27−7.33 (5H, m), 7.54 (2H, d, J= 8.5Hz), 8.57 (1H, br s).
(26i)2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸
実施例26hで合成した2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸 エチルエステル(114mg、0.27mmol)、1,4−ジオキサン(2mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.55mL、0.55mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(86mg、収率81%)を固体として得た。
【0269】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.81 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.42−1.53 (2H, m), 2.50−2.55 (2H, m), 3.33 (1H, dd, J= 8.6, 13.6Hz), 3.43 (1H, dd, J= 6.2, 13.6Hz), 3.63 (1H, dd, J= 6.2, 8.6Hz), 7.15 (1H, d, J= 7.2Hz), 7.19−7.23 (1H, m), 7.25 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.27−7.34 (7H, m), 7.35 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.69 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 388 (M + H)+.
【0270】
【実施例27】2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 ナトリウム塩
(27a)4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボニトリル
2−ブロモベンゾニトリル(3.6g、20mmol)のトルエン(40mL)溶液に2N−炭酸ナトリウム水溶液(20mL、20mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.69g、0.60mmol)、4−メトキシフェニルホウ酸(3.3g、22mmol)のエタノール(7mL)溶液を順次加え、7時間加熱還流した。
反応液に31%過酸化水素水(1.6mL)を加えた後、水、酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1、V/V)にて精製し、生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(3.5g、収率86%)を固体として得た。
【0271】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.87 (3H, s), 7.02 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.40 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.49 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.51 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.62 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.74 (1H, d, J= 7.6Hz).
(27b)4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボアルデヒド
実施例27aで合成した4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボニトリル(1.5g、7.1mmol)の塩化メチレン(15mL)溶液に、−15℃にて1M−水素化ジイソブチルアルミニウム−トルエン溶液(8.6mL、8.6mmol)を滴加し、氷冷下2時間攪拌した。
反応液に飽和硫酸水素カリウム水溶液(30mL)を滴下し、室温まで昇温後水を加え、塩化メチレンにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.4g、収率95%)を油状物質として得た。
【0272】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.88 (3H, s), 7.01 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.31 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.44 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.47 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.62 (1H, dt, J= 1.4, 7.6Hz), 8.01 (1H, dd, J= 1.4, 7.6Hz), 10.00 (1H, s).
(27c)メチル 2’−(1−プロペニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル
実施例27bで合成した4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(1.9g、8.8mmol)、(エチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(3.9g、11mmol)、1.5M−n−ブチルリチウム−ヘキサン溶液(7.2mL、11mmol)、およびTHF(60mL)を使用して、実施例26cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.9g、収率95%)を油状物質として得た。
【0273】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.79−1.83 (3H, m), 3.85 および 3.86 (合計3H,各s), 5.66−5.76 および 6.10−6.20 (合計1H, 各m), 6.25−6.30 および 6.36−6.42 (合計1H, 各m), 6.90−6.97 (2H, m), 7.23−7.56 (6H, m).
(27d)メチル 2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル
実施例27cで合成したメチル 2’−プロペニル−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル(1.9g、8.4mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(0.18g)、THF(40mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.9g、収率99%)を油状物質として得た。
【0274】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.56 (2H, m), 2.53−2.58 (2H, m), 3.86 (3H, s), 6.94 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.16−7.21 (2H, m), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.26−7.28 (2H, m).
(27e)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オール
実施例27dで合成したメチル 2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル(0.53g、2.3mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液に、−70℃にて1M−三臭化ホウ素−塩化メチレン溶液(2.8mL、2.8mmol)を加え、室温にて2.5時間攪拌した。
反応液を氷水冷却した後、メタノール(2.0mL)を滴下し、室温まで昇温後濃縮し、水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(416mg、収率84%)を固体として得た。
【0275】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.30−1.55 (2H, m), 2.52−2.57 (2H, m), 4.87 (1H, s), 6.87 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.17 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.18−7.23 (2H, m), 7.26−7.28 (2H, m).
(27f)2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例27fで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オール(0.50g、2.4mmol)のTHF(15mL)溶液にN−(2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.38g、2.4mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.68g、2.6mmol)を加え、氷冷下40%アゾジカルボン酸 ジエチルエステル−トルエン溶液(1.2mL、2.8mmol)を滴下し、室温にて21時間攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物と原料の2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オールの混合物(0.73g)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0276】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.45−1.55 (2H, m), 1.47 (9H, s), 2.52−2.57 (2H, m), 3.54−3.60 (2H, m), 4.07 (2H, t, J= 5.1Hz), 6.93 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.15−7.21 (2H, m), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.25−7.28 (2H, m).
(27g)2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルアミン
実施例27hで合成した2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルカルバミン酸 tert−ブチルエステルと2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オールの混合物(0.73g)、塩化メチレン(10mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(0.80mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.40g、2段階収率67%)を油状物質として得た。
【0277】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.54 (2H, m), 2.52−2.57 (2H, m), 3.15 (2H, t, J= 5.0Hz), 4.07 (2H, t, J= 5.0Hz), 6.94 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.15−7.21 (2H, m), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.25−7.28 (2H, m).
(27h)2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 エチルエステル
実施例27gで合成した2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルアミン(220mg、0.86mmol)、2−ベンジル−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(180mg、0.81mmol)、オキザリルクロリド(90μL、1.03mmol)、DMF(触媒量)、トリエチルアミン(0.17mL、1.2mmol)、THF(7mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(170mg、収率46%)を油状物質として得た。
【0278】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.44−1.65 (2H, m), 2.52−2.58 (2H, m), 3.20 (1H, dd, J= 8.2, 13.8Hz), 3.27 (1H, dd, J= 6.9, 13.8Hz), 3.51 (1H, dd, J= 6.9, 8.2Hz), 3.62−3.71 (2H, m), 3.96−4.06 (2H, m), 4.10 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.83 (1H, t, J= 5.2Hz), 6.90 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.13−7.25 (9H, m), 7.26−7.30 (2H, m).
(27i)2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 ナトリウム塩
実施例27hで合成した2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 エチルエステル(170mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.74mL、0.74mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従い、2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸(160mg、99%)を得た。
2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸(160mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.37mL、0.37mmol)を加え室温にて1時間攪拌した。反応液を濃縮後、IPEによりろ取し、標記目的化合物(149mg、収率89%)を固体として得た。
【0279】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.76 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.37−1.48 (2H, m), 2.49−2.55 (2H, m), 2.92−3.06 (3H, m), 3.37−3.45 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 5.8Hz), 6.98 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.03−7.10 (1H, m), 7.10−7.17 (5H, m), 7.20 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.22−7.25 (1H, m), 7.25−7.30 (2H, m), 8.82−8.88 (1H, m).
MS(FAB) m/z: 454 (M + H)+.
【0280】
【実施例28】2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(28a)5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸 メチルエステル
3−ブトキシフェノール(5.0g、30mmol)、5−ブロモ吉草酸メチル(7.0g、36mmol)、炭酸カリウム(8.3g、60mmol)、DMA(50mL)を使用して、実施例25bに記載した方法で反応を行い、標記目的化合物(9.9g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0281】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.97 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.44−1.53 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 1.79−1.83 (4H, m), 2.37−2.41 (2H, m), 3.67 (3H, s), 3.92−3.96 (4H, m), 6.44−6.50 (3H, m), 7.15 (1H, t, J= 8.1Hz).
(28b)5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸
実施例28aで合成した5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸 メチルエステル(9.9g、30mmol)、1,4−ジオキサン(60mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(60mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(7.4g、収率92%)を油状物質として得た。
【0282】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.97 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.44−1.53 (2H, m), 1.72−1.80 (2H, m), 1.83−1.87 (4H, m), 2.45 (2H, t, J= 7.0Hz), 3.92−3.98 (4H, m), 6.45−6.50 (3H, m), 7.15 (1H, t, J= 8.1Hz).
(28c)2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
2−ベンジル−3−[(4−アミノフェニル)アミノ]−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.46g、1.3mmol)、実施例28bで合成した5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸(0.32g、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.13mL、1.4mmol)、DMF(触媒量)、THF(30mL)、ピリジン(10mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.49g、収率73%)を固体として得た。
【0283】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.44−1.59 (2H, m), 1.72−1.79 (2H, m), 1.86−1.96 (4H, m), 2.43 (2H, t, J= 6.7Hz), 3.26 (1H, dd, J= 8.7, 14.0Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.5, 14.0Hz), 3.59−3.63 (1H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 3.99 (2H, t, J= 5.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.45−6.50 (2H, m), 7.15 (1H, t, J= 8.1Hz), 7.19−7.29 (6H, m), 7.41−7.46 (4H, m), 8.47 (1H, s).
(28d)2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例28cで合成した2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル(0.49g、0.88mmol)、1,4−ジオキサン(15mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL、1.1mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.44g、収率94%)を固体として得た。
【0284】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.39−1.45 (2H, m), 1.63−1.69 (2H, m), 1.72 (4H, br s), 2.33−2.35 (2H, m), 3.08−3.10 (2H, m), 3.71 (1H, t, J= 7.7Hz), 3.91−3.96 (4H, m), 6.46−6.49 (3H, m), 7.12−7.19 (2H, m), 7.22−7.27 (3H, m), 7.42 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.49 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.83 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 533 (M + H)+.
【0285】
【実施例29】2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソ−3−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ]プロピオン酸
(29a)2−(2−ナフチルメチレン)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル
2−ナフトアルデヒド(7.8g、50mmol)のエタノール(100mL)溶液にマロン酸 tert−ブチル メチルエステル(8.5mL、50mmol)および酢酸(2.9mL、50mL)を加えた後、ピペリジン(5.0mL、50mmol)を滴下し、60℃にて6時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(7.0g、収率45%)を固体として得た。
【0286】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.56 (9H, s), 3.87 (3H, s), 7.48−7.56 (2H, m), 7.61 (1H, dd, J= 1.8, 8.6Hz), 7.80−7.85 (4H, m), 8.03 (1H, s).
(29b)2−(2−ナフチルメチル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル
実施例29aで合成した2−(2−ナフチルメチレン)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(7.0g、22mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(0.70g)、THF(40mL)、メタノール(20mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(6.7g、収率96%)を油状物質として得た。
【0287】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.38 (9H, s), 3.35 (2H, d, J= 7.8Hz), 3.68 (1H, t, J= 7.8Hz), 3.70 (3H, s), 7.34 (1H, dd, J= 1.7, 8.4Hz), 7.41−7.48 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.76−7.82 (3H, m).
(29c)3−メトキシ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸
実施例29bで合成した2−(2−ナフチルメチル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(1.6g、5.1mmol)、塩化メチレン(20mL)、アニソール(0.16mL)、トリフルオロ酢酸(触媒量)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.0g、収率79%)を油状物質として得た。
【0288】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.36−3.46 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.83 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.33 (1H, dd, J= 1.8, 8.5Hz), 7.42−7.50 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.76−7.82 (3H, m).
(29d)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例29cで合成した3−メトキシ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸(1.0g、4.0mmol)、N−BOC−1,4−フェニレンジアミン(0.65g、3.1mmol)、オキザリルクロリド(0.46mL、5.3mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、DMA(6.5mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.0g、収率71%)を固体として得た。
【0289】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.44 (1H, dd, J= 8.4, 13.8Hz), 3.51 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.66 (3H, s), 3.71 (1H, dd, J= 6.4, 8.4Hz), 6.43 (1H, br s), 7.27−7.34 (3H, m), 7.38 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.42−7.48 (2H, m), 7.65 (1H, s), 7.73−7.82 (3H, m), 8.29 (1H, br s).
(29e)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例29dで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.0g、2.2mmol)、塩化メチレン(20mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.69g、収率88%)を固体として得た。
【0290】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.43 (1H, dd, J= 8.4, 13.7Hz), 3.51 (1H, dd, J= 6.4, 13.7Hz), 3.60 (2H, br s), 3.66 (3H, s), 3.69 (1H, dd, J= 6.4, 8.4Hz), 6.63 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.33 (2H, dd, J= 1.7, 8.5Hz), 7.42−7.49 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.75−7.82 (3H, m), 8.10 (1H, br s).
(29f)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
実施例29eで合成した3−[(4−アミノフェニル)アミノ]−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(0.35g、1.01mmol)、パルミチン酸クロリド(0.37mL、1.22mmol)、DMA(3.5mL)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(557mg、収率95%)を固体として得た。
【0291】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.30 (24H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.24 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.29−3.31 (2H, m), 3.64 (3H, s), 3.94 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.37−7.50 (7H, m), 7.74 (1H, s), 7.79−7.86 (3H, m), 9.77 (1H, s), 10.10 (1H, s).
(29g)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸
実施例29fで合成した3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(0.56g、0.95mmol)、THF(18mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.9mL、1.9mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(496mg、収率91%)を固体として得た。
【0292】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.16−1.33 (24H, m), 1.50−1.61 (2H, m), 2.24 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.24−3.32 (2H, m), 3.79 (1H, dd, J= 7.1, 8.2Hz), 7.39−7.48 (7H, m), 7.73 (1H, s), 7.77−7.86 (1H, m), 7.80 (2H, d, J= 8.3Hz), 9.76 (1H, br s), 10.12 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 573 (M + H)+.
【0293】
【実施例30】2−ベンジル−3−[3−[[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイル]アミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(30a)2−ベンジル−3−[3−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル実施例28bで合成した5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸(0.20g、0.75mmol)、3−(3−アミノフェニル)アミノ−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.24g、0.77mmol)、オキザリルクロリド(90μL、1.03mmol)、DMF(触媒量)、THF(9mL)、DMA(4mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.36g、収率86%)を油状物質として得た。
【0294】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.97 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.42−1.53 (2H, m), 1.71−1.79 (2H, m), 1.84−1.97 (4H, m), 2.43 (2H, t, J= 6.9Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.5, 13.7Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.5, 8.6Hz), 3.94 (2H, t, J= 6.2Hz), 4.00 (2H, t, J= 5.7Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.45−6.51 (3H, m), 7.13−7.31 (9H, m), 7.36 (1H, d, J= 7.0Hz), 7.76 (1H, br s), 8.47 (1H, br s).
(30b)2−ベンジル−3−[3−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例30aで合成した2−ベンジル−3−[3−[5−(3−ブトキシフェノキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.36g、0.64mmol)、1,4−ジオキサン(7mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL、1.3mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(308mg、収率90%)を固体として得た。
【0295】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.37−1.47 (2H, m), 1.62−1.71 (2H, m), 1.69−1.78 (4H, m), 2.32−2.39 (2H, m), 3.10 (2H, d, J= 8.3Hz), 3.77 (1H, t, J= 8.7Hz), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 3.93−3.99 (2H, m), 6.45−6.50 (3H, m), 7.11−7.19 (3H, m), 7.21−7.28 (7H, m), 7.89 (1H, s), 9.89 (1H, br s), 10.09 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 533 (M + H)+.
【0296】
【実施例31】2−(2−カルボキシメトキシベンジル)−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(31a)3−ニトロフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
二炭酸 ジtert−ブチルエステル(65g、31mmol)、3−ニトロアニリン(28g、20mmol)のメタノール(250mL)、THF(150mL)混合溶液に、5M−水酸化ナトリウム水溶液を加え、終夜攪拌した。
反応液を濃縮後、酢酸エチルで抽出し、飽和硫酸水素カリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=1:2、V/V)にて精製し、標記目的化合物(32g、収率67%)を固体として得た。
【0297】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.54 (9H, s), 6.69 (1H, br s), 7.44 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.67−7.70 (1H , m), 7.88 (1H, ddd, J= 0.9, 2.2, 8.2Hz), 8.30 (1H, t, J= 2.2Hz).
(31b)3−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例31aで合成した3−ニトロフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(32g、130mmol)、20%−水酸化パラジウム−炭素(5.0g)、メタノール−THF(1:1、V/V、200mL)混合溶液を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(26g、収率94%)を固体として得た。
【0298】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.66 (2H, br s), 6.34−6.42 (2H , m), 6.53 (1H, dd, J=2.5, 8.0Hz), 6.97 (1H, br s), 7.04 (1H, t, J=8.0Hz).
(31c)(2−ホルミルフェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
サリチルアルデヒド(4.8mL、45mmol)、ブロモ酢酸メチル(10mL、110mmol)、炭酸カリウム(8.1g、59mmol)、DMA(25mL)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(13g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0299】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.82 (3H, s), 4.78 (2H, s), 6.86 (1H, d, J=8.2Hz), 7.08 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.52−7.56 (1H, m), 7.88 (1H, dd, J= 1.8, 7.6Hz), 10.57 (1H, s).
(31d)2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(6.7mL、40mmol)、実施例31cで合成した(2−ホルミルフェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(9.6g、49mmol)、ピペリジン(4.9mL、49mmol)、酢酸(3.4mL、59mmol)、エタノール(100mL)を使用して、実施例29aに記載した方法に従い、標記目的化合物(9.7g、収率55%)を油状物質として得た。
【0300】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 3.80 (3H, s), 3.84 (3H, s), 4.71 (2H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.5Hz), 6.97 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.31−7.35 (1H, m), 7.55 (1H, dd, J= 1.8, 7.5Hz), 8.10 (1H, s).
(31e)2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル
実施例31dで合成した2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(9.7g、28mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(1.5g)、メタノール(25mL)、THF(40mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(10g、収率100%)を油状物質として得た。
【0301】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.37 (9H, s), 3.20 (1H, dd, J= 8.2, 14.0Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.2, 14.0Hz), 3.68 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.89−3.95 (1H, m), 4.68 (2H, s), 6.70 (1H, d, J= 8.4Hz), 6.87−6.91 (1H, m), 7.15−7.19 (2H, m).
(31f)2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例31eで合成した2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(10g、28mmol)、トリフルオロ酢酸(6mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(30mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(5.7g、収率68%)を油状物質として得た。
【0302】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.27 (1H, dd, J= 7.7, 13.6Hz), 3.30 (1H, dd, J= 7.4, 13.6Hz), 3.70 (3H, s), 3.80 (3H, s), 4.03−4.08 (1H, m), 4.69 (2H, s), 6.71 (1H, d, J= 8.5Hz), 6.91 (1H, t, J= 7.7Hz), 7.17−7.22 (2H, m).
(31g)3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例31fで合成した2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸(892mg、3.0mmol)、THF(20mL)、オキザリルクロリド(0.31mL、3.6mmol)、DMF(触媒量)と実施例31bで合成した3−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(658mg、3.3mmol)、DMA(10mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率100%)を泡状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0303】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.49 (9H, s), 3.19−3.24 (1H, m), 3.38 (1H, dd, J=8.3, 13.5Hz), 3.71 (3H, s), 3.94 (3H, s), 4.11−1.16 (1H, m), 4.68−4.82 (2H, m), 6.45 (1H, br s), 6.72 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.88 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.02 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.13−7.18 (3H, m), 7.26−7.28(1H, m), 7.72 (1H, s), 8.80 (1H, s).
(31h)3−(3−アミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例31gで合成した3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.7g、3.0mmol)、トリフルオロ酢酸(8mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(5mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(821mg、収率60%)を固体として得た。
【0304】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.10−3.15 (1H, m), 3.31 (1H, dd, J= 8.0, 13.1Hz), 3.63 (3H, s), 3.89 (3H, s), 4.14−4.19 (1H, m), 4.72−4.85 (2H, m), 6.71 (1H, d, J= 8.2Hz), 6.83 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.06−7.33 (6H, m), 8.10 (1H, s), 9.30 (1H, s).
(31i)3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例31hで合成した3−(3−アミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(695mg、1.8mmol)、ピリジン(2.0mL)、パルミチン酸クロリド(0.60mL、2.0mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(648mg、収率58%)を油状物質として得た。
【0305】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.38 (24H, m), 1.60−1.71 (2H, m), 2.30−2.37 (2H, m), 3.18−3.24 (1H, m), 3.38 (1H, dd, J= 8.2, 13.5Hz), 3.70 (3H, s), 3.93 (3H, s), 4.11−4.17 (1H, m), 4.69−4.83 (2H, m), 6.72 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.88 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.13−7.21 (4H, m), 7.24−7.26 (1H, m), 7.36−7.40 (1H, m), 7.85 (1H, s), 8.81 (1H, s).
(31j)2−(2−カルボキシメトキシ)ベンジル−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例31iで合成した3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(643mg、1.0mmol)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.5mL、2.5mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(329mg、収率53%)を固体として得た。
【0306】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.5Hz), 1.23−1.29 (24H, m), 1.54−1.58 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.02 (1H, dd, J= 9.0, 14.0Hz), 3.20 (1H, dd, J= 5.4, 14.0Hz), 3.86 (1H, dd, J=5.4, 9.0Hz), 4.72 (2H, s), 6.80−6.86 (2H, m), 7.09−7.15 (5H, m), 7.25−7.27 (1H, m), 7.86 (1H, s), 9.82 (1H, s), 9.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0307】
【実施例32】3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(32a)3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル−アミノ]−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
3−ヒドロキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.39g、2.0mmol)、3−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.46g、2.2mmol)、オキザリルクロリド(0.21mL、2.4mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、ピリジン(10mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.46g、収率58%)を泡状物質として得た。
【0308】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.19−3.55 (2H, m), 3.84 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.32−6.37 (1H, m), 6.53 (1H, s), 6.96 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.02 (1H, dd, J= 1.1, 7.5Hz), 7.09 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.13−7.20 (1H, m), 7.33−7.37 (2H, m), 7.74−7.75 (1H, m), 8.40 (1H, s).
(32b)3−(3−アミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例32aで合成した3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.46g、1.1mmol)、トリフルオロ酢酸(5mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(5mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.21g、収率61%)を油状物質として得た。
【0309】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.78 (3H, s), 5.27 (1H, s), 5.86−6.03 (2H, m), 6.85−6.87 (1H, m), 6.97 (2H, d, J= 8.1Hz), 7.05−7.12 (2H, m), 7.20 (1H, d, J= 7.9Hz), 7.28−7.32 (2H, m), 7.61 (1H, s), 8.66 (1H, s).
(32c)3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例32bで合成した3−(3−アミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.21g、0.70mmol)、ピリジン(8mL)、パルミチン酸クロリド(0.23mL,0.8mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.22g、収率58%)を油状物質として得た。
【0310】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.26−1.33 (24H, m), 1.66−1.73 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 6.3Hz), 3.85 (3H, s), 5.25 (1H, s), 7.02 (2H, d, J= 7.8Hz), 7.09 (2H, d, J= 7.4Hz), 7.19 (1H, s), 7.26−7.38 (5H, m), 7.89 (1H, s), 8.43 (1H, s).
(32d)3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例32cで合成した3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.22g、0.41mmol)、1,4ジオキサン(8mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(131mg、収率61%)を固体として得た。
【0311】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.27 (24H, m), 1.54−1.59 (2H, m), 2.28 (2H, t, J= 7.4Hz), 5.43 (1H, s), 6.97−7.02 (3H, m), 7.20−7.24 (1H, m), 7.29−7.35 (4H, m), 7.98 (1H, s), 9.77 (1H, s),
9.98 (1H, s), 10.50 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 525 (M + H)+.
【0312】
【実施例33】3−[4−カルボキシメトキシ−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(33a)3−[4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例25cで合成した4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(1.0g、2.2mmol)、2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(515mg、2.5mmol)、オキザリルクロリド(0.23mL、2.7mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(8mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率83%)を油状物質として得た。
【0313】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.24−1.42 (27H, m), 1.72−1.78 (2H, m), 2.43 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.84 (3H, s), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.66 (2H, s), 5.23 (1H, s), 6.85 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.02 (2H, d, J= 7.9Hz), 7.08 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.34 (2H, dd, J= 7.4, 7.9Hz), 7.75 (1H, d, J= 8.9Hz), 8.30 (1H, s), 8.38 (1H, s), 8.51 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 641 (M + H)+.
(33b)3−(4−カルボキシメトキシ−3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例33aで合成した3−[4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(1.2g、1.9mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0mL、8.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(240mg、収率22%)を固体として得た。
【0314】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.35 (24H, m), 1.54−1.63 (2H, m), 2.38 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.71 (2H, s), 5.39 (1H, s), 6.92−7.02 (4H, m), 7.33 (2H, t, J= 7.9Hz), 7.42 (1H, dd, J= 2.5, 8.9Hz), 8.24 (1H, s), 9.13 (1H, s), 10.41 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 599 (M + H)+.
【0315】
【実施例34】2−ベンジル−3−[4−(3−カルボキシプロポキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(34a)4−(4−エトキシカルボニルソブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン
2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール(6.0g、15mmol)のDMF(45mL)溶液に、4−ブロモ酪酸エチル(2.7mL、17mmol)、炭酸カリウム(5.3g、38mmol)を順次加え、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.5g、収率57%)を固体として得た。
【0316】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.10−1.42 (27H, m), 1.70−1.79 (2H, m), 2.21−2.28 (2H, m), 2.49 (2H, t, J= 6.5Hz), 2.55 (2H, t, J= 6.5Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.3Hz), 4.20 (2H, t, J= 6.1Hz), 6.89 (1H, d, J= 9.0Hz), 7.95 (1H, dd, J= 2.8, 9.0Hz), 8.03 (1H, s), 9.36 (1H, d, J= 2.8Hz).
MS(FAB) m/z: 507 (M + H)+.
(34b)4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン
実施例34aで合成した4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン(4.5g、8.8mmol)のTHF(25mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(450mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(3.8g、収率89%)を固体として得た。
【0317】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.41 (27H, m), 1.68−1.77 (2H, m), 2.10−2.17 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.49 (2H, t, J= 6.9Hz), 3.42 (2H, br s), 3.98 (2H, t, J= 6.0Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.32 (1H, dd, J= 2.7, 8.6Hz), 6.66 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.86−7.95 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 476 (M + H)+.
(34c)2−ベンジル−3−[4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル
実施例34bで合成した4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(1.0g、2.1mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(513mg、2.3mmol)、オキザリルクロリド(0.22mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(6mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(830mg、収率58%)を固体として得た。
【0318】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.21−1.42 (27H, m), 1.68−1.78 (2H, m), 2.14−2.22 (2H, m), 2.44 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.51 (2H, t, J= 6.7Hz), 3.24 (1H, dd, J= 8.7, 13.8Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.58 (1H, dd, J= 6.4, 8.7Hz), 4.05−4.17 (6H, m), 6.79 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.20−7.30 (5H, m), 7.61 (1H, dd, J= 2.7, 8.9Hz), 7.94 (1H, s), 8.19−8.21 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 681 (M + H)+.
(34d)2−ベンジル−3−[4−(3−カルボキシプロポキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例34cで合成した2−ベンジル−3−[4−(4−エトキシ−4−オキソブトキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(830mg、1.2mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(5.0mL、5.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(443mg、収率58%)を固体として得た。
【0319】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.33 (24H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 1.92−1.99 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.42 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.05−3.10 (2H, m), 3.69−3.73 (1H, m), 3.97 (2H, t, J= 6.3Hz), 6.91 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.16−7.27 (5H, m), 7.37 (1H, dd, J= 2.6, 8.9Hz), 8.02 (1H, s), 8.78 (1H, s), 9.97 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 625 (M + H)+.
【0320】
【実施例35】2−ベンジル−3−[4−(4−カルボキシブトキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(35a)4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン
2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール(6.0g、15mmol)のDMF(45mL)溶液に、5−ブロモ吉草酸エチル(2.7mL、17mmol)、炭酸カリウム(5.3g、38mmol)を順次加え、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.5g、収率57%)を固体として得た。
【0321】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.10−1.41 (27H, m), 1.70−1.78 (2H, m), 1.82−1.97 (4H, m), 2.42−2.49 (4H, m), 4.13−4.18 (4H, m), 6.89 (1H, d, J= 9.0Hz), 7.96 (1H, dd, J= 2.8, 9.0Hz), 8.04 (1H, d, J= 8.0Hz), 9.35 (1H, d, J= 2.8Hz).
MS(FAB) m/z: 521 (M + H)+.
(35b)4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン
実施例35aで合成した4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン(4.5g、8.8mmol)のTHF(25mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(450mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(4.0g、収率94%)を固体として得た。
【0322】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.22−1.42 (27H, m), 1.67−1.78 (2H, m), 1.80−1.88 (4H, m), 2.36−2.42 (4H, m), 3.43 (2H, br s), 3.96 (2H, t, J= 5.9Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.33 (1H, dd, J= 2.7, 8.7Hz), 6.65 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.85 (1H, s), 7.90 (1H, d, J= 2.7Hz).
MS(FAB) m/z: 490 (M)+・.
(35c)2−ベンジル−3−[4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例35bで合成した4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(1.0g、2.0mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(498mg、2.2mmol)、オキザリルクロリド(0.21mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(6mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率93%)を固体として得た。
【0323】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23−1.42 (27H, m), 1.69−1.75 (2H, m), 1.78−1.90 (4H, m), 2.39−2.43 (4H, m), 3.24 (1H, dd, J= 8.8, 13.7Hz), 3.34 (1H, dd, J= 6.4, 13.7Hz), 3.57 (1H, dd, J= 6.4, 8.8Hz), 4.03 (2H, t, J= 5.8Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.79 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.18−7.30 (5H, m), 7.61 (1H, dd, J= 2.7, 8.9Hz), 7.92 (1H, s), 8.17−8.22 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 695 (M + H)+.
(35d)2−ベンジル−3−[4−(4−カルボキシブトキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例35cで合成した2−ベンジル−3−[4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(1.3g、1.9mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0mL、8.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(753mg、収率62%)を固体として得た。
【0324】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.34 (24H, m), 1.52−1.78 (6H, m), 2.28 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.35 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.05−3.13 (2H, m), 3.69−3.74 (1H, m), 3.96 (2H, t, J= 6.2Hz), 6.92 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.16−7.27 (5H, m), 7.38 (1H, dd, J= 2.6, 8.9Hz), 7.99 (1H, s), 8.79 (1H, s), 9.97 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 639 (M + H)+.
【0325】
【実施例36】2−ベンジル−3−[3−(カルボキシメトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(36a)2−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]−5−ニトロフェノール
2−アミノ−5−ニトロフェノール(5.0g、32mmol)のDMA(100mL)溶液に、オレオイルクロリド(11mL、32mmol)を加え、実施例23cに記載した方法に従って、標記目的化合物(14g、収率100%)を固体として得た。
【0326】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.42 (22H, m), 1.68−1.80 (2H, m), 1.94−2.05 (2H, m), 2.49 (2H, t, J= 7.6Hz), 5.32−5.40 (2H, m), 7.64 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.78 (1H, dd, J= 2.5, 8.8Hz), 7.83 (1H, d, J= 2.5Hz), 7.88 (1H, s), 9.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 419 (M + H)+.
(36b)3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]ニトロベンゼン
実施例36aで合成した2−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]−5−ニトロフェノール(3.3g、7.9mmol)のDMF(26mL)溶液に、ブロモ酢酸エチル(1.1mL、9.5mmol)、炭酸カリウム(2.7g、20mmol)を順次加え、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.0g、収率100%)を固体として得た。
【0327】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.43 (25H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 1.93−2.04 (2H, m), 2.48 (2H, t, J= 7.6Hz), 4.31 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.78 (2H, s), 5.33−5.39 (2H, m), 7.73 (1H, d, J= 2.4Hz), 7.98 (1H, dd, J= 2.4, 9.1Hz), 8.55 (1H, s), 8.64 (1H, d, J= 9.1Hz).
MS(FAB) m/z: 505 (M + H)+.
(36c)3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニルアミン
実施例36bで合成した3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]ニトロベンゼン(4.0g、7.9mmol)の酢酸エチル(23mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(400mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(2.3g、収率67%)を固体として得た。
【0328】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.42 (31H, m), 1.68−1.77 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.6Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.61 (2H, s), 6.22 (1H, s), 6.38 (1H, dd, J= 2.3, 8.7Hz), 8.08 (1H, d, J= 2.3Hz), 8.09 (1H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 476 (M)+・.
(36d)2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例36cで合成した3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニルアミン(800mg、1.7mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(412mg、1.9mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.0mmol)、DMF(触媒量)、THF(5mL)、DMA(8mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(885mg、収率77%)を固体として得た。
【0329】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.41 (31H, m), 1.69−1.78 (2H, m), 2.41 (2H, t, J= 7.8Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.5, 13.8Hz), 3.34 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.59 (1H, dd, J= 6.4, 8.5Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.28 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.73 (1H, d, J= 7.1Hz), 7.18−7.31 (5H, m), 7.61 (1H, s), 8.32 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.33 (1H, s), 8.46 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 680 (M)+・.
(36e)2−ベンジル−3−[(3−カルボキシメトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例36dで合成した2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(879mg、1.3mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(5.0mL、5.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(682mg、収率85%)を固体として得た。
【0330】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.27−1.32 (28H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.33 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.06−3.11 (2H, m), 3.68−3.73 (1H, m), 4.65 (2H, s), 7.07 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.15−7.28 (6H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.03 (1H, s), 10.08 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 625 (M + H)+.
【0331】
【実施例37】2−ベンジル−3−[3−(カルボキシメトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(37a)3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニルアミン
実施例36bで合成した3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]ニトロベンゼン(3.7g、7.4mmol)のTHF−メタノール(4:1、V/V、25mL)混合溶液に、室温にて塩化ニッケル6水和物(3.5g、15mmol)を加えた後、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(1.1g、30mmol)を徐々に加え、同温にて3時間攪拌した。
アセトン(9.2mL)並びにセライトを加え10分間攪拌後セライトろ過し、ろ液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2、V/V)にて精製後、生成した固体ろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(863mg、収率25%)を固体として得た。
【0332】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.42 (25H, m), 1.57−1.76 (2H, m), 1.93−2.03 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.56 (2H, br s), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.61 (2H, s), 5.33−5.38 (2H, m), 6.21 (1H, s), 6.36 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.08 (1H, s), 8.09 (1H, d, J= 8.6Hz).
MS(FAB) m/z: 474 (M)+・.
(37b)2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例37aで合成した3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニルアミン(863mg、1.8mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(420mg、2.0mmol)、オキザリルクロリド(0.19mL、2.2mmol)、DMF(触媒量)、THF(5mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.1g、収率89%)を固体として得た。
【0333】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23−1.42 (25H, m), 1.68−1.78 (2H, m), 1.93−2.04 (2H, m), 2.41 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.34 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.59 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.69 (2H, s), 5.32−5.40 (2H, m), 6.72 (1H, dd, J= 2.2, 8.8Hz), 7.18−7.30 (5H, m), 7.61 (1H, d, J= 2.2Hz), 8.31 (1H, d, J= 8.8Hz), 8.33 (1H, s), 8.47 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 678 (M)+・.
(37c)2−ベンジル−3−[3−(カルボキシメトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例37bで合成した2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(1.1g、1.6mmol)の1,4−ジオキサン(7mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(6.3mL、6.3mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(820mg、収率83%)を固体として得た。
【0334】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.4Hz), 1.18−1.36 (22H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.90−2.01 (2H, m), 2.33 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.06−3.14 (2H, m), 3.68−3.74 (1H, m), 4.65 (2H, s), 7.08 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.15−7.28 (6H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.05 (1H, s), 10.09 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 623 (M + H)+.
【0335】
【実施例38】3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸
(38a)3−メトキシフェニルオキシマロン酸 ジメチルエステル
3−メトキシフェノール(6.2g、3.61mmol)をトルエン−DMF(1:1、V/V、60mL)混合溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(2.4g、55mmol)を加え1時間攪拌した後、室温にてクロロマロン酸 ジメチルエステル(6.4mL、50mmol)を加え、60℃にて5時間攪拌した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(9.3g、収率73%)を油状物質として得た。
【0336】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.78 (3H, s), 3.86 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.49 (1H, dd, J= 2.2, 8.3Hz), 6.56 (1H, t, J= 2.2Hz), 6.60 (1H, dd, J= 2.2, 8.3Hz), 7.19 (1H, t, J= 8.3Hz).
(38b)3−メトキシ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例38aで合成した3−メトキシフェニルオキシマロン酸 ジメチルエステル(9.3g、37mmol)をメタノール(40mL)溶液に、水酸化カリウム(2.1g、37mmol)のメタノール(20mL)溶液を加え、室温にて21.5時間攪拌した。
反応液を濃縮後水を加え、水相を酢酸エチルで洗浄後、1N−塩酸(40mL)を加え、酢酸エチルで分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(6.9g、収率78%)を油状物質として得た。
【0337】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.79 (3H, s), 3.88 (3H, s), 5.28 (1H, s), 6.52 (1H, dd, J= 2.4, 8.3Hz), 6.57 (1H, t, J= 2.4Hz), 6.62 (1H, dd, J= 2.4, 8.3Hz), 7.21 (1H, t, J= 8.3Hz).
(38c)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例38bで合成した3−メトキシ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸(1.2g、5.0mmol)、N−BOC−1,4−フェニレンジアミン(0.80g、3.8mmol)、オキザリルクロリド(0.57mL、6.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(30mL)、DMA(8mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率76%)を固体として得た。
【0338】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.81 (3H, s), 3.86 (3H, s), 5.23 (1H, s), 6.46 (1H, br s), 6.56−6.63 (2H, m), 6.64 (1H, dd, J= 2.2, 8.5Hz), 7.23 (1H, t, J= 8.5Hz), 7.35 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.51 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.30 (1H, br s).
(38d)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例38cで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.3g、2.9mmol)、アニソール(触媒量)およびトリフルオロ酢酸(2.5mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.86g、収率89%)をあめ状物質として得た。
【0339】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.66 (2H, br s), 3.82 (3H, s), 3.87 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.57−6.66 (2H, m), 6.61 (1H, t, J= 2.3Hz), 6.68 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.24 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.36 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.20 (1H, br s).
(38e)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニルオキシ)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例38dで合成した3−[(4−アミノフェニル)アミノ]−2−(3−メトキシフェニルオキシ)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(0.86g、2.60mmol)、パルミチン酸クロリド(0.95mL、3.13mmol)、DMA(10mL)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.5g、収率99%)を固体として得た。
【0340】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.17−1.32 (24H, m), 1.52−1.63 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.74 (3H, s), 3.75 (3H, s), 5.55 (1H, s), 6.56−6.62 (4H, m), 7.23 (1H, t, J= 8.5Hz), 7.54 (4H, s),
9.84 (1H, s), 10.43 (1H, br s).
(38f)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例38eで合成した3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−(3−メトキシフェニル)オキシプロピオン酸 メチルエステル(0.40g、0.70mmol)、1,4−ジオキサン(20mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.40mL、1.40mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(319mg、収率82%)を固体として得た。
【0341】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.32 (24H, m), 1.52−1.62 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.73 (3H, s), 5.39 (1H, s), 6.53−6.61 (4H, m), 7.22 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.54 (4H, s), 9.83 (1H, s), 10.35 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 555 (M + H)+.
【0342】
【実施例39】2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−プロピオン酸
(39a)2−(2,3−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(6.9mL、39mmol)、2.3−ジメトキシ−ベンズアルデヒド(5.0g、30mmol)、ピペリジン(4.5mL、45mmol)、酢酸(3.1mL、54mmol)、エタノール(30mL)を使用して、実施例29aに記載した方法に従い、標記目的化合物(11g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0343】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 3.74−3.78 (9H , m), 6.88−7.17 (3H, s), 7.94 および 7.97 (合計1H, 各s).
(39b)2−(2,3−ジメトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
実施例39aで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(11g、30mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(1.7g)、メタノール(20mL)、THF(30mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(12g、収率100%)を油状物質として得た。
【0344】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.38 (9H, s), 3.12−3.23 (2H, m), 3.65−3.74 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.75 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.93 (1H, t, J= 8.0Hz).
(39c)2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例39bで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(12g、30mmol)、トリフルオロ酢酸(20mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(40mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(7.0g、収率73%)を油状物質として得た。
【0345】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.19−3.28 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.83−3.86 (1H, m), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.76 (1H, dd, J= 1,4, 7.9Hz), 6.83 (1H, dd, J= 1.4, 7.9Hz), 6.96 (1H, t, J= 7.9Hz).
(39d)3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例39cで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸(810mg、3.0mmol)、オキザリルクロリド(0.34mL、3.9mmol)、DMF(触媒量)THF(15mL)および4−アミノフェニル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(691mg、3.3mmol)、DMA(20mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(976mg、収率71%)を固体として得た。
【0346】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ1.51 (9H, s), 3.26 (1H, dd, J= 7.7, 13.6Hz), 3.33 (1H, dd, J=7.1, 13.6Hz), 3.69−3.74 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.78 (1H, dd, J= 1,4, 8.0Hz), 6.81 (1H, dd, J= 1.4, 8.0Hz), 6.94 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.28 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.37 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.10(1H, br s).
(39e)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例39dで合成した3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル(976mg、2.1mmol)、トリフルオロ酢酸(5.0mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(10mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(770mg、収率100%)を油状物質として得た。
【0347】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.82 (2H, br s), 3.25 (1H, dd, J= 7.8, 13.6Hz), 3.33 (1H, dd, J=7.0, 13.6Hz), 3.68−3.72 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.62 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.70−6.82 (2H, m), 6.95 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.21 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.92 (1H, br s).
(39f)2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例39eで合成した3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(770mg、2.2mmol)、ピリジン(10mL)、パルミチン酸クロリド(0.72mL、2.4mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.4g、収率100%)を固体として得た。
【0348】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.31 (24H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02−3.09 (1H, m), 3.12−3.20 (1H, m), 3.63 (3H, s), 3.75−3.82 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.77 (3H, s), 6.72 (1H, dd, J=1.5, 7.1Hz), 6.88−6.92 (2H, m), 7.41 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.48 (2H, d, J= 8.9Hz),9.78 (1H, s), 10.06 (1H, s).
(39g)2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例39fで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.4g、2.3mmol)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.8mL、2.8mL)、1,4−ジオキサン(30mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(964mg、収率77%)を固体として得た。
【0349】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.32 (24H, m), 1.50−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.03 (1H, dd, J=7.5, 13.5Hz), 3.14 (1H, dd, J=5.5, 13.5Hz), 3.69−3.77 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.77 (3H, s), 6.74 (1H, d, J=7.3Hz), 6.86−6.94 (2H, m), 7.43 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz),9.78 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 583 (M + H)+.
【0350】
【実施例40】3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
(40a)(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)、DMA(20mL)、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ブロモヘキサデカン(4.9mL、16mmol)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(3.0g、収率69%)を固体として得た。
【0351】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.21−1.37 (24H, m), 1.39−1.46 (2H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.6Hz).
(40b)4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例40aで合成した(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(3.0g、6.9mmol)、塩化メチレン(40mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率68%)を固体として得た。
【0352】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.35 (24H, m), 1.38−1.46 (2H, m), 1.71−1.77 (2H, m), 3.20−3.53 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.8Hz).
(40c)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸(240mg、1.0mmol)、実施例40bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(180mg、0.56mmol)、オキザリルクロリド(0.11mL、1.3mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(220mg、収率71%)を固体として得た。
【0353】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.23−1.38 (24H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.71−1.79 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J= 7.9, 13.5Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.8, 13.5Hz), 3.68 (3H, s), 3.74 (1H, dd, J= 6.8, 7.9Hz), 3.82 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81−6.88 (2H, m), 6.82 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.15 (1H, dd, J= 1.7, 7.8Hz), 7.22 (1H, dt, J= 1.7, 7.9Hz), 7.34 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.07 (1H, s).
(40d)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例40cで合成した3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(220mg、0.40mmol)、1,4−ジオキサン(8mL)1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.79mL、0.79mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(177mg、収率83%)を固体として得た。
【0354】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.38 (24H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.71−1.79 (2H, m), 3.27 (1H, dd, J= 9.1, 13.6Hz), 3.45 (1H, dd, J= 5.8, 13.6Hz), 3.64 (1H, dd, J= 5.8, 9.1Hz), 3.80 (3H, s), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.87−6.94 (2H, m), 7.10 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.19 (1H, d, J= 6.1Hz), 7.25−7.33 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 540 (M + H)+.
【0355】
【実施例41】2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(41a)2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチル(メチル)エステル
マロン酸 tert−ブチル(メチル)エステル(5.5mL、30mmol)、2.6−ジメトキシベンズアルデヒド(5.0g、30mmol)、ピペリジン(4.2mL、42mmol)、酢酸(2.4mL、42mmol)、エタノール(50mL)を使用して、実施例29aに記載した方法に従い、標記目的化合物(12g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0356】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.35 および 1.53 (合計1H, 各s), 3.71(2H, s), 3.79 (1H, s), 3.80 (2H, s), 3.82 (1H, s), 6.52 および 6.53 (合計3H, 各s), 7.79 および 7.85 (合計1H, 各s).
(41b)2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例41aで合成した2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチル(メチル)エステル(12g、30mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(2.0g)、メタノール(60mL)、THF(90mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.7g、収率28%)を油状物質として得た。
【0357】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.61 (3H, s), 3.76 (6H, s), 6.68 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.37 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.68 (1H, s).
(41c)3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41bで合成した2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸(2.70g、10mmol)、オキザリルクロリド(1.1mL、11mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)と4−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)、DMA(20mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率37%)を固体として得た。
【0358】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.53 (9H, s), 3.73 (6H, s), 3.87 (3H, s), 6.51 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.25−7.31 (3H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.98 (1H, s), 8.04(1H, br s).
(41d)3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41cで合成した3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.7g、3.8mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(301mg)、メタノール−THF(1:1、V/V、50mL)混合溶液を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率95%)を固体として得た。
【0359】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.29 (1H, dd, J= 6.2, 13.5Hz), 3.41 (1H, dd, J= 8.2, 13.5Hz), 3.69−3.73 (1H, m), 3.71 (3H, s), 3.72 (6H, s), 6.43 (1H, br s), 6.50 (2H, d, J= 8.3Hz), 7.17 (1H, t, J= 8.3Hz), 7.27 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.39(1H, br s).
(41e)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41dで合成した3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル(1.6g、3.6mmol)、トリフルオロ酢酸(4.5mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(25mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.2g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0360】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.27 (1H, dd, J= 8.3, 13.5Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.5Hz), 3.67 (6H, s), 3.69 (3H, s), 3.77 (1H, dd, J= 6.3, 8.3Hz), 6.48 (2H, d, J= 8.4Hz), 6.70 (2H, br s), 7.13−7.18 (3H, m), 7.24−7.33 (2H, m), 8.92(1H, br s).
(41f)2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41eで合成した3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(940mg、2.6mmol)、ピリジン(8mL)、パルミチン酸クロリド(2.6mL、3.0mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(911mg、収率58%)を固体として得た。
【0361】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.32 (24H, m), 1.53−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.09−3.13 (2H, m), 3.58−3.63 (1H, m), 3.59 (3H, s), 3.68 (6H, s), 6.57 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.14 (1H, t, J=8.4Hz), 7.39 (2H, d, J=9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, s).
(41g)2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例41fで合成した2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(911mg、1.5mmol)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.82mL、1.82mmol)、1,4−ジオキサン(30mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(844mg、収率95%)を固体として得た。
【0362】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.30 (24H, m), 1.53−1.56 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.09 (2H, d, J=7.7Hz), 3.53 (1H, t, J=7.7Hz), 3.67 (6H, s), 6.56 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.12 (1H, t, J=8.4Hz), 7.39 (2H, d, J=9.0Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.69 (1H, s), 9.75(1H, s).
MS(FAB) m/z: 583 (M + H)+.
【0363】
【実施例42】2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(42a)(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)、DMA(20mL)、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ヨードヘキサデカン(3.5mL、11mmol)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(3.7g、収率85%)を固体として得た。
【0364】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.49 (26H, m), 1.52 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.42 (1H, br s), 6.57 (1H, dd, J= 2.3, 8.2Hz), 6.80 (1H, dd, J= 1.5, 8.2Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, t, J= 8.2Hz).
(42b)3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例42aで合成した(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、6.2mmol)、塩化メチレン(60mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(4.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率56%)を固体として得た。
【0365】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.45 (26H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.63 (2H, br s), 3.90 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.24 (1H, t, J= 2.2Hz), 6.26−6.33 (2H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.1Hz).
(42c)2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
2−ベンジル−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(350mg、1.6mmol)、実施例42bで合成した3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(400mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(8mL)、DMA(4mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(348mg、収率54%)を固体として得た。
【0366】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.20−1.39 (24H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.72−1.81 (2H, m), 3.26 (1H, dd, J= 8.8, 13.7Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.2, 13.7Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.2, 8.8Hz), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.66 (1H, dd, J= 2.3, 8.2Hz), 6.94 (1H, dd, J= 1.6, 7.8Hz), 7.16−7.25 (5H, m), 7.26−7.31 (2H, m), 8.44 (1H, br s).
(42d)2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例42cで合成した2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(348mg、0.65mmol)、1,4−ジオキサン(7mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL、1.3mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(290mg、収率88%)を固体として得た。
【0367】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.34 (24H, m), 1.34−1.43 (2H, m), 1.64−1.72 (2H, m), 3.07−3.12 (2H, m), 3.72 (1H, dd, J= 6.9, 8.3Hz), 3.89 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.60 (1H, dd, J= 2.8, 8.0Hz), 7.01 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.15 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.21−7.28 (5H, m), 10.05 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 510 (M + H)+.
【0368】
【実施例43】3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(43a)3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.97g、4.6mmol)の酢酸エチル(10mL)溶液に、実施例42bで合成した3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(0.67g、2.0mmol)、トリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)および50%2,4,6−トリプロピル−2,4,6−トリオキソ−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスホリナン(T3P)−酢酸エチル溶液(3.1mL、5.2mmol)を加え、室温にて20時間攪拌した。
反応液に水、酢酸エチル並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、V/V)にて精製し、生成した固体をろ取後、ヘキサンで洗浄し、標記目的化合物(448mg、収率43%)を固体として得た。
【0369】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.39 (24H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.73−1.81 (2H, m), 3.86 (3H, s), 3.95 (2H, t, J= 6.6Hz), 5.24 (1H, s), 6.70 (1H, dd, J= 1.8, 8.3Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.3Hz), 7.00−7.04 (1H, m), 7.10 (1H, t, J= 8.3Hz), 7.22 (1H, t, J= 8.3Hz), 7.33−7.37 (3H, m), 8.36 (1H, br s).
(43b)3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例43aで合成した3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(448mg、0.85mmol)、1,4−ジオキサン(9mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.7mL、1.7mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(249mg、収率57%)を固体として得た。
【0370】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.35 (24H, m), 1.35−1.44 (2H, m), 1.66−1.73 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 5.40 (1H, s), 6.67 (1H, dd, J= 1.4, 7.9Hz), 6.96−7.04 (3H, m), 7.18 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.22 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.30−7.36 (3H, m), 10.39 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 512 (M + H)+.
【0371】
【実施例44】3−[(4−ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(44a)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.55g、2.6mmol)、実施例40bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(0.67g、2.0mmol)、オキザリルクロリド(0.3mL、3.4mmol)、DMF(触媒量)、THF(12mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(230mg、収率22%)を固体として得た。
【0372】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.89 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.24−1.39 (24H, m), 1.39−1.49 (2H, m), 1.73−1.82 (2H, m), 3.87 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 5.25 (1H, s), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.03 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.36 (1H, dd, J= 7.4, 8.8Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.29 (1H, br s).
(44b)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例44aで合成した3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(230mg、0.44mmol)、THF(5mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.88mL、0.88mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(116mg、収率52%)を固体として得た。
【0373】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.34 (24H, m), 1.34−1.43 (2H, m), 1.63−1.73 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 5.37 (1H, s), 6.89 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.97−7.04 (3H, m), 7.33 (2H, dd, J= 7.5, 8.5Hz), 7.52 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.27 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 512 (M + H)+.
【0374】
【実施例45】2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(45a)[(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル
8−ヒドロキシキナルジン(5.0g、31mmol)のDMF(90mL)溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(1.5g、35mmol)を加え同温にて30分間攪拌後、クロロマロン酸 ジエチルエステル(5.1mL、31mmol)を滴加し、室温にて7時間攪拌後三晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(7.5g、収率76%)を油状物質として得た。
【0375】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.33 (6H, t, J= 7.1Hz), 2.71 (3H, s), 4.11−4,39 (4H, m), 5.88 (1H, s), 7.27 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.35−7.40 (2H, m), 7.47−7.52 (1H, m), 8.01 (1H, d, J= 8.4Hz).
MS(FAB) m/z: 318 (M + H)+.
(45b)3−エトキシ−2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 塩酸塩
実施例45aで合成した[(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル(2.4g、7.6mmol)のエタノール(10mL)溶液に、水酸化カリウム(428mg、7.6mmol)のエタノール(10mL)溶液を加え、室温で12時間攪拌後一晩放置した。
反応液に水を加え、水相をエチルエーテルで洗浄後1N−塩酸水(20mL)を滴加攪拌し、生成した固体をろ取後、水、酢酸エチルで順次洗浄し、標記目的化合物(1.6g、収率62%)を固体として得た。
【0376】
1H NMR(CD3OD, 400MHz) :δ 1.28 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.08 (3H, s), 4.30 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.91 (1H, s), 7.56 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.79 (1H, t, J= 8.1Hz), 7.89 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.97 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.98 (1H, d, J= 8.6Hz).
MS(FAB) m/z: 290 (M + H)+.
(45c)2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン・トリフルオロ酢酸塩(283mg、0.61mmol)のDMA(2mL)懸濁液に、実施例45bで合成した3−エトキシ−2−[(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ]−3−オキソプロピオン酸・塩酸塩(200mg、0.61mmol)、シアノホスホン酸 ジエチルエステル(0.17mL、1.1mmol)、トリエチルアミン(0.43mL、3.1mmol)を順次加え、室温で1時間攪拌した。
反応液に水を加え、生成した固体をろ取後、水、IPEで順次洗浄し、標記目的化合物(312mg、収率82%)を固体として得た。
【0377】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.41 (27H, m), 1.67−1.77 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.75 (3H, s), 4.40 (2H, q, J= 7.2Hz), 5.31 (1H, s), 7.26 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.36 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.44 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.52 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.58 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.64 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.10 (1H, d, J= 8.4Hz), 10.86 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 618 (M + H)+.
(45d)2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例45cで合成した2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル(307mg、0.50mmol)の1,4−ジオキサン(3.5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL、1.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(230mg、収率79%)を固体として得た。
【0378】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.2Hz), 1.07−1.40 (24H, m), 1.52−1.63 (2H, m), 2.22−2.32 (2H, m), 2.70 (3H, s), 5.57 (1H, s), 7.31 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.43−7.63 (7H, m), 7.67 (1H, d, J= 8.1Hz), 8.32 (1H, d, J= 8.4Hz), 9.86 (1H, s), 10.56 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 590 (M + H)+.
【0379】
【実施例46】3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
(46a)(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、7.2mmol)、DMF(15mL)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)、1−ヨードデカン(2.8mL、13mmol)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率67%)を固体として得た。
【0380】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.2Hz), 1.23−1.56 (14H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.78 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.7Hz).
(46b)4−デシルオキシフェニルアミン
実施例46aで合成した(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、4.8mmol)、塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率98%)を固体として得た。
【0381】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.20−1.38 (12H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.69−1.78 (2H, m), 3.41 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.3Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.3Hz).
(46c)3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸(430mg、1.8mmol)、実施例46bで合成した4−デシルオキシフェニルアミン(300mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.20mL、2.3mmol)、DMF(触媒量)、THF(11mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(438mg、収率78%)を固体として得た。
【0382】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.27−1.38 (12H, m), 1.39−1.47 (2H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J= 7.9, 13.5Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.8, 13.5Hz), 3.68 (3H, s), 3.74 (1H, dd, J= 6.8, 7.9Hz), 3.82 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81−6.89 (4H, m), 7.15 (1H, dd, J= 1.7, 7.9Hz), 7.22 (1H, dt, J= 1.7, 7.9Hz), 7.34 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.07 (1H, br s).
(46d)3−[4−(デシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例46cで合成した3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(438mg、0.93mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.9mL、1.9mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(305mg、収率72%)を固体として得た。
【0383】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.21−1.38 (12H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.27 (1H, dd, J= 9.0, 13.5Hz), 3.44 (1H, dd, J= 5.9, 13.5Hz), 3.65 (1H, dd, J= 5.9, 9.0Hz), 3.80 (3H, s), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.88 (1H, d, J= 7.8Hz), 6.91 (1H, t, 7.8Hz), 7.12 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.20 (1H, dd, J= 1.6, 7.8Hz), 7.27 (1H, dt, J= 1.6, 7.8Hz), 7.39 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 456 (M + H)+.
【0384】
【実施例47】2−(4−カルボキシフェニルオキシ)−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
(47a)4−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルオキシマロン酸 ジエチルエステル
4−ヒドロキシ安息香酸 ベンジルエステル(7.3g、32mmol)、水素化ナトリウム(1.5g、34mmol)、クロロマロン酸 ジエチルエステル(5.9mL、32mmol)、DMF(20mL)を使用して、実施例45aに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.1g、収率34%)を油状物質として得た。
【0385】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.30 (6H, t, J= 7.1Hz), 4.32 (4H, q, J= 7.1Hz), 5.26 (1H, s), 5.34 (2H, s), 6.97 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.31−7.44 (5H, m), 8.04 (2H, d, J= 9.0Hz).
MS(FAB) m/z: 387 (M + H)+.
(47b)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例47aで合成した4−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルオキシマロン酸 ジエチルエステル(1.1g、2.8mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0mL、8.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(841mg、収率85%)を油状物質として得た。
【0386】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.30 (3H, t, J= 7.1Hz), 4.33 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.32 (1H, s), 5.34 (2H, s), 6.98 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.32−7.44 (5H, m), 8.05 (2H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 358 (M + H)+.
(47c)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例40bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(600mg、1.8mmol)、実施例47bで合成した2−[4−(ベンジルオキシカルボニル)フェニル]オキシ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(841mg、2.4mmol)、オキザリルクロリド(0.52mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(7mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(521mg、収率43%)を固体として得た。
【0387】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.10−1.37 (27H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.72−1.80 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.31 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.28 (1H, s), 5.35 (2H, s), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.04 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.34−7.46 (7H, m), 8.08 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.17 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 674 (M + H)+.
(47d)2−(4−カルボキシフェニルオキシ)−3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例47cで合成した2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−[(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ]−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(521mg、0.77mmol)の酢酸エチル−THF(1:1、V/V、8mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(52mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(433mg、収率93%)を固体として得た。
【0388】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.18−1.38 (27H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.72−1.81 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.34 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.32 (1H, s), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.08 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.11 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.21 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 584 (M + H)+.
【0389】
【実施例48】2−(4−カルボキシフェニル)オキシ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例47dで合成した2−(4−カルボキシフェニル)オキシ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(260mg、0.43mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL、1.3mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(192mg、収率80%)を固体として得た。
【0390】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.17−1.34 (24H, m), 1.35−1.43 (2H, m), 1.64−1.72 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 5.50 (1H, s), 6.89 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.06 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.51 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.92 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.33 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 556 (M + H)+.
【0391】
【実施例49】3−(4−ベンゾイルアミノフェニル)アミノ−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
(49a)3−(4−ベンゾイルアミノフェニル)アミノ−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
3−(4−アミノフェニル)−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.23g、0.75mmol)をDMA(3mL)溶液に、安息香酸クロリド(0.11mL、0.91mmol)を加え、室温にて19時間攪拌した。
反応液に水、酢酸エチル並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(216mg、収率69%)を固体として得た。
【0392】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.14 (3H, t, J= 7.0Hz), 3.12−3.16 (2H, m), 3.83 (1H, t, J= 7.7Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.0Hz), 7.06−7.21 (1H, m), 7.23−7.31 (4H, m), 7.48 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.48−7.60 (3H, m), 7.68 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.94 (2H, d, J= 7.1Hz), 10.12 (1H, s), 10.20 (1H, s).
【0393】
【実施例50】2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(50a)(フルオロ)(フェニルオキシ)マロン酸 ジメチルエステル
(フェニルオキシ)マロン酸 ジメチルエステル(1.3g、5.8mmol)のTHF(15mL)溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(278mg、6.4mmol)を加え、同温にて20分間攪拌した。 この反応液に同温にて1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(2.1g、6.1mmol)を加え、室温で8時間攪拌後、一晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を1N−塩酸、水で順次洗浄後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.1g、収率80%)を油状物質として得た。
【0394】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.83 (6H, s), 7.14−7.19 (3H, m), 7.29−7.33 (2H, m).
MS(EI) m/z: 242 (M)+・.
(50b)2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例50aで合成した(フルオロ)(フェニルオキシ)マロン酸 ジメチルエステル(1.1g、4.7mmol)のメタノール(4mL)溶液に、水酸化カリウム(262mg、4.7mmol)のメタノール(4mL)を加え、室温で1時間攪拌した。
反応液に水を加え、水相をエチルエーテルで洗浄後1N−塩酸(5mL)を滴加攪拌し、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を1N−塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(988mg、収率93%)を油状物質として得た。
【0395】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.84 (3H, s), 7.16−7.20 (3H, m), 7.30−7.34 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 228 (M)+・.
(50c)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2‐フェニルオキシプロピオン酸(344mg、1.5mmol)のTHF(4mL)溶液に、オキザリルクロリド(0.14mL、1.6mmol)を滴加後、DMF(触媒量)を加え、室温で60分間攪拌した。 反応液を濃縮後、再度THF(4mL)溶液とし、4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン・トリフルオロ酢酸塩(600mg、1.3mmol)のトリエチルアミン(0.27mL、2.0mmol)−DMA(5mL)混合溶液中に室温で滴加し、同温で4時間攪拌した。
反応液に水並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、生成した固体をろ取後、水、IPEで順次洗浄し、標記目的化合物(631mg、収率87%)を固体として得た。
【0396】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.37 (24H, m), 1.68−1.76 (2H, m), 2.35 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.78 (3H, s), 7.17−7.23 (3H, m), 7.33−7.37 (2H, m), 7.53 (4H, s), 8.34 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 557 (M + H)+.
(50d)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例50cで合成した2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(631mg、1.1mmol)の1,4−ジオキサン(15mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.5mL、4.5mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。
反応液を濃縮後、1N−塩酸(5mL)を滴加攪拌し、生成した固体をろ取後、水、酢酸エチル並びにIPEで順次洗浄し、標記目的化合物(280mg、収率46%)を固体として得た。
【0397】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.27 (24H, m), 1.50−1.60 (2H, m), 2.24 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.16−7.40 (5H, m), 7.53−7.58 (4H, m), 9.51 (1H, s), 9.86 (1H, s), 10.47 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 543 (M + H)+.
【0398】
【実施例51】2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(51a)N−(3−アミノフェニル)ヘキサデカノイルアミド
3−ニトロアニリン(3.0g、21mmol)のDMA(70mL)溶液に、パルミチン酸クロリド(6.5mL、21mmol)を滴加後、室温で40分間攪拌した。
反応液に水並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、生成した固体をろ取し、水並びにIPEで洗浄し、3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン(8.0g、収率100%)を得た。
【0399】
3−ヘキサデカノイルニトロベンゼン(8.0g、21mmol)のTHF(80mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(800mg)を加え、水素気流下13時間攪拌した。
触媒をろ去、濃縮し、生成した固体をろ取後、IPE並びに酢酸エチルで洗浄し、3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(5.5g、収率77%)を固体として得た。
【0400】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.08−1.36 (24H, m), 1.53−1.56 (2H, m), 2.23 (2H, t, J= 7.4Hz), 5.00 (2H, br s), 6.22 (1H, d, J= 7.8Hz), 6.66 (1H, d, J= 7.8Hz), 6.87 (1H, t, J= 7.8Hz), 6.92 (1H, s), 9.50 (1H, s).
MS(EI) m/z: 346 (M)+・.
(51b)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2‐フェニルオキシプロピオン酸(450mg、2.0mmol)のTHF(3mL)溶液に、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)を滴加後、DMF(触媒量)を加え、室温で60分間攪拌した。 反応液を濃縮後、再度THF(3mL)溶液とし、実施例51aで合成した3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(342mg、0.99mmol)のDMA(3mL)溶液中に室温で滴加し、室温で1時間攪拌した。
反応液に水、酢酸エチル並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(483mg、収率88%)を油状物質として得た。
【0401】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.68−1.73 (2H, m), 2.35 (3H, t, J= 7.5Hz), 3.77 (3H, s), 7.19−7.42 (9H, m), 7.91 (1H, s), 8.42 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 557 (M + H)+.
(51c)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例51bで製造した2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(483mg、0.87mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL、1.0mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(283mg、収率60%)を固体として得た。
【0402】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.17−1.34 (24H, m), 1.50−1.61 (2H, m), 2.26−2.30 (2H, m), 7.17−7.43 (9H, m), 8.01 (1H, s), 9.90 (1H, s), 10.57 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 543 (M + H)+.
【0403】
【実施例52】2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(52a)(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)のDMA(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ヨードヘキサデカン(3.5mL、11mmol)を順次加え、45℃で3時間、50℃で9時間、さらに80℃で7時間攪拌した。
反応液に水、IPEを加え、生成した固体をろ取後、水、IPEで順次洗浄し、標記目的化合物(3.7g、85%)を固体として得た。
【0404】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.49 (26H, m), 1.52 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.42 (1H, br s), 6.57 (1H, dd, J= 2.3, 8.2Hz), 6.80 (1H, dd, J= 1.5, 8.2Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, t, J= 8.2Hz).
(52b)3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例52aで合成した(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、6.2mmol)の塩化メチレン(60mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(4.0mL)を順次加え、室温で6時間攪拌した。
反応液を濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出、抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製後、標記目的化合物(1.6g、収率56%)を固体として得た。
【0405】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.45 (26H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.63 (2H, br s), 3.90 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.24 (1H, t, J= 2.2Hz), 6.26−6.33 (2H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.1Hz).
(52c)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.30g、1.3mmol)、および実施例52bで合成した3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(0.40g、1.2mmol)の酢酸エチル(4mL)溶液に、トリエチルアミン(0.33mL、2.4mmol)、50%−1−プロパンホスホン酸環状無水物−酢酸エチル溶液(0.93mL、1.6mmol)を加え、室温で22時間攪拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶剤を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1、V/V)にて精製後、得られた固体をIPEに懸濁させ不純物として残る固体をろ去し、ろ液を濃縮することにより、標記目的化合物(0.29g、収率45%)を油状物質として得た。
【0406】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.21−1.46 (26H, m), 1.73−1.79 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.95 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.73 (1H, dd, J= 2.0, 8.7Hz), 7.02 (1H, dd, J= 1.4, 8.0Hz), 7.19−7.37 (7H, m), 8.31 (1H, s).
(52d)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例52cで得られた2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.29g、0.53mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL、1.1mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(164mg、収率59%)を固体として得た。
【0407】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.16−1.41 (26H, m), 2.49−2.51 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.71−7.33 (6H, m), 7.39 (2H, t, J= 8.0Hz), 10.48 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 530 (M + H)+.
【0408】
【実施例53】2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(53a)(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)のDMA(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ブロモヘキサデカン(4.9mL、16mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(3.0g、収率69%)を固体として得た。
【0409】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.21−1.37 (24H, m), 1.39−1.46 (2H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.6Hz).
(53b)4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例53aで合成した(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(3.0g、6.9mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率68%)を固体として得た。
【0410】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.35 (24H, m), 1.38−1.46 (2H, m), 1.71−1.77 (2H, m), 3.20−3.53 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.8Hz).
(53c)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(360mg、1.6mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(400mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(8mL)、DMF(4mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(260mg、収率40%)を油状物質として得た。
【0411】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.21−1.37 (24H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.25 (3H, m), 7.35 (2H, dd, J= 7.2, 8.8Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.24 (1H, br s).
(53d)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例53cで得られた2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(260mg、0.48mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.96mL、0.96mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(150mg、収率58%)を固体として得た。
【0412】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.18−1.36 (24H, m), 1.38−1.48 (2H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.86 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.26 (3H, m), 7.33 (2H, dd, J= 7.3, 8.6Hz), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.29 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 530 (M + H)+.
【0413】
【実施例54】2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
(54a)2−フルオロ−3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 tert−ブチルエステル
(2−メトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(1.2g、4.1mmol)、水素化ナトリウム(200mg、4.6mmol)、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(1.3g、4.5mmol)、THF(15mL)を使用して、実施例50aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.54g、収率42%)を油状物質として得た。
【0414】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.43 (9H, s), 3.50 (1H, d, J= 5.7Hz), 3.56 (1H, d, 4.6), 3.79 (3H, s), 3.80 (3H, s), 6.84 (1H, d, J= 7.9Hz), 6.88 (1H, dt, J= 1.0, 7.6Hz), 7.21−7.25 (2H, m).
(54b)2−フルオロ−3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例54aで合成した(2−メトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(540mg、1.7mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.0mL)、塩化メチレン(6mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(425mg、収率96%)を油状物質として得た。
【0415】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.56 (1H, d, J= 1.9Hz), 3.62 (1H, d, J= 3.0Hz), 3.78 (3H, s), 3.84 (3H, s), 6.86 (1H, d, J= 8.9Hz), 6.90 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.21 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.24−7.28 (1H, m).
(54c)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例54bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸(350mg、1.4mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(350mg、1.1mmol)、オキザリルクロリド(0.17mL、2.0mmol)、DMF(触媒量)、THF(8mL)およびDMA(3.5mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(449mg、収率75%)を固体として得た。
【0416】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.20−1.35 (24H, m), 1.42−1.51 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 3.65 (1H, s), 3.71 (1H, d, J= 6.7Hz), 3.73 (3H, s), 3.86 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81−6.89 (2H, m), 6.83 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.21−7.26 (2H, m), 7.32 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.71 (1H, d, J= 5.9Hz).
MS(FAB) m/z: 572 (M + H)+.
(54d)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例54cで合成した2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(442mg、0.77mmol)の1,4−ジオキサン(9mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.6mL、1.6mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(390mg、収率90%)を固体として得た。
【0417】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.36 (24H, m), 1.40−1.46 (2H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.48−3.71 (2H, m), 3.63 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.80−6.86 (1H, m), 6.84 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.92 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.21 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.21−7.31 (2H, m), 7.70 (1H, d, J= 5.7Hz).
MS(FAB) m/z: 558 (M + H)+.
【0418】
【実施例55】2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(55a)[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル
4−ヒドロキシ安息香酸 ベンジルエステル(7.3g、32mmol)のDMF(20mL)溶液に、水素化ナトリウム(1.5g、34mmol)を加え、室温で30分間攪拌した。 この反応液にブロモマロン酸 ジエチルエステル(5.9mL、32mmol)を滴加後室温で40分間攪拌し、さらに50℃で30分間攪拌後、一晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(4.1g、収率34%)を油状物質として得た。
【0419】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.30 (6H, t, J= 7.2Hz), 4.32 (4H, q, J= 7.2Hz), 5.26 (1H, s), 5.34 (2H, s), 6.97 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.32−7.44 (5H, m), 8.04 (2H, d, J= 9.0Hz).
MS(FAB) m/z: 387 (M + H)+.
(55b)[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ](フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル
実施例55aで合成した[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル(2.1g、5.3mmol)、水素化ナトリウム(255mg、5.8mmol)、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(1.7g、5.8mmol)、THF(16mL)を使用して、実施例50aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.0g、収率48%)を油状物質として得た。
【0420】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.25 (6H, t, J= 7.1Hz), 4.30 (4H, q, J= 7.1Hz), 5.34 (2H, s), 7.21 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.34−7.45 (5H, m), 8.04 (2H, d, J= 8.9Hz).
MS(FAB) m/z: 405 (M + H)+.
(55c)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ―3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例55bで合成した[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ](フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル(1.0g、2.5mmol)を1,4−ジオキサン(7mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.6mL)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(881mg、収率93%)を油状物質として得た。
【0421】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.25 (3H, t, J= 7.2Hz), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 5.35 (2H, s), 7.23 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.33−7.45 (5H, m), 8.05 (2H, d, J= 8.6Hz).
MS(FAB) m/z: 377 (M + H)+.
(55d)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル
実施例55cで合成した2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸(521mg、1.4mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(385mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.13mL、1.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(4mL)およびDMA(4mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(261mg、収率33%)を固体として得た。
【0422】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.40−1.46 (2H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.25 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.35 (2H, s), 6.88 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.27 (2H, d, J= 7.9Hz), 7.35−7.51 (5H, m), 8.07 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.19 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 692 (M + H)+.
(55e)2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例55dで合成した2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−プロピオン酸 エチルエステル(261mg、0.38mmol)の酢酸エチル−THF(1:1、V/V、4mL)混合溶液に、10%パラジウム−炭素(26mg)を加え、水素気流下1時間攪拌した。触媒をろ去、濃縮し、標記化合物(223mg、収率98%)を得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
【0423】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.26−1.36 (24H, m), 1.41−1.45 (2H, m), 1.75−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz),4.28 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.89 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.31 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.47 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.10 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.19 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 602 (M + H)+.
(55f)2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例55eで合成した2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(223mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL、1.1mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(173mg、収率81%)を固体として得た。
【0424】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.41 (26H, m), 1.65−1.72 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.91 (2H, d, J= 9.1Hz), 7.31 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.54 (2H, d, J= 9.1Hz), 7.97 (2H, d, J= 8.5Hz), 10.50 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 573 (M)+・.
【0425】
【実施例56】2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(56a)(ベンジル)(フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル
ベンジルマロン酸 ジエチルエステル(3.0g、12mmol)、水素化ナトリウム(575mg、13mmol)、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(5.2g、18mmol)、THF(60mL)を使用して、実施例50aに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.9g、収率90%)を油状物質として得た。
【0426】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.24 (6H, t, J= 7.1Hz), 3.47 (2H, d, J= 25.6Hz), 4.24 (4H, q, J= 7.1Hz), 7.24−7.31 (5H, m).
MS(EI) m/z: 269 (M + H)+.
(56b)2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例56aで合成した(ベンジル)(フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル(2.9g、11mmol)のメタノール(26mL)溶液に、水酸化カリウム(602mg、4.7mmol)のメタノール(10mL)を加え、実施例50bに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.5g、収率97%)を油状物質として得た。
【0427】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.25 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.50 (2H, d, J= 24.0Hz), 4.26 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.24−7.33 (5H, m).
MS(FAB) m/z: 241 (M)+・.
(56c)2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(1.1g、4.5mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(1.0mg、3.0mmol)、オキザリルクロリド(0.42mL、4.8mmol)、DMF(触媒量)、THF(9mL)およびDMA(10mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率78%)を固体として得た。
【0428】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.40 (27H, m), 1.40−1.45 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 3.47−3.70 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.29 (2H, q, J= 7.5Hz), 6.82 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.26−7.29 (7H, m), 7.73 (1H, d, J= 6.2Hz).
MS(FAB) m/z: 556 (M + H)+.
(56d)2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例56cで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.3g、2.3mmol)を1,4−ジオキサン(7mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.7mL、4.7mmol)を加え、実施例50dに記載した手法に従い、標記目的化合物(450mg、収率36%)を固体として得た。
【0429】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.40 (26H, m), 1.64−1.71 (2H, m), 3.42−3.57 (2H, m), 3.90 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.85 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.22−7.30 (5H, m), 7.45−7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.90 (1H, d, J= 2.4Hz).
MS(FAB) m/z: 528 (M + H)+.
【0430】
【実施例57】3−(3−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(57a)(3−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.84g、4.0mmol)のDMF(25mL)溶液に、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)、1−ブロモデカン(1.0mL、4.8mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.67g、収率48%)を油状物質として得た。
【0431】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.24−1.35 (12H, m), 1.40−1.47 (2H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.43 (1H, br s), 6.57 (1H, dd, J= 2.2, 8.1Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, d J= 8.1Hz).(57b)3−デシルオキシフェニルアミン
実施例57aで合成した(3−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.67g、1.9mmol)の塩化メチレン(15mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.43g、収率90%)を固体として得た。
【0432】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.27−1.34 (12H, m), 1.41−1.45 (2H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.26−6.33 (3H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.0Hz).
(57c)3−(3−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.25g、1.1mmol)、実施例57bで合成した3−デシルオキシフェニルアミン(0.27g、1.1mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、DMA(10mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.16g、収率32%)を油状物質として得た。
【0433】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.5Hz), 1.19−1.54 (14H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.96 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.73 (1H, d, J= 8.2Hz), 7.02 (1H, d, J= 7.8Hz), 7.19−7.34 (7H, m), 8.31 (1H, br s).
(57d)3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸
実施例57cで得られた3−(3−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル(0.16g、0.35mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.44mL、0.44mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.12g、収率86%)を固体として得た。
【0434】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.6Hz), 1.11−1.48 (14H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.95 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.74 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.00 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.19−7.37 (7H, m), 8.32 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 446 (M + H)+.
【0435】
【実施例58】3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(58a)(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、7.2mmol)のDMF(15mL)溶液に、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)、1−ブロモデカン(2.8mL、13mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率67%)を固体として得た。
【0436】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.2Hz), 1.23−1.56 (14H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.78 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.7Hz).
(58b)4−デシルオキシフェニルアミン
実施例58aで合成した(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、4.8mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率98%)を固体として得た。
【0437】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.21−1.78 (16H, m), 3.41 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.3Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.3Hz).
(58c)3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.30g、1.3mmol)、実施例58bで合成した4−デシルオキシフェニルアミン(0.25g、1.0mmol)、オキザリルクロリド(0.16mL、1.8mmol)、DMF(触媒量)、THF(7mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.20g、収率43%)を油状物質として得た。
【0438】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.48 (14H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.23 (3H, m), 7.34 (2H, dd, J= 7.2, 8.7Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.24 (1H, br s).
(58d)3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸
実施例58cで得られた3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル(0.20g、0.44mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.87mL、0.87mmol)を加え、実施例50dに記載した手法に従い、標記目的化合物(99mg、収率51%)を固体として得た。
【0439】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) : δ 0.86 (3H, t, J= 6.5Hz), 1.21−1.42 (14H, m), 1.63−1.71 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.02 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.18 (2H, d, 8.4Hz), 7.26 (2H, dd, J= 7.4, 8.4Hz), 7.53 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.28 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 446 (M + H)+.
【0440】
【実施例59】2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(59a)(3−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.99g、4.7mmol)のDMF(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.3g、9.5mmol)、1−ブロモペンタン(0.70mL、5.6mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.12g、収率88%)を固体として得た。
【0441】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.36−1.45 (4H, m), 1.52 (9H, s), 1.75−1.78 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.43 (1H, br s), 6.57 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, d J= 8.1Hz).
(59b)3−ペンチルオキシフェニルアミン
実施例59aで合成した(3−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.2g、4.1mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.69g、収率93%)を油状物質として得た。
【0442】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24−1.46 (4H, m), 1.72−1.79 (2H, m), 3.62 (2H, br s), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.24−6.32 (3H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.0Hz).
(59c)2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.33g、1.4mmol)実施例59bで合成した3−ペンチルオキシフェニルアミン(0.24g、1.3mmol)、オキザリルクロリド(0.16mL、1.8mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、DMF(10mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.28g、収率54%)を油状物質として得た。
【0443】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.93 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24−1.51 (4H, m), 1.74−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.96 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.73 (1H, d, J= 8.5Hz), 7.02 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.19−7.26 (4H, m), 7.33−7.37 (3H, m), 8.31 (1H, s).
(59d)2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例59cで得られた2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.28g、0.72mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.85mL、0.85mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(91mg、収率34%)を固体として得た。
【0444】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.86 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.14−1.31 (4H, m), 1.61−1.64 (2H, m), 3.74 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.55−6.56 (1H, m), 6.82−6.86 (1H, m), 6.94−7.26 (5H, m), 8.96 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 376 (M + H)+.
【0445】
【実施例60】2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(60a)(4−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、7.2mmol)のDMA(15mL)溶液に、炭酸カリウム(1.1g、7.9mmol)、1−ブロモペンタン(1.7mL、1.8mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率86%)を固体として得た。
【0446】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.34−1.50 (4H, m), 1.51 (9H, s), 1.73−1.80 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.9Hz).
(60b)4−ペンチルオキシフェニルアミン
実施例60aで合成した(4−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、6.2mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.1g、収率100%)を油状物質として得た。
【0447】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.32−1.46 (4H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.39 (2H, br s), 3.88 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.9Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.9Hz).
(60c)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.41g、1.3mmol)、実施例60bで合成した4−ペンチルオキシフェニルアミン(0.25g、1.4mmol)、オキザリルクロリド(0.22mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(9mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.53g、収率98%)を油状物質として得た。
【0448】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.93 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.35−1.46 (4H, m), 1.74−1.81 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.15−7.23 (3H, m), 7.31−7.37 (2H, m), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.25 (1H, s).
(60d)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例60cで得られた2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.53g、1.4mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.7mL、2.7mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.36g、収率70%)を固体として得た。
【0449】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.93 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.34−1.47 (4H, m), 1.74−1.81 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.19−7.25 (3H, m), 7.32−7.38 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.28 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 376 (M + H)+.
【0450】
【実施例61】2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(61a)6−ニトロ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン
6−ニトロキナゾリン−4(3H)−オン(1.0g、5.2mmol)のDMF(16mL)溶液に、1−ブロモペンタデカン(2.0mL、6.8mmol)、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.0g、収率95%)を固体として得た。
【0451】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.93 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25−1.46 (24H, m), 1.82−1.90 (2H, m), 4.08 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.88 (1H, d, J= 8.9Hz), 8.20 (1H, s), 8.58 (1H, dd, J= 8.9, 2.6Hz), 9.22 (1H, d, J= 2.6Hz).
MS(FAB) m/z: 402 (M + H)+.
(61b)6−アミノ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン
実施例61aで合成した6−ニトロ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン(1.4g、3.5mmol)の酢酸エチル−THF(7:2、V/V、45mL)混合溶液に、10%パラジウム−炭素(140mg)を加え、水素気流下2時間攪拌した。触媒をろ去、濃縮し、生成した固体をIPEで洗浄し、標記目的化合物(825mg、収率63%)を固体として得た。
【0452】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.73−1.81 (2H, m), 3.94−3.99 (4H, m), 7.09 (1H, dd, J= 2.7, 8.6Hz), 7.48 (1H, d, J= 2.7Hz), 7.53 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.83 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 372 (M + H)+.
(61c)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(197mg、0.86mmol)、実施例61bで合成した6−アミノ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン(200mg、0.54mmol)、オキザリルクロリド(80μL、0.92mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)、DMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(155mg、収率50%)を固体として得た。
【0453】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.35 (24H, m), 1.75−1.80 (2H, m), 3.79 (3H, s), 3.99 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.20−7.26 (3H, m), 7.34−7.38 (2H, m), 7.73 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.99 (1H, s), 8.22−8.27 (2H, m), 8.61 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 582 (M + H)+.
(61d)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例61cで製造した2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(155mg、0.27mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.53mL、0.53mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(45mg、収率30%)を固体として得た。
【0454】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.15−1.35 (24H, m), 1.60−1.72 (2H, m), 3.88−3.98 (2H, m), 7.07−7.10 (1H, m), 7.20−7.27 (2H, m), 7.37−7.43 (2H, m), 7.68 (1H, d, J= 8.8Hz), 8.07−8.12 (2H, s), 8.35 (1H, s), 8.57 (1H, d, J= 2.5Hz), 10.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 568 (M + H)+.
【0455】
【実施例62】3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(62a)3−[[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]オキシ]安息香酸 メチルエステル
3−(3−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル 塩酸塩(2.6g、9.9mmol)のTHF(30mL)懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン(6.9mL、40mmol)、二炭酸 ジtert−ブチルエステル(2.4g、11mmol)を加え、50℃で2時間、70℃で7時間、90℃で4時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、希硫酸水素カリウム水溶液並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(2.57g、収率76%)を固体として得た。
【0456】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.50 (9H, s), 3.90 (3H, s), 6.48 (1H, br s), 6.66 (1H, dd, J= 1.5, 7.7Hz), 7.10−7.12 (2H, m), 7.19−7.22 (2H, m), 7.39 (1H, t, J= 7.7Hz), 7.65 (1H, d, J= 2.4Hz), 7.77 (1H, d, J= 7.7Hz).
(62b)3−[3−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]オキシ]安息香酸
実施例62aで合成した3−[3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(2.6g、7.5mmol)の1,4−ジオキサン(50mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(15mL、15mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.4g、収率97%)を固体として得た。
【0457】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.50 (9H, s), 6.57 (1H, br s), 6.68 (1H, dd, J= 2.3, 8.0Hz), 7.09−7.13 (2H, m), 7.23−7.27 (2H, m), 7.42 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.70 (1H, t, J= 2.4Hz), 7.82 (1H, dt, J= 2.4, 7.7Hz).
(62c)3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例62bで合成した3−[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸(0.66g、2.0mmol)のTHF(12mL)溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(0.65mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)、1−ベンズヒドリルピペラジン(0.56g、2.2mmol)を順次加え、室温で3時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、水、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1−3:1−塩化メチレン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.0g、収率89%)を得た。
【0458】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 2.25−2.50 (4H, m), 3.41 (2H, br s), 3.72 (2H, br s), 4.24 (1H, s), 6.45 (1H, br s), 6.65 (1H, dd, J= 2.4, 8.1Hz), 6.97−7.02 (2H, m), 7.06−7.11 (3H, m), 7.18−7.33 (8H, m), 7.39−7.41 (4H, m).
(62d)3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例62cで合成した3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.0g、1.8mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.0mL)、塩化メチレン(20mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.72g、収率87%)を固体として得た。
【0459】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.26−2.49 (4H, m), 3.35−3.47 (2H, m), 3.58−3.78 (4H, m), 4.24 (1H, s), 6.31 (1H, s), 6.37 (1H, dd, J= 1.5, 7.9Hz), 6.43 (1H, dd, J= 1.5, 7.6Hz), 6.99−7.02 (2H, m), 7.06−7.10 (2H, m), 7.18−7.20 (2H, m), 7.26−7.31 (5H, m), 7.39−7.41 (4H, m).
(62e)3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(180mg、0.79mmol)、実施例62dで合成した3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(300mg、0.65mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.21mL、0.97mmol)、トリエチルアミン(0.18mL、1.3mmol)、THF(12mL)を使用して、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(100mg、収率23%)を固体として得た。
【0460】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.22−2.39 (4H, m), 3.35−3.42 (2H, m), 3.53−3.69 (2H, m), 4.34 (1H, s), 6.84 (1H, dd, J= 2.0, 7.5Hz), 6.96 (1H, t, J= 2.0Hz), 7.08−7.52 (21H, m), 10.79 (1H, s).
(62f)3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例62eで合成した3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(100mg、0.15mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.30mL、0.30mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(48mg、収率49%)を固体として得た。
【0461】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.12−2.39 (4H, m), 3.21−3.37 (2H, m), 3.60−3.70 (2H, m), 4.16 (1H, s), 6.62−6.65 (1H, m), 6.80−6.91 (2H, m), 6.92−7.03 (7H, m), 7.11−7.17 (4H, m), 7.21−7.26 (5H, m), 7.33−7.35 (4H, m), 9.35 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 660 (M + H)+.
【0462】
【実施例63】3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(63a)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル
3−(4−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル 塩酸塩(0.70g、2.5mmol)、二炭酸 ジtert−ブチルエステル(0.60g、2.8mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.3mL、7.5mmol)およびTHF(10mL)を使用して、実施例62aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.81g、収率94%)を固体として得た。
【0463】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.89 (3H, s), 6.45 (1H, br s), 6.97 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.16 (1H, dd, J= 2.5, 8.2Hz), 7.34−7.39 (3H, m), 7.60 (1H, d, J= 2.5Hz), 7.74 (1H, d, J= 7.7Hz).
(63b)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸
実施例63aで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(0.81g、2.4mmol)の1,4−ジオキサン(15mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.7mL、4.7mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.68g、収率88%)を固体として得た。
【0464】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 7.01 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.23 (1H, dd, J= 2.5, 8.2Hz), 7.34 (1H, t, J= 2.5Hz), 7.46−7.51 (3H, m), 7.64 (1H, d, J= 7.7Hz), 9.39 (1H, br s).
(63c)4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例63bで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸(0.68g、2.1mmol)、1−ベンズヒドリルピペラジン(0.58g、2.3mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.67mL、3.1mmol)、トリエチルアミン(0.58mL、4.2mmol)、THF(11mL)を使用して、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.87g、収率74%)を泡状物質として得た。
【0465】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.53 (9H, s), 2.24−2.36 (2H, m), 2.41−2.50 (2H, m), 3.32−3.48 (2H, m), 3.68−3.78 (2H, m), 4.25 (1H, s), 6.45 (1H, br s), 6.93−6.96 (4H, m), 7.04 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.17−7.20 (2H, m), 7.25−7.34 (7H, m), 7.41 (1H, d, J= 7.1Hz).
(63d)4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例63cで合成した4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.87g、1.5mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.7mL)、塩化メチレン(10mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(644mg、収率90%)を泡状物質として得た。
【0466】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.30 (2H, br s), 2.45 (2H, br s), 3.39 (2H, br s), 3.60 (2H, br s), 3.75 (2H, br s), 4.24 (1H, s),6.66 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.84 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.91−6.93 (2H, m), 6.99 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.16−7.23 (2H, m), 7.25−7.29 (5H, m), 7.39−7.40 (4H, m).
(63e)3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(440mg、1.9mmol)、実施例63dで合成した4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(644mg、1.4mmol)、オキザリルクロリド(0.22mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(10mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(705mg、収率75%)を固体として得た。
【0467】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.27−2.40 (2H, m), 2.40−2.51 (2H, m), 3.38−3.48 (2H, m), 3.71−3.81 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.63 (1H, s), 6.98−7.02 (3H, m), 7.08 (1H, d, J= 7.7Hz), 7.18−7.41 (17H, m), 7.55 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.35 (1H, br s).
(63f)3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例63eで合成した3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(705mg、1.1mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.1mL、2.1mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(674mg、収率98%)を固体として得た。
【0468】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.25−2.42 (4H, m), 3.20−3.42 (4H, m), 4.39 (1H, br s), 6.90 (1H, br s), 7.03−7.10 (4H, m), 7.18−7.25 (4H, m), 7.28−7.32 (4H, m), 7.38−7.44 (9H, m), 7.69 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.64 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 660 (M + H)+.
【0469】
【実施例64】3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(64a)4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル
4−(4−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル(0.97g、4.0mmol)、二炭酸 ジtert−ブチルエステル(0.96g、4.5mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL、8.0mmol)およびTHF(10mL)を使用して、実施例62aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率86%)を固体として得た。
【0470】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.53 (9H, s), 3.89 (3H, s), 6.48 (1H, br s), 6.94 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.01 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.98 (2H, d, J= 8.9Hz).
(64b)4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸
実施例64aで合成した4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(1.2g、3.4mmol)の1,4−ジオキサン(25mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(6.9mL、6.9mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.1g、収率94%)を固体として得た。
【0471】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 6.96 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.05 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.52 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.91 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.43 (1H, br s).
(64c)4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例64bで合成した4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸(0.66g、2.0mmol)、1−ベンズヒドリルピペラジン(0.56g、2.2mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.65mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)、THF(13mL)を使用して、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.91g、収率81%)を泡状物質として得た。
【0472】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 2.30−2.51 (4H, m), 3.39−3.83 (4H, m), 4.26 (1H, s), 6.44 (1H, br s), 6.91 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.95 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.18 (2H, t, J= 7.3Hz), 7.27 (4H, t, J= 7.3Hz), 7.32−7.35 (4H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.3Hz).
(64d)4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例64cで合成した4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.91g、1.6mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.8mL)、塩化メチレン(10mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(735mg、収率90%)を泡状物質として得た。
【0473】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.27−2.51 (4H, m), 3.36−3.83 (6H, m), 4.25 (1H, s), 6.67 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.85 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.88 (2H, d, J= 7.7Hz), 7.18 (2H, t, J= 7.3Hz), 7.25−7.32 (6H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.3Hz).
MS(FAB) m/z: 464 (M + H)+.
(64e)3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(160mg、0.70mmol)、実施例64dで合成した4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(230mg、0.5mmol)、オキザリルクロリド(80μL、0.92mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(5mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(240mg、収率72%)を泡状物質として得た。
【0474】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.28−2.53 (4H, m), 3.39−3.80 (4H, m), 3.79 (3H, s), 4.26 (1H, s), 6.95 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.01 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.17−7.30 (9H, m), 7.35 (4H, t, J= 7.2Hz), 7.41 (4H, d, J= 7.2Hz), 7.57 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.37 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 674 (M + H)+.
(64f)3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例64eで合成した3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(240mg、0.36mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.71mL、0.71mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(202mg、収率86%)を固体として得た。
【0475】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.28−2.43 (4H, m), 3.18−3.68 (4H, m), 4.40 (1H, br s), 6.98 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.06 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.24 (5H, m), 7.31 (4H, t, J= 7.6Hz), 7.37−7.40 (4H, m), 7.45 (4H, d, J= 7.6Hz), 7.70 (2H, d, J= 9.0Hz).
MS(FAB) m/z: 660 (M + H)+.
【0476】
【実施例65】2−ベンジル−3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
(65a)4−[4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニル]オキシ安息香酸 メチルエステル
4−(4−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル(5.0g、21mmol)の1,4−ジオキサン−THF(2:1、V/V、90mL)混合溶液に、塩化炭酸ベンジル(4.4mL、31mmol)、1M−炭酸ナトリウム水溶液(41mL、41mmol)を順次加え、室温にて2.5時間攪拌した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水で洗浄後、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(7.6g、収率99%)を固体として得た。
【0477】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.89 (3H, s), 5.21 (2H, s), 6.71 (1H, s), 6.95 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.34−7.42 (7H, m), 7.98 (2H, d, J= 8.9Hz).
MS(FAB) m/z: 377 (M)+・.
(65b)4−[(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸
実施例65aで合成した4−[(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(7.6g、20mmol)の1,4−ジオキサン−THF(2:1、V/V、60mL)混合溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(40mL、40mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(7.0g、収率95%)を固体として得た。
【0478】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 5.17 (2H, s), 6.97 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.08 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.33−7.45 (6H, m), 7.54 (2H, d, J= 8.8Hz) , 7.92 (2H, d, J= 8.8Hz), 9.86 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 363 (M)+・.
(65c)4−[4−(4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)オキシ]ベンゾイルピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例65bで合成した4−[(4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)オキシ]安息香酸(2.0g、5.5mmol)のDMA(17mL)溶液に、ピペラジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(1.0g、5.5mmol)、シアノホスホン酸 ジエチルエステル(1.6mL、9.9mmol)、トリエチルアミン(3.8mL、28mmol)を順次加え、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.9g、収率100%)を固体として得た。
【0479】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 3.35−3.70 (8H, m), 5.21 (2H, s), 6.80 (1H, br s), 6.96 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.00 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.34−7.43 (9H, m).
MS(FAB) m/z: 532 (M + H)+.
(65d)4−[[4−(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル
実施例65cで合成した4−[[4−(4−ベンジルオキシカルボニル)アミノ]フェニルオキシ]ベンゾイルピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.6g、3.0mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)、塩化メチレン(9mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率92%)を固体として得た。
【0480】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.75−2.95 (4H, m), 3.35−3.80 (4H, m), 5.21 (2H, s), 6.74 (1H, s), 6.96 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.00 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.34−7.42 (9H, m).
MS(FAB) m/z: 432 (M + H)+.
(65e)4−[[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル
実施例65dで合成した4−[[4−(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.6g、3.0mmol)のエタノール(7mL)溶液に、ベンジルブロミド(0.58mL、4.9mmol)を加え、60℃にて3時間攪拌した。
生成した固体をろ取後、IPEおよび酢酸エチルで洗浄し、標記目的化合物(1.3g、収率100%)を固体として得た。
【0481】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.12−3.72 (8H, m), 4.38 (2H, s), 5.16 (2H, s), 6.98 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.05 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.33−7.57 (15H, m).
MS(FAB) m/z: 522 (M + H)+.
(65f)4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例65eで合成した4−[[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.6g、3.0mmol)のアセトニトリル(9mL)溶液に、ヨードテトラメチルシラン(0.82mL、5.8mmol)を加え、室温にて6時間攪拌した。
反応液を濃縮後水を加え、水相をエチルエーテルで洗浄した。1N−水酸化ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで分液抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(293mg、収率39%)を固体として得た。
【0482】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.35−2.53 (4H, m), 3.41−3.80 (8H, m), 6.69 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.87 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.91 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.27−7.35 (7H, m).
MS(FAB) m/z: 388 (M + H)+.
(65g)2−ベンジル−3−[4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例65fで合成した4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(100mg、0.26mmol)、実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(81mg、0.34mmol)、オキザリルクロリド(32μL、0.36mmol)、DMF(触媒量)、THF(1mL)およびDMA(1mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(157mg、収率100%)を油状物質として得た。
【0483】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 2.35−2.56 (4H, m), 3.43−3.79 (8H, m), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.95−6.99 (4H, m), 7.26−7.40 (14H, m), 7.85 (1H, d, J= 6.1Hz).
MS(FAB) m/z: 610 (M + H)+.
(65h)2−ベンジル−3−[4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例65gで合成した2−ベンジル−3−[4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(157mg、0.26mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.52mL、0.52mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(100mg、収率67%)を固体として得た。
【0484】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 2.35−2.56 (4H, m), 3.43−3.79 (8H, m), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.95−6.99 (4H, m), 7.26−7.40 (14H, m), 7.85 (1H, d, J= 6.1Hz).
MS(FAB) m/z: 582 (M + H)+.
【0485】
【実施例66】3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(66a)3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例65fで合成した4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(159mg、0.41mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(122mg、0.53mmol)、オキザリルクロリド(50μL、0.57mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(164mg、収率67%)を油状物質として得た。
【0486】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.01 (3H, s), 3.40−3.79 (10H, m), 6.98 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.04 (2H, d, J= 7.6Hz), 7.20−7.40 (12H, m), 7.58 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.38 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 598 (M + H)+.
(66b)3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例66aで合成した3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(164mg、0.27mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.55mL、0.55mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(47mg、収率29%)を固体として得た。
【0487】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.30−3.67 (10H, m), 6.91 (2H, d, J= 8.6Hz), 6.99 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.12−7.33 (13H, m), 7.64 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 584 (M + H)+.
【0488】
【実施例67】2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[(4−ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(67a)4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル
実施例65dで合成した4−[[4−(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.1g、2.6mmol)のエタノール(7mL)溶液に、1−ヨードペンタン(0.67mL、5.1mmol)を加え、実施例65eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率100%)を固体として得た。
【0489】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.89 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.37 (4H, m), 1.58−1.68 (2H, m), 2.99−3.38 (8H, m), 3.61−3.72 (2H, m), 5.16 (2H, s), 6.99 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.06 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.33−7.54 (9H, m), 9.84 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 502 (M + H)+.
(67b)4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例67aで合成した4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.1g、2.2mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液に、ヨードテトラメチルシラン(0.94mL、6.6mmol)を加え、実施例65fに記載した方法に従い、標記目的化合物(421mg、収率52%)を固体として得た。
【0490】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.90 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.25−1.38 (2H, m), 1.45−1.53 (2H, m), 1.58−1.70 (2H, m), 2.32−3.53 (6H, m), 3.40−3.81 (6H, m), 6.69 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.88 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.92 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.35 (2H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 368 (M + H)+.
(67c)2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例67bで合成した4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(223mg、0.61mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(180mg、0.79mmol)、オキザリルクロリド(74μL、0.85mmol)、DMF(触媒量)、THF(3mL)およびDMA(3mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(253mg、収率72%)を油状物質として得た。
【0491】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.90 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.22−1.38 (2H, m), 1.45−1.54 (2H, m), 1.60−1.66 (2H, m), 2.35−2.52 (4H, m), 3.01 (3H, s), 3.45−3.79 (4H, m), 3.79 (2H, s), 6.99 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.04 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.21−7.24 (3H, m), 7.35 (2H, d, J= 7.2Hz), 7.40 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.58 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.39 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 578 (M + H)+.
(67d)2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例67cで合成した2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(253mg、0.44mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.88mL、0.88mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(125mg、収率51%)を固体として得た。
【0492】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.32 (4H, m), 1.54−1.63 (2H, m), 2.82−3.30 (4H, m), 3.58−3.75 (6H, m), 6.97 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.04 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.17−7.19 (3H, m), 7.26−7.28 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.71 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 564 (M + H)+.
【0493】
【実施例68】3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
(68a)1−ベンズヒドリル−4−(ブロモアセチル)ピペラジン
1−ベンズヒドリルピペラジン(2.0g、7.9mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液に、ブロモアセチルクロリド(0.72mL,8.7mmol)を加え、室温にて20分間攪拌した。
反応液に1N−水酸化ナトリウム水溶液並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(3.0g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
【0494】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.41 (2H, t, J= 5.1Hz), 2.47 (2H, t, J= 5.0Hz), 3.52 (2H, t, J= 5.0Hz), 3.64 (2H, t, J= 5.1Hz), 3.83 (2H, s), 4.26 (1H, s), 7.19−7.23 (2H, m), 7.28−7.31 (4H, m), 7.42 (4H, d, J= 7.1Hz).
MS(FAB) m/z: 373 (M + H)+.
(68b)1−ベンズヒドリル−4−[(3−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン
実施例68aで合成した1−ベンズヒドリル−4−(ブロモアセチル)ピペラジン(1.5g、4.0mmol)のDMF(12mL)溶液に、3−ニトロフェノール(503mg、3.6mmol)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率100%)を油状物質として得た。
【0495】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.39−2.44 (4H, m), 3.55 (2H, t, J= 4.9Hz), 3.64 (2H, t, J= 4.9Hz), 4.26 (1H, s), 4.76 (2H, s), 7.20 (2H, t, J= 7.3Hz), 7.26−7.30 (4H, m), 7.40−7.46 (5H, m), 7.72 (1H, s), 7.85 (1H, d, J= 8.1Hz), 8.02 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 432 (M + H)+.
(68c)3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン
実施例68bで合成した1−ベンズヒドリル−4−[(3−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン(1.7g、3.6mmol)のTHF−メタノール(4:1、V/V、15mL)混合溶液に、室温にて塩化ニッケル6水和物(1.7g、7.2mmol)を加えた後、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(548mg、15mmol)を徐々に加え、同温にて40分間攪拌した。
アセトン(4.5mL)並びにセライトを加え10分間攪拌後セライトろ過し、ろ液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.0g、収率69%)を固体として得た。
【0496】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.36−2.44 (4H, m), 3.56−3.70 (6H, m), 4.22 (1H, s), 4.60 (2H, s), 6.25−6.32 (3H, m), 7.03 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.16−7.22 (2H, m), 7.25−7.29 (4H, m), 7.40 (4H, d, J= 7.1Hz).
MS(FAB) m/z: 402 (M + H)+.
(68d)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例68cで合成した3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン(300mg、0.75mmol)、実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(233mg、0.97mmol)、オキザリルクロリド(90μL、1.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(378mg、収率83%)を油状物質として得た。
【0497】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.29 (3H, t, J= 7.0Hz), 2.36−2.43 (4H, m), 3.49−3.69 (6H, m), 4.24 (1H, s), 4.29 (2H, q, J= 7.0Hz), 4.63 (2H, s), 6.72 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.96 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.15−7.30 (14H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.3Hz).
MS(FAB) m/z: 624 (M + H)+.
(68e)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例68dで合成した3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(378mg、0.62mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL、1.2mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(66mg、収率18%)を固体として得た。
【0498】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.28−2.39 (4H, m), 3.27−3.60 (6H, m), 4.37 (1H, s), 4.74 (2H, s), 6.63 (1H, d, J= 6.5Hz), 7.15−7.32 (15H, m), 7.45 (4H, d, J= 7.9Hz), 10.03 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 596 (M + H)+.
【0499】
【実施例69】3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(69a)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 エチルエステル
実施例68cで合成した3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン(200mg、0.50mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(148mg、0.65mmol)、オキザリルクロリド(61μL、0.70mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(197mg、収率65%)を固体として得た。
【0500】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.33−2.46 (4H, m), 3.53−3.67 (4H, m), 3.78 (3H, s), 4.25 (1H, s), 4.67 (2H, s), 6.77−6.79 (1H, m), 7.19−7.42 (18H, m), 8.35 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 612 (M + H)+.
(69b)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例69aで合成した3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 エチルエステル(197mg、0.32mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.64mL、0.64mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(115mg、収率60%)を固体として得た。
【0501】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.38−2.57 (4H, m), 3.50−3.64 (4H, m), 4.65 (1H, s), 4.79 (2H, s), 6.68−6.73 (1H, m), 7.16−7.64 (18H, m), 8.86 (1H, s), 10.51 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 598 (M + H)+.
【0502】
【実施例70】3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(70a)1−ベンズヒドリル−4−[(4−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン
実施例68aで合成した1−ベンズヒドリル−4−(ブロモアセチル)ピペラジン(1.5g、4.0mmol)のDMF(12mL)溶液に、4−ニトロフェノール(503mg、3.6mmol)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率100%)を固体として得た。
【0503】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.37−2.45 (4H, m), 3.51−3.65 (4H, m), 4.25 (1H, s), 4.78 (2H, s), 6.99 (2H, d, J= 9.3Hz), 7.19−7.31 (6H, m), 7.40 (4H, d, J= 7.1Hz), 8.20 (2H, d, J= 9.3Hz).
MS(FAB) m/z: 432 (M + H)+.
(70b)4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン
実施例70aで合成した1−ベンズヒドリル−4−[(4−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン(1.5g、3.5mmol)、塩化ニッケル6水和物(1.7g、7.0mmol)、水素化ホウ素ナトリウム(526mg、14mmol)、THF−メタノール(4:1、V/V、15mL)混合溶液を使用して、実施例68cに記載した方法に従い、標記目的化合物(921mg、収率66%)を油状物質として得た。
【0504】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.32−2.45 (4H, m), 3.45 (2H, br s), 3.53−3.67 (4H, m), 4.22 (1H, s), 4.57 (2H, s), 6.61 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.75 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.17−7.29 (6H, m), 7.40 (4H, d, J= 7.3Hz).
MS(FAB) m/z: 401 (M)+・.
(70c)3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例70bで合成した4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン(200mg、0.50mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(148mg、0.65mmol)、オキザリルクロリド(61μL、0.70mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(225mg、収率74%)を固体として得た。
【0505】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.33−2.43 (4H, m), 3.54−3.66 (4H, m), 3.78 (3H, s), 4.23 (1H, s), 4.65 (2H, s), 6.91 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.17−7.49 (17H, m), 8.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 612 (M + H)+.
(70d)3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例70cで合成した3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(225mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.74mL、0.74mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(65mg、収率30%)を固体として得た。
【0506】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.27−2.45 (4H, m), 3.36−3.55 (4H, m), 4.65 (1H, s), 4.76 (2H, s), 6.88 (2H, d, J= 9.2Hz), 7.08−7.56 (18H, m), 10.43 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 598 (M + H)+.
【0507】
【実施例71】3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸(71a)4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
4−ヒドロキシ−1−ピペリジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(2.0g、10mmol)のTHF(25mL)溶液に、4−ニトロフェノール(1.2g、8.3mmol)、トリフェニルホスフィン(3.3g、13mmol)、アゾジカルボン酸 ジエチルエステル(2.0mL、13mmol)を順次加え、室温にて1.5時間攪拌した。
反応液を濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製後、標記目的化合物(2.0g、収率76%)を固体として得た。
【0508】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 1.75−1.83 (2H, m), 1.93−2.00 (2H, m), 3.35−3.42 (2H, m), 3.67−3.73 (2H, m), 4.58−4.63 (1H, m), 6.96 (2H, d, J= 9.2Hz), 8.20 (2H, d, J= 9.2Hz).
MS(FAB) m/z: 323 (M + H)+.
(71b)4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン
実施例71aで合成した4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、4.7mmol)の塩化メチレン(15mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(4.7mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(885mg、収率86%)を固体として得た。
【0509】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.67−1.76 (2H, m), 2.02−2.06 (2H, m), 2.74−2.80 (2H, m), 3.13−3.81 (2H, m), 4.47−4.53 (1H, m), 6.95 (2H, d, J= 9.3Hz), 8.19 (2H, d, J= 9.3Hz).
MS(EI) m/z: 222 (M)+・.
(71c)1−ベンズヒドリル−4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン実施例71bで合成した4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン(885mg、4.0mmol)のDMF(12mL)溶液に、ベンズヒドリルクロリド(1.4mL、8.0mmol)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)を順次加え、70℃にて10時間攪拌した後、水素化ナトリウム(347mg、8.0mmol)を加え、70℃にて3時間攪拌後一晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(693mg、収率45%)を油状物質として得た。
【0510】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.87−1.95 (2H, m), 2.05−2.10 (2H, m), 2.27−2.32 (2H, m), 2.76−2.79 (2H, m), 4.36 (1H, s), 4.46−4.51 (1H, m), 6.97 (2H, d, J= 9.3Hz), 7.22−7.26 (2H, m), 7.31−7.35 (4H, m), 7.47 (4H, d, J= 7.3Hz), 8.22 (2H, d, J= 9.3Hz).
MS(EI) m/z: 388 (M)+・.
(71d)4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニルアミン
実施例71cで合成した1−ベンズヒドリル−4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン(870mg、2.2mmol)の酢酸エチル(7mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(87mg)を加え、水素気流下3時間攪拌した。
触媒をろ去、濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(534mg、収率67%)を固体として得た。
【0511】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.86−1.79 (2H, m), 1.90−2.00 (2H, m), 2.17−2.22 (2H, m), 2.76−2.78 (2H, m), 3.46 (2H, br s), 4.12−4.20 (1H, m), 4.33 (1H, s), 6.65 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.79 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.20−7.24 (2H, m), 7.30−7.33 (4H, m), 7.46 (4H, d, J= 7.1Hz).
MS(FAB) m/z: 359 (M + H)+.
(71e)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例71dで合成した4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニルアミン(50mg、0.14mmol)、実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(44mg、0.18mmol)、オキザリルクロリド(17μL、0.20mmol)、DMF(触媒量)、THF(1mL)およびDMA(1mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(43mg、収率55%)を固体として得た。
【0512】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.29 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.76−1.83 (2H, m), 1.92−1.98 (2H, m), 2.15−2.21 (2H, m), 2.67−2.74 (2H, m), 3.46−3.69 (2H, m), 4.22−4.31 (4H, m), 6.81 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.16−7.33 (13H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.1Hz), 7.71 (1H, d, J= 6.5Hz).
MS(FAB) m/z: 581 (M + H)+.
(71f)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例71eで合成した3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(67mg、0.12mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.23mL、0.23mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(43mg、収率68%)を固体として得た。
【0513】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.67−1.78 (2H, m), 1.94−2.00 (2H, m), 2.20−2.38 (2H, m), 2.68−2.75 (2H, m), 3.38−3.57 (2H, m), 4.30−4.56 (2H, m), 6.91 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.23−7.50 (18H, m), 9.98 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 553 (M + H)+.
【0514】
【実施例72】3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(72a)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例71dで合成した4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニルアミン(100mg、0.28mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(83mg、0.36mmol)、オキザリルクロリド(34μL、0.39mmol)、DMF(触媒量)、THF(1mL)およびDMA(1mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(88mg、収率56%)を固体として得た。
【0515】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.74−1.86 (2H, m), 1.92−2.00 (2H, m), 2.13−2.24 (2H, m), 2.66−2.77 (2H, m), 3.76 (3H, s), 4.23−4.29 (1H, m), 4.30 (1H, s), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.16−7.50 (17H, m), 8.24 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 569 (M + H)+.
(72b)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例72aで合成した3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(88mg、0.16mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.31mL、0.31mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(36mg、収率42%)を固体として得た。
【0516】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.83−1.98 (2H, m), 2.08−2.23 (2H, m), 2.73−3.15 (4H, m), 4.48−4.60 (2H, m), 6.99 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.14−7.80 (18H, m), 10.43 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 555 (M + H)+.
【0517】
【試験例】
【0518】
【試験例1】
PTP−1B酵素の調製
ヒトPTP−1BのcDNAのヌクレオチド配列は配列表の配列番号1に記載されている。また、遺伝子データベースであるGenBank に登録番号NM 002827で登録されており、アミノ酸配列は配列表の配列番号2に記載されている。このうち活性領域を含む第1番目から第321アミノ酸までをコードする蛋白質を取得するために、ヒト肝ガン由来細胞株HepG2から総RNA(total RNA)を抽出し、これを鋳型として逆転写ポリメラーゼチェインリアクション(reverse transcript polymerase chain reaction, RT−PCR)法によって相補DNA(cDNA)を取得し、これを大腸菌発現ベクターに組み込み、大腸菌によって発現させ、精製した。詳細を以下に示す。
(1−1)細胞株HepG2からの総RNA取得
大日本製薬株式会社から、細胞株HepG2(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション HB−8065)を購入し、培養面積75平方センチメートルの組織培養フラスコ(BDバイオサイエンセズ社製)に培養した。培地として、ダルベッコ改変イーグル培地(Gibco D−MEM、インビトロジェン株式会社製)に、ウシ胎児血清(ハイクロン社製)を体積比10%、抗生物質溶液[Antibiotic Antimycotic Solution, stabilized (100x), シグマ社製]を体積比1%、それぞれ添加したものを用いた。
【0519】
炭酸ガスインキュベーター内で37℃、95%炭酸ガス下で3日間培養し、おおよそ半コンフルエントの状態に生育したところで、フラスコ内の培地を吸引して除き、氷冷しておいたリン酸緩衝生理食塩水(Gibco Dulbecco’s Phosphate−Buffered Saline, インビトロジェン社製)を10ml添加して細胞を洗浄したのち同食塩水を吸引して除いた。その後フラスコ内の細胞に、7.5mlのトリゾール試薬(Gibco TRIZOL reagent, インビトロジェン社製)を添加しピペッテイングを繰り返し、さらに室温で5分間ほど放置して、細胞を溶解させた。
【0520】
この細胞溶解液を、トリゾール試薬の説明書に概ね従いながら、イソプロピルアルコール沈殿などを行い、RNAの沈殿を得て、これを純水に溶解させ、約マイナス20℃の冷凍庫に保存した。このときのRNA溶液は0.22mlあり、一部を取って純水で100倍希釈した試料の260nmにおける吸光度は0.562であった。吸光度1のとき39.5μg/mlのRNAが存在するとして計算し、総RNAの収量は、0.562×100×39.5×0.22=488μgとした。
(1−2)PTP−1BのcDNAクローニング
Puius, YAらの方法(プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ザ・ユー・エス・エー、第94巻、13420−13425、1997年)を参考に、PTP−1B cDNAのPCRによる増幅用プライマーとして、以下の2つのオリゴデオキシヌクレオチドを、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社(東京)に委託して化学合成した。
5’−agctggatccatatggagatggaaaaggagtt−3’(プライマーNo.1:配列表の配列番号3)、
5’−acgcgaattcttaattgtgtggctccaggattcg−3(プライマーNo.2:配列表の配列番号4)。
次に、先に得たHepG2総RNAを鋳型とし、上記のプライマーNo.1およびプライマーNo.2をプライマーとして、Ready−To−Go RT−PCR Beads(アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)を用いたRT−PCR法によって、PTP−1BのcDNA増幅を行った。反応生成物を1.5%アガロース電気泳動にかけ、増幅した断片を切り出して精製し、pCR2.1ベクタープラスミド(インビトロジェン株式会社製)にクローニングした。増幅されたDNA断片は、配列表の配列番号1のヌクレオチド番号73からヌクレオチド番号1035までのヌクレオチド配列を含んでいる。
pCR2.1ベクタープラスミドにクローニングされたPTP−1BのcDNAの塩基配列を調べ、正しい塩基配列断片を有したプラスミドクローンの中で、pCR2.1が元来持つBamHI切断サイトが3’以降に位置する向きにPTP−1B相補DNAが挿入されていたクローンを選択し、これを制限酵素NdeIおよびBamHIで処理することで、PTP−1BのcDNAを含む断片を生成させた。これをアガロース電気泳動で精製し、同じくNdeIおよびBamHIで処理し精製しておいた大腸菌発現ベクターpET−11c(Novagen, Inc.製)に挿入しクローニングした。以上により、ヒトPTP−1Bの配列表の配列番号2のアミノ酸番号1からアミノ酸番号321までからなるポリペプチドを大腸菌において発現するプラスミドである、pET−hPTP1B(1−321)を構築した。
(1−3)ヒトPTP−1B(1−321)の大腸菌による発現と精製
プラスミドpET−hPTP1B(1−321)を大腸菌BL21 DE3株(Novagen, Inc.製)に形質転換し、アンピシリン(100μg/ml)耐性菌を取得した。アンピシリン(100μg/ml)を含む2 x YT培地(イーストエキス1%、トリプトン1.6%、塩化ナトリウム0.5%)2リットルを用い、37℃で培養し、OD600nmが0.6に達したときに、IPTG(Isopropyl β−D−Thiogalactoside)を0.1mMとなるよう添加して、さらに37℃で6時間培養することにより、組換え蛋白の発現を誘導した。
【0521】
菌体を遠心分離(6,000rpm、15分間、4℃)で集めた後、30mlの溶解バッファー[20mMTrisHCl(pH7.5)、1mM DTT、1mM EDTA、Complete protease inhibitor cocktail(Roche Diagnostics社製、1錠/50ml)]に懸濁した。懸濁液を4等分して4本の50ml容遠心チューブ(Falcon社製2070チューブ)に入れ、5,000rpm、4℃で15分間遠心分離し、上澄を捨て、それぞれ5mlの溶解バッファーを加え、菌体を懸濁させた。これをマイナス80℃冷凍庫に保存した。
【0522】
凍結保存していた菌体懸濁液チューブの1本(培養液500ml分)に、22mlの溶解バッファーを加え、超音波により菌体を破砕した。破砕液を遠心分離(14,000rpm、90分間、4℃)し、上清を0.45μmのフィルターでろ過した。ろ液をHiTrap Q FFカラム(カラム容積約5ml、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)に吸着させ、緩衝液A[10mMTrisHCl(pH7.5)、1mM DTT、1mM EDTA]で洗浄後、緩衝液Aおよび1M NaClを含む緩衝液Aを用いた直線的NaCl濃度勾配で溶出した。
計算上のNaCl濃度がおよそ0.2Mから0.33Mに相当する溶出液画分に、SDS−PAGEで分子量約37,000の蛋白のバンドが確認され、PTP−1B酵素活性が認められた。この活性画分(12.5ml)を集め、緩衝液B[10mM MES(pH6.5)、1mM DTT、1mM EDTA]に対して一夜透析した後、HiTrap CM FFカラム(カラム容積約1ml、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)に吸着させ、緩衝液Bで洗浄後、緩衝液Bおよび1M NaClを含む緩衝液Bを用いた直線的NaCl濃度勾配で溶出した。
【0523】
計算上のNaCl濃度がおよそ0.25Mから0.4Mに相当する溶出液画分に、SDS−PAGEで分子量約37,000の蛋白のバンドが確認され、PTP−1B酵素活性が認められた。この活性画分(3ml)を集め、HiLoad 26/60 Superdex 75 pgカラム(カラム容積約320ml、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)にかけ、緩衝液C[10mM Tris−HCl(pH7.5)、3mM DTT、0.2mM EDTA]を用いてゲルろ過した。溶出液の蛋白質ピーク部分(18ml)を集め、Centriprep−10(ミリポア社)を用いて遠心濃縮した。
【0524】
得られたPTP−1Bタンパク質[PTP−1B(1−321)]の溶液は約0.7ml、濃度25mg/ml、収量は18mgであった。Micromass社製の質量分析器Q−TOF2を用いた質量分析において、理論質量37312.75Daに対し観察質量37310.5±4.3Daであった。
【0525】
【試験例2】
PTP−1B酵素阻害活性の測定
PTP−1B酵素反応の基質として、3箇所のチロシンがすべてリン酸化されている、以下のアミノ酸配列からなる合成ペプチド:
Thr−Arg−Asp−Ile−Tyr(PO4)−Glu−Thr−Asp−Tyr(PO4)−Tyr(PO4)−Arg−Lys(配列表の配列番号5)、
((株)島津総合科学研究所(東京都千代田区)に委託合成)を使用した。[このアミノ酸配列は、Ullrichらの報告(ネイチャー、第313巻、756−761頁、1985年)に基づくアミノ酸番号によれば、インスリン受容体の第1142番から第1153番に相当する配列であり、Genbank No. X02160に登録されているインスリン受容体前駆体のアミノ酸配列においては、第1169番から第1180番に相当する。]
この基質ペプチドとPTP−1B酵素を反応させ、反応によって基質から遊離した無機リン酸を定量することによって、酵素活性の測定を行った。酵素反応中に被験化合物を共存させた際の酵素活性の低下を、酵素阻害活性とした。具体的には、以下の方法で行った。
【0526】
基質ペプチド((株)島津総合科学研究所に委託合成)を、20mM イミダゾール(pH7.0),50mM NaCl,5mM DTT,2.5mM EDTAからなる緩衝液に、300μMになるよう溶解し、冷凍保存した。
【0527】
先に得たPTP−1B溶液を、200ng/mlとなるように、20mM イミダゾール(pH7.0),50mM NaCl,5mM DTT,2.5mM
EDTA,0.05% Nonidet P−40からなる緩衝液で希釈した。
【0528】
96穴ミクロタイタープレート[Costar 3695(ハーフエリア)、コーニング社]を用い、各穴に緩衝液[20mM イミダゾール(pH7.0)、50mM NaCl,5mM DTT,2.5mM EDTA](39μl)、PTP−1B酵素溶液(5μ1)、及び化合物のDMSO溶液(5mM、1μl)を添加した。対照には、溶媒(DMSO、1μl)を化合物のDMSO溶液のかわりに添加した。37℃で約10分間プレインキュベートした後、基質ペプチド溶液(300μM、5μl)を添加して、10分間37℃でインキュベートした。
【0529】
その後、遊離した無機リン酸の量を定量するため、各穴にマラカイトグリーン溶液(90μl、BIOMOL Research Laboratories, Inc.製)を添加し、室温で約10分間放置した後、ミクロプレートリーダーで650nmにおける吸光度を測定した。この条件下では、吸光度が概ね0.05から0.6の範囲(リン酸約0.05から1.0nM/穴)で吸光度とリン酸濃度との間にほぼ直線性が認められた。
【0530】
被験化合物のPTP−1B阻害活性は、以下の計算式によって求めた。
【0531】
【数1】
阻害活性(%)=
[[吸光度{各化合物(100μM)存在下}]/[吸光度(対照)]]×100
得られた結果を表9に示す。
【0532】
【表9】
【0533】
表9から、本発明の化合物は優れたPTP−1B酵素阻害活性を有することがわかる。
【0534】
【製剤例】
カプセル剤
上記で示される各成分の粉末を良く混合し、60メッシュの篩(メッシュの基準はTyler基準による)を通す。得られる粉末180mgをはかり分け、ゼラチンカプセル(No.3)に充填し、カプセル剤を調製する。
(2)錠剤
上記で示される各成分の粉末を良く混合し、各150mg重量の錠剤に圧縮成型する。必要ならば、これらの錠剤は糖またはフィルムで被覆してもよい。
(3)顆粒剤
上記で示される各成分の粉末を良く混合し、純水で湿らし、バスケット式顆粒化機で顆粒化し、乾燥して顆粒剤を得る。
【0535】
【発明の効果】
本発明のマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルは、優れたプロテイン・チロシン・ホスファターゼ阻害作用(例えば、プロテイン・チロシン・ホスファターゼ−1B阻害作用)、インスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用等を有し、糖尿病、高血糖症、耐糖能不全、肥満症、高脂血症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、悪性腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、免疫不全、炎症性疾患、神経障害、神経変性疾患、感染症等の治療薬及び/又は予防薬(特に糖尿病の治療薬及び/又は予防薬)として有用である。
【0536】
【配列表フリーテキスト】
配列番号1:ヒトPTP−1BのcDNAのヌクレオチド配列
配列番号2:ヒトPTP−1BのcDNAのアミノ酸配列
配列番号3:PCRセンスプライマー
配列番号4:PCRアンチセンスプライマー
配列番号5:合成ペプチド1(アミノ酸番号5、9および10のXaaはリン酸化チロシンを示す。)
【0537】
【配列表】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルに関する。
【0002】
また、本発明は、優れたプロテイン・チロシン・ホスファターゼ阻害作用(例えば、プロテイン・チロシン・ホスファターゼ−1B阻害作用)、インスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用、免疫調節作用を有するマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルに関する。
【0003】
更に本発明は、マロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルを有効成分として含有する糖尿病、高血糖症、耐糖能不全、肥満症、高脂血症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、悪性腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、免疫不全、炎症性疾患、神経障害、神経変性疾患、感染症等の治療薬及び/又は予防薬(好適には糖尿病の治療薬及び/又は予防薬である。)に関する。
【0004】
更に、本発明は上記化合物を有効成分として含有する上記疾病の予防剤若しくは治療剤、上記化合物を有効成分として含有する上記疾病の予防若しくは治療のための組成物、上記疾病の予防若しくは治療のための医薬を製造するための上記化合物の使用、又は上記化合物の薬理的な有効量を温血動物(好適には人間である。)に投与する上記疾病の予防若しくは治療方法に関する。
【0005】
【従来の技術】
プロテイン・チロシン・ホスファターゼ(以下、PTPと略すことがある)及びプロテイン・チロシン・キナーゼによる可逆的なチロシンリン酸化は細胞の増殖、形質転換、分化、細胞死、代謝、遺伝子発現、免疫反応などにおける情報伝達の主要な過程の一つであると考えられている。
【0006】
PTP−1B、LAR(leukocyte antigen−related)PTP、LRPなどのPTPはチロシンリン酸化されたインスリン受容体を脱リン酸化することにより、インスリン受容体の抑制性の調節を行っていることが報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。さらに、PTP−1B欠損マウスでインスリン感受性が増強されていることも報告されている(例えば、非特許文献2参照。)。従って、PTP阻害剤は糖尿病、耐糖能不全、高脂血症などのインスリン作用の不足に起因する疾患及びインスリン抵抗性を生じる多嚢胞卵巣症候群などの疾患の治療薬になると考えられている。
【0007】
PTPの1つであるCD45はT細胞の活性化に関係し、(例えば、非特許文献3参照。)さらに、マスト細胞の脱顆粒との関連も報告されている(例えば、非特許文献4参照。)。また、SHP−1(PTP−1C)は免疫細胞の形成における抑制性の調節との関連が報告されている(例えば、非特許文献5及び6参照。)。従って、PTP阻害剤は自己免疫疾患及びアレルギー疾患の治療薬又は免疫賦活薬として利用できると考えられている。
【0008】
PTP−1Bは、その過剰発現と癌との関連が報告されている(例えば、非特許文献7参照。)。従って、PTP阻害剤は乳癌、卵巣癌などの悪性腫瘍の治療薬になると考えられている。
【0009】
PTP−1C及びSHPTP2などのPTPはplatelet derived growth factorやepidermal growth factorの活性化との関連が報告されている(例えば、非特許文献8及び9参照。)。従って、PTP阻害剤は関節炎の治療薬になると考えられている。
【0010】
PTP はYersiniaやワクシニアウイルスなどの病原性との関連が報告されている(例えば、非特許文献10参照。)。従って、PTP阻害剤は感染症治療薬になると考えられている。
【0011】
PTPは神経の発生や分化及び神経系の機能維持への関与が報告されている(例えば、非特許文献11及び12参照。)。神経にはSTEPやPTPBR7やRPTP(レセプター型チロシンホスファターゼ)βなど神経特異的に発現しているPTPがあり、その他PTP−1BやLARやPTPαなどのように広範な組織細胞に分布するPTPも、数多く発現している(例えば、非特許文献13参照。)。また神経栄養因子の受容体はインスリンと同様に自己リン酸化によってその作用を伝え、SHP−1などのPTPによってその作用が負に調節されていると考えられている(例えば、非特許文献14参照。)。従ってPTPの阻害剤は、中枢および末梢の神経変性疾患や神経障害の治療薬になると考えられている
PTP−1BはIGF−1(インスリン様増殖因子1型)受容体の脱リン酸化を行うと報告されている(例えば、非特許文献15参照。)。成長や骨形成におけるIGF−1の役割は広く知られており、従って、PTP阻害剤は、成長障害や小人症、骨形成不全や骨粗しょう症などの治療薬になると考えられている。
【0012】
しかしながら、現在PTPの阻害剤として知られているバナジウム誘導体やホスホチロシン誘導体などは、阻害活性の特異性や細胞内への透過性、毒性などに問題があり、実用化には至っていない。
【0013】
【非特許文献1】
「バイオケミカル・ジャーナル(Biochemical Journal)」(英国)、1992年、284巻、p.569
【非特許文献2】
「サイエンス(Science)」(米国)、1999年、283巻、p.1544
【非特許文献3】
「アニュアル・レビュー・オブ・イムノロジー(Annual Review of Immunology)」(米国)、1994年、12巻、p.85
【非特許文献4】
「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディスン(Journal of Experimental Medicine)」(米国)、1994年、180巻、p.471
【非特許文献5】
「セル(Cell)」(米国)1993年、73巻、p.1445
【非特許文献6】
「ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)」(米国)1993年、4巻、p.124
【非特許文献7】
「ジャーナル・オブ・ナショナル・キャンサー・インスティテュート(Journal of National Cancer Institute)」(英国)1994年、86巻、p.372
【非特許文献8】
「モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Molecular and Cellular Biology)」(米国)1994年、14巻、p.509
【非特許文献9】
「ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry)」(米国)1996年、271巻、p.10385
【非特許文献10】
「セミナーズ・イン・セル・バイオロジー(Seminars in Cell Biology)」、(英国)1993年、4巻、p.389
【非特許文献11】
「バイオエッセイズ(Bioessays)」(英国)1998年、20巻、p.463
【非特許文献12】
「細胞工学」1997年、16巻、p.233
【非特許文献13】
「蛋白質核酸酵素」1997年、42巻、p.446
【非特許文献14】
「ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry)」(米国)1995年、270巻、p.25629
【非特許文献15】
「モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Molecular and Cellular Biology)」(米国)2002年、22巻、p.1998
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、高い安全性と、優れた特異性を有するPTP阻害剤の開発を目的として鋭意研究を行い、新規マロン酸誘導体が優れたPTP(例えば、PTP−1B)阻害作用、インスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用、免疫調節作用を有し、さらにPTPに起因する疾患、例えば、糖尿病、高脂血症、肥満症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、乳癌などの悪性腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、免疫不全、神経障害および神経変性疾患、感染症等の治療薬または予防薬として有用であることを見出して、本発明を完成した。
【0015】
即ち、本発明は、PTPに起因する疾患、例えば、高血糖症、耐糖能不全(impaired glucose tolerance: IGT)状態、インスリン抵抗性非耐糖能不全(insulin resistant non−IGT: NGT)状態、高脂血症、肥満症、高血圧症、骨粗鬆症、膵炎、悪液質、脂肪肝、糖尿病合併症(例えば網膜症、腎症、白内障、冠動脈疾患等である。)、動脈硬化症、白内障、妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus: GDM)、多嚢胞卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)のようなインスリン抵抗性に起因する疾病、炎症性疾患(例えば骨関節炎、疼痛、発熱、炎症性腸炎等)、アクネ、日焼け、乾癬、湿疹、アレルギー性疾患、喘息、GI潰瘍、心血管性疾患(例えば虚血性心疾患等である。)、アテローム性動脈硬化症および虚血性疾患により惹起される細胞損傷(例えば卒中により惹起される脳損傷等である。)、免疫不全、自己免疫疾患(例えば全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、シェーグレン症候群、全身性強皮症、混合型結合組織病、橋本病、潰瘍性大腸炎、特発性Addison病、Goodpasture症候群、急性進行性糸球体腎炎、重症筋無力症、多発性筋炎、水疱性類天疱瘡、多発性硬化症、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、ベーチェット病、CREST症候群等である。)、悪性腫瘍(例えば乳癌、卵巣癌等である。)、末梢ならびに中枢の神経障害、アルツハイマー病などの神経変性疾患、感染症等の治療薬または予防薬として有用なマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(1)
下記一般式(I’)
【0017】
【化8】
【0018】
[式中、Arは6乃至10員芳香環基を示し、Aは単結合、メチレン又は炭素数1〜3個のオキシアルキレンを示し、W1は単結合、オキシアルキレン、カルボニル、酸素原子又はアミド結合を示し、W2は単結合、フェニレン、フェニレンオキシ、フェニレンカルボニル又はメチレンカルボニルを示し、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2はW1と一緒に環を形成していても良いか、水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基(該アルコキシ基はカルボキシル基により置換されていても良い)又はカルボキシル基を示し、Arは芳香環を示し、kは1乃至3の整数を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(2)
下記一般式(Ia’)
【0019】
【化9】
【0020】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又はカルボキシル基を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(3)
下記一般式(Ib’)
【0021】
【化10】
【0022】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又はカルボキシル基を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(4)
下記一般式(I)
【0023】
【化11】
【0024】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示し、mは0又は1を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(5)
下記一般式(Ia)
【0025】
【化12】
【0026】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(6)
上記(1)乃至(5)において、Xが酸素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(7)
上記(1)乃至(6)において、R1が炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(8)
上記(1)乃至(6)において、R1が炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(9)
上記(1)乃至(6)において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(10)
上記(1)乃至(9)において、R2が水素原子又は−O−CH2−COOHである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(11)
上記(1)乃至(9)において、R2が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(12)
上記(1)乃至(11)において、R3が水素原子、メチル基又はメトキシ基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(13)
上記(1)乃至(12)において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(14)
下記一般式(Ib)
【0027】
【化13】
【0028】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(15)
上記(14)において、Xがメチレンである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(16)
上記(14)又は(15)において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(17)
上記(14)乃至(16)において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(18)
下記一般式(Ic)
【0029】
【化14】
【0030】
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、R1は炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(nbは1乃至6の整数を示す)を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(19)
上記(18)において、Xがメチレンである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(20)
上記(18)又は(19)において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(21)
上記(18)乃至(20)において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(22)
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸、2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸又はその薬理上許容される塩若しくはエステル、
(23)
上記(1)乃至(22)に記載の化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステルを含有する医薬である。
本発明において、「炭素数1〜6個のアルキル基」とは、炭素原子を1個乃至6個有する直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルを挙げることができる。R3においては、好適には炭素数1〜3個のアルキル基であり、最も好適にはメチル基である。
【0031】
本発明において、「炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基」とは、炭素原子を7個乃至20個有する直鎖状のアルキル基であり、例えば、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシル、n−ノナデシル、n−エイコシルを挙げることができる。R1においては、好適には炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基であり、最も好適にはn−ペンタデシル基である。
【0032】
本発明において、「炭素数1〜6個のアルコキシ基」とは、炭素原子を1個乃至6個有する直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基が酸素原子と結合した基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブチルオキシ、3−メチルブチルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキシルオキシ、1−メチルペンチルオキシ、2−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチルオキシ、4−メチルペンチルオキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシを挙げることができる。R3においては、好適には炭素原子を1個〜4個有する直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であり、最も好適にはメトキシ基である。
【0033】
本発明において「炭素数1〜3個のオキシアルキレン基」とは、炭素数1〜3個のアルキレン基が酸素原子と結合した基であり、例えばオキシメチレン、オキシエチレン又はオキシプロピレン基が挙げられる。Aにおいては好適にはオキシメチレン基である。
【0034】
本発明において「炭素数7〜13個のアラルキル基」とは、1又は2個のアリール基が前記アルキル基に結合した基であり、例えばベンズヒドリル、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル又はジフェニルメチルを挙げることができる。R1においては、好適にはベンズヒドリル基である。
本発明において、「炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基」とは、炭素原子を7個乃至20個有する直鎖状のアルケニル基であり、例えば、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコセニルを挙げることができる。R1においては、好適には炭素数10〜20個の直鎖のアルケニル基であり、さらに好適には炭素数15〜20個の直鎖のアルケニル基であり、最も好適にはヘプタデセニル基である。
【0035】
本発明において、「炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基」とは、炭素原子を7個乃至20個有する直鎖状のアルカジエニル基であり、例えば、ヘプタジエニル、オクタジエニル、ノナジエニル、デカジエニル、ウンデカジエニル、ドデカジエニル、トリデカジエニル、テトラデカジエニル、ペンタデカジエニル、ヘキサデカジエニル、ヘプタデカジエニル、オクタデカジエニル、ノナデカジエニル、エイコサジエニルを挙げることができる。R1においては、好適には炭素数10〜20個の直鎖のアルカジエニル基であり、さらに好適には炭素数13〜17個の直鎖のアルカジエニル基である。
【0036】
本発明において「6乃至10員芳香環基」とは、例えば、フェニル、ナフチルのような芳香族炭化水素基、ピリジル、キノリルのような複素環基を示し、Arは好適にはフェニル基である。
本発明において、Aは、好適には、単結合である。
【0037】
本発明において、Arは、好適には、フェニル基である。
【0038】
本発明において、W1は、好適には、単結合又は酸素原子である。
【0039】
本発明において、W2は、好適には、単結合である。
【0040】
本発明において、Zは、好適には、フッ素原子である。
【0041】
本発明において、kは、好適には、1又は2である。
【0042】
本発明において、R1は、好適には炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基であり、さらに好適には炭素数10〜17個の直鎖のアルキル基、炭素数10〜17個の直鎖のアルケニル基、又は炭素数10〜17個の直鎖のアルカジエニル基であり、より好適には炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基、炭素数17個の直鎖のアルケニル基であり、最も好適には、n−ペンタデシル基である。
【0043】
本発明において、R2は、好適には、水素原子、
−O−CH2−COOH、−O−(CH2)2−COOH、−O−(CH2)3−COOH又は−O−(CH2)4−COOHであり、更に好適には、水素原子、−O−CH2−COOH、又は−O−(CH2)4−COOHであり、最も好適には水素原子である。
【0044】
本発明において、R3は、好適には、水素原子、炭素数1〜3個のアルキル基、炭素数1〜3個のアルコキシ基、−O−CH2−COOH、−O−(CH2)2−COOH、−O−(CH2)3−COOH又は−O−(CH2)4−COOHであり、更に好適には水素原子、メチル基、又はメトキシ基であり、最も好適には水素原子である。
【0045】
本発明において、mは、好適には0である。
【0046】
なお、R1CONH−、R2、R3、R1−O−のベンゼン環上の置換位置は特に限定されるものではない。
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、常法に従って塩基性基を有する場合は酸付加塩にすることができる。そのような塩としては、例えばフッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸のようなハロゲン化水素酸の塩;硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩のような無機酸塩;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸のような低級アルカンスルホン酸の塩;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のようなアリールスルホン酸の塩;グルタミン酸、アスパラギン酸のようなアミノ酸の塩;酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸のようなカルボン酸の塩を挙げることができる。好適にはハロゲン化水素酸の塩である。
【0047】
更に、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、カルボキシル基を有するため、常法に従って金属塩にすることができる。そのような塩としては、例えばリチウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属塩;カルシウム、バリウム、マグネシウムのようなアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩をあげることができる。好適にはアルカリ金属塩である。
【0048】
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、常法に従って薬理上許容されるエステルにすることができる。そのようなエステルとしては、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体と比べて、医学的に使用され、薬理上受け入れられるものであれば特に限定はない。
【0049】
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体のエステルは、例えば炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基(当該アルキル基は、トリアルキルシリル基により置換されていてもよい)、炭素数7〜19個を有するアラルキル基、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルカノイルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキルオキシカルボニルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数5〜7個を有するシクロアルキルオキシカルボニルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数6〜10個を有するアリールオキシカルボニルオキシが置換した炭素数1〜5個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、5位に置換分として炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキルを有する2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル基を挙げることができる。
【0050】
ここで、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基としては、好適には炭素数1〜4個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基であり、更に好適にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル又はイソブチルであり、最適にはメチル基又はエチル基である。
【0051】
炭素数5〜7個を有するシクロアルキル基とは、5乃至7員飽和環状炭化水素基であり、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルを挙げることができ、好適にはシクロヘキシル基である。
【0052】
炭素数6〜10個を有するアリール基とは、炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基であり、例えばフェニル、ナフチルを挙げることができ、好適にはフェニル基である。
【0053】
炭素数7〜19個を有するアラルキル基とは、好適にはベンジルである。
【0054】
好適なエステル残基の具体例としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ベンジル、アセトキシメチル、1−(アセトキシ)エチル、プロピオニルオキシメチル、1−(プロピオニルオキシ)エチル、ブチリルオキシメチル、1−(ブチリルオキシ)エチル、イソブチリルオキシメチル、1−(イソブチリルオキシ)エチル、バレリルオキシメチル、1−(バレリルオキシ)エチル、イソバレリルオキシメチル、1−(イソバレリルオキシ)エチル、ピバロイルオキシメチル、1−(ピバロイルオキシ)エチル、メトキシカルボニルオキシメチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオキシメチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、イソブトキシカルボニルオキシメチル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル、t−ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、シクロペンタンカルボニルオキシメチル、1−(シクロペンタンカルボニルオキシ)エチル、シクロヘキサンカルボニルオキシメチル、1−(シクロヘキサンカルボニルオキシ)エチル、シクロペンチルオキシカルボニルオキシメチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、ベンゾイルオキシメチル、1−(ベンゾイルオキシ)エチル、フェノキシカルボニルオキシメチル、1−(フェノキシカルボニルオキシ)エチル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル又は2−トリメチルシリルエチルである。
なお、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体は、種々の異性体を有する。
【0055】
例えば一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体において、R1部分に幾何異性に基づくシス異性体及びトランス異性体が存在し得る。
【0056】
更に、カルボン酸のα位炭素の不斉に由来する光学異性体が存在する。前記一般式(I)又は(I’)においては、これら不斉炭素原子に基づく立体異性体及びこれら異性体の等量及び非等量混合物がすべて単一の式で示されている。従って、本発明は、これらの異性体及びこれら異性体の種々の割合での混合物をすべて含むものである。
【0057】
更に本発明は、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体、その塩又はエステルが溶媒和物(例えば水和物)を形成する場合には、これらもすべて含むものである。
【0058】
更に本発明において、生体内において代謝されて前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体、その塩又はエステルに変換される化合物(例えばアミド誘導体のような、いわゆるプロドラッグ)もすべて含むものである。
本発明の、前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステルの具体例としては、次に例示する化合物を挙げることができる。但し、本発明は下記の例示化合物に限定されるものではない。
【0059】
【化15】
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【化16】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【化17】
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】
【化18】
【0069】
【表7】
【0070】
【表8】
【0071】
上記表中、好適なものとしては、
1−3、1−4、1−5、1−6、1−14、1−15、1−16、1−17、1−18、1−21、1−29、1−30、1−31、1−32、1−33、1−34、1−40、1−54、1−60、1−61、2−3、2−29、3−3、4−3が挙げられ、
更に好適なものとしては、
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸、2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸が挙げられる。
【0072】
【発明の実施の形態】
本発明の、下記一般式(I)又は(I’)を有する化合物は、例えば、以下の方法により公知化合物を出発原料として用いて、製造することができる。
【0073】
【化19】
【0074】
【化20】
【0075】
上記式中及び以下の記載において、Ar、A、W1、W2、Z、X、R1、R2、R3、m、na、nb及びk
は、前述したものと同意義を示す。
【0076】
【化21】
【0077】
【化22】
【0078】
【化23】
【0079】
【化24】
【0080】
【化25】
【0081】
【化26】
【0082】
【化27】
【0083】
【化28】
【0084】
【化29】
【0085】
【化30】
【0086】
上記工程中及び以下の記載において、R4、R6、R10、R12、R14及びR18は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又は−O−(CH2)nb−COOH(当該カルボン酸は保護されていても良い)を示し、R5、R7、R8、R9、R11、R15及びR17は、同一又は異なって、炭素数1〜6個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基、炭素数7〜19個を有するアラルキル基のようなエステル残基を示し、R13及びR16は、同一又は異なって、水素原子又はは−(CH2)na−COOH(当該カルボン酸は保護されていても良い)を示し、P1、P2及びP3は、同一又は異なって、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基のようなアミノ基の保護基を示し、P4は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基を示し、Y、Y1、Y2、Y3及びY4は、同一又は異なって、ハロゲン原子、スルホニル基のような脱離基を示す。
【0087】
本発明の化合物(I)又は(I’)を製造する工程は、以下の2工程からなる。
すなわち、
(1)A工程は、モノエステル中間体(V)及び(X)を製造する工程である。
(2)B工程は、A工程で得られたモノエステル中間体[(V)又は(X)]と、B工程中で得られるアミン中間体[(XV)、(XXIV)、(XXX)又は(XL)]とを縮合し、本発明の化合物(I)又は(I’)を製造する工程であり、所望する化合物(I)又は(I’)に応じてa法、b法、c法、d法、e法、f法、g法又h法の方法を選択できる。化合物(I)のうち、R2が水素原子である化合物[(XIX)又は(XXVI)]はa法又はb法により製造できる。化合物(I)又は(I’)のうち、R2が水酸基又はは−O−(CH2)na−COOH(当該カルボン酸は保護されていても良い)である化合物[(XXXII)又は(XLIV)]はc法又はd法により製造できる。
【0088】
以下、各工程につき、説明する。
【0089】
(A工程)
(第A1工程)
本工程は、公知化合物(II)のフェノール性水酸基にマロン酸ジエステル基を導入し、2−フェノキシマロン酸ジエステル化合物(IV)を製造する工程であり、化合物(II)を、不活性溶媒中、塩基存在下、2−ハロゲン化マロン酸ジエステル(III)と処理することにより達成される。
【0090】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類であり、さらに好適には芳香族炭化水素類であり、最も好適にはトルエンである。
【0091】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適には、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類を挙げることができる。更に好適にはアルカリ金属水素化物類であり、最も好適には水素化ナトリウムである。
【0092】
2−ハロゲン化マロン酸ジエステルは好適には2−クロロマロン酸ジメチルエステルである。
【0093】
反応温度は、0℃乃至100℃であり、好適には室温乃至80℃である。
【0094】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0095】
また、本工程は光延反応によっても達成できる。
【0096】
光延反応に使用される試薬としては、通常、光延反応に使用できる試薬であれば、特に限定はないが、好適には、ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレートのようなジ低級アルキルアゾジカルボキシレート類又は1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジンのようなヘテロアリールアゾジカルボニル類等のアゾ化合物とトリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィン類又はトリn−ブチルホスフィンのようなトリ低級アルキルホスフィン類等のホスフィン類の組合せであり、更に好適には、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィンの組合せである。
【0097】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適には、芳香族炭化水素類及びエーテル類である。
【0098】
反応温度は、−20℃乃至100℃で行なわれるが、好適には、0℃乃至50℃である。
【0099】
反応時間は、主に、反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常、10分間乃至3日間であり、好適には、30分間乃至12時間である。
(第A2工程)
本工程は、モノエステル化合物(V)を製造する工程であり、ジエステル化合物(IV)のエステルの1つを加水分解し、カルボン酸にすることにより達成される。
【0100】
カルボン酸の保護基の除去はその種類によって異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法によって以下の様に実施される。
【0101】
カルボキシ基の保護基として、低級アルキル基又はアリール基を使用した場合には、酸又は塩基で処理することにより除去することができる。
【0102】
酸としては、塩酸、硫酸、燐酸、臭化水素酸が用いられ、塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノール溶液が用いられる。
【0103】
尚、塩基による加水分解では異性化が起こることがある。
使用される溶媒としては、通常の加水分解反応に使用されるもので、反応を阻害しないものであれば特に限定はなく、水又はメタノール、エタノール、n−プロパノールのようなアルコール類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類のような有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。
【0104】
反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び用いる試薬等により異なり、特に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、1 乃至24時間実施される。
【0105】
(第A3工程)
本工程は、ベンジリデンマロン酸ジエステル化合物(VIII)を製造する工程であり、公知化合物(VI)を、不活性溶媒中、有機酸、有機塩基存在下マロン酸ジエステル(VII)と処理することにより達成される。
【0106】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはメタノール、エタノール、n−プロパノールのようなアルコール類であり、さらに好適にはエタノールである。
【0107】
使用される有機塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適にはN−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、さらに好適にはピペリジンである。
【0108】
使用される有機酸は通常の反応において酸として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適には酢酸、トリフルオロ酢酸のような有機酸が挙げられ、更に好適には酢酸である。
【0109】
反応温度は、室温乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には加温下(使用溶媒の沸点)である。
【0110】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0111】
(第A4工程)
本工程は、化合物(VIII)の2重結合を還元し、ベンジルマロン酸ジエステル化合物(IX)を製造する工程であり、化合物(VIII)を、不活性溶媒中、水素雰囲気下で触媒存在下接触還元することにより達成される。
【0112】
使用される触媒は、通常、接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えばパラジウム炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム炭素、ラネーニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムなどが挙げることができ、好適にはパラジウム炭素又は水酸化パラジウム炭素である。
【0113】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはメタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸のような脂肪酸、酢酸エチルのようなエステル類を挙げることができ、さらに好適にはメタノールである。
【0114】
反応温度は、室温乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には室温である。
【0115】
反応時間は、0.5時間乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0116】
(第A5工程)
本工程は、モノエステル化合物(X)を製造する工程であり、ジエステル化合物(IX)を第A2工程と同様な条件で処理することにより達成される。
【0117】
また、Zがフッ素原子を示す場合、b法又はc法を用いて製造することができる。b法は例えば、実施例50のa及びbに準じて実施することができる。c法は例えば、実施例54のa及びbに準じて実施することができる。
【0118】
(B工程)
(Ba法)
(第Ba1工程)
本工程は、アニリン化合物(XII)を製造する工程であり、公知化合物(XI)のニトロ基を、不活性溶媒中、触媒存在下、還元することにより達成される。
【0119】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸のような脂肪酸、酢酸エチルのようなエステル類又はそれらの混合溶媒が挙げることができ、好適にはメタノール又はエタノールである。
【0120】
使用される触媒は、通常、ニトロ基をアミノ基に還元する反応において使用されるものであれば、特に限定はないが例えば、パラジウム炭素、水酸化パラジウム炭素、塩化ニッケル、塩化すず、水素化ホウ素ナトリウムなどを挙げることができ、最も好適にはパラジウム炭素である。
【0121】
反応は必要に応じて水素雰囲気下で行うこともできる。
【0122】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には室温乃至加温下(使用溶媒の沸点)である。
【0123】
還元時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0124】
(第Ba2工程)
本工程は、アミノ基が保護された化合物(XIII)を製造する工程であり、化合物(XII)のアミノ基を適当な保護基で保護することにより達成される。
【0125】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールのようなエーテル類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、のようなケトン類N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類などが挙げられる。
【0126】
使用される試薬としては、通常、フリーのアミノ基に保護基を導入する反応に用いるものであれば特に限定はないが、好適にはジ−t−ブチル−ジ−カーボネート、塩化ベンジルオキシカルボニル、塩化p−ニトロベンジルオキシカルボニルなどが挙げられ、さらに好適にはジ−t−ブチル−ジ−カーボネートである。
【0127】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが好適にはアルカリ金属炭酸塩類、アルカリ金属炭酸水素塩類、有機塩基類であり、さらに好適には、アルカリ金属炭酸水素塩類である。
【0128】
反応温度は、0℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0129】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0130】
(第Ba3工程)
本工程は、アジド化合物(XIV)を製造する工程であり、化合物(XIII)をアジ化剤と処理することにより達成される。
【0131】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はジメチルスルホキシドである。
【0132】
使用される試薬としては、通常、アジド化に使用されるものであれば特に限定はないが、好適には、ジフェニル燐酸アジドのようなジアリール燐酸アジド誘導体;トリメチルシリルアジド、トリエチルシリルアジドのようなトリアルキルシリルアジド類又はアジ化ナトリウム、アジ化カリウムのようなアジ化アルカリ金属塩類を挙げることができ、更に好適にはアジ化ナトリウムである。
【0133】
反応温度は−10℃乃至150℃であり、好適には室温乃至40℃である。
【0134】
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常30分乃至24時間である。
【0135】
(第Ba4工程)
本工程は、化合物(XIV)のアジド基を還元し化合物(XV)を製造する工程であり、化合物(XIV)を還元剤で処理することにより達成される。
【0136】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような水溶性エーテル類、水、又はそれらの混合溶媒が挙げられ、好適には水及びテトラヒドロフランの混合溶媒である。
【0137】
アジド基の還元剤は、ホスフィン類とアンモニア水が挙げられる。トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィンのようなトリアルキルホスフィンとアンモニア水、又はトリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィンとアンモニア水が挙げられるが、好適にはトリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィンとアンモニア水である。
【0138】
反応温度は、0℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0139】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0140】
また、本工程は第A4工程と同様の条件を行うことによっても達成される。
【0141】
(第Ba5工程)
本工程は、化合物(XVII)を製造する工程であり、不活性溶媒中、アミン化合物(XV)とカルボン酸化合物[(V)又は(X)]を縮合することにより達成される。
【0142】
反応は、通常のペプチド合成法に準じて行われ、例えば、活性エステル化法、混合酸無水物法又は縮合法により行われる。
【0143】
活性エステル化法は、溶媒中、カルボン酸を活性エステル化剤と反応させ、活性エステルを製造した後、アミン化合物と反応させることによって行われる。
【0144】
使用される溶媒としては、不活性であれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、酢酸エチルのようなエステル類、又はこれらの混合溶媒が好適であり、更に好適にはエーテル類、アミド類、ハロゲン化炭化水素類であり、特に好適にはテトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジオキサン又はジメチルホルムアミドである。
【0145】
使用される活性エステル化剤としては、例えば、N−ヒドロキシサクシイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシ−5− ノールボルネン−2,3− ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物類;1,1’− オキザリルジイミダゾール、N,N’− カルボニルジイミダゾールのようなジイミダゾール化合物類;2,2’− ジピリジルジサルファイドのようなジサルファイド化合物類;N,N’− ジサクシンイミジルカーボネートのようなコハク酸化合物類;N,N’− ビス(2− オキソ−3− オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライドのようなホスフィニッククロライド化合物類;N,N’− ジサクシンイミジルオキザレート(DSO) 、N,N’− ジフタ−ルイミドオキザレート(DPO) 、N,N’− ビス(ノールボルネニルサクシンイミジル)オキザレート(BNO) 、1,1’− ビス(ベンゾトリアゾリル)オキザレート(BBTO)、1,1’− ビス(6− クロロベンゾトリアゾリル)オキザレート(BCTO)、1,1’− ビス(6− トリフルオロメチルベンゾトリアゾリル)オキザレート(BTBO)のようなオキザレート化合物類を挙げることができ、好適には、N,N’− カルボニルジイミダゾールのようなジイミダゾール化合物類であり、活性エステル化反応は、
例えば、アゾジカルボン酸ジエチル−トリフェニルホスフィンのようなアゾジカルボン酸ジ低級アルキル−トリフェニルホスフィン類、N−エチル−5− フェニルイソオキサゾリウム−3’−スルホナートのようなN−低級アルキル−5− アリールイソオキサゾリウム−3’−スルホナート類、ジエチルオキシジフォルメート(DEPC)のようなオキシジフォルメート類、N’,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC) のようなN’,N’−ジシクロアルキルカルボジイミド類、ジ−2− ピリジルジセレニドのようなジヘテロアリールジセレニド類、トリフェニルホスフィンのようなトリアリールホスフィン類、p−ニトロベンゼンスルホニルトリアゾリドのようなアリールスルホニルトリアゾリド類、2−クロル−1− メチルピリジニウム ヨーダイドのような2−ハロ−1− 低級アルキルピリジニウム ハライド及びジフェニルホスホリルアジド(DPPA)のようなジアリールホスホリルアジド類、N,N’− カルボジイミダゾール(CDI) のようなイミダゾール誘導体、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)のようなベンゾトリアゾール誘導体、N−ヒドロキシ−5− ノールボルネン−2,3− ジカルボキシイミド(HONB)のようなジカルボキシイミド誘導体、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC) のようなカルボジイミド誘導体、1−プロパンホスホン酸環状無水物(T3P)のようなホスホン酸環状無水物のような縮合剤の存在下に好適に行われる。好適には1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC) のようなカルボジイミド誘導体、又は1−プロパンホスホン酸環状無水物(T3P)のようなホスホン酸環状無水物である。
【0146】
反応温度は、活性エステル化反応では、−10℃乃至室温であり、活性エステル化合物とアミンとの反応では室温付近であり、反応時間は両反応共に30分乃至10時間である。
【0147】
混合酸無水物法は、カルボン酸の混合酸無水物を製造した後、アミンと反応させることにより行われる。
【0148】
混合酸無水物を製造する反応は、不活性溶媒(例えば、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類)中、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチルのような炭酸低級アルキルハライド又はジエチルシアノリン酸のようなジ低級アルキルシアノリン酸とアミノ酸を反応させることにより達成される。
【0149】
反応は、好適には、トリエチルアミン、N−メチルモルホリンのような有機アミンの存在下に行われ、反応温度は、−10℃乃至室温であり、反応時間は、30分間乃至5時間である。
【0150】
混合酸無水物とアミンの反応は、好適には不活性溶媒(例えば、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類)中、前記の有機アミンの存在下に行われ、反応温度は0℃乃至室温であり、反応時間は、1時間乃至24時間である。
【0151】
縮合法は、カルボン酸とアミンを、前記縮合剤の存在下、直接反応させることによって行われる。
【0152】
本反応は前記の活性エステルを製造する反応と同様にして行われる。
【0153】
また、本工程は、不活性溶媒中、カルボン酸化合物(V)又は(X)をハロゲン化剤で処理し酸ハライドとした後に、得られた酸ハライドとアミン化合物(XV)を反応させることによっても達成される。
【0154】
酸ハライドとする反応で使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルのようなニトリル類、ギ酸エチル、酢酸エチルのようなエステル類、又はこれらの混合溶媒が好適であり、更に好適にはハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、特に好適にはジクロロメタン又はテトラヒドロフランである。
【0155】
使用するハロゲン化剤は、通常、カルボン酸を酸ハライドとする反応に用いるものであれば特に限定はないが、チオニルクロリド、チオニルブロミド、チオニルアイオダイドのようなチオニルハライド類、スルフリルクロリド、スルフリルブロミド、スルフリルアイオダイドのようなスルフリルハライド類、三塩化燐、三臭化燐、三沃化燐のような三ハロゲン化燐類、五塩化燐、五臭化燐、五沃化燐のような五ハロゲン化燐類又はオキシ塩化燐、オキシ臭化燐、オキシ沃化燐のようなオキシハロゲン化燐類、塩化オキザリル、臭化オキザリルのようなハロゲン化オキザリル類を挙げることができ、好適には塩化オキザリルである。
【0156】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用する溶媒の沸点)であり、好適には室温乃至加温下(使用する溶媒の沸点)である。
【0157】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0158】
反応終了後、濃縮、乾燥し、アミン化合物(XV)との反応に用いる。
【0159】
酸ハライドとアミン化合物(XV)との反応で使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類、ギ酸エチル、酢酸エチルのようなエステル類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類、またはそれらの混合溶媒を挙げることができ、更に好適にはテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルアセトアミド又はジメチルスルホキシドである。
【0160】
酸ハライドとアミン化合物(XV)との反応では必要に応じてトリエチルアミン、ピリジンのような有機塩基を添加することもできる。
【0161】
(第Ba6工程)
本工程は、化合物(XVII)を製造する工程であり、化合物(XVI)のアミノ基の保護基を脱保護することにより達成される。
【0162】
保護基の除去はその種類によって異なるが、一般にこの分野の技術において周知の方法によって以下の様に実施することができる。
【0163】
アミノ基の保護基が、脂肪族アシル基、芳香族アシル基、又はアルコキシカルボニル基である場合には、水性溶媒の存在下に、酸又は塩基で処理することにより除去することができる。
【0164】
使用される酸としては、通常酸として使用されるもので、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、好適には、トリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸などが用いられ、使用される塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好適には、ナトリウムメトキシドのような金属アルコキシド類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類又はアンモニア水、濃アンモニア−メタノールのようなアンモニア類が用いられる。
【0165】
尚、塩基による加水分解では異性化が起こることがある。
【0166】
使用される溶媒としては、通常の加水分解反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水;メタノール、エタノール、n−プロパノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸エチルのようなエステル類、クロロホルム、ジクロロメタンのようなハロゲン化炭化水素類等の有機溶媒又は水と上記有機溶媒との混合溶媒が好適である。
【0167】
反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び使用される酸若しくは塩基等により異なり、特に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0乃至150℃で、1 乃至10時間実施される。
【0168】
アミノ基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、溶媒中で、還元剤と接触させることにより(好適には、触媒下に常温にて接触還元)除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
【0169】
接触還元による除去において使用される溶媒としては、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノール、イソプロパノールのようなアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、トルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類、酢酸のような脂肪酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。
【0170】
使用される触媒としては、通常、接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、好適には、パラジウム炭素、水酸化パラジウム炭素、ラネーニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムが用いられる。
【0171】
圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれる。
【0172】
反応温度及び反応時間は、出発物質、溶媒及び触媒の種類等により異なるが、通常、0乃至100℃で、5分乃至24時間実施される。
【0173】
(第Ba7工程)
本工程は、アミン化合物(XVII)とカルボン酸化合物 R1COOHを縮合し、化合物(XVIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0174】
(第Ba8工程)
本工程は、化合物(XVIII)のエステルを加水分解し、化合物(XIX)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0175】
(Bb法)
(第Bb1工程)
本工程は、公知化合物(XX)のアミノ基を適当な保護基で保護し、化合物(XXI)を製造する工程であり、第Ba2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0176】
(第Bb2工程)
本工程は、化合物(XXI)のニトロ基を、不活性溶媒中、水素雰囲気で触媒存在下還元し、化合物(XXII)を製造する工程であり、第Ba1工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0177】
(第Bb3工程)
本工程は、アミン化合物(XXII)とカルボン酸化合物 R1COOHを縮合し、化合物(XXIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0178】
(第Bb4工程)
本工程は、化合物(XXIII)のアミノ基の保護基を脱保護し、化合物(XXIV)を製造する工程であり、第Ba6工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0179】
(第Bb5工程)
本工程は、アミン化合物(XXIV)とカルボン酸化合物(V)又は(X)を、不活性溶媒中、塩基、縮合剤の存在下、縮合することにより化合物(XXV)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0180】
(第Bb6工程)
本工程は、化合物(XXV)のエステルを加水分解し、化合物(XXVI)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0181】
Bb法の各工程の順序は特に制限なく、(XXVI)の製造のために、それぞれを組み合わせて行うことができる。例えばBb5工程を最初に行い、Bb2工程、Bb3工程、Bb6工程の順序で行っても製造できる。
【0182】
(Bc法)
(第Bc1工程)
本工程は、公知アミン化合物(XXVII)とカルボン酸化合物 R1COOHを縮合し、化合物(XXVIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0183】
(第Bc2工程)
本工程は、化合物(XXVIII)のフェノール性水酸基に酢酸ユニットを導入し化合物(XXIX)を製造する工程であり、化合物(XXVIII)を、不活性溶媒中、塩基存在下、ハロゲン化化合物(XLV)と処理することにより達成される。
【0184】
ハロゲン化化合物は、例えばブロモ酢酸エチルエステル、4−ブロモブチル酸エチルエステル、4−ブロモ吉草酸エチルエステルが好適である。
【0185】
使用される溶媒は反応を阻害せず、出発物質を溶解するものであれば特に限定はないが、好適にはベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類を挙げることができる。さらに好適にはN,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミドである。
【0186】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類が好適である。
【0187】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には室温乃至60℃である。
【0188】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には10分乃至1時間である。
【0189】
(第Bc3工程)
本工程は、ニトロ化合物(XXIX)を、不活性溶媒中、水素雰囲気で触媒存在下還元し、アミン化合物(XXX)を製造する工程であり、第Ba1工程と同様な条件で処理することにより達成される。
【0190】
(第Bc4工程)
本工程は、アミン化合物(XXX)をカルボン酸化合物(V)又は(X)と縮合することにより化合物(XXXI)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0191】
(第Bc5工程)
本工程は、化合物(XXXI)のエステルを加水分解し、化合物(XXXII)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0192】
Bc法の各工程の順序は特に制限なく、(XXXII)の製造のために、それぞれを組み合わせて行うことができる。例えば、(XXVII)のアミン部分を適当な保護基で保護した後、Bc2工程を最初に行い、Bc3工程、Bc1工程、Bc4工程、Bc5工程の順序で行っても製造できる。また、R2が水酸基である化合物は、Bc1工程、Bc3工程、Bc4工程、Bc5工程の順序で製造できる。
【0193】
(Bd法)
(第Bd1工程)
本工程は、化合物(XXXIII)を、不活性溶媒中、塩基存在下、公知化合物(XLVI)と処理することにより化合物(XXXIV)を製造する工程であり、第Bc2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0194】
(第Bd2工程)
本工程は、ニトロ化合物(XXXIV)を、不活性溶媒中、水素雰囲気で触媒存在下還元することによりアミン化合物(XXXV)を製造する工程であり、第Ba1工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0195】
(第Bd3工程)
本工程は、化合物(XXXV)のアミノ基を適当な保護基で保護することにより、化合物(XXXVI)を製造する工程であり、第Ba2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0196】
(第Bd4工程)
本工程は、アルコール化合物(XXXVII)を製造する工程であり、化合物(XXXVI)のアルデヒド基を不活性溶媒中、還元剤で還元することにより達成される。
【0197】
使用される還元剤は、通常、アルデヒド基をアルコール基に還元する反応に用いるものであれば特に限定はないが、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウムのような水素化ホウ素アルカリ金属、水素化アルミニウムリチウム、水素化リチウムトリエトキシドアルミニウムのような水素化アルミニウム化合物、水素化テルルナトリウムのようなヒドリド試薬が挙げられ、好適には、水素化ホウ素ナトリウムである。
【0198】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノールのようなアルコール類、ジオキサン、エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、水又は上記の混合溶媒が挙げられ、好適には、メタノール又はテトラヒドロフランである。
【0199】
反応温度は、‐10℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0200】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0201】
(第Bd5工程)
本工程は、化合物(XXXVIII)を製造する工程であり、化合物(XXXVII)を不活性溶媒中、塩基存在下、スルホニル化剤と処理することにより達成される。
【0202】
使用されるスルホニル化剤は、通常、水酸基をスルホニル化する反応に用いるものであれば、特に限定はないが、例えば、塩化エタンスルホニルのようなハロゲン化アルカンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニルのようなハロゲン化アリールスルホニル、メタンスルホン酸無水物、ベンゼンスルホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホン酸無水物のようなスルホン酸無水物類を挙げることができる。好適には、塩化メタンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニル又はトリフルオロメタンスルホン酸無水物である。
【0203】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができる。好適には、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、エーテル類であり、さらに好適にはテトラヒドロフランである。
【0204】
使用される塩基は通常の反応において塩基として使用されるものであれば、特に限定はないが、好適にはトリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり、さらに好適にはトリエチルアミン又はピリジンである。
【0205】
反応温度は、0℃乃至加温下(使用溶媒の沸点)であり、好適には0℃乃至室温である。
【0206】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には10分乃至1時間である。
【0207】
また、本工程は、化合物(XXXVII)を不活性溶媒中、トリアリールホスフィン存在下、テトラハロゲン化炭素と処理することによっても達成される。
【0208】
使用される溶媒は、好適にはテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり、さらに好適にはテトラヒドロフラン又はジオキサンである。
【0209】
使用されるトリアリールホスフィンは、好適にはトリフェニルホスフィンである。
【0210】
使用されるテトラハロゲン化炭素は、好適には四臭化炭素、四塩化炭素又は四沃化炭素である。
【0211】
反応温度は、‐10℃乃至40℃であり、好適には0℃乃至室温である。
【0212】
反応時間は、10分乃至24時間であり、好適には1時間乃至10時間である。
【0213】
さらに、本工程は、第Ba5工程の酸ハライド化条件と同様の条件で行うことによっても達成される。
【0214】
(第Bd6工程)
本工程は、化合物(XXXVIII)をアジ化剤と処理することにより、アジド化合物(XXXIX)を製造する工程であり、第Ba3工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0215】
(第Bd7工程)
本工程は、化合物(XXXIX)のアジド基を還元し化合物(XL)を製造する工程であり、第Ba4工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0216】
(第Bd8工程)
本工程は、アミン化合物(XL)をカルボン酸化合物(V)又は(X)と縮合することにより化合物(XLI)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0217】
(第Bd9工程)
本工程は、化合物(XLI)のアミノ基の保護基を脱保護し、化合物(XLII)を製造する工程であり、第Ba6工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0218】
(第Bd10工程)
本工程は、アミン化合物(XLII)とカルボン酸化合物R1COOHを縮合し、化合物(XLIII)を製造する工程であり、第Ba5工程と同様の条件で行うことにより達成される。
(第Bd11工程)
本工程は、化合物(XLIII)のエステルを加水分解し、化合物(XLIV)を製造する工程であり、第A2工程と同様の条件で行うことにより達成される。
【0219】
また、W1が酸素原子を示す場合、e法を用いて製造することもできる。e法は例えば、実施例40のa、b、c及びdに準じて行うことができる。
【0220】
また、R1が置換基を有するピペラジンを示す場合、f法又はg法を用いて製造することもできる。f法は例えば、実施例62のa、b、c、d、e及びfに準じて行うことができる。g法は例えば、実施例68のa、b、c、d及びeに準じて行うことができる。
【0221】
また、R1が置換基を有するピペリジンを示す場合、h法を用いて製造することもできる。h法は例えば、実施例71のa、b、c、d、e及びfに準じて行うことができる。
上記各工程の反応終了後、目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不要物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水等で洗浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
【0222】
得られた目的物は必要ならば常法、例えば再結晶、再沈殿、又は、通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法、例えば、吸着カラムクロマトグラフィー法、分配カラムクロマトグラフィー法等の合成吸着剤を使用する方法、イオン交換クロマトグラフィーを使用する方法、又は、シリカゲル若しくはアルキル化シリカゲルによる順相・逆相カラムクロマトグラフィー法を適宜組み合わせ、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。
本発明の前記一般式(I)又は(I’)を有するマロン酸誘導体、その薬理上許容される塩及びそのエステルは、種々の形態で投与される。その投与形態としては特に限定はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等に応じて決定される。例えば錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤およびカプセル剤の場合には経口投与される。また注射剤の場合には単独であるいはぶどう糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与される。好適には経口投与である。
【0223】
これらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、溶解剤、矯味矯臭、コーティング剤等既知の医薬製剤分野において通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することができる。
【0224】
錠剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ぶどう糖、尿素、澱粉、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ぶどう糖液、澱粉液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン糖の結合剤、乾燥澱粉、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、澱粉、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリン、澱粉等の保湿剤、澱粉、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、硼酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が例示できる。更に錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。
【0225】
丸剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えばぶどう糖、乳糖、澱粉、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナランカンテン等の崩壊剤等が例示できる。
【0226】
坐剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げることができる。
【0227】
注射剤として調製される場合には、液剤および懸濁剤は殺菌され、且つ血液と等張であるのが好ましく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成形するに際しては、希釈剤としてこの分野において慣用されているものを全て使用でき、例えば水、エチルアルコール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等を挙げることができる。なお、この場合、等張性の溶液を調製するに十分な量の食塩、ぶどう糖、あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。
【0228】
更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含有せしめてもよい。
【0229】
上記医薬製剤中に含まれる有効成分化合物の量は、特に限定されず広範囲に適宜選択されるが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは1〜30重量%含まれる量とするのが適当である。
【0230】
その投与量は、症状、年令、体重、投与方法および剤型等によって異なるが、通常は成人に対して1日、下限として0.001mg(好ましくは0.01mg、更に好ましくは0.1mg)であり、上限として2、000mg(好ましくは200mg、更に好ましくは20mg)を1回ないし数回投与することができる。
【0231】
【実施例】
次に実施例、参考例、試験例および製剤例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0232】
【実施例1】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−3)
(1a)2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸
ベンジルマロン酸 ジエチルエステル(2.5g、10mmol)をエタノール(8ml)に溶解した溶液に、KOH(0.56g、10mmol)のエタノール(8ml)溶液を滴加後、室温で一晩放置した。反応液を濃縮した中に水並びに酢酸エチルを加え分液後、水相に1N−塩酸水(10ml)を滴加した。再度酢酸エチルを加えて分液抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮し、標記目的化合物(1.86g、収率84%)を油状物質として得た。得られた化合物は精製することなく次に反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.21 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.25 (2H, dd, J= 1.6 , 7.6Hz), 3.70 (1H, t, J= 7.6Hz), 4.17 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.18−7.31 (5H, m).
(1b)2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(650mg、2.9mmol)のテトラヒドロフラン(THF、7ml)溶液にオキザリルクロリド(0.33ml、3.8mmol)を滴加後、DMF(触媒量)を加え、室温で90分間攪拌した。反応液を濃縮後、再度THF(10ml)に溶解した溶液を、4−ニトロアニリン(430mg、3.1mmol)のジメチルアセトアミド(DMA、10ml)溶液中に室温で滴加し、5時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチル並びに飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和重硫酸カリウム水溶液(2回)並びに飽和食塩水(2回)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製後、ヘキサンより固化、ろ取し、標記目的化合物(0.36g、収率35%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.16 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.29 (1H, dd, J= 8.5, 13.7Hz), 3.38 (1H, dd, J= 6.2, 13.7Hz), 3.67 (1H, dd, J= 6.2, 8.5Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.22−7.32 (3H, m), 7.68 (2H, d, J= 9.1Hz), 8.21 (2H, d, J= 9.1Hz), 9.12 (1H, s).
(1c)2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1bで合成した2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.36g、1.0mmol)のTHF(10ml)溶液に20%水酸化パラジウム−炭素(40mg)を加え、室温で水素気流下3時間攪拌した。触媒をろ去、濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製して、標記目的化合物(0.32g、収率99%)を得た。得られたアメ状化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.7, 13.7Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.58 (1H, dd, J= 6.3, 8.7Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.62−6.66 (2H, m), 6.99−7.52 (7H, m), 8.21 (1H, s).
(1d)2−(4−ペンタデカカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1cで得られた2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.31g、0.99mmol)のDMA(6ml)溶液にパルミチン酸クロリド(0.36ml、1.2mmol)を滴加後、室温で2時間攪拌した。
反応液に酢酸エチル、飽和重曹水並びに水を加え、精製した固体をろ取し、水並びにIPEで洗浄し、標記目的化合物(0.44g、収率80%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.17−1.35 (26H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.10−3.16 (2H, m), 3.80 (1H, dd, J= 7.2, 8.1Hz), 4.08 (2H, q, J= 7.0Hz),7.15−7.30 (5H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.05 (1H, s).
(1e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例1dで得られた2−(4−ペンタデカカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.44g、0.79mmol)をジオキサン(60ml)に溶解後、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.58ml)を加え、50℃にて6時間攪拌した。反応液を濃縮後、1N−塩酸水(1.6ml)を滴加攪拌し、精製した固体をろ取乾燥し、標記目的化合物(0.18g、収率44%)を得た。
【0233】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.07−1.27 (26H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.03−3.14 (2H, m), 3.71 (2H, t, J= 7.5Hz), 7.14−7.28 (5H, m), 7.42 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 523 (M + H)+.
【0234】
【実施例2】
2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−4)
(2a)2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロパン酸 エチルエステル
実施例1cで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.30g、1.0mmol)、DMA(3ml)およびウンデカノイルクロリド(0.25ml)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.42g、収率90%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.26 (14H, bs), 1.68−1.75 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 13.6Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.3, 13.6Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.12 (1H, s), 7.19−7.31 (5H, m), 7.43 (2H, d, J= 9.1Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.1Hz), 8.46 (1H, s).
(2b)2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例2aで合成した2−[N−[4−(ウンデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.41g、0.87mmol)、THF(12ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.74ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.32g、収率81%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (14H, bs), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.09 (2H, d, J= 8.2Hz), 3.71 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.14−7.19 (1H, m), 7.22−7.27 (4H, m), 7.42 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 453 (M + H)+.
【0235】
【実施例3】
2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−5)
(3a)2−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3‐フェニルプロピオン酸(47.5g、0.21mol)、THF(100ml)、オキザリルクロリド(22ml、0.26mol)、4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(49g、0.23mol)を用いて、実施例1bと同様の方法により、標記目的化合物(82.7g、収率94%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.51 (9H, s), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.60 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.45 (1H, bs), 7.18−7.32 (7H, m), 7.39−7.41 (2H, m), 8.41 (1H, bs).
(3b)2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル 塩酸塩
実施例3aで合成した2−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(46.4g、0.11mol)をジオキサン(250ml)に懸濁させた中に、室温で4N−塩化水素/ジオキサン溶液(250ml)を加え3日間攪拌した。
反応液をおよそ半分まで濃縮後、300mlのエーテルを加え1時間攪拌した。生成した固体をろ取乾燥し、標記目的化合物(39g、99%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.13 (3H, t, J= 7.0Hz), 3.12−3.14 (2H, m), 3.86 (1H, t, J= 7.6Hz), 4.09 (2H, q, J= 7.0Hz), 7.17−7.28 (7H, m), 7.59 (2H, d, J= 8.9Hz), 10.36 (1H, bs).
(3c)2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例3bで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル 塩酸塩(0.84g、2.4mmol)、ピリジン(15ml)および実施例1bと同様の方法により(11E)オクタデセ−11−エノイル酸(0.56g、2mmol)並びにオキザリルクロリド(0.21ml、2.4mmol)より容易に調整される(11E)オクタデセ−11−エノイルクロリドを用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(1.1g、収率95%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.34 (20H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.91−1.97 (4H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.10−3.13 (2H, m), 3.85 (1H, t, J= 7.7Hz), 4.08 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.23−7.65 (4H, m), 7.46 (4H, ABq, J= 8.8, 30.3Hz), 9.86 (1H, bs), 10.17 (1H, bs).
(3d)2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例3cで合成した2−[N−[4−[(11E)オクタデセ−11−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.1g、1.91mmol)、ジオキサン(20ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.65ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.95g、収率91%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.35 (20H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.90−1.98 (4H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.07−3.10 (2H, m), 3.71 (1H, dd, J= 6.9, 8.6Hz), 5.34−5.37 (2H, m), 7.13−7.19 (1H, m), 7.20−7.28 (4H, m), 7.45 (4H, ABq, J= 9.0, 25.3Hz), 7.78 (1H, bs), 10.00 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 549 (M + H)+.
【0236】
【実施例4】
2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−6)
(4a)2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例3bで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル 塩酸塩(0.63g、1.8mmol)、ピリジン(10ml)および(9E)オクタデセ−9−エノイルクロリド(オレオイルクロリド)(0.65ml、1.97mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(1.1g、収率95%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.25−1.40 (20H, m), 1.71−1.96 (2H, m), 1.96−2.02 (4H, m), 2.33 (1H, t, J= 7.5Hz), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.34−5.38 (2H, m), 7.13 (1H. bs), 7.18−7.30 (5H, m), 7.44 (4H, Abq, J= 9.0, 15.2Hz), 8.47 (1H, bs).
(4b)2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例4aで合成した2−[N−[4−[(9E)オクタデセ−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.0g、1.77mmol)、ジオキサン(15ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.11ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.86g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.23−1.32 (20H, m), 1.54−1.58 (2H, m), 1.93−1.99 (4H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.07−3.10 (2H, m), 3.71 (1H, t, J= 7.6Hz), 5.32−5.36 (2H, m), 7.16−7.28 (5H, m), 7.45 (4H, ABq, J= 9.1, 25.0Hz), 9.76 (1H, bs), 10.00 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 565 (M + H)+.
【0237】
【実施例5】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(例示化合物番号1−14)
(5a)2−(2−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル(4.40ml、26mmol)、2−メトキシベンツアルデヒド(3.54g、26mmol)、ピペリジン(2.57ml、26mmol)、酢酸(1.49ml、26mmol)のエタノール(50ml)溶液を4時間加熱還流した。
【0238】
反応液を濃縮後、酢酸エチル並びに飽和重硫酸カリウム水溶液を加え、分液抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:塩化メチレン=1:2、V/V)で精製し、標記目的化合物(7.6g、収率100%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.45, 1.53 (計9H, 各s), 3.77, 3.84 (計3H, 各s), 6.88−6.93, 7.32−7.39, 7.49−7.54, 7.98−7.80 (計5H, m).
(5b)2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸tert−ブチルエステル
実施例5aで合成した2−(2−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(7.6g、26mmol)、THF(50ml)並びにメタノール(15ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(1.19g)を用い、実施例1cと同様に反応、処理し、標記目的化合物(7.78g、収率98%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.37 (9H, s), 3.13 (1H, dd, J= 8.1, 13.6Hz), 3.18 (1H, dd, J= 7.6, 13.6Hz), 3.68 (3H, s), 3.77 (1H, t, J= 7.9Hz), 3.83 (3H, s), 6.82−6.86 (2H, m), 7.13 (1H, d, J= 1.7, 7.4Hz), 7.20 (1H, dt, J= 1.7, 7.8Hz).
(5c)2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸実施例5bで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル(4.66g、15.8mmol)をトリフリオロ酢酸(TFA、10ml)に溶解し、触媒量のアニソールを加えて室温で1時間攪拌した。
【0239】
反応液を濃縮、トルエンで2回共沸乾固し、標記目的化合物(3.6g、収率96%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.17−3.28 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.82 (3H, s), 3.88 (1H, t, J= 7.7Hz), 6.83−6.88 (2H, m), 7.12−7.60 (1H, m), 7.20−7.23 (1H, m).
(5d)2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例5cで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸(3.77g、15.8mmol)、THF(20ml)、オキザリルクロリド(1.7ml、19mmol)および4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(3.62g、17.4mmol)を用いて、実施例1bと同様の方法により、標記目的化合物(3.25g、収率34%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.24 (1H, dd, J= 7.8, 13.5Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.7, 13.5Hz), 3.68 (3H, s), 3.74 (1H, dd, J= 6.7, 7.8Hz), 3.81 (3H, s), 6.45 1(H, bs), 6.83−6.87 (2H, m), 7.13 (1H, d, J= 6.2Hz), 7.22 (1H, t, J= 7.8Hz), 7.29 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.18 (1H, bs).
(5e)2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例5dで合成した2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(3.25g、7.6mmol)、ジオキサン(15ml)および4N−塩化水素/ジオキサン(40ml)を用いて、実施例3bと同様の方法により、標記目的化合物(2.60g、収率94%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.03 (1H, dd, J= 9.2, 13.8Hz), 3.17 (1H, dd, J= 5.7, 13.8Hz), 3.64 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.87 (1H, dd, J= 5.7, 9.1Hz), 6.8 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.95 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.08 (1H, d, J= 7.4Hz), 7.18 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.23 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.58 (2H, d, J= 8.8Hz), 9.62−9.98 (2H, bs), 10.28 (1H, s).
(5f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル
実施例5eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.51g、1.41mmol)、ピリジン(10ml)およびパルミチン酸クロリド(0.51ml、1.7mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.72g、収率91%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.32 (24H, m), 1.53−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (2H, dd, J= 9.0, 13.7Hz), 3.15 (2H, dd, J= 5.8, 13.7Hz), 3.63 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.82 (1H, dd, J= 5.8, 9.0Hz), 6.80 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.95 (1H, d, J= 8.2Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.4Hz), 7.08−7.20 (1H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, s), 10.00 (1H, s).
(5g)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸
実施例5fで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル(0.72g、1.28mmol)、ジオキサン(20ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.7ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.66g、収率94%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.22−1.30 (24H, m), 1.54−1.57 (2H, m), 3.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.98 (1H, dd, J= 9.0, 13.9Hz), 3.12 (1H, dd, J= 5.4, 13.9Hz), 3.72 (1H, dd, J= 5.4, 9.0Hz), 3.79 (3H, s), 6.79 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.94 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.4, 7.4Hz), 7.14−7.18 (1H, m), 7.41 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, s), 9.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 553 (M + H)+.
【0240】
【実施例6】
2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(例示化合物番号1−16)
(6a)2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル
実施例5eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩 (0.55g、1.50mmol)、ピリジン(10ml)およびデカノイルクロリド(0.37ml、1.78mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.63g、収率87%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.23−1.30 (12H, m), 1.52−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (1H, dd, J= 9.1, 13.9Hz), 3.15 (1H, dd, J= 5.8, 13.9Hz), 3.63 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.82 (1H, dd, J= 5.8, 9.1Hz), 6.80 (1H, t, J= 7.5Hz), 6.95 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.5Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.00 (1H, s).
(6b) 2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸
実施例6aで合成した2−[N−[4−(デカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル(0.63g、1.3mmol)、ジオキサン(10ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.56ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.55g、収率90%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.22−1.32 (12H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.99 (1H, dd, J= 9.2, 13.8Hz), 3.12 (1H, dd, J= 5.4, 13.8Hz), 3.72 (1H, dd, J= 5.4, 9.2Hz), 3.79 (3H, s), 6.79 (1H, t, J= 7.4Hz), 6.94 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.4Hz), 7.14−7.19 (1H, m), 7.41 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, bs), 9.94 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 469 (M + H)+.
【0241】
【実施例7】
2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(例示化合物番号1−15)
(7a)2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル
実施例5eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩 (0.55g、1.50mmol)、ピリジン(8ml)およびドデカノイルクロリド(0.42ml、1.82mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.71g、収率93%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。1H NMR(DMSO−d6,400MHz) :δ 0.85 (3H, t), 1.20−1.32 (16H, m), 1.51−1.61 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (1H, dd, J= 9.0, 13.7Hz), 3.15 (1H, dd, J= 5.7, 13.7Hz), 3.63 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.82 (1H, dd, J= 5.7, 9.0Hz), 6.80 (1H, t, J= 7.0Hz), 6.95 (1H, d, J= 7.9Hz), 7.08 (1H, dd, J= 1.5, 7.4Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, bs), 10.00 (1H, bs).
(7b)2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸
実施例7aで合成した2−[N−[4−(ドデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸 メチルエステル(0.71g、1.4mmol)、ジオキサン(15ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.66ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.65g、収率94%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.32 (16H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.99 (1H, dd, J= 9.3, 13.8Hz), 3.12 (1H, dd, J= 5.4, 13.8Hz), 3.72 (1H, dd, J= 5.4, 9.3Hz), 3.79 (3H, s), 6.79 (1H, t, J= 7.3Hz), 6.94 (1H, d, J= 8.2Hz), 7.08 (1H, d, J= 6.1Hz), 7.14−7.18 (1H, m), 7.41 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, bs), 9.93 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 497 (M + H)+.
【0242】
【実施例8】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸(例示化合物番号1−24)
(8a)2−(2−メチルフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル(5.1ml、30mmol)、2−メチルベンツアルデヒド(3.60g、30mmol)、ピペリジン(3.56ml、30mmol)、酢酸(2.06ml、30mmol)のエタノール(50ml)溶液を用いて、実施例5aと同様の方法により、標記目的化合物(8.1g、収率98%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.39, 1.54 (計9H, 各s), 2.36, 2.38 (計3H, 各s), 3.73, 3.85 (計3H, 各s), 7.13−7.32, 7.39−7.42 (計4H, m), 7.87, 7.89 (計1H, 各s).
(8b)2−メトキシカルボニル−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例8aで合成した2−(2−メチルフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(8.1g、29mmol)、THF(70ml)並びにメタノール(30ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(1.19g)を用い、実施例1cと同様に反応、処理し、標記目的化合物(8.1g、収率99%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.39 (9H, s), 2.34 (3H, s), 3.19 (2H, d, J= 7.8Hz), 3.58 (1H, t, J= 7.8Hz), 3.70 (3H, s), 7.08−7.16 (4H, m).
(8c)2−メトキシカルボニル−3−(2‐メチルフェニル)プロピオン酸
実施例8bで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル(3.90g、14mmol)、TFA(10ml)および触媒量のアニソールを用い、実施例5cと同様に反応、処理し、標記目的化合物(3.1g、収率100%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.34 (3H, s), 3.26 (2H, d, J= 7.7Hz), 3.72 (3H, s), 3.72 (1H, t, J= 7.7Hz), 4.40−4.70 (1H, m), 7.10−7.17 (4H, m).
(8d)2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−3(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例8cで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2‐メチルフェニル)プロピオン酸(3.1g、14mmol)、THF(20ml)、オキザリルクロリド(1.47ml、16.8mmol)および4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(3.21g、15.4mmol)を用いて、実施例1bと同様の方法により、標記目的化合物(5.0g、収率72%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 2.35 (3H, s), 3.26 (1H, dd, J= 8.6, 14.0Hz), 3.38 (1H, dd, J= 6.6, 14.0Hz), 3.59 (1H, dd, J= 6.6, 8.6Hz), 3.66 (3H, s), 6.45 (1H, bs), 7.09−7.19 (2H, m), 7.29−7.32 (1H, m), 7.39−7.42 (1H, m), 8.23 (1H, bs).
(8e)2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例8dで合成した2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(2.35g、5.7mmol)、ジオキサン(20ml)および4−塩化水素/ジオキサン(20ml)を用いて、実施例3bと同様の方法により、標記目的化合物(1.32g、収率66%)を得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 2.31 (3H, s), 3.08−3.19 (2H, m), 3.89 (1H, dd, J= 6.4, 8.8Hz), 7.04−7.15 (2H, m), 7.24 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.58 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.60−10.00 (1H, m), 10.34 (1H, s).
(8f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸
実施例8eで合成した2−(4−アミノフェニル)−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.52g、1.5mmol)、ピリジン(10ml)およびパルミチン酸クロリド(0.55ml、1.8mmol)を用いて、実施例1dと同様の方法により、標記目的化合物(0.72g、収率87%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.31 (26H, m), 1.53−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.31 (3H, s), 3.07−3.18 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J= 6.4, 8.7Hz), 7.04−7.15 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.02 (1H, s).
(8g)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸
実施例8fで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸(0.72g、1.32mmol)、ジオキサン(20ml)および1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.7ml)を用いて、実施例1eと同様の方法により標記目的化合物(0.61g、収率86%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.31 (26H, m), 1.53−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.50 (3H, s), 3.03−3.13 (2H, m), 3.71 (1H, dd, J= 6.1, 8.7Hz), 7.03−7.15 (2H, m), 7.40 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.48 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.78 (1H, s), 9.97 (1H, s).
【0243】
【実施例9】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−40)
(9a)2−フェノキシマロン酸 ジメチルエステル
フェノール(4.70g、50mmol)のトルエン(25ml)およびDMF(25ml)溶液に窒素気流下で水素化ナトリウム(55%油状、2.40g、55mmol)を氷水冷却下にて加えた後、室温で1時間攪拌した。さらに2−クロロマロン酸ジメチルエステル(3.4ml、50mmol)を室温で滴加後、60℃で4時間加熱攪拌した。反応液に酢酸エチルおよび水を加え、分液抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄(5回)後、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、V/V)で精製し、標記目的化合物(6.66g、収率59%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.86 (6H, s), 5.25 (1H, s), 6.95−6.97 (2H, m), 7.02−7.07 (1H, m), 7.28−7.33 (2H, m).
(9b)2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル
実施例9aで合成した2−フェノキシマロン酸 ジメチルエステル(2.4g、10.7mmol)のメタノール(10ml)溶液に、水酸化カリウム(0.61g、10.7mmol)のメタノール(10ml)溶液を室温で加え、一晩放置した。反応液を濃縮後、実施例1aと同様に処理して、標記目的化合物(1.86g、収率83%)を油状物質として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.87 (3H, s), 5.28 (1H, s), 6.97 (2H, d, J= 7.8Hz), 7.07 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.29−7.35 (2H, m).
(9c)2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−2−フェノキシ酢酸 メチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(1.86g、8.85mmol)、オキザリルクロリド(1.0ml、11.5mmol)、4−ニトロアニリン(0.94g、6.81mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(2.18g、収率97%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.88 (3H, s), 5.29 (1H, s), 7.02 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.13 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.35−7.39 (2H, m), 7.80 (2H, d, J= 9.2Hz), 8.25 (2H, d, J= 9.2Hz), 8.71 (1H, bs).
(9d)2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−2‐フェノキシ酢酸 メチルエステル
実施例9cで合成した2−(4−ニトロフェニルアミノカルボニル)−2−フェノキシ酢酸 メチルエステル(2.18g、6.6mmol)、THF(45ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(0.22g)を用い、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.36g、収率69%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.64 (2H, bs), 3.86 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.67 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.05 (2H, d, J= 7.9Hz), 7.09 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.33−7.37 (4H, m), 8.23 (1H, bs).
(9e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
実施例9dで合成した2−(4−アミノフェニルアミノカルボニル)−2−フェノキシ酢酸 メチルエステル(0.55g、1.83mmol)、DMA(6ml)およびパルミチン酸クロリド(0.67ml、2.2mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して標記目的化合物(0.89g、収率90%)を固体として得た。得られた化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.39 (26H, m), 1.68−1.76 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.86 (3H, s), 5.25 (1H, s), 7.02 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.07−7.12 (2H, m), 7.35 (2H, t, J= 8.0Hz), 7.51 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.54 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.37 (1H, bs).
(9f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例9eで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(1.12g、2.0mmol)、THF(50ml)、水酸化リチウム1水塩(0.115g、2.75mmol)の水(1.5ml)溶液を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.39g、収率36%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.27 (26H, m), 1.53−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 5.39 (1H, s), 6.98−7.03 (3H, m), 7.31−7.35 (2H, m), 7.54 (4H, s), 9.83 (1H, s), 10.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 525 (M + H)+.
【0244】
【実施例10】
2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号3−3)
(10a)N−tert−ブトキシカルボニル−4−ニトロベンジルアミン
4−ニトロベンジルアミン 塩酸塩(0.6g、3.18mmol)のTHF(6ml)溶液に、N、N−ジイソプロピルエチルアミン(1.66ml、9.5mmol)、ジ−tert−ブチル ジカーボネート(BOC2O:0.76g、3.5mmol)を加え、室温で一晩放置した。反応液を酢酸エチルおよび水で希釈後、飽和重硫酸カリウム水溶液を加えてから分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮した。残さにジイソプロピルエーテルを加えて結晶化後、ろ取し、標記目的化合物(0.73g、収率91%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 4.42 (2H, d, J= 6.0Hz), 4.95−5.03 (1H, m), 7.45 (2H, d, J= 8.7Hz), 8.20 (2H, d, J= 8.7Hz).
(10b)4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン
実施例10aで合成したN−tert−ブトキシカルボニル−4−ニトロベンジルアミン(0.73g、2.89mmol)、THF(8ml)および20%水酸化パラジウム−炭素(0.08g)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.46g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.45 (9H, s), 3.60−3.67 (2H, m), 4.18 (2H, d, J= 5.0Hz), 4.65−4.75 (1H, bs), 6.64 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.07 (2H, d, J= 8.4Hz).
(10c)N−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)フェニル−ヘキサデカノイルアミド
実施例10bで合成した4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン(0.25g、1.12mmol)、DMA(2.5ml)およびパルミチン酸クロリド(0.41ml、1.35mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.45g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.35 (26H, m), 1.39 (9H, s), 1.52−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.05 (2H, d, J= 6.0Hz), 7.13 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.29−7.33 (1H, m), 7.50 (2H, d, J= 8.4Hz), 9.79 (1H, s).
(10d)4−(ペンタデカカルボニルアミノ)フェニルメチルアミン
実施例10cで合成したN−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)フェニル−ヘキサデカノイルアミド(0.45g、0.98mmol)、塩化メチレン(9ml)、TFA(0.9ml)および触媒量のアニソールを用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、残さをジイソプロピルエーテルより固化、ろ取して、標記目的化合物(0.34g、収率96%)を固体として得た。1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.32 (26H, m), 1.55−1.59 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.64 (2H, s), 7.22 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.50 (2H, d, J= 8.4Hz), 9.75 (1H, bs).
(10e)2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.11g、0.52mmol)、オキザリルクロリド(0.06ml、0.66mmol)、実施例10dで合成した4−(ペンタデカカルボニルアミノ)フェニルメチルアミン(0.14g、0.39mmol)、DMA(4ml)並びにトリエチルアミン(0.11ml、0.78mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.11、収率51%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.17−1.37 (26H, m), 1.72 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.19 (1H, dd, J= 8.2, 13.7Hz), 3.29 (1H, dd, J= 6.8, 13.8Hz), 3.50 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.37 (2H, ddd, J= 5.7, 12.0, 14.8Hz), 6.63 (1H, bs), 7.10 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.17 (1H, d, J= 7.2Hz), 7.20−7.29 (4H, m), 7.44 (2H, d, J= 8.1Hz).
(10f)2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例10eで合成した2−[N−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]メチル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 メチルエステル(0.11g、0.19mmol)、ジオキサン(3ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.40ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(78mg、収率73%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.17−1.28 (26H, m), 1.53−1.60 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.97−3.08 (2H, m), 3.58 (2H, dd, J= 6.4, 8.9Hz), 4.08 (1H, dd, J= 5.7, 15.5Hz), 4.22 (1H, dd, J= 6.3, 15.5Hz), 6.90 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.18−7.27 (5H, m), 7.43 (2H, d, J= 8.4Hz), 8.43 (1H, t, J= 6.1Hz), 9.76 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 537 (M + H)+.
【0245】
【実施例11】
2−[N−[3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号2−3)
(11a)2−(3−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(8.96g、40mmol)、オキザリルクロリド(4.55ml、52mmol)、3−ニトロアニリン(4.28g、31mmol)、DMA(40ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(9.43g、収率89%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.17 (3H, t, J= 7.2Hz), 3.29 (1H, dd, J= 8.5, 13.7Hz), 3.38 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.67 (1H, dd, J= 6.3, 8.5Hz), 4.16 (2H, q, J= 7.2Hz), 7.18−7.32 (5H, m), 7.49 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.88 (1H, dd, J= 1.0, 8.2Hz), 7.97 (1H, ddd, J= 1.0, 2.0, 8.2Hz), 8.37 (1H, t, J= 2.2Hz), 8.97 (1H, bs).
(11b)2−(3−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例11aで合成した2−(3−ニトロフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(9.43g、27.6mmol)、THF(190ml)並びに20%水酸化パラジウム−炭素(0.94g)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(7.74g、収率90%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.24 (1H, dd, J= 8.7, 13.7Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.59 (1H, dd, J= 8.7Hz), 3.70 (2H, bs), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.44 (1H, dd, J= 1.6, 8.0Hz), 6.66 (1H, dd, J= 1.4, 8.0Hz), 7.07 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.13 (1H, t, J= 2.0Hz), 7.19−7.33 (5H, m), 8.36 (1H, bs).
(11c)2−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例11bで合成した2−(3−アミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.30g、0.96mmol)、DMA(3ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.35ml)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.52g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.22−1.38 (26H, m), 1.67−1.75 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.6, 13.6Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.6Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.5, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.16−7.31 (8H, m), 7.38−7.41 (1H, m), 7.77 (1H, bs), 8.49 (1H, bs).
(11d)2−[N−[3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例11cで合成した2−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニルアミノカルボニル)−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.52g、0.94mmol)、THF(10ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.9ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.43g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.32 (26H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.08−3.11 (2H, m), 3.76 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.13−7.26 (8H, m), 7.88 (1H, s), 9.83 (1H, s), 10.08 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 523 (M + H)+.
【0246】
【実施例12】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−29)
(12a)5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール
2−アミノ−5−ニトロフェノール(6.0g、38.9mmol)のTHF(80ml)溶液に炭酸カリウム(10.8g、77.9mmol)を加え、続いてパルミチン酸クロリド(11.8ml、39mmol)を滴加し、室温で1時間攪拌した。反応液に過剰の水を加え、析出した固体をろ取、乾燥し、標記目的化合物(15.0g、収率98%)を得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.4Hz), 1.22 (24H, bs), 1.58 (2H, bs), 2.48 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.68 (1H, s), 7.70 (1H, d, J= 9.0Hz), 8.31 (1H, d, J= 9.0Hz), 9.40 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 393 (M + H)+.
(12b)(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル
実施例11aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(1.0g、2.55mmol)のDMF(18ml)溶液にブロモ酢酸 エチルエステル(0.42ml、3.82mmol)並びに炭酸カリウム(0.88g、6.37mmol)を加え、室温で15分間攪拌した。反応液に過剰の水を加え、析出した固体をろ取、乾燥し、標記目的化合物(1.14g、収率93%)を得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.33 (27H, m), 1.56−1.61 (2H, m), 2.48 (2H, t, J= 7.5Hz), 4.20 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.06 (2H, s), 7.83 (1H, d, J= 2.5Hz), 7.91 (1H, dd, J= 2.5, 9.1Hz), 8.41 (1H, d, J= 9.1Hz), 9.50 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 479 (M + H)+.
(12c)(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル
実施例12bで合成した(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.50g、1.0mmol)、THF(5ml)、10%パラジウム−炭素(50mg)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.27g、収率58%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25−1.38 (27H, m), 1.69−1.76 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.6Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.61 (2H, s), 6.21 (1H, d, J= 2.4Hz), 6.37 (1H, dd, J= 2.4, 8.6Hz), 8.08 (1H, s), 8.10 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 448 ( M )+・.
(12d)2−[(3−エトキシカルボニルメチルオキシ−4−パルミトイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.16g、0.70mmol)、オキザリルクロリド(0.07ml、0.76mmol)、実施例12cで合成した(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.26g、0.58mmol)、DMA(2ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.35g、収率92%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.12 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.24 (27H, m), 1.56 (2H, bs), 2.33 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.10−3.12 (2H, m), 3.83 (1H, t, J= 7.6Hz), 4.08 (2H, q, J= 6.8Hz), 4.19 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.74 (2H, s), 7.04 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.17−7.19 (1H, m), 7.24−7.28 (5H, m), 7.79 (1H, d, J= 8.8Hz), 8.99 (1H, s), 10.21 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 652 ( M )+・.
(12e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸実施例12dで合成した2−[(3−エトキシカルボニルメチルオキシ−4−パルミトイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(0.33g、0.51mmol)、ジオキサン(2ml)、並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.19g、収率63%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.23 (24H, bs), 1.56 (2H, bs), 2.33 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.08−3.10 (2H, m), 3.70 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.65 (2H, s), 7.07 (1H, dd, J= 1.8, 8.8Hz), 7.17 (1H, t, J= 6.9Hz), 7.22−7.28 (5H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.03 (1H, s), 10.08 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 596 (M )+・.
【0247】
【実施例13】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−ヒドロキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−30)
(13a)4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル
実施例12aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(2.0g、5.1mmol)、4−ブロモブチル酸 エチルエステル(1.1ml、7.6mmol)、炭酸カリウム(1.76g、12.7mmol)およびジメチルホルムアミド(DMF、20ml)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(2.25g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.22−1.28 (24H, m), 1.59 (2H, bs), 2.08 (2H, t, J= 6.8Hz), 2.48−2.50 (2H, m), 2.58 (2H, t, J= 7.2Hz), 4.07 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.20 (2H, t, J= 6.1Hz), 7.78 (1H, d, J= 2.1Hz), 7.87 (1H, dd, J= 2.1, 8.9Hz), 8.35 (1H, d, J= 8.9Hz), 9.22 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 507 (M + H)+.
(13b)4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル
実施例13aで合成した4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル(2.2g、4.15mmol)、10%パラジウム−炭素(0.22g)並びにTHF(22ml)を用いて、実施例12cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.88g、収率91%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24 (24H, bs), 1.54 (2H, bs), 1.95 (2H, t, J= 6.9Hz), 2.23 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.47−2.50 (2H, m), 3.87 (2H, t, J= 6.1Hz), 4.06 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.92 (2H, s), 6.07 (1H, dd, J= 2.2, 8.4Hz), 6.21 (1H, d, J= 2.2Hz), 7.20 (1H, d, J= 8.4Hz), 8.49 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 476 ( M )+・.
(13c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−エトキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.45g、2.0mmol)、オキザリルクロリド(0.19ml、2.2mmol)、実施例13bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル(0.81g、1.69mmol)、DMA(10ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.87g、収率75%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.17 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24 (24H, bs), 1.54−1.57 (2H, m), 2.01 (2H, t, J= 6.8Hz), 2.33 (2H, t, J= 6.8Hz), 2.50−2.54 (2H, m), 3.11−3.12 (2H, m), 3.81 (2H, t, J= 7.9Hz), 3.95 (1H, t, J= 6.0Hz), 4.07 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.97 (1H, d, J= 8.3Hz), 7.18−7.44 (6H, m), 7.68 (1H, d, J= 8.2Hz), 8.77 (1H, s), 10.14 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 680 ( M )+・.
(13d)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−ヒドロキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例13cで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[4−エトキシ−4−オキソ−ブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.86g、1.26mmol)、ジオキサン(5ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(5.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.46g、収率59%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.56 (2H, bs), 1.98 (2H, t, J= 6.5Hz), 2.33 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.44 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.08−3.11 (2H, m), 3.71 (1H, t, J= 7.5Hz), 3.95 (2H, t, J= 6.2Hz), 6.98 (1H, d, J= 9.2Hz), 7.15−7.28 (5H, m), 7.32 (1H, s), 7.70 (1H, d, J= 8.5Hz), 8.76 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 624 ( M )+・.
【0248】
【実施例14】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−ヒドロキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−31)
(14a)4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸
エチルエステル
実施例12aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(2.0g、5.1mmol)、4−ブロモ吉草酸 エチルエステル(1.2ml、7.6mmol)、炭酸カリウム(1.76g、12.7mmol)およびDMF(20ml)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(2.17g、収率82%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.17 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.22 (24H, bs), 1.59 (2H, bs), 1.69−1.76 (2H, m), 1.81−1.87 (2H, m), 2.39 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.48 (2H, t, J= 7.3Hz), 4.05 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.19 (2H, t, J= 6.3Hz), 7.80 (1H, d, J= 2.3Hz), 7.87 (1H, d, J= 2.3, 8.9Hz), 8.33 (1H, d, J= 8.9Hz), 9.23 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 521 (M + H)+.
(14b)4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸エチルエステル
実施例14aで合成した4−(5−ニトロ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸 エチルエステル(2.16g、4.15mmol)、10%パラジウム−炭素(0.22g)並びにTHF(22ml)を用いて、実施例12cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.8g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24 (24H, bs), 1.53 (2H, bs), 1.70 (4H, bs), 2.22 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.34 (2H, t, J= 6.9Hz), 3.85 (2H, t, J= 5.7Hz), 4.05 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.91 (2H, s), 6.07 (1H, dd, J= 2.1, 8.4Hz), 6.23 (1H, d, J= 2.1Hz), 7.18 (1H, d, J= 8.4Hz), 8.48 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 490 ( M )+・.
(14c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−エトキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.30g、1.3mmol)、オキザリルクロリド(0.13ml、1.5mmol)、実施例14bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸 エチルエステル(0.55g、1.12mmol)並びにDMA(8ml)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.68g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.17 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 1.68−1.78 (4H, m), 2.31 (2H, t, J= 7.3Hz), 2.36 (2H, t, J= 7.1Hz), 3.11−3.14 (2H, m), 3.81 (1H, t, J= 7.6Hz), 3.94 (2H, t, J= 6.0Hz), 4.05 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.09 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.97 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.18−7.28 (5H, m), 7.32 (1H, s), 7.66 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.77 (1H, s), 10.11 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 694 ( M )+・.
(14d)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−ヒドロキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例14cで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−[(5−エトキシ−5−オキソ−ペンチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.66g、0.96mmol)ジオキサン(4ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(3.8ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.42g、収率68%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.23 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 1.63−1.69 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.31 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.08 (2H, d, J= 7.2Hz), 3.38 (1H, t, J= 7.2Hz), 3.92 (2H, t, J= 6.2Hz), 7.03 (1H, d, J= 8.5Hz), 7.10−7.13 (1H, m), 7.19−7.20 (4H, m), 7.34 (1H, s), 7.64 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.76 (1H, s), 10.66 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 638 ( M )+・.
【0249】
【実施例15】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−32)
(15a)tert−ブトキシ N−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)カルボキシアミド
2−アミノ−5−ニトロフェノール(1.1g、7.14mmol)、THF(20ml)、ジ−tert‐ブチル ジカーボネート(BOC2O:3.13g、14.3mmol)並びにトリエチルアミン(5ml、35.7mmol)を用いて、実施例10aと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.8g、100%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.58 (9H, s), 4.48 (1H, bs), 6.75 (1H, d, J= 8.9Hz), 8.00 (1H, dd, J= 2.4, 8.9Hz), 8.10 (1H, d, J= 2.4Hz).
MS(FAB) m/z: 254 ( M )+・.
(15b)2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ニトロ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル
実施例15aで合成したtert−ブトキシ N−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)カルボキシアミド(0.20g、0.79mmol)、ブロモ酢酸 エチルエステル(0.1ml、0.94mmol)、炭酸カリウム(0.22g、1.57mmol)並びにDMF(3ml)を用いて、実施例12bと同様の方法にて反応、処理して、標記目的化合物(0.27g、収率100%)を得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.33 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.55 (9H, s), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.78 (2H, s), 7.66 (1H, d, J= 2.4Hz), 7.96 (1H, dd, J= 2.4, 9.1Hz), 8.33 (1H, d, J= 9.1Hz).
MS(FAB) m/z: 341 (M + H)+.
(15c)2−[(5−アミノ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル
実施例15bで合成した2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ニトロ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル(0.27g、0.78mmol)、10%パラジウム−炭素(0.03g)並びに酢酸エチル(3ml)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.13g、収率52%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.51 (9H, s), 6.52 (2H, bs), 4.27 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.60 (2H, s), 6.18 (1H, d, J= 2.4Hz), 6.35 (1H, dd, J= 2.4, 8.6Hz), 7.06 (1H, bs), 7.79 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 310 ( M )+・.
(15d)2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル
実施例15cで合成した2−[(5−アミノ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.12g、0.4mmol)、パルミチン酸クロリド(0.14ml、0.45mmol)並びにDMA(2ml)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.15g、収率70%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.25 (24H, bs), 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.52 (9H, s), 1.68−1.72 (2H, m), 2.31 (2H, t, J= 7.5Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.68 (2H, s), 6.68 (1H, dd, J= 2.1, 8.7Hz), 7.08 (1H, s), 7.31 (1H, s), 7.64 (1H, d, J= 2.1Hz), 7.99−8.01 (1H, m).
MS(FAB) m/z: 548 (M + H)+・.
(15e)2−[(2−アミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル 塩酸塩
実施例15dで合成した2−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル(0.15g、0.27mmol)、塩化メチレン(2ml)並びに4−N塩化水素/ジオキサン溶液(0.14ml)を用いて、実施例3bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(84mg、収率63%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25 (27H, bs), 1.65 (4H, bs), 2.45 (2H, bs), 4.20 (2H, bs), 4.69 (2H, bs), 6.62 (1H, bs), 7.40 (1H, bs), 8.04 (1H, bs), 9.54 (1H, bs).
MS(FAB) m/z: 449 (M + H)+.
(15f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(43mg、0.19mmol)、オキザリルクロリド(0.02ml、0.21mmol)並びに実施例15eで合成した2−[(2−アミノ−5−パルミトイルアミノ)フェノキシ]酢酸 エチルエステル 塩酸塩(79mg、0.16mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(67mg、収率63%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23 (27H, bs), 1.55 (2H, bs), 2.22−2.25 (2H, m), 3.11−3.12 (2H, m), 4.07 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.09−4.14 (1H, m), 4.18 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.52 (2H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.08−7.10 (2H, m), 7.26−7.27 (4H, m), 7.70 (1H, d), 9.78 (1H, s), 9.83 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 653 (M + H)+.
(15g)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸実施例15fで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(62mg、0.1mmol)、ジオキサン(1ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.4ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(45mg、収率79%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 2.24 (2H, dt, J= 2.7, 7.4Hz), 3.08−3.11 (2H, m), 3.99 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.52 (2H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.08−7.12 (2H, m), 7.25−7.26 (4H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.77 (1H, s), 9.82 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0250】
【実施例16】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−33)
(16a)5−アミノ−2−パルミトイルアミノフェノール
実施例12aで合成した5−ニトロ−2−パルミトイルアミノフェノール(1.20g、3.1mmol)、10%パラジウム−炭素(0.12g)並びにTHF(12ml)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.80g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.26 (24H, bs), 1.65−1.73 (3H, m), 2.39 (2H, t, J= 7.6Hz), 6.17 (1H, dd, J= 2.5, 8.4Hz), 6.33 (1H, d, J= 2.5Hz), 6.70 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.40 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 363 (M + H)+.
(16b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.54g、2.43mmol)、オキザリルクロリド(0.23ml、2.65mmol)並びに実施例16aで合成した5−アミノ−2−パルミトイルアミノフェノール(0.80g、2.21mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.09g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.13 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23 (24H, bs), 2.31 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.09−3.11 (2H, m), 3.80 (1H, t, J= 7.5Hz), 4.08 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.80 (1H, dd, J= 2.1, 8.7Hz), 7.13−7.27 (6H, m), 7.61 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.18 (1H, s), 9.94 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 567 (M + H)+.
(16c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例16bで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.09g、1.92mmol)、ジオキサン(8ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(7.7ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.45g、収率44%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.55 (2H, bs), 2.34 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.09 (2H, d, J= 8.3Hz), 3.73 (1H, t, J= 7.5Hz), 6.84 (1H, dd, J= 2.0, 8.6Hz), 7.15−7.18 (1H, m), 7.22−7.26 (5H, m), 7.52 (1H, d, J= 8.6Hz), 9.17 (1H, s), 9.99 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 539 (M + H)+.
【0251】
【実施例17】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号1−34)
(17a)5−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノール
実施例(15a)で合成したtert−ブトキシ N−(2−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル)カルボキシアミド(0.80g、3.15mmol)、10%パラジウム−炭素(80mg)、THF(5ml)並びにメタノール(5ml)を用いて、実施例1cと同様に反応、処理して後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(0.48g、収率67%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.26 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.51 (9H, s), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.19 (1H, dd, J= 2.5, 8.4Hz), 6.33 (1H, d, J= 2.5Hz), 6.39 (1H, bs), 6.71 (1H, d, J= 8.4Hz).
MS(FAB) m/z: 224 ( M )+・.
(17b)2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノフェノール
実施例17aで合成した5−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェノール(0.48g、2.12mmol)、DMA(6ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.7ml、2.23mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.96g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23 (24H, bs), 1.44 (9H, s), 1.54 (2H, bs), 2.22 (2H, t, J= 7.4Hz), 6.83 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.07 (1H, s), 7.43 (1H, d), 7.85 (1H, s), 9.53 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 463 (M + H)+.
(17c)2−アミノ−5−パルミトイルアミノフェノール
実施例17bで合成した2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−パルミトイルアミノフェノール(0.96g、2.1mmol)、塩化メチレン(8ml)、TFA(2ml)並びに触媒量のアニソールを用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.76g、収率100%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.54 (2H, bs), 2.19 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.24 (1H, bs), 6.46 (1H, d, J= 8.3Hz), 6.68 (1H, dd, J= 2.1, 8.3Hz), 7.07 (1H, d, J= 2.1Hz), 9.34 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 362 ( M )+・.
(17d)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.51g、2.30mmol)、オキザリルクロリド(0.22ml、2.5mmol)並びに実施例17cで合成した2−アミノ−5−パルミトイルアミノフェノール(0.76g、2.10mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.16g、収率97%)を固体として得た。1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.6Hz), 1.09 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.23 (24H, bs), 1.53 (2H, bs), 2.20 (2H, bs), 3.09 (2H, d, J= 6.6Hz), 3.88 (1H, d, J= 6.8Hz), 4.03 (2H, q, J= 6.9Hz), 6.97−7.10 (1H, m), 7.12−7.24 (6H, m), 7.71 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.47 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 567 (M + H)+.
(17e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例17dで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(1.16g、2.05mmol)、ジオキサン(8ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.2ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.45g、収率41%)を個体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.07−3.10 (2H, m), 4.01 (1H, t, J= 7.5Hz), 6.84 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.16−7.19 (1H, m), 7.25 (2H, s), 7.26 (2H, s), 7.36 (1H, s), 7.64 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.30 (1H, s), 9.70 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 539 (M + H)+.
【0252】
【実施例18】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−54)
(18a)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 エチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(0.39g、1.88mmol)、オキザリルクロリド(0.18ml、2.0mmol)並びに実施例12cで合成した(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシ酢酸 エチルエステル(0.70g、1.56mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.79g、収率79%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.80 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.25 (24H, bs), 1.31 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.70−1.76 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.86 (3H, s), 4.28 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.70 (2H, s), 5.23 (1H, s), 6.85 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.01 (2H, d, J= 7.6Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.35 (2H, dd, J= 7.6, 8.7Hz), 7.68 (1H, s), 8.34−8.39 (3H, m).
MS(FAB) m/z: 640 ( M )+・.
(18b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例18aで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 エチルエステル(0.78g、1.23mmol)、ジオキサン(5ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.38g、収率52%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.57 (2H, bs), 2.35 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.69 (2H, s), 5.39 (1H, s), 6.97−7.03 (3H, m), 7.22 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.31−7.35 (3H, m), 7.88 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.06 (1H, s), 10.41 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 599 (M + H)+.
【0253】
【実施例19】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−60)
(19a)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−エトキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(0.15g、0.69mmol)、オキザリルクロリド(0.07ml、0.76mmol)並びに実施例13bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシブチル酸 エチルエステル(0.30g、0.63mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.16g、収率39%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.26 (27H, bs), 1.73 (2H, t, J= 7.0Hz), 2.19 (2H, t, J= 6.4Hz), 2.44 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.51 (2H, t, J= 6.8Hz), 3.86 (3H, s), 4.10 (2H, t, J= 5.8Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.24 (1H, s), 6.79 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.35 (2H, dd, J= 7.5, 8.4Hz), 7.63 (1H, s), 7.88 (1H, s), 8.37 (1H, s), 8.38 (1H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 668 ( M )+・.
(19b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例19aで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−エトキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(0.16g、0.25mmol)、ジオキサン(1ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(58mg、収率36%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, bs), 1.57 (2H, bs), 1.97−2.01 (2H, m), 2.35 (2H, t, J= 7.1Hz), 2.44 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.98 (2H, t, J= 6.3Hz), 5.40 (1H, s), 6.99−7.03 (3H, m), 7.15 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.34 (2H, dd, J= 7.5, 8.2Hz), 7.41 (1H, s), 7.78 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.79 (1H, s), 10.38 (1H, s), 10.38 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 627 (M + H)+.
【0254】
【実施例20】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸(例示化合物番号1−61)
(20a)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
実施例9bで合成した2−フェノキシマロン酸 モノメチルエステル(0.14g、0.67mmol)、オキザリルクロリド(0.04ml、0.73mmol)並びに実施例14bで合成した4−(5−アミノ−2−パルミトイルアミノ)フェノキシペンタン酸 エチルエステル(0.30g、0.61mmol)を用いて、実施例1bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.31g、収率75%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25 (27H, bs), 1.70−1.74 (2H, m), 1.83−1.87 (4H, m), 2.40−2.43 (4H, m), 3.86 (3H, s), 4.08 (2H, t, J= 5.8Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.24 (1H, s), 6.79 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.2Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.35 (2H, dd, J= 7.5, 8.2Hz), 7.65 (1H, s), 7.86 (1H, s), 8.36 (1H, d, J= 8.7Hz), 8.37 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 682 (M + H)+・.
(20b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸
実施例20aで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(0.31g、0.46mmol)、ジオキサン(2ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.8ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.21g、収率71%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.60 (2H, bs), 1.67−1.71 (2H, m), 1.75−1.80 (2H, m), 2.27−2.35 (4H, m), 3.97 (2H, t, J= 6.3Hz), 5.38 (1H, s), 6.98−7.02 (3H, m), 7.15 (1H, dd, J= 2.0, 8.7Hz), 7.33 (2H, dd, J= 7.3, 8.8Hz), 7.42 (1H, d, J= 2.0Hz), 7.75 (1H, d, J= 8.7Hz), 8.80 (1H, s), 10.38 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 641 (M + H)+.
【0255】
【実施例21】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸(例示化合物番号1−21)
(21a)(2−フォルミル)フェノキシ酢酸 メチルエステル
サリチルアルデヒト(2−ヒドロキシベンツアルデヒド:5.50g、45mmol)、DMA(25ml)、ブロモ酢酸メチル(5.1ml、54mmol)並びに炭酸カリウム(8.09g、58mmol)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(8.7g、収率99%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.94 (3H, s), 3.01 (3H, s), 4.78 (2H, s), 6.86 (1H, d, J= 8.3Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.52−7.56 (1H, m), 7.88 (1H, d, J= 1.8, 7.7Hz), 10.57 (1H, s).
(21b)2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシカルボニルメトキシ)フェニルプロピオン酸
実施例21aで合成した(2−フォルミル)フェノキシ酢酸 メチルエステル(8.7g、45mmol)、ピペリジン(4.9ml、50mmol)、酢酸(3.4ml、59mmol)並びにエタノール(100ml)を用いて、実施例5aと同様に反応、処理して、2−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニルメチリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを得た。得られた2−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニルメチリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを、20%水酸化パラジウム−炭素(1.5g)、THF(40ml)並びにメタノール(25ml)を用いて実施例5bと同様に反応、処理して、2−メトキシカルボニル−3−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニル]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。得られた2−メトキシカルボニル−3−[2−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニル]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを、塩化メチレン(30ml)、TFA(3ml)並びに触媒量のアニソールを用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(5.72g、収率43%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.24−3.34 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.80 (3H, s), 4.03−4.08 (1H, m), 4.69 (2H, s), 6.71 (1H, d, J= 8.5Hz), 6.89−6.93 (1H, m), 7.18−7.22 (2H, m).
(21c)2−[N−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル
実施例21bで合成した2−メトキシカルボニル−3−(2−メトキシカルボニルメトキシ)フェニルプロピオン酸(3.02g、10mmol)のTHF(30ml)溶液にCDI(1.82g、11mmol)を加え、室温で3時間攪拌した後、反応液を濃縮した。残さを酢酸エチルに溶解後、飽和食塩水で洗浄(3回)、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮した。得られた残さをDMA(20ml)に溶解した溶液に、4−tert−ブトキシカルボニルアミノアニリン(1.50g、7.2mmol)を加え、室温で1晩放置した。反応液に酢酸エチル並びに飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出した有機相を飽和重硫酸カリウム水溶液(1回)並びに飽和食塩水(3回)で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウム乾燥、ろ過、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(3.51g、収率71%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.50 (9H, s), 3.22 (1H, dd, J= 6.9, 13.4Hz), 3.39 (1H, dd, J= 8.0, 13.4Hz), 3.72 (3H, s), 3.87 (3H, s), 4.09 (1H, dd, J= 6.9, 8.0Hz), 4.72 (1H, d, J= 16.2Hz), 4.80 (1H, d, J= 16.2Hz), 6.40 (1H, bs), 6.71 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.86−6.89 (1H, m), 7.15−7.19 (1H, m), 7.24−7.26 (3H, m), 7.42 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.64 (1H, s).
(21d)2−[N−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例21cで得られた2−[N−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル(3.51g、7.2mmol)、ジオキサン(20ml)並びに4N塩化水素−ジオキサン溶液(10ml)を加え1晩攪拌した。反応液を濃縮後、エーテルにて析出した固体をろ取し、標記目的化合物(2.91g、収率95%)を得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 3.07 (1H, dd, J= 8.9, 13.9Hz), 3.25 (1H, dd, J= 5.9, 13.9Hz), 3.43 (2H, bs), 3.64 (3H, s), 3.71 (3H, s), 3.96 (1H, dd, J= 5.9, 8.9Hz), 4.85 (2H, s), 6.82−6.89 (2H, m), 7.10−7.17 (2H, m), 7.25 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.59 (2H, d, J= 8.7Hz), 10.24 (1H, s).
(21e)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸メチルエステル
実施例21dで合成した2−[N−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.42g、1.0mmol)、ピリジン(10ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.33ml、1.1mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.49g、収率78%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.06 (1H, dd, J= 6.1, 13.9Hz), 3.23 (1H, dd, J= 8.8, 13.9Hz), 3.64 (3H, s), 3.71 (3H, s), 3.90 (1H, dd, J= 6.1, 8.8Hz), 4.84 (2H, s), 6.82−6.89 (2H, m), 7.10−7.15 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.47 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.77 (1H, s), 9.91 (1H, s).
(21f)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸
実施例21eで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル
実施例21eで合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸 メチルエステル(0.49g、0.78mmol)、ジオキサン(20ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.35g、収率75%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.00 (1H, dd, J= 9.1, 13.9Hz), 3.19 (1H, dd, J= 5.8, 13.9Hz), 3.83 (1H, dd, J= 5.8, 9.1Hz), 4.72 (2H, s), 6.79−6.87 (2H, m), 7.08−7.15 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, s), 9.84 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0256】
【実施例22】
2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸(例示化合物番号1−17)
(22a)2−メトキシカルボニル−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例5aと同様に、3−メトキシベンツアルデヒド(9.61g、70mmol)、ピペリジン(6.0g、70mmol)、酢酸(4.0ml、70mmol)並びにエタノール50mlより2−(3−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを油状物質として得た。得られた2−(3−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステルを、20%水酸化パラジウム−炭素(2g)、メタノール(50ml)並びにTHF(50ml)を用いて、実施例5bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(13.9g、収率67%)を油状物質として得た。得られた化合物は精製することなく次に反応に使用した。
上記の通り合成された2−メトキシカルボニル−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸(4.36g、18mmol)、CDI(3.27g、20mmol)並びにTHF(40ml)を用いて、実施例21cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.20g、収率15%)を油状物質として得た。得られた化合物は精製することなく次に反応に使用した。
上記の通り合成された2−[N−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(1.20g、2.8mmol)、ジオキサン(10ml)並びに4N−塩化水素−ジオキサン溶液(10ml)を用いて、実施例3bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.73g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 3.10−3.12 (2H, m), 3.64 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.90−3.94 (1H, m), 6.73−6.75 (1H, m), 6.79−6.83 (2H, m), 7.03 (2H, s), 7.16 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.30 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.63 (2H, d, J= 8.9Hz), 10.49 (1H, s).
(22b)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例22aで合成した2−[N−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.31g、0.84mmol)、ピリジン(10ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.28ml、0.92mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.35g、収率73%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.26 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.09−3.11 (2H, m), 3.63 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.80−3.84 (1H, m), 6.73−6.76 (1H, m), 6.78−6.80 (1H, m), 6.80 (1H, s), 7.14−7.18 (1H, m), 7.42 (2H, d, J= 9.2Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.2Hz), 9.79 (1H, s), 10.08 (1H, s).
(22c)2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例22bの方法で合成した2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(0.47g、0.83mmol)、ジオキサン(10ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.38g、収率83%)を固体として得た。1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.07 (2H, d, J= 7.7Hz), 3.69 (3H, s), 3.69−3.72 (1H, m), 6.74 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.79 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.80 (1H, s), 7.16 (1H, t, J= 8.1Hz), 7.43 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.78 (1H, s), 10.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 553 (M + H)+.
【0257】
【実施例23】
2−[3−(ヘキサデカノイルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号4−3)
(23a)4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−ニトロベンゼン
3−ニトロベンジルアミン 塩酸塩(0.68g、3.61mmol)、THF(7ml)、トリエチルアミン(1.88ml)並びにジ−tert‐ブチルジカーボネート(BOC2O:0.87g、4.0mmol)を用いて、実施例10aと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.74g、収率82%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 4.42 (2H, d, J= 6.0Hz), 4.97−5.02 (1H, m), 7.51 (1H, t, J= 7.8Hz), 7.63 (1H, d, J= 7.5Hz), 8.11−8.16 (2H, m).
(23b)4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン
実施例23aで得られた4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−ニトロベンゼン(0.74g、2.94mmol)、メタノール(8ml)並びに5%−パラジウム−炭素(0.1g)を用いて、実施例1cと同様に水素気流下で反応、処理して、標記目的化合物(0.65g、収率99%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.46 (9H, s), 3.66 (2H, bs), 4.22 (2H, d, J= 5.8Hz), 4.76−4.78 (1H, m), 6.57−6.61 (2H, m), 6.66 (1H, d, J= 7.4Hz), 7.11 (1H, t, J= 7.7Hz).
(23c)N−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド
実施例23bで得られた4−(tert−ブトキシカルボニルアミノメチル)アニリン(0.50g、1.98mmol)、DMA(5ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.72ml)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.84g、収率92%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.36 (24H, m), 1.39 (9H, s), 1.53−1.60 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.07 (1H, d, J= 5.9Hz), 6.89 (1H, d, J= 7.7Hz), 7.02 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.33−7.36 (1H, m), 7.44−7.51 (2H, m), 9.81 (1H, s).
(23d)N−(4−アミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド
実施例23cで得られたN−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド(0.84g、1.82mmol)、ジクロロメタン(8ml)、触媒量のアニソール並びにTFA(1.7ml)を用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.66g、収率99%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.15−1.28 (24H, m), 1.57 (2H, t, J= 6.9Hz), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.67 (2H, s), 4.08−4.10 (1H, m), 6.99 (1H, d, J= 7.8Hz), 7.19 (1H, t, J= 7.8Hz), 7.44 (1H, d, J= 7.8Hz), 7.52 (1H, bs), 9.77 (1H, bs).
(23e)2−[(3−ヘキサデカカルボニルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.26g、1.17mmol)、THF(3ml)、オキザリルクロリド(0.13ml、1.49mmol)、トリエチルアミン(0.27ml)並びに実施例23dで合成したN−(4−アミノメチルフェニル)ヘキサデカンアミド(0.35g、0.97mol)を用いて、実施例1bと同様の方法により反応、処理して、標記目的化合物(0.30g、収率56%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.68−1.76 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.52Hz), 3.21 (1H, dd, J= 8.2, 13.8Hz), 3.32 (1H, dd, J= 7.1, 13.8Hz), 3.51 (1H, dd, J= 7.1, 8.2Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.39 (2H, t, J= 5.6Hz), 6.68−6.73 (1H, m), 6.88−6.91 (1H, m), 7.08 (1H, bs), 7.16−7.31 (6H, m), 7.46−7.49 (1H, m).
(23f)2−[3−(ヘキサデカノイルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸
実施例23eで合成した2−[(3−ヘキサデカカルボニルアミノフェニル)メチルアミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル(0.31g、0.54mmol)、THF(6ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.08ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.25g、収率87%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.32 (24H, m), 1.57 (2H, t, J= 6.9Hz), 2.27 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.97−3.08 (2H, m), 3.57 (2H, dd, J= 6.8, 8.4Hz), 4.09 (1H, dd, J= 5.4, 15.2Hz), 4.25 (1H, dd, J= 6.3, 15.2Hz), 6.63 (1H, d, J= 7.7Hz), 7.10−7.26 (6H, m), 7.42−7.44 (2H, m), 8.52 (1H, t, J= 5.9Hz), 9.80 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 537 (M + H)+.
【0258】
【実施例24】
2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸(例示化合物番号1−18)
(24a)2−(4−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル(6.77ml、40mmol)、4−メトキシベンツアルデヒド(5.45g、40.0mmol)、ピペリジン(5.6ml、56mmol)、酢酸(3.20ml、56mmol)並びにメタノール(100ml)を用いて、実施例5aと同様に反応、処理して、標記目的化合物(10.3g、収率88%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.83 (3H, s), 3.85 (3H, s), 6.89 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.58 (1H, s).
(24b)2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例24aで合成した2−(4−メトキシフェニルメチリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(10.3g、35mmol)、THF(40ml)、メタノール(15ml)並びに20%水酸化パラジウム−炭素(1.55g)を用いて、水素気流下、実施例5bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(9.75g、収率94%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.40 (9H, s), 3.12 (2H, d, J= 7.9Hz), 3.53 (1H, t, J= 7.9Hz), 3.69 (3H, s), 3.78 (3H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.12
(2H, d, J= 8.7Hz).
(24c)2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例24bで合成した2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 tert−ブチルエステル(9.75g、33.1mmol)、塩化メチレン(30ml)、触媒量のアニソール並びにTFA(10ml)を用いて、実施例5cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(7.7g、収率98%)を、油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.17 (1H, dd, J= 7.6, 14.1Hz), 3.22 (1H, dd, J= 7.6, 14.1Hz), 3.67 (1H, t, J= 7.6Hz), 3.73 (3H, s), 3.78 (3H, s), 6.82 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.12 (2H, d, J= 8.7Hz).
(24d)2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例24cで合成した2−メトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸(4.69g、20mmol)をTHF(30ml)に溶解した溶液に、CDI(カルボニルジイミダゾール:3.24g、20mmol)を加え一晩放置した。反応液を濃縮後、水並びに酢酸エチルを加え、分液抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄(2回)後無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、濃縮した。得られた残さをDMA(20ml)に溶解した溶液に4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニルアミン(3.0g、14.4mol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応液に酢酸エチル並びに飽和重硫酸カリウム水溶液を加え、分液抽出した。抽出相を飽和重曹水(2回)、飽和食塩水(2回)で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、濃縮した。得られた残差にジイソプロピルエーテルを加え固化、ろ取して、標記目的化合物(1.51g、収率18%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.22 (1H, dd, J= 8.1, 13.8Hz), 3.29 (1H, dd, J= 6.6, 13.8Hz), 3.57 (1H, dd, J= 6.6, 8.1Hz), 3.69 (3H, s), 3.77 (3H, s), 6.45 (1H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.10 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.30 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.40 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.32 (1H, s).
(24e)2−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩
実施例24dで得られた2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(2.38g、5.6mmol)、ジオキサン(10ml)並びに4N−塩化水素−ジオキサン溶液(5ml)を用いて実施例3bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(1.43g、収率70%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 3.11−3.03 (2H, m), 3.63 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.83−3.86 (1H, m), 6.82 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.16 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.26 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.61 (2H, d, J= 8.8Hz), 10.41 (1H, s).
(24f)2−[N−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル]−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル
実施例24eで合成した2−(4−アミノフェニル)アミノカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル 塩酸塩(0.40g、1.1mmol)、ピリジン(8ml)並びにパルミチン酸クロリド(0.37ml、1.2mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.57g、収率91%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.07−3.04 (2H, m), 3.62 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.74−3.78 (1H, m), 6.83 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.14 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.42 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.49 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.79 (1H, s), 10.06 (1H, s).
(24g)2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸
実施例24fで合成した2−[N−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル]−2−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸 メチルエステル(0.57g、1.0mmol)、ジオキサン(10ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.20ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.49g、収率88%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (2H, d, J= 8.0Hz), 3.63−3.69 (1H, m), 3.69 (3H, s), 6.81 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.14 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.43 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.77 (1H, s), 9.98 (1H, s).
【0259】
【実施例25】
2−(3−ヘキサデカノイルアミノ−4−ヒドロキシカルボニルメチルオキシフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(例示化合物番号2−29)
(25a)2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール
2−アミノ−4−ニトロフェノール(10.4g、67.48mmol)、DMA(200ml)並びにパルミチン酸クロリド(20.5ml、67.5mmol)を用いて、実施例1dと同様に反応、処理して、標記目的化合物(26.0g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.6Hz), 1.23 (24H, s), 1.56 (2H, bs), 2.35 (2H, t, J= 7.3Hz), 6.29 (1H, d, J= 9.1Hz), 7.72 (1H, dd, J= 2.9, 9.1Hz), 8.83 (1H, d, J= 2.9Hz), 8.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 393 (M + H)+.
(25b)(2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル
実施例25aで合成した2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール(6.0g、15.3mmol)、炭酸カリウム(5.3g、38.2mmol)、DMF(45ml)並びにブロモ酢酸 エチルエステル(1.9ml、16.8mmol)を用いて、実施例12bと同様に反応、処理して、標記目的化合物(5.1g、収率93%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.79 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.17 (27H, bs), 1.52 (2H, bs), 2.39 (2H, t, J= 7.3Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.3Hz), 5.00 (2H, s), 7.12 (1H, d, J= 9.1Hz), 7.90 (1H, dd, J= 2.5, 9.1Hz), 8.95 (1H, d, J= 2.5Hz), 9.39 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 479 (M + H)+.
(25c)(4−アミノ−2−ヘキサデカノイルアミノフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル
実施例25bで合成した(2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル(5.1g、10.7mmol)、THF(50ml)並びに10%パラジウム−炭素(0.51g)を用いて、水素気流下、実施例12cと同様に反応、処理して、標記目的化合物(4.67g、収率98%)を固体として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25 (24H, bs), 1.29 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.70−1.75 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.51 (2H, bs), 4.25 (2H, q, J= 7.2Hz), 4.57 (2H, s), 6.31 (1H, dd, J= 2.8, 8.6Hz), 6.70 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.86 (1H, d, J= 2.8Hz), 8.66 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 449 (M + H)+.
(25d)2−(4−エトキシカルボニルメチルオキシ−3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸 エチルエステル
実施例1aで合成した2−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピオン酸(0.55g、2.45mmol)、THF(6ml)、オキザリルクロリド(0.23ml、2.67mmol)並びに実施例25cで合成した(4−アミノ−2−ヘキサデカノイルアミノフェニル)オキシ酢酸 エチルエステル(1.0g、2.23mmol)を用いて、実施例1bと同様の方法により反応、処理して、標記目的化合物(1.25g、収率86%)を油状物質として得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.26 (24H, bs), 1.30 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.70−1.77 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.24 (1H, dd, J= 8.7, 13.8Hz), 3.33 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.57 (1H, dd, J= 6.4, 8.7Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.64 (2H, s), 6.82 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.20−7.33 (5H, m), 7.64 (1H, dd, J= 2.6, 8.8Hz), 8.18 (1H, d, J= 2.6Hz), 8.27 (1H, s), 8.49 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 653 (M + H)+.
(25e)2−(3−ヘキサデカノイルアミノ−4−ヒドロキシカルボニルメチルオキシフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸
実施例25dで合成した2−(4−エトキシカルボニルメチルオキシ−3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(1.25g、1.91mmol)、ジオキサン(8ml)並びに1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0ml)を用いて、実施例1eと同様に反応、処理して、標記目的化合物(0.83g、収率72%)を固体として得た。
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.24 (24H, bs), 1.57 (2H, bs), 2.36 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.07 (2H, d, J= 7.0Hz), 3.71 (1H, t, J= 7.0Hz), 4.68 (2H, s), 6.88 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.14−7.27 (5H, m), 7.36 (1H, dd, J= 2.6, 8.9Hz), 8.10 (1H, s), 9.09 (1H, s), 10.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0260】
【実施例26】2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸
(26a)4−ヨード安息香酸 tert−ブチルエステル
4−ヨード安息香酸(5.0g、20mmol)をTHF(50mL)に懸濁した溶液に、オキザリルクロリド(2.2mL、25mmol)、DMF(触媒量)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を濃縮後、再度THF(50mL)溶液とし、氷冷下tert−ブトキシカリウム(2.7g、24mmol)を加え、室温にて3.5時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、水、酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:ジエチルエーテル=30:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(4.2g、収率68%)を油状物質として得た。
【0261】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.58 (9H, s), 7.69 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.77 (2H, d, J= 8.5Hz).
(26b)2’−ホルミル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例26aで合成した4−ヨード安息香酸 tert−ブチルエステル(4.2g、14mmol)のDMF(20mL)溶液に、2−ホルミルフェニルホウ酸(4.1g、27mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.79g、0.68mmol)、2N−炭酸ナトリウム水溶液(17mL、34mmol)を加え、110℃にて5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出、抽出した有機相を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1、V/V)にて精製して、標記目的化合物(2.8g、収率73%)を固体として得た。
【0262】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.63 (9H, s), 7.44 (2H, d, J= 8.3Hz), 7.44 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.54 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.67 (1H, dt, J= 1.4, 7.6Hz), 8.05 (1H, dd, J= 1.4, 7.6Hz), 8.09 (2H, d, J= 8.3Hz), 9.96 (1H, s).
(26c)2’−(1−プロペニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
(エチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(4.0g、11mmol)のTHF(40mL)溶液に、氷冷下1.5M−n−ブチルリチウムーヘキサン溶液(7.4mL、11mmol)を滴加後、同温にて2時間攪拌し、実施例26bで合成した2’−ホルミル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.5g、8.9mmol)のTHF(15mL)溶液を滴加し、氷冷下1時間、室温にて2.3時間攪拌した。
反応液を水並びにエチルエーテルに加え、エチルエーテルで抽出し、抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エチルエーテル=20:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(2.4g、収率90%)を固体として得た。
【0263】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.61 および 1.62 (合計9H, 各s), 1.76−1.81 (3H, m), 5.68−5.73 および 6.14−6.29 (合計2H, 各m), 7.22−7.60 (6H, m), 7.98−8.05 (2H, m).
(26d)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例26cで合成した2’−(1−プロペニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.3g、3.4mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(230mg)、THF(50mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.2g、収率94%)を油状物質として得た。
【0264】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.80 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.42−1.54 (2H, m), 1.62 (9H, s), 2.50−2.56 (2H, m), 7.17 (1H, d, J= 7.1Hz), 7.24 (1H, dt, J= 2.6, 7.1Hz), 7.28−7.32 (2H, m), 7.36 (2H, d, J= 8.3Hz), 8.03 (2H, d, J= 8.3Hz).
(26e)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸
実施例26dで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸 tert−ブチルエステル(2.2g、7.4mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を加え、室温にて26時間攪拌した。
反応液を濃縮後、水ならびに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(1.5g、収率83%)を固体として得た。
【0265】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.81 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.54 (2H, m), 2.52−2.58 (2H, m), 7.20 (1H, dd, J= 1.3, 7.1Hz), 7.23−7.28 (1H, m), 7.30−7.36 (2H, m), 7.43 (2H, d, J= 8.3Hz), 8.16 (2H, d, J= 8.3Hz).
(26f)2’−プロピル−(1,1’−ビフェニル−4−イル)カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例26eで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸(0.50g、2.1mmol)のtert−ブタノール(5mL)溶液に、アジ化ジフェニルホスホリル(0.64mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(0.42mL、3.0mmol)を加え、14時間加熱還流した。
反応液を濃縮後、希硫酸水素カリウム水溶液並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。抽出した有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、生成した固体をろ取後、ヘキサンで洗浄し、標記目的化合物(188mg、収率29%)を固体として得た。
【0266】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.81 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.53 (2H, m), 1.54 (9H, s), 2.52−2.58 (2H, m), 6.51 (1H, br s), 7.15−7.23 (2H, m), 7.23 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.24−7.30 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 8.5Hz).
(26g)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−アミン
実施例26fで合成した2’−プロピル−(1,1’−ビフェニル−4−イル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(188mg、0.60mmol)、塩化メチレン(6mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(0.4mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(108mg、収率85%)を固体として得た。
【0267】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.83 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.44−1.56 (2H, m), 2.54−2.59 (2H, m), 3.71 (2H, br s), 6.73 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.10 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.17−7.20 (2H, m), 7.24−7.27 (2H, m).
(26h)2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸 エチルエステル
実施例26gで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−アミン(108mg、0.51mmol)、2−ベンジル−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(113mg、0.51mmol)、オキザリルクロリド(58μL、0.67mmol)、DMF(触媒量)、THF(5mL)、DMA(2mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(114mg、収率54%)を固体として得た。
【0268】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.16 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.43−1.53 (2H, m), 2.51−2.58 (2H, m), 3.29 (1H, dd, J= 8.8, 13.7Hz), 3.40 (1H, dd, J= 6.2, 13.7Hz), 3.65 (1H, dd, J= 6.2, 8.8Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.15−7.26 (6H, m), 7.27−7.33 (5H, m), 7.54 (2H, d, J= 8.5Hz), 8.57 (1H, br s).
(26i)2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸
実施例26hで合成した2−ベンジル−3−オキソ−3−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)アミノ]プロピオン酸 エチルエステル(114mg、0.27mmol)、1,4−ジオキサン(2mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.55mL、0.55mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(86mg、収率81%)を固体として得た。
【0269】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.81 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.42−1.53 (2H, m), 2.50−2.55 (2H, m), 3.33 (1H, dd, J= 8.6, 13.6Hz), 3.43 (1H, dd, J= 6.2, 13.6Hz), 3.63 (1H, dd, J= 6.2, 8.6Hz), 7.15 (1H, d, J= 7.2Hz), 7.19−7.23 (1H, m), 7.25 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.27−7.34 (7H, m), 7.35 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.69 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 388 (M + H)+.
【0270】
【実施例27】2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 ナトリウム塩
(27a)4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボニトリル
2−ブロモベンゾニトリル(3.6g、20mmol)のトルエン(40mL)溶液に2N−炭酸ナトリウム水溶液(20mL、20mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.69g、0.60mmol)、4−メトキシフェニルホウ酸(3.3g、22mmol)のエタノール(7mL)溶液を順次加え、7時間加熱還流した。
反応液に31%過酸化水素水(1.6mL)を加えた後、水、酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1、V/V)にて精製し、生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(3.5g、収率86%)を固体として得た。
【0271】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.87 (3H, s), 7.02 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.40 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.49 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.51 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.62 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.74 (1H, d, J= 7.6Hz).
(27b)4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボアルデヒド
実施例27aで合成した4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボニトリル(1.5g、7.1mmol)の塩化メチレン(15mL)溶液に、−15℃にて1M−水素化ジイソブチルアルミニウム−トルエン溶液(8.6mL、8.6mmol)を滴加し、氷冷下2時間攪拌した。
反応液に飽和硫酸水素カリウム水溶液(30mL)を滴下し、室温まで昇温後水を加え、塩化メチレンにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.4g、収率95%)を油状物質として得た。
【0272】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.88 (3H, s), 7.01 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.31 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.44 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.47 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.62 (1H, dt, J= 1.4, 7.6Hz), 8.01 (1H, dd, J= 1.4, 7.6Hz), 10.00 (1H, s).
(27c)メチル 2’−(1−プロペニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル
実施例27bで合成した4’−メトキシ−1,1’−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(1.9g、8.8mmol)、(エチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(3.9g、11mmol)、1.5M−n−ブチルリチウム−ヘキサン溶液(7.2mL、11mmol)、およびTHF(60mL)を使用して、実施例26cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.9g、収率95%)を油状物質として得た。
【0273】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.79−1.83 (3H, m), 3.85 および 3.86 (合計3H,各s), 5.66−5.76 および 6.10−6.20 (合計1H, 各m), 6.25−6.30 および 6.36−6.42 (合計1H, 各m), 6.90−6.97 (2H, m), 7.23−7.56 (6H, m).
(27d)メチル 2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル
実施例27cで合成したメチル 2’−プロペニル−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル(1.9g、8.4mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(0.18g)、THF(40mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.9g、収率99%)を油状物質として得た。
【0274】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.56 (2H, m), 2.53−2.58 (2H, m), 3.86 (3H, s), 6.94 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.16−7.21 (2H, m), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.26−7.28 (2H, m).
(27e)2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オール
実施例27dで合成したメチル 2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル エーテル(0.53g、2.3mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液に、−70℃にて1M−三臭化ホウ素−塩化メチレン溶液(2.8mL、2.8mmol)を加え、室温にて2.5時間攪拌した。
反応液を氷水冷却した後、メタノール(2.0mL)を滴下し、室温まで昇温後濃縮し、水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(416mg、収率84%)を固体として得た。
【0275】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.30−1.55 (2H, m), 2.52−2.57 (2H, m), 4.87 (1H, s), 6.87 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.17 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.18−7.23 (2H, m), 7.26−7.28 (2H, m).
(27f)2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例27fで合成した2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オール(0.50g、2.4mmol)のTHF(15mL)溶液にN−(2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.38g、2.4mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.68g、2.6mmol)を加え、氷冷下40%アゾジカルボン酸 ジエチルエステル−トルエン溶液(1.2mL、2.8mmol)を滴下し、室温にて21時間攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物と原料の2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オールの混合物(0.73g)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0276】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.45−1.55 (2H, m), 1.47 (9H, s), 2.52−2.57 (2H, m), 3.54−3.60 (2H, m), 4.07 (2H, t, J= 5.1Hz), 6.93 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.15−7.21 (2H, m), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.25−7.28 (2H, m).
(27g)2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルアミン
実施例27hで合成した2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルカルバミン酸 tert−ブチルエステルと2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−オールの混合物(0.73g)、塩化メチレン(10mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(0.80mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.40g、2段階収率67%)を油状物質として得た。
【0277】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.43−1.54 (2H, m), 2.52−2.57 (2H, m), 3.15 (2H, t, J= 5.0Hz), 4.07 (2H, t, J= 5.0Hz), 6.94 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.15−7.21 (2H, m), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.25−7.28 (2H, m).
(27h)2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 エチルエステル
実施例27gで合成した2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチルアミン(220mg、0.86mmol)、2−ベンジル−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(180mg、0.81mmol)、オキザリルクロリド(90μL、1.03mmol)、DMF(触媒量)、トリエチルアミン(0.17mL、1.2mmol)、THF(7mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(170mg、収率46%)を油状物質として得た。
【0278】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.82 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.44−1.65 (2H, m), 2.52−2.58 (2H, m), 3.20 (1H, dd, J= 8.2, 13.8Hz), 3.27 (1H, dd, J= 6.9, 13.8Hz), 3.51 (1H, dd, J= 6.9, 8.2Hz), 3.62−3.71 (2H, m), 3.96−4.06 (2H, m), 4.10 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.83 (1H, t, J= 5.2Hz), 6.90 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.13−7.25 (9H, m), 7.26−7.30 (2H, m).
(27i)2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 ナトリウム塩
実施例27hで合成した2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸 エチルエステル(170mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.74mL、0.74mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従い、2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸(160mg、99%)を得た。
2−ベンジル−3−オキソ−3−[[2−[(2’−プロピル−1,1’−ビフェニル−4−イル)オキシ]エチル]アミノ]プロピオン酸(160mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.37mL、0.37mmol)を加え室温にて1時間攪拌した。反応液を濃縮後、IPEによりろ取し、標記目的化合物(149mg、収率89%)を固体として得た。
【0279】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.76 (3H, t, J= 7.3Hz), 1.37−1.48 (2H, m), 2.49−2.55 (2H, m), 2.92−3.06 (3H, m), 3.37−3.45 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 5.8Hz), 6.98 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.03−7.10 (1H, m), 7.10−7.17 (5H, m), 7.20 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.22−7.25 (1H, m), 7.25−7.30 (2H, m), 8.82−8.88 (1H, m).
MS(FAB) m/z: 454 (M + H)+.
【0280】
【実施例28】2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(28a)5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸 メチルエステル
3−ブトキシフェノール(5.0g、30mmol)、5−ブロモ吉草酸メチル(7.0g、36mmol)、炭酸カリウム(8.3g、60mmol)、DMA(50mL)を使用して、実施例25bに記載した方法で反応を行い、標記目的化合物(9.9g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0281】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.97 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.44−1.53 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 1.79−1.83 (4H, m), 2.37−2.41 (2H, m), 3.67 (3H, s), 3.92−3.96 (4H, m), 6.44−6.50 (3H, m), 7.15 (1H, t, J= 8.1Hz).
(28b)5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸
実施例28aで合成した5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸 メチルエステル(9.9g、30mmol)、1,4−ジオキサン(60mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(60mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(7.4g、収率92%)を油状物質として得た。
【0282】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.97 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.44−1.53 (2H, m), 1.72−1.80 (2H, m), 1.83−1.87 (4H, m), 2.45 (2H, t, J= 7.0Hz), 3.92−3.98 (4H, m), 6.45−6.50 (3H, m), 7.15 (1H, t, J= 8.1Hz).
(28c)2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
2−ベンジル−3−[(4−アミノフェニル)アミノ]−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.46g、1.3mmol)、実施例28bで合成した5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸(0.32g、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.13mL、1.4mmol)、DMF(触媒量)、THF(30mL)、ピリジン(10mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.49g、収率73%)を固体として得た。
【0283】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.44−1.59 (2H, m), 1.72−1.79 (2H, m), 1.86−1.96 (4H, m), 2.43 (2H, t, J= 6.7Hz), 3.26 (1H, dd, J= 8.7, 14.0Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.5, 14.0Hz), 3.59−3.63 (1H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 3.99 (2H, t, J= 5.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.45−6.50 (2H, m), 7.15 (1H, t, J= 8.1Hz), 7.19−7.29 (6H, m), 7.41−7.46 (4H, m), 8.47 (1H, s).
(28d)2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例28cで合成した2−ベンジル−3−[4−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル(0.49g、0.88mmol)、1,4−ジオキサン(15mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL、1.1mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.44g、収率94%)を固体として得た。
【0284】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.39−1.45 (2H, m), 1.63−1.69 (2H, m), 1.72 (4H, br s), 2.33−2.35 (2H, m), 3.08−3.10 (2H, m), 3.71 (1H, t, J= 7.7Hz), 3.91−3.96 (4H, m), 6.46−6.49 (3H, m), 7.12−7.19 (2H, m), 7.22−7.27 (3H, m), 7.42 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.49 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.83 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 533 (M + H)+.
【0285】
【実施例29】2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソ−3−[[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ]プロピオン酸
(29a)2−(2−ナフチルメチレン)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル
2−ナフトアルデヒド(7.8g、50mmol)のエタノール(100mL)溶液にマロン酸 tert−ブチル メチルエステル(8.5mL、50mmol)および酢酸(2.9mL、50mL)を加えた後、ピペリジン(5.0mL、50mmol)を滴下し、60℃にて6時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(7.0g、収率45%)を固体として得た。
【0286】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.56 (9H, s), 3.87 (3H, s), 7.48−7.56 (2H, m), 7.61 (1H, dd, J= 1.8, 8.6Hz), 7.80−7.85 (4H, m), 8.03 (1H, s).
(29b)2−(2−ナフチルメチル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル
実施例29aで合成した2−(2−ナフチルメチレン)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(7.0g、22mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(0.70g)、THF(40mL)、メタノール(20mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(6.7g、収率96%)を油状物質として得た。
【0287】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.38 (9H, s), 3.35 (2H, d, J= 7.8Hz), 3.68 (1H, t, J= 7.8Hz), 3.70 (3H, s), 7.34 (1H, dd, J= 1.7, 8.4Hz), 7.41−7.48 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.76−7.82 (3H, m).
(29c)3−メトキシ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸
実施例29bで合成した2−(2−ナフチルメチル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(1.6g、5.1mmol)、塩化メチレン(20mL)、アニソール(0.16mL)、トリフルオロ酢酸(触媒量)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.0g、収率79%)を油状物質として得た。
【0288】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.36−3.46 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.83 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.33 (1H, dd, J= 1.8, 8.5Hz), 7.42−7.50 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.76−7.82 (3H, m).
(29d)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例29cで合成した3−メトキシ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸(1.0g、4.0mmol)、N−BOC−1,4−フェニレンジアミン(0.65g、3.1mmol)、オキザリルクロリド(0.46mL、5.3mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、DMA(6.5mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.0g、収率71%)を固体として得た。
【0289】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.44 (1H, dd, J= 8.4, 13.8Hz), 3.51 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.66 (3H, s), 3.71 (1H, dd, J= 6.4, 8.4Hz), 6.43 (1H, br s), 7.27−7.34 (3H, m), 7.38 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.42−7.48 (2H, m), 7.65 (1H, s), 7.73−7.82 (3H, m), 8.29 (1H, br s).
(29e)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例29dで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.0g、2.2mmol)、塩化メチレン(20mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.69g、収率88%)を固体として得た。
【0290】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.43 (1H, dd, J= 8.4, 13.7Hz), 3.51 (1H, dd, J= 6.4, 13.7Hz), 3.60 (2H, br s), 3.66 (3H, s), 3.69 (1H, dd, J= 6.4, 8.4Hz), 6.63 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.22 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.33 (2H, dd, J= 1.7, 8.5Hz), 7.42−7.49 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.75−7.82 (3H, m), 8.10 (1H, br s).
(29f)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
実施例29eで合成した3−[(4−アミノフェニル)アミノ]−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(0.35g、1.01mmol)、パルミチン酸クロリド(0.37mL、1.22mmol)、DMA(3.5mL)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(557mg、収率95%)を固体として得た。
【0291】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.30 (24H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.24 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.29−3.31 (2H, m), 3.64 (3H, s), 3.94 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.37−7.50 (7H, m), 7.74 (1H, s), 7.79−7.86 (3H, m), 9.77 (1H, s), 10.10 (1H, s).
(29g)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸
実施例29fで合成した3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(2−ナフチルメチル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(0.56g、0.95mmol)、THF(18mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.9mL、1.9mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(496mg、収率91%)を固体として得た。
【0292】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.16−1.33 (24H, m), 1.50−1.61 (2H, m), 2.24 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.24−3.32 (2H, m), 3.79 (1H, dd, J= 7.1, 8.2Hz), 7.39−7.48 (7H, m), 7.73 (1H, s), 7.77−7.86 (1H, m), 7.80 (2H, d, J= 8.3Hz), 9.76 (1H, br s), 10.12 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 573 (M + H)+.
【0293】
【実施例30】2−ベンジル−3−[3−[[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイル]アミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(30a)2−ベンジル−3−[3−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル実施例28bで合成した5−(3−ブトキシフェニルオキシ)吉草酸(0.20g、0.75mmol)、3−(3−アミノフェニル)アミノ−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.24g、0.77mmol)、オキザリルクロリド(90μL、1.03mmol)、DMF(触媒量)、THF(9mL)、DMA(4mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.36g、収率86%)を油状物質として得た。
【0294】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.97 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.42−1.53 (2H, m), 1.71−1.79 (2H, m), 1.84−1.97 (4H, m), 2.43 (2H, t, J= 6.9Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.5, 13.7Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.5, 8.6Hz), 3.94 (2H, t, J= 6.2Hz), 4.00 (2H, t, J= 5.7Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.45−6.51 (3H, m), 7.13−7.31 (9H, m), 7.36 (1H, d, J= 7.0Hz), 7.76 (1H, br s), 8.47 (1H, br s).
(30b)2−ベンジル−3−[3−[5−(3−ブトキシフェニルオキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例30aで合成した2−ベンジル−3−[3−[5−(3−ブトキシフェノキシ)ペンタノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.36g、0.64mmol)、1,4−ジオキサン(7mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL、1.3mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(308mg、収率90%)を固体として得た。
【0295】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.4Hz), 1.37−1.47 (2H, m), 1.62−1.71 (2H, m), 1.69−1.78 (4H, m), 2.32−2.39 (2H, m), 3.10 (2H, d, J= 8.3Hz), 3.77 (1H, t, J= 8.7Hz), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 3.93−3.99 (2H, m), 6.45−6.50 (3H, m), 7.11−7.19 (3H, m), 7.21−7.28 (7H, m), 7.89 (1H, s), 9.89 (1H, br s), 10.09 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 533 (M + H)+.
【0296】
【実施例31】2−(2−カルボキシメトキシベンジル)−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(31a)3−ニトロフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
二炭酸 ジtert−ブチルエステル(65g、31mmol)、3−ニトロアニリン(28g、20mmol)のメタノール(250mL)、THF(150mL)混合溶液に、5M−水酸化ナトリウム水溶液を加え、終夜攪拌した。
反応液を濃縮後、酢酸エチルで抽出し、飽和硫酸水素カリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸エチル=1:2、V/V)にて精製し、標記目的化合物(32g、収率67%)を固体として得た。
【0297】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.54 (9H, s), 6.69 (1H, br s), 7.44 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.67−7.70 (1H , m), 7.88 (1H, ddd, J= 0.9, 2.2, 8.2Hz), 8.30 (1H, t, J= 2.2Hz).
(31b)3−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例31aで合成した3−ニトロフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(32g、130mmol)、20%−水酸化パラジウム−炭素(5.0g)、メタノール−THF(1:1、V/V、200mL)混合溶液を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(26g、収率94%)を固体として得た。
【0298】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.66 (2H, br s), 6.34−6.42 (2H , m), 6.53 (1H, dd, J=2.5, 8.0Hz), 6.97 (1H, br s), 7.04 (1H, t, J=8.0Hz).
(31c)(2−ホルミルフェニルオキシ)酢酸 メチルエステル
サリチルアルデヒド(4.8mL、45mmol)、ブロモ酢酸メチル(10mL、110mmol)、炭酸カリウム(8.1g、59mmol)、DMA(25mL)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(13g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0299】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.82 (3H, s), 4.78 (2H, s), 6.86 (1H, d, J=8.2Hz), 7.08 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.52−7.56 (1H, m), 7.88 (1H, dd, J= 1.8, 7.6Hz), 10.57 (1H, s).
(31d)2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(6.7mL、40mmol)、実施例31cで合成した(2−ホルミルフェニルオキシ)酢酸 メチルエステル(9.6g、49mmol)、ピペリジン(4.9mL、49mmol)、酢酸(3.4mL、59mmol)、エタノール(100mL)を使用して、実施例29aに記載した方法に従い、標記目的化合物(9.7g、収率55%)を油状物質として得た。
【0300】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 3.80 (3H, s), 3.84 (3H, s), 4.71 (2H, s), 6.78 (1H, d, J= 8.5Hz), 6.97 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.31−7.35 (1H, m), 7.55 (1H, dd, J= 1.8, 7.5Hz), 8.10 (1H, s).
(31e)2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]マロン酸tert−ブチルエステル メチルエステル
実施例31dで合成した2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジリデン]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(9.7g、28mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(1.5g)、メタノール(25mL)、THF(40mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(10g、収率100%)を油状物質として得た。
【0301】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.37 (9H, s), 3.20 (1H, dd, J= 8.2, 14.0Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.2, 14.0Hz), 3.68 (3H, s), 3.79 (3H, s), 3.89−3.95 (1H, m), 4.68 (2H, s), 6.70 (1H, d, J= 8.4Hz), 6.87−6.91 (1H, m), 7.15−7.19 (2H, m).
(31f)2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例31eで合成した2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(10g、28mmol)、トリフルオロ酢酸(6mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(30mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(5.7g、収率68%)を油状物質として得た。
【0302】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.27 (1H, dd, J= 7.7, 13.6Hz), 3.30 (1H, dd, J= 7.4, 13.6Hz), 3.70 (3H, s), 3.80 (3H, s), 4.03−4.08 (1H, m), 4.69 (2H, s), 6.71 (1H, d, J= 8.5Hz), 6.91 (1H, t, J= 7.7Hz), 7.17−7.22 (2H, m).
(31g)3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例31fで合成した2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸(892mg、3.0mmol)、THF(20mL)、オキザリルクロリド(0.31mL、3.6mmol)、DMF(触媒量)と実施例31bで合成した3−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(658mg、3.3mmol)、DMA(10mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率100%)を泡状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0303】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.49 (9H, s), 3.19−3.24 (1H, m), 3.38 (1H, dd, J=8.3, 13.5Hz), 3.71 (3H, s), 3.94 (3H, s), 4.11−1.16 (1H, m), 4.68−4.82 (2H, m), 6.45 (1H, br s), 6.72 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.88 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.02 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.13−7.18 (3H, m), 7.26−7.28(1H, m), 7.72 (1H, s), 8.80 (1H, s).
(31h)3−(3−アミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例31gで合成した3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.7g、3.0mmol)、トリフルオロ酢酸(8mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(5mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(821mg、収率60%)を固体として得た。
【0304】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.10−3.15 (1H, m), 3.31 (1H, dd, J= 8.0, 13.1Hz), 3.63 (3H, s), 3.89 (3H, s), 4.14−4.19 (1H, m), 4.72−4.85 (2H, m), 6.71 (1H, d, J= 8.2Hz), 6.83 (1H, t, J= 7.6Hz), 7.06−7.33 (6H, m), 8.10 (1H, s), 9.30 (1H, s).
(31i)3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例31hで合成した3−(3−アミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(695mg、1.8mmol)、ピリジン(2.0mL)、パルミチン酸クロリド(0.60mL、2.0mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(648mg、収率58%)を油状物質として得た。
【0305】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.38 (24H, m), 1.60−1.71 (2H, m), 2.30−2.37 (2H, m), 3.18−3.24 (1H, m), 3.38 (1H, dd, J= 8.2, 13.5Hz), 3.70 (3H, s), 3.93 (3H, s), 4.11−4.17 (1H, m), 4.69−4.83 (2H, m), 6.72 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.88 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.13−7.21 (4H, m), 7.24−7.26 (1H, m), 7.36−7.40 (1H, m), 7.85 (1H, s), 8.81 (1H, s).
(31j)2−(2−カルボキシメトキシ)ベンジル−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例31iで合成した3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−2−[2−(メトキシカルボニルメチルオキシ)ベンジル]−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(643mg、1.0mmol)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.5mL、2.5mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(329mg、収率53%)を固体として得た。
【0306】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.5Hz), 1.23−1.29 (24H, m), 1.54−1.58 (2H, m), 2.26 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.02 (1H, dd, J= 9.0, 14.0Hz), 3.20 (1H, dd, J= 5.4, 14.0Hz), 3.86 (1H, dd, J=5.4, 9.0Hz), 4.72 (2H, s), 6.80−6.86 (2H, m), 7.09−7.15 (5H, m), 7.25−7.27 (1H, m), 7.86 (1H, s), 9.82 (1H, s), 9.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 597 (M + H)+.
【0307】
【実施例32】3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(32a)3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル−アミノ]−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
3−ヒドロキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.39g、2.0mmol)、3−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.46g、2.2mmol)、オキザリルクロリド(0.21mL、2.4mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、ピリジン(10mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.46g、収率58%)を泡状物質として得た。
【0308】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.19−3.55 (2H, m), 3.84 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.32−6.37 (1H, m), 6.53 (1H, s), 6.96 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.02 (1H, dd, J= 1.1, 7.5Hz), 7.09 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.13−7.20 (1H, m), 7.33−7.37 (2H, m), 7.74−7.75 (1H, m), 8.40 (1H, s).
(32b)3−(3−アミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例32aで合成した3−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.46g、1.1mmol)、トリフルオロ酢酸(5mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(5mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.21g、収率61%)を油状物質として得た。
【0309】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.78 (3H, s), 5.27 (1H, s), 5.86−6.03 (2H, m), 6.85−6.87 (1H, m), 6.97 (2H, d, J= 8.1Hz), 7.05−7.12 (2H, m), 7.20 (1H, d, J= 7.9Hz), 7.28−7.32 (2H, m), 7.61 (1H, s), 8.66 (1H, s).
(32c)3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例32bで合成した3−(3−アミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.21g、0.70mmol)、ピリジン(8mL)、パルミチン酸クロリド(0.23mL,0.8mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.22g、収率58%)を油状物質として得た。
【0310】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.26−1.33 (24H, m), 1.66−1.73 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 6.3Hz), 3.85 (3H, s), 5.25 (1H, s), 7.02 (2H, d, J= 7.8Hz), 7.09 (2H, d, J= 7.4Hz), 7.19 (1H, s), 7.26−7.38 (5H, m), 7.89 (1H, s), 8.43 (1H, s).
(32d)3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例32cで合成した3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.22g、0.41mmol)、1,4ジオキサン(8mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(131mg、収率61%)を固体として得た。
【0311】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.27 (24H, m), 1.54−1.59 (2H, m), 2.28 (2H, t, J= 7.4Hz), 5.43 (1H, s), 6.97−7.02 (3H, m), 7.20−7.24 (1H, m), 7.29−7.35 (4H, m), 7.98 (1H, s), 9.77 (1H, s),
9.98 (1H, s), 10.50 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 525 (M + H)+.
【0312】
【実施例33】3−[4−カルボキシメトキシ−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(33a)3−[4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例25cで合成した4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(1.0g、2.2mmol)、2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(515mg、2.5mmol)、オキザリルクロリド(0.23mL、2.7mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(8mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率83%)を油状物質として得た。
【0313】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.24−1.42 (27H, m), 1.72−1.78 (2H, m), 2.43 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.84 (3H, s), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.66 (2H, s), 5.23 (1H, s), 6.85 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.02 (2H, d, J= 7.9Hz), 7.08 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.34 (2H, dd, J= 7.4, 7.9Hz), 7.75 (1H, d, J= 8.9Hz), 8.30 (1H, s), 8.38 (1H, s), 8.51 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 641 (M + H)+.
(33b)3−(4−カルボキシメトキシ−3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例33aで合成した3−[4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(1.2g、1.9mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0mL、8.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(240mg、収率22%)を固体として得た。
【0314】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.35 (24H, m), 1.54−1.63 (2H, m), 2.38 (2H, t, J= 7.4Hz), 4.71 (2H, s), 5.39 (1H, s), 6.92−7.02 (4H, m), 7.33 (2H, t, J= 7.9Hz), 7.42 (1H, dd, J= 2.5, 8.9Hz), 8.24 (1H, s), 9.13 (1H, s), 10.41 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 599 (M + H)+.
【0315】
【実施例34】2−ベンジル−3−[4−(3−カルボキシプロポキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(34a)4−(4−エトキシカルボニルソブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン
2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール(6.0g、15mmol)のDMF(45mL)溶液に、4−ブロモ酪酸エチル(2.7mL、17mmol)、炭酸カリウム(5.3g、38mmol)を順次加え、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.5g、収率57%)を固体として得た。
【0316】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.10−1.42 (27H, m), 1.70−1.79 (2H, m), 2.21−2.28 (2H, m), 2.49 (2H, t, J= 6.5Hz), 2.55 (2H, t, J= 6.5Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.3Hz), 4.20 (2H, t, J= 6.1Hz), 6.89 (1H, d, J= 9.0Hz), 7.95 (1H, dd, J= 2.8, 9.0Hz), 8.03 (1H, s), 9.36 (1H, d, J= 2.8Hz).
MS(FAB) m/z: 507 (M + H)+.
(34b)4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン
実施例34aで合成した4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン(4.5g、8.8mmol)のTHF(25mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(450mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(3.8g、収率89%)を固体として得た。
【0317】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.41 (27H, m), 1.68−1.77 (2H, m), 2.10−2.17 (2H, m), 2.42 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.49 (2H, t, J= 6.9Hz), 3.42 (2H, br s), 3.98 (2H, t, J= 6.0Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.32 (1H, dd, J= 2.7, 8.6Hz), 6.66 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.86−7.95 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 476 (M + H)+.
(34c)2−ベンジル−3−[4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル
実施例34bで合成した4−(4−エトキシカルボニルブチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(1.0g、2.1mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(513mg、2.3mmol)、オキザリルクロリド(0.22mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(6mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(830mg、収率58%)を固体として得た。
【0318】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.21−1.42 (27H, m), 1.68−1.78 (2H, m), 2.14−2.22 (2H, m), 2.44 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.51 (2H, t, J= 6.7Hz), 3.24 (1H, dd, J= 8.7, 13.8Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.58 (1H, dd, J= 6.4, 8.7Hz), 4.05−4.17 (6H, m), 6.79 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.20−7.30 (5H, m), 7.61 (1H, dd, J= 2.7, 8.9Hz), 7.94 (1H, s), 8.19−8.21 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 681 (M + H)+.
(34d)2−ベンジル−3−[4−(3−カルボキシプロポキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例34cで合成した2−ベンジル−3−[4−(4−エトキシ−4−オキソブトキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(830mg、1.2mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(5.0mL、5.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(443mg、収率58%)を固体として得た。
【0319】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.33 (24H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 1.92−1.99 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.42 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.05−3.10 (2H, m), 3.69−3.73 (1H, m), 3.97 (2H, t, J= 6.3Hz), 6.91 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.16−7.27 (5H, m), 7.37 (1H, dd, J= 2.6, 8.9Hz), 8.02 (1H, s), 8.78 (1H, s), 9.97 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 625 (M + H)+.
【0320】
【実施例35】2−ベンジル−3−[4−(4−カルボキシブトキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(35a)4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン
2−ヘキサデカノイルアミノ−4−ニトロフェノール(6.0g、15mmol)のDMF(45mL)溶液に、5−ブロモ吉草酸エチル(2.7mL、17mmol)、炭酸カリウム(5.3g、38mmol)を順次加え、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.5g、収率57%)を固体として得た。
【0321】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.10−1.41 (27H, m), 1.70−1.78 (2H, m), 1.82−1.97 (4H, m), 2.42−2.49 (4H, m), 4.13−4.18 (4H, m), 6.89 (1H, d, J= 9.0Hz), 7.96 (1H, dd, J= 2.8, 9.0Hz), 8.04 (1H, d, J= 8.0Hz), 9.35 (1H, d, J= 2.8Hz).
MS(FAB) m/z: 521 (M + H)+.
(35b)4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン
実施例35aで合成した4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン(4.5g、8.8mmol)のTHF(25mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(450mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(4.0g、収率94%)を固体として得た。
【0322】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.22−1.42 (27H, m), 1.67−1.78 (2H, m), 1.80−1.88 (4H, m), 2.36−2.42 (4H, m), 3.43 (2H, br s), 3.96 (2H, t, J= 5.9Hz), 4.14 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.33 (1H, dd, J= 2.7, 8.7Hz), 6.65 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.85 (1H, s), 7.90 (1H, d, J= 2.7Hz).
MS(FAB) m/z: 490 (M)+・.
(35c)2−ベンジル−3−[4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例35bで合成した4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(1.0g、2.0mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(498mg、2.2mmol)、オキザリルクロリド(0.21mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(6mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率93%)を固体として得た。
【0323】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.14 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23−1.42 (27H, m), 1.69−1.75 (2H, m), 1.78−1.90 (4H, m), 2.39−2.43 (4H, m), 3.24 (1H, dd, J= 8.8, 13.7Hz), 3.34 (1H, dd, J= 6.4, 13.7Hz), 3.57 (1H, dd, J= 6.4, 8.8Hz), 4.03 (2H, t, J= 5.8Hz), 4.12 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.15 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.79 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.18−7.30 (5H, m), 7.61 (1H, dd, J= 2.7, 8.9Hz), 7.92 (1H, s), 8.17−8.22 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 695 (M + H)+.
(35d)2−ベンジル−3−[4−(4−カルボキシブトキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例35cで合成した2−ベンジル−3−[4−(5−エトキシカルボニルペンチルオキシ)−3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(1.3g、1.9mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0mL、8.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(753mg、収率62%)を固体として得た。
【0324】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.34 (24H, m), 1.52−1.78 (6H, m), 2.28 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.35 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.05−3.13 (2H, m), 3.69−3.74 (1H, m), 3.96 (2H, t, J= 6.2Hz), 6.92 (1H, d, J= 8.9Hz), 7.16−7.27 (5H, m), 7.38 (1H, dd, J= 2.6, 8.9Hz), 7.99 (1H, s), 8.79 (1H, s), 9.97 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 639 (M + H)+.
【0325】
【実施例36】2−ベンジル−3−[3−(カルボキシメトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(36a)2−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]−5−ニトロフェノール
2−アミノ−5−ニトロフェノール(5.0g、32mmol)のDMA(100mL)溶液に、オレオイルクロリド(11mL、32mmol)を加え、実施例23cに記載した方法に従って、標記目的化合物(14g、収率100%)を固体として得た。
【0326】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.42 (22H, m), 1.68−1.80 (2H, m), 1.94−2.05 (2H, m), 2.49 (2H, t, J= 7.6Hz), 5.32−5.40 (2H, m), 7.64 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.78 (1H, dd, J= 2.5, 8.8Hz), 7.83 (1H, d, J= 2.5Hz), 7.88 (1H, s), 9.01 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 419 (M + H)+.
(36b)3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]ニトロベンゼン
実施例36aで合成した2−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]−5−ニトロフェノール(3.3g、7.9mmol)のDMF(26mL)溶液に、ブロモ酢酸エチル(1.1mL、9.5mmol)、炭酸カリウム(2.7g、20mmol)を順次加え、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.0g、収率100%)を固体として得た。
【0327】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.43 (25H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 1.93−2.04 (2H, m), 2.48 (2H, t, J= 7.6Hz), 4.31 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.78 (2H, s), 5.33−5.39 (2H, m), 7.73 (1H, d, J= 2.4Hz), 7.98 (1H, dd, J= 2.4, 9.1Hz), 8.55 (1H, s), 8.64 (1H, d, J= 9.1Hz).
MS(FAB) m/z: 505 (M + H)+.
(36c)3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニルアミン
実施例36bで合成した3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]ニトロベンゼン(4.0g、7.9mmol)の酢酸エチル(23mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(400mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(2.3g、収率67%)を固体として得た。
【0328】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.42 (31H, m), 1.68−1.77 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.6Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.61 (2H, s), 6.22 (1H, s), 6.38 (1H, dd, J= 2.3, 8.7Hz), 8.08 (1H, d, J= 2.3Hz), 8.09 (1H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 476 (M)+・.
(36d)2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例36cで合成した3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニルアミン(800mg、1.7mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(412mg、1.9mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.0mmol)、DMF(触媒量)、THF(5mL)、DMA(8mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(885mg、収率77%)を固体として得た。
【0329】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.41 (31H, m), 1.69−1.78 (2H, m), 2.41 (2H, t, J= 7.8Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.5, 13.8Hz), 3.34 (1H, dd, J= 6.4, 13.8Hz), 3.59 (1H, dd, J= 6.4, 8.5Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.28 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.73 (1H, d, J= 7.1Hz), 7.18−7.31 (5H, m), 7.61 (1H, s), 8.32 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.33 (1H, s), 8.46 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 680 (M)+・.
(36e)2−ベンジル−3−[(3−カルボキシメトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例36dで合成した2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−(オクタデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(879mg、1.3mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(5.0mL、5.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(682mg、収率85%)を固体として得た。
【0330】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.27−1.32 (28H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.33 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.06−3.11 (2H, m), 3.68−3.73 (1H, m), 4.65 (2H, s), 7.07 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.15−7.28 (6H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.8Hz), 9.03 (1H, s), 10.08 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 625 (M + H)+.
【0331】
【実施例37】2−ベンジル−3−[3−(カルボキシメトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(37a)3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニルアミン
実施例36bで合成した3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]ニトロベンゼン(3.7g、7.4mmol)のTHF−メタノール(4:1、V/V、25mL)混合溶液に、室温にて塩化ニッケル6水和物(3.5g、15mmol)を加えた後、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(1.1g、30mmol)を徐々に加え、同温にて3時間攪拌した。
アセトン(9.2mL)並びにセライトを加え10分間攪拌後セライトろ過し、ろ液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2、V/V)にて精製後、生成した固体ろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(863mg、収率25%)を固体として得た。
【0332】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.42 (25H, m), 1.57−1.76 (2H, m), 1.93−2.03 (2H, m), 2.37 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.56 (2H, br s), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.61 (2H, s), 5.33−5.38 (2H, m), 6.21 (1H, s), 6.36 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.08 (1H, s), 8.09 (1H, d, J= 8.6Hz).
MS(FAB) m/z: 474 (M)+・.
(37b)2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例37aで合成した3−(2−エトキシカルボニルメチルオキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニルアミン(863mg、1.8mmol)、2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(420mg、2.0mmol)、オキザリルクロリド(0.19mL、2.2mmol)、DMF(触媒量)、THF(5mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.1g、収率89%)を固体として得た。
【0333】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.23−1.42 (25H, m), 1.68−1.78 (2H, m), 1.93−2.04 (2H, m), 2.41 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.25 (1H, dd, J= 8.6, 13.7Hz), 3.34 (1H, dd, J= 6.3, 13.7Hz), 3.59 (1H, dd, J= 6.3, 8.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.27 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.69 (2H, s), 5.32−5.40 (2H, m), 6.72 (1H, dd, J= 2.2, 8.8Hz), 7.18−7.30 (5H, m), 7.61 (1H, d, J= 2.2Hz), 8.31 (1H, d, J= 8.8Hz), 8.33 (1H, s), 8.47 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 678 (M)+・.
(37c)2−ベンジル−3−[3−(カルボキシメトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例37bで合成した2−ベンジル−3−[3−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)−4−[(9Z)−オクタデク−9−エノイルアミノ]フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(1.1g、1.6mmol)の1,4−ジオキサン(7mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(6.3mL、6.3mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(820mg、収率83%)を固体として得た。
【0334】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.4Hz), 1.18−1.36 (22H, m), 1.52−1.60 (2H, m), 1.90−2.01 (2H, m), 2.33 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.06−3.14 (2H, m), 3.68−3.74 (1H, m), 4.65 (2H, s), 7.08 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.15−7.28 (6H, m), 7.81 (1H, d, J= 8.7Hz), 9.05 (1H, s), 10.09 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 623 (M + H)+.
【0335】
【実施例38】3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸
(38a)3−メトキシフェニルオキシマロン酸 ジメチルエステル
3−メトキシフェノール(6.2g、3.61mmol)をトルエン−DMF(1:1、V/V、60mL)混合溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(2.4g、55mmol)を加え1時間攪拌した後、室温にてクロロマロン酸 ジメチルエステル(6.4mL、50mmol)を加え、60℃にて5時間攪拌した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(9.3g、収率73%)を油状物質として得た。
【0336】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.78 (3H, s), 3.86 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.49 (1H, dd, J= 2.2, 8.3Hz), 6.56 (1H, t, J= 2.2Hz), 6.60 (1H, dd, J= 2.2, 8.3Hz), 7.19 (1H, t, J= 8.3Hz).
(38b)3−メトキシ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例38aで合成した3−メトキシフェニルオキシマロン酸 ジメチルエステル(9.3g、37mmol)をメタノール(40mL)溶液に、水酸化カリウム(2.1g、37mmol)のメタノール(20mL)溶液を加え、室温にて21.5時間攪拌した。
反応液を濃縮後水を加え、水相を酢酸エチルで洗浄後、1N−塩酸(40mL)を加え、酢酸エチルで分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(6.9g、収率78%)を油状物質として得た。
【0337】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.79 (3H, s), 3.88 (3H, s), 5.28 (1H, s), 6.52 (1H, dd, J= 2.4, 8.3Hz), 6.57 (1H, t, J= 2.4Hz), 6.62 (1H, dd, J= 2.4, 8.3Hz), 7.21 (1H, t, J= 8.3Hz).
(38c)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例38bで合成した3−メトキシ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸(1.2g、5.0mmol)、N−BOC−1,4−フェニレンジアミン(0.80g、3.8mmol)、オキザリルクロリド(0.57mL、6.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(30mL)、DMA(8mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率76%)を固体として得た。
【0338】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.81 (3H, s), 3.86 (3H, s), 5.23 (1H, s), 6.46 (1H, br s), 6.56−6.63 (2H, m), 6.64 (1H, dd, J= 2.2, 8.5Hz), 7.23 (1H, t, J= 8.5Hz), 7.35 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.51 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.30 (1H, br s).
(38d)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例38cで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.3g、2.9mmol)、アニソール(触媒量)およびトリフルオロ酢酸(2.5mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.86g、収率89%)をあめ状物質として得た。
【0339】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.66 (2H, br s), 3.82 (3H, s), 3.87 (3H, s), 5.24 (1H, s), 6.57−6.66 (2H, m), 6.61 (1H, t, J= 2.3Hz), 6.68 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.24 (1H, t, J= 8.2Hz), 7.36 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.20 (1H, br s).
(38e)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニルオキシ)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例38dで合成した3−[(4−アミノフェニル)アミノ]−2−(3−メトキシフェニルオキシ)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(0.86g、2.60mmol)、パルミチン酸クロリド(0.95mL、3.13mmol)、DMA(10mL)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.5g、収率99%)を固体として得た。
【0340】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.17−1.32 (24H, m), 1.52−1.63 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.74 (3H, s), 3.75 (3H, s), 5.55 (1H, s), 6.56−6.62 (4H, m), 7.23 (1H, t, J= 8.5Hz), 7.54 (4H, s),
9.84 (1H, s), 10.43 (1H, br s).
(38f)3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−2−(3−メトキシフェニル)オキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例38eで合成した3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−(3−メトキシフェニル)オキシプロピオン酸 メチルエステル(0.40g、0.70mmol)、1,4−ジオキサン(20mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.40mL、1.40mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(319mg、収率82%)を固体として得た。
【0341】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.32 (24H, m), 1.52−1.62 (2H, m), 2.27 (2H, t, J= 7.2Hz), 3.73 (3H, s), 5.39 (1H, s), 6.53−6.61 (4H, m), 7.22 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.54 (4H, s), 9.83 (1H, s), 10.35 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 555 (M + H)+.
【0342】
【実施例39】2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−プロピオン酸
(39a)2−(2,3−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(6.9mL、39mmol)、2.3−ジメトキシ−ベンズアルデヒド(5.0g、30mmol)、ピペリジン(4.5mL、45mmol)、酢酸(3.1mL、54mmol)、エタノール(30mL)を使用して、実施例29aに記載した方法に従い、標記目的化合物(11g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0343】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 3.74−3.78 (9H , m), 6.88−7.17 (3H, s), 7.94 および 7.97 (合計1H, 各s).
(39b)2−(2,3−ジメトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル
実施例39aで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(11g、30mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(1.7g)、メタノール(20mL)、THF(30mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(12g、収率100%)を油状物質として得た。
【0344】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.38 (9H, s), 3.12−3.23 (2H, m), 3.65−3.74 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.75 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.93 (1H, t, J= 8.0Hz).
(39c)2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例39bで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチルエステル メチルエステル(12g、30mmol)、トリフルオロ酢酸(20mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(40mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(7.0g、収率73%)を油状物質として得た。
【0345】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.19−3.28 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.83−3.86 (1H, m), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.76 (1H, dd, J= 1,4, 7.9Hz), 6.83 (1H, dd, J= 1.4, 7.9Hz), 6.96 (1H, t, J= 7.9Hz).
(39d)3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例39cで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸(810mg、3.0mmol)、オキザリルクロリド(0.34mL、3.9mmol)、DMF(触媒量)THF(15mL)および4−アミノフェニル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(691mg、3.3mmol)、DMA(20mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(976mg、収率71%)を固体として得た。
【0346】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ1.51 (9H, s), 3.26 (1H, dd, J= 7.7, 13.6Hz), 3.33 (1H, dd, J=7.1, 13.6Hz), 3.69−3.74 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.78 (1H, dd, J= 1,4, 8.0Hz), 6.81 (1H, dd, J= 1.4, 8.0Hz), 6.94 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.28 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.37 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.10(1H, br s).
(39e)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例39dで合成した3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル(976mg、2.1mmol)、トリフルオロ酢酸(5.0mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(10mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(770mg、収率100%)を油状物質として得た。
【0347】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.82 (2H, br s), 3.25 (1H, dd, J= 7.8, 13.6Hz), 3.33 (1H, dd, J=7.0, 13.6Hz), 3.68−3.72 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.85 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.62 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.70−6.82 (2H, m), 6.95 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.21 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.92 (1H, br s).
(39f)2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例39eで合成した3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(770mg、2.2mmol)、ピリジン(10mL)、パルミチン酸クロリド(0.72mL、2.4mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.4g、収率100%)を固体として得た。
【0348】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.31 (24H, m), 1.51−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02−3.09 (1H, m), 3.12−3.20 (1H, m), 3.63 (3H, s), 3.75−3.82 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.77 (3H, s), 6.72 (1H, dd, J=1.5, 7.1Hz), 6.88−6.92 (2H, m), 7.41 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.48 (2H, d, J= 8.9Hz),9.78 (1H, s), 10.06 (1H, s).
(39g)2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例39fで合成した2−(2,3−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.4g、2.3mmol)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.8mL、2.8mL)、1,4−ジオキサン(30mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(964mg、収率77%)を固体として得た。
【0349】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.32 (24H, m), 1.50−1.60 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.03 (1H, dd, J=7.5, 13.5Hz), 3.14 (1H, dd, J=5.5, 13.5Hz), 3.69−3.77 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.77 (3H, s), 6.74 (1H, d, J=7.3Hz), 6.86−6.94 (2H, m), 7.43 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz),9.78 (1H, s), 10.00 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 583 (M + H)+.
【0350】
【実施例40】3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
(40a)(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)、DMA(20mL)、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ブロモヘキサデカン(4.9mL、16mmol)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(3.0g、収率69%)を固体として得た。
【0351】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.21−1.37 (24H, m), 1.39−1.46 (2H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.6Hz).
(40b)4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例40aで合成した(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(3.0g、6.9mmol)、塩化メチレン(40mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率68%)を固体として得た。
【0352】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.35 (24H, m), 1.38−1.46 (2H, m), 1.71−1.77 (2H, m), 3.20−3.53 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.8Hz).
(40c)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸(240mg、1.0mmol)、実施例40bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(180mg、0.56mmol)、オキザリルクロリド(0.11mL、1.3mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(220mg、収率71%)を固体として得た。
【0353】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.23−1.38 (24H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.71−1.79 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J= 7.9, 13.5Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.8, 13.5Hz), 3.68 (3H, s), 3.74 (1H, dd, J= 6.8, 7.9Hz), 3.82 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81−6.88 (2H, m), 6.82 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.15 (1H, dd, J= 1.7, 7.8Hz), 7.22 (1H, dt, J= 1.7, 7.9Hz), 7.34 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.07 (1H, s).
(40d)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例40cで合成した3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(220mg、0.40mmol)、1,4−ジオキサン(8mL)1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.79mL、0.79mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(177mg、収率83%)を固体として得た。
【0354】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.38 (24H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.71−1.79 (2H, m), 3.27 (1H, dd, J= 9.1, 13.6Hz), 3.45 (1H, dd, J= 5.8, 13.6Hz), 3.64 (1H, dd, J= 5.8, 9.1Hz), 3.80 (3H, s), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.87−6.94 (2H, m), 7.10 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.19 (1H, d, J= 6.1Hz), 7.25−7.33 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 540 (M + H)+.
【0355】
【実施例41】2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(41a)2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチル(メチル)エステル
マロン酸 tert−ブチル(メチル)エステル(5.5mL、30mmol)、2.6−ジメトキシベンズアルデヒド(5.0g、30mmol)、ピペリジン(4.2mL、42mmol)、酢酸(2.4mL、42mmol)、エタノール(50mL)を使用して、実施例29aに記載した方法に従い、標記目的化合物(12g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0356】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.35 および 1.53 (合計1H, 各s), 3.71(2H, s), 3.79 (1H, s), 3.80 (2H, s), 3.82 (1H, s), 6.52 および 6.53 (合計3H, 各s), 7.79 および 7.85 (合計1H, 各s).
(41b)2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例41aで合成した2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)マロン酸 tert−ブチル(メチル)エステル(12g、30mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(2.0g)、メタノール(60mL)、THF(90mL)を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.7g、収率28%)を油状物質として得た。
【0357】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.61 (3H, s), 3.76 (6H, s), 6.68 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.37 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.68 (1H, s).
(41c)3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41bで合成した2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−メトキシ−3−オキソプロピオン酸(2.70g、10mmol)、オキザリルクロリド(1.1mL、11mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)と4−アミノフェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)、DMA(20mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率37%)を固体として得た。
【0358】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.53 (9H, s), 3.73 (6H, s), 3.87 (3H, s), 6.51 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.25−7.31 (3H, m), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.98 (1H, s), 8.04(1H, br s).
(41d)3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41cで合成した3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジリデン)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.7g、3.8mmol)、20%水酸化パラジウム−炭素(301mg)、メタノール−THF(1:1、V/V、50mL)混合溶液を使用して、実施例25cに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率95%)を固体として得た。
【0359】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.51 (9H, s), 3.29 (1H, dd, J= 6.2, 13.5Hz), 3.41 (1H, dd, J= 8.2, 13.5Hz), 3.69−3.73 (1H, m), 3.71 (3H, s), 3.72 (6H, s), 6.43 (1H, br s), 6.50 (2H, d, J= 8.3Hz), 7.17 (1H, t, J= 8.3Hz), 7.27 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.39(1H, br s).
(41e)3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41dで合成した3−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル(1.6g、3.6mmol)、トリフルオロ酢酸(4.5mL)、アニソール(触媒量)、塩化メチレン(25mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.2g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【0360】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.27 (1H, dd, J= 8.3, 13.5Hz), 3.35 (1H, dd, J= 6.3, 13.5Hz), 3.67 (6H, s), 3.69 (3H, s), 3.77 (1H, dd, J= 6.3, 8.3Hz), 6.48 (2H, d, J= 8.4Hz), 6.70 (2H, br s), 7.13−7.18 (3H, m), 7.24−7.33 (2H, m), 8.92(1H, br s).
(41f)2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例41eで合成した3−(4−アミノフェニル)アミノ−2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(940mg、2.6mmol)、ピリジン(8mL)、パルミチン酸クロリド(2.6mL、3.0mmol)を使用して、実施例23cに記載した方法に従い、標記目的化合物(911mg、収率58%)を固体として得た。
【0361】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.32 (24H, m), 1.53−1.59 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.09−3.13 (2H, m), 3.58−3.63 (1H, m), 3.59 (3H, s), 3.68 (6H, s), 6.57 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.14 (1H, t, J=8.4Hz), 7.39 (2H, d, J=9.0Hz), 7.47 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.76 (1H, s).
(41g)2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例41fで合成した2−(2,6−ジメトキシベンジル)−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(911mg、1.5mmol)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.82mL、1.82mmol)、1,4−ジオキサン(30mL)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(844mg、収率95%)を固体として得た。
【0362】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.30 (24H, m), 1.53−1.56 (2H, m), 2.25 (2H, t, J= 7.3Hz), 3.09 (2H, d, J=7.7Hz), 3.53 (1H, t, J=7.7Hz), 3.67 (6H, s), 6.56 (2H, d, J= 8.4Hz), 7.12 (1H, t, J=8.4Hz), 7.39 (2H, d, J=9.0Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.69 (1H, s), 9.75(1H, s).
MS(FAB) m/z: 583 (M + H)+.
【0363】
【実施例42】2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(42a)(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)、DMA(20mL)、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ヨードヘキサデカン(3.5mL、11mmol)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(3.7g、収率85%)を固体として得た。
【0364】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.49 (26H, m), 1.52 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.42 (1H, br s), 6.57 (1H, dd, J= 2.3, 8.2Hz), 6.80 (1H, dd, J= 1.5, 8.2Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, t, J= 8.2Hz).
(42b)3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例42aで合成した(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、6.2mmol)、塩化メチレン(60mL)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(4.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率56%)を固体として得た。
【0365】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.45 (26H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.63 (2H, br s), 3.90 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.24 (1H, t, J= 2.2Hz), 6.26−6.33 (2H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.1Hz).
(42c)2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
2−ベンジル−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(350mg、1.6mmol)、実施例42bで合成した3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(400mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(8mL)、DMA(4mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(348mg、収率54%)を固体として得た。
【0366】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.15 (3H, t, J= 7.2Hz), 1.20−1.39 (24H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.72−1.81 (2H, m), 3.26 (1H, dd, J= 8.8, 13.7Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.2, 13.7Hz), 3.61 (1H, dd, J= 6.2, 8.8Hz), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.13 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.66 (1H, dd, J= 2.3, 8.2Hz), 6.94 (1H, dd, J= 1.6, 7.8Hz), 7.16−7.25 (5H, m), 7.26−7.31 (2H, m), 8.44 (1H, br s).
(42d)2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例42cで合成した2−ベンジル−3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(348mg、0.65mmol)、1,4−ジオキサン(7mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL、1.3mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(290mg、収率88%)を固体として得た。
【0367】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.34 (24H, m), 1.34−1.43 (2H, m), 1.64−1.72 (2H, m), 3.07−3.12 (2H, m), 3.72 (1H, dd, J= 6.9, 8.3Hz), 3.89 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.60 (1H, dd, J= 2.8, 8.0Hz), 7.01 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.15 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.15−7.20 (1H, m), 7.21−7.28 (5H, m), 10.05 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 510 (M + H)+.
【0368】
【実施例43】3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(43a)3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.97g、4.6mmol)の酢酸エチル(10mL)溶液に、実施例42bで合成した3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(0.67g、2.0mmol)、トリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)および50%2,4,6−トリプロピル−2,4,6−トリオキソ−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリホスホリナン(T3P)−酢酸エチル溶液(3.1mL、5.2mmol)を加え、室温にて20時間攪拌した。
反応液に水、酢酸エチル並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、V/V)にて精製し、生成した固体をろ取後、ヘキサンで洗浄し、標記目的化合物(448mg、収率43%)を固体として得た。
【0369】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.39 (24H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.73−1.81 (2H, m), 3.86 (3H, s), 3.95 (2H, t, J= 6.6Hz), 5.24 (1H, s), 6.70 (1H, dd, J= 1.8, 8.3Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.3Hz), 7.00−7.04 (1H, m), 7.10 (1H, t, J= 8.3Hz), 7.22 (1H, t, J= 8.3Hz), 7.33−7.37 (3H, m), 8.36 (1H, br s).
(43b)3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例43aで合成した3−[3−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(448mg、0.85mmol)、1,4−ジオキサン(9mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.7mL、1.7mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(249mg、収率57%)を固体として得た。
【0370】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.35 (24H, m), 1.35−1.44 (2H, m), 1.66−1.73 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 5.40 (1H, s), 6.67 (1H, dd, J= 1.4, 7.9Hz), 6.96−7.04 (3H, m), 7.18 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.22 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.30−7.36 (3H, m), 10.39 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 512 (M + H)+.
【0371】
【実施例44】3−[(4−ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(44a)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.55g、2.6mmol)、実施例40bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(0.67g、2.0mmol)、オキザリルクロリド(0.3mL、3.4mmol)、DMF(触媒量)、THF(12mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(230mg、収率22%)を固体として得た。
【0372】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.89 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.24−1.39 (24H, m), 1.39−1.49 (2H, m), 1.73−1.82 (2H, m), 3.87 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 5.25 (1H, s), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.03 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.10 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.36 (1H, dd, J= 7.4, 8.8Hz), 7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.29 (1H, br s).
(44b)3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例44aで合成した3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(230mg、0.44mmol)、THF(5mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.88mL、0.88mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(116mg、収率52%)を固体として得た。
【0373】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18−1.34 (24H, m), 1.34−1.43 (2H, m), 1.63−1.73 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 5.37 (1H, s), 6.89 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.97−7.04 (3H, m), 7.33 (2H, dd, J= 7.5, 8.5Hz), 7.52 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.27 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 512 (M + H)+.
【0374】
【実施例45】2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
(45a)[(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル
8−ヒドロキシキナルジン(5.0g、31mmol)のDMF(90mL)溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(1.5g、35mmol)を加え同温にて30分間攪拌後、クロロマロン酸 ジエチルエステル(5.1mL、31mmol)を滴加し、室温にて7時間攪拌後三晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(7.5g、収率76%)を油状物質として得た。
【0375】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.33 (6H, t, J= 7.1Hz), 2.71 (3H, s), 4.11−4,39 (4H, m), 5.88 (1H, s), 7.27 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.35−7.40 (2H, m), 7.47−7.52 (1H, m), 8.01 (1H, d, J= 8.4Hz).
MS(FAB) m/z: 318 (M + H)+.
(45b)3−エトキシ−2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−オキソプロピオン酸 塩酸塩
実施例45aで合成した[(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル(2.4g、7.6mmol)のエタノール(10mL)溶液に、水酸化カリウム(428mg、7.6mmol)のエタノール(10mL)溶液を加え、室温で12時間攪拌後一晩放置した。
反応液に水を加え、水相をエチルエーテルで洗浄後1N−塩酸水(20mL)を滴加攪拌し、生成した固体をろ取後、水、酢酸エチルで順次洗浄し、標記目的化合物(1.6g、収率62%)を固体として得た。
【0376】
1H NMR(CD3OD, 400MHz) :δ 1.28 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.08 (3H, s), 4.30 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.91 (1H, s), 7.56 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.79 (1H, t, J= 8.1Hz), 7.89 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.97 (1H, d, J= 8.6Hz), 8.98 (1H, d, J= 8.6Hz).
MS(FAB) m/z: 290 (M + H)+.
(45c)2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン・トリフルオロ酢酸塩(283mg、0.61mmol)のDMA(2mL)懸濁液に、実施例45bで合成した3−エトキシ−2−[(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ]−3−オキソプロピオン酸・塩酸塩(200mg、0.61mmol)、シアノホスホン酸 ジエチルエステル(0.17mL、1.1mmol)、トリエチルアミン(0.43mL、3.1mmol)を順次加え、室温で1時間攪拌した。
反応液に水を加え、生成した固体をろ取後、水、IPEで順次洗浄し、標記目的化合物(312mg、収率82%)を固体として得た。
【0377】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.41 (27H, m), 1.67−1.77 (2H, m), 2.34 (2H, t, J= 7.5Hz), 2.75 (3H, s), 4.40 (2H, q, J= 7.2Hz), 5.31 (1H, s), 7.26 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.36 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.44 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.52 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.58 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.64 (2H, d, J= 8.8Hz), 8.10 (1H, d, J= 8.4Hz), 10.86 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 618 (M + H)+.
(45d)2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例45cで合成した2−(2−メチルキノリン−8−イル)オキシ−3−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル(307mg、0.50mmol)の1,4−ジオキサン(3.5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL、1.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(230mg、収率79%)を固体として得た。
【0378】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.2Hz), 1.07−1.40 (24H, m), 1.52−1.63 (2H, m), 2.22−2.32 (2H, m), 2.70 (3H, s), 5.57 (1H, s), 7.31 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.43−7.63 (7H, m), 7.67 (1H, d, J= 8.1Hz), 8.32 (1H, d, J= 8.4Hz), 9.86 (1H, s), 10.56 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 590 (M + H)+.
【0379】
【実施例46】3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
(46a)(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、7.2mmol)、DMF(15mL)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)、1−ヨードデカン(2.8mL、13mmol)を使用して、実施例25bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率67%)を固体として得た。
【0380】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.2Hz), 1.23−1.56 (14H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.78 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.7Hz).
(46b)4−デシルオキシフェニルアミン
実施例46aで合成した(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、4.8mmol)、塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を使用して、実施例26eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率98%)を固体として得た。
【0381】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.20−1.38 (12H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.69−1.78 (2H, m), 3.41 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.3Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.3Hz).
(46c)3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸(430mg、1.8mmol)、実施例46bで合成した4−デシルオキシフェニルアミン(300mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.20mL、2.3mmol)、DMF(触媒量)、THF(11mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(438mg、収率78%)を固体として得た。
【0382】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.27−1.38 (12H, m), 1.39−1.47 (2H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J= 7.9, 13.5Hz), 3.36 (1H, dd, J= 6.8, 13.5Hz), 3.68 (3H, s), 3.74 (1H, dd, J= 6.8, 7.9Hz), 3.82 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81−6.89 (4H, m), 7.15 (1H, dd, J= 1.7, 7.9Hz), 7.22 (1H, dt, J= 1.7, 7.9Hz), 7.34 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.07 (1H, br s).
(46d)3−[4−(デシルオキシ)フェニル]アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例46cで合成した3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(438mg、0.93mmol)、1,4−ジオキサン(10mL)、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.9mL、1.9mmol)を使用して、実施例25eに記載した方法に従い、標記目的化合物(305mg、収率72%)を固体として得た。
【0383】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.21−1.38 (12H, m), 1.38−1.47 (2H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.27 (1H, dd, J= 9.0, 13.5Hz), 3.44 (1H, dd, J= 5.9, 13.5Hz), 3.65 (1H, dd, J= 5.9, 9.0Hz), 3.80 (3H, s), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.88 (1H, d, J= 7.8Hz), 6.91 (1H, t, 7.8Hz), 7.12 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.20 (1H, dd, J= 1.6, 7.8Hz), 7.27 (1H, dt, J= 1.6, 7.8Hz), 7.39 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 456 (M + H)+.
【0384】
【実施例47】2−(4−カルボキシフェニルオキシ)−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
(47a)4−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルオキシマロン酸 ジエチルエステル
4−ヒドロキシ安息香酸 ベンジルエステル(7.3g、32mmol)、水素化ナトリウム(1.5g、34mmol)、クロロマロン酸 ジエチルエステル(5.9mL、32mmol)、DMF(20mL)を使用して、実施例45aに記載した方法に従い、標記目的化合物(4.1g、収率34%)を油状物質として得た。
【0385】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.30 (6H, t, J= 7.1Hz), 4.32 (4H, q, J= 7.1Hz), 5.26 (1H, s), 5.34 (2H, s), 6.97 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.31−7.44 (5H, m), 8.04 (2H, d, J= 9.0Hz).
MS(FAB) m/z: 387 (M + H)+.
(47b)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例47aで合成した4−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルオキシマロン酸 ジエチルエステル(1.1g、2.8mmol)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(8.0mL、8.0mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(841mg、収率85%)を油状物質として得た。
【0386】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.30 (3H, t, J= 7.1Hz), 4.33 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.32 (1H, s), 5.34 (2H, s), 6.98 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.32−7.44 (5H, m), 8.05 (2H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 358 (M + H)+.
(47c)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例40bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(600mg、1.8mmol)、実施例47bで合成した2−[4−(ベンジルオキシカルボニル)フェニル]オキシ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(841mg、2.4mmol)、オキザリルクロリド(0.52mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(7mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例25dに記載した方法に従い、標記目的化合物(521mg、収率43%)を固体として得た。
【0387】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.10−1.37 (27H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.72−1.80 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.31 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.28 (1H, s), 5.35 (2H, s), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.04 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.34−7.46 (7H, m), 8.08 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.17 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 674 (M + H)+.
(47d)2−(4−カルボキシフェニルオキシ)−3−[4−(ヘキサデシルオキシ)フェニル]アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例47cで合成した2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−[(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ]−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(521mg、0.77mmol)の酢酸エチル−THF(1:1、V/V、8mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(52mg)を加え、実施例25cに記載した方法に従って、標記目的化合物(433mg、収率93%)を固体として得た。
【0388】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.18−1.38 (27H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.72−1.81 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.34 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.32 (1H, s), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.08 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.11 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.21 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 584 (M + H)+.
【0389】
【実施例48】2−(4−カルボキシフェニル)オキシ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例47dで合成した2−(4−カルボキシフェニル)オキシ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(260mg、0.43mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL、1.3mmol)を加え、実施例25eに記載した方法に従って、標記目的化合物(192mg、収率80%)を固体として得た。
【0390】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.17−1.34 (24H, m), 1.35−1.43 (2H, m), 1.64−1.72 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 5.50 (1H, s), 6.89 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.06 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.51 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.92 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.33 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 556 (M + H)+.
【0391】
【実施例49】3−(4−ベンゾイルアミノフェニル)アミノ−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
(49a)3−(4−ベンゾイルアミノフェニル)アミノ−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
3−(4−アミノフェニル)−2−ベンジル−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(0.23g、0.75mmol)をDMA(3mL)溶液に、安息香酸クロリド(0.11mL、0.91mmol)を加え、室温にて19時間攪拌した。
反応液に水、酢酸エチル並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(216mg、収率69%)を固体として得た。
【0392】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.14 (3H, t, J= 7.0Hz), 3.12−3.16 (2H, m), 3.83 (1H, t, J= 7.7Hz), 4.10 (2H, q, J= 7.0Hz), 7.06−7.21 (1H, m), 7.23−7.31 (4H, m), 7.48 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.48−7.60 (3H, m), 7.68 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.94 (2H, d, J= 7.1Hz), 10.12 (1H, s), 10.20 (1H, s).
【0393】
【実施例50】2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(50a)(フルオロ)(フェニルオキシ)マロン酸 ジメチルエステル
(フェニルオキシ)マロン酸 ジメチルエステル(1.3g、5.8mmol)のTHF(15mL)溶液に、氷冷下水素化ナトリウム(278mg、6.4mmol)を加え、同温にて20分間攪拌した。 この反応液に同温にて1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(2.1g、6.1mmol)を加え、室温で8時間攪拌後、一晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を1N−塩酸、水で順次洗浄後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.1g、収率80%)を油状物質として得た。
【0394】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.83 (6H, s), 7.14−7.19 (3H, m), 7.29−7.33 (2H, m).
MS(EI) m/z: 242 (M)+・.
(50b)2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例50aで合成した(フルオロ)(フェニルオキシ)マロン酸 ジメチルエステル(1.1g、4.7mmol)のメタノール(4mL)溶液に、水酸化カリウム(262mg、4.7mmol)のメタノール(4mL)を加え、室温で1時間攪拌した。
反応液に水を加え、水相をエチルエーテルで洗浄後1N−塩酸(5mL)を滴加攪拌し、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を1N−塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(988mg、収率93%)を油状物質として得た。
【0395】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.84 (3H, s), 7.16−7.20 (3H, m), 7.30−7.34 (2H, m).
MS(FAB) m/z: 228 (M)+・.
(50c)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2‐フェニルオキシプロピオン酸(344mg、1.5mmol)のTHF(4mL)溶液に、オキザリルクロリド(0.14mL、1.6mmol)を滴加後、DMF(触媒量)を加え、室温で60分間攪拌した。 反応液を濃縮後、再度THF(4mL)溶液とし、4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン・トリフルオロ酢酸塩(600mg、1.3mmol)のトリエチルアミン(0.27mL、2.0mmol)−DMA(5mL)混合溶液中に室温で滴加し、同温で4時間攪拌した。
反応液に水並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、生成した固体をろ取後、水、IPEで順次洗浄し、標記目的化合物(631mg、収率87%)を固体として得た。
【0396】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.37 (24H, m), 1.68−1.76 (2H, m), 2.35 (2H, t, J= 7.5Hz), 3.78 (3H, s), 7.17−7.23 (3H, m), 7.33−7.37 (2H, m), 7.53 (4H, s), 8.34 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 557 (M + H)+.
(50d)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例50cで合成した2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(631mg、1.1mmol)の1,4−ジオキサン(15mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.5mL、4.5mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。
反応液を濃縮後、1N−塩酸(5mL)を滴加攪拌し、生成した固体をろ取後、水、酢酸エチル並びにIPEで順次洗浄し、標記目的化合物(280mg、収率46%)を固体として得た。
【0397】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.18−1.27 (24H, m), 1.50−1.60 (2H, m), 2.24 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.16−7.40 (5H, m), 7.53−7.58 (4H, m), 9.51 (1H, s), 9.86 (1H, s), 10.47 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 543 (M + H)+.
【0398】
【実施例51】2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(51a)N−(3−アミノフェニル)ヘキサデカノイルアミド
3−ニトロアニリン(3.0g、21mmol)のDMA(70mL)溶液に、パルミチン酸クロリド(6.5mL、21mmol)を滴加後、室温で40分間攪拌した。
反応液に水並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、生成した固体をろ取し、水並びにIPEで洗浄し、3−(ヘキサデカノイルアミノ)ニトロベンゼン(8.0g、収率100%)を得た。
【0399】
3−ヘキサデカノイルニトロベンゼン(8.0g、21mmol)のTHF(80mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(800mg)を加え、水素気流下13時間攪拌した。
触媒をろ去、濃縮し、生成した固体をろ取後、IPE並びに酢酸エチルで洗浄し、3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(5.5g、収率77%)を固体として得た。
【0400】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.08−1.36 (24H, m), 1.53−1.56 (2H, m), 2.23 (2H, t, J= 7.4Hz), 5.00 (2H, br s), 6.22 (1H, d, J= 7.8Hz), 6.66 (1H, d, J= 7.8Hz), 6.87 (1H, t, J= 7.8Hz), 6.92 (1H, s), 9.50 (1H, s).
MS(EI) m/z: 346 (M)+・.
(51b)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2‐フェニルオキシプロピオン酸(450mg、2.0mmol)のTHF(3mL)溶液に、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)を滴加後、DMF(触媒量)を加え、室温で60分間攪拌した。 反応液を濃縮後、再度THF(3mL)溶液とし、実施例51aで合成した3−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニルアミン(342mg、0.99mmol)のDMA(3mL)溶液中に室温で滴加し、室温で1時間攪拌した。
反応液に水、酢酸エチル並びに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(483mg、収率88%)を油状物質として得た。
【0401】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.68−1.73 (2H, m), 2.35 (3H, t, J= 7.5Hz), 3.77 (3H, s), 7.19−7.42 (9H, m), 7.91 (1H, s), 8.42 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 557 (M + H)+.
(51c)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例51bで製造した2−フルオロ−3−(3−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(483mg、0.87mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL、1.0mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(283mg、収率60%)を固体として得た。
【0402】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.17−1.34 (24H, m), 1.50−1.61 (2H, m), 2.26−2.30 (2H, m), 7.17−7.43 (9H, m), 8.01 (1H, s), 9.90 (1H, s), 10.57 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 543 (M + H)+.
【0403】
【実施例52】2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(52a)(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)のDMA(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ヨードヘキサデカン(3.5mL、11mmol)を順次加え、45℃で3時間、50℃で9時間、さらに80℃で7時間攪拌した。
反応液に水、IPEを加え、生成した固体をろ取後、水、IPEで順次洗浄し、標記目的化合物(3.7g、85%)を固体として得た。
【0404】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.49 (26H, m), 1.52 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.42 (1H, br s), 6.57 (1H, dd, J= 2.3, 8.2Hz), 6.80 (1H, dd, J= 1.5, 8.2Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, t, J= 8.2Hz).
(52b)3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例52aで合成した(3−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、6.2mmol)の塩化メチレン(60mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(4.0mL)を順次加え、室温で6時間攪拌した。
反応液を濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出、抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製後、標記目的化合物(1.6g、収率56%)を固体として得た。
【0405】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.45 (26H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.63 (2H, br s), 3.90 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.24 (1H, t, J= 2.2Hz), 6.26−6.33 (2H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.1Hz).
(52c)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.30g、1.3mmol)、および実施例52bで合成した3−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(0.40g、1.2mmol)の酢酸エチル(4mL)溶液に、トリエチルアミン(0.33mL、2.4mmol)、50%−1−プロパンホスホン酸環状無水物−酢酸エチル溶液(0.93mL、1.6mmol)を加え、室温で22時間攪拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶剤を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1、V/V)にて精製後、得られた固体をIPEに懸濁させ不純物として残る固体をろ去し、ろ液を濃縮することにより、標記目的化合物(0.29g、収率45%)を油状物質として得た。
【0406】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.21−1.46 (26H, m), 1.73−1.79 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.95 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.73 (1H, dd, J= 2.0, 8.7Hz), 7.02 (1H, dd, J= 1.4, 8.0Hz), 7.19−7.37 (7H, m), 8.31 (1H, s).
(52d)2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例52cで得られた2−フルオロ−3−(3−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.29g、0.53mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL、1.1mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(164mg、収率59%)を固体として得た。
【0407】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.16−1.41 (26H, m), 2.49−2.51 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.71−7.33 (6H, m), 7.39 (2H, t, J= 8.0Hz), 10.48 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 530 (M + H)+.
【0408】
【実施例53】2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(53a)(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.1g、10mmol)のDMA(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)、1−ブロモヘキサデカン(4.9mL、16mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(3.0g、収率69%)を固体として得た。
【0409】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.3Hz), 1.21−1.37 (24H, m), 1.39−1.46 (2H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.6Hz).
(53b)4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン
実施例53aで合成した(4−ヘキサデシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(3.0g、6.9mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率68%)を固体として得た。
【0410】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.35 (24H, m), 1.38−1.46 (2H, m), 1.71−1.77 (2H, m), 3.20−3.53 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.8Hz).
(53c)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(360mg、1.6mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(400mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(8mL)、DMF(4mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(260mg、収率40%)を油状物質として得た。
【0411】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.21−1.37 (24H, m), 1.39−1.48 (2H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.25 (3H, m), 7.35 (2H, dd, J= 7.2, 8.8Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.24 (1H, br s).
(53d)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例53cで得られた2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(260mg、0.48mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.96mL、0.96mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(150mg、収率58%)を固体として得た。
【0412】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.18−1.36 (24H, m), 1.38−1.48 (2H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.86 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.26 (3H, m), 7.33 (2H, dd, J= 7.3, 8.6Hz), 7.40 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.29 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 530 (M + H)+.
【0413】
【実施例54】2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
(54a)2−フルオロ−3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 tert−ブチルエステル
(2−メトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(1.2g、4.1mmol)、水素化ナトリウム(200mg、4.6mmol)、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(1.3g、4.5mmol)、THF(15mL)を使用して、実施例50aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.54g、収率42%)を油状物質として得た。
【0414】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.43 (9H, s), 3.50 (1H, d, J= 5.7Hz), 3.56 (1H, d, 4.6), 3.79 (3H, s), 3.80 (3H, s), 6.84 (1H, d, J= 7.9Hz), 6.88 (1H, dt, J= 1.0, 7.6Hz), 7.21−7.25 (2H, m).
(54b)2−フルオロ−3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例54aで合成した(2−メトキシベンジル)マロン酸 tert−ブチル メチルエステル(540mg、1.7mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.0mL)、塩化メチレン(6mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(425mg、収率96%)を油状物質として得た。
【0415】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.56 (1H, d, J= 1.9Hz), 3.62 (1H, d, J= 3.0Hz), 3.78 (3H, s), 3.84 (3H, s), 6.86 (1H, d, J= 8.9Hz), 6.90 (1H, t, J= 7.5Hz), 7.21 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.24−7.28 (1H, m).
(54c)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例54bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸(350mg、1.4mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(350mg、1.1mmol)、オキザリルクロリド(0.17mL、2.0mmol)、DMF(触媒量)、THF(8mL)およびDMA(3.5mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(449mg、収率75%)を固体として得た。
【0416】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.20−1.35 (24H, m), 1.42−1.51 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 3.65 (1H, s), 3.71 (1H, d, J= 6.7Hz), 3.73 (3H, s), 3.86 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.81−6.89 (2H, m), 6.83 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.21−7.26 (2H, m), 7.32 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.71 (1H, d, J= 5.9Hz).
MS(FAB) m/z: 572 (M + H)+.
(54d)2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸
実施例54cで合成した2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−2−(2−メトキシベンジル)−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(442mg、0.77mmol)の1,4−ジオキサン(9mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.6mL、1.6mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(390mg、収率90%)を固体として得た。
【0417】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.36 (24H, m), 1.40−1.46 (2H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.48−3.71 (2H, m), 3.63 (3H, s), 3.92 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.80−6.86 (1H, m), 6.84 (2H, d, J= 9.0Hz), 6.92 (1H, t, J= 7.9Hz), 7.21 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.21−7.31 (2H, m), 7.70 (1H, d, J= 5.7Hz).
MS(FAB) m/z: 558 (M + H)+.
【0418】
【実施例55】2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(55a)[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル
4−ヒドロキシ安息香酸 ベンジルエステル(7.3g、32mmol)のDMF(20mL)溶液に、水素化ナトリウム(1.5g、34mmol)を加え、室温で30分間攪拌した。 この反応液にブロモマロン酸 ジエチルエステル(5.9mL、32mmol)を滴加後室温で40分間攪拌し、さらに50℃で30分間攪拌後、一晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(4.1g、収率34%)を油状物質として得た。
【0419】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.30 (6H, t, J= 7.2Hz), 4.32 (4H, q, J= 7.2Hz), 5.26 (1H, s), 5.34 (2H, s), 6.97 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.32−7.44 (5H, m), 8.04 (2H, d, J= 9.0Hz).
MS(FAB) m/z: 387 (M + H)+.
(55b)[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ](フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル
実施例55aで合成した[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ]マロン酸 ジエチルエステル(2.1g、5.3mmol)、水素化ナトリウム(255mg、5.8mmol)、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(1.7g、5.8mmol)、THF(16mL)を使用して、実施例50aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.0g、収率48%)を油状物質として得た。
【0420】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.25 (6H, t, J= 7.1Hz), 4.30 (4H, q, J= 7.1Hz), 5.34 (2H, s), 7.21 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.34−7.45 (5H, m), 8.04 (2H, d, J= 8.9Hz).
MS(FAB) m/z: 405 (M + H)+.
(55c)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ―3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例55bで合成した[(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ](フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル(1.0g、2.5mmol)を1,4−ジオキサン(7mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.6mL)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(881mg、収率93%)を油状物質として得た。
【0421】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.25 (3H, t, J= 7.2Hz), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 5.35 (2H, s), 7.23 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.33−7.45 (5H, m), 8.05 (2H, d, J= 8.6Hz).
MS(FAB) m/z: 377 (M + H)+.
(55d)2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸エチルエステル
実施例55cで合成した2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−3−エトキシ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸(521mg、1.4mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(385mg、1.2mmol)、オキザリルクロリド(0.13mL、1.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(4mL)およびDMA(4mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(261mg、収率33%)を固体として得た。
【0422】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.18 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.40−1.46 (2H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.25 (2H, q, J= 7.1Hz), 5.35 (2H, s), 6.88 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.27 (2H, d, J= 7.9Hz), 7.35−7.51 (5H, m), 8.07 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.19 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 692 (M + H)+.
(55e)2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例55dで合成した2−(4−ベンジルオキシカルボニルフェニル)オキシ−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソ−プロピオン酸 エチルエステル(261mg、0.38mmol)の酢酸エチル−THF(1:1、V/V、4mL)混合溶液に、10%パラジウム−炭素(26mg)を加え、水素気流下1時間攪拌した。触媒をろ去、濃縮し、標記化合物(223mg、収率98%)を得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
【0423】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.26−1.36 (24H, m), 1.41−1.45 (2H, m), 1.75−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz),4.28 (2H, q, J= 7.1Hz), 6.89 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.31 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.47 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.10 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.19 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 602 (M + H)+.
(55f)2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例55eで合成した2−(4−カルボキシフェニル)−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデシルオキシフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(223mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL、1.1mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(173mg、収率81%)を固体として得た。
【0424】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.41 (26H, m), 1.65−1.72 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.91 (2H, d, J= 9.1Hz), 7.31 (2H, d, J= 8.5Hz), 7.54 (2H, d, J= 9.1Hz), 7.97 (2H, d, J= 8.5Hz), 10.50 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 573 (M)+・.
【0425】
【実施例56】2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
(56a)(ベンジル)(フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル
ベンジルマロン酸 ジエチルエステル(3.0g、12mmol)、水素化ナトリウム(575mg、13mmol)、1−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウム トリフラート(5.2g、18mmol)、THF(60mL)を使用して、実施例50aに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.9g、収率90%)を油状物質として得た。
【0426】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.24 (6H, t, J= 7.1Hz), 3.47 (2H, d, J= 25.6Hz), 4.24 (4H, q, J= 7.1Hz), 7.24−7.31 (5H, m).
MS(EI) m/z: 269 (M + H)+.
(56b)2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸
実施例56aで合成した(ベンジル)(フルオロ)マロン酸 ジエチルエステル(2.9g、11mmol)のメタノール(26mL)溶液に、水酸化カリウム(602mg、4.7mmol)のメタノール(10mL)を加え、実施例50bに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.5g、収率97%)を油状物質として得た。
【0427】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.25 (3H, t, J= 7.1Hz), 3.50 (2H, d, J= 24.0Hz), 4.26 (2H, q, J= 7.1Hz), 7.24−7.33 (5H, m).
MS(FAB) m/z: 241 (M)+・.
(56c)2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル
実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(1.1g、4.5mmol)、実施例53bで合成した4−ヘキサデシルオキシフェニルアミン(1.0mg、3.0mmol)、オキザリルクロリド(0.42mL、4.8mmol)、DMF(触媒量)、THF(9mL)およびDMA(10mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率78%)を固体として得た。
【0428】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.40 (27H, m), 1.40−1.45 (2H, m), 1.72−1.77 (2H, m), 3.47−3.70 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 4.29 (2H, q, J= 7.5Hz), 6.82 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.26−7.29 (7H, m), 7.73 (1H, d, J= 6.2Hz).
MS(FAB) m/z: 556 (M + H)+.
(56d)2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸
実施例56cで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノ−3−オキソプロピオン酸 メチルエステル(1.3g、2.3mmol)を1,4−ジオキサン(7mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.7mL、4.7mmol)を加え、実施例50dに記載した手法に従い、標記目的化合物(450mg、収率36%)を固体として得た。
【0429】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.19−1.40 (26H, m), 1.64−1.71 (2H, m), 3.42−3.57 (2H, m), 3.90 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.85 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.22−7.30 (5H, m), 7.45−7.48 (2H, d, J= 9.0Hz), 9.90 (1H, d, J= 2.4Hz).
MS(FAB) m/z: 528 (M + H)+.
【0430】
【実施例57】3−(3−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(57a)(3−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.84g、4.0mmol)のDMF(25mL)溶液に、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)、1−ブロモデカン(1.0mL、4.8mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.67g、収率48%)を油状物質として得た。
【0431】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.24−1.35 (12H, m), 1.40−1.47 (2H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.79 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.43 (1H, br s), 6.57 (1H, dd, J= 2.2, 8.1Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, d J= 8.1Hz).(57b)3−デシルオキシフェニルアミン
実施例57aで合成した(3−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.67g、1.9mmol)の塩化メチレン(15mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.43g、収率90%)を固体として得た。
【0432】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.27−1.34 (12H, m), 1.41−1.45 (2H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.26−6.33 (3H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.0Hz).
(57c)3−(3−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.25g、1.1mmol)、実施例57bで合成した3−デシルオキシフェニルアミン(0.27g、1.1mmol)、オキザリルクロリド(0.18mL、2.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、DMA(10mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.16g、収率32%)を油状物質として得た。
【0433】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.5Hz), 1.19−1.54 (14H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.96 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.73 (1H, d, J= 8.2Hz), 7.02 (1H, d, J= 7.8Hz), 7.19−7.34 (7H, m), 8.31 (1H, br s).
(57d)3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸
実施例57cで得られた3−(3−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル(0.16g、0.35mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.44mL、0.44mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.12g、収率86%)を固体として得た。
【0434】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.6Hz), 1.11−1.48 (14H, m), 1.73−1.80 (2H, m), 3.95 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.74 (1H, d, J= 8.8Hz), 7.00 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.19−7.37 (7H, m), 8.32 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 446 (M + H)+.
【0435】
【実施例58】3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(58a)(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、7.2mmol)のDMF(15mL)溶液に、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)、1−ブロモデカン(2.8mL、13mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率67%)を固体として得た。
【0436】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.2Hz), 1.23−1.56 (14H, m), 1.51 (9H, s), 1.72−1.78 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.7Hz).
(58b)4−デシルオキシフェニルアミン
実施例58aで合成した(4−デシルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、4.8mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)を加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率98%)を固体として得た。
【0437】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.21−1.78 (16H, m), 3.41 (2H, br s), 3.87 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.3Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.3Hz).
(58c)3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.30g、1.3mmol)、実施例58bで合成した4−デシルオキシフェニルアミン(0.25g、1.0mmol)、オキザリルクロリド(0.16mL、1.8mmol)、DMF(触媒量)、THF(7mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.20g、収率43%)を油状物質として得た。
【0438】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.22−1.48 (14H, m), 1.71−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.23 (3H, m), 7.34 (2H, dd, J= 7.2, 8.7Hz), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.24 (1H, br s).
(58d)3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸
実施例58cで得られた3−(4−デシルオキシフェニル)アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロパン酸 メチルエステル(0.20g、0.44mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.87mL、0.87mmol)を加え、実施例50dに記載した手法に従い、標記目的化合物(99mg、収率51%)を固体として得た。
【0439】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) : δ 0.86 (3H, t, J= 6.5Hz), 1.21−1.42 (14H, m), 1.63−1.71 (2H, m), 3.92 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.02 (1H, t, J= 7.4Hz), 7.18 (2H, d, 8.4Hz), 7.26 (2H, dd, J= 7.4, 8.4Hz), 7.53 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.28 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 446 (M + H)+.
【0440】
【実施例59】2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(59a)(3−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(3−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.99g、4.7mmol)のDMF(20mL)溶液に、炭酸カリウム(1.3g、9.5mmol)、1−ブロモペンタン(0.70mL、5.6mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.12g、収率88%)を固体として得た。
【0441】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.36−1.45 (4H, m), 1.52 (9H, s), 1.75−1.78 (2H, m), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.43 (1H, br s), 6.57 (1H, d, J= 8.1Hz), 6.80 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.09 (1H, br s), 7.15 (1H, d J= 8.1Hz).
(59b)3−ペンチルオキシフェニルアミン
実施例59aで合成した(3−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.2g、4.1mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.69g、収率93%)を油状物質として得た。
【0442】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24−1.46 (4H, m), 1.72−1.79 (2H, m), 3.62 (2H, br s), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.24−6.32 (3H, m), 7.04 (1H, t, J= 8.0Hz).
(59c)2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.33g、1.4mmol)実施例59bで合成した3−ペンチルオキシフェニルアミン(0.24g、1.3mmol)、オキザリルクロリド(0.16mL、1.8mmol)、DMF(触媒量)、THF(20mL)、DMF(10mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.28g、収率54%)を油状物質として得た。
【0443】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.93 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.24−1.51 (4H, m), 1.74−1.80 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.96 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.73 (1H, d, J= 8.5Hz), 7.02 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.19−7.26 (4H, m), 7.33−7.37 (3H, m), 8.31 (1H, s).
(59d)2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例59cで得られた2−フルオロ−3−オキソ−3−(3−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.28g、0.72mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.85mL、0.85mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(91mg、収率34%)を固体として得た。
【0444】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.86 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.14−1.31 (4H, m), 1.61−1.64 (2H, m), 3.74 (2H, t, J= 6.5Hz), 6.55−6.56 (1H, m), 6.82−6.86 (1H, m), 6.94−7.26 (5H, m), 8.96 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 376 (M + H)+.
【0445】
【実施例60】2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(60a)(4−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル
(4−ヒドロキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、7.2mmol)のDMA(15mL)溶液に、炭酸カリウム(1.1g、7.9mmol)、1−ブロモペンタン(1.7mL、1.8mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率86%)を固体として得た。
【0446】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.34−1.50 (4H, m), 1.51 (9H, s), 1.73−1.80 (2H, m), 3.91 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.31 (1H, br s), 6.83 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.24 (2H, d, J= 8.9Hz).
(60b)4−ペンチルオキシフェニルアミン
実施例60aで合成した(4−ペンチルオキシフェニル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.7g、6.2mmol)の塩化メチレン(20mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.1g、収率100%)を油状物質として得た。
【0447】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.92 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.32−1.46 (4H, m), 1.71−1.78 (2H, m), 3.39 (2H, br s), 3.88 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.64 (2H, d, J= 8.9Hz), 6.74 (2H, d, J= 8.9Hz).
(60c)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(0.41g、1.3mmol)、実施例60bで合成した4−ペンチルオキシフェニルアミン(0.25g、1.4mmol)、オキザリルクロリド(0.22mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(9mL)、DMA(3mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.53g、収率98%)を油状物質として得た。
【0448】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.93 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.35−1.46 (4H, m), 1.74−1.81 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.94 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.88 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.15−7.23 (3H, m), 7.31−7.37 (2H, m), 7.46 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.25 (1H, s).
(60d)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプピオン酸
実施例60cで得られた2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−ペンチルオキシフェニル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(0.53g、1.4mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.7mL、2.7mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.36g、収率70%)を固体として得た。
【0449】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) : δ 0.93 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.34−1.47 (4H, m), 1.74−1.81 (2H, m), 3.93 (2H, t, J= 6.6Hz), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.19−7.25 (3H, m), 7.32−7.38 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.28 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 376 (M + H)+.
【0450】
【実施例61】2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(61a)6−ニトロ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン
6−ニトロキナゾリン−4(3H)−オン(1.0g、5.2mmol)のDMF(16mL)溶液に、1−ブロモペンタデカン(2.0mL、6.8mmol)、炭酸カリウム(1.5g、11mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.0g、収率95%)を固体として得た。
【0451】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.93 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.25−1.46 (24H, m), 1.82−1.90 (2H, m), 4.08 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.88 (1H, d, J= 8.9Hz), 8.20 (1H, s), 8.58 (1H, dd, J= 8.9, 2.6Hz), 9.22 (1H, d, J= 2.6Hz).
MS(FAB) m/z: 402 (M + H)+.
(61b)6−アミノ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン
実施例61aで合成した6−ニトロ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン(1.4g、3.5mmol)の酢酸エチル−THF(7:2、V/V、45mL)混合溶液に、10%パラジウム−炭素(140mg)を加え、水素気流下2時間攪拌した。触媒をろ去、濃縮し、生成した固体をIPEで洗浄し、標記目的化合物(825mg、収率63%)を固体として得た。
【0452】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.20−1.40 (24H, m), 1.73−1.81 (2H, m), 3.94−3.99 (4H, m), 7.09 (1H, dd, J= 2.7, 8.6Hz), 7.48 (1H, d, J= 2.7Hz), 7.53 (1H, d, J= 8.6Hz), 7.83 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 372 (M + H)+.
(61c)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(197mg、0.86mmol)、実施例61bで合成した6−アミノ−3−ペンタデシルキナゾリン−4(3H)−オン(200mg、0.54mmol)、オキザリルクロリド(80μL、0.92mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)、DMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(155mg、収率50%)を固体として得た。
【0453】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.20−1.35 (24H, m), 1.75−1.80 (2H, m), 3.79 (3H, s), 3.99 (2H, t, J= 7.4Hz), 7.20−7.26 (3H, m), 7.34−7.38 (2H, m), 7.73 (1H, d, J= 8.7Hz), 7.99 (1H, s), 8.22−8.27 (2H, m), 8.61 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 582 (M + H)+.
(61d)2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例61cで製造した2−フルオロ−3−オキソ−3−(4−オキソ−3−ペンタデシル−3,4−ジヒドロキナゾリン−6−イル)アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(155mg、0.27mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.53mL、0.53mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(45mg、収率30%)を固体として得た。
【0454】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.85 (3H, t, J= 6.7Hz), 1.15−1.35 (24H, m), 1.60−1.72 (2H, m), 3.88−3.98 (2H, m), 7.07−7.10 (1H, m), 7.20−7.27 (2H, m), 7.37−7.43 (2H, m), 7.68 (1H, d, J= 8.8Hz), 8.07−8.12 (2H, s), 8.35 (1H, s), 8.57 (1H, d, J= 2.5Hz), 10.93 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 568 (M + H)+.
【0455】
【実施例62】3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(62a)3−[[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]オキシ]安息香酸 メチルエステル
3−(3−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル 塩酸塩(2.6g、9.9mmol)のTHF(30mL)懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン(6.9mL、40mmol)、二炭酸 ジtert−ブチルエステル(2.4g、11mmol)を加え、50℃で2時間、70℃で7時間、90℃で4時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、希硫酸水素カリウム水溶液並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(2.57g、収率76%)を固体として得た。
【0456】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.50 (9H, s), 3.90 (3H, s), 6.48 (1H, br s), 6.66 (1H, dd, J= 1.5, 7.7Hz), 7.10−7.12 (2H, m), 7.19−7.22 (2H, m), 7.39 (1H, t, J= 7.7Hz), 7.65 (1H, d, J= 2.4Hz), 7.77 (1H, d, J= 7.7Hz).
(62b)3−[3−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル]オキシ]安息香酸
実施例62aで合成した3−[3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(2.6g、7.5mmol)の1,4−ジオキサン(50mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(15mL、15mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.4g、収率97%)を固体として得た。
【0457】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.50 (9H, s), 6.57 (1H, br s), 6.68 (1H, dd, J= 2.3, 8.0Hz), 7.09−7.13 (2H, m), 7.23−7.27 (2H, m), 7.42 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.70 (1H, t, J= 2.4Hz), 7.82 (1H, dt, J= 2.4, 7.7Hz).
(62c)3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例62bで合成した3−[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸(0.66g、2.0mmol)のTHF(12mL)溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(0.65mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)、1−ベンズヒドリルピペラジン(0.56g、2.2mmol)を順次加え、室温で3時間攪拌した。
反応液を濃縮した後、水、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を希硫酸水素カリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1−3:1−塩化メチレン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.0g、収率89%)を得た。
【0458】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 2.25−2.50 (4H, m), 3.41 (2H, br s), 3.72 (2H, br s), 4.24 (1H, s), 6.45 (1H, br s), 6.65 (1H, dd, J= 2.4, 8.1Hz), 6.97−7.02 (2H, m), 7.06−7.11 (3H, m), 7.18−7.33 (8H, m), 7.39−7.41 (4H, m).
(62d)3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例62cで合成した3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.0g、1.8mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.0mL)、塩化メチレン(20mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.72g、収率87%)を固体として得た。
【0459】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.26−2.49 (4H, m), 3.35−3.47 (2H, m), 3.58−3.78 (4H, m), 4.24 (1H, s), 6.31 (1H, s), 6.37 (1H, dd, J= 1.5, 7.9Hz), 6.43 (1H, dd, J= 1.5, 7.6Hz), 6.99−7.02 (2H, m), 7.06−7.10 (2H, m), 7.18−7.20 (2H, m), 7.26−7.31 (5H, m), 7.39−7.41 (4H, m).
(62e)3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(180mg、0.79mmol)、実施例62dで合成した3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(300mg、0.65mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.21mL、0.97mmol)、トリエチルアミン(0.18mL、1.3mmol)、THF(12mL)を使用して、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(100mg、収率23%)を固体として得た。
【0460】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.22−2.39 (4H, m), 3.35−3.42 (2H, m), 3.53−3.69 (2H, m), 4.34 (1H, s), 6.84 (1H, dd, J= 2.0, 7.5Hz), 6.96 (1H, t, J= 2.0Hz), 7.08−7.52 (21H, m), 10.79 (1H, s).
(62f)3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例62eで合成した3−[3−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(100mg、0.15mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.30mL、0.30mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(48mg、収率49%)を固体として得た。
【0461】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.12−2.39 (4H, m), 3.21−3.37 (2H, m), 3.60−3.70 (2H, m), 4.16 (1H, s), 6.62−6.65 (1H, m), 6.80−6.91 (2H, m), 6.92−7.03 (7H, m), 7.11−7.17 (4H, m), 7.21−7.26 (5H, m), 7.33−7.35 (4H, m), 9.35 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 660 (M + H)+.
【0462】
【実施例63】3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(63a)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル
3−(4−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル 塩酸塩(0.70g、2.5mmol)、二炭酸 ジtert−ブチルエステル(0.60g、2.8mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.3mL、7.5mmol)およびTHF(10mL)を使用して、実施例62aに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.81g、収率94%)を固体として得た。
【0463】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 3.89 (3H, s), 6.45 (1H, br s), 6.97 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.16 (1H, dd, J= 2.5, 8.2Hz), 7.34−7.39 (3H, m), 7.60 (1H, d, J= 2.5Hz), 7.74 (1H, d, J= 7.7Hz).
(63b)3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸
実施例63aで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(0.81g、2.4mmol)の1,4−ジオキサン(15mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.7mL、4.7mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.68g、収率88%)を固体として得た。
【0464】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 7.01 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.23 (1H, dd, J= 2.5, 8.2Hz), 7.34 (1H, t, J= 2.5Hz), 7.46−7.51 (3H, m), 7.64 (1H, d, J= 7.7Hz), 9.39 (1H, br s).
(63c)4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例63bで合成した3−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸(0.68g、2.1mmol)、1−ベンズヒドリルピペラジン(0.58g、2.3mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.67mL、3.1mmol)、トリエチルアミン(0.58mL、4.2mmol)、THF(11mL)を使用して、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.87g、収率74%)を泡状物質として得た。
【0465】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.53 (9H, s), 2.24−2.36 (2H, m), 2.41−2.50 (2H, m), 3.32−3.48 (2H, m), 3.68−3.78 (2H, m), 4.25 (1H, s), 6.45 (1H, br s), 6.93−6.96 (4H, m), 7.04 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.17−7.20 (2H, m), 7.25−7.34 (7H, m), 7.41 (1H, d, J= 7.1Hz).
(63d)4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例63cで合成した4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.87g、1.5mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.7mL)、塩化メチレン(10mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(644mg、収率90%)を泡状物質として得た。
【0466】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.30 (2H, br s), 2.45 (2H, br s), 3.39 (2H, br s), 3.60 (2H, br s), 3.75 (2H, br s), 4.24 (1H, s),6.66 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.84 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.91−6.93 (2H, m), 6.99 (1H, d, J= 7.6Hz), 7.16−7.23 (2H, m), 7.25−7.29 (5H, m), 7.39−7.40 (4H, m).
(63e)3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(440mg、1.9mmol)、実施例63dで合成した4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(644mg、1.4mmol)、オキザリルクロリド(0.22mL、2.5mmol)、DMF(触媒量)、THF(10mL)、DMA(7mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(705mg、収率75%)を固体として得た。
【0467】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.27−2.40 (2H, m), 2.40−2.51 (2H, m), 3.38−3.48 (2H, m), 3.71−3.81 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.63 (1H, s), 6.98−7.02 (3H, m), 7.08 (1H, d, J= 7.7Hz), 7.18−7.41 (17H, m), 7.55 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.35 (1H, br s).
(63f)3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例63eで合成した3−[4−[3−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(705mg、1.1mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2.1mL、2.1mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(674mg、収率98%)を固体として得た。
【0468】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.25−2.42 (4H, m), 3.20−3.42 (4H, m), 4.39 (1H, br s), 6.90 (1H, br s), 7.03−7.10 (4H, m), 7.18−7.25 (4H, m), 7.28−7.32 (4H, m), 7.38−7.44 (9H, m), 7.69 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.64 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 660 (M + H)+.
【0469】
【実施例64】3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(64a)4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル
4−(4−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル(0.97g、4.0mmol)、二炭酸 ジtert−ブチルエステル(0.96g、4.5mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL、8.0mmol)およびTHF(10mL)を使用して、実施例62aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率86%)を固体として得た。
【0470】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.53 (9H, s), 3.89 (3H, s), 6.48 (1H, br s), 6.94 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.01 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.38 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.98 (2H, d, J= 8.9Hz).
(64b)4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸
実施例64aで合成した4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(1.2g、3.4mmol)の1,4−ジオキサン(25mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(6.9mL、6.9mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.1g、収率94%)を固体として得た。
【0471】
1H NMR(DMSO−d6, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 6.96 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.05 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.52 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.91 (2H, d, J= 8.9Hz), 9.43 (1H, br s).
(64c)4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル
実施例64bで合成した4−[4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸(0.66g、2.0mmol)、1−ベンズヒドリルピペラジン(0.56g、2.2mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.65mL、3.0mmol)、トリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)、THF(13mL)を使用して、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(0.91g、収率81%)を泡状物質として得た。
【0472】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.52 (9H, s), 2.30−2.51 (4H, m), 3.39−3.83 (4H, m), 4.26 (1H, s), 6.44 (1H, br s), 6.91 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.95 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.18 (2H, t, J= 7.3Hz), 7.27 (4H, t, J= 7.3Hz), 7.32−7.35 (4H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.3Hz).
(64d)4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例64cで合成した4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.91g、1.6mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(1.8mL)、塩化メチレン(10mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(735mg、収率90%)を泡状物質として得た。
【0473】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.27−2.51 (4H, m), 3.36−3.83 (6H, m), 4.25 (1H, s), 6.67 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.85 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.88 (2H, d, J= 7.7Hz), 7.18 (2H, t, J= 7.3Hz), 7.25−7.32 (6H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.3Hz).
MS(FAB) m/z: 464 (M + H)+.
(64e)3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(160mg、0.70mmol)、実施例64dで合成した4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(230mg、0.5mmol)、オキザリルクロリド(80μL、0.92mmol)、DMF(触媒量)、THF(6mL)、DMA(5mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(240mg、収率72%)を泡状物質として得た。
【0474】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.28−2.53 (4H, m), 3.39−3.80 (4H, m), 3.79 (3H, s), 4.26 (1H, s), 6.95 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.01 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.17−7.30 (9H, m), 7.35 (4H, t, J= 7.2Hz), 7.41 (4H, d, J= 7.2Hz), 7.57 (2H, d, J= 9.0Hz), 8.37 (1H, br s).
MS(FAB) m/z: 674 (M + H)+.
(64f)3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例64eで合成した3−[4−[4−[(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(240mg、0.36mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.71mL、0.71mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(202mg、収率86%)を固体として得た。
【0475】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.28−2.43 (4H, m), 3.18−3.68 (4H, m), 4.40 (1H, br s), 6.98 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.06 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.18−7.24 (5H, m), 7.31 (4H, t, J= 7.6Hz), 7.37−7.40 (4H, m), 7.45 (4H, d, J= 7.6Hz), 7.70 (2H, d, J= 9.0Hz).
MS(FAB) m/z: 660 (M + H)+.
【0476】
【実施例65】2−ベンジル−3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
(65a)4−[4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニル]オキシ安息香酸 メチルエステル
4−(4−アミノフェニルオキシ)安息香酸 メチルエステル(5.0g、21mmol)の1,4−ジオキサン−THF(2:1、V/V、90mL)混合溶液に、塩化炭酸ベンジル(4.4mL、31mmol)、1M−炭酸ナトリウム水溶液(41mL、41mmol)を順次加え、室温にて2.5時間攪拌した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水で洗浄後、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。生成した固体をろ取後、IPEで洗浄し、標記目的化合物(7.6g、収率99%)を固体として得た。
【0477】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.89 (3H, s), 5.21 (2H, s), 6.71 (1H, s), 6.95 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.02 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.34−7.42 (7H, m), 7.98 (2H, d, J= 8.9Hz).
MS(FAB) m/z: 377 (M)+・.
(65b)4−[(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸
実施例65aで合成した4−[(4−ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニルオキシ]安息香酸 メチルエステル(7.6g、20mmol)の1,4−ジオキサン−THF(2:1、V/V、60mL)混合溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(40mL、40mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(7.0g、収率95%)を固体として得た。
【0478】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 5.17 (2H, s), 6.97 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.08 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.33−7.45 (6H, m), 7.54 (2H, d, J= 8.8Hz) , 7.92 (2H, d, J= 8.8Hz), 9.86 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 363 (M)+・.
(65c)4−[4−(4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)オキシ]ベンゾイルピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例65bで合成した4−[(4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)オキシ]安息香酸(2.0g、5.5mmol)のDMA(17mL)溶液に、ピペラジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(1.0g、5.5mmol)、シアノホスホン酸 ジエチルエステル(1.6mL、9.9mmol)、トリエチルアミン(3.8mL、28mmol)を順次加え、実施例62cに記載した方法に従い、標記目的化合物(2.9g、収率100%)を固体として得た。
【0479】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.47 (9H, s), 3.35−3.70 (8H, m), 5.21 (2H, s), 6.80 (1H, br s), 6.96 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.00 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.34−7.43 (9H, m).
MS(FAB) m/z: 532 (M + H)+.
(65d)4−[[4−(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル
実施例65cで合成した4−[[4−(4−ベンジルオキシカルボニル)アミノ]フェニルオキシ]ベンゾイルピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.6g、3.0mmol)、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(3.0mL)、塩化メチレン(9mL)を使用して、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.2g、収率92%)を固体として得た。
【0480】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.75−2.95 (4H, m), 3.35−3.80 (4H, m), 5.21 (2H, s), 6.74 (1H, s), 6.96 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.00 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.34−7.42 (9H, m).
MS(FAB) m/z: 432 (M + H)+.
(65e)4−[[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル
実施例65dで合成した4−[[4−(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.6g、3.0mmol)のエタノール(7mL)溶液に、ベンジルブロミド(0.58mL、4.9mmol)を加え、60℃にて3時間攪拌した。
生成した固体をろ取後、IPEおよび酢酸エチルで洗浄し、標記目的化合物(1.3g、収率100%)を固体として得た。
【0481】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.12−3.72 (8H, m), 4.38 (2H, s), 5.16 (2H, s), 6.98 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.05 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.33−7.57 (15H, m).
MS(FAB) m/z: 522 (M + H)+.
(65f)4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例65eで合成した4−[[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.6g、3.0mmol)のアセトニトリル(9mL)溶液に、ヨードテトラメチルシラン(0.82mL、5.8mmol)を加え、室温にて6時間攪拌した。
反応液を濃縮後水を加え、水相をエチルエーテルで洗浄した。1N−水酸化ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで分液抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(293mg、収率39%)を固体として得た。
【0482】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.35−2.53 (4H, m), 3.41−3.80 (8H, m), 6.69 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.87 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.91 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.27−7.35 (7H, m).
MS(FAB) m/z: 388 (M + H)+.
(65g)2−ベンジル−3−[4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例65fで合成した4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(100mg、0.26mmol)、実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(81mg、0.34mmol)、オキザリルクロリド(32μL、0.36mmol)、DMF(触媒量)、THF(1mL)およびDMA(1mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(157mg、収率100%)を油状物質として得た。
【0483】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 2.35−2.56 (4H, m), 3.43−3.79 (8H, m), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.95−6.99 (4H, m), 7.26−7.40 (14H, m), 7.85 (1H, d, J= 6.1Hz).
MS(FAB) m/z: 610 (M + H)+.
(65h)2−ベンジル−3−[4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例65gで合成した2−ベンジル−3−[4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(157mg、0.26mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.52mL、0.52mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(100mg、収率67%)を固体として得た。
【0484】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.31 (3H, t, J= 7.2Hz), 2.35−2.56 (4H, m), 3.43−3.79 (8H, m), 4.31 (2H, q, J= 7.2Hz), 6.95−6.99 (4H, m), 7.26−7.40 (14H, m), 7.85 (1H, d, J= 6.1Hz).
MS(FAB) m/z: 582 (M + H)+.
【0485】
【実施例66】3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(66a)3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例65fで合成した4−[4−[4−(ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(159mg、0.41mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(122mg、0.53mmol)、オキザリルクロリド(50μL、0.57mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(164mg、収率67%)を油状物質として得た。
【0486】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 3.01 (3H, s), 3.40−3.79 (10H, m), 6.98 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.04 (2H, d, J= 7.6Hz), 7.20−7.40 (12H, m), 7.58 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.38 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 598 (M + H)+.
(66b)3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例66aで合成した3−[4−[4−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(164mg、0.27mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.55mL、0.55mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(47mg、収率29%)を固体として得た。
【0487】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 3.30−3.67 (10H, m), 6.91 (2H, d, J= 8.6Hz), 6.99 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.12−7.33 (13H, m), 7.64 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 584 (M + H)+.
【0488】
【実施例67】2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[(4−ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(67a)4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル
実施例65dで合成した4−[[4−(ピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.1g、2.6mmol)のエタノール(7mL)溶液に、1−ヨードペンタン(0.67mL、5.1mmol)を加え、実施例65eに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.3g、収率100%)を固体として得た。
【0489】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.89 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.23−1.37 (4H, m), 1.58−1.68 (2H, m), 2.99−3.38 (8H, m), 3.61−3.72 (2H, m), 5.16 (2H, s), 6.99 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.06 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.33−7.54 (9H, m), 9.84 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 502 (M + H)+.
(67b)4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン
実施例67aで合成した4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルカルバミン酸 ベンジルエステル(1.1g、2.2mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液に、ヨードテトラメチルシラン(0.94mL、6.6mmol)を加え、実施例65fに記載した方法に従い、標記目的化合物(421mg、収率52%)を固体として得た。
【0490】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.90 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.25−1.38 (2H, m), 1.45−1.53 (2H, m), 1.58−1.70 (2H, m), 2.32−3.53 (6H, m), 3.40−3.81 (6H, m), 6.69 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.88 (2H, d, J= 8.7Hz), 6.92 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.35 (2H, d, J= 8.7Hz).
MS(FAB) m/z: 368 (M + H)+.
(67c)2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例67bで合成した4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニルアミン(223mg、0.61mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(180mg、0.79mmol)、オキザリルクロリド(74μL、0.85mmol)、DMF(触媒量)、THF(3mL)およびDMA(3mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(253mg、収率72%)を油状物質として得た。
【0491】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 0.90 (3H, t, J= 6.9Hz), 1.22−1.38 (2H, m), 1.45−1.54 (2H, m), 1.60−1.66 (2H, m), 2.35−2.52 (4H, m), 3.01 (3H, s), 3.45−3.79 (4H, m), 3.79 (2H, s), 6.99 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.04 (2H, d, J= 8.9Hz), 7.21−7.24 (3H, m), 7.35 (2H, d, J= 7.2Hz), 7.40 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.58 (2H, d, J= 8.9Hz), 8.39 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 578 (M + H)+.
(67d)2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例67cで合成した2−フルオロ−3−オキソ−3−[4−[4−[4−(ペンチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニルオキシ]フェニル]アミノ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(253mg、0.44mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.88mL、0.88mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(125mg、収率51%)を固体として得た。
【0492】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 0.88 (3H, t, J= 6.8Hz), 1.21−1.32 (4H, m), 1.54−1.63 (2H, m), 2.82−3.30 (4H, m), 3.58−3.75 (6H, m), 6.97 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.04 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.17−7.19 (3H, m), 7.26−7.28 (2H, m), 7.39 (2H, d, J= 8.6Hz), 7.71 (2H, d, J= 9.0Hz), 10.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 564 (M + H)+.
【0493】
【実施例68】3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
(68a)1−ベンズヒドリル−4−(ブロモアセチル)ピペラジン
1−ベンズヒドリルピペラジン(2.0g、7.9mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液に、ブロモアセチルクロリド(0.72mL,8.7mmol)を加え、室温にて20分間攪拌した。
反応液に1N−水酸化ナトリウム水溶液並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮し、標記目的化合物(3.0g、収率100%)を油状物質として得た。本化合物はこれ以上精製することなく次の反応に使用した。
【0494】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.41 (2H, t, J= 5.1Hz), 2.47 (2H, t, J= 5.0Hz), 3.52 (2H, t, J= 5.0Hz), 3.64 (2H, t, J= 5.1Hz), 3.83 (2H, s), 4.26 (1H, s), 7.19−7.23 (2H, m), 7.28−7.31 (4H, m), 7.42 (4H, d, J= 7.1Hz).
MS(FAB) m/z: 373 (M + H)+.
(68b)1−ベンズヒドリル−4−[(3−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン
実施例68aで合成した1−ベンズヒドリル−4−(ブロモアセチル)ピペラジン(1.5g、4.0mmol)のDMF(12mL)溶液に、3−ニトロフェノール(503mg、3.6mmol)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.7g、収率100%)を油状物質として得た。
【0495】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.39−2.44 (4H, m), 3.55 (2H, t, J= 4.9Hz), 3.64 (2H, t, J= 4.9Hz), 4.26 (1H, s), 4.76 (2H, s), 7.20 (2H, t, J= 7.3Hz), 7.26−7.30 (4H, m), 7.40−7.46 (5H, m), 7.72 (1H, s), 7.85 (1H, d, J= 8.1Hz), 8.02 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 432 (M + H)+.
(68c)3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン
実施例68bで合成した1−ベンズヒドリル−4−[(3−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン(1.7g、3.6mmol)のTHF−メタノール(4:1、V/V、15mL)混合溶液に、室温にて塩化ニッケル6水和物(1.7g、7.2mmol)を加えた後、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(548mg、15mmol)を徐々に加え、同温にて40分間攪拌した。
アセトン(4.5mL)並びにセライトを加え10分間攪拌後セライトろ過し、ろ液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3、V/V)にて精製し、標記目的化合物(1.0g、収率69%)を固体として得た。
【0496】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.36−2.44 (4H, m), 3.56−3.70 (6H, m), 4.22 (1H, s), 4.60 (2H, s), 6.25−6.32 (3H, m), 7.03 (1H, t, J= 8.0Hz), 7.16−7.22 (2H, m), 7.25−7.29 (4H, m), 7.40 (4H, d, J= 7.1Hz).
MS(FAB) m/z: 402 (M + H)+.
(68d)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例68cで合成した3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン(300mg、0.75mmol)、実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(233mg、0.97mmol)、オキザリルクロリド(90μL、1.1mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(378mg、収率83%)を油状物質として得た。
【0497】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.29 (3H, t, J= 7.0Hz), 2.36−2.43 (4H, m), 3.49−3.69 (6H, m), 4.24 (1H, s), 4.29 (2H, q, J= 7.0Hz), 4.63 (2H, s), 6.72 (1H, d, J= 8.0Hz), 6.96 (1H, d, J= 8.0Hz), 7.15−7.30 (14H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.3Hz).
MS(FAB) m/z: 624 (M + H)+.
(68e)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例68dで合成した3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(378mg、0.62mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL、1.2mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(66mg、収率18%)を固体として得た。
【0498】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.28−2.39 (4H, m), 3.27−3.60 (6H, m), 4.37 (1H, s), 4.74 (2H, s), 6.63 (1H, d, J= 6.5Hz), 7.15−7.32 (15H, m), 7.45 (4H, d, J= 7.9Hz), 10.03 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 596 (M + H)+.
【0499】
【実施例69】3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(69a)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 エチルエステル
実施例68cで合成した3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン(200mg、0.50mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(148mg、0.65mmol)、オキザリルクロリド(61μL、0.70mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(197mg、収率65%)を固体として得た。
【0500】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.33−2.46 (4H, m), 3.53−3.67 (4H, m), 3.78 (3H, s), 4.25 (1H, s), 4.67 (2H, s), 6.77−6.79 (1H, m), 7.19−7.42 (18H, m), 8.35 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 612 (M + H)+.
(69b)3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例69aで合成した3−[3−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 エチルエステル(197mg、0.32mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.64mL、0.64mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(115mg、収率60%)を固体として得た。
【0501】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.38−2.57 (4H, m), 3.50−3.64 (4H, m), 4.65 (1H, s), 4.79 (2H, s), 6.68−6.73 (1H, m), 7.16−7.64 (18H, m), 8.86 (1H, s), 10.51 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 598 (M + H)+.
【0502】
【実施例70】3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(70a)1−ベンズヒドリル−4−[(4−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン
実施例68aで合成した1−ベンズヒドリル−4−(ブロモアセチル)ピペラジン(1.5g、4.0mmol)のDMF(12mL)溶液に、4−ニトロフェノール(503mg、3.6mmol)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)を順次加え、実施例52aに記載した方法に従い、標記目的化合物(1.6g、収率100%)を固体として得た。
【0503】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.37−2.45 (4H, m), 3.51−3.65 (4H, m), 4.25 (1H, s), 4.78 (2H, s), 6.99 (2H, d, J= 9.3Hz), 7.19−7.31 (6H, m), 7.40 (4H, d, J= 7.1Hz), 8.20 (2H, d, J= 9.3Hz).
MS(FAB) m/z: 432 (M + H)+.
(70b)4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン
実施例70aで合成した1−ベンズヒドリル−4−[(4−ニトロフェニルオキシ)アセチル]ピペラジン(1.5g、3.5mmol)、塩化ニッケル6水和物(1.7g、7.0mmol)、水素化ホウ素ナトリウム(526mg、14mmol)、THF−メタノール(4:1、V/V、15mL)混合溶液を使用して、実施例68cに記載した方法に従い、標記目的化合物(921mg、収率66%)を油状物質として得た。
【0504】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.32−2.45 (4H, m), 3.45 (2H, br s), 3.53−3.67 (4H, m), 4.22 (1H, s), 4.57 (2H, s), 6.61 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.75 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.17−7.29 (6H, m), 7.40 (4H, d, J= 7.3Hz).
MS(FAB) m/z: 401 (M)+・.
(70c)3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例70bで合成した4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニルアミン(200mg、0.50mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(148mg、0.65mmol)、オキザリルクロリド(61μL、0.70mmol)、DMF(触媒量)、THF(2mL)およびDMA(2mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(225mg、収率74%)を固体として得た。
【0505】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 2.33−2.43 (4H, m), 3.54−3.66 (4H, m), 3.78 (3H, s), 4.23 (1H, s), 4.65 (2H, s), 6.91 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.17−7.49 (17H, m), 8.36 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 612 (M + H)+.
(70d)3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例70cで合成した3−[4−[2−(4−ベンズヒドリルピペラジン−1−イル)−2−オキソエトキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(225mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.74mL、0.74mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(65mg、収率30%)を固体として得た。
【0506】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 2.27−2.45 (4H, m), 3.36−3.55 (4H, m), 4.65 (1H, s), 4.76 (2H, s), 6.88 (2H, d, J= 9.2Hz), 7.08−7.56 (18H, m), 10.43 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 598 (M + H)+.
【0507】
【実施例71】3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸(71a)4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
4−ヒドロキシ−1−ピペリジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(2.0g、10mmol)のTHF(25mL)溶液に、4−ニトロフェノール(1.2g、8.3mmol)、トリフェニルホスフィン(3.3g、13mmol)、アゾジカルボン酸 ジエチルエステル(2.0mL、13mmol)を順次加え、室温にて1.5時間攪拌した。
反応液を濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1、V/V)にて精製後、標記目的化合物(2.0g、収率76%)を固体として得た。
【0508】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.48 (9H, s), 1.75−1.83 (2H, m), 1.93−2.00 (2H, m), 3.35−3.42 (2H, m), 3.67−3.73 (2H, m), 4.58−4.63 (1H, m), 6.96 (2H, d, J= 9.2Hz), 8.20 (2H, d, J= 9.2Hz).
MS(FAB) m/z: 323 (M + H)+.
(71b)4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン
実施例71aで合成した4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、4.7mmol)の塩化メチレン(15mL)溶液に、アニソール(触媒量)、トリフルオロ酢酸(4.7mL)を順次加え、実施例52bに記載した方法に従い、標記目的化合物(885mg、収率86%)を固体として得た。
【0509】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.67−1.76 (2H, m), 2.02−2.06 (2H, m), 2.74−2.80 (2H, m), 3.13−3.81 (2H, m), 4.47−4.53 (1H, m), 6.95 (2H, d, J= 9.3Hz), 8.19 (2H, d, J= 9.3Hz).
MS(EI) m/z: 222 (M)+・.
(71c)1−ベンズヒドリル−4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン実施例71bで合成した4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン(885mg、4.0mmol)のDMF(12mL)溶液に、ベンズヒドリルクロリド(1.4mL、8.0mmol)、炭酸カリウム(1.1g、8.0mmol)を順次加え、70℃にて10時間攪拌した後、水素化ナトリウム(347mg、8.0mmol)を加え、70℃にて3時間攪拌後一晩放置した。
反応液に水並びに酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて分液抽出した。抽出した有機相を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(693mg、収率45%)を油状物質として得た。
【0510】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.87−1.95 (2H, m), 2.05−2.10 (2H, m), 2.27−2.32 (2H, m), 2.76−2.79 (2H, m), 4.36 (1H, s), 4.46−4.51 (1H, m), 6.97 (2H, d, J= 9.3Hz), 7.22−7.26 (2H, m), 7.31−7.35 (4H, m), 7.47 (4H, d, J= 7.3Hz), 8.22 (2H, d, J= 9.3Hz).
MS(EI) m/z: 388 (M)+・.
(71d)4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニルアミン
実施例71cで合成した1−ベンズヒドリル−4−(4−ニトロフェニルオキシ)ピペリジン(870mg、2.2mmol)の酢酸エチル(7mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(87mg)を加え、水素気流下3時間攪拌した。
触媒をろ去、濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、V/V)にて精製し、標記目的化合物(534mg、収率67%)を固体として得た。
【0511】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.86−1.79 (2H, m), 1.90−2.00 (2H, m), 2.17−2.22 (2H, m), 2.76−2.78 (2H, m), 3.46 (2H, br s), 4.12−4.20 (1H, m), 4.33 (1H, s), 6.65 (2H, d, J= 8.8Hz), 6.79 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.20−7.24 (2H, m), 7.30−7.33 (4H, m), 7.46 (4H, d, J= 7.1Hz).
MS(FAB) m/z: 359 (M + H)+.
(71e)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル
実施例71dで合成した4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニルアミン(50mg、0.14mmol)、実施例56bで合成した2−ベンジル−2−フルオロ−3−エトキシ−3−オキソプロピオン酸(44mg、0.18mmol)、オキザリルクロリド(17μL、0.20mmol)、DMF(触媒量)、THF(1mL)およびDMA(1mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(43mg、収率55%)を固体として得た。
【0512】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.29 (3H, t, J= 7.1Hz), 1.76−1.83 (2H, m), 1.92−1.98 (2H, m), 2.15−2.21 (2H, m), 2.67−2.74 (2H, m), 3.46−3.69 (2H, m), 4.22−4.31 (4H, m), 6.81 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.16−7.33 (13H, m), 7.41 (4H, d, J= 7.1Hz), 7.71 (1H, d, J= 6.5Hz).
MS(FAB) m/z: 581 (M + H)+.
(71f)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸
実施例71eで合成した3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−ベンジル−2−フルオロ−3−オキソプロピオン酸 エチルエステル(67mg、0.12mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.23mL、0.23mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(43mg、収率68%)を固体として得た。
【0513】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.67−1.78 (2H, m), 1.94−2.00 (2H, m), 2.20−2.38 (2H, m), 2.68−2.75 (2H, m), 3.38−3.57 (2H, m), 4.30−4.56 (2H, m), 6.91 (2H, d, J= 8.8Hz), 7.23−7.50 (18H, m), 9.98 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 553 (M + H)+.
【0514】
【実施例72】3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
(72a)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル
実施例71dで合成した4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニルアミン(100mg、0.28mmol)、実施例50bで合成した2−フルオロ−3−メトキシ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸(83mg、0.36mmol)、オキザリルクロリド(34μL、0.39mmol)、DMF(触媒量)、THF(1mL)およびDMA(1mL)を使用して、実施例51bに記載した方法に従い、標記目的化合物(88mg、収率56%)を固体として得た。
【0515】
1H NMR(CDCl3, 400MHz) :δ 1.74−1.86 (2H, m), 1.92−2.00 (2H, m), 2.13−2.24 (2H, m), 2.66−2.77 (2H, m), 3.76 (3H, s), 4.23−4.29 (1H, m), 4.30 (1H, s), 6.87 (2H, d, J= 9.0Hz), 7.16−7.50 (17H, m), 8.24 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 569 (M + H)+.
(72b)3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸
実施例72aで合成した3−[4−[(1−ベンズヒドリルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル]アミノ−2−フルオロ−3−オキソ−2−フェニルオキシプロピオン酸 メチルエステル(88mg、0.16mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、1N−水酸化ナトリウム水溶液(0.31mL、0.31mmol)を加え、実施例50dに記載した方法に従い、標記目的化合物(36mg、収率42%)を固体として得た。
【0516】
1H NMR(DMSO− d6, 400MHz) :δ 1.83−1.98 (2H, m), 2.08−2.23 (2H, m), 2.73−3.15 (4H, m), 4.48−4.60 (2H, m), 6.99 (2H, d, J= 8.7Hz), 7.14−7.80 (18H, m), 10.43 (1H, s).
MS(FAB) m/z: 555 (M + H)+.
【0517】
【試験例】
【0518】
【試験例1】
PTP−1B酵素の調製
ヒトPTP−1BのcDNAのヌクレオチド配列は配列表の配列番号1に記載されている。また、遺伝子データベースであるGenBank に登録番号NM 002827で登録されており、アミノ酸配列は配列表の配列番号2に記載されている。このうち活性領域を含む第1番目から第321アミノ酸までをコードする蛋白質を取得するために、ヒト肝ガン由来細胞株HepG2から総RNA(total RNA)を抽出し、これを鋳型として逆転写ポリメラーゼチェインリアクション(reverse transcript polymerase chain reaction, RT−PCR)法によって相補DNA(cDNA)を取得し、これを大腸菌発現ベクターに組み込み、大腸菌によって発現させ、精製した。詳細を以下に示す。
(1−1)細胞株HepG2からの総RNA取得
大日本製薬株式会社から、細胞株HepG2(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション HB−8065)を購入し、培養面積75平方センチメートルの組織培養フラスコ(BDバイオサイエンセズ社製)に培養した。培地として、ダルベッコ改変イーグル培地(Gibco D−MEM、インビトロジェン株式会社製)に、ウシ胎児血清(ハイクロン社製)を体積比10%、抗生物質溶液[Antibiotic Antimycotic Solution, stabilized (100x), シグマ社製]を体積比1%、それぞれ添加したものを用いた。
【0519】
炭酸ガスインキュベーター内で37℃、95%炭酸ガス下で3日間培養し、おおよそ半コンフルエントの状態に生育したところで、フラスコ内の培地を吸引して除き、氷冷しておいたリン酸緩衝生理食塩水(Gibco Dulbecco’s Phosphate−Buffered Saline, インビトロジェン社製)を10ml添加して細胞を洗浄したのち同食塩水を吸引して除いた。その後フラスコ内の細胞に、7.5mlのトリゾール試薬(Gibco TRIZOL reagent, インビトロジェン社製)を添加しピペッテイングを繰り返し、さらに室温で5分間ほど放置して、細胞を溶解させた。
【0520】
この細胞溶解液を、トリゾール試薬の説明書に概ね従いながら、イソプロピルアルコール沈殿などを行い、RNAの沈殿を得て、これを純水に溶解させ、約マイナス20℃の冷凍庫に保存した。このときのRNA溶液は0.22mlあり、一部を取って純水で100倍希釈した試料の260nmにおける吸光度は0.562であった。吸光度1のとき39.5μg/mlのRNAが存在するとして計算し、総RNAの収量は、0.562×100×39.5×0.22=488μgとした。
(1−2)PTP−1BのcDNAクローニング
Puius, YAらの方法(プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ザ・ユー・エス・エー、第94巻、13420−13425、1997年)を参考に、PTP−1B cDNAのPCRによる増幅用プライマーとして、以下の2つのオリゴデオキシヌクレオチドを、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社(東京)に委託して化学合成した。
5’−agctggatccatatggagatggaaaaggagtt−3’(プライマーNo.1:配列表の配列番号3)、
5’−acgcgaattcttaattgtgtggctccaggattcg−3(プライマーNo.2:配列表の配列番号4)。
次に、先に得たHepG2総RNAを鋳型とし、上記のプライマーNo.1およびプライマーNo.2をプライマーとして、Ready−To−Go RT−PCR Beads(アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)を用いたRT−PCR法によって、PTP−1BのcDNA増幅を行った。反応生成物を1.5%アガロース電気泳動にかけ、増幅した断片を切り出して精製し、pCR2.1ベクタープラスミド(インビトロジェン株式会社製)にクローニングした。増幅されたDNA断片は、配列表の配列番号1のヌクレオチド番号73からヌクレオチド番号1035までのヌクレオチド配列を含んでいる。
pCR2.1ベクタープラスミドにクローニングされたPTP−1BのcDNAの塩基配列を調べ、正しい塩基配列断片を有したプラスミドクローンの中で、pCR2.1が元来持つBamHI切断サイトが3’以降に位置する向きにPTP−1B相補DNAが挿入されていたクローンを選択し、これを制限酵素NdeIおよびBamHIで処理することで、PTP−1BのcDNAを含む断片を生成させた。これをアガロース電気泳動で精製し、同じくNdeIおよびBamHIで処理し精製しておいた大腸菌発現ベクターpET−11c(Novagen, Inc.製)に挿入しクローニングした。以上により、ヒトPTP−1Bの配列表の配列番号2のアミノ酸番号1からアミノ酸番号321までからなるポリペプチドを大腸菌において発現するプラスミドである、pET−hPTP1B(1−321)を構築した。
(1−3)ヒトPTP−1B(1−321)の大腸菌による発現と精製
プラスミドpET−hPTP1B(1−321)を大腸菌BL21 DE3株(Novagen, Inc.製)に形質転換し、アンピシリン(100μg/ml)耐性菌を取得した。アンピシリン(100μg/ml)を含む2 x YT培地(イーストエキス1%、トリプトン1.6%、塩化ナトリウム0.5%)2リットルを用い、37℃で培養し、OD600nmが0.6に達したときに、IPTG(Isopropyl β−D−Thiogalactoside)を0.1mMとなるよう添加して、さらに37℃で6時間培養することにより、組換え蛋白の発現を誘導した。
【0521】
菌体を遠心分離(6,000rpm、15分間、4℃)で集めた後、30mlの溶解バッファー[20mMTrisHCl(pH7.5)、1mM DTT、1mM EDTA、Complete protease inhibitor cocktail(Roche Diagnostics社製、1錠/50ml)]に懸濁した。懸濁液を4等分して4本の50ml容遠心チューブ(Falcon社製2070チューブ)に入れ、5,000rpm、4℃で15分間遠心分離し、上澄を捨て、それぞれ5mlの溶解バッファーを加え、菌体を懸濁させた。これをマイナス80℃冷凍庫に保存した。
【0522】
凍結保存していた菌体懸濁液チューブの1本(培養液500ml分)に、22mlの溶解バッファーを加え、超音波により菌体を破砕した。破砕液を遠心分離(14,000rpm、90分間、4℃)し、上清を0.45μmのフィルターでろ過した。ろ液をHiTrap Q FFカラム(カラム容積約5ml、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)に吸着させ、緩衝液A[10mMTrisHCl(pH7.5)、1mM DTT、1mM EDTA]で洗浄後、緩衝液Aおよび1M NaClを含む緩衝液Aを用いた直線的NaCl濃度勾配で溶出した。
計算上のNaCl濃度がおよそ0.2Mから0.33Mに相当する溶出液画分に、SDS−PAGEで分子量約37,000の蛋白のバンドが確認され、PTP−1B酵素活性が認められた。この活性画分(12.5ml)を集め、緩衝液B[10mM MES(pH6.5)、1mM DTT、1mM EDTA]に対して一夜透析した後、HiTrap CM FFカラム(カラム容積約1ml、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)に吸着させ、緩衝液Bで洗浄後、緩衝液Bおよび1M NaClを含む緩衝液Bを用いた直線的NaCl濃度勾配で溶出した。
【0523】
計算上のNaCl濃度がおよそ0.25Mから0.4Mに相当する溶出液画分に、SDS−PAGEで分子量約37,000の蛋白のバンドが確認され、PTP−1B酵素活性が認められた。この活性画分(3ml)を集め、HiLoad 26/60 Superdex 75 pgカラム(カラム容積約320ml、アマシャム・ファルマシア・バイオテク株式会社)にかけ、緩衝液C[10mM Tris−HCl(pH7.5)、3mM DTT、0.2mM EDTA]を用いてゲルろ過した。溶出液の蛋白質ピーク部分(18ml)を集め、Centriprep−10(ミリポア社)を用いて遠心濃縮した。
【0524】
得られたPTP−1Bタンパク質[PTP−1B(1−321)]の溶液は約0.7ml、濃度25mg/ml、収量は18mgであった。Micromass社製の質量分析器Q−TOF2を用いた質量分析において、理論質量37312.75Daに対し観察質量37310.5±4.3Daであった。
【0525】
【試験例2】
PTP−1B酵素阻害活性の測定
PTP−1B酵素反応の基質として、3箇所のチロシンがすべてリン酸化されている、以下のアミノ酸配列からなる合成ペプチド:
Thr−Arg−Asp−Ile−Tyr(PO4)−Glu−Thr−Asp−Tyr(PO4)−Tyr(PO4)−Arg−Lys(配列表の配列番号5)、
((株)島津総合科学研究所(東京都千代田区)に委託合成)を使用した。[このアミノ酸配列は、Ullrichらの報告(ネイチャー、第313巻、756−761頁、1985年)に基づくアミノ酸番号によれば、インスリン受容体の第1142番から第1153番に相当する配列であり、Genbank No. X02160に登録されているインスリン受容体前駆体のアミノ酸配列においては、第1169番から第1180番に相当する。]
この基質ペプチドとPTP−1B酵素を反応させ、反応によって基質から遊離した無機リン酸を定量することによって、酵素活性の測定を行った。酵素反応中に被験化合物を共存させた際の酵素活性の低下を、酵素阻害活性とした。具体的には、以下の方法で行った。
【0526】
基質ペプチド((株)島津総合科学研究所に委託合成)を、20mM イミダゾール(pH7.0),50mM NaCl,5mM DTT,2.5mM EDTAからなる緩衝液に、300μMになるよう溶解し、冷凍保存した。
【0527】
先に得たPTP−1B溶液を、200ng/mlとなるように、20mM イミダゾール(pH7.0),50mM NaCl,5mM DTT,2.5mM
EDTA,0.05% Nonidet P−40からなる緩衝液で希釈した。
【0528】
96穴ミクロタイタープレート[Costar 3695(ハーフエリア)、コーニング社]を用い、各穴に緩衝液[20mM イミダゾール(pH7.0)、50mM NaCl,5mM DTT,2.5mM EDTA](39μl)、PTP−1B酵素溶液(5μ1)、及び化合物のDMSO溶液(5mM、1μl)を添加した。対照には、溶媒(DMSO、1μl)を化合物のDMSO溶液のかわりに添加した。37℃で約10分間プレインキュベートした後、基質ペプチド溶液(300μM、5μl)を添加して、10分間37℃でインキュベートした。
【0529】
その後、遊離した無機リン酸の量を定量するため、各穴にマラカイトグリーン溶液(90μl、BIOMOL Research Laboratories, Inc.製)を添加し、室温で約10分間放置した後、ミクロプレートリーダーで650nmにおける吸光度を測定した。この条件下では、吸光度が概ね0.05から0.6の範囲(リン酸約0.05から1.0nM/穴)で吸光度とリン酸濃度との間にほぼ直線性が認められた。
【0530】
被験化合物のPTP−1B阻害活性は、以下の計算式によって求めた。
【0531】
【数1】
阻害活性(%)=
[[吸光度{各化合物(100μM)存在下}]/[吸光度(対照)]]×100
得られた結果を表9に示す。
【0532】
【表9】
【0533】
表9から、本発明の化合物は優れたPTP−1B酵素阻害活性を有することがわかる。
【0534】
【製剤例】
カプセル剤
上記で示される各成分の粉末を良く混合し、60メッシュの篩(メッシュの基準はTyler基準による)を通す。得られる粉末180mgをはかり分け、ゼラチンカプセル(No.3)に充填し、カプセル剤を調製する。
(2)錠剤
上記で示される各成分の粉末を良く混合し、各150mg重量の錠剤に圧縮成型する。必要ならば、これらの錠剤は糖またはフィルムで被覆してもよい。
(3)顆粒剤
上記で示される各成分の粉末を良く混合し、純水で湿らし、バスケット式顆粒化機で顆粒化し、乾燥して顆粒剤を得る。
【0535】
【発明の効果】
本発明のマロン酸誘導体並びにその薬理上許容される塩及びその薬理上許容されるエステルは、優れたプロテイン・チロシン・ホスファターゼ阻害作用(例えば、プロテイン・チロシン・ホスファターゼ−1B阻害作用)、インスリン抵抗性改善作用、血糖低下作用、脂質低下作用、抗炎症作用等を有し、糖尿病、高血糖症、耐糖能不全、肥満症、高脂血症、糖尿病合併症、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、悪性腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、免疫不全、炎症性疾患、神経障害、神経変性疾患、感染症等の治療薬及び/又は予防薬(特に糖尿病の治療薬及び/又は予防薬)として有用である。
【0536】
【配列表フリーテキスト】
配列番号1:ヒトPTP−1BのcDNAのヌクレオチド配列
配列番号2:ヒトPTP−1BのcDNAのアミノ酸配列
配列番号3:PCRセンスプライマー
配列番号4:PCRアンチセンスプライマー
配列番号5:合成ペプチド1(アミノ酸番号5、9および10のXaaはリン酸化チロシンを示す。)
【0537】
【配列表】
Claims (23)
- 下記一般式(I’)
[式中、Arは6乃至10員芳香環基を示し、Aは単結合、メチレン又は炭素数1〜3個のオキシアルキレンを示し、W1は単結合、オキシアルキレン、カルボニル、酸素原子又はアミド結合を示し、W2は単結合、フェニレン、フェニレンオキシ、フェニレンカルボニル又はメチレンカルボニルを示し、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2はW1と一緒に環を形成していても良いか、水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基(該アルコキシ基はカルボキシル基により置換されていても良い)又はカルボキシル基を示し、Arは芳香環を示し、kは1乃至3の整数を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。 - 下記一般式(Ia’)
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又はカルボキシル基を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。 - 下記一般式(Ib’)
[式中、Xは酸素原子又はメチレンを示し、Zは水素原子又はフッ素原子を示し、R1は炭素数5〜20個の直鎖のアルキル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基、炭素数7〜20個の直鎖のアルカジエニル基、ピペラジニル基(該ピペラジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)、ピペリジニル基(該ピペリジニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数7〜13個のアラルキル基により置換されていても良い)又はフェニル基(該フェニル基は、炭素数1〜6個のアルキル基又は炭素数1〜6個のカルボキシル基により置換されていても良いアルコキシ基により置換されていても良い)を示し、R2は水素原子、水酸基又は−O−(CH2)na−COOH(naは1乃至6の整数を示す)を示し、R3は水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基又はカルボキシル基を示す。]
で表わされる化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。 - 請求項1乃至5において、Xが酸素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至6において、R1が炭素数7〜20個の直鎖のアルキル基、又は炭素数7〜20個の直鎖のアルケニル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至6において、R1が炭素数10〜15個の直鎖のアルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至6において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至9において、R2が水素原子又は−O−CH2−COOHである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至10において、R2が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至11において、R3が水素原子、メチル基又はメトキシ基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至12において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項14において、Xがメチレンである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項14又は15において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項14乃至16において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項18において、Xがメチレンである化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項18又は19において、R1がn−ペンタデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項18乃至20において、R3が水素原子である化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−3−フェニルプロピオン酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(2−ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(3−ヒドロキシカルボニルプロピルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)−3−(4−ヒドロキシカルボニルブチルオキシ)フェニル]アミノカルボニル]−2−(フェニルオキシ)酢酸、2−[N−[4−(ヘキサデカノイルアミノ)フェニル]アミノカルボニル]−3−[2−(ヒドロキシカルボニルメチルオキシ)フェニル]プロピオン酸、2−(4−ヘキサデカノイルアミノフェニル)アミノカルボニル−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
- 請求項1乃至22に記載の化合物又はその薬理上許容される塩若しくはエステルを含有する医薬。
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|---|---|---|---|---|
| JP2008539167A (ja) * | 2005-04-19 | 2008-11-13 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 紫外線保護 |
| US7514457B2 (en) | 2005-05-31 | 2009-04-07 | Pfizer Inc. | Substituted aryloxymethyl bicyclicmethyl acetamide compounds |
| CN111527065A (zh) * | 2017-09-01 | 2020-08-11 | 科廷大学 | 油酰基-溶血磷脂酰肌醇(油酰基-lpi)的合成衍生物及其用途 |
| CN113527081A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-10-22 | 上海日异生物科技有限公司 | 一种3-氧代环丁烷基羧酸的制备方法 |
-
2003
- 2003-07-18 JP JP2003198893A patent/JP2004307460A/ja active Pending
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