JP2004310004A - レジスト組成物 - Google Patents
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Abstract
提供する。
【解決手段】 (A)活性光線または放射線の照射により、活性種を発生する化合物、(B)(A)の化合物から発生した活性種と反応及び/又は電子移動し、(A)の化合物から発生した活性種と異なる活性種を発生する化合物、及び(C)(B)の化合物から発生した活性種から電子移動し、酸を発生する化合物を含有し、(B)の化合物から発生した活性種の酸化電位の1/2波をEpaとし、(C)の化合物の還元電位の1/2波をEpcとすると、Epc−Epa >0 の関係を満すレジスト組成物。
【選択図】 なし
Description
しかしながら、これらの化合物の、いずれの組合せにおいても、超微細領域での高感度、高解像性、良好なパターン形状は同時に満足できるものではなかった。
即ち、本発明は下記構成より成る。
(B)(A)の化合物から発生した活性種と反応及び/又は電子移動し、(A)の化合物から発生した活性種と異なる活性種を発生する化合物、及び
(C)(B)の化合物から発生した活性種から電子移動し、酸を発生する化合物、
を含有し、
(B)の化合物から発生した活性種の酸化電位の1/2波をEpaとし、(C)の化合物の還元電位の1/2波をEpcとすると、Epc−Epa>0 の関係を満す、
ことを特徴とするレジスト組成物。
Ra−Rb−COO- ( a )
上記一般式(a)において、Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。Rbは単結合、−C(=O)−、−NH−、または−S(=O)2−を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
R1〜R15は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R1〜R15は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
(7)(C)の化合物が、下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物であることを特徴とする前記(1)〜(6)の何れか1項に記載のレジスト組成物。
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。
Rfは置換又は無置換のアリール基もしくは置換又は無置換の直鎖、分岐鎖又は脂環炭化水素基或いはそれらの組み合わせを表し、途中にカルボニル基、酸素原子、硫黄原子を介してもよい。nは、1〜10の整数を表す。
(11)更に、(E)含窒素塩基性化合物を含有することを特徴とする請求項前記(1)〜(10)の何れか1項に記載のレジスト組成物。
(12)活性光線または放射線が、電子線、X線あるいは極紫外線(EUV)から選ばれることを特徴とする前記(1)〜(11)の何れか1項に記載のレジスト組成物。
(B)酸の作用により(D1)成分のアルカリ可溶性樹脂と付加反応をする架橋剤、
(C)下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(D1)アルカリ可溶性樹脂、
を含有することを特徴とするネガ型レジスト組成物。
一般式(a)において、
Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。
Rbは、単結合、−C(=O)−、−NH−、または−S(=O)2−を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。
(B)酸の作用により(D1)成分のアルカリ可溶性樹脂と付加反応をする架橋剤、
(C)上記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(D1)アルカリ可溶性樹脂、
を含有することを特徴とするネガ型レジスト組成物。
一般式(a’)において、
Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。
(C)上記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(D2)酸の作用により、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂、
を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
(C)上記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び、
(D2)酸の作用により、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂、
を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
(20) 更に、(E)含窒素有機塩基性化合物を含有することを特徴とする前記(17)〜(19)のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。
(21) 活性光線又は放射線が、電子線、X線、EUV光から選ばれることを特徴とする、前記(13)〜(20)のいずれかに記載のレジスト組成物。
本発明では、(A)の化合物をイニシエーター、(B)の化合物をメディエーター、(C)の化合物を酸発生剤とそれぞれ名称する。本発明では、イニシエーターを添加することで酸増殖の効率を飛躍的に高め、フェノール系樹脂で酸の増殖が抑制されるという上記問題を克服した。特に、適切な(B)メディエーターを選択することと、(A)イニシエーターを添加することが重要である。これにより、本発明ではポジ型のみならず、ネガ型に適応可能となった。特にネガ型ではフェノール系樹脂が多いため、本発明は非常に有効である。
(B)は、(A)から発生したラジカル等の活性種を(C)(酸発生剤)に運搬する役割を果たしていると考えられる。(B)が無い場合、(A)から発生した活性種は寿命が短いために、(C)に届く前に失活してしまうと考えられる。このように、本発明は、(B)のラジカルがある程度安定化されており、且つ(C)に電子移動するのに充分な不安定性を有している性質を利用したものと推定される。
1.化合物(A)
活性光線または放射線の照射により、(B)と反応及び/又は電子移動する活性種を発生する化合物(A)は、活性光線または放射線の照射により活性なラジカルを発生する化合物が好ましい。
好ましい具体例の一つとして、カルボキシレートを内包する化合物、特には下記一般式(a)で表される構造を含有する化合物が挙げられる。
Ra−Rb−COO- (a)
Rbは、単結合、−C(=O)−、−NH−、または−S(=O)2−を表す。
アリール基としては、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、フェナントレニル基、ピレニル基等が挙げられる。
アリール基上の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素数1〜3の直鎖または分岐鎖フッ素置換アルキル基、水酸基、チオール基、炭素数1〜5のアルキルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、−COO-、−SO3 -等 が挙げられる。
炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖、あるいは環状アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、ラウリル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。
炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖、あるいは環状アルキル基上の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、水酸基、炭素数1〜5のアルキルオキシ基、チオール基、シアノ基、ニトロ基、ホルミル基、−COO-、−SO3 -、ビニル基、アミド基、フェニル基、(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、炭素数1〜5の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素数1〜3の直鎖または分岐鎖フッ素置換アルキル基、水酸基、チオール基、炭素数1〜5のアルキルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、−COO-、−SO3 -)置換フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基等が挙げられる。
環状アルキル基上の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、水酸基、チオール基、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
R1〜R37の直鎖状、分岐状アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基のような炭素数1〜4個のものが挙げられる。
環状アルコキシ基としては、シクロペンチルオキシ基、例えば、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基が挙げられる。
R38及びR39〜R42のアリール基としては、例えば、フェニル基、トリル基、メトキシフェニル基、ナフチル基のような置換基を有してもよい炭素数6〜14個のものが挙げられる。
これらの置換基として好ましくは、炭素数1〜4個のアルコキシ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、沃素原子)、炭素数6〜10個のアリール基、炭素数2〜6個のアルケニル基、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基等が挙げられる。
R1〜R15は、一般式(I)中のR1〜R15と同様である。
R1〜R15は、一般式(I)中のR1〜R15と同様である。
R39〜R41は、一般式(IV)中のR39〜R41と同様である。
本発明の化合物(B)は、(A)から発生した活性種と、反応及び/又は電子移動し、(A)から発生した活性種と異なる活性種を発生する化合物である。この反応とは、基本的には酸化還元反応を表す。以下に例を挙げる。
(A)から発生した活性種がラジカルである場合、上記ラジカルは、(B)の化合物から水素原子を引き抜き、新たに(B)の化合物中にラジカルを発生させる。この時、(A)の化合物は中性化合物へと変化する。上記反応とはこれに限定されるものではなく、水素原子が、他の有機基に置き換わってもよい。
また、(A)から発生したラジカルが還元性である場合、1電子を放出し、(B)の化合物に電子を受け渡すことが可能である。これが電子移動の一例である。1電子還元された後、(B)の化合物は分解し、新たにラジカル等、活性種を発生することが好ましい。この場合、(B)の化合物の還元反応となるが、この逆の、(B)の化合物の酸化反応も有り得る。
(R−0):−0.98V、(R−1):−1.20V、(R−3):−1.30V、(R−6):−1.10V、(R−7):−0.80V、(R−9):−1.05V。
好ましくは、ヒドロキシメチル基、アルコキシメチル基、アシルオキシメチル基、又はアルコキシメチルエーテル基を2個以上有する化合物あるいは樹脂、又はエポキシ化合物である。
ベンゼン環に結合するアルコキシメチル基としては、炭素数6個以下のものが好ましい。具体的にはメトキシメチル基、エトキシメチル基、n−プロポキシメチル基、i−プロポキシメチル基、n−ブトキシメチル基、i−ブトキシメチル基、sec−ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基が好ましい。さらに、2−メトキシエトキシ基及び、2−メトキシ−1−プロピル基の様に、アルコキシ置換されたアルコキシ基も好ましい。
これらのフェノール誘導体の内、特に好ましいものを以下に挙げる。
ヒドロキシメチル基を有するフェノール誘導体は、対応するヒドロキシメチル基を有さないフェノール化合物(上記式においてL1〜L8が水素原子である化合物)とホルムアルデヒドを塩基触媒下で反応させることによって得ることができる。この際、樹脂化やゲル化を防ぐために、反応温度を60℃以下で行うことが好ましい。具体的には、特開平6−282067号公報、特開平7−64285号公報等に記載されている方法にて合成することができる。
このようにして合成されたヒドロキシメチル基またはアルコキシメチル基を有するフェノール誘導体は、保存時の安定性の点で好ましいが、アルコキシメチル基を有するフェノール誘導体は保存時の安定性の観点から特に好ましい。
ヒドロキシメチル基またはアルコキシメチル基を合わせて2個以上有し、いずれかのベンゼン環に集中させ、あるいは振り分けて結合してなるこのようなフェノール誘導体は、単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
Rfは、置換または無置換のアリール基もしくは置換または無置換の直鎖、分岐鎖または脂環炭化水素基或いはそれらの組み合わせを表し、途中にカルボニル基、酸素原子、硫黄原子を介していてもよい。
nは、1〜10の整数を表す。
アリール基上の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、炭素数1〜5の直鎖、分岐鎖アルキル基、炭素数1〜3の直鎖、分岐鎖フッ素置換アルキル基、水酸基、チオール基、炭素数1〜5のアルキルオキシ基、ニトロ基、シアノ基等が挙げられる。
直鎖、分岐鎖、あるいは脂環炭化水素基としては、炭素数1〜8の直鎖、分岐鎖、あるいは脂環炭化水素基が好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、ラウリル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。
直鎖、分岐鎖炭化水素基上の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、水酸基、炭素数1〜5のアルキルオキシ基、チオール基、シアノ基、ニトロ基、ビニル基、ビニルエーテル基、アミド基、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基等が挙げられる。
脂環炭化水素基上の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、水酸基、チオール基、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。
このような化合物(B)は、特にポジ型レジスト組成物に好ましく含まれる。
環状エーテル化合物は、室温、大気圧で沸点が100℃以上であることが好ましく、120℃以上であることがより好ましい。
本発明の化合物(C)は、(B)から発生した活性種から電子移動し、酸を発生する化合物である。また、本発明では、(B)から発生した活性種のEpa(酸化電位の1/2波)と、(C)のEpc(還元電位の1/2波)とが、Epc −Epa >0 の関係を満たすことを要件とする。特に、(C)のEpcが−1.15Vより正側であることが好ましい。
同様に、還元電位に関しても、電位をマイナス側に大きくなるように掃け引きを開始した場合(例:±0V→−2.0V)、還元が起きた時点で、還元波が計測される。そして、電流が流れない状態を示すベースラインの下側に振れる、ピーク(頂点)を持った波形を、還元電位の1/2波と表現し、波形のピーク(頂点)の電位をEpcと表現する。
ΔGel(kcal/mol-1) = 23.06[E0(D+/D)-E0(A/A-)]-wp
ΔGel: 電子移動反応の自由エネルギー変化
E0(D+/D):ドナーが1電子酸化される際の酸化電位
E0(A/A-):アクセプターが1電子還元される際の還元電位
wp:二つのイオン間の静電的な相互作用による引力の仕事量
wpは二つのイオン間の静電的な相互作用による引力の仕事量を表すが、ΔGelへの寄与は小さい。そのため、ΔGel<0は[E0(D+/D)-E0(A/A-)]<0へ近似化してもよい。ここで、E0(D+/D)はドナーが1電子酸化される際の酸化電位を表し、Epaに相当する。また、E0(A/A-)はアクセプターが1電子還元される際の還元電位を表し、Epcに相当する。つまり、ドナーとアクセプター間で電子移動を起こすためにはEpa −Epc <0(Epc −Epa >0と同義)を満たす必要がある。なお、上記式の更なる詳細は、George J. Kavarmos,「光電子移動」1.6章に記載されている。
本発明では、上記式を満たすことにより、(B)化合物から発生した活性種、主にはラジカル含有化合物がドナーとして働き、アクセプターである(C)化合物に電子移動することが可能になることを利用する酸増殖を特徴としたものである。
本発明において、(C)成分の、(B)の化合物から発生した活性種から電子移動し、酸を発生する化合物としては、スルホニウム塩が好ましく用いられる。
任意関数発生器、ポテンショ・スタット、測定容器を連結した測定器を使用し、測定容器中には、支持電解質として、0.1M n−Bu4N・ClO4(半井製ポーラロ用)を、測定溶媒としてアセトニトリル(関東化学製)に溶かし使用した。電極は、作用電極としてPt電極、参照電極としてAg/AgCl(飽和KCl)を使用した。参照電極と測定容器をつなぐ塩橋としては、支持塩1M KNO3 を含有した寒天を充填し使用した。上記の条件で、1×10-4Mになるように試料を測定容器中で溶かし、25℃の条件で、50mV/cm2から1V/cm2の掃引速度で測定した。また、補足として、(B)の化合物のEpaに関する実験方法及び値は、Ber. Bunsenges. Phys. Chem., 75, 458 (1971)により測定することができ、更なる補足資料としては、J. Chem. Phys., 44, 2297 (1966), Radiat. Phys. Chem., 15, 603 (1980)等を参照できる。
上記条件で測定した場合、参照化合物であるフェロセン(Fe(C5H5)2/[Fe(C5H5)2]+)は、Epa=+0.52V, Epc=+0.30Vを示した。
R1及びR2のアリール基は、炭素数6〜16個のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、フェナントレニル基、ピレニル基等を挙げることができる。
A及びBのX+間を連結する炭化水素構造は、炭素数4〜16個の、単結合と、二重結合又は三重結合とから成る共役結合を有する炭化水素構造が好ましく、酸素原子、硫黄原子を有していてもよい。このような炭化水素構造の好ましい具体例としては、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、チオフェン環、フラン環及び下記の共役結合を有する炭化水素構造を挙げることができる。
連結されたX+が同一共役中にある構造としては、例えば、次のような構造を挙げることができる。
対イオンとしては、例えば、脂肪族スルホン酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオン、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸アニオン等を挙げることができる。
芳香族スルホン酸アニオン及び芳香族カルボン酸アニオンに於ける芳香族基としては、好ましくは炭素数6〜30個の芳香族基、例えば、フェニル基、トリル基、ナフチル基等を挙げることができる。
脂肪族スルホン酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオン、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸アニオンが有していてもよい置換基としては、例えば、フッ素原子等のハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基等を挙げることができる。
脂肪族スルホン酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオン、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸アニオンは、置換基としてフッ素原子を有することが好ましい。
本発明においては、成分(C)以外に、活性光線又は放射線の照射により分解して酸を発生する化合物を更に併用してもよい。
本発明の(C)成分と併用しうる光酸発生剤の使用量は、モル比(成分(C)/その他の酸発生剤)で、通常100/0〜20/80、好ましくは100/0〜40/60、更に好ましくは100/0〜50/50である。
そのような併用可能な光酸発生剤としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマイクロレジスト等に使用されている活性光線又は放射線の照射により酸を発生する公知の化合物及びそれらの混合物を適宜に選択して使用することができる。
本発明のレジスト組成物は、バインダー樹脂の選択等により、ポジ型・ネガ型のどちらの形態もとりうる。
4−1.ネガ型レジスト組成物として用いる場合
本発明のレジスト組成物をネガ型として用いる場合のバインダー樹脂(アルカリ可溶性樹脂(D1)ともいう)について説明する。
バインダー樹脂は、これまでネガ化学増幅型レジストで開示されたフェノールノボラック樹脂、ポリビニルフェノール樹脂、ビニルフェノール由来の構造単位を有する共重合体、及びポリビニルフェノール樹脂を一部保護又は修飾することで得られる樹脂等、フェノール骨格を有するポリマーを広く使用することができる。好ましくは下記一般式(X)で表される繰り返し構造単位を含有するフェノール樹脂を挙げることができる。
R2は、水素原子又は置換基を有していても良い、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基若しくはアシル基を表す。
R3、R4は、同じでも異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又は置換基を有していても良い、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基若しくはアリール基を表す。尚、R3及びR4が水素原子であるときは、R3及びR4が式(X)のベンゼン環上に置換基を構成しないことを意味する。
Aは、単結合、置換基を有しても良い、アルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン基若しくはアリーレン基又は−O−、−SO2−、−O−CO−R5−、−CO−O−R6−若しくは−CO−N(R7)−R8−を表す。
R7は、水素原子又は置換基を有していても良い、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基若しくはアリール基を表す。
nは、1〜3の整数を表す。また、複数のR2又はR2とR3若しくはR4が結合して環を形成しても良い。
R2〜R4、R7のシクロアルキル基は、単環型でも良く、多環型でも良い。単環型としては炭素数3〜8個の例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基を好ましく挙げることができる。多環型としては例えば、アダマンチル基、ノルボルニル基、イソボロニル基、ジシクロペンチル基、α−ピネル基、トリシクロデカニル基等を好ましく挙げることができる。
R3、R4のアルケニル基としては、例えば炭素数2〜8個のアルケニル基であって、具体的には、ビニル基、アリル基、ブテニル基、シクロヘキセニル基を好ましく挙げることができる。
R2〜R4、R7のアラルキル基としては、例えば炭素数7〜12個のアラルキル基であって、具体的には、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基等を好ましく挙げることができる。
A、R5、R6、R8のアルケニレン基としては、好ましくは置換基を有していても良い、エテニレン基、プロペニレン基、ブテニレン基等の炭素数2〜6個のものが挙げられる。
A、R5、R6、R8のアリーレン基としては、好ましくはフェニレン基、トリレン基、ナフチレン基等の炭素数6〜12個のものが挙げられる。
これらの基に置換される置換基としては、アミノ基、アミド基、ウレイド基、ウレタン基、ヒドロキシル基、カルボキシル基等の活性水素を有するものや、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子)、アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等)、チオエーテル基、アシル基(アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基等)、アシロキシ基(アセトキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等)、アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基等)、シアノ基、ニトロ基等が挙げられる。特にアミノ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基等の活性水素を有するものが好ましい。
本発明における樹脂中の他の重合性モノマーの含有量としては、全繰り返し単位に対して、50モル%以下が好ましく、より好ましくは30モル%以下である。
一般式(X)で表される繰り返し構造単位の含有量は、全体の樹脂に対して、5〜100モル%、好ましくは10〜90モル%である。
これらの樹脂は1種で使用しても良いし、複数を混合して用いても良い。
アルカリ可溶性ポリマーのアルカリ溶解速度は、0.261Nテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)で測定(23℃)して20Å/秒以上のものが好ましい。特に好ましくは200Å/秒以上のものである。
本発明のアルカリ可溶性ポリマーは、単独で用いても良いが、他のアルカリ可溶性ポリマーを併用することもできる。使用比率は本発明のアルカリ可溶性ポリマー100質量部に対して本発明以外の他のアルカリ可溶性ポリマーを最大100質量部まで併用することができる。以下に併用できるアルカリ可溶性ポリマーを例示する。
ネガ用バインダー樹脂の添加量はネガ型レジスト組成物の全固形分に対し、30〜95質量%、好ましくは40〜90質量%、更に好ましくは50〜80質量%の範囲で使用される。
Aは、一般式(X)のAと同義である。
R101〜R106は、それぞれ独立に、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ基又は置換基を有していてもよい、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、N−アルキルアミノ基若しくはN−ジアルキルアミノ基を表すが、好ましくはヒドロキシ基、炭素数1〜6の直鎖状または分岐状のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルカルボニルオキシ基、フェニル基であり、より好ましくはヒドロキシ基、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基(メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基等)、炭素数1〜3のアルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基等)、フェニル基である。a〜fは、それぞれ独立に0〜3の整数を表し、好ましくは0〜2の整数である。
アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、シクロヘキセニル基を好ましく挙げることができる。
アリール基としては、例えば、フェニル基、トリル基、ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、ナフチル基、アントリル基等を好ましく挙げることができる。
アラルキル基としては、例えば、具体的には、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基等を好ましく挙げることができる。
これらの基に置換される置換基としては、アミノ基、アミド基、ウレイド基、ウレタン基、ヒドロキシル基、カルボキシル基等の活性水素を有するものや、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子)、アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等)、チオエーテル基、アシル基(アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基等)、アシロキシ基(アセトキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等)、アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基等)、シアノ基、ニトロ基等が挙げられる。
次に、本発明のレジスト組成物をポジ型として用いる場合のバインダー樹脂について説明する。
本発明のポジ型レジスト組成物において用いられるバインダー樹脂としては、アルカリ水溶液に不溶又は難溶性で、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶性となるポリマーを用いることができる。すなわち、樹脂の主鎖又は側鎖、あるいは、主鎖及び側鎖の両方に、酸で分解し得る基(以下、「酸分解性基」ともいう)を有する樹脂(以下、「酸分解性樹脂」ともいう)を用いることができる。この内、酸で分解し得る基を側鎖に有する樹脂がより好ましい。
酸分解性基としては好ましくは、シリルエーテル基、クミルエステル基、アセタール基、テトラヒドロピラニルエーテル基、エノールエーテル基、エノールエステル基、第3級のアルキルエーテル基、第3級のアルキルエステル基、第3級のアルキルカーボネート基等である。更に好ましくは、第3級アルキルエステル基、第3級アルキルカーボネート基、クミルエステル基、アセタール基、テトラヒドロピラニルエーテル基である。
このような観点から、特に好ましいアルカリ可溶性樹脂は、o−,m−,p−ポリ(ヒドロキシスチレン)及びこれらの共重合体、水素化ポリ(ヒドロキシスチレン)、ハロゲンもしくはアルキル置換ポリ(ヒドロキシスチレン)、ポリ
(ヒドロキシスチレン)の一部、O−アルキル化もしくはO−アシル化物、スチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体及び水素化ノボラック樹脂である。
また、分子量分布(Mw/Mn)は、好ましくは1.0〜4.0、より好ましくは1.0〜2.0、特に好ましくは1.0〜1.6である。
ここで、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーのポリスチレン換算値をもって定義される。
また、ポジ型レジスト組成物用バインダーポリマーは、2種類以上組み合わせて使用してもよい。
本発明のレジスト組成物には、必要に応じて、さらに、含窒素塩基性化合物、染料、溶剤、界面活性剤、可塑剤、光分解性塩基化合物、光塩基発生剤等を含有させることができる。
本発明で用いることのできる好ましい含窒素塩基性化合物とは、フェノールよりも塩基性の強い化合物である。
好ましい化学的環境として、下記式(A)〜(E)の構造を挙げることができる。式(B)〜(E)は、環構造の一部であってもよい。
R253 、R254 、R255 及びR256 は、同一でも異なってもよく、炭素数1〜6個のアルキル基を表す。
更に好ましい化合物は、一分子中に異なる化学的環境の窒素原子を2個以上有する含窒素塩基性化合物であり、特に好ましくは、置換もしくは未置換のアミノ基と窒素原子を含む環構造の両方を含む化合物もしくはアルキルアミノ基を有する化合物である。
これらの含窒素塩基性化合物は、単独であるいは2種以上一緒に用いられる。
好適な染料としては油性染料及び塩基性染料がある。具体的にはオイルイエロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS,オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブラックBS、オイルブラックT−505(以上オリエント化学工業株式会社製)、クリスタルバイオレット(CI42555)、メチルバイオレット(CI42535)、ローダミンB(CI45170B)、マラカイトグリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI52015)等を挙げることができる。
本発明の組成物は、上記各成分を溶解する溶媒に溶かして支持体上に塗布する。ここで使用する溶媒としては、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−ヘプタノン、γ−ブチロラクトン、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン等が好ましく、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。
上記溶媒に界面活性剤を加えることもできる。具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフトップEF301,EF303,EF352(新秋田化成(株)製)、メガファックF171,F173 (大日本インキ(株)製)、フロラ−ドFC430,FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG710,サーフロンS−382,SC101,SC102,SC103,SC104,SC105,SC106(旭硝子(株)製)、トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)等のフッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)やアクリル酸系もしくはメタクリル酸系(共)重合ポリフローNo.75,No.95(共栄社油脂化学工業(株)製)等を挙げることができる。
これらの界面活性剤の配合量は、本発明の組成物中の固形分100質量部当たり、通常、2質量部以下、好ましくは1質量部以下である。
これらの界面活性剤は単独で添加してもよいし、また、いくつかの組み合わせで添加することもできる。
本発明のレジスト組成物に使用できる可塑剤としては、特開平4−212960号公報、特開平8−262720号、欧州特許735422号、欧州特許416873号、欧州特許439371号、米国特許5846690号各明細書記載の化合物、具体的にはアジピン酸ジ(2−エチルヘキシル)、安息香酸n−ヘキシル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ベンジル−n−ブチル、ジヒドロアビエチルフタレート等が挙げられる。
さらに、本発明の組成物には、特開平7−28247号公報、欧州特許616258号明細書、米国特許5525443号明細書、特開平9−127700号公報、欧州特許762207号明細書、米国特許5783354号明細書記載のアンモニウム塩、具体的には、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ−n−ブチルアンモニウムヒドロキシド、ベタイン等も添加できるし、特開平5−232706号、同6−11835号、同6−242606号、同6−266100号、同7−333851号、同7−333844号各公報、米国特許5663035号、欧州特許677788号各明細書に記載の露光により塩基性が低下する化合物(フォトべース)を添加することもできる。
本発明の組成物に添加できる光塩基発生剤としては、特開平4−151156号、同4−162040号、同5−197148号、同5−5995号、同6−194834号、同8−146608号、同10−83079号、欧州特許622682号に記載の化合物が挙げられ、具体的には、2−ニトロベンジルカルバメート、2,5−ジニトロベンジルシクロヘキシルカルバメート、N−シクロヘキシル−4−メチルフェニルスルホンアミド、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル−N−イソプロピルカーバメート等が好適に用いることができる。これらの光塩基発生剤は、レジスト形状などの改善を目的とし添加される。
これらの現像液の中で好ましくは第四アンモニウム塩、更に好ましくは、テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド、コリンである。
1.構成素材の合成例
(1)バインダー樹脂
合成例1(樹脂例(27)の合成)
4−アセトキシスチレン3.9g(0.024モル)、4−メトキシスチレン0.8g(0.006モル)を1−メトキシ−2−プロパノール30mlに溶解し、窒素気流及び撹拌下、70℃にて重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬工業(株)製;商品名V−65)50mg、4−アセトキシスチレン9.1g(0.056モル)、4−メトキシスチレン1.9g(0.014モル)の1−メトキシ−2−プロパノール70ml溶液を2時間かけて滴下した。2時間後開始剤50mgを追加し、更に2時間反応を行った。その後90℃に昇温し撹拌を1時間続けた。反応液を放冷後、イオン交換水1Lに激しく撹拌しながら投入することにより、白色樹脂を析出させた。得られた樹脂を乾燥後、メタノール100mLに溶解し、25%テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを加え、樹脂中のアセトキシ基を加水分解した後、塩酸水溶液にて中和して白色樹脂を析出させた。イオン交換水にて水洗、減圧下で乾燥後、本発明の樹脂(27)11.6gを得た。GPCにて分子量を測定したところ、重量平均(Mw:ポリスチレン換算)で9,200、分散度(Mw/Mn)で2.2であった。
以下、同様にして各バインダー樹脂を合成した。
架橋剤〔HM−1〕の合成
1−〔α−メチル−α-(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4−〔α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン20g(本州化学工業(株)製Trisp−PA)を10%水酸化カリウム水溶液に加え、撹拌、溶解した。次にこの溶液を撹伴しながら、37%ホルマリン水溶液60mlを室温下で1時間かけて徐々に加えた。さらに室温下で6時間撹伴した後、希硫酸水溶液に投人した。析出物をろ過し、十分水洗した後、メタノール30mlより再結晶することにより、ヒドロキシメチル基を有するフェノール誘導体〔HM−1]の白色粉末20gを得た。純度は92%であった(液体クロマトグラフィー法)。
上記合成例で得られたヒドロキシメチル基を有するフェノール誘導体〔HM−1〕20gを1リットルのメタノールに加え、加熱撹拌し、溶解した。次に、この溶液に濃硫酸1mlを加え、12時間加熱還流した。反応終了後、反応液を冷却し、炭酸カリウム2gをを加えた。この混合物を十分濃縮した後、酢酸エチル300mlを加えた。この溶液を水洗した後、濃縮乾固させることにより、メトキシメチル基を有するフェノール誘導体〔MM−1〕の白色固体22gを得た。純度は90%であった(液体クロマトグラフィー法)。
さらに、同様にしてフェノール誘導体を合成した。
合成例1(酸発生剤(A−2)の合成)
塩化メチレン200ml中に、ヨードシルベンゼン17.6g(80mmol)を加え、攪拌した。得られた懸濁溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸14ml(160mmol)を滴下し、3時間攪拌した。更に、ベンゼン6.24g(80mmol)を滴下し、2時間攪拌した。得られた沈殿物を濾過した後、エーテルで洗浄し、乾燥した。これにより、1,4−ビス[フェニル[(トリフルオロメタンスルホニル)オキシ]ヨード]ベンゼンを得た。
1,4−ビス[フェニル[(トリフルオロメタンスルホニル)オキシ]ヨード]ベンゼン31.6g(40mmol)、酢酸銅(II)360mg(2mmol)、ジフェニルスルフィド54.4ml(330mmol)を懸濁し、200℃で30分間攪拌した。これを室温になるまで冷まし、エーテルで洗浄、乾燥後、酸発生剤(A−2)を得た。
他の化合物も同様の方法を用いて合成した。
〔実施例1〕
(1)ネガ型レジスト溶液の調製および塗設
バインダー樹脂:樹脂(27) 0.70 g
化合物(A):a-37 0.0025g
化合物(B):架橋剤MM−1 0.25 g
化合物(C):酸発生剤C−1 0.04 g
(E)成分:OE−1 0.002 g
界面活性剤 0.001 g
その他酸発生剤:z1 0.02 g
をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート8.5gに溶解させ、得られた溶液を0.1μm口径のメンブレンフィルターで精密ろ過して、ネガ型レジスト溶液を得た。
このネガ型レジスト溶液を6インチウェハー上に東京エレクトロン製スピンコーターMark8を用いて塗布し、110℃、90秒間ホットプレート上で乾燥して、膜厚0.3μmのレジスト膜を得た。
このレジスト膜に、電子線描画装置(日立製HL750、加速電圧50KeV)を用いて、照射を行った。照射後に、110℃、90秒間ホットプレート上で加熱し、2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液を用いて60秒間浸漬した後、30秒間、水でリンスして乾燥した。得られたパターンを下記の方法で、感度、解像力、パタ−ン形状について評価した。
得られたパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡(日立製作所(株)製S−300)を用いて観察した。0.15μm(ライン:スペース=1:1)を解像するときの露光量(電子線照射量)を感度とした。
上記の感度を示す露光量における限界解像力(ラインとスペースが分離解像)を解像度とした。
上記の感度を示す露光量における0.15μmラインパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡(日立製作所(株)製S−4300)を用いて観察し、裾引き、やや裾引き、矩形、ややラウンドトップ、ラウンドトップの5段階評価を行った。
表1および表2に示した各成分を用い、その他は実施例1と同様にしてネガ型レジスト溶液の調製、ネガ型パターン形成を行った。評価結果を表2に示す。
本発明の酸発生剤(C)または本発明の化合物(A)を用いずに、表2に示した各成分を用い、その他は実施例1と同様にしてネガ型レジスト溶液の調製、ネガ型パターン形成を行った。評価結果を表2に示す。
OE−1: 1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン
OE−2: 2,4,5−トリフェニルイミダゾール
OE−3: 4−ジメチルアミノピリジン
OE−4: トリ−n−ブチルアミン
S−1: プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
S−2: プロピレングリコールモノメチルエーテル
W−1: メガファックF176(大日本インキ(株)製)
W−2: シロキサンポリマーKP341(信越化学(株)製)
バインダー樹脂(B−1)の合成
ポリ(p−ヒドロキシスチレン)(日本曹達社製VP−8000)10gをピリジン50mlに溶解させ、これに室温で撹伴下、二炭酸ジ−t−ブチル3.63gを滴下した。
室温で3時間撹伴した後、イオン交換水1L/濃塩酸20gの溶液に滴下した。析出した粉体をろ過、水洗、乾燥すると、樹脂例(B−1)が得られた。
他の樹脂も同様の方法により合成した。
実施例1〜13で使用したネガ型レジスト組成物用バインダー樹脂に代えて、ポジ型レジスト組成物用バインダー樹脂を使用した以外は実施例1〜13と同様の成分(化合物(A)、(B)、酸発生剤(C)、含窒素塩基性化合物(E)、溶剤、界面活性剤)を使用した。
(1)レジスト組成物の塗設
表3および表4に示す各成分を溶剤総量8.5gに溶解し、レジスト組成物の溶液を調製した。
得られた各試料溶液を0.1μm口径のメンブレンフィルターで精密ろ過して、レジスト溶液を得た。
このレジスト溶液を6インチシリコンウェハー上に東京エレクトロン製スピンコーターMark8を用いて塗布し、110℃、90秒ベークして膜厚0.30μmの均一膜を得た。
このレジスト膜に、電子線描画装置(日立製HL750、加速電圧50KeV)を用いて電子線照射を行った。照射後に110℃、90秒ベークし、2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液を用いて60秒間浸漬した後、30秒間、水でリンスして乾燥した。得られたパターンを下記の方法で評価した。
得られたパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡を用いて観察した。0.15μmライン(ライン:スペース=1:1)を解像する時の最小照射エネルギーを感度とした。
(2−2)解像度
上記の感度を示す照射量における限界解像力(ラインとスペースが分離解像)を解像度とした。
(2−3)パターンプロファイル
上記の感度を示す照射量における0.14μmラインパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、裾引き、やや裾引き、矩形、ややラウンドトップ、ラウンドトップの5段階評価を行った。
評価結果を表3および表4に示す。
なお、実施例14〜20及び比較例9〜16のポジ型レジスト組成物の(Epc(C)−Epa(B))値も表3および表4に示す。
上記実施例14、18及び比較例9、12、14の各レジスト組成物を用い、実施例14と同様の方法でレジスト膜を得た。但し、レジスト膜厚は0.25μmとした。得られたレジスト膜にEUV光(波長13nm)を用いて、露光量を0〜5.0mJの範囲で0.5mJづつ変えながら面露光を行い、さらに110℃、90秒ベークした。その後2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液を用いて、各露光量での溶解速度を測定し、感度曲線を得た。この感度曲線において、レジストの溶解速度が飽和するときの露光量を感度とし、また感度曲線の直線部の勾配から溶解コントラスト(γ値)を算出した。γ値が大きいほど溶解コントラストに優れている。
結果を表5に示す。
下記表6に示した各成分を用い、その他は実施例1と同様にしてネガ型レジスト溶液の調製、ネガ型パターン形成、評価を行った。各組成物の(Epc(C)−Epa(B))値とともに評価結果を下記表6に示す。
下記表7に示した各成分を用い、その他は実施例1と同様にしてポジ型レジスト溶液の調製、ポジ型パターン形成、評価を行った。各組成物の(Epc(C)−Epa(B))値とともに評価結果を下記表7に示す。
表8〜10に示した各成分を用い、実施例1〜13及び比較例1〜8に準じてネガ型レジスト溶液の調製と感度、解像度(解像力)の評価を行った。評価結果を表8〜10に示す。
表11〜12に示した各成分を用い、実施例1〜13及び比較例1〜8に準じてポジ型レジスト溶液の調製と感度、解像度(解像力)の評価を行った。評価結果を表11〜12に示す。
Claims (21)
- (A)活性光線または放射線の照射により、活性種を発生する化合物、
(B)(A)の化合物から発生した活性種と反応及び/又は電子移動し、(A)の化合物から発生した活性種と異なる活性種を発生する化合物、及び
(C)(B)の化合物から発生した活性種から電子移動し、酸を発生する化合物、
を含有し、
(B)の化合物から発生した活性種の酸化電位の1/2波をEpaとし、(C)の化合物の還元電位の1/2波をEpcとすると、Epc−Epa >0 の関係を満す、ことを特徴とするレジスト組成物。 - (A)の化合物が下記一般式(a)で表される構造を含有することを特徴とする請求項1に記載のレジスト組成物。
Ra−Rb−COO- ( a )
上記一般式(a)において、Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。Rbは単結合、−C(=O)−、−NH−、または−S(=O)2−を表す。 - (A)の化合物が、一般式(a)と、一般式(I)〜(IV)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる、少なくとも1つから選ばれることを特徴とする請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
上記一般式(I)〜(IV)において、R1〜R37は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。 - (A)の化合物が、下記一般式(V)で表される化合物であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレジスト組成物。
上記一般式(V)において、Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。RcはCH2、CHRa、C(Ra)2を表す。
R1〜R15は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。 - (A)の化合物が、下記一般式(VI)又は(VII)で表される化合物であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレジスト組成物。
上記一般式(VI)又は(VII)において、Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。RcはCH2、CHRa、C(Ra)2を表す。
R1〜R15は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。 - (C)の化合物のEpcが、−1.15Vよりも正であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のレジスト組成物。
- (C)の化合物が、下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のレジスト組成物。
上記一般式(VIII)中、
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。 - (B)の化合物が、分子内にベンゼン環原子団を1〜10個含むフェノール誘導体であり、さらにヒドロキシメチル基及びアルコキシメチル基を分子内にそれぞれ少なくとも1つ有する化合物であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のレジスト組成物。
- (B)の化合物が、環状エーテル化合物であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のレジスト組成物。
- 更に、(E)含窒素塩基性化合物を含有することを特徴とする請求項請求項1〜10の何れか1項に記載のレジスト組成物。
- 活性光線または放射線が、電子線、X線あるいは極紫外線(EUV)から選ばれることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のレジスト組成物。
- (A)一般式(a)と、一般式(I)〜(IV)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる、少なくとも1つ、
(B)酸の作用により(D1)成分のアルカリ可溶性樹脂と付加反応をする架橋剤、
(C)下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(D1)アルカリ可溶性樹脂、
を含有することを特徴とするネガ型レジスト組成物。
Ra−Rb−COO- (a)
一般式(a)において、
Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。
Rbは、単結合、−C(=O)−、−NH−、または−S(=O)2−を表す。
上記一般式(I)〜(IV)において、R1〜R37は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
上記一般式(VIII)中、
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。 - (A)一般式(a’)と、一般式(I)〜(IV)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる、少なくとも1つ、
(B)酸の作用により(D1)成分のアルカリ可溶性樹脂と付加反応をする架橋剤、
(C)下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び、
(D1)アルカリ可溶性樹脂、
を含有することを特徴とするネガ型レジスト組成物。
Ra−O- (a’)
一般式(a’)において、
Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。
上記一般式(I)〜(IV)において、R1〜R37は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
上記一般式(VIII)中、
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。 - (A)成分が、上記一般式(a)と、上記一般式(I)又は(II)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる、少なくとも1つであることを特徴とする請求項13に記載のネガ型レジスト組成物。
- 更に、(E)含窒素有機塩基性化合物を含有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載のネガ型レジスト組成物。
- (A)一般式(a)と、一般式(I)〜(IV)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる少なくとも1つ、
(C)下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(D2)酸の作用により、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂、
を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
Ra−Rb−COO- (a)
一般式(a)において、
Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。
Rbは、単結合、−C(=O)−、−NH−、または−S(=O)2−を表す。
上記一般式(I)〜(IV)において、R1〜R37は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
上記一般式(VIII)中、
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。 - (A)一般式(a’)と、一般式(I)〜(IV)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる少なくとも1つ、
(C)下記一般式(VIII)で表される部分構造と、対イオンとを有する、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物、及び
(D2)酸の作用により、アルカリ現像液中での溶解度が増大する樹脂、
を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
Ra−O- (a’)
一般式(a’)において、
Raは水素原子、置換または無置換の炭素数6〜16のアリール基、置換または無置換の炭素数1〜20の直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、−COO- あるいは−SO3 - を表す。
上記一般式(I)〜(IV)において、R1〜R37は、各々独立に、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、直鎖状、分岐状あるいは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子又は−S−R38基を表す。
R38は、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。R1〜R15、R16〜R27、R28〜R37のうち、2つ以上が結合して、単結合、炭素原子、酸素原子、イオウ原子及び窒素原子から選択される1種又は2種以上を含む環を形成してもよい。
R39〜R42は、それぞれ独立して、水素原子、直鎖状、分岐状あるいは環状アルキル基、又はアリール基を表す。
上記一般式(VIII)中、
Xは、硫黄原子又は沃素原子を表す。複数個のXは、同一であっても異なっていてもよい。
R1及びR2は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。R1が複数個ある場合に、複数個のR1は、同一であっても異なってもよい。R2が複数個ある場合に、複数個のR2は、同一であっても異なってもよい。また、R1とR2、R1とA、R1とB、R2とA、R2とBが結合して環を形成してもよい。
A及びBは、各々独立に、X+間を連結する炭化水素構造を表す。但し、A又はBを介して連結されたX+間の少なくとも1つは、連結されたX+が同一共役中にある構造を示す。Aが複数個ある場合に、複数個のAは、同一であっても異なってもよい。
lは、0又は1を表す。但し、Xが硫黄原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは1を表し、Xが沃素原子の場合にX+に結合しているR1を括るlは0を表す。
mは、0〜10の整数を表す。
nは、1〜6の整数を表す。但し、mが0の場合に、nは、2以上の整数を表す。 - (A)成分が、上記一般式(a)と、上記一般式(I)又は(II)で表される組み合わせからなる化合物から選ばれる、少なくとも1つであることを特徴とする請求項17に記載のポジ型レジスト組成物。
- 更に、(E)含窒素有機塩基性化合物を含有することを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載のポジ型レジスト組成物。
- 活性光線又は放射線が、電子線、X線、EUV光から選ばれることを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一項に記載のレジスト組成物。
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