JP2004332985A - 即湯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】最適な出湯特性が得られ、ランニングコストを削減できる即湯システムを提供する。
【解決手段】湯を内部に溜め保温することのできる貯湯タンク2を備え、給湯配管10,10aの途中に設けられる即湯システム1において、外気温や、給湯配管10または給水配管11内の冷水温度を検知し得る検出部30を設け、この検出部30で検知された検知温度に従い、貯湯タンク2の保温温度を制御するように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】湯を内部に溜め保温することのできる貯湯タンク2を備え、給湯配管10,10aの途中に設けられる即湯システム1において、外気温や、給湯配管10または給水配管11内の冷水温度を検知し得る検出部30を設け、この検出部30で検知された検知温度に従い、貯湯タンク2の保温温度を制御するように構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、即湯システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、冬場において給湯配管内の水温が5℃である場合に、浴室内等に設置された水栓金具を開けた時には、この5℃の配管内の水が先ず水栓金具から吐出されて、その後に、給湯器で沸かされた湯が徐々に給湯配管内を流れて水栓金具に到達し、やがて水栓金具から温かい湯が吐出されてくるが、水栓金具から温かい湯が吐出されるまでに時間がかかり、冬場等において水栓金具を開けた初期には冷水が吐出されていた。
しかし、即湯システムを給湯配管内に設けることにより、即湯システム内に湯が溜められて保温されているため、水栓金具を開けた時に、この即湯システム内の湯が水栓金具から吐出され、水栓金具を開けた初期段階から温かい湯を使うことができるものとなる。
【0003】
従来、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に即湯システムを設けて、水栓金具を開けた初期から温かい湯が吐出されるように構成したシステムが存在する(例えば、特許文献1参照。)。
なお、従来では、夏場は即湯システム内の湯を約70℃に保温し、冬場では即湯システム内の湯を約80℃に保温できるように、2種類の保温温度調節機能を装備しており、この保温温度は使用者が脱衣室等に設けられたスイッチで切り替えるように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−128036号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のような構造では、使用者がスイッチを切り替えない限り、最適な出湯特性が得られないこととなり、夏場等に、冬場の設定で高い温度で保温することにより、ランニングコストが増大してしまうという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、外気温や給湯水温度に応じて、即湯システムの保温温度を自動で切り替えて、最適な出湯特性とランニングコスト削減を図ることのできる即湯システムを提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された検知温度に従い、前記貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことである。
【0007】
また、第2の要旨は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備えた即湯システムにおいて、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された冷水温度に従い、前記貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことである。
【0008】
また、第3の要旨は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された検知温度に従い、前記給湯器から前記貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を自動で切り替えるように構成したことである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、即湯システムの設置状態図であり、図2は、即湯システムの貯湯タンク周辺の断面拡大構成図である。
図において、即湯システム1は、湯を溜めて内部で保温することのできる貯湯タンク2と、その周囲に設けられた配管で構成されており、湯が流入する入管部3から、下方配管4と上方配管5に分岐されて、下方配管4を通って湯が貯湯タンク2内に流入されるように構成されており、また、上方配管5を通った湯は、出管部6から流出されるように構成されている。また、貯湯タンク2の上面には、出管部6に繋がる接続金具7が設けられている。
【0010】
このような即湯システム1は、ユニットバスの浴槽8の裏側の防水パン9に、下方を挿入状に設置されており、防水パン9には、図示しない給湯器で沸かされた湯が供給される給湯配管10と、水が供給される給水配管11が設けられ、給湯配管10には止水栓付ストレーナ12が設けられて、このストレーナ12から、フレキ管で構成された接続配管13が前記給湯システム1の入管部3に接続されている。
【0011】
また、給水配管11にはフレキ管15が接続されて、フレキ管15の他端部は、ユニットバスの洗い場の水栓金具に接続されている給水配管11aに接続されている。また、洗い場の水栓金具に接続された給湯配管10aと、前記即湯システム1の出管部6間は、フレキ管14で接続されている。
【0012】
なお、図2に示すように、貯湯タンク2の外周に設けられた入管部3と下方配管4間には、水抜栓17を設けた回動可能な回動管16が設けられており、また、上方配管5には逃し弁18が設けられている。
なお、図において19は逃し弁であり、20は貯湯タンク2内に設けられたヒーターである。また、21は電源ケーブルであり、22は貯湯タンク2の下部外周を保護する下カバーである。
【0013】
このような構成では、洗い場の図示しない水栓金具が開かれた時に、貯湯タンク2内に保温されている湯が、出管部6からフレキ管14を通り、給湯配管10aを通って水栓金具に供給され、水栓金具を開けた初期段階から温かい湯を使うことができ、その後に、図示しない給湯器で沸かされた湯が、給湯配管10からフレキ管13を通り、入管部3から下方配管4を通って貯湯タンク2内に流入されてくる。
【0014】
図3は、電気配線図を示し、脱衣室に設けられた運転スイッチ34は、即湯システム1を入り切りするためのものであり、「切」にされた場合はヒーター20への通電が行われないものとなる。
この運転スイッチ34に接続されて、並列状に配線25,26が設けられており、配線25内には70℃バイメタル28が設けられ、一方の配線26内には、80℃バイメタル29が設けられている。
【0015】
この配線26から、配線33が引き出され、配線33の先端には検出部30が設けられている。この検出部30は、本例では15℃バイメタルで構成されている。
この検出部30は図1に示すように、例えば下カバー22の外周に取り付けておき、外気温や貯湯タンク2の周囲の温度を検知できるものとなっている。
なお、図3において、配線25,26が集合する配線27内には、90℃バイメタル31と、129℃で切断される温度ヒューズ32が設けられており、この90℃バイメタル31と温度ヒューズ32は、過昇防止用に設けられたものである。この温度ヒューズ32の下流側にヒーター22が接続されている。
【0016】
このような配線構造では、下カバー22に設けられている検出部30が外気温や貯湯タンク2の周囲の温度を検知し、冬場等では外気温等が15℃以下となっているため、15℃以下では、この検出部30を構成する15℃バイメタルがON状態となり、この状態では、配線25及び配線26に通電された状態となり、70℃バイメタル28は貯湯タンク2内の温度が70℃となると、配線25を遮断するが、80℃バイメタル29は貯湯タンク2内の湯温が80℃となるまで、配線26を通電させて、貯湯タンク2内が80℃となるまでヒーター22に通電させて、80℃に貯湯タンク2内の湯を保温する。
一方、夏場等において、外気温等が15℃以上となると、検出部30を構成する15℃バイメタルが配線26を遮断することとなり、この状態では、70℃バイメタル28を有する配線25側に通電されて、貯湯タンク2内の湯温は70℃に保温されることなる。
【0017】
このように、図3のような配線構造では、15℃バイメタルで構成された検出部30が外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知して、冬場及び夏場の温度変化に対応して、自動的に貯湯タンク2内の保温温度を制御することができ、冬場及び夏場に対応した最適な出湯特性が得られるものとなり、夏場等においては低い温度に貯湯タンク2内を制御して、ランニングコストを削減できるものとなる。
【0018】
次に、図4の配線図は別例を示すものであり、図4では、制御部35を備え、この制御部35にはCPUと、CPUでON,OFFされるリレー36が設けられており、即湯システム1の下カバー22に検出部30を取り付け、検出部30からの配線33を制御部35に接続したものである。
この図4における検出部30は、サーミスタで構成されており、サーミスタにより、外気温や貯湯タンク2の外周の温度を検知して、制御部35に検知温度が入力されるように構成されており、制御部35内では、検出部30で検出された外気温等を認識して、夏場等の温度が高い状態では、リレー36をOFF状態としてヒーター20への通電時間を短くして、貯湯タンク2内の保温温度を低く制御するものであり、また冬場等において外気温が低い場合には、リレー36をON状態として、ヒーター20に通電する時間を長くして、貯湯タンク2内の保温温度を高く制御することができるものである。
【0019】
なお、制御部35には貯湯タンク2の温度を検出できるタンク温度検出部37からの信号が入力されており、このタンク温度検出部37から送られる貯湯タンク2の実際の温度と比較して、制御部35は、外気温等に対応した制御を行うことができ、春や秋の中間の季節においても、最適な出湯特性が得られるように、自動的に貯湯タンク2内の保温温度を制御できるものとなる。
【0020】
なお、図1に示すように、検出部30を、給湯配管10または給水配管11に取り付けて、給湯配管10または給水配管11内の冷水の温度を検知できるように構成することもできる。
この場合、検知部30はサーミスタで構成して、図4のような配線構造にしておけば、冬季等では、給湯配管10または給水配管11内は温度の低い冷水となっており、この冷水温度を検出部30のサーミスタで検出して、制御部35ではリレー36をON状態として、ヒーター20に長時間通電し、貯湯タンク2内の保温温度を高く制御することができるものであり、一方、夏場等では、給湯配管10または給水配管11内の水の温度は高くなっているため、この温度を検出してリレーをOFF状態とし、貯湯タンク2内の保温度を低く制御することができる。
特に、給水配管11側に検出部30を取り付けておけば、給水配管11内の水の温度を検出して、良好に冬場,夏場等に対応して最適な温度に貯湯タンク2内を保温することができ、最適な出湯特性が得られ、しかもランニングコストも削減できるものとなる。
【0021】
また、更には、下カバー22の外周や、給湯配管10または給水配管11にサーミスタで構成された検出部30を取り付けておき、図4のような制御部35を備えた配線構造とし、しかも、この制御部35からの信号で、モーター駆動により、切替弁40または止水栓41,41を調節して、給湯器から貯湯タンク2内へ流れ込む流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れ込む流量を切替制御して、最適な出湯特性を得ることができる。
【0022】
即ち、図2に示すように、上方配管5と下方配管4との分岐点である入管部3に、モーター駆動により調整できる切替弁40を設けておくと、この切替弁40を下方配管4側へ流路を開く方向に駆動させることにより、給湯配管10からの湯を下方配管4を通し貯湯タンク2内に大量に入れることができるものとなり、貯湯タンク2内で保温されていた湯が、接続金具7を通り出管部6から水栓金具側へ大量に流されて、冬季等において、水栓金具が開けられた初期の段階から貯湯タンク2内の温かい湯を大量に吐出させて使用できるものとなる。
【0023】
一方、夏季等において、切替弁40を上方配管5側へ湯が流れる方向に駆動させることにより、給湯配管10内の水は、大部分が上方配管5側を流れて出管部6から水栓金具側へ流されることとなる。
このように、検出部30で検知された検知温度に従い、制御部35で切替弁40を制御して、給湯器から貯湯タンク2内へ流れ込む流量と、給湯器から上方配管5を通って直接水栓金具側へ流れる流量を自動で切り替え、流量の切り替えにより、最適な水栓金具からの出湯特性が得られるものとなる。
【0024】
また、切替弁40に代えて、図2に示すように、モーター駆動により調整できる止水栓41を上方配管5に設け、また、一方の下方配管4側にも止水栓42を設けて構成することにより、上方配管5側の止水栓41と下方配管4側の止水栓42を、制御部35からの駆動信号で開度を適宜調整して、給湯器から下方配管4側を流れて貯湯タンク2内へ流れ込む流量と、給湯器から上方配管5を経由して直接水栓金具へ流れ込む流量を、自動で切り替えることができるものとなり、外気温や、給湯配管10または給水配管11内の冷水温度に対応して、水栓金具から吐出される出湯温度を最適な温度に制御することができ、最適な出湯特性が得られるとともに、ランニングコストも削減できるものとなる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知し得る検知部を設け、検知部で検知された検知温度に従い、貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことにより、外気温などに対応させて貯湯タンクの保温温度を適温に制御することができ、最適な出湯特性が得られ、ランニングコストも削減できるものとなる。
【0026】
また、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備えた即湯システムにおいて、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、検知部で検知された冷水温度に従い、貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことにより、配管内の冷水温度に対応して貯湯タンクの保温温度を適温に制御することができ、最適な出湯特性が得られ、ランニングコストも削減できるものとなる。
【0027】
また、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、検知部で検知された検知温度に従い、給湯器から貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を自動で切り替えるように構成したことにより、外気温などに対応して、給湯器から貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を切り替えて、流量調整により最適な出湯特性を得ることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】即湯システムの設置状態図である。
【図2】即湯システムの貯湯タンク周辺の断面拡大構成図である。
【図3】制御回路の一例を示す配線図である。
【図4】制御回路の別例を示す配線図である。
【図5】給湯器で沸かされた湯が水栓金具に達するまでの時間と水温の関係図である。
【符号の説明】
1 即湯システム
2 貯湯タンク
3 入管部
4 下方配管
5 上方配管
6 出管部
7 接続金具
9 防水パン
10,10a 給湯配管
11,11a 給水配管
20 ヒーター
22 下カバー
30 検出部
34 運転スイッチ
35 制御部
36 リレー
【発明の属する技術分野】
この発明は、即湯システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、冬場において給湯配管内の水温が5℃である場合に、浴室内等に設置された水栓金具を開けた時には、この5℃の配管内の水が先ず水栓金具から吐出されて、その後に、給湯器で沸かされた湯が徐々に給湯配管内を流れて水栓金具に到達し、やがて水栓金具から温かい湯が吐出されてくるが、水栓金具から温かい湯が吐出されるまでに時間がかかり、冬場等において水栓金具を開けた初期には冷水が吐出されていた。
しかし、即湯システムを給湯配管内に設けることにより、即湯システム内に湯が溜められて保温されているため、水栓金具を開けた時に、この即湯システム内の湯が水栓金具から吐出され、水栓金具を開けた初期段階から温かい湯を使うことができるものとなる。
【0003】
従来、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に即湯システムを設けて、水栓金具を開けた初期から温かい湯が吐出されるように構成したシステムが存在する(例えば、特許文献1参照。)。
なお、従来では、夏場は即湯システム内の湯を約70℃に保温し、冬場では即湯システム内の湯を約80℃に保温できるように、2種類の保温温度調節機能を装備しており、この保温温度は使用者が脱衣室等に設けられたスイッチで切り替えるように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−128036号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のような構造では、使用者がスイッチを切り替えない限り、最適な出湯特性が得られないこととなり、夏場等に、冬場の設定で高い温度で保温することにより、ランニングコストが増大してしまうという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、外気温や給湯水温度に応じて、即湯システムの保温温度を自動で切り替えて、最適な出湯特性とランニングコスト削減を図ることのできる即湯システムを提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された検知温度に従い、前記貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことである。
【0007】
また、第2の要旨は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備えた即湯システムにおいて、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された冷水温度に従い、前記貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことである。
【0008】
また、第3の要旨は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された検知温度に従い、前記給湯器から前記貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を自動で切り替えるように構成したことである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、即湯システムの設置状態図であり、図2は、即湯システムの貯湯タンク周辺の断面拡大構成図である。
図において、即湯システム1は、湯を溜めて内部で保温することのできる貯湯タンク2と、その周囲に設けられた配管で構成されており、湯が流入する入管部3から、下方配管4と上方配管5に分岐されて、下方配管4を通って湯が貯湯タンク2内に流入されるように構成されており、また、上方配管5を通った湯は、出管部6から流出されるように構成されている。また、貯湯タンク2の上面には、出管部6に繋がる接続金具7が設けられている。
【0010】
このような即湯システム1は、ユニットバスの浴槽8の裏側の防水パン9に、下方を挿入状に設置されており、防水パン9には、図示しない給湯器で沸かされた湯が供給される給湯配管10と、水が供給される給水配管11が設けられ、給湯配管10には止水栓付ストレーナ12が設けられて、このストレーナ12から、フレキ管で構成された接続配管13が前記給湯システム1の入管部3に接続されている。
【0011】
また、給水配管11にはフレキ管15が接続されて、フレキ管15の他端部は、ユニットバスの洗い場の水栓金具に接続されている給水配管11aに接続されている。また、洗い場の水栓金具に接続された給湯配管10aと、前記即湯システム1の出管部6間は、フレキ管14で接続されている。
【0012】
なお、図2に示すように、貯湯タンク2の外周に設けられた入管部3と下方配管4間には、水抜栓17を設けた回動可能な回動管16が設けられており、また、上方配管5には逃し弁18が設けられている。
なお、図において19は逃し弁であり、20は貯湯タンク2内に設けられたヒーターである。また、21は電源ケーブルであり、22は貯湯タンク2の下部外周を保護する下カバーである。
【0013】
このような構成では、洗い場の図示しない水栓金具が開かれた時に、貯湯タンク2内に保温されている湯が、出管部6からフレキ管14を通り、給湯配管10aを通って水栓金具に供給され、水栓金具を開けた初期段階から温かい湯を使うことができ、その後に、図示しない給湯器で沸かされた湯が、給湯配管10からフレキ管13を通り、入管部3から下方配管4を通って貯湯タンク2内に流入されてくる。
【0014】
図3は、電気配線図を示し、脱衣室に設けられた運転スイッチ34は、即湯システム1を入り切りするためのものであり、「切」にされた場合はヒーター20への通電が行われないものとなる。
この運転スイッチ34に接続されて、並列状に配線25,26が設けられており、配線25内には70℃バイメタル28が設けられ、一方の配線26内には、80℃バイメタル29が設けられている。
【0015】
この配線26から、配線33が引き出され、配線33の先端には検出部30が設けられている。この検出部30は、本例では15℃バイメタルで構成されている。
この検出部30は図1に示すように、例えば下カバー22の外周に取り付けておき、外気温や貯湯タンク2の周囲の温度を検知できるものとなっている。
なお、図3において、配線25,26が集合する配線27内には、90℃バイメタル31と、129℃で切断される温度ヒューズ32が設けられており、この90℃バイメタル31と温度ヒューズ32は、過昇防止用に設けられたものである。この温度ヒューズ32の下流側にヒーター22が接続されている。
【0016】
このような配線構造では、下カバー22に設けられている検出部30が外気温や貯湯タンク2の周囲の温度を検知し、冬場等では外気温等が15℃以下となっているため、15℃以下では、この検出部30を構成する15℃バイメタルがON状態となり、この状態では、配線25及び配線26に通電された状態となり、70℃バイメタル28は貯湯タンク2内の温度が70℃となると、配線25を遮断するが、80℃バイメタル29は貯湯タンク2内の湯温が80℃となるまで、配線26を通電させて、貯湯タンク2内が80℃となるまでヒーター22に通電させて、80℃に貯湯タンク2内の湯を保温する。
一方、夏場等において、外気温等が15℃以上となると、検出部30を構成する15℃バイメタルが配線26を遮断することとなり、この状態では、70℃バイメタル28を有する配線25側に通電されて、貯湯タンク2内の湯温は70℃に保温されることなる。
【0017】
このように、図3のような配線構造では、15℃バイメタルで構成された検出部30が外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知して、冬場及び夏場の温度変化に対応して、自動的に貯湯タンク2内の保温温度を制御することができ、冬場及び夏場に対応した最適な出湯特性が得られるものとなり、夏場等においては低い温度に貯湯タンク2内を制御して、ランニングコストを削減できるものとなる。
【0018】
次に、図4の配線図は別例を示すものであり、図4では、制御部35を備え、この制御部35にはCPUと、CPUでON,OFFされるリレー36が設けられており、即湯システム1の下カバー22に検出部30を取り付け、検出部30からの配線33を制御部35に接続したものである。
この図4における検出部30は、サーミスタで構成されており、サーミスタにより、外気温や貯湯タンク2の外周の温度を検知して、制御部35に検知温度が入力されるように構成されており、制御部35内では、検出部30で検出された外気温等を認識して、夏場等の温度が高い状態では、リレー36をOFF状態としてヒーター20への通電時間を短くして、貯湯タンク2内の保温温度を低く制御するものであり、また冬場等において外気温が低い場合には、リレー36をON状態として、ヒーター20に通電する時間を長くして、貯湯タンク2内の保温温度を高く制御することができるものである。
【0019】
なお、制御部35には貯湯タンク2の温度を検出できるタンク温度検出部37からの信号が入力されており、このタンク温度検出部37から送られる貯湯タンク2の実際の温度と比較して、制御部35は、外気温等に対応した制御を行うことができ、春や秋の中間の季節においても、最適な出湯特性が得られるように、自動的に貯湯タンク2内の保温温度を制御できるものとなる。
【0020】
なお、図1に示すように、検出部30を、給湯配管10または給水配管11に取り付けて、給湯配管10または給水配管11内の冷水の温度を検知できるように構成することもできる。
この場合、検知部30はサーミスタで構成して、図4のような配線構造にしておけば、冬季等では、給湯配管10または給水配管11内は温度の低い冷水となっており、この冷水温度を検出部30のサーミスタで検出して、制御部35ではリレー36をON状態として、ヒーター20に長時間通電し、貯湯タンク2内の保温温度を高く制御することができるものであり、一方、夏場等では、給湯配管10または給水配管11内の水の温度は高くなっているため、この温度を検出してリレーをOFF状態とし、貯湯タンク2内の保温度を低く制御することができる。
特に、給水配管11側に検出部30を取り付けておけば、給水配管11内の水の温度を検出して、良好に冬場,夏場等に対応して最適な温度に貯湯タンク2内を保温することができ、最適な出湯特性が得られ、しかもランニングコストも削減できるものとなる。
【0021】
また、更には、下カバー22の外周や、給湯配管10または給水配管11にサーミスタで構成された検出部30を取り付けておき、図4のような制御部35を備えた配線構造とし、しかも、この制御部35からの信号で、モーター駆動により、切替弁40または止水栓41,41を調節して、給湯器から貯湯タンク2内へ流れ込む流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れ込む流量を切替制御して、最適な出湯特性を得ることができる。
【0022】
即ち、図2に示すように、上方配管5と下方配管4との分岐点である入管部3に、モーター駆動により調整できる切替弁40を設けておくと、この切替弁40を下方配管4側へ流路を開く方向に駆動させることにより、給湯配管10からの湯を下方配管4を通し貯湯タンク2内に大量に入れることができるものとなり、貯湯タンク2内で保温されていた湯が、接続金具7を通り出管部6から水栓金具側へ大量に流されて、冬季等において、水栓金具が開けられた初期の段階から貯湯タンク2内の温かい湯を大量に吐出させて使用できるものとなる。
【0023】
一方、夏季等において、切替弁40を上方配管5側へ湯が流れる方向に駆動させることにより、給湯配管10内の水は、大部分が上方配管5側を流れて出管部6から水栓金具側へ流されることとなる。
このように、検出部30で検知された検知温度に従い、制御部35で切替弁40を制御して、給湯器から貯湯タンク2内へ流れ込む流量と、給湯器から上方配管5を通って直接水栓金具側へ流れる流量を自動で切り替え、流量の切り替えにより、最適な水栓金具からの出湯特性が得られるものとなる。
【0024】
また、切替弁40に代えて、図2に示すように、モーター駆動により調整できる止水栓41を上方配管5に設け、また、一方の下方配管4側にも止水栓42を設けて構成することにより、上方配管5側の止水栓41と下方配管4側の止水栓42を、制御部35からの駆動信号で開度を適宜調整して、給湯器から下方配管4側を流れて貯湯タンク2内へ流れ込む流量と、給湯器から上方配管5を経由して直接水栓金具へ流れ込む流量を、自動で切り替えることができるものとなり、外気温や、給湯配管10または給水配管11内の冷水温度に対応して、水栓金具から吐出される出湯温度を最適な温度に制御することができ、最適な出湯特性が得られるとともに、ランニングコストも削減できるものとなる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知し得る検知部を設け、検知部で検知された検知温度に従い、貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことにより、外気温などに対応させて貯湯タンクの保温温度を適温に制御することができ、最適な出湯特性が得られ、ランニングコストも削減できるものとなる。
【0026】
また、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備えた即湯システムにおいて、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、検知部で検知された冷水温度に従い、貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことにより、配管内の冷水温度に対応して貯湯タンクの保温温度を適温に制御することができ、最適な出湯特性が得られ、ランニングコストも削減できるものとなる。
【0027】
また、内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、検知部で検知された検知温度に従い、給湯器から貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を自動で切り替えるように構成したことにより、外気温などに対応して、給湯器から貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を切り替えて、流量調整により最適な出湯特性を得ることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】即湯システムの設置状態図である。
【図2】即湯システムの貯湯タンク周辺の断面拡大構成図である。
【図3】制御回路の一例を示す配線図である。
【図4】制御回路の別例を示す配線図である。
【図5】給湯器で沸かされた湯が水栓金具に達するまでの時間と水温の関係図である。
【符号の説明】
1 即湯システム
2 貯湯タンク
3 入管部
4 下方配管
5 上方配管
6 出管部
7 接続金具
9 防水パン
10,10a 給湯配管
11,11a 給水配管
20 ヒーター
22 下カバー
30 検出部
34 運転スイッチ
35 制御部
36 リレー
Claims (3)
- 内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や貯湯タンク周囲の温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された検知温度に従い、前記貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことを特徴とする即湯システム。
- 内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備えた即湯システムにおいて、給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された冷水温度に従い、前記貯湯タンクの保温温度を制御するように構成したことを特徴とする即湯システム。
- 内部に湯を溜め保温することのできる貯湯タンクを備え、給湯器から水栓金具に至る給湯配管途中に設けられる即湯システムにおいて、外気温や給湯配管または給水配管中の冷水温度を検知し得る検知部を設け、該検知部で検知された検知温度に従い、前記給湯器から前記貯湯タンクへの流量と、給湯器から直接水栓金具へ流れる流量を自動で切り替えるように構成したことを特徴とする即湯システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003127610A JP2004332985A (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 即湯システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003127610A JP2004332985A (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 即湯システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004332985A true JP2004332985A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33504047
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003127610A Pending JP2004332985A (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 即湯システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004332985A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008540002A (ja) * | 2005-05-17 | 2008-11-20 | テナクタ・グループ・エス・ペー・アー | ホットドリンクを製造する装置 |
| JP2012159230A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Toto Ltd | 貯湯式電気温水器 |
| JP2016084960A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | Toto株式会社 | 貯湯式電気温水器 |
-
2003
- 2003-05-02 JP JP2003127610A patent/JP2004332985A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2008540002A (ja) * | 2005-05-17 | 2008-11-20 | テナクタ・グループ・エス・ペー・アー | ホットドリンクを製造する装置 |
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