JP2004334064A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004334064A JP2004334064A JP2003132553A JP2003132553A JP2004334064A JP 2004334064 A JP2004334064 A JP 2004334064A JP 2003132553 A JP2003132553 A JP 2003132553A JP 2003132553 A JP2003132553 A JP 2003132553A JP 2004334064 A JP2004334064 A JP 2004334064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- auxiliary capacitance
- electrode
- capacitance electrode
- liquid crystal
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
【課題】TFT10及び補助容量素子18を備える液晶表示装置1について、開口率の向上と、補助容量の充分な確保とを図ると共に、安価で精度良く容易に製造できるようにする。
【解決手段】石英基板11の上には、TFT10及び補助容量素子18が設けられている。補助容量素子18は、TFT10の下方位置に設けられ、少なくとも3つ以上の補助容量電極13,15,17により構成されている。一方、石英基板11には、TFT10の下方位置で上方に開口する凹部12が形成されている。そして、補助容量素子18は、上記凹部12の内部に設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】石英基板11の上には、TFT10及び補助容量素子18が設けられている。補助容量素子18は、TFT10の下方位置に設けられ、少なくとも3つ以上の補助容量電極13,15,17により構成されている。一方、石英基板11には、TFT10の下方位置で上方に開口する凹部12が形成されている。そして、補助容量素子18は、上記凹部12の内部に設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置及びその製造方法に関し、特に、薄膜トランジスタの下方に補助容量素子が形成された液晶表示装置及びその製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
薄型で消費電力が低い液晶表示装置のうち、駆動素子として薄膜トランジスタ(以下TFTと略称する)を用いたものは、コントラストや応答速度などの点で優れた性能を有しているため、主に、パソコンなどの表示部や、携帯用TVなどに適用されている。そして、近年、このTFTを用いた液晶表示装置の市場規模は、拡大を続けている。
【0003】
以下に、従来の液晶表示装置のTFT基板について説明する。図13は、TFT110を備えるTFT基板105の平面レイアウトの一例を示している。図12は、図13におけるXIII−XIII線断面図である。
【0004】
図12に示すように、石英基板111の上には、所定形状の下部遮光膜112が設けられ、該下部遮光膜112の上には、第1の絶縁膜114を介してTFT半導体層116が設けられている。TFT半導体層116の上には、ゲート酸化膜117が設けられ、該ゲート酸化膜117の上には、ゲート電極118が設けられている。
【0005】
上記TFT半導体層116には、チャネル領域116cと、ソース領域116aと、ドレイン領域116bと、補助容量素子用の下部容量電極113とが形成されている。下部容量電極113の上方には、ゲート酸化膜117を介して上部容量電極115が設けられている。すなわち、下部容量電極113と、上部容量電極115と、該各容量電極113,115に挟まれたゲート酸化膜117とによって、補助容量素子130が構成されている。
【0006】
上記ゲート酸化膜117の上には、ゲート電極118及び上部容量電極115を覆うように、第2の絶縁膜119が設けられている。第2の絶縁膜119及びゲート酸化膜117の所定部分には、ソースコンタクトホール120a及びドレインコンタクトホール120bが形成されている。第2の絶縁膜119の上には、ソースコンタクトホール120を介してソース領域116aに接続されたソース電極124aが設けられると共に、ドレインコンタクトホール120bを介してドレイン領域116bに接続されたドレイン電極124bが設けられている。
【0007】
さらに、第2の絶縁膜119の上には、上記ソース電極124a及びドレイン電極124bを覆うように、第3の絶縁膜125が設けられている。第3の絶縁膜125には、ドレイン電極124bの上方の所定部分に、画素コンタクトホール126が形成されている。第3の絶縁膜125の上には、画素コンタクトホール126を介してドレイン電極124bに接続された透明画素電極127が設けられている。
【0008】
ところで、このようなTFT基板が適用されたプロジェクション用の液晶表示装置は、用途や将来性の面から大きな注目を集めており、その開発が進められている。プロジェクション用の液晶パネルは、その特性として、高輝度性や高精細性が要求されるため、液晶パネルの開口率を大きくすることが重要となる。開口率を大きくする上で問題となるのは、液晶の電位を保持するための補助容量素子である。
【0009】
すなわち、補助容量素子の容量電極には、通常、遮光性を有する金属膜が適用されることが多いため、補助容量素子は、光を透過させない。したがって、開口率を向上させるためには、補助容量素子の面積を小さくすることが必要である。しかしながら、補助容量素子の面積を小さくすると、画素電極の電位を適切に保持することが難しくなり、その結果、表示品位の低下を招いてしまうという問題が生じる。このように、開口率の向上と、補助容量の確保とは、相反する問題である。
【0010】
これに対し、図14に示すように、TFT110の下層に、遮光膜を兼ねた補助容量素子130を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。以下に、このTFT基板105について、図14を参照して説明する(尚、図12と同じ部分については、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する)。
【0011】
TFT基板105には、石英基板111の上に、下部容量電極115、絶縁膜123、及び上部容量電極113が順に積層されている。一方、第1の絶縁膜114、ゲート酸化膜117、及び第2の絶縁膜119には、コンタクトホール120cが形成されている。そして、ドレイン電極124bは、ドレインコンタクトホール120bを介してドレイン領域116bに接続されていると共に、コンタクトホール120cを介して下部容量電極113に接続されている。こうして、補助容量素子130と、TFT半導体層116及びゲート電極118とを上下方向に畳重させることによって、開口率の向上と、補助容量の確保とを実現しようとしている。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−66638号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プロジェクションの小型化及び高輝度化が進むにつれて、開口部である画素領域以外の、TFT半導体層やゲート配線等の遮光領域は、さらに小さく形成される。その結果、上記特許文献1の補助容量素子構造では、補助容量の充分な確保が困難になってしまう。
【0014】
そこで、補助容量を増大させるために、補助容量素子構造を、上下に重なる2層の補助容量素子により構成することが考えられる。しかしながら、この補助容量素子の2層構造では、(1)パターニング工程の増加に伴ってコストが増大するという問題、(2)パターン成形される膜が増えることにより上層で発生する段差が大きくなるため、上層におけるパターニングやエッチングの不良が生じるという問題、(3)補助容量素子の容量電極が3層あるために、フォト合わせ(アライメント)のマージンが必要となり、開口部の拡大を妨げるという問題、等がある。すなわち、上記特許文献1の補助容量素子構造を、単に2層構造にすることにより実際のデバイスとして製造することは、非常に困難である。
【0015】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、補助容量素子を備える液晶表示装置について、開口率の向上と、補助容量の充分な確保とを図ると共に、安価で精度良く容易な製造を可能にしようとすることにある
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、補助容量素子の少なくとも一部を、薄膜トランジスタの下方に形成した凹部の内側に設けるようにした。
【0017】
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁性基板の上に設けられ、画素電極を駆動するための薄膜トランジスタと、上記薄膜トランジスタの下方に設けられた補助容量素子とを備える液晶表示装置であって、上記絶縁性基板、又は該絶縁性基板の上に設けられた絶縁膜は、上記薄膜トランジスタの下方位置で上方に開口している凹部を備え、上記補助容量素子は、互いに重ねられた少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成され、上記補助容量素子の少なくとも一部は、上記凹部の内側に設けられている。
【0018】
上記補助容量素子は、少なくとも一部が凹部の底に設けられた第1の補助容量電極と、該第1の補助容量電極の上に絶縁膜を介して設けられた第2の補助容量電極と、該第2の補助容量電極の上に絶縁膜を介して設けられた第3の補助容量電極とにより構成され、上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、上記凹部の内側のみに形成されていてもよい。
【0019】
上記第2の補助容量電極の底は、凹部の底と同じ形状に形成されていることが好ましい。
【0020】
上記第1の補助容量電極は、凹部の内壁に沿って凹状に形成され、上記第1の補助容量電極の最上端部は、第3の補助容量電極の下面よりも高い位置に形成されていてもよい。
【0021】
上記第1の補助容量電極、第2の補助容量電極、及び第3の補助容量電極の各最上端部は、同一の平面を構成していることが好ましい。
【0022】
上記第1の補助容量電極は、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されていることが望ましい。
【0023】
上記薄膜トランジスタの半導体層における少なくともチャネル領域は、第3の補助容量電極に対し、上下方向に重なっていることが好ましい。
【0024】
上記第1の補助容量電極は、凹部の内壁に沿って凹状に形成され、半導体層の少なくともチャネル領域の上面は、上記第1の補助容量電極の最上端部よりも低い位置に形成されていてもよい。
【0025】
上記第1の補助容量電極は、第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極とは異なる材料により構成されていることが好ましい。
【0026】
上記第1の補助容量電極は、Ta、Nb、W、Pd、Cr、及びTiの少なくとも1つを含む材料により構成されていることが望ましい。
【0027】
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、同じ材料により構成されていてもよい。
【0028】
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、Si又はSiを含む材料により構成されていることが好ましい。
【0029】
また、本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、絶縁性基板の上に形成された補助容量素子と、上記補助容量素子の上方に形成された薄膜トランジスタとを備える液晶表示装置の製造方法であって、上記絶縁性基板、又は該絶縁性基板の上に設けられた絶縁膜に対し、上方に開口する凹部を形成する凹部形成工程と、上記凹部に対し、第1の補助容量電極、第1の補助容量絶縁膜、第2の補助容量電極、第2の補助容量絶縁膜、及び第3の補助容量電極を、下から順に積層して積層体を形成する積層工程と、上記積層体に対して研磨を行うことにより、上記第1の補助容量電極の最上端部を露出させる研磨工程と、上記第1の補助容量電極に対し、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されるようにパターニングするパターニング工程と、上記第3の補助容量電極の一部を除去する除去工程とを備えている。
【0030】
上記パターニング工程と上記除去工程とは、同時に行われることが好ましい。
【0031】
上記研磨工程では、CMP法により第1の補助容量電極の最上端部を露出させるようにしてもよい。
【0032】
すなわち、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁層基板、又は該絶縁性基板の上の絶縁膜に形成された凹部の内側に補助容量素子を設け、該補助容量素子の上方に薄膜トランジスタを形成することにより製造される。
【0033】
その結果、補助容量素子が、薄膜トランジスタに対して上下方向に重ねて設けられ、少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成されているため、該補助容量素子による遮光領域を低減して開口率を増大させると共に、補助容量を充分に確保することが可能となる。
【0034】
さらに、補助容量素子の少なくとも一部を上記凹部の内側に形成するようにしたので、補助容量素子を形成するためのマスク等を不要として、パターニング工程を大幅に簡略化することができる。すなわち、パターニングに要するコストが低減すると共に、フォト合わせのためのマージンが不要となり、パターン成形される膜が全体として減少することにより上層側で生じる段差が低減する。その結果、液晶表示装置を安価で精度良く容易に製造することが可能となる。
【0035】
また、第1の補助容量電極の最上端部を、第3の補助容量電極の下面よりも高い位置に形成することにより、該第3の補助容量電極は、凹部の内側に好適に形成される。
【0036】
また、第1の補助容量電極を、隣接する画素の間で接続することにより、該第1の補助容量電極を共通配線として利用することが可能となる。
【0037】
また、半導体層の少なくともチャネル領域を、第3の補助容量電極に対して上下方向に重ねることにより、各補助容量電極を、下方から入射する光を遮る遮光膜として利用することが可能となる。
【0038】
そして、半導体層の少なくともチャネル領域の上面を、第1の補助容量電極の最上面よりも低い位置に形成することにより、側方から入射する光が補助容量電極により遮られるため、オフ電流が好適に低減される。
【0039】
また、積層された各補助容量電極及び各補助容量絶縁膜に対し、CMP法(つまり、Chemical Mechanical Polishing法)により研磨を行うことにより、第1の補助容量電極を好適に露出させることが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
【0041】
(実施形態1)
図1〜図10は、本発明に係る液晶表示装置及びその製造方法の実施形態1を示している。本実施形態の液晶表示装置1は、TFT基板5と、該TFT基板5に対向する対向基板(図示省略)と、該対向基板とTFT基板5との間に設けられた液晶層(図示省略)とを備えている。
【0042】
TFT基板5は、平面図である図4に一部を拡大して示すように、マトリクス状に配置された複数の画素領域2と、該各画素領域2の間に格子状に設けられた遮光領域3とを備えている。少なくとも画素領域2の上方には、液晶層(図示省略)に所定の電圧を印加するための画素電極28が設けられている。遮光領域3には、画素電極28を駆動するための薄膜トランジスタ10(以下、TFTと略称する)と、画素電極28の充電電荷を安定して保持するための補助容量素子18とが設けられている。上記TFT10及び補助容量素子18は、図4におけるI−I線断面図である図1に示すように、絶縁性基板である石英基板11の上に形成されている。そして、補助容量素子18は、TFT10の下方位置に設けられている。
【0043】
図1に示すように、石英基板11の上面には、上記TFT10の下方位置で上方に開口する凹部12が形成されている。凹部12は、図4に示すように、石英基板11の上面において、遮光領域3に沿って鉤状に折れ曲がって延びる溝に形成されている。
【0044】
補助容量素子18は、少なくとも一部が上記凹部12の内側に設けられ、互いに重ねられた3つの補助容量電極13,15,17と、該各補助容量電極13,15,17の間にそれぞれ介在された補助容量絶縁膜14,16とにより構成されている。補助容量電極13,15,17は、第1の補助容量電極13と、第2の補助容量電極15と、第3の補助容量電極17とにより構成される一方、補助容量絶縁膜14,16は、第1の補助容量絶縁膜14と、第2の補助容量絶縁膜16とにより構成されている。
【0045】
第1の補助容量電極13は、上記凹部12の底面及び内側面と、該凹部12の周りの遮光領域3とにおいて薄膜状に形成されている。すなわち、第1の補助容量電極13は、凹部12の内壁面に沿って凹状に形成されている。そして、第1の補助容量電極13は、隣接する画素の間で互いに接続されることにより、遮光領域3に亘って格子状又は配線状に形成されている。
【0046】
第2の補助容量電極15は、上記凹部12の内側において、第1の補助容量電極13の上に第1の補助容量絶縁膜14を介して設けられている。第2の補助容量電極15の底は、第1の補助容量絶縁膜14の底と同じ形状に形成されている。つまり、第2の補助容量電極15の底は、凹部12の底と同じ形状に形成されている。このことにより、マスク等によるパターニングを不要としながら、第2の補助容量電極15を所定の凹形状に形成することが可能となる。さらに、第3の補助容量電極17は、上記凹部12の内側において、第2の補助容量電極15の上に第2の補助容量絶縁膜16を介して設けられている。
【0047】
すなわち、図1に示すように、上記第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17は、上記凹部12の内側のみに形成されている。そして、上記第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17の各最上端部は、同一の平面を構成している。このとき、上記第1の補助容量電極13の最上端部は、第3の補助容量電極17の下面よりも高い位置に形成されている。この第3の補助容量電極17には、図1及び図4に示すように、切り欠き部31が形成されている。
【0048】
上記第1の補助容量電極13は、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17とは異なる材料により構成されている。また、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17は、同じ材料により構成されている。すなわち、第1の補助容量電極13は、硬質な高融点金属、又は該高融点金属を含む金属化合物により構成されており、例えば、Ta、Nb、W、Pd、Cr、及びTiの少なくとも1つを含む材料により構成されていることが望ましい。一方、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17は、Si又はSiを含む材料により構成されている。
【0049】
上記TFT10は、上記補助容量素子18の上方位置に、第1の層間絶縁膜19を介して設けられている。TFT10は、第1の層間絶縁膜19の上に設けられたTFT半導体層20と、該TFT半導体層20を覆うゲート酸化膜21と、該ゲート酸化膜21の上に形成されたゲート電極22と、TFT半導体層20に接続されるソース電極25a及びドレイン電極25bとを備えている。
【0050】
TFT半導体層20は、図1に示すように、ソース領域20aと、ドレイン領域20bと、該ドレイン領域20bとソース領域20aとの間に設けられたチャネル領域20cとにより構成されている。TFT半導体層20の少なくともチャネル領域20cは、第3の補助容量電極17に対し、上下方向に重なっている。そして、TFT半導体層20は、第1の層間絶縁膜19の上において、ゲート酸化膜21により覆われている。
【0051】
上記ゲート電極22は、ゲート酸化膜21の上面における少なくともチャネル領域20cの上方位置に設けられると共に、図4に示すように、遮光領域3に沿って所定の左右方向に、配線状に延びている。ゲート電極22は、上記ゲート酸化膜21の上において第2の層間絶縁膜23により覆われている。
【0052】
第2の層間絶縁膜23及びゲート酸化膜21には、ソースコンタクトホール24aが上記ソース領域20aの上方位置に形成される一方、ドレインコンタクトホール24bが上記ドレイン領域20bの上方位置に形成されている。そして、上記ソース電極25aは、第2の層間絶縁膜23の上面に形成され、ソースコンタクトホール24aを介して上記TFT半導体層20のソース領域20aに接続されている。一方、ドレイン電極25bは、第2の層間絶縁膜23の上面に形成され、ドレインコンタクトホール24bを介してドレイン領域20bに接続されている。
【0053】
また、ドレイン電極25bは、補助容量素子18の第2の補助容量電極15にも接続されている。すなわち、上記第2の補助容量絶縁膜16、第1の層間絶縁膜19、ゲート酸化膜21、及び第2の層間絶縁膜23には、上下に延びる第3のコンタクトホール24eが形成されている。そして、ドレイン電極25bは、第2の補助容量電極15に対し、第3のコンタクトホール24eを介して接続されている。
【0054】
上記第1の層間絶縁膜19、ゲート酸化膜21、及び第2の層間絶縁膜23には、上下に延びる第1のコンタクトホール24c及び第2のコンタクトホール24dがそれぞれ形成されている。第1のコンタクトホール24cは、第3の補助容量電極17の上方位置に形成される一方、第2のコンタクトホール24dは、凹部12の周縁に形成されている第1の補助容量電極13の上方位置に形成されている。
【0055】
第2の層間絶縁膜23の上面には、第3の補助容量電極17と第1の補助容量電極13とを接続するための接続電極25cが設けられている。接続電極25cは、第1のコンタクトホール24cを介して第1の補助容量電極13に接続されると共に、第2のコンタクトホール24dを介して第3の補助容量電極17に接続されている。
【0056】
また、第2の層間絶縁膜23の上には、第3の層間絶縁膜26が、上記ソース電極25a、ドレイン電極25b、及び接続電極25cを覆うように設けられている。第3の層間絶縁膜26には、画素電極コンタクトホール27が、ドレイン電極25bの上方位置に形成されている。
【0057】
上記画素電極28は、図4に示すように、画素領域2と、該画素領域2の周囲における遮光領域3の一部を覆っている。そして、図1に示すように、画素電極28は、上記画素電極コンタクトホール27を介してドレイン電極25bに接続されている。つまり、ドレイン電極25bには、画素電極28と、上記第2の補助容量電極15とが接続されている。
【0058】
以上のようにして、第1の補助容量電極13には、外部から補助容量用の電位が印加されることにより、第3の補助容量電極17にも、接続電極25cを介して同じ電位が印加されるようになっている。その結果、ドレイン電極25bに接続された第2の補助容量電極15と、上記第1の補助容量電極13及び第3の補助容量電極17の双方との間で、補助容量が得られるようになっている。言い換えれば、本実施形態の補助容量素子18は、2組の補助容量素子により構成されている。
【0059】
−製造方法−
次に、本発明に係る液晶表示装置1の製造方法について説明する。本実施形態では、まず石英基板11の上に補助容量素子18を形成する工程を行った後に、該補助容量素子18の上にTFT10を形成する工程を行うことによって、TFT基板5を製造する。
【0060】
まず、図5に示すように、石英基板11の上面に対し、上方に開口する凹部12を形成する凹部形成工程を行う。すなわち、一般的なフォトリソグラフィ及びエッチングを行うことにより、所定の形状にパターニングして凹部12を形成する。凹部12の深さ(つまり、石英基板11の上面から凹部12の底面までの深さ)は、例えば400nmに形成する。
【0061】
次に、図6に示すように、石英基板11の上面の凹部12に対し、第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17を、下から順に積層して積層体18aを形成する積層工程を行う。
【0062】
すなわち、石英基板11の上面に対し、スパッタリング法により第1の補助容量電極13となる硬質な高融点金属である例えばTa膜を、150nmの厚さで成膜する。続いて、上記第1の補助容量電極13の上に、第1の補助容量絶縁膜14である酸化シリコン膜を、40nmの厚さで成膜する。
【0063】
このとき、上記第1の補助容量絶縁膜14を良質なものとする目的で、該第1の補助容量絶縁膜14を形成する前に、第1の補助容量電極13の表面を陽極酸化して酸化Ta膜を予め形成しておき、該酸化Ta膜を絶縁膜の一部として利用することも可能である。酸化Ta膜は、3%シュウ酸水溶液中でTa膜を陽極とし、20V程度の電圧を1時間程度印加することにより、約50nm程度の厚さに形成することが可能である。酸化Ta膜は、誘電率が高く且つピンホール欠陥も少ないため、補助容量素子18の容量の増加や歩留りの向上に役立つ。
【0064】
その後、上記第1の補助容量絶縁膜14の上に、第2の補助容量電極15である高濃度の燐を含んだ多結晶シリコン(以下、Poly−Siと略称する)を、150nmの厚さに形成する。続いて、上記第2の補助容量電極15の上に、第2の補助容量絶縁膜16である酸化シリコン膜を、40nmの厚さに成膜する。そして、第2の補助容量絶縁膜16の膜質を向上させるために、上記酸化シリコン膜に対して900℃以上の温度でアニール処理を行う。このとき、第2の補助容量電極15は、Siを主成分とする膜により構成されているため、上記アニール処理を行う雰囲気の中に酸素又は塩素ガスを含ませることにより、アニール処理と同時に熱酸化を行うことができる。その結果、リーク電流の少ない良質な第2の補助容量絶縁膜16を形成することが可能となる。
【0065】
その後、上記第2の補助容量絶縁膜16の上に、第3の補助容量電極17である燐を高濃度に含んだ Poly−Si膜を、200nmの厚さに形成する。以上のようにして、石英基板11の上に積層体18aを形成する。
【0066】
次に、図7に示すように、上記基板全面に形成された積層体18aに対し、Chemical Mechanical Polishing法(以下、CMP法と略称する)により表面研磨を行うことによって、第1の補助容量電極13であるTa膜の最上端部を露出させる研磨工程を行う。
【0067】
ここで、CMP法は、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17である Poly−Si膜15,17と、第1の補助容量絶縁膜14及び第2の補助容量絶縁膜16である酸化シリコン膜14,16とに対し、凹部12の外部に積層されている部分を研磨して除去し、該凹部12の内部に残すことを目的として行う。
【0068】
ここで、上記 Poly−Si膜15,17及び酸化シリコン膜14,16の双方に対し、CMP法により同じ程度に研磨することが必要であるが、そのようなスラリー剤としては、一般的なシリカ系のスラリーを適用することが好ましい。このとき、上記硬質なTa膜13は、上記シリカ系のスラリーにより研磨されないため、CMP法におけるバリア膜として作用する。つまり、CMP法による積層体18aの研磨は、上記Ta膜13の表面でストップさせることができる。
【0069】
また、凹部12の底面から凹部12周縁の第1の補助容量電極13の最上端面までの高さは、550nmである。一方、凹部12内における第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、及び第2の補助容量絶縁膜16の膜厚の合計は、380nmである。すなわち、第3の補助容量電極17の下面は、凹部12の周縁における第1の補助容量電極13の上面よりも低くなっている。その結果、第3の補助容量電極17は、CMP法により凹部12の内部に板状に残されることとなる。
【0070】
こうして、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17は、CMP法により、凹部12と略同じ形状にパターニングされると共に、第1の補助容量電極13、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17の最上端部は、平坦化されて互いに同じ高さに形成される。こうして、凹部12の内部に、3層の導電膜と2層の絶縁膜とにより構成された2層構造の補助容量素子18が形成される。
【0071】
次に、図2及び図8に示すように、上記第1の補助容量電極13に対し、少なくとも一部の隣接する画素領域2の間で互いに接続されるようにパターニングするパターニング工程と、第3の補助容量電極17の一部を除去する除去工程とを同時に行う。
【0072】
すなわち、上記第3の補助容量電極17に対し、一般的なフォトリソグラフィを行うことにより、第1の補助容量電極13及び第3の補助容量電極17を所定の形状にパターニングするためのレジストを形成し、その後にドライエッチングを行う。その結果、第1の補助容量電極13を、図2に部分的に示すように、隣接する各画素領域2の間で連続した格子形状又は配線状にパターン形成し、補助容量用の共通配線として利用できるようにする。さらに、第3の補助容量電極17に対し、図2に示すように、該第3の補助容量電極17の一部を除去することにより、切り欠き部31を形成する。切り欠き部31は、後工程において、第3のコンタクトホール24eを形成するためのものである。
【0073】
このとき、第1の補助容量電極13であるTa膜13のエッチングと、第3の補助容量電極17である Poly−Si膜17のエッチングとは、それぞれ同一のマスクを用いてドライエッチングにより行う。同一のマスクを使用することによって、フォトリソグラフィ工程を削減できるため、コストの低減を図ることが可能となる。
【0074】
また、各ドライエッチングに用いる反応性ガスは、下地膜である酸化シリコン膜(第2の補助容量絶縁膜16)との選択性が高いものを選択する。例えば、Ta膜13のエッチングについては、BClやCl2等の反応性ガスが好ましい。また、 Poly−Si膜17のエッチングについては、HBrが主成分である反応性ガスが好ましい。
【0075】
以上のようにして、補助容量素子18を形成する。続いて、TFT10を形成するための各工程を行う。
【0076】
まず、上記補助容量素子18の上方に、結晶性シリコン層20dを形成する結晶化工程を行う。すなわち、図9に示すように、CVD法により、第1の層間絶縁膜19である酸化シリコン膜を約350nmの厚さに形成する。続いて、第1の層間絶縁膜19の上に、非結晶のシリコン膜を約50nmの厚さで連続して形成する。その後、この非結晶のシリコン膜を結晶化させることにより、結晶性のシリコン膜を形成する。非結晶のシリコン膜を結晶化させる方法としては、例えば、600℃以上の温度で加熱する方法や、エキシマレーザーの照射による方法等が好適である。その後、上記結晶性のシリコン膜に対し、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを行うことにより、所定の形状にパターニングして結晶性シリコン層20dを形成する。
【0077】
続いて、図3及び図9に示すように、上記結晶性シリコン層20dの上方に、ゲート電極22を形成するゲート電極形成工程を行う。まず、上記結晶性シリコン層20dの上に、ゲート絶縁膜21である酸化シリコン膜を、約80nmの厚さに形成する。その後、ゲート絶縁膜21の上に、燐を高濃度に含んだ Poly−Si膜を400nm堆積し、該 Poly−Si膜に対してフォトリソグラフィ及びドライエッチングを行って所定形状にパターニングすることにより、ゲート電極22を形成する。このとき、結晶性シリコン層20dのうち、少なくとも、後工程でチャネル領域20cとなる部分が、上方から見て凹部12の内側に位置すると共に、第3の補助容量電極17と重なるように、ゲート電極22を形成する。このことにより、補助容量素子18を形成する3層の各補助容量電極13,15,17を、画素TFTの下部遮光膜として利用することができる。
【0078】
次に、図3及び図9に示すように、上記結晶性シリコン層20dに対して、不純物を注入することによりTFT半導体層20を形成する不純物注入工程を行う。すなわち、ゲート電極22を不純物注入マスクとし、不純物である燐元素を、上記結晶性シリコン層20dに対して、75keV、2×1015原子/cm2程度で注入する。その結果、ゲート電極22の下で燐が注入されなかった領域は、チャネル領域20cに形成される。そして、チャネル領域20cの左右両側には、ソース領域20a及びドレイン領域20bが形成されることとなる。
【0079】
次に、図10に示すように、上記TFT半導体層20及び補助容量素子18の上方に、複数のコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成工程を行う。まず、上記TFT半導体層20が形成された基板の全面に対し、第2の層間絶縁膜23である酸化シリコン膜を、CVD法により500nmの膜厚に形成する。続いて、上記ソース領域20a及びドレイン領域20bに注入された燐元素を活性化するために、窒素雰囲気中で950℃、30分間の熱処理を施す。
【0080】
その後、上記第2の層間絶縁膜23及びゲート酸化膜21に対し、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、ソース領域20aの上方にソースコンタクトホール24aを形成する一方、ドレイン領域20bの上方にドレインコンタクトホール24bを形成する。このとき、ソース領域20aの上面は、ソースコンタクトホール24aを介して上方に露出している。また、ドレイン領域20bの上面は、ドレインコンタクトホール24bを介して上方に露出している。
【0081】
上記ソースコンタクトホール24a及びドレインコンタクトホール24bと同様に、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、第1のコンタクトホール24cを第1の補助容量電極13の上方に形成し、第2のコンタクトホール24dを第2の補助容量電極15の上方に形成し、さらに、第3のコンタクトホール24eを、上記切り欠き部31を介して第3の補助容量電極17の上方に形成する。
【0082】
次に、図10に示すように、ソース電極25a、ドレイン電極25b、及び接続電極25cを形成する電極形成工程を行う。まず、上記第2の層間絶縁膜23の上に、100nmの厚さのTiWと、400nmの厚さのAlSiと、100nmの厚さのTiWとにより構成される多層の導電膜を形成する。このとき、上記各コンタクトホール24a,24b,24c,24d,24eの内部には、上記導電膜が充填されている。続いて、該導電膜に対し、一般的なフォトリソグラフィとドライエッチングとを行い、所定の形状にパターニングを行う。このことにより、上記ソース領域20aに接続されるソース配線25aと、上記ドレイン領域20b及び第2の補助容量電極15に接続されるドレイン電極25bと、上記第1の補助容量電極13及び第3の補助容量電極17に接続される接続電極25cとをそれぞれパターン形成する。
【0083】
次に、上記ソース電極25a、ドレイン電極25b、及び接続電極25cの上方に画素電極28を形成する画素電極形成工程を行う。まず、図1に示すように、上記第2の層間絶縁膜23の上に、第3の層間絶縁膜26である酸化シリコン膜を、約300nmの厚さに形成する。その後、第3の層間絶縁膜26に対し、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、ドレイン電極25bの上方に、画素電極コンタクトホール27を形成する。続いて、上記第3の層間絶縁膜26の上に、基板の全面を覆うように、ITO膜を100nmの厚さに形成する。このとき、上記画素電極コンタクトホール27の内部には、ITOが充填されている。その後、上記ITO膜に対し、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、画素電極28をパターン形成する。
【0084】
以上のように、上記各工程を行うことによりTFT基板5を形成し、該TFT基板5に対して、図示省略の液晶層や対向基板を接合することにより、液晶表示装置1が製造される。
【0085】
−実施形態1の効果−
以上説明したように、この実施形態1によると、まず、補助容量素子18を、TFT10に対して上下方向に重ねて設けるようにしたので、補助容量素子18を設けるために必要となる遮光領域を低減して開口率を増大させることができる。そのことに加えて、補助容量素子18を、3つの補助容量電極13,15,17を積層して構成するようにしたので、遮光領域を増加させることなく、充分な補助容量を確保することができる。つまり、補助容量を充分に確保しながら画素領域を小型化して表示の高詳細化を図ることができる。
【0086】
さらに、各補助容量電極13,15,17及び各補助容量絶縁膜14,16を、凹部12の内周面に沿って順次積層するようにしたので、補助容量素子18を、凹部12の内壁面に沿って形成することができる。その結果、補助容量素子18を形成するためのマスク等を不要として、パターニング工程を大幅に簡略化することができる。すなわち、パターニングに要するコストを低減させると共に、フォト合わせのためのマージンを不要とすることができる。また、パターン成形される膜の数が全体として減少させることになるため、補助容量素子18の上層側で生じる段差を好適に低減させることができる。その結果、液晶表示装置を安価で精度良く容易に製造することができる。
【0087】
また、第1の補助容量電極18の最上端部を、第3の補助容量電極17の下面よりも高い位置に形成するようにしたので、該第3の補助容量電極17を、凹部12の内側に好適に形成することができる。
【0088】
さらに、第1の補助容量電極18を、隣接する画素の間で接続して格子状に形成したので、該第1の補助容量電極18を共通配線として利用することができる。
【0089】
また、TFT半導体層20の少なくともチャネル領域20cを、第3の補助容量電極17に対して上下方向に重ねるようにしたので、各補助容量電極13,15,17を、下方から入射する光を遮る下部遮光膜として利用することができる。
【0090】
さらに、積層された各補助容量電極13,15,17及び各補助容量絶縁膜14,16に対し、CMP法により研磨を行うようにしたので、第1の補助容量電極13の最上端面を好適に露出させることができると共に、該第1の補助容量電極13の最上端面に対し、第2の補助容量電極15、第3の補助容量電極17、第1の補助容量絶縁膜14、及び第2の補助容量絶縁膜16の各最上端部を、同一の平面上に形成することができる。
【0091】
(実施形態2)
図11は、本発明に係る液晶表示装置及びその製造方法の実施形態2を示している。尚、この実施形態2において、図1〜図10と同じ部分については、同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0092】
上記実施形態1の液晶表示装置1では、TFT半導体層20における少なくともチャネル領域20cの上面が、凹部12の周縁部における第1の補助容量電極13の最上端部よりも高い位置に形成されていたのに対し、本実施形態2の液晶表示装置1では、TFT基板5の断面図である図11に示すように、TFT半導体層20の少なくともチャネル領域の上面が、凹部12の周縁部における第1の補助容量電極13の最上端部よりも低い位置に形成されている。
【0093】
第1の補助容量電極13は、凹部12の内壁面に沿って凹状に形成されている。そして、第2の補助容量素子15及び第3の補助容量素子17は、第1の補助容量素子13の内周面に沿って凹状に形成されている。すなわち、補助容量素子18は、全体として凹状に形成されている。
【0094】
TFT10は、上記実施形態1の場合よりも下方位置に形成されている。そして、TFT半導体層20の少なくともチャネル層20cは、上記凹状の補助容量素子18の内側に配置されている。
【0095】
この実施形態2の液晶表示装置は、上記実施形態1と同様の工程により製造される。すなわち、凹部形成工程において、石英基板11の上に形成する凹部12の深さを、約0.8μmとして比較的深く形成する。そして、この比較的深い凹部12に対し、上記実施形態1と同様に、第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の捕縄容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17を、それぞれ積層して形成する。その結果、図11に示すように、第3の補助容量電極17の断面を、凹形状にする。このようにして、チャネル領域20cの上面が、第1の補助容量電極13の最上端面よりも低くなるように、TFT基板5を形成する。
【0096】
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によると、TFT半導体層20の少なくともチャネル領域20cの上面を、凹部12の周縁における第1の補助容量電極13の最上端部よりも低い位置に形成したので、補助容量素子18を、凹状の下部遮光膜に構成することができる。
【0097】
すなわち、上記凹状の補助容量素子18の内側にTFT10を配置させることが可能となる。その結果、TFT基板5の側方(つまり、凹部12の側方)から入射する光を各補助容量電極13,15,17の側壁により遮ることができるため、オフ電流を好適に低減させることができる。
【0098】
尚、上記各実施形態では、凹部12を、石英基板11の上面に直接に形成するようにしたが、請求項1及び14に係る発明の他の実施形態としては、凹部形成工程において、石英基板11の上に絶縁膜を設け、該絶縁膜の上に凹部を形成するようにしてもよい。つまり、本発明は、凹部12がTFT10の下方に配置される構成であればよく、このことにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0099】
また、上記補助容量素子18を、3つの補助容量電極13,15,17により構成するようにしたが、請求項1に係る他の発明の実施形態としては、少なくとも3つ以上の複数の補助容量電極を、絶縁膜を介して積層する構成としてもよい。このことにより、補助容量をさらに増大させることができる。
【0100】
また、上記各実施形態では、第1の補助容量電極13は、全ての隣接する画素の間で接続されることにより、例えば格子状に形成するようにしたが、本発明の請求項1に係る発明の他の実施形態としては、第1の補助容量電極13は、必ずしも隣接する全ての画素の間で接続される必要はなく、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されるようにすればよい。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、補助容量素子を、薄膜トランジスタに対して上下方向に重ねて設け、少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成するようにしたので、補助容量素子による遮光領域を低減して開口率を増大させると共に、補助容量を充分に確保することができる。
【0102】
さらに、補助容量素子の少なくとも一部を上記凹部の内側に形成するようにしたので、補助容量素子を形成するためのマスク等を不要として、パターニング工程を大幅に簡略化することができる。すなわち、パターニングに要するコストを低減させると共に、フォト合わせのためのマージンを不要とし、パターン成形される膜を全体として減少させることにより上層側で生じる段差を低減させることができる。その結果、液晶表示装置を安価で精度良く容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1の液晶表示装置におけるTFT基板を示す断面図である。
【図2】石英基板上に補助容量素子が形成された状態を示す平面図である。
【図3】補助容量素子の上にTFTが形成された状態を示す平面図である。
【図4】本実施形態1の液晶表示装置におけるTFT基板を示す平面図である。
【図5】凹部が形成された石英基板を示す断面図である。
【図6】凹部の上に形成された積層体を示す断面図である。
【図7】研磨工程で研磨された積層体を示す断面図である。
【図8】補助容量素子を示す断面図である。
【図9】補助容量素子の上に形成された結晶性シリコン層及びゲート電極を示す断面図である。
【図10】補助容量素子の上に形成されたTFTを示す断面図である。
【図11】本実施形態2の液晶表示装置のTFT基板を示す断面図である。
【図12】従来の補助容量素子を備えるTFT基板を示す断面図である。
【図13】従来のTFT基板を示す平面図である。
【図14】従来のTFTの下方に設けられた補助容量素子を備えるTFT基板を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 画素領域(画素)
10 TFT(薄膜トランジスタ)
11 石英基板(絶縁性基板)
12 凹部
13 第1の補助容量電極
14 第1の補助容量絶縁膜(絶縁膜)
15 第2の補助容量電極
16 第2の補助容量絶縁膜(絶縁膜)
17 第3の補助容量電極
18 補助容量素子
20 TFT半導体層(半導体層)
20c チャネル領域
28 画素電極
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置及びその製造方法に関し、特に、薄膜トランジスタの下方に補助容量素子が形成された液晶表示装置及びその製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
薄型で消費電力が低い液晶表示装置のうち、駆動素子として薄膜トランジスタ(以下TFTと略称する)を用いたものは、コントラストや応答速度などの点で優れた性能を有しているため、主に、パソコンなどの表示部や、携帯用TVなどに適用されている。そして、近年、このTFTを用いた液晶表示装置の市場規模は、拡大を続けている。
【0003】
以下に、従来の液晶表示装置のTFT基板について説明する。図13は、TFT110を備えるTFT基板105の平面レイアウトの一例を示している。図12は、図13におけるXIII−XIII線断面図である。
【0004】
図12に示すように、石英基板111の上には、所定形状の下部遮光膜112が設けられ、該下部遮光膜112の上には、第1の絶縁膜114を介してTFT半導体層116が設けられている。TFT半導体層116の上には、ゲート酸化膜117が設けられ、該ゲート酸化膜117の上には、ゲート電極118が設けられている。
【0005】
上記TFT半導体層116には、チャネル領域116cと、ソース領域116aと、ドレイン領域116bと、補助容量素子用の下部容量電極113とが形成されている。下部容量電極113の上方には、ゲート酸化膜117を介して上部容量電極115が設けられている。すなわち、下部容量電極113と、上部容量電極115と、該各容量電極113,115に挟まれたゲート酸化膜117とによって、補助容量素子130が構成されている。
【0006】
上記ゲート酸化膜117の上には、ゲート電極118及び上部容量電極115を覆うように、第2の絶縁膜119が設けられている。第2の絶縁膜119及びゲート酸化膜117の所定部分には、ソースコンタクトホール120a及びドレインコンタクトホール120bが形成されている。第2の絶縁膜119の上には、ソースコンタクトホール120を介してソース領域116aに接続されたソース電極124aが設けられると共に、ドレインコンタクトホール120bを介してドレイン領域116bに接続されたドレイン電極124bが設けられている。
【0007】
さらに、第2の絶縁膜119の上には、上記ソース電極124a及びドレイン電極124bを覆うように、第3の絶縁膜125が設けられている。第3の絶縁膜125には、ドレイン電極124bの上方の所定部分に、画素コンタクトホール126が形成されている。第3の絶縁膜125の上には、画素コンタクトホール126を介してドレイン電極124bに接続された透明画素電極127が設けられている。
【0008】
ところで、このようなTFT基板が適用されたプロジェクション用の液晶表示装置は、用途や将来性の面から大きな注目を集めており、その開発が進められている。プロジェクション用の液晶パネルは、その特性として、高輝度性や高精細性が要求されるため、液晶パネルの開口率を大きくすることが重要となる。開口率を大きくする上で問題となるのは、液晶の電位を保持するための補助容量素子である。
【0009】
すなわち、補助容量素子の容量電極には、通常、遮光性を有する金属膜が適用されることが多いため、補助容量素子は、光を透過させない。したがって、開口率を向上させるためには、補助容量素子の面積を小さくすることが必要である。しかしながら、補助容量素子の面積を小さくすると、画素電極の電位を適切に保持することが難しくなり、その結果、表示品位の低下を招いてしまうという問題が生じる。このように、開口率の向上と、補助容量の確保とは、相反する問題である。
【0010】
これに対し、図14に示すように、TFT110の下層に、遮光膜を兼ねた補助容量素子130を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。以下に、このTFT基板105について、図14を参照して説明する(尚、図12と同じ部分については、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する)。
【0011】
TFT基板105には、石英基板111の上に、下部容量電極115、絶縁膜123、及び上部容量電極113が順に積層されている。一方、第1の絶縁膜114、ゲート酸化膜117、及び第2の絶縁膜119には、コンタクトホール120cが形成されている。そして、ドレイン電極124bは、ドレインコンタクトホール120bを介してドレイン領域116bに接続されていると共に、コンタクトホール120cを介して下部容量電極113に接続されている。こうして、補助容量素子130と、TFT半導体層116及びゲート電極118とを上下方向に畳重させることによって、開口率の向上と、補助容量の確保とを実現しようとしている。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−66638号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プロジェクションの小型化及び高輝度化が進むにつれて、開口部である画素領域以外の、TFT半導体層やゲート配線等の遮光領域は、さらに小さく形成される。その結果、上記特許文献1の補助容量素子構造では、補助容量の充分な確保が困難になってしまう。
【0014】
そこで、補助容量を増大させるために、補助容量素子構造を、上下に重なる2層の補助容量素子により構成することが考えられる。しかしながら、この補助容量素子の2層構造では、(1)パターニング工程の増加に伴ってコストが増大するという問題、(2)パターン成形される膜が増えることにより上層で発生する段差が大きくなるため、上層におけるパターニングやエッチングの不良が生じるという問題、(3)補助容量素子の容量電極が3層あるために、フォト合わせ(アライメント)のマージンが必要となり、開口部の拡大を妨げるという問題、等がある。すなわち、上記特許文献1の補助容量素子構造を、単に2層構造にすることにより実際のデバイスとして製造することは、非常に困難である。
【0015】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、補助容量素子を備える液晶表示装置について、開口率の向上と、補助容量の充分な確保とを図ると共に、安価で精度良く容易な製造を可能にしようとすることにある
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、補助容量素子の少なくとも一部を、薄膜トランジスタの下方に形成した凹部の内側に設けるようにした。
【0017】
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁性基板の上に設けられ、画素電極を駆動するための薄膜トランジスタと、上記薄膜トランジスタの下方に設けられた補助容量素子とを備える液晶表示装置であって、上記絶縁性基板、又は該絶縁性基板の上に設けられた絶縁膜は、上記薄膜トランジスタの下方位置で上方に開口している凹部を備え、上記補助容量素子は、互いに重ねられた少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成され、上記補助容量素子の少なくとも一部は、上記凹部の内側に設けられている。
【0018】
上記補助容量素子は、少なくとも一部が凹部の底に設けられた第1の補助容量電極と、該第1の補助容量電極の上に絶縁膜を介して設けられた第2の補助容量電極と、該第2の補助容量電極の上に絶縁膜を介して設けられた第3の補助容量電極とにより構成され、上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、上記凹部の内側のみに形成されていてもよい。
【0019】
上記第2の補助容量電極の底は、凹部の底と同じ形状に形成されていることが好ましい。
【0020】
上記第1の補助容量電極は、凹部の内壁に沿って凹状に形成され、上記第1の補助容量電極の最上端部は、第3の補助容量電極の下面よりも高い位置に形成されていてもよい。
【0021】
上記第1の補助容量電極、第2の補助容量電極、及び第3の補助容量電極の各最上端部は、同一の平面を構成していることが好ましい。
【0022】
上記第1の補助容量電極は、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されていることが望ましい。
【0023】
上記薄膜トランジスタの半導体層における少なくともチャネル領域は、第3の補助容量電極に対し、上下方向に重なっていることが好ましい。
【0024】
上記第1の補助容量電極は、凹部の内壁に沿って凹状に形成され、半導体層の少なくともチャネル領域の上面は、上記第1の補助容量電極の最上端部よりも低い位置に形成されていてもよい。
【0025】
上記第1の補助容量電極は、第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極とは異なる材料により構成されていることが好ましい。
【0026】
上記第1の補助容量電極は、Ta、Nb、W、Pd、Cr、及びTiの少なくとも1つを含む材料により構成されていることが望ましい。
【0027】
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、同じ材料により構成されていてもよい。
【0028】
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、Si又はSiを含む材料により構成されていることが好ましい。
【0029】
また、本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、絶縁性基板の上に形成された補助容量素子と、上記補助容量素子の上方に形成された薄膜トランジスタとを備える液晶表示装置の製造方法であって、上記絶縁性基板、又は該絶縁性基板の上に設けられた絶縁膜に対し、上方に開口する凹部を形成する凹部形成工程と、上記凹部に対し、第1の補助容量電極、第1の補助容量絶縁膜、第2の補助容量電極、第2の補助容量絶縁膜、及び第3の補助容量電極を、下から順に積層して積層体を形成する積層工程と、上記積層体に対して研磨を行うことにより、上記第1の補助容量電極の最上端部を露出させる研磨工程と、上記第1の補助容量電極に対し、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されるようにパターニングするパターニング工程と、上記第3の補助容量電極の一部を除去する除去工程とを備えている。
【0030】
上記パターニング工程と上記除去工程とは、同時に行われることが好ましい。
【0031】
上記研磨工程では、CMP法により第1の補助容量電極の最上端部を露出させるようにしてもよい。
【0032】
すなわち、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁層基板、又は該絶縁性基板の上の絶縁膜に形成された凹部の内側に補助容量素子を設け、該補助容量素子の上方に薄膜トランジスタを形成することにより製造される。
【0033】
その結果、補助容量素子が、薄膜トランジスタに対して上下方向に重ねて設けられ、少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成されているため、該補助容量素子による遮光領域を低減して開口率を増大させると共に、補助容量を充分に確保することが可能となる。
【0034】
さらに、補助容量素子の少なくとも一部を上記凹部の内側に形成するようにしたので、補助容量素子を形成するためのマスク等を不要として、パターニング工程を大幅に簡略化することができる。すなわち、パターニングに要するコストが低減すると共に、フォト合わせのためのマージンが不要となり、パターン成形される膜が全体として減少することにより上層側で生じる段差が低減する。その結果、液晶表示装置を安価で精度良く容易に製造することが可能となる。
【0035】
また、第1の補助容量電極の最上端部を、第3の補助容量電極の下面よりも高い位置に形成することにより、該第3の補助容量電極は、凹部の内側に好適に形成される。
【0036】
また、第1の補助容量電極を、隣接する画素の間で接続することにより、該第1の補助容量電極を共通配線として利用することが可能となる。
【0037】
また、半導体層の少なくともチャネル領域を、第3の補助容量電極に対して上下方向に重ねることにより、各補助容量電極を、下方から入射する光を遮る遮光膜として利用することが可能となる。
【0038】
そして、半導体層の少なくともチャネル領域の上面を、第1の補助容量電極の最上面よりも低い位置に形成することにより、側方から入射する光が補助容量電極により遮られるため、オフ電流が好適に低減される。
【0039】
また、積層された各補助容量電極及び各補助容量絶縁膜に対し、CMP法(つまり、Chemical Mechanical Polishing法)により研磨を行うことにより、第1の補助容量電極を好適に露出させることが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
【0041】
(実施形態1)
図1〜図10は、本発明に係る液晶表示装置及びその製造方法の実施形態1を示している。本実施形態の液晶表示装置1は、TFT基板5と、該TFT基板5に対向する対向基板(図示省略)と、該対向基板とTFT基板5との間に設けられた液晶層(図示省略)とを備えている。
【0042】
TFT基板5は、平面図である図4に一部を拡大して示すように、マトリクス状に配置された複数の画素領域2と、該各画素領域2の間に格子状に設けられた遮光領域3とを備えている。少なくとも画素領域2の上方には、液晶層(図示省略)に所定の電圧を印加するための画素電極28が設けられている。遮光領域3には、画素電極28を駆動するための薄膜トランジスタ10(以下、TFTと略称する)と、画素電極28の充電電荷を安定して保持するための補助容量素子18とが設けられている。上記TFT10及び補助容量素子18は、図4におけるI−I線断面図である図1に示すように、絶縁性基板である石英基板11の上に形成されている。そして、補助容量素子18は、TFT10の下方位置に設けられている。
【0043】
図1に示すように、石英基板11の上面には、上記TFT10の下方位置で上方に開口する凹部12が形成されている。凹部12は、図4に示すように、石英基板11の上面において、遮光領域3に沿って鉤状に折れ曲がって延びる溝に形成されている。
【0044】
補助容量素子18は、少なくとも一部が上記凹部12の内側に設けられ、互いに重ねられた3つの補助容量電極13,15,17と、該各補助容量電極13,15,17の間にそれぞれ介在された補助容量絶縁膜14,16とにより構成されている。補助容量電極13,15,17は、第1の補助容量電極13と、第2の補助容量電極15と、第3の補助容量電極17とにより構成される一方、補助容量絶縁膜14,16は、第1の補助容量絶縁膜14と、第2の補助容量絶縁膜16とにより構成されている。
【0045】
第1の補助容量電極13は、上記凹部12の底面及び内側面と、該凹部12の周りの遮光領域3とにおいて薄膜状に形成されている。すなわち、第1の補助容量電極13は、凹部12の内壁面に沿って凹状に形成されている。そして、第1の補助容量電極13は、隣接する画素の間で互いに接続されることにより、遮光領域3に亘って格子状又は配線状に形成されている。
【0046】
第2の補助容量電極15は、上記凹部12の内側において、第1の補助容量電極13の上に第1の補助容量絶縁膜14を介して設けられている。第2の補助容量電極15の底は、第1の補助容量絶縁膜14の底と同じ形状に形成されている。つまり、第2の補助容量電極15の底は、凹部12の底と同じ形状に形成されている。このことにより、マスク等によるパターニングを不要としながら、第2の補助容量電極15を所定の凹形状に形成することが可能となる。さらに、第3の補助容量電極17は、上記凹部12の内側において、第2の補助容量電極15の上に第2の補助容量絶縁膜16を介して設けられている。
【0047】
すなわち、図1に示すように、上記第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17は、上記凹部12の内側のみに形成されている。そして、上記第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17の各最上端部は、同一の平面を構成している。このとき、上記第1の補助容量電極13の最上端部は、第3の補助容量電極17の下面よりも高い位置に形成されている。この第3の補助容量電極17には、図1及び図4に示すように、切り欠き部31が形成されている。
【0048】
上記第1の補助容量電極13は、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17とは異なる材料により構成されている。また、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17は、同じ材料により構成されている。すなわち、第1の補助容量電極13は、硬質な高融点金属、又は該高融点金属を含む金属化合物により構成されており、例えば、Ta、Nb、W、Pd、Cr、及びTiの少なくとも1つを含む材料により構成されていることが望ましい。一方、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17は、Si又はSiを含む材料により構成されている。
【0049】
上記TFT10は、上記補助容量素子18の上方位置に、第1の層間絶縁膜19を介して設けられている。TFT10は、第1の層間絶縁膜19の上に設けられたTFT半導体層20と、該TFT半導体層20を覆うゲート酸化膜21と、該ゲート酸化膜21の上に形成されたゲート電極22と、TFT半導体層20に接続されるソース電極25a及びドレイン電極25bとを備えている。
【0050】
TFT半導体層20は、図1に示すように、ソース領域20aと、ドレイン領域20bと、該ドレイン領域20bとソース領域20aとの間に設けられたチャネル領域20cとにより構成されている。TFT半導体層20の少なくともチャネル領域20cは、第3の補助容量電極17に対し、上下方向に重なっている。そして、TFT半導体層20は、第1の層間絶縁膜19の上において、ゲート酸化膜21により覆われている。
【0051】
上記ゲート電極22は、ゲート酸化膜21の上面における少なくともチャネル領域20cの上方位置に設けられると共に、図4に示すように、遮光領域3に沿って所定の左右方向に、配線状に延びている。ゲート電極22は、上記ゲート酸化膜21の上において第2の層間絶縁膜23により覆われている。
【0052】
第2の層間絶縁膜23及びゲート酸化膜21には、ソースコンタクトホール24aが上記ソース領域20aの上方位置に形成される一方、ドレインコンタクトホール24bが上記ドレイン領域20bの上方位置に形成されている。そして、上記ソース電極25aは、第2の層間絶縁膜23の上面に形成され、ソースコンタクトホール24aを介して上記TFT半導体層20のソース領域20aに接続されている。一方、ドレイン電極25bは、第2の層間絶縁膜23の上面に形成され、ドレインコンタクトホール24bを介してドレイン領域20bに接続されている。
【0053】
また、ドレイン電極25bは、補助容量素子18の第2の補助容量電極15にも接続されている。すなわち、上記第2の補助容量絶縁膜16、第1の層間絶縁膜19、ゲート酸化膜21、及び第2の層間絶縁膜23には、上下に延びる第3のコンタクトホール24eが形成されている。そして、ドレイン電極25bは、第2の補助容量電極15に対し、第3のコンタクトホール24eを介して接続されている。
【0054】
上記第1の層間絶縁膜19、ゲート酸化膜21、及び第2の層間絶縁膜23には、上下に延びる第1のコンタクトホール24c及び第2のコンタクトホール24dがそれぞれ形成されている。第1のコンタクトホール24cは、第3の補助容量電極17の上方位置に形成される一方、第2のコンタクトホール24dは、凹部12の周縁に形成されている第1の補助容量電極13の上方位置に形成されている。
【0055】
第2の層間絶縁膜23の上面には、第3の補助容量電極17と第1の補助容量電極13とを接続するための接続電極25cが設けられている。接続電極25cは、第1のコンタクトホール24cを介して第1の補助容量電極13に接続されると共に、第2のコンタクトホール24dを介して第3の補助容量電極17に接続されている。
【0056】
また、第2の層間絶縁膜23の上には、第3の層間絶縁膜26が、上記ソース電極25a、ドレイン電極25b、及び接続電極25cを覆うように設けられている。第3の層間絶縁膜26には、画素電極コンタクトホール27が、ドレイン電極25bの上方位置に形成されている。
【0057】
上記画素電極28は、図4に示すように、画素領域2と、該画素領域2の周囲における遮光領域3の一部を覆っている。そして、図1に示すように、画素電極28は、上記画素電極コンタクトホール27を介してドレイン電極25bに接続されている。つまり、ドレイン電極25bには、画素電極28と、上記第2の補助容量電極15とが接続されている。
【0058】
以上のようにして、第1の補助容量電極13には、外部から補助容量用の電位が印加されることにより、第3の補助容量電極17にも、接続電極25cを介して同じ電位が印加されるようになっている。その結果、ドレイン電極25bに接続された第2の補助容量電極15と、上記第1の補助容量電極13及び第3の補助容量電極17の双方との間で、補助容量が得られるようになっている。言い換えれば、本実施形態の補助容量素子18は、2組の補助容量素子により構成されている。
【0059】
−製造方法−
次に、本発明に係る液晶表示装置1の製造方法について説明する。本実施形態では、まず石英基板11の上に補助容量素子18を形成する工程を行った後に、該補助容量素子18の上にTFT10を形成する工程を行うことによって、TFT基板5を製造する。
【0060】
まず、図5に示すように、石英基板11の上面に対し、上方に開口する凹部12を形成する凹部形成工程を行う。すなわち、一般的なフォトリソグラフィ及びエッチングを行うことにより、所定の形状にパターニングして凹部12を形成する。凹部12の深さ(つまり、石英基板11の上面から凹部12の底面までの深さ)は、例えば400nmに形成する。
【0061】
次に、図6に示すように、石英基板11の上面の凹部12に対し、第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17を、下から順に積層して積層体18aを形成する積層工程を行う。
【0062】
すなわち、石英基板11の上面に対し、スパッタリング法により第1の補助容量電極13となる硬質な高融点金属である例えばTa膜を、150nmの厚さで成膜する。続いて、上記第1の補助容量電極13の上に、第1の補助容量絶縁膜14である酸化シリコン膜を、40nmの厚さで成膜する。
【0063】
このとき、上記第1の補助容量絶縁膜14を良質なものとする目的で、該第1の補助容量絶縁膜14を形成する前に、第1の補助容量電極13の表面を陽極酸化して酸化Ta膜を予め形成しておき、該酸化Ta膜を絶縁膜の一部として利用することも可能である。酸化Ta膜は、3%シュウ酸水溶液中でTa膜を陽極とし、20V程度の電圧を1時間程度印加することにより、約50nm程度の厚さに形成することが可能である。酸化Ta膜は、誘電率が高く且つピンホール欠陥も少ないため、補助容量素子18の容量の増加や歩留りの向上に役立つ。
【0064】
その後、上記第1の補助容量絶縁膜14の上に、第2の補助容量電極15である高濃度の燐を含んだ多結晶シリコン(以下、Poly−Siと略称する)を、150nmの厚さに形成する。続いて、上記第2の補助容量電極15の上に、第2の補助容量絶縁膜16である酸化シリコン膜を、40nmの厚さに成膜する。そして、第2の補助容量絶縁膜16の膜質を向上させるために、上記酸化シリコン膜に対して900℃以上の温度でアニール処理を行う。このとき、第2の補助容量電極15は、Siを主成分とする膜により構成されているため、上記アニール処理を行う雰囲気の中に酸素又は塩素ガスを含ませることにより、アニール処理と同時に熱酸化を行うことができる。その結果、リーク電流の少ない良質な第2の補助容量絶縁膜16を形成することが可能となる。
【0065】
その後、上記第2の補助容量絶縁膜16の上に、第3の補助容量電極17である燐を高濃度に含んだ Poly−Si膜を、200nmの厚さに形成する。以上のようにして、石英基板11の上に積層体18aを形成する。
【0066】
次に、図7に示すように、上記基板全面に形成された積層体18aに対し、Chemical Mechanical Polishing法(以下、CMP法と略称する)により表面研磨を行うことによって、第1の補助容量電極13であるTa膜の最上端部を露出させる研磨工程を行う。
【0067】
ここで、CMP法は、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17である Poly−Si膜15,17と、第1の補助容量絶縁膜14及び第2の補助容量絶縁膜16である酸化シリコン膜14,16とに対し、凹部12の外部に積層されている部分を研磨して除去し、該凹部12の内部に残すことを目的として行う。
【0068】
ここで、上記 Poly−Si膜15,17及び酸化シリコン膜14,16の双方に対し、CMP法により同じ程度に研磨することが必要であるが、そのようなスラリー剤としては、一般的なシリカ系のスラリーを適用することが好ましい。このとき、上記硬質なTa膜13は、上記シリカ系のスラリーにより研磨されないため、CMP法におけるバリア膜として作用する。つまり、CMP法による積層体18aの研磨は、上記Ta膜13の表面でストップさせることができる。
【0069】
また、凹部12の底面から凹部12周縁の第1の補助容量電極13の最上端面までの高さは、550nmである。一方、凹部12内における第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の補助容量電極15、及び第2の補助容量絶縁膜16の膜厚の合計は、380nmである。すなわち、第3の補助容量電極17の下面は、凹部12の周縁における第1の補助容量電極13の上面よりも低くなっている。その結果、第3の補助容量電極17は、CMP法により凹部12の内部に板状に残されることとなる。
【0070】
こうして、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17は、CMP法により、凹部12と略同じ形状にパターニングされると共に、第1の補助容量電極13、第2の補助容量電極15及び第3の補助容量電極17の最上端部は、平坦化されて互いに同じ高さに形成される。こうして、凹部12の内部に、3層の導電膜と2層の絶縁膜とにより構成された2層構造の補助容量素子18が形成される。
【0071】
次に、図2及び図8に示すように、上記第1の補助容量電極13に対し、少なくとも一部の隣接する画素領域2の間で互いに接続されるようにパターニングするパターニング工程と、第3の補助容量電極17の一部を除去する除去工程とを同時に行う。
【0072】
すなわち、上記第3の補助容量電極17に対し、一般的なフォトリソグラフィを行うことにより、第1の補助容量電極13及び第3の補助容量電極17を所定の形状にパターニングするためのレジストを形成し、その後にドライエッチングを行う。その結果、第1の補助容量電極13を、図2に部分的に示すように、隣接する各画素領域2の間で連続した格子形状又は配線状にパターン形成し、補助容量用の共通配線として利用できるようにする。さらに、第3の補助容量電極17に対し、図2に示すように、該第3の補助容量電極17の一部を除去することにより、切り欠き部31を形成する。切り欠き部31は、後工程において、第3のコンタクトホール24eを形成するためのものである。
【0073】
このとき、第1の補助容量電極13であるTa膜13のエッチングと、第3の補助容量電極17である Poly−Si膜17のエッチングとは、それぞれ同一のマスクを用いてドライエッチングにより行う。同一のマスクを使用することによって、フォトリソグラフィ工程を削減できるため、コストの低減を図ることが可能となる。
【0074】
また、各ドライエッチングに用いる反応性ガスは、下地膜である酸化シリコン膜(第2の補助容量絶縁膜16)との選択性が高いものを選択する。例えば、Ta膜13のエッチングについては、BClやCl2等の反応性ガスが好ましい。また、 Poly−Si膜17のエッチングについては、HBrが主成分である反応性ガスが好ましい。
【0075】
以上のようにして、補助容量素子18を形成する。続いて、TFT10を形成するための各工程を行う。
【0076】
まず、上記補助容量素子18の上方に、結晶性シリコン層20dを形成する結晶化工程を行う。すなわち、図9に示すように、CVD法により、第1の層間絶縁膜19である酸化シリコン膜を約350nmの厚さに形成する。続いて、第1の層間絶縁膜19の上に、非結晶のシリコン膜を約50nmの厚さで連続して形成する。その後、この非結晶のシリコン膜を結晶化させることにより、結晶性のシリコン膜を形成する。非結晶のシリコン膜を結晶化させる方法としては、例えば、600℃以上の温度で加熱する方法や、エキシマレーザーの照射による方法等が好適である。その後、上記結晶性のシリコン膜に対し、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを行うことにより、所定の形状にパターニングして結晶性シリコン層20dを形成する。
【0077】
続いて、図3及び図9に示すように、上記結晶性シリコン層20dの上方に、ゲート電極22を形成するゲート電極形成工程を行う。まず、上記結晶性シリコン層20dの上に、ゲート絶縁膜21である酸化シリコン膜を、約80nmの厚さに形成する。その後、ゲート絶縁膜21の上に、燐を高濃度に含んだ Poly−Si膜を400nm堆積し、該 Poly−Si膜に対してフォトリソグラフィ及びドライエッチングを行って所定形状にパターニングすることにより、ゲート電極22を形成する。このとき、結晶性シリコン層20dのうち、少なくとも、後工程でチャネル領域20cとなる部分が、上方から見て凹部12の内側に位置すると共に、第3の補助容量電極17と重なるように、ゲート電極22を形成する。このことにより、補助容量素子18を形成する3層の各補助容量電極13,15,17を、画素TFTの下部遮光膜として利用することができる。
【0078】
次に、図3及び図9に示すように、上記結晶性シリコン層20dに対して、不純物を注入することによりTFT半導体層20を形成する不純物注入工程を行う。すなわち、ゲート電極22を不純物注入マスクとし、不純物である燐元素を、上記結晶性シリコン層20dに対して、75keV、2×1015原子/cm2程度で注入する。その結果、ゲート電極22の下で燐が注入されなかった領域は、チャネル領域20cに形成される。そして、チャネル領域20cの左右両側には、ソース領域20a及びドレイン領域20bが形成されることとなる。
【0079】
次に、図10に示すように、上記TFT半導体層20及び補助容量素子18の上方に、複数のコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成工程を行う。まず、上記TFT半導体層20が形成された基板の全面に対し、第2の層間絶縁膜23である酸化シリコン膜を、CVD法により500nmの膜厚に形成する。続いて、上記ソース領域20a及びドレイン領域20bに注入された燐元素を活性化するために、窒素雰囲気中で950℃、30分間の熱処理を施す。
【0080】
その後、上記第2の層間絶縁膜23及びゲート酸化膜21に対し、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、ソース領域20aの上方にソースコンタクトホール24aを形成する一方、ドレイン領域20bの上方にドレインコンタクトホール24bを形成する。このとき、ソース領域20aの上面は、ソースコンタクトホール24aを介して上方に露出している。また、ドレイン領域20bの上面は、ドレインコンタクトホール24bを介して上方に露出している。
【0081】
上記ソースコンタクトホール24a及びドレインコンタクトホール24bと同様に、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、第1のコンタクトホール24cを第1の補助容量電極13の上方に形成し、第2のコンタクトホール24dを第2の補助容量電極15の上方に形成し、さらに、第3のコンタクトホール24eを、上記切り欠き部31を介して第3の補助容量電極17の上方に形成する。
【0082】
次に、図10に示すように、ソース電極25a、ドレイン電極25b、及び接続電極25cを形成する電極形成工程を行う。まず、上記第2の層間絶縁膜23の上に、100nmの厚さのTiWと、400nmの厚さのAlSiと、100nmの厚さのTiWとにより構成される多層の導電膜を形成する。このとき、上記各コンタクトホール24a,24b,24c,24d,24eの内部には、上記導電膜が充填されている。続いて、該導電膜に対し、一般的なフォトリソグラフィとドライエッチングとを行い、所定の形状にパターニングを行う。このことにより、上記ソース領域20aに接続されるソース配線25aと、上記ドレイン領域20b及び第2の補助容量電極15に接続されるドレイン電極25bと、上記第1の補助容量電極13及び第3の補助容量電極17に接続される接続電極25cとをそれぞれパターン形成する。
【0083】
次に、上記ソース電極25a、ドレイン電極25b、及び接続電極25cの上方に画素電極28を形成する画素電極形成工程を行う。まず、図1に示すように、上記第2の層間絶縁膜23の上に、第3の層間絶縁膜26である酸化シリコン膜を、約300nmの厚さに形成する。その後、第3の層間絶縁膜26に対し、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、ドレイン電極25bの上方に、画素電極コンタクトホール27を形成する。続いて、上記第3の層間絶縁膜26の上に、基板の全面を覆うように、ITO膜を100nmの厚さに形成する。このとき、上記画素電極コンタクトホール27の内部には、ITOが充填されている。その後、上記ITO膜に対し、一般的なフォトリソグラフィと、ウェットエッチングやドライエッチングとを行うことにより、画素電極28をパターン形成する。
【0084】
以上のように、上記各工程を行うことによりTFT基板5を形成し、該TFT基板5に対して、図示省略の液晶層や対向基板を接合することにより、液晶表示装置1が製造される。
【0085】
−実施形態1の効果−
以上説明したように、この実施形態1によると、まず、補助容量素子18を、TFT10に対して上下方向に重ねて設けるようにしたので、補助容量素子18を設けるために必要となる遮光領域を低減して開口率を増大させることができる。そのことに加えて、補助容量素子18を、3つの補助容量電極13,15,17を積層して構成するようにしたので、遮光領域を増加させることなく、充分な補助容量を確保することができる。つまり、補助容量を充分に確保しながら画素領域を小型化して表示の高詳細化を図ることができる。
【0086】
さらに、各補助容量電極13,15,17及び各補助容量絶縁膜14,16を、凹部12の内周面に沿って順次積層するようにしたので、補助容量素子18を、凹部12の内壁面に沿って形成することができる。その結果、補助容量素子18を形成するためのマスク等を不要として、パターニング工程を大幅に簡略化することができる。すなわち、パターニングに要するコストを低減させると共に、フォト合わせのためのマージンを不要とすることができる。また、パターン成形される膜の数が全体として減少させることになるため、補助容量素子18の上層側で生じる段差を好適に低減させることができる。その結果、液晶表示装置を安価で精度良く容易に製造することができる。
【0087】
また、第1の補助容量電極18の最上端部を、第3の補助容量電極17の下面よりも高い位置に形成するようにしたので、該第3の補助容量電極17を、凹部12の内側に好適に形成することができる。
【0088】
さらに、第1の補助容量電極18を、隣接する画素の間で接続して格子状に形成したので、該第1の補助容量電極18を共通配線として利用することができる。
【0089】
また、TFT半導体層20の少なくともチャネル領域20cを、第3の補助容量電極17に対して上下方向に重ねるようにしたので、各補助容量電極13,15,17を、下方から入射する光を遮る下部遮光膜として利用することができる。
【0090】
さらに、積層された各補助容量電極13,15,17及び各補助容量絶縁膜14,16に対し、CMP法により研磨を行うようにしたので、第1の補助容量電極13の最上端面を好適に露出させることができると共に、該第1の補助容量電極13の最上端面に対し、第2の補助容量電極15、第3の補助容量電極17、第1の補助容量絶縁膜14、及び第2の補助容量絶縁膜16の各最上端部を、同一の平面上に形成することができる。
【0091】
(実施形態2)
図11は、本発明に係る液晶表示装置及びその製造方法の実施形態2を示している。尚、この実施形態2において、図1〜図10と同じ部分については、同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0092】
上記実施形態1の液晶表示装置1では、TFT半導体層20における少なくともチャネル領域20cの上面が、凹部12の周縁部における第1の補助容量電極13の最上端部よりも高い位置に形成されていたのに対し、本実施形態2の液晶表示装置1では、TFT基板5の断面図である図11に示すように、TFT半導体層20の少なくともチャネル領域の上面が、凹部12の周縁部における第1の補助容量電極13の最上端部よりも低い位置に形成されている。
【0093】
第1の補助容量電極13は、凹部12の内壁面に沿って凹状に形成されている。そして、第2の補助容量素子15及び第3の補助容量素子17は、第1の補助容量素子13の内周面に沿って凹状に形成されている。すなわち、補助容量素子18は、全体として凹状に形成されている。
【0094】
TFT10は、上記実施形態1の場合よりも下方位置に形成されている。そして、TFT半導体層20の少なくともチャネル層20cは、上記凹状の補助容量素子18の内側に配置されている。
【0095】
この実施形態2の液晶表示装置は、上記実施形態1と同様の工程により製造される。すなわち、凹部形成工程において、石英基板11の上に形成する凹部12の深さを、約0.8μmとして比較的深く形成する。そして、この比較的深い凹部12に対し、上記実施形態1と同様に、第1の補助容量電極13、第1の補助容量絶縁膜14、第2の捕縄容量電極15、第2の補助容量絶縁膜16、及び第3の補助容量電極17を、それぞれ積層して形成する。その結果、図11に示すように、第3の補助容量電極17の断面を、凹形状にする。このようにして、チャネル領域20cの上面が、第1の補助容量電極13の最上端面よりも低くなるように、TFT基板5を形成する。
【0096】
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によると、TFT半導体層20の少なくともチャネル領域20cの上面を、凹部12の周縁における第1の補助容量電極13の最上端部よりも低い位置に形成したので、補助容量素子18を、凹状の下部遮光膜に構成することができる。
【0097】
すなわち、上記凹状の補助容量素子18の内側にTFT10を配置させることが可能となる。その結果、TFT基板5の側方(つまり、凹部12の側方)から入射する光を各補助容量電極13,15,17の側壁により遮ることができるため、オフ電流を好適に低減させることができる。
【0098】
尚、上記各実施形態では、凹部12を、石英基板11の上面に直接に形成するようにしたが、請求項1及び14に係る発明の他の実施形態としては、凹部形成工程において、石英基板11の上に絶縁膜を設け、該絶縁膜の上に凹部を形成するようにしてもよい。つまり、本発明は、凹部12がTFT10の下方に配置される構成であればよく、このことにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0099】
また、上記補助容量素子18を、3つの補助容量電極13,15,17により構成するようにしたが、請求項1に係る他の発明の実施形態としては、少なくとも3つ以上の複数の補助容量電極を、絶縁膜を介して積層する構成としてもよい。このことにより、補助容量をさらに増大させることができる。
【0100】
また、上記各実施形態では、第1の補助容量電極13は、全ての隣接する画素の間で接続されることにより、例えば格子状に形成するようにしたが、本発明の請求項1に係る発明の他の実施形態としては、第1の補助容量電極13は、必ずしも隣接する全ての画素の間で接続される必要はなく、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されるようにすればよい。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、補助容量素子を、薄膜トランジスタに対して上下方向に重ねて設け、少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成するようにしたので、補助容量素子による遮光領域を低減して開口率を増大させると共に、補助容量を充分に確保することができる。
【0102】
さらに、補助容量素子の少なくとも一部を上記凹部の内側に形成するようにしたので、補助容量素子を形成するためのマスク等を不要として、パターニング工程を大幅に簡略化することができる。すなわち、パターニングに要するコストを低減させると共に、フォト合わせのためのマージンを不要とし、パターン成形される膜を全体として減少させることにより上層側で生じる段差を低減させることができる。その結果、液晶表示装置を安価で精度良く容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1の液晶表示装置におけるTFT基板を示す断面図である。
【図2】石英基板上に補助容量素子が形成された状態を示す平面図である。
【図3】補助容量素子の上にTFTが形成された状態を示す平面図である。
【図4】本実施形態1の液晶表示装置におけるTFT基板を示す平面図である。
【図5】凹部が形成された石英基板を示す断面図である。
【図6】凹部の上に形成された積層体を示す断面図である。
【図7】研磨工程で研磨された積層体を示す断面図である。
【図8】補助容量素子を示す断面図である。
【図9】補助容量素子の上に形成された結晶性シリコン層及びゲート電極を示す断面図である。
【図10】補助容量素子の上に形成されたTFTを示す断面図である。
【図11】本実施形態2の液晶表示装置のTFT基板を示す断面図である。
【図12】従来の補助容量素子を備えるTFT基板を示す断面図である。
【図13】従来のTFT基板を示す平面図である。
【図14】従来のTFTの下方に設けられた補助容量素子を備えるTFT基板を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 画素領域(画素)
10 TFT(薄膜トランジスタ)
11 石英基板(絶縁性基板)
12 凹部
13 第1の補助容量電極
14 第1の補助容量絶縁膜(絶縁膜)
15 第2の補助容量電極
16 第2の補助容量絶縁膜(絶縁膜)
17 第3の補助容量電極
18 補助容量素子
20 TFT半導体層(半導体層)
20c チャネル領域
28 画素電極
Claims (15)
- 絶縁性基板の上に設けられ、画素電極を駆動するための薄膜トランジスタと、
上記薄膜トランジスタの下方に設けられた補助容量素子とを備える液晶表示装置であって、
上記絶縁性基板、又は該絶縁性基板の上に設けられた絶縁膜は、上記薄膜トランジスタの下方位置で上方に開口している凹部を備え、
上記補助容量素子は、互いに重ねられた少なくとも3つ以上の補助容量電極により構成され、
上記補助容量素子の少なくとも一部は、上記凹部の内側に設けられている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1において、
上記補助容量素子は、少なくとも一部が凹部の底に設けられた第1の補助容量電極と、該第1の補助容量電極の上に絶縁膜を介して設けられた第2の補助容量電極と、該第2の補助容量電極の上に絶縁膜を介して設けられた第3の補助容量電極とにより構成され、
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、上記凹部の内側のみに形成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記第2の補助容量電極の底は、凹部の底と同じ形状に形成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記第1の補助容量電極は、凹部の内壁に沿って凹状に形成され、
上記第1の補助容量電極の最上端部は、第3の補助容量電極の下面よりも高い位置に形成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項4において、
上記第1の補助容量電極、第2の補助容量電極、及び第3の補助容量電極の各最上端部は、同一の平面を構成している
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記第1の補助容量電極は、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記薄膜トランジスタの半導体層における少なくともチャネル領域は、第3の補助容量電極に対し、上下方向に重なっている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項7において、
上記第1の補助容量電極は、凹部の内壁に沿って凹状に形成され、
半導体層の少なくともチャネル領域の上面は、上記第1の補助容量電極の最上端部よりも低い位置に形成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記第1の補助容量電極は、第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極とは異なる材料により構成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記第1の補助容量電極は、Ta、Nb、W、Pd、Cr、及びTiの少なくとも1つを含む材料により構成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2において、
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、同じ材料により構成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項11において、
上記第2の補助容量電極及び第3の補助容量電極は、Si又はSiを含む材料により構成されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 絶縁性基板の上に形成された補助容量素子と、
上記補助容量素子の上方に形成された薄膜トランジスタとを備える液晶表示装置の製造方法であって、
上記絶縁性基板、又は該絶縁性基板の上に設けられた絶縁膜に対し、上方に開口する凹部を形成する凹部形成工程と、
上記凹部に対し、第1の補助容量電極、第1の補助容量絶縁膜、第2の補助容量電極、第2の補助容量絶縁膜、及び第3の補助容量電極を、下から順に積層して積層体を形成する積層工程と、
上記積層体に対して研磨を行うことにより、上記第1の補助容量電極の最上端部を露出させる研磨工程と、
上記第1の補助容量電極に対し、少なくとも一部の隣接する画素の間で互いに接続されるようにパターニングするパターニング工程と、
上記第3の補助容量電極の一部を除去する除去工程とを備えている
ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 請求項13において、
上記パターニング工程と上記除去工程とは、同時に行われる
ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 請求項13において、
上記研磨工程では、CMP法により第1の補助容量電極の最上端部を露出させる
ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003132553A JP2004334064A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003132553A JP2004334064A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004334064A true JP2004334064A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33507363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003132553A Pending JP2004334064A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004334064A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007187964A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置、電子機器及びプロジェクタ |
| CN101091386B (zh) * | 2005-09-08 | 2010-05-19 | 索尼株式会社 | 拾取图像记录和再生装置与方法、及记录/再生系统 |
| JP2015094880A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および電子機器 |
| JP2015197582A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器 |
| JP2022090230A (ja) * | 2020-12-07 | 2022-06-17 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
| US11429000B2 (en) | 2020-11-24 | 2022-08-30 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| JP2022139424A (ja) * | 2021-03-12 | 2022-09-26 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
| US11703731B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-07-18 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| WO2023155632A1 (zh) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 长鑫存储技术有限公司 | 半导体结构及其制造方法 |
| US11754892B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-09-12 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| JP2023144374A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および表示装置 |
| JP2023144372A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および表示装置 |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003132553A patent/JP2004334064A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101091386B (zh) * | 2005-09-08 | 2010-05-19 | 索尼株式会社 | 拾取图像记录和再生装置与方法、及记录/再生系统 |
| JP2007187964A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置、電子機器及びプロジェクタ |
| JP2015094880A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および電子機器 |
| JP2015197582A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器 |
| US11429000B2 (en) | 2020-11-24 | 2022-08-30 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| JP2022090230A (ja) * | 2020-12-07 | 2022-06-17 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
| JP7524745B2 (ja) | 2020-12-07 | 2024-07-30 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
| US11703731B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-07-18 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| US11480839B2 (en) | 2021-03-12 | 2022-10-25 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| US11754892B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-09-12 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
| JP2022139424A (ja) * | 2021-03-12 | 2022-09-26 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
| JP7647194B2 (ja) | 2021-03-12 | 2025-03-18 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
| WO2023155632A1 (zh) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 长鑫存储技术有限公司 | 半导体结构及其制造方法 |
| JP2023144374A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および表示装置 |
| JP2023144372A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および表示装置 |
| JP7753946B2 (ja) | 2022-03-28 | 2025-10-15 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および表示装置 |
| JP7760947B2 (ja) | 2022-03-28 | 2025-10-28 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、および表示装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6927809B2 (en) | Active matrix substrate and display device | |
| JP5020428B2 (ja) | トップゲート形ポリシリコン薄膜トランジスター製造方法 | |
| JP4420462B2 (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
| JP2004363300A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2009124159A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
| JP2001013518A (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 | |
| JPH10135475A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
| CN101187764A (zh) | 图像显示装置及其制造方法 | |
| TW201044594A (en) | Display device | |
| JP2010129859A (ja) | 表示装置 | |
| JP2004334064A (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
| JP2004325627A (ja) | アクティブマトリクス基板および表示装置 | |
| WO2012004925A1 (ja) | 半導体装置及びその製造方法並びに液晶表示装置 | |
| US20060105486A1 (en) | Method of fabricating a liquid crystal display device | |
| JP5458745B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
| KR100647774B1 (ko) | 폴리 실리콘형 박막 트랜지스터 기판 및 제조 방법 | |
| JP3105408B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
| JPH1012735A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
| JP4507546B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JP2006345003A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
| JP2004271903A (ja) | 薄膜トランジスタ基板およびその製造方法並びに液晶表示装置 | |
| JP4481361B2 (ja) | 半導体装置 | |
| JP4628485B2 (ja) | 薄膜トランジスタの作製方法 | |
| JP5090693B2 (ja) | 表示装置とその製造方法 | |
| JP2010114160A (ja) | 半導体素子およびその製造方法並びに表示装置 |