JP2004334165A - 化学増幅型ポジ型レジスト組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】それ自体はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用でアルカリ水溶液に可溶となる樹脂、酸発生剤、及び芳香環を有し、分子量1000以下であり、190nm〜260nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持つ化合物を含有し、該化合物が樹脂に対して0.01〜20重量%の範囲であることを特徴とする化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
【選択図】 なし
Description
また、近年レジスト膜厚の薄膜化やイオン注入工程等の高反射の基板へのKrFやArFレジストの適用が進んでおり、定在波効果のレジスト性能、特に形状と線幅の変動に与える影響が大きくなっている。
また、本発明の組成物は、芳香環を有し、分子量1000以下であり、190nm〜200nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持つ化合物を含有することが好ましい。
また、本発明の組成物は、芳香環を有し、分子量1000以下であり、240nm〜260nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持つ化合物を含有することが好ましい。
本発明において、上記化合物として、芳香環を有し、分子量1000以下であり、190nm〜260nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持ち、かつ例えば下式(I)で示される化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、互いに独立に水素原子、分岐していてもよいアルキル基、分岐していてもよいアルコキシ基、又は水酸基を表す。式中、X1は、硫黄原子、酸素原子、又はCH2基を表す。)
で示される化合物及び下式(II)
(式中、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15及びR16は、互いに独立に水素原子、分岐していてもよいアルキル基、分岐していてもよいアルコキシ基、カルボン酸エステル基、シアノ基、アミノ基、フェニル基、カルボキシル基、ベンゾイル基、水酸基、又はハロゲン原子を表す。ここで、アルキル基又はアルコキシ基の任意の炭素原子は、窒素原子で置換されていてもよい。式中の二重結合(ベンゼン環を除く)を含む構造は、シス型、トランス型のいずれの構造もとり得る。)
R1〜R8におけるアルコキシ基は、炭素数1〜8のアルコキシ基が好ましい。該アルコキシ基として、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、sec−ペントキシ、ネオペントキシ、tert−ペントキシ、3−ペントキシ、ヘキシロキシ、ネオヘキシロキシ、sec−ヘキシロキシ、ペプチロキシ、イソヘプチロキシ、ネオへプチロキシ、sec−へプチロキシ、オクチロキシ、イソオクチロキシ、tert−オクチロキシ等が挙げられる。
式(I)において、X1として、硫黄原子、酸素原子が好ましく、R1〜R8として、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基が好ましい。
式(I)で示される化合物において、炭素−炭素二重結合のシス/トランス形成による二つ以上の立体異性体が存在する場合には、それらのいずれか1種又は混合物が本発明に用いられる。
R9〜R16におけるアルコキシ基は、炭素数1〜8のアルコキシ基が好ましく、該アルコキシ基における少なくとも1つのCHが窒素原子によって置換されていてもよい。該アルコキシ基として、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、sec−ペントキシ、ネオペントキシ、tert−ペントキシ、3−ペントキシ、アミノメトキシ、N−メチルアミノメトキシ、N,N−ジメチルアミノメトキシ等が挙げられる。
R9〜R16におけるカルボキシレート(−COOR)は、炭素数2〜9が好ましい。該カルボキシレートとして、アルコキシカルボニル、アルケニロキシカルボニル、シクロアルキロキシカルボニルが挙げられる。該アルコキシカルボニルとして、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、イソペントキシ、sec−ペントキシ、ネオペントキシ、tert−ペントキシカルボニル等が挙げられる。該アルケニロキシカルボニルとして、ビニロキシカルボニル、アリロキシカルボニル、1−,2−もしくは3−ブテニロキシカルボニル,1−,2−,3−もしくはペンテニロキシカルボニル等が挙げられる。該シクロアルキロキシカルボニルとして、シクロペンチロキシカルボニル、シクロプロピロキシカルボニル、シクロブチロキシカルボニル、シクロヘキシロキシカルボニル、シクロヘプチロキシカルボニル等が挙げられる。
具体的には、放射線照射部で発生した酸が、その後の熱処理(post exposure bake)によって拡散し、樹脂等の保護基を解裂させるとともに酸を再生成することにより、その放射線照射部をアルカリ可溶化するものである。
該樹脂は、例えば、アルカリ可溶性樹脂に、酸の作用により解裂しうる保護基を導入したものであり得る。
該アルカリ可溶性樹脂として、フェノール骨格を有するアルカリ可溶性樹脂や、(メタ)アクリル酸エステル骨格を有し、エステルのアルコール側に脂環式環及びカルボキシル基を有するアルカリ可溶性樹脂などが挙げられる。具体的には、ポリビニルフェノール樹脂、ポリイソプロペニルフェノール樹脂、これらポリビニルフェノール樹脂又はポリイソプロペニルフェノール樹脂の水酸基の一部がアルキルエーテル化された樹脂、ビニルフェノール又はイソプロペニルフェノールと他の重合性不飽和化合物との共重合樹脂、(メタ)アクリル酸の脂環式エステルの重合体であって、その脂環式環にカルボキシル基を有する樹脂、(メタ)アクリル酸の脂環式エステルと(メタ)アクリル酸との共重合樹脂などが挙げられる。
このような、アルカリ水溶液に対しては溶解抑止能を持つが、酸に対しては不安定な基は、公知の各種保護基であることができる。例えば、tert−ブチル、tert−ブトキシカルボニル及びtert−ブトキシカルボニルメチルのような4級炭素が酸素原子に結合する基;メトキシメチル、エトキシメチル、1−エトキシエチル、1−イソブトキシエチル、1−イソプロポキシエチル、1−エトキシプロピル、テトラヒドロ−2−ピラニル、テトラヒドロ−2−フリル、1−(2−メチルプロポキシ)エチル、1−(2−メトキシエトキシ)エチル、1−(2−アセトキシエトキシ)エチル、1−〔2−(1−アダマンチルオキシ)エトキシ〕エチル及び1−〔2−(1−アダマンタンカルボニルオキシ)エトキシ〕エチルのようなアセタール型の基;イソボルニル、1−(1−アダマンチル)−1−アルキル、3−オキソシクロヘキシル、4−メチルテトラヒドロ−2−ピロン−4−イル(メバロニックラクトンから導かれる)及び2−メチル−2−アダマンチル、2−エチル−2−アダマンチルのような非芳香族環状化合物の残基などが挙げられる。
これらの基がフェノール性水酸基の水素原子又はカルボキシル基の水素原子に置換することになる。
これらの保護基は、公知の保護基導入反応によって、フェノール性水酸基又はカルボキシル基を有するアルカリ可溶性樹脂に導入することができる。また、このような基を有する不飽和化合物を一つのモノマーとする共重合によって、上記の樹脂を得ることもできる。
酸発生剤は、その物質自体に、又はその物質を含むレジスト組成物に、放射線を照射することによって、酸を発生する各種の化合物であることができる。例えば、オニウム塩、ハロゲン化アルキルトリアジン系化合物、ジスルホン系化合物、ジアゾメタンスルホニル骨格を有する化合物、スルホン酸エステル系化合物などが挙げられる。該オニウム塩として、アニオンに一つ又は複数個のニトロ基を含むオニウム塩、アニオンに一つ又は複数個のエステル基を含むオニウム塩などが挙げられる。
このような酸発生剤の具体例を示すと、次のとおりである。
4−メトキシフェニルフェニルヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
4−メトキシフェニルフェニルヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム テトラフルオロボレート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロホスフェート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、
トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
トリフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
p−トリルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
p−トリルジフェニルスルホニウム パーフルオロブタンスルホネート、
p−トリルジフェニルスルホニウム パーフルオロオクタンスルホネート、
2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−tert−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−フェニルチオフェニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェート、
4−フェニルチオフェニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
1−(2−ナフトイルメチル)チオラニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
1−(2−ナフトイルメチル)チオラニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−ヒドロキシ−1−ナフチルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
4−ヒドロキシ−1−ナフチルジメチルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム パーフルオロブタンスルホネート、
シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウム パーフルオロオクタンスルホネート、
2−オキソ−2−フェニルエチル チアシクロペンタニウム トリフルオロメタンスルホネート、
2−オキソ−2−フェニルエチル チアシクロペンタニウム パーフルオロブタンスルホネート、
2−オキソ−2−フェニルエチル チアシクロペンタニウム パーフルオロオクタンスルホネート
2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−クロロフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシ−1−ナフチル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソラン−5−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(3,4,5−トリメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(3,4−ジメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2,4−ジメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−ブトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−ペンチルオキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
ジ−p−トリル ジスルホン、
ビス(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(4−クロロフェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(p−トリルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(4−tert−ブチルフェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(2,4−キシリルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、
(ベンゾイル)(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、
2−ベンゾイル−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル p−トルエンスルホネート(通称α−メチロールベンゾイントシレート)、
1,2,3−ベンゼントリイル トリスメタンスルホネート、
2,6−ジニトロベンジル p−トルエンスルホネート、
2−ニトロベンジル p−トルエンスルホネート、
4−ニトロベンジル p−トルエンスルホネート、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)スクシンイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フタルイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタルイミド、
N−(10−カンファースルホニルオキシ)ナフタルイミドなど。
T3、T4及びT5は、それぞれ独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアルコキシを表す。該アルキル、シクロアルキル、アリール、又はアルコキシ上の水素原子の少なくとも1個は、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基、で置換されていてもよい。該アミノ基上の水素原子の少なくとも1個は、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい。また、該アルキルは、炭素数1〜6程度が好ましく、該シクロアルキルは、炭素数5〜10程度が好ましく、該アリールは、炭素数6〜10程度が好ましく、該アルコキシは、炭素数1〜6程度が好ましい。
T6は、アルキル又はシクロアルキルを表す。該アルキル又はシクロアルキル上の水素原子の少なくとも1個は、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、で置換されていてもよい。該アミノ基上の水素原子の少なくとも1個は、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい。また、該アルキルは、炭素数1〜6程度が好ましく、該シクロアルキルは、炭素数5〜10程度が好ましい。
Aは、アルキレン、カルボニル、イミノ、スルフィド又はジスルフィドを表す。該アルキレンは、炭素数2〜6程度であることが好ましい。
また、T1〜T7において、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。
但し、前記式[3]化合物におけるT1、T2およびT7は何れも水素原子であることはない。
T8〜T10は同一でも異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアミノアルキル基、炭素数1〜6個のヒドロキシアルキル基または6〜20個の置換もしくは非置換のアリール基を表し、ここで
T8とT9は互いに結合して環を形成していてもよい。
クェンチャーとしての塩基性化合物を用いる場合は、同じくレジスト組成物の樹脂重量を基準に、0.001〜2重量%の範囲で含有することが好ましく、0.01重量%以上1重量%以下の範囲で含有することがさらに好ましい。
本発明の組成物は、必要に応じて、増感剤、溶解抑止剤、他の樹脂、界面活性剤、安定剤、染料など、各種の添加物を少量含有することもできる。
例えば、エチルセロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートのようなグリコールエーテルエステル類、乳酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル及びピルビン酸エチルのようなエステル類、アセトン、メチルイソブチルケトン、2−ヘプタノン及びシクロヘキサノンのようなケトン類、γ−ブチロラクトンのような環状エステル類などを挙げることができる。これらの溶剤は、それぞれ単独で、又は2種以上組み合わせて用いることができる。
上記において、本発明の実施の形態について説明を行なったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル、メタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル、及びα−メタクリロイロキシ−γ−ブチロラクトンを、5:2.5:2.5のモル比(20.0部:9.5部:7.3部)で仕込み、全モノマーに対して2重量倍のメチルイソブチルケトンを加えて、溶液とした。そこに、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全モノマー量に対して2モル%添加し、80℃で約8時間加熱した。その後、反応液を大量のヘプタンに注いで沈殿させる操作を3回行い、精製した。その結果、重量平均分子量が約 9,200の共重合体を得た。この共重合体は、次式で示される各単位を有するものであり、これを樹脂A1とする。
フラスコに、メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル39.7g(0.16モル)とp−アセトキシスチレン103.8g(0.64モル)とイソプロパノール265gを入れ、窒素雰囲気下にて75℃まで昇温した。その溶液に、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)11.05g(0.048モル)をイソプロパノール22.11gに溶かした溶液を滴下した。75℃で約0.3時間、還流下で約12時間熟成した後アセトンで希釈し、反応液を大量のメタノールに注いで重合物を沈殿させ、濾別した。
得られたメタクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレンとの共重合体は、250g(ただし、メタノールを含んだウェットケーキの重量)であった。
フラスコに、メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレンとの共重合体(20:80)250g、4−ジメチルアミノピリジン10.3g(0.084 モル)およびメタノール202gを入れ、還流下にて20時間熟成した。冷却後、反応液を氷酢酸7.6g(0.126モル)で中和し、大量の水に注ぐことにより沈殿させた。析出した重合物を濾別し、アセトンに溶解させた後、大量の水に注いで沈殿させる操作を計3回繰り返して精製した。
得られたメタクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−ヒドロキシスチレンとの共重合体は、95.9gであった。また、重量平均分子量は約8600、分散度は1.65(GPC法:ポリスチレン換算)であり、共重合比は核磁気共鳴(13C−NMR)分光計により、約20:80と求められた。この樹脂を樹脂A2とする。
B1:トリス(4−tert−ブチルフェニル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホナート
B2:4−メチルフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホナート
B3:トリフェニルスルホニウム トリイソプロピルベンゼンスルホナート
B4:ビス(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン
<クェンチャー>
C1:2,6−ジイソプロピルアニリン、
<添加剤:芳香環をする190〜260nmに光吸収を持つ化合物>
D1: 下記化合物の混合物、分子量254
200nm波長でのモル吸光係数=23000 リットル/(mol*cm)
250nm波長でのモル吸光係数=35600 リットル/(mol*cm)
D2:下記化合物、分子量294
200nm波長でのモル吸光係数=12000 リットル/(mol*cm)
D3:以下のようにして合成した。
添加剤合成例1(添加剤D3の合成)
(1a) メタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレン共重合体(30:70)の合成
フラスコに、メタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチル59.6g(0.24モル)とp−アセトキシスチレン90.8g(0.56モル)とイソプロパノール279gを仕込んで窒素置換をし、75℃まで昇温した。その溶液に、ジメチル2‘2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)11.05g(0.048モル)をイソプロパノール22.11gに溶かしてから滴下した。75℃で約0.3時間、還流下で約12時間熟成した後、アセトンで希釈し、メタノールにチャージし、晶析させ、濾過により結晶を取り出した。得られたメタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレン共重合体の粗結晶は250gであった。
(1b) メタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−ヒドロキシスチレン共重合体(30:70)の合成
フラスコに、(1a)で得られたメタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレン共重合体(30:70)の粗結晶250gと4−ジメチルアミノピリジン10.8g(0.088 モル)とメタノール239gを仕込んで、還流下、20時間熟成した。冷却後、氷酢酸8.0g(0.133モル)で中和し、水にチャージし、晶析させ、濾過により結晶を取り出した。その後、結晶をアセトンに溶かし、水にチャージし、晶析させ、濾過により結晶を取り出し、この操作を計3回繰り返した後、得られた結晶を乾燥した。得られたメタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−ヒドロキシスチレン共重合体の結晶は102.8gであった。また、重量平均分子量は約8200、分散度1.68(GPC法:ポリスチレン換算)であり、共重合比は核磁気共鳴(13C−NMR)分光計により、約30:70と求められた。この樹脂を添加剤D3とする。
<溶剤>
E1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 104.5部
γ−ブチロラクトン 5.5部
E2:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 130部
以下の各成分を混合して溶解し、さらに孔径0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過して、レジスト液を調製した。
酸発生剤(種類及び量は表1記載)
クェンチャー(種類及び量は表1記載)
添加剤(種類及び量は表1記載)
溶剤(種類及び量は表1記載)
なお、ここでいうブライトフィールドパターンとは、外枠がクロム層(遮光層)で、その枠の内側にガラス面(透光部)をベースとしてライン状にクロム層(遮光層)が形成されたレチクルを介した露光及び現像によって得られ、したがって露光現像後は、ラインアンドスペースパターンの周囲のレジスト層が除去され、さらにその外側に外枠相当のレジスト層が残るパターンである。
また、石英ウェハー上に、上記のレジスト液を乾燥後の膜厚が、0.185μmとなるようにスピンコートした。レジスト液塗布後は、ダイレクトホットプレート上にて、表1の「PB」の欄に示す温度で60秒間プリベークした。こうしてレジスト膜を形成したそれぞれのウェハーの透過率を、分光光度計〔ベックマン製の“DU-640”、石英ウェハーをブランクに使用した。〕を用いて測定した。
また、モル吸光係数は、化合物をCH3CNに溶解し、光路長1cmの石英セルを用いて、分光光度計[日立U-3500型]で測定した。
モル吸光係数の計算は、分光光度計で得られた吸光度(単位は1/cm)を、モル濃度(単位はMol/リットル)で割って求めた。モル吸光係数の単位は、リットル/(mol*cm)である。
解像度: 実効感度の露光量で分離するラインアンドスペースパターンの最小寸法で表示した。
パターン壁面の平滑性: 密集ラインアンドスペースパターン(ライン:スペース=1:1)および孤立スリットパターンの壁面を走査型電子顕微鏡で観察し比較例1よりも滑らかになっているものを○、変化の無いものを×として判断した。
透過率: 石英ウェハー上に0.185μm膜厚で塗布した膜の、193nmの光に対する透過率。
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例 No. 樹脂 酸発生剤 クェンチャー 添加剤 溶剤 PB PEB
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実施例1 A1/10部 B1/0.55部 C1/0.06部 D1/0.3部 E1 100℃ 120℃
実施例2 A1/10部 B1/0.55部 C1/0.06部 D1/0.3部 E1 115℃ 120℃
実施例3 A1/10部 B1/0.55部 C1/0.03部 D1/0.4部 E1 115℃ 120℃
実施例4 A1/10部 B2/0.40部 C1/0.03部 D1/0.2部 E1 115℃ 120℃
実施例5 A1/10部 B1/0.55部 C1/0.06部 D2/0.3部 E1 100℃ 120℃
実施例6 A1/10部 B1/0.55部 C1/0.06部 D2/0.3部 E1 115℃ 120℃
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比較例1 A1/10部 B1/0.55部 C1/0.03部 − E1 115℃ 120℃
比較例2 A1/10部 B2/0.40部 C1/0.03部 D3/0.2部 E1 115℃ 120℃
比較例3 A1/10部 B2/0.40部 C1/0.03部 D3/0.5部 E1 115℃ 120℃
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例 No. 実効感度 解像度 パターン壁面の 透過率
(mJ/cm2) (μm) 平滑性 (%)
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実施例1 17.5 0.14 ○ 54.8
実施例2 18.5 0.14 ○ 54.8
実施例3 9.5 0.13 ○ 52.5
実施例4 6.0 0.13 ○ 57.7
実施例5 18.0 0.13 ○ 61.4
実施例6 18.0 0.13 ○ 61.4
───────────────────────────────
比較例1 7.5 0.13 -- 66.6
比較例2 5.0 0.13 × 57.0
比較例3 5.5 0.14 × 46.9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下の各成分を混合して溶解し、さらに孔径0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過して、レジスト液を調製した。
酸発生剤 B3 0.33部/B4 0.33部
クェンチャー C1 0.04部
添加剤 D1 量は表3記載
溶剤 E2 132部
なお、ここでいうブライトフィールドパターンとは、外枠がクロム層(遮光層)で、その枠の内側にガラス面(透光部)をベースとしてライン状にクロム層(遮光層)が形成されたレチクルを介した露光及び現像によって得られ、したがって露光現像後は、ラインアンドスペースパターンの周囲のレジスト層が除去され、さらにその外側に外枠相当のレジスト層が残るパターンである。
また、石英ウェハー上に、上記のレジスト液を乾燥後の膜厚が、0.28μmとなるようにスピンコートした。レジスト液塗布後は、ダイレクトホットプレート上にて、110℃で60秒間プリベークした。こうしてレジスト膜を形成したそれぞれのウェハーの透過率を、分光光度計〔ベックマン製の“DU-640”、石英ウェハーをブランクに使用した。〕を用いて測定した。
また、モル吸光係数は、実施例1と同様にして求めた。
解像度: 実施例1と同様にして求めた。
パターン壁面の平滑性: 密集ラインアンドスペースパターン(ライン:スペース=1:1)および孤立スリットパターンの壁面を走査型電子顕微鏡で観察し比較例4よりも滑らかになっているものを○、変化の無いものを×として判断した。
透過率: 石英ウェハー上に塗布した膜の、膜厚0.25μm当たりの248nmの光に対する透過率。
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例 No. 添加剤の量
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実施例7 0.26部
実施例8 0.50部
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比較例4 なし
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例 No. 実効感度 解像度 パターン壁面の 透過率
(mJ/cm2) (μm) 平滑性 (%)
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実施例7 16.5 0.15 ○ 74
実施例8 18.0 0.15 ○ 66
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比較例4 13.5 0.15 -- 86
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Claims (5)
- それ自体はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用でアルカリ水溶液に可溶となる樹脂、酸発生剤、及び芳香環を有し、分子量1000以下であり、190nm〜260nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持つ化合物を含有し、該化合物が樹脂に対して0.01〜20重量%の範囲であることを特徴とする化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
- 芳香環を有し、分子量1000以下であり、190nm〜200nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持つ化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の組成物。
- 芳香環を有し、分子量1000以下であり、240nm〜260nmの波長領域に、モル吸光係数が1000リットル/(mol*cm)以上の光吸収を持つ化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の組成物。
- 190nm〜260nmの波長領域に光吸収を持つ化合物が下式(I)
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、互いに独立に水素原子、分岐していてもよいアルキル基、分岐していてもよいアルコキシ基、又は水酸基を表す。式中、X1は、硫黄原子、酸素原子、又はCH2基を表す。)
で示される化合物及び下式(II)
(式中、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15及びR16は、互いに独立に水素原子、分岐していてもよいアルキル基、分岐していてもよいアルコキシ基、カルボン酸エステル基、シアノ基、アミノ基、フェニル基、カルボキシル基、ベンゾイル基、水酸基、又はハロゲン原子を表す。ここで、アルキル基又はアルコキシ基の任意の炭素原子は、窒素原子で置換されていてもよい。式中の二重結合(ベンゼン環を除く)を含む構造は、シス型、トランス型のいずれの構造もとり得る。)
で示される化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。 - さらに、有機塩基化合物をクェンチャーとして含有する請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
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