JP2004334280A - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できる情報提供装置を提供すること。
【解決手段】情報提供装置1は、入力された情報のコンテンツを形態素分析により形態素解析するコンテンツ言語解析部5と、コンテンツ言語解析部5での形態素に基づきキーワードを抽出し選択キーワードを生成する選択キーワード生成部6とを備える。また、選択キーワードを音声認識する用語を登録する音声認識辞書19と、ユーザに選択キーワード等を画面表示部20等で提供してユーザが音声で選択するのを認識する音声入力部21および音声認識部22とが設けられ、ユーザが選択入力した選択キーワードにリンクした情報を情報検索部23が蓄積情報データベース9から読み出し、音声合成部24で音声合成して音声出力部25で読み上げる。
【選択図】 図1
【解決手段】情報提供装置1は、入力された情報のコンテンツを形態素分析により形態素解析するコンテンツ言語解析部5と、コンテンツ言語解析部5での形態素に基づきキーワードを抽出し選択キーワードを生成する選択キーワード生成部6とを備える。また、選択キーワードを音声認識する用語を登録する音声認識辞書19と、ユーザに選択キーワード等を画面表示部20等で提供してユーザが音声で選択するのを認識する音声入力部21および音声認識部22とが設けられ、ユーザが選択入力した選択キーワードにリンクした情報を情報検索部23が蓄積情報データベース9から読み出し、音声合成部24で音声合成して音声出力部25で読み上げる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配信等で得た情報のうち、情報が関係するキーワードやジャンル名からユーザが希望して選択した情報を提供可能な情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の情報提供装置は、たとえばニュース視聴コンピュータからなり、ニュース記事配信コンピュータの第1の通信装置からニュース情報を受信する第2の通信装置と、受信したニュース情報の内容を音声で出力する音声出力手段と、音声の出力に合わせて話者を模したアニメーションを表示するを表示手段と、受信したニュース情報をその種類毎に分類して格納する格納手段と、ニュース情報の種類の指定を音声により受け付ける受付手段とを備え、受付手段で指定された種類のニュース情報の内容を優先的に音声出力手段で音声出力していた(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−108379号公報(第5頁−第6頁、図2、図3、図5、および図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の情報提供装置では、配信された情報が予めニュース記事配信コンピュータ側で予め定められたジャンル(たとえば政治、経済、スポーツ、天気)にしたがって分類されているものをそのまま利用するだけであったために、ユーザはこれらのジャンルでしか情報を選択できず、この結果、各ジャンルの分類が大きすぎて希望する情報が絞り込めずにノイズが増えたり、あるいは情報配信側の都合で一部のジャンルしか情報が提供されない場合には、ユーザ側の情報提供装置に提示されるジャンルのうちどのジャンルに実際に情報が蓄積されているのかユーザにとって不明でありジャンルを選択してみないと分からなかったりするなどの問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できるようにした情報提供装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報提供装置は、外部から配信された情報を通信により入力する情報通信部と、入力された情報のコンテンツを言語解析するコンテンツ言語解析部と、コンテンツ言語解析部で得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、抽出したキーワードからキーワードと類義関係のある語彙を追加可能に又はキーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成する選択キーワード生成部と、前記選択キーワードおよび前記抽出したキーワードのうちの一方にリンクして前記入力された情報を記憶する蓄積情報データベースと、前記選択キーワードを選択肢として提供し、前記提供された選択キーワードのいずれかを選択入力可能な選択部と、前記選択部で選択入力された前記選択キーワードにリンクされた前記情報を前記蓄積情報データベースから読み出して出力する選択情報出力部とを備えた構成を有している。
この構成により、実際に蓄積されている情報のコンテンツから抽出したキーワードを基に選択肢として適するように追加したり削減したりあるいはそのままにして選択キーワードを生成し、実際に蓄積されている情報に関連する選択キーワードからユーザが選択できるようにし、またジャンルだけによる選択肢の場合に比べより多くかつより詳細な選択キーワードを利用してユーザが希望する情報の絞込みを行うことができるようにしたので、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できる情報提供装置を提供することが可能となる。
【0006】
また、本発明の情報提供装置は、コンテンツ言語解析部が、情報のコンテンツを形態素分析して形態素を得、選択キーワード生成部が形態素を基にキーワードを抽出しこの抽出したキーワードを基に選択キーワードを生成する構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツを分析して形態素を得て、これから容易にキーワードを抽出することができ、またこのキーワードを基に類義語辞書等を利用するなどして抽出キーワード以上に選択肢として適した選択キーワードを生成することが可能となる。
【0007】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部にて、コンテンツ言語解析部で形態素分析により得た形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれであるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかのうちの少なくともいずれかを判断基準としてキーワードを抽出する構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツを分析して得た形態素のうちから、より容易かつより的確にキーワードを抽出することが可能となる。
【0008】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部が、蓄積情報データベースに蓄積された情報の中で抽出されたキーワードの頻出度合が所定値以上の場合に当該抽出したキーワードを選択キーワードとして生成する構成を有している。
この構成により、抽出したキーワードのうち選択キーワードとして的確でなさそうなキーワードをユーザに提出しなくて済む。
【0009】
また、本発明の情報提供装置は、抽出されたキーワードの頻出度合を、蓄積情報データベースに蓄積された情報の消去に連動して当該情報のコンテンツから生成されたキーワードの蓄積件数を変更してカウントする構成を有している。
この構成により、蓄積された情報が消去された場合でも、抽出されたキーワードの蓄積件数を、実際に蓄積されている情報に合わせて変更することができ、蓄積している情報の実態に合った選択キーワードをユーザに提供することが可能となる。
【0010】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワードを、蓄積情報データベースに蓄積された情報を変更するタイミングで変更する構成を有している。
この構成により、蓄積された情報が変更された場合にも、この変更タイミングに合わせて選択キーワードを変更することができ、蓄積している情報の実態に合った選択キーワードをユーザに提供することが可能となる。
【0011】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部が、既に得たキーワードを記憶しているキーワード蓄積データベースと、コンテンツ言語解析部で形態素分析により得た形態素に基づきキーワードを抽出して予め複数の類義語が記憶されている類義語辞書に照し合わせ、抽出されたキーワードと類義関係にある類義語が存在する場合には当該類似語を抽出したキーワードに追加して選択キーワードを生成しキーワード蓄積データベースに登録するキーワード生成部とを備えた構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツから抽出したキーワードに加え、これと類義関係にる類義語を併せてより多くかつより詳細な選択キーワードを生成してユーザに提供し選択させることができるので、ユーザの情報選択がより容易かつより的確になる。
【0012】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、選択キーワードを画面表示出力と音声合成して得た音声出力とのうち少なくとも一方にて提供可能である構成を有している。
この構成により、ユーザは目視、聴音により容易に選択キーワードを認識することが可能となる。
【0013】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、音声入力部と、選択キーワード生成部で生成された選択キーワードを音声認識可能に記憶する音声認識辞書と、音声認識辞書を利用して音声入力部に入力された音声を音声認識する音声認識部とを備えた構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツから生成した選択キーワードを音声出力することが可能となる。
【0014】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、選択キーワードと併せて選択キーワードごとの蓄積件数を提供する構成を有している。
この構成により、ユーザが選択キーワードごとの蓄積件数をチェックすることでき、選択入力の参考とすることが可能となる。
【0015】
また、本発明の情報提供装置は、選択部にて、蓄積件数が多い選択キーワードの順に選択キーワードを提供する構成を有している。
この構成により、ユーザが選択を希望すると推測される蓄積件数が多い選択キーワードにより早くアクセスできる。
【0016】
また、本発明の情報提供装置は、選択部にて、選択キーワードが選択された回数の多い順に選択キーワードを提供する構成を有している。
この構成により、ユーザがよく利用する選択キーワードほど早くユーザに提供され、ユーザの待ち時間を少なくすることが可能となる。
【0017】
また、本発明の情報提供装置は、選択部にて、選択キーワード生成部が新たに選択キーワードを生成した場合には、当該選択キーワードの生成後における少なくとも最初の提示時に他の選択キーワードに先だって提供する構成を有している。
この構成により、ユーザが新しく生成された選択キーワードに気づきやすくなるようにすることができる。
【0018】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、選択キーワードを当該選択キーワードが属するジャンルごとにグルーピングして提供する構成を有している。
この構成により、選択キーワードがジャンルごとにグルーピングされ、選択キーワードが増えてきたときにばらばらで提供される場合に比べ、選択キーワードの内容が分かりやすく、また選択キーワードをより容易に選択することが可能となる。
【0019】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部で得た抽出キーワードおよび選択キーワードをジャンルとリンクするキーワードリンク部を備え、情報を抽出されたキーワードおよび選択キーワードのうちの一方とジャンルとにリンクして蓄積情報データベースに記憶する構成を有している。
この構成により、選択キーワードをジャンルごとにグルーピングして提供したり、あるいはグルーピングした選択キーワードをそのジャンルとともに提供することができ、ユーザの選択がより容易となる。
【0020】
また、本発明の情報提供装置は、キーワードリンク部が、ジャンル分類辞書を用いて選択キーワードが属するジャンルを判別するジャンル判別部を備えた構成を有している。
この構成により、選択キーワードとジャンルとのリンクが容易にできることとなる。
【0021】
また、本発明の情報提供装置は、選択情報出力部が、情報を音声情報へ変換可能に音声合成する音声合成部と、音声合成部で得た音声情報を出力する音声出力部とを備えた構成を有している。
この構成により、ユーザが選択入力した選択キーワードにリンクした情報を音声で聞くことが可能となる。
【0022】
また、本発明の情報提供装置は、選択情報出力部が、選択した情報を出力する際に、選択した選択キーワードを強調して出力する構成を有している。
この構成により、情報の提供を受ける際に、選択した選択キーワードの部分に注意を集中させることが容易となる。
【0023】
また、本発明の情報提供装置は、情報通信部に入力された情報が音声情報であり、言語解析部が音声情報を音声認識し形態素分析を行って形態素を得る構成を有している。
この構成により、情報通信部に入力された情報が音声情報であっても、形態素解析が可能となり、選択キーワードの生成ができるようになる。
【0024】
また、本発明の情報提供方法は、外部から配信入力された情報のコンテンツを言語解析し、言語解析により得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、抽出した抽出キーワードからキーワードと類義関係のある語彙を追加可能に又はキーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成した後、選択キーワードおよび抽出したキーワードのうちの一方にリンクして入力された情報を蓄積情報データベースに記憶し、選択キーワードを選択肢として提供し提供された選択キーワードのいずれかが選択入力された場合に、選択入力された選択キーワードにリンクされた情報を蓄積情報データベースから読み出して出力する構成を有している。
この構成により、実際に蓄積されている情報のコンテンツから抽出したキーワードを基に選択肢として適するように追加したり削減したりあるいはそのままにして選択キーワードを生成し、実際に蓄積されている情報に関連する選択キーワードからユーザが選択できるようにし、またジャンルだけによる選択肢の場合に比べより多くかつより詳細な選択キーワードを利用してユーザが希望する情報の絞込みを行うことができるようにしたので、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できる情報提供方法を提供することが可能となる。
【0025】
また、本発明の情報提供方法は、言語解析が情報のコンテンツを形態素分析して形態素を得るものであり、選択キーワード生成が形態素を基にキーワードを抽出して、この抽出したキーワードを基に選択キーワードを生成するものである構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツを分析して形態素を得て、これから容易にキーワードを抽出することができ、またこのキーワードを基に類義語辞書等を利用するなどして抽出キーワード以上に選択肢として適した選択キーワードを生成することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る情報提供装置1は、外部の情報配信センター2から通信により情報が入力される情報通信部3と、情報通信部3から入力された情報を蓄積情報データベース9に蓄積するとともにコンテンツ言語解析部5へ入力する情報蓄積部4と、入力された情報のコンテンツを形態素分析により言語解析するコンテンツ言語解析部5と、コンテンツ言語解析部5での言語解析結果に基づき選択キーワードを生成する選択キーワード生成部6と、選択キーワード生成部6で得た選択キーワードが属するジャンルを判別してこれらをリンクするキーワードリンク部7と、選択キーワード生成部6で得た選択キーワードやジャンルをユーザに提供してこれらの選択キーワード等を音声で選択可能な選択部8と、選択キーワードやジャンルにリンクして上記情報を記憶して蓄積する蓄積情報データベース9と、選択部8でユーザにより選択された選択キーワード等に基づき対応する情報を蓄積情報データベース9から読み出してユーザへ音声により出力する選択情報出力部10とを備える。
【0027】
すなわち、情報通信部3は、PHSなどによる無線や電話回線などによる有線により外部の情報配信センター2と通信可能に構成され、情報配信センター2から配信される種々の情報を受け取り、これらの情報を情報蓄積部4へ入力可能である。この入力される情報としては、たとえばテキスト情報や音声情報であり、最終的にその情報のコンテンツを言語解析することによりキーワードとなりうるものに解析できる情報であればどのような形式の情報であっても良い。
【0028】
情報蓄積部4は、情報通信部3から入力された情報に他の情報と区別するための整理番号、配信先情報、入手日時などの付加情報を付して、これらを蓄積情報データベース9に記憶させる。また情報蓄積部4は、上記入手した情報をこの整理番号とともにコンテンツ言語解析部5の言語解析部11にも入力する。
【0029】
コンテンツ言語解析部5は、形態素解析を用いて情報蓄積部4から入力された情報のコンテンツを言語解析して各形態素に分ける言語解析部11と、言語解析部11にて形態素解析を実行する際に参照する言語解析辞書12とを有している。形態素とは、語の中で変化しない、最小の有意味的要素を意味し、言語解析辞書12には、各形態素となる語と各語ごとにその品詞情報等が記憶されている。なお、形態素解析の具体的内容については、後で説明する。言語解析部11で得た形態素の情報は、選択キーワード生成部6のキーワード生成部13に入力される。
【0030】
選択キーワード生成部6は、言語解析部11から入力された各形態素から後述する判断基準によりキーワードを抽出して選択キーワードを生成するキーワード生成部13と、これらのキーワードをキーワード生成部13で抽出生成する際に参照する類義語辞書14と、キーワード生成部13で得た各キーワードを記憶して蓄積するキーワード蓄積データベース15とを有する。類義語辞書14は、各ジャンルごとに関連づけられた類義語群を記憶している。
キーワード蓄積データベース15に新たに記憶される選択キーワードに関する情報は、キーワードリンク部7のジャンル判別部16と選択部8の認識辞書生成部18とにそれぞれ入力される。
【0031】
選択キーワード生成部13におけるキーワードの抽出は、言語解析部11から入力された各形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれかあるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかの少なくともいずれかを判断基準に沿って実行される。また、選択キーワードの生成は、上記のようにして抽出したキーワードを類義語辞書14と照らし合わせ、抽出したキーワードと類義関係にある類義語を類義語辞書14から読み出してこれらを併せて選択キーワードを生成するようにしてある。
【0032】
キーワードリンク部7は、キーワード蓄積データベース15に記憶された選択キーワードがどのジャンルに入るのかを判別するジャンル判別部16と、ジャンル判別部16が選択キーワードをどのジャンルにいれるか判別する際に参照するジャンル分類辞書17とを有する。ジャンル分類辞書17は、各種のジャンル名と、各ジャンルごとに属する語彙群を記憶している。
【0033】
選択部8は、キーワード蓄積データベース15から入力された選択キーワード名やジャンル名が音声認識辞書19(音声認識用語として記憶されている。)に記憶されているか否かを判別し、記憶されていない場合には当該選択キーワード名やジャンル名を音声認識可能にする認識辞書語を生成して音声認識辞書19に追加する認識辞書生成部18と、ユーザが選択した選択キーワード名やジャンル名を発声したときにこれを音声認識部22が音声認識する際に参照する音声認識辞書19と、音声認識辞書19に記憶された選択キーワード名やジャンル名を画面に表示可能な画面表示部20と、ユーザの発声を電気信号に変換して入力する音声入力部21と、音声入力部21から入力された電気信号から音声認識辞書19を参照しながらユーザの発声内容を音声認識する音声認識部22とを有する。画面表示部20としてはたとえば液晶ディスプレイやCRTを用い、音声入力部21としてはたとえばマイクロホンを用いる。なお、音声認識部22で認識した選択キーワード名又はジャンル名からなる選択情報は、選択情報出力部10の情報検索部23に入力される。
なお、音声認識用語は、選択キーワードに対応する標準パターン(実際の音データをマッチングするためのデータ)を参照するための表記である。
【0034】
選択情報出力部10は、音声認識部22から入力された選択キーワード名又はジャンル名からなる選択情報に基づき、蓄積情報データベース9から当該選択情報に対応する情報のコンテンツを読み出し音声合成部24へ出力する情報検索部23と、情報検索部23から入力された情報のコンテンツを音声合成して音声情報に変換する音声合成部24と、音声合成部24で合成した音声情報を音声出力する音声出力部25とを有する。
【0035】
上記本発明の実施の形態に係る情報提供装置1の作動につき以下に説明する。情報提供装置1は、情報通信部3がインターネットなどを利用して定期的に、あるいは随時、外部の情報配信センター2からニュース等の情報を受け取る。ここでは、受け取った情報が、たとえば図2および図3に示すように、「大手銀行、9月決算を発表、不良債権残高の総額は10%減の24兆円」といったコンテンツを含むテキスト形式の情報100であるとする。
【0036】
情報通信部3で受信した上記情報100は、情報蓄積部4に入力され、「情報1」といった整理番号や配信先情報、入手日時などの付加情報が付されて蓄積情報データベース9に記憶されるとともに、当該情報100と上記整理番号とが言語解析部11に入力される。
言語解析部11は、言語解析辞書12を参照しながら入手された情報100のコンテンツを形態素解析してそれぞれの形態素に分ける。すなわち、情報100のコンテンツは、形態要素に分けられ、図2中の形態素リスト110(各形態素ごとに括弧で表し、括弧の中にはその形態素、その読み方、品詞情報をこれらの順に記してある。)に示すように、(大手銀行 オーテギンコー 普通名詞)、(9 ク 数詞)、(月 ガツ 助数詞)、(決算 ケッサン サ変名詞)、(を オ 格助詞)、(発表 ハッピョー サ変名詞)、(不良債権 フリョーサイケン 普通名詞)、(残高 ザンダカ 普通名詞)、(の ノ 格助詞)、(総額 ソーガク 普通名詞)、(は ワ 副助詞)、(10 ジュー 数詞)、(% パーセント 助数詞)、(減 ゲン 接尾語)、(の ノ 格助詞)、(24兆 ニジューヨンチョー 数詞)、(円 エン 助数詞)といったようになる。
【0037】
言語解析部11で得られた上記形態素リスト110の情報は、キーワード生成部13へ入力され、ここで形態素リスト110の各形態素の中からキーワードが抽出される。このキーワードの抽出にあっては、ここでは品詞情報が名詞である場合に抽出するといった判断基準を用い、図2に示すキーワード抽出リスト120を得る。すなわち、抽出されたキーワードとしては、(大手銀行 オーテギンコー)、(9月決算 クガツケッサン)、(不良債権 フリョーサイケン)、(残高 ザンダカ)、(総額 ソーガク)の5つが抽出される。ここで同じ名詞である「発表」が抽出されなかったのは、さらに上記とは別の判断基準、すなわち類義語辞書14に「発表」は名詞であるものの内容的には一般的に過ぎキーワードとなり得ない旨の情報が記憶されている結果、キーワード生成部13で抽出されないようになっているからである。
【0038】
キーワード生成部13では、これらの抽出されたキーワードを類義語辞書14と照らし合わせて抽出されたキーワードと類義関係にある類義語を読み出し、抽出されたキーワードと併せて選択キーワードを生成する。すなわち、類義語辞書14には、図3中の類義語群リスト130に示すように、たとえば交通情報に関係する交通情報関係類義語群131、天気予報に関係する天気予報関係類義語群132、経営情報に関する経営情報関係類義語群133といった具合に種々の類義語が記憶されているが、ここでは抽出されたキーワードが「大手銀行、9月決算、不良債権、残高、総額」であるので、上記類義語群のうちの経営情報関係類義語群133から類義語を読み出すことになる。したがって、選択キーワードは、抽出されたキーワードである「大手銀行、9月決算、不良債権、残高、総額」に上記経営情報関係類義語群133から読み出した類義語を併せたものとなる。
【0039】
次いで、キーワード生成部13は、それまでキーワード蓄積データベース15に記憶蓄積されている選択キーワードと今回生成した選択キーワードとを比較して既に記憶されていない選択キーワードをキーワード蓄積データベース15に追加記憶する。このとき、今回生成した選択キーワードと生成の基となった情報の整理番号「情報1」とをリンクして記憶する。
【0040】
キーワード蓄積データベース15に追加記憶された選択キーワードは、ジャンル判別部16に入力され、ここでジャンル分類辞書17を参照して選択キーワードがどのジャンルに入るのかが判別される。この判別結果は、キーワード蓄積データベース15に入力され、今回生成した選択キーワードと生成の基となった情報の整理番号「情報1」とに加えてこの選択キーワードが属するジャンルがリンクされて追加記憶される。
【0041】
キーワード蓄積データベース15に追加された選択キーワードは、認識辞書生成部18に入力され、ここで音声認識辞書19に既に記憶されているか否かが判定される。すべて既に記憶されていれば、それ以上は何も行わず、一方、記憶されていなければ、記憶されていない選択キーワードを音声認識用語として変換生成し、音声認識辞書19に追加記憶させる。ここでは、図3の音声認識用語134が新たに音声認識辞書19に登録されることになる。
【0042】
上記のように入力した情報から選択キーワードを生成しこれに対応する音声認識用語を音声認識辞書19に登録した状態にあっては、ユーザが情報提供装置1による情報の提供を受けたいと希望した場合に、音声認識辞書19に登録されている選択キーワード等を画面表示部20に表示するとともに音声合成して音声出力部25から音声出力する。
たとえば、図4に示すように、ユーザ300が「ニュースが知りたい。」との要望200を発声すると、音声入力部21で音声信号に変換され、音声認識部22が音声認識辞書19を参照して要望200の内容を把握し、画面表示部20に「ニュース・情報を読み上げます。知りたい情報、または下記の項目をお話ください。▲1▼キーワード、▲2▼蓄積情報一覧、▲3▼ヘルプ」との内容210を回答者400とともに表示するとともに、内容210を音声出力部25で読み上げる。
【0043】
ユーザ300は、上記内容210から蓄積情報一覧を希望して「蓄積情報一覧」との要望220を発声する。この発声を音声入力部21にて受け音声認識部22が音声認識辞書19を参照して、「次ぎの情報が蓄積されています。▲1▼天気 22件、▲2▼交通情報 14件、▲3▼時事ニュース 13件」とジャンル別に情報の蓄積件数を表す内容230を画面表示部20に表示するとともに、音声出力部25で読み上げる。
【0044】
ここでユーザ300は、ジャンル名で選択した場合、10件以上の中から希望する情報を絞り込まねばならないので、ジャンル名からの選択を一旦ここで中止し、今度は選択の視点を変更して図6に示すように「キーワードは」との要望240を発声する。この回答としてキーワード蓄積データベース15および音声認識辞書19に登録されている選択キーワードから「現在は、次ぎのキーワードが登録されています。▲1▼天気 22件、▲2▼クリスマス 4件、▲3▼公的資金 3件、▲4▼平均株価 2件」との内容250が画面表示部20にて表示されるとともに音声出力部25にて読み上げられる。なお、内容250中で使用されている「キーワード」は、実際には選択キーワードである。
【0045】
そこで、図7に示すように、ユーザ300が「じゃあ、平均株価」との要望260を発声すると、音声認識部22が音声認識辞書19を参照してこの内容を認識し、併せて選択キーワード「平均株価」にリンクした情報の整理番号(「情報1」とたとえばこの後に入手した「情報5」)を読み出し、情報検索部23に入力する。
【0046】
情報検索部23は、上記情報の整理番号に基づき対応する情報2件を蓄積情報データベース9から読み出し、新しい順に音声合成部24でそれらのコンテンツを音声合成して音声出力部25で読み上げるとともに、それらのコンテンツを画面表示部20で表示する。すなわち、整理番号「情報5」の内容270である「「平均株価」に関連する記事を読み上げます。12月23日、東京株式市場における本日の平均株価は・・・」を出力する。この出力にあっては、選択入力したキーワード「平均株価」に相当する部分は太字で強調して表示したり、その前後に間をおき、よりゆっくりした声で読み上げるなどして強調する。
次いで、整理番号「情報1」の大手銀行の9月決算に関する情報を出力する。
【0047】
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係る情報提供装置1は、入力した情報のコンテンツを言語解析するコンテンツ言語解析部5と、コンテンツ言語解析部5で得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、抽出したキーワードからキーワードと類義関係にある語彙を追加可能に又はキーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成する選択キーワード生成部6と、選択キーワードおよび抽出したキーワードのうちの一方にリンクして入力された情報を記憶する蓄積情報データベース9と、選択キーワードを選択肢として提供し、前記提供された選択キーワードのいずれかを選択入力可能な選択部8と、選択部で選択入力された選択キーワードにリンクされた情報を蓄積情報データベース9から読み出して出力する選択情報出力部10とを備えているので、実際に蓄積されている情報のコンテンツから抽出したキーワードを基に選択肢として適するように追加したり削減したりあるいはそのままにして選択キーワードを生成し、実際に蓄積されている情報に関連する選択キーワードからユーザが選択できる。また、ジャンルだけによる選択肢の場合に比べより多くかつより詳細な選択キーワードを利用してユーザが希望する情報の絞込みを行うことができる。この結果、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できることが可能となる。
【0048】
また、言語解析に形態素解析を用いているので、入力された情報のコンテンツを形態素に分けることが容易にできる。そして、キーワードの抽出を、言語解析部11から入力された各形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれかあるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかの少なくともいずれかを判断基準に沿って実行するようにしているので、容易にキーワードを抽出することが可能となる。
【0049】
なお、本発明の情報提供装置は、上記実施の形態に係る情報提供装置1の構成に限られることなく、以下のような変更や修正を行うことも可能である。
情報提供装置に入力される情報は、テキスト形式の情報の他にも、たとえば音声情報であっても良い。この場合、情報蓄積部4と言語解析部11との間に、入力した音声情報を音声認識する認識部(音声認識部22を兼用しても良い。)を設け、ここで音声認識した結果を上記情報提供装置1の場合と同様に言語解析部11で形態素解析して形態素ごとに分けるようにしても良い。この場合、たとえば特開2001−109491号公報に記載の音声認識技術を用いて予測される文脈の変化に応じて言語モデルの確率値を動的に修正したりあるいは切り替えたりすれば、より精度よく音声認識できるようになる。
なお、この入力された音声情報の蓄積情報データベース9への記憶は、音声情報のままであっても、あるいは音声認識して得たテキスト形式の情報として行っても良く、前者の場合は記憶容量がテキスト形式の場合より大きくなるものの音声のキャラクターを残すことが可能となり、後者の場合は情報提供時の音声合成が必要で音声のキャラクターが変化するものの記憶容量を音声情報の場合より小さくすることができる。
【0050】
また、図1の情報提供装置1では、類義語辞書14やジャンル分類辞書17が情報提供装置1に設けられているが、外部の情報配信元から通信で類義語やジャンル分類リストなどの情報として得るようにしても良い。
また、選択キーワード名やジャンル名を画面表示部20で表示するとともに音声合成して音声出力部25から音声出力する代わりに、どちらか一方のみを出力するようにしても良い。
また、選択キーワードの選択入力は、ユーザの発声に限らず、画面表示部20のタッチパネルにタッチすることにより、あるいはキーボードやマウス等で行うようにしても良い。
また、選択入力された選択キーワードにリンクされた情報の出力は、音声出力に限られず、画面表示と併せてあるいは画面表示のみで行うようにしても良い。
【0051】
さらに、選択キーワード生成部で、蓄積情報データベースに蓄積された情報の中で抽出されたキーワードの頻出度合が所定値以上の場合に当該抽出したキーワードを選択キーワードとして生成するようにしても良い。
また、抽出されたキーワードの頻出度合を、蓄積情報データベースに蓄積された情報の消去に連動して当該情報のコンテンツから生成されたキーワードの蓄積件数を変更してカウントするようにしたり、選択キーワードを、蓄積情報データベースに蓄積された情報を変更するタイミングで変更するようにしても良い。
【0052】
選択部は、蓄積件数が多い選択キーワードの順に選択キーワードを提供するようにしたり、選択キーワードが選択された回数の大きさの順に選択キーワードを提供したり、あるいは新たに選択キーワードを生成した場合には、当該選択キーワードの生成後における少なくとも最初の提示時に他の選択キーワードに先だって提供したりしても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は入力された情報のコンテンツを言語解析してキーワードを抽出し、この抽出したキーワードを基にキーワードと類似関係にある語彙を追加したりキーワードの一部を削減したりなどして選択キーワードを生成しこの選択キーワードをユーザに提示して希望する選択キーワードを選択入力させてこの選択キーワードにリンクした情報をユーザに提供するようにしたことにより、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できるというすぐれた効果を有する情報提供装置および情報提供方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報提供装置の構成を示すブロック図
【図2】言語解析部における言語解析とキーワード生成部におけるキーワード抽出の例を説明する図
【図3】類義語辞書と音声認識辞書との情報を説明する図
【図4】ユーザがニュースを希望するときの画面表示の例を示す図
【図5】ユーザが蓄積情報一覧を希望するときの画面表示の例を示す図
【図6】ユーザがキーワードを希望するときの画面表示の例を示す図
【図7】ユーザが平均株価を希望するときの画面表示の例を示す図
【符号の説明】
1 情報提供装置
2 情報配信センター
3 情報通信部
4 情報蓄積部
5 コンテンツ言語解析部
6 選択キーワード生成部
7 キーワードリンク部
8 選択部
9 蓄積情報データベース
10 選択情報出力部
11 言語解析部
12 言語解析辞書
13 キーワード生成部
14 類義語辞書
15 キーワード蓄積データベース
16 ジャンル判別部
17 ジャンル分類辞書
18 認識辞書生成部
19 音声認識辞書
20 画面表示部
21 音声入力部
22 音声認識部
23 情報検索部
24 音声合成部
25 音声出力部
100 情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、配信等で得た情報のうち、情報が関係するキーワードやジャンル名からユーザが希望して選択した情報を提供可能な情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の情報提供装置は、たとえばニュース視聴コンピュータからなり、ニュース記事配信コンピュータの第1の通信装置からニュース情報を受信する第2の通信装置と、受信したニュース情報の内容を音声で出力する音声出力手段と、音声の出力に合わせて話者を模したアニメーションを表示するを表示手段と、受信したニュース情報をその種類毎に分類して格納する格納手段と、ニュース情報の種類の指定を音声により受け付ける受付手段とを備え、受付手段で指定された種類のニュース情報の内容を優先的に音声出力手段で音声出力していた(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−108379号公報(第5頁−第6頁、図2、図3、図5、および図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の情報提供装置では、配信された情報が予めニュース記事配信コンピュータ側で予め定められたジャンル(たとえば政治、経済、スポーツ、天気)にしたがって分類されているものをそのまま利用するだけであったために、ユーザはこれらのジャンルでしか情報を選択できず、この結果、各ジャンルの分類が大きすぎて希望する情報が絞り込めずにノイズが増えたり、あるいは情報配信側の都合で一部のジャンルしか情報が提供されない場合には、ユーザ側の情報提供装置に提示されるジャンルのうちどのジャンルに実際に情報が蓄積されているのかユーザにとって不明でありジャンルを選択してみないと分からなかったりするなどの問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できるようにした情報提供装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報提供装置は、外部から配信された情報を通信により入力する情報通信部と、入力された情報のコンテンツを言語解析するコンテンツ言語解析部と、コンテンツ言語解析部で得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、抽出したキーワードからキーワードと類義関係のある語彙を追加可能に又はキーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成する選択キーワード生成部と、前記選択キーワードおよび前記抽出したキーワードのうちの一方にリンクして前記入力された情報を記憶する蓄積情報データベースと、前記選択キーワードを選択肢として提供し、前記提供された選択キーワードのいずれかを選択入力可能な選択部と、前記選択部で選択入力された前記選択キーワードにリンクされた前記情報を前記蓄積情報データベースから読み出して出力する選択情報出力部とを備えた構成を有している。
この構成により、実際に蓄積されている情報のコンテンツから抽出したキーワードを基に選択肢として適するように追加したり削減したりあるいはそのままにして選択キーワードを生成し、実際に蓄積されている情報に関連する選択キーワードからユーザが選択できるようにし、またジャンルだけによる選択肢の場合に比べより多くかつより詳細な選択キーワードを利用してユーザが希望する情報の絞込みを行うことができるようにしたので、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できる情報提供装置を提供することが可能となる。
【0006】
また、本発明の情報提供装置は、コンテンツ言語解析部が、情報のコンテンツを形態素分析して形態素を得、選択キーワード生成部が形態素を基にキーワードを抽出しこの抽出したキーワードを基に選択キーワードを生成する構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツを分析して形態素を得て、これから容易にキーワードを抽出することができ、またこのキーワードを基に類義語辞書等を利用するなどして抽出キーワード以上に選択肢として適した選択キーワードを生成することが可能となる。
【0007】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部にて、コンテンツ言語解析部で形態素分析により得た形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれであるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかのうちの少なくともいずれかを判断基準としてキーワードを抽出する構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツを分析して得た形態素のうちから、より容易かつより的確にキーワードを抽出することが可能となる。
【0008】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部が、蓄積情報データベースに蓄積された情報の中で抽出されたキーワードの頻出度合が所定値以上の場合に当該抽出したキーワードを選択キーワードとして生成する構成を有している。
この構成により、抽出したキーワードのうち選択キーワードとして的確でなさそうなキーワードをユーザに提出しなくて済む。
【0009】
また、本発明の情報提供装置は、抽出されたキーワードの頻出度合を、蓄積情報データベースに蓄積された情報の消去に連動して当該情報のコンテンツから生成されたキーワードの蓄積件数を変更してカウントする構成を有している。
この構成により、蓄積された情報が消去された場合でも、抽出されたキーワードの蓄積件数を、実際に蓄積されている情報に合わせて変更することができ、蓄積している情報の実態に合った選択キーワードをユーザに提供することが可能となる。
【0010】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワードを、蓄積情報データベースに蓄積された情報を変更するタイミングで変更する構成を有している。
この構成により、蓄積された情報が変更された場合にも、この変更タイミングに合わせて選択キーワードを変更することができ、蓄積している情報の実態に合った選択キーワードをユーザに提供することが可能となる。
【0011】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部が、既に得たキーワードを記憶しているキーワード蓄積データベースと、コンテンツ言語解析部で形態素分析により得た形態素に基づきキーワードを抽出して予め複数の類義語が記憶されている類義語辞書に照し合わせ、抽出されたキーワードと類義関係にある類義語が存在する場合には当該類似語を抽出したキーワードに追加して選択キーワードを生成しキーワード蓄積データベースに登録するキーワード生成部とを備えた構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツから抽出したキーワードに加え、これと類義関係にる類義語を併せてより多くかつより詳細な選択キーワードを生成してユーザに提供し選択させることができるので、ユーザの情報選択がより容易かつより的確になる。
【0012】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、選択キーワードを画面表示出力と音声合成して得た音声出力とのうち少なくとも一方にて提供可能である構成を有している。
この構成により、ユーザは目視、聴音により容易に選択キーワードを認識することが可能となる。
【0013】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、音声入力部と、選択キーワード生成部で生成された選択キーワードを音声認識可能に記憶する音声認識辞書と、音声認識辞書を利用して音声入力部に入力された音声を音声認識する音声認識部とを備えた構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツから生成した選択キーワードを音声出力することが可能となる。
【0014】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、選択キーワードと併せて選択キーワードごとの蓄積件数を提供する構成を有している。
この構成により、ユーザが選択キーワードごとの蓄積件数をチェックすることでき、選択入力の参考とすることが可能となる。
【0015】
また、本発明の情報提供装置は、選択部にて、蓄積件数が多い選択キーワードの順に選択キーワードを提供する構成を有している。
この構成により、ユーザが選択を希望すると推測される蓄積件数が多い選択キーワードにより早くアクセスできる。
【0016】
また、本発明の情報提供装置は、選択部にて、選択キーワードが選択された回数の多い順に選択キーワードを提供する構成を有している。
この構成により、ユーザがよく利用する選択キーワードほど早くユーザに提供され、ユーザの待ち時間を少なくすることが可能となる。
【0017】
また、本発明の情報提供装置は、選択部にて、選択キーワード生成部が新たに選択キーワードを生成した場合には、当該選択キーワードの生成後における少なくとも最初の提示時に他の選択キーワードに先だって提供する構成を有している。
この構成により、ユーザが新しく生成された選択キーワードに気づきやすくなるようにすることができる。
【0018】
また、本発明の情報提供装置は、選択部が、選択キーワードを当該選択キーワードが属するジャンルごとにグルーピングして提供する構成を有している。
この構成により、選択キーワードがジャンルごとにグルーピングされ、選択キーワードが増えてきたときにばらばらで提供される場合に比べ、選択キーワードの内容が分かりやすく、また選択キーワードをより容易に選択することが可能となる。
【0019】
また、本発明の情報提供装置は、選択キーワード生成部で得た抽出キーワードおよび選択キーワードをジャンルとリンクするキーワードリンク部を備え、情報を抽出されたキーワードおよび選択キーワードのうちの一方とジャンルとにリンクして蓄積情報データベースに記憶する構成を有している。
この構成により、選択キーワードをジャンルごとにグルーピングして提供したり、あるいはグルーピングした選択キーワードをそのジャンルとともに提供することができ、ユーザの選択がより容易となる。
【0020】
また、本発明の情報提供装置は、キーワードリンク部が、ジャンル分類辞書を用いて選択キーワードが属するジャンルを判別するジャンル判別部を備えた構成を有している。
この構成により、選択キーワードとジャンルとのリンクが容易にできることとなる。
【0021】
また、本発明の情報提供装置は、選択情報出力部が、情報を音声情報へ変換可能に音声合成する音声合成部と、音声合成部で得た音声情報を出力する音声出力部とを備えた構成を有している。
この構成により、ユーザが選択入力した選択キーワードにリンクした情報を音声で聞くことが可能となる。
【0022】
また、本発明の情報提供装置は、選択情報出力部が、選択した情報を出力する際に、選択した選択キーワードを強調して出力する構成を有している。
この構成により、情報の提供を受ける際に、選択した選択キーワードの部分に注意を集中させることが容易となる。
【0023】
また、本発明の情報提供装置は、情報通信部に入力された情報が音声情報であり、言語解析部が音声情報を音声認識し形態素分析を行って形態素を得る構成を有している。
この構成により、情報通信部に入力された情報が音声情報であっても、形態素解析が可能となり、選択キーワードの生成ができるようになる。
【0024】
また、本発明の情報提供方法は、外部から配信入力された情報のコンテンツを言語解析し、言語解析により得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、抽出した抽出キーワードからキーワードと類義関係のある語彙を追加可能に又はキーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成した後、選択キーワードおよび抽出したキーワードのうちの一方にリンクして入力された情報を蓄積情報データベースに記憶し、選択キーワードを選択肢として提供し提供された選択キーワードのいずれかが選択入力された場合に、選択入力された選択キーワードにリンクされた情報を蓄積情報データベースから読み出して出力する構成を有している。
この構成により、実際に蓄積されている情報のコンテンツから抽出したキーワードを基に選択肢として適するように追加したり削減したりあるいはそのままにして選択キーワードを生成し、実際に蓄積されている情報に関連する選択キーワードからユーザが選択できるようにし、またジャンルだけによる選択肢の場合に比べより多くかつより詳細な選択キーワードを利用してユーザが希望する情報の絞込みを行うことができるようにしたので、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できる情報提供方法を提供することが可能となる。
【0025】
また、本発明の情報提供方法は、言語解析が情報のコンテンツを形態素分析して形態素を得るものであり、選択キーワード生成が形態素を基にキーワードを抽出して、この抽出したキーワードを基に選択キーワードを生成するものである構成を有している。
この構成により、入力蓄積された情報のコンテンツを分析して形態素を得て、これから容易にキーワードを抽出することができ、またこのキーワードを基に類義語辞書等を利用するなどして抽出キーワード以上に選択肢として適した選択キーワードを生成することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る情報提供装置1は、外部の情報配信センター2から通信により情報が入力される情報通信部3と、情報通信部3から入力された情報を蓄積情報データベース9に蓄積するとともにコンテンツ言語解析部5へ入力する情報蓄積部4と、入力された情報のコンテンツを形態素分析により言語解析するコンテンツ言語解析部5と、コンテンツ言語解析部5での言語解析結果に基づき選択キーワードを生成する選択キーワード生成部6と、選択キーワード生成部6で得た選択キーワードが属するジャンルを判別してこれらをリンクするキーワードリンク部7と、選択キーワード生成部6で得た選択キーワードやジャンルをユーザに提供してこれらの選択キーワード等を音声で選択可能な選択部8と、選択キーワードやジャンルにリンクして上記情報を記憶して蓄積する蓄積情報データベース9と、選択部8でユーザにより選択された選択キーワード等に基づき対応する情報を蓄積情報データベース9から読み出してユーザへ音声により出力する選択情報出力部10とを備える。
【0027】
すなわち、情報通信部3は、PHSなどによる無線や電話回線などによる有線により外部の情報配信センター2と通信可能に構成され、情報配信センター2から配信される種々の情報を受け取り、これらの情報を情報蓄積部4へ入力可能である。この入力される情報としては、たとえばテキスト情報や音声情報であり、最終的にその情報のコンテンツを言語解析することによりキーワードとなりうるものに解析できる情報であればどのような形式の情報であっても良い。
【0028】
情報蓄積部4は、情報通信部3から入力された情報に他の情報と区別するための整理番号、配信先情報、入手日時などの付加情報を付して、これらを蓄積情報データベース9に記憶させる。また情報蓄積部4は、上記入手した情報をこの整理番号とともにコンテンツ言語解析部5の言語解析部11にも入力する。
【0029】
コンテンツ言語解析部5は、形態素解析を用いて情報蓄積部4から入力された情報のコンテンツを言語解析して各形態素に分ける言語解析部11と、言語解析部11にて形態素解析を実行する際に参照する言語解析辞書12とを有している。形態素とは、語の中で変化しない、最小の有意味的要素を意味し、言語解析辞書12には、各形態素となる語と各語ごとにその品詞情報等が記憶されている。なお、形態素解析の具体的内容については、後で説明する。言語解析部11で得た形態素の情報は、選択キーワード生成部6のキーワード生成部13に入力される。
【0030】
選択キーワード生成部6は、言語解析部11から入力された各形態素から後述する判断基準によりキーワードを抽出して選択キーワードを生成するキーワード生成部13と、これらのキーワードをキーワード生成部13で抽出生成する際に参照する類義語辞書14と、キーワード生成部13で得た各キーワードを記憶して蓄積するキーワード蓄積データベース15とを有する。類義語辞書14は、各ジャンルごとに関連づけられた類義語群を記憶している。
キーワード蓄積データベース15に新たに記憶される選択キーワードに関する情報は、キーワードリンク部7のジャンル判別部16と選択部8の認識辞書生成部18とにそれぞれ入力される。
【0031】
選択キーワード生成部13におけるキーワードの抽出は、言語解析部11から入力された各形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれかあるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかの少なくともいずれかを判断基準に沿って実行される。また、選択キーワードの生成は、上記のようにして抽出したキーワードを類義語辞書14と照らし合わせ、抽出したキーワードと類義関係にある類義語を類義語辞書14から読み出してこれらを併せて選択キーワードを生成するようにしてある。
【0032】
キーワードリンク部7は、キーワード蓄積データベース15に記憶された選択キーワードがどのジャンルに入るのかを判別するジャンル判別部16と、ジャンル判別部16が選択キーワードをどのジャンルにいれるか判別する際に参照するジャンル分類辞書17とを有する。ジャンル分類辞書17は、各種のジャンル名と、各ジャンルごとに属する語彙群を記憶している。
【0033】
選択部8は、キーワード蓄積データベース15から入力された選択キーワード名やジャンル名が音声認識辞書19(音声認識用語として記憶されている。)に記憶されているか否かを判別し、記憶されていない場合には当該選択キーワード名やジャンル名を音声認識可能にする認識辞書語を生成して音声認識辞書19に追加する認識辞書生成部18と、ユーザが選択した選択キーワード名やジャンル名を発声したときにこれを音声認識部22が音声認識する際に参照する音声認識辞書19と、音声認識辞書19に記憶された選択キーワード名やジャンル名を画面に表示可能な画面表示部20と、ユーザの発声を電気信号に変換して入力する音声入力部21と、音声入力部21から入力された電気信号から音声認識辞書19を参照しながらユーザの発声内容を音声認識する音声認識部22とを有する。画面表示部20としてはたとえば液晶ディスプレイやCRTを用い、音声入力部21としてはたとえばマイクロホンを用いる。なお、音声認識部22で認識した選択キーワード名又はジャンル名からなる選択情報は、選択情報出力部10の情報検索部23に入力される。
なお、音声認識用語は、選択キーワードに対応する標準パターン(実際の音データをマッチングするためのデータ)を参照するための表記である。
【0034】
選択情報出力部10は、音声認識部22から入力された選択キーワード名又はジャンル名からなる選択情報に基づき、蓄積情報データベース9から当該選択情報に対応する情報のコンテンツを読み出し音声合成部24へ出力する情報検索部23と、情報検索部23から入力された情報のコンテンツを音声合成して音声情報に変換する音声合成部24と、音声合成部24で合成した音声情報を音声出力する音声出力部25とを有する。
【0035】
上記本発明の実施の形態に係る情報提供装置1の作動につき以下に説明する。情報提供装置1は、情報通信部3がインターネットなどを利用して定期的に、あるいは随時、外部の情報配信センター2からニュース等の情報を受け取る。ここでは、受け取った情報が、たとえば図2および図3に示すように、「大手銀行、9月決算を発表、不良債権残高の総額は10%減の24兆円」といったコンテンツを含むテキスト形式の情報100であるとする。
【0036】
情報通信部3で受信した上記情報100は、情報蓄積部4に入力され、「情報1」といった整理番号や配信先情報、入手日時などの付加情報が付されて蓄積情報データベース9に記憶されるとともに、当該情報100と上記整理番号とが言語解析部11に入力される。
言語解析部11は、言語解析辞書12を参照しながら入手された情報100のコンテンツを形態素解析してそれぞれの形態素に分ける。すなわち、情報100のコンテンツは、形態要素に分けられ、図2中の形態素リスト110(各形態素ごとに括弧で表し、括弧の中にはその形態素、その読み方、品詞情報をこれらの順に記してある。)に示すように、(大手銀行 オーテギンコー 普通名詞)、(9 ク 数詞)、(月 ガツ 助数詞)、(決算 ケッサン サ変名詞)、(を オ 格助詞)、(発表 ハッピョー サ変名詞)、(不良債権 フリョーサイケン 普通名詞)、(残高 ザンダカ 普通名詞)、(の ノ 格助詞)、(総額 ソーガク 普通名詞)、(は ワ 副助詞)、(10 ジュー 数詞)、(% パーセント 助数詞)、(減 ゲン 接尾語)、(の ノ 格助詞)、(24兆 ニジューヨンチョー 数詞)、(円 エン 助数詞)といったようになる。
【0037】
言語解析部11で得られた上記形態素リスト110の情報は、キーワード生成部13へ入力され、ここで形態素リスト110の各形態素の中からキーワードが抽出される。このキーワードの抽出にあっては、ここでは品詞情報が名詞である場合に抽出するといった判断基準を用い、図2に示すキーワード抽出リスト120を得る。すなわち、抽出されたキーワードとしては、(大手銀行 オーテギンコー)、(9月決算 クガツケッサン)、(不良債権 フリョーサイケン)、(残高 ザンダカ)、(総額 ソーガク)の5つが抽出される。ここで同じ名詞である「発表」が抽出されなかったのは、さらに上記とは別の判断基準、すなわち類義語辞書14に「発表」は名詞であるものの内容的には一般的に過ぎキーワードとなり得ない旨の情報が記憶されている結果、キーワード生成部13で抽出されないようになっているからである。
【0038】
キーワード生成部13では、これらの抽出されたキーワードを類義語辞書14と照らし合わせて抽出されたキーワードと類義関係にある類義語を読み出し、抽出されたキーワードと併せて選択キーワードを生成する。すなわち、類義語辞書14には、図3中の類義語群リスト130に示すように、たとえば交通情報に関係する交通情報関係類義語群131、天気予報に関係する天気予報関係類義語群132、経営情報に関する経営情報関係類義語群133といった具合に種々の類義語が記憶されているが、ここでは抽出されたキーワードが「大手銀行、9月決算、不良債権、残高、総額」であるので、上記類義語群のうちの経営情報関係類義語群133から類義語を読み出すことになる。したがって、選択キーワードは、抽出されたキーワードである「大手銀行、9月決算、不良債権、残高、総額」に上記経営情報関係類義語群133から読み出した類義語を併せたものとなる。
【0039】
次いで、キーワード生成部13は、それまでキーワード蓄積データベース15に記憶蓄積されている選択キーワードと今回生成した選択キーワードとを比較して既に記憶されていない選択キーワードをキーワード蓄積データベース15に追加記憶する。このとき、今回生成した選択キーワードと生成の基となった情報の整理番号「情報1」とをリンクして記憶する。
【0040】
キーワード蓄積データベース15に追加記憶された選択キーワードは、ジャンル判別部16に入力され、ここでジャンル分類辞書17を参照して選択キーワードがどのジャンルに入るのかが判別される。この判別結果は、キーワード蓄積データベース15に入力され、今回生成した選択キーワードと生成の基となった情報の整理番号「情報1」とに加えてこの選択キーワードが属するジャンルがリンクされて追加記憶される。
【0041】
キーワード蓄積データベース15に追加された選択キーワードは、認識辞書生成部18に入力され、ここで音声認識辞書19に既に記憶されているか否かが判定される。すべて既に記憶されていれば、それ以上は何も行わず、一方、記憶されていなければ、記憶されていない選択キーワードを音声認識用語として変換生成し、音声認識辞書19に追加記憶させる。ここでは、図3の音声認識用語134が新たに音声認識辞書19に登録されることになる。
【0042】
上記のように入力した情報から選択キーワードを生成しこれに対応する音声認識用語を音声認識辞書19に登録した状態にあっては、ユーザが情報提供装置1による情報の提供を受けたいと希望した場合に、音声認識辞書19に登録されている選択キーワード等を画面表示部20に表示するとともに音声合成して音声出力部25から音声出力する。
たとえば、図4に示すように、ユーザ300が「ニュースが知りたい。」との要望200を発声すると、音声入力部21で音声信号に変換され、音声認識部22が音声認識辞書19を参照して要望200の内容を把握し、画面表示部20に「ニュース・情報を読み上げます。知りたい情報、または下記の項目をお話ください。▲1▼キーワード、▲2▼蓄積情報一覧、▲3▼ヘルプ」との内容210を回答者400とともに表示するとともに、内容210を音声出力部25で読み上げる。
【0043】
ユーザ300は、上記内容210から蓄積情報一覧を希望して「蓄積情報一覧」との要望220を発声する。この発声を音声入力部21にて受け音声認識部22が音声認識辞書19を参照して、「次ぎの情報が蓄積されています。▲1▼天気 22件、▲2▼交通情報 14件、▲3▼時事ニュース 13件」とジャンル別に情報の蓄積件数を表す内容230を画面表示部20に表示するとともに、音声出力部25で読み上げる。
【0044】
ここでユーザ300は、ジャンル名で選択した場合、10件以上の中から希望する情報を絞り込まねばならないので、ジャンル名からの選択を一旦ここで中止し、今度は選択の視点を変更して図6に示すように「キーワードは」との要望240を発声する。この回答としてキーワード蓄積データベース15および音声認識辞書19に登録されている選択キーワードから「現在は、次ぎのキーワードが登録されています。▲1▼天気 22件、▲2▼クリスマス 4件、▲3▼公的資金 3件、▲4▼平均株価 2件」との内容250が画面表示部20にて表示されるとともに音声出力部25にて読み上げられる。なお、内容250中で使用されている「キーワード」は、実際には選択キーワードである。
【0045】
そこで、図7に示すように、ユーザ300が「じゃあ、平均株価」との要望260を発声すると、音声認識部22が音声認識辞書19を参照してこの内容を認識し、併せて選択キーワード「平均株価」にリンクした情報の整理番号(「情報1」とたとえばこの後に入手した「情報5」)を読み出し、情報検索部23に入力する。
【0046】
情報検索部23は、上記情報の整理番号に基づき対応する情報2件を蓄積情報データベース9から読み出し、新しい順に音声合成部24でそれらのコンテンツを音声合成して音声出力部25で読み上げるとともに、それらのコンテンツを画面表示部20で表示する。すなわち、整理番号「情報5」の内容270である「「平均株価」に関連する記事を読み上げます。12月23日、東京株式市場における本日の平均株価は・・・」を出力する。この出力にあっては、選択入力したキーワード「平均株価」に相当する部分は太字で強調して表示したり、その前後に間をおき、よりゆっくりした声で読み上げるなどして強調する。
次いで、整理番号「情報1」の大手銀行の9月決算に関する情報を出力する。
【0047】
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係る情報提供装置1は、入力した情報のコンテンツを言語解析するコンテンツ言語解析部5と、コンテンツ言語解析部5で得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、抽出したキーワードからキーワードと類義関係にある語彙を追加可能に又はキーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成する選択キーワード生成部6と、選択キーワードおよび抽出したキーワードのうちの一方にリンクして入力された情報を記憶する蓄積情報データベース9と、選択キーワードを選択肢として提供し、前記提供された選択キーワードのいずれかを選択入力可能な選択部8と、選択部で選択入力された選択キーワードにリンクされた情報を蓄積情報データベース9から読み出して出力する選択情報出力部10とを備えているので、実際に蓄積されている情報のコンテンツから抽出したキーワードを基に選択肢として適するように追加したり削減したりあるいはそのままにして選択キーワードを生成し、実際に蓄積されている情報に関連する選択キーワードからユーザが選択できる。また、ジャンルだけによる選択肢の場合に比べより多くかつより詳細な選択キーワードを利用してユーザが希望する情報の絞込みを行うことができる。この結果、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できることが可能となる。
【0048】
また、言語解析に形態素解析を用いているので、入力された情報のコンテンツを形態素に分けることが容易にできる。そして、キーワードの抽出を、言語解析部11から入力された各形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれかあるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかの少なくともいずれかを判断基準に沿って実行するようにしているので、容易にキーワードを抽出することが可能となる。
【0049】
なお、本発明の情報提供装置は、上記実施の形態に係る情報提供装置1の構成に限られることなく、以下のような変更や修正を行うことも可能である。
情報提供装置に入力される情報は、テキスト形式の情報の他にも、たとえば音声情報であっても良い。この場合、情報蓄積部4と言語解析部11との間に、入力した音声情報を音声認識する認識部(音声認識部22を兼用しても良い。)を設け、ここで音声認識した結果を上記情報提供装置1の場合と同様に言語解析部11で形態素解析して形態素ごとに分けるようにしても良い。この場合、たとえば特開2001−109491号公報に記載の音声認識技術を用いて予測される文脈の変化に応じて言語モデルの確率値を動的に修正したりあるいは切り替えたりすれば、より精度よく音声認識できるようになる。
なお、この入力された音声情報の蓄積情報データベース9への記憶は、音声情報のままであっても、あるいは音声認識して得たテキスト形式の情報として行っても良く、前者の場合は記憶容量がテキスト形式の場合より大きくなるものの音声のキャラクターを残すことが可能となり、後者の場合は情報提供時の音声合成が必要で音声のキャラクターが変化するものの記憶容量を音声情報の場合より小さくすることができる。
【0050】
また、図1の情報提供装置1では、類義語辞書14やジャンル分類辞書17が情報提供装置1に設けられているが、外部の情報配信元から通信で類義語やジャンル分類リストなどの情報として得るようにしても良い。
また、選択キーワード名やジャンル名を画面表示部20で表示するとともに音声合成して音声出力部25から音声出力する代わりに、どちらか一方のみを出力するようにしても良い。
また、選択キーワードの選択入力は、ユーザの発声に限らず、画面表示部20のタッチパネルにタッチすることにより、あるいはキーボードやマウス等で行うようにしても良い。
また、選択入力された選択キーワードにリンクされた情報の出力は、音声出力に限られず、画面表示と併せてあるいは画面表示のみで行うようにしても良い。
【0051】
さらに、選択キーワード生成部で、蓄積情報データベースに蓄積された情報の中で抽出されたキーワードの頻出度合が所定値以上の場合に当該抽出したキーワードを選択キーワードとして生成するようにしても良い。
また、抽出されたキーワードの頻出度合を、蓄積情報データベースに蓄積された情報の消去に連動して当該情報のコンテンツから生成されたキーワードの蓄積件数を変更してカウントするようにしたり、選択キーワードを、蓄積情報データベースに蓄積された情報を変更するタイミングで変更するようにしても良い。
【0052】
選択部は、蓄積件数が多い選択キーワードの順に選択キーワードを提供するようにしたり、選択キーワードが選択された回数の大きさの順に選択キーワードを提供したり、あるいは新たに選択キーワードを生成した場合には、当該選択キーワードの生成後における少なくとも最初の提示時に他の選択キーワードに先だって提供したりしても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は入力された情報のコンテンツを言語解析してキーワードを抽出し、この抽出したキーワードを基にキーワードと類似関係にある語彙を追加したりキーワードの一部を削減したりなどして選択キーワードを生成しこの選択キーワードをユーザに提示して希望する選択キーワードを選択入力させてこの選択キーワードにリンクした情報をユーザに提供するようにしたことにより、実際に入力蓄積された情報をより容易かつできるだけ精度よく選択できるというすぐれた効果を有する情報提供装置および情報提供方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報提供装置の構成を示すブロック図
【図2】言語解析部における言語解析とキーワード生成部におけるキーワード抽出の例を説明する図
【図3】類義語辞書と音声認識辞書との情報を説明する図
【図4】ユーザがニュースを希望するときの画面表示の例を示す図
【図5】ユーザが蓄積情報一覧を希望するときの画面表示の例を示す図
【図6】ユーザがキーワードを希望するときの画面表示の例を示す図
【図7】ユーザが平均株価を希望するときの画面表示の例を示す図
【符号の説明】
1 情報提供装置
2 情報配信センター
3 情報通信部
4 情報蓄積部
5 コンテンツ言語解析部
6 選択キーワード生成部
7 キーワードリンク部
8 選択部
9 蓄積情報データベース
10 選択情報出力部
11 言語解析部
12 言語解析辞書
13 キーワード生成部
14 類義語辞書
15 キーワード蓄積データベース
16 ジャンル判別部
17 ジャンル分類辞書
18 認識辞書生成部
19 音声認識辞書
20 画面表示部
21 音声入力部
22 音声認識部
23 情報検索部
24 音声合成部
25 音声出力部
100 情報
Claims (21)
- 外部から配信された情報を通信により入力する情報通信部と、前記入力された情報のコンテンツを言語解析するコンテンツ言語解析部と、前記コンテンツ言語解析部で得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、前記抽出したキーワードから前記キーワードと類義関係のある語彙を追加可能に又は前記キーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成する選択キーワード生成部と、前記選択キーワードおよび前記抽出したキーワードのうちの一方にリンクして前記入力された情報を記憶する蓄積情報データベースと、前記選択キーワードを選択肢として提供し、前記提供された選択キーワードのいずれかを選択入力可能な選択部と、前記選択部で選択入力された前記選択キーワードにリンクされた前記情報を前記蓄積情報データベースから読み出して出力する選択情報出力部とを備えたことを特徴とする情報提供装置。
- 前記コンテンツ言語解析部が、前記情報のコンテンツを形態素分析して形態素を得、前記選択キーワード生成部が前記形態素を基に前記キーワードを抽出し、前記抽出したキーワードを基に前記選択キーワードを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
- 前記選択キーワード生成部は、前記コンテンツ言語解析部で形態素分析により得た前記形態素が、どの品詞情報であるか、またカタカナ、未知語のいずれであるか、また漢字の連続出現数がどれだけであるかのうちの少なくともいずれかを判断基準として前記キーワードを抽出することを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
- 前記選択キーワード生成部が、前記蓄積情報データベースに蓄積された前記情報の中で前記抽出されたキーワードの頻出度合が所定値以上の場合に当該抽出したキーワードを前記選択キーワードとして生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記抽出されたキーワードの頻出度合は、前記蓄積情報データベースに蓄積された前記情報の消去に連動して当該情報のコンテンツから生成された前記キーワードの前記蓄積件数を変更してカウントすることを特徴とする請求項4に記載の情報提供装置。
- 前記選択キーワードは、前記蓄積情報データベースに蓄積された前記情報を変更するタイミングで変更することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択キーワード生成部が、既に得たキーワードを記憶しているキーワード蓄積データベースと、前記コンテンツ言語解析部で形態素分析により得た前記形態素に基づき前記キーワードを抽出して予め複数の類義語が記憶されて蓄積されている類義語辞書に照し合わせ、前記抽出されたキーワードと類義関係にある前記類義語が存在する場合には当該類似語を前記抽出したキーワードに追加して前記選択キーワードを生成し前記キーワード蓄積データベースに登録するキーワード生成部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、前記選択キーワードを画面表示出力と音声合成して得た音声出力とのうち少なくとも一方にて提供可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、音声入力部と、前記選択キーワード生成部で生成された前記選択キーワードを音声認識可能に記憶する音声認識辞書と、前記音声認識辞書を利用して前記音声入力部に入力された音声を音声認識する音声認識部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、前記選択キーワードと併せて前記選択キーワードごとの蓄積件数を提供することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、前記蓄積件数が多い選択キーワードの順に前記選択キーワードを提供することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、前記選択キーワードが選択された回数の多い順に前記選択キーワードを提供することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、前記選択キーワード生成部が新たに選択キーワードを生成した場合には、当該選択キーワードの生成後における少なくとも最初の提供時に他の選択キーワードに先だって提供することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択部は、前記選択キーワードを当該選択キーワードが属するジャンルごとにグルーピングして提供することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択キーワード生成部で得た前記抽出キーワードおよび前記選択キーワードをジャンルとリンクするキーワードリンク部を備え、前記情報を前記抽出されたキーワードおよび前記選択キーワードのうちの一方と前記ジャンルとにリンクして前記蓄積情報データベースに記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記キーワードリンク部は、ジャンル分類辞書を用いて前記選択キーワードが属するジャンルを判別するジャンル判別部を備えたことを特徴とする請求項15に記載の情報提供装置。
- 前記選択情報出力部は、前記情報を音声情報へ変換可能に音声合成する音声合成部と、前記音声合成部で得た前記音声情報を出力する音声出力部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記選択情報出力部は、前記選択した前記情報を出力する際に、前記選択した選択キーワードを強調して出力することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の情報提供装置。
- 前記情報通信部に入力された前記情報が音声情報であり、前記言語解析部が前記音声情報を音声認識し前記形態素分析を行って前記形態素を得ることを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれかに記載の情報提供装置。
- 外部から配信入力された情報のコンテンツを言語解析し、前記言語解析により得られた言語解析結果に基づきキーワードを抽出し、前記抽出した抽出キーワードから前記キーワードと類義関係のある語彙を追加可能に又は前記キーワードの一部を削減可能に選択キーワードを生成した後、前記選択キーワードおよび前記抽出したキーワードのうちの一方にリンクして前記入力された情報を蓄積情報データベースに記憶し、前記選択キーワードを選択肢として提供し前記提供された選択キーワードのいずれかが選択入力された場合に、前記選択入力された前記選択キーワードにリンクされた前記情報を前記蓄積情報データベースから読み出して出力することを特徴とする情報提供方法。
- 前記言語解析が前記情報のコンテンツを形態素分析して形態素を得るものであり、前記選択キーワード生成が前記形態素を基に前記キーワードを抽出して前記抽出したキーワードを基に前記選択キーワードを生成するものであることを特徴とする請求項20の情報提供方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003125167A JP2004334280A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 情報提供装置および情報提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003125167A JP2004334280A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 情報提供装置および情報提供方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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|---|---|---|---|
| JP2003125167A Withdrawn JP2004334280A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 情報提供装置および情報提供方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009169470A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Nissan Motor Co Ltd | 情報案内システムおよびその認識辞書データベース更新方法 |
| WO2016147342A1 (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-22 | 三菱電機株式会社 | 情報提供システム |
| CN114120993A (zh) * | 2021-07-15 | 2022-03-01 | 意欧斯物流科技(上海)有限公司 | 一种基于仓储的语音语义交互系统 |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003125167A patent/JP2004334280A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009169470A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Nissan Motor Co Ltd | 情報案内システムおよびその認識辞書データベース更新方法 |
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| JPWO2016147342A1 (ja) * | 2015-03-18 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 情報提供システム |
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