JP2004337331A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技機全体のコスト高騰を抑えつつ遊技者の視認性を満足した遊技機を提供することにある。
【解決手段】遊技領域を備えた遊技機1の上方に設置されている上筐体12aに液晶表示装置13を備え、該液晶表示装置は、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くすると共に、遊技者側に向けて画面を傾斜させて配置した。これにより、遊技機の上方に配置した液晶表示装置であっても、遊技者の視認性は確保される。
【選択図】 図1
【解決手段】遊技領域を備えた遊技機1の上方に設置されている上筐体12aに液晶表示装置13を備え、該液晶表示装置は、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くすると共に、遊技者側に向けて画面を傾斜させて配置した。これにより、遊技機の上方に配置した液晶表示装置であっても、遊技者の視認性は確保される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務用ゲーム機、コイン遊技機(パチスロ機)、弾球遊技機(パチンコ機)等の遊技機であって、遊技領域を回避した位置に液晶画面を備えた遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の遊技者は、単なる遊技のみには飽き足らず何らかの付加価値、例えば配当表・大当たり回数・大当たり確率等の遊技状態のデータなどが確認できたり、またメインの画面以外の画面でセカンドゲームを楽しめたり等の遊技性を遊技機に求める傾向がある。
例えば従来の業務用ゲーム機には、遊技機における遊技性等を高めるため、メインの遊技領域(表示画面)の他に、該遊技領域の上方にCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイを配置しているものがある。そして、そのディスプレイに、配当表等の遊技状態のデータやセカンドゲームあるいは遊技台の大当たり情報や入れ替え情報等の情報表示を提供していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特表2002−530167号公報(第19頁,図1,図5,図13)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような先行技術には次の課題を有していた。
CRT等の重量のあるディスプレイを遊技機の上方に配置するためには、その重量に十分耐え得る構造を採らなければならず、その重量構造に要する材料・施工コスト等の関係から遊技機全体のコストが高騰する。
また、CRTディスプレイの場合、電力消費量が多くランニングコストも高い。
この場合において、CRTディスプレイに代え、値段が安く小電力である液晶ディスプレイを配置することも考えられるが、液晶ディスプレイの場合、CRTディスプレイと比して視野角の問題がある。
昨今の液晶ディスプレイには、視野角の問題を解消し、CRTと同程度の視野角を有するものもある。よって、この視野角の問題は、単に視野角の広い液晶ディスプレイを採用すれば解消はされるとも考えられる。
しかし、このような液晶ディスプレイは高価格で、遊技機全体のコストが騰がり、結果的には遊技機全体のコスト高騰化につながってしまう。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技機全体のコスト高騰を抑えつつ遊技者の視認性を満足した遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明がなした技術的手段は、遊技機本体を構成する遊技機筐体1aの上部に遊技情報を表示する上筐体を配設してなる遊技機であって、前記上筐体の表示面位置に、視野角が下方に広がった液晶表示装置13を設けことである。
これにより、遊技者が、遊技領域2とは別の位置に配置された液晶表示装置13により、各配当表の確認やサブゲーム等を視認性良く見ることができると共に、遊技機全体のコスト低廉も図れる。
上記液晶表示装置13は、上下方向を逆転させて配置することで視野角が下方に広がるため、遊技者の視認性を満足する。
さらに、液晶表示装置は、上筐体の表示面に対して下端側を奥行方向に配置させることで傾斜して設けるものとすれば、より一層視野角が下方に広がるため、遊技者の視認性を満足する。
また、上筐体は、液晶表示装置13の下端側近傍に遮光部を形成してもよい。これによれば遮光部が外光を遮り、液晶表示装置13の視認性を向上させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る遊技機について図を参照して説明する。なお、本実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず何等これに限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
図は、本発明遊技機の一実施形態を示し、図示例の遊技機1は、大型の業務用コイン式遊技機(スロットマシン)で、設置台14上に遊技機1を載置固定した略人の背丈程の高さを有しているものである。
図中、2はリール3部分の前面に透明液晶4を備えて構成されるメイン液晶画面(本実施形態においてこのリール3部分を含んだメイン液晶画面全体を遊技領域という。以下同じ。)、5は遊技機1に使用される各種操作ボタンなどを備えているコントロールパネル、6は紙幣挿入口、7はコイン(メダル)投入口、8はベリードア、9は払いだされたコイン(メダル)を受けるコイントレー、10はスピーカ、11はタワーライトを夫々示す。
そして、遊技機1の筐体1a上方、例えば本実施形態では、遊技機筐体1aの上部にトップボックス12と称呼される遊技情報を表示する上筐体12aを遊技機筐体1aと一体的に固定し、このトップボックス12の表示面位置(遊技者方向)に液晶表示装置13を配置している。
すなわち、本発明は、遊技機1の遊技領域2を回避した任意の位置に液晶表示装置13を配置し、この液晶表示装置13の配置が遊技者の視認性の良い配置構成であるとした点に特徴的な要素を有している。
従って、この液晶表示装置13の配置構成を中心に以下の通り詳述し、その他の遊技機構成部分については、現在知られている遊技機の各構成、若しくは当業者において将来予想し得る程度の遊技機の各構成が、本発明の範囲内で適用・設計変更可能であるため、液晶表示装置13の配置構成以外の構成についての説明は省略する。なお、図示しない他の構成を本発明の範囲内で適宜採用することは可能である。
【0007】
液晶表示装置13は、例えば、画像、文字情報などの任意の表示を行う従来周知の所望な液晶画面が適用される。
遊技機1全体のコスト低廉化を図る場合には、低価格な液晶画面を選択するのが良い。このような低価格な液晶画面としては、例えば、TFT(Thin Film Transistor)方式の液晶ディスプレイ等が一例として挙げられる。
上記提示した液晶ディプレイは、低コストのものほど画面に対する視野角が狭くなる傾向がある。
そこで、本発明では、低コストの液晶ディスプレイを用いた場合に、視野角が狭くなるという問題を解消するため、次のような技術的手段を講じている。
【0008】
本実施形態では、上述の通り、遊技機筐体1aの上方に配置した上筐体12a内にて、画面前面を遊技者側に向け(図中、矢印Aで示す方向が遊技者側)、かつ遊技者の視認し易い位置に液晶表示装置13を配置している。
液晶表示装置13は、通常は、図3(a)に示したように、画面に対して上方向への視野角が下方向への視野角に比して広いものである。しかし、このような大型の遊技機1の上筐体12a内に配置した形態の場合では、遊技者は下から液晶表示装置13を見上げるような状態となるため、通常の状態のまま液晶表示装置13を上筐体12aの前面に配置したのでは、下方向の視野角が狭いため、遊技者の視認性が劣ることとなる。
従って、本実施形態のような場合、図3(b)のように、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くするようにした(視野角が下方に広がった)液晶表示装置13を配置する。
具体的には、図3(b)のように、通常の液晶ディスプレイを180度回転させて上下逆転した状態で配置し、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くする手段などが採用される。
すなわち、遊技者の標準的な視界領域に視野角が入るようであれば、この液晶表示装置13は遊技機1の設置面に対して垂直若しくは僅かに遊技者側に向けて傾斜させる配置構成でもよい。
【0009】
液晶表示装置13は、遊技者側に向けて画面を傾斜、すなわち、図1・図2及び図3(c)に示したように、上筐体12aの表示面に対して下端側13cを奥行き方向(画面の上端13b側を基点として、図中矢印Bにて示す方向へ下端13c側を上筐体12a内方にずらす)に配置させることで、画面13aを遊技者側に傾斜させて配置する。
【0010】
この液晶表示装置13の傾斜角は、遊技者の標準的な視界領域に視野角が入るように選定するが、特に限定はされず、例えば約7度程度の傾斜が好ましい一例として挙げられる。この場合、遊技者の標準的な視界領域に視野角が入るよう傾斜配置が可能であれば、通常の液晶画面(画面に対して上方向への視野角が下方向への視野角に比して広い図3(a)状態)をそのまま用いることも可能である。
【0011】
さらに、上述のように視野角を調整した(画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くした図3(b)状態)液晶表示装置13を、遊技者側に向けて傾斜させるとした構成にすればさらに遊技者の視認性は向上する。
【0012】
上述のように、液晶表示装置13の下端側13cを上筐体12aの表示面に対して奥行き方向に配置させることで画面を遊技者側に傾斜させる構成とすることで、図2に示すように、液晶表示装置13の上下左右には上筐体12aの筐体壁面12b,12b…が、画面13aの前面位置よりも前方に備えられる構成となっている。これにより、液晶表示装置13の上下左右に位置する筐体壁面12b,12b…が外光を遮蔽する遮光部として作用するため、液晶表示装置13が外光の影響を受け難くなる。
また、液晶表示装置13の近傍に、必要に応じて別途遮光部を備える構成を採用してもよい。遮光部の形状などは限定されない。
【0013】
液晶表示装置13の画面サイズ・画面形状などは特に限定されず遊技機の仕様に合わせて任意に選択可能である。
なお、本実施形態では、遊技機筐体1aの上方に別途配置固定した上筐体12aに液晶表示装置13を備えた実施の一形態であるが、遊技機筐体1aの遊技領域2を回避した位置にこの液晶表示装置13を配置することが可能であれば遊技機筐体1a自身に直接配置するものとしてもよい。
【0014】
また、液晶表示装置13は、本実施形態では単一のものを配置した例であるが、任意画面サイズ・任意画面形状の液晶画面を複数個規則正しく配置若しくは不規則に配置することも可能である。
【0015】
なお、本発明に用いられる液晶表示装置13は、上記一例として挙げたものに限られず、他の液晶画面(ディスプレイ)を採用することを禁ずるものではない。また、TN(Twisted Nematic)方式の液晶ディスプレイ、若しくはSTN(Super Twisted Nematic)方式・DSTN(Dual−scan Super Twisted Nematic)方式の液晶ディスプレイ等を本発明の遊技機に組み込むものとしても良い。できる限り低価格な液晶ディスプレイを選択すれば遊技機全体のコスト低廉を図るという本発明の目的達成は成し得る。
【0016】
また、遊技者の背丈(例えば、立ち姿勢で遊技する遊技機の場合を想定)又は座高(遊技機用椅子に着座して遊技する遊技機の場合を想定)の高低によって、液晶表示装置13の視認性が異なることも考えられる。
このような点に着眼した場合、図示は省略するが、液晶表示装置13を上下・左右に揺動可能に支持する構成を採用してもよい。これによれば、液晶表示装置13の角度が遊技者の自由に調整でき、視認性を適宜簡単に調整でき、使用勝手にも大変優れる。
上記液晶表示装置13の上下・左右の揺動操作は、遊技者本人若しくは遊技店側にて遠隔操作可能としてもよい。この遠隔操作の技術的手段は周知の操作手段が本発明の範囲内で選択採用される。
【0017】
さらに、液晶表示装置13は、例えば、図示はしないが、一本乃至複数本の伸縮自在な伸縮腕杆(液晶画面引き出し装置)によって前方(遊技者方向)に引き出し可能な構成とすることも本発明の範囲内で採用可能である。
この伸縮腕杆等の液晶画面引き出し装置は、現在知られている構成を適宜本発明の範囲内で適用又は設計変更して用いることができる。これによれば、液晶表示装置13の遠近調整が簡単に行うことができ、遊技者の利用に供することができる。
【0018】
本実施形態は、独立した単体の遊技機1毎に液晶表示装置13を組み込んだ実施の形態を本発明の一例として説明したが、例えば、複数台の遊技機本体を単一の枠体内に組み込んで構成される、いわゆる島設備に上述した液晶表示装置13を配置することも可能で本発明の範囲内である。この場合、各遊技機の上方に位置する枠に液晶表示装置(ディスプレイ)13を組み込み、遊技者の視認し易い配置構成とする。この場合における液晶表示装置13の配置構成は第一実施形態で説明した種々の配置構成を援用することができる。
【0019】
なお、上述した本実施形態では、遊技機筐体1aの上方に液晶表示装置13を配置した実施の一形態について説明したが、液晶表示装置13は、遊技領域2を回避し、遊技者が見下ろす位置に配置する構成も本発明の範囲内であり、適宜実施の形態に応じて採用される。すなわち、遊技機筐体1aの下方に配置することが考えられる。
例えば図1を用いて説明すると、遊技機筐体1aを載置している設置台14の前面パネル部分14aに液晶表示装置13を配置する。
この場合において、液晶表示装置13は、遊技者の視認し易いように配置する。すなわち、液晶表示装置13は、遊技者側に向けて傾斜させて配置したり、遊技者の視界領域に視野角が入るように配置するのが望ましい。これら配置構成は、第一実施形態の説明を援用することができるが、上方向への視野角を下方向への視野角に比して広くし、遊技者から視認し易い範囲に配置する。
【0020】
本実施形態では、図示した大型の業務用コイン式遊技機1をもって説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内において、業務用ゲーム機、コイン遊技機(パチスロ機)、若しくは弾球遊技機(パチンコ機)等の遊技機全般に適用可能である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技機本体を構成する遊技機筐体の上部に遊技情報を表示する上筐体を配設してなる遊技機であって、前記上筐体の表示面位置に、視野角が下方に広がった液晶表示装置を設けてなる構成としたため、遊技機全体のコスト高騰を抑えつつ遊技者の視認性を満足した遊技機を提供することができた。
【0022】
また、液晶表示装置は、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くして配置したり、遊技者側に向けて画面を傾斜させて配置するものとすれば、遊技者の視認性を満足することができる。
【0023】
また、液晶表示装置の近傍に遮光部を備えた構成とすれば、遮光部が外光を遮り、液晶表示装置の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明遊技機の一実施形態で、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。
【図2】液晶表示装置を遊技者側に向けて傾斜配置した状態の概略を示す部分拡大斜視図。
【図3】液晶表示装置の視野角を表現した概略図で、(a)は通常の液晶表示装置の視野角を表した図、(b)は通常の液晶表示装置を180度回転させて本発明に合わせて調整した視野角を表した図、(c)は液晶表示装置を遊技者側に向けて傾斜させた状態の視野角を表した図。
【符号の説明】
1:遊技機
1a:遊技機筐体
2:遊技領域(メイン液晶画面)
12:トップボックス
12a:上筐体
13:液晶表示装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務用ゲーム機、コイン遊技機(パチスロ機)、弾球遊技機(パチンコ機)等の遊技機であって、遊技領域を回避した位置に液晶画面を備えた遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の遊技者は、単なる遊技のみには飽き足らず何らかの付加価値、例えば配当表・大当たり回数・大当たり確率等の遊技状態のデータなどが確認できたり、またメインの画面以外の画面でセカンドゲームを楽しめたり等の遊技性を遊技機に求める傾向がある。
例えば従来の業務用ゲーム機には、遊技機における遊技性等を高めるため、メインの遊技領域(表示画面)の他に、該遊技領域の上方にCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイを配置しているものがある。そして、そのディスプレイに、配当表等の遊技状態のデータやセカンドゲームあるいは遊技台の大当たり情報や入れ替え情報等の情報表示を提供していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特表2002−530167号公報(第19頁,図1,図5,図13)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような先行技術には次の課題を有していた。
CRT等の重量のあるディスプレイを遊技機の上方に配置するためには、その重量に十分耐え得る構造を採らなければならず、その重量構造に要する材料・施工コスト等の関係から遊技機全体のコストが高騰する。
また、CRTディスプレイの場合、電力消費量が多くランニングコストも高い。
この場合において、CRTディスプレイに代え、値段が安く小電力である液晶ディスプレイを配置することも考えられるが、液晶ディスプレイの場合、CRTディスプレイと比して視野角の問題がある。
昨今の液晶ディスプレイには、視野角の問題を解消し、CRTと同程度の視野角を有するものもある。よって、この視野角の問題は、単に視野角の広い液晶ディスプレイを採用すれば解消はされるとも考えられる。
しかし、このような液晶ディスプレイは高価格で、遊技機全体のコストが騰がり、結果的には遊技機全体のコスト高騰化につながってしまう。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技機全体のコスト高騰を抑えつつ遊技者の視認性を満足した遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明がなした技術的手段は、遊技機本体を構成する遊技機筐体1aの上部に遊技情報を表示する上筐体を配設してなる遊技機であって、前記上筐体の表示面位置に、視野角が下方に広がった液晶表示装置13を設けことである。
これにより、遊技者が、遊技領域2とは別の位置に配置された液晶表示装置13により、各配当表の確認やサブゲーム等を視認性良く見ることができると共に、遊技機全体のコスト低廉も図れる。
上記液晶表示装置13は、上下方向を逆転させて配置することで視野角が下方に広がるため、遊技者の視認性を満足する。
さらに、液晶表示装置は、上筐体の表示面に対して下端側を奥行方向に配置させることで傾斜して設けるものとすれば、より一層視野角が下方に広がるため、遊技者の視認性を満足する。
また、上筐体は、液晶表示装置13の下端側近傍に遮光部を形成してもよい。これによれば遮光部が外光を遮り、液晶表示装置13の視認性を向上させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る遊技機について図を参照して説明する。なお、本実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず何等これに限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
図は、本発明遊技機の一実施形態を示し、図示例の遊技機1は、大型の業務用コイン式遊技機(スロットマシン)で、設置台14上に遊技機1を載置固定した略人の背丈程の高さを有しているものである。
図中、2はリール3部分の前面に透明液晶4を備えて構成されるメイン液晶画面(本実施形態においてこのリール3部分を含んだメイン液晶画面全体を遊技領域という。以下同じ。)、5は遊技機1に使用される各種操作ボタンなどを備えているコントロールパネル、6は紙幣挿入口、7はコイン(メダル)投入口、8はベリードア、9は払いだされたコイン(メダル)を受けるコイントレー、10はスピーカ、11はタワーライトを夫々示す。
そして、遊技機1の筐体1a上方、例えば本実施形態では、遊技機筐体1aの上部にトップボックス12と称呼される遊技情報を表示する上筐体12aを遊技機筐体1aと一体的に固定し、このトップボックス12の表示面位置(遊技者方向)に液晶表示装置13を配置している。
すなわち、本発明は、遊技機1の遊技領域2を回避した任意の位置に液晶表示装置13を配置し、この液晶表示装置13の配置が遊技者の視認性の良い配置構成であるとした点に特徴的な要素を有している。
従って、この液晶表示装置13の配置構成を中心に以下の通り詳述し、その他の遊技機構成部分については、現在知られている遊技機の各構成、若しくは当業者において将来予想し得る程度の遊技機の各構成が、本発明の範囲内で適用・設計変更可能であるため、液晶表示装置13の配置構成以外の構成についての説明は省略する。なお、図示しない他の構成を本発明の範囲内で適宜採用することは可能である。
【0007】
液晶表示装置13は、例えば、画像、文字情報などの任意の表示を行う従来周知の所望な液晶画面が適用される。
遊技機1全体のコスト低廉化を図る場合には、低価格な液晶画面を選択するのが良い。このような低価格な液晶画面としては、例えば、TFT(Thin Film Transistor)方式の液晶ディスプレイ等が一例として挙げられる。
上記提示した液晶ディプレイは、低コストのものほど画面に対する視野角が狭くなる傾向がある。
そこで、本発明では、低コストの液晶ディスプレイを用いた場合に、視野角が狭くなるという問題を解消するため、次のような技術的手段を講じている。
【0008】
本実施形態では、上述の通り、遊技機筐体1aの上方に配置した上筐体12a内にて、画面前面を遊技者側に向け(図中、矢印Aで示す方向が遊技者側)、かつ遊技者の視認し易い位置に液晶表示装置13を配置している。
液晶表示装置13は、通常は、図3(a)に示したように、画面に対して上方向への視野角が下方向への視野角に比して広いものである。しかし、このような大型の遊技機1の上筐体12a内に配置した形態の場合では、遊技者は下から液晶表示装置13を見上げるような状態となるため、通常の状態のまま液晶表示装置13を上筐体12aの前面に配置したのでは、下方向の視野角が狭いため、遊技者の視認性が劣ることとなる。
従って、本実施形態のような場合、図3(b)のように、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くするようにした(視野角が下方に広がった)液晶表示装置13を配置する。
具体的には、図3(b)のように、通常の液晶ディスプレイを180度回転させて上下逆転した状態で配置し、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くする手段などが採用される。
すなわち、遊技者の標準的な視界領域に視野角が入るようであれば、この液晶表示装置13は遊技機1の設置面に対して垂直若しくは僅かに遊技者側に向けて傾斜させる配置構成でもよい。
【0009】
液晶表示装置13は、遊技者側に向けて画面を傾斜、すなわち、図1・図2及び図3(c)に示したように、上筐体12aの表示面に対して下端側13cを奥行き方向(画面の上端13b側を基点として、図中矢印Bにて示す方向へ下端13c側を上筐体12a内方にずらす)に配置させることで、画面13aを遊技者側に傾斜させて配置する。
【0010】
この液晶表示装置13の傾斜角は、遊技者の標準的な視界領域に視野角が入るように選定するが、特に限定はされず、例えば約7度程度の傾斜が好ましい一例として挙げられる。この場合、遊技者の標準的な視界領域に視野角が入るよう傾斜配置が可能であれば、通常の液晶画面(画面に対して上方向への視野角が下方向への視野角に比して広い図3(a)状態)をそのまま用いることも可能である。
【0011】
さらに、上述のように視野角を調整した(画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くした図3(b)状態)液晶表示装置13を、遊技者側に向けて傾斜させるとした構成にすればさらに遊技者の視認性は向上する。
【0012】
上述のように、液晶表示装置13の下端側13cを上筐体12aの表示面に対して奥行き方向に配置させることで画面を遊技者側に傾斜させる構成とすることで、図2に示すように、液晶表示装置13の上下左右には上筐体12aの筐体壁面12b,12b…が、画面13aの前面位置よりも前方に備えられる構成となっている。これにより、液晶表示装置13の上下左右に位置する筐体壁面12b,12b…が外光を遮蔽する遮光部として作用するため、液晶表示装置13が外光の影響を受け難くなる。
また、液晶表示装置13の近傍に、必要に応じて別途遮光部を備える構成を採用してもよい。遮光部の形状などは限定されない。
【0013】
液晶表示装置13の画面サイズ・画面形状などは特に限定されず遊技機の仕様に合わせて任意に選択可能である。
なお、本実施形態では、遊技機筐体1aの上方に別途配置固定した上筐体12aに液晶表示装置13を備えた実施の一形態であるが、遊技機筐体1aの遊技領域2を回避した位置にこの液晶表示装置13を配置することが可能であれば遊技機筐体1a自身に直接配置するものとしてもよい。
【0014】
また、液晶表示装置13は、本実施形態では単一のものを配置した例であるが、任意画面サイズ・任意画面形状の液晶画面を複数個規則正しく配置若しくは不規則に配置することも可能である。
【0015】
なお、本発明に用いられる液晶表示装置13は、上記一例として挙げたものに限られず、他の液晶画面(ディスプレイ)を採用することを禁ずるものではない。また、TN(Twisted Nematic)方式の液晶ディスプレイ、若しくはSTN(Super Twisted Nematic)方式・DSTN(Dual−scan Super Twisted Nematic)方式の液晶ディスプレイ等を本発明の遊技機に組み込むものとしても良い。できる限り低価格な液晶ディスプレイを選択すれば遊技機全体のコスト低廉を図るという本発明の目的達成は成し得る。
【0016】
また、遊技者の背丈(例えば、立ち姿勢で遊技する遊技機の場合を想定)又は座高(遊技機用椅子に着座して遊技する遊技機の場合を想定)の高低によって、液晶表示装置13の視認性が異なることも考えられる。
このような点に着眼した場合、図示は省略するが、液晶表示装置13を上下・左右に揺動可能に支持する構成を採用してもよい。これによれば、液晶表示装置13の角度が遊技者の自由に調整でき、視認性を適宜簡単に調整でき、使用勝手にも大変優れる。
上記液晶表示装置13の上下・左右の揺動操作は、遊技者本人若しくは遊技店側にて遠隔操作可能としてもよい。この遠隔操作の技術的手段は周知の操作手段が本発明の範囲内で選択採用される。
【0017】
さらに、液晶表示装置13は、例えば、図示はしないが、一本乃至複数本の伸縮自在な伸縮腕杆(液晶画面引き出し装置)によって前方(遊技者方向)に引き出し可能な構成とすることも本発明の範囲内で採用可能である。
この伸縮腕杆等の液晶画面引き出し装置は、現在知られている構成を適宜本発明の範囲内で適用又は設計変更して用いることができる。これによれば、液晶表示装置13の遠近調整が簡単に行うことができ、遊技者の利用に供することができる。
【0018】
本実施形態は、独立した単体の遊技機1毎に液晶表示装置13を組み込んだ実施の形態を本発明の一例として説明したが、例えば、複数台の遊技機本体を単一の枠体内に組み込んで構成される、いわゆる島設備に上述した液晶表示装置13を配置することも可能で本発明の範囲内である。この場合、各遊技機の上方に位置する枠に液晶表示装置(ディスプレイ)13を組み込み、遊技者の視認し易い配置構成とする。この場合における液晶表示装置13の配置構成は第一実施形態で説明した種々の配置構成を援用することができる。
【0019】
なお、上述した本実施形態では、遊技機筐体1aの上方に液晶表示装置13を配置した実施の一形態について説明したが、液晶表示装置13は、遊技領域2を回避し、遊技者が見下ろす位置に配置する構成も本発明の範囲内であり、適宜実施の形態に応じて採用される。すなわち、遊技機筐体1aの下方に配置することが考えられる。
例えば図1を用いて説明すると、遊技機筐体1aを載置している設置台14の前面パネル部分14aに液晶表示装置13を配置する。
この場合において、液晶表示装置13は、遊技者の視認し易いように配置する。すなわち、液晶表示装置13は、遊技者側に向けて傾斜させて配置したり、遊技者の視界領域に視野角が入るように配置するのが望ましい。これら配置構成は、第一実施形態の説明を援用することができるが、上方向への視野角を下方向への視野角に比して広くし、遊技者から視認し易い範囲に配置する。
【0020】
本実施形態では、図示した大型の業務用コイン式遊技機1をもって説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内において、業務用ゲーム機、コイン遊技機(パチスロ機)、若しくは弾球遊技機(パチンコ機)等の遊技機全般に適用可能である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技機本体を構成する遊技機筐体の上部に遊技情報を表示する上筐体を配設してなる遊技機であって、前記上筐体の表示面位置に、視野角が下方に広がった液晶表示装置を設けてなる構成としたため、遊技機全体のコスト高騰を抑えつつ遊技者の視認性を満足した遊技機を提供することができた。
【0022】
また、液晶表示装置は、画面に対して下方向への視野角を上方向への視野角に比して広くして配置したり、遊技者側に向けて画面を傾斜させて配置するものとすれば、遊技者の視認性を満足することができる。
【0023】
また、液晶表示装置の近傍に遮光部を備えた構成とすれば、遮光部が外光を遮り、液晶表示装置の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明遊技機の一実施形態で、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。
【図2】液晶表示装置を遊技者側に向けて傾斜配置した状態の概略を示す部分拡大斜視図。
【図3】液晶表示装置の視野角を表現した概略図で、(a)は通常の液晶表示装置の視野角を表した図、(b)は通常の液晶表示装置を180度回転させて本発明に合わせて調整した視野角を表した図、(c)は液晶表示装置を遊技者側に向けて傾斜させた状態の視野角を表した図。
【符号の説明】
1:遊技機
1a:遊技機筐体
2:遊技領域(メイン液晶画面)
12:トップボックス
12a:上筐体
13:液晶表示装置
Claims (4)
- 遊技機本体を構成する遊技機筐体の上部に遊技情報を表示する上筐体を配設してなる遊技機であって、
前記上筐体の表示面位置に、視野角が下方に広がった液晶表示装置を設けてなることを特徴とする遊技機。 - 液晶表示装置は、上下方向を逆転させて配置してなることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 液晶表示装置は、上筐体の表示面に対して下端側を奥行方向に配置させることで傾斜して設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 上筐体は、液晶表示装置の下端側近傍に遮光部を形成してなることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003136859A JP2004337331A (ja) | 2003-05-15 | 2003-05-15 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003136859A JP2004337331A (ja) | 2003-05-15 | 2003-05-15 | 遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004337331A true JP2004337331A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33526661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003136859A Pending JP2004337331A (ja) | 2003-05-15 | 2003-05-15 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004337331A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005165299A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-23 | Aruze Corp | 液晶表示装置および遊技機 |
-
2003
- 2003-05-15 JP JP2003136859A patent/JP2004337331A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005165299A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-23 | Aruze Corp | 液晶表示装置および遊技機 |
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