JP2004338741A - 製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下のシール体34,36および上下の癖付け部材48,50が相互に近接し、筒状フィルムfの物品10を挟む前後を挟持し、該フィルムfにエンドシール42が施されると共に折り癖52が付与される。筒状フィルムfがナイフ44により切断されると共に、両シール体34,36が相互に離間移動して筒状フィルムfを解放した後のタイミングで、折り癖52が付与されたフィルム耳部46に向けて、エアーノズル54から圧縮エアーが下方から吹き付けられる。これにより、フィルム耳部46は圧縮エアーの押圧力によって、折り癖52の部分を基点として上方に折り曲げ形成されると共に折り癖52が瞬時に冷却されることで、その折り曲げ状態は維持される。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
横型製袋充填機で製造された包装体における物品収容部から外方に延在するエンドシール部(フィルム耳部)の折り曲げを容易とするため、物品が収容された筒状フィルムにエンドシールを施す際に、エンドシール部に予じめ折り癖を付与する方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−354212号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1で得られる包装体においては、エンドシール部の折り癖が形成された位置からシール部先端までに延在する部位は、略真っ直ぐな状態となっている。そのため、折り癖の部分でエンドシール部を折り曲げる場合は、包装機の下流側に折曲げ装置等を別途設けて折り曲げる必要がある。また、例えば包装機の下流側に包装体を移送する際にエンドシール部を折り曲げてラベルを貼り付ける場合、あるいは折り曲げて底部にシール部を貼着するような場合においても、折り癖の部分からエンドシール部を折り曲げるための折曲げ装置等を貼着装置とは別に設ける必要があった。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、従来の技術に係る前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、筒状フィルムにエンドシールを施す際に、併せて物品収容部から外方に延出するフィルム耳部を一方に向けて折り曲げることができる製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法は、
物品が収容された筒状フィルムを、製袋充填機のエンドシール機構における一対のシール体で挟持してエンドシール・切断を施す際に、前記筒状フィルムを加熱された一対の癖付け部材により挟持して横断方向に折り癖を付与し、この折り癖が付与されて物品収容部から外方に延在するよう切断されたフィルム耳部に圧縮エアーを吹き付けて、該フィルム耳部を前記折り癖から折り曲げると共に、前記折り癖を冷却して折り曲げ状態を維持するようにしたことを特徴とする。
【0007】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ装置は、
エンドシール機構における一対のシール体で、物品が収容された筒状フィルムを挟持してエンドシール・切断を施す製袋充填機において、
前記筒状フィルムを挟持して該フィルムの横断方向に折り癖を付与する加熱された一対の癖付け部材と、
前記シール体に配設され、該シール体によるエンドシール時に前記筒状フィルムを切断するナイフと、
前記折り癖が付与されて物品収容部から外方に延在するよう前記ナイフで切断されたフィルム耳部に圧縮エアーを吹き付けて、前記折り癖から折り曲げる吹付け手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法および装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0009】
図1は、本発明の実施例に係る製袋充填機としての横型製袋充填機の全体構成を示すものであって、該包装機は、物品10を所定間隔毎に供給する供給コンベヤ12を備える。この供給コンベヤ12の下流側に、上方に開放するコ字状の製袋手段としての製袋器14が配設され、物品移送路の下方に配置した供給源16から繰出しローラ18,18により繰出される帯状フィルムFが、該製袋器14に下方から供給されて略U字状の筒状に成形され、この筒状フィルムfに供給コンベヤ12から物品10が受渡し供給されるようになっている。
【0010】
前記製袋器14の下流側には、該製袋器14を経て水平に移送される筒状フィルムfの下方に移送面を略水平に臨ませた第1移送コンベヤ20が配設され、該コンベヤ20は後述するエンドシール機構32の配設位置まで延在している。この第1移送コンベヤ20は、筒状フィルムfの移送路の下方を略水平に循環走行する無端ベルト22で構成され、筒状フィルムfに載置された物品10を、該フィルムfと共に下方から支持して下流側に向けて略水平に移送するよう構成される。
【0011】
前記第1移送コンベヤ20の上方に一対の送りローラ24,24(一方のみ図示)が配設され、該ローラ24,24により筒状フィルムfの移送方向に沿う重合面が挟圧されて、該フィルムfが下流側に移送されるよう構成される。また送りローラ24,24の下流側に、一対のシールローラ26,26(一方のみ図示)が配設され、該ローラ26,26により筒状フィルムfの重合部を挟圧することによって、該フィルムfにおける物品10が収容される物品収容部28の上側にセンターシール30(図7参照)が施されるようになっている。なお、第1移送コンベヤ20では、無端ベルト22がフィルム移送速度と略同速となるよう設定してある。
【0012】
前記シールローラ26,26の下流側に配設したエンドシール機構32には、内蔵ヒータにより加熱される一対のシール体34,36が、筒状フィルムfの移送路を挟んで上下の関係で対向して設けられている(図4参照)。そして、このエンドシール機構32では、フィルム移送方向の上流側で相互に近接して当接されて筒状フィルムfを挟持したシール体34,36を、筒状フィルムfの移送方向に沿って同期的に移動すると共に、相互に離間して後退し、再び相互に当接して移動する運動を繰返す、所謂ボックスモーションを行なわせるよう構成してある。上側の第1シール体34と下側の第2シール体36との対向面には、フィルム移送方向と直交する幅方向に沿って直線的に延在する一対のシール面38,40がフィルム移送方向に離間して夫々形成されており(図5参照)、筒状フィルムfにおける物品10を挟む前後位置に、上下で対向するシール面38,38および40,40で幅方向に沿うエンドシール42を夫々施すよう構成される。
【0013】
前記一方(実施例では上側)の第1シール体34には、前記シール面38,40の間を進退移動可能なナイフ44が配設され、両シール体34,36の当接時に、両シール面38,40の間に臨む筒状フィルムfをその横断方向に沿って切断するよう構成されている。これにより、筒状フィルムfにおける物品収容部28から外方に延在すると共にエンドシール42が形成されたフィルム耳部46が形成されるようになっている。
【0014】
前記エンドシール機構32には、前記フィルム耳部46に折り癖52を付与する一対の癖付け部材48,50と、該耳部46に向けて圧縮エアーを吹き付けて折り曲げる吹付け手段としてのエアーノズル54とを基本的に備える折曲げ装置が配設される。すなわち、前記シール体34,36における上流側の側面(上流側のシール面38,38の側方)には、図2,図5および図6に示す如く、上下の関係で対向する一対の癖付け部材48,50が配設されており、両癖付け部材48,50の幅寸法は、筒状フィルムfの幅寸法より長く設定される。そして両癖付け部材48,50は、筒状フィルムfにおける収容されている物品10,10間の部位をシール体34,36が挟持したときに、そのエンドシール位置の上流側で前記物品収容部28との間(物品10,10間)を挟持してエンドシール42に沿う横断方向の折り癖52を幅方向の全長に亘って付与するよう構成される。上側の癖付け部材48における下端縁(対向縁)は断面山形に形成されると共に、下側の癖付け部材50における上端縁(対向縁)は断面谷形に形成され、上下の端縁を筒状フィルムfを挟んで噛合することで、該フィルムfに折り癖52を確実に付与し得るようになっている。また、両癖付け部材48,50の噛合位置(フィルム挟持位置)は、前記シール体34,36のフィルム挟持位置よりフィルム耳部46の後述する折り曲げ方向とは反対側(実施例では下側)に位置するよう設定され、折り曲げられた該耳部46の先端が包装体底面の範囲外に延出するのを防止するよう構成される。なお、フィルム耳部46の折り曲げ方向(実施例では上方)側の癖付け部材の端縁を山形に形成することで、折り曲げが容易となる。また、実施例の癖付け部材48,50は、シール体34,36と接触することで加熱されるよう構成され、筒状フィルムfを挟持した際に折り癖52をより確実に付与し得るようにしてある。
【0015】
図3に示す如く、下側の第2シール体36における下流側の側面に近接する位置(下流側のシール面40の側方)に、図示しない圧縮エアーの供給源に接続するエアーノズル54が幅方向に延在するよう配設される。このエアーノズル54は、第2シール体36の下部に配設した支持ベース55に保持部材57,57を介して保持されると共に、前記癖付け部材48,50により折り癖52が付与されたフィルム耳部46(包装体60における下流側のフィルム耳部46)に向けて下方から圧縮エアーを吹き付ける噴射孔(図示せず)が多数穿設されている。なお、保持部材57,57に対してエアーノズル54は、前記噴射孔による圧縮エアーの吹き付け向きが調節可能に設定してある。またエアーノズル54からは、前記シール体34,36がエンドシール後に離間した後の適宜のタイミングで圧縮エアーをフィルム耳部46に向けて吹き付けるよう設定され、該エアーの押圧力によって該フィルム耳部46を、筒状フィルムfにおけるセンターシール30が位置する上方に向けて折り曲げるよう構成される。
【0016】
前記筒状フィルムfの移送方向において、両シール体34,36を挟んだ前後に、フィルム移送路を挟む幅方向に対向する一対のガセット成形部材62,62が夫々配設されて、両シール体34,36のフィルム移送方向への移動に伴って一体的に移動可能に構成される。また、対をなすガセット成形部材62,62は、フィルム移送路から退避する退避位置とフィルム移送中心に向けて移動した押込み位置との間を水平移動するよう構成されている。そして、各ガセット成形部材62,62は、前記両シール体34,36の上下動に同期して相互に近接離間移動され、その近接時(押込み位置への移動時)に前記筒状フィルムfにおけるエンドシール位置を挟む前後の幅方向両側を内側に押込んでガセット64,64(図7参照)を成形するよう構成される。なお、上流側のガセット成形部材62,62は、図5に示す如く、前記癖付け部材48,50による挟持位置と物品収容部28との間に臨む筒状フィルムfを押込むよう位置決めされている。
【0017】
前記ガセット成形部材62,62が押込み位置へ移動するタイミングは、上下のシール体34,36が当接する前に設定されると共に、両シール体34,36が筒状フィルムfを挟んでエンドシール42を施した後の適宜タイミングで、ガセット成形部材62,62が退避位置に復帰するよう設定される。
【0018】
前記エンドシール機構32の下流側には、図1に示す如く、前記第1移送コンベヤ20の移送面と同一レベルを略水平に循環走行する無端ベルト58で構成される第2移送コンベヤ56が配設される。この第2移送コンベヤ56の無端ベルト58は、第1移送コンベヤ20の無端ベルト22の速行速度よりも高速となるよう設定され、エンドシール機構32の両シール体34,36によりエンドシール・切断された先行の包装体60を、後続の未包装体から確実に切離して排出し得るよう構成されている。
【0019】
前記第1移送コンベヤ20および第2移送コンベヤ56のエンドシール機構32を指向する先端は、前記第2シール体36と同期してフィルム移送方向に往復動するよう構成されると共に、第2シール体36の上下動に対応して相互に離間・近接するよう設定される。すなわち、第2シール体36が最下点に位置した状態では、両コンベヤ20,56の先端が相互に近接して、筒状フィルムfに収容されている物品10のコンベヤ間の受渡しを良好に行なわせ、また第2シール体36の上昇移動と共に先端が相互に離間して、第2シール体36の上昇移動を許容する隙間を形成するよう構成されている。
【0020】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るフィルム耳部の折曲げ装置の作用につき、折曲げ方法との関係で説明する。
【0021】
前記物品10が供給された筒状フィルムfは、フィルム移送速度と略同速で走行する前記第1移送コンベヤ20により下流側に移送されると共に、前記エンドシール機構32の上下のシール体34,36は適宜のタイミングで相互に近接する。このとき、第1移送コンベヤ20および第2移送コンベヤ56のエンドシール機構32を指向する夫々の先端が相互に離間し、その間に生じた隙間を介して第2シール体36が移送路の上方に延出し、第1シール体34との間で筒状フィルムfの物品10,10間を挟持する。またシール体34,36に配設されて加熱された前記癖付け部材48,50が、図5に示す如く、筒状フィルムfにおけるシール体34,36による挟持位置(エンドシール位置)の上流側で物品収容部28との間を、該シール体34,36の挟持位置より下側で挟持する。
【0022】
前記両シール体34,36が当接する前のタイミングにおいて、前記ガセット成形部材62,62が相互に近接して筒状フィルムfの幅方向両側を内側に押込むことで(図4参照)、前記シール体34,36によりエンドシール42が施される対応位置の筒状フィルムfの幅方向両側にガセット64,64が成形される。そして一対のシール体34,36が、筒状フィルムfの移送に伴って所要距離だけ略水平に移動している間に、筒状フィルムfにエンドシール42が形成されると共に前記ナイフ44により切断され、これにより前記物品収容部28から外方に延在するフィルム耳部46が形成される。また、筒状フィルムfにおける前記癖付け部材48,50による挟持位置には、幅方向に亘って線状の折り癖52が付与される。なお、フィルム耳部46には、図7に示す如く、ガセット成形部材62,62により対応箇所にガセット64,64が成形されるから、該耳部46が折り曲げられる包装体底面(物品10の下流側端面)を略角底状に形成でき、また折り曲げられたフィルム耳部46の幅は包装体60の底面の幅と略同一寸法となり、包装の見栄えを損ねることがない。
【0023】
前記ガセット成形部材62,62が退避位置に復帰し、また前記一対のシール体34,36が相互に離間移動して筒状フィルムfを解放すると、エンドシール・切断の施された包装体60は、高速で運転されている第2移送コンベヤ56によりエンドシール機構32から速やかに下流側に移送される。このとき、筒状フィルムfの移送と共に後続の未包装体における物品収容部28の下流側に延在して折り癖52が付与されたフィルム耳部46が下流側に向けて所定距離前進するのに伴って、予め位置決め設定されたエアーノズル54の噴射孔の吹き出し向きとの関係で決定される適切なタイミングによって該フィルム耳部46に向けて、前記エアーノズル54から圧縮エアーが下方から吹き付けられる(図6参照)。これによって当該フィルム耳部46は、圧縮エアーの押圧力によって、前記折り癖52の部分を基点としてセンターシール30が臨む上方に折り曲げ形成される。この折り癖52の部分は、シール体34,36に接触して温度上昇している癖付け部材48,50により加熱されて軟化しているから、圧縮エアーの押圧力によって容易に折り曲げられる。また、該フィルム耳部46が折り曲げ形成された状態で、前記折り癖52は圧縮エアーによって瞬時に冷却されることで、その折り曲げ状態は維持される。すなわち、筒状フィルムfにエンドシール42を施すのに併せてフィルム耳部46を折り曲げることができるから、該耳部46を折曲げるための折曲げ装置を下流側に別途設ける必要はない。なお、シール体34,36により加熱されて軟化しているエンドシール42が圧縮エアーによって冷却されることで、その密封性を高める効果もある。
【0024】
前記第2移送コンベヤ56により下流側に移送される包装体60は、図6に示す如く、その下流側のフィルム耳部46が折り曲げ形成されているから、ラベリング装置によって折り曲げられた耳部46に、例えば製品の品質保持期限その他が表示されたラベルを簡単に貼着することができ、該耳部側が底面となった自立し得る包装袋を得ることができる。すなわち、ラベリング装置とは別に折曲げ装置を包装機の下流側に設置する必要はなく、機械構成を簡略化することができる。また、前述したように癖付け部材48,50のフィルム挟持位置を、シール体34,36のフィルム挟持位置に対してフィルム耳部46の折り曲げ方向とは反対の下側となるよう設定したことで、折り癖52を基点として包装体底面に沿って折り曲げられたフィルム耳部46の先端が、該底面の範囲外に延出するのを防止して見栄えが悪くなるのを抑制し得る。しかも、包装体60を立てた際の底面のだぶつきをなくすことができ、該包装体60を安定して自立させることができる。
【0025】
【変更例】
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例ではフィルム耳部46の折曲げ方法および装置を、横型製袋充填機に適用した例としたが、縦型製袋充填機にも適用できる。
2.包装体60における物品収容部28を挟む一方のフィルム耳部46のみを折り曲げるものに限らず、包装体60の両フィルム耳部46,46を折り曲げるものとしても採用できる。この場合は、シール体34,36を挟む前後に一対の癖付け部材48,50およびエアーノズル54を夫々配設し、各エアーノズル54から対応するフィルム耳部46に向けて圧縮エアーを吹き付けることで対応し得る。
3.実施例では癖付け部材48,50をシール体34,36により加熱する場合で説明したが、該癖付け部材48,50をシール体34,36とは別部材に配設して、内蔵したヒータ等の加熱手段により加熱する構成を採用し得る。
4.シール体34,36のシール目を、実施例の癖付け部材48,50における対向縁と同様の形状、その他線シール状とすることで、別部材としての癖付け部材48,50を省略してシール体34,36自体を癖付け部材として兼用させることができる。また、シール体34,36における上流側のシール面38,38を省略して、加熱された癖付け部材48,50で折り癖52と共にシールを施す構成を採用し得る。なお、このときのシールに関しては、必ずしも密封シールでなくてもよい。
5.癖付け部材48,50の噛合位置(フィルム挟持位置)は実施例に限らず、シール体34,36のフィルム挟持位置に対してフィルム耳部46の折り曲げ方向あるいは反対方向に偏位しないよう設定されていてもよい。
6.実施例では、フィルム耳部46の折り曲げ方向を上方に位置するセンターシール30の方向となる上方(一方)に向けて折り曲げるようにしたが、センターシール30の反対方向となる下方(他方)に向けて折り曲げるようにしてもよい。また、下方にセンターシール30を形成し、そのシール30に対して上下何れか一方に向けて折り曲げるようにしてもよい。
7.下側のシール体36における下流側のシール面40の側方にエアーノズル54を配設したが、該ノズル54からの圧縮エアーの吹き出し方向がフィルム耳部46を折り曲げ形成し得る方向に指向するように設定されていれば、その位置に限らず上流側のシール面38の側方あるいは、シール体36とは別部材に配設される構成を採用し得る。なお、フィルム耳部46を下方に向けて折り曲げる場合は、上側のシール体34の前後あるいは別部材にエアーノズル54を配設する構成となる。
8.シール体34,36はボックスモーション式のものに限らず、筒状フィルムfを間欠停止したときに開閉作動のみするものにも適用し得る。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明の請求項1および2に係る製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法および装置によれば、筒状フィルムにエンドシールを施すに際し、折り癖を付与したフィルム耳部に圧縮エアーを吹き付ける簡単な処置によって、その押圧力でフィルム耳部を折り曲げると共に瞬時に冷却して折り曲げ状態を維持することができる。
【0027】
また、請求項3および4に係る折曲げ方法および装置では、筒状フィルムにガセットを成形するよう構成したから、フィルム耳部が折り曲げられる包装体底面を略角底状に形成でき、自立安定性が向上する。更に、折り曲げられたフィルム耳部の幅は包装体の底面の幅と略同一寸法となり、包装の見栄えを損ねることがない。
【0028】
請求項5および6に係る折曲げ方法および装置では、癖付け部材のフィルム挟持位置を、シール体のフィルム挟持位置よりフィルム耳部の折り曲げ方向とは反対側に位置するよう設定したから、折り曲げられた該耳部の先端が包装体底面の範囲外に延出するのを防止し、包装の見栄えが損なわれることはない。しかも、包装体を立てた際の底面のだぶつきをなくすことができ、該包装体を安定して自立させ得る。
【0029】
請求項7に係る折曲げ装置では、シール体で形成されるエンドシールと物品収容部との間の筒状フィルムを癖付け部材で挟持して折り癖を付与するから、筒状フィルムの物品を挟む前後にエンドシールを施した包装体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る折曲げ装置を採用した横型製袋充填機を示す概略構成図である。
【図2】実施例に係るエンドシール機構を上流側から視た要部側面図である。
【図3】実施例に係るエンドシール機構を下流側から視た要部側面図である。
【図4】実施例に係るエンドシール機構およびガセット成形部材を下流側から視た要部側面図である。
【図5】実施例に係るエンドシール機構のシール体および折曲げ装置の癖付け部材により筒状フィルムを挟持した状態を示す動作説明図である。
【図6】実施例に係るエンドシール機構のシール体が離間して圧縮エアーによりフィルム耳部が折り曲げられる状態を示す動作説明図である。
【図7】実施例に係る横型製袋充填機で得られた包装体を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 物品
28 物品収容部
32 エンドシール機構
34 第1シール体(シール体)
36 第2シール体(シール体)
42 エンドシール
44 ナイフ
46 フィルム耳部
48 癖付け部材
50 癖付け部材
52 折り癖
54 エアーノズル(吹付け手段)
62 ガセット成形部材
64 ガセット
f 筒状フィルム
Claims (7)
- 物品(10)が収容された筒状フィルム(f)を、製袋充填機のエンドシール機構(32)における一対のシール体(34,36)で挟持してエンドシール・切断を施す際に、前記筒状フィルム(f)を加熱された一対の癖付け部材(48,50)により挟持して横断方向に折り癖(52)を付与し、この折り癖(52)が付与されて物品収容部(28)から外方に延在するよう切断されたフィルム耳部(46)に圧縮エアーを吹き付けて、該フィルム耳部(46)を前記折り癖(52)から折り曲げると共に、前記折り癖(52)を冷却して折り曲げ状態を維持するようにした
ことを特徴とする製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法。 - エンドシール機構(32)における一対のシール体(34,36)で、物品(10)が収容された筒状フィルム(f)を挟持してエンドシール・切断を施す製袋充填機において、
前記筒状フィルム(f)を挟持して該フィルム(f)の横断方向に折り癖(52)を付与する加熱された一対の癖付け部材(48,50)と、
前記シール体(34,36)に配設され、該シール体(34,36)によるエンドシール時に前記筒状フィルム(f)を切断するナイフ(44)と、
前記折り癖(52)が付与されて物品収容部(28)から外方に延在するよう前記ナイフ(44)で切断されたフィルム耳部(46)に圧縮エアーを吹き付けて、前記折り癖(52)から折り曲げる吹付け手段(54)とを備える
ことを特徴とする製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ装置。 - 前記筒状フィルム(f)にエンドシール(42)を施す際に、該フィルム(f)における幅方向の両側にガセット(64,64)を成形する請求項1記載の製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法。
- 前記筒状フィルム(f)の幅方向両側から該フィルム(f)を押込んでガセット(64,64)を成形するガセット成形部材(62,62)を有する請求項2記載の製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ装置。
- 前記折り癖(52)は、前記シール体(34,36)のフィルム挟持位置よりフィルム耳部(46)の折り曲げ方向とは反対側に位置している請求項1または3記載の製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ方法。
- 前記癖付け部材(48,50)のフィルム挟持位置は、前記シール体(34,36)のフィルム挟持位置よりフィルム耳部(46)の折り曲げ方向とは反対側に位置している請求項2または4記載の製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ装置。
- 前記癖付け部材(48,50)は、前記シール体(34,36)で形成されるエンドシール(42)と物品収容部(28)との間の筒状フィルム(f)を挟持して折り癖(52)を付与する請求項2,4または6記載の製袋充填機におけるフィルム耳部の折曲げ装置。
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