JP2004349507A - 太陽電池モジュール用端子ボックス、及び太陽電池モジュールの配線構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結線用の開口部12が形成されたボックス本体11は、太陽電池モジュールMの出力端が開口部12を介して接続されるプラス側電極接続端子14及びマイナス側電極接続端子15とを備える。さらにボックス本体11は、プラス側電極接続端子14に導通する複数個のコネクタ17と、マイナス側電極接続端子15に導通し前記プラス側のコネクタ17と同個数のコネクタ17とを備え。各コネクタ17は、隣接する太陽電池モジュールMの端子ボックス1から導出された同極のコネクタ17と嵌合して互いを並列に接続する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、太陽電池モジュール同士を接続する太陽電池モジュール用端子ボックス、及びこの端子ボックスを用いた太陽電池モジュールの配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の太陽電池では、1つの太陽電池あたりの電圧が40V程度と比較的低かったため、例えば6個の太陽電池を直列接続して1組とし、1組あたりの電圧を200V以上に高めていた。ところが、近年、高い発電電圧の太陽電池が開発されて、例えば1つの太陽電池で100V以上の電圧が得られるものもある。このような太陽電池を用いる場合、200Vの電圧を得るには2つの太陽電池を直列接続すればよい。そして、これらの2直列接続の太陽電池を互いに並列接続とする配線構造がとられる。
【0003】
例えば、2直列接続によって屋根の上に120個の太陽電池モジュールを設置する場合、2個の太陽電池の直列回路が60組形成される。これら60組の太陽電池モジュールを従来と同様に並列に接続すれば、120本ものケーブルが必要となって、ケーブルの管理も困難になる。そこで、このような太陽電池モジュールの組を並列接続するケーブルの本数を減らすために、基幹ケーブルの必要箇所に分岐部を設けた配線構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
図17及び図18に示すように、この種の配線構造は、プラス側導線とマイナス側導線とが一本化された2芯の基幹ケーブル9に対して分岐部91が設けられる。分岐部91には分岐ケーブル92が接続され、この分岐ケーブル92の先端には太陽電池モジュール側に接続するためのコネクタ93が設けられている。2芯の基幹ケーブル9の分岐部91には、プラス側導線から分岐させた単芯の第1分岐ケーブル921と、マイナス側導線から分岐させた単芯の第2分岐ケーブル922とがそれぞれ別個に延設される。
【0005】
2直列接続した太陽電池モジュールMの組は、かかる配線構造によって並列に接続され、直列一端側のプラス側リード線を分岐部91から分岐させた第1分岐ケーブル921に接続し、直列他端側のマイナス側リード線を第2分岐ケーブル922に接続する構成となっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−329881号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来は前記したような配線構造とすることで、必要なケーブル長の低減が図られていた。しかしながら、前記従来の配線構造では、太陽電池モジュールの配設箇所に合わせて適宜基幹ケーブルを切断し、そのシース材及び絶縁体を剥がして導体を露出させ、必要数の分岐ケーブルの導体と端子にてカシメ接続させる要領にて分岐部が形成される。したがって、かかる配線構造を採用すると、屋根上又は工場においてあらかじめ前記の作業により分岐部を形成する必要があり、非常に煩雑で手間がかかっていた。
【0008】
また、基幹ケーブルとは別に分岐ケーブルを用意し、この分岐ケーブルの本数に相当する多数のコネクタも必要となってコストが嵩む。そのため、ケーブルの本数や部品点数をさらに低減してコストを抑えるとともに、配線作業を容易にして施工性を高めることが求められている。
【0009】
本発明は以上のような事情にかんがみてなされたものであり、少ない部品点数で複数個の太陽電池モジュールを並列に接続することを可能にし、施工性を高めた太陽電池モジュールの配線構造と、この配線構造を実現するための太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、複数個の太陽電池モジュールを互いに並列に接続しうる太陽電池モジュール用端子ボックスであって、結線用の開口部が形成されたボックス本体と、このボックス本体内に配設されて太陽電池モジュールの出力端が前記開口部を介して接続されるプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子とを有し、前記ボックス本体には、プラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子に導通する複数個のコネクタが備えられて、これらのコネクタが、隣接する太陽電池モジュールの端子ボックスから導出された同極のコネクタと互いに嵌合して電気的に接続されることを特徴とする。
【0011】
すなわち本発明は、2直列接続の太陽電池モジュールの組を複数組、並列に接続する前記従来の配線構造の場合と同等以上の電力が得られる新たな配線構造として、複数個の太陽電池モジュールをそれぞれ並列に接続し、この並列接続された太陽電池モジュールの複数組を互いに直列に接続させる配線構造を採用している。
【0012】
そして、本発明の端子ボックスによれば、複数個の太陽電池モジュールを容易に並列接続することができ、この接続には基幹ケーブルや分岐ケーブルを要しないので、従来のケーブルの配設作業や分岐部を形成する一連の作業が不要となって、施工性を格段に高めることができる。
【0013】
また、本発明の端子ボックスにおいて、ボックス本体に備えられるコネクタは2極コネクタであることが好ましい。すなわち本発明は、ボックス本体のプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子に導通するコネクタが、プラス極及びマイナス極の2電極で構成された2極タイプのコネクタ(以下、2極コネクタという。)であることによって特徴づけられる。
【0014】
これによれば、1つのコネクタをプラス極側又はマイナス極側の専用品として使用する必要がなく、また極性を誤って接続することもなくなるので、さらなる作業性の向上やコストダウンを図ることができる。
【0015】
また、本発明の端子ボックスにおいて、ボックス本体に備えられるコネクタは個別の1極コネクタの対とされてもよい。すなわち本発明は、ボックス本体のプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子に導通するコネクタが、プラス極又はマイナス極の1極タイプのコネクタ(以下、1極コネクタという。)で構成され、このプラス極側コネクタとマイナス極側コネクタとの対として形成されていることを特徴としている。この場合、1つのコネクタをプラス極側又はマイナス極側の専用品として使用することができる。
【0016】
前記の端子ボックスにおいて、各コネクタの嵌合部分はゴム系材料にて形成されていることが好ましい。これによれば、隣接する太陽電池モジュールの端子ボックスから導出されたコネクタをそれぞれ同極同士で嵌合させたとき、両者の嵌合部分が良好に密着して、安定した高い水密性を得ることができる。
【0017】
また、本発明は複数個の太陽電池モジュールを互いに並列に接続し、並列接続された太陽電池モジュールの複数組を直列に接続することにより所定の電力を得る太陽電池モジュールの配線構造であって、各太陽電池モジュールの受光面の背面側には、結線用の開口部が形成されたボックス本体と、このボックス本体内に配設されて太陽電池モジュールの出力端が前記開口部を介して接続されるプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子とを有してなる太陽電池モジュール用端子ボックスが備えられ、前記ボックス本体には、プラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子に導通する複数個のコネクタが設けられて、隣接する太陽電池モジュール同士が、前記端子ボックスから導出された同極のコネクタ同士を電気的に接続して並列接続されていることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、屋根上に配設される複数個の太陽電池モジュールは、各太陽電池モジュールに備えられた端子ボックスが有するコネクタを同極同士嵌め合わせるだけで互いに並列に接続することができるので、渡り配線等は不要となって、配線作業を容易に行うことができ、作業効率を格段に向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
なお、本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスとしては複数の実施の形態が考えられるが、以下の説明においては、そのうちの5つについて示し、各実施の形態において共通する部分には同符号を用いることとする。
【0021】
<第1の実施の形態>
図1から図5は本発明の第1の実施の形態を示し、図1は端子ボックスの上面視部分断面図、図2は上面図、図3は側面図、図4は側面視部分断面図、図5は端子ボックスに備えられたコネクタの断面図である。
【0022】
この実施の形態の端子ボックス1は、例えば変性PPO(ポリフェニレンオキシド)などの耐候性、電気絶縁性、耐衝撃性、耐熱性、難燃性といった特性を有する樹脂によって略箱形に成型加工されたボックス本体11を備えている。
【0023】
ボックス本体11は、天面側が開口するとともに、底面側に結線用の開口部12が形成され、天面側の開口が蓋体13で閉鎖されうる構成となっている(図4参照)。このボックス本体11は、太陽電池モジュールMの背面側に接着剤などを用いて固定される。
【0024】
図1に示すように、ボックス本体11の内部には、プラス側電極接続端子14及びマイナス側電極接続端子15が並設されている。そして、各電極接続端子14,15の両端には接続用ケーブル16の導体16aがそれぞれカシメ止めされている。この接続用ケーブル16はいずれも、内部に導体16aを有する2本のコア16b,16bを1本のシース16cで束ねた2芯ケーブルである。
【0025】
各電極接続端子14,15のほぼ中央部は、太陽電池モジュールMの図示しない出力端が前記背面側の開口部12を介して結線されうる接続部14a,15aが形成されている。
【0026】
プラス側及びマイナス側の各電極接続端子14,15に接続された2本の接続用ケーブル16の端部にはそれぞれ、コネクタ17が設けられている。このコネクタ17は、雄端子171及び雌端子172を備え、プラス側及びマイナス側の各電極接続端子14,15に導通するプラス極及びマイナス極の2電極で構成された2極コネクタ17aの半体として形成されている。そして、ボックス本体11の一方に備えられたコネクタ17aと他方のコネクタ17aとは、互いに嵌合して同極同士が電気的に接続されうる構成となっている。
【0027】
このように、接続用ケーブル16の端部に形成された2極コネクタ17aにおいて、2芯の接続用ケーブル16の一方の導体16aには雄端子171が接合されている。また、この接続用ケーブル16の他方の導体16aには雌端子172が接合されて、略筒状のハウジング175内に保持されている。
【0028】
例示の形態では、プラス側電極接続端子14に導通した導体16aの一方には雄端子171、他方には雌端子172が接合されている。そして、1本の接続用ケーブル16に備えられた雄端子171及び雌端子172が、内側モールド部173によって雌雄一体に樹脂モールドされ、さらに外側モールド部174で被覆された二重成形構造となっている。
【0029】
内側モールド部173は、シース16cの端部から、2本のコア16b,16bの露出部分、雄端子171の基端部、さらにハウジング175の基端側略半部にかけての範囲を一体に被覆している。この内側モールド部173は、シース16c及びコア16bに溶着しうる合成樹脂系材料によって形成されている。内側モールド部173の外周面の一部には、断面山谷状の環状起伏173aが形成されている。
【0030】
外側モールド部174は、内側モールド部173、内側モールド部173によって被覆されていないシース16cの端部近傍部、及びハウジング175の先端側略半部を一体に被覆している。そして、雌端子172の先端側は雄端子171が挿入される開口を有し、嵌合凸部174bが形成されている。また、雄端子171の先端側に延出した部分は、その内側に嵌合凸部174bが嵌め込まれる嵌合凹部174aが形成されている。
【0031】
この嵌合凹部174aの内周面には、嵌め込まれる嵌合凸部174bの抜け出しを防ぐ断面鋸歯状の突条176が形成されている。また、嵌合凸部174bの外周面にも、嵌合凹部174aからの抜け出しを防ぐ断面鋸歯状の突条176が形成されている。
【0032】
かかる外側モールド部174は、内側モールド部173に溶着しうる、例えばエチレン・プロピレンゴムとポリプロピレンとの混合物からなる合成ゴム系材料によって形成されている。このように、コネクタ17aは嵌合部分(嵌合凹部174a及び嵌合凸部174b)が合成ゴム系材料により形成されることで、嵌合凹部174aと嵌合凸部174bとを嵌合させたとき、両者が良好に密着して安定した高い水密性の得られるものとなる。
【0033】
以上のように構成されるコネクタ17aは、隣接する太陽電池モジュールに取り付けられた端子ボックスのコネクタ半体と対になって、雌端子172側に形成された嵌合凸部174bが雄端子171側に形成された嵌合凹部174a内にそれぞれ挿し込まれ、プラス極側コネクタ同士、又はマイナス極側コネクタ同士が電気的に接続される。
【0034】
なお、このように2極以上の端子を接続する形態については、この例に限られず、一方のコネクタ半体に複数個の雄端子を設け、他方のコネクタ半体にこれと同個数の雌端子を設けることもできる。その場合も、各コネクタ半体において、複数個の端子及びそれら端子に接合されたケーブルを外包体によって一体に被覆して高い防水性能を得ることができる。
【0035】
また、本発明に係る端子ボックス1には逆流防止ダイオードDが設けられてもよい。この場合、例えば図6に示すように、太陽電池モジュールMの出力端が接続されるマイナス側電極接続端子15に取り付けて、電流の逆流を防止することができる。
【0036】
前記のように構成される端子ボックス1を用いて、以下に示す太陽電池モジュールの配線構造が実現される。図7は、本発明に係る太陽電池モジュールの配線構造を示す電気回路図、図8は複数個の太陽電池モジュールを並列に接続した状態における端子ボックスを示した概略図である。
【0037】
本発明の太陽電池モジュールの配線構造は、複数個の太陽電池モジュールMを互いに並列に接続し、この並列接続された太陽電池モジュールMの複数組を直列に接続して形成されている。
【0038】
各太陽電池モジュールMの並列接続は、太陽電池モジュールMの受光面の背面側に備えられた端子ボックス1によってなされる。
【0039】
すなわち、太陽電池モジュールMの出力端は、端子ボックス1の結線用の開口部12に挿入されて、プラス側電極接続端子14及びマイナス側電極接続端子15と接続されている。そして、これらの各電極接続端子14,15に導通し、プラス極側及びマイナス極側が一体に形成されたコネクタ17aと、隣接する太陽電池モジュールMの端子ボックス1から導出されているコネクタ17aの同極同士を嵌合させるだけで、互いに並列に接続することができる。
【0040】
したがって、太陽電池モジュールM同士の接続に際して、別途基幹ケーブルや分岐用のケーブルを配設したり、屋根上で分岐部分を形成したりすることなく、容易に並列接続させることができる。
【0041】
そして、このように端子ボックス1を備えた互いに隣接する複数個の太陽電池モジュールMは、プラス側電極接続端子14がコネクタ17aを介して隣接の太陽電池モジュールMのプラス側電極接続端子14と電気的に接続され、マイナス側電極接続端子15がコネクタ17aを介して隣接の太陽電池モジュールMのマイナス側電極接続端子15と電気的に接続されて、互いに並列に接続されることとなる。これにより、太陽電池モジュール同士の配線作業は非常に容易なものとなる。
【0042】
<第2の実施の形態>
図9は本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第2の実施の形態を示す。この実施の形態の端子ボックス1は、前記第1の実施の形態と基本構成においてほぼ同様であるが、ボックス本体11から導出されたコネクタ部分に特徴がある。
【0043】
図示するように、端子ボックス1はボックス本体11に備えられたコネクタ17が、それぞれプラス極又はマイナス極の1極タイプのコネクタとされた1極コネクタの半体を形成している。
【0044】
例示の形態において、プラス極側及びマイナス極側の各コネクタ17bは、プラス側又はマイナス側電極接続端子(14,15)の両端にカシメ止めされた接続用ケーブル16の他端に形成されている。この接続用ケーブル16は、内部に導体(16a)を1本ずつ有する1芯ケーブルで構成されている。
【0045】
そして各コネクタ17bは、それぞれ雄端子(171)又は雌端子(172)が個別の内側モールド部(173)に保持されてボックス本体の一側面において対をなしている。この内側モールド部(173)は、前記実施の形態と同様に合成樹脂系材料からなり、各内側モールド部(173)ごとに合成ゴム系材料からなる外側モールド部174によって被覆されている。この外側モールド部174によって、雄端子(171)の外側に嵌合凹部174aが形成され、雌端子(172)の外側に嵌合凹部174aに嵌め込まれる嵌合凸部174bが形成されて、コネクタ17b同士の嵌合部分とされている。
【0046】
かかる構成の端子ボックス1においても、複数個の太陽電池モジュールM同士を並列に接続するには、隣接する太陽電池モジュールMのプラス極側コネクタ17同士、及びマイナス極側コネクタ17同士を嵌合させる作業だけでよい。したがって、前記本発明に係る太陽電池モジュールの配線構造の実現にあたっても、渡り配線等が不要であり、配線作業を非常に容易に行うことができる。
【0047】
なお、本発明は接続用ケーブル16の各端部に1極コネクタ17bが2個ずつ配された形態に限られず、例えば図10に示すように、一方の接続用ケーブル16の端部に1極コネクタ17bを2個配設し、他方の接続用ケーブル16の端部に2極コネクタ17aを配した形態であってもよい。
【0048】
<第3の実施の形態>
図11から図15は本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第3の実施の形態を示し、図11は太陽電池モジュール用端子ボックスの上面図、図12は太陽電池モジュール用端子ボックスの変形例を示す上面図、図13は端子ボックスの(a)上面視部分断面図、(b)側面図、及び(c)側面視部分断面図、図14は端子ボックスの側面図、図15は図14の端子ボックスの側面視部分断面図である。
【0049】
この実施の形態の端子ボックス1は、前記各実施の形態と基本構成においてほぼ同様であるが、ボックス本体11に設けられたコネクタ部分に特徴がある。図示するように、本発明に係る端子ボックス1は、コネクタ17cが接続用ケーブル16を介さずにボックス本体11に直接設けられたものであってもよい。
【0050】
すなわち、図13に示すように、この端子ボックス1のプラス側及びマイナス側電極接続端子14,15の一端には接続用ケーブル16を有しないシース16cに被覆された導体16aがカシメ止めされている。そして、図16に示すように、これらの導体16aに雄端子171又は雌端子172が設けられて内側モールド部173に保持され、さらに外側モールド部174に被覆されて2極コネクタ17cを形成している。このコネクタ17cは、ボックス本体11の外側に嵌合凸部174b及び嵌合凹部174a(嵌合部分)が露出するように配置されている。
【0051】
このような端子ボックス1において、他方に設けられるプラス極側及びマイナス極側のコネクタ17は、図11に示すように接続用ケーブル16を備えた2極コネクタ17aであっても、また図12に示すような1極コネクタ17bであっても、また接続ケーブル16を有しない2極コネクタ17cであってもよい。いずれの場合も、前記各実施の形態と同様に複数個の太陽電池モジュールM同士を並列に接続する際の渡り配線作業が不要となって、配線作業を非常に容易に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスは、ボックス本体内にプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子配設され、これらの各電極接続端子に導通する複数個のプラス極側コネクタとマイナス極側コネクタとが備えられて、これらの各コネクタが、隣接する太陽電池モジュールの端子ボックスから導出された同極のコネクタと互いに嵌合して電気的に接続されていくものである。したがって、複数個の太陽電池モジュールを互いに並列に接続する場合には、端子ボックスのプラス極側コネクタ同士及びマイナス極側コネクタ同士を嵌め合わせる作業だけですみ、容易に配線することができて施工性が格段に高められる。これとともに、本発明によれば、複数個の太陽電池モジュールを並列に接続するための分岐ケーブルが不要となって、使用するケーブル長の短縮を図ることができ、大幅なコストダウンが可能になる。
【0053】
また、本発明に係る太陽電池モジュールの配線構造によれば、従来実施されていた2直列接続の太陽電池モジュールの組を複数組、並列に接続する配線構造の場合と同等の電力が得られるだけでなく、その配線作業が容易な構造であって、コストの低減や施工効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第1の実施の形態の上面視部分断面図である。
【図2】前記端子ボックスの上面図である。
【図3】前記端子ボックスの側面図である。
【図4】前記端子ボックスの側面視部分断面図である。
【図5】前記端子ボックスに備えられたコネクタ部分の断面図である。
【図6】本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第1の実施の形態の変形例を示す上面視部分断面図である。
【図7】本発明に係る太陽電池モジュールの配線構造を示す電気回路図である。
【図8】複数個の太陽電池モジュールを並列に接続した状態における端子ボックスを示した概略図である。
【図9】本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第2の実施の形態を示す上面図である。
【図10】本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第2の実施の形態の変形例を示す上面図である。
【図11】本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第3の実施の形態を示す上面図である。
【図12】本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスの第3の実施の形態の変形例を示す上面図である。
【図13】前記端子ボックスの(a)上面視部分断面図、(b)側面図、及び(c)側面視部分断面図である。
【図14】前記端子ボックスの側面図である。
【図15】図14の端子ボックスの側面視部分断面図である。
【図16】前記端子ボックスにおけるプラス極側及びマイナス極側コネクタ部分を示す断面図である。
【図17】従来の太陽電池モジュールの配線構造を示す電気回路図である。
【図18】従来の太陽電池モジュールの配線構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 端子ボックス
11 ボックス本体
12 開口部
13 蓋体
14 プラス側電極接続端子
15 マイナス側電極接続端子
16 接続用ケーブル
16a 導体
16b コア
16c シース
17 コネクタ
17a コネクタ(2極)
17b コネクタ(1極)
171 雄端子
172 雌端子
173 内側モールド部
173a 環状起伏
174 外側モールド部
174a 嵌合凹部(嵌合部分)
174b 嵌合凸部(嵌合部分)
175 ハウジング
176 突条
M 太陽電池モジュール
D 逆流防止ダイオード
Claims (5)
- 複数個の太陽電池モジュールを互いに並列に接続しうる太陽電池モジュール用端子ボックスであって、
結線用の開口部が形成されたボックス本体と、このボックス本体内に配設されて太陽電池モジュールの出力端が前記開口部を介して接続されるプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子とを有し、
前記ボックス本体には、プラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子に導通する複数個のコネクタが備えられて、これらのコネクタが、隣接する太陽電池モジュールの端子ボックスから導出された同極のコネクタと互いに嵌合して電気的に接続されることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。 - ボックス本体に備えられるコネクタは2極コネクタであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
- ボックス本体に備えられるコネクタは個別の1極コネクタの対であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
- 請求項2又は3に記載の端子ボックスにおいて、各コネクタの嵌合部分はゴム系材料にて形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール用コネクタ。
- 複数個の太陽電池モジュールを互いに並列に接続し、並列接続された太陽電池モジュールの複数組を直列に接続することにより所定の電力を得る太陽電池モジュールの配線構造であって、
各太陽電池モジュールの受光面の背面側には、
結線用の開口部が形成されたボックス本体と、このボックス本体内に配設されて太陽電池モジュールの出力端が前記開口部を介して接続されるプラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子とを有してなる太陽電池モジュール用端子ボックスが備えられ、
前記ボックス本体には、プラス側電極接続端子及びマイナス側電極接続端子に導通する複数個のコネクタが設けられて、
隣接する太陽電池モジュール同士が、前記端子ボックスから導出された同極のコネクタ同士を電気的に接続して並列接続されていることを特徴とする太陽電池モジュールの配線構造。
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