JP2004354814A - 自動車用映像投映装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車の複数の窓を用いた三次元的で、迫力ある映像表現が可能であると共に、比較的安価で設置の容易な自動車用映像投映装置を提供する。
【解決手段】自動車の複数の窓11,12,13にスクリーン14を設け、車内に設置された映像生成手段16からの映像を、映像生成手段に接続されたプロジェクタ15によって、前記スクリーンに投映する。
【選択図】 図1
【解決手段】自動車の複数の窓11,12,13にスクリーン14を設け、車内に設置された映像生成手段16からの映像を、映像生成手段に接続されたプロジェクタ15によって、前記スクリーンに投映する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の窓に広告等の映像を映し出す映像投映装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の窓を利用した広告手段としては、リアウインドウに絵や文字を印刷した印刷物を貼り付ける、または、ガラス面に直接絵や文字をペイントするなどの方法が広く行われてきた。しかし上記のような方法で表される広告は静的で人目を引きにくく、伝えられる情報量も限られているため広告効果が弱いという欠点があった。また、上記の方法では、広告内容の更新を頻繁に行うことが難しく、即時性の高い広告を行うことができなかった。そこで、特許文献1では、自動車のリアウインドウに貼付した偏向フィルムに、車内に設置したプロジェクタによって静止画や動画などの映像を投映することで、従来よりも情報量が多く、即時性の高い広告を行うことが可能なリアウインドウ広告システムが提案されている。
【特許文献1】
特開2001−306009号公報([0004],図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし特許文献1では自動車の窓への映写はリアウインドウのみに限られており、平面的で表現力に欠ける。また特許文献1では運転者の視界を妨げないようスクリーンに偏向フィルムを用いているため、コストが高く、映像がやや不鮮明であるとか、車内から映像を見ることができないなどの問題点がある。また、スクリーンに対し一定の角度から映像を投映する必要があるため、プロジェクタの設置場所が制限される上に、スクリーンの中心に対する投映光の入射角が所定の角度になるよう調節する必要があり、プロジェクタの設置にも手間が掛かる。
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは複数のガラス面を用いた三次元的で、迫力ある映像表現が可能であると共に、比較的安価で設置の容易な自動車用映像投映装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る自動車用映像投映装置は、 自動車の複数の窓に設置されたスクリーンと、前記スクリーンに映像を投映するために、車内に設置されたプロジェクタと、前記プロジェクタに映像を送るための映像生成手段とを備えることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態及び発明の効果】
本発明の自動車用映像投映装置は、自動車の複数の窓に設置されたスクリーン、前記スクリーンに映し出す映像をプロジェクタに送るための映像生成手段、前記映像生成手段から送られた映像をスクリーンに映写するためのプロジェクタで構成されており、自動車の複数の窓を用いた複雑かつ迫力ある映像表現を行うことができる。
【0006】
映像を映し出すためのスクリーンには株式会社ユポ・コーポレーションが製造・販売しているユポ紙を用いるのが望ましい。ユポ紙は、適度な半透明性を有した合成紙であり、偏向フィルムを用いるよりも鮮明な映像を、低コストで得ることができる。なお、「ユポ」は登録商標(登録第2721062号)である。
【0007】
半透明紙(トレーシングペーパー)を用いたスクリーンでは、スクリーンの透明度が高すぎると、投映光の多くがスクリーンを通過してしまい、スクリーンに投映される映像が弱くなってしまう。一方、スクリーンの透明性を低くし過ぎると、車外からの映像の視認性が落ちる。しかし、ユポ紙は適度な透明性を有するので、投映された光の殆どがスクリーン上の映像形成に使用され、その投映映像は、車内・車外のいずれからでも明瞭に視認することができ、通常の半透明紙を用いたスクリーンよりも、鮮明な映像が得られる。しかも、プロジェクタからスクリーンへの投映角度(プロジェクタからの光の光軸とスクリーン面との間の角度)が相当小さくても、スクリーン上での投映映像は十分鮮明である。
また、車内から投映した映像を、車外だけでなく車内からも鑑賞することができるので、広告のみならず、娯楽など、多様な目的に使用することができる。ユポ紙には種々の厚さのものが用意されているが、両面からの視認性を良好にするためには、50〜90μm程度の厚さのものを使用するのが好ましい。ガラス面に貼り付ける場合は、このうち比較的薄手のもの(50〜70μm程度)が適しており、後述の巻き上げ式のように強度も必要とされる場合には、比較的厚手のもの(60〜90μm程度)を使用することが望ましい。
【0008】
また、ユポ紙はポリプロピレン樹脂を主原料とする合成紙であり、耐水性、耐久性に優れているため、結露などの生じる自動車の窓ガラスに貼り付けて使用しても、形状の変化や強度の低下がほとんど生じないという利点がある。
【0009】
さらに、ユポ紙は比較的軽量であるため、ガラス面に設置する際、スクリーンの全面に接着剤を付着させる必要はなく、周囲のみをガラス面に接着させることでスクリーンを設置できる。また、適切な接着剤を用いれば取り外しも極めて容易で、後も残らない。このように着脱が容易なため、使用時のみガラス面に貼り付け、普段は剥がして収納しておくことも可能である。そのうえ、ユポ紙は比較的安価であるため、スクリーンが汚れたときは容易に交換することができる。
【0010】
また、スクリーンは、従来より広く使用されている巻き上げ式(ロールアップ式)スクリーンとすることもできる。ユポ紙は強度が高いため、下辺に安定用重錘棒を装着しても破れることなく、安定して使用することができる。使用する際は、奥あるいは手前側の操作用紐を引いてスクリーンを巻き下げる。スクリーンは巻き下げられた位置で固定され、使用中に自然に巻き上げられることは無い。不要の際には、巻き下げ時とは反対側の操作用紐を引いて巻き上げることにより、スクリーンは上部のケース内に収納される。なお、巻き上げ式スクリーンの操作方法には、上記のような操作用紐を使うものの他、ケースに内蔵されたスプリングの力で自動的に巻き上げを行うものや、両者を組み合わせたものなどがあるが、いずれを使用してもよい。
【0011】
上記スクリーンは、自動車のいずれの窓に設置してもよい。例えば、自動車の後方及び後部側方の窓への設置や、全ての窓への設置などが考えられる。より多くの窓にスクリーンを設けることで、より人目を引く演出が可能になる。ただし、前方及び前部側方の窓へのスクリーンの設置及び映写は停車時に限られる。スクリーンは、窓ごとに一枚ずつ設置してもよいし、一枚のスクリーンで複数の窓を覆うように設置しても良い。
また、スクリーンの設置を後方窓あるいは前方窓のみ、又は側方窓のみとしてもよい。この場合、複数の窓を使用する場合に比べ、表現力は落ちるが、スクリーン及びプロジェクタのコストを抑えることができる。
【0012】
前記映像生成手段は、スクリーンに映し出す映像をプロジェクタに入力するためのもので、テレビ、ビデオ機器、DVD機器、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどを使用する。パーソナルコンピュータを用いれば、スクリーンに映写する映像情報や、プロジェクタの動作を制御することができる上に、携帯電話などと接続することで、インターネットを利用して、より多様で即時性の高い情報を映写することができる。また、自動車の後方及び後部側方の窓に設けたスクリーンには、常時映像を投映してもよいが、パーソナルコンピュータに振動センサを接続し、自動車が停止中であると感知した時のみ投映するようにした方が安全上望ましい。
【0013】
前記プロジェクタは前記映像生成手段から入力された情報をスクリーンに投映するためのもので、投映する窓の数に応じた台数のプロジェクタを使用するか、あるいは一つの筐体に複数の投映口を持つプロジェクタを使用する。その際、各プロジェクタ毎に映像生成手段を設けてもよいが、後述のように各プロジェクタからの映像を同期させる場合は、複数のプロジェクタを1つの映像生成手段に接続する構成とするのが望ましい。プロジェクタ及び映像生成手段は車内に設置されるが、ユポ紙を用いたスクリーンでは、偏向フィルムを用いたもののように、投映光をスクリーンに対して一定の角度から入射させる必要が無いため、プロジェクタの設置場所が比較的自由で、設置も容易である。プロジェクタは車内天井などに固定してもよいが、車内のいずれかの場所に載置して固定し、非使用時には撤去できるようにすれば車内スペースをより有効に使うことができる。
【0014】
本発明の自動車用映像投影装置では、自動車の複数の窓に設けたスクリーンに、それぞれ個別の映像を映写してもよいし、一枚の映像を複数のスクリーンに分割して映写し、全体として一つの映像がパノラマ状に表示されるようにしてもよい。各スクリーンに個別の映像を映写する場合、それぞれに全く異なる映像を映し出す他に、相互に関係した映像を連続的に映写するなどのバリエーションも考えられる。複数のスクリーンを設けることでこのような多様な表現が可能となり、広告目的、娯楽目的いずれに使用する際にも優れた効果をもたらすことができる。
【0015】
【実施例】
本発明にかかる自動車用映像投影装置の一実施例を図1を参照しながら説明する。本実施例の自動車用映像投影装置は自動車10の後方窓11及び、後部側方窓12、13の計3面にユポ紙を用いたスクリーン14を設けたものである。スクリーン14には厚さ50〜70μmのユポ紙を使用し、剥離が容易な粘着剤によって窓ガラスの車内側の面に貼り付ける。プロジェクタ15は各スクリーンに対し1台ずつ設け、これら3台のプロジェクタ15を1台のパーソナルコンピュータ16に接続する。プロジェクタ15の設置場所は画面の歪みをプロジェクタ15の台形補正機能によって補正できる範囲であれば車内のどこでも構わないが、本実施例では自動車10の後部シート17を倒して平らにし、その上にパーソナルコンピュータ16と共に載置している。スクリーンに映写する映像は、パーソナルコンピュータ16に予め保存しておき、この映像データをパーソナルコンピュータ16に接続されたプロジェクタ15に送ってスクリーン14に投映する。
【0016】
各プロジェクタ15は、図2のようにそれぞれの投映光の光路が交差するような位置に配置してもよい。このように配置することで、スクリーン14とプロジェクタ15の間の距離を十分に確保することができ、歪みのない映像を得ることができる。なお、対向する2台のプロジェクタ15は、斜め上方又は下方に投影するように設置することにより、相互の干渉を防止することができる。
【0017】
図3は、複数の窓に対し、一枚のスクリーンを設置する例を示している。図3では、自動車10の後方窓11及び、後部側方窓12、13の計3面を覆うように一枚のスクリーン31を設置しているが、一枚のスクリーン31で覆う窓の組合わせは上記の3面に限らず、どのような組合せとしてもよい。
【0018】
図4はスクリーンを巻き上げ式とした例を示している。スクリーン40の上部には、巻き上げ時にスクリーンを収納するためのケース43が設けられており、スクリーン40の下辺には安定用重錘棒41が装着されている。ケース43の側部に設けられた操作用紐42を操作することで、スクリーン40の巻き上げ及び巻き下げを行う。このような巻き上げ式スクリーンを用いれば、不要の際にスクリーンを容易に収納することができる。
【0019】
図5は、パーソナルコンピュータ16に振動センサ50を接続した例であり、停車時にのみプロジェクタ15によって映像が投映される構成になっている。
【0020】
図6(a)は、一つの筐体に複数の投映口を持つプロジェクタ60を使用する例を示している。図6(b)は各プロジェクタ15毎に、映像生成手段を設けた例を示しており、映像生成手段としてパーソナルコンピュータ16を用いている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用映像投影装置の一実施例を示す平面図
【図2】投映光の光路が交差するように各プロジェクタを配置した例を示す平面図
【図3】複数の窓に対し、一枚のスクリーンを設けた例を示す平面図
【図4】スクリーンを巻き上げ式とした例を示す斜視図
【図5】パーソナルコンピュータに、振動センサを接続した例を示す構成図
【図6】(a)一つの筐体に複数の投映口を持つプロジェクタを使用した例を示す構成図(b)各プロジェクタ毎に映像生成手段を設けた例を示す構成図
【符号の説明】
10…自動車
11…後方窓
12、13…後部側方窓
14、31、40…スクリーン
15、60…プロジェクタ
16…パーソナルコンピュータ
17…後部シート
18…タイヤ
41…安定用重錘棒
42…操作用紐
43…ケース
50…振動センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の窓に広告等の映像を映し出す映像投映装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の窓を利用した広告手段としては、リアウインドウに絵や文字を印刷した印刷物を貼り付ける、または、ガラス面に直接絵や文字をペイントするなどの方法が広く行われてきた。しかし上記のような方法で表される広告は静的で人目を引きにくく、伝えられる情報量も限られているため広告効果が弱いという欠点があった。また、上記の方法では、広告内容の更新を頻繁に行うことが難しく、即時性の高い広告を行うことができなかった。そこで、特許文献1では、自動車のリアウインドウに貼付した偏向フィルムに、車内に設置したプロジェクタによって静止画や動画などの映像を投映することで、従来よりも情報量が多く、即時性の高い広告を行うことが可能なリアウインドウ広告システムが提案されている。
【特許文献1】
特開2001−306009号公報([0004],図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし特許文献1では自動車の窓への映写はリアウインドウのみに限られており、平面的で表現力に欠ける。また特許文献1では運転者の視界を妨げないようスクリーンに偏向フィルムを用いているため、コストが高く、映像がやや不鮮明であるとか、車内から映像を見ることができないなどの問題点がある。また、スクリーンに対し一定の角度から映像を投映する必要があるため、プロジェクタの設置場所が制限される上に、スクリーンの中心に対する投映光の入射角が所定の角度になるよう調節する必要があり、プロジェクタの設置にも手間が掛かる。
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは複数のガラス面を用いた三次元的で、迫力ある映像表現が可能であると共に、比較的安価で設置の容易な自動車用映像投映装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る自動車用映像投映装置は、 自動車の複数の窓に設置されたスクリーンと、前記スクリーンに映像を投映するために、車内に設置されたプロジェクタと、前記プロジェクタに映像を送るための映像生成手段とを備えることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態及び発明の効果】
本発明の自動車用映像投映装置は、自動車の複数の窓に設置されたスクリーン、前記スクリーンに映し出す映像をプロジェクタに送るための映像生成手段、前記映像生成手段から送られた映像をスクリーンに映写するためのプロジェクタで構成されており、自動車の複数の窓を用いた複雑かつ迫力ある映像表現を行うことができる。
【0006】
映像を映し出すためのスクリーンには株式会社ユポ・コーポレーションが製造・販売しているユポ紙を用いるのが望ましい。ユポ紙は、適度な半透明性を有した合成紙であり、偏向フィルムを用いるよりも鮮明な映像を、低コストで得ることができる。なお、「ユポ」は登録商標(登録第2721062号)である。
【0007】
半透明紙(トレーシングペーパー)を用いたスクリーンでは、スクリーンの透明度が高すぎると、投映光の多くがスクリーンを通過してしまい、スクリーンに投映される映像が弱くなってしまう。一方、スクリーンの透明性を低くし過ぎると、車外からの映像の視認性が落ちる。しかし、ユポ紙は適度な透明性を有するので、投映された光の殆どがスクリーン上の映像形成に使用され、その投映映像は、車内・車外のいずれからでも明瞭に視認することができ、通常の半透明紙を用いたスクリーンよりも、鮮明な映像が得られる。しかも、プロジェクタからスクリーンへの投映角度(プロジェクタからの光の光軸とスクリーン面との間の角度)が相当小さくても、スクリーン上での投映映像は十分鮮明である。
また、車内から投映した映像を、車外だけでなく車内からも鑑賞することができるので、広告のみならず、娯楽など、多様な目的に使用することができる。ユポ紙には種々の厚さのものが用意されているが、両面からの視認性を良好にするためには、50〜90μm程度の厚さのものを使用するのが好ましい。ガラス面に貼り付ける場合は、このうち比較的薄手のもの(50〜70μm程度)が適しており、後述の巻き上げ式のように強度も必要とされる場合には、比較的厚手のもの(60〜90μm程度)を使用することが望ましい。
【0008】
また、ユポ紙はポリプロピレン樹脂を主原料とする合成紙であり、耐水性、耐久性に優れているため、結露などの生じる自動車の窓ガラスに貼り付けて使用しても、形状の変化や強度の低下がほとんど生じないという利点がある。
【0009】
さらに、ユポ紙は比較的軽量であるため、ガラス面に設置する際、スクリーンの全面に接着剤を付着させる必要はなく、周囲のみをガラス面に接着させることでスクリーンを設置できる。また、適切な接着剤を用いれば取り外しも極めて容易で、後も残らない。このように着脱が容易なため、使用時のみガラス面に貼り付け、普段は剥がして収納しておくことも可能である。そのうえ、ユポ紙は比較的安価であるため、スクリーンが汚れたときは容易に交換することができる。
【0010】
また、スクリーンは、従来より広く使用されている巻き上げ式(ロールアップ式)スクリーンとすることもできる。ユポ紙は強度が高いため、下辺に安定用重錘棒を装着しても破れることなく、安定して使用することができる。使用する際は、奥あるいは手前側の操作用紐を引いてスクリーンを巻き下げる。スクリーンは巻き下げられた位置で固定され、使用中に自然に巻き上げられることは無い。不要の際には、巻き下げ時とは反対側の操作用紐を引いて巻き上げることにより、スクリーンは上部のケース内に収納される。なお、巻き上げ式スクリーンの操作方法には、上記のような操作用紐を使うものの他、ケースに内蔵されたスプリングの力で自動的に巻き上げを行うものや、両者を組み合わせたものなどがあるが、いずれを使用してもよい。
【0011】
上記スクリーンは、自動車のいずれの窓に設置してもよい。例えば、自動車の後方及び後部側方の窓への設置や、全ての窓への設置などが考えられる。より多くの窓にスクリーンを設けることで、より人目を引く演出が可能になる。ただし、前方及び前部側方の窓へのスクリーンの設置及び映写は停車時に限られる。スクリーンは、窓ごとに一枚ずつ設置してもよいし、一枚のスクリーンで複数の窓を覆うように設置しても良い。
また、スクリーンの設置を後方窓あるいは前方窓のみ、又は側方窓のみとしてもよい。この場合、複数の窓を使用する場合に比べ、表現力は落ちるが、スクリーン及びプロジェクタのコストを抑えることができる。
【0012】
前記映像生成手段は、スクリーンに映し出す映像をプロジェクタに入力するためのもので、テレビ、ビデオ機器、DVD機器、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどを使用する。パーソナルコンピュータを用いれば、スクリーンに映写する映像情報や、プロジェクタの動作を制御することができる上に、携帯電話などと接続することで、インターネットを利用して、より多様で即時性の高い情報を映写することができる。また、自動車の後方及び後部側方の窓に設けたスクリーンには、常時映像を投映してもよいが、パーソナルコンピュータに振動センサを接続し、自動車が停止中であると感知した時のみ投映するようにした方が安全上望ましい。
【0013】
前記プロジェクタは前記映像生成手段から入力された情報をスクリーンに投映するためのもので、投映する窓の数に応じた台数のプロジェクタを使用するか、あるいは一つの筐体に複数の投映口を持つプロジェクタを使用する。その際、各プロジェクタ毎に映像生成手段を設けてもよいが、後述のように各プロジェクタからの映像を同期させる場合は、複数のプロジェクタを1つの映像生成手段に接続する構成とするのが望ましい。プロジェクタ及び映像生成手段は車内に設置されるが、ユポ紙を用いたスクリーンでは、偏向フィルムを用いたもののように、投映光をスクリーンに対して一定の角度から入射させる必要が無いため、プロジェクタの設置場所が比較的自由で、設置も容易である。プロジェクタは車内天井などに固定してもよいが、車内のいずれかの場所に載置して固定し、非使用時には撤去できるようにすれば車内スペースをより有効に使うことができる。
【0014】
本発明の自動車用映像投影装置では、自動車の複数の窓に設けたスクリーンに、それぞれ個別の映像を映写してもよいし、一枚の映像を複数のスクリーンに分割して映写し、全体として一つの映像がパノラマ状に表示されるようにしてもよい。各スクリーンに個別の映像を映写する場合、それぞれに全く異なる映像を映し出す他に、相互に関係した映像を連続的に映写するなどのバリエーションも考えられる。複数のスクリーンを設けることでこのような多様な表現が可能となり、広告目的、娯楽目的いずれに使用する際にも優れた効果をもたらすことができる。
【0015】
【実施例】
本発明にかかる自動車用映像投影装置の一実施例を図1を参照しながら説明する。本実施例の自動車用映像投影装置は自動車10の後方窓11及び、後部側方窓12、13の計3面にユポ紙を用いたスクリーン14を設けたものである。スクリーン14には厚さ50〜70μmのユポ紙を使用し、剥離が容易な粘着剤によって窓ガラスの車内側の面に貼り付ける。プロジェクタ15は各スクリーンに対し1台ずつ設け、これら3台のプロジェクタ15を1台のパーソナルコンピュータ16に接続する。プロジェクタ15の設置場所は画面の歪みをプロジェクタ15の台形補正機能によって補正できる範囲であれば車内のどこでも構わないが、本実施例では自動車10の後部シート17を倒して平らにし、その上にパーソナルコンピュータ16と共に載置している。スクリーンに映写する映像は、パーソナルコンピュータ16に予め保存しておき、この映像データをパーソナルコンピュータ16に接続されたプロジェクタ15に送ってスクリーン14に投映する。
【0016】
各プロジェクタ15は、図2のようにそれぞれの投映光の光路が交差するような位置に配置してもよい。このように配置することで、スクリーン14とプロジェクタ15の間の距離を十分に確保することができ、歪みのない映像を得ることができる。なお、対向する2台のプロジェクタ15は、斜め上方又は下方に投影するように設置することにより、相互の干渉を防止することができる。
【0017】
図3は、複数の窓に対し、一枚のスクリーンを設置する例を示している。図3では、自動車10の後方窓11及び、後部側方窓12、13の計3面を覆うように一枚のスクリーン31を設置しているが、一枚のスクリーン31で覆う窓の組合わせは上記の3面に限らず、どのような組合せとしてもよい。
【0018】
図4はスクリーンを巻き上げ式とした例を示している。スクリーン40の上部には、巻き上げ時にスクリーンを収納するためのケース43が設けられており、スクリーン40の下辺には安定用重錘棒41が装着されている。ケース43の側部に設けられた操作用紐42を操作することで、スクリーン40の巻き上げ及び巻き下げを行う。このような巻き上げ式スクリーンを用いれば、不要の際にスクリーンを容易に収納することができる。
【0019】
図5は、パーソナルコンピュータ16に振動センサ50を接続した例であり、停車時にのみプロジェクタ15によって映像が投映される構成になっている。
【0020】
図6(a)は、一つの筐体に複数の投映口を持つプロジェクタ60を使用する例を示している。図6(b)は各プロジェクタ15毎に、映像生成手段を設けた例を示しており、映像生成手段としてパーソナルコンピュータ16を用いている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用映像投影装置の一実施例を示す平面図
【図2】投映光の光路が交差するように各プロジェクタを配置した例を示す平面図
【図3】複数の窓に対し、一枚のスクリーンを設けた例を示す平面図
【図4】スクリーンを巻き上げ式とした例を示す斜視図
【図5】パーソナルコンピュータに、振動センサを接続した例を示す構成図
【図6】(a)一つの筐体に複数の投映口を持つプロジェクタを使用した例を示す構成図(b)各プロジェクタ毎に映像生成手段を設けた例を示す構成図
【符号の説明】
10…自動車
11…後方窓
12、13…後部側方窓
14、31、40…スクリーン
15、60…プロジェクタ
16…パーソナルコンピュータ
17…後部シート
18…タイヤ
41…安定用重錘棒
42…操作用紐
43…ケース
50…振動センサ
Claims (4)
- a)自動車の複数の窓に設置されたスクリーンと、
b)前記スクリーンに映像を投映するために、車内に設置されたプロジェクタと、
c)前記プロジェクタに映像を送るための映像生成手段と、
を備えることを特徴とする自動車用映像投映装置。 - 前記スクリーンがユポ紙からなることを特徴とする請求項1に記載の自動車用映像投映装置。
- 前記スクリーンを自動車の窓ガラス面に貼付することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用映像投映装置。
- 前記スクリーンが巻き上げ式スクリーンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用映像投映装置。
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|---|---|---|---|
| JP2003154034A JP2004354814A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 自動車用映像投映装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003154034A JP2004354814A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 自動車用映像投映装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004354814A true JP2004354814A (ja) | 2004-12-16 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003154034A Pending JP2004354814A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 自動車用映像投映装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004354814A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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