JP2004357699A - 可塑性水中油型乳化組成物およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 水、油脂、リン脂質、乳蛋白質、カルシウム、ならびに、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩からなる群から選ばれた1種または2種以上を含有し、pHが2.5〜6であることを特徴とする可塑性水中油型乳化組成物。
【選択図】 なし
Description
しかし、澱粉含有可塑性水中油型乳化組成物は、一般に食感が重く、ベタツキのある食感を有する問題点があった。
また、上記の水中油型乳化組成物は、いずれも良好な口溶けと、高温での保型性を兼ね備えていない問題もあった。
「水、油脂、リン脂質、乳蛋白質、カルシウム、ならびに、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩からなる群から選ばれた1種または2種以上を含有し、pHが2.5〜6であることを特徴とする可塑性水中油型乳化組成物。」
「水、油脂、リン脂質、乳蛋白質、カルシウム、ならびに、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩からなる群から選ばれた1種または2種以上を混合、乳化し、さらにpHを2.5〜6に調節した水中油型乳化物を作成した後、該乳化物を殺菌または滅菌し、さらに均質化処理を行い、冷却することを特徴とする可塑性水中油型乳化組成物の製造方法。」
また、上記のリン脂質を含有する食品素材は、液体状でも、粉末状でも、濃縮物でも構わない。但し、溶剤を用いて乳由来の固形分中のリン脂質の含有量が2重量%以上となるように濃縮した食品素材は、風味上の問題から本発明において用いないのが好ましい。
まず、乳由来のリン脂質を含有する食品素材の脂質をFolch法を用いて抽出する。図1にFolch法のフローを示す。次いで、抽出した脂質溶液を湿式分解法(日本薬学会編、衛生試験法・注解2000 2.1食品成分試験法に記載の湿式分解法に準じる)にて分解した後、モリブデンブルー吸光度法(日本薬学会編、衛生試験法・注解2000 2.1食品成分試験法に記載のリンのモリブデン酸による定量に準じる)によりリン量を求める。求められたリン量から以下の計算式を用いて乳由来のリン脂質を含有する食品素材の固形分100g中のリン脂質の含有量(g)を求める。
リン脂質(g/100g)=〔リン量(μg)/(乳由来のリン脂質を含有する食品素材−乳由来のリン脂質を含有する食品素材の水分(g)〕×25.4×(0.1/1000)
クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の製造方法は、例えば以下の通りである。まず、牛乳を遠心分離して得られる脂肪濃度30〜40重量%のクリームをプレートで加温し、遠心分離機によってクリームの脂肪濃度を70〜95重量%まで高める。次いで乳化破壊機で乳化を破壊し、再び遠心分離機で処理することによってバターオイルが得られる。本発明で用いられる上記水相成分は、最後の遠心分離の工程でバターオイルの副産物として発生するものである。
ただし、乳由来のリン脂質は高温加熱すると、その機能が低下するため、上記加温処理や、濃縮処理中、あるいは殺菌等により加熱する際は100℃未満であることが好ましく、60℃未満であることがさらに好ましい。
上記乳由来の固形分中のリン脂質の含有量が2重量%以上である食品素材中の、リン脂質をリゾ化するにはホスホリパーゼAで処理すればよい。ホスホリパーゼAは、リン脂質分子のグリセロール部分と脂肪酸残基とを結びつけている結合を切断し、この脂肪酸残基を水酸基で置き換える作用を有する酵素である。ホスホリパーゼA2の場合、リン脂質分子のグリセロール部分の2位の脂肪酸残基が選択的に切り離される。ホスホリパーゼAは作用する部位の違いによってA1、A2に分かれるが、A2が好ましい。
リン脂質の含有量が0.003重量%未満であると可塑性水中油型乳化組成物が硬くなりすぎたり、食感がボソついたり、可塑性を呈しないおそれがあり、リン脂質の含有量が0.5重量%を超えるとボディー感のない、可塑性を呈しない物性となりやすい。なお、上記のリン脂質はリゾリン脂質も含むものとする。
また、本発明の可塑性水中油型乳化組成物は、リン脂質として上記の乳由来の固形分中のリン脂質の含有量が2重量%以上である食品素材を用いる場合、該食品素材を固形分として、好ましくは0.1〜8重量%、さらに好ましくは0.5〜7重量%、最も好ましくは1〜4重量%含有するのがよい。
上記乳蛋白質の含有量は、本発明の可塑性水中油型乳化組成物中、好ましくは0.3〜10重量%、より好ましくは0.5〜8重量%である。
乳蛋白質の含有量が0.3重量%未満であると、ボディー感のない、可塑性を呈しない物性となりやすく、乳蛋白質の含有量が10重量%を超えると、可塑性水中油型乳化組成物が硬くなりすぎたり、食感がボソついたり、可塑性を呈しないおそれがある。
上記ホエイ蛋白質としては、ラクトアルブミン、βラクトグロブリン、血清アルブミン、免疫グロブリン、プロテオースペプトンの各単体や、これらの混合物、もしくはこれらを含んだ食品素材、乳清蛋白質、ホエイ、ホエイパウダー、脱乳糖ホエイ、脱乳糖ホエイパウダー、ホエイ蛋白質濃縮物(ホエイプロテインコンセントレート)等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。
また、さらに、上記カゼイン蛋白質と上記ホエイ蛋白質の配合重量比が、カゼイン蛋白質:ホエイ蛋白質=40:60〜85:15、特に45:55〜75:25であることにより、よりボソつきのない滑らかな物性とする点において好ましい。カゼイン蛋白質の配合比率が該範囲より大きいと、ボソついた食感になる恐れがあり、また該範囲より小さいと、ボディー感に乏しく、可塑性を呈しない物性となるおそれがある。
本発明で使用する低粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸は、コンブ等の褐藻類から抽出、精製されるアルギン酸を常圧下により酸処理加水分解し、低分子化した分子量の違いにより得られる。低粘性アルギン酸塩や中粘性アルギン酸塩としては、低粘性アルギン酸ナトリウムや中粘性アルギン酸ナトリウムがあげられる。上記で得られた低粘性アルギン酸や中粘性アルギン酸をさらにイオン交換によりナトリウム置換することにより低粘性アルギン酸ナトリウムや中粘性アルギン酸ナトリウムが得られる。また、コンブ等の褐藻類から抽出、精製されるアルギン酸をイオン交換によりナトリウム置換し、常圧下により酸処理加水分解し、低分子化した分子量の違いにより低粘性アルギン酸ナトリウムや中粘性アルギン酸ナトリウムが得られる。
上記低粘性アルギン酸および上記低粘性アルギン酸塩については、B型粘度計でpH7、25℃、30rpmの条件下で測定したとき、上記低粘性アルギン酸および/または上記低粘性アルギン酸塩の10重量%水溶液の粘度が、好ましくは1〜700mPa・s、さらに好ましくは1〜100mPa・s、最も好ましくは1〜60mPa・sのものである。
また上記と同じ条件下で粘度を測定したとき、上記低粘性アルギン酸および/または上記低粘性アルギン酸塩の1重量%水溶液の粘度が、好ましくは1mPa・s以上10mPa・s未満、さらに好ましくは1mPa・s以上8mPa・s以下、最も好ましくは1mPa・s以上7mPa・s以下のものである。
本発明の可塑性水中油型乳化組成物において上記の低粘性アルギン酸および/または低粘性アルギン酸塩を用いることにより、口溶けが非常に滑らかになる。
また、上記中粘性アルギン酸および上記中粘性アルギン酸塩については、上記と同じ条件下で粘度を測定したとき、上記中粘性アルギン酸および/または上記中粘性アルギン酸塩の1重量%水溶液の粘度が、好ましくは10〜100mPa・s、さらに好ましくは10〜70mPa・s、最も好ましくは10〜50mPa・sのものである。
本発明の可塑性水中油型乳化組成物において上記の中粘性アルギン酸および/または中粘性アルギン酸塩を用いることにより、経日離水を抑え、経日保形性が損なわれることが無く、保存性が良好となる。
本発明の可塑性水中油型乳化組成物では、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩の中から選ばれた1種または2種以上を用いることができるが、好ましくは、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩の中から選ばれた1種または2種以上を用いるか、低粘性アルギン酸および/または低粘性アルギン酸塩と、中粘性アルギン酸および/または中粘性アルギン酸塩の両者を用いるのがよい。
また、両者の配合重量比率を、低粘性アルギン酸および/または低粘性アルギン酸塩:中粘性アルギン酸および/または中粘性アルギン酸塩が好ましくは99:1〜51:49とすることにより、目的の物性を有しながら、特に口溶けの良い可塑性水中油型乳化組成物となる。
また、両者の配合重量比率を、低粘性アルギン酸および/または低粘性アルギン酸塩:中粘性アルギン酸および/または中粘性アルギン酸塩が好ましくは50:50〜1:99とすることにより、目的の食感、口溶けを有しながら、特に充填適性が良く、物性変化が生じにくい、使い勝手の良い可塑性水中油型乳化組成物となる。
さらに、本発明の可塑性水中油型乳化組成物で用いる低粘性アルギン酸および/または低粘性アルギン酸塩と、中粘性アルギン酸および/または中粘性アルギン酸塩を上記の配合重量比率としたものの1重量%水溶液の粘度が、B型粘度計でpH7、25℃、30rpmの条件下で測定したとき、好ましくは10〜100mPa・s、さらに好ましくは10〜70mPa・s、最も好ましくは10〜50mPa・sとなるものを用いるのがよい。
本発明で使用するカルシウムとしては、カルシウム製剤、牛乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、カゼイン、ホエイ、ホエイパウダー、ホエイ蛋白質濃縮物、蛋白質濃縮ホエイパウダー、その他乳製品、カルシウムを含有するその他食品素材等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種または2種以上を用いる。本発明では、好ましくは牛乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、カゼイン、ホエイ、ホエイパウダー、ホエイ蛋白質濃縮物、蛋白質濃縮ホエイパウダー、その他乳製品等の、カルシウムを含有する食品素材の中から選ばれた1種または2種以上を用いることが好ましい。上記のカルシウムは、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を製造する際、pHを調整する前に添加することが好ましい。
上記糖類および甘味料の含有量は、本発明の可塑性水中油型乳化組成物中、好ましくは0〜80重量%、より好ましくは0〜70重量%、さらに好ましくは0〜60重量%である。
本発明の可塑性水中油型乳化組成物は、水、油脂、リン脂質、乳蛋白質、カルシウム、ならびに、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩からなる群から選ばれた1種または2種以上を混合、乳化し、さらにpHを2.5〜6に調節した水中油型乳化物を作成した後、該乳化物を殺菌または滅菌し、さらに均質化処理を行い、冷却することによって得られる。
ここで、上記水中油型乳化物を得る際に、一度に上記原料を混合、乳化してもよいが、製造中の水中油型乳化物の増粘や、原料の溶解不良によるだまの発生を防止するために、上記原料を下記に示すように2段階に分けて混合、乳化することが好ましい。
そして必要によりこの水中油型乳化物(1)を加温する。加温する温度としては、好ましくは35〜75℃であるが、この場合、60℃以下であることが風味が良好な点で好ましい。
さらに必要により水中油型乳化物(1)の均質化を行う。均質化を行うための均質化機としては、例えばケトル型チーズ乳化釜、ステファンミキサーの様な高速せん断乳化釜、スタティックミキサー、インラインミキサー、ホモゲナイザー、コロイドミル、ディスパーミル等が挙げられ、好ましくはホモゲナイザーを用いて1〜100MPa、さらに好ましくは3〜50MPa、最も好ましくは5〜30MPaの均質化圧力にて均質化を行う。この均質化処理は、特に2段式ホモゲナイザーを用いて、例えば1段目1〜100MPa、2段目0〜10MPaの均質化圧力にて均質化しても良い。
さらに必要により水中油型乳化物(1)の加熱殺菌を行う。該加熱殺菌方法としては、インジェクション式、インフュージョン式、マイクロ波等の直接加熱方式、または、バッチ式、プレート式、チューブラー式、掻き取り式等の間接加熱方式があり、UHT、HTST、LTLT等の60〜160℃の加熱処理を行っても良いが、殺菌を行わない方が、風味が良好な点で好ましい。
リン脂質は、水中油型乳化物(1)を調製する段階で添加しても良く、水中油型乳化物(2)を調製する段階で添加しても良い。
なお、均質化処理時の昇温による蛋白質の熱変性や褐変を防ぎ、安定した均質化、品質を獲得するため、ここで40〜75℃に冷却することが好ましい。冷却方法としては、ボーテーター、コンビネーター、パーフェクター等の急冷可塑化機にて急冷可塑化処理を行っても良く、チューブラー式、掻取式等の熱交換機によって冷却しても良い。
なお、実施例および比較例に記載の低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸、中粘性アルギン酸塩、高粘性アルギン酸、高粘性アルギン酸塩の粘度は、1重量%または10重量%水溶液をB型粘度計を使用し、pH7、25℃、30rpmの条件下で測定したものである。
トータルミルクプロテイン7重量部、砂糖50重量部、ソルビトール10重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)21重量部、コーン油2.5重量部、および水6.19重量部を混合し、55℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目5MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸(10重量%水溶液の粘度が30mPa・s、1重量%水溶液の粘度が3mPa・s)0.01重量部、グアーガム0.25重量部、ローカストビーンガム0.25重量部、ひまわり油2重量部、およびレモン果汁0.8重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて60℃で10分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて55℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目20MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物を、あらかじめ調製したpH8の0.1モルのリン酸カリウム緩衝液にTween 80を0.1重量%およびEDTA4Na(エチレンジアミン4酢酸4ナトリウム4水塩)を0.2重量%溶解した粒度分布測定用溶媒に分散し、これを島津製作所製レーザ回折式粒度分布測定装置SALD−2100にて粒度分布を調べた結果、油滴の体積基準のメディアン径は0.5μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は以下の通りである。
口溶け
○:極めて良好な口溶け
△:口溶けがよい
×:口溶けが悪い
充填適性
○:0〜45℃の範囲で充填する際、適切に充填でき極めて良好
△:0〜45℃の範囲で充填する際、充填でき良好
×:0〜45℃の範囲で充填する際、適切に充填できず不適
保管適性
○:物性、状態に変化無く、極めて適する
△:物性、状態に変化が少なく、適する
×:物性変化が生じ、不適
パンへのスプレット性
○:伸展性良く、良好
△:伸展性を有している
×:伸展性無く、不適
ホエイパウダー2.5重量部、トータルミルクプロテイン1.5重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)5重量部、大豆油10重量部、および水39.2重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目100MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、中粘性アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液の粘度が30mPa・s)0.5重量部、菜種油10重量部、乳酸0.3重量部、および澱粉1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて90℃で5分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目2MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.8μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が90重量%、1μm以上の粒子が10重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
蛋白質濃縮ホエイパウダー0.1重量部、トータルミルクプロテイン0.35重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分40重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)2.7重量部、米油20重量部、塩化カルシウム二水和物0.025重量部、および水49.625重量部を混合し、60℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目30MPa、2段目5MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸ナトリウム(10重量%水溶液の粘度が30mPa・s、1重量%水溶液の粘度が3mPa・s)2重量部、パーム油20重量部、LMペクチン2重量部、クエン酸0.05重量部、炭酸水素ナトリウム0.05重量部、澱粉3重量部、および香料0.1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これをUHTにて140℃で5秒間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて60℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目30MPa、2段目5MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.2μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
牛乳10重量部、脱乳糖ホエイパウダー2.5重量部、生クリーム30重量部、水飴10重量部、マルトース10重量部、および水26.55重量部を混合し、45℃に加熱し、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸ナトリウム(10重量%水溶液の粘度が620mPa・s、1重量%水溶液の粘度が9mPa・s)0.05重量部、高粘性アルギン酸(1重量%水溶液の粘度が200mPa・s)0.05重量部、大豆油10重量部、リンゴ酸0.2重量部、ゼラチン0.05重量部、香料0.1重量部、および澱粉0.5重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これをUHTにて120℃で10秒間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて60℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目50MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.8μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が90重量%、1μm以上の粒子が10重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2.0重量部、トータルミルクプロテイン1.0重量部、ソルビトール10重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)7重量部、大豆油10重量部、および水28.5重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目15MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸(10重量%水溶液の粘度が100mPa・s、1重量%水溶液の粘度が7mPa・s)0.25重量部、中粘性アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液の粘度が45mPa・s)0.25重量部、菜種油10重量部、レモン果汁0.5重量部、およびカラギーナン0.5重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて100℃で2分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目20MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。なお、本実施例5で用いた低粘性アルギン酸と中粘性アルギン酸ナトリウムを重量比率で1:1で混合した混合物の1重量%水溶液をB型粘度計を使用し、pH7、25℃、30rpmの条件下で測定したときの粘度は26mPa・sであった。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.5μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2.5重量部、トータルミルクプロテイン1.5重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)5重量部、大豆油10重量部、および水39.2重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目100MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸(10重量%水溶液の粘度が60mPa・s、1重量%水溶液の粘度が5mPa・s)0.5重量部、菜種油10重量部、乳酸0.3重量部、および澱粉1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて90℃で5分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目2MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は1μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が50重量%、1μm以上の粒子が50重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2.5重量部、トータルミルクプロテイン1.5重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)5重量部、大豆油10重量部、および水39.2重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目100MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸ナトリウム(10重量%水溶液の粘度が100mPa・s、1重量%水溶液の粘度が7mPa・s)0.25重量部、中粘性アルギン酸(1重量%水溶液の粘度が45mPa・s)0.25重量部、菜種油10重量部、乳酸0.3重量部、および澱粉1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて90℃で5分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目2MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。なお、本実施例7で用いた低粘性アルギン酸ナトリウムと中粘性アルギン酸を重量比率で1:1で混合した混合物の1重量%水溶液をB型粘度計を使用し、pH7、25℃、30rpmの条件下で測定したときの粘度は26mPa・sであった。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.8μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が90重量%、1μm以上の粒子が10重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2.5重量部、トータルミルクプロテイン1.5重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)5重量部、大豆油10重量部、および水39.4重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目100MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、中粘性アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液の粘度が10mPa・s)0.3重量部、菜種油10重量部、乳酸0.3重量部、および澱粉1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて90℃で5分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目5MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.8μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が90重量%、1μm以上の粒子が10重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2.5重量部、トータルミルクプロテイン1.5重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)にホスホリパーゼA2を0.1重量%添加し50℃で1時間攪拌した後、UHTにて120℃で10秒間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて60℃に冷却した当該原料中のリン脂質の95重量%がリゾ化した食品素材5重量部、大豆油10重量部、および水39.4重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目100MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、中粘性アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液の粘度が10mPa・s)0.3重量部、菜種油10重量部、乳酸0.3重量部、および澱粉1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて90℃で5分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目5MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.8μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が90重量%、1μm以上の粒子が10重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2.5重量部、トータルミルクプロテイン1.5重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)5重量部、大豆油10重量部、および水39.4重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目100MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、中粘性アルギン酸(1重量%水溶液の粘度が10mPa・s)0.3重量部、菜種油10重量部、乳酸0.3重量部、および澱粉1重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて90℃で5分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目5MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、本発明の可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.8μm、また体積基準の粒度分布は、0.1μm以上1μm未満の粒子が90重量%、1μm以上の粒子が10重量%であった。
得られた本発明の可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表1に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2重量部、トータルミルクプロテイン1.0重量部、ソルビトール10重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)7重量部、大豆油10重量部、および水26重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目15MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、中粘性アルギン酸(1重量%水溶液の粘度が60mPa・s)0.5重量部、菜種油10重量部、レモン果汁3.0重量部、およびカラギーナン0.5重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて100℃で2分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目20MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.5μm、また体積基準の粒度分布は0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表2に示した。評価方法は実施例1と同じである。
(比較例2)
ホエイパウダー2重量部、トータルミルクプロテイン1重量部、ソルビトール10重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)7重量部、大豆油10重量部、および水28.7重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目15MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、低粘性アルギン酸ナトリウム(10重量%水溶液の粘度が500mPa・s、1重量%水溶液の粘度が6mPa・s)0.5重量部、菜種油10重量部、炭酸水素ナトリウム0.3重量部、およびカラギーナン0.5重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて100℃で2分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目20MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.5μm、また体積基準の粒度分布は0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表2に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2重量部、トータルミルクプロテイン1重量部、ソルビトール10重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)7重量部、大豆油10重量部、および水28.992重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目15MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、菜種油10重量部、レモン果汁0.5重量部、およびカラギーナン0.508重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて100℃で2分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目20MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.5μm、また体積基準の粒度分布は0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表2に示した。評価方法は実施例1と同じである。
ホエイパウダー2重量部、トータルミルクプロテイン1重量部、ソルビトール10重量部、水飴30重量部、クリームからバターオイルを製造する際に生じる水相成分の濃縮物(固形分38重量%、固形分中のリン脂質の含有量4.89重量%)7重量部、大豆油10重量部、および水28.992重量部を混合し、45℃に加熱し、イズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目15MPa、2段目10MPaの均質化圧力にて均質化を行い、水中油型乳化物(1)を調製した。この水中油型乳化物(1)に、高粘性アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液の粘度が800mPa・s)2重量部、菜種油10重量部、レモン果汁0.5重量部、カラギーナン0.5重量部を添加し、配合槽で混合し、水中油型乳化物(2)を調製した。これを掻取式熱交換器にて100℃で2分間加熱殺菌し、掻き取り式熱交換器にて45℃に冷却した。次いでイズミフードマシナリ製2段式ホモゲナイザーにて1段目20MPa、2段目0MPaの均質化圧力にて均質化後、ポリエチレン袋に密封し、5℃に冷却し、可塑性水中油型乳化組成物を得た。
また、得られた可塑性水中油型乳化組成物について、実施例1と同様に粒子径を測定したところ、油滴の体積基準のメディアン径は0.5μm、また体積基準の粒度分布は0.1μm以上1μm未満の粒子が100重量%、1μm以上の粒子が0重量%であった。
得られた可塑性水中油型乳化組成物の評価を下記表2に示した。評価方法は実施例1と同じである。
Claims (7)
- 水、油脂、リン脂質、乳蛋白質、カルシウム、ならびに、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩からなる群から選ばれた1種または2種以上を含有し、pHが2.5〜6であることを特徴とする可塑性水中油型乳化組成物。
- 上記リン脂質として、乳由来の固形分中のリン脂質の含有量が2重量%以上である食品素材を使用してなる請求項1記載の可塑性水中油型乳化組成物。
- 上記乳蛋白質を0.3〜10重量%含有する請求項1または2記載の可塑性水中油型乳化組成物。
- B型粘度計でpH7、25℃、30rpmの条件下で測定したとき、上記低粘性アルギン酸および/または上記低粘性アルギン酸塩の10重量%水溶液の粘度が1〜700mPa・sであり、上記中粘性アルギン酸および/または上記中粘性アルギン酸塩の1重量%水溶液の粘度が10〜100mPa・sである請求項1〜3のいずれかに記載の可塑性水中油型乳化組成物。
- 上記可塑性水中油型乳化組成物の油滴の体積基準のメディアン径が3μm以下である請求項1〜4のいずれかに記載の可塑性水中油型乳化組成物。
- 水、油脂、リン脂質、乳蛋白質、カルシウム、ならびに、低粘性アルギン酸、低粘性アルギン酸塩、中粘性アルギン酸および中粘性アルギン酸塩からなる群から選ばれた1種または2種以上を混合、乳化し、さらにpHを2.5〜6に調節した水中油型乳化物を作成した後、該乳化物を殺菌または滅菌し、さらに均質化処理を行い、冷却することを特徴とする可塑性水中油型乳化組成物の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の可塑性水中油型乳化組成物を用いた食品。
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